ハンドトリートメント用のスパ装置、及びハンドトリートメントのためのスパ方法

申请号 JP2007526807 申请日 2005-09-29 公开(公告)号 JPWO2006120767A1 公开(公告)日 2008-12-18
申请人 株式会社 ユ−モインク; 株式会社 ユ−モインク; 发明人 謙一 今野; 謙一 今野;
摘要 手の皮膚に美肌施術する方法、及び同装置に関する。 保 水 性に優れた美肌用の薬剤であるガンマ−ポリグルタミン酸(γ−PGA)を、深部まで速やかに浸透させる。 浴槽本体(2a)に入れたγ−PGA水溶液(6)の中に手(9)を浸した状態で、気泡発生器(8)に圧縮空気を供給して微細気泡(10)を放出させる。この微細気泡は、破裂するとき超音波を発生し、γ−PGAの浸透を促進する。 美容術の一環として、手の肌を美麗ならしめる。
权利要求
  • ハンドトリートメント用のスパ装置であって、スパ浴槽(2)と制御機(3)とから成り、
    上記制御機(3)に、圧縮空気流を送給する空気ポンプ(3g)と、該圧縮空気流の中へイオンを供給するイオン発生器(3e)と、該圧縮空気流の中へオゾンンを供給するオゾン発生器(3f)とが設置され、
    前記スパ浴槽2は、γ−PGAを含む水溶液(6)を入れる浴槽本体(2a)を備えており、
    上記浴槽本体の中に、前記の圧縮空気流を供給されて微細な気泡(10)を発生させる気泡発生器(8)が設けられていて、発生した多数の微細気泡が前記γ−PGAを含む水溶液(6)内に放出されるようになっていることを特徴とする、ハンドトリートメント用のスパ装置。
  • 前記スパ浴槽2に、浴槽本体(2a)を覆う浴槽蓋(2b)ガ設けられており、
    上記の浴槽本体に、上縁の一部を切り欠いた形の開口(2g)が形成されるとともに、該開口に接せしめて手首受台2cが一体的に設置されていて、
    前記の開口(2g)から手(9)を差し入れて、γ−PGAを含む水溶液(6)に浸し得るようになっていることを特徴とする、請求項1に記載したハンドトリートメント用のスパ装置。
  • 前記のスパ浴槽(2)は、ヒーター(7)及び温度センサ(2e)を備えていて、γ−PGAを含む水溶液(6)の温度を所定の温度に保持し得るようになっていることを特徴とする、請求項1に記載したハンドトリートメント用のスパ装置。
  • γ−PGAを手の皮膚に浸透させて美肌作用を発現させるハンドトリートメント方法であって、
    予め、γ−PGAを含む水溶液(6)を入れる浴槽本体(2a)を備えたスパ浴槽(2)を構成するとともに、
    上記浴槽本体の中に、微細気泡(10)を発生する気泡発生器(8)を設けておき、
    前記浴槽本体(2a)中のγ−PGA水溶液(6)に手(9)を浸し、
    前記気泡発生器(8)から微細気泡を発生させ、
    上記の微細気泡が破裂する際に生じる超音波を手の皮膚に当てることを特徴とする、ハンドトリートメント用のスパ方法。
  • 前記浴槽本体(2a)の中に、予め、ヒーター(7)と温度センサ(2e)とを設けておき、
    前記γ−PGA水溶液(6)の温度を、摂氏32度と摂氏42度との間に設定した所定温度に保持することを特徴とする、請求項4に記載したハンドトリートメント用のスパ方法。
  • 前記の気泡発生器(8)に、オゾン及び/又はイオンを含む圧縮空気を送給して、オゾン及び/又はイオンを含む微細気泡を発生させることを特徴とする、請求項4または請求項5に記載したハンドトリートメント用のスパ方法。
  • 说明书全文

