籾摺選別機

申请号 JP2014134600 申请日 2014-06-30 公开(公告)号 JP2014208350A 公开(公告)日 2014-11-06
申请人 井関農機株式会社; Iseki & Co Ltd; 发明人 IWAI MICHIKAZU; TAKAHASHI TSUTOMU; MARUOKA MASASHI; TAKEI SUMUTO; OYA IKUHIRO; SEIKE TAKEHARU; KIYASU KAZUHARU; YATSUKA KOICHI;
摘要 【課題】操作性の良い籾摺選別機を提供する。【解決手段】操作レバーは籾シャッタ弁を閉状態で揺動選別板を切とし、かつ循環/排出切換弁を循環側とする第1操作 位置 と、籾シャッタ弁を開状態で揺動選別板を入りとし、かつ循環/排出切換弁を循環側とする第2操作位置と、籾シャッタ弁を開状態で揺動選別板を入りとし、かつ循環/排出切換弁を排出側とする第3操作位置に操作可能に構成し、排出工程中に、混合米タンク内の混合米量が設定量以下になったことを検出すると、操作レバーが第3操作位置の状態で循環/排出切換弁を排出側から循環側に切換わり、該循環側に切換わった後に混合米タンクが設定量以上を検出すると循環側から排出側にきりかわる。【選択図】図10
权利要求
  • 籾摺部と、籾摺部で籾摺りされた混合米を貯留する混合米タンクと、混合米タンクから供給される混合米を籾と玄米に選別する揺動選別板と、籾摺部で籾摺りする籾を貯留する籾ホッパと、籾ホッパの籾を籾摺部に供給または供給停止をする籾シャッタ弁と、揺動選別板で選別された玄米を機内循環するか機外排出するかを切換える循環/排出切換弁と、籾シャッタ弁の開閉と揺動選別板の入り切りと循環/排出切換弁を操作する操作レバーと、籾摺部及び揺動選別板を駆動する主モータを備えた籾摺選別機において、
    循環/排出切換弁は循環/排出モータにより切換動作可能に構成し、
    操作レバーは籾シャッタ弁を閉状態で揺動選別板を切とし、かつ循環/排出切換弁を循環側とする第1操作位置と、籾シャッタ弁を開状態で揺動選別板を入りとし、かつ循環/排出切換弁を循環側とする第2操作位置と、籾シャッタ弁を開状態で揺動選別板を入りとし、かつ循環/排出切換弁を排出側とする第3操作位置に操作可能に構成し、
    操作レバーを第3操作位置にあって揺動選別板で選別された玄米を機外排出中に、混合米タンク内の混合米量が設定量以下になったことを検出すると、操作レバーが第3操作位置の状態で循環/排出切換弁を排出側から循環側に切換わり、該循環側に切換わった後に混合米タンクが設定量以上を検出すると操作レバーが第3操作位置の状態で循環側から排出側に切換わる制御を行うことを特徴とする籾摺選別機。
  • 说明书全文

    この発明は、揺動選別板型籾摺選別機の操作装置に関するものである。

    揺動選別板を駆動する駆動源と揺動選別板との接続/非接続を切り換える切換手段と、揺動選別板の排出口に近接して設けた排出樋内に、仕上玄米を機内循環又は機外排出させるための切換バルブとを設けた揺動選別板型籾摺機において、一端を操作レバーとなしたレバー軸と、該レバー軸と前記切換手段及び切換バルブとをそれぞれ機械的なリンケージで連結する連結手段を設け、レバー軸の移動位置に応じて一方の連結手段は切換手段を接続状態か非接続状態に切り換えると共に、他方の連結手段は切換バルブを機内循環側か機外排出側に切り換えるものは、公知である(特許文献1)。

    また、混合米タンクが設定量以上あることを検出すると切換弁を循環から排出に自動的に切換えるものは公知である(特許文献2)。

    特許第2904120号公報

    特開2010−253351号公報

    籾が少なくなることをオペレータが視認して操作レバーを機外排出側から機内循環側に操作する必要があり、また、籾が無くなってから新たな籾の追加があった場合に、別途操作が必要となる。

