Related how to use the medical dressing assembly and the assembly

申请号 JP2001583740 申请日 2001-04-12 公开(公告)号 JP2003533284A 公开(公告)日 2003-11-11
申请人 デイヴィッド・ジェイムズ・ジョンソン; 发明人 デイヴィッド・ジェイムズ・ジョンソン;
摘要 (57)【要約】 【解決手段】 医療手当て用品アッセンブリ及び該アッセンブリを使用する関連方法は、外部環境から患者の患部を隔離するための手段であって、該隔離手段の配置が、該患者の患部の少なくとも一部分を取り囲む体積部(14)を画成する、該隔離手段(12)と、物質を該体積部内に制御可能に導入するための手段(16)と、該体積部から物質を制御可能に排出するための手段(18)と、を含んでいる。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 医療手当て用品アッセンブリであって、 外部環境から患者の患部を隔離するための手段であって、該隔離手段の配置は、該患者の患部の少なくとも一部分を取り囲む体積部を画成する、前記隔離手段と、 前記体積部内に物質を制御可能に導入するための手段と、 前記体積部から物質を制御可能に排出するための手段と、 を含む、医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項2】 前記隔離手段は、手の医療手当て用品、前腕医療手当て用品、上腕医療手当て用品、顔面医療手当て用品、上半身医療手当て用品、下半身医療手当て用品、大腿医療手当て用品、下肢医療手当て用品、足及び足首の医療手当て用品、並びに、それらの組み合わせからなるグループのうち少なくとも1つのの形態に幾何学的に形成可能である、請求項1に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項3】 前記隔離手段は、 少なくとも1つの患者係合部材と、 前記少なくとも1つの患者係合部材と連係したカバー部材と、 を含む、請求項1に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項4】 前記少なくとも1つの患者係合部材は、前記患者の患部より大きい内周形状を有する、患者係合ベース部材を含む、請求項3に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項5】 前記患者係合ベース部材は、少なくとも部分的に接着剤と連係されている、請求項4に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項6】 前記接着剤は、保護用の剥ぎ取り部材で覆われている、請求項5に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項7】 前記少なくとも1つの患者係合部材は、患者係合ひも縛り部材を含む、請求項3に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項8】 前記患者係合ひも縛り部材は調整可能である、請求項7に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項9】 前記患者係合ひも縛り部材は、少なくとも部分的に接着剤と連係されている、請求項7に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項10】 前記接着剤は、保護用の剥ぎ取り部材で覆われている、請求項9に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項11】 前記カバー部材は、拡張可能であり、可変の体積を画成する、請求項3に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項12】 前記カバー部材は、実質的に透明であり、これによって前記患者の患部の観察を可能にする、請求項11に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項13】 前記カバー部材は、拡張不可能であり、固定された体積を画成する、請求項3に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項14】 前記カバー部材は、実質的に透明であり、これによって前記患者の患部の観察を可能にする、請求項13に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項15】 