Self-ignition device for a cigarette

申请号 JP2013558487 申请日 2012-03-14 公开(公告)号 JP2014513931A 公开(公告)日 2014-06-19
申请人 アビスディド,マルレーネABISDID,Marlene; アビスディド,シャルレーネABISDID,Charlene; アビスディド,シャルロットABISDID,Charlotte; アラゴネス,イシドールARAGONES,Isidore; ベンハユン,ジャックBENHAYOUN,Jacques; エティエンヌ ラクロワ トゥー アルティフィセス ソシエテ アノニムEtienne Lacroix Tous Artifices S.A.; 发明人 アビスディド,マルレーネ; アビスディド,シャルリ; メドゥース,ドミニク; テボー,ピエール;
摘要 本発明は、たばこ(1)の 点火端 部(4)に配置された主化学物質(7)と、主物質(7)に対して不相容性の補助化学物質(8)とを含むたばこ用の自己点火装置に関し、前記主及び補助物質は、互いに 接触 した場合に燃焼することができる。 装置は、補助物質(8)が、たばこ(1)の点火端部(4)を覆って嵌合するように設計され、補助物質を主物質と接触させる容器(9)内に配置されることを特徴とする。
【選択図】図7c
权利要求
  • たばこ用の自己点火装置であって、
    −前記たばこ(1)の点火される端部(4)に配置されることを意図された主化学物質(7)と、
    −前記主物質(7)に対して不相容性の補助化学物質(8)と、
    を含み、前記主及び補助物質は、互いに接触した場合に点火することができ、前記補助物質は、前記たばこ(1)の前記点火される端部(4)を覆って嵌合し、前記補助物質を前記主物質に接触させるように構成された容器(9)内に配置され、前記容器は、その端部の一方(12)で閉じられ、
    −前記容器(9)は、たばこ(1)の前記点火される端部(4)を覆って嵌合するように構成された円筒形部分の形態をとる留め領域(11)を含み、
    シール(10)が前記留め領域(11)の底面を形成し、前記補助物質(8)は、前記容器(9)の前記シールと前記閉じた端部(12)との間に配置され、前記シールには、前記留め領域の方に向けられ、前記容器に圧力がかかった場合に、前記補助物質がその外に流れることができるように構成されたカニューレ(100)が設けられることを特徴とする装置。
  • 請求項1に記載の装置において、
    前記容器(9)は、その外径がたばこ(1)の外径と概ね一致する円筒チューブの形態をとることを特徴とする装置。
  • 請求項1又は2に記載の装置において、
    前記主化学物質(7)は、過マンガン酸カリウムを含み、前記補助化学物質(8)は、グリセリンを含むことを特徴とする装置。
  • 請求項1乃至3の何れか一項に記載の装置において、
    前記補助物質(8)は、固体、ゲル、又はクリームの形態をとり、前記物質は、前記容器(9)に直接導入されることを特徴とする装置。
  • 請求項1乃至4の何れか一項に記載の装置において、
    前記カニューレ(100)は注射針と同様であることを特徴とする装置。
  • 請求項1乃至5の何れか一項に記載の装置において、
    前記留め領域(11)は、前記たばこ(1)の前記外径以上の内径と、3mm〜10mmの長さとを有することを特徴とする装置。
  • 請求項1乃至6の何れか一項に記載の装置において、
    液体又は固体である前記主物質(7)は、カプセルに封入されることを特徴とする装置。
  • 说明书全文

    本発明は、たばこ用の自己点火装置に関する。

    本発明は、火工装置の技術分野に関し、より詳細には、たばこに点火し、ライター又はマッチタイプの従来の手段に対する代替物を供給することを意図された火工装置に関する。

    先行技術を示す、たばこに自己点火する装置は、次の特許文献、すなわち、仏国特許出願公開第2905231号明細書(Charli ABISDID)、ブルガリア共和国特許第407714号明細書(M. MARGOLIS)、独国特許出願公開第3509293号明細書(LIECHTENSTEIN RICHARD VON)、欧州特許出願公開第0066021号明細書(YOO, BYUNG EON)、仏国特許7539535号明細書(TOKYO ENGINEERING CO.) D5、英国特許第314145号明細書(Piedad and Alejandro LIFCHUZ)、仏国特許出願公開第709175号明細書(Giulio TURRI)、特開2005−5224232号公報(イシカワ ジョウジ)、英国特許406153号明細書(Ansley HERMAN FOX)に記載されている。 これらの装置は、衝撃又は摩擦の効果により、可燃性物質に点火するように構成された点火物質を含む。 通常使用される摩擦ストリップは、たばこが点火されたときに摩損する。 そして、ストリップの摩損が多くなるほど、たばこに点火するのが困難になる。