    前記問題点を解決するために、本発明は次のような技術的手段を講じた。
    請求項1の発明は、籾摺部と、籾摺部で籾摺りされた混合米を貯留する混合米タンクと、混合米タンクから供給される混合米を籾と玄米に選別する揺動選別板と、籾摺部で籾摺りする籾を貯留する籾ホッパと、籾ホッパの籾を籾摺部に供給または供給停止をする籾シャッタ弁と、揺動選別板で選別された玄米を機内循環するか機外排出するかを切換える循環/排出切換弁と、籾シャッタ弁の開閉と揺動選別板の入り切りと循環/排出切換弁を操作する操作レバーと、籾摺部及び揺動選別板を駆動する主モータを備えた籾摺選別機において、
    循環/排出切換弁は循環/排出モータにより切換動作可能に構成し、
    操作レバーは籾シャッタ弁を閉状態で揺動選別板を切とし、かつ循環/排出切換弁を循環側とする第1操作位置と、籾シャッタ弁を開状態で揺動選別板を入りとし、かつ循環/排出切換弁を循環側とする第2操作位置と、籾シャッタ弁を開状態で揺動選別板を入りとし、かつ循環/排出切換弁を排出側とする第3操作位置に操作可能に構成し、
    操作レバーを第3操作位置にあって揺動選別板で選別された玄米を機外排出中に、混合米タンク内の混合米量が設定量以下になったことを検出すると、操作レバーが第3操作位置の状態で循環/排出切換弁を排出側から循環側に切換わり、該循環側に切換わった後に混合米タンクが設定量以上を検出すると操作レバーが第3操作位置の状態で循環側から排出側に切換わる制御を行うことを特徴とする籾摺選別機とする。

    請求項1の発明によると、排出工程時に混合米タンク内の混合米がなくなると操作レバーを第3操作位置のままで循環/排出切換弁を循環側に切換え、循環工程時に籾の追加の投入を検出すると、操作レバーを第3操作位置のままで循環/排出切換弁を排出側に切換えて排出工程を行うため、操作性が良い。

    揺動選別板型籾摺選別機の全体の切断側面図。

    混合米タンク、籾シャッタ弁、循環/排出切換弁部の斜視図。

    籾摺選別機の斜視図、操作レバーの正面図。

    操作盤の正面図。

    籾摺機の伝動構成を示す切断平面図。

    操作レバーの側面図。

    混合米タンク、籾シャッタ弁、循環/排出切換弁部の斜視図。

    制御ブロック図。

    フローチャート。

    フローチャート。

    フローチャート。

    インペラ羽根型籾摺部を備えた揺動選別板型籾摺選別機の全体の切断側面図。

    フローチャート。

    籾摺選別機の正面図。

    籾摺選別機の平面図。

    籾摺選別機の正面図。

    以下、図面に示す実施例に基づき本発明を説明する。
    まず、図1に基づきこの発明を実施する揺動選別板型籾摺選別機の全体構成について説明する。

    籾摺選別機は、機体の左側上部に配設している籾摺部1と、左右中央部に配設している摺落米風選部2と、機体の右側に配設している揺動選別板型混合米選別部3と、混合米選別部3の選別摺落米を揚穀する混合米揚穀機4と、混合米選別部3の仕上げ玄米を機外に取り出す玄米揚穀機5と、混合米選別部3の選別籾を籾摺部1に揚穀還元する籾揚穀機27により構成されている。

    籾摺部1は籾摺ロール型に構成されていて、籾ホッパ6と、一対の籾摺ロール7,7と、籾摺ロール7,7の下方に設けられている振動型の摺落米移送棚8等により構成されている。 籾ホッパ6の籾は籾摺ロール7,7で籾摺されて摺落米移送棚8に落下供給され、振動している摺落米移送棚8により右側に移送され、摺落米風選部2の下部の選別始端側に供給される。

