患者ベッド制御のための介護者汎用遠隔カート

申请号 JP2015046956 申请日 2015-03-10 公开(公告)号 JP2015171533A 公开(公告)日 2015-10-01
申请人 ヒル−ロム サービシズ,インコーポレイテッド; 发明人 ゼルフセン,ロバート マーク; ハイムブロック,リチャード ヘンリー; キアッキラ,マーク エス.; マン,ニコラス エー.; ニューカーク,デイビッド シー.;
摘要 【課題】患者ベッドの機能を制御するためのベッド制御カートを提供する。 【解決手段】多くの患者ベッド10が開示されている。患者がサイドレール12,14からの妨害なしに離床できるよう、一部の患者ベッドは、患者によって移動可能なサイドレールを持つ。患者ベッドの特徴および機能を制御するための、さまざまな介護者制御パネル30および患者制御パネル20も開示されている。例えば、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)上の手入 力 および足入力を含む、介護者制御入力付きのカートが開示されている。患者の 位置 付け移送装置も開示されている。さまざまなタイプのベッド内運動療法装置も開示されている。 【選択図】図1
权利要求

患者ベッドの機能を制御するためのベッド制御カートであって、前記ベッド制御カートが、 足入のある車輪付きベースと、 前記車輪付きベースから上方に延長するサポートと、 前記サポートによって保持されたGUIであって、前記GUIが手入力を表示するGUIと、 前記ベッド制御カートの前記足入力と手入力のそれぞれを使用するのに反応して、前記ベッドの前記機能を制御するために、無線信号を送信するように構成された回路とを備えるベッド制御カート。前記足入力が、前記患者ベッドのベースに対する前記患者ベッドの上部フレームの上昇・下降を制御する、請求項1に記載のベッド制御カート。前記足入力が、トレンデレンブルグと逆トレンデンブルグ体位の間で、前記患者ベッドの前記上部フレームの傾斜を制御する、請求項2に記載のベッド制御カート。前記車輪付きベースが一式のキャスターを含む、請求項1に記載のベッド制御カート。前記サポートがポールを備える、請求項1に記載のベッド制御カート。前記GUIが前記ポールの上端に取り付けられている、請求項5に記載のベッド制御カート。前記GUIの下に前記ポールに取り付けられたトレーをさらに備える、請求項6に記載のベッド制御カート。前記手入力が、前記患者ベッドのマットレス保持デッキセクションを移動させるモーターを制御する、請求項1に記載のベッド制御カート。前記手入力が、前記患者ベッドのマットレスの部分を膨張・収縮させる空気圧システムを制御する、請求項1に記載のベッド制御カート。前記手入力が、前記患者ベッドのマットレスのマットレス治療機能を制御する、請求項1に記載のベッド制御カート。前記マットレス治療機能が、回転治療、交互圧迫治療、パーカッションセラピー、バイブレーションセラピー、および低空気損失治療の1つ以上を含む、請求項1に記載のベッド制御カート。前記手入力が、前記患者ベッドのターンアシスト機能を制御する、請求項1に記載のベッド制御カート。前記手入力が、前記患者ベッドのはかりシステムを制御する、請求項1に記載のベッド制御カート。前記回路が、前記患者ベッドからの無線通信を受信するように構成されている、請求項1に記載のベッド制御カート。前記患者ベッドからの前記無線通信が、前記患者ベッド上で起こっている1つ以上の警報に関連する情報を含む、請求項14に記載のベッド制御カート。前記GUIが、1つ以上の警報に関する情報を表示する、請求項15に記載のベッド制御カート。前記患者ベッドからの前記無線通信が、前記患者ベッドのはかりシステムで測定された患者体重に関連する情報を含む、請求項14に記載のベッド制御カート。前記患者ベッドからの前記無線通信が、医療施設のネットワークからの前記患者ベッドによって受信される情報を含む、請求項14に記載のベッド制御カート。前記手入力は、前記患者ベッドの機能が、前記患者ベッド上のユーザー入力によって制御されるのをロックアウトするために使用可能である、請求項1に記載のベッド制御カート。手コントロールおよび足コントロールのそれぞれが、前記患者ベッド上のユーザー入力による使用をロックアウトすることができる、請求項1に記載のベッド制御カート。前記回路が、前記足入力および前記手入力のいずれか1つ以上の使用に反応して、少なくとも1つのその他の医療機器の機能を制御するために、無線信号を送信するように構成されている、請求項1に記載のベッド制御カート。前記患者ベッドが位置する患者の部屋に前記ベッド制御カートが持ち込まれた後に、前記回路が前記ベッドのベッド回路と通信可能なようにペアになる、請求項1に記載のベッド制御カート。前記ベッド制御カートがその他の患者ベッドのそれぞれの部屋に運び込まれた後、前記回路がその他の患者部屋のその他の患者ベッドのベッド回路と通信可能なようにペアになる、請求項22に記載のベッド制御カート。前記GUIの前記手コントロール上の少なくとも1つのユーザー入力選択が、前記回路と前記ベッド回路の間の前記通信可能なペアリングの必要条件である、請求項22に記載のベッド制御カート。前記足コントロール上の少なくとも1つのユーザー入力選択が、前記回路と前記ベッド回路の間の前記通信可能なペアリングの必要条件である、請求項22に記載のベッド制御カート。前記患者ベッドの少なくとも1つのユーザー入力上の少なくとも1つのユーザー入力選択が、前記回路と前記ベッド回路の間の前記通信可能なペアリングの必要条件である、請求項22に記載のベッド制御カート。

说明书全文

本出願は、合衆国法典第35編第119条(e)項(35 U.S.C. § 119(e))に基づき、米国特許仮出願番号第61/951,236号(2014年3月11日出願)の利益を主張するものであり、ここに参照によりその全体を本明細書に組み込む。

本開示は、患者ベッド用コントローラ、および病院および老人ホームなどの医療施設で一般的に見られる患者ベッドのベッドフレームの特徴に関連する。より具体的には、本開示は、ベッド機能、ベッド退出のためのサイドレール配置、ベッド内での患者体位変換、ベッドからの患者の移動、患者治療など、強化された患者および介護者の相互作用を持つベッドフレームに関連する。

装置、システム、または方法は、添付した請求項に詳説した機能および/または単独または任意の組み合わせにより特許性のある主題を構成しうる下記の機能のうち、一つ以上を備えうる。

患者ベッドの機能を制御するためのベッド制御カートは、足入のある車輪付きベース、車輪付きベースから上方に延びるサポート、サポートにより保持されるGUI、手入力を表示するGUI、およびベッド制御カートの足入力および手入力のそれぞれの使用に反応して、ベッドの機能を制御するために無線信号を送るように構成された回路を含みうる。

一部の実施形態では、足入力は、患者ベッドのベースに対しての患者ベッドの上部フレームの上昇・下降を制御しうる。別の方法としてまたは追加的に、足入力は、トレンデレンブルグと逆トレンデンブルグ体位の間で、患者ベッドの上部フレームの傾斜を制御しうる。

車輪付きベースは、一式のキャスターを含みうる。ベッド制御カートのサポートは、ポールを備えうる。GUIは、ポールの上端または最上部に取り付けうる。トレーをGUIの下方のポールに取り付けうる。

