Hyperthermia treatment device

申请号 JP2001559409 申请日 2001-02-14 公开(公告)号 JP2003522603A 公开(公告)日 2003-07-29
申请人 サンヒョン リム; 发明人 サンヒョン リム;
摘要 (57)【要約】 本発明は,指圧具が昇降作動する温熱治療器に係り,人体の脊椎側に 接触 される温熱治療器の指圧具が 水 平的な往復動に兼ねて上下に昇降しつつ往復動するよう構成して指圧治療効果をアップすることができ,ボディ上に水平に往復動可能となるように設けられた移動体上で指圧突起を有する指圧具が昇降作動する温熱治療器において,移動体上で指圧突起を有する指圧具が昇降作動するよう移動体の床板上に回転可能に固置され,下部の外側には,ギヤ部が形成され,かかるギヤ部の上部外側には,上端まで螺旋状のガイド溝が120° 角 度で3重に形成された回転体と,かかる回転体のギヤ部に駆動ギヤがギヤ結合される正逆転モータと,回転体の各ガイド溝に摺動自在に結合され,移動体の内部で回転が抑止され上下に昇降自在に設けられ,上部には,指圧具が固設される昇降体を含んでなされる。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ボディの長手方向に移動体が水平往復動自在に設けられ,
    該移動体上には内部にランプが設けられ,上部に指圧突起が多数個形成された指圧具が具備され,前記指圧具が昇降作動する温熱治療器において; 前記指圧具は,前記移動体に沿って水平往復動しつつ上下に昇降作動することを特徴とする,温熱治療器。 【請求項2】 前記移動体には,正逆転モータによって水平に正逆転する回転ギヤが設けられ,該回転ギヤの回転力によって前記指圧具が上下に昇降されることを特徴とする,請求項1に記載の温熱治療器。 【請求項3】 前記指圧具の下部には,突出部が形成され, 該突出部の外周縁には,螺旋状のガイド溝が複数個形成され, 前記回転ギヤの中心には,前記突出部が挿入される嵌合部が形成され, 該嵌合部の内周縁には,前記ガイド溝に挟み込まれるガイド部材が形成され, 前記突出部の中心部には,角溝が形成され, 前記移動体の内部には,前記角溝に挟み込まれる角突起が形成されることを特徴とする,請求項2に記載の温熱治療器。 【請求項4】 前記指圧具の下部には,突出部が形成され, 該突出部の外側には,ガイド部材が形成され, 前記回転ギヤの中心には,前記突出部が挿入される嵌合部が形成され, 該嵌合部の内部には,ガイド溝が形成され, 前記突出部の中心部には,角溝が形成され, 前記移動体の内部には,前記角溝に挟み込まれる角突起が形成されることを特徴とする,請求項2に記載の温熱治療器。 【請求項5】 前記ガイド溝は,相互120°の間隔で三つが形成されることを特徴とする,請求項3または4に記載の温熱治療器。 【請求項6】 前記指圧具は,回転自在なローラより構成され, 該ローラの外側には,指圧突起が形成されることを特徴とする,請求項1に記載の温熱治療器。 【請求項7】 前記移動体上に設けられ,上部に指圧突起が具備され,水平ガイド溝が形成された指圧具と, 上端の前記ローラが前記水平ガイド溝に挟込まれ中間部が結合ピンで回転自在に結合され,一側の下端は,移動体に回転自在に固定され,他側の下端には,雌ネジ体が取り付けられたX字形のロッドと, 前記移動体上に固設され前記雌ネジ体に螺合される雄ねじ軸を有する正逆転モータとを具備することを特徴とする,請求項1に記載の温熱治療器。 【請求項8】 前記移動体に設けられる正逆転モータと, 前記移動体上に固定軸で固定され,内面には中心部から外側に半径が次第に拡張されるよう螺旋状でスパイラル溝が形成され,前記正逆転モータによって元の場所で正逆転されるスパイラルギヤと, 前記移動体の下部に取り付けられる昇降体と, 前記昇降体に固定され前記スパイラルギヤのスパイラル溝に挟み込まれる可動軸とを具備することを特徴とする,請求項1に記載の温熱治療器。 【請求項9】 前記スパイラルギヤは,移動体の左右両側に向かい合うよう固設され, 該両側のスパイラルギヤ間には,昇降体が設けられ, 該昇降体の左右両側には,前記スパイラルギヤのスパイラル溝に挟み込まれる可動軸が突出固定され, 該可動軸には,スパイラル溝に挟み込まれて円滑な滑り運動自在にベアリングが設けられることを特徴とする,請求項8に記載の温熱治療器。 【請求項10】 前記昇降体は,該昇降体の底面の前後に垂直上方に複数個のガイド溝が形成され, 前記移動体の上部には,前記ガイド溝と対応する位置に垂直にガイドバーが固設されることを特徴とする,請求項8または9に記載の温熱治療器。 【請求項11】 前記移動体の下部に設けられ,内側及び外側にギヤ部が形成され,正逆転モータの軸に取り付けられた駆動ギヤに外側のギヤ部が噛合したドーナツ型回転ギヤと, 前記移動体の床板に回転自在に固定され,下端周囲には回転ギヤの内側ギヤ部に噛合するギヤ部が形成され,外周縁には螺旋状のガイド溝が形成された複数個の回転体と, 該回転体をそれぞれ受け入れられるよう内側に受入れ部が形成され,該各受入れ部の下部外側には,前記ガイド溝に挟み込まれるベアリングが固設され,上部には前記指圧具が固定され,前記回転ギヤの回転力によって前記回転体が回転すれば,前記移動体上で上下に昇降作動する昇降体とを具備することを特徴とする,
    請求項1に記載の温熱治療器。 【請求項12】 前記移動体上で指圧突起を有する指圧具が昇降作動するよう前記移動体の床板上に回転自在に固設され,下部の外側には,ギヤ部が形成され,該ギヤ部の上部外側には,上端まで螺旋状のガイド溝が120°角度で3重に形成された回転体と, 該回転体のギヤ部に駆動ギヤが歯合される正逆転モータと, 前記回転体の各ガイド溝に摺動自在に結合され前記移動体の内部で回転は止まり上下に昇降自在に設けられ,上部には前記指圧具が固設される昇降体とを具備することを特徴とする,請求項1に記載の温熱治療器。 【請求項13】 前記昇降体の内側下部には,前記回転体のガイド溝に挟み込まれるベアリングが設けられることを特徴とする,請求項12に記載の温熱治療器。 【請求項14】 前記昇降体の内側には,前記回転体のガイド溝に挟み込まれる雌ネジ型のガイド突起が形成されることを特徴とする,請求項12に記載の温熱治療器。 