    この欠点を克服するために、たばこの点火される端部に置かれた主化学物質と、主物質に対して不相容性の補助化学物質とを含む自己点火用の装置が、文献、仏国特許出願公開第1014899号明細書(Louis Thomas FONDO)、ブルガリア共和国特許第1012826号明細書(Pierre JACQUET)、ブルガリア共和国特許97941号明細書(BONCHEV MIROSLAV B.)、英国特許第356861号明細書(Robert SUTHERLAND)、英国特許第752365号明細書(Hans HANNO MOSER)、英国特許第790341号明細書(Kurt KORBER)を通じて公知である。 これらの装置は、化学物質が互いに接触した場合に、自然に点火する化学物質の不相容性の原理を使用する。 実際上、補助化学物質は、
    −たばこの箱の取り扱い時に、前記補助化学物質を取り外すことができるように、前記箱の面の1つに配置された状態に置かれ、このために、後でたばこに点火するのに支障を来すか、
    −又は、十分に適合していない個別の容器に入った状態に置かれるかのいずれかである。

    たばこの点火される端部に配置された主化学物質と、前記主化学物質に対して不相容性の補助化学物質とを含む自己点火装置が設けられたたばこについては、文献、米国特許第2029186号明細書(PETERSON)、又は米国特許第3109435号明細書(PALEY)から更に詳細に分かる。 補助物質は、前記補助物質が主物質と接触することを可能にする構成で、点火される端部に対接して配置されるように構成された取り外し可能な容器内に収容される。 補助物質は、外気にさらされるパッド上に配置される。 従って、補助物質の特性は、時間の経過と共に急速に劣化する。

    文献、欧州特許出願公開第0171601号明細書(ESPARZA)では、化学物質は、破れるように設計されたカプセルに収容される。 容器の留め領域の底面にグリッドが形成される。 このグリッドは、化学物質の特性が、時間の経過と共に劣化するように封止されない。

    このような状況を受けて、本発明は、たばこの容易な点火を可能にし、その一方で、それでもなお、従来技術で公知の補助化学物質に対する環境設定に関連する欠点を少なくする装置を提供することを主目的とする。

    本発明はまた、使いやすく、構造が単純で費用がかからない自己点火用の装置を提供することを目的とする。

    本発明が提案する問題解決策とは、
    −主物質に対して不相容性の補助化学物質を含み、前記主及び補助物質は、それらが互いに接触した場合に点火することができ、前記補助物質は、たばこの点火される端部を覆って嵌合し、前記補助物質を前記主物質に接触させるように構成された容器に配置され、前記容器は、たばこの端部の一方で閉じられ、
    −容器は、たばこの点火される端部に嵌合するように構成された円筒形部分の形態をとる留め領域を含む、
    たばこ用の自己点火装置である。

    この装置の特筆すべき点は、シールが留め領域の底面を形成し、補助物質は、容器の前記シールと閉じた端部との間に配置され、前記シールには、前記留め領域の方に向けられ、前記容器に圧がかかった場合に、前記補助物質が外に流れることができるように構成されたカニューレが設けられることである。

    そのような単体容器を使用することにより、使用者は、十分な量の補助物質を意図的に利用できるようになり、使用者は、たばこに効果的に点火することができるようになる。 更に、そのような容器は、工業化の段階で容易に設計することができ、その容器を使用することは、使用者にとって魅力的である。 最後に、補助物質を供給するのにカニューレを使用することは特に有益である。 つまり、
    −補助物質は空気と接触せず、これは、補助物質がその特性のすべてを長期にわたって完全なままに維持することを可能にし、
    −補助物質は、たばこの点火される端部に、正確に、かつ深く注入することができる。

