電源アセンブリ、非燃焼型香味吸引器、及び非燃焼型香味吸引システム

申请号 JP2015085879 申请日 2015-12-22 公开(公告)号 JPWO2017109868A1 公开(公告)日 2018-09-13
申请人 日本たばこ産業株式会社; 发明人 竹内 学; 中野 拓磨; 山田 学;
摘要 非燃焼型 香味 吸引器は、燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化部を含む霧化アセンブリと、前記霧化部に電 力 を供給するための電源を含む電源アセンブリと、を備える。電源アセンブリは、霧化部と電気的に接続するための一対の電極と、電源と電気的に接続される第1電極及び第2電極と、を有する。第1電極と第2電極の少なくとも一方は、前記電源を充電するための充電器と電気的に接続可能な電極である。充電器が電源を充電する際に第1電極又は第2電極を介して流れる電流の向きとは逆向きの電流である所定電流を検知する制御回路が設けられている。
权利要求

燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化部を含む霧化アセンブリと、 前記霧化部に電を供給するための電源を含む電源アセンブリと、を備え、 前記電源アセンブリは、前記霧化部と電気的に接続するための一対の電極と、前記電源と電気的に接続される第1電極及び第2電極と、を有し、 前記第1電極と前記第2電極の少なくとも一方は、前記電源を充電するための充電器と電気的に接続可能な電極であり、 前記充電器が前記電源を充電する際に前記第1電極又は前記第2電極を介して流れる電流の向きとは逆向きの電流である所定電流を検知する制御回路が設けられている、非燃焼型香味吸引器。前記制御回路に供給される前記所定電流は前記電源から生じる、請求項1に記載の非燃焼型香味吸引器。前記電源アセンブリは、前記電源を収容し、前記一対の電極である第1電極対を有する第1筐体を有し、 前記霧化アセンブリは、前記第1筐体と着脱可能であり、前記霧化部を収容し、第2電極対を有する第2筐体を有し、 前記第1電極対と前記第2電極対とが接触した際に、前記第1電極対と第2電極対とが電気的に接続される請求項1又は2に記載の非燃焼型香味吸引器。前記第1筐体及び第2筐体の少なくとも一方が、前記第1筐体と前記第2筐体とを係合するための係合手段を具備している請求項3に記載の非燃焼型香味吸引器。前記第1電極対と第2電極対とが電気的に接続された状態において、前記第1電極と前記第2電極とは、前記非燃焼型香味吸引器の構成要素とは異なる外部要素によって導通可能な位置に配される請求項3または4に記載の非燃焼型香味吸引器。前記第1電極対と前記第2電極対とが電気的に接続された状態において、前記第1電極と前記第2電極とは、前記第1筐体の表面に露出している請求項3〜5のいずれか1項に記載の非燃焼型香味吸引器。前記第1電極対と前記第2電極対とが電気的に接続された状態において、前記第1電極対は、前記非燃焼型香味吸引器の構成要素とは異なる外部要素による前記第1電極対間の導通を許容しない位置に配置されている請求項3〜5のいずれか1項に記載の非燃焼型香味吸引器。前記第1電極対と前記第2電極対とが電気的に接続された状態において、前記第1電極対のうちの少なくとも一方の電極は、前記非燃焼型香味吸引器の表面に露出していない請求項7に記載の非燃焼型香味吸引器。前記第1電極と前記第2電極の露出部は、前記第1筐体において互いに異なる方向を向いた面上に配置されている請求項6に記載の非燃焼型香味吸引器。前記第1電極の露出部と前記第2電極の露出部は、前記第1筐体において同一の方向を向いた面に配置されており、前記第1電極の露出部の端面と前記第2電極の露出部の端面との間に段差が付けられている、請求項6に記載の非燃焼型香味吸引器。前記第1電極と前記第2電極の両方が、前記電源を充電するための充電器と電気的に接続可能な電極であり、 前記第1電極及び第2電極を介して前記充電器から前記電源への充電が行われる請求項1〜10のいずれか1項に記載の非燃焼型香味吸引器。前記制御回路は、前記所定電流を検知する検知部と、前記充電器によって前記電源を充電する際に、前記検知部に充電電流が流れ込むことを抑制する整流素子と、を有する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の非燃焼型香味吸引器。前記整流素子はアノード及びカソードを具備しており、 前記アノードは前記検知部に電気接続されており、 前記カソードは、前記第1電極及び前記第2電極のうち、前記充電器による充電時に陽極となる電極と電気接続される請求項12に記載の非燃焼型香味吸引器。前記第1電極と前記第2電極の一方を介して前記充電器から前記電源への充電が行われる請求項1〜10のいずれか1項に記載の非燃焼型香味吸引器。前記電源アセンブリは、前記第1電極と前記第2電極とは異なる第3電極を具備し、 前記第3電極と、前記第1電極及び前記第2電極の一方のみと、を介して前記充電器から前記電源への充電電流が供給される請求項1〜10のいずれか1項に記載の非燃焼型香味吸引器。前記第1電極と前記第2電極のうち、前記充電器から前記電源に供給される充電電流の供給に寄与しない電極は、 前記充電器と物理的に接触しない位置に設けられているか、 前記充電器との電気的な接続を阻害するインシュレータを介して前記充電器と物理的に接触しているか、 前記充電器と電気的な接続をしており、且つ、前記充電器から前記電源への充電電流の供給に寄与しない電極であるか、 のいずれかである請求項15に記載の非燃焼型香味吸引器。前記制御回路は前記電源から前記霧化部への電力を制御する請求項1〜16のいずれか1項に記載の非燃焼型香味吸引器。前記制御回路が検知した前記所定電流の期間の長さに応じて、前記制御部が所定制御を行う、請求項17に記載の非燃焼型香味吸引器。前記制御回路が前記所定電流を所定期間内に複数回検知したときに、前記制御回路が所定制御を行う、請求項17又は18に記載の非燃焼型香味吸引器。前記制御回路が前記所定電流を連続的に所定時間以上検知したときには、前記制御回路は前記所定制御を中止する、請求項18又は19に記載の非燃焼型香味吸引器。前記制御回路が前記非燃焼型香味吸引器の構成要素とは異なる外部要素によって発生した前記所定電流を検知した際に、前記制御回路は前記外部要素の電気抵抗値の大きさに基づいて所定制御を行う、請求項17〜20のいずれか1項に記載の非燃焼型香味吸引器。前記制御回路は前記電源の充電が行われているか否かを検知し、 前記電源の充電を検知したとき、前記制御回路は、前記所定電流の検出結果にかかわらず所定制御を行わない、請求項17から21のいずれか1項に記載の非燃焼型香味吸引器。請求項1〜22のいずれか1項に記載の非燃焼型香味吸引器と、前記非燃焼型香味吸引器と着脱可能であり、前記非燃焼型香味吸引器に充電電流を供給可能な充電器とを具備する非燃焼型香味吸引システム。前記充電器は前記充電器と前記非燃焼型香味吸引器とを電気的に接続するための第3電極対を有し、 前記充電器と前記非燃焼型香味吸引器とが装着された際に前記第3電極対は、前記第1電極及び第2電極にそれぞれ電気的に接続し、 前記第3電極対を構成する電極同士が導通することにより前記所定電流を前記制御回路に供給する請求項23に記載の非燃焼型香味吸引システム。前記第3電極対を構成する電極同士の状態を、導通状態と非導通状態とに切り替え可能な切り替え手段を前記充電器が具備する請求項24に記載の非燃焼型香味吸引システム。燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化部に電力を供給するための電源を備え、 前記霧化部と電気的に接続するための一対の電極と、前記電源と電気的に接続される第1電極及び第2電極とを有し、 前記第1電極と前記第2電極の少なくとも一方は、前記電源を充電するための充電器と電気的に接続可能な電極であり、 前記充電器が前記電源を充電する際に、前記第1電極又は前記第2電極を介して流れる電流の向きとは逆向きの電流である所定電流を検知する制御部を有する、電源アセンブリ。

