ガスミスト圧浴用カバー

申请号 JP2010544144 申请日 2009-12-25 公开(公告)号 JPWO2010074198A1 公开(公告)日 2012-08-02
申请人 中村 正一; 正一 中村; 日本エー・シー・ピー株式会社; 发明人 中村 正一; 正一 中村;
摘要 効率的に生体の皮膚及び粘膜から吸収させると共にガスミスト圧浴用カバー内の空気やガス、ガスミストの排出や、カバー内部の圧 力 調整を簡単に行うことができるガスミスト圧浴用カバーを提供する。所定値以上の濃度の炭酸ガス、又は酸素、又は炭酸ガスと酸素の混合ガスと液体を粉砕溶解させたガスミストを封入し生体の皮膚及び粘膜に直接 接触 させる為のガスミスト圧浴用カバー100であって、生体の皮膚及び粘膜を覆う生体カバー部材102と、その生体カバー部材102の周縁に設けられ生体の皮膚及び粘膜に貼着する貼着部103と、ガスミスト圧浴用カバー100内にガスミストを導入するガスミスト供給口104と、ガスミスト圧浴用カバー100内に封入された空気、前記ガスミスト又はガスを排出しその量を調整する排出口105とを備え、生体カバー部材102及び貼着部103により内部にガスミスト及びガスを貯留可能なフラット形状のパッチを構成する。
权利要求
  • 所定値以上の濃度の炭酸ガス、又は酸素、又は炭酸ガスと酸素の混合ガス(以下、「ガス」という)と液体を粉砕溶解させたミスト(以下、「ガスミスト」という)を封入して生体の皮膚及び粘膜に直接接触させるためのガスミスト圧浴用カバーであって、
    前記生体の皮膚及び粘膜を覆う生体カバー部材と、
    該生体カバー部材の周縁に設けられ、該生体カバー部材を生体の皮膚及び粘膜に貼着するための貼着部と、
    前記ガスミスト圧浴用カバー内に前記ガスミストを導入するため前記生体カバー部材と連通するガスミスト供給口と、
    前記ガスミスト圧浴用カバー内に封入された空気、前記ガスミスト又はガスを排出しその量を調整する排出口と、
    を備え、
    前記生体カバー部材及び前記貼着部により内部にガスミスト及びガスを貯留可能なフラット形状のパッチを構成することを特徴とするガスミスト圧浴用カバー。
  • 前記生体カバー部材内を加圧する加圧手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のガスミスト圧浴用カバー。
  • 前記ガスミスト圧浴用カバーを生体に固定するための固定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のガスミスト圧浴用カバー。
  • 前記固定手段が、ゴム、紐、面ファスナー、ワンタッチバックルのうち何れか一つ又は複数の組み合わせにより構成されることを特徴とする請求項3に記載のガスミスト圧浴用カバー。
  • 前記ガスミスト供給口が、内部に逆止弁を有することを特徴とする請求項1に記載のガスミスト圧浴用カバー。
  • 前記加圧手段が、前記生体カバー部材に連通する中空のガス溜部から構成され、
    該ガス溜部を押圧して該ガス溜部内のガスミスト及びガスを、前記ガスミスト圧浴カバー内に排出することにより加圧を行うことを特徴とする請求項2に記載のガスミスト圧浴用カバー。
  • 前記ガス溜部と前記生体カバー部材との間に、内部に逆止弁を有する接続部を設けることを特徴とする請求項6に記載のガスミスト圧浴用カバー。
  • 前記加圧手段が、前記生体カバー部材の狭窄手段から構成され、
    該狭窄手段によって前記生体カバー部材を端部から狭窄することにより加圧を行うことを特徴とする請求項2に記載のガスミスト圧浴用カバー。
  • 说明书全文

    本発明は、炭酸ガス、又は酸素、又は炭酸ガスと酸素の混合ガス(以下、「ガス」という)と液体を粉砕溶解させたミスト(以下、「ガスミスト」という)を、所定の圧値以上で生体の皮膚及び粘膜に直接接触させるガスミスト圧浴に用いるガスミスト圧浴用カバーに関する。

    従来から、炭酸ガス(二酸化炭素:CO )は、に溶けやすい(水溶性)だけでなく油にも溶けやすい(脂溶性)という性質を双方併せ持つおかげで、水と油の混じったような生体の皮膚及び粘膜に触れるだけでその皮下に浸透し、浸透部位の血管を拡張させて血液循環を改善する作用があることが知られている。 そしてこの血行促進作用により、血圧降下、代謝の改善、疼痛物質や老廃物の排除促進等、様々な生理的効果を発揮する。 また、抗炎症、抗菌作用も有している。 このため、近年、炭酸ガスは医療目的のほか、健康増進、美容促進といった点からも広く注目を集めている。