【請求項15】 前記回転体は,該回転体の上端に昇降体が上死点に至った場合に昇降体が回転体から離脱されることを防止するための板状のストッパが取り付けられ,該ストッパには前記回転体の各ガイド溝と等しい角度で部分的に切断折曲させた折曲部が形成されることを特徴とする,請求項12に記載の温熱治療器。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 技術分野 本発明は,温熱治療器に係り,特に人体の脊椎側に接触される温熱治療器の指圧具が平的な往復動に兼ねて上下に昇降しつつ往復動するよう構成して脊椎治療時指圧効果を上げるようにしたものである。 【0002】 背景技術 指圧と温熱で脊椎の疾病を治療する温熱治療器は,ランプが内蔵された指圧具を水平に移動しつつ脊椎側の経絡と経穴を刺激するようになっている。 かかる温熱治療器は,漢方医学において経穴に針,灸,指圧などの方法で刺激して各種の疾患を治療する機能を備えさせると,ランプから発散される遠赤外線が皮膚の深いところまで浸透する性質を有し,針と同様の効果が得られ,また電熱によっては灸を据える効果も得られ,指圧具は,指圧の効果を有することとなる。 【0003】 一方,前述した従来の脊椎用温熱治療器は,指圧具が水平にだけ移動される方式なので,人が温熱治療器上に横になったまま作動させる場合,脊椎側に接触される指圧具の高さが常に一定なので,経絡と経穴部位に対する指圧効果が劣化する問題点があった。 【0004】 発明の開示 本発明は前述した従来の問題点を考慮して案出されたもので,本発明の目的は,遠赤外線と電熱を発生させるランプの内蔵された指圧具が上下に昇降されると同時に,水平方向に往復動がなされるよう構成して温熱治療器による治療効果を極大化させうるようにするところにある。 【0005】 前述したような目的を達成するために本発明は,ボディ上に水平に往復動自在に設けられた移動体と,移動体上に設けられ内部に遠赤外線と電熱が発生するランプが設けられた指圧具を有する温熱治療器において,移動体に設けられ正逆転モータによって水平に正逆転する回転ギヤと,上部に指圧具が設けられ回転ギヤの回転によって上下に昇降される昇降体を具備する温熱治療器を提供する。 【0006】 本発明の一実施形態では,昇降体には,円筒形の突出部を形成させ,突出部の外周縁には,螺旋状のガイド溝を相互一定度で離隔したまま複数個形成させ,
    回転ギヤの中心には,突出部が挿入される嵌合部を形成させ,嵌合部の内周縁には,ガイド溝に挟み込まれるガイド部材を形成させ,突出部の中心部には,角溝を形成させ,移動体の内部には,角溝に挟み込まれる角突起を形成させ昇降体が移動体上に回転されないよう設けられた状態で正逆転モータの駆動力によって正逆方向に回転する回転ギヤの回転力に応じて昇降体が上昇および/または下降されるようにする。 【0007】 本発明の他の実施形態では,前述したこととは逆に,昇降体の突出部にガイド部材を設け,回転ギヤ上には螺旋状のガイド溝を形成させる。 【0008】 好ましくは,昇降体の昇降作動時昇降体が傾かず円滑な作動がなされるようガイド部材とガイド溝を相互120°間隔で三つを形成させる。 【0009】 本発明のさらに他の実施形態では,前記実施形態とは違って,昇降体と移動体との間に相互交差するX字形のロッドを設け,移動体側で一側ロッドの一端は固定させ,他端には正逆転モータの雄ねじ軸によって左右に移動自在な雌ネジ体を取り付け,昇降体側の両側ロッドの末端は,水平ガイド溝に挟み込まれて移動可能な状態になるようにして正逆転モータの駆動によってX字形ロッドの角度が変化して昇降体が上昇または下降されるようにしたリフト方式の昇降構造を提供する。 【0010】 また,本発明のさらに他の実施形態では,昇降体上に回転自在なローラ形の指圧具を設け,該指圧具の外側には指圧突起を形成する。 【0011】 本発明のさらに他の実施形態では,移動体の左右両側に回転自在に設けられ正逆転モータによって正逆転する一対のスパイラルギヤと,上部に複数個の指圧具が設けられ,スパイラルギヤの回転力に応じて上下に昇降される昇降体を備え,
    昇降体の両側には,スパイラルギヤの内側面に形成された螺旋状のスパイラル溝に挟み込まれる可動軸が固着され,正逆転モータの駆動力によってスパイラルギヤが回転すれば,かかるスパイラルギヤのスパイラル溝に挟み込まれた昇降体の可動軸が元の場所でスパイラル溝に沿って上昇または下降され指圧具の設けられた昇降体が昇降されるようにした温熱治療器を提供する。 【0012】 本発明のさらに他の実施形態では,ボディ上に水平に往復動自在に設けられた移動体上で指圧突起を有する指圧具が昇降作動する温熱治療器において,移動体の下部に設けられ内側および外側にギヤ部が形成され,正逆転モータの軸に取り付けられた駆動ギヤに外側のギヤ部が噛合したドーナツ型回転ギヤと,移動体の床板に回転自在に固定され,下端の周りには回転ギヤの内側ギヤ部に噛合するギヤ部が形成され,外周縁には,螺旋状のガイド溝が形成された複数個の回転体と,複数個の回転体をそれぞれ受け入れられるよう内側に受入れ部が形成され,各受入れ部の下部外側には,ガイド溝に挟み込まれるベアリングが固設され,上部には,指圧具が固定され回転ギヤの回転力によって複数個の回転体が同一方向に回転すれば移動体上で上下に昇降作動する昇降体を具備する温熱治療器の指圧具昇降装置を提供する。 【0013】 本実施形態において,回転体は2個ないし5個,あるいはそれ以上に作製して回転ギヤの内側に内接されるよう設けることができる。 また本実施形態では,複数個の回転体を床板上の多地点,好ましくは正三角形の頂点部分にそれぞれ回転自在に固設し,回転体の外側に挿入される昇降体もその外形を放射状の楕円体で作製し,かかる昇降体が挿設される移動体には,昇降体の外形と同様に垂直に昇降体設置穴を形成することによって昇降体が別の案内部材を有していない場合でも元の場所で垂直に昇降作動がなされうるようにする。 【0014】 本発明のさらに他の実施形態では,移動体上で指圧突起を有する指圧具が昇降作動する温熱治療器において,前記移動体の床板上に回転可能に固設され,下部外側にはギヤ部が形成され,かかるギヤ部の上部外側には,上端まで螺旋状のガイド溝が120°角度で3重に形成された回転体と,回転体のギヤ部に駆動ギヤが噛み合う正逆転モータと,回転体の各ガイド溝に挟み込まれる三つの軸受,または雌ねじ型のガイド突起が内側下部に形成され,移動体の内部で回転は抑止され上下に昇降自在に設けられ,上部には指圧具が固設される昇降体を具備する正逆転モータの駆動によって回転体が回転すれば,回転体の螺旋状ガイド溝に結合された昇降体が反作用によって垂直に昇降作動されながら,その上に設けられた指圧具が昇降作動しつつ脊椎部位の指圧を可能にした温熱治療器の指圧具昇降装置を提供する。 本実施形態において回転体は,その下部にギヤ部を一体に形成することができ,別の円形板よりなったギヤ部を組立てて作製することもできる。 【0015】 また,本実施形態において昇降体にベアリングが設けられた場合,回転体を移動体の床板上に固定させるために回転体の上端に昇降体が上死点に至った時に,