说明书全文

本発明は、燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化部に電を供給するための電源を備えた電源アセンブリと、当該電源アセンブリを備えた非燃焼型香味吸引器と、当該非燃焼型香味吸引器を備えた非燃焼型香味吸引システムに関する。

シガレットに代わり、たばこ等の香味源を燃焼させることなく、香味を味わう非燃焼型香味吸引器(電気式喫煙物品)が提案されている。特許文献1は、エアロゾル生成源を有する電気式喫煙物品を開示している。この電気式喫煙物品は、液体を貯蔵する液体貯蔵部と、液体貯蔵部から送られた液体を気化するためのヒータと、ヒータへ電力を供給する電源と、を有する。特許文献1は、ユーザ認証技術を適用することによって、非正規ユーザによる電気式喫煙物品の使用を回避する技術を開示している。

国際公開第2014/150704号

第1の特徴は、非燃焼型香味吸引器であって、燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化部を含む霧化アセンブリと、前記霧化部に電力を供給するための電源を含む電源アセンブリと、を備え、前記電源アセンブリは、前記霧化部と電気的に接続するための一対の電極と、前記電源と電気的に接続される第1電極及び第2電極と、を有し、前記第1電極と前記第2電極の少なくとも一方は、前記電源を充電するための充電器と電気的に接続可能な電極であり、前記充電器が前記電源を充電する際に前記第1電極又は前記第2電極を介して流れる電流の向きとは逆向きの電流である所定電流を検知する制御回路が設けられていることを要旨とする。

第2の特徴は、第1の特徴において、前記制御回路に供給される前記所定電流は前記電源から生じることを要旨とする。

第3の特徴は、第1の特徴又は第2の特徴において、前記電源アセンブリは、前記電源を収容し、前記一対の電極である第1電極対を有する第1筐体を有し、前記霧化アセンブリは、前記第1筐体と着脱可能であり、前記霧化部を収容し、第2電極対を有する第2筐体を有し、前記第1電極対と前記第2電極対とが接触した際に、前記第1電極対と第2電極対とが電気的に接続されることを要旨とする。

第4の特徴は、第3の特徴において、前記第1筐体及び第2筐体の少なくとも一方が、前記第1筐体と前記第2筐体とを係合するための係合手段を具備していることを要旨とする。

第5の特徴は、第3の特徴又は請求項4の特徴において、前記第1電極対と第2電極対とが電気的に接続された状態において、前記第1電極と前記第2電極とは、前記非燃焼型香味吸引器の構成要素とは異なる外部要素によって導通可能な位置に配されることを要旨とする。

第6の特徴は、第3の特徴から第5の特徴のいずれかにおいて、前記第1電極対と前記第2電極対とが電気的に接続された状態において、前記第1電極と前記第2電極とは、前記第1筐体の表面に露出していることを要旨とする。

第7の特徴は、第3の特徴から第5の特徴のいずれかにおいて、前記第1電極対と前記第2電極対とが電気的に接続された状態において、前記第1電極対は、前記非燃焼型香味吸引器の構成要素とは異なる外部要素による前記第1電極対間の導通を許容しない位置に配置されていることを要旨とする。

第8の特徴は、第7の特徴において、前記第1電極対と前記第2電極対とが電気的に接続された状態において、前記第1電極対のうちの少なくとも一方の電極は、前記非燃焼型香味吸引器の表面に露出していないことを要旨とする。

第9の特徴は、第6の特徴において、前記第1電極と前記第2電極の露出部は、前記第1筐体において互いに異なる方向を向いた面上に配置されていることを要旨とする。

第10の特徴は、第6の特徴において、前記第1電極の露出部と前記第2電極の露出部は、前記第1筐体において同一の方向を向いた面に配置されており、前記第1電極の露出部の端面と前記第2電極の露出部の端面との間に段差が付けられていることを要旨とする。

第11の特徴は、第1の特徴から第10の特徴のいずれかにおいて、前記第1電極と前記第2電極の両方が、前記電源を充電するための充電器と電気的に接続可能な電極であり、前記第1電極及び第2電極を介して前記充電器から前記電源への充電が行われることを要旨とする。

第12の特徴は、第1の特徴から第11の特徴のいずれかにおいて、前記制御回路は、前記所定電流を検知する検知部と、前記充電器によって前記電源を充電する際に、前記制御回路に充電電流が流れ込むことを抑制する整流素子と、を有することを要旨とする。

第13の特徴は、第12の特徴において、前記整流素子はアノード及びカソードを具備しており、前記アノードは前記検知部に電気接続されており、前記カソードは、前記第1電極及び前記第2電極のうち、前記充電器による充電時に陽極となる電極と電気接続されることを要旨とする。

第14の特徴は、第1の特徴から第10の特徴のいずれかにおいて、前記第1電極と前記第2電極の一方を介して前記充電器から前記電源への充電が行われることを要旨とする。

第15の特徴は、第1の特徴から第10の特徴のいずれかにおいて、前記電源アセンブリは、前記第1電極と前記第2電極とは異なる第3電極を具備し、前記第3電極と、前記第1電極及び前記第2電極の一方のみと、を介して前記充電器から前記電源への充電電流が供給されることを要旨とする。

第16の特徴は、第15の特徴において、前記第1電極と前記第2電極のうち、前記充電器から前記電源に供給される充電電流の供給に寄与しない電極は、前記充電器と物理的に接触しない位置に設けられているか、前記充電器との電気的な接続を阻害するインシュレータを介して前記充電器と物理的に接触しているか、前記充電器と電気的な接続をしており、且つ、前記充電器から前記電源への充電電流の供給に寄与しない電極であるか、のいずれかであることを要旨とする。

第17の特徴は、第1の特徴から第16の特徴のいずれかにおいて、前記制御回路は前記電源から前記霧化部への電力を制御することを要旨とする。

第18の特徴は、第17の特徴において、前記制御回路が検知した前記所定電流の期間の長さに応じて、前記制御部が所定の制御を行うことを要旨とする。

第19の特徴は、第17の特徴又は第18の特徴において、前記制御回路が前記所定電流を所定期間内に複数回検知したときに、前記制御回路が所定の制御を行うことを要旨とする。

第20の特徴は、第18の特徴又は第19の特徴のいずれかにおいて、前記制御回路が前記所定電流を連続的に所定時間以上検知したときには、前記制御回路は前記所定制御を中止することを要旨とする。

第21の特徴は、第17の特徴から第20の特徴のいずれかにおいて、前記制御回路が前記非燃焼型香味吸引器の構成要素とは異なる外部要素によって発生した前記所定電流を検知した際に、前記制御回路は前記外部要素の電気抵抗値の大きさに基づいて所定制御を行うことを要旨とする。

