体の矯正と温熱治療を兼ねた機能性椅子

申请号 JP2016556231 申请日 2014-10-15 公开(公告)号 JP2016538106A 公开(公告)日 2016-12-08
申请人 宋 聖鎭SONG,Seong Jin; 宋 聖鎭SONG,Seong Jin; 发明人 聖鎭 宋; 聖鎭 宋;
摘要 本発明は、体を矯正し、温熱を利用して、治療効果を図る椅子を形成することにおいて、座板(10)と腰板(20)で構成されている本体、前記座板(10)と腰板(20)に設置される発熱セラミック体(45)を介して体に熱を伝達する温熱手段(40)、(40‘)、及び前記温熱手段(40)、(40’)の 温度 を設定値に維持し、動作状態を表示する操作部(50)を含んでなることを特徴とする。これにより、座板と腰板に発熱セラミック体を有する本発明の椅子に着席している間、正しい姿勢を維持しながら、電磁波の影響がないオンドル式蓄熱が作用して体の骨格や臓器のバランスを維持することによる免疫 力 の向上と健康増進を図る一方、簡単な構造で、携帯の利便性を確保しつつ、脊椎のほか、ふくらはぎ、足などの体の様々な部分に対する治療効果も兼ねる利点がある。【選択図】図1
权利要求

体を矯正し、温熱を利用して、治療効果を図る椅子を形成することにおいて、 座板10と腰板20で構成される本体、 前記座板10と腰板20にそれぞれ設置されている発熱セラミック体45を介して体に熱を伝達する温熱手段40、40‘、および 前記温熱手段40、40‘の温度を設定値に維持して、作動状態を表示する操作部50、 を含んでなることを特徴とする体の矯正と温熱治療を兼ねた機能性椅子。前記座板10は、中央部に突出された隆起部15を備えて、座板10の内部に回路基板51を内設し、腰板20は、一定の曲率の曲面部25を備えることを特徴とする請求項1に記載の体の矯正と温熱治療を兼ねた機能性椅子。前記本体は、腰板20の度を変動する角度調節部32、腰板20の高さを変動する上下調節部34、座板10の高さを変動する脚部36、36’のうち少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項1に記載の体の矯正と温熱治療を兼ねた機能性椅子。前記温熱手段40、40‘は、発熱セラミック体45の上部と下部に保護パッド41を備えて、発熱セラミック体45の上部に保温材43を、下部に保温材43および断熱材42の順にそれぞれさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の体の矯正と温熱治療を兼ねた機能性椅子。前記発熱セラミック体45は、カオリン、粘土、▲蝋▼石、長石、ケイ石、アルミナ、蛇紋石などを適切に混合組成して、セラミック板を1次形成した後、これを上下に積層し、または複数本接合した状態で、その中心内部にヒーター発熱体44を挿設することを特徴とする請求項1または請求項4に記載の体の矯正と温熱治療を兼ねた機能性椅子。

说明书全文

本発明は、体の矯正と温熱治療を兼ねた椅子に関するもので、より具体的には、着席する間、正しい姿勢を維持しながら、オンドル式蓄熱が作用して骨格や臓器のバランスを維持するようにする体の矯正と共に温熱治療を兼ねた機能性椅子に関するものである。

現代人は、激しい競争の時代に住んでおり、家庭や職場のデスクや各種椅子またはソファーに座った状態で多くの時間を過ごしている。この過程で、正しくない姿勢により、脊椎、頸椎、腰椎上に変形が誘発され、年を取るにつれて様々な慢性難病に起因する巨大な医療費負担をもたらす。また、これらの問題点を解決するための装置や医療器具に過度な購入費と維持費を要する場合、治療に伴う時間損失のほか、別の経済的要因まで負担として作用する。これにマッサージ療法、温熱治療、遠赤外線放射、按摩・指圧療法、推拿矯正などの様々な方式を採用して、変形された部分を直してみようとし、または温熱などの方法を椅子に適用して矯正と治療の利便性を図るようとする試みが途切れることなく続いているが、依然として解決するのが困難な問題に属する。

