非燃焼型香味吸引器

申请号 JP2017531027 申请日 2016-01-12 公开(公告)号 JP6408709B2 公开(公告)日 2018-10-17
申请人 日本たばこ産業株式会社; 发明人 竹内 学; 中野 拓磨; 山田 学;
摘要
权利要求

ハウジング空洞を有するハウジングと、 燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化部と、 前記ハウジング空洞の内圧の変化を検出するセンサと、 少なくとも前記霧化部を制御するための制御部と、 吸引動作又は吹込動作によって前記ハウジング空洞の内圧を変化させるための第1構造と、 前記吸引動作及び前記吹込動作以外の所定動作によって前記ハウジング空洞の内圧を変化させるための第2構造とを備え、 前記第1構造は、前記ハウジングの吸口端に設けられた吸口開口を含み、 前記制御部は、少なくとも前記吸引動作に基づいて、前記エアロゾル源の霧化の開始又は終了を行う霧化制御を行い、 前記制御部は、前記所定動作に基づいて、前記霧化制御とは異なる所定制御を行うことを特徴とする非燃焼型香味吸引器。前記第1構造は、前記ハウジング空洞と前記ハウジングの外側の大気空間とを連通するための開口を含み、 前記第1構造に含まれる前記開口は、前記吸口開口に連通していることを特徴とする請求項1に記載の非燃焼型香味吸引器。前記第2構造は、前記所定動作によって前記ハウジング空洞の内圧を高めるための構造を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の非燃焼型香味吸引器。前記第1構造、前記第2構造及び前記センサは、前記ハウジングの非吸口端側から吸口端側に向けて、前記第2構造、前記センサ及び前記第1構造の順で配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の非燃焼型香味吸引器。前記第2構造は、前記ハウジングの非吸口端に設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の非燃焼型香味吸引器。前記ハウジング空洞は、前記第1構造から前記センサまで連通する第1空洞及び前記第2構造から前記センサまで連通する第2空洞を含み、前記第1空洞及び前記第2空洞は、前記ハウジング内で互いに連通しないように区画されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の非燃焼型香味吸引器。前記センサの出値は、前記霧化部の霧化制御を行うか否かを判定するための第1閾値及び前記霧化部の霧化制御とは異なる所定制御を判定する第2閾値と比較され、 前記第1閾値は、前記第2閾値よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の非燃焼型香味吸引器。前記第2構造は、前記センサの出力値が前記第1閾値を超えず、前記センサの出力値が前記第2閾値を超えるように、前記ハウジング空洞の内圧を変化させるための構造を有することを特徴とする請求項7に記載の非燃焼型香味吸引器。前記第2構造は、前記ハウジング空洞から前記ハウジングの外側の大気空間に連通する開口を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の非燃焼型香味吸引器。前記第2構造に含まれる前記開口は、前記ハウジングの非吸口端の端面に設けられることを特徴とする請求項9に記載の非燃焼型香味吸引器。前記第2構造に含まれる前記開口として第1開口及び第2開口が設けられており、 前記第1開口及び前記第2開口は、前記ハウジングにおいて互いに異なる方向を向いた面に設けられることを特徴とする請求項9に記載の非燃焼型香味吸引器。前記第2構造に含まれる前記開口として第1開口及び第2開口が設けられており、 前記第1開口は、前記ハウジングの非吸口端の端面に設けられており、 前記第2開口は、前記ハウジングの側面に設けられることを特徴とする請求項9に記載の非燃焼型香味吸引器。前記ハウジングは、長手方向及び前記長手方向に直交する短手方向を有しており、 前記第2構造は、前記短手方向において前記ハウジングの外側側面よりも外側に飛び出さないように配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の非燃焼型香味吸引器。前記第2構造は、前記ハウジングとは別体として設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の非燃焼型香味吸引器。前記ハウジングの非吸口端には、前記霧化部に少なくとも電力を供給する電源を充電するための電極部材が設けられており、 前記第2構造は、前記電極部材を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の非燃焼型香味吸引器。前記ハウジングは、長手方向及び前記長手方向に直交する短手方向を有しており、 前記電極部材は、第1電極と、第2電極とを有していることを特徴とする請求項15に記載の非燃焼型香味吸引器。前記電極部材は、前記ハウジング空洞と前記ハウジングの外側の大気空間とを連通するための開口を含み、 前記電極部材に含まれる開口は、前記第1電極及び前記第2電極のいずれか一方の非吸口側端よりも、前記長手方向において吸口端側に設けられることを特徴とする請求項16に記載の非燃焼型香味吸引器。前記第2電極は、前記長手方向から照射される光によって前記長手方向に直交する面に形成される投影面において、前記第1電極と離間し、かつ、前記第1電極よりも内側に設けられていることを特徴とする請求項16又は請求項17に記載の非燃焼型香味吸引器。前記電極部材は、開口を有し、 前記開口は、前記投影面において、前記第1電極よりも内側かつ前記第2電極よりも外側に設けられていることを特徴とする請求項18に記載の非燃焼型香味吸引器。前記第2電極の非吸口側端は、前記長手方向において、前記第1電極の非吸口側端よりも吸口端側に設けられていることを特徴とする請求項16乃至請求項19のいずれかに記載の非燃焼型香味吸引器。前記所定制御は、ユーザが正規ユーザであるか否かを判定する制御、パフ動作シリーズを開始又は終了する制御、前記非燃焼型香味吸引器の動作モードを切り替える制御、前記制御部でカウントされている値のリセット制御、及び、前記制御部で管理されている値の通知制御のうち、少なくともいずれか1つの制御であることを特徴とする請求項1乃至請求項20のいずれかに記載の非燃焼型香味吸引器。

说明书全文

本発明は、燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化部を有する非燃焼型香味吸引器に関する。

従来、燃焼を伴わずに香味を吸引するための非燃焼型香味吸引器が知られている。非燃焼型香味吸引器は、燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化部を有する。

このような非燃焼型香味吸引器では、吸引動作が行われている吸引区間において霧化部に電源出が供給され、吸引動作が行われていない非吸引区間において霧化部に電源出力が供給されないように構成することが好ましい。係る吸引区間と非吸引区間との判別には、吸引区間を検出するためのセンサを用いる場合がある。このようなセンサとしては、吸引動作によって変化する値を出力するセンサを用いることが可能である(例えば、特許文献1−2)。

国際公開第2014/150704号

国際公開第2014/066730号

第1の特徴は、非燃焼型香味吸引器であって、ハウジング空洞を有するハウジングと、燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化部と、前記ハウジング空洞の内圧の変化を検出するセンサと、少なくとも前記霧化部を制御するための制御部と、吸引動作又は吹込動作によって前記ハウジング空洞の内圧を変化させるための第1構造と、前記吸引動作及び前記吹込動作以外の所定動作によって前記ハウジング空洞の内圧を変化させるための第2構造とを備え、前記第1構造は、前記ハウジングの吸口端に設けられた吸口開口を含み、前記制御部は、少なくとも前記吸引動作に基づいて、前記エアロゾル源の霧化の開始又は終了を行う霧化制御を行い、前記制御部は、前記所定動作に基づいて、前記霧化制御とは異なる所定制御を行うことを要旨とする。

