clothes

申请号 JP2014501812 申请日 2012-03-29 公开(公告)号 JP2014515063A 公开(公告)日 2014-06-26
申请人 トゥルボヴィヒ,イリトTURBOVICH,Irit; 发明人 トゥルボヴィヒ,イリト;
摘要 複数の表面を有する衣服をデザインする方法が提供される。 この方法は、複数の表面から、触覚刺激表面として機能する少なくとも1つの表面を選択するステップを含む。 本方法はさらに、触覚感覚器に触覚刺激を与えるように構成された、複数の表面の少なくとも大部分の質感と異なる、少なくとも1つの表面の質感を選択するステップを含む。
【選択図】図1
权利要求
  • 複数の表面を有する衣服をデザインする方法であって、前記方法が、
    前記複数の表面から、触覚刺激表面として機能する少なくとも1つの表面を選択するステップと、
    触覚感覚器に触覚刺激を与えるように構成された、前記複数の表面の少なくとも大部分の質感と異なる、前記少なくとも1つの表面の質感を選択するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  • 請求項1に記載の方法がさらに、表面の少なくとも前記大部分を製造するための第1の材料を選択するステップと、前記少なくとも1つの表面を製造するための前記第1の材料と異なる第2の材料を選択するステップとを含むことを特徴とする方法。
  • 請求項2に記載の方法において、前記第2の材料が、前記衣服全体を製造するのに適切でない材料であることを特徴とする方法。
  • 請求項1乃至3の何れか1項に記載の方法において、前記触覚刺激表面の前記質感が、前記衣服の意図された使用の観点で、表面の前記大部分の質感に適切でないことを特徴とする方法。
  • 請求項1乃至4の何れか1項に記載の方法がさらに、前記衣服の意図された使用の間、前記触覚刺激表面が前記触覚感覚器によって容易に到達可能となるように、表面の前記大部分に対して前記触覚刺激表面の位置を選択するステップを含むことを特徴とする方法。
  • 請求項5に記載の方法において、前記衣服が乳児用衣服であり、前記位置が、前記衣服を着た乳児の無意識の動きおよび反射により到達可能となるように選択されることを特徴とする方法。
  • 請求項5に記載の方法において、前記衣服が乳児を抱く使用者の衣服であり、前記位置が、前記乳児の無意識の動きおよび反射により到達可能となるように選択されることを特徴とする方法。
  • 請求項5に記載の方法において、前記触覚刺激表面が、意図された通りに着用されたとき、前記衣服の内側表面であり、前記位置が、外から見る人の注意を惹き付けない態様で前記衣服の着用者にとって到達可能であるように選択されることを特徴とする方法。
  • 請求項1乃至8の何れか1項に記載の方法において、前記少なくとも1つの表面が、繰返し取り外せるように前記複数の表面の少なくとも1つに取り付けられることを特徴とする方法。
  • 請求項9に記載の方法において、前記少なくとも1つの表面が2つ以上の触覚刺激表面を含み、そのうちの1つが前記複数の表面の少なくとも1つに前記使用者によって選択的に取り付けられることを特徴とする方法。
  • 請求項1乃至10の何れか1項に記載の方法がさらに、前記触覚刺激表面とにおいを一体化するためににおいを選択するステップを含むことを特徴とする方法。
  • 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の方法がさらに、前記触覚刺激表面と視覚刺激要素を一体化するために視覚刺激要素を選択するステップを含むことを特徴とする方法。
  • 請求項1乃至12の何れか1項に記載の方法によってデザインされることを特徴とする衣服。
  • 衣服と注記の組合せであって、
    前記衣服が、
    (a)複数の表面と、
    (b)前記複数の表面の少なくとも大部分の質感と異なる質感を有し、かつ触覚感覚器に触覚刺激を与えるように構成された触覚刺激表面と、
    を含み、
    前記注記が前記触覚刺激に関する情報を含むことを特徴とする組合せ。
  • 請求項14に記載の組合せにおいて、前記触覚刺激表面が前記複数の表面の少なくとも1つの材料と異なる材料から作製されることを特徴とする組合せ。
  • 請求項15に記載の組合せにおいて、前記触覚刺激表面の前記材料が、前記衣服全体を製造するには適切でない材料であることを特徴とする組合せ。
  • 請求項14乃至16の何れか1項に記載の組合せにおいて、前記触覚刺激表面の前記質感が、前記衣服の意図された使用の観点で、前記複数の表面の質感に適切でないことを特徴とする組合せ。
  • 請求項14乃至17の何れか1項に記載の組合せにおいて、前記複数の表面に対する前記触覚刺激表面の前記位置が、前記衣服の意図された使用の間、触覚感覚器によって容易に到達可能であることを特徴とする組合せ。
  • 請求項18の何れか1項に記載の組合せにおいて、前記衣服が乳児用衣服であり、前記位置が、前記衣服を着用する乳児の無意識の動きおよび反射によって容易に到達可能であることを特徴とする組合せ。