    昇降体が回転体から離脱されることを防止するための板状のストッパが取り付けられ,ストッパは前記回転体の各ガイド溝と等しい角度で部分的に切断して折り曲げされることによって,昇降体が上死点から下降する際に,荷重が加わってもベアリングが折曲部によって案内され回転体のガイド溝に沿って下降するようにすることにより,昇降体の円滑な下降動作がなされるようにする。 また,本実施形態において昇降体は,移動体上で回転が抑止され,上下に昇降動作だけなされるよう昇降体の外側にガイドベアリングを設け,移動体には,ガイドベアリングが挿入されるよう垂直にガイド溝を形成する。 【0016】 発明を実施するための最良の形態 図1及び図2は,本発明の第1の実施の形態による温熱治療器の全体構成を示した斜視図及び平面構成図である。 本発明の温熱治療器1は,ボディ110の内部,望ましくはボディ110の中央部に長手方向に沿って移動体120が往復動自在に設けられ,移動体120の上部には,内部に遠赤外線と電熱を発生させるためのランプ(図示せず)が内蔵された複数個の指圧突起132を有する指圧具1
    30が設けられる。 【0017】 前記移動体120の駆動メカニズムは,図3の要部分解斜視図と図4の断面図に示すように,ボディ110の内部の底面に設けられるラックギヤ122と,移動体120の下部に設けられるピニオンギヤ124と,さらにピニオンギヤ12
    4に駆動力を与えるため移動体120上に固設される駆動モータ126とから構成される。 駆動モータ126の回転力が動力伝達手段128によってピニオンギヤ124に伝達され,移動体120がボディ110に設けられたラックギヤ12
    2上で水平に移動自在になり,駆動モータ126の正逆転によって往復動がなされるようになる。 【0018】 前記移動体120上に設けられる指圧具130の昇降作動をなすためのメカニズムは,指圧具130の下面に形成される円筒形の突出部142と,該突出部1
    42に嵌め込まれて移動体120の内部に設けられる回転ギヤ144と,回転ギヤ144を回転させるための正逆転モータ146とから構成される。 かかるメカニズムは,正逆転モータ146による回転ギヤ144の反復的な正逆方向への回転運動を指圧具130の昇降運動に変換されるようにしたもので,その概念はネジ(screw)の原理を応用したものである。 【0019】 すなわち,本発明は,指圧具130を昇降運動させるために指圧具130の下面に突出部142を形成し,突出部142の外周縁に螺旋状のガイド溝143を複数個形成し,回転ギヤ144の中心には,突出部142が挿入される嵌合部1
    45を形成し,嵌合部145の内周縁には,ガイド溝143に挟込まれるガイド部材145aを形成し,突出部142の中心部には,角溝142を形成し,移動体120の内部には,角溝142aに挟み込まれる角突起147を形成して指圧具130が回転することを防止するようにしたものである。 【0020】 また回転ギヤ144が回転すれば回転ギヤ144の嵌合部145の内周縁に形成されたガイド部材145aが指圧具130の突出部142の外周縁に形成されたガイド溝143に挟込まれた状態で,かかるガイド溝143に沿って螺旋方向に移動され,この際指圧具130は,角溝142aの内部に移動体120の角突起147が嵌め込まれていて回転されない代り,元の場所で回転ギヤ144の回転方向に沿って上昇または下降運動を行なう。 このとき指圧具130の垂直移動距離は,回転ギヤ144のガイド部材145aが移動した螺線距離に対する螺旋状ガイド溝143の水平面となす角度の正接値に該当する。 【0021】 図面のうち,未説明符号「148」は,回転ギヤ144が安着されるために移動体120上に形成される円形のギヤ設置溝であり,未説明符号「141」は,
    正逆転モータ146側に取り付けられた駆動ギヤであって,回転ギヤ144の外周縁のギヤ部144aと噛み合って回転ギヤ144を回転させるものである。 【0022】 上記のように構成された本実施形態の作動状態を図5によって説明する。 まず,移動体120の水平移動は駆動モータ126によってなされるが,かかる動作は,駆動モータ126の回転力がチェーンまたはベルトなどの動力伝達手段12
    8によってピニオンギヤ124に伝えられることにより,ピニオンギヤ124が回転されて,ピニオンギヤ124がボディ110上に固設されたラックギヤ12
    2に沿って水平移動をする。 【0023】 かかる移動体120の移動速度は,別のコントローラによって任意に調節可能にすることができ,ラックギヤ122の両端には,移動体120が最後まで移動した場合,移動体120の進路を再び逆方向に転換できるよう接触式または非接触式のリミットスイッチ(図示せず)をそれぞれ具備して駆動モータ126の回転方向を転換させることによって移動体120がラックギヤ122上で反復的な往復移動を可能にする。 【0024】 次に,前記移動体120の水平移動と共に移動体120上に設けられた指圧具130は,上下方向への垂直昇降運動を繰り返すが,その作動過程は,正逆転モータ146による回転ギヤ144の回転運動が指圧具130を上昇または下降させる直線運動に転換されるものである。 【0025】 図4に示すように,指圧具130が最低点に位置した状態で正逆転モータ14
    6に取り付けられた駆動ギヤ141が反時計方向に回転すれば,回転ギヤ144
    が時計方向に回転されることによって,回転ギヤ144上に設けられたベアリング形態のガイド部材145aが指圧具130の下部の突出部142の外周縁に形成された螺旋状のガイド溝143に沿って移動される。 【0026】 この際に,指圧具130は,角溝142aが移動体120のギヤ設置部148
