維持に手間のかからない芝生用種子混合物およびその使用

申请号 JP2015121893 申请日 2015-06-17 公开(公告)号 JP2015171377A 公开(公告)日 2015-10-01
申请人 パールズ プレミアム, インコーポレイテッド; 发明人 ビー. ジャクソン マドニック;
摘要 【課題】維持に手間のかからない芝生用種子混合物およびその使用の提供。 【解決手段】本発明は、維持に手間のかからない芝生のための芝草種子混合物およびその使用に関する。本開示に記載の特定の割合でブレンドされた特定の種子品種から定着した芝生は、遅い成長速度および深い根を有し、北アメリカ全域の多くの地域、および世界の他の場所で順調に成長する。この芝生は、散 水 も 肥料 もほとんど必要とせず、丈夫で、昆虫に対する自然の耐性を有するので、安全で環境にやさしい。例えば、本発明の予め測定した芝生用種子混合物は、以下の種子:(a)トールフェスク、(b)ペレニアルライグラス、(c)ケンタッキーブルーグラス、(d)ハードフェスク、および(e)チューイングフェスクを含み、前記種子は混合物中に約1:1:1:1:1の重量比で存在する。 【選択図】なし
权利要求

明細書に記載された発明。

说明书全文

関連出願 本願は、2009年2月27日に出願した米国仮出願第61/208,773号の米国特許法第119条(e)項の下での利益を主張する。米国仮出願第61/208,773号の内容全体は、本明細書中に参考として援用される。

本発明は、維持に手間のかからない(low−maintenance)芝生のための芝草種子混合物に関する。

芝生には、農薬、除草剤および肥料を含む膨大な量の化学物質が毎年用いられ、流出および不必要な健康リスクを引き起こしている。芝生管理(lawn care)化学物質の50%から80%は雨で芝生から雨管渠に流出し、最後には流域または地域の池、湖、小川および川に流入する。これは藻の異常発生を引き起こし、制御できない侵入雑草を肥やす。さらに、多くの地域社会は、池に侵入する雑草を除去しようとして高価な除草剤を用いる。低いレベルの肥料、農薬および除草剤が、最後に地域の飲料水に入ることがある。都市および郊外の地域社会での農薬および肥料の使用は、我々の飲料水および他の表面用水の汚染をかなり引き起こす。これは、児童、ペットおよび高齢者への健康リスクも増加させ、芝生管理化学物質に起因する学習および行動障害により学校部門の予算を増加させる。芝生に散布される化学物質のそのような使用は様々な点で地域社会全体に悪影響を与え、広範囲の公衆保健問題のリスクを増加させるだけでなく、浄化および侵入雑草の対処のための高い費用がかかる。

芝生管理化学物質および農薬は、靴、ペットおよび気流に乗って家庭内へと屋内に運ばれる。屋内に入ると、農薬は、カーペット、埃の中、おもちゃの上、および呼吸する空気中にいつまでも残る。これらの化学物質は、戸外では通常日光によってそのうち分解する。しかし、日光および水から遮られると、芝生化学物質および農薬は何カ月もの間残存し、屋内のこれらの化学物質へのより長い曝露をもたらす。Massachusetts Department of Environmental Protectionの健康専門家によると、芝生管理化学物質の農薬、除草剤および肥料への長期曝露は、児童における学習および行動障害のリスクの驚異的な増加、および喘息、パーキンソン病、癌およびいくつかの他の病気の増加するリスクの原因である。増加する健康リスクは、児童、高齢者およびペットではるかにより高い。獣医学専門家Margo Roman博士によると、「50年前、わずか5%のイヌしか癌にならなかった。今日、46%を超えるイヌが癌になり、これは芝生管理肥料、除草剤および農薬の使用の普及に起因することを示唆する証拠がある。」これらの懸念に対応して、Organic Consumers Associationの報告によれば、特定の芝生管理化学物質を含む、人間および環境に有毒であると思われる化学物質を含有する多くの家庭製品の禁止と共に、農薬使用の「新しい時代」は、カナダのすべて、ニューヨーク市、サンフランシスコおよび多くのヨーロッパの都市を含む世界中の多くの都市で始まった。

いくつかの推定は、我々の国の貴重な飲用水の30%が、芝生管理利用のために消費されていることを示す。芝生灌がい、特に地中散水系は、夏の水使用を冬の水使用より3〜5倍高いレベルまで増加させる。窒素に富む化学肥料、および成長の早い、維持に手間のかかる根の浅い芝草の使用は、問題を悪化させる。隣人の芝生管理による水不足は、すべての人々の水価格の上昇、水禁止および強制保存につながる。非常に浅い根を有するヨーロッパまたはケンタッキーからの非在来芝生用種子の多くは、我々のものよりも湿った環境に本来適応している。ニューイングランドおよびほとんどの北アメリカでは、これらの外来の、根が浅い維持に手間のかかる芝草は、特に化学肥料が用いられる場合、頻繁な散水および頻繁な刈込みの不自然なパターンにつながる。

人間の消費のためにろ過され、家庭に圧送される水による芝生の散水は、莫大な量のエネルギーを浪費する。この芝生灌がい水の多くは蒸発し、地下水面に決して戻らない。石油から販売肥料を生産することはエネルギー集約型であり、石油価格が上がるにつれて費用も上昇している。一般的な芝刈機を1時間動かすことは、乗客および荷物をたくさん乗せた中型車を1時間走らせることよりも11倍汚染する。したがって、標準の芝生におけるエネルギー集約型肥料、町からの水および芝刈機汚染は、家庭および家族のカーボンフットプリントを大きく増加させる。「Health」誌の2008年5月号は、家庭環境のまわりの12個の最も有毒なものについての記事を掲載し、化学的に管理された芝生が、家庭環境の内外の唯一最も有毒なものであることを指摘した。

本発明は、成長の遅い芝草、および/または単独でもしくは異なる組合せで成長させたときの個々の種子の根よりも長い根を有する芝草を生成する種子混合物を提供する。一部の実施形態では、芝草の新芽(例えば、芝草の葉身)の遅い成長および長い根の組合せは、芝生に与える水の量も、芝生の刈取りも少なくて済み、化学肥料を必要としないことを意味する。これは、健康リスク、ならびに芝生管理に関連する化学物質の池および飲料水への流出を減少させるためにも有用である。異なる割合(例えば、比)でブレンドされた、多くの異なる品種の種子を含んだ1000個を超える様々な混合物(在来の種子型および/または適応性の種子型のミックス)を試験した。これらの混合物を試験栽培し、成長、美観、適応性、病害抵抗性、日照の要件、ならびに粘土含有量およびpHなどの土壌条件に対する耐久に加え、極限温度、旱魃、昆虫、カビ、道路用塩、すり切れおよび全体的に維持に手間のかからないこと、などの他の環境ストレスに対する耐性について評価した。その結果、本明細書に記載される芝生用種子混合物(lawn seed mixture)の、固有の驚くほど優れた特性を形成するこれらの様々な種子の割合を決定した。

一態様では、本発明は、乾燥重量で決定された、予め測定した(premeasured)割合(例えば、比)でブレンドされる、規定の種の芝生用種子混合物に関する。

一部の実施形態では、予め測定した芝生用種子混合物は、以下の種子:(a)トールフェスク、(b)ペレニアルライグラス、(c)ケンタッキーブルーグラス、(d)ハードフェスク、および(e)チューイングフェスクを含み、そこで、種子は混合物中に約1:1:1:1:1の重量比で存在する。一部の実施形態では、種子混合物は、クリーピングレッドフェスク種子をさらに含む。

一部の実施形態では、予め測定した芝生用種子混合物は、以下の百分率の範囲の種子:(a)トールフェスク18〜22%、(b)ペレニアルライグラス18〜22%、(c)ケンタッキーブルーグラス18〜22%、(d)ハードフェスク18〜22%、および(e)チューイングフェスク18〜22%を含む。一部の実施形態では、種子は、以下の百分率の範囲内:(a)トールフェスク19〜21%、(b)ペレニアルライグラス19〜21%、(c)ケンタッキーブルーグラス19〜21%、(d)ハードフェスク19〜21%、および(e)チューイングフェスク19〜21%で存在する。一部の実施形態では、(a)トールフェスク約19.75%、(b)ペレニアルライグラス約19.75%、(c)ケンタッキーブルーグラス約19.65%、(d)ハードフェスク約19.65%、(e)チューイングフェスク約19.65%、(f)不活性物質約1.47%、(g)他の作物種子約0.05%、および(h)雑草種子約0.03%を含む、請求項4に記載の芝生用種子混合物。

一部の実施形態では、予め測定した芝生用種子混合物は、(a)クリーピングレッドフェスク、(b)ハードフェスク、(c)チューイングフェスク、および(d)シープフェスクを含み、種子は混合物中に約5:2:1.5:1.5の重量比で存在する。一部の実施形態では、芝生用種子混合物は、ファインフェスク種子をさらに含む。一部の実施形態では、芝生用種子混合物は、クリーピングレッドフェスクの2つの異なる品種を含み、2つの品種を約1:1の比で含有する。