    生体の組織中で炭酸ガスは、赤血球内のヘモグロビンに結合して運ばれた酸素を放出させる働きがある。 炭酸ガス濃度の高いところでは、赤血球はより多くの酸素を放出する。 このように、赤血球による細胞への酸素の供給は、主に炭酸ガスがコントロールしている。 つまり、炭酸ガスなしでは、ヘモグロビンは酸素が結合したままの状態となり、細胞は酸素を受け取ることができなくなってしまう。 このように、炭酸ガスは、細胞の活動の結果出てくる老廃物のように思われがちだが、実は体の中で非常に重要な役割を果たしている。

    また、昨今、高濃度酸素が新陳代謝の活性、血行促進、疲労回復、血圧の安定等に効果があることが広く知られるようになった。 このほかに酸素は、酸化作用による殺菌、滅菌効果をも有している。

    そこで、炭酸ガスや酸素を生体に直接吸収させるため、本発明者は生体の皮膚及び粘膜を覆うガスミスト圧浴用カバーを用いたガスミスト圧浴装置及びガスミスト圧浴システムをこれまでに提案している。

    しかしながら、上記のガスミスト圧浴に用いる従来のガスミスト圧浴用カバーでは、カバー内の空気やガス、ガスミストを排出するためには、カバーの貼着部や固定部をその都度外す手間が必要であるという問題があった。 また、ガスミスト圧浴用カバー内の圧力が高くなりすぎた際にも、同様に貼着部や固定部を外して一旦開放し、再度ガスミストを送り込まなければならず、非常に煩雑であった。

    そこで本発明は、上記状況に鑑みて、少量のガスでも効率的に生体の皮膚及び粘膜から吸収させるとともに、ガスミスト圧浴用カバー内の空気やガス、ガスミストの排出や、カバー内部の圧力調整を簡単に行うことができるガスミスト圧浴用カバーを提供することを目的とする。

    上記課題を解決するために、本発明は、所定値以上の濃度の炭酸ガス、又は酸素、又は炭酸ガスと酸素の混合ガス(以下、「ガス」という)と液体を粉砕溶解させたミスト(以下、「ガスミスト」という)を封入して生体の皮膚及び粘膜に直接接触させるためのガスミスト圧浴用カバーであって、前記生体の皮膚及び粘膜を覆う生体カバー部材と、その生体カバー部材の周縁に設けられ、その生体カバー部材を生体の皮膚及び粘膜に貼着するための貼着部と、前記ガスミスト圧浴用カバー内に前記ガスミストを導入するため前記生体カバー部材と連通するガスミスト供給口と、前記ガスミスト圧浴用カバー内に封入された空気、前記ガスミスト又はガスを排出しその量を調整する排出口と、を備え、前記生体カバー部材及び前記貼着部により� ��部にガスミスト及びガスを貯留可能なフラット形状のパッチを構成することを特徴とするガスミスト圧浴用カバーを提供するものである。

    なお、本願においては、液体を粉砕し微細な液滴にして気体(炭酸ガス、又は酸素、又は炭酸ガスと酸素の混合ガス)と接触混合させることを、粉砕溶解という。

    ここで、上記本発明のガスミスト圧浴用カバーは、前記生体カバー部材内を加圧する加圧手段をさらに備えるのが好適である。

    さらに、上記本発明のガスミスト圧浴用カバーは、前記ガスミスト圧浴用カバーを生体に固定するための固定手段をさらに備えるのが良い。 この固定手段は、ゴム、紐、面ファスナー、ワンタッチバックルのうち何れか一つ又は複数の組み合わせより構成されるのが好ましい。

    また、前記ガスミスト供給口は、内部に逆止弁を有するのが好ましい。

    ところで、前記加圧手段は、前記生体カバー部材に連通する中空のガス溜部から構成され、そのガス溜部を押圧してそのガス溜部内のガスミスト及びガスを、前記ガスミスト圧浴カバー内に排出することにより加圧を行うのが好適である。 そして、前記ガス溜部と前記生体カバー部材との間に、内部に逆止弁を有する接続部を設けるようにしても良い。

    あるいは、前記加圧手段を、前記生体カバー部材の狭窄手段から構成し、その狭窄手段によって前記生体カバー部材を端部から狭窄することにより加圧を行うようにしても良い。

    本発明によれば、大量のガスを必要とせず、さらにガスミスト圧浴用カバー内の空気等の排出や、カバー内部の圧力調整を簡単に行いながら、効率的にガスミストを生体の皮膚及び粘膜から吸収させることが可能となる。