第22の特徴は、第17の特徴から第22の特徴のいずれかにおいて、前記制御回路は前記電源の充電が行われているか否かを検知し、前記電源の充電を検知したとき、前記制御回路は、前記所定電流の検出結果にかかわらず所定制御を行わないことを要旨とする。

第23の特徴は、非燃焼型香味吸引システムであって、第1の特徴から第22の特徴に係る非燃焼型香味吸引器と、前記非燃焼型香味吸引器と着脱可能であり、前記非燃焼型香味吸引器に充電電流を供給可能な充電器とを具備することを要旨とする。

第24の特徴は、第23の特徴において、前記充電器は前記充電器と前記非燃焼型香味吸引器とを電気的に接続するための第3電極対を有し、前記充電器と前記非燃焼型香味吸引器とが装着された際に前記第3電極対の少なくとも一方は、前記第1電極又は第2電極に電気的に接続し、前記第3電極対を構成する電極同士が導通することにより前記所定電流を前記制御回路に供給することを要旨とする。

第25の特徴は、第24の特徴において、前記第3電極対を構成する電極同士の状態を、導通状態と非導通状態とに切り替え可能な切り替え手段を前記充電器が具備することを要旨とする。

第26の特徴は、電源アセンブリであって、燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化部に電力を供給するための電源を備え、前記霧化部と電気的に接続するための一対の電極と、前記電源と電気的に接続される第1電極及び第2電極とを有し、前記第1電極と前記第2電極の少なくとも一方は、前記電源を充電するための充電器と電気的に接続可能な電極であり、前記充電器が前記電源を充電する際に、前記第1電極又は前記第2電極を介して流れる電流の向きとは逆向きの電流である所定電流を検知する制御部を有することを要旨とする。

一態様において、第1電極及び第2電極は、霧化アセンブリと電気的に接続するための電極ではない。第1電極及び第2電極は、霧化アセンブリに設けられた電極対と電気的に接続できないように配置されていてよい。別の態様によれば、霧化部と電気的に接続するための一対の電極は、充電器と電気的に接続可能に構成されていても良い。

一態様によれば、充電器は、2次電池を有し、当該2次電池は、例えばコンセントのような外部電源に電気的に接続可能に構成されていてよい。一態様によれば、非燃焼型香味吸引器は、前記制御回路に電気的に接続され、前記制御回路が所定電流を検知したことをユーザに伝達するための表示手段を有していてよい。

図1は、第1実施形態に係る非燃焼型香味吸引器を示す図である。

図2は、図1の矢印2A方向から見た電源アセンブリの平面図である。

図3は、第1実施形態に係る霧化アセンブリを示す図である。

図4は、第1実施形態に係るセンサを示す図である。

図5は、非燃焼型香味吸引器の電源を充電する充電器を示す図である。

図6は、第1実施形態に係る制御回路を示す模式図である。

図7は、第1実施形態に係る制御回路において充電中の電流の流れを示す模式図である。

図8は、第1実施形態に係る制御回路において第1電極と第2電極の導通時の電流の流れを示す模式図である。

図9は、第2実施形態に係る非燃焼型香味吸引器を示す図である。

図10は、図9の矢印10方向から見た電源アセンブリの平面図である。

図11は、第2実施形態に係る制御回路を示す模式図である。

図12は、第2実施形態に係る制御回路において充電中の電流の流れを示す模式図である。

図13は、第2実施形態に係る制御回路において第1電極と第2電極の導通時の電流の流れを示す模式図である。

図14は、第3実施形態に係る制御回路を示す模式図である。

図15は、第3実施形態に係る制御回路において充電中の電流の流れを示す模式図である。

図16は、第3実施形態に係る制御回路において第1電極と第2電極の導通時の電流の流れを示す模式図である。

図17は、第4実施形態に係る制御回路において充電中の電流の流れを示す模式図である。

図18は、第4実施形態に係る制御回路において第1電極と第2電極の導通時の電流の流れを示す模式図である。

図19は、第5実施形態に係る非燃焼型香味吸引器を示す図である。

図20は、図19の矢印20A方向から見た電源アセンブリの平面図である。

以下において、実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。

従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれる場合があることは勿論である。

[開示の概要] 背景技術で触れた電気式喫煙物品のように、指紋認証を用いたユーザ認証技術がある。本発明はそれとは異なる機構によりユーザの認証や動作モードの切替を行うことのできる電源アセンブリ、非燃焼型香味吸引器、非燃焼型香味吸引システムを提供する。

開示の概要に係る非燃焼型香味吸引器は、燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化部を含む霧化アセンブリと、前記霧化部に電力を供給するための電源を含む電源アセンブリと、を備え、前記電源アセンブリは、前記霧化部と電気的に接続するための一対の電極と、前記電源と電気的に接続される第1電極及び第2電極と、を有し、前記第1電極と前記第2電極の少なくとも一方は、前記電源を充電するための充電器と電気的に接続可能な電極であり、前記充電器が前記電源を充電する際に前記第1電極又は前記第2電極を介して流れる電流の向きとは逆向きの電流である所定電流を検知する制御回路が設けられている。

開示の概要に係る電源アセンブリは、燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化部に電力を供給するための電源を備え、前記霧化部と電気的に接続するための一対の電極と、前記電源と電気的に接続される第1電極及び第2電極とを有し、前記第1電極と前記第2電極の少なくとも一方は、前記電源を充電するための充電器と電気的に接続可能な電極であり、前記充電器が前記電源を充電する際に、前記第1電極又は前記第2電極を介して流れる電流の向きとは逆向きの電流である所定電流を検知する制御部を有する。

開示の概要では、ユーザの認証や動作モードの切替等を行うための導通検知用の第1電極及び第2電極の少なくとも一方を、電源アセンブリの電源を充電するための電極としても利用することができる。

[第1実施形態] (非燃焼型香味吸引器) 以下において、第1実施形態に係る非燃焼型香味吸引器について説明する。図1は、第1実施形態に係る非燃焼型香味吸引器100を示す図である。図2は、図1の矢印2A方向から見た電源アセンブリの平面図である。図3は、第1実施形態に係る霧化アセンブリを示す図である。

本実施形態において、非燃焼型香味吸引器100は、燃焼を伴わずに香味を吸引するため器具である。非燃焼型香味吸引器100は、吸口端E1から非吸口端E2に向かう方向である長手方向Aに沿って延びる形状を有する。

非燃焼型香味吸引器100は、電源アセンブリ110及び霧化アセンブリ120を有する。電源アセンブリ110は、電源10及び制御回路50を有する。電源10は、例えば、リチウムイオン電池である。電源10は、非燃焼型香味吸引器100の動作に必要な電力を供給する。電源10は、例えば、制御回路50や、霧化アセンブリ120に備えられた霧化部80に電力を供給する。

電源アセンブリ110は、少なくとも電源10を収容する第1筐体110Xを有する。霧化アセンブリ120は、少なくとも霧化部80を収容する第2筐体120Xを有する。

電源アセンブリ110は、霧化部80と電気的に接続するための第1電極対118と、電源10と電気的に接続される第1電極211、第2電極212及び第3電極213を有する。第1電極211と第2電極212の少なくとも一方は、電源10を充電するための充電器300と電気的に接続可能な電極である。なお、第1電極211、第2電極212及び第3電極213は、霧化アセンブリ120に設けられた後述する第2電極対128とは電気的に接続されない。具体的には、第1電極211、第2電極212及び第3電極213は、第2電極対128とは電気的に接続不能な位置に配置されていることが好ましい。