前記物質導入手段は、前記隔離手段と密封状態で連係された少なくとも1つの導管を含む、請求項1に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項16】 前記物質導入手段は、前記隔離手段と密封状態で連係された2つの導管を含む、請求項1に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項17】 前記物質導入手段は、前記体積部内への物質の導入率を制御するため、レギュレータ、クランプ、及び、フィルターのうち少なくとも1つと連係される、請求項1に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項18】 前記物質排出手段は、前記隔離手段と連係された少なくとも1つのアパーチャを含む、請求項1に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項19】 前記物質排出手段は、前記隔離手段と密封状態で連係された少なくとも1つの導管を含む、請求項1に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項20】 前記物質排出手段は、前記体積部からの物質の排出率を制御するため、レギュレータ、クランプ、及び、フィルターのうち少なくとも1つと連係される、請求項1に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項21】 制御されたガスを供給するための源を更に含む、請求項1
    に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項22】 前記制御されたガスは、空気、浄化空気、希ガス又は不活性ガス、酸素豊富なガス状混合物、酸素、並びに、それらの混合物からなるグループから選択される、請求項21に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項23】 前記物質導入手段と連係された冷却手段を更に含む、請求項1に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項24】 前記物質導入手段と連係された、蒸発器又は噴霧器のうち少なくとも1つを更に含む、請求項1に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項25】 前記物質排出手段と連係された、フィルター手段を更に含む、請求項1に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項26】 前記患部からの吐出物を収集するための手段を更に含む、
    請求項1に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項27】 前記体積部は、おおよそ周囲圧力から約69kPa(約1
    0ポンド/平方インチ)まで加圧可能である、請求項1に記載の医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項28】 医療手当て用品アッセンブリであって、 外部環境から患者の患部を隔離するための部材であって、少なくとも1つの患者係合部材と、該少なくとも1つの患者係合部材と連係されたカバー部材と、を含み、該隔離部材の配置は、該患者の患部の少なくとも一部分を取り囲む体積部を画成する、前記隔離部材と、 前記隔離手段と密封状態で連係される少なくとも1つの導入導管と、 前記隔離部材と密封状態で連係された少なくとも1つの排出導管と、 を含む、医療手当て用品アッセンブリ。 【請求項29】 患者の患部を手当てする方法であって、 少なくとも1つの患者係合部材及び該部材と連係されたカバー部材を有する隔離手段と、少なくとも1つの導入導管と、排出導管と、を備える、医療手当て用品アッセンブリを用意し、 前記患者の患部の少なくとも一部分が外部環境から隔離されるように、前記カバー部材と連係された前記隔離部材を該患者に操作可能に固定し、 前記少なくとも1つの導入導管を通して前記医療手当て用品アッセンブリ内に物質を供給し、 前記排出導管から外部環境へ物質を排出する、各工程を含む、方法。 【請求項30】 前記医療手当て用品アッセンブリ内に物質を供給する工程の前に、該物質を冷却する工程を更に含む、請求項29に記載の方法。 【請求項31】 前記少なくとも1つの導入導管を通して前記医療手当て用品アッセンブリ内に気化又は霧状にされた薬剤を導入し、次に、該薬剤を前記患者の局所部位に注入する工程を更に含む、請求項29に記載の方法。 【請求項32】 前記排出導管から外部環境へ物質を排出する工程は、該排出導管を該外部環境へ排出する前に該物質をフィルター処理する工程を備える、