一部の実施形態では、手入力は、患者ベッドのマットレス保持デッキセクションを動かしうるモーターを制御しうる。別の方法としてまたは追加的に、手入力は、患者ベッドのマットレスの部分を膨張・収縮させうる空気圧システムを制御しうる。例えば、手入力は、患者ベッドのマットレスのマットレス治療機能を制御しうる。マットレス治療機能は、以下の一つ以上を含みうる:回転治療、交互圧迫治療、パーカッションセラピー、バイブレーションセラピー、および低空気損失治療。さらに別の方法としてまたは追加的に、手入力は、患者ベッドのターンアシスト機能を制御しうる。

一部の実施形態では、手入力は、ベッドのはかりシステムを制御しうる。回路は、患者ベッドからの無線通信を受信するように構成されうる。患者ベッドからの無線通信は、患者ベッド上で起こっている1つ以上の警報に関連する情報を含みうる。GUIは、次に、1つ以上の警報に関する情報を表示しうる。別の方法としてまたは追加的に、患者ベッドからの無線通信は、患者ベッドのはかりシステムによって測定された患者体重に関連する情報を含みうる。

一部の実施形態では、患者ベッドからの無線通信は、医療施設のネットワークから患者ベッドによって受信された情報を含みうる。手入力は、患者ベッドの機能が患者ベッド上のユーザー入力によって制御されるのをロックアウトするために使用可能でありうる。随意に、手コントロールおよび足コントロールのそれぞれは、患者ベッド上のユーザー入力による使用をロックアウトすることができる。別の方法としてまたは追加的に、回路は、足入力および手入力のいずれか1つ以上の使用に反応して、その他の医療機器の少なくとも1つの機能を制御するために、無線信号を送信するように構成されうる。

一部の実施形態では、ベッド制御カートの回路は、患者ベッドが位置する患者の部屋にベッド制御カートが持ち込まれた後に、ベッドのベッド回路と通信可能にペアにしうる。さらに、回路は、ベッド制御カートがその他の患者ベッドのそれぞれの部屋に運び込まれた後、その他の患者部屋のその他の患者ベッドのベッド回路と通信可能なようにペアにしうる。GUIの手コントロール上の少なくとも1つのユーザー入力選択が、回路とベッド回路の間の通信可能なペアリングの必要条件でありうる。別の方法としてまたは追加的に、足コントロール上の少なくとも1つのユーザー入力選択が、回路とベッド回路の間の通信可能なペアリングの必要条件でありうる。さらに別の方法としてまたは追加的に、患者ベッドの少なくとも1つのユーザー入力上の少なくとも1つのユーザー入力選択が、回路とベッド回路の間の通信可能なペアリングの必要条件でありうる。

患者ベッドは、患者がベッドから出られるように、ベッド内の患者によって邪魔にならない位置に移動可能な足部レールを持ちうる。足部レールは、患者ベッドのベッドフレームに対してベッドの長さ方向にスライドしうる。足部レールの一部は、患者ベッドの頭部レールに対してスライドしうる。

患者ベッドは、ベッド内の患者によって押されると患者ベッドの足部レールを電動で下降させる、ボタンの付いた頭部レールを持ちうる。

患者ベッドは、足部レール、および患者が足部レールのリリースレバーを作動させた時にベッドの上部フレームのレール上のユニットとして手動でスライド可能な連結システムを持ちうる。

患者ベッドは、患者ベッドの上部フレームに取り付けられたハブを持ちうる。頭部レールおよび足部レールはそれぞれ、ハブに旋回可能なように結合でき、それぞれの上昇位置と下降位置の間でハブに対して移動可能でありうる。

患者ベッドは、上昇位置にカム駆動されるターンアシストパネルを持つ頭部セクションを含むマットレス保持デッキを持ちうる。

患者ベッドは、上部フレーム、およびその底部端が上部フレームに結合されているアームの最上部に取り付けられたグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を持ちうる。アームおよびGUIは、上部フレームに沿ってユニットとして再配置可能でありうる。

一部の実施形態では、GUIは、アーム組立品に取り付けられた透明な患者制御パネルを備えうる。透明な患者制御パネルは、日中モードおよび夜間モードで動作可能でありうる。透明な患者制御パネル上の画像は、有機発光ダイオード/ヘッドアップ表示(OLED/HUD)技術を通して制御されうる。アームは、頭部デッキセクションから上方に延びうる第一のアームセグメント、および第一のアームの上端から頭部デッキセクションの上に延びうる第二のアームセグメントを持ちうる。

患者ベッドは、患者ベッドの患者リフトの一部として使用するために、患者ベッドのマットレスの中央領域上に上昇した上昇位置へと移動するサイドレールを持ちうる。

患者ベッドは、それに組み込まれた理学療法機器を持ちうる。例えば、理学療法機器は、ベッドのサイドレールまたはフットボード中に組み込まれうる。理学療法機器は、ベッドの上部フレームに取り付け可能でありうる。

患者ベッドは、上部フレームの隅のリフトポスト、およびそれぞれの多軸接合部によってリフトポストに結合されたサイドレールを持ちうる。

患者ベッド用マットレスは、マットレス本体に結合されたサイドレールパッドを持つことがあり、マットレス本体は、サイドレールパッドの保管のためにその下面に窪みを持ちうる。

患者ベッドは、患者がGUIを直接触ることなく患者ベッドの機能を制御できるように、ある距離を置いて患者の手の動きを感知するためのセンサーが付いたGUIを持ちうる。一部の実施形態では、センサーが患者の手を感知した時、手のアバターがGUI上に表示されうる。

患者ベッド用制御モジュールモジュールは、第一のペンダント、およびばねクランプで第一のペンダントにくっつけて置かれうる第二のペンダントを含みうる。一部の実施形態では、第一のペンダントはベッドコントロールを持つことがあり、第二のペンダントはナースコールボタンを持ちうる。

患者ベッドは、携帯式電気装置に接続して、携帯式電子装置を再充電し、制御ソフトウェアを携帯式電子装置にダウンロードしうるポートを持ちうる。携帯式電子装置は、例えば電話またはタブレットコンピュータを備えうる。

一部の実施形態では、患者ベッドは、患者保持面に対して上方に延びるバリアを持ちうるフレームを持つことがあり、ポートはバリア上に提供されうる。例えば、バリアはサイドレールを備えうる。随意に、ユーザー入力は、サイドレールに結合されて患者ベッドの1つ以上の機能を制御する。サイドレールは第一のサイドレールを備えることがあり、患者ベッドは棚、および第一のサイドレールから間隔を置きうる第二のサイドレールをさらに含みうる。例えば、棚は第二のサイドレールに取り付けられうる。棚は、第二のサイドレールに対して複数の位置に旋回可能でありうる。患者ベッドはマットレスを含むことができ、棚は、第二のサイドレールに対して、マットレスを覆う第一の位置とマットレスから反対の方向へ離れて延びる第二の位置との間で旋回可能でありうる。