    本発明の第1の実施形態に係るガスミスト圧浴用カバーを適用するガスミスト圧浴用システムの一例を示す模式図である。

    本発明の第1の実施形態に係るガスミスト圧浴用カバーの全体概略図である。

    本発明の第1の実施形態に係るガスミスト圧浴用カバーの装着状態を示す模式図である。

    本発明の第1の実施形態に係るガスミスト圧浴用カバーにおけるカバー本体の縦断面模式図である。

    本発明に係るガスミスト圧浴用カバーにおける貼着部の形状の一例を示す模式図である。

    本発明に係るガスミスト圧浴用カバーにおける固定手段の構成の一例を示す模式図である。

    本発明の第2の実施形態に係るガスミスト圧浴用カバーを適用するガスミスト圧浴用システムの一例を示す模式図である。

    本発明の第2の実施形態に係るガスミスト圧浴用カバーの全体概略図である。

    本発明の第2の実施形態に係るガスミスト圧浴用カバーの装着状態を示す模式図である。

    本発明の第2の実施形態に係るガスミスト圧浴用カバーにおけるカバー本体の縦断面模式図である。

    本発明の第2の実施形態に係るガスミスト圧浴用カバーの他の加圧部の例を示す模式図(その1)である。

    本発明の第2の実施形態に係るガスミスト圧浴用カバーの他の加圧部の例を示す模式図(その2)である。

    以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。

    〔第1の実施形態〕
    まず、本発明のガスミスト圧浴用カバーを適用するガスミスト圧浴用システムの概略について説明する。 図1は、ガスミスト圧浴用システムの一例を示す模式図である。 この図に示すように、ガスミスト圧浴システムは、ガス供給手段11と、液体供給手段21と、液体とガス(炭酸ガス、又は酸素、又は炭酸ガスと酸素の混合ガス)を粉砕溶解したガスミストを発生させて供給するガスミスト供給手段31と、供給されたガスミストを内部に封入する空間を形成するパッチ状のガスミスト圧浴用カバー100と、ガスミストの生成及び供給制御を行う制御装置51と、から構成される。

    ガス供給手段11は、ガスミスト供給手段31にガスを供給する。 ただし、ガスミスト圧浴用カバー100にミストが十分に供給されている場合は、ガス供給手段11から直接ガスのみをガスミスト圧浴用カバー100に供給する。 このガス供給手段11としてはガスボンベを用いるのが最適である。 ガス供給手段11には、ガスの圧力調整のためのレギュレータ12が設けられている。 なお、図示は省略するが、ガス供給手段11には、ガスを加温するためのヒータや、温度制御のための温度計を配置しても良い。

    液体供給手段21は、ポンプ等から構成され、ガスミスト供給手段31に液体を供給する。 この液体としては、水、イオン水、生理食塩水、オゾン水、精製水、滅菌精製水を用いるのが好適である。 さらに、これらの液体に使用者の疾患、症状等に有効な薬剤を含有させても良い。 薬剤とは、例えば、抗アレルギー剤、抗炎症剤、解熱鎮痛剤、抗真菌剤、抗インフルエンザウィルス剤、抗ガン剤、血圧降下剤、化粧剤、増毛剤、発毛剤、育毛剤等が挙げられる。 さらに、清涼作用のあるメンソールや、血行を促進させるビタミンE、皮膚組織に吸収されやすく美肌効果の高いビタミンC誘導体、皮膚の化作用を正常にし粘膜を保護するレチノール、粘膜への刺激を和らげるための麻酔薬、臭気を除去するためのシクロデキストリン、殺菌、消炎効果のある光触媒、又は光触媒とアパタイトの複合体、保水力に優れ肌の保湿効果を有するヒアルロン酸、細胞を活性化し免疫力を向上させるコエンザイムQ10、抗酸化物質や多量の栄養素を含むシードオイル、抗酸化作用、抗菌作用、抗炎症作用、鎮痛・麻酔作用、免疫作用等を有するプロポリス等を単独あるいは複数組み合わせて混合して、ガスの生理作用との相乗効果を生じさせることも可能である。 あるいは、エタノール、グルコン酸クロルヘキシジン、両性界面活性剤、塩化ベンザルコニウム、酢酸アルキルジアミノエテルグリシン、次亜塩素酸ナトリウム、過酢酸、セスキ炭酸ナトリウム、シリカ、ポピドンヨード、炭酸水素ナトリウムを添加しても良い。 さらに、炭酸塩と有機酸を主成分とする高濃度炭酸泉剤(有効成分の一例としては、硫酸塩、炭酸塩、有機酸、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム)を添加しても良い。

    また、図1に示すように、複数の液体供給手段21A、21Bを配置し、それぞれ異なる液体を供給するようにしても良い。 この液体供給手段21には、供給圧調整のための圧力計22(22A、22B)をそれぞれ設ける。 また、液体を加温する(例えば水を40℃程度の湯にする)ためのヒータ(図示せず)や、温度制御のための温度計(図示せず)をそれぞれ設けるのが望ましい。

    ガスミスト供給手段31は、液体供給手段21から供給された液体とガス供給手段11から供給されたガスとを粉砕溶解したガスミストの状態でガスミスト圧浴用カバー100に加圧供給する装置である。 ガスは、液体と粉砕溶解されたガスミストの状態で供給されることで、皮膚及び粘膜からの吸収が促進される。 この際、ミストの粒径は10μm以下であるのが最適である。 ここでは、流体ノズル32によりガス供給手段11から供給されたガスの高速流を利用してガスミストを生成し、ガスミスト圧浴用カバー100に供給する例を示している。 このほか、液体中にガスを高圧で噴射することによりガスミストを生成する装置や超音波を利用してガスミストを生成する装置等、様々な方式のガスミスト供給装置を用いることができる。