一方、上述の問題に関連して参照できる先行特許としては、韓国公開特許公報第1999−0064481号と韓国登録特許公報第1023973号などが知られている。

前者の先行特許は、足兼支持体、シート、背もたれ、ヘッドレスト、及び背もたれの度調節手段を備えた椅子として、前記本体部内で押圧バーの底部には、それぞれ遠赤外線発生用ランプが設置された構成を有する温熱治療器自体を前記の椅子の背もたれに直接埋設し、前部に着脱可能に設置する構成を提案した。これにより、椅子の作用性を向上させるのはもちろん、使用者の保健健康に大きく貢献する効果を期待する。

後者の先行特許は、温熱マッサージ部を突出して設置し、その内部に会陰部の前後端アンマボンを凹入して設置し、座板の後端中央と背板の下端中央を弾性部材により連結させた温熱マッサージ座式椅子の外部に、座板挿入部と背板挿入部が形成される。これにより、会陰部を温熱マッサージ部に合わせて温熱作用及びマッサージを実行して、前立腺疾患と尿失禁症を予防及び治療する効果を期待している。

ところが、前者の先行特許は、遠赤外線治療機能を持って、後者の先行特許は、体の特定部に対する補強が可能であるが、相対的に体の矯正の機能が非常に不十分で、温熱の際、電磁波の影響も非常に大きいという欠点が見られる。

上述のような従来の問題点を改善させるための本発明の目的は、座板と腰板構造に着座する間、正しい姿勢を維持しながら、電磁波の影響がないオンドル式蓄熱が作用して体の骨格や臓器のバランスを維持するようにする体の矯正及び姿勢の矯正はもちろん、温熱治療まで兼ねた機能性椅子を提供することにある。ここで、「着席する間、正しい姿勢を維持させる椅子」の説明をさらに敷衍すると、数多くの動物の中で、特異に人間だけが直立歩行姿勢をとるが、直立歩行の際、頭、脊椎(頸椎、胸椎、腰椎)、骨盤から形成された中枢骨格構造で最も脆弱な部分である腰椎を正しくして、骨盤のバランスを適切に取ってくれる構造の椅子が正しい姿勢を維持させてくれるもので、本発明の椅子そのものがこれに該当する。

本発明のもう1つの主な目的は、簡単な構造で、携帯の容易さを確保しつつ、脊椎のほかに、ふくらはぎや足など、体の様々な部分に対する治療効果を得るようにすることにある。

上述の目的を達成するため、本発明は、体を矯正し、温熱を利用して、治療効果を図る椅子を形成することにおいて、座板と腰板で構成される本体、前記座板と腰板に設置される発熱セラミック体を介して体に熱を伝達する温熱手段、及び前記温熱手段の温度を設定値に維持して作動状態を表示する表示部、を含んでなることを特徴とする。

また、本発明によると、前記の座板は、中央部に突出された隆起部を備え、隆起部前面には、回路基板を張設し、腰板は一定の曲率の曲面部を備えることを特徴とする。

また、本発明によると、前記本体は、腰板の角度を変動する角度調節部、腰板の高さを変動する上下調節部、座板の高さを変動する脚部のうち少なくとも1つを備えることを特徴とする。

また、本発明によると、前記温熱手段は、発熱セラミック体の最上部と最下部に保護パッドを備え、発熱セラミック体の上下両側に硝石とケイ石を混合して構成した保温材を構成し、保温材下部に断熱材をさらに備えることを特徴とする。

一方、これに先立ち、本明細書及び特許請求の範囲に使用される用語や単語は通常的であるか、辞典的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者は、その自身の発明を最善の方法で説明するために、用語の概念を適切に定義することができるという原則に立脚して、本発明の技術的思想に合致する意味と概念として解釈されるべきである。したがって、本明細書に記載された実施例と図面に図示された構成は、本発明の最適切な一実施例に過ぎなくて、本発明の技術的思想をすべて代弁するものではないので、本出願時点において、これらを代替できる様々な均等物と変形例があり得ることを理解しなければならない。