  • 請求項18の何れか1項に記載の組合せにおいて、前記触覚刺激表面が、意図された通りに着用されたとき、前記衣服の内側表面であり、前記位置が、外から見る人の注意を惹き付けない態様で前記衣服の着用者にとって容易に到達可能であることを特徴とする組合せ。
  • 請求項14乃至20の何れか1項に記載の組合せがさらに、前記触覚刺激表面を、前記複数の表面の少なくとも1つに取り外し可能に取り付けるための結合手段を含むことを特徴とする組合せ。
  • 請求項21に記載の組合せにおいて、前記結合手段が前記触覚刺激表面を繰返し着脱するように構成されることを特徴とする組合せ。
  • 請求項14乃至21の何れか1項に記載の組合せにおいて、前記衣服が、他の表面の質感と異なる質感をそれぞれが有する複数の触覚刺激表面を含み、前記触覚刺激が前記表面のそれぞれの間で異なることを特徴とする組合せ。
  • 請求項22乃至23の何れか1項に記載の組合せにおいて、前記衣服がさらに、前記複数の表面の少なくとも1つの上に、前記触覚刺激表面を上に取り付けることができる少なくとも1つの位置を示すためのマーキングを含み、ここで前記位置が、前記衣服の意図された使用の間、触覚感覚器によって容易に到達可能であることを特徴とする組合せ。
  • 請求項14乃至24の何れか1項に記載の組合せにおいて、前記注記が、前記衣服またはそのパッケージに取り付けられたラベル、前記衣服上の表示、の少なくとも1つの形態であることを特徴とする組合せ。
  • 請求項14乃至25の何れか1項に記載の組合せにおいて、前記触覚刺激表面ににおいがさらに提供されることを特徴とする組合せ。
  • 請求項14乃至26の何れか1項に記載の組合せにおいて、前記触覚刺激表面に視覚刺激要素がさらに提供されることを特徴とする組合せ。
  • キットおよび注記の組合せであって、
    前記キットが、触覚感覚器に触覚刺激を与えるための質感を有する少なくとも1つの触覚刺激要素と、前記接触刺激以外の意図された用途を有する物に前記要素を結合するための取付装置とを含み、
    前記注記が前記接触刺激に関する表示を含むことを特徴とする組合せ。
  • 請求項28に記載の組合せにおいて、前記キットが前記物を含むことを特徴とする組合せ。
  • 請求項29に記載の組合せにおいて、前記物が、前記刺激要素を取り付け可能な少なくとも1つの位置を示すマーキングをその上に有し、前記位置が前記物の意図された使用の間、触覚感覚器によって容易に到達可能であることを特徴とする組合せ。
  • 請求項28乃至30の何れか1項に記載の組合せにおいて、前記キットが互いに異なる質感を有する複数の触覚刺激要素を含むことを特徴とする組合せ。
  • 請求項28乃至31の何れか1項に記載の組合せにおいて、前記物が衣服であり、前記触覚刺激表面の材料が衣服を製造するのに適切でない材料であることを特徴とする組合せ。
  • 請求項28乃至32の何れか1項に記載の組合せにおいて、前記触覚刺激要素の前記質感が、前記衣服の意図された使用の観点で、前記衣服の質感に適切でないことを特徴とする組合せ。
  • 請求項28乃至33の何れか1項に記載の組合せにおいて、前記取付装置が、前記触覚刺激要素を前記物に取り外し可能に取り付けるように構成されることを特徴とする組合せ。
  • 請求項30に記載の組合せにおいて、前記取付装置が、前記触覚刺激要素を繰り返し着脱するように構成されることを特徴とする組合せ。
  • 請求項28乃至35の何れか1項に記載の組合せにおいて、前記注記が、前記衣服またはそのパッケージに取り付けられたラベル、前記衣服上の表示、の少なくとも1つの形態であることを特徴とする組合せ。
  • 請求項28乃至36の何れか1項に記載の組合せにおいて、前記触覚刺激要素ににおいがさらに提供されることを特徴とする組合せ。
  • 請求項28乃至37の何れか1項に記載の組合せにおいて、前記触覚刺激要素に視覚刺激要素がさらに提供されることを特徴とする組合せ。
  • 衣服の少なくとも一部を構成する第1の表面と、前記第1の表面の質感と異なる質感を有する少なくとも1つの第2の表面とを含む衣服であって、前記第2の表面が前記第1の表面に結合され、かつ触覚感覚器に触覚刺激を与えるように構成され、前記第2の表面の前記質感が、前記衣服の意図された使用の観点で前記衣服の質感に適切でないことを特徴とする衣服。
  • 請求項39に記載の衣服において、前記衣服が乳児用衣服であり、前記第2の表面が、前記衣服を着用している乳児の無意識の動きおよび反射によって容易に到達可能な前記第1の表面上の位置において前記第1の表面に結合されることを特徴とする衣服。
  • 請求項39に記載の衣服において、前記第2の表面が、意図された通りに着用されたとき、前記衣服の内側表面であり、前記第2の表面が、外から見る人の注意を惹き付けない態様で前記衣服の着用者にとって到達可能である前記第1の表面上の位置で前記第1の表面に結合されることを特徴とする衣服。
  • 請求項39に記載の衣服において、前記第2の表面が少なくとも3つの表面を含むことを特徴とする衣服。
  • 说明书全文