第2の特徴は、第1の特徴において、前記第1構造は、前記ハウジング空洞と前記ハウジングの外側の大気空間とを連通するための開口を含み、前記第1構造に含まれる前記開口は、前記吸口開口に連通していることを要旨とする。

第3の特徴は、第1の特徴又は第2の特徴において、前記第2構造は、前記所定動作によって前記ハウジング空洞の内圧を高めるための構造を有することを要旨とする。

第4の特徴は、第1の特徴乃至第3の特徴のいずれかにおいて、前記第1構造、前記第2構造及び前記センサは、前記ハウジングの非吸口端側から吸口端側に向けて、前記第2構造、前記センサ及び前記第1構造の順で配置されることを要旨とする。

第5の特徴は、第1の特徴乃至第4の特徴のいずれかにおいて、前記第2構造は、前記ハウジングの非吸口端に設けられることを要旨とする。

第6の特徴は、第1の特徴乃至第5の特徴のいずれかにおいて、前記ハウジング空洞は、前記第1構造から前記センサまで連通する第1空洞及び前記第2構造から前記センサまで連通する第2空洞を含み、前記第1空洞及び前記第2空洞は、前記ハウジング内で互いに連通しないように区画されていることを要旨とする。

第7の特徴は、第1の特徴乃至第6の特徴のいずれかにおいて、前記センサの出力値は、前記霧化部の霧化制御を行うか否かを判定するための第1閾値及び前記霧化部の霧化制御とは異なる所定制御を判定する第2閾値と比較され、前記第1閾値は、前記第2閾値よりも大きいことを要旨とする。

第8の特徴は、第7の特徴において、前記第2構造は、前記センサの出力値が前記第1閾値を超えず、前記センサの出力値が前記第2閾値を超えるように、前記ハウジング空洞の内圧を変化させるための構造を有することを要旨とする。

第9の特徴は、第1の特徴乃至第8の特徴のいずれかにおいて、前記第2構造は、前記ハウジング空洞から前記ハウジングの外側の大気空間に連通する開口を含むことを要旨とする。

第10の特徴は、第9の特徴において、前記第2構造に含まれる前記開口は、前記ハウジングの非吸口端の端面に設けられることを要旨とする。

第11の特徴は、第9の特徴において、前記第2構造に含まれる前記開口として第1開口及び第2開口が設けられており、前記第1開口及び前記第2開口は、前記ハウジングにおいて互いに異なる方向を向いた面に設けられることを要旨とする。

第12の特徴は、第9の特徴において、前記第2構造に含まれる前記開口として第1開口及び第2開口が設けられており、前記第1開口は、前記ハウジングの非吸口端の端面に設けられており、前記第2開口は、前記ハウジングの側面に設けられることを要旨とする。

第13の特徴は、第1の特徴乃至第12の特徴のいずれかにおいて、前記ハウジングは、長手方向及び前記長手方向に直交する短手方向を有しており、前記第2構造は、前記短手方向において前記ハウジングの外側側面よりも外側に飛び出さないように配置されることを要旨とする。

第14の特徴は、第1の特徴乃至第13の特徴のいずれかにおいて、前記第2構造は、前記ハウジングとは別体として設けられることを要旨とする。

第15の特徴は、第1の特徴乃至第14の特徴のいずれかにおいて、前記ハウジングの非吸口端には、前記霧化部に少なくとも電力を供給する電源を充電するための電極部材が設けられており、前記第2構造は、前記電極部材を含むことを要旨とする。

第16の特徴は、第15の特徴において、前記ハウジングは、長手方向及び前記長手方向に直交する短手方向を有しており、前記電極部材は、第1電極と、第2電極とを有していることを要旨とする。

第17の特徴は、第16の特徴において、前記電極部材は、前記ハウジング空洞と前記ハウジングの外側の大気空間とを連通するための開口を含み、前記電極部材に含まれる開口は、前記第1電極及び前記第2電極のいずれか一方の非吸口側端よりも、前記長手方向において吸口端側に設けられることを要旨とする。

第18の特徴は、第16の特徴又は第17の特徴において、前記第2電極は、前記長手方向から照射される光によって前記長手方向に直交する面に形成される投影面において、前記第1電極と離間し、かつ、前記第1電極よりも内側に設けられていることを要旨とする。

第19の特徴は、第18の特徴において、前記電極部材は、開口を有し、前記開口は、前記投影面において、前記第1電極よりも内側かつ前記第2電極よりも外側に設けられていることを要旨とする。

第20の特徴は、第16の特徴乃至第19の特徴のいずれかにおいて、前記第2電極の非吸口側端は、前記長手方向において、前記第1電極の非吸口側端よりも吸口端側に設けられていることを要旨とする。

第21の特徴は、第1の特徴乃至第20の特徴のいずれかにおいて、前記所定制御は、ユーザが正規ユーザであるか否かを判定する制御、パフ動作シリーズを開始又は終了する制御、前記非燃焼型香味吸引器の動作モードを切り替える制御、前記制御部でカウントされている値のリセット制御、及び、前記制御部で管理されている値の通知制御のうち、少なくともいずれか1つの制御であることを要旨とする。

上述した特徴において、前記ハウジングの非吸口端には、エンドキャップが設けられており、前記第2構造は、前記エンドキャップを含むことを要旨とする。

上述した特徴において、前記エンドキャップは、前記ハウジング空洞から前記ハウジングの外側の大気空間に連通する開口を有することを要旨とする。

上述した特徴において、前記エンドキャップの少なくとも一部は、弾性部材によって構成されることを要旨とする。

上述した特徴において、前記ハウジングの少なくとも一部は、弾性部材によって構成されており、前記第2構造は、前記弾性部材を含むことを要旨とする。

上述した特徴において、前記ハウジングは、長手方向及び前記長手方向に直交する短手方向を有しており、前記ハウジングの非吸口端には、前記長手方向に沿ってスライド可能に構成されるスライド部材が設けられており、前記第2構造は、前記スライド部材を含むことを要旨とする。

上述した特徴において、前記ハウジング空洞には、前記ハウジング空洞内を移動可能に構成される可動部材が設けられており、前記第2構造は、前記可動部材を含むことを要旨とする。

上述した特徴において、前記所定動作は、前記第2構造に含まれる開口をユーザの手指の腹で塞ぐ動作であることを要旨とする。

上述した特徴において、前記所定動作は、前記第2構造に含まれる弾性部材を押下する動作であることを要旨とする。

上述した特徴において、前記所定動作は、前記スライド部材をスライドする動作であることを要旨とする。

上述した特徴において、前記所定動作は、前記可動部材を前記ハウジング空洞内で移動させる動作であることを要旨とする。

上述した特徴において、前記ハウジングは、円筒形状又は筒形状を有することを要旨とする。

上述した特徴において、前記非燃焼型香味吸引器は、前記非燃焼型香味吸引器の状態を通知する発光素子を備え、前記発光素子は、前記第2構造よりも前記ハウジングの吸口端側に設けられることを要旨とする。

