Respiratory protective equipment

申请号 JP2014510561 申请日 2013-06-03 公开(公告)号 JP5536969B1 公开(公告)日 2014-07-02
申请人 興研株式会社; 发明人 善充 益子;
摘要 複数のフィルタユニットが設けられている呼吸用保護具。
呼吸用保護具(1)が複数のフィルタユニット(3)を有する。 フィルタユニット(3)のそれぞれには、面体に向かって延びる空気流路(14)が形成される。 保護具(1)には、空気流路(14)が合流する部位に、面体の内側に通じる吸気孔が形成される。 吸気孔は、フィットチェッカーに含まれる点検用弁(35)を使用して一時的に閉じることができる。
权利要求
  • 吸排気可能に形成された面体を有し、前記面体には複数のフィルタユニットが設けられ、前記面体と前記フィルタユニットのそれぞれとが通気可能につながる呼吸用保護具であって、
    前記フィルタユニットのそれぞれには、前記面体に向かって延びた先端部分で互いに合流する空気流路が形成され、
    前記呼吸用保護具は、前記空気流路が合流する部位に、前記面体の内側に通じる吸気孔を有するとともに、前記吸気孔を一時的に閉じて前記面体への吸気の流入を一時的に遮断することによって前記呼吸用保護具の着用状態の良否を判断することのできるフィットチェッカーを有し、前記フィットチェッカーがそれに含まれる点検用弁を使用して前記吸気孔を一時的に閉じるものであることを特徴とする前記呼吸用保護具。
  • 说明书全文

    この発明は、防じんマスクや防護マスク等の呼吸用保護具に関し、より詳しくはフィルタユニットを有する呼吸用保護具に関する。

    粉じんや有毒ガス成分を除去するためのろ材を含むフィルタユニットが面体に取り付けられた呼吸用保護具は、従来周知である。 また、複数のフィルタユニットが面体に取り付けられている呼吸用保護具も、従来公知ないし周知である。

    例えば、特開2007−181570号公報(P2007−181570A、特許文献1)に記載の防護マスクは、面体の幅を二等分する中心線の両側それぞれにフィルタユニットが取り付けられている。 フィルタユニットのそれぞれは、面体に形成された個別の吸気孔を介して面体の内側につながっている。 その面体では、吸気孔のそれぞれに対して吸気用逆止弁が取り付けられている。 フィルタユニットに組み込まれるフィルタは、フィルタユニットのうちのカップに対して着脱可能にすることができる。

    特開2007−181570号公報(P2007−181570A)

    吸気弁を使用する従来の防護マスクでは、フィルタユニットの個数に対応する個数の吸気用逆止弁が必要となるから、防護マスクの構造がそれだけ複雑になるという問題がある。 また、その防護マスクが着用状態の良否を判断するためのフィットチェッカーを有するものである場合には、フィルタユニットのそれぞれから面体に向かって延びる空気流路のそれぞれを一時的に同時に遮断することのできる個別のシャッター板がフィットチェッカーには必要であるという構造上の繁雑さがある。

    そこで、この発明では、複数のフィルタユニットを有する防護マスク等の呼吸用保護具において、それに使用する吸気用逆止弁の個数を減らしたり、フィットチェッカーに使用する点検用弁の枚数を減らしたりすることができるように、呼吸用保護具の構造を改良することを課題にしている。

    前記課題を解決するために、この発明が対象とするのは、吸排気可能に形成された面体を有し、前記面体には複数のフィルタユニットが設けられ、前記面体と前記フィルタユニットのそれぞれとが通気可能につながる呼吸用保護具である。

    この呼吸用保護具において、この発明が特徴とするところは、次のとおりである。 すなわち、前記フィルタユニットのそれぞれには、前記面体に向かって延びた先端部分で互いに合流する空気流路が形成される。 前記呼吸用保護具は、前記空気流路が合流する部位に、前記面体の内側に通じる吸気孔を有するとともに、前記吸気孔を一時的に閉じて前記面体への吸気の流入を一時的に遮断することによって前記呼吸用保護具の着用状態の良否を判断することのできるフィットチェッカーを有する。 前記フィットチェッカーは、それに含まれる点検用弁を使用して前記吸気孔を一時的に閉じるものである。

    この発明に係る呼吸用保護具では、面体に設けられた複数のフィルタユニットから面体に向かって延びる空気流路が、その先端部分で互いに合流する。 呼吸用保護具には、空気流路が合流する部位に、面体の内部に通じる吸気孔が形成されている。 したがって、この呼吸用保護具では、その吸気孔に対して吸気用逆止弁が取り付けられていたり、フィットチェッカーが用意されていたりすればよいから、複数のフィルタユニットのそれぞれに対して吸気用逆止弁が取り付けられていたり、フィットチェッカーが用意されていたりする従来の呼吸用保護具に比べて、吸気弁の個数を減らしたり、フィットチェッカーに使用する点検用弁の枚数を減らしたりすることができて、呼吸用保護具の構造が簡単になる。