    本発明は概して、感覚刺激人工物に関し、詳細には触覚刺激を刺激する衣服に関する。

    乳児、幼児、および成人にさえも触覚刺激を与える多くの物品が知られている。 これら物品の目的は通常、子供の感覚の発達、神経性疾患の治療、および緊張した神経の弛緩を対象とする。

    時間とともに、感覚刺激の重要性に関する親の簡潔さが、以前よりも絶えず上昇しているように見える。 ゆえに、視覚刺激用の絵、本、玩具およびモビール、聴覚刺激用の音楽および音響玩具、ならびに触覚刺激を与えるための異なる形状および質感を有する玩具など、多様な刺激製品が入手可能である。

    生後数週間の乳児に関して言えば、視覚的および聴覚的な刺激のためのほとんどの手段は、それらの目的を満たしているように見える。 乳児は、目を通してその形態または形状の視覚的な入を得るために、またはを使用してその音楽の演奏の聴覚的な入力を得るために、仰向けに寝て真上で動くモビールを眺めてさえいればよい。

    しかしながら触覚刺激に関して言えば、刺激物と生後数週間の乳児の肌(触覚感覚器)との間の直接的な接触が求められる。 従って乳児に世話人の開始と関与(接触にふさわしい姿勢で乳児を抱くもしくはその手を握ること、または乳児の肌を接触的に刺激して触ること)が与えられるときでない限り、そのような刺激を得るために乳児からの開始と行動、すなわち、主に手または口による探究的な理由のため手(または口)が所望の物体に伸び、それを掴んで操作すること、が求められる。

    実際に、世話人によって開始される触覚刺激のほかは、乳児の接触的な経験は、適切な物体と出会う可能性がかなり制限されている。 しかし、多くの親および世話人が知っているように、最も献身的な世話人でさえ、他の日常的な仕事(運転、他の家族の世話、家事、趣味等)に同じように取り組んでいる、すなわち、触覚刺激の頻度および質および多様性の重要性に気付いていない可能性がある。 他方、新生児が自分から触覚刺激玩具に手を伸ばすこと、およびこのような刺激に興味を示すことは当分の間期待できない。

    本明細書および請求項において、以降で言及する用語「衣服」は、乳児、子供、成人、ヒト以外の動物または植物を含む使用者によって着用されることを意図されるいかなる衣服をも意味し、この衣服は、シャツ、パンツ、ドレス、スカート、オーバーオール、コート、ジャケット、スウェットシャツ、セーター、またはベルト、ネクタイなどあらゆる衣料付属品を含むがこれらに限定されないいかなる衣料品であってもよい。

    ここに開示される主題は、複数の表面を有する衣服をデザインするための方法を提供し、この方法は、前記複数の表面から、触覚刺激表面として機能する少なくとも1つの表面を選択するステップと、触覚感覚器に触覚刺激を与えるように構成された、複数の表面の少なくとも大部分の表面と異なる、少なくとも1つの表面の質感を選択するステップとを含む。