    請求項29に記載の方法。 【請求項33】 前記隔離手段を前記患者に操作的に固定する工程は、風に乗って運ばれている外部環境からの物質が該患者の患部と実質的に接触しないようにする工程を備えている、請求項29に記載の方法。 【請求項34】 前記少なくとも1つの導入導管を通して前記医療手当て用品に物質を供給する工程は、前記患者の患部を取り囲む体積部を加圧する工程を備えている、請求項29に記載の方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、概して医療手当て用品アッセンブリに関し、より詳しくは、とりわけ、例えば、やけど、切り傷、すり傷、及び/又は、その他の異常部位等の患部を、該患部に接触することなく隔離する、医療手当て用品アッセンブリに関する。 本発明は、更に、そのような医療手当て用品アッセンブリを使用する関連方法に関する。 【0002】 【従来技術】 医療手当て用品アッセンブリは、何年にも亘って当該技術分野で知られてきた。 更には、医療と協同した医療手当て用品で患者の患部を処置することも同様に当該技術分野で周知されている。 実際には、慣行上、患者の幹部は、洗浄され、
    医療用軟膏で被覆され、次に、患部と直接接触する包帯又はガーゼで包まれる。
    加えて、ある種の患部では、患者が、例えば、1次及び/又は2次の細菌感染を処置するための1つ以上の抗生物質、鎮痛剤、及び/又は、痛み及び/又は外傷治療の苦悩を処置するための精神安定剤等の投薬治療を与えられることが必要となる。 上記の従来の医療手当て用品を使用して患者の幹部を処置することは、今日の医療慣行では常識となってきているが、そのような使用法は、幾つかの理由のため大きな問題をかかえたままになっている。 【0003】 従来の医療手当て用品に関連した第1の問題は、手当て用品が取り外されなければならならず、ほぼ定期的に、新しい手当て用品を、患部からの吐出物が患部にくっついて粘着しないように再度あてがわなければならないということである。 そのようなプロセスは、時間の浪費であり、面倒であり、特に、やけどの患者にとっては、手当て用品が除去されず、新しい手当て用品が吐出物の硬化即ちかさぶたが形成される前に再度あてがわれなければ、きわめて苦痛を伴うものである。 【0004】 従来の医療手当て用品の使用に関して認められる第2の問題は、典型的には患部が包帯で覆われ、これによって、患部の回りの空気循環を妨げるということである。 再び、やけどの患者にとっては、患部回りの循環は、循環された空気が、
    しばしば非常な苦痛を伴い長期間に亘って残存する「やけど後遺症状」の感覚から患者を救済するが故に、非常に望ましいものである。 【0005】 従来の医療手当て用品に関連する第3の問題は、それが、流体が患者の患部から出ることを実質的には妨げていないということである。 かくして、患者は、特に、患部が大きくて及び/又は深部である場合には、流体損失の結果として、非常に急速に脱症状を起こし得る。 周知されているように、患者の脱水は、他の多くの重大な、時折、致死的となり得る合併症へとつながるおそれがある。 【0006】 加えて、従来の医療手当て用品は、患部が直接覆われ及び/又は包まれるが故に、患部への投薬の連続的で局所的な適用をも実質的に除外してしまう。 かくして、患者は、典型的には、大量の薬物を経口又は動脈注射で投与される。 それらの多くは、特に高い濃度で、不利な副作用を持つ。 例えば新世代の抗生物質等の強な薬物の高い濃度での長引く投与は、患者が時間の経過と共に薬物投与に対する抵抗力を上げ、これにより薬剤の効果を少なくさせ、時折、完全にその効果を無くすが故に、最適とはいえない。 その上、従来の手段を使用して薬剤投与を施す際の濃度要求に起因して、患者は、特定の濃度より多い状態で悪い作用が観察されると、特定の薬剤を受けることができなくなる。 【0007】 更には、従来の医療手当て用品の使用法は、医者又は看護婦が治療又は合併症のため患部を観察しようとするとき問題を孕むものとなり得る。 観察のため医療手当て用品を少なくとも部分的に除去しなければならないからである。 【0008】 最後に、たとえ従来の医療手当て用品が患者の患部を覆っていたとしても、患部は、外部環境から完全には隔離されず、風に乗って運ばれる有害な汚染物質及び他の望ましくない物質が、何の気なしに患部と接触するに至り、更には、治療プロセスを困難にさせる。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】 従って、本発明の目的は、従来の医療手当て用品に伴う、前述した損害及び/