    呼吸用保護具の一例として示す、半面型マスクの正面図。

    フィットチェッカーユニットのキャップが外してあるときの半面型マスクの部分破断正面図。

    フィットチェッカーユニットの内面側を部分的に破断して示す図。

    図1のIV−IV線断面図。

    点検用弁が閉じた状態にある図1のIV−IV線断面図。

    添付の図面を参照して、この発明に係る呼吸用保護具の詳細を説明すると、以下のとおりである。

    図1は、呼吸用保護具の一例である半面型マスク1の正面図である。 マスク1は、面体2と、面体2の左右両側部に取り付けられたフィルタユニット3と、面体2の横方向Xの中央部に取り付けられたフィットチェッカーユニット4とを有する。 なお、フィルタユニット3は吸気用カップと呼ばれることもある。 面体2はまた、マスク1の着用者(図示せず)の顔面と向かい合う内面2a(図4参照)とその反対面である外面2bとを有し、その外面2bには頭部に掛け回す締め紐6が取り付けられ,中央部の下方には排気用逆止弁(図示せず)に対する通気性のカバー部材7が取り付けられている。 図における双頭矢印Xは面体2の横方向を示し、双頭矢印Yは面体2の縦方向を示している。 なお、マスク1においては、縦方向Yということに代えて上下方向Yということもある。 線P−Pは、マスク1の横方向Xの寸法を二等分する中心線であって、図示例の場合のマスク1は実質的な意味において中心線P−Pに関して対称に作られている。 マスク1について左右というときには、マスク着用者にとっての左右を意味している。

    図2は、図1のマスク1を部分的に分解、破断して示す図である。 フィルタユニット3は、左方のものが分解、破断した状態にあり、右方のものが組み立てた状態にある。 左方のフィルタユニット3において明らかなように、フィルタユニット3は、フィルタ収納ケース11と、そのケース11に着脱可能な通気性のキャップ12と、ケース11に収納されている交換可能なフィルタ13とで形成されている。 ケース11とフィットチェッカーユニット4との間には空気流路14が延びている。 ケース11の底部内面16からはフィルタ13に向かって複数のピン状部17が起立して、底部内面16とフィルタ13との間に通気性のクリアランス18を形成している。 キャップ12は、円形の正面部分19の中央に通気孔21が形成されている。 キャップ12はまた、円筒状の周壁部22の内面がケース11における螺状部23に対して着脱可能である。 ケース11とキャップ12とは、ABS樹脂等の硬質プラスチックで形成されている。

    フィットチェッカーユニット4は、弁ホルダー31と、弁ホルダー31に対して着脱可能なキャップ32とを有するが、図ではキャップ32が弁ホルダー31から取り外された状態にある。 弁ホルダー31は、ほぼ四形に形成された頂壁部33を有し、頂壁部33の内側の中央には点検用弁35が見えている。 その点検用弁35には、上下方向Yに延びる操作用レバー36が取り付けられている。

    レバー36は、点検用弁35の開閉を操作するための手段である。 そのレバー36の上端部は、点検用弁35に対する取り付け部36aであって、コネクタピン37を介して点検用弁35に回転可能に取り付けられている。 レバー36の下端部は、レバー36の操作部36bであって、その操作部36bは頂壁部33の外へ延びている。 点検用弁35は天然ゴムや合成ゴム等の弾性材料で形成され、弁ホルダー31、キャップ32、レバー36は、ABS樹脂等の硬質プラスチックで形成されている。

    図2における矢印Aは、マスク1が着用状態にあるときの空気流路14における空気の流れを示している。 外気は、通気孔21からフィルタユニット3へ進入して、フィルタ13を通過するときにろ過されて清浄空気となり、空気流路14を通って弁ホルダー31の内側に進入する。 弁ホルダー31の内側では、左右両側にあるフィットチェッカーユニット4から延びた空気流路14が合流している。 空気のこのような流れを得るために、ケース11では、フィルタユニット3においての空気流路14となる部分の外周面部が面体2に形成された透孔15に対して気密状態で嵌合している。 フィットチェッカーユニット4における弁ホルダー31は面体2に形成された嵌合孔41の内側にある。 また、キャップ32は、その四隅に形成されている脚部38を弁ホルダー31における頂壁部33の四隅に形成されている挿入口39に挿入すると、弁ホルダー31と一体になる。 弁ホルダー31は面体2の周壁部43によって囲まれていて、キャップ32の周縁部32aがその周壁部43における頂部43aに形成された溝42に進入することによって、キャップ32と面体2との間が気密状態になる(図4参照)。 したがって、図1の面体2が顔面に対して気密状態にあるときに、キャップ32と面体2との間から外気が弁ホルダー31の内側へ侵入するということはない。