    摺落米風選部2は、摺落米風選箱体9と、摺落米風選箱体9内に上下方向に沿うように構成されている摺落米選別風路10と、摺落米選別風路10の中途部下方に設けられている粃受樋11と、摺落米選別風路10の始端部である下側部に設けられている摺落米受樋12と、摺落米選別風路10の終端側上側部に配設されている吸引ファン13と、排塵筒14等により構成されている。

    次に、揺動選別型の混合米選別部3について説明する。
    多段の揺動選別板15,…には、板面に選別用の凹凸が形成されていて、縦方向の一側を高い供給側、他側を低い排出側とし、縦方向に直交する横方向の一方側を高い揺上側、横方向他側を低い揺下側として、揺動選別板15の縦横2方向ともに傾斜した構成とし、揺動選別板15,…を揺動装置(図示省略)により横方向斜め上下に往復揺動する構成である。

    揺動選別板15,…の上方には混合米タンク24が配設されていて、摺落米受樋12に風選された混合米が混合米揚穀機4により揚穀され混合米タンク24に供給される。 次いで、分配供給樋16、分配ケース17を経由して揺動選別板15,…に供給される。

    揺動選別板15,…の揺下側の側壁の排出側部分には、籾排出口を切り欠き構成し、選別籾は揺下側に取り出され、籾還元流路29を経て籾揚穀機27に供給される構成である。

    揺動選別板15,…に供給された混合米は、粒形の大小,比重の大小,摩擦係数の大小等の関係で、比重の重い小形の玄米は揺上側に偏流分布し、玄米に比較して大形で比重の軽い籾は、揺下側に偏流分布し、その中間部には分離されない籾・玄米の混合米が分布しながら選別される。 そして、これらの選別穀粒は、揺動選別板15の排出側に設けられている玄米仕切板18及び籾仕切板19で仕切られて取り出される。

    取り出された仕上げ玄米は、玄米取出樋20,玄米流路21,玄米揚穀機5を経て機外に取り出される。 また、取り出された選別混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,摺落米受樋12,混合米揚穀機4,混合米タンク24,分配供給樋16,分配ケース17を経て、揺動選別板15,…に再度供給され再選別される。

    また、揺動選別板15,…の揺下側に偏流分離した選別籾のうち揺下側の側壁に沿って流下したものは、籾排出口から籾還元流路29に取り出され、また、揺下側の側壁よりも揺上側を流下したものは揺動選別板15,…の排出側端部から籾仕切板18により仕切られて、籾取出樋25に取り出される。 このようにして取り出された選別籾は、籾流路26,籾揚穀機27を経て籾摺部1に揚穀還元され、再度の籾摺がなされる。 なお、摺落米風選部2で粃受樋11に選別された粃は、籾揚穀機27に送られ、混合米選別部3の選別籾と共に籾摺部1に揚穀還元される。

    次に、図2に基づき籾シャッタ弁31の操作レバー32及び混合米タンク24の穀粒溜まり具合に基づく籾シャッタ弁31の調節作動構成について説明する。
    籾ホッパ6の下部には籾シャッタ弁31を設け、籾シャッタ弁31の軸部31aと操作レバー32の軸部32aとの間にジョイントレバー33を介装し、所定範囲の融通を持たせて連動連結している。 すなわち、籾シャッタ弁31の軸部31aに第1ジョイントレバー33aを取り付け、操作レバー32の軸部32aに第2ジョイントレバー33bを取り付け、第1ジョイントレバー33aと第2ジョイントレバー33bとの間を長孔とピンにより所定範囲の融通を持たせて連動連結している。 しかして、操作レバー32を軸部32a回りに開閉操作すると、第1ジョイントレバー33a、第2ジョイントレバー33bを介して籾シャッタ弁31を開閉することができる。

    また、混合米揚穀機4上部の揚穀投げ出し部4aには、混合米タンク24を上下動自在に吊り下げ支持し、混合米タンク24に所定量以上の穀粒が溜まり重くなると、混合米タンク24がバネ34に抗して下方へ移動し、穀粒が所定量より少なくなると、バネ34により上方へ移動するように構成している。 そして、混合米タンク24の側方に混合米量センサSE1を設け、混合米タンク24に所定量以上の混合米が溜り下方への移動を混合米量センサSE1で検出するようにしている。