一部の実施形態では、制御パネルハウジングは、上昇位置と下降位置の間で、サイドレールに対して旋回可能でありうる。制御パネルハウジングは、下降位置から上昇位置に移動する時、サイドレールの窪みから出て上方に移動しうる。患者ベッドはマットレスを含むことがあり、制御パネルハウジングは、制御パネルハウジングが上昇位置にある時、マットレスから外側に向きうる介護者コントロールを備えることがあり、制御パネルハウジングは、制御パネルハウジングの縁の上に提供されうる患者コントロールを持ちうる。

患者ベッドは、介護者コントロールが1つの表面上にあり、患者コントロールをもう1つの表面上に持つ制御モジュールを持ちうる。

患者ベッドは、患者ベッドのベースから上方に延びる概して垂直のアーム、アームの上端に取り付けられたGUI、およびアームの下端に取り付けられた少なくとも1つの足べダルを含みうる制御モジュールを持ちうる。GUIおよび少なくとも1つの足ペダルは、無線信号を患者ベッドのその他のベッド電子機器に送信するために使用されうる。一部の実施形態では、制御モジュールは、ベースに沿って再配置可能でありうる。別の方法としてまたは追加的に、GUIのハウジングは、その後壁上に患者コントロールを持ちうる。

サイドレールは、患者ケアラインの受け入れのために、その上縁に沿って溝を持ちうる。

患者ベッドは、患者ベッドのブレーキペダルがブレーキ位置に移動され、患者ベッドのキャスターにブレーキをかけることに反応して、サイドレールの空洞から使用位置へと自動的に展開しうるサイドレール中のGUIを持ちうる。GUIは、ブレーキペダルがブレーキ位置以外の別の位置に移動されることに反応して、空洞内に自動的に戻されうる。

患者ベッドは、指定領域にある使用者の足の存在を感知するセンサーを持つことがあり、指定領域内への使用者の足の動きは、患者ベッドの事前選択された機能を作動させうる。

患者ベッドは、指定領域中への使用者の足の動きによりその後ベッドに対して作動される複数のベッド機能の中から、事前選択機能を選択するために使用されうる制御パネルをさらに持ちうる。患者ベッドは、ベースフレームおよびベースフレームの上方で保持された上部フレームを含みうるフレームを持ちうる。制御パネルは、上部フレームに結合されうる。指定領域は、ベースフレームの下のライトカーテンによって定められる。使用者の足によるライトカーテンの遮断は、事前選択機能の作動をもたらしうる。例えば、患者ベッドはマットレスを持つことがあり、事前選択機能はマットレスのターンアシスト機能を含みうる。

患者ベッドは、組み込まれたラインクリップ付きのサイドレールを持ちうる。

患者ベッドは、バーおよび、排液バッグがバーに結合された時に感知するためのセンサーを含む、排液バッグホルダーを持ちうる。

排液バッグホルダーは、ベッドの上部フレームの足側端に位置しうる。排液バッグホルダーは実質的に垂直に配向されたプレートを含むことがあり、バーは実質的に垂直に配向されたプレートに旋回可能に結合されうる。一部の実施形態では、旋回タブはプレートから延長し、バーは旋回タブに旋回可能に結合されうる。排液バッグホルダーは、実質的に垂直に配向されたプレート上の一対の旋回タブの間に位置しうる一対の審美的トリムをさらに含みうる。

一部の実施形態では、センサーは、実質的に垂直に配向されたプレートに形成された穴の中に受け入れられうるリミットスイッチを含みうる。リミットスイッチは、排液バッグがバーに取り付けられた時にバーの棚から延びうるアームが接触して閉位置に移動するレバーを持ちうる。

患者ベッドは、オーバーベッドテーブルの役割を果たすために押し上げるフットボードを持ちうる。

患者ベッドは、患者ベッドの足部デッキ延長部分の役割を果たすために押し下げるフットボードを持ちうる。

患者ベッドは、延長位置と格納位置との間を移動しうる伸縮セグメントのあるフットボードを持ちうる。

患者ベッドは、組み込まれたテレビ付きのフットボードを持ちうる。テレビはフットボード本体の下方に保管でき、鑑賞するために、フットボード本体から出して上向きに上昇させうる。

患者ベッドは、ベッドの側方の床の上に、明るいベッド退出ゾーン画像を投影しうる。

一部の実施形態では、明るいベッド退出ゾーン画像は、ベッドの下部フレームに対してのベッドの上部フレームの位置のステータスを示しうるテキストを含みうる。例えば、テキストは、ベッドの上部フレームが下部フレームに対して下降位置にない場合、「ベッドが低くない」という言葉を含みうる。「退出ゾーン」という言葉も、一部の実施形態では、明るいベッド退出ゾーン画像中に現れうる。明るいベッド退出ゾーン画像は、全体の形が一般に半円でありうるが、その他のすべての形状も本開示の範囲内である。

患者ベッドは、フットボード上のアイコンを照らし出して、ベッドから出ないように患者に通知しうる。

患者ベッドは、フットボード上のアイコンを照らし出して、患者ベッドの監視されている機能のステータスを示しうる。

アイコンは、緑色に点灯して、関連する監視されているベッド機能のステータスが満足のいくものであることを示しうる。アイコンは緑色以外の色に点灯して、関連する監視されている条件のステータスが不十分であることを示しうる。アイコンは、ベッドの関連機能が監視されていない場合、消灯されうる。アイコンは、フットボードの壁の半透明部分を備えうる。患者ベッドは、半透明部分の後ろに配置されうるライトをさらに含みうる。

患者ベッドは、ベッドの足側端の近くの床の上にアイコンを投影でき、ベッドの側方の近くの床の上にメッセージを投影しうる。

一部の実施形態では、アイコンのそれぞれは、ベッドの監視されている機能のそれぞれのステータスを示しうる。メッセージは、患者がベッドから出ることを望む場合、看護師を呼ぶように患者にアドバイスしうる。アイコンは、緑色に点灯して、関連する監視されている機能のステータスが満足のいくものであることを示しうる。アイコンは緑色以外の色に点灯して、関連する監視されている機能のステータスが不十分であることを示しうる。一部の実施形態では、ベッドの関連機能が監視されていない場合、各アイコンは床の上に投影されない。

患者ベッドは、足温器付きのフットボードを持ちうる。

患者ベッドは、体重計の読み取りをする時、ベッド上の患者の写真を自動撮影するカメラを持ちうる。一部の実施形態では、体重測定値および写真は、ベッドから遠隔コンピュータに送信されうる。

患者ベッドは、ベッドが清潔か汚れているかを感知するベッドの表面のセンサーを持ってもよく、ベッドが清潔か汚れているかを示すディスプレーを持ちうる。

一部の実施形態では、少なくとも1つのセンサーを持つベッドの表面には、ベッドのサイドレールの表面を含みうる。別の方法としてまたは追加的に、少なくとも1つのセンサーを持つベッドの表面には、ベッドのエンドボードの表面を含みうる。一部の実施形態では、センサーは洗浄剤を感知しうる。患者ベッドは、ベッドが清潔かまたは汚れているかを示すメッセージを示しうる点灯サインを含みうる。点灯サインは、例えば、ベッドのフットボードに結合されうる。点灯サインは、ベッドのマットレスから見て外側に向きうる。ベッドが清潔であることを示すセンサーに反応して、また患者がベッド上にいないことを示す計量器システムに反応して、計量器システムは自動的にゼロ合わせされうる。