    図3は、フィットチェッカーユニット4とその近傍を面体2の内側から見たときの図である。 フィットチェッカーユニット4における弁ホルダー31は、ほぼ四角形に形成された底面部46(図4参照)と、ほぼドーナツ型に形成されたフランジ部45とを有し、これら両部45,46を貫通するように吸気孔47が形成されている。 フィットチェッカーユニット4は、面体2の外側からその吸気孔47に対して開閉する図2の点検用弁35と、面体2の内側からその吸気孔47に対して開閉する図3の吸気用逆止弁49とを有する。 吸気用逆止弁49は、呼吸用保護具の分野において慣用のもので、取り付け用の透孔53が形成されていて、その透孔53を有する部分が、吸気孔47の径方向へ延びるリブ51に形成されたアンダーカットつきの突起部52に嵌められている(図4参照)。 吸気孔47の周縁部には、吸気用逆止弁49に対する内側弁座54が形成されている。

    図4,5は、図1におけるIV−IV線断面図であるが、図4では点検用弁35が吸気孔47に対して開いた状態にあり、図5では点検用弁35が吸気孔47に対して閉じた状態にある。

    図4の面体2において、嵌合孔41を形成している周壁部43の頂部43aとキャップ32とが気密状態で当接し、周壁部43の基端部43bがつながる面体2の部分48が弁ホルダー31におけるフランジ部45と底面部46とに気密状態で当接している。 また、周壁部43に形成された透孔56の周縁部が、その透孔56に挿通されたレバー36の周囲に対して気密状態で当接している。 ただし、キャップ32は、周壁部43の頂部43aを弾性変形させることによって、面体2から取り外すことができる。 また、レバー36は、取り付け部36aと操作部36bとの間の中間部36cがピン57を介して周壁部43に往復回転運動可能に取り付けられている。 フィットチェッカーユニット4は、実質的な意味において面体2と一体であるから、レバー36はピン57を中心に往復回転運動可能に面体2に取り付けられているということもできる。 このようなレバー36が双頭矢印Bで示す範囲の往復回転運動をするときに、操作部36bは面体2の外面2bから内面2aへ向かう第1方向C への旋回と、面体2の内面2aから外面2bへ向かう第2方向C への旋回とを反復する。

    図4では、レバー36が双頭矢印Bの示す方向のうちの反時計方向B へ回転した状態にあり、操作部36bが第1方向C へ旋回した状態にあって、取り付け部36aにおける点検用弁35が吸気孔47の周縁に形成された外側弁座58から離間している。 この状態にあるレバー36では、中間部36cに形成されたアーム状の弾性カムフォロア60における係合凹部61が弁ホルダー31に形成されたカム62に圧接することによって、レバー36の時計方向B への回転が阻止されている。 図4の弁ホルダー31には、フィルタユニット3につながる空気流路14が見えている。

    マスク1が着用されて図4の状態にあるときには、着用者が吸気動作をすると、清浄空気が左右両側部にあるフィルタユニット3のそれぞれから延びる空気流路14を流れて弁ホルダー31の内側で合流し、さらに吸気孔47の内側に取り付けられた吸気用逆止弁49を押し開いて面体2の内側へ入り、吸気として使用される。 なお、図4において、吸気用逆止弁49は、吸気孔47の周縁に形成された内側弁座54に当接して吸気孔47を閉じているときのものが実線で示され、内側弁座54から離間して吸気孔47を開いているときのものが仮想線で示されている。

    図5では、図4におけるレバー36の操作部36bを第2方向C へ旋回させたときの点検用弁35の状態を示している。 操作部36bに指先を当てて操作部36bを第2方向C へ旋回させると、点検用弁35は、ピン57を中心に面体2の外面2bから内面2aへ向かう第1方向C へ旋回する。 その旋回によって、点検用弁35は、双頭矢印で示す前後方向Zにおいて、弧を画くように前方から吸気孔47に接近して、吸気孔47の周縁部に形成された外側弁座58に当接し、吸気孔47を閉じることができる。 このように操作部36bを第2方向C へ旋回させることによってレバー36が時計方向B へ回転するときには、レバー36に形成されたアーム状の弾性カムフォロア60がカム62に圧接して矢印D(図4参照)で示す方向へ弾性変形し、カムフォロア60における係合凹部61とカム62との接触が解け、カムフォロア60における係合凸部63を越えた部位64がカム62に圧接する。 カム62に対するカムフォロア60のこのような圧接によって時計方向B へ回転するようにレバー36を付勢し、点検用弁35を外側弁座58に圧接させることができると同時に、点検用弁35が外側弁座58から離間することを防ぐことができる。 このように、カムフォロア60は、レバー36に対する付勢手段として作用する。 カムフォロア60を介して点検用弁35を外側弁座58に圧接させることができるように、図5におけるカムフォロア60の部位64とカム62とは、上下方向Yにおいて、ピン57よりも上方の位置で圧接している。