    方法はさらに、表面の少なくとも大部分を製造するための第1の材料を選択するステップと、少なくとも1つの表面を製造するための第1の材料と異なる第2の材料を選択するステップとを含むことができる。

    第2の材料は、衣服全体を製造するのに適切でない材料であることができる。 触覚刺激表面の質感は、衣服の意図された使用の観点で、表面の大部分の質感として適切でないものであることができる。

    方法はさらに、衣服の意図された使用の間、触覚刺激表面が触覚感覚器によって容易に到達可能となるように、表面の大部分に対して触覚刺激表面の位置を選択するステップを含むことができる。 また、衣服が乳児用衣服の場合、衣服を着た乳児の無意識の動きおよび反射により到達可能となるように位置を選択することができる。 衣服が乳児を抱く使用者の衣服である場合、乳児の無意識の動きおよび反射により到達可能となるように位置を選択することができる。

    触覚刺激表面は、意図された通りに着用されたとき、衣服の内側表面であることができ、その位置は、外から見る人の注意を惹き付けない態様で衣服の着用者にとって到達可能であるように選択される。
    少なくとも1つの表面は、繰返し取り外せるように前記複数の表面の少なくとも1つに取り付けることができる。

    少なくとも1つの表面は2つ以上の触覚刺激表面を含み、そのうちの1つが前記複数の表面の少なくとも1つに使用者によって選択的に取り付けられる。

    ここに開示される主題の別の態様によれば、衣服と注記の組合せが提供され、ここで衣服は、
    (a)複数の表面と、
    (b)複数の表面の少なくとも大部分の質感と異なる質感を有し、かつ触覚感覚器に触覚刺激を与えるように構成された触覚刺激表面と、
    を含む。

    注記は触覚刺激に関する情報を含む。

    触覚刺激表面は複数の表面の少なくとも1つの材料と異なる材料から作製可能である。

    触覚刺激表面の材料は、衣服全体を製造するには適切でない材料であることができる。

    触覚刺激表面の質感は、衣服の意図された使用の観点で、複数の表面の質感に適切でないものであることができる。

    組合せはさらに、触覚刺激表面を、複数の表面の少なくとも1つに取り外し可能に取り付けるための結合手段を含むことができる。 結合手段は触覚刺激表面を繰返し着脱するように構成される。 衣服は、他の表面の質感と異なる質感をそれぞれが有する複数の触覚刺激表面を含み、ここで触覚刺激は各表面間で異なる。

    衣服はさらに、複数の表面の少なくとも1つの上に、触覚刺激表面を上に取り付けることができる少なくとも1つの位置を示すためのマーキングを含み、ここでその位置は、衣服の意図された使用の間、触覚感覚器によって容易に到達可能である。

    注記は、衣服またはそのパッケージに取り付けられたラベル、衣服上の表示、の少なくとも1つの形態である。 ここで開示される主題の別の態様によれば、キットと注記の組合せが提供され、ここでキットは、触覚感覚器に触覚刺激を与える質感を有する少なくとも1つの触覚刺激要素と、接触刺激以外の意図された用途を有する物に要素を結合するための取付装置とを含み、注記は接触刺激に関する表示を含む。

    キットは物を含む。 物は、刺激要素を取り付け可能な少なくとも1つの位置を示すマーキングをその上に含むことができ、この位置は物の意図された使用の間、触覚感覚器によって容易に到達可能である。 キットは互いに異なる質感を有する複数の触覚刺激要素を含むことができる。

    物は衣服であることができ、触覚刺激表面の材料は衣服を製造するのに適切でない材料である。

    取付装置は触覚刺激要素を物に取り外し可能に取り付けるように構成することができる。 また、触覚刺激要素を繰り返し着脱するように構成することができる。

    注記は、衣服またはそのパッケージに取り付けられたラベル、衣服上の表示、の少なくとも1つの形態である。

    ここに開示される主題の別の態様によれば、衣服の少なくとも一部を構成する第1の表面と、第1の表面と異なる質感を有する少なくとも1つの第2の表面とを含む衣服が提供され、第2の表面は第1の表面に結合され、かつ触覚感覚器に触覚刺激を与えるように構成され、ここで第2の表面の質感は、衣服の意図された使用の観点で衣服の質感に適切でない。