    の中央に形成された角突起147に挿入され,回転が不可能な状態でネジの原理によって回転ギヤ144の回転角に比例して上方に持ち上げられ,指圧具130
    の上面に設けられた指圧突起132が人体の脊椎部側を強く押える。 【0027】 好ましくは,ガイド部材145aが相互120°間隔で三つ形成され,ガイド部材145aが挟み込まれる螺旋状のガイド溝143も指圧具140の下面の突出部142の外周縁にガイド部材145aの位置と同一に形成させることによって指圧具130が上昇または下降する際に,3地点で支持状態を維持するため指圧具130がいずれか一方向に傾いたり,偏ることが発生することなく円滑な昇降作動がなされる。 【0028】 また,指圧具130の下部の突出部142に形成される螺旋状のガイド溝14
    3は,相互120°間隔で形成され,下端と上端の角度が120°ないし240
    °の範囲,さらに好ましくは,下端と上端の角度が突出部142の中心で180
    °の角度をなすよう形成して,回転ギヤ144の1/2回転時指圧具130を下端から上端まで上昇(または下降)移動させる。 【0029】 前記ガイド部材145aとガイド溝143の個数は,2個から4個の範囲内で作製可能である。 【0030】 本実施形態では,ガイド部材145aが図面に示した通り回転可能なベアリングで作製することもでき,単純な円形の突起で作製してガイド溝143に挟込んで接触部の摩擦を減らし,円滑な滑走のためのグリースなどの潤滑剤を塗布することもできる。 【0031】 また,本発明の変形例として,前記ガイド部材とガイド溝は前述したことと相反される位置,すなわち回転ギヤ144の嵌合部145の内部にガイド溝143
    を形成し,指圧具130の突出部142の外側にガイド部材145aを設けることもできる。 【0032】 前記指圧具130は正逆転モータ146の回転方向に沿って回転ギヤ144の回転方向が転換されながら上昇と下降運動を反復して脊椎側を効率よく指圧するようになる。 【0033】 すなわち本実施形態は,指圧具130に水平ガイド溝151を形成し,水平ガイド溝151には,中間部が結合ピン156で回転自在に結合されたX字形のロッド154,155の上端に回転自在に設けられたローラ152,153を挿入し,一側ロッド155の下端は移動体120上にもとの場所で回転自在にヒンジ固定させ,他側ロッド154の下端は雌ネジ体157を具備して,これを移動体120上に固設された正逆転モータ158の雄ねじ軸159に嵌込んで水平に移動可能にして,正逆転モータ158の駆動によって交差されたロッド154,1
    55のなす角度が変化しながら指圧具140が水平状態をなしながら上昇または下降されるようにしたものである。 【0034】 図6において,未説明符号「160」は,一側のロッド155の下端をヒンジ固定させるための固定部である。 【0035】 図7及び図8は,本発明の第3の実施の形態を示した図であって,指圧具13
    0の昇降メカニズムは,前記第1及び第2の実施の形態で説明したことと同様であるが,指圧具130上に指圧突起とランプを他の方式で設けたものである。 【0036】 本実施形態では,多数個の指圧ローラ132が一つのボビン軸134上に嵌込まれて回転可能になされており,各指圧ローラ132の外側には放射状に指圧突起136が形成されて効果的な刺激(指圧)が可能なようになっており,この指圧ローラ132自体は,遠赤外線を放射するバイオセラミック素材を含有した合成樹脂で成形する。 【0037】 また,遠赤外線と電熱を発生させるランプLは指圧ローラ132の両側と中間部分に設けて,指圧ローラ132による指圧と共に,遠赤外線と電熱が人体に加わるようにしたものである。 【0038】 図7及び図8の実施形態に示された指圧ローラは,2列に配置されているが,
    本発明は,前後の指圧ローラ132が食い違う位置になるよう配列させることによって指圧効果を高められ,主要指圧部だけを指圧できるよう指圧ローラ132
    を個別的に設けることもできる。 【0039】 図9は,本発明の第4の実施の形態による温熱治療器の移動体と昇降体の全体構成を示した外観斜視図であり,図10及び図11は,本実施形態の指圧具の昇降メカニズムを示した側断面図及び正断面図である。 【0040】 本実施形態では,温熱治療器の内部に水平移動が可能なように設けられる移動体210と,移動体210の上部に載置され内部に遠赤外線と電熱を発生させるためのランプ(図示せず)が内蔵され,複数個の指圧突起222が形成された指圧具220を有する昇降体250とから構成されている。 【0041】 詳細に説明すると,移動体210の駆動メカニズムは,温熱治療器の内部の床面に固設されるラックギヤ211と,移動体210の下部に設けられラックギヤ211と接触されるピニオンギヤ212と,さらにピニオンギヤ212に駆動力を与えるため移動体210上に固設される駆動モータ213とから構成されるものである。 駆動モータ213の軸に取り付けられたギヤ214が,ピニオンギヤ212の軸に取り付けられた動力伝達ギヤ215に噛み合ってピニオンギヤ21
    2を回転させることによって,移動体210が温熱治療器に設けられたラックギヤ211上で水平に移動可能になり,駆動モータ213の正逆転によって往復動がなされる。 【0042】 移動体210上に設けられる昇降体250の昇降作動をなすためのメカニズムは,移動体210の内部空間216に設けられる正逆転モータ230と,移動体210に固定軸231で固定され,内面には中心部から外側に半径が次第に拡張されるよう螺旋状にスパイラル溝242が形成され,正逆転モータ230によって元の場所で正逆転されるスパイラルギヤ240と,昇降体250に固定されスパイラルギヤ240のスパイラル溝242に挟込まれた可動軸252とから構成される。 【0043】 本実施形態の温熱治療器は,正逆転モータ230の駆動力によって移動体21
    0に固定されたスパイラルギヤ240が回転すれば,かかるスパイラルギヤ24
    0のスパイラル溝242に挟込まれた昇降体250の可動軸252が,元の場所でスパイラル溝242に沿って上方に上昇され,スパイラルギヤ240が逆方向に回転すれば,昇降体250の可動軸252がスパイラル溝242に沿って元の場所で下方に下降され,可動軸252の固定されている昇降体250が昇降作動するようにしたものである。 よって昇降体250の上部に設けられた指圧具22