    本発明の方法の他の顕著な特徴が下記に列挙されるが、これらの各特徴は、上記に明示した特徴とは別に、単独で、又は組み合わせて検討することができる。
    −有利にも、容器は、外径がたばこの外径と概ね一致する円筒チューブの形態をとる。
    −容器は、たばこの点火される端部を覆って嵌合するように構成された円筒形部分の形態をとる留め領域を含むことができる。
    −脆いシールが、留め領域の底面を形成することができ、補助物質は、前記容器の前記シールと閉じた端部との間に配置される。
    −シールは、留め領域の底面を形成し、補助物質は、容器の前記シールと閉じた端部との間に配置され、尖頭具が、前記容器内で前記底部壁に配置され、前記尖頭具は、前記留め領域の方に向けられる。
    −シールは、留め領域の底面を形成し、補助物質は、容器の前記シールと閉じた端部との間に配置され、前記シールには、前記留め領域の方に向けられ、前記容器に圧力がかかった場合に、前記補助物質がカニューレの外に流れることができるように構成されたカニューレが設けられる。
    −シールは、留め領域の底面を形成し、補助物質は、容器の前記シールと閉じた端部との間に配置され、前記シールは、剛性材料でできた前記容器にスライド可能に取り付けられ、更に、前記シールには、前記留め領域の方に向けられ、前記シールが前記容器を空にする方向にスライドした場合に、前記補助物質がカニューレの外に流れることができるように構成されたカニューレが設けられる。
    −補助化学物質は、容器内に配置された1つ又は複数のカプセルに入った状態に置くことができ、前記容器は、圧力がかかった場合に、潰れることで前記カプセルを破るのを可能にする、1つ又は複数の可撓性壁を含む。
    −好ましくは、主化学物質は過マンガン酸カリウムを含み、補助化学物質はグリセリンを含む。
    −補助物質は、固体、ゲル、又はクリームの形態をとることができ、前記物質は、容器に直接導入される。
    −補助物質はまた、流体の形態をとることができ、前記補助物質を収容するように、海綿状材料が容器に挿入され、単に、前記海綿状材料に圧力をかけるだけで、前記補助物質を解放することが可能になる。

    情報を示すために非限定的な例を通じてなされる、添付の図面に関連する好ましい実施形態の以下の説明を読んだ場合に、本発明の他の利点及び特徴が更に明らかになるであろう。

    図1は本発明による自己点火装置を用いてたばこに点火するのを可能にする様々なステップを概略的に示している。

    図2は本発明による自己点火装置を用いてたばこに点火するのを可能にする様々なステップを概略的に示している。

    図3は本発明による自己点火装置を用いてたばこに点火するのを可能にする様々なステップを概略的に示している。

    図4は本発明による自己点火装置を用いてたばこに点火するのを可能にする様々なステップを概略的に示している。

    図5aは様々な実施形態における、本発明による補助物質の容器の縦断面図である。

    図5bは様々な実施形態における、本発明による補助物質の容器の縦断面図である。

    図5cは様々な実施形態における、本発明による補助物質の容器の縦断面図である。

    図6aはたばこの点火される端部にある主物質の考え得る様々な構成を概略的に示している。

    図6bはたばこの点火される端部にある主物質の考え得る様々な構成を概略的に示している。

    図6cはたばこの点火される端部にある主物質の考え得る様々な構成を概略的に示している。

    図7aはたばこの点火される端部での、図5〜5cの容器の所定の位置への設置を概略的に示している。

    図7bはたばこの点火される端部での、図5〜5cの容器の所定の位置への設置を概略的に示している。

    本発明は、たばこ1に自己点火することを可能にする。 「たばこ」とは、フィルタの有無によらない一般的なたばこ、シガリロ、葉巻、又は喫煙者が摂取できる他の同様な物を意味する。 図1〜4に概略的に示すように、たばこ1は通常、シート状の紙2から形成された円筒の形態をとり、紙2の内側には、刻んだたばこの葉3が配置されている。 たばこは、3mm〜7mmとすることができる直径と、60mm〜100mmとすることができる長さとを有する。 たばこは、点火される端部4と、前記点火される端部と反対側の吸い込み端部5とを含む。 吸い込み端部5は、特に、フィルタ6を含むことができる。

