差込み便器用おむつ |
|||||||
申请号 | JP2014019757 | 申请日 | 2014-02-04 | 公开(公告)号 | JP5689991B1 | 公开(公告)日 | 2015-03-25 |
申请人 | 恵子 齋藤; 恵子 齋藤; | 发明人 | 恵子 齋藤; 恵子 齋藤; | ||||
摘要 | 【課題】差込み便器と差込み便器用おむつとを手際よく短時間でセットすることができ、長時間快適に装着できるようにした差込み便器用おむつを提供すること。【解決手段】排便受け部14と尻受け部13を有する差込み便器9における前記排便受け部14に対応させておむつ本体67に排泄孔74を形成して、前記差込み便器9の内側にセットして使用される差込み便器用おむつ66において、前記おむつ本体67の外面に、前記尻受け部13の差し込み孔79を形成するための便座受けシート78を設け、前記差し込み孔79の深さを、前記尻受け部13を差し込んだとき前記排便受け部14と排泄孔74が一致するように形成し、また、前記便座受けシート78は、吸湿性と防 水 性を有し、少なくとも排便受け部14を差込み便器9の下から包み込むことのできる大きさとする。【選択図】図1 | ||||||
权利要求 | 排便受け部と尻受け部を有する差込み便器における前記排便受け部に対応させておむつ本体に排泄孔を形成して、前記差込み便器の内側にセットして使用される差込み便器用おむつにおいて、前記おむつ本体の外面に、 吸湿性と防水性を有し、少なくとも前記排便受け部を差込み便器の下から包み込むことのできる大きさからなり前記尻受け部の差し込み孔を形成するための便座受けシートを設け、前記差し込み孔の深さを、前記尻受け部を差し込んだとき前記排便受け部と排泄孔が一致するように形成したことを特徴とする差込み便器用おむつ。 略水平皿状の排便受け部と略垂直溝状の排尿受け部を有する便座本体部と、この便座本体部の背後と下面から嵌合される後カバー部と、前記便座本体部の前端部に設けられる尻受け部とを有する差込み便器における前記排便受け部に対応させておむつ本体に排泄孔を形成して、前記差込み便器の内側にセットして使用される差込み便器用おむつにおいて、前記おむつ本体の外面に、前記尻受け部の差し込み孔を形成するための便座受けシートを設け、前記差し込み孔の深さを、前記尻受け部を差し込んだとき前記排便受け部と排泄孔が一致するように形成し、 前記便座受けシートは、吸湿性と防水性を有し、少なくとも前記排便受け部を差込み便器の下から包み込むことのできる大きさからなり、便座本体部と後カバー部に貼着可能に構成したことを特徴とする差込み便器用おむつ。 |
||||||
说明书全文 | 本発明は、要介護者のための差込み便器用おむつに関するもので、さらに詳しくは、身動きの不自由な重度要介護者が排泄物処理装置により排尿・排便を自動で処理するときに股間に差込み便器を使用するが、この差込み便器とともに使用され、尿や臭いの漏れをできるだけ防止して股間を清潔に保ち、不快感を軽減するための差込み便器用おむつに関するものである。 本特許出願の発明者らは、介護施設の患者、寝たきり老人等の要介護者の排尿・排便を自動で検知して排泄処理をするために、要介護者の股間に装着する差込み便器と共に使用する差込み便器用おむつをすでに提案した(特許文献1,2及び3)。 従来の排泄補助具着用カバー200は、以下のような問題点を有していた。 本発明は、差込み便器と差込み便器用おむつとを手際よく短時間でセットすることができ、排便受け部や排尿受け部の周りを濡らすことなく長時間快適に装着できるようにした差込み便器用おむつを提供しようとするものである。 