以上のように、本発明によると、座板と腰板に発熱セラミック体を持つ椅子に着席している間、正しい姿勢を維持しながら、電磁波の影響がないオンドル式蓄熱が作用して、体の骨格と姿勢の矯正及び臓器のバランス維持による健康増進を自然に図る作用効果がある。

図1は、本発明に係る椅子の整体構成図である。

図2aは、本発明に係る椅子座板の温熱手段を示すA−A’線(またはB−B’線)横断面図である。

図2bは、本発明に係る椅子座板の温熱手段を示す他の実施のA−A’線(またはB−B’線)横断面図である。

図3aは、本発明に係る椅子に短い脚部を張設した構成図である。

図3bは、本発明に係る椅子に長い脚部を張設した構成図である。

図4aは、本発明に係る図1の椅子を床に置いて使用する様子の実施状態図である。

図4bは、本発明に係る図1の椅子を一般的な椅子に載せて使用する様子の実施状態図である。

図4cは、本発明に係る図1の椅子の腰板内部に足を内設させて使用する様子の実施状態図である。

図4dは、本発明に係る図1の椅子を床に置いて一般的な椅子に座って使用する様子の実施状態図である。

図5aは、本発明に係る椅子腰板の曲面率を示す構成図である。

図5bは、本発明に係る椅子腰板の角度状態を示す構成図である。

以下、添付された図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明すると、次の通りである。

本発明は、体を矯正し、温熱を利用して治療効果を図る椅子について提案する。人の脊椎は頸椎7節、胸椎12節、腰椎5節の合計24節からなる。頸椎の上には頭が存在するため、頸椎の左右の柔軟性と上下の柔軟性は優れている。また、胸椎は胸の真ん中の胸骨と肋骨で接続されており、左右の柔軟性はほとんどなく、上下の柔軟性も頸椎、腰椎に比べて著しく低下する。腰椎は5つの脊椎骨が一塊になった礎石のような大骨である薦骨(仙骨)の上に位置しながら、頭、頸椎、胸椎の荷重を受けるが、左右の柔軟性と上下の柔軟性が良い。胸椎は、柔軟性がないが、堅固で、頸椎、腰椎は、柔軟性は良いが、耐久性が弱くて変形や損傷が容易である。このような頸椎と腰椎の中で変形する可能性が最も高いのは腰椎である。すなわち、腰椎は礎石のような大骨である薦骨の上に位置しながら、頭、頸椎、胸椎の荷重を受けるだけでなく、人体の中心部に位置するため、座ったり立ち上がったりするとき、物を持ち上げるときに、すべての動作で最大のを使わなければならないからである。腰椎5節の中で一番弱い部位は、最下段の部位である4番、5番であり、椎間板ヘルニア(別名ディスク)が最も頻繁に発生する部分が腰椎4、5番でもある。したがって、本発明は、まさにこのような点を考慮して、体を矯正し、治療効果を図る椅子に関連され、本発明に係る本体は腰板20と座板10で構成される。

一方、あらゆる体の骨格や臓器の位置を矯正することは、脊椎矯正から始まり、脊椎矯正は、腰椎と骨盤矯正から始まり、脊椎を矯正する正座姿勢を取ることを含んで様々な運動方法は、すべて腰椎と骨盤を正しくすることに焦点を置いている。

通常の一般的な椅子は、腰椎ではなく、胸椎を支える背板制作を重視することに対し、本発明では、背板部位をなくし、腰椎と密着する腰板のみを構成した理由は、腰椎だけ真っすぐに伸ばすと、胸椎がそれに従って伸ばす、人体の原理に基づいたものだ。また、通常の一般的な椅子は、骨盤部位のベギム現象を軽減するため、柔軟性のある材質で座板部位を仕上げするので、歪んだ骨盤が固着化されかねない危険性が内包されている。一方、本発明では、座板の柔軟性を最小化した材料で構成して着座する間、変形された骨盤が正しい位置を取ることができるようにする。変形された骨盤が正しい姿勢を取るときの痛みは、オンドル式蓄熱が大きく緩和するように構成する。