    又は合併症を救済する、医療手当て用品アッセンブリを提供することである。 【0010】 本発明の上記及び他の目的は、本明細書、請求の範囲及び図面に照らし合わせたとき明らかとなろう。 【0011】 【課題を解決するための手段】 本発明は、医療手当て用品アッセンブリであって、(a)外部環境から患者の患部を隔離するための手段であって、該隔離手段の配置は、該患者の患部の少なくとも一部分を取り囲む体積部を画成する、隔離手段と、(b)該体積部内に物質を制御可能に導入するための手段と、(c)該体積部から物質を制御可能に排出するための手段と、を含む、医療手当て用品アッセンブリに関する。 【0012】 本発明の好ましい実施形態では、隔離手段は、手の医療手当て用品、前腕医療手当て用品、上腕医療手当て用品、顔面医療手当て用品、上半身医療手当て用品、下半身医療手当て用品、大腿医療手当て用品、下肢医療手当て用品、足及び足首の医療手当て用品、並びに、それらの組み合わせからなるグループのうち少なくとも1つのの形態に幾何学的に形成可能である。 【0013】 本発明の別の好ましい実施形態では、隔離手段は、(a)少なくとも1つの患者係合部材と、(b)該少なくとも1つの患者係合部材と連係したカバー部材と、を含む、この実施形態では、該少なくとも1つの患者係合部材は、患者の患部より大きい内周形状を有する、患者係合ベース部材を含む。 そのような患者係合ベース部材は、少なくとも部分的に接着剤と連係されており、好ましくは、該接着剤は、保護用の剥ぎ取り部材で覆われているのがよい。 その代わりに、少なくとも1つの患者係合部材は、調整可能である患者係合ひも縛り部材をオプションで含んでいてもよく、該患者係合ひも縛り部材は、少なくとも部分的に接着剤と連係されており、該接着剤は、好ましくは、保護用の剥ぎ取り部材で覆われているのがよい。 【0014】 本発明の更に別の好ましい実施形態では、カバー部材は、固定された及び/又は可変である体積部を各々画成するため、拡張不可能及び/又は拡張可能であるとすることができる。 好ましくは、カバー部材は、実質的に透明であり、これによって前記患者の患部の観察を可能にするのがよい。 【0015】 本発明の好ましい実施形態では、物質導入手段及び/又は物質排出手段は、体積部内への物質の導入率/体積部からの物質の排出率を制御するため、レギュレータ、クランプ、及び、フィルターのうち少なくとも1つを備えている。 【0016】 本医療手当て用品アッセンブリは、制御されたガスを供給するための源を更に含み、該制御されたガスは、空気、浄化空気、希ガス又は不活性ガス、酸素豊富なガス状混合物、酸素、並びに、それらの混合物等々である。 【0017】 本発明の更に別の好ましい実施形態では、医療手当て用品アッセンブリは、(
    a)物質導入手段と連係された冷却手段と、(b)該物質導入手段と連係された、蒸発器又は噴霧器のうち少なくとも1つと、(c)物質排出手段と連係された、フィルター手段と、(d)を患部からの吐出物を収集するための手段と、を更に含んでいる。 【0018】 本発明の医療手当て用品アッセンブリは、おおよそ周囲圧力から約69kPa
    (約10(psi))まで加圧可能であるとも考えられる。 本発明は、医療手当て用品アッセンブリであって、(a)外部環境から患者の患部を隔離することができる隔離部材であって、該隔離部材は、(1)少なくとも1つの患者係合部材と、(2)該少なくとも1つの患者係合部材と連係されたカバー部材と、を含み、該隔離部材の配置は、該患者の患部の少なくとも一部分を取り囲む体積部を画成する、隔離部材と、(b)該隔離手段と密封状態で連係される少なくとも1つの導入導管と、(c)該隔離部材と密封状態で連係された少なくとも1つの排出導管と、を含む、医療手当て用品アッセンブリにも関する。 【0019】 本発明は、更に、患者の患部を手当てする方法であって、(a)(1)少なくとも1つの患者係合部材及び該部材と連係されたカバー部材を有する隔離手段と、(2)少なくとも1つの導入導管と、(3)排出導管と、を備える、医療手当て用品アッセンブリを用意し、(b)患者の患部の少なくとも一部分が外部環境から隔離されるように、カバー部材と連係された隔離部材を該患者に操作可能に固定し、(c)少なくとも1つの導入導管を通して医療手当て用品アッセンブリ内に物質を供給し、(d)排出導管から外部環境へ物質を排出する、各工程を含む、方法にも関する。 【0020】 【発明の実施の形態】 以下、図面を参照して本発明を説明する。 本発明は、多数の異なる形態の実施形態を受け入れる余地があるが、幾つかの特定の実施形態を図面に示し、本文中に詳細に説明している。 このとき、本開示内容は、本発明の原理の一例として考えられるべきであり、本発明を図示の実施形態に限定するものではないということが理解されるべきである。 【0021】 本文中で参照された、同様若しくは類似の構成要素及び/又は構成部品は、これらの図面を通して同様の参照番号により同定されることが理解されよう。 