上述した特徴において、前記非燃焼型香味吸引器は、前記非燃焼型香味吸引器の状態を通知する発光素子を備え、前記発光素子は、前記第2空洞よりも前記ハウジングの吸口端側に設けられることを要旨とする。

図1は、実施形態に係る非燃焼型香味吸引器100を示す図である。

図2は、実施形態に係る霧化ユニット120を示す図である。

図3は、実施形態に係るセンサ20を示す図である。

図4は、実施形態に係る制御回路50を示すブロック図である。

図5は、変更例1に係る電装ユニット110を示す図である。

図6は、変更例2に係る電装ユニット110を示す図である。

図7は、変更例3に係る電装ユニット110を示す図である。

図8は、変更例4に係る電装ユニット110を示す図である。

図9は、変更例5に係る電装ユニット110を示す図である。

図10は、変更例6に係る電装ユニット110を示す図である。

以下において、実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。

従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まる場合があることは勿論である。

[開示の概要] 背景技術で触れたセンサは、吸引区間の検出(すなわち、霧化部の霧化制御)に用いられているに過ぎず、他の用途には用いられていない。しかしながら、発明者等は、鋭意検討の結果、霧化部の霧化制御で用いるセンサを他の用途にも用いることが可能であることを見いだした。

開示の概要に係る非燃焼型香味吸引器は、ハウジング空洞を有するハウジングと、燃焼を伴わずにエアロゾル源を霧化する霧化部と、前記ハウジング空洞の内圧の変化を検出するセンサと、少なくとも前記霧化部を制御するための制御部と、吸引動作又は吹込動作によって前記ハウジング空洞の内圧を変化させるための第1構造と、前記吸引動作及び前記吹込動作以外の所定動作によって前記ハウジング空洞の内圧を変化させるための第2構造とを備え、前記第1構造は、前記ハウジングの吸口端に設けられた吸口開口を含み、前記制御部は、少なくとも前記吸引動作に基づいて、前記エアロゾル源の霧化の開始又は終了を行う霧化制御を行い、前記制御部は、前記意所定動作に基づいて、前記霧化制御とは異なる所定制御を行う。

開示の概要では、非燃焼型香味吸引器は、吸引動作又は吹込動作によってハウジング空洞の内圧を変化させるための第1構造と、吸引動作及び吹込動作以外の所定動作によってハウジング空洞の内圧を変化させるための第2構造とを備え、センサは、ハウジング空洞の内圧の変化を検出する。このような構成によれば、エアロゾル源の霧化の開始又は終了を行う霧化制御とは異なる所定制御を行うトリガーを検出する部材として霧化制御に用いるセンサを用いるため、霧化制御に用いるセンサの用途が広がる。また、1つのセンサによって複数の制御を行うトリガーを検出すれば、部品点数を削減することもできる。

[実施形態] (非燃焼型香味吸引器) 以下において、実施形態に係る非燃焼型香味吸引器について説明する。図1は、実施形態に係る非燃焼型香味吸引器100を示す図である。図2は、実施形態に係る霧化ユニット120を示す図である。

実施形態において、非燃焼型香味吸引器100は、燃焼を伴わずに香味を吸引するため器具であり、非吸口端側から吸口端側に向かう方向である長手方向Aに沿って延びる形状を有する。

図1に示すように、非燃焼型香味吸引器100は、電装ユニット110と、霧化ユニット120とを有する。電装ユニット110は、霧化ユニット120に隣接する部位に雌コネクタ111を有しており、霧化ユニット120は、電装ユニット110に隣接する部位に雄コネクタ121を有する。雌コネクタ111は、長手方向Aに直交する方向に沿って延びるらせん状の溝を有しており、雄コネクタ121は、長手方向Aに直交する方向に沿って延びるらせん状の突起を有する。雌コネクタ111及び雄コネクタ121の螺合によって、霧化ユニット120と電装ユニット110とが接続される。霧化ユニット120は、電装ユニット110に対して着脱可能に構成される。

実施形態において、非燃焼型香味吸引器100は、ハウジング空洞104を有するハウジング100Xを有する。ハウジング空洞104は、センサ20に対して吸口端側に設けられる第1空洞105と、センサ20に対して非吸口端側に設けられる第2空洞106とを含む。ハウジング100Xは、長手方向A及び長手方向Aに直交する短手方向Bを有する。ハウジング100Xは、円筒形状又は角柱形状などの筒状形状を有することが好ましい。ハウジング100Xは、少なくとも吸引動作で用いる通気開口101in及び吸口開口100outを有する。吸口開口100outは、ハウジング100Xの吸口端に設けられており、通気開口101in及び吸口開口100outは、第1空洞105に連通する。

具体的には、電装ユニット110は、ハウジング100Xの一部を構成する電装ハウジング110Xを有しており、電装ハウジング110Xは、通気開口101inの一部を構成する開口110inを有する。霧化ユニット120は、ハウジング100Xの一部を構成する霧化ハウジング120Xを有しており、霧化ハウジング120Xは、通気開口101inの一部を構成する開口120inと、吸口開口100outを構成する開口120outを有する。開口110in及び開口120inは、雌コネクタ111及び雄コネクタ121が接続された状態で連通する。

ここで、ハウジング100Xの非吸口端の端面には、バッテリ10を充電するための電極部材210が設けられる。電極部材210は、第1電極211と、第2電極212と、絶縁部材213と、開口214とを有する。第1電極211及び第2電極212は、バッテリ10に接続されており、外部電源とバッテリ10とを接続することによってバッテリ10に電力を供給するための部材である。第2電極212は、長手方向Aから照射される光によって長手方向Aに直交する面に形成される投影面において、第1電極211と離間し、かつ、第1電極211よりも内側に設けられる。第2電極212の非吸口側端は、長手方向Aにおいて、第1電極211の非吸口側端よりも吸口端側に設けられる。絶縁部材213は、第1電極211及び第2電極212を絶縁するための部材である。第2空洞106に連通する開口214は、ハウジング空洞104(ここでは、第2空洞106)からハウジング100Xの外側の大気空間に連通する開口である。言い換えると、第2空洞106は、ハウジング100Xの外側の大気空間に開口214を介して連通している。開口214は、投影面において第1電極211よりも内側かつ第2電極212よりも外側に設けられている。開口214は、第1電極211及び第2電極212のいずれか一方(ここでは、第1電極211)の非吸口側端よりも、長手方向Aにおいて吸口端側に設けられる。なお、電極部材210がハウジング100Xの非吸口端の端面に設けられているため、開口214は、ハウジング100Xの非吸口端の端面に設けられると考えてもよい。