一部の実施形態では、予め測定した芝生用種子混合物は、以下の百分率の範囲の種子:(a)クリーピングレッドフェスク45〜55%、(b)ハードフェスク18〜22%、(c)チューイングフェスク13.5〜16.5%、および(d)シープフェスク13.5〜16.5%を含む。一部の実施形態では、予め測定した芝生用種子混合物はクリーピングレッドフェスクの2つの異なる品種を含み、各品種は22.5〜27.5%の百分率の範囲で存在する。一部の実施形態では、種子が以下の百分率の範囲内:(a)クリーピングレッドフェスク47.5〜52.5%、(b)ハードフェスク19〜21%、(c)チューイングフェスク14.25〜15.75%、および(d)シープフェスク14.25〜15.75%で存在する芝生用種子混合物。一部の実施形態では、予め測定した芝生用種子混合物はクリーピングレッドフェスクの2つの異なる品種を含み、各品種は23.75〜26.25%の百分率の範囲で存在する。一部の実施形態では、種子混合物は、(a)クリーピングレッドフェスクの第1の品種約24.55%、(b)クリーピングレッドフェスクの第2の品種約24.55%、(c)ハードフェスク約19.65%、(d)チューイングフェスク約14.75%、(e)シープフェスク約14.75%、(f)不活性物質約1.7%、(g)他の作物種子約0.05%、および(h)雑草種子約0.03%を含む。

本発明の実施形態のいずれかでは、種子混合物は、少なくとも1つのさらなる種子型を含むことができる。

本発明の実施形態のいずれかでは、種子混合物は、袋に収容されていてもよい。

本発明の実施形態のいずれかでは、種子混合物は、有機肥料をさらに含むことができる。

本発明の実施形態のいずれかでは、種子混合物は、堆肥化材料をさらに含むことができる。

本発明の実施形態のいずれかでは、種子混合物は、土壌をさらに含むことができる。

別の態様では、本発明は、1つまたは複数の芝生用種子混合物を生成する方法であって、規定の種子品種の適する種を選択すること、各成分(例えば、乾燥した、純粋な種子)を測定すること、および/または規定の割合の芝生用種子の混合物を得るようにそれらをブレンドすることを含む方法を提供する。したがって、本発明の実施形態は、本明細書に記載される乾燥種子品種をブレンド(例えば、混合)する工程によって得られる芝生用種子混合物も含む。一部の実施形態では、本発明の態様は、芝生を形成するために本明細書に記載の種子混合物を播種する方法に関する。一部の実施形態では、本発明の態様は、本明細書に記載の1つまたは複数の種子混合物を用いて生成される芝生に関する。

本発明のさらなる態様は、維持に手間のかからない芝生を得るための方法に関する。

一部の実施形態では、旱魃に対する芝生の抵抗性を高める方法は、本明細書に記載の芝生用種子混合物の任意の実施形態による芝生用種子混合物を植えることを含む。

一部の実施形態では、冠水に対する芝生の抵抗性を高める方法は、本明細書に記載の芝生用種子混合物の任意の実施形態による芝生用種子混合物を植えることを含む。

一部の実施形態では、暑さに対する芝生の抵抗性を高める方法は、本明細書に記載の芝生用種子混合物の任意の実施形態による芝生用種子混合物を植えることを含む。

一部の実施形態では、日光に対する芝生の抵抗性を高める方法は、本明細書に記載の芝生用種子混合物の任意の実施形態による芝生用種子混合物を植えることを含む。

一部の実施形態では、日陰に対する芝生の抵抗性を高める方法は、本明細書に記載の芝生用種子混合物の任意の実施形態による芝生用種子混合物を植えることを含む。

一部の実施形態では、塩に対する芝生の抵抗性を高める方法は、本明細書に記載の芝生用種子混合物の任意の実施形態による芝生用種子混合物を植えることを含む。

一部の実施形態では、昆虫に対する芝生の抵抗性を高める方法は、本明細書に記載の芝生用種子混合物の任意の実施形態による芝生用種子混合物を植えることを含む。

一部の実施形態では、芝生の根の成長を増強する方法は、本明細書に記載の芝生用種子混合物の任意の実施形態による芝生用種子混合物を植えることを含む。

一部の実施形態では、芝生管理を低減する方法は、本明細書に記載の芝生用種子混合物の任意の実施形態による芝生用種子混合物を植えることを含む。一部の実施形態では、芝生管理は、化学肥料および/または化学的な農薬もしくは殺虫剤を含む、芝生に適用される化学物質を含む。一部の実施形態では、芝生管理は、散水および/または刈込みを含む。

関連の態様では、本発明は、維持に手間のかからない芝生を得るための、本明細書で提供される芝生用種子混合物の使用を提供する。

一部の実施形態では、本明細書に含まれる芝生用種子混合物の任意の実施形態は、旱魃に対する芝生の抵抗性を高めるために用いることができる。

一部の実施形態では、本明細書に含まれる芝生用種子混合物の任意の実施形態は、冠水に対する芝生の抵抗性を高めるために用いることができる。

一部の実施形態では、本明細書に含まれる芝生用種子混合物の任意の実施形態は、暑さに対する芝生の抵抗性を高めるために用いることができる。

一部の実施形態では、本明細書に含まれる芝生用種子混合物の任意の実施形態は、日光に対する芝生の抵抗性を高めるために用いることができる。

一部の実施形態では、本明細書に含まれる芝生用種子混合物の任意の実施形態は、日陰に対する芝生の抵抗性を高めるために用いることができる。

一部の実施形態では、本明細書に含まれる芝生用種子混合物の任意の実施形態は、塩に対する芝生の抵抗性を高めるために用いることができる。

一部の実施形態では、本明細書に含まれる芝生用種子混合物の任意の実施形態は、昆虫に対する芝生の抵抗性を高めるために用いることができる。

一部の実施形態では、本明細書に含まれる芝生用種子混合物の任意の実施形態は、芝生の根の成長を増強するために用いることができる。

一態様では、本発明は、乾燥重量で決定された、予め測定した割合(例えば、比)でブレンドされる、規定の種の芝生用種子混合物に関する。 本発明の好ましい実施形態では、例えば以下が提供される: (項目1) 以下の種子: (a)トールフェスク、 (b)ペレニアルライグラス、 (c)ケンタッキーブルーグラス、 (d)ハードフェスク、および (e)チューイングフェスク を含み、前記種子は混合物中に約1:1:1:1:1の重量比で存在する、予め測定した芝生用種子混合物。 (項目2) クリーピングレッドフェスク種子をさらに含む、項目1に記載の芝生用種子混合物。 (項目3) 以下の百分率の範囲の種子: (a)トールフェスク18〜22%、 (b)ペレニアルライグラス18〜22%、 (c)ケンタッキーブルーグラス18〜22%、 (d)ハードフェスク18〜22%、および (e)チューイングフェスク18〜22% を含む、予め測定した芝生用種子混合物。 (項目4) 前記種子が、以下の百分率の範囲内: (a)トールフェスク19〜21%、 (b)ペレニアルライグラス19〜21%、 (c)ケンタッキーブルーグラス19〜21%、 (d)ハードフェスク19〜21%、および (e)チューイングフェスク19〜21% で存在する、項目3に記載の芝生用種子混合物。 (項目5) (a)トールフェスク約19.75%、 (b)ペレニアルライグラス約19.75%、 (c)ケンタッキーブルーグラス約19.65%、 (d)ハードフェスク約19.65%、 (e)チューイングフェスク約19.65%、 (f)不活性物質約1.47%、 (g)他の作物種子約0.05%、および (h)雑草種子約0.03% を含む、項目4に記載の芝生用種子混合物。 (項目6) (a)クリーピングレッドフェスク、 (b)ハードフェスク、 (c)チューイングフェスク、および (d)シープフェスク を含み、前記種子は混合物中に約5:2:1.5:1.5の重量比で存在する、予め測定した芝生用種子混合物。 (項目7) ファインフェスク種子をさらに含む、項目6に記載の芝生用種子混合物。 (項目8) クリーピングレッドフェスクの2つの異なる品種が、約1:1の比で存在する、項目6に記載の芝生用種子混合物。 (項目9) 以下の百分率の範囲の種子: (a)クリーピングレッドフェスク45〜55%、 (b)ハードフェスク18〜22%、 (c)チューイングフェスク13.5〜16.5%、および (d)シープフェスク13.5〜16.5% を含む、予め測定した芝生用種子混合物。 (項目10) クリーピングレッドフェスクの2つの異なる品種を含み、各品種は22.5〜27.5%の百分率の範囲で存在する、項目9に記載の予め測定した芝生用種子混合物。 (項目11) 前記種子が、以下の百分率の範囲内: (a)クリーピングレッドフェスク47.5〜52.5%、 (b)ハードフェスク19〜21%、 (c)チューイングフェスク14.25〜15.75%、および (d)シープフェスク14.25〜15.75% で存在する、項目9に記載の芝生用種子混合物。 (項目12) クリーピングレッドフェスクの2つの異なる品種を含み、各品種は23.75〜26.25%の百分率の範囲で存在する、項目11に記載の予め測定した芝生用種子混合物。 (項目13) (a)クリーピングレッドフェスクの第1の品種約24.55%、 (b)クリーピングレッドフェスクの第2の品種約24.55%、 (c)ハードフェスク約19.65%、 (d)チューイングフェスク約14.75%、 (e)シープフェスク約14.75%、 (f)不活性物質約1.7%、 (g)他の作物種子約0.05%、および (h)雑草種子約0.03% を含む、項目12に記載の種子混合物。 (項目14) 少なくとも1つのさらなる種子型が含まれる、前記項目のいずれかに記載の種子混合物。 (項目15) 袋に収容されている、前記項目のいずれかに記載の種子混合物。 (項目16) 有機肥料をさらに含む、前記項目のいずれかに記載の種子混合物。 (項目17) 堆肥化材料をさらに含む、前記項目のいずれかに記載の種子混合物。 (項目18) 土壌をさらに含む、前記項目のいずれかに記載の種子混合物。 (項目19) 項目1から18のいずれか一項に記載の芝生用種子混合物を植えることを含む、旱魃に対する芝生の抵抗性を高める方法。 (項目20) 項目1から18のいずれか一項に記載の芝生用種子混合物を植えることを含む、冠水に対する芝生の抵抗性を高める方法。 (項目21) 項目1から18のいずれか一項に記載の芝生用種子混合物を植えることを含む、暑さに対する芝生の抵抗性を高める方法。 (項目22) 項目1から9のいずれか一項に記載の芝生用種子混合物を植えることを含む、日光に対する芝生の抵抗性を高める方法。 (項目23) 項目10から18のいずれか一項に記載の芝生用種子混合物を植えることを含む、日陰に対する芝生の抵抗性を高める方法。 (項目24) 項目1から18のいずれか一項に記載の芝生用種子混合物を植えることを含む、塩に対する芝生の抵抗性を高める方法。 (項目25) 項目1から18のいずれか一項に記載の芝生用種子混合物を植えることを含む、昆虫に対する芝生の抵抗性を高める方法。 (項目26) 項目1から18のいずれか一項に記載の芝生用種子混合物を植えることを含む、芝生の根の成長を増強する方法。 (項目27) 項目1から18のいずれか一項に記載の芝生用種子混合物を植えることを含む、芝生管理を低減する方法。 (項目28) 前記芝生管理が芝生に適用される化学物質を含む、項目27に記載の方法。 (項目29) 前記化学物質が化学肥料である、項目28に記載の方法。 (項目30) 前記化学物質が化学的な農薬または殺虫剤である、項目28に記載の方法。 (項目31) 前記芝生管理が散水を含む、項目27に記載の方法。 (項目32) 前記芝生管理が刈込みを含む、項目27に記載の方法。