    制御装置51は、CPU、メモリ、ディスプレイを備えたコンピュータから構成される。 そして、ガス供給手段11から供給されるガスの圧力調整やオン・オフ切替、ガスミスト供給手段31/ガスミスト圧浴用カバー100へのガスの供給切替、液体供給手段21からの液体の供給圧調整や温度調整、供給のオン・オフ切替、ガスミスト供給手段31からのガスミストの供給のオン・オフ切替等々の各種制御を行い、最適な状態でガスミスト圧浴が行えるようにする。 特に、ガスミスト圧浴用カバー100内の圧力値が所定値以上になった場合、制御装置51によりガス供給手段11のガスの供給を停止するように構成するのが好適である。

    ガスミスト圧浴用カバー100は、生体(ここでは例として人体の下肢)の皮膚及び粘膜を覆い、ガスミスト及びガスを内部に封入する空間を形成できるパッチ状のカバーである。 図2は、本発明の第1の実施形態に係るガスミスト圧浴用カバーの全体概略図、図3は、そのガスミスト圧浴用カバーの装着状態を示す模式図である。 また図4は、そのガスミスト圧浴用カバーにおけるカバー本体の縦断面模式図である。

    ガスミスト圧浴用カバー100は、これらの図に示すように、圧浴用カバー本体101と、この圧浴用カバー本体101を生体に固定するための固定部106から構成されている。 圧浴用カバー本体101は、生体の皮膚及び粘膜(ここでは例として、人体の下肢)を覆うフラット形状のパッチを構成する生体カバー部材102と、その生体カバー部材102の周縁に設けられる生体の皮膚及び粘膜への貼着部103と、生体カバー部材102に設けられ、この生体カバー部材102内にガスミスト及びガスを供給可能にする供給口104と、生体カバー部材102の内部の空気やガスミスト、ガスの量を調整したり排出したりするための排出口105とから構成される。 また、固定部106は、止着ベルト107と、ベルト止め具108とから構成される。

    生体カバー部材102は、生体の皮膚及び粘膜を覆い、図4に示すように圧浴用カバー本体101と皮膚及び粘膜との間にガスミスト及びガスを溜める空間109を形成可能にする。 生体カバー部材102は、耐圧性、非通気性、非透湿性素材の織布又は不織布等から構成される。 例えば、天然ゴム、シリコンゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリアミド系樹脂、ポリテトラフルオロエチレン等からなるのが好適である。

    生体カバー部材102の周縁には、圧浴用カバー本体101内のガスミスト及びガスの漏出を防ぐために、貼着部103が設けられている。 貼着部103の生体の皮膚及び粘膜に接触する側には、生体の皮膚及び粘膜に粘着する素材が配置されている。 この粘着素材は、例えばポリウレタンやシリコンゴム等からなる粘弾性ゲルであるのが好ましい。 また、この粘着素材は取り外し可能なものを用いて、使用の都度あるいは粘性が弱くなれば交換できる構成が最適である。

    ガスミスト供給口104は、圧浴用カバー本体101内部にガスミスト及びガスを導入するために、圧浴用カバー本体101内の空間109に連通して設けられている。 このガスミスト供給口104にガスミスト供給手段31やガス供給手段11等のガスミスト及びガスの供給手段を接続して、圧浴用カバー本体101内にガスミスト及びガスを供給する。 ガスミスト及びガスの逆流を防止するため、このガスミスト供給口104内部には逆止弁が配置されている。

    排出口105は、圧浴用カバー本体101内の空気を抜く際や、圧浴用カバー本体101内のガスミストやガスを抜いて圧力を調整する際に、それら空気やガスミスト及びガスを排出するための通気口である。 排出口105は、通常時は弁やキャップ等で通気を防止しており、上記排出を行う際にのみ開弁させたりキャップを外したりすることにより通気が可能になる構造を有している。 これらの圧力調整は手動で行われても良いが、後述する圧力計61の計測値に基づき、ガスやガスミストの供給制御とともに制御装置51により自動的に行われるのが望ましい。 あるいは、圧浴用カバー本体101内が一定圧力以上になると自動的に弁が開く安全弁(逃し弁)を排出口105としても良い。

    固定部106は、ここでは例として止着ベルト107とベルト止め具108から構成している。 止着ベルト107は、様々な使用者の体型や使用個所に対応するために、ゴム等の伸縮性を有する素材から構成するのが好ましい。 図では四本の止着ベルト107を配置し、上下二か所で固定する例を示しているが、圧浴用カバー本体101の形状や圧浴用カバー本体101を使用する生体の箇所等に合わせて配置する数や位置を変更しても良い。 ベルト止め具108は、止着ベルト107の着脱が容易なワンタッチバックル等が望ましい。 また、止着ベルト107のベルト長さを容易に調節できるアジャスター等をさらに備えるようにしても良い。