    また、混合米選別部3の選別穀粒取出部には、循環/排出切換弁36を設け、循環/排出モータM2の正逆回転駆動により揺動選別板15の仕上げ玄米を機内循環側に切り換えたり、機外取出側に切り換えるようにしている。 また、循環/排出切換弁36の循環側、排出側への切換状態を検出する循環/排出検出センサSE3を設けている。

    また、図2に示すように、混合米タンク24と籾シャッタ弁31とをメカ的なリンケージで連結する切換連動手段37により連動連結している。 この切換連動手段37は、例えば、混合米タンク24に一端が連結されている誘導ロッド37a、誘導ロッド37aの他端にピン連結されている第1支点アーム37b、第1支点アーム37bの他端にピン連結している連動ロッド37c、連動ロッド37cの他端にピン連結している回動アーム37dにより構成し、回動アーム37dの他端に籾シャッタ弁31の軸部31aのアーム部をピン連結している。

    しかして、混合米タンク24に所定量以上の穀粒が溜り下方へ移動すると、誘導ロッド37a、第1支点アーム37b、連動ロッド37c及び回動アーム37dを介して籾シャッタ弁31が閉調節される。 また、混合米タンク24の穀粒量が所定量以下に減少し上方へ移動すると、誘導ロッド37a、第1支点アーム37b、連動ロッド37c及び回動アーム37dを介して籾シャッタ弁31が開調節され、混合米タンク24から揺動選別板15,…に混合米を継続して供給するようにしている。

    揺動選別板15の下方には揺動駆動装置39を設け、操作レバー32と揺動入切プーリ39aを揺動操作ワイヤ40により連動連結し、操作レバー32の操作により籾シャッタ弁31の開閉と関連的に揺動入切プーリ39aを入切するようにしている。

    次に、図3及び図6に基づき操作レバー32について説明する。
    籾摺選別機の正面中央部、すなわち摺落米風選部2の正面に操作レバー32を設けている。 操作レバー32を左右方向の操作ガイド溝45に沿って往復操作自在に設け、操作レバー32を操作ガイド溝45の左側端部の籾摺作業初期位置である籾摺部1に近い第1操作位置32bに操作すると、操作レバー32の把持部32eが左側の籾摺部1側に近づくように傾斜回動し、「籾シャッタ弁31を閉状態、揺動駆動装置39を切り状態、循環/排出切換弁36を循環状態」に切り換える。

    また、操作ガイド溝45の左右方向中間部の第2操作位置32cに切り換えると、操作レバー32の把持部32eが上方に向くようになり、「籾シャッタ弁31を開状態、揺動駆動装置39を駆動状態、循環/排出切換弁36を循環状態」に切り換える。

    また、操作レバー32を操作ガイド溝45の右側端部の混合米選別部3に近い第3操作位置32dに切り換えると、操作レバー32の把持部32eが右側の混合米選別部3側に近づくように傾斜回動し、「籾シャッタ弁31を開状態、揺動駆動装置39を駆動状態、循環/排出切換弁36を排出状態」に切り換えるようにしている。

    なお、操作レバー32の操作構成において、第1操作位置、第2操作位置、第3操作位置及び第4操作位置を左側から右側に設定し、第1操作位置では、「籾シャッタ弁31を閉状態、揺動駆動装置39を切り状態、循環/排出切換弁36を循環状態」に切り換え、第2操作位置では「籾シャッタ弁31を開状態、揺動駆動装置39を切り状態、循環/排出切換弁36を循環状態」に切り換え、第3操作位置では「籾シャッタ弁31を開状態、揺動駆動装置39を駆動状態、循環/排出切換弁36を循環状態」に切り換え、第4操作位置では「籾シャッタ弁31を開状態、揺動駆動装置39を駆動状態、循環/排出切換弁36を排出状態」に切り換えるようにしてもよい。