    0が昇降されながら効率よく指圧力を発揮することができる。 【0044】 本実施形態において,スパイラルギヤ240は,移動体210の左右両側に向かい合うよう配置され,かかる両側のスパイラルギヤ240間に昇降体250が設けられ,昇降体250の左右両側には,スパイラルギヤ240のスパイラル溝242に挟込まれる可動軸252が突出固定され,可動軸252には,スパイラル溝242に挟込まれてスムーズな滑り運動が可能なようにベアリング254が設けられる。 【0045】 また,本実施形態においては,移動体210の内部空間216に固定された正逆転モータ230の駆動力が正逆転モータ230の軸233に取り付けられたギヤ234を通してスパイラルギヤ240の外周面に形成されたギヤ244に噛み合った構造であるギヤによる動力伝達方式よりなっているが,本発明はこれに限定されず,正逆転モータ230の駆動力をスパイラルギヤ240に伝えるために多様な方式を使用することもできる。 【0046】 さらに,本実施形態では,昇降体250の安定的な昇降作動を案内するために昇降体250の底面の前後に垂直上方に複数個のガイド溝255を形成し,移動体210の上部には,ガイド溝255と対応する位置に垂直にガイドバー218
    を固設して,昇降体250の昇降作動時昇降体250が揺動する現象を発生させないようにしたものである。 【0047】 また本発明の本実施形態は,ガイドバー218とガイド溝255を反対位置に,すなわちガイド溝255を移動体210に形成させガイドバー218を昇降体250に設けても良く,かかるガイド溝255とガイドバー218は,昇降装置の単純化のために省略し,その代りに昇降体250の前後面と移動体210の内部空間の前後面を相互ダブテール型の結合構造で作製して挿入しても良い。 【0048】 上記のように構成された実施形態では,移動体210の水平移動と共に移動体210上に設けられた昇降体250は,必要な位置で,すなわち強力な指圧を必要とする位置から上下方向への垂直昇降運動を行なう。 【0049】 かかる作動過程は,正逆転モータ230によるスパイラルギヤ240の回転運動が昇降体250を上昇または下降させる鉛直運動に転換されるもので,図10
    に示した状態,すなわち昇降体250が最低点に置かれた状態で正逆転モータ2
    30に取り付けられたギヤ234が時計方向に回転すれば,スパイラルギヤ24
    0が反時計方向に回転することによって,スパイラルギヤ240のスパイラル溝242に挟込まれた昇降体250の両側の可動軸252の位置が元の場所を維持したまま,スパイラル溝242の位置がスパイラルギヤ240の中心から遠ざかる位置になる。 【0050】 このため,図12及び図13に段階的に示されている通り,スパイラル溝24
    2に挟込まれた可動軸252が垂直方向に上昇することによって,昇降体250
    は,移動体210の上方に持ち上げられ,昇降体250の上部に設けられた指圧具220の指圧突起222は,温熱治療器上に横になった人体の指圧を希望する部位を強く押えることにより温熱治療器の指圧効果を向上させることが可能となる。 【0051】 昇降体250の下降作動は,上昇作動の正反対過程によってなされるもので,
    正逆転モータ230の逆回転によってなされ,昇降体250の適正位置にリミットスイッチを設けて,かかるリミットスイッチによって昇降体が上昇作動して,
    上死点に置かれた場合は,再び下降作動するよう転換させる。 【0052】 図14及び図15は,本発明の第5の実施の形態を示した図であって,本実施形態では,移動体210の水平往復動のための駆動メカニズムが第4の実施の形態と異なり,昇降体250の昇降メカニズムも変形されている。 【0053】 すなわち,本実施形態において移動体210の駆動メカニズムは,ガイド部材Gの中間部に長手方向に沿って固設された固定ブラケットにラックギヤ211'
    が嵌着されており,移動体210に装着された駆動モータ213'の軸には,ピニオンギヤ214'が軸着されており,移動体210の前後両側には,ローラ2
    12'が取り付けられた構造をなす。 ローラ212'は,ガイド部材Gの両側に挟込まれ,前後方向にだけ転がり動作が可能になり,正逆転モータ213'の回転に伴って移動体210が前後進可能になる。 【0054】 また,本実施形態では,昇降体250を昇降させるためのメカニズムが第1の実施の形態と同一な方式でなされている。 しかし本実施形態では,動力伝達構造が変形されているものの,正逆転モータ230の軸に取り付けられたギヤ234
    'がスパイラルギヤ240の固定軸231'に軸着されたギヤ244'と噛み合ってスパイラルギヤ240を時計方向または反時計方向に回転させうるように構成されており,本実施形態の昇降体の昇降作動は,前記第4の実施の形態の説明と同様である。 【0055】 図16及び図17は,本発明の第5の実施の形態による温熱治療器の全体構成を示した分解斜視図及び結合状態斜視図であり,図18及び図19は,図17のA-A線及びB-B線断面図である。 【0056】 上記の図に示した通り,本実施形態は,ボディ(図示せず)上で長手方向に沿って往復動自在に設けられた移動体320上で指圧突起332を有する指圧具33
    0が昇降作動する温熱治療器において,前記移動体320の下部に設けられ内外側にギヤ部342,344が形成され正逆転モータ346の軸に嵌め込まれた駆動ギヤ348に外側のギヤ部344が噛合したドーナツ型回転ギヤ340と,前記移動体320の床板322に回転自在に固定されている。 【0057】 また下端の周りには,回転ギヤ340の内側ギヤ部342に噛合するギヤ部3
    52が形成され,外周縁には螺旋状のガイド溝354が形成された三つの回転体350a,350b,350cと,かかる三つの回転体350a,350b,3
    50cをそれぞれ受け入れられるよう内側に受入れ部362a,362b,36
    2cが形成されている。 【0058】 さらに,各受入れ部362a,362b,362cの下部外側には,ガイド溝354に挟み込まれるベアリング364が固設され,上部には,前記指圧具33
    0が固定され,前記回転ギヤ340の回転力によって三つの回転体350a,3