ここで、図面、特に図1Aを参照すると、医療手当て用品10の斜視的な概略表現が示されている。 該医療手当て用品は、全体として、例えばやけど、切り傷、すり傷、及び/又は、他の異常部位等の患部を外部環境から隔離するための手段12であって、該手段12の配置が患者の患部の少なくとも一部分を取り囲む体積部14(図1B)を画成する該隔離手段12と、該体積部内に物質を制御可能に導入するための手段16と、該体積部から物質を制御可能に排出するための手段18と、を含んでいる。 図1Aは、医療手当て用品アッセンブリ10の単なる概略表現であることが理解されよう。 かくして、構成部品の幾つかを、それらの図面としての明瞭さのため、それらの実際のスケールから変えている。 【0022】 本発明の開示という目的のため、医療手当て用品アッセンブリ10の隔離手段12は、患者係合ベース部材20と、該部材と密閉した状態で連係されるカバー部材22と、を備えることができる。 好ましくは、患者係合ベース部材20は、
    患者の患部よりも大きい内周形状を備えるのがよい。 図1Aで更に示されるように、患者係合ベース部材20の下面は、接着剤24を少なくとも部分的に伴っていてもよい。 必ずしも必要ではないが、接着剤24は、痛みを最小にするように患者の患部を取り囲む低刺激性の材料から作られているのが好ましい。 加えて、
    接着剤24は、従来のバンドエイドの裏張り材料と連係したものに類似した、保護剥ぎ取り部材25(図1B)で全体的に又は部分的に覆われていてもよい。 患者係合ベース部材は、当該技術分野で周知されている、天然及び合成のポリマー樹脂及び/又は合成物等の快適な材料から製作されるのが好ましい。 図示の目的のみのため、好ましい製作材料が開示されたが、金属、セラミックス、並びに、
    市販されている両面テープを含む幾つかの他の材料の使用も同様に考えられる。 【0023】 本発明の開示の目的のため、カバー部材22は膨張可能であり、詳細を後述されるように、体積部14が、とりわけ、カバー部材22のこの厚さ、並びに、体積部14内の内圧に依存して変化することを可能にしている。 その代わりに、カバー部材22は、患部の処理の間に体積部14を一定に維持することを可能にする、膨張不可能な材料から作られていてもよい。 カバー部材22は、患者の患部の観察を可能にするように実質的に透明であるのが好ましい。 加えて、体積部1
    4が、おおよそ周囲圧から約69kPa(10ポンド/平方インチ)まで加圧可能であるのが望ましい。 そのような加圧は、特に患者の患部が、吐出物及び流体損失が急激に起こり得るほど大きいとき、患者が脱水するようになることを事実上防止することができる。 好ましい圧力範囲が、図示の目的のみのため開示されたが、そのような要求圧力は、傷毎に変化するということ、並びに、加圧体積部14に対する制限は当該圧力が患部及びひいては患者の脱水を減少させるのに十分でなければならないということのみであることが理解されよう。 カバー部材2
    2は、幾つかの材料のうち任意の一つから製作してもよいが、膨張可能なラテックス型材料が好ましい。 【0024】 図2A乃至図2Iで最も良く示されているように、医療手当て用品アッセンブリ10は、例えば、手の手当て用品(図2A)、前腕の手当て用品(図2B)、
    上腕部手当て用品(図2C)、顔面手当て用品(図2D)、上半身手当て用品(
    図2E)、下半身手当て用品(図2F)、大腿手当て用品(図2G)、下肢手当て用品(図2H)、足及び足首手当て用品(図2I)にならった形状を含む、幾つかの幾何学的形状のうち任意の一つに形成され得る。 そのような実施形態では、医療手当て用品アッセンブリ10は、1つ又は複数の患者係合ひも縛り部材2
    6を含んでいてもよい。 【0025】 患者係合ひも縛り部材26は、患者の患部を、外部環境から効果的に封鎖するように機能し、天然及び合成のポリマー樹脂及び/又は合成物を始めとする幾つかの材料のうち任意の一つから製作することができる。 好ましくは、患者係合ひも縛り部材26は、多数の異なる寸法を持つ患者に適合するため調整可能であるのがよい。 必ずしも必要であるわけではないが、患者係合ひも縛り部材26の頂部表面及び底部表面のいずれか一方又は両方は、少なくとも部分的に、低刺激性又はそうでない、接着剤で被覆することができる。 図1Aの患者係合ベース部材20の下側と同様に、患者係合ひも縛り部材26の下側は、保護の剥ぎ取り部材で覆われた接着剤が形成されていてもよい。 その代わりに、患者係合ひも縛り部材26は、結び固定機構、及び/又は、フック及びループ固定機構、例えば、多数の販売元から市販されているベルクロ等を備えていてもよい。 【0026】 図1A及び図2A乃至図2Iで最も良く示されているように、物質導入手段1