霧化アセンブリ120は、電源アセンブリ110に着脱可能に構成される。具体的には、第2筐体120Xが第1筐体110Xに着脱可能に構成される。このため、第1筐体110X及び第2筐体120Xの少なくとも一方が、第1筐体110Xと第2筐体120Xとを係合するための係合手段を具備している。係合手段の具体的構成は任意である。図1に示す実施形態では、係合手段は、雌コネクタ111及び雄コネクタ121により構成される。

より具体的には、電源アセンブリ110は、霧化アセンブリ120に隣接する部位に雌コネクタ111を有している。雌コネクタ111は、長手方向Aに直交する方向に沿って延びるらせん状の溝を有している。霧化アセンブリ120は、電源アセンブリ110に隣接する部位に雄コネクタ121を有する。雄コネクタ121は、長手方向Aに直交する方向に沿って延びるらせん状の突起を有する。雌コネクタ111及び雄コネクタ121の螺合によって、霧化アセンブリ120と電源アセンブリ110とが互いに接続される。この実施形態の代わりに、霧化アセンブリ120が雌コネクタを有し、電源アセンブリ110が霧化アセンブリの雌コネクタに螺合する雄コネクタを有していてもよい。

第1筐体110Xは、その内部に空洞を有する。第2筐体120Xは、その内部に空洞を有する。霧化アセンブリ120が電源アセンブリ110に取り付けられたときに、第1筐体110X内の空洞104が、第2筐体120X内の空洞105と連通する。第2筐体120Xは、少なくとも吸引動作で用いる吸口開口120outを有する。吸口開口120outは、第2筐体120Xの吸口端E1に設けられており、第2筐体120X内の空洞105と連通する。

第1筐体110X及び第2筐体120Xは、吸引動作で用いる通気開口110in及び120inを有する。通気開口110in及び120inは、第1筐体110X及び第2筐体120X内の空洞104,105と連通する。通気開口110in及び開口120inは、雌コネクタ111及び雄コネクタ121が接続された状態で連通する。

霧化アセンブリ120は、第2電極対128を有する。第2電極対128は、第2筐体120Xに設けられている。第2電極対128は、霧化部80と電気的に接続されている。霧化アセンブリ120が、電源アセンブリ110に取り付けられたときに、第1電極対118と第2電極対128とが互いに接触する。第1電極対118と第2電極対128とが接触した際に、第1電極対118と第2電極対128とが電気的に接続される。

第1電極対118と第2電極対128とが電気的に接続された状態において、第1電極対118は、金属片や金属プレートのような導電体による第1電極対118間の導通を許容しない位置に配置されている。

具体的には、第1電極対118と第2電極対128とが電気的に接続された状態において、第1電極対118のうちの少なくとも一方の電極は、非燃焼型香味吸引器100の表面に露出していない。第1電極対118と第2電極対128とが電気的に接続された状態において、第1電極対118のうちの両方の電極が非燃焼型香味吸引器100の表面に露出していなくてもよい。これにより、例えば、金属片や金属プレートのような導電体が、第1電極対118間を導通させることができないようになっている。

電源アセンブリ110における第1電極211、第2電極212及び第3電極213は、第1筐体110Xの任意の位置に設けられていてよい。好ましくは、第1電極211、第2電極212及び第3電極213は、第1筐体110Xの非吸口端E2の端部領域に設けられている。

第1電極対118と第2電極対128とが電気的に接続された状態において、電源アセンブリ110に設けられた第1電極211及び第2電極212は、非燃焼型香味吸引器の構成要素とは異なる外部要素、例えば人の指によって導通可能な位置に配される。具体的には、第1電極対118と第2電極対128とが電気的に接続された状態において、第1電極211及び第2電極212は、第1筐体110Xの表面に露出している。

本実施形態では、第1電極211の露出部は、第1筐体110Xの側面に位置する。第2電極212の露出部は、第1筐体110Xの非吸口端E2側の、長手方向Aに向いた面に位置する。第3電極213の露出部は、第1筐体110Xの非吸口端E2側の、長手方向Aに向いた面に位置する。第3電極213の露出部の、長手方向Aにおける非吸口端E2側の端部は、第2電極212の露出部の、長手方向Aにおける非吸口端E2側の端部よりも突出している。すなわち、第2電極212の露出部と第3電極213の露出部は、第1筐体110Xにおいて同一の方向を向いた面に設けられており、第2電極212の露出部の端面と第3電極213の露出部の端面は、互いに段差が付けられている。第1電極211と第2電極212と第3電極213とを絶縁する絶縁部材215が設けられている。第1筐体210Xの側面には、大気空間に連通する開口214が設けられている。開口214は、第1電極211と後述するセンサ20との間に設けられていてよい。本実施形態では、開口214は、非吸口端E2側の端面とは異なり、第1筐体110Xの側面に設けられている。

図1に示す例では、第3電極213の露出部の、長手方向Aにおける非吸口端E2側の端部が、第2電極212の露出部の、長手方向Aにおける非吸口端E2側の端部よりも突出している。この代わりに、第2電極212の露出部の、長手方向Aにおける非吸口端E2側の端部が、第3電極213の露出部の、長手方向Aにおける非吸口端E2側の端部よりも突出していてもよい。

図1に示すように、第1電極211と第2電極212の露出部は、第1筐体110Xにおいて互いに異なる方向を向いた面上に配置されていることが好ましい。これにより、金属片や金属プレートのような導電体が不意に第1電極211と第2電極212の露出部を互いに導通させることを抑制することができる。

第1電極211、第2電極212及び第3電極213の位置は、互いに入れ替わっていてもよい。例えば、第3電極213が図1に示す第1電極211の位置に配置されており、かつ第1電極211が図1に示す第3電極213の位置に配置されてもよい。この場合、第1電極211の露出部と第2電極212の露出部は、第1筐体110Xにおいて同一の方向を向いた面に設けられており、第1電極211の露出部の端面と第2電極212の露出部の端面は互いに段差が付けられている。この場合であっても、第1電極211と第2電極212の位置に段差が存在するため、金属片や金属プレートのような導電体が不意に第1電極211と第2電極212の露出部を互いに導通させることを抑制することができる。この観点から、第1電極211と第2電極212との段差は、0.5mm以上であることが好ましい。

さらに、第1電極211と第2電極212との段差は、ユーザの指によって第1電極211と第2電極212とを容易に導通させることができる程度である。具体的には、当該段差は、好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下、さらに好ましくは1mm以下である。なお、当該段差は、第1電極211が第2電極212よりも突出することによって形成されていてもよく、第2電極212が第1電極211よりも突出することによって形成されていてもよい。

電源アセンブリ110は、センサ20と、発光素子40と、をさらに有していてもよい。センサ20は、ユーザによる吸引動作を検知する。詳細には、センサ20は、センサ20よりも非吸口端側E2の空洞の内圧と、センサ20よりも吸口端側E1の空洞の内圧との差圧を検出する。

図4は、センサ20の具体的構造の一例を示している。第1筐体110Xは、センサ20に対して吸口端E1側に設けられる第1空洞104と、センサ20に対して非吸口端E2側に設けられる第2空洞106とを含む。センサ20は、第1空洞104の内圧と第2空洞106の内圧との差圧を検出する。