    圧浴用カバー本体101内には、その内部の圧力を計測するための圧力計61が設置される。 制御装置51は、圧浴用カバー本体101内の圧力値を1気圧以上(より好適には1.02乃至2.5気圧程度)に保つため、この圧力計61の計測値に基づき、ガスミスト及びガスの供給を制御する。 また、圧浴用カバー本体101の内部には圧浴用カバー本体101内の温度を計測するための温度計62が設置される。 制御装置51は、圧浴用カバー本体101内を温浴効果が得られる設定温度(例えば38℃程度)に保つため、温度計62の計測値に基づき液体供給手段21に設けられたヒータのオン・オフ等を行う。

    そこで、上記のガスミスト圧浴システムと本発明のガスミスト圧浴用カバー100を用いたガスミスト圧浴の方法を説明する。 まず、貼着部103により圧浴用カバー本体101をガスミスト圧浴を行いたい生体の部位(ここでは人体の下肢)に貼り付けて、圧浴用カバー本体101内部を略密閉状態とする。 次いで、止着ベルト107をベルト止め具108で止着して、圧浴用カバー本体101を生体に固定する。 また、排出口105から内部の空気をできるだけ排出しておく。 それからガス供給手段11からガスを、液体供給手段21から液体を、ガスミスト供給手段31へ供給する。 その際制御装置51は、液体及びガスの供給圧や量、温度等の調整を行う。 これによりガスミスト供給手段31はガスミストを生成し、生成されたガスミストは供給口104から圧浴用カバー本体101内へ供給する。 圧浴用カバー本体101内にミストが十分に充填された場合は、ガス供給手段11から直接ガスのみを圧浴用カバー本体101内に供給する。 このとき、圧浴用カバー本体101内にはガスが約95−97%、液体が約3−5%の割合で存在するようにするのが好適である。 ミスト中には約40ppmの濃度でガスが溶解し、そのミストサイズが約232pm程度となるのが好ましい。 制御装置51は圧力計61、温度計62の計測値から、圧浴用カバー本体101内が最適な加圧、加温状態(約1.02乃至2.5気圧、約38℃)となるよう制御する。 圧力が高すぎた場合や内部のガスミスト及びガスを入れ替えたい場合は、排出口105から簡便に排気しその調整が可能である。 このようにして最適なガスミスト圧浴を行う。

    なお、上記実施形態では、圧浴用カバー本体101を矩形に図示したが、貼着する生体の箇所に合わせて様々な形状を採用することができる。 また、貼着部103の形状も様々なものが考えられる。 図5に貼着部103の形状の一例を示す。 図5(a)に示すように、生体カバー部材102Aと貼着部103Aの周縁部の形状を略相似にしても良いし、図5(b)、図5(c)に示すように生体カバー部材102B、102Cと貼着部103B、103Cの周縁部を全く別の形状としても良い。 さらに、図5(d)に示すように、生体カバー部材102Dを囲んで複数(ここでは例として二つ)の貼着部103D−1、103D−2を設けるようにしても良い。

    また、上記実施形態では、圧浴用カバー本体101の固定部106を止着ベルト107とベルト止め具108から構成したが、このほかにも様々な態様を採用することができる。 図6に固定部106の構成の一例を示す。 図6(a)は、紐107Aを設け、これを適切な位置で結んで圧浴用カバー本体101を固定する例である。 図6(b)は、ゴムベルト107Bと面ファスナー108Bを設け、面ファスナー108Bを適切な位置で貼り合わせて圧浴用カバー本体101を固定する例である。 図6(c)は、圧浴用カバー本体101と固定部106Cを一体としない例である。 ここでは、伸縮性を有するとともに、少なくともガスミスト供給口104と排出口105とを露出する開口108Cが設けられたサポーター107Cを圧浴用カバー本体101に被せて固定している。

    なお、上記では、ガスミスト圧浴用カバー100を人体に適用する例を示したが、本発明のガスミスト圧浴用カバー100は、人体に限らず動物等に用いても良い。

    〔第2の実施形態〕
    図7は、本発明の第2の実施形態に係るガスミスト圧浴用カバーを適用するガスミスト圧浴用システムの一例を示す模式図である。 本実施形態では、圧浴用カバー本体内を容易に加圧する加圧手段をさらに備えたガスミスト圧浴用カバーについて説明する。 なお、図1に示す第1の実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。

    図7に示すように、本実施形態のガスミスト圧浴用カバー200は、生体の皮膚及び粘膜を覆い、ガスミスト及びガスを内部に封入する空間を形成する圧浴用カバー本体201のほかに、この圧浴用カバー本体201内を加圧する加圧部210を備えている。