本明細書に記載される1つまたは複数の理由のために有益である、多用途の極めて維持に手間のかからない芝生のための芝生用種子混合物(例えば、芝草混合物)が、本明細書で提供される。本明細書に記載される芝生は、刈込みをあまり必要とせず、散水または化学肥料をほとんどもしくは全く必要とせず、蚊などの昆虫を阻止し、様々な条件下で順調に成長する。

一部の実施形態では、本発明の態様は、1つまたは複数の予想外の特性を有する芝草を生成する、芝草種子の混合物に関する。他の何百の試験と比較すると、本明細書に記載される混合物は成長がより遅く、より深い根を形成し、より少ない水を必要とした。一部の実施形態では、他の芝生が寒さから休眠し、褐色になるときに、種子の特定の組合せは、夏後期の暑さ、秋遅くの寒さ、および冬(の前後)を通して緑色/より緑色を維持する芝草を生成する。一部の実施形態では、天然に存在する有益な菌類(内部寄生菌)を有する種子も、種子混合物に含まれてよい。内部寄生菌は、相乗的に特定の芝草植物を食べて生きる。この菌類は、芝草食害昆虫に有害で、芝草を攻撃する虫を減らし、地虫を少なくする防御化合物(アルカロイド)を生成する。内部寄生菌は、化学物質および農薬の必要性を低減する。驚くべきことに、一部の実施形態では、内部寄生菌を支える特定の混合物は、蚊を阻止する芝草を生成する。内部寄生菌を含むことが公知である種子品種の例には、それらに限定されないが、トールフェスク、ペレニアルライグラス、ハードフェスク、チューイングフェスクおよびクリーピングレッドフェスクが含まれる。

一部の実施形態では、本明細書に開示される芝生用種子混合物は、それらの極めて遅い成長速度および広範囲な根系、ならびに広範囲な気候(例えば、温度、日照、水分レベルなど)および土壌条件の下で成長するそれらの能力を特徴とする。本発明の芝生用種子混合物は、一般的なブルーグラスの約1/4の速度で成長する。それら芝草の新芽は遅い速度で成長するので、より少ない刈取りまたは刈込みで済む。例えば、真夏の間1週に約1回の刈込みを必要とするブルーグラスなどの一般的な芝草と比較して、本発明に記載される種子混合物から定着した芝生は、一般的な夏の降雨量で1カ月に約1回の刈込みで済ますことができる。

一部の実施形態では、本明細書に記載される芝生用種子混合物は、極めて深い根を定着させることが分かっている。長さ約2〜6インチの根を有する一般的な芝草と比較して、本明細書に記載される種子混合物は、約3〜4インチの刈取り高の場合、6インチより長い根を成長させる。一部の実施形態では、生じる芝草の根は、少なくとも6インチ、少なくとも8インチ、少なくとも10インチまたは少なくとも12インチの長さまで成長する(例えば、2つの成長期または1年の後)。一部の実施形態では、根は約12インチの長さまで成長し、時には約14インチの長さに達する。これは、特に米国北部の気候では、一旦定着すると、芝草が土壌深くの水分を利用することができ、より少ない芝生の散水で済むか、または場合によっては散水を全く必要としないことを意味する。より暖かい気候では、本発明の芝生用種子混合物から得られる芝生は、標準のブルーグラス芝生よりもかなり少ないが、補助的散水を必要とすることがある。さらに、これらの広範囲な根系および非常に遅い成長も一部手伝って、芝生は化学肥料を全く、および有機肥料をほとんどまたは全く必要としない。したがって、本発明の種子混合物は、環境にもやさしい、例えば、人々、ペットおよび惑星にやさしい維持に手間のかからない芝生を提供する。芝生のために追加の栄養素を補い、雑草および地虫を少なくし、土壌にエアレーションを行い、土壌に生物活性を導入するために、年に一度有機堆肥を施用することが一般に推奨されているが、追加の肥料を施さなくても芝生が順調に成長することを試験は示している。一旦定着すると(例えば、2つの成長期または1年の後)、根の長さは、芝草の平均根長として測定することができることを理解するべきである。

芝生用種子混合物 本明細書でより詳細に記載されるように、主に日光、日陰および濃い日陰にある地域を含めて、維持に手間のかからない芝生の優れた成長を達成するために、特定の割合の種子型の特定の品種を注意深く選択した。2つの主要なクラスの芝生用種子混合物が開発され、各々は、異なる量の日光に応じてブレンドされた。日陰よりも日向の地域に特に適している芝生用種子混合物は、日向混合物、またはサニーミックス(Sunny Mix)と称し、日向よりも日陰の地域に特に適している芝生用種子混合物は、日陰混合物、またはシェイディミックス(Shady Mix)と称す。

一部の実施形態では、本発明の態様は、比較的日向の条件で特に育つ芝生用種子混合物(日向混合物)を提供する。特定の実施形態では、日向混合物は以下の5つの芝草種子型:トールフェスク(Tall Fescue(Festuca arundinacea))、ペレニアルライグラス(Perennial Ryegrass(Lolium perenne))、ケンタッキーブルーグラス(Kentucky Bluegrass(Poa pratensis))、ハードフェスク(Hard Fescue(Festuca longifolia))およびチューイングフェスク(Chewings Fescue(Festuca rubra commutata))を含む。一部の実施形態では、サニーミックスは、ほぼ同等の分量で混合された5品種の種子を含む。したがって、一部の実施形態では、5品種の各々は、日向混合物中の総種子の約20%を構成するように、予め測定される。表1は、種子混合物中の各種子の相対重量%の例を示す。

さらなる材料も種子混合物に含まれてもよいことが、理解されるべきである。一部の実施形態では、さらなる材料は、不活性物質および/または他の汚染種子(例えば、他の作物または雑草)である。一部の実施形態では、1つまたは複数のさらなる芝草種子も、他の利点(例えば、耐塩性、昆虫抑止、より高いすり切れ特性など、またはその任意の組合せ)のために含まれてよい。しかし、5種子品種が表1に記載されるのと同じ相対比で維持されるならば、種子混合物の有利な特性を維持することができる。したがって、一部の実施形態では、表1に記載される百分率は、種子混合物の総重量に対するパーセントを表す。しかし、一部の実施形態では、種子混合物はさらなる成分を含み、表1に記載される百分率は、表1に記載される5種子の相対比を表す。一部の実施形態では、種子混合物は、肥料(例えば、有機肥料)、堆肥材料、土壌またはその任意の組合せで置換されてもよい。例えば、一部の実施形態では、種子混合物は、表2に示す以下の百分率を含むことができる。

一部の実施形態では、種子品種の相対割合は、調節されてもよい。しかし、500個を超える異なる混合物の試験は、相対割合が10%を超えて(例えば、上または下に)調節される場合、本明細書に記載される驚くべき新芽および/または根の成長特性が減損することを示した。したがって、一部の実施形態では、表1および2に記載される5品種の相対割合は、約5〜15%(例えば、混合物中の成分の割合の±5%〜15%)、例えば約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%または約15%増加または低下させることができる。例として、20%トールフェスクを含む種子混合物では、これはいずれかの方向に約5〜15%変更(調節)することができ、例えば、20%の5%は1%であり、20%の15%は3%である、したがって、トールフェスクの20%含有量は、小さい変化を加える場合は混合物の19%から21%の間に、より大きな変化を加える場合は17%から23%の間に調節することができる。しかし、一部の実施形態では、混合物中の種子の百分率は、対象の種子(例えば、表1および2に記載される5つの種子)の総混合物の1〜10%(例えば、1〜5%、5〜10%、約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%または約10%)増加または低下させることができる。