    衣服は乳児用衣服であることができ、第2の表面は、衣服を着用している乳児の無意識の動きおよび反射によって容易に到達可能な第1の表面上の位置において第1の表面に結合される。

    第2の表面は、意図された通りに着用されたとき、衣服の内側表面であり、第2の表面は、外から見る人の注意を惹き付けない態様で衣服の着用者にとって到達可能である第1の表面上の位置で第1の表面に結合される。 第2の表面は少なくとも3つの表面を含む。

    本開示を理解するため、およびそれが実際にどのように実行され得るかを理解するため、非限定的な例のみによって、添付の図面を参照して、実施形態を次に記載する。

    図1は、ここに開示される主題の例に従う、触覚刺激表面が取り付けられた乳児用衣服の前面図である。

    図2は、触覚刺激を与える質感をそれぞれが有する複数の表面の上面図である。

    図3は、ここに開示される主題の別の例に従う、触覚刺激表面が取り付けられた乳児用衣服の前面図である。

    図4は、ここに開示される主題の別の例に従う、触覚刺激表面が取り付けられた衣服を着用しながら子供を抱く母親の前面図である。

    図5は、ここに開示される主題の別の例に従う、触覚刺激表面が取り付けられた物の前面図である。

    図1は乳児用衣服10を示し、ここでそれは、袖表面12、襟表面14、脚表面16および足カバー表面16aなどの複数の表面を有する乳児用オーバーオールとして示される。 衣服10の表面の少なくとも1つには質感20が備えられ、質感20は触覚刺激を触覚感覚器、例えば衣服を着た乳児の指に与えるよう意図されている。 触覚刺激性質感が備えられた1つまたは複数の表面は触覚刺激表面22として機能し、衣服の他の表面に対してある位置で衣服に位置付けることができ、衣服を着た乳児が自分の触覚感覚器の1つでそれに到達することを可能にする。

    例によれば、衣服10は複数の触覚刺激表面22を含み、触覚刺激表面22は、これら表面が衣服を着ている乳児の無意識の動きおよび反射によって到達可能であるように衣服に配置される。 例えば触覚刺激表面22は、乳児の手で、その無意識の動きにおいてさえ到達可能である前腕部または手首を覆う衣服の表面、または腹部を覆う表面などの周りに配置することができる。 触覚刺激表面22は、乳児の意識的なまたは無意識の動きにおいて、顎または頬の肌が近づいて触れることができるように、衣服の襟の内側または外側において、襟に配置されてもよく、または襟を構成することができる。 さらに触覚刺激表面は、乳児が唇、舌、もしくは歯で、または例えば障害のある乳児の場合、その足、つま先によって、それに到達することを可能にするような方法で位置付けることができる。

    容易に乳児が到達可能な触覚刺激表面は、触覚を発達するように指定された刺激性質感を有する既知のおよび供給されている乳児用玩具と類似の方法で、乳児がこれら表面に触れることを可能にし、それによって、乳児の触覚の発達を補助するように備え付けられる。 しかしながら、この乳児用衣服に結合されている表面は、乳児が身体部位を遠くまで近づけることも手で玩具を掴むこともなくいつでも乳児が容易に到達可能な触覚刺激を付与する。 さらに注目すべきは、触覚刺激表面を、無意識的な動きによってそれに身体部位が近づくことを可能にするような方法で衣服に位置付けることによって、この衣服を着ている乳児が、たとえその運動能力が意識的な動きでこれら表面に身体部位を近づけるのにもこれら表面を掴むのにもまだ十分に発達していなくても、触覚刺激から恩恵を受けることができることである。

    一例によれば、触覚刺激表面は、触覚刺激表面に到達できるように取り外し可能な材料層で部分的または完全に覆われる。 このようにして、乳児の世話をする母親は、刺激性表面に触れることを乳児に促すように刺激性表面を露わにする時を選択することができる。 さらにこのカバーを利用して、真下の刺激性表面に到達するようにカバーを取り外すことを乳児に促し、それによって乳児の優れた運動能力を開発することができる。 さらに、異なる種類のカバーを使用することができ、このカバーは異なる種類の触覚刺激を与える。 例えば、使用者がカバーに触れると、真下の質感を感じることができ、ひいては刺激が形成される。 しかしながら、使用者はカバーの真下の触覚刺激表面に身体部位を近づけ、直接質感に触れ、それによって刺激可能性を高めることを選択することができる。