    6は、1つ又は複数の導管28を備えることができる。 導管28は、隔離手段1
    2と、特に、患者係合ベース部材20、患者係合ひも縛り部材26及び/又はカバー部材22のうち少なくとも1つと密封した状態で連係されるのが好ましい。
    導管28は、コネクター30により隔離手段12に直接接続されているのが好ましい。 コネクター30は、特定のコネクターが実質的に密封シール部を形成することができる限り、当業者にとって既知であろう幾つかの形態のうち任意の一つとすることができる。 コネクター30が特定の位置で示されたが、本発明によれば、他の幾つかの位置が考えられることが理解されよう。 導管28は、様々な内径及び/又は外径を備えて形成され得るということが更に理解されよう。 【0027】 本発明によれば、図1Aで最も良く示されているように、物質導入手段16は、スリッター32により単一の導入部から多数の導入部まで経路を分岐することができ、物質が多数の所定位置で体積部14内に導入されることを可能にする、 図3に示されているように、物質導入手段16は、1つ又は複数の物質導入率調整手段46と連係することができる。 この物質導入率調整手段46は、例えば、圧力レギュレータ、連係した導管28を締め付け又は狭めるためのクランプ、
    又は、フィルター等である。 該フィルターは、物質導入手段16から望ましくない物質を除去することに加えて、とりわけ、該フィルターの厚さ及び多孔率に依存して物質導入率を調整するための機構として選択的に機能することができる。 【0028】 図1A及び図2A乃至図2Iで最も良く示されているように、物質排出手段1
    8は、1つ又は複数の導管28を備えることができる。 物質導入手段16と同様に、1つ又は複数の導管28は、隔離手段12と、特に、患者係合ベース部材2
    0、患者係合ひも縛り部材26及び/又はカバー部材22のうち少なくとも1つと密封した状態で連係されるのが好ましい。 導管28は、コネクター30により隔離手段12に直接接続されているのが好ましい。 コネクター30は、特定のコネクターが実質的に密封シール部を形成することができる限り、当業者にとって既知であろう幾つかの形態のうち任意の一つとすることができる。 図示の目的のみのため、物質排出手段18が1つ又は複数の導管28を含むものとして開示されたが、所定サイズの隔離手段12と連係した1つ又は複数のアパーチャを、追加として、或いは、代わりとして含んでいてもよい。 【0029】 再び、図3を参照すると、物質排出手段18は、1つ又は複数の物質排出率調整手段48と連係することができる。 この物質導排出率調整手段48は、例えば、圧力レギュレータ、連係した導管28を締め付け又は狭めるためのクランプ、
    又は、フィルター等である。 該フィルターは、物質排出手段18から望ましくない物質を除去することに加えて、とりわけ、該フィルターの厚さ及び多孔率に依存して物質排出率を調整するための機構として選択的に機能することができる。 【0030】 図3に示されているように、医療手当て用品アッセンブリ10は、制御されたガスを供給するための源38を含むのが好ましい。 医療手当て用品アッセンブリ10と連係して使用される特別の制御ガスは用途毎に変わるが、好ましく制御されたガス源は、空気、浄化空気、希ガス、不活性ガス、酸素濃縮ガス状混合物、
    酸素、及び、その混合物を含んでいることが理解されよう。 【0031】 再び、図3を参照すると、医療手当て用品10は、物質導入手段16を冷却するための手段40とオプションで連係されてもよい。 そのような冷却手段は、例えば、氷、氷水、水又は他の冷却物質で充填された容器を含んでいてもよく、この容器に、物質導入手段16を浸漬させ、或いは、他の仕方で連係させることができる。 加えて冷凍容器を始めとして、本発明と連係して使用するための、他の冷却手段が考えられる。 勿論、冷却手段の型式は、特定の状況の応じて変えられよう。 例えば、病院型式の設置手段に拘束された患者は、制御された冷凍容器を供給されてもよく、例えば兵士等の野外での患者は、物質導入手段16の回りに配置された、押しつぶし可能な冷却パックを単にあてがわれるだけであってもよい。 【0032】 図3にも示されるように、医療手当て用品10は、例えば、物質導入手段16
    と連係された、蒸発器又は噴霧器等の薬剤分配手段42をオプションで含んでいてもよい。 そのような特徴は、ほとんどの薬剤が経口導入又は動脈導入を介して大量に加えられるが故に、非常に望ましい。 本発明によれば、薬剤は、蒸発され、及び/又は、霧状に吹き付けられ、次いで物質導入手段16内に導入されることができる。 これは、従来の上述した薬剤添加手段より事実上低い濃度にある患部へと直接注がれる。 そのような実施形態を使用することは、患者が、患部を処置するのに必要となる量の薬剤のみを受け取ることを可能にする。 このことは、