一部の実施形態では、トールフェスクのより高い含有量は、クリーピングレッドフェスクを加えることと一緒に、これらの日向混合物を夏の暑さおよび日光に対してより耐性にすることができる。以下の種子ブレンドは、十分な日光の約50%を有する土地の地域など、一般に日向の場所に適するサニーミックスの非限定実施形態を表す。これは、特により強烈な夏の暑さを有する地域のために調節される。

これらの種子の異なる品種を用いてもよいことを理解するべきである。

本発明の態様によると、「サニーミックス」は、十分な日光から1日につき50%の日光までを有する地域に好ましく、「シェイディミックス」は、50パーセントの日光または部分的日陰から完全な日陰を有する地域に好ましい。特定の割合で混合された特定の種子品種を含む芝生用種子混合物が、ほとんどの場所で順調に成長することを広範囲な実験は示す。実施例1および3に記載される「当初の」サニーミックスおよび「当初の」シェイディミックスは、土壌が常に湿った状態でない限り、または排水する限り、ほとんどの地域で順調に成長する。

当初の芝生用種子混合物は、在来のおよび適応性の芝草品種を用いてニューイングランドで開発された。しかし、これらの芝生用種子混合物は、広範囲の気候条件および温度ゾーン(米国およびカナダの様々な温度ゾーンを含む)で、順調に成長することができる。これらには、ゾーン2〜8a(例えば、2b〜7b)が含まれる。例えば、下の実施例1に示す「当初の」サニーミックスは、中程度から寒い温帯地域で順調に成長する。一般的な指針として、国を横断してメリーランドから中部カリフォルニアの間にかけて地図上で線を引くと、中部カナダまでのその線より上のすべてがこれらの地帯に入るであろう。一般に、当初のサニーミックスは、夏の間の温度が極めて高い傾向にある最南部地方、テキサスおよびカリフォルニア南部では育たない。しかし、水が補給されるならば、これらの混合物はこれらの条件下でも成長し、本明細書に記載される特定の利点を維持することができる。

それにもかかわらず、当初のサニーミックスは最南部地方の一部の地域において植えることに成功したが、芝生を定着させるには前もってわずかな追加の管理を必要としうる。例えば、夏の暑さの前に根をできるだけ深くするために、秋に土壌温度が華氏70度に下がると直ぐに植え、続いてより暖かい月に週1回または2回、早朝に1インチの水で深く散水することによって、困難な条件下で芝生を定着させることができる。南の気候では、エアレーションおよび1/4インチの有機堆肥を上に散布することは、土壌にエアレーションを行い最も深い根を達成するのを助ける。

高温気候を有するこれらの地帯により適している、「第二世代の」サニーミックスが開発された。これらの混合物へのトールフェスク種のより高い含有量の添加は、芝生がより緑色を維持するのを助ける。芝生はより少ない肥料を必要とし、より高く刈り取ることができ、より強烈な夏の暑さに耐える。さらに、芝生をより耐暑性にするクリーピングレッドフェスク種が加えられた。例示的な種子混合物を、実施例2で提供する。

一部の実施形態では、日陰混合物は、カエデおよびマツのような大きな樹木の下を含む、構造物(例えば、ビルディングまたは樹木)によってブロックされる地域などのほとんど日陰になっている地域で芝生を定着させるために用いることができる。日陰混合物は、限られた日照で順調に成長するように特にブレンドされる。一部の実施形態では、日陰混合物は以下の種子型:クリーピングレッドフェスク(Festuca rubra)の第1の品種、クリーピングレッドフェスク(Festuca rubra)の第2の品種、ハードフェスク(Festuca longifolia)、チューイングフェスク(Festuca rubra commutata)、およびシープフェスク(Festuca ovina)を含む。

一部の実施形態では、5品種の各々は、本明細書に記載の日陰混合物中の総種子のおよその百分率を構成するように、予め測定される。表4は、日陰種子混合物中の各種子の相対重量%の例を示す。

一部の実施形態では、それらが一緒に合計で混合物の約50%になるように、2つ以上の異なる種類のクリーピングレッドフェスクを用いることができることを理解するべきである。例えば、Eugeneクリーピングレッドフェスク、Westonクリーピングレッドフェスクおよび/またはBorealクリーピングレッドフェスクを組み合わせて用いることができる。一部の実施形態では、混合物のために、約1対1の比の2つのクリーピングレッドフェスクが組み合わせて用いられる。そのような例の1つは、混合物でそれぞれ約25%のEugeneクリーピングレッドフェスクおよびWestonクリーピングレッドフェスクを用いることである。いかなる特定の理論にも束縛されないが、クリーピングレッドフェスクの2つ以上の品種の使用は、特定の環境により適している少なくとも1つの品種が育つことが可能である、全体的に成功裡の成長の可能性を高くするのを助けると考えられている。

本明細書に記載されるように、さらなる材料も種子混合物に含まれてよいことを理解するべきである。一部の実施形態では、さらなる材料は、不活性物質および/または他の汚染種子(例えば、他の作物種子または雑草種子)であってよい。一部の実施形態では、1つまたは複数のさらなる芝草種子も、他の利点(例えば、耐塩性、昆虫抑止、耐暑性など、またはそれらの任意の組合せ)のために含まれてよい。しかし、5種子品種が表4に記載されるのと同じ相対比で維持されるならば、種子混合物の有利な特性を維持することができる。したがって、一部の実施形態では、表4に記載される百分率は、種子混合物の総重量に対するパーセントを表す。しかし、一部の実施形態では、種子混合物はさらなる成分を含み、表4に記載される百分率は、表4に記載される5種子の相対比を表す。例えば、一部の実施形態では、種子混合物は、表5に示す以下の百分率を含むことができる。

一部の実施形態では、種子品種の相対割合を調節してもよい。しかし、約1,000の異なる混合物の試験は、相対割合が10%を超えて(例えば、上または下に)調節される場合、本明細書に記載される驚くべき新芽および/または根の成長特性が減損することを示した。したがって、一部の実施形態では、表4および5に記載される5品種の相対割合は、1〜10%、または約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、もしくは約10%増加または低下させることができる。

一部の実施形態では、表4および5に記載される5品種の相対割合は、約5〜15%(例えば、混合物中の成分の割合の±5%〜15%)、例えば約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%または約15%増加または低下させることができる。例として、20%ハードフェスクを含む種子混合物では、これは、いずれかの方向に約5〜15%変更(調節)することができ、例えば、20%の5%は1%であり、20%の15%は3%である、したがって、ハードフェスクの20%含有量は、小さい変化を加える場合は混合物の19%から21%の間に、より大きな変化を加える場合は17%から23%の間に調節することができる。しかし、一部の実施形態では、混合物中の種子の百分率は、対象の種子(例えば、表4および5に記載される5つの種子)の総混合物の1〜10%(例えば、1〜5%、5〜10%、約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%または約10%)増加または低下させることができる。

シェイディミックスの例示的な実施形態を、実施例3で提供する。

一部の実施形態では、日陰種子混合物は、その定着期間中、および初年度の夏により長い期間散水される場合に、樹木の下などの地域でより効果的に定着するが、その理由は、芝草が定着するために水をめぐって樹木の葉および樹木の根と競合しなければならないからである。翌年の夏までには、樹木の下を含む日陰地域で芝生は育っている。

比較的より重い踏圧地域および/またはより湿った条件の地域で緑色の芝生を定着させるために、「第二世代の」日陰混合物を用いることができる。本明細書に記載される当初の混合物は、児童およびイヌがその上の広い範囲で戯れることを含む、軽から中程度の踏圧および酷使に対して、ならびに町の緑または一般の町の修景の必要性、または住居の前庭もしくは裏庭の芝生のために良好である。しかし、「当初の」種子混合物は、例えば野球場またはサッカー場での激しい使用にはあまり適していない。したがって、「第二世代の」日陰混合物は、わずかにより激しい維持に手間のかからない用途のために開発された。

表6は、完全に日陰になった場所ならびに一部日光の場所(例えば、最高約50%の日光)に適している、種子ブレンドの非限定実施形態を例示する。この混合物は、最適以下の土壌条件、温暖気候および/または強いすり切れを受けやすい地域に特に適する。

第二世代のシェイディミックスの非限定例を、下の実施例4で提供する。

しばしば、芝生は、様々な程度の日照の地域を含む。すなわち、芝生の一部の地域は、他の地域よりも多くの日光を受ける。したがってこれらの場合、より多くの日照を有する芝生の特定の地域はサニーミックスを必要とする可能性があるのに対し、より少ない日光を有する芝生の他の地域はシェイディミックスを必要とする可能性がある。一部の実施形態では、サニーミックス芝生およびシェイディミックス芝生の色は混ざるように設計され、色の差は目立たない。しかし、移行をより滑らかにするために、両方の種子混合物が少し重なることが推奨される。場合によっては、2つ以上の種子混合物を一緒にブレンドしてあらゆる所に散布してもよく、該当する光レベルに適当な種子がいずれ育つ。

本出願に記載される芝生用種子混合物は、一般に様々な土壌条件で順調に成長する。それらに限定されないが、pHおよび塩、固結、粘土含有量、砂含有量および鉱物含有量などを含むいくつかの因子が、土壌条件に寄与する。水および栄養素を取り込む植物根の能力は、土壌の相対的なアルカリ度または酸性度に依存する。ほとんどの植物は中性(pH7)近くの土壌を好み、ほとんどの芝草種はわずかに酸性の条件、例えばpH6.5〜7.0範囲を好む。しかし、本発明の芝生用種子混合物は、より広い範囲の土壌pHで成長することができ、芝生の定着のために一般的に最適でない土壌に対してさえも、それを適するものにしている。