    以下、ガスミスト圧浴用カバー200について図8乃至図10に基づきより具体的に説明する。 図8は、本発明の第2の実施形態に係るガスミスト圧浴用カバーの全体概略図、図9は、そのガスミスト圧浴用カバーの装着状態を示す模式図である。 また図10は、そのガスミスト圧浴用カバーにおけるカバー本体の縦断面模式図である。

    これらの図に示すように、ガスミスト圧浴用カバー200は、圧浴用カバー本体201と、この圧浴用カバー本体201を生体に固定するための固定部206と、圧浴用カバー本体201内を加圧するための加圧部210とから構成されている。 圧浴用カバー本体201は、生体の皮膚及び粘膜(ここでは例として、人体の下肢)を覆うフラット形状のパッチを構成する生体カバー部材202と、その生体カバー部材202の周縁に設けられる生体の皮膚及び粘膜への貼着部203と、内部に逆止弁204aを備え、加圧部210を介して圧浴用カバー本体201にガスミスト及びガスを供給可能にする供給口204と、圧浴用カバー本体201の内部の空気やガスミスト、ガスの量を調整したり排出したりするための排出口205と、から構成される。 また、固定部206は、止着ベルト207と、ベルト止め具208とから構成される。 さらに、加圧部210は、生体カバー部材202内と連通する中空のガス溜211と、内部に逆止弁212aを備えガス溜211と生体カバー部材202とを接続する接続部212とから構成される。

    生体カバー部材202は、生体の皮膚及び粘膜を覆い、図10に示すように圧浴用カバー本体201と皮膚及び粘膜との間にガスミスト及びガスを溜める空間221を形成可能にする。 生体カバー部材202は、耐圧性、非通気性、非透湿性素材の織布又は不織布等から構成される。 例えば、天然ゴム、シリコンゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリアミド系樹脂、ポリテトラフルオロエチレン等からなるのが好適である。

    生体カバー部材202の周縁には、圧浴用カバー本体201内のガスミスト及びガスの漏出を防ぐために、貼着部203が設けられている。 貼着部203の生体の皮膚及び粘膜に接触する側には、生体の皮膚及び粘膜に粘着する素材が配置されている。 この粘着素材は、例えばポリウレタンやシリコンゴム等からなる粘弾性ゲルであるのが好ましい。 また、この粘着素材は取り外し可能なものを用いて、使用の都度あるいは粘性が弱くなれば交換できる構成が最適である。

    ガスミスト供給口204は、加圧部210を介して圧浴用カバー本体201内部にガスミスト及びガスを導入するため、加圧部210と連通して設けられている。 このガスミスト供給口204にガスミスト供給手段31やガス供給手段11等のガスミスト及びガスの供給手段を接続して、圧浴用カバー本体201内にガスミスト及びガスを供給する。 ガスミスト及びガスの逆流を防止するため、このガスミスト供給口204内部には逆止弁204aが配置されている。 なお、図7乃至図10に示すガスミスト圧浴用カバー200では、ガスミスト供給手段31とガス供給手段11からのガスミスト及びガスは、まず供給口204から加圧部210に供給され、接続部212を介して生体カバー部材202内に供給される。

    排出口205は、圧浴用カバー本体201内の空気を抜く際や、圧浴用カバー本体201内のガスミストやガスを抜いて圧力を調整する際に、それら空気やガスミスト及びガスを排出するための通気口である。 排出口205は、通常時は弁やキャップ等で通気を防止しており、上記排出を行う際にのみ開弁させたりキャップを外したりすることにより通気が可能になる構造を有している。 これらの圧力調整は手動で行われても良いが、圧力計61の計測値に基づき、ガスやガスミストの供給制御とともに制御装置51により自動的に行われるのが望ましい。 あるいは、圧浴用カバー本体201内が一定圧力以上になると自動的に弁が開く安全弁(逃し弁)を排出口205としても良い。

    加圧部210は、生体カバー部材202内を加圧する手段であり、ここでは生体カバー部材202と連通する中空のガス溜211と、このガス溜211と生体カバー部材202とを接続する接続部212から構成されている。 生体カバー部材202内にガスミスト及びガスを導入すると共にガス溜211にもガスミスト又はガスを溜め、図9の矢印に示す通りガス溜211を押し潰すように加圧すると、接続部212を介してガス溜211内のガスミスト又はガスが生体カバー部材202へ排出される。 これにより生体カバー部材202内が加圧される。

    なお、加圧部210は、手動で押圧する構成としても良いし、駆動装置等を用いて制御装置51の制御で機械的に行っても良い。 ガスミスト圧浴における加圧は、所定のインターバルでパルス状に行うことにより効果が高まるため、加圧部210を一定のリズムで間歇的に押圧させても良い。 その際の加圧の間隔は、脈の拍動にほぼ同期させると効果が高くなる。