    また、摺落米風選部(2)の正面側に操作レバー(32)を配設するにあたり、摺落米風選部(2)のフレーム部より上方へ突出するように操作ガイド溝45を構成し、操作レバー(32)の把持部32eを操作ガイド溝45よりも上方へ突出させて操作を容易にし、操作位置の確認を容易にしている。

    次に、図4に基づき操作盤41について説明する。
    籾摺選別機の正面中央の摺落米風選部2の上部に操作盤41を設け、操作盤41の後側に操作レバー32を設けている。 操作盤41の下側部にま左側から右側にかけて運転/停止スイッチSW1、自動運転と手動運転の切り換える自動入切スイッチSW2、籾摺ロール7,7の間隙を開調節するロール開スイッチSW3、籾摺ロール7,7の間隙を閉調節するロール閉スイッチSW4を設けている。 そして、ロール開スイッチSW3とロール閉スイッチSW4の間にロール間隙調節表示部54を設けている。

    また、上側部左側に異常表示部42を設け、主モータM1の負荷状態を負荷電流センサSE5で検出し表示するようにしている。 上側部右側には操作表示部44を設け、操作レバー32の現在操作位置及び次工程操作位置を表示するようにしている。

    次に、図4に基づき操作レバー32の操作表示構成について説明する。
    操作表示部44には左側から右側にかけて第1操作表示マーク43a、第2操作表示マーク43b、第3操作表示マーク43cを設けている。 そして、第1操作表示マーク43aの上側近傍に「操作レバー32の第1操作位置32bへの操作を指示する第1操作位置ランプLa」を設け、第2操作表示マーク43bの上側近傍に「操作レバー32の第2操作位置32cへの操作を指示する第2操作位置ランプLb」を設け、第3操作表示マーク43cの上側近傍に「操作レバー32の第3操作位置32dへの操作を指示する第3操作位置ランプLc」を設けている。

    次に、図5に基づき籾摺機の主モータM1から各駆動部への伝動構成について説明する。
    籾摺部1の下方に主モータM1を配設し、主モータM1から籾摺ベルト伝動装置46、籾摺入軸1aを経由して籾摺ロール7,7に動力を伝達している。 籾摺入力軸1aから移送ベルト伝動装置47、移送入力軸8aを経由して摺落米移送棚8に動力を伝達している。 移送入力軸8aから混合米揚穀ベルト伝動装置48、混合米揚穀入力軸4aを経由して混合米揚穀機4及び混合米ラセン12aに動力を伝達している。

    また、混合米揚穀入力軸4aから籾揚穀ベルト伝動装置49、籾揚穀入力軸27aを経由して籾揚穀機27に動力を伝達している。 籾揚穀入力軸27aから吸引ファンベルト伝動装置50、吸引ファン入力軸13aを経由して吸引ファン13に動力を伝達している。 籾揚穀入力軸27aから玄米揚穀機ベルト伝動装置51、玄米揚穀機入力軸5aを経由して玄米揚穀機5に動力を伝達している。 玄米揚穀機入力軸5aから揺動ベルト伝動装置52、揺動クランク軸53を経由して揺動駆動装置39に動力を伝達している。

    そして、図2に示す実施例では、循環/排出切換弁36を循環/排出切換モータM2により切り換えするようにしている。
    なお、図7の実施例に示すように操作レバー32により籾シャッタ弁31、揺動入切プーリ39a及び循環/排出切換弁36を関連的に切換操作するように構成してもよい。 すなわち、操作レバー32とシャッタ弁31とをシャッタ弁操作ワイヤ60で連動連結し、操作レバー32と揺動入切プーリ39aを揺動操作ワイヤ40により連動連結し、操作レバー32と循環/排出切換弁36とを循環/排出操作ワイヤ61により連動連結し、操作レバー32の操作により籾シャッタ弁31、揺動入切プーリ39a及び循環/排出切換弁36を関連的に切り換え操作するようにしている。