例えば、センサ20は、コンデンサを有するセンサであり、第1空洞104の内圧と第2空洞106の内圧との差圧に応じたコンデンサの電気容量を示す値(例えば、電圧値)を出力する。センサ20は、図4に示すように、カバー21と、基板22と、電極膜23と、固定電極24と、制御回路25と、開口26と、開口27とを有する。カバー21と第1筐体110Xとの間には隙間が存在しておらず、第1空洞104及び第2空洞106は、第1筐体110X内で互いに連通しないようにセンサ20によって区画されている。基板22には、固定電極24及び制御回路25が設けられる。電極膜23は、第1空洞105の内圧と第2空洞106の内圧との差圧の変化に応じて変形する。固定電極24は、電極膜23とコンデンサを形成する。コンデンサの電気容量は、電極膜23の変形によって変化する。制御回路25は、電極膜23の変形によって変化する電気容量を検出する。開口26は、第1空洞104に連通する。したがって、吸引動作によって第1空洞104の内圧が変化するとともに電極膜23が変形する。開口27は、第2空洞106に連通する。従って、所定動作によって第2空洞106の内圧が変化するとともに電極膜23が変形する。

具体的には、例えば、吸引動作を行った場合、第1空洞104の内圧が低下する反面、第2空洞106の内圧は実質的には変化せず、大気圧に略等しいため、実質的にはセンサ20は第1空洞104における圧力変化を検出する。また例えば、吹込動作を行った場合、第1空洞104の内圧が上昇する反面、第2空洞106の内圧は実質的には変化せず、大気圧に略等しいため、実質的にはセンサ20は第1空洞104における圧力変化を検出する。また例えば、所定動作を行った場合、第2空洞106の内圧が上昇する反面、第1空洞104の内圧は実質的には変化せず、大気圧に略等しいため、実質的にはセンサ20は第2空洞106における圧力変化を検出する。

発光素子40は、例えば、LEDや電灯などの光源である。発光素子40は、発光態様、すなわち、発光の色、点灯/消灯、点灯時の光量パターン等によって非燃焼型香味吸引器100の状態を通知する。非燃焼型香味吸引器100の状態は、例えば、電源オン又は電源オフなどの状態であってもよく、吸引状態又は非吸引状態などの状態であってもよい。

制御回路50は、非燃焼型香味吸引器100の動作を制御する。なお、制御回路50の詳細については後述する。

霧化アセンブリ120は、リザーバ60と、液保持部材70と、霧化部80と、破壊部90と、カプセルユニット130と、吸口ユニット140とを有する。ここで、霧化アセンブリ120は、大気を内部に取り込むための開口120inと、雄コネクタ121を介して電源アセンブリ110に連通する空気流路122と、筒状に配置されるセラミック123と、を有する。第2筐体120Xは、霧化アセンブリ120の外形を形成する筒形状を有する。セラミック123によって囲まれる空間は、空気流路を形成する。すなわち、セラミック123によって囲まれる空間及び上述した空気流路122は、空洞105の一部を形成する。

リザーバ60は、エアロゾル源を貯留する。リザーバ60は、樹脂ウェブ等の材料によって構成される孔質体である。リザーバ60は、液保持部材70にエアロゾル源を供給可能な位置に配置されていればよく、液保持部材70の一部と少なくとも接触する。

なお、実施形態においては、上述したセラミック123がリザーバ60の内側に配置されており、リザーバ60によって保持されるエアロゾル源の揮発が抑制される。

液保持部材70は、リザーバ60から供給されるエアロゾル源を保持する。例えば、液保持部材70は、ガラス繊維によって構成されるウィックである。

霧化部80は、液保持部材70によって保持されるエアロゾル源を、燃焼を伴わずに霧化する。例えば、霧化部80は、霧化部80に供給される電力によって発熱する抵抗発熱体である。霧化部80は、液保持部材70に巻き回されたワイヤによって構成されてもよい。

実施形態では、霧化部80として、加熱によってエアロゾル源を霧化する加熱タイプの部品を例示している。しかしながら、霧化部は、エアロゾル源を霧化する機能を有していればよく、超音波によってエアロゾル源を霧化する超音波タイプの部品であってもよい。

破壊部90は、カプセルユニット130が装着された状態において、所定膜133の一部を破壊するための部材である。実施形態において、破壊部90は、霧化アセンブリ120とカプセルユニット130とを仕切るための隔壁部材126によって保持されている。隔壁部材126は、例えば、ポリアセタール樹脂である。破壊部90は、例えば、長手方向Aに沿って延びる円筒状の中空針である。中空針の先端を所定膜133に突き刺すことによって、所定膜133の一部が破壊される。また、中空針の内側空間によって霧化アセンブリ120とカプセルユニット130とを空気的に連通する空気流路が形成される。ここで、中空針の内部には、たばこ源131を構成する原料が通過しない程度の粗さを有する網目が設けられることが好ましい。

実施形態はこれに限定されるものではなく、破壊部90は、カプセルユニット130が装着された状態において、所定膜133に隣接する部位であってもよい。このような部位に対してユーザが圧力を加えることによって、所定膜133の一部が破壊されてもよい。

カプセルユニット130は、本体ユニットに対して着脱可能に構成される。カプセルユニット130は、たばこ源131と、フィルタ132と、所定膜133とを有する。また、所定膜133とフィルタ132とによって区画される空間内に、たばこ源131が充填されている。ここで、本体ユニットとは、霧化アセンブリ120のうち、カプセルユニット130以外の部位によって構成されるユニットである。例えば、本体ユニットは、上述したリザーバ60、液保持部材70及び霧化部80を含む。

たばこ源131は、エアロゾル源を保持するリザーバ60よりも吸口端E1側に設けられており、エアロゾル源から発生するエアロゾルとともにユーザによって吸引される香味を発生する。たばこ源131としては、刻みたばこ、たばこ原料を粒状に成形した成形体、たばこ原料をシート状に成形した成形体を用いることができる。たばこ源131には、メントールなどの香料が付与されていてもよい。

フィルタ132は、たばこ源131に対して吸口端E1側に隣接されており、通気性を有する物質によって構成される。フィルタ132は、例えば、アセテートフィルタであることが好ましい。フィルタ132は、たばこ源131を構成する原料が通過しない程度の粗さを有することが好ましい。

所定膜133は、フィルタ132と一体として成形されており、通気性を有していない部材によって構成される。所定膜133は、たばこ源131の外面のうち、フィルタ132と隣接する部分を除いた部分を被覆する。

吸口ユニット140は、吸口開口120outを有する。吸口開口120outは、フィルタ132を露出する開口である。ユーザは、吸口開口120outからエアロゾルを吸引することによって、エアロゾルとともに香味を吸引する。実施形態において、吸口ユニット140は、カプセルユニット130に対して着脱可能に構成される。この代わりに、吸口ユニット140は、カプセルユニット130と一体として設けられていてもよい。このような場合には、吸口ユニット140は、カプセルユニット130の一部を構成することに留意すべきである。

(充電器) 図5は、非燃焼型香味吸引器100の電源10を充電する充電器300を示している。充電器300は、非燃焼型香味吸引器100と着脱可能であり、非燃焼型香味吸引器100に充電電流を供給可能となっている。非燃焼型香味吸引器100と充電器300は、非燃焼型香味吸引システムを構成する。充電器300は、非燃焼型香味吸引器100に設けられる電源10を充電するための装置である。