    固定部206は、ここでは例として止着ベルト207とベルト止め具208から構成している。 止着ベルト207は、様々な使用者の体型や使用個所に対応するために、ゴム等の伸縮性を有する素材から構成するのが好ましい。 図では四本の止着ベルト207を配置し、上下二か所で固定する例を示しているが、圧浴用カバー本体201の形状や圧浴用カバー本体201を使用する生体の箇所等に合わせて配置する数や位置を変更しても良い。 ベルト止め具208は、止着ベルト207の着脱が容易なワンタッチバックル等が望ましい。 また、止着ベルト207のベルト長さを容易に調節できるアジャスター等をさらに備えるようにしても良い。

    圧浴用カバー本体201内には、その内部の圧力を計測するための圧力計61が設置される。 制御装置51は、圧浴用カバー本体201内の圧力値を1気圧以上(より好適には1.02乃至2.5気圧程度)に保つため、この圧力計61の計測値に基づき、ガスミスト及びガスの供給を制御する。 また、圧浴用カバー本体201の内部には圧浴用カバー本体201内の温度を計測するための温度計62が設置される。 制御装置51は、圧浴用カバー本体201内を温浴効果が得られる設定温度(例えば38℃程度)に保つため、温度計62の計測値に基づき液体供給手段21に設けられたヒータのオン・オフ等を行う。

    そこで、上記のガスミスト圧浴システムと本発明のガスミスト圧浴用カバー200を用いたガスミスト圧浴の方法を説明する。 まず、貼着部203により圧浴用カバー本体201をガスミスト圧浴を行いたい生体の部位(ここでは人体の下肢)に貼り付けて、圧浴用カバー本体201内部を略密閉状態とする。 次いで、止着ベルト207をベルト止め具208で止着して、圧浴用カバー本体201を生体に固定する。 また、排出口205から内部の空気をできるだけ排出しておく。 それからガス供給手段11からガスを、液体供給手段21から液体を、ガスミスト供給手段31へ供給する。 その際制御装置51は、液体及びガスの供給圧や量、温度等の調整を行う。 これによりガスミスト供給手段31はガスミストを生成し、生成されたガスミストは供給口204からガス溜211、接続部212を介して生体カバー部材202内へ供給される。 圧浴用カバー本体201内にミストが十分に充填された場合は、ガス供給手段11から直接ガスのみを圧浴用カバー本体201内に供給する。 このとき、圧浴用カバー本体201内にはガスが約95−97%、液体が約3−5%の割合で存在するようにするのが好適である。 ミスト中には約40ppmの濃度でガスが溶解し、そのミストサイズが約232pm程度となるのが好ましい。 制御装置51は、温度計62の計測値から、圧浴用カバー本体201内が最適な加温状態(約38℃)となるよう制御する。 そして、圧浴用カバー本体201とガス溜211に最適な量のガスミスト又はガスが溜まったところで制御装置51はガスミスト又はガスの供給を一旦停止する。 次いで、ガス溜211を押し潰すように押圧する。 これにより、ガス溜211内のガスミスト又はガスを圧浴用カバー本体201内に排出し、圧浴用カバー本体201内を適度(約1.02乃至2.5気圧)に加圧する。 圧力が高くなりすぎた場合や内部のガスミスト及びガスを入れ替えたい場合は、排出口205から簡便に排気しその調整が可能である。 このようにして最適なガスミスト圧浴を行う。

    なお、上記実施形態では加圧部を、接続部を介して生体カバー部材に連通して設けられる中空のガス溜から構成したが、このほか生体カバー部材内を簡便に加圧できるものであればどのようなものを用いても良い。 以下、他の加圧部の構成について説明する。

    図11は、本発明の第2の実施形態に係るガスミスト圧浴用カバーの他の加圧部の例を示す模式図(その1)である。 ここでは、加圧部310が生体カバー部材302を狭窄させる狭窄リング311から構成されるガスミスト圧浴用カバー300について説明する。 なお、以下では、生体カバー部材302、供給口304、加圧部310の構成が異なる以外は、図9と同様の構成を有するため、これ以外の各部の詳細な説明は省略する。

    このガスミスト圧浴用カバー300は、圧浴用カバー本体301と、この圧浴用カバー本体301を生体に固定するための固定部306と、圧浴用カバー本体301内を加圧するための加圧部310とから構成されている。

    圧浴用カバー本体301は、生体の皮膚及び粘膜(ここでは例として、人体の下肢)を覆うフラット形状のパッチを構成する生体カバー部材302と、その生体カバー部材302の周縁に設けられる生体の皮膚及び粘膜への貼着部303と、内部に逆止弁304aを備え、圧浴用カバー本体301にガスミスト及びガスを供給可能にする供給口304と、圧浴用カバー本体301の内部の空気やガスミスト、ガスの量を調整したり排出したりするための排出口305と、から構成される。 また、固定部306は、止着ベルト307と、ベルト止め具308とから構成される。