    次に、図8に基づき制御ブロック図について説明をする。
    コントローラ55の入力側には、スイッチ群及びセンサ群を接続している。 すなわち、運転/停止スイッチSW1、自動入切スイッチSW2、ロール開スイッチSW3、ロール閉スイッチSW4、表示切換スイッチSW5、循環/排出切換スイッチSW6、及び、混合米量センサSE1、操作レバー検出センサSE2、循環/排出検出センサSE3、籾シャッタ弁センサSE4、主モータM1の負荷電流値を検出する負荷電流センサSE5を、入力インターフェイスを経由して接続している。

    また、出力側には駆動回路を経由して主モータM1、循環/排出モータM2、ロール間隙調節モータM3、第1レバー操作位置ランプLa、第2レバー操作位置ランプLb、第3レバー操作位置ランプLcを接続している。

    次に、図4、図9及び図10に基づきコントローラ55の制御内容について説明する。 なお、この制御内容は操作レバー32の操作位置を操作レバー検出センサSE2で検出し、コントローラ55の指令により循環/排出モータM2を作動し循環/排出切換弁36を自動的に切り換えるタイプに関するものである。

    運転/停止スイッチSW1をONにし運転を開始すると(ステップS1)、操作レバー32が籾摺作業初期位置である第1操作レバー位置32bにあるか否かを判定し(ステップS2)、Noであると、第1操作位置ランプLaを点滅し、第1レバー位置32bが現在の適正操作位置であることを表示し、操作レバー32を第1レバー位置32bへ操作するように促し、オペレータが操作レバー32を第1レバー位置32bに戻すと、ステップS2に戻る(ステップS3)。 また、Yesであると、第1操作位置ランプLaを点灯し、第1操作位置が現在の適正操作位置であることを表示する。 (ステップS4)。

    次いで、籾摺ロール7,7のロール間隙の初期設定が開始され、ロール間隙の初期設定が終了したか否かを判定し(ステップS5)、Yesであると、第2操作位置ランプLbを点滅し、オペレータに操作レバー32を第1操作位置32bから第2操作位置32cへ操作するように促す(ステップS6)。 次いで、オペレータが操作レバー32を第1操作位置32bから第2操作位置32cに操作すると、籾シャッタ弁31が開状態、揺動クラッチ39aが揺動入り状態、循環/排出切換弁36が循環側に切り換えられ、循環工程での籾摺選別作業が開始される。 この状態では、第1操作位置ランプLaが消灯し、第2操作位置ランプLbが点灯し、循環作業状態であることを表示する(ステップS7)。

    次いで、混合米タンク24に所定量以上の混合米が溜ったか否かを混合米センサSE1の検出情報により判定し(ステップS8)、Yesであると、第3操作位置ランプLcを点滅し、オペレータに第3操作位置32dが現在の適正な操作位置であることを報知する(ステップS9)。 次いで、オペレータが操作レバー32を第2操作位置32cから第3操作位置32dに操作すると、籾シャッタ弁31が開状態、揺動クラッチ39aが揺動入り状態、循環/排出切換弁36が循環側から排出側に切り換えられ、排出工程の籾摺選別作業が開始され、第2操作位置ランプLbが消灯し、第3操作位置ランプLcが点灯し排出作業状態であることを表示し(ステップS10)、この状態で籾摺選別作業が継続される(ステップS11)。

    次いで、図9の「B」から図10の「B」に移行し、同様の排出工程での籾摺選別作業が継続される(ステップS12)。 次いで、混合米タンク24の混合米量が所定量以下になったか否かを混合米センサSE1の検出情報で判定し(ステップS13)、Yesであると、操作レバー32が第3操作位置32dの操作状態のままでコントローラ55の循環指令により循環/排出切換弁36が排出側から循環側へ切り換えられ、機内残留穀粒に対して混合米選別部3の選別穀粒全量を籾摺部1に還元し玄米化する残米処理工程が実行される(ステップS15)。