充電器300は、筐体310と、ヒンジ314によって開閉可能な蓋312を有していてよい。充電器300は2次電池330を有しており、2次電池330は電力ケーブルを介して外部電源に電気的に接続可能となっている。電力ケーブルは、外部電源としてのAC電源に接続するためのケーブルであってよい。この代わりに、電力ケーブルは、外部電源としての電子機器に接続するためのUSB(Universal Serial Bus)ケーブルであってもよい。

充電器300は、非燃焼型香味吸引器100を保持可能なホルダ320を有する。筐体310は、交換可能な霧化アセンブリ120を複数収容する収容部340を有していてもよい。

ホルダ320は、非燃焼型香味吸引器100を立てた状態で保持する。ホルダ320には、非燃焼型香味吸引器100の電源アセンブリ110に設けられた電源10を充電するための電極対332が設けられている。充電器300の電極対332は、2次電池330と電気的に接続される。本実施形態では、非燃焼型香味吸引器100がホルダ320に保持された状態で、電源アセンブリ110の第2電極212と第3電極213とが、充電器300の電極対332と電気的に接続される(図7も参照)。

(制御回路) 以下において、実施形態に係る制御回路50について説明する。図6は、本実施形態に係る制御回路50を示す。図6は、霧化アセンブリ120が電源アセンブリ110から取り外された状態の回路を示している。霧化アセンブリ120が電源アセンブリ110に取り付けられた状態において、第1電極対118は、第2電極対128と電気的に接続される。

制御回路50は、少なくとも電源10から霧化部80への電力を制御するための制御部51を有する。制御部51は、少なくとも吸引動作に基づいて、エアロゾル源の霧化を開始又は終了を行う霧化部80の霧化制御を行う。制御部51は、吸引動作を検知するセンサ20の出力値に基づいて霧化部80の制御を行ってもよい。

図7は、制御回路50において充電中の電流の流れを示している。本実施形態では、非燃焼型香味吸引器100が充電器300のホルダ320に差し込まれたとき、電源アセンブリ110の第2電極212及び第3電極213が、充電器300側の電極対332と電気的に接続される。充電器300は、第2電極212及び第3電極213を介して、電源アセンブリ110の電源10に充電電流を供給する。これにより、電源10を充電することができる。なお、図7では、充電時における電流の流れの方向が矢印によって示されている。

電源アセンブリ110の第1電極211は、充電器300から電源10に供給される充電電流の供給に寄与しない電極である。充電電流の供給に寄与しない第1電極211は、充電器300と物理的に接触しない位置に設けられていてよい。この代わりに、充電電流の供給に寄与しない第1電極211は、充電器300との電気的な接続を阻害するインシュレータを介して充電器300と物理的に接触していてもよい。また、充電電流の供給に寄与しない第1電極211は、充電器300と電気的に接続していてもよい。この場合、第1電極211は、充電器300に設けられた、充電器300から電源10への充電電流の供給に寄与しない電極と電気的に接続される。

図8は、第1実施形態に係る制御回路50において第1電極211と第2電極212の導通時の電流の流れを示す模式図である。例えばユーザの指のような外部要素500が、第1電極211及び第2電極212に同時に接触したとき、図8に示すように、第1電極211と第2電極212とが互いに導通される。このとき、電源10からの電力により、第1電極211と第2電極212との間に所定電流が流れる。この所定電流は、少なくとも第2電極212のところにおいて、充電電流とは逆向きに流れる。なお、図8では、第1電極211と第2電極212との導通時における所定電流の向きが、矢印によって示されている。

制御回路50は、充電器300が電源10を充電する際に第2電極212を介して流れる電流(充電電流)の向きとは逆向きの電流である所定電流を検知する検知部52を有する。検知部52は、充電電流が流れ込まない位置であって、充電電流の向きとは逆向きの上記所定電流が流れ込む位置に配置されていてよい。具体的な一例として、検知部52は、第1電極211と第2電極212とを互いに連結する位置に設けられている。これにより、検知部52は、第1電極211と第2電極212との間に流れる上記所定電流の有無を検知することができる。これにより、制御回路50は、第1電極211と第2電極212とが外部要素によって互いに導通されたかどうかを判別することができる。したがって、ユーザが、第1電極211と第2電極212とを同時に触ったかどうかを検知することができる。

本実施形態では、制御回路50は、検知部52が第1電極211と第2電極212との間に流れる所定電流の有無を検知することによって、第1電極211と第2電極212との導通を検知する。しかしながら、第1電極211と第2電極212との導通の検知は、この態様に限定されない。例えば、制御回路50は、充電中の電流の向きと、第1電極211と第2電極212との導通時の電流の向きとの違いを検出可能に構成されていてもよい。この場合であっても、制御回路50は、第1電極211と第2電極212とが外部要素によって互いに導通されたかどうかを検知することができる。

非燃焼型香味吸引器100は、検知部52が所定電流を検知したことをユーザに伝達するための表示手段を有していてよい。表示手段は、例えば前述した発光素子40であってよい。発光素子40の発光態様によって、所定電流を検知したことをユーザに伝達することができる。

制御回路50は、充電器300が電源10を充電する際に第2電極212を介して流れる電流の向きとは逆向きの所定電流の検知結果に基づいて、所定制御を行う。例えば、制御回路50は、所定電流を検知した期間の長さに応じて所定制御を行う。一例として、制御回路50が所定電流を数秒間検知したときに、制御回路50は、所定制御を行う。ただし、制御回路50が所定電流を連続的に所定時間(第1閾値)以上検知したときには、制御回路50は所定制御を中止することが好ましい。例えば、所定制御として発光素子40による情報の報知を行っている間に、制御回路50が所定電流を連続的に第1閾値以上の時間検知したときには、発光素子40による情報の報知を中止する。また、所定制御として、ユーザ認証や使用モードの切り替え制御を行っている間に、制御回路50が所定電流を連続的に第1閾値以上の時間検知したときには、これらの制御が取り消される。

或いは、制御回路50は、所定電流を所定期間(第2閾値)内に複数回検知したときに所定制御を行ってもよい。例えば、制御回路50が数秒間の間に所定電流を3回検知したときに、制御回路50は所定制御を行う。

制御回路50が非燃焼型香味吸引器100の構成要素とは異なる外部要素500によって発生した所定電流を検知した際に、制御回路50は外部要素500の電気抵抗値の大きさに基づいて所定制御を行ってもよい。外部要素500の電気抵抗値を検知することにより、外部要素500が、人の指であるか、その他の物であるか、を区別することができる。例えば、外部要素の電気抵抗値が100Ω未満、好ましくは10Ω未満の場合に、制御回路50は、人の指ではないと判断し、所定制御を行わないように構成されていてもよい。制御回路50は、第1電極211と第2電極212とを導通する外部要素の電気抵抗値を直接検出可能に構成されていてよい。この代わりに、制御回路50は、電流値及び電圧値を検出し、検出した電流値及び電圧値から外部要素の電気抵抗値を推定できるように構成されていてもよい。制御回路50が外部要素の電気抵抗値を検出又は推定することにより、人の指よりも電気抵抗値が低い別の外部要素による操作時には、所定制御を行わないようにすることが可能となる。

さらに、制御回路50は電源10の充電が行われているか否かを検知し、電源10の充電を検知したとき、制御回路50は、所定電流の検出結果にかかわらず所定制御を行わないことが好ましい。