実施形態において、通気開口101in及び吸口開口100outは、吸引動作又は吹込動作によってハウジング空洞104(ここでは、第1空洞105)の内圧を変化させるための第1構造を構成する。電極部材210は、吸引動作及び吹込動作以外の所定動作によってハウジング空洞104(ここでは、第2空洞106)の内圧を変化させるための第2構造を構成する。所定動作は、例えば、ユーザの手指の腹によって第2電極212の先端によって構成される開口を塞ぐ動作であり、第2空洞106の内圧を高める動作であればよい。言い換えると、電極部材210は、所定動作によってハウジング空洞104(ここでは、第2空洞106)の内圧を高めるための構造を有する。

実施形態において、電極部材210は、ハウジング100Xの内側側面に嵌め込まれる。すなわち、電極部材210は、短手方向Bにおいてハウジング100Xの外側側面よりも外側に飛び出さないように配置される。電極部材210は、ハウジング100Xと別体として設けられることが好ましい。

実施形態において、第1空洞105及び第2空洞106は、ハウジング100X内で互いに連通しないようにセンサ20によって区画されている。第1空洞105は、通気開口101in及び吸口開口100outからセンサ20まで連通する空洞であると考えてよく、第2空洞106は、電極部材210からセンサ20まで連通する空洞であると考えてもよい。

実施形態において、第1構造(通気開口101in及び吸口開口100out)、第2構造(電極部材210)及びセンサ20は、ハウジング100Xの非吸口端側から吸口端側に向けて、第2構造、センサ及び第1構造の順で配置される。

電装ユニット110は、バッテリ10と、センサ20と、発光素子40と、制御回路50とを有する。

バッテリ10は、例えば、リチウムイオン電池である。バッテリ10は、非燃焼型香味吸引器100の動作に必要な電力を蓄積する。例えば、バッテリ10は、センサ20、発光素子40及び制御回路50に供給する電力を蓄積する。また、バッテリ10は、後述する霧化部80(霧化部)に供給する電力を蓄積する。

センサ20は、ハウジング空洞104の内圧の変化を検出する。詳細には、センサ20は、第1空洞105の内圧と第2空洞106の内圧との差圧を検出する。

例えば、センサ20は、コンデンサを有するセンサであり、第1空洞105の内圧と第2空洞106の内圧との差圧に応じたコンデンサの電気容量を示す値(例えば、電圧値)を出力する。センサ20は、図3に示すように、カバー21と、基板22と、電極膜23と、固定電極24と、制御回路25と、開口26と、開口27とを有する。カバー21とハウジング100Xとの間には隙間が存在しておらず、第1空洞105及び第2空洞106は、ハウジング100X内で互いに連通しないようにセンサ20によって区画されている。基板22には、固定電極24及び制御回路25が設けられる。電極膜23は、第1空洞105の内圧と第2空洞106の内圧との差圧の変化に応じて変形する。固定電極24は、電極膜23とコンデンサを形成する。コンデンサの電気容量は、電極膜23の変形によって変化する。制御回路25は、電極膜23の変形によって変化する電気容量を検出する。開口26は、第1空洞105に連通する。従って、吸引動作によって第1空洞105の内圧が変化するとともに電極膜23が変形する。開口27は、第2空洞106に連通する。従って、所定動作によって第2空洞106の内圧が変化するとともに電極膜23が変形する。

具体的には、例えば、吸引動作を行った場合、第1空洞105の内圧が低下する反面、第2空洞106の内圧は実質的には変化せず、大気圧に略等しいため、実質的にはセンサ20は第1空洞105における圧力変化を検出する。また例えば、吹込動作を行った場合、第1空洞105の内圧が上昇する反面、第2空洞106の内圧は実質的には変化せず、大気圧に略等しいため、実質的にはセンサ20は第1空洞105における圧力変化を検出する。また例えば、所定動作を行った場合、第2空洞106の内圧が上昇する反面、第1空洞105の内圧は実質的には変化せず、大気圧に略等しいため、実質的にはセンサ20は第2空洞106における圧力変化を検出する。

図1に戻って、発光素子40は、発光態様、すなわち、発光の色、点灯/消灯、点灯時のパターン等によって非燃焼型香味吸引器100の状態を通知する。非燃焼型香味吸引器100の状態は、例えば、電源オン又は電源オフなどの状態であってもよく、吸引状態又は非吸引状態などの状態であってもよい。このようなケースにおいて、発光素子40は、電極部材210よりもハウジング100Xの吸口端側に設けられることが好ましい。さらには、発光素子40は、第2空洞106よりもハウジング100Xの吸口端側に設けられることが好ましい。このような構成によれば、吸引動作/吹込動作及び所定動作が行われているときに発光素子40を視認しやすい。或いは、非燃焼型香味吸引器100の状態は、後述する制御部51で管理されている値(例えば、パフ動作の累積回数、1回のパフ動作シリーズにおけるパフ動作の累積回数、パフ動作シリーズの累積回数、バッテリ10の残量、エアロゾル源の残量など)であってもよい。

制御回路50は、非燃焼型香味吸引器100の動作を制御する。なお、制御回路50の詳細については後述する(図4を参照)。

霧化ユニット120は、図2に示すように、リザーバ60と、液保持部材70と、霧化部80と、破壊部90とを有する。霧化ユニット120は、カプセルユニット130と、吸口ユニット140とを有する。ここで、霧化ユニット120は、大気を内部に取り込むための開口120inと、雄コネクタ121を介して電装ユニット110(センサ20)に連通する空気流路122と、筒状に配置されるセラミック123とを有する。霧化ユニット120は、霧化ユニット120の外形を形成する筒状の霧化ハウジング120Xを有する。セラミック123によって囲まれる空間は、空気流路を形成する。すなわち、セラミック123によって囲まれる空間及び上述した空気流路122は、第1空洞105の一部を形成する。セラミック123は、例えば、アルミナを主成分として含む。

リザーバ60は、エアロゾル源を貯留する。リザーバ60は、樹脂ウェブ等の材料によって構成される孔質体である。リザーバ60は、液保持部材70にエアロゾル源を供給可能な位置に配置されていればよく、液保持部材70の一部と少なくとも接触する。

なお、実施形態においては、上述したセラミック123がリザーバ60の内側に配置されており、リザーバ60によって保持されるエアロゾル源の揮発が抑制される。

液保持部材70は、リザーバ60から供給されるエアロゾル源を保持する。例えば、液保持部材70は、ガラス繊維によって構成されるウィックである。

霧化部80は、燃焼を伴わずにエアロゾル源を加熱する。すなわち、霧化部80は、液保持部材70によって保持されるエアロゾル源を燃焼を伴わずに霧化する。例えば、霧化部80は、霧化部80に供給される電源出力によって発熱する抵抗発熱体である。霧化部80は、液保持部材70に巻き回されたワイヤによって構成されてもよい。

実施形態では、霧化部80として、加熱によってエアロゾル源を霧化する加熱タイプの部品を例示している。しかしながら、霧化部は、エアロゾル源を霧化する機能を有していればよく、超音波によってエアロゾル源を霧化する超音波タイプの部品であってもよい。