また、座板10の一側で腰板20を結合し、腰板20の底部で座板10と接続されている部分に空間部22を形成することもできる。空間部22と面接する部位は腰椎を支える薦骨が存在し、その下に尾骨が接続されている。大骨に相当する薦骨は大きく見て、骨盤に所属した骨であり、あまりにも丈夫な骨であるため、変形が容易に発生することもなく、温熱を加える必要もほとんどなくて、空間部22を形成しても構わなくて、図4cのように座板にふくらはぎの熱療を行うことができるように足首を入れる空間として活用することもできる。

本発明の詳細な構成によれば、前記座板10は、中央部に突出した隆起部15を備え、隆起部15の前面の座板10の中に回路基板51を張設し、腰板20は、一定の曲率の曲面部25を備えることを特徴とする。座板10の隆起部15は、地上での足に乗って上がってきた2つの陰気が会う会陰穴に位置して、全身の気と血を疎通させる。もちろん隆起部15は、男性用の椅子または女性用の椅子により形状や大きさを若干異なるように形成することができる。回路基板51は、座板10の内部に張設するが、隆起部15の前面に配置することが好ましいが、それ以外の適切な場所に配置してもよい。すなわち、座板10の側面に形成されている操作部50の隣に配置して設計されてもかまわなくて、隆起部15の前面や左右、後方部などの部位に位置させても構わない。ただ操作部50との連携動作のみうまくいけば、その分だけ操作部50と回路基板51を一体化させて制御してもよいだろう。腰板20の曲面部25は、腰を包み込むような形で行われるので、一定の曲率は、必ずしも1つの曲率を意味するものではない点に留意する必要がある。

本発明の他の詳細な構成によれば、前記本体は、腰板20の角度を変動する角度調節部32、腰板20の高さを変動する上下調節部34、座板10の高さを変動する脚部36、36‘のうち少なくとも1つを備えることを特徴とする。角度調整部32は、座板10に対する腰板20の角度を90〜120°程度に変動するように設置され、公知の技術を適用してもよい。図示には省略するが、構成の単純化のために角度調節部32は、ヒンジ軸に接続されたウォーオムフィルと、ノブを持つウォームギヤを使用することができる。上下調節部34は、使用者の体の大きさに応じて、座板10に対する腰板20の高さを変動するように設置されるが、これも公知の技術を適用してもよい。脚部36、36‘は、使用者の選択に応じて、床面に対する座板10の高さを変動することができ(図3a及び図3bを参照)、このような図1と図3の差異を見ると、図1の椅子は脚部が全く形成されていないのに対し、図3a及び図3bは、図1の椅子に足が長くて短い別途の脚部36、36’が形成されている差異がある。したがって、図1の椅子は、一般の椅子やソファー、床などの部位に置いて使用できることに対し、脚部を有する図3a及び図3bの椅子は、それ自体で、一般的な椅子として使用することができる差異点がある。そして、構成の簡素化のために上下調節部34と脚部36、36‘は、それぞれノブを有するボルトで構成することができる。

また、本発明によれば、温熱手段40が、前記座板10と腰板20に設置されている発熱セラミック体45を介して体に熱を伝達する構造である。(図1のA−A’構造が符号40の温熱手段に相当し、図1のB−B’もA−A’の構造と同一)発熱セラミック体45は、電気を使用して加温させるものであるが、使用開始とともに、電源を遮断してオンドル式蓄熱を利用して治療する方法である。これらの蓄熱は、40〜80℃前後の範疇で約1〜3時間ほど持続するようにすることができる。座板10と腰板20に設置されている発熱セラミック体45の規格(容量)は、違うように設定されることもできる。