    患者が薬剤に対する抵抗を強める前の時間期間を事実上延長させることができ、
    ある場合には、該時間期間を無くしてしまう。 加えて、薬剤の濃度を事実上減少させることができるので、強力な治療薬剤及び/又は鎮痛剤に連係した多くの悪い副作用を、最小に又は完全に無くすことができる。 確かに、患部への薬剤投与におけるそのような改善は、多大な有益な結果をもたらす。 【0033】 好ましい実施形態では、図3に示されるように、医療手当て用品10は、患者の患部からの吐出物を収集するための手段44をオプションで含んでいてもよい。 吐出物収集手段44は、隔離手段12と連係したアパーチャ50を介した重力排出手段として機能するのが好ましい。 導管28は、所定位置に吐出物を差し向けることを援助するコネクター40を介してアパーチャ50に取り付けられるのが好ましい。 図示しないが、吐出収集手段44は、患部からの望ましくない吐出物の除去を促進するため、吸引機構とも連係することもできる。 【0034】 少なくとも1つの患者係合部材、これと連係したカバー部材、少なくとも1つの導入導管及び排出手段を有する隔離部材を備える、医療手当て用品10は、動作中に、患者に配置され、これにより、患者の患部の少なくとも一部分が外部環境から隔離されるように患者に隔離部材を作動的に固定する。 第2には、制御されたガス及び/又は薬剤等の物質は、少なくとも1つの導入導管を介して医療手当て用品アッセンブリ内に供給され、体積部14(図1B)内部の圧力を増大させる。 体積部14内部に維持された第3の物質は、外部環境内に排出される。 外部環境からの物質が体積部14及び順次患者の患部に入ることを事実上防止するためシステムが正の内圧を維持するように、排出率が物質の導入率よりも小さくなるように設定されるのが好ましい。 【0035】 上述した方法は、次の工程のうち少なくとも1つを含むのが好ましい。 即ち、
    物質を医療手当て用品アッセンブリ内に供給する工程の前に当該物質を冷却する工程と、物質導入手段を介して医療手当て用品アッセンブリ内に気化し又は霧状にされた薬剤を導入する工程と、次いで、患者の局所的な患部に薬剤を注入する工程と、である。 【0036】 必ずしも必要ではないが、排出物からの物質を外部環境へ排出する工程は、外部環境へ排出物を排出する前に当該物質をフィルター処理する工程を含むことができる。 【0037】 医療手当て用品アッセンブリ10を使用することは、幹部を有する患者に益をもたらす。 多数の利益には、(1)隔離手段が外部環境からの物質が患者の患部と接触することを事実上防止する、(2)例えば酸素等の物質の制御された導入は、やけど患者により感じられる「燃焼感覚(burning sensation)」を事実上無くすことができる、(3)医療手当て用品アッセンブリは患部と直接接触せず、これにより従来の医療手当て用品と比べて患部に伴う苦痛を軽減させる、(4
    )医療手当て用品アッセンブリの体積部内部の圧力は、流体損失及び脱水に伴う併発症を事実上除外する、(5)患部が容易に観察可能であり、これにより医者又は看護婦が、医療手当て用品アッセンブリをかき乱すこと無しに患部を検査することを可能にする、(6)物質導入手段がガスの流れを発生し、これにより患部を適切に循環させ、苦痛並びにこれに伴う治療時間の両方を減少させる、(7
    )薬剤の注入が原則的に局所化され、薬剤の濃度を事実上減少させ、これにより、連係した抵抗の増強を延長させ、並びに、不利な副作用を最小にする。 加えて、ある環境下では、他の仕方では不利なアレルギーを持つであろう患者に特定の薬剤を投与することができるほど薬剤の濃度が十分に低くなり得る。 【0038】 前述した説明は本発明を単に説明し図示しただけであり、本発明は、請求の範囲が制限される限りの範囲を除いて、これらに限定されるものではなく、それら以前の開示内容を知る当業者は、本発明の範囲から逸脱すること無しに変更をなすことができるであろう。 【図面の簡単な説明】 【図1】 図面のうち図1Aは、本発明に係る医療手当て用品アッセンブリの分解斜視図である。 図面のうち図1Bは、本発明に係る医療手当て用品アッセンブリの側立面図である。 【図2】 図面のうち図2A乃至図2Iは、本発明に従って製作された医療手当て用品アッセンブリの様々な幾何学的形態の斜視図である。 【図3】 図面のうち図3は、本発明に係る医療手当て用品アッセンブリの斜視図である。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW

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