さらに、本明細書に記載される芝生用種子混合物は、部分的砂質土壌を含む、様々な土壌型で順調に成長する。土壌型とは、特定の試料中の異なるサイズの鉱物粒子を通常指す。土壌は、サイズによって砂、シルトおよび粘土に分類される、微細に摩砕された岩石粒子から一部なる。各サイズは、かなり異なる役割を果たす。

土壌の鉱物組成に加えて、腐植土(有機物質)も植物の生活のための土壌特性および肥沃で重要な役割を演ずる。本発明の芝生用種子混合物は極めて深い根を定着させることができ、それは、土壌が特に有機物質に富まない場合でも、土壌から十分な量の栄養素を吸収することができる。

一部の実施形態では、本明細書に記載される種子混合物は、USDA指針を満たすかなりの純度の乾燥種子、またはそのブレンドを指すことができる。本明細書で用いるように、用語「予め測定した」または「予め測定した」は、総混合物の特定の構成要素(例えば、種子品種)が、重量で決定される特定の割合でブレンドされることを意味する。しかしこれは、ほとんどの場合、混合物が原材料として用いられる種子品種の一部または全部に由来する不純物を含むことを排除しない。例えば、最も「純粋な」種子は、少量の不活性物質または作物種子および雑草種子などの他の種子をまだ含む。しかし、一部の実施形態では、混合物に存在するそのような不純物は、総混合物の5%を超えるべきでない。特定の実施形態では、不純物は総混合物の2%未満である。

一部の実施形態では、種子混合物は、少量の不活性物質ならびに汚染物質である少量の他の作物種子および雑草種子を含むこともできる。しかし、一部の実施形態では、不活性物質および他の種子は、総混合物の5%を超えない。特定の実施形態では、混合物中の不活性物質および他の種子は、2%以下を構成する。

一部の実施形態では、芝生用種子混合物を調製するために用いられる種子品種の各々が高品質であることを保証することが望ましいことがある。これは、種子の発芽可能性(例えば、率)を決定することによって評価することができる。一般に、発芽可能性が高いほど、一般品質は良好である。例えば、一部の実施形態では、本明細書に記載される種子混合物を調製するために用いられる各品種は、最低85%の発芽率を有する。特定の実施形態では、各品種は、約86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%またはそれ以上の発芽を有する。 許容種子品種 トールフェスク(Fescue arundinacea)は、春および秋に速く成長する多年生の株立ち型芝草である。その株立ち型成長のため、単独で、または市販の他のブレンドで用いられる場合、春の発芽前用有機除草剤が一般に推奨されるか、または、芝生に雑草が比較的含まれないように土壌への光をブロックするために、芝草種子は高密度に植えられる。しかし、本発明による割合で他の品種と一緒にブレンドされる場合、除草剤のそのような使用はかなり減少するか、または全く必要ない。さらに、束になる特性が見苦しいパッチを形成するので、トールフェスクをブルーグラスと混合することは一般に推奨されない。これは、本明細書に記載される芝生用種子の特定の混合物によっても修復される。一般に、トールフェスクは、ブルーグラスまたはペレニアルライグラスなどの他の多くの芝草よりも旱魃に対して抵抗性である。フェスクの根は、土壌の中により深く侵入する傾向がある。さらに、トールフェスクはより病害抵抗性および耐すり切れ性であり、それらをより踏圧のかかる地域およびより軽い運動の競技場のために理想的にする。ブルーグラスと同様に、それらは寒地型芝草と見なされ、1年のより長い期間緑色を保つ。本明細書に記載される種子混合物は、これらの望ましいトールフェスクの特性を保持しながら、驚くほど長い根を有し、かつ/または驚くほど低いレベルで維持に手間のかからない芝草を生成する。Dakotaトールフェスクをこれらの混合物で用いることができるが、混合物の割合を変化させることなく、類似した特性を有する別の種類のトールフェスクで代用することも可能である。本発明に役立つことができるトールフェスクの例には、それらに限定されないが以下のものが含まれる:Dakotaトールフェスク、Taosトールフェスク、Tombstoneトールフェスク、Black Magicトールフェスク、Black Tombstoneトールフェスク、Greystoneフェスク、Georgia51フェスク、Kentucky31、Matadorトール、Rebel IVフェスク(Pennington Seed Inc.から入手可能)、Tar Heel IIフェスクおよびTitan LTDフェスク、Sitka(Columbia Seed LLCから入手可能)、Ultimate(Lewis Seed Companyから入手可能)、Innovator(Scottsturf−Seedから入手可能)。Barvado(Barenbrugから入手可能)、Arid3(Simplot(登録商標)によりJacklin Seedから入手可能)、Hunter(Lescoから入手可能)、Six PointおよびScorpion II(Proseeds Marketing,Inc.から入手可能)。Montanaトールフェスク、Tontoトールフェスク、Doradoトールフェスク、Golcondaトールフェスク。

ペレニアルライグラス(Lolium perenne)は、濃緑色の、きめの細かい丈夫な芝草である。それは、様々な異なる土壌で順調に成長することができ、耐久性の増加およびより速い成長を助長するために、ケンタッキーブルーグラスなどの他の芝草としばしば混合される。ペレニアルライグラスは、米国およびカナダの西および北西沿岸地帯の、やや涼しい気候および湿った夏の条件を有する地域で最も順調に育つ傾向がある。単独で成長させても、または既に市販されている他の芝草の種類とブレンドしても、ペレニアルライグラスは一般的に発芽して速やかに成長し、比較的耐久性である。しかし、それは旱魃および寒さに対する耐性が一般的に低く、中程度の耐陰性を有するだけである。場合によっては、ペレニアルライグラスは、他の芝草の上に播種されるとそれらを「追い出し」、それらの成長を遅らせることが公知である。本発明に有用なペレニアルライグラス品種の例には、それらに限定されないが以下のものが含まれる:Frontierペレニアルライグラス(Jonathan Green & Cascade International Seed Company)、Darkstar IIペレニアルライグラスおよびYorkshire Dalesペレニアルライグラス。他の銘柄品種には、以下のものが含まれる:Phenom(Ampac Seed Companyから入手可能)、Primary、Palace、Presidio、PlayoffおよびPriority(すべてColumbia Seed LLCから入手可能)、All*Star 3、Derby Xtreme、Keystone 2およびRegal 5(すべてDLF International Seedsから入手可能)、Exacta II GLSR、Charismatic II GLSRおよびSecretariat II GLSR(すべてLebanon Turf Productsから入手可能)、Notable、Prototype、AttributeおよびWayfarer(すべてLescoから入手可能)、Homerun(Mountain View Seedsから入手可能)、Apple GL(ZSeeds LLC/Mountain View Seedsから入手可能)、IG2、Applaud 2、Integra 2、Wind Dance 2(すべてPennington Seeds Inc.から入手可能)、Palmer VおよびPrelude GLS(両方ともProseeds Marketing,Inc.から入手可能)、ShowtimeおよびQuickstart II(両方ともScottsturf−Seedから入手可能)ならびにSingularペレニアルライグラス。

ケンタッキーブルーグラス(Poa pratensis)は、単独で植えた場合には一般的に高さ18〜24インチに成長し、そのボート形の葉先によって容易に識別される。それは根茎および分げつで広がり、高密度の芝を形成する。過去25年間に、ケンタッキーブルーグラスの100以上の栽培品種(品種)が開発されている。一部の銘柄品種は、他よりも南の気候に対して耐性であり(Adelphi、Baron、Fylking、Glade、Midnight、Ram I、Vantage、VictaおよびWarrens A−34)、一部は中程度の耐陰性を有し(Bristol、Glade、NuggetおよびTouchdown)、一部は短い刈込みに対して耐性である(Adelphi、Bristol、Ram IおよびTouchdown)。一般的に、成功の機会を増加させるために、移行ゾーンに植えるために約3品種のブルーグラスのブレンドが選択される。本発明に有用なケンタッキーブルーグラス品種の例には、それらに限定されないが以下のものが含まれる:Deepblueケンタッキーブルーグラス、Blue−Tasticケンタッキーブルーグラス、Blue SapphireケンタッキーブルーグラスおよびWashingtonケンタッキーブルーグラス。他の銘柄品種には、以下のものが含まれる:Comrade(Ampac Seed Companyから入手可能)、Barimpala(Barenbrugから入手可能)、EverestおよびTsunami(両方ともSimplot(登録商標)によりJacklin Seedから入手可能)、Blue−TasticおよびGolden Nugget(両方ともJonathan Green & Cascade International Seed Companyから入手可能)、Zinfandel(Lebanon Turf Productsから入手可能)、P−707(Pennington Seed Inc.から入手可能)、HunningtonおよびMystere(両方ともProseed Marketing Inc.から入手可能)、ProsperityおよびVoyager II(両方ともScottsturf−Seedから入手可能)、Argos、UlyssesおよびRampart(すべてSee Research of Oregonから入手可能)ならびにMadisonケンタッキーブルーグラス。