破壊部90は、カプセルユニット130が装着された状態において、所定膜133の一部を破壊するための部材である。実施形態において、破壊部90は、霧化ユニット120とカプセルユニット130とを仕切るための隔壁部材126によって保持されている。隔壁部材126は、例えば、ポリアセタール樹脂である。破壊部90は、例えば、長手方向Aに沿って延びる円筒状の中空針である。中空針の先端を所定膜133に突き刺すことによって、所定膜133の一部が破壊される。また、中空針の内側空間によって霧化ユニット120とカプセルユニット130とを空気的に連通する空気流路が形成される。ここで、中空針の内部には、たばこ源131を構成する原料が通過しない程度の粗さを有する網目が設けられることが好ましい。網目の粗さは、例えば、80メッシュ以上200メッシュ以下である。

このようなケースにおいて、カプセルユニット130内に中空針が侵入する深さは、1.0mm以上かつ5.0mm以下であることが好ましく、2.0mm以上かつ3.0mm以下であることがさらに好ましい。これによって、所定膜133の所望部位以外の部位を破壊することがないため、所定膜133とフィルタ132とによって区画される空間に充填されるたばこ源131の脱離を抑制することができる。また、係る空間からの中空針の離脱が抑制されるため、中空針からフィルタ132に至る適切な空気流路を好適に維持することができる。

長手方向Aに対する垂直断面において、垂直針の断面積は、2.0mm2以上かつ3.0mm2以下であることが好ましい。これによって、中空針を引き抜いた際に、カプセルユニット130からたばこ源131が脱落することが抑制される。

中空針の先端は、長手方向Aに対する垂直方向に対して、30°以上かつ45°以下の傾斜を有することが好ましい。

但し、実施形態はこれに限定されるものではなく、破壊部90は、カプセルユニット130が装着された状態において、所定膜133に隣接する部位であってもよい。このような部位に対してユーザが圧力を加えることによって、所定膜133の一部が破壊されてもよい。

カプセルユニット130は、本体ユニットに対して着脱可能に構成される。カプセルユニット130は、たばこ源131と、フィルタ132と、所定膜133とを有する。また、所定膜133とフィルタ132とによって区画される空間内に、たばこ源131が充填されている。ここで、本体ユニットとは、カプセルユニット130以外の部位によって構成されるユニットである。例えば、本体ユニットは、上述した電装ユニット110、リザーバ60、液保持部材70及び霧化部80を含む。

たばこ源131は、エアロゾル源を保持するリザーバ60よりも吸口端側に設けられており、エアロゾル源から発生するエアロゾルとともにユーザによって吸引される香味を発生する。ここで、たばこ源131は、所定膜133とフィルタ132とによって区画される空間内から流出しないように、固体状の物質によって構成されることに留意すべきである。たばこ源131としては、刻みたばこ、たばこ原料を粒状に成形した成形体、たばこ原料をシート状に成形した成形体を用いることができる。たばこ源131には、メントールなどの香料が付与されていてもよい。

なお、たばこ源131がたばこ原料によって構成される場合には、たばこ原料が霧化部80から離れているため、たばこ原料を加熱せずに香味を吸引することが可能である。言い換えると、たばこ原料の加熱によって生じる不要物質の吸引が抑制されることに留意すべきである。

実施形態において、フィルタ132及び所定膜133によって区画される空間に充填されるたばこ源131の量は、0.15g/cc以上かつ1.00g/cc以下であることが好ましい。フィルタ132及び所定膜133によって区画される空間においてたばこ源131が占有する体積の占有率は、50%以上かつ100%以下であることが好ましい。なお、フィルタ132及び所定膜133によって区画される空間の容積は、0.6ml以上かつ1.5ml以下であることが好ましい。これによって、カプセルユニット130を適切な大きさに保ちながら、ユーザが香味を十分に味わうことができる程度にたばこ源131を収容することができる。

破壊部90によって所定膜133の一部が破壊され、霧化ユニット120とカプセルユニット130とが連通した状態において、カプセルユニット130の先端部分(被破壊部分)からフィルタ132の末端まで、1050cc/minの流量で空気を吸引した場合のカプセルユニット130の通気抵抗(圧力損失)は、全体として、10mmAq以上かつ100mmAq以下であることが好ましく、20mmAq以上かつ90mmAq以下であることがさらに好ましい。たばこ源131の通気抵抗を上記の好ましい範囲に設定することによって、エアロゾルがたばこ源131によって濾過され過ぎる事象が抑制され、効率的に香味をユーザに供給することができる。なお、1mmAqは、9.80665Paに相当するため、上記通気抵抗は、Paで表現することもできる。

フィルタ132は、たばこ源131に対して吸口端側に隣接されており、通気性を有する物質によって構成される。フィルタ132は、例えば、アセテートフィルタであることが好ましい。フィルタ132は、たばこ源131を構成する原料が通過しない程度の粗さを有することが好ましい。

フィルタ132の通気抵抗は、5mmAq以上かつ20mmAq以下であることが好ましい。これによって、たばこ源131から生じる蒸気成分を効率的に吸着しながら、エアロゾルを効率的に通過させることができ、適切な香味をユーザに供給することができる。また、ユーザに対して適切な空気の抵抗感を与えることができる。

たばこ源131の質量とフィルタ132の質量との比率(質量比率)は、3:1〜20:1の範囲であることが好ましく、4:1〜6:1の範囲であることがさらに好ましい。

所定膜133は、フィルタ132と一体として成形されており、通気性を有していない部材によって構成される。所定膜133は、たばこ源131の外面のうち、フィルタ132と隣接する部分を除いた部分を被覆する。所定膜133は、ゼラチン、ポリプロピレン及びポリエチレンテレフタレートによって構成される群の中から選択される少なくとも一つの化合物を含む。ゼラチン、ポリプロピレン、ポリエチレン及びポリエチレンテレフタレートは、通気性を有しておらず、かつ、薄膜の形成に適している。また、ゼラチン、ポリプロピレン、ポリエチレン及びポリエチレンテレフタレートは、たばこ源131に含まれる分に対して十分な耐性が得られる。ポリプロピレン、ポリエチレン及びポリエチレンテレフタレートは、特に耐水性に優れる。さらに、ゼラチン、ポリプロピレン及びポリエチレンは、耐塩基性を有しているため、たばこ源131が塩基性成分を有する場合でも、塩基性成分によって劣化しにくい。

所定膜133の膜厚は、0.1μm以上かつ0.3μm以下であることが好ましい。これによって、所定膜133によってたばこ源131を保護する機能を維持しながら、所定膜133の一部を容易に破壊することができる。

上述したように、所定膜133は、フィルタ132と一体として成形されるが、所定膜133は、例えば、糊等によってフィルタ132に接着される。或いは、長手方向Aに対する垂直方向において、所定膜133の外形をフィルタ132の外形よりも小さく設定して、所定膜133内にフィルタ132を詰め込み、フィルタ132の復元力によって所定膜133内にフィルタ132を嵌合してもよい。或いは、所定膜133を係合するための係合部をフィルタ132に設けてもよい。