    加圧部310は、ゴム等の弾性部材から構成された、細孔を有する狭窄リング311よりなる。 その狭窄リング311の細孔に生体カバー部材302の先端部(中央部)302aを通し、図11の矢印方向にスライドさせると、先端部(中央部)302a近傍は狭窄リング311の細孔によって狭窄され、圧浴用カバー本体301のガスミスト及びガスの溜まるスペースが狭まるため、圧浴用カバー本体301内は加圧される。

    ここで、加圧部310として上記の狭窄リング311に代えてクリップ等を用いることもできる。 つまり、生体カバー部材302の先端部(中央部)302aから狭窄することによってガスミスト及びガスの溜まるスペースを狭め、圧浴用カバー本体301内の加圧を行うことができるものであれば、何を用いても良い。

    加圧部310(狭窄リング311)は手動でスライド、固定させる構成であっても良いし、制御装置51の制御により駆動装置等でこれらの動作を機械的に行うものであっても良い。 また、加圧部310(狭窄リング311)のスライド動作による加圧は、所定のインターバルでパルス状に行うようにしても良い。 さらに、ここでは適用する生体の部位として人体の下肢を例に図示したが、このほか様々な部位に適用できることは言うまでもない。

    次に、加圧部410が略球状の中空のガス溜411からなるガスミスト圧浴用カバー400について説明する。 図12は、本発明の第2の実施形態に係るガスミスト圧浴用カバーの他の加圧部の例を示す模式図(その2)である。 なお、以下では、生体カバー部材402、供給口404、加圧部410の構成が異なる以外は、図9と同様の構成を有するため、これ以外の各部の詳細な説明は省略する。

    このガスミスト圧浴用カバー400は、圧浴用カバー本体401と、この圧浴用カバー本体401を生体に固定するための固定部406と、圧浴用カバー本体401内を加圧するための加圧部410とから構成されている。

    圧浴用カバー本体401は、生体の皮膚及び粘膜(ここでは例として、人体の下肢)を覆うフラット形状のパッチを構成する生体カバー部材402と、その生体カバー部材402の周縁に設けられる生体の皮膚及び粘膜への貼着部403と、内部に逆止弁を備え、圧浴用カバー本体401にガスミスト及びガスを供給可能にする供給口404と、圧浴用カバー本体401の内部の空気やガスミスト、ガスの量を調整したり排出したりするための排出口405と、から構成される。 また、固定部406は、止着ベルト407と、ベルト止め具408とから構成される。

    加圧部410は、生体カバー部材402と連通して設けられた略球状のガス溜411からなる。 図12に示すように、生体カバー部材402とは縊れ部411aにより形状的に区切られている。 そして、このガス溜411を押し潰すように押圧することによりガスミスト又はガスを圧浴用カバー本体401に排出し、圧浴用カバー本体401内を適度に加圧することができる。

    なお、ガス溜411にはガス溜411全体を覆う専用のカバーを設けるようにしても良い。 また、ガス溜411の押圧は手動であっても制御装置51により駆動装置等で機械的に行うものであっても良い。 また、加圧部410による加圧は、所定のインターバルでパルス状に行うようにしても良い。 さらに、ここでは適用する生体の部位として人体の下肢を例に図示したが、このほか様々な部位に適用できることは言うまでもない。

    なお、上記した各実施形態では、ガスミスト圧浴用カバーを人体に適用する例を示したが、本発明のガスミスト圧浴用カバーは、人体に限らず動物等に用いても良い。

    上記のように構成したため、本発明によれば、大量のガスを必要とせず、さらにガスミスト圧浴用カバー内の空気等の排出や、カバー内部の圧力調整を簡単に行いながら、効率的にガスミストを生体の皮膚及び粘膜から吸収させることが可能となる。

    以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。

    本発明は、炭酸ガス、又は酸素、又は炭酸ガスと酸素の混合ガスと液体を粉砕溶解させたガスミストを、所定の圧力値以上で生体の皮膚及び粘膜に直接接触させるガスミスト圧浴に用いるガスミスト圧浴用カバーに関し、産業上の利用可能性を有する。

    11 ガス供給手段12 レギュレータ21、21A、21B 液体供給手段22、22A、22B 圧力計31 ガスミスト供給手段32 流体ノズル51 制御装置61 圧力計62 温度計100、200、300、400 ガスミスト圧浴用カバー101、201、301、401 圧浴用カバー本体102、102A、102B、102C、102D、202、302、402 生体カバー部材103、103A、103B、103C、103D−1、103D−2、203、303、403 貼着部104、204、304、404 供給口105、205、305、405 排出口106、106A、106B、106C、206、306、406 固定部107、207、307、407 止着ベルト107A 紐107B ゴムベルト107C サポ� �ター108、208、308、408 ベルト止め具108B 面ファスナー108C 開口109、221 空間204a、212a 逆止弁210、310、410 加圧部211、411 ガス溜212 接続部302a 先端部(中央部)
    311 狭窄リング411a 縊れ部

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