所定制御は、ユーザが正規ユーザであるか否かを判定する制御であってよい。或いは、非燃焼型香味吸引器100の動作モードとして複数の動作モードが設けられているケースにおいて、所定制御は、動作モードを切り替える制御であってもよい。例えば、動作モードの切り替えは、エアロゾル源を霧化する霧化制御を許容しないスリープモード(省電力モード)と、エアロゾル源を霧化可能なレディモードとの切り替えである。或いは、動作モードの切り替えは、霧化部80に対する電源出力の大きさ(電源出力の絶対値又はデューティー比)の切り替えである。或いは、動作モードの切り替えは、非燃焼型香味吸引器100が通信モジュールを有しているケースにおいて、通信モジュールを用いた通信を許容するか否かの切り替えである。或いは、所定制御は、制御部51でカウントされている値(例えば、パフ動作の累積回数、1回のパフ動作シリーズにおけるパフ動作の累積回数、パフ動作シリーズの累積回数など)のリセット制御であってもよい。なお、パフ動作シリーズとは、所定回数の吸引動作を繰り返す一連の動作のことをいう。或いは、所定制御は、制御部51で管理されている値(例えば、パフ動作の累積回数、1回のパフ動作シリーズにおけるパフ動作の累積回数、パフ動作シリーズの累積回数、電源10の残量、エアロゾル源の残量、通信モジュールを用いた通信が可能な状態であるか否かなど)を発光素子40の発光態様によって通知する制御であってもよい。

第1実施形態では、充電器300は、第2電極212と第3電極213を介して、電源10へ充電電流を供給する。この代わりに、充電器300は、第1電極211と第3電極213を介して、電源10へ充電電流を供給してもよい。この場合、第2電極212が、充電器300から電源10に供給される充電電流の供給に寄与しない電極となる。このように、充電器300から電源10への充電電流は、第3電極213と、第1電極211及び第2電極212の一方のみと、を介して電源アセンブリ110に供給されればよい。

[第2実施形態] 以下において、第2実施形態に係る非燃焼型香味吸引器100Aについて説明する。なお、第1実施形態に係る非燃焼型香味吸引器と同一の構成は、同一の符号が付されており、その説明を省略する。以下においては、第1実施形態に対する相違点について主として説明する。

図9は、第2実施形態に係る非燃焼型香味吸引器100Aを示す図である。図10は、図9の矢印10A方向から見た電源アセンブリの平面図である。第2実施形態では、電源アセンブリ110は、第1電極211と第2電極212を有する。第1電極211と第2電極212は、霧化アセンブリ120の電極対128と接続される電極ではないことに留意すべきである。第2実施形態では、第1実施形態で示した第3電極213が設けられていない。第2実施形態では、第1電極211と第2電極212の両方が、充電器300の電極対332と電気的に接続される。

第1電極211及び第2電極212は、第1筐体110Xの任意の位置に設けられていてよい。好ましくは、第1電極211及び第2電極212は、第1筐体110Xの非吸口端E2の端部領域に設けられている。

第2実施形態では、第1電極211の露出部は、第1筐体110Xの非吸口端E2側の、長手方向Aに向いた面に位置する。第2電極212の露出部は、第1筐体110Xの非吸口端E2側の、長手方向Aに向いた面に位置する。第1電極211の露出部の、長手方向Aにおける非吸口端E2側の端面は、第2電極212の露出部の、長手方向Aにおける非吸口端E2側の端面よりも突出している。すなわち、第1電極211の露出部と第2電極212の露出部は、第1筐体110Xにおいて同一の方向を向いた面に設けられており、第1電極211の露出部の端面と第2電極212の露出部の端面は、互いに段差が付けられている。これにより、例えば金属片や金属プレートのような導電体が不意に第1電極211と第2電極212の露出部を互いに導通させることを抑制することができる。この観点から、第1電極211と第2電極212との段差は、0.5mm以上であることが好ましい。

さらに、第1電極211と第2電極212との段差は、ユーザの指によって第1電極211と第2電極212とを容易に導通させることができる程度である。具体的には、当該段差は、好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下、さらに好ましくは1mm以下である。なお、図9に示す例の代わりに、当該段差は、第2電極212の露出部の、長手方向Aにおける非吸口端E2側の端面が、第1電極211の露出部の、長手方向Aにおける非吸口端E2側の端面よりも突出することによって形成されていてもよい。

次に、第2実施形態に係る制御回路50の詳細について説明する。図11は、第2実施形態に係る制御回路を示す模式図である。制御回路50は、少なくとも電源10から霧化部80への電力を制御するための制御部51を有する。検知部52は、第1電極211から延びる電気線と、第2電極212から延びる電気線との間に設けられている。

図12は、制御回路50において充電中の電流の流れを示している。第2実施形態では、非燃焼型香味吸引器100が充電器300のホルダ320に差し込まれたとき、電源アセンブリ110の第1電極211及び第2電極212が、充電器300側の電極対332と電気的に接続される。充電器300は、第1電極211及び第2電極212を介して、電源アセンブリ110の電源10に充電電流を供給する。これにより、電源10を充電することができる。なお、図12では、充電時における電流の流れの方向が矢印によって示されている。

第2実施形態では、制御回路50は、充電器300によって電源10を充電する際に、検知部52に充電電流が流れ込むことを抑制する整流素子54を有している。整流素子54はアノード55及びカソード56を具備している。アノード55は検知部52に電気接続されている。カソード56は、第1電極211及び第2電極212のうち、充電器300による充電時に陽極となる電極と電気接続される。これにより、充電時の大電流が検知部52に流れ込むことを防止することができる。

図13は、第2実施形態に係る制御回路50において第1電極211と第2電極212の導通時の電流の流れを示す模式図である。例えばユーザの指のような外部要素500が、第1電極211及び第2電極212に同時に接触したとき、図8に示すように、第1電極211と第2電極212とが互いに導通される。このとき、電源10からの電力により、第1電極211と第2電極212との間に所定電流が流れる。この所定電流は、第1電極211及び第2電極212において、充電電流とは逆向きに流れる。なお、図13では、第1電極211と第2電極212との導通時における所定電流の向きが、矢印によって示されている。

制御回路50は、第1実施形態と同様に、充電器300が電源10を充電する際に第2電極212を介して流れる電流(充電電流)の向きとは逆向きの電流である所定電流を検知する検知部52を有する。検知部52は、第1電極211と第2電極212との間に流れる所定電流の有無を検知してもよい。この代わりに、検知部52は、充電中の電流の向きと、第1電極211と第2電極212との導通時の電流の向きとの違いを検出可能に構成されていてもよい。検知部52が充電電流とは逆向きの所定電流を検知することで、第1電極211と第2電極212との導通を検知することができる。これにより、ユーザが、第1電極211と第2電極212とを同時に触ったかどうかを検知することができる。

[第3実施形態] 以下において、第3実施形態に係る非燃焼型香味吸引器について説明する。なお、第2実施形態に係る非燃焼型香味吸引器と同一の構成は、同一の符号が付されており、その説明を省略する。以下においては、第2実施形態に対する相違点について主として説明する。

図14は、第3実施形態に係る制御回路を示す模式図である。図15は、第3実施形態に係る制御回路において充電中の電流の流れを示す模式図である。図16は、第3実施形態に係る制御回路において第1電極と第2電極の導通時の電流の流れを示す模式図である。