    本発明の自己点火装置は、たばこ1の点火される端部4に配置されることを意図された主化学物質7(又は、「点火される」物質)を含む。 主化学物質7は、液体、ゲル、固体、粉、マイクロカプセル、結晶、顆粒などの、たばこの葉3への含浸、コーティング、加圧、挿入によって所定の位置に置くことができる。 実際上、主物質7は、点火される端部4から数ミリメートルの深さにわたって存在する。 主物質7の所定の位置への設置は、たばこ1が製造されるときに実施されるのが好ましい。

    刻みたばこは、固体、粉末、マイクロカプセル、結晶、顆粒などの形態をとる主物質7と混合する前に、たばこ繊維を粘着性にするために、前もってアラビアゴムを含浸することができる。

    たばこ1を箱に長期にわたって保管する前に、技術の適合性を確実にするために、選択された形態に応じて、主物質7を乾燥させることができる。 実際上、乾燥していない物質は、箱を汚染する危険性があり、たばこ同士を固着させることがあり、使用者の指、衣類、又はたばこ1が置かれた物体(テーブル又は灰皿など)などを汚すことがある。

    更に、前もってカプセルに封入された液体の主物質7を使用することで、前記主物質が誤ってこぼれるのを防止することが可能になり、その一方で、それでもなお、使用者が、適切な自発的行為によって(例えば、2本の指間でたばこ1の端部を圧迫して潰すことによって)このカプセルを破ることが可能になる。 固体の主物質7を用いたカプセル化の技術を検討することもできる。

    図6aを参照すると、主物質7は、例えば、スプレーを使用して、点火される端部4に直接配置されている。 この場合に、端部4は、分子のたばこ1への浸透を防止するために、撥水性ワニスで覆うことができる。

    図6bの例では、主物質7を含浸した刻みたばこの「詰め物」が、この場合、未処理の刻みたばこ70の「詰め物」で蓋をされて、点火される端部4に配置されている。

    図6cの例では、主物質7を含浸した刻みたばこの「詰め物」が、点火される端部4に配置されている。 この場合に、端部4は、刻みたばこの「詰め物」を保持し、主物質7の消失を防止するために、シート状の吸収紙から前もって切り取られた保護材71で蓋をすることができる。

    本発明の自己点火装置は、主化学物質7に対して不相容性であるように選択された補助化学物質8(又は、「点火」物質)を更に含む。 従って、主及び補助主物質は、互いに接触した場合に反応し、点火することができる。 本発明において、「点火」とは、炎の有無にかかわらず、たばこ1に火を付けることができる(例えば、150℃〜700℃の)熱エネルギを生成することを意味する。 補助物質8は、液体、ゲル、固体、マイクロカプセル、結晶、顆粒などの形態をとることができる。

    主物質7/補助物質8の対は、例えば、酸化剤/燃料対の型の過マンガン酸カリウム/グリコール、硝酸銀/赤リン、硝酸銀/硫黄、塩素酸及びホウ酸/グリコール、アルミニウム/ヨードチンキ、ナトリウム金属又は同じ族の他の金属/水又はアルコール末端(alcohol end)を含む試薬、ラネーニッケル又はリン含有物質/酸化剤(MnO 、塩素酸)、ニトロセルロース/強酸(硫酸、塩酸)などとすることができる。

    本発明で使用される不相容性を基本とした化学物質を希釈する、固める、固定する、活性化又は反対に鈍化もしくは不動態化するために、追加物質を使用することができる。 他の物質は更に、周囲環境、特に、湿度に対する主物質7及び補助物質8の耐性を強化するのを可能にする(例えば、撥水剤)。 主物質7を堆積させる前に、点火される端部4にニトロセルロースなどの「増感」物質を含浸させることで、たばこの可燃性を改良することが可能である。 これには、点火を確実にし、その一方で、それでもなお、主物質7を厳密な最小量まで削減することを可能にするという利点がある。

