Irrigation and / or cleaning preparations of normal or abnormal body cavity of the human body

申请号 JP2002554061 申请日 2001-12-20 公开(公告)号 JP2004517108A 公开(公告)日 2004-06-10
申请人 パルミエーリ、 ベニアミーノPALMIERI, Beniamino; 发明人 ベニアミーノ パルミエーリ、;
摘要 二 酸化 炭素、酸素、窒素、ガス状麻酔物質、および不活性なガスから選択される少なくとも1種のガス状物質が加えられた 水 を含む、ヒト体内の正常または異常のある体腔の潅注および/または洗浄のための調製物。
权利要求
  • 少なくとも1種のガス状物質が加えられている水を含むことを特徴とする、ヒト体内の正常または異常のある体腔の潅注および/または洗浄のための調製物。
  • 前記の少なくとも1種のガス状物質が、別々に、あるいは組み合わせて、二酸化炭素、酸素、窒素、ガス状麻酔物質、または不活性なガスを含む請求項1に記載の調製物。
  • 前記ガス状麻酔物質が、亜酸化窒素である請求項2に記載の調製物。
  • 前記の水が非発泡性の鉱水である請求項1から3のいずれか一項に記載の調製物。
  • 前記二酸化炭素が、約1%と約30%の間の比率で前記の水に溶解される請求項2から4のいずれか一項に記載の調製物。
  • 前記二酸化炭素が、約10%の比率で前記水に溶解される請求項5に記載の調製物。
  • 前記酸素が、約300mg/リットルと約600mg/リットルの間の量で前記の水に溶解される請求項2から6のいずれか一項に記載の調製物。
  • 清浄、脱臭、脱感作、痒み止め、抗炎症、創傷治癒、誘導刺激、経皮性および修復性、抗細菌、抗寄生虫、抗真菌、抗ウイルス、抗浸出、コルチコステロイド、抗腫瘍、免疫調節、止血、血液流動、ならびにホルモンの各作用物質を含む群から選択された1種または複数の物質をさらに含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の調製物。
  • 腹膜、胸膜、心膜または頭蓋関節腔用の透析液として使用することもできる非経口潅流液を作製するための活性な成分をさらに含む請求項1から7のいずれか一項に記載の調製物。
  • 血液または血漿の固形成分をさらに含む請求項1から7のいずれか一項に記載の調製物。
  • ヘパリンまたはヘパリノイドをさらに含む請求項1から7のいずれか一項、または請求項8に記載の調製物。
  • DNAの担体としてウイルスまたは遺伝子用物質をさらに含む請求項1から7のいずれか一項に記載の調製物。
  • 前記ウイルス物質の細胞膜通過を促進することができる活性な成分をさらに含む請求項12に記載の調製物。
  • 说明书全文

    【技術分野】
    【0001】
    本発明は、ヒト体内の正常または異常のある体腔の潅注(douche)および/または洗浄(irrigation)のための調製物に関するものであり、例えば、流解離(hydrodissection)、動脈切開(arteriotomy)の創傷清拭(debridement)および洗浄、脳潅流、出血性(bloody)実質(parenchymal)表面の洗浄など、術前、術中および/または術後使用を意図している。
    【背景技術】
    【0002】
    従来の技術によれば、ヒト体内の正常または異常のある体腔の潅注および/または洗浄を意図し、創傷清拭、脱臭、消毒、脱感作などに適した、液体、泡、ゲルなどの形の活性な成分を含有する調製物が知られている。
    【0003】
    こうした活性な成分の使用には、患者におけるアレルギー反応または局所性の過敏症のリスクを常に伴う。 さらに、前記の調製物は、前記の体腔から細菌塊、粘液または膿様粘液の線維などを除去する必要がある場合、必ずしも有効とは限らない。
    【発明の開示】
    【発明が解決しようとする課題】
    【0004】