    図2は、乳児用衣服などの衣服に一体化できるいくつかの触覚刺激表面25a、25b、25c、および25dを示し、それぞれは他の表面の質感および/または材料と異なる質感および/または材料を含んでいる。 例えば、表面25aはプラスチック、ゴム等から作製可能な複数の硬質要素26aを含む。 他方、表面25bは表面から突出する複数の畝26bを含む。 畝の幅、それらの長さおよびそれらの間の間隔は変えることができ、それにより異なる質感を構成する。 畝はプラスチック材料から作製可能であり、またはその表面と同じ材料から作製可能である。 表面25cは、豆の袋など、2つの材料部分27aおよび27bの間に含有される硬質要素を含む。 表面25dは複数の膨張性要素26dを含み、それらは使用者が押圧することができる。 さらに、触覚刺激表面全体は、「リラックスボール」または「ソープボール」等と同様、可撓性のものであることができる。

    表面は、その周辺部分に触れたときに感知できるような幾何学的形状であってもよいことが認識される。 このように、衣服には、周辺幾何学的形状をそれぞれが有する数個の刺激表面を備えることができ、周辺幾何学的形状は使用者が触れることによって検出可能であり、それにより使用者に形状認識訓練を提供する。

    触覚刺激表面は、プラスチック、ゴム、木材等など、衣服全体を製造するのに適さない材料から作製可能であることが認識される。 さらに、触覚刺激表面の質感は、衣服の意図された使用の観点で衣服の他の表面の質感に適さないようなものであってもよく、例えば、質感は衣服の材料の一箇所のその複数の折り目であることができ、触覚刺激表面を構成する。

    表面の材料は、ビロード、サンドペーパ、ウール、ゴム、フェルト、絹、セロハンまたはセロハン状材料、紐、異質レザー、異質ファー、スエード、フリース、ナイロン、ポリエステル、プラスチック、レース、異質金属、異質木材、および他の異質の天然または人工材料を含むがそれらに限定されないどんな材料であってもよいことがさらに認識される。

    図3は、衣服の腹部を覆う部分に取り付けられた、触覚刺激表面32を有する乳児用衣服30を示す。 この例によれば、触覚刺激表面32は衣服から分離した要素であり、結合手段34によって衣服に結合されるように構成される。 結合手段は、触覚刺激表面32を衣服30の表面に取外し可能に取り付けるように構成可能であり、例えば接着材料であることができる。 一例によれば、結合手段34は、ベルクロストリップテープ、磁石、ボタン、フック、留め金、ジッパー、紐、リング、チェーン等など、触覚刺激表面を繰り返し着脱できるようなものであってよい。 このようにして、衣服の使用者は、この例では母親または乳児の世話をする人は、触覚刺激表面32を衣服30に取り付けるか否かを選択することができる。 このようにして、触覚刺激表面32は、例えば乳児を寝かせる時、または衣服を洗う時、衣服30から取り外すことができ、その後、乳児が触覚刺激表面を楽しむことができるように衣服30に付け戻すことができることが認識される。 さらに、このようにして、触覚刺激表面32を取り外して別々に洗うことができる。 さらに、衣服には、触覚刺激表面32の質感と異なる質感37を有し、かつ異なる触覚刺激を与えるように構成された別の触覚刺激表面36を備え付けることができる。 同じく、衣服30には、ある特定の触覚刺激感覚を与えるように構成された異なる質感をそれぞれが有する様々な触覚刺激表面32を備え付けることができる。

    ある例によれば、取り外し可能に取り付けられた触覚刺激表面は、乳児が表面を引っ張ることができるような方法で、例えば乳児が表面を口により近くに持っていくこと、またはそれを全ての面から調べることを可能にするばねによって、衣服に取り付けられる。 さらに、このようにして、刺激表面はその2つ以上の面に質感を含むことができ、その結果、表面は反転させることができ、使用者は全ての面の質感に触れることができる。

    さらに結合手段は、表面を取り付けること、または取り外すことが乳児に運動能力の訓練を提供するようなものであることができる。 これは例えば結合手段がばねなどによって抵抗を取り外し作業に課す場合に実現可能である。

    結合手段は、使用者がその所望の位置を選択できるように、触覚刺激表面32を衣服30のあらゆる表面に結合することを可能にするようなものであってもよいことが認識される。 そのような結合手段は、例えば、粘着剤、安全ピン、ピン止め等であることができる。 このようにして、使用者は触覚刺激表面32を、乳児が最も頻繁に触れる、または乳児にとって到達しやすい位置において衣服30に結合することができる。