    主化学物質7及び補助物質8のそれぞれの量は、たばこ1本当たり0.1mg〜5mgとすることができる。

    健康基準を実際に遵守し、毒性のあらゆる危険を防止するために、主物質7は、過マンガン酸カリウムを含むことができ、補助物質8は、グリセリンを含むことができるのが好ましい。 グリセリンは、食品添加物として一般に使用される生成物であり、透明、無色、無臭、及び無毒であり、甘味の粘性液体の形態をとる。 過マンガン酸カリウムに関しては、これは、殺菌剤及び脱臭剤として一般に使用される無機塩である。 過マンガン酸カリウムは、特に、飲料水を処理するために使用されている。

    この化学物質対によって開始される化学反応は瞬間的なものではなく、数秒の短い潜伏期間が必要とされ、これにより、使用者が、たばこは点火されなかったと結論を下すことはない。 反応は、二酸化炭素及び水蒸気のみで構成される無毒の煙の事前の放出によって示される。 反応は過度に強くなく、効果は、ライター又はマッチの火によって引き起こされるものと同様である。 反応が完了すると、たばこの端部4は十分に点火されて、喫煙者がたばこを唇に運び、たばこの煙を吸い込み始めるのを可能にし、確実に、喫煙者が不相容性反応からの煙を吸い込まないようにする。 これらの条件は、たばこ1の自己点火を安全にし、使用者を安心させる。 更に、これらの2つの化学物質は十分に安定していて、十分に長期の使用期間を可能にする。

    使用者が、箱からたばこを取り出してすぐに、たばこに点火するのに必要とするすべてのものを単一の操作で利用できるようにするために、補助物質8は容器9内に収容される。

    容器9は、最初に、たばこ1及び/又は箱から分離されるのが好ましい。 この場合に、使用者は、バッグ又は特定のボックス内に入った状態に置かれた複数の容器9を利用することができる。 補助物質8の単体化により、前記補助物質の使用量を最小限に限定することが可能になる。

    代替の実施形態では、容器9は、最初に、前記補助物質が主物質7と接触するのを防止する構成により、たばこの端部の一方に配置することができる。 この場合に、容器9は取り外すことができ、補助物質8が主物質7と接触するのを可能にする構成により、点火される端部4に対接して配置されるように構成される。 従って、使用者が1箱購入した場合、各たばこには、それ自体の容器9が前もって設けられており、この容器9により、補助物質の使用量を最小限に限定することが可能になる。

    別の問題解決策は、単一の容器、又は一連の単体容器9をたばこの箱、例えば、閉じた蓋の上に直接配置することにある。

    実際上、容器9は、点火される端部4に嵌合するように構成されている。 本発明において「嵌合する」とは、容器9が、点火される端部4に固定されたままであり得るか、又はそうでないかにかかわらず、前記端部に接して、対接して、及び/又はその端部を囲んで配置されることが可能であることを意味する。

    容器9は、円筒形、球形、平行六面形、又は他の形状を有することができ、好ましくは樹脂を塗られた紙、ボール紙、又はプラスチック、又はゴム、又はたばこのフィルタを製造するのに使用されるタイプの詰め物材料もしくは「膨張」材料で作ることができる。 容器9は、外に向かって開かれた1つ又は複数の端部を有してよいし、又は完全に閉じられてもよい。 実際には、容器9は、好ましくは、その端部の一方12で閉じられ、外径がたばこ1の外径と概ね一致する円筒チューブの形態をとる。 容器9の直径は、例えば、2mm〜8mmとすることができる。 容器9の長さは、数ミリメートルから数センチメートルまでとすることができる。

    図5a〜5bを参照すると、容器9は、点火される端部4を覆って嵌合するように構成された留め領域11を含む。 この留め領域11は、容器9を形成するチューブの閉じた端部12と反対側の円筒形部分の形態をとる。 脆いシール10は、留め領域11の底面を形成し、補助物質8は、前記シールと閉じた端部12との間に配置されている。 留め領域11の他方の端部は、留め領域が、点火される端部4を覆って嵌合するのを可能にするように開かれている。 留め領域11は、たばこ1の外径以上(例えば、0.1mm〜1mm)の内径と、3mm〜10mmとすることができる長さとを有する。

    補助物質8は、固体、ゲル、又はクリームの形態の場合に、容器9に直接導入することができる。 補助物質8が流体の形態の場合、前記補助物質8を収容するように、スポンジタイプの海綿状材料を容器9に挿入することができ、単に、前記海綿状材料に圧力をかけるだけで、前記補助物質を解放することが可能になる。