    本発明の目的は、ヒト体内の正常または異常のある体腔の潅注および/または洗浄のための、有効な浄化および静菌作用を有し、アレルギー反応または局所性の過敏症のリスクを誘発しない、あるいは少なくとも最小限にする調製物を提供することである。
    【課題を解決するための手段】
    【0005】
    本発明は、ヒト体内の正常または異常のある体腔の潅注および/または洗浄のための、ガス状物質が加えられた水を含むことを特徴とする調製物に関し、前記のガス状物質は、二酸化炭素、酸素、窒素、ガス状麻酔物質、および不活性なガスを、別々に、あるいは互いに組み合わせて含む。
    【0006】
    水に溶解された二酸化炭素の量を変えた場合、調製物のpHが変わるので、二酸化炭素は、調製物のpHを、簡単に、制御できる方式で調節し、浄化または洗浄対象となる特定の種類の正常または異常のある体腔に適合させることが可能である。
    【0007】
    酸化現象または組織損傷を引き起こさない量で加えられた酸素は、本発明の調製物の治療効果を最適化する。
    【0008】
    さらに、調製物が前記の体腔に導入される場合に気泡の形で発生する二酸化炭素は、特に微好気性および好気性細菌に対する静菌作用を果たす。
    【0009】
    気泡の形の前記ガス状物質の発生により、前記体腔の内部から細菌塊、粘液、膿様粘液の線維などを容易に除去する学的作用が起こる。
    【0010】
    さらに、二酸化炭素は、前記の体腔の壁の表面毛細血管の充血を刺激し、粘膜壁の栄養機能(trophism)を活性化し、抗体反応の正常化を容易にする。
    【0011】
    特に、腹腔鏡手術の間に実施される洗浄において、患者の腹部に二酸化炭素が吹き入れられる場合、本発明の調製物の使用により、洗浄段階の間、患者の腹部に必要とされる二酸化炭素濃度を保つことが可能になる。 さらに、他の活性な成分の拡散を容易にし、中皮細胞の活性化、癒着形成を予防するための繊維素溶解作用の刺激などの特定の薬理学的効果を得るために、二酸化炭素を、前記の活性な成分と共に、腹膜の表面全体に泡立たせることができる。
    【0012】
    本発明の調製物は、様々な濃度、好ましくは約1%と約30%の間(10%の濃度が好ましい)の範囲の二酸化炭素および/または最高で濃度300〜600mg/リットルの酸素を含む鉱泉水を含むことが可能である。
    【0013】
    二酸化炭素は、知られている種類の工業プロセスによって水に加えることができ、または二酸化炭素の準備なしで、例えば、水および乳酸に希釈した、等部のクエン酸と炭酸水素カリウムとを混合することによって実施することもできる。
    【0014】
    酸素は、圧力下でのバブリング、超音波処理、または酸素を水に溶解する他の知られている化学的または物理的な方法によって加えることができる。
    【0015】
    本調製物は、清浄、脱臭、脱感作、痒み止め、抗炎症、創傷治癒、誘導刺激(revulsive)、経皮性および修復性(reparatory)、抗細菌、抗寄生虫、抗真菌、抗ウイルス、抗浸出、コルチコステロイド、抗腫瘍、免疫調節、止血、血液流動(haemorheological)およびホルモンの各活性を有する物質も含むことが可能である。
    【0016】
    前記の物質は、水に溶解した二酸化炭素と反応し、したがって気泡の形の発生を妨げて沈殿または不溶性の塩を形成することのない処方を有することが好ましい。 二酸化炭素と反応して沈殿または不溶性の塩を形成する物質の使用は、本発明の調製物を使用する間、その濃度または処方が、気泡の形の二酸化炭素の発生をそれほど減少させない場合に許容される。
    【0017】
    本発明の調製物はまた、酸性環境で生存することが可能で、膣、結腸直腸、尿道、膀胱などの細菌感染異常によって引き起こされる障害を受けている正常な体腔において細菌叢を回復することが可能な、乳酸菌(lactobacilli)または他の二酸化炭素生成細菌などの細菌を含有することもできる。