    代わりの例によれば、衣服30には、触覚刺激表面32を結合できるいくつかの位置を設けることができる。 そのような位置はそれぞれ、触覚刺激表面32を取り付けるための結合要素を含むことができる。 例えば、スコッチテープの片面を衣服に所定の位置に取り付けることができ、触覚刺激表面32にスコッチテープの対応する側を備え付けることができる。 使用者はこれら位置のどれに触覚刺激表面32を取り付けるかを選択することができる。

    あるいは、衣服は、触覚刺激表面をそこに取り付けることを推奨されるマーキング指示位置を含むことができる。 これら位置は、衣服デザイナーによって、例えば乳児によって最も頻繁に触れられる領域を示す統計に従って選択可能である。 触覚刺激表面32を取り付けるのに望ましい位置を決定することは、使用者の年齢およびその運動能力および発達のレベルに従って実行できることが認識される。 例えば、衣服は子供服であってもよく、その位置は、子供が一日の間に、例えば床に座り遊ぶ間に触覚刺激表面32に自然に到達して触れることができるように選択可能である。

    上で言及したように、衣服が乳児用衣服のとき、特に運動能力が未発達である生後数週間の乳児のときのどの例においても、衣服上の表面の位置は、無意識の動きによって表面に身体部位が近づくことを可能にするように選択される。 繰り返される無意識の動きを観察することによっておよび予想可能な動きによって決定されるこれら位置。

    例えば、一方の手の指の先は、反対側の手、または反対側の手を覆う袖および胴、大腿上部(「パンツポケット」)に伸びる可能性があり、それらはまた、他の領域と同様、指の後側によって頻繁に触れられる。 同様に、口および頬は、襟またはフードの縁、手の後側、および手首から肘までの袖をしばしば擦るまたは「味見」する。 より成長した乳児(生後約5〜6か月)の手に関して、首、大腿、膝、足ばかりでなく下腹部にしばしば手が伸びるように、自発的に他の体の領域に触れることもできる。

    別の例によれば、衣服は、図1に示される切断したグローブ15など、触覚刺激表面を上に有する手袋または切断したグローブであることができる。

    ある例によれば、触覚刺激表面には、例えば衣服の色と異なる色を表面に提供することによって、視覚など別の感覚的な刺激を提供することができる。 同様に表面は、ある特定のにおいと関連付けることができ、またはカサカサと音を立てる表面またはすずなどの雑音を起こす手段を設けることができる。 さらに、表面は、材料によって形成されるような(革)、または表面に加えられるような(例えば香料)、ある特定のにおいと関連付けることができる。

    例えば、触覚刺激表面は、質感を備えた鏡など、反射性表面であることができる。 あるいは表面に、使用者が表面に触れるのに応答して作動するように構成可能である1つまたは複数のLEDまたは他の発光素子を備えることができる。

    ある例によれば、触覚刺激表面は、それぞれが指定された質感を有する様々な触覚刺激表面を有し得る、または表面を選択的に取り付けることができる衣服をさらに含み得るキットの一部であることができる。 キットは、におい、雑音および視覚的な刺激など、他の感覚刺激性製品を含むことができる。

    衣服および触覚刺激表面に、触覚刺激に関する情報を含む注記を備え付けることができることが認識される。 例えば、注記は、表面の質感に関する情報を提供することができる。 質感は、粗さ対平滑さ、硬さ対柔らかさ、ならびに鋭さ、粘着性、スリップ性、粒状性、油性等など、異なるレベルおよび異なるスケールで特徴づけることができる。 注記を使用して、特に衣服にそれぞれ指定された質感を有するいくつかの取外し可能な表面が備えられている時、使用者を、所望の接触表面を決定する際に助けることができる。

    注記は、本、CD、DVD、関連ウェブサイトへのリンク、人間による案内講座等などの案内手段であってもよく、それらは、指示、助言、および選択したしつけの経験に基づく情報または理論などの充実した発行物を含み得る。

    ここに開示される主題は、複数の表面を有する衣服をデザインする方法にも言及する。 デザイナーまたは製造者によって実行可能なその方法は、触覚刺激表面として機能し得る衣服の複数の表面から少なくとも1つの表面を選択するステップを含む。 さらに方法は、触覚感覚器に触覚刺激を与えるように構成された触覚刺激表面の質感を選択するステップを含む。 質感は例えば上に記載した質感の1つであることができる。 さらに方法は、触覚刺激表面を製造するために、衣服の材料と異なる材料を選択するステップを含むことができ、また、衣服を着た使用者の無意識の動きによって接近されることができるように表面の位置を決定するステップも含むことができる。