患者ベッドは、それを通して消毒剤ミストをベッドの表面上にスプレーするノズルを持ちうる。

患者ベッドは、ベッドの表面を消毒するためのUVライトを持ちうる。

患者ベッドは、離床中に患者が座るための、ベッドの上部フレームから展開しうる離床シートを持ちうる。車椅子を離床シートに結合しうる。車椅子は、車椅子が離床シートに結合された時、離床シートの側部の溝に受け入れられうるアームを持ちうる。

一部の実施形態では、離床シートは、上部フレームから横に外に向かってベッドの長さに対して実質的に垂直な方向に展開しうる。アームは、患者が離床シートから車椅子セットへと移動する時、アームとアームの間に立つように構成されうる。アームおよび溝は、ベッドの上部フレームがベッドのベースに対して下降位置にある時、実質的に同じ高さであり、平に配向されうる。

患者ベッドは、フレーム、フレームに結合できフレームに対して上昇位置と下降位置の間を移動可能でありうるサイドレール、および保管位置から使用位置へと、サイドレールの上部開口部から上方に移動可能でありうる離床ハンドルを持ちうる。離床ハンドルの上端領域は、サイドレールが下降位置にある時、ベッドからの離床中に患者が握ることができる。

サイドレールは足部レールを備えることがあり、患者ベッドは、フレームに結合されうる頭部レールをさらに含みうる。サイドレールは、溝を持ちうるサイドレール本体を含むことがあり、離床ハンドルは、保管位置と使用位置の間の移動のために溝に受け入れられうる。溝は、離床ハンドルが溝内で水平でも垂直でもない経路に沿って移動しうるように傾斜しうる。

離床ハンドルは、患者が上端領域をつかむのを容易にしうる窪みを持ちうる。患者ベッドは、離床ハンドルをサイドレールに対して上昇位置にロックするためのロックをさらに含みうる。

一部の実施形態では、患者ベッドは、サイドレールに対して移動可能でありうる第二の離床ハンドルをさらに持ちうる。例えば、第二の離床ハンドルは、サイドレールの本体の頭部端から水平に延長可能で、サイドレールが上昇位置にある時ベッドから離床する間に患者が使用するためのグリップハンドルを提供しうる。

患者ベッドは、フレームおよびフレームに結合されうるサイドレールを含みうる。サイドレールは主要本体を持つことがあり、棚は本体に結合されうる。棚は、サイドレールから片持ち梁のように延びる使用部分を持ちうる。患者ベッドは、棚に結合されうる誘導充電器も持ちうる。誘導充電器は、棚の上に置かれた電子装置を誘導的に再充電する働きをしうる。

棚は、サイドレールに対して、使用位置と保管位置の間で移動可能でありうる。誘導充電器は、棚の上面の下に位置しうる。例えば、誘導充電器は棚の内部領域内に位置しうる。誘導充電器は、棚の上面によって保持されうる。例えば、誘導充電器は、棚の上面の窪みの中に埋め込まれうる。このような実施形態では、誘導充電器の上面および窪みの周りの棚の残りの上面は、実質的に同一平面上にありうる。誘導充電器が誘導再充電するように機能する電子装置には、次のうち1つ以上を含む:スマートフォン、タブレットコンピュータ、およびラップトップコンピュータ。

患者ベッドは、上部フレームを持ちうるフレーム、および上部フレームの隅に概して垂直のリフト脚を持ちうる。少なくとも1つのキャスターの覆いは、対応するリフト脚の1つがそれを通って延長しうる少なくとも1つの開口を持ちうる。

リフト脚は、少なくとも1つの覆いおよび上部フレームがリフト脚に対して上方および下方に移動しうるように、延長および格納しうる。患者ベッドは、少なくとも1つのキャスターの覆いの下に少なくとも1つのキャスターを持つことがあり、リフト脚が完全に格納された時、上部フレームは少なくとも1つのキャスターが少なくとも1つのキャスターの覆いと噛み合う下降位置にありうる。リフト脚が完全格納位置から延長する時、少なくとも1つのキャスターは床との接触状態から上方に移動されうる。少なくとも1つのキャスターの覆いは上部フレームに結合されて、リフト脚が延長および格納する時、上部フレームと共に上方および下方に移動しうる。

患者ベッドは、フレーム、フレームに結合されうるフットボード、フットボードからフレームの患者保持面の上に延長しうるアーム、およびアームの端に取り付けられうるコントロールユニットを含みうる。コントロールユニットは、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)、および患者がGUIを直接触ることなく患者ベッドの機能を制御できるように、ある距離を置いて患者の手の動きを感知するためのセンサーを含みうる。

一部の実施形態では、センサーが患者の手を感知した時、手のアバターがGUI上に表示されうる。コントロールユニットは、患者ベッドからの離床の間に患者がつかむように配置された少なくとも1つのグリップハンドルを含みうる。少なくとも1つのグリップハンドルは、GUIの下に配置されうる。患者ベッドは、コントロールユニットの側面に配置されうる介護者コントロールをさらに含みうる。

患者ベッドは、第一の端および第二の端を持ちうるフレームを含みうる。フレームの第一の端は、横方向に延長するレールを含みうる。カラーをレールに取り付けることができ、レールに沿って再配置可能でありうる。酸素タンクホルダーは、カラーに取り付けられてレールに沿ってカラーと共に移動しうる。

一部の実施形態では、酸素タンクホルダーは円筒壁を含みうる。酸素タンクホルダーは、アームによってカラーからオフセットされうる。一部の実施形態では、レールはアーチ状でありうる。レールは、断面が一般に三形であることがあり、カラーはレールを補完する形状でありうる。

患者ベッドは、カラーから上方に延長しうる第一のアーム部分、および第一のアーム部分の上端からフレームの患者保持面の上に一般に水平な片持ち梁のように延長しうる第二のアーム部分を持ちうる患者ヘルパーをさらに含みうる。患者ヘルパーは、第二のアーム部分に対して伸縮自在に延長・格納しうる第三のアーム部分をさらに含みうる。

一部の実施形態では、患者ヘルパーは、第三のアーム部分の端から下方に延長しうる綱の下端に吊るしうる握りバーを含みうる。握りバーは、一般に三角形の形状でありうる。握りバーは、一対の握りエリアを持ちうる管状部分を含みうる。握りバーは、患者ベッドの1つ以上の機能を制御するために使用されうる患者コントロールの付いた患者コントロールハウジングを含みうる。

患者ベッドは、患者ベッドに対する患者の動きの閾値量に反応して警報が患者ベッドで生成され、警報メッセージがナースコールシステムに送信されうる第一の動作モードを持ちうる患者位置監視システムを含みうる。患者位置監視システムは、患者ベッドに対する患者の動きの閾値量に反応して警報メッセージがナースコールシステムに送信されうるが、患者ベッドでは警報が生成されない第二の動作モードを持ちうる。