本発明は、排便受け部14と尻受け部13を有する差込み便器9における前記排便受け部14に対応させておむつ本体67に排泄孔74を形成して、前記差込み便器9の内側にセットして使用される差込み便器用おむつ66において、前記おむつ本体67の外面に、前記尻受け部13の差し込み孔79を形成するための便座受けシート78を設け、前記差し込み孔79の深さを、前記尻受け部13を差し込んだとき前記排便受け部14と排泄孔74が一致するように形成したことを特徴とし、また、前記便座受けシート78は、吸湿性と防水性を有し、少なくとも排便受け部14を差込み便器9の下から包み込むことのできる大きさとしたことを特徴とする。 請求項1記載の発明によれば、排便受け部と尻受け部を有する差込み便器における前記排便受け部に対応させておむつ本体に排泄孔を形成して、前記差込み便器の内側にセットして使用される差込み便器用おむつにおいて、前記おむつ本体の外面に、 吸湿性と防水性を有し、少なくとも前記排便受け部を差込み便器の下から包み込むことのできる大きさからなり前記尻受け部の差し込み孔を形成するための便座受けシートを設け、前記差し込み孔の深さを、前記尻受け部を差し込んだとき前記排便受け部と排泄孔が一致するように形成したので、差込み便器用おむつの外面の差し込み孔の奥に接するまで差込み便器の尻受け部を差し込むだけで差込み便器の排便受け部と差込み便器用おむつの排泄孔を一致させることができ、一致させる作業が極めて簡単で、要介護者への装着を迅速、かつ、正確に行える。 また、要介護者への装着に不慣れな人にも簡単かつ確実に漏れを防止でき、また、体位変換しても漏れることがない。 請求項2記載の発明によれば、 略水平皿状の排便受け部と略垂直溝状の排尿受け部を有する便座本体部と、この便座本体部の背後と下面から嵌合される後カバー部と、前記便座本体部の前端部に設けられる尻受け部とを有する差込み便器における前記排便受け部に対応させておむつ本体に排泄孔を形成して、前記差込み便器の内側にセットして使用される差込み便器用おむつにおいて、前記おむつ本体の外面に、前記尻受け部の差し込み孔を形成するための便座受けシートを設け、前記差し込み孔の深さを、前記尻受け部を差し込んだとき前記排便受け部と排泄孔が一致するように形成し、前記便座受けシートは、吸湿性と防水性を有し、少なくとも前記排便受け部を差込み便器の下から包み込むことのできる大きさからなり、便座本体部と後カバー部に貼着可能に構成したので、差込み便器用おむつの外面の差し込み孔の奥に接するまで差込み便器の尻受け部を差し込むだけで差込み便器の排便受け部と差込み便器用おむつの排泄孔を一致させることができ、一致させる作業が極めて簡単で、要介護者への装着を迅速、かつ、正確に行え、要介護者への装着に不慣れな人にも簡単かつ確実に漏れを防止でき、また、体位変換しても漏れることがない。 本発明による差込み便器用おむつ66は、排便受け部14と尻受け部13を有する差込み便器9における前記排便受け部14に対応させておむつ本体67に排泄孔74を形成して、前記差込み便器9の内側にセットして使用される差込み便器用おむつ66において、前記おむつ本体67の外面に、前記尻受け部13の差し込み孔79を形成するための便座受けシート78を設け、前記差し込み孔79の深さを、前記尻受け部13を差し込んだとき前記排便受け部14と排泄孔74が一致するように形成し、前記便座受けシート78は、吸湿性と防水性を有し、少なくとも排便受け部14を差込み便器9の下から包み込むことのできる大きさとする。 本発明による差込み便器用おむつ66は、おむつ本体67を腰回り包み部68と股間回り包み部70と腹回り包み部69に区分してなる差込み便器用おむつ66において、前記股間回り包み部70の略中央に排泄孔74を形成し、この排泄孔74に臨ませて男性器保持部80を設け、この男性器保持部80は、互いに隙間をもった2本の平行な突条体を排泄孔74に向けて形成する。 