ここで、所定膜133の形状は、特に限定されるものではないが、長手方向Aに対する垂直断面において、凹形状を有することが好ましい。このようなケースでは、凹形状を有する所定膜133の内側にたばこ源131を充填した後に、たばこ源131が充填された所定膜133の開口をフィルタ132によって閉じる。

長手方向Aに対する垂直断面において、所定膜133が凹形状を有する場合において、所定膜133によって囲まれる空間の断面積のうち、最大の断面積(すなわち、フィルタ132が嵌合される開口の断面積)は、25mm2以上かつ80mm2以下であることが好ましく、25mm2以上かつ55mm2以下であることがさらに好ましい。このような場合において、長手方向Aに対する垂直断面において、フィルタ132の断面積は、25mm2以上かつ55mm2以下であることが好ましい。長手方向Aにおけるフィルタ132の厚みは、3.0mm以上かつ7.0mm以下であることが好ましい。

吸口ユニット140は、吸口開口120outを有する。吸口開口120outは、フィルタ132を露出する開口である。ユーザは、吸口開口120outからエアロゾルを吸引することによって、エアロゾルとともに香味を吸引する。

実施形態において、吸口ユニット140は、霧化ユニット120の霧化ハウジング120Xに対して着脱可能に構成される。例えば、吸口ユニット140は、霧化ハウジング120Xの内面に嵌合するように構成されたカップ形状を有する。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。吸口ユニット140は、ヒンジ等によって回動可能に霧化ハウジング120Xに取り付けられていてもよい。

実施形態において、吸口ユニット140は、カプセルユニット130と別体として設けられる。すなわち、吸口ユニット140は、本体ユニットの一部を構成する。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。吸口ユニット140は、カプセルユニット130と一体として設けられていてもよい。このような場合には、吸口ユニット140は、カプセルユニット130の一部を構成することに留意すべきである。

(制御回路) 以下において、実施形態に係る制御回路について説明する。図4は、実施形態に係る制御回路50を示すブロック図である。

図4に示すように、制御回路50は、センサ20に接続されており、少なくとも霧化部を制御するための制御部51を有する。制御部51は、少なくとも吸引動作(センサ20の出力値)に基づいて、エアロゾル源の霧化を開始又は終了を行う霧化部の霧化制御を行う。制御部51は、所定動作(センサ20の出力値)に基づいて、霧化部の霧化制御とは異なる所定制御を行う。

ここで、センサ20の出力値は、霧化部の霧化制御を行うか否かを判定するための第1閾値及び霧化部の霧化制御とは異なる所定制御を判定する第2閾値と比較される。第1閾値は、第2閾値よりも大きい。なお、エアロゾル源の霧化の開始(電源出力の開始)を判定する閾値(第1閾値)は、エアロゾル源の霧化の終了(電源出力の停止)を判定する閾値(第1閾値)と異なっていてもよい。

具体的には、制御部51は、吸引動作によって第1空洞105の内圧が第2空洞106の内圧に比して低下し、ハウジング空洞104の内部の内圧変化を検知するセンサ20の出力値が第1閾値を超えた場合に、霧化部80に対する電源出力を開始する。一方で、制御部51は、第1空洞105の内圧が第2空洞106の内圧に比して低下し、ハウジング空洞104の内部の内圧変化を検知するセンサ20の出力値が第1閾値を下回った場合に、霧化部80に対する電源出力を停止する。また、制御部51は、所定動作によって第2空洞106の内圧が第1空洞の内圧に比して上昇し、ハウジング空洞104の内部の圧力変化を検知するセンサ20の出力値が第1閾値を超えずに第2閾値を超えた場合に、霧化部の霧化制御とは異なる所定制御を行う。

従って、上述した電極部材210は、センサ20の出力値が第1閾値を超えず、センサ20の出力値が第2閾値を超えるように、ハウジング空洞104(第2空洞106)の内圧を変化させるための構造を有すると考えてもよいことに留意すべきである。

なお、所定制御は、ユーザが正規ユーザであるか否かを判定する制御であってもよく、パフ動作シリーズを開始又は終了する制御であってもよい。パフ動作シリーズとは、所定回数の吸引動作を繰り返す一連の動作である。或いは、非燃焼型香味吸引器100の動作モードとして複数の動作モードが設けられているケースにおいて、所定制御は、動作モードを切り替える制御であってもよい。例えば、動作モードの切り替えは、吸引動作(センサ20の出力値)に基づいて、エアロゾル源の霧化を開始又は終了を行う霧化部の霧化制御を許容せず、且つ、少なくともセンサ20に対する通電が行われているスリープモード(省電力モード)と、吸引動作(センサ20の出力値)に基づいて、エアロゾル源の霧化を開始又は終了を行う霧化部の霧化制御を許容し、且つ、少なくともセンサ20に対する通電が行われているレディモードとの切り替えである。或いは、動作モードの切り替えは、霧化部80に対する電源出力の大きさ(電源出力の絶対値又はデューティ比)の切り替えである。或いは、動作モードの切り替えは、非燃焼型香味吸引器100が通信モジュールを有しているケースにおいて、通信モジュールを用いた通信を許容するか否かの切り替えである。或いは、所定制御は、制御部51でカウントされている値(例えば、パフ動作の累積回数、1回のパフ動作シリーズにおけるパフ動作の累積回数、パフ動作シリーズの累積回数など)のリセット制御であってもよい。或いは、所定制御は、制御部51で管理されている値(例えば、パフ動作の累積回数、1回のパフ動作シリーズにおけるパフ動作の累積回数、パフ動作シリーズの累積回数、バッテリ10の残量、エアロゾル源の残量、通信モジュールを用いた通信が可能な状態であるか否かなど)を発光素子40の発光態様によって通知する制御であってもよい。

ここで、第1閾値及び第2閾値の少なくとも一方は、センサ20の出力値の絶対値と比較される値であってもよい。或いは、第1閾値及び第2閾値の少なくとも一方は、2以上のセンサ20の出力値によって構成される傾きと比較される値であってもよい。

制御部51は、バッテリ10に接続されており、バッテリ10から霧化部80(霧化部)に対する電源出力(ここでは、電力量)を制御する。なお、電力量とは、時間及び電力(電圧又は電流)の乗算結果であり、時間及び電力によって制御される値である。例えば、制御部51は、バッテリ10に併設されるDC−DCコンバータ等を制御することによって、バッテリ10から霧化部80に印加される電圧を制御する。制御部51は、霧化部80に対する電源出力の絶対値を制御してもよく、霧化部80に対する電源出力のデューティ比を制御してもよい。

なお、制御部51は、吹込動作に基づいて、所定制御を行ってもよいし、所定制御を行わなくてもよい(吹込動作を検出したとしても何の制御も行わなくてもよい)。あるいは、センサ20は、吸引動作のみを検出できるよう構成されていてもよい。吹込動作に基づく所定制御は、前述の所定動作に基づく霧化部の霧化制御とは異なる所定制御として羅列された制御の中から、適宜選択することができる。なお、吹込動作に基づいて所定制御を行う場合には、吹込動作に基づく所定制御は、所定動作に基づく所定制御とは異なる制御であることが好ましい。