一部の実施形態では、患者位置監視システムは、患者が患者ベッドに対して閾値量より少ない量だけ動くことに反応して警報が患者ベッドで生成され、警報メッセージがナースコールシステムに送信されうる第三の動作モードを持ちうる。少ない量は、例えば、患者が患者ベッド内で座る、または患者ベッドの縁に移動することに対応しうる。第一および第二のモードの閾値量は、希望する場合、患者がベッドから退出することに対応しうる。

患者ベッドは、選択された時、患者ベッドの少なくとも1つのサイドレールが上昇位置から下降位置に自動的に移動することをもたらしうる患者退出支援入力をさらに含みうる。別の方法としてまたは追加的に、患者退出支援入力が選択された時に頭部セクションが所定位置より低い場合、患者退出支援入力の選択は患者ベッドのマットレス保持デッキの頭部セクションを所定位置まで上昇させうる。別の方法としてまたは追加的に、患者退出支援入力が選択された時に患者ベッドのマットレス保持デッキの大腿および足部セクションが上昇している場合、患者退出支援入力の選択はそれらを下降させうる。別の方法としてまたは追加的に、患者退出支援入力が選択された時に袋の圧力が目標圧力より低い場合、患者退出支援入力の選択はエアマットレスの少なくとも1つの袋を目標圧力まで膨張させうる。一部の実施形態では、少なくとも1つの袋は、エアマットレスのシートセクションを含みうるまたはそれに含まれうる。

一部の実施形態では、患者退出支援入力の選択に反応して、退出支援警報が患者ベッドからナースコールシステムに送信されうる。別の方法としてまたは追加的に、患者ベッドの夜間灯は、患者退出支援入力の選択に反応して、より明るくなる。一部の実施形態では、患者退出支援入力は、ボタンを押すことによって選択されうるボタンを含みうる。

本開示によると、システムは、はかりシステムおよび無線自動識別(RFID)タグリーダーを含みうる患者ベッドを含みうる。システムは、機器重量データをプログラム可能でありうる1つ以上のRFIDタグも持ちうる。RFIDタグは、患者ベッドに追加されるそれぞれの機器に取り付け可能でありうる。RFIDタグリーダーは、ベッドに追加される機器のRFIDタグを読み取りうる。RFIDタグリーダーがベッドに追加された対応する機器のRFIDタグを読み取ることに反応して、はかりシステムは、風袋重量を再計算して、ベッドに追加された機器の重量を説明しうる。

RFIDタグはベッドに追加されうる任意の望ましい機器に関連して使用されうるが、マットレス制御ボックスは、ベッドに追加された機器を備えうる。一部の実施形態では、RFIDタグのそれぞれは、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)コネクタなどのコネクタを含みうる。RFIDタグのそれぞれは、USBコネクタを露出するためにそれぞれのRFIDタグの残りから取り外し可能でありうるカバーを含みうる。

これは、コンピュータをさらに含むことがあり、RFIDタグのUSBコネクタは、それぞれの機器の機器重量データを持つコンピュータによってプログラムされるためにコンピュータのUSBポートに結合されうる。別の方法としてまたは追加的に、RFIDタグのUSBコネクタは、RFIDタグの電池を充電するためにコンピュータのUSBポートに結合されうる。

また本開示によると、患者ベッドは小便器ドックを持ちうるサイドレールを含みうる。小便器ドックは、小便器のハンドルのための窪みを含みうる。サイドレールは、小便器がサイドレールにドッキングしている時に、窪みを横切って延長し小便器のハンドルを窪みの中に保持しうる、結合バーを含みうる。窪みはサイドレールの上縁で開くことができる。

一部の実施形態では、サイドレールは、窪みの下にありうる握りハンドルをさらに含みうる。別の方法としてまたは追加的に、サイドレールは、窪みに沿って制御ペンダントの一部を受け入れるように構成されうる溝を含みうる。例えば、溝は制御ペンダントの成形縁を補完する形状でありうる。望ましい場合、サイドレールの上部縁はラインマネジャーを含みうる。ラインマネジャーは、サイドレールの上縁に配置されうる窪みへの開口に沿って位置付けられうるノッチを備えうる。

その他の多くの患者ベッドの実施形態および機能が以下に開示されている。こうして、追加的な特徴は、上記に列挙したものおよび/または請求項に列挙したものを含めて、単独または他の任意の特徴と組み合わせて、特許性のある主題を構成すると考えられ、当業者にとっては、現時点で理解されている実施形態を遂行する最良の方法の例証となるさまざまな実施形態の下記の詳細な説明を考察することにより明らかとなる。

詳細な説明は特に添付した以下の図を参照する。

図1は、一対の頭部レールのそれぞれの頭部レールにそれぞれが重なる一対の足部レールを含む4つのサイドレールを持つ患者ベッドの斜視図であり、それぞれの足部レールは患者によって手で移動可能である。

図2は、ベッドによって保持された患者を示し、第一の位置にあって患者がベッドから離床するのをブロックしている足部レールを示す図1のベッドの斜視図である。

図3は、患者が足部レールの1つを第二の位置に手で動かし、足部レールの足側端がベッドの上部フレームに沿って平行移動させられ、足部レールの頭側端が頭部レールに沿って平行移動させられていることを示す、図2に類似したベッドの斜視図である。

図4は、患者がベッドから離床できるように患者が足部レールの1つを第三の位置にさらに手で動かし、足部レールの足側端がベッドの上部フレームに沿ってさらに平行移動させられ、足部レールの頭側端が頭部レールに沿ってさらに平行移動させられていることを示す、図3に類似したベッドの斜視図である。

図5は、一対の頭部レールのそれぞれの頭部レールにそれぞれ重なる一対の足部レールを含む4つのサイドレールを持つ別の患者ベッドの斜視図であり、各足部レールの足側端は、ベッドの上部フレームのフレーム部材中に形成されたスロットに受け入れられるローラーなどの抗摩擦要素を備える下方に延長するアームを持ち、各足部レールの頭側端は、関連する頭部レールの細長い中間チューブに結合するスライダーを含む。

図6は、スライダーが頭部レールの足側端の近くになるように、足部レールの1つが、関連する頭部レールに対して延長位置にあることを示す斜視図である。

図7は、スライダーが頭部レールの頭側端の近くになるように、足部レールが、頭部レールに対して格納位置に移動したことを示す斜視図である。

図8は、患者によって押されることで関連する足部レールの電動下降を開始する、頭部レール上のボタンを持つ、別の患者ベッドの斜視図である。

図9は、図8のボタンの拡大側面図である。

図10は、患者がベッドから離床できるように下降位置に動かされた足部レールを示す斜視図である。

図11は、ハンドホール中アクセスでき、ベッドのフレームに沿った平行移動のために患者が足部レールを解放するために使用されるレバー付きの足部レール、および足部レールをベッドの頭側端に向かって徐々に移動する間に患者がつかまるための握りエリアを提供する段のある底面を持つ握りハンドルを持つ、別の患者ベッドの斜視図である。

図12は、足部レールがベッドの頭側端に向かって邪魔にならないように移動されて、患者がベッドから離床できるようにしていることを示し、頭部セクションおよび頭部レールが上昇した時でも飲物カップを垂直方向に維持する頭部レールの1つの上の振り子のように揺れるカップホルダーを示す、図11の患者ベッドの斜視図である。