本発明による差込み便器用おむつ66は、排便受け部14と排尿受け部15を有する差込み便器9における前記排便受け部14と排尿受け部15に対応させておむつ本体67の股間回り包み部70に排泄孔74を形成して、前記差込み便器9の内側にセットして使用される差込み便器用おむつ66において、前記排泄孔74に臨ませた股間回り包み部70の外面に、前記股間回り包み部70の一部を差込み便器9側に引き込み固定して股間回り包み部70の内部に隙間を形成するための隙間保持テープ81を設け、この隙間保持テープ81に交差する方向に、この隙間保持テープ81を保持するための隙間保持テープ82を股間回り包み部70の外面に設ける。 本発明による差込み便器用おむつ66は、おむつ本体67を腰回り包み部68と股間回り包み部70と腹回り包み部69に区分してなる差込み便器用おむつ66において、前記股間回り包み部70の略中央に排泄孔74を形成し、前記股間回り包み部70の内面で、前記排泄孔74の両側に臨ませてそれぞれおむつ本体67の長手方向に伸びた内側ギャザーテープ77aと外側ギャザーテープ77bを設け、これらの内側ギャザーテープ77aと外側ギャザーテープ77bは、それぞれ内側縁部と両端縁部をおむつ本体67に接着し、外側縁部を弾性材で収縮するように構成する。 図1は、本発明による差込み便器用おむつ66の組み立て後の内面からみた斜視図であり、図2は、同じく外面からみた斜視図である。 (1)第1工程 図3において、(a−1)は、差込み便器用おむつ66の内面からみた図、(a−2)は、A−A線端面図である。 (2)第2工程 図3において、(b−1)は、差込み便器用おむつ66の内面からみた図、(b−2)は、B−B線端面図である。 (3)第3工程 図4において、(c−1)は、差込み便器用おむつ66の内面からみた図、(c−2)は、C−C線端面図である。 (4)第4工程 図4において、(d)は、差込み便器用おむつ66の外面からみた図である。 (5)第5工程 図5において、(e)は、差込み便器用おむつ66の外面からみた図である。 (6)第6工程 図5において、(f)は、差込み便器用おむつ66の外面からみた図である。 つぎに、本発明の差込み便器用おむつ66とともに使用される差込み便器9の一例を説明する。 前記排便受け部14は、前端から後端にやや傾斜しており、後端に連通して排便吸引孔19となる筒部が一体に突出しており、この排便受け部14の前端部には、洗浄水ノズル17が設けられている。 また、前記排便受け部14の左右の縁部から前記排尿受け部15の縁部に連続する部分にかけて2〜3cm程度の幅の広い太股受け部16が両側にわずかに傾斜して設けられている。 前記排便受け部14の背面には、図示しない配線板が設けられ、この配線板に搭載した1個の大便センサ23が排便受け部14の上面の略中央に露出し、4個の小便センサ24が大便センサ23の周りに露出して設けられている。 前記洗浄水ノズル17の上端部には、肛門と陰部を洗浄する上向き噴射ノズルが水平に対し40〜50度の角度で設けられ、また、側面部には、排便受け部14の上面全体に噴射するように略180度の広角の水平噴射ノズルが設けられている。 この洗浄水ノズル17の下端部には、後述する送水管54と連結する導水管が連結されている。 前記後カバー部11は、前記便座本体部10との底面側と背面側と側壁側とにやや隙間をもって固着され、前記便座本体部10の排便受け部14と排尿受け部15の背面から取り付けられる。 この後カバー部11の背面側には、下から順に、排泄物吸引ホース52、空気供給管53、送水管54、電気コード55が設けられている。 前記排泄物吸引ホース52は、つぶれないが屈曲可能な材質からなり、要介護者が差込み便器9を装着したままで、腰をかがめて起き上がるのを容易にしている。 次いで、図7に示すように、褥瘡防止用の第1褥瘡防止材57と第2褥瘡防止材58と第3褥瘡防止材59を装着時に皮膚が圧迫される部分に嵌め込む。 前記第1褥瘡防止材57は、排尿受け部15の両側の縁部に上から被せ、前記第2褥瘡防止材58は、太股受け部16の上に上から被せる。 