    【0018】
    本発明の調製物は、担体またはウイルスなどの遺伝的材料の細胞への侵入を助けるために好都合に使用することができ、したがって前記の遺伝的材料の細胞膜への通過を助ける、水に溶解した二酸化炭素のおかげで、遺伝的材料の膜を通した通過が容易になる。 同様に、二酸化炭素の作用により、抗腫瘍化学療法物質の、細胞による吸収が容易になる、したがってその作用がより早く、より有効になる。
    【0019】
    本発明の調製物の使用は、二酸化炭素の気泡の発生によって発揮される力学的作用の結果としてのフィブリン断片、炎症細胞、粘液などの除去を助けるその能力ゆえに、前立腺切除後の膀胱腔および/または前立腺床および/または腎盂の術前、術中、および術後洗浄のために特に好都合である。 腎盂および尿道管の洗浄のための本発明の調製物の使用はまた、留置カテーテルを使用している患者、ならびに、特に慢性の細菌性、真菌性、またはウイルス性感染症の場合の、尿道口、男性外性器、および女性の尿道の衛生にとって特に好都合である。
    【0020】
    女性生殖器において、陰核を洗浄するための本発明の調製物の使用は、その解剖学的構造体の感受性および鬱血を強めるので、不感症および性交疼痛症を引き起こす症状を治療することができる。 膀胱洗浄のための本発明の調製物の使用は、二酸化炭素によってなされる膀胱表面の毛細血管の充血刺激が、有毒な排泄物の除去、ならびに本発明の調製物に加えることができる持続性の脱感作活性または麻酔活性をもつ成分の膀胱壁への浸透を助けるので、高頻度で切迫した尿意を伴う膀胱炎の場合に特に好都合である。
    【0021】
    二酸化炭素の充血作用は、化学療法薬またはBCG(ツベルクリン桿菌抽出物)の膀胱内注入など、活性な成分の浸透を必要とする全ての場合に好都合である。
    【0022】
    充血効果は、洗浄または潅流対象となる体腔に本発明の調製物を導入する前に、本発明の調製物を加熱または冷却することによって調節することができる。
    【0023】
    本発明の調製物はまた、管(auditory duct)、ファロピウス管、精管の脱閉塞(disobstruction)一般の後の洗浄用、外科的脱閉塞後の洗浄用、あるいは動脈の拡張用のエアロゾルに使用し、これらの創傷清拭を容易にすることができる。
    【0024】
    さらに具体的には、本発明の調製物が、大量の溶解された二酸化炭素を含有する場合、有毒な溶質の除去を助けるために、腹膜、胸膜、心膜、または頭蓋関節腔(cranial joint cavity)用の透析液として使用することもできる非経口潅流液を作成するための活性な成分を含むことが可能である。 本発明の調製物はまた、抗細菌または血液希釈機能をもつ輸血用調製物として使用するために、血液または血漿の固形成分も好都合に含むことができる。 この場合、血餅の溶解を助ける二酸化炭素との相乗効果を得るために、調製物中に抗凝血特性が知られているヘパリンまたはヘパリノイドなどの物質を含むことが好都合である。
    【0025】
    本発明の調製物は、外科手術および内視鏡的処置の前に、あるいは腸憩室炎、狭窄症またはアトニー、潰瘍性大腸炎またはクローン病を患う患者に排便および清浄用浣腸液を調製することによって症状を緩和し、細菌ならびに浸出塊および排出塊を除去し、活性成分の浸透およびリンパ吸収を促進することができる。
    【0026】
    水に溶解したガスが、亜酸化窒素などの麻酔ガスである場合、本発明の調製物を使用して、麻酔効果を得ることができる。
    【0027】
    本発明の調製物は、場合によりスプレー装置または絞り弁あるいは携帯型可変調製装置を備え付けた、ゴム製シリンジまたはスクイーズボトルを用いて投与することができる。
    【0028】
    実際には、本発明の調製物の組成は、本発明の法的保護内であれば、示されたものと異なってもよい。

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