図13は、患者がベッドから離床できるように足部レールが患者によってハブの周りに垂直位置に回転されており、頭部レールもハブに結合されていることを示す、別の患者ベッドの斜視図である。

図14は、それぞれの下降位置にある足部レールおよび頭部レールを示す、足部レール、頭部レール、およびハブの側面図である。

図15は、デッキの頭部セクションに結合されている左右のターンアシストパネルを示し、縦に延長するシャフトに取り付けられたカムによって上方に連結されている左ターンアシストパネルを示す、マットレス保持デッキの斜視図である。

図16は、連結式左ターンアシストパネルによって上方に持ち上げられた部分を持つマットレスを示す、図15のマットレス保持デッキを含む患者ベッドの斜視図である。

図17は、マットレスの頭部セクションが上昇した場合でもマットレスの片側の頭部および足部レールが水平に整列したままであることを示し、上方に旋回して上昇した頭部セクションの領域に追加的離床バリア範囲を提供する頭部レール部分を含むマットレスの反対側の頭部レールを示す、別の患者ベッドの部分の斜視図である。

図18は、頭部レールの頭側端の近くの押しボタン、頭部レールの足側端から横方向に延長する患者制御パネル、および頭部レールの足側端の近くの傾斜面上の一式の介護者コントロールを示す、図17の頭部レールの1つの斜視図である。

図19は、マットレスの頭部セクションが上昇するのに反応して頭部レール部分が上方に自動的に旋回することを示す、図17の患者ベッドの一部の側面図である。

図20は、足部レールが下降位置にある時、ベッドから離床する患者が使用するための握りハンドルを提供するために、足部レール本体に形成された傾斜溝内で上方に持ち上げられた延長可能な離床ハンドルを持つことを示す、別の患者ベッドの斜視図である。

図21は、傾斜溝内で上方に持ち上げられた延長可能な離床ハンドルを示し、足部レールが上昇位置にある時、ベッドから離床する患者が使用する握りハンドルを提供するために、足部レールの頭側端から水平に延長可能な第二の離床ハンドルを示す、図20の足部レールの側面図である。

図22は、延長可能な離床ハンドルおよび延長可能な離床ハンドルの動きをガイドする傾斜溝の拡大斜視図である。

図23は、頭部および足部レールがそれぞれ、湾曲した柔軟なパネルを備えることを示し、それぞれの足部レールの頭側端およびそれぞれの頭部レールの足側端にガイド溝を提供するために、それぞれの頭部および足部レールの間に配置された一対の湾曲したガイドポスト、足部レールの足側端に対するガイド溝を持つフットボード、およびガイドポストの上端領域で形成された溝から延長可能な一対の湾曲した制御パネルを示すまた別の患者ベッドの部分の斜視図である。

図24は、それぞれ下降位置にある頭部および足部レールを示し、保管位置へと下方に折り畳まれたガイドポストを示す、図23の患者ベッドの一部の側面図である。

図25は、サイドレールの1つの湾曲量を示す、ベッドの部分の概略端面図である。

図26は、下降位置にある足部レールを示し、上昇位置にある頭部レールを示す、図23の部分を含む患者ベッドの斜視図である。

図27は、一般に垂直な旋回軸の周りの動きのために、足側部分が頭側端部分に旋回している、頭部レールを持つ別の患者ベッドの一部の斜視図である。

図28は、足部レール部分が関連するマットレスから離れて延長して患者離床のための握りハンドルを提供するように、頭部レールの頭側端部分に対して約90°旋回した頭部レールの足側部分を示す、図27に類似の斜視図である。

図29は、上部セクションが下降位置にある時、サイドレールがコンパクトでマットレスから外側に離れて回転でき、マットレスと実質的に平行な配向に保管するためにマットレスの下に滑り込むようにするため、下部セクションに対して上昇位置から下降位置に移動する上部セクションをそれぞれ含む4つのサイドレールを持つ、別の患者ベッドの斜視図である。

図30は、保管位置にあるサイドレールの足部レールを示す斜視図である。

図31は、マットレスの下から引き出され、わずかに上方に回転された足部レールを示す、図30に類似の斜視図である。

図32は、下降セクションに対して上部セクションが持ち上げられた、垂直に配向された足部レールを示す、図31に類似の斜視図である。

図33は、さらに別の患者ベッドの斜視図である。

図34は、ベッドが延長可能幅サイドレール、およびフットボードの中央領域に隣接したベッドの足側端に再配置可能な介護者グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を持つことを示す、図33のベッドの端面図である。

図35は、ベッドの上部フレームの隅領域に移動されたGUI、使用位置にある開いた状態でのオーバーベッドテーブルを示し、足マッサージャーを含むフットボードに寄せて位置した患者の足を示す、図33のベッドの斜視図である。

図36は、足部レールの第二の部分から分離されてその下に位置している足部レールの第一の部分を持つ、患者離床のために下げられた足部レールの1つを示し、椅子に連結され、ベッドのベースフレームに連結されている握りバーを示す図33のベッドの斜視図である。

図37は、ベッドから立ち上がる準備のために、足部レールの第二の部分のハンドルを握り、頭部レールのハンドルを握っている患者を示す、図36に類似の斜視図である。

図38は、立位でベッドのベースフレームと椅子を相互接続する握りバーを使用している患者を示す、図36に類似の斜視図である。

図39は、マットレス保持デッキの下への最終的保管のために、マットレスの上面と平行な位置に向かって旋回しているサイドレールの1つを示す、サイドレールの1つマットレス保持デッキ、マットレスおよび一対のサイドレールの端面図である。

図40は、マットレス保持デッキの下の保管位置にあるサイドレールを示す、図39に従って構成されたモデルの斜視図である。

図41は、マットレス保持デッキの下から引き出され、上昇位置に向かって部分的に旋回されたサイドレールを示す、図40と類似の斜視図である。

図42は、上昇位置にあるサイドレールを示す、図41に類似の斜視図である。

図43Aは、上部および下部サイドレール本体セクションおよび下部サイドレール本体セクションの底部から延長する一対の連結アームを持つサイドレール組立品の斜視図である。

図43Bは、連結アームがX、YおよびZセグメントを持つことを示す、連結アームの1つの斜視図である。

図44は、下降位置にあるサイドレールを示す、図43Aおよび43Bに従って構成されたモデルの斜視図である。

図45は、サイドレールを上昇させるための準備で、上部サイドレール本体セクションの一部を握っている使用者を示す、図44に類似の斜視図である。

図46は、サイドレールを中間位置に上げている使用者を示す、図45に類似の斜視図である。

図47は、上昇位置にあるサイドレールを示す、図46に類似の斜視図である。

図48は、ベッドの頭側端に隣接する第一の横方向延長レールに沿って再配置可能な患者ヘルパー、ベッドの足側端に隣接する第二の横方向延長レールに沿って再配置可能なGUI、および患者がベッドから落ちるのを防ぐために、ベッドのマットレスの左右の側部に沿ってバリアを提供する4つのサイドレールを示す、別の患者ベッドの斜視図である。