本発明の詳細な構成によれば、前記温熱手段40は、発熱セラミック体45の最上部と最下部に保護パッド41を備えて、発熱セラミック体45の下部に保温材43と断熱材42を順に備えた後、発熱セラミック体45の上部に再び保温材43を備えることを特徴とする。(図2a参照)の保護パッド41は、使用者の負荷に耐える強度と耐摩耗性を必要とし、アルミニウム合金板、銅板、木材、高強度樹脂材の中から選択して使用することができる。下部の断熱材42は、発熱セラミック体45の熱が下方や地面に消失することを防止し、あるいは熱を保存するものであって、難燃繊維、発泡樹脂、発泡セラミックなどから選択して使用することができる。

一方、前記発熱セラミック体45は、カオリン22〜45%、粘土15〜35%、▲蝋▼石5〜15%、長石5〜15%、ケイ石5〜15%、アルミナ2〜10%、蛇紋石2〜10%などで組成されることが発熱構造上好ましいが、前記組成物と同等の性質のもので代替し、或いは1〜2つの物質を省略して組成してもよい。ただし、カオリン、粘土、▲蝋▼石、長石、アルミナ程度は必ず組成するのが無難である。このような発熱セラミック体45の主要部である熱板は、セラミック材料を利用して、石板のような形に成形したほうが良くて、発熱セラミック体45の内部には、コイルやパイプ形のヒーター発熱体44を挿設し、2つの(または複数)セラミック材質の熱板を隣接されるように積層したり、接合したりすることを特徴とする。そして、保温材43は、窒石とケイ石を約7:3程度の混合割合で組成し、このような保温材43は、内部に多くの穴が形成される多孔質の硬質材で形成される。なお、最上部の保護パッド41または上部保温材43及び保護パッド41の内部に渡って挿設される遠赤外線放射物質体46は、麦飯石、ゲルマニウム、二酸化チタン、銀、トルマリン、ゼオライト、長石、蛇紋石、ケイ石などのいずれか1つ、またはこれら数種を混合して組成するが、付加的に挿設していなくてもよい。ただし、付加的に挿設して使用する場合には、遠赤外線及び陰イオンなどの放射効能をより期待できる作用効果があるだろう。

図2bの温熱手段40‘は、図2aの温熱手段40から一部の構成を省略し、または付け加えた構成の例示図で図示されたものである。すなわち、本発明に係る温熱手段40、40’の不可欠な構成は、ヒーター発熱体44を含む発熱セラミック体45であるが、このような発熱セラミック体45の熱を保存しながら、このような熱を下部でない上部に集中発散させるようにするために、断熱材42や保温材43の追加または省略できることを示している。換言すれば、図2bの温熱手段40‘は、断熱材42の上部に2つの層の保温材43、43’を幾重にも積層して発熱セラミック体45の熱を下部でより一層保存するようにしながらも、上部に熱が長い間発散されるようにした積層構造であるが、このような積層構造の変更は、簡単に変形処理することができる例示的な構造の中の1つである。

また、本発明に係る操作部50は、前記温熱手段40の温度を設定値に維持し、作動状態を表示する構造である。操作部50は、電線入力部(52;コーンセット部)、座板10の内部に設置されている回路基板51と緊密に関連しながらも作動を開始して停止する操作スイッチ53、作動状態を表示する表示器55で構成されている。このような操作部50の位置は、座板10の側面の肘掛け部の一側に形成しても構わないが、また他の位置に構成してもよい。回路基板51は、制御アルゴリズムを搭載したマイコン回路であるが、家庭の交流電源を作動用直流に変換する機能も含んでいる。操作スイッチ53は、座板10と腰板20に対する独立的な作動を入力するが、同時作動を入力することもできる。表示器55は、発熱セラミック体45の作動温度と時間などの状態を表示する。