第1褥瘡防止材57と第2褥瘡防止材58は、一体のものでもよい。 以上のように構成された差込み便器9と差込み便器用おむつ66をセットして装着する順序を説明する。 (2)差込み便器用おむつ66と差込み便器9をセットして要介護者の股間にあてがう。 このとき、臀部が尻受け部13の第3褥瘡防止材59の上に載るようにすると、肛門85が排便受け部14の大便センサ23のほぼ真上に位置し、太股の根元部分が差込み便器9の太股受け部16に被せた第2褥瘡防止材58に差込み便器用おむつ66を介在して密着する。 また、排泄孔74の両側には、それぞれ2本ずつの内側ギャザーテープ77aと外側ギャザーテープ77bが立ち上がって、太股の根元部分に密着して尿や洗浄水の漏れと臭いの漏れを可能な限り防止している。 (3)密着したら、腹回り包み部69を患者等の腹の上まで折り返す。 このとき、患者等が男性の場合、男性器保持部80の間に男性器を位置させて尿道が排尿受け部15に正しく向くように位置させる。 患者等が女性の場合、女性器は排尿受け部15の洗浄水ノズル18に略対峙する。 (4)患者等の腹の上から腹回り包み部69を巻き込み、この腹回り包み部69の両側から腰部ギャザー73aを伸ばしながら腰回り包み部68を被せて固着片71の面ファスナー72を腹回り包み部69の面ファスナー72に係止する。 (5)差込み便器9の排便受け部14と排尿受け部15と患者等の泌尿器との間に適正な空間を形成して、糞尿が排泄孔74の周りの差込み便器用おむつ66に付着しないようにするため、隙間保持テープ81を引き込んで、差込み便器用おむつ66の外面を差込み便器9の第1褥瘡防止材57に密着させつつ、この隙間保持テープ81の剥離紙を取り除いて便座本体部10の背面部に貼り付け、更に、隙間保持テープ81が剥がれないように、隙間保持テープ81に交差して隙間保持テープ82を便座本体部10の外側面に接着する。 このとき、図7に示すように、排尿受け部15の上端部が後方にやや傾いているが、第1褥瘡防止材57の前面が略垂直になっているので、排尿受け部15と患者等の泌尿器との間に適正な空間が形成される。 (6)しかし、差込み便器用おむつ66と差込み便器9のセットの仕方が不十分なため、排便受け部14と排尿受け部15の両側から漏れる恐れがあることをさらに防止するため、差込み便器用おむつ66の外面の便座受けシート78を延長させて排便受け部14の外側を包み込み、便座受けシート78の剥離紙を除いて便座本体部10と後カバー部11に隙間なく貼り付ける。 便座受けシート78は、防水と吸水の機能を持たせることにより、差込み便器9の外部に漏れることから確実に防止する。 以上のようにした差込み便器用おむつ66と差込み便器9をセットして装着し、排便、排尿を大便センサ23や小便センサ24で感知すると、図示しない排泄物処理装置が駆動して差込み便器9内の排便と排尿を排便吸引孔19から吸引処理し、温水で洗浄し、温風で乾燥する。 10…便座本体部、11…後カバー部、12…前蓋部、13…尻受け部、14…排便受け部、15…排尿受け部、16…太股受け部、17、18…洗浄水ノズル、19…排便吸引孔、23…大便センサ、24…小便センサ、39…導風板部、46…送風路、52…排泄物吸引ホース、53…空気供給ホース、54…送水管、55…電気コード、57…第1褥瘡防止材、58…第2褥瘡防止材、59…第3褥瘡防止材、60…切り込み線、61…便座固着紙、62…内側防水紙、63…外側防水紙、66…差込み便器用おむつ、67…おむつ本体、68…腰回り包み部、69…腹回り包み部、70…股間回り包み部、71…固着片、72…面ファスナ、74…排泄孔、75…貼着代、76…クッション材、78…便座受けシート、79…差し込み孔、80…男性器保持部、81…隙間保持テープ、82…隙間保持テープ、84…男性器、85…肛門、88…内壁部、89…切り欠き。 |