(作用及び効果) 実施形態では、非燃焼型香味吸引器100は、吸引動作又は吹込動作によって第1空洞105の内圧を変化させるための第1構造と、吸引動作及び吹込動作以外の所定動作によって第2空洞106の内圧を変化させるための第2構造とを備え、センサ20は、ハウジング空洞の内圧の変化を検出する。このような構成によれば、霧化制御とは異なる所定制御を行うトリガーを検出する部材として霧化制御に用いるセンサ20を用いるため、霧化制御に用いるセンサ20の用途が広がる。また、1つのセンサ20によって複数の制御を行うトリガーを検出するため、部品点数を削減することもできる。

実施形態では、電極部材210(開口214)は、ハウジング100Xの非吸口端の端面に設けられている。このような構成によれば、第2空洞106の内圧を高める所定動作が吸引動作に伴って誤って行われることを抑制することができる。

実施形態では、第1構造(通気開口101in及び吸口開口100out)、第2構造(電極部材210)及びセンサ20は、ハウジング100Xの非吸口端側から吸口端側に向けて、第2構造、センサ及び第1構造の順で配置される。また、第1空洞105は、センサ20に対して吸口端側に設けられており、第2空洞106は、センサ20に対して非吸口端側に設けられる。このような構成によれば、第2空洞106の内圧を高める所定動作によって生じる内圧の大小関係(第1空洞105の内圧<第2空洞106の内圧)が吸引動作によって生じる内圧の大小関係と同じである反面、吹込動作によって生じる内圧の大小関係は、第1空洞105の内圧>第2空洞106の内圧となるため、所定動作と吹込動作とを判別することが容易である。

実施形態では、第1空洞105及び第2空洞106は、ハウジング100X内で互いに連通しないようにセンサ20によって区画されている。このような構成によれば、第2構造によって第2空洞106の内圧を高めやすくなることに加え、所定動作によって第1空洞の内圧の変化を抑制することができるため、所定動作の検出精度が向上する。

実施形態では、電極部材210は、短手方向Bにおいてハウジング100Xの外側側面よりも外側に飛び出さないように配置される。従って、所定動作によって第2空洞106の内圧を変化させるための電極部材210を設ける場合であっても、短手方向Bにおける非燃焼型香味吸引器100のサイズ拡大が抑制される。

[変更例1] 以下において、実施形態の変更例1について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。

変更例1では、所定動作によって第2空洞106の内圧を変化させるための第2構造として、図5(A)又は図5(B)に示すように、電極部材210に代えてエンドキャップ220が設けられる。エンドキャップ220は、ハウジング100X(電装ハウジング110X)の非吸口端に設けられており、第2空洞106の開口を被覆する。

例えば、図5(A)に示すように、エンドキャップ220は、長手方向Aにおいて電装ハウジング110Xの内側に窪む形状を有しており、第2空洞106から電装ハウジング110Xの外側の大気空間に連通する開口221を有する。或いは、図5(B)に示すように、エンドキャップ220は、電装ハウジング110Xの内側に窪む形状を有していなくてもよい。このようなケースにおいて、開口221は、ユーザの手指の腹が電装ハウジング110Xの内側に入る程度のサイズを有することが好ましい。なお、開口221は、電装ハウジング110Xの非吸口端の端面に設けられる。

これらの構成によれば、手指の腹等によって開口221を塞ぐ動作(所定動作)によって第2空洞106の内圧を高めることができる。

[変更例2] 以下において、実施形態の変更例2について説明する。以下においては、変更例1に対する相違点について主として説明する。

変更例2では、図6(A)〜図6(C)に示すように、変更例1と同様に、ハウジング100X(電装ハウジング110X)の非吸口端にエンドキャップ220が設けられる。変更例2では、エンドキャップ220の少なくとも一部は弾性部材によって構成される。例えば、図6(A)に示すように、エンドキャップ220は、第2空洞106の開口を完全に被覆していてもよい。或いは、図6(B)に示すように、エンドキャップ220は、第2空洞106から電装ハウジング110Xの外側の大気空間に連通する1以上の開口221を有していてもよい。開口221は、電装ハウジング110Xの非吸口端の端面に設けられる。或いは、図6(C)に示すように、電装ハウジング110Xは、第2空洞106から電装ハウジング110Xの外側の大気空間に連通する開口222を有していてもよい。開口222は、例えば、電装ハウジング110Xにおいて非吸口端の端面と異なる方向を向いた面(ここでは、側面)に設けられる。図6(C)において、第2構造とはエンドキャップ220及び開口222を形成するハウジングの一部を含む。

エンドキャップ220の少なくとも一部が弾性部材によって構成されるため、電装ハウジング110Xの内側にエンドキャップ220を押下する動作(所定動作)によって第2空洞106の内圧を高めることができる。なお、図6(C)に示すケースでは、開口222を塞いだ状態でエンドキャップ220を押下しなければ、第2空洞106の内圧が上昇しないことに留意すべきである。

[変更例3] 以下において、実施形態の変更例3について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。

変更例3では、図7に示すように、ハウジング100X(電装ハウジング110X)は、弾性部材によって構成される弾性部分115を有する。弾性部分115は、第2空洞106を区画する隔壁の一部を構成する。弾性部材115は、所定動作によって第2空洞106の内圧を変化させるための第2構造の一部を構成する。なお、第2空洞106の開口は、変更例1などと同様に、エンドキャップ220によって被覆される。弾性部材115と同様に、エンドキャップ220もまた、第2構造の一部を構成する。

第2空洞106を区画する隔壁の一部が弾性部材115によって構成されるため、電装ハウジング110Xの内側に弾性部分115を押下する動作(所定動作)によって第2空洞106の内圧を高めることができる。

[変更例4] 以下において、実施形態の変更例4について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。

変更例4では、所定動作によって第2空洞106の内圧を変化させるための第2構造として、図8(A)又は図8(B)に示すように、電極部材210に代えて、スライド部材230が設けられる。スライド部材230は、ハウジング100X(電装ハウジング110X)の非吸口端に設けられており、第2空洞106の開口を被覆する。スライド部材230は、第2空洞106の容積を変更するように、長手方向Aに沿ってスライド可能に構成される。例えば、図8(A)に示すように、スライド部材230は、電装ハウジング110Xの外側側面に沿ってスライド可能に構成される。或いは、図8(B)に示すように、スライド部材230は、電装ハウジング110Xの内側側面に沿ってスライド可能に構成されてもよい。図8(B)に示すケースでは、スライド部材230は、弾性部材231(バネなど)を有しており、スライド部材230をスライドした後に弾性部材231によって自動的にエンドキャップ220が元の位置に戻ってもよい。