クリーピングレッドフェスク(Festuca rubra)は、短い根茎および基部が通常赤みを帯び、高さが6〜36インチである少数から多数の茎を有し、平滑な葉および葉鞘を有する多年草である。葉は巻き込んで狭く、多少の毛が生え、茎より短い。その種球は、垂直または上向きの分岐を有し、当初は開いているが収縮する、長さが2〜5インチの濃緑色、赤みがかった、またはワックス状の房である。花の小穂は、3、8または10個の花を有し、種子外皮には、半分以下の長さの毛による不明瞭な葉脈がある。この芝草は短い根茎または分げつによって広がり、それは、ケンタッキーブルーグラスと比較して種子から速やかに定着する。クリーピングレッドフェスクは非常にきめの細かい経済的な寒地型芝草であり、耐陰性の良好なフェスクである。それは、米国北部で用いられる多くの芝生ミックスの一般的な成分でもあり、これらの場所を占める乾燥した日陰地域におけるその性能のために重んじられている。クリーピングレッドフェスクは日向地域でも在続し、それは最も人気のある繊細な葉のフェスクであるが、それは踏圧または激しい運動から回復しない。本発明に有用なクリーピングレッドフェスクの例には、それらに限定されないが以下のものが含まれる:Eugeneクリーピングレッドフェスク、Westonクリーピングレッドフェスク、Crossbow(Columbia Seed LLCから入手可能)、Foxfire(Lescoから入手可能)およびBorealクリーピングレッドフェスク。Custerクリーピングレッドフェスク。

ハードフェスク(Festuca longifolia)は、実際フェスクで「最も丈夫な」ものである。日陰および旱魃に対して抵抗性であり、より病害抵抗性であるこのフェスクは北部およびより高い高地で最もよく成長し、チューイングフェスクよりも耐乾性がある。ハードフェスクは青緑色であり、強い日陰地域を含む一部の最も不利な条件の中で成長することができる。集団を形成することが公知であり、ハードフェスクは、他のフェスクほど低く刈り込むことができない。ハードフェスクはより長い期間緑色を保つ芝草であり、成長が遅く、維持に手間のかからない芝草である。芝草としての広範な使用および適合性のために、ハードフェスクの品種が開発されている。このフェスクは、容易に維持されないが、それでも成長期に十分な雨量を有する地域で、良好な保護、侵食および再生のための植栽選択肢になる。一般的に、単独で成長するハードフェスクは、以下を特徴とする:芝草病害に対する中程度の感受性、低い耐暑性、短い刈込みに適応しない、低い耐踏圧性、および耐塩性。しかし、それは激しい損傷からの回復があまり良好でなく、夏の高い温度に対して耐性でない。本発明に有用なハードフェスクの一部の例には、それらに限定されないが以下のものが含まれる:Harpoonハードフェスク、Gotham(Lescoから入手可能)およびViking(Proseed Marketing,Inc.から入手可能)。

チューイングフェスクは、他の芝草を場合によっては追い越すことができる、攻撃的な株立ち型のファインフェスクである。その高い耐陰性のため、しばしばペレニアルライグラスとの混合物で、日陰の芝生をオーバーシードするために用いられることがある。一般に、チューイングフェスクは、米国北部およびカナダのより涼しい地域、北東および太平洋北西部の沿岸地帯、ならびに夏が涼しい他の地域に最も適応している。それは、これらの地帯で見られる砂地、酸性のしばしば不毛な土壌によく適応している。チューイングフェスクは、這うよりは直立に成長する点でトールフェスクに類似するが、それでもファインフェスク群のきめの細かさをなお保持している。チューイングフェスクの優占的使用は、他の芝草種子混合物への添加にある。最も人気があるものの1つは、ペレニアルライグラスおよびチューイングフェスクの混合物である。チューイングの適応は、より良い性能を発揮する優占芝草の能力を向上させる。チューイングフェスクは、それらの葉のきめの細かさが長く公知であり、寒地型芝草の中で最も耐陰性および耐乾性が強いものの1つであることが公知である。チューイングフェスクは、ライグラス、トールフェスクまたはケンタッキーブルーグラスよりも少ない刈込みで済み、ゴルフコースラフなどの低肥料地域での性能も良い。本発明に有用なチューイングフェスクの非限定例には、それらに限定されないが以下のものが含まれる:CarmenチューイングフェスクおよびCarsonチューイングフェスク。

シープフェスク(Festuca ovina)は、多年生のイネ科草本と一般に記載されている。在来のシープフェスクは、米国の中部および北部の緯度に適応している、寒地型の、株立ち型芝草である。この青緑色の芝草は湿った土壌を好み、砂地または礫の多い土壌型で順調に育つ。それは、他の在来芝草および野生の花植栽と一緒に被覆作物として、侵食防止材、修景または高地牧草地として用いることができる。シープフェスクは、比較的長い寿命および中程度の成長速度を有する。シープフェスクは、太平洋北西部の雨量10〜18インチのゾーンの、排水性の良い、中程度のきめのシルト、シルトロームおよびローム土壌に一般に広く適応している。それは、耐乾性ではIdahoフェスクに類似し、ハードフェスクまたはチューイングフェスクよりも耐乾燥性が高い。それは、多少の耐陰性を有する。

ファインフェスクには、クリーピングレッド、チューイング、ハードおよびシープフェスクが含まれる。すべてのファインフェスクは、根茎型であるクリーピングレッドフェスク以外は株立ち型芝草である。ファインフェスクは、入手可能な最もきめの細かい芝草の一部である。それらの良好な耐陰性およびストレス回復能力のために、ファインフェスクは、日陰地域での性能を強化するために、トールフェスクとしばしば混合される。本発明のために用いることができるファインフェスクの栽培品種名のいくつかには、以下が含まれる:Ambassador、Berkshire、Cardinal、Class One、Compass、DP、Edgewood、Firefly、Fortitude、Garnet、Gotham、Jasper II、Musica、Oxford、Pathfinder、Predator、Quatro、Razor、Reliant IV、Scaldis、Spartan II、SeabreezeおよびZodiac。

同様に、本明細書に記載または例示されるもの以外の品種を用いてもよい。 播種および導入 芝草を導入する最良の時期は、地帯および他の要素によって決まる。北東部では、8月の第4週から10月の第1週まで、秋の初期が一般的に芝草を植える最良の時期である。10月では、有機堆肥の1/4インチ下に種子を入れ子にすることが役立つことがある。国の他の区域では、土壌温度が秋に華氏70〜50度になるまで、または雨季の初期まで待つほうがよいことがある。秋が最適であるが、春に植えることも可能である。春植えについては、地温が華氏50〜70度のときに芝草種子が最もよく発芽することを研究は示し、それは、場所によって変動するが、北東部の比較的日向の芝生では通常4月の第4週から5月の第2または3週まで(日陰の芝生ではおよそ6月初期まで)である。土壌温度は、3インチ下で測定するように、地中に地中温度計を置くことによって通常決定される。

本発明の芝生用種子混合物を導入するために、古い芝生を完全に除去する必要性はない。既存の古い芝生を、土壌すれすれまで非常に短く刈り取ることが好ましい(古い芝草をストレスで枯らせて除去するのを助けるために芝刈機の刃を用いる)。これは、同日中の1回または数回の土壌すれすれまでの速い刈取りによって実行することができる。刈屑は、種子混合物および水を散布する前にレーキで引っかいて取り除くべきである。導入のより詳細な説明を、実施例5で提供する。

本明細書で提供される芝生用種子混合物は、周辺地域に拡散する懸念なしに、土地の画定された地域に植えることができる。場合によっては、それらが定着する前に雨によって種子が斜面を落下するのを防止するために、種子を適所に貼り付けるために空のローラーで種子を土壌中に転圧してもよく、種子を軽くレーキで引っかき土壌に入れてもよく、または種子吹き付けしてもよい。

既存の芝生および雑草の上に本明細書に記載の種子混合物を用いて芝生を導入するためには、ストレスによって既存の芝生および雑草を枯らすために鈍い芝刈機の刃を用いて、芝生および雑草を先ず土壌すれすれまで極めて短く刈り込むべきである。土壌をかき上げるために、雑草の再播種を回避するために、および種子と土壌との接触を良くするために、これらの刈屑はレーキで引っかいて取り除くべきである。一部の実施形態では、芝生を次に厚くオーバーシードしてもよい(例えば、1,000平方フィートにつき7〜8ポンドの種子)。最初の1カ月間雨が降らない場合、毎朝の散水は、芝草が厚く形成されるのを助ける。雑草は、通常、固結した、およびまたは酸性の劣った土壌条件の指標であるので、芝生が石灰、栄養素またはエアレーションを必要としているかどうか調べるために土壌検定を実行することが、役に立つことがある。播種の前に1/4〜1/2インチの篩った有機堆肥を施用することは、雑草の減少に非常に役立つ。

地域から既存植物を取り除いた後に、新しい芝生を導入することがしばしば望ましい。本発明の態様はこの点に関して限定されていないので、新しい芝生を播種する前に既存植物を取り除くために、任意の適する技術を用いることができる。

特定の土地区画のための芝生用種子混合物の適切な量は異なることがあるが、一般にすべての適用のために、例えば新しい芝生、既存の芝生を厚くするか、または芝生の古い穴もしくは損傷を修復するための既存の芝生へのオーバーシーディングのために、同じ量の種子混合物を用いることができる。一部の実施形態では、種子混合物は、日陰地域のためには1インチにつき約15〜20個の種子(これは、1,000平方フィート毎に5ポンドの袋に対応する)で散布するべきである。一部の実施形態では、日向地域では、雑草を打ち負かすのを助けるように、1インチにつき約25〜30個の種子(1,000平方フィートにつき7〜8ポンドの種子)のより濃厚な散布を用いることができる。既存の芝生が本発明の種子混合物で構成される芝生に移行するためにかかる時間は、異なる。