    50b,350cが回転すれば,移動体320上で上下に昇降作動する昇降体3
    60を具備する。 【0059】 回転ギヤ340は,図18に示した通り,移動体320の下部と床板322との間に設けられ,外側のギヤ部344が正逆転モータ346の軸に取り付けられた駆動ギヤ348と噛み合った状態をなすようになっている。 また内側のギヤ部342は,回転体350a,350b,350cの下部のギヤ部352に内接された状態で噛み合っているため,正逆転モータ346が一方向に回転すれば回転ギヤ340も一方向に回転し,回転ギヤ340の内側に内接された回転体350
    a,350b,350cは全て同一方向に回転される。 【0060】 図面のうち,未説明符号「321」は,移動体320上に形成されるモータ設置部であり,未説明符号「323」は,床板322上に形成される固定穴であって,これに三つの回転体350a,350b,350cがそれぞれ固定手段32
    4によって回転自在な状態に固定されている。 また未説明符号「325」は,前記回転体350a,350b,350cの上部に設けられる固定板であって,これに前記固定手段324が挿入され三つの回転体350a,350b,350c
    を床板322に固定させる。 さらに未説明符号「326」は,昇降体360の外形と同じく形成される昇降体設置穴である。 【0061】 また,未説明符号「365」,「366」,「367」は,それぞれ前記ベアリング364を昇降体360上に固定させるためのボルトとナット及びボルト穴である。 【0062】 前記回転体350a,350b,350cは,全て同一な形態よりなり,その下端周りに前記回転ギヤ340の内側ギヤ部342に噛み合うギヤ部352が形成され,その上部に単一螺旋状のガイド溝354が下端から上端まで形成される。 【0063】 上記のように構成された本実施形態において,指圧具が昇降作動する過程は,
    まず回転体350a,350b,350cが同一方向,図面上では時計方向に回転する場合,各回転体350a,350b,350cの外側に形成された螺旋状のガイド溝354に挟み込まれた昇降体360の受入れ部362a,362b,
    362cの下部の外側に固設されたベアリング364が螺旋状のガイド溝354
    に沿って上昇するようになるため,昇降体360が垂直に上昇して図20に示したような状態になる。 【0064】 この際,昇降体360は,移動体320の昇降体設置穴326に嵌め込まれた状態であり,昇降体360と設置穴326は楕円体で形成されているため,昇降体360は回転が不可能になり,ただ垂直方向にだけ移動自在になる。 【0065】 これによって,昇降体360の上部に固設された指圧具330が上昇され脊椎の必要な部位で指圧具330の上端の指圧突起332が強く指圧を行なう。 本実施形態において,前記回転体350a,350b,350cに形成される螺旋状のガイド溝354が単一螺旋状で形成されているため,かかるガイド溝354の傾斜が緩やかになされて昇降体の上昇動作時正逆転モータ346に大きな負荷がかからなく無理せず作動される長所を有する。 【0066】 次に,昇降体360の下降時は,正逆転モータ346が前述したこととは逆方向に回転すれば回転体350a,350b,350cも逆方向に回転するので,
    各回転体350a,350b,350cのガイド溝354に挟み込まれたベアリング364は,螺旋状のガイド溝354に沿って下方に下降するので昇降体36
    0が垂直に下降される。 【0067】 図21及び図22は,本発明の第6の実施の形態による温熱治療器の全体構成を示した分解斜視図及び結合状態斜視図であり,図23及び図24は,図22のA-A線,及びB-B線断面図である。 【0068】 上記の図に示した通り,本実施形態では,ボディ(図示せず)上で長手方向に沿って往復動自在に設けられた移動体420上で指圧突起432を有する指圧具4
    30が昇降作動する温熱治療器において,前記移動体420の床板422上に回転自在に固設され,下部外側にはギヤ部442が形成され,かかるギヤ部442
    の上部外側には,上端まで螺旋状のガイド溝444が120°角度で3重に形成された回転体440と,かかる回転体440のギヤ部442に駆動ギヤ452が噛み合う正逆転モータ450と,回転体440の各ガイド溝444に挟み込まれる三つのベアリング462が内側下部に設けられ,前記移動体420の内部で回転が抑止され上下に昇降自在に設けられ,上部には前記指圧具430が固設される昇降体460とを具備してなされる。 【0069】 正逆転モータ450の駆動によって回転体440が回転すれば,かかる回転体440の螺旋状ガイド溝444に結合された昇降体460が垂直に昇降作動しつつ,その上に設けられた指圧具430が昇降作動しつつ脊椎部位の指圧を可能にする。 【0070】 回転体440は,床板422の固定孔423に固定スクリュー445で固定される固定ボス446に装着されており,回転自在な状態で固定され,回転体44
    0の上端には,昇降体460が上死点に至った場合昇降体460が回転体440
    から離脱されることを防ぐための板状のストッパ448が取り付けられている。 【0071】 かかるストッパ448は,回転体440の各ガイド溝444と等しい角度で部分的に切断折曲させた折曲部449を形成することによって,昇降体460が上死点から下降する際に昇降体460に荷重が加わらなくても折曲部449によって案内され回転体440の螺旋状ガイド溝444に沿って下降させることによって,元の場所で無駄回りせず正常な下降動作がなされるようにした。 【0072】 図面のうち未説明符号「421」は,正逆転モータ設置部であり,未説明符号「465」,「466」,「467」は,それぞれ昇降体460にベアリング4
    62を固定させるためのボルトとナット及びボルト穴であり,未説明符号「46