これらの構成によれば、スライド部材230のスライド(所定動作)によって第2空洞106の内圧を高めることができる。

[変更例5] 以下において、実施形態の変更例5について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。

変更例5では、所定動作によって第2空洞106の内圧を変化させるための第2構造として、図9に示すように、電極部材210に代えて可動部材240が設けられる。可動部材240は、ハウジング空洞104(ここでは、第2空洞106)内において移動可能に構成される。可動部材240は、第2空洞106の開口を被覆するエンドキャップ220によって保持されることが好ましい。第2空洞106の内圧は、可動部材240の移動によって変化する。

第2空洞106内に可動部材240が設けられるため、例えば、非燃焼型香味吸引器100を振る動作(所定動作)によって第2空洞106内において可動部材240を移動させることによって、第2空洞106の内圧を高めることができる。

[変更例6] 以下において、実施形態の変更例6について説明する。以下においては、実施形態及び変更例1に対する相違点について主として説明する。

上述したように、変更例1では、所定動作によって第2空洞106の内圧を変化させるための第2構造として、図5(A)又は図5(B)に示したように、第2空洞106の開口を被覆するエンドキャップ220が設けられる。エンドキャップ220は、第2空洞106から電装ハウジング110Xの外側の大気空間に連通する開口221を有する。

これに対して、変更例6では、図10(A)及び図10(B)に示すように、エンドキャップ220に設けられる開口221以外に、第2空洞106から電装ハウジング110Xの外側の大気空間に連通する開口223が設けられる。開口223は、例えば、電装ハウジング110Xに設けられる。このようなケースにおいて、第2構造とはエンドキャップ220及び開口223を形成するハウジングの一部を含む。図10(A)及び図10(B)に示すケースでは、開口223を塞いだ状態で手指の腹等によって開口221を塞がなければ、第2空洞106の内圧が上昇しないことに留意すべきである。

すなわち、変更例6では、第2構造に含まれる開口として開口221及び開口223が設けられており、開口221及び開口223は、電装ハウジング110Xにおいて互いに異なる方向を向いた面に設けられる。例えば、開口221は、電装ハウジング110Xの非吸口端の端面に設けられており、開口223は、電装ハウジング110Xの側面に設けられる。

本発明においては、開口223は単一の開口であってもよく、複数の開口であってもよい。ここで、開口223の大きさは、ユーザの手指の腹が電装ハウジング110Xの内側に入らない程度の大きさであることが好ましい。例えば、開口223の重心を通る開口223の最小幅は、5mm以下であることが好ましく、3mm以下であることが好ましい。あるいは、開口223の面積は、20mm2以下であることが好ましく、7mm2以下であることがさらに好ましい。開口223が円形開口である場合には、開口223の直径は、5mm以下であることが好ましく、3mm以下であることがさらに好ましい。一方で、開口223は、開口223を塞がない状態で開口221のみを塞いだ場合に、センサ20の出力値が第2閾値を超えない程度の通気性を有することが好ましい。開口を複数設ける場合には、各々の開口が上記最小幅、面積を満たすことがより好ましく、係る複数の開口が円形開口である場合には、各々の開口が上記直径を満たすことがより好ましい。図10(A)に示すケースでは、開口221及び開口223の大小関係を特に問わないが、図10(B)に示すケースでは、開口221が開口223よりも大きいことが好ましい。電装ハウジング110Xの側面に設けられる開口223は、電装ハウジング110Xの非吸口端の端面とセンサ20との間に設けられることが好ましい。

このように、変更例6では、第2構造は、第2空洞106からハウジング100Xの外側の大気空間に連通する2以上の開口を有する。従って、手指の腹等によって2以上の開口を塞がなければ、第2空洞106の内圧が上昇しない。これによって、意図せずに所定制御が行われる誤動作がより効果的に抑制される。

なお、第2構造が複数の開口を有するケースにおいて、最初に塞がれる開口223がハウジングの非吸口端の端面に設けられており、ハウジング空洞の内圧を高めるために塞がれる開口221がハウジングの非吸口端の端面に設けられていてもよい。

また、実施形態で説明したように、エンドキャップ220ではなくて、電極部材210が非燃焼型香味吸引器100に設けられるケースにおいても、電極部材210が有する開口214とは別に、第2空洞106から電装ハウジング110Xの外側の大気空間に連通する開口が設けられてもよい。

[その他の実施形態] 本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。

実施形態では、第1空洞105及び第2空洞106はセンサ20によって区画される。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。具体的には、第1空洞105及び第2空洞106が区画されておらず、第1空洞105及び第2空洞106が繋がっていてもよい。或いは、第2空洞106が第1空洞105の一部を構成してもよい。このようなケースにおいて、上述した通気開口101inが設けられておらず、ハウジング110Xの非吸口端の端面に1つの開口のみが設けられていてもよい。このようなケースにおいて、制御部51は、ユーザの吸引動作に基づいて、霧化部の霧化制御(霧化部80に対する電源出力の制御)を行う。一方で、制御部51は、ユーザの吸引動作及び吹込動作とは異なる所定動作に基づいて、霧化部の霧化制御とは異なる所定制御を行う。吸引動作及び吹込動作とは異なる所定動作とは、ハウジング空洞104の内圧を高める動作であればよく、例えば、ユーザの手指の腹等で1つの開口を塞ぐ動作である。

実施形態では、電極部材210がハウジング100Xの非吸口端の端面に設けられるが、実施形態はこれに限定されるものではない。電極部材210はハウジング100Xの非吸口端側の側面に設けられていてもよい。

実施形態では、バッテリ10を充電するための部材として電極部材210が設けられる。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。バッテリ10を充電するための部材は、電装ユニット110が有する雌コネクタ111であってもよい。すなわち、雌コネクタ111は、バッテリ10と接続されており、外部電源とバッテリ10とを接続することによってバッテリ10に電力を供給してもよい。

実施形態では、センサ20のカバー21は、ハウジング100X内で互いに連通しないように第1空洞105及び第2空洞106を区画する。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。カバー21は、第1空洞105及び第2空洞106を連通する開口を有していてもよい。或いは、カバー21に開口が設けられていないが、電極膜23が第1空洞105及び第2空洞106を連通する開口を有していてもよい。

実施形態では、香味源としてたばこ源131を例示した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。香味源は、たばこ材料を含んでいなくてもよい。さらには、非燃焼型香味吸引器100は香味源を有しておらず、エアロゾル源に香喫味成分が付与されていてもよい。

実施形態では、非燃焼型香味吸引器100がカプセルユニット130を有するケースを例示した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、非燃焼型香味吸引器100は、香味源を含むカートリッジを有していてもよい。

実施形態では、センサ20がコンデンサを有するセンサであるケースについて説明した。しかしながら、センサ20の種類は、これに限定されるものではない。センサ20は、ハウジング空洞104の内圧の変化を検出可能であればよい。好ましくは、センサ20は、第1空洞105の内圧と第2空洞106の内圧との差圧を検出可能であればよい。

本発明によれば、霧化制御に用いるセンサの用途を広げることができる。

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