    補助物質は、1つ又は複数のカプセルに入った状態に置くこともでき、カプセル自体は、後で容器9内に配置される。 カプセルを含むそのような構成では、容器9は、(たばこの軸に対して垂直な)横方向の圧力、又は(たばこの軸に沿った)縦方向の圧力がかかった場合に、潰れることによって前記カプセルを破るのを可能にする1つ又は複数の可撓性壁を含むのが好ましい。

    図5aの実施形態を参照すると、及び補助物質8が容器9から漏出するのを防止するために、容器9は、脆いシール10によって閉じることができる。 この実施形態では、紙、プラスチック材料、アルミニウムなどでできたシール10は破れやすくなっている。 図7aを参照すると、単に、このシール10に接した、点火される端部4に圧力をかけるだけで、シールを開き、補助物質8を解放することが可能になる。 実際上、補助物質8は、留め領域11から容器9を出ることを意図され、脆い部分10はこの領域に配置されている。

    図5bの実施形態を参照すると、尖頭具120が、容器9の内部で底部壁12に配置され、前記尖頭具は、留め領域11の方に向けられている。 圧力を容器9にかけると、尖頭具120はシール10に穴をあけて、補助物質8を解放する(図7b)。 次いで、補助物質はたばこに浸透して主物質7に点火する。

    図5cの実施形態では、シール10は、留め領域11の方に向けられたカニューレ100を設けられている。 カニューレ100は、注射針と同様である。 図7cを参照すると、圧力を容器9にかけることで、補助物質8は押しやられてカニューレ100を流れ、それにより、たばこの中に浸透する。 この問題解決策は、主物質7が未処理たばこで蓋をされている場合に特に有益である。 この問題解決策の代替案として、シール10は、この場合は剛性材料でできた容器9の内部をスライドすることができる。 カニューレ100を通じて容器9を空にして、たばこの中に浸透させる方向にシール10をスライドさせるには、たばこを挿入し、たばこをシール10に押し付けるだけでよい。

    一方で、他の技術的な問題解決策を検討することができる。 主物質7は、例えば、流体である補助物質8が通過するのを可能にするように壁が構成された(例えば、微小孔をあけられた)小さい容器に配置することができる。 この問題解決策は、結晶特性を変えることがある任意の前処理を施すことなく、主物質7を粉末状態に保持することができるという利点を有する。

    更に、主物質7は、振りかけることにより、粘着剤で覆われた紙の上に堆積し、前記主物質の粒子が紙に接着されると考えることができる。 次いで、主物質7の粒子を担持した粘着剤は、たばこ1の点火される端部4に巻き付けられる。

    たばこ用の紙自体が、たばこ1の点火される端部4の側に接着剤ストリップを実装することもできる。 つまり、紙は、たばこ1の刻みたばこを詰め込む前に、前もって主物質7の粒子を担持し、それ自体で使用される。

    図1〜4は、喫煙者が、たばこを手に保持するか、又は未点火のままたばこを口まで持って行くかにかかわらず、喫煙者が、簡単な手動作でどのように前記たばこに火をつけることができるかを示している。

    使用者は容器9を取り出し(図1)、点火される端部4に対向するように容器9を配置する。 次いで、容器9は、点火される端部4にコーティングされた主物質を補助物質8が濡らすように、点火される端部4と接触する(図2)。 容器9が閉じられている場合、使用者は、前記容器を潰すことで、補助物質8を主物質7と接触させることができる(図3)。 容器9がシール10で閉じられている場合、使用者は、点火される端部4を用いて前記シールに穴をあけることで(図7a)、又は尖頭具120を用いて前記シールに穴をあけることで(図7b)、又はカニューレ100を用いて直接(図7c)、補助物質8を主物質7と接触させることができる。 容器9が外に向かって開かれている場合、使用者は、たばこ1の点火される端部4を前記容器の内部に直接挿入することで、補助物質8を主物質7と接触させることができる。 補助物質8が主物質7と接触すると、使用者は、点火される端部4から容器9を取り外す(図4)。 反応が開始され、点火されるべき端部4が点火される。

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