図49は、それを通って患者がベッドから離床できる、サイドレールの間の開口を提供するために、サイドレールの第二の部分に対して約90°旋回した、ベッドの左側に沿った中央領域に隣接するそれぞれのサイドレールの第一の部分を示す、図48の患者ベッドの斜視図である。

図50は、ベッドのベッドフレームが従来的サイドレールを持たないことを示し、ベッドのマットレス保持デッキの下の保管位置にある一対の握りバーを示す、別の患者ベッドの斜視図である。

図51は、バリアを提供して患者がベッドから落ちるのを防ぐために膨張した、マットレスの側部に沿って位置するバリア空気袋を示す、図50に類似の斜視図である。

図52は、その他のバリア空気袋が膨張したままの間、収縮状態にあるマットレスの足部セクションの側部にあるバリア空気袋を示す、図51に類似の斜視図である。

図53は、患者がベッドから離床できるように収縮した、マットレスの側部の1つに沿ったバリア空気袋の1つに沿ったバリア空気袋を示し、握りバーの間に位置する患者が握るために、使用位置へと上方に旋回された握りバーを示す、図51に類似の斜視図である。

図54は、膨張状態の袋が、マットレスの中央領域の上面に対して約6.5インチの高さのバリアを作ることを示す、図51のマットレスの横断面図である。

図55は、収縮状態の袋を示す、図54に類似の横断面図である。

図56は、ベッドのマットレスの中央領域の上の上昇位置に移動された時、患者リフトシステムの一部として使用されるベッドのサイドレールの1つを示す、別の患者ベッドの斜視図である。

図57は、従来的サイドレールとしての役割を果たすために、マットレスに沿った位置に移動されたリフトシステムサイドレールを示す、図56に類似の斜視図である。

図58は、リフトシステムのさまざまな構成要素を示す、図56および57のベッドのリフトシステムの分解図である。

図59は、サイドレールが取り付けられるL型リフトアームから分解して離した、図56〜58のサイドレールのサイドレール本体を示す分解図である。

図60は、旋回ハウジングの構成要素を示す、図56〜58のリフトシステムの旋回ハウジングの分解図である。

図61は、ベッドの上部フレームの中央領域でサイドレールサポートとしての役割を果たす垂直に配向された中央ポスト付きの折り畳み可能サイドレールを持つベッドを示し、キャスターの覆いに形成された開口を通って延長するベッドの隅にあるリフト脚を示す、またさらなる患者ベッドの斜視図である。

図62は、キャスターがキャスターの覆いの下の床と噛み合う下降位置に上部フレームを配置するために格納されたリフト脚を示し、折り畳まれた位置のサイドレールを示し、上部フレームに沿って水平に配向された保管位置に旋回した中央ポストを示す、図61のベッドの側面図である。

図63は、それぞれの多軸接合部によってベッドの隅でリフトポストの上部領域へとそれぞれ旋回した4つのサイドレールを持ち、多軸接合部が、ベッドのマットレスに沿ってほぼ水平に延長する使用位置、およびサイドレール本体がベッドのエンドボードとほぼ平行に配向されている、各リフトポストの上部領域から上方にほぼ垂直に延長する邪魔にならない位置からの各サイドレールの移動を許容する、別の患者ベッドの斜視図である。

図64は、キャスターの覆いの下のキャスターが床と噛み合うようにリフト脚に対して下降された上部フレームを示す、図63のベッドの側面図である。

図65は、キャスターの覆いが下降した時にブレーキがかかり、キャスターの覆いが上昇した時にブレーキが外れるキャスターを示す、キャスターの覆いの1つの断面図である。

図66は、組み込まれたサイドレールパッドを持つマットレスの斜視図である。

図67は、マットレスの下面に形成されたマットレスパッド保管用窪みを示す、マットレスの底部の一部の斜視図である。

図68は、ベッドの足側端の隅領域に位置する再配置可能GUIを持つ、またさらなる患者ベッドの斜視図である。

図69は、ベッドのフットボードの中央領域の近くのベッドの足側端に位置するGUIを持つ、図68のベッドの斜視図である。

図70は、GUIが患者の方を向くように回転された時、GUI上に現れる患者コントロールスクリーンを示す、図68および69のベッドのGUIのタッチスクリーンディスプレーの正面図である。

図71は、GUIのセンサーフィールド内の手の動きにより、スクリーンに触れることなく患者コントロールスクリーン上のコントロールを選択できる患者を示す、図68および69のベッドの斜視図である。

図72は、センサーフィールドを略図で示す、GUIの斜視図である。

図73は、ベッドのマットレスに沿ったGUI、患者の脚に取り付けた一体型連続圧縮装置を持つベッドのフットボード、およびベッドのサイドレールに結合された無線患者遠隔制御ペンダントを示す、図68および69のベッドの斜視図である。

図74は、無線患者遠隔制御ペンダントの斜視図である。

図75は、サイドレールの上部領域に留まる患者制御モジュール、ユーザー入力ボタン付きの本体を持つ患者制御モジュール、本体から取り外し可能なナースコールペンダント、および本体に対してナースコールペンダントを定位置に保持するバネ式クランプの斜視図である。

図76は、患者制御モジュールのスナップクランプを示す斜視図である。

図77は、ナースコールペンダントが本体から取り外された、患者制御モジュールの斜視図である。

図78は、第二のペンダントを第一のペンダントに対して定位置に保持するバネ式リテーナーを含む第一のペンダントを示す斜視図であり、第一のペンダントはベッド制御入力を持ち、第二のペンダントはナースコールボタンを持つ。

図79は、べッドの足部レールに対して使用位置に旋回された棚を持ち、電話、タブレットコンピュータ、および同類のものなどの無線装置を充電するために使用されるベッドの頭部レール上にポートを持つ、別の患者ベッドの一部の斜視図である。

図80は、足部レールに対して、ベッドのマットレスの上に重なる第一の位置とマットレスから反対の方向に離れて延長する第二の位置の間で旋回可能な棚を示し、上昇位置へと頭部レールの窪みから出て上方に旋回した制御パネルハウジングを示す図79のベッドの斜視図であり、制御パネルハウジングは、制御パネルハウジングが上昇位置にある時に、マットレスとは反対を向く介護者コントロールを備え、制御パネルハウジングの縁上に患者コントロールを持つ。

図81は、足部レールから上方に傾斜した中間位置にある棚を示す、図79および80のベッドの一部の端面図である。

図82は、ベッド制御ソフトウェアを電話にダウンロードできることを示し、また電話が充電されていることを示す、電話の表示スクリーンの一部である。

図83は、ベッド機能および部屋のテレビを制御するために使用される無線ペンダントを持っている患者を示す、別の患者ベッドの斜視図であり、ベッドは無線ペンダントからの信号を受信するためにフットボードにIR受信機を持ち、ベッドは、頭部レールに結合され、制御パネルハウジングの側部に位置する患者コントロールを持つフリップオーバー制御パネルハウジングを持つ。

図84は、介護者コントロールが頭部レールとは反対を向いている第一の位置にある頭部レールの1つの制御パネルハウジングを示し、患者による使用のために患者コントロールを露出するためにひっくり返されたもう一方の頭部レールの制御パネルハウジングを示す、図83のベッドの斜視図である。