    次いで、籾ホッパ6への籾の追加投入の有無を例えば混合米センサSE1の検出情報で判定し(ステップS16)、Yesであると、操作レバー32が第3操作位置32dの操作状態のままでコントローラ55の排出指令により循環/排出切換弁36が循環側から排出側に切り換えられ、次いで、前記ステップS12に戻る(ステップS17)。 また、Noであると、残米処理工程に必要な所定時間が経過したか否かを判定し(ステップS18)、Noであると、前記ステップS15に戻り、Yesであると、残米処理工程が終了したと判定し、コントローラ55の作業停止指令により主モータM1を自動停止し籾摺選別作業を終了する(ステップS19)。

    なお、前記実施例では、第1〜第3レバー操作位置ランプLa,Lb,Lcが点灯すると、当該操作位置が現在の適正操作状態であることを表示し、また、点滅すると当該操作位置への操作が可能になったことを表示している。 しかし、これに限定されるものではなく、例えばランプの色彩を変更し点灯表示してもよく、種々の変形例が考えられる。

    次に、図4、図9及び図11に基づきコントローラ55の制御内容について説明する。 なお、この実施例は図7に示すように操作レバー32により籾シャッタ弁31、揺動入切プーリ39a及び循環/排出切換弁36を手動で関連的に切換操作するタイプに関するものである。

    図9のフローに示すようにステップS1乃至ステップS11は同様の制御が実行され、図9の「B」から図11の「B」及びステップS21に移行し、同様の排出工程での籾摺選別作業が継続される(ステップS21)。 次いで、混合米タンク24の混合米量が所定量以下になったか否かを混合米センサSE1の検出情報により判定し(ステップS22)、Yesであると、第2操作位置ランプLbが点滅し、オペレータに第3操作位置32dから第2操作位置32cへの操作を促す。 次いで、オペレータが操作レバー32を第3操作位置32dから第2操作位置32cへ操作すると、籾シャッタ弁31が開状態、揺動入切プーリ39aが入り状態のままで循環/排出切換弁36が排出側から循環側へ切り換えられ、循環工程の籾摺選別作業に移行し(ステップS24)、第3操作位置ランプLcが消灯し、第2操作位置ランプLbが点灯した状態で(ステップS25)、残米処理工程の籾摺作業が実行される(ステップS26)。

    次いで、オペレータが残米処理工程が終了したと判定し、オペレータの任意の操作で操作レバー32を第2操作位置32cから第3操作位置32dへ操作し、残米処理工程で籾摺選別され全量玄米化されている残米を排出し(ステップS27)、オペレータが運転/停止スイッチSW1を切り運転を終了させる。

    次に、図12に基づきインペラ羽根型の籾摺選別機について説明する。
    インペラ羽根型籾摺選別機は、左右一側にインペラ羽根型の籾摺装置を備えた籾摺部1を、左右中間部に摺落米風選部2を、左右他側に揺動選別板型混合米選別部3を配設している。 そして、混合米選別部3の選別摺落米を揚穀する混合米揚穀機4を備え、混合米選別部3の仕上げ玄米を機外に取り出す玄米揚穀機5を備え、混合米選別部3の選別籾を籾摺部1に揚穀還元する籾揚穀機27とを備えている。 なお、摺落米風選部2には籾摺ロール型の籾摺選別機と同様に前記操作レバー32及び操作盤41を設けている。

    籾摺部1にはインペラ羽根型籾摺装置57を備えている。 インペラ羽根型籾摺装置57は、籾ホッパ6、籾摺ケース57aと、籾摺ケース57a内に回転自在に設けられているインペラ羽根57,…と、インペラ羽根57,…の内周部に籾を供給する籾供給筒57cと、摺落米移送筒57dなどにより構成されている。

    しかして、籾ホッパ7に供給された籾は籾供給筒57cを経て籾摺ケース57aのインペラ羽根57,…の中心部に供給される。 籾はインペラ羽根57,…の移送面に沿って中心部から外周側に撥ね飛ばされ、外周屈曲部で急激な方向変換がなされつつ籾摺ケース57a外周部のライニングに衝突しその大半が籾摺される。 次いで、摺落米は摺落米移送筒57d内を上昇旋回しながら上方に移送され、次いで、摺落米流下板(図示省略)に引き継がれ流下しながら落米摺落米風選部2下部の選別始端側に供給される。