    本発明は、手肌のトリートメントを行なうスパ(鉱泉浴)装置、及びスパ(鉱泉浴)によって手肌をトリートメントする方法に関するものである。

    手肌を美麗にするための技術として、例えば特開2005−444号公報に記載されているように、放電管からの放電エネルギーを収束させて肌面接触用電極に供給するものや、特開2004−321095号公報に記載されているように、ヒアルロン酸に卵殻膜を配合した飲食品組成物が公知である。
    また、台湾の発酵食品メーカーである味丹は、美肌に卓効を奏するガンマ−ポリグルタミン酸(γPGA)を開発して、2003年度バイオテクノロジー金賞を受賞している。
    第1図は上記ガンマ−ポリグルタミン酸(γーPGA)の化学構造式を示す。 第2図は、その構造図である。
    第3図は、上記ガンマ−ポリグルタミン酸(γーPGA)の美肌効果を示す実験データであって、薬効を表す指標として縦軸に肌の含率(単位:パーセント)を取り、横軸に経過時間を取ってある。
    平行斜線(ハッチング)を付したのは比較例であって、γーPGAを含まないクリームを塗布した場合を、斑点を付したのはγーPGAを含むクリームを塗布した場合を、それぞれ表している。
    この図表から、γーPGAが優れた保水性を有していることが分かる。

    <従来技術の不具合>
    化粧品ないし肌の栄養剤としてのγーPGAが優れていることは公知であり、この薬剤を含むクリーム剤を塗布することは行われているが、物理的療法と組み合わせてγ−PGAを皮膚の内部まで速やかに浸透させて実効を挙げる技術は未だ開発されていない。
    <本発明の目的>
    本発明は、以上に述べた事情に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、γ−PGAを皮膚の深部まで迅速にかつ容易に浸透させて、該γ−PGAの薬効を美容(美肌)に発揮せしめ得る方法、及び該方法を容易に実施し得る装置を提供するにある(言うまでもなく、安全であることが大前提である)。
    <目的を達成するための手段>
    上記目的を達成するために創作した本発明の基本的な原理を、その1実施形態に対応する第5図を参照して略述すると次のとおりである。
    浴槽本体2aにγ−PGA水溶液6を入れ、ヒーター7によって適温(摂氏32度〜42度・ほぼ入浴時の快適温度)に保ちつつ、気泡発生器8に圧縮空気を供給して微細な気泡10を発生させる。
    上記のγ−PGA水溶液6内に手9を入れる。 なお、日本語の「手」には、英語のアームという意味とハンドという意味とが有るが、本発明において手とは、ハンドの意味である。
    多数の微細気泡10が消滅する際に超音波が発生し、この超音波の作用によって、γ−PGAが皮膚の深部まで速やかに浸透して皮膚の保水性を向上させ、美肌効果を発揮する。
    上記の微細気泡10がイオンを含み、及び/又は、オゾンを含んでいると、美肌効果が更に著しい。

    第1図は、本発明に用いられるγ−PGAの分子式である。
    第2図は、上記γ−PGAの構造図である。
    第3図は、上記γ−PGAの保水性(美肌効果)を確認するための実験結果を示す図表である。
    第4図は、本発明装置の1実施形態を使用して、本発明方法を実施している状態の模式的な斜視図である。
    第5図は、前掲の第4図に示した浴槽本体に手を入れている状態を拡大して模式的に描いた部分断面側面図である 第6図は、前掲の第4図に示した実施形態に係るハンドトリートメント用スパ装置の系統図である。

    符号の説明

    A:四官能価性架橋、B:多官能価性架橋、C,D:鎖の末端、E:絡み合い構造、F:環状構造、G:未反応のポリマー鎖、H:架橋間に生じた空間、Mc:連続する2架橋間の距離、●:浸透剤による膨潤、1:ガンマ−ポリグルタミン酸(γ−PGA)、2:スパ浴槽、2a:浴槽本体、2b:浴槽蓋、2c:手首受台、2d:計器・スイッチ盤、2e:温度センサ、2f:水位センサ、2g:開口、3:制御機、3a:制御パネル、3b:電源コード、3c:電源プラグ、3d:制御部、3e:イオン発生器、3f:オゾン発生器、3g:空気ポンプ、4:ホース、5:電線、6:γ−PGA水溶液、7:ヒーター、8:気泡発生器、9:手、10:微細気泡