    マスク1を使用するときには、空気流路14の外からレバー36を操作して、点検用弁35を図4の状態にして着用する。 次いで、面体2を顔面に密着させたなら、レバー36を時計方向B へ回転するように操作して点検用弁35を第1方向C へ旋回させ、点検用弁35を外側弁座58に当接させて吸気孔47を閉じる。 ここで、呼吸の繰り返しを試みて、面体2への空気の進入がなく、息苦しく感じたならば、面体2と顔との気密状態が良好であると判断する。 その後、操作部36bを第1方向C へ旋回させてレバー36を反時計方向B へ回転するように操作し、点検用弁35を第2方向C へ旋回させて外側弁座58から離間させ、吸気孔47を開いてマスク1の使用を開始する。

    点検用弁35に対しての操作手段となるレバー36を空気流路14の外から操作して点検用弁35を第1方向C と第2方向C とに旋回させて、換言すると面体2の前後方向Zにおいて点検用弁35を弧を画くように移動させて外側弁座58に対して当接させたり離間させたりするマスク1では、点検用弁35が弁座等に対して摺動して摩耗したり損傷を受けたりするという問題が生じない。 それゆえ、点検用弁35や外側弁座58についての定期的点検等の作業による着用者にとっての煩わしさを軽減することが可能になる。 また、点検用弁35が旋回する方向は面体2の前後方向Zであって、そのように旋回する点検用弁35は、マスク着用者の視界を横切るということがないから、フィットチェッカーユニット4の採用は、マスク1を着用したときの視界を広くすることに役立つ。 点検用弁35を旋回させるためのレバー36は、その操作部36bを図示例の如く面体2の下方において旋回させるものである場合に、レバー36の操作が容易となるように操作部36bを大きくしても、その操作部36bが視界に入るということがない。

    このように、この発明に係るマスク1は、面体2が複数のフィルタユニット3を有し、その複数のフィルタユニット3のそれぞれから面体2に向かって延びる空気流路14は、その先端部分において互いに合流し、その合流する部位であるフィットチェッカーユニット4は面体2における吸気孔47につながっている。 それゆえ、マスク1では、複数のフィルタユニット3を有するものではあっても、吸気孔47が一つであるから、その吸気孔47に対して使用される吸気用逆止弁49は一つでよく、またフィットチェッカーユニット4に使用する点検用弁35も一つでよい。 したがって、例えば2個のフィルタユニットのそれぞれに対して吸気孔が形成されている従来の呼吸用保護具と比べると、この発明に係るマスク1は、構造が簡単で、吸気用逆止弁49やフィットチェッカーユニット4の保守点検が容易になる。

    半面型マスクを例にとって説明したこの発明は、全面型マスクにおいて実施することも可能である。 また、図示例において、面体2は2個のフィルタユニット3が設けられているものであったが、面体2は3個以上のフィルタユニットが設けられているものであってもよい。 図示例においての吸気用逆止弁49は、フィットチェッカーユニット4に組み込まれていたが、ユニット4とは別体の部材によって面体2に取り付けることもできる。 さらに、この発明は、吸気用逆止弁49を持たない半面型マスクや全面型マスクである呼吸用保護具において実施することもできる。 図示例のマスク1では、キャップ32の使用に代えて、点検用弁35を覆うように面体2の周壁部43を拡張し、その拡張した部分の内側に弁ホルダー31と点検用弁35とレバー36とで形成されたフィットチェッカーユニットをセットすることができる。 図4におけるレバー36は、手動操作によって時計方向B と反時計方向B とに回転するものであったが、自動的に反時計方向B に回転するようにレバー36をバネで付勢しておくこともできる。 そのようなレバー36が使用されているマスク1の常態では、吸気孔47に対して点検用弁35が開いている。 フィルタユニット3におけるフィルタ13は、防じん用のものでもよいし、防毒用のものでもよい。 また、フィルタユニット3は、この技術分野において周知の吸収缶であってもよい。 この発明は、呼吸用保護具において実施することができるものであって、図示例の如き自己を使用する防じんマスクは呼吸用保護具の一例にすぎない。

    1 呼吸用保護具(半面型マスク)
    2 面体 3 フィルタユニット 4 フィットチェッカー(フィットチェッカーユニット)
    14 空気流路 35 点検用弁 47 吸気孔 C 第1方向 C 第2方向 Y 上下方向(縦方向)
    P−P 中心線

    QQ群二维码
    意见反馈