作動において、操作部50の操作スイッチ53を介して作動方式を選択して入力すると、約3〜10分間ヒーター発熱体44を介して発熱セラミック体45が加熱され、加熱が終わった後、発熱セラミック体45の温度は約100〜250℃前後を上回る。発熱セラミック体45の温度がこのように200℃前後を上回るが、上下保温材43に至っては、より低い温度で熱を保存し、上部の補助パッド41により熱を発散することになるが、この時、上部補助パッド41の接触面の温度は、約60〜80℃前後に達する。そして、90〜120分間ほど過ぎると、60℃以下で徐々に徐冷することになり、ある程度冷却すると、再び操作スイッチ53を作動すればよい。また、上述した発熱セラミック体45の熱温度や最上部の補助パッド41に伝達される温度の上下幅の調節はいくらでも可能だが、最上部の補助パッド41を介して人体に伝達される温度が80〜90℃以上になると、火傷の恐れがあるので、人体に触れる部分の温度は、60〜80℃前後になるように設定することが好ましい。そして、操作スイッチ53をオフ(off)した後、座板10と腰板20を利用して着座すると、60〜180分間、発熱セラミック体45の温気が体に連続して伝達される。もちろん、周囲の温度が高い夏期や毛布などの別途の保温材を併用すると、約300〜400分間まで温気が伝達されることもある。

図4aにおいて、リビングや部屋の床に図1の椅子を置いて、その上で座って足は前方に真っ直ぐ伸ばし、最も快適でありながら真っ直ぐな姿勢でTVなどを見たり、本を読んだりすることができ、図4bのように一般的な椅子の上に、図1の椅子を乗せた後、その上に快適に座った姿勢で治療するか、温気を吸収することができ、図4cのように腰板20の空間部22上に足を入れてふくらはぎを座板10に載せて、下肢静脈瘤などを治療することもでき、図4dのように、他の一般的な椅子に座って足を座板10に載せた後、温熱マッサージを受けることもできる。

そして、図5aは、腰板20の曲面率を示しているが、このように曲がれたラウンディング部分が腰を軽く包み込むようにすると、発熱セラミック体45の温気が4番と5番の腰椎の位置に主に集中し、温気をそれほどもっと吸収できることになる。すなわち、図5aのX→X’ポイント(またはY→Y’ポイント)間の曲面を人間工学的な面を考慮した最適な曲面状態で形成すると、温熱治療はその分倍になることができるようになる。

また、図5bは、直角に立てられた腰板20の角度が約110°程度後ろに傾斜した姿を示しているが、腰板20が90°〜95°程度である状態で座正することが基本的な矯正姿勢であるが、歪んでいる姿勢を考慮して、5〜10°程度後ろにより傾斜された状態(Z−Z’のポイントに移動された状態)で、座正するようになれば、椎間板ヘルニアを誘発しやすい4番と5番の腰椎の位置に、主に面接され、治療効果が倍になることができ、より楽な姿勢で温気吸収を長く間行うことができる利点を有することができる。

一方、図5bの椅子は、図1の椅子と構成的には完全に同一で(A−A’及びB−B’の断面構造と操作部など)、違う点は、図1の椅子の構造において、脚部36、36‘をさらに付加して、通常の椅子として使用すればよいという点だけである。

本発明において、未説明符号60は、一般的な椅子であり、61は脚で、62は足である。

このように、本発明に係る機能性椅子に着席した場合、発熱セラミック体45に蓄熱する方式を選択するので、座板10の隆起部15による会陰穴加熱のみで体温が上昇して免疫力が大きく増大するだけでなく、腰椎治療と共に、前立腺、冷え症、冷え帯下症、痔などの予防効果なども相当し、さらに電磁波などの有害性を完全に排除できる機能も発揮する。

本発明は、記載された実施例に限定されるものではなく、本発明の思想及び範囲を逸脱することなく様々な修正及び変形できることは、当業者とって自明である。したがって、そのような変形例や修正例は、本発明の特許請求の範囲に属すると言わなければならない。

10:座板 15:隆起部 20:腰板 22:空間部 25:曲面部 32:角度調節部 34:上下調節部 36、36’:脚部 40、40’:温熱手段 41:保護パッド 42:保温材 43:断熱材 44:ヒーター発熱体 45:発熱セラミック体 46:遠赤外線放射物質体 50:操作部 51:回路基板 52:電線入力部(コーンセット部) 53:作動スイッチ 55:表示器

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