    図4は幼児42を抱き、かつ触覚刺激表面46を有する衣服45を着た母親40を示す。 示される例によれば、衣服45はシャツであり、触覚刺激表面46は衣服の肩を覆う部分に結合されている。 このようにして、子供42は母親40に抱かれている間、触覚刺激表面46に到達して触れることができる。 触覚刺激表面46は子供が容易に到達するように母親のシャツの任意の位置に取り付け可能であることが認識される。 別の例によれば、子供の世話をする人によって着用されるこの衣服は通常の衣服ではなく、むしろ乳児の世話をし、かつ乳児に触覚刺激および他の刺激を与える目的で着用されることを意図された特別の衣料品である。 これは例えば、複数の刺激性表面および他の刺激性付属品を含むエプロンであってもよい。 図3の衣服30に関して上に記載したように、触覚刺激表面46に、衣服の任意の所望の位置にそれを取り外し可能に取り付けることを可能にする結合手段を備えることができる。 このようにして、触覚刺激表面46は、母親が子供の年齢および運動能力に従って、および子供を抱く位置に従って子供にとって最も到達しやすいと考える任意の位置に取り付け可能である。 例えば、母親に抱き寄せられる赤ん坊の場合、触覚刺激表面46は、母親に抱き寄せられる乳児がその手または頬で表面46に触れることができるように、シャツの胸を覆う部分に結合可能である。 表面46は所望の質感に従って選択可能であることがさらに認識され、例えばある使用者はある特定の時間にビロード質感を好む一方、違う時間には硬い要素を好むかもしれず、また二番目の使用者は第三の質感を好むかもしれない。

    別の例によれば、触覚刺激表面を備えた衣服は子供または成人に提供される。 この例によれば、衣服は、シャツパンツ、スカート、コート等など、通常の衣服であってもよい。 しかしながら触覚刺激表面は、衣服の使用者が容易に到達できるような方法で提供される。 触覚刺激表面の位置は、外から見る人の注意を惹かない態様で使用者が表面に触れることができるように、意図された通りに着用された場合、衣服の内側表面にあることができる。 例えば、触覚刺激表面はパンツのポケットの内側にあることができ、その結果、パンツを着用している子供または成人が手をポケットの中に置き、手で表面に到達することができる。 あるいは触覚刺激表面は大腿部および膝領域に配置可能である。 これら領域周辺に位置付けられるとき、机の隣に座っている間、質感を感じることができる。 従って使用者は、外から見る人の注意を惹くことなく、表面から恩恵を受け、かつ必要な触覚刺激を得ることができる。

    衣服は、例えば触覚を発達させる目的で、すなわち強化物として、ヒトでない動物が着用するようなものであってもよく、または例えば世話人に抱かれる動物の触覚を発達させる目的で動物世話人が着用するものであってもよいことが認識される。 同様に、衣服は、植物、特に触覚を持つと知られている植物による「警告」であるように構成されたものであってもよい。

    図5は、触覚刺激要素52が取り付けられたコンピュータマウス50aおよびコーヒーマグカップ50bなどの物を示す。 要素は接着材料、磁石等などの結合手段によって取り付け可能であり、触覚刺激要素は、1つまたは複数のそのような要素とそれを物に結合するための結合手段とを有するキットとして提供することができる。 要素は、コーヒーマグカップなどの特定の物に取り付けられるように構成可能であり、または一群の物のうちの1つに取り付けられるように構成可能である。 さらに、キット中の様々な触覚刺激要素は、それぞれ異なる質感を有することができ、ゆえに、それによって使用者は例えば個人の好みに従って所望の要素を選択することが可能になる。

    キットは、触覚刺激要素が取り付けられた物を含むことができることがさらに認識される。 物は例えば、マグカップ、携帯電話カバー、衣服等であることができる。 使用者に異なる要素の目的を示すために、要素に触覚を刺激するための質感が備えられていることを示す注記をキットに備えることができることが留意される。

    ここに開示された主題に関連する当業者であれば、変更すべきところは変更して、本発明の範囲から逸脱することなく、多数の変更、変形および修正が行われてもよいことを容易に認識するであろう。

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