    なお、摺落米風選部2及び混合米選別部3は図1の籾摺ロール型の籾摺選別機と同様の構成であり説明を省力する。
    次に、図12、図13、図10及び図11に基づきコントローラ55の制御内容について説明する。

    図13に示すように、運転/停止スイッチSW1をONにし運転が開始されると(ステップS1a)、操作レバー32が籾摺作業初期位置である第1操作レバー位置32bにあるか否かを判定し(ステップS2a)、Noであると、第1操作位置ランプLaを点滅し、第1レバー位置32bが現在の適正操作位置であることを表示し、オペレータに操作レバー32を第1レバー位置32bへ操作するように促し、オペレータが操作レバー32を第1レバー位置32bに戻すと、ステップS2aに戻る(ステップS3a)。 また、Yesであると、第1操作位置ランプLaを点灯し、第1操作位置が現在の適正操作位置であることを表示する。 (ステップS4a)。

    次いで、所定時間(例えば非常に短い2〜3秒)が経過すると(ステップS5a)、第2操作位置ランプLbを点滅し、オペレータに操作レバー32を第1操作位置32bから第2操作位置32cへ操作するように促す(ステップS6a)。 次いで、オペレータが操作レバー32を第1操作位置32bから第2操作位置32cに操作すると、籾シャッタ弁31が開状態、揺動クラッチ39aが揺動入り状態、循環/排出切換弁36が循環側に切り換えられ、循環工程での籾摺選別作業が開始される。 この状態では、第1操作位置ランプLaを消灯し、第2操作位置ランプLbを点灯し、循環籾摺作業状態であることを表示する(ステップS7a)。

    次いで、混合米タンク24に所定量以上の混合米が溜ったか否かを混合米センサSE1の検出情報により判定し(ステップS8a)、Yesであると、第3操作位置ランプLcを点滅し、オペレータに第3操作位置32dが現在の適正な操作位置であることを報知する(ステップS9a)。 次いで、オペレータが操作レバー32を第2操作位置32cから第3操作位置32dに操作すると、籾シャッタ弁31が開状態、揺動クラッチ39aが揺動入り状態、循環/排出切換弁36が循環側から排出側に切り換えられ、排出工程の籾摺選別作業が開始され、第2操作位置ランプLbを消灯し、第3操作位置ランプLcを点灯し排出作業状態であることを表示し(ステップS10a)、この状態で籾摺選別作業が継続される(ステップS11a)。

    次いで、図13の「B」から図10の「B」に移行し、同様の排出工程の籾摺選別作業が継続され(ステップS12)、続いてステップS12乃至ステップ19が実行される。
    また、図13の「B」から図11の「B」に移行し、同様の排出工程の籾摺選別作業が継続され(ステップS21)、続いてステップS22乃至ステップ28が実行される。

    1 籾摺部2 摺落米風選部3 混合米選別部4 混合米揚穀機5 玄米揚穀機6 籾ホッパ7 籾摺ロール15 揺動選別板24 混合米タンク31 籾シャッタ弁32 操作レバー32a 軸32b 第1操作位置32c 第2操作位置32d 第3操作位置36 循環/排出切換弁39 揺動駆動装置39a 揺動クラッチ手段41 操作盤55 コントローラLa 第1レバー操作位置表示手段(ランプ)
    Lb 第2レバー操作位置表示手段(ランプ)
    Lc 第3レバー操作位置表示手段(ランプ)
    L1 第1レバー操作位置表示手段(第1表示灯)
    L2 第2レバー操作位置表示手段(第2表示灯)
    L3 第3レバー操作位置表示手段(第3表示灯)
    L4 第4レバー操作位置表示手段(第4表示灯)
    M1 主モータSW1 運転/停止スイッチ

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