制御回路50は、少なくとも電源10から霧化部80への電力を制御するための制御部51と、充電電流とは逆向きの所定電流を検知する検知部52と、を有する。整流素子54は、制御部51及び検知部52を介して、第1電極211から延びる電気線と、第2電極212から延びる電気線とに接続されている。整流素子54はアノード55及びカソード56を具備している。アノード55は検知部52に電気接続されている。カソード56は、第1電極211及び第2電極212のうち、充電器300による充電時に陽極となる電極と電気接続される。これにより、充電時の大電流が検知部52に流れ込むことを防止することができる。

第3実施形態においても、検知部52は、充電器300が電源10を充電する際に第2電極212を介して流れる電流(充電電流)の向きとは逆向きの電流である所定電流を検知することができる。

第3実施形態では、制御部51及び検知部52は、機械的に同じ場所に配置される。したがって、制御部51及び検知部52は、同一の基板に実装可能であり、制御回路の小型化に有利である。

[第4実施形態] 以下において、第4実施形態に係る非燃焼型香味吸引システムについて説明する。なお、第1実施形態に係る非燃焼型香味吸引システムと同一の構成は、同一の符号が付されており、その説明を省略する。以下においては、第1実施形態に対する相違点について主として説明する。

第4実施形態では、非燃焼型香味吸引器100の構成は、第1実施形態に係る非燃焼型香味吸引器100と同じである。第4実施形態では、充電器300の構成が第1実施形態と異なる。

図17は、第4実施形態に係る制御回路において充電中の電流の流れを示す模式図である。図18は、第4実施形態に係る制御回路において第1電極と第2電極の導通時の電流の流れを示す模式図である。非燃焼型香味吸引器100の制御回路50の構成は、第1実施形態と同様である。

充電器300は、充電用の電極対332に加え、別の電極333を有する。非燃焼型香味吸引器100を充電器300のホルダに挿入したときに、電源アセンブリ110の第2電極212及び第3電極213が、充電用の電極対332に電気的に接続される。一方、充電に寄与しない第1電極211は、充電器300の電極333に電気的に接続される。

第4実施形態では、充電器300は、充電用の電極対332のうちの一方と、電極333とを、導通状態と非導通状態とに切り替え可能な切り替え手段350を具備する。切り替え手段350は、例えばスイッチを用いることができる。スイッチは、例えば、充電器300の筐体310に設けられた押しボタンによって切り替え可能となっている。

図17に示すように、充電時には、充電用の電極対332のうちの一方と、電極333とが、非導通状態になっている。また、充電器の2次電池330が、第2電極212及び第3電極213を介して第2電極212及び第3電極213と電気的に接続された状態にある。したがって、電源10を充電することができる。

例えば充電器300に設けられた押しボタンを押すことによって、充電用の電極対332のうちの一方と、電極333とが、導通状態に切り替えられる。これにより、図18に示すように、第1電極211と第2電極212とが導通された状態に切り替えられる。このとき、第1実施形態と同様に、少なくとも第2電極212のところにおいて、充電電流とは逆向きの所定電流が流れる。制御回路50の検知部52は、この充電電流とは逆向きの所定電流を検知することができる。これにより、充電器300を利用して、第1電極211と第2電極212との導通を検知することができる。第1電極211と第2電極212との導通検知は、第1実施形態で説明したように、ユーザ認証やモード切替動作に利用することができる。

また、図18に示すように、第1電極211と第2電極212とが導通された状態になっているとき、充電器の2次電池330は、電源10と導通していない状態となる。これにより、第1電極211と第2電極212とが導通された状態では、電源10への充電が中止される。

[第5実施形態] 以下において、第5実施形態に係る非燃焼型香味吸引器について説明する。なお、第1実施形態に係る非燃焼型香味吸引器と同一の構成は、同一の符号が付されており、その説明を省略する。以下においては、第1実施形態に対する相違点について主として説明する。

図19は、第5実施形態に係る非燃焼型香味吸引器を示す図である。図20は、図19の矢印20A方向から見た電源アセンブリの平面図である。第5実施形態では、電源アセンブリ110に設けられた大気に連通する開口214の位置が、第1実施形態と異なっている。具体的には、開口214は、第1筐体110Xの側面ではなく、第1筐体110Xの非吸口端E2側の端面に設けられている。より具体的には、開口214は、第2電極212と第3電極213とを絶縁する絶縁部材215に形成されている。

本実施形態においても、非燃焼型香味吸引器は、第1実施形態で説明したセンサ20を有していてよい。センサ20は、ユーザによる吸引動作を検知することができる。

本実施形態では、第2空洞106に連通する開口214が第1筐体110Xの非吸口端E2側の端面に設けられている。そのため、ユーザの指が、第1筐体110Xの非吸口端E2側の端面で窪んだ位置にある第2電極212を押さえる際には同時にユーザの指によって開口214も閉塞されることになり、係る閉塞によって空気流が生じることで第2空洞106の内圧が上昇する。言い換えると、センサ20は、ユーザが第2電極212を触ろうとする動作を検知することができる。

制御回路50は、充電器300が電源10を充電する際に第2電極212を介して流れる電流の向きとは逆向きの所定電流を検知し、かつユーザが第2電極212を触ろうとする動作をセンサ20が検知したときに、前述した所定制御を行ってもよい。

[その他の実施形態] 本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。

例えば、第2実施形態で説明した整流素子54は第1実施形態の制御回路50に適用してもよい。

また、実施形態では、香味源としてたばこ源131を例示した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。香味源は、たばこ材料を含んでいなくてもよい。さらには、非燃焼型香味吸引器100は香味源を有しておらず、エアロゾル源に香喫味成分が付与されていてもよい。

実施形態では、エアロゾル源を貯留するリザーバ60が孔質体である例を示した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。リザーバ60は、液状のエアロゾル源を収容するタンクであってもよい。

実施形態では、非燃焼型香味吸引器100がカプセルユニット130を有するケースを例示した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、非燃焼型香味吸引器100は、香味源を含むカートリッジを有していてもよい。

また、実施形態では、第1電極211と第2電極212の少なくとも一方が、電源10を充電するための充電器300と電気的に接続可能な電極であった。これに加え、電源アセンブリ110の第1電極対118、すなわち霧化部80と電気的に接続するための電極対が、充電器300と電気的に接続可能となっていてもよい。

実施形態では、電源アセンブリ110と霧化アセンブリ120とが、螺旋状の溝と螺旋状の突起とによって互いに螺合可能に構成されている。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。電源アセンブリ110の第1筐体110Xに形成された鉤爪状のリブと、霧化アセンブリ120の第2筐体120Xに形成された窪みとの係合によって、電源アセンブリ110と霧化アセンブリ120とが互いに係合可能であってもよい。

実施形態では、ユーザに吸引動作を検知するセンサ20の出力値に基づいて霧化部80が制御される。この代わりに、ユーザが押しボタンを押すことによって、霧化部80が制御、すなわちエアロゾル源が霧化されるように構成されていてもよい。

また、霧化アセンブリ120の吸口端E1側には、ユーザによって咥えられるマウスピースが着脱可能に設けられていてもよい。この代わりに、マウスピースは、霧化アセンブリ120と一体的に形成されていてもよい。この場合、マウスピースと霧化アセンブリ120は、一体として交換される。

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