    8」は,指圧具430を昇降体460の上端に固定させるための固定穴である。 【0073】 本発明において昇降体460は,移動体420上で回転が抑止され上下に昇降動作だけなされるよう昇降体460の左右外側にガイドベアリング464を設け,移動体420の昇降穴426の左右側には,かかるガイドベアリング464が挿入されるよう垂直にガイド溝428が形成されている。 【0074】 図26は,前記第6の実施の形態の変形例を示した図であって,本実施形態では,昇降体460の内側にベアリングの代りに前記回転体440の螺旋状ガイド溝444に一致する3重螺旋状の雌ねじ型ガイド突起464'が形成されている。 本実施形態では,回転体440が回転すれば回転体440のガイド溝444に接触された昇降体460のガイド突起462'が摺動して昇降体460を垂直に上昇または下降させる。 【0075】 このように構成された実施形態において,指圧具が昇降作動する過程を説明すれば,指圧具が上昇する状態は正逆転モータ450が駆動され駆動ギヤ452が一方向に回転すれば,かかる駆動ギヤ452にギヤ部442がギヤ結合された回転体440が一方向,例えば図21における時計方向に回転する。 【0076】 この際,回転体440の上部外側に形成された螺旋状のガイド溝444に挟み込まれた昇降体460のベアリング462またはガイド突起462'が螺旋状のガイド溝444に沿って上方に上昇する。 このとき昇降体460は,移動体42
    0内で回転が抑止された状態であるので,昇降体460が垂直に上昇されて図2
    5に示したような状態になる。 【0077】 これによって,昇降体460の上部に固設された指圧具430が上昇され,脊椎の必要な部位で指圧具430の上端の指圧突起432が強く指圧を行なうようになる。 【0078】 次に,昇降体460の下降時は,正逆転モータ450が前述したこととは逆方向で回転すれば回転体440も逆方向に回転するので,回転体440のガイド溝444に挟み込まれたベアリング462またはガイド突起462'は,螺旋状のガイド溝444に沿って下方に下降するため,昇降体460が垂直に下降する。 【0079】 一方,昇降体460が上死点で再び下降する際に,昇降体460のベアリング462は,回転体440のガイド溝444の上端に置かれており,この際に,指圧具430上に荷重が加わらなくても,ガイド溝444の上端には,ガイド溝4
    44と等しい角度でストッパ448に折曲部449が形成されているので,ベアリング462は,かかる折曲部449によって押されて正確にガイド溝444に進入して下降される。 【0080】 産業上の利用可能性 以上述べた通り,本発明に係る温熱治療器は指圧具が水平往復動に兼ねて任意の位置で上下に昇降作動がなされるようになっているため,物理治療室や家庭で脊椎疾患に悩んでいる人々に温熱治療と同時に指圧による脊椎疾患の治療効果を奏でる。 【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の第1の実施の形態による温熱治療器の全体斜視図である。 【図2】 本発明の第1の実施の形態による温熱治療器の平面構成図である。 【図3】 本発明の第1の実施の形態による指圧具の昇降構造を示した分解斜視図である。 【図4】 本発明の第1の実施の形態による指圧具の昇降構造を示した結合状態断面図である。 【図5】 本発明の第1の実施の形態による指圧具の昇降作動状態を示した断面図である。 【図6】 本発明の第2の実施の形態による指圧具の昇降構造を示した断面図である。 【図7】 ローラ形指圧具が設けられた本発明の第3の実施の形態による温熱治療器の全体斜視図である。 【図8】 図7のA-A線断面図である。 【図9】 本発明の第4の実施の形態による温熱治療器の移動体部分の斜視図である。 【図10】 本発明の第4の実施の形態による温熱治療器の移動体の側断面図である。 【図11】 本発明の第4の実施の形態による温熱治療器の移動体の正断面図である。 【図12】 本発明の第4の実施の形態による温熱治療器の昇降体が半分ほど上昇した状態を示した断面図である。 【図13】 本発明の第4の実施の形態による温熱治療器の昇降体が完全に上昇した状態を示した断面図である。 【図14】 第4の実施の形態の変形例を示した側断面図である。 【図15】 第4の実施の形態の変形例を示した正断面図である。 【図16】 本発明の第5の実施の形態を示した図であって,分解斜視図である。 【図17】 本発明の第5の実施の形態を示した図であって,結合斜視図である。 【図18】 図17のA-A線断面図である。 【図19】 図17のB-B線断面図である。 【図20】 本発明の第5の実施の形態を示した図であって,指圧具が上昇した状態を示した断面図である。 【図21】 本発明の第6の実施の形態を示したものであって,分解斜視図である。 【図22】 本発明の第6の実施の形態を示したものであって,結合状態斜視図である。 【図23】 図22のA-A線断面図である。 【図24】 図22のB-B線断面図である。 【図25】 本発明の第6の実施の形態を示したものであって,指圧具が上昇された状態を示した断面図である。 【図26】 本発明の第6の実施の形態の変形例による昇降体の斜視図である。

    【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書【提出日】平成14年5月31日(2002.5.31) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書【補正対象項目名】特許請求の範囲【補正方法】変更【補正の内容】 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ボディの長手方向に移動体が水平往復動自在に設けられ,
    該移動体上には内部にランプが設けられ,上部に指圧突起が多数個形成された指圧具が具備され, 前記指圧具が前記移動体に沿って水平往復動しつつ上下に昇降 作動する温熱治療器において; 前記移動体には,正逆転モータによって水平に正逆転する回転ギヤが設けられ ,該回転ギヤの回転力によって前記指圧具が上下に昇降されることを特徴とする 温熱治療器。 【請求項2】前記指圧具の下部には,突出部が形成され, 該突出部の外周縁には,螺旋状のガイド溝が複数個形成され, 前記回転ギヤの中心には,前記突出部が挿入される嵌合部が形成され, 該嵌合部の内周縁には,前記ガイド溝に挟み込まれるガイド部材が形成され, 前記突出部の中心部には,角溝が形成され, 前記移動体の内部には,前記角溝に挟み込まれる角突起が形成されることを特徴とする, 請求項1に記載の温熱治療器。 