    第4図は本発明装置の1実施形態を示す。 本例は1個の制御機3と2個のスパ浴槽2とを備えているが、本発明を実施する際、1個の制御機3と1個の浴槽本体2aとによって構成することもできる。
    上記スパ浴槽とは、鉱泉浴を行なう浴槽の意であって、浴槽本体2aと浴槽蓋2bとから成り、該浴槽本体2aの中にγ−PGA水溶液6が入れられている。
    本第4図に描かれている2個のスパ浴槽2の中で、右側に位置するスパ浴槽2に表されているように、浴槽本体2aの上縁の一部分を切り欠いた形に開口2gが形成されるとともに、該開口に接して手首受台2cが設けられている。
    左側に描かれているスパ浴槽2のように手首受台2cに手首を載せて浴槽蓋2bを閉じると、手(手首から先)9がスパ浴槽2の中に差し入れられ、前記γ−PGA水溶液6に浸される。
    浴槽蓋2bが開かれている右側のスパ浴槽に描かれているように、浴槽本体2aの中には、第5図を参照して後に詳述するヒーター7と気泡発生器8とが設置されている。 符号2dを付してしめしたのは計器・スイッチ盤である。
    上述のように構成されたスパ浴槽2は、ホース4と電線5とによって制御機3に接続されている。 該制御機3は電源コード3bと電源プラグ3cとによって商用電源(交流100ボルト)に接続される。
    符号3aを付して示したのは制御パネルである。 その詳細は第6図を参照して後に詳しく述べる。
    第5図は、前掲の第4図で述べたスパ浴槽2に手9を差し入れている状態を示している。 浴槽蓋2bは閉じられ、美肌施術される手は手首受台2cに載せられている。 このような構造であるるから、クライアントが暫くの時間この状態に置かれても別段の疲労を感じる虞れは無い。
    γ−PGA水溶液6は、ヒーター7によって適温に保たれている(温度調節手段については、第6図を参照して後に詳しく説明する)。
    浴槽本体2aの底部付近に気泡発生器8が設置されている。 本例の気泡発生器は多孔質のセラミックで構成した。 この多孔質部材の中にホース4から圧縮空気を供給すると、多数の微細気泡10が発生して、γ−PGA水溶液6内を上昇する。
    上記微細気泡が破裂する際に超音波が発生し、手9はγ−PGA水溶液6に浸されながら超音波の照射を受ける。 これによって、薬効成分であるγ−PGAが手の皮膚内に浸透する。
    第6図は、前掲の第4図に示した実施形態に係るハンドトリートメント用スパ装置の主要な機能部材を描いた系統図である。
    制御機3には、制御パネル3aと制御部3dとが設けられていて、イオン発生器3eとオゾン発生器3fと空気ポンプ3gとを制御している。
    イオン発生器3eで発生したイオンと、オゾン発生器3fで発生したオゾンとが、空気ポンプ3gの吐出空気流の中に、注入される。
    イオンとオゾンとを注入された吐出空気流はホース4によってスパ浴槽2に供給され、気泡発生器8で微細気泡になる(第5図を参照して先に述べたとおりである)。
    前記スパ浴槽2には温度センサ2eが設けられていて、その検出信号は制御部3dに入力される。 該制御部は入力信号に基づいてヒーター7を制御し、γ−PGA水溶液を所定の温度範囲(摂氏32度〜42度)に保つ。
    適正温度は、美肌施術を受ける者の個人差があるので、美容師によって調節することが望ましい。 一般的には高めの温度の方が効果的であるが、皮膚の状態によってはふやけて好ましからぬ副作用を招く虞れ無しとしない。
    また、摂氏40度付近の比較的高温ではγ−PGAが揮発するので、その水位だけでなく比重の変化にも留意する必要が有る。
    前記のスパ浴槽2は水位センサ2fを備えていて、γ−PGA水溶液の水位を自動的に監視している。 水位が許容範囲の下限に近づくと、アラーム又はパイロットランプ(図示省略)によって美肌施術者に報知するようになっている。
    符号2dを付した構成部材は、前掲の第4図及び第5図に示した計器・スイッチ盤2dであって、この計器・スイッチ盤に与えられた操作信号は制御部3dに伝えられてγ−PGA水溶液の液温や気泡の発生量を制御するとともに、その状態を表示する。

    本発明は美容および化粧品製造の分野において広く応用されるものである。

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