導入後に芝生が定着するまで、散水が重要である。例えば、新しい芝生は、土壌が1日中湿っていることが観察されるが、カビを形成し得る水たまりが一晩中存在することのないときに開始することができる。以下は、芝生用種子混合物の導入後の散水スケジュールのための一般的な指針である。最も日向の土壌では、早朝に30分の散水、および非常に暑い場合、任意選択で午後3時にもう一度散水することが推奨される。最も日陰の芝生は、朝に20分の散水を必要とする。一般的に、出芽には1〜2週かかる。出芽から3週後、1日1回の散水に移行し、次に次の2〜3週の間は隔日の散水が有益であろう。非常に暑い気候の場合、深い根を助長するために、1週に約1回、芝生を1インチの水で深く散水してもよい。初年度に定着すると、頻繁に散水せず、旱魃中または猛暑の期間中はたまに深く散水する。初年度の後、芝生の散水はあまり必要でなく(旱魃中に週に一度だけ)、または、芝生を休眠させる場合は再び散水する必要は全くない。それは、雨で再び緑を取り戻す。

本明細書に記載されるように、本出願に記載される芝生用種子混合物は、維持に手間のかからない管理を支えるための特定の特性について選択された。本明細書で提供される通りにブレンドされた芝草種子は、芝草種の特定の品種が、深い根と一緒になった遅い成長速度を相乗的に支えることを可能にする。このように、芝生はかなりより少ない刈込みで済む。

本明細書に記載される混合物から形成される芝生が、同等の条件で成長した一般的な芝草種と比較して、かなり遅い速度で成長することを試験は示す。一般に、約3インチに刈り戻す前に芝生を高さ約4+インチまで成長させることが好ましく、一度に芝草の高さの1/3刈り込むことが好ましい。ほとんどの状況では、これは、夏に月に1回以下の刈込みを意味する。より高く成長させた場合、芝草は約9インチの長さにだけ到達した後、それ自体で播種または再播種するが、再び、それは高さ約4または5インチの後に倒伏して、高さ3〜4インチの草原を形成する。

本明細書に記載される維持に手間のかからない芝生は、環境にやさしい様式で昆虫および雑草管理のために効果的に定着させることができる。本発明の芝生用種子混合物を用いると、オヒシバおよび他の雑草を防除することが簡単である。一般に、雑草種子が休眠中である秋に厚い芝生を定着させることが好ましく、篩った有機堆肥を散布することによって土壌の健全性を改善することが、任意選択のコアエアレーションと一緒に、安全かつ有効な芝生管理のための最良の防御である。春植えの場合、種子混合物を4月の第2週頃に植えると、高さ3.5インチ〜4インチの厚く、健全な芝生が6月中旬までに成長し得る。これは、土壌中の雑草種子を自然に日陰にする助けとなる。土壌が70度まで暖かくなるまで雑草およびオヒシバは出芽せず、このように、ほとんどの雑草は、高密度で背の高い芝生で活動を開始する機会がない。播種を春に行う場合、春の早期にトウモロコシグルテン(天然の広葉雑草除草剤(broad weed killer))を上に散布することが有益であり得る。トウモロコシグルテンの散布から少なくとも4週間は、芝生用種子を植えるべきでない。

包装および保存 一部の実施形態では、本発明の芝生用種子混合物は、予め測定され、予め密封されたパッケージで入手可能にすることができる。一部の実施形態では、種子パッケージは、1〜50ポンド、例えば1lb.、2.5lb.、5lb.、10lb.、15lb.、20lb.、25lb.、30lb.、40lb.または約50lb.の重量でよい。しかし、より小さいかまたはより大きなパッケージを用いてもよい。一部の実施形態では、米国で売られるパッケージは、種子品種および含有量だけでなく、種子品種の原産地(例えば、オレゴンで成長、など)を明記する、USDA規則による表示を含む。例えば米国におけるように、不活性物質および他の種子(例えば、汚染物)などの他の不純物も指示することができる。

一部の実施形態では、出荷、流通、販売および保存目的のために、種子混合物を包装することができる。本発明は、包装材料の種類を限定しない。乾燥したばらばらの種子混合物を包むのに適する、任意のサイズの任意の材料を用いることができる。これらには、それらに限定されないが以下のものが含まれる:プラスチックおよび他のポリマー、布(天然繊維および合成繊維)、金属、木、紙など、またはその任意の組合せ。袋、箱、タブ、サイロ、枠組み木箱、円筒型容器、筒などの、各種の容器を用いることができる。一部の実施形態では、ばらばらの種子混合物を入手可能にすることができる。いずれの場合も、混合物中の種子種の特定の割合の均一な分布を達成するために、混合物の特定の種子品種を十分にブレンドするべきである。本明細書に記載される種子混合物は、単独で、または1つまたは複数のさらなる種子および/または他の材料(例えば、肥料、土壌、堆肥、結合材など、またはその任意の組合せ)と一緒に包装することができることを理解するべきである。

本発明の芝生用種子混合物は、後の使用のために保存されてもよい。種子混合物は、プラスチックまたは金属容器などの容器の中の、冷温乾燥空間に保存するべきである。正しく保存されると、種子混合物は収穫後約18カ月の間、または、より低い出芽率では数年間最適な有効性を維持する。それが猛暑または凍結にさらされる可能性のある場所で保存することは、回避するべきである。例えば、種子混合物は、冬の間保存することができる。保存のための適切な温度は、40度超から90度未満の間の範囲である。収穫後18カ月以内にそれを用いることが最良であるが、出芽率が低下し得るがその後もそれを用いることができる。開封前の種子混合物の袋は、そのまま保存することができる。開封した場合、過剰の空気を搾り出すべきであり、袋を密封するべきである。早春に既存の芝生にオーバーシーディングのために用いようが、または新生芝生を開始するために用いようが、正しく保存された種子混合物は春に直ちに用いることができる。種子混合物は、乾燥した地階などの冷温場所にそれらを保存することによって、凍結しないように保護するべきである。

用途/適用 本出願に記載される芝生用種子混合物は、修景、緑の屋根および他の機能的および/または美観用途を含む、広範囲の適用を提供する。一般に、気候および他の条件が許す限り、それらは天然の芝が望まれる任意の場所に用いることができる。適用の例には、それらに限定されないが、住居および非住居の庭およびヤード(例えば、前庭、裏庭、側庭)、フィールド(例えば、町のフィールドおよび校庭)、ゴルフコース、公園、分譲マンション、墓地および自治体、州、および州間の緑樹(例えば、グリーンベルトおよび遊歩道)などが含まれる。

ハイウェイ沿いの遊歩道などの公衆緑樹のための使用のために、本発明の芝生用種子混合物は、それらの維持に手間のかからないという要件のために特に適している。例えば、本発明の維持に手間のかからない芝生は、費用削減のためにガードレールを最小限の管理にさらすために、ガードレールと道端の間のハイウェイの端に、ガードレールの両側に約6フィートの幅で導入することができる。安全のために、ハイウェイの端に沿った芝草をかなり短く保つことが特に重要である。

毎年、公道およびハイウェイ沿いの緑樹の管理は、納税者にかなりの負担となっている。本発明の維持に手間のかからない芝生は、公道およびハイウェイ、ならびに他のインフラ施設に緑樹を提供するための、費用効果がよく、美観を備えた、環境的に有益な手段を提供する。日向および日陰、良好な土壌および不良な土壌、ならびに斜面の地域をさらに評価するために、試験が行われている。エアレーション、コンポスト化、サッチ除去、ならびにpH、微生物レベルおよび窒素の調節からの多数のレベルの土壌改良など、またはその任意の組合せの重要性を評価するために、広範囲にわたるさらなる実験が現在実施されている。

芝生用種子自体の乾燥ブレンドに加えて、本発明は、前播種された土壌混合物が直ちに発芽するように、所望の土壌混合物に前播種された芝生用種子混合物のいくつかも企図する。

一部の実施形態では、芝生用種子混合物は、1つまたは複数のさらなる成分をさらに含むことができる。例えば、花の種子を本発明の芝生用種子混合物にブレンドすることができる。特に適する花の種子型には、野生の花が含まれる。

一部の実施形態では、芝生用種子混合物は、キットの一部として入手可能にすることができる。キットは、本出願に記載の1つまたは複数の芝生用種子混合物、土壌混合物および/または有機肥料もしくは堆肥ミックスを含むことができる。一部の実施形態では、キットは、植栽および芝生管理のための説明書も含む。

場合によっては、本明細書に記載の芝生用種子混合物から予め成長させた芝を作製することができ、次にそれは、芝生を定着させる場所に輸送することができる。予め成長させた芝は、ストリップ状に成長させるか、または切断することができ、次に出荷または輸送が簡単なように巻き取ることができる。

本開示の芝生用種子混合物は、環境にやさしい芝生を生成し、したがって、美観を備えた緑樹を維持しつつ、地域の環境を改善するために使用するのに適している。Massachusetts Department of Environmental Protectionからの研究は、芝生管理化学物質が、児童の学習および行動障害、成人のパーキンソン病、癌発生率および他の健康問題のリスクを増加させる可能性があることを示す。したがって、彼らの曝露を化学肥料に限定することが望ましい。本発明は、若い児童、動物および高齢者に安全でもある、美観を備えた緑色の芝生を定着させ維持するための、より健全な代替形態を提供する。化学物質を使用していない芝生を形成することは、それと接触する人々の健康により良いだけでなく、環境のためにも有益である。実際、本出願に記載されているように成長させた芝生は、流域を汚染する化学物質を必要とせず、より少ない刈込みは、空気を汚染する炭素がより少ないことを意味する。

本明細書に記載される芝生用種子混合物は、人工または遺伝子改変種子を必要としない。本明細書で指摘のように、最初の選択は、ニューイングランドの気候に在来するか適応している芝草種子を用いて実施した。その後、他の地帯への適応のために、混合物をさらなる気候変異について試験した。したがって、本明細書に記載される種子混合物は化学肥料を必要とせず、したがって、児童および動物が遊ぶために、天然、安全および健全である。