【請求項3】前記指圧具の下部には,突出部が形成され, 該突出部の外側には,ガイド部材が形成され, 前記回転ギヤの中心には,前記突出部が挿入される嵌合部が形成され, 該嵌合部の内部には,ガイド溝が形成され, 前記突出部の中心部には,角溝が形成され, 前記移動体の内部には,前記角溝に挟み込まれる角突起が形成されることを特徴とする, 請求項1に記載の温熱治療器。 【請求項4】前記ガイド溝は,相互120°の間隔で三つが形成されることを特徴とする, 請求項2または3に記載の温熱治療器。 【請求項5】 ボディの長手方向に移動体が水平往復動自在に設けられ,該 移動体上には内部にランプが設けられ,上部に指圧突起が多数個形成された指圧 具が具備され,前記指圧具が前記移動体に沿って水平往復動しつつ上下に昇降作 動する温熱治療器において; 前記移動体上に設けられ,上部に指圧突起が具備され,水平ガイド溝が形成された指圧具と, 上端の前記ローラが前記水平ガイド溝に挟込まれ中間部が結合ピンで回転自在に結合され,一側の下端は,移動体に回転自在に固定され,他側の下端には,雌ネジ体が取り付けられたX字形のロッドと, 前記移動体上に固設され前記雌ネジ体に螺合される雄ねじ軸を有する正逆転モータとを具備することを特徴とする温熱治療器。 【請求項6】 ボディの長手方向に移動体が水平往復動自在に設けられ,該 移動体上には内部にランプが設けられ,上部に指圧突起が多数個形成された指圧 具が具備され,前記指圧具が前記移動体に沿って水平往復動しつつ上下に昇降作 動する温熱治療器において; 前記移動体に設けられる正逆転モータと, 前記移動体上に固定軸で固定され,内面には中心部から外側に半径が次第に拡張されるよう螺旋状でスパイラル溝が形成され,前記正逆転モータによって元の場所で正逆転されるスパイラルギヤと, 前記移動体の下部に取り付けられる昇降体と, 前記昇降体に固定され前記スパイラルギヤのスパイラル溝に挟み込まれる可動軸とを具備することを特徴とする温熱治療器。 【請求項7】前記スパイラルギヤは,移動体の左右両側に向かい合うよう固設され, 該両側のスパイラルギヤ間には,昇降体が設けられ, 該昇降体の左右両側には,前記スパイラルギヤのスパイラル溝に挟み込まれる可動軸が突出固定され, 該可動軸には,スパイラル溝に挟み込まれて円滑な滑り運動自在にベアリングが設けられることを特徴とする, 請求項6に記載の温熱治療器。 【請求項8】前記昇降体は,該昇降体の底面の前後に垂直上方に複数個のガイド溝が形成され, 前記移動体の上部には,前記ガイド溝と対応する位置に垂直にガイドバーが固設されることを特徴とする, 請求項6または7に記載の温熱治療器。 【請求項9】 ボディの長手方向に移動体が水平往復動自在に設けられ,該 移動体上には内部にランプが設けられ,上部に指圧突起が多数個形成された指圧 具が具備され,前記指圧具が前記移動体に沿って水平往復動しつつ上下に昇降作 動する温熱治療器において; 前記移動体の下部に設けられ,内側及び外側にギヤ部が形成され,正逆転モータの軸に取り付けられた駆動ギヤに外側のギヤ部が噛合したドーナツ型回転ギヤと, 前記移動体の床板に回転自在に固定され,下端周囲には回転ギヤの内側ギヤ部に噛合するギヤ部が形成され,外周縁には螺旋状のガイド溝が形成された複数個の回転体と, 該回転体をそれぞれ受け入れられるよう内側に受入れ部が形成され,該各受入れ部の下部外側には,前記ガイド溝に挟み込まれるベアリングが固設され,上部には前記指圧具が固定され,前記回転ギヤの回転力によって前記回転体が回転すれば,前記移動体上で上下に昇降作動する昇降体とを具備することを特徴とする温熱治療器。 【請求項10】 ボディの長手方向に移動体が水平往復動自在に設けられ
    ,該移動体上には内部にランプが設けられ,上部に指圧突起が多数個形成された 指圧具が具備され,前記指圧具が前記移動体に沿って水平往復動しつつ上下に昇 降作動する温熱治療器において; 前記移動体上で指圧突起を有する指圧具が昇降作動するよう前記移動体の床板上に回転自在に固設され,下部の外側には,ギヤ部が形成され,該ギヤ部の上部外側には,上端まで螺旋状のガイド溝が120°角度で3重に形成された回転体と, 該回転体のギヤ部に駆動ギヤが歯合される正逆転モータと, 前記回転体の各ガイド溝に摺動自在に結合され前記移動体の内部で回転は止まり上下に昇降自在に設けられ,上部には前記指圧具が固設される昇降体とを具備することを特徴とする温熱治療器。 【請求項11】前記昇降体の内側下部には,前記回転体のガイド溝に挟み込まれるベアリングが設けられることを特徴とする, 請求項10に記載の温熱治療器。 【請求項12】前記昇降体の内側には,前記回転体のガイド溝に挟み込まれる雌ネジ型のガイド突起が形成されることを特徴とする, 請求項10に記載の温熱治療器。 【請求項13】前記回転体は,該回転体の上端に昇降体が上死点に至った場合に昇降体が回転体から離脱されることを防止するための板状のストッパが取り付けられ,該ストッパには前記回転体の各ガイド溝と等しい角度で部分的に切断折曲させた折曲部が形成されることを特徴とする, 請求項10に記載の温熱治療器。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 7識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61H 39/04 A61H 39/04 B H X (31)優先権主張番号 2000/28332 U (32)優先日 平成12年10月11日(2000.10.11) (33)優先権主張国 韓国(KR) (31)優先権主張番号 2000/59695 (32)優先日 平成12年10月11日(2000.10.11) (33)優先権主張国 韓国(KR) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AT,AU,BG, BR,CA,CN,DE,DK,ES,FI,GB,H U,ID,IL,IN,JP,KZ,LU,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SE,SG,TR, UA,US,UZ,VN,YU,ZA Fターム(参考) 4C074 AA04 BB05 CC17 EE03 HH02 HH05 4C100 AD13 AD16 AE02 AE15 AF14 BB03 CA02 DA05 EA04 4C101 BA01 BA04 BB06 BC09 BD02 BD06 BD17 BD26 BE07

    QQ群二维码
    意见反馈