刈取り高1インチのブルーグラスは、24時間で酸素と同じくらいの炭素を生成する。比較すると、本開示に記載される維持に手間のかからない芝生は、刈取り高3インチの場合、24時間で炭素と比較して5,760倍の酸素を生成する。これは酸素生成炭素シンクであり、それは環境を利することに貢献する。

本明細書に記載される特定の芝生用種子混合物および芝生は、飼料に適していない点に留意する必要がある。一部の実施形態では、種子ブレンドが天然に内部寄生菌で強化されており(虫を遠ざけること)、これにより主な食物が芝草であるすべての動物であるウマ、ウシ、ヤギおよびシカにおいて胃窮迫を引き起こし得るので、本発明の芝生は、ウマ、ヤギ、ヒツジおよびウシなどの放牧群にとって安全ではないことになる。芝草をかじるだけであるイヌおよびネコなどのペットにとって、芝生は問題にならないはずである。

以下の実施例は、本発明の非限定実施形態を提供し、いかなる形であれ本発明の範囲を限定するものでない。

(実施例1) 日向混合物−当初のもの 以下の種子ブレンドは、十分な日光の約50%を有する土地の地域など、一般に日向の場所に特に適する。

(実施例2) 日向混合物−第二世代 以下の種子ブレンドは、十分な日光の約50%を有する土地の地域など、一般に日向の場所に適する。これは、特に耐暑性および耐日光性である。

(実施例3) 日陰混合物−当初のもの 以下の種子ブレンドは、完全に日陰になった場所ならびに一部日光の場所(例えば、最高約50%の日光)に適している。

(実施例4) 日陰混合物−第二世代 以下は、完全に日陰になった場所ならびに一部日光の場所(例えば、最高約50%の日光)に適している種子ブレンドの非限定実施形態である。この混合物は、最適以下の土壌条件、温暖暑い気候および/または強いすり切れを受けやすい地域に特に適する。

(実施例5) 植栽手順 本明細書に記載される種子混合物は、既存の芝生の上にオーバーシードするために、または新しい芝生を導入するために用いることができる。植栽の最良時期は地帯によって異なるが、一般に、土壌温度が50から70度の間のときに植えるのが最良である。例えば、ニューイングランドで植える場合、およそ9月の第1週まで、または土壌温度が約70度に下がるまで待つのが好ましい。

芝生の頑健な成長を促進するために、散水/刈取りの詳細が極めて重要であることに留意する必要がある。簡潔には、本発明の種子混合物を散布する前に、いかなる既存の芝生も、鈍い刃で土すれすれまで極めて、および容赦なく短く刈り取るべきである。刈屑およびサッチは、レーキで引っかいて取り除くべきである。次に、所望の地域に適切な量の種子混合物を散布し(詳細については下記参照)。最初の約1カ月間、植えた地域には朝に散水するべきである。一旦芝生が定着すると、常に鋭い芝刈機の刃で刈取り高3〜4インチで刈り込む場合には、芝生はあまり多くの散水を必要としないで済む。

最終的な緑色芝生のための詳細な導入説明書を、下に提供する。

1.既存の成長を止めるのを助けるために、1インチ以下までできるだけ低く芝生/雑草を刈り取る。

2.サッチを除去する。秋のみ:鋼製レーキで深く引っかく(または広大な芝生ではサッチ除去機を借りる)ことによって、古い刈屑、サッチ、スティックおよび地上の根をほぐす。春には、雑草種子を表面に出すことを回避するために、表面をレーキで引っかくだけである(深くサッチ除去を実行しない)。

3.ヤードレーキにより表面を再び引っかいて、ほぐした刈屑、石およびサッチを取り出す。

4.土壌の酸性を低下させるために石灰を撒く:土壌をpH6から7の間にする石灰の正しい量を見出すために土壌を検査するか、または、1000平方フィートの芝生毎にペレット石灰の40ポンドの袋1つを上に散布する単純な経験則を単に用いて、pHをより中性にし、雑草も減らす。

5.根に空気および水を供給し、土壌の固結を減らすために、穴をあけることによってコアエアレーションを行う。ほとんどの芝生について、固結した/粘土土壌の芝生または排水不良の芝生のために、1年に1度(または2度)これを実行する。化学肥料/製品の使用を止め、土壌が健康な微生物を再建したならば、エアレーションはあまり必要でなく、2年に1回で済む。自然に消滅する指サイズの土壌プラグを芝生の上へ引き抜く、自己推進型のコアエアレーター(スパイクエアレーターではない)を借りる。エアレーションを行う前の晩に散水して、芝生を湿らせることが役に立つ。科学的な証拠は、エアレーションおよび鋭い刃による高刈取りは、芝生の長期間の健康、品質および外観においてかなりの差をもたらすことを示唆する。エアレーションを実行した芝生は芝草に有利であり、雑草を減らす。固結した芝生は、雑草に有利である。

6.種子スターターのために:種子を開始させるのを助けるために、少量の有機堆肥、1,000平方フィート毎につき3/4立方ヤードに相当する1/4インチの層を散布する。これは、芝生に1年間肥料を供給し、将来の雑草および地虫の排除を助ける。健康および環境リスクを少なくするために、化学肥料を用いない。

7.種子混合物を15個/平方インチで散布するか(5#袋は、1000平方フィート分である)、または1平方インチにつき25個の種子もしくは7〜8ポンド/1000平方フィートで過剰に厚く散布して、雑草の排除を助ける。均一な散布のために、互いに直に2方向で進行して散布機で蒔く。かろうじてカバーされるように、レーキで軽く引っかき土壌の中へ入れる。

8.空から1/4満タンのローラー(土壌を固結させないために1/4以下の水)で、種子を土中に転圧する。何らかの種類の斜面がある場合、侵食を予防するために土壌との良好な接触のために種子を転圧することは特に重要であり、または、種子吹き付けのために加えた粘着付与剤(tacaifier)(糊のような混合物)と一緒に、斜面のある芝生に種子吹き付けして、発芽が起こるまで種子を適所に貼り付ける。

9.散水:3週間毎日(雨が降らない場合)、早朝に20/30分間、または1インチまで湿らせる任意の長さの時間散水する。規則正しくそれを実行できない場合、自動タイマーを設置する。より暖かい天気では、または排水の良い土壌では、午後3時頃に20分間、2回目の散水をする。菌類による病害を予防するために、夕方午後5時以降に散水しては決していけない。3週後、続く2週間、2日毎の散水に減らす。土壌が湿った状態を維持するが、一晩中水たまりがないように、散水のタイミングおよび時間の長さを調節する。春に播種する場合、初年度のみ、散水の最初の月の後、8月に(または旱魃の間に)、1週に1回、朝に1インチ散水する。秋に播種する場合、1カ月の散水を終えると、散水は終了である。定着させるための散水は必要不可欠である。

10.刈込み:芝生を鋭い刃で高刈取りする(芝草に傷害を与えないように)。新しい芝草が高さ4インチになるまで待って、高さ3+インチに刈り戻す。マルチング芝刈機を用いる場合に限り、刈屑を残す。その最初の刈取りの後、6月に一度、7月に一度、任意選択で8月に一度(芝生がそれを必要とする場合だけ)、および9月に一度刈り取る。刈取りをしない場合は、本明細書に記載の混合物(例えば、日陰ミックス)から成長する芝生はもたれかかり、4”高の草原に変わる。葉が1週間を超えて芝草の上に留まらないように、秋の葉を芝生の中に刈り込むか、またはレーキで引っかいて取り除くか、吹き飛ばす。

11.次の播種シーズン(4月半ばまたは9月の初め)、芝生が乾燥している場合、鋭い刃で徐々に、一度に芝草の長さの1/3を刈り取り、1”高に刈り戻す;刈屑をレーキで引っかいて取り除き、後に土壌を覆い、6月に雑草の開始を防止するために、同じ率またはより重い率でオーバーシードする。この2回目の播種(オーバーシーディング)は、雑草を打ち負かすのを助け、いかなるはげたパッチをカバーし、侵食/損傷を補正し、芝生を厚くするために非常に重要である。1カ月間散水し(上と同じ)、オーバーシードして芝生を厚くする。

12.雑草防除のために:適切なpHを有し、1/4”の有機堆肥が上に散布され、エアレーションが行われ、鋭い刃で高さ3+インチで刈り取られた、厚く、健康な芝生には、雑草がほとんど発生しない。初年度は、期待値を下げ、多少の雑草を予想するか、または取り除き、年に2回エアレーションを行い、鋭利な刃で高さ3+インチに刈り取り、雑草を打ち負かすのを助けるために厚くオーバーシードする(本明細書に記載の混合物を1,000平方フィートにつき8ポンド)。次に、雑草を防除するために、任意選択の多少の手取り除草と共に、広葉雑草を選択的に防除するために、4月の第1週にトウモロコシグルテンを散布する。1カ月後に、再びオーバーシードする。

均等物 前記の明細書は、当業者が本発明を実施することを可能にするのに十分であると考えられる。実施例は本発明の一態様の単一の例示を目的とし、他の機能的に均等な実施形態は本発明の範囲内であるので、本発明は提供された実施例によって範囲が限定されるものではない。本明細書に示され、記載されたものに加えて、本発明の様々な変更は、上の記載から当業者に明らかになり、かつ添付の特許請求の範囲に含まれる。本発明の利点および目的は、本発明の各実施形態によって必ずしも包含されているわけではない。

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