図85は、フットボードの最上部から患者に向かって延長するアームの端に取り付けられた制御ユニットを示し、グラフィカル表示スクリーンを持ち、スクリーンからある距離を置いて患者の手の動きを感知するための動作感知器を持つ制御ユニットを示し、制御ユニットの側部の介護者コントロールの場所を示し、グラフィカル表示スクリーンの下に位置する制御ユニットの握りハンドルを示す、また別の患者ベッドの斜視図である。

図86は、ベッドからの離床を支援するために握りハンドルの1つをつかんでいる患者を示す、図85のベッドの側面図である。

図87は、各ベッドが、ベッドの長さに沿ったスライド移動のために、その下部端でベッドのベースに結合するアームの上端に位置する介護者GUIを持つことを示し、ベッド制御のためにアームの下端から延長する足部ペダルを示し、ベッドの頭部レールが結合するハブから延長する再配置可能な患者ハンドルを示す、2つの患者ベッドの斜視図である。

図88は、GUIハウジングが、患者に向かって面するハウジングの後壁上に患者コントロールを持つことを示す、図87のGUIの拡大図である。

図89は、サイドレールが組み込まれた小便器を含むことを示す、図87のベッドのサイドレールの1つの一部の拡大図である。

図90は、サイドレールの上面が、それを通して患者ケアラインを送ることができる溝と共に形成されていることを示し、上昇位置に上方にひっくり返された介護者制御パネルを示す、代替的サイドレールの斜視図である。

図91は、マットレスの頭側端の隅領域に隣接して位置するマウントの間にアーチ状に曲がったU型握りバーを示し、U型握りバーの中央領域から患者の上に延長する制御ユニットを示す別の病院ベッドの一部の斜視図であり、制御ユニットは、その上のサイドレール上に介護者コントロールを持ち、握りバーは、制御ユニットの各側部上に突起の付いたハンドグリップエリアを含む。

図92は、下面上の患者制御パネル、患者制御パネルの各側部上のエアフローファン、患者制御パネルの上方のナースコールボタン、およびナースコールボタンの上方の隣接するオン/オフスイッチ付きのライトを示す、図91の制御ユニットおよびハンドグリップエリアの下面の底面図である。

図93は、患者制御パネルに触れるために上方に腕を伸ばしている患者を示し、また患者の離床を邪魔しないように、U型握りバーを旋回マウントに対して移動できることを示す矢印を示す、図91の病院ベッドの一部の側面図である。

図94は、ベッドの頭側端に位置する水平に配向されたアーチ状レールに取り付けるマウントカラーから上方に延長する第一のアーム部分、第一のアーム部分の上端からマットレスの頭部セクションおよびベッドのマットレス保持デッキの上に、ほぼ水平な片持ち張りのように延長する第二のアーム部分、第二のアーム部分に対して伸縮自在に延長・格納する第三のアーム部分、第三のアーム部分の端から下方に延長する綱の下端で吊り下がった空中ブランコ様握りバー、および患者ヘルパーの第一のアーム部分の底部端から延長するアームの端の円筒形酸素タンクホルダーを持つ患者ヘルパーを示すまた別の患者ベッドの斜視図であり、患者ヘルパー全体は、アーチ状レールに沿って再配置可能である。

図95は、一般に三角形の形状で、患者コントロール付きの三角形患者制御ハウジングを持つ空中ブランコ様握りバーを示す、空中ブランコ様握りバーの拡大斜視図である。

図96は、アーチ状レールの一部の上のマウントカラーを示し、患者ヘルパーをアーチ状レールに沿って再配置する能力を示すための両矢印を示す、患者ヘルパーの一部の拡大斜視図である。

図97は、頭部デッキセクションから上方に延長する第一のアームおよび第一のアームの上端から頭部デッキセクションの上に延長する第二のアームを持つ連結式アーム組立品の端に取り付けられた透明な患者制御パネルを示す、別の患者ベッドの斜視図である。

図98は、夜間モードのパネルを示す透明な患者制御パネルの正面図であり、透明な患者制御パネル上の画像は、有機発光ダイオード/ヘッドアップ表示(OLED/HUD)技術を通して制御される。

図99は、フットボードの中央領域としての役割を果たすハウジングを持つ介護者制御ユニットを示す、さらなる患者ベッドの斜視図である。

図100は、介護者制御ユニットのハウジングにパチンと留まるフットボードパネルの正面図であり、フットボードパネルは、ハウジングの一部を受け入れる中央窪みを持つ。

図101は、キャスターブレーキがブレーキ位置に移動されてベッドのキャスターにブレーキをかけることに反応して、サイドレールの窪みから出て人間工学的使用位置に自動的に旋回している介護者GUIを示す、別の患者ベッドの一部の斜視図である。

図102は、キャスターブレーキべダルがニュートラルまたは進行位置に移動されることに反応して、サイドレールの窪みに戻る保管位置へと自動的に旋回している介護者GUIを示す、図101に類似の斜視図である。

図103は、介護者汎用遠隔カートを使用して患者ベッドおよび部屋のその他の患者ケア機器を制御している介護者を示す、病室の斜視図である。

図104は、ポールの最上部に取り付けられたGUI、GUIの下のポールに取り付けられたトレー、ポールの下端に結合されたキャスター付きベース、および患者ベッドの機能を制御するための足操作コントロールを持つベースを示す、介護者汎用遠隔カートの斜視図である。

図105は、介護者汎用遠隔カートと病室の一部の機器との間の略図無線信号を示す、図103に類似の斜視図である。

図106は、介護者がハンズフリーで操作することを意図している制御パネル上のベッド機能を選択している介護者を示す、また別の患者ベッドの斜視図である。

図107は、患者ベッドのマットレス上の患者を体位変換している介護者を示す、図106に類似の斜視図である。

図108は、足を動かしてライトカーテンを遮り、介護者が以前に制御パネルを使用して選択したベッド機能を作動させている介護者を示す、図106および107に類似の斜視図である。

図109は、病院ベッドの特徴および機能を制御するために使用される介護者GUIの正面図である。

図110は、病院ベッドの特徴および機能の制御に使用するための、その表示スクリーン上に表示されるベッドコントロールを持つ電話の正面図である。

図111は、サイドレール本体の窪みに取り付けられた介護者制御パネルの第一のスタイルを持つサイドレールの斜視図である。

図112は、サイドレール本体に取り付けられ、窪みから旋回して出る介護者制御パネルの第二のスタイルを示す、図111に類似の斜視図であり、制御パネルは、患者が制御パネルのユーザー入力にアクセスすることを阻止するために、その上端から突き出る額を持つハウジングを含む。

図113は、フットボードの上部領域からベッドの頭側端に向かって延長する握りハンドルの底部上に位置する介護者制御パネルを持つ、別の患者ベッドの斜視図である。

図114は、フットボード握りハンドルの制御パネルの1つを使用している介護者を示す、図113の患者ベッドの上面図である。

図115は、患者の離床を支援するために、頭部レールのサイドレール本体に対して約90°旋回するその足側端に、握りハンドルを持つ頭部レールを示す、図113および114の患者ベッドの頭部レールの斜視図である。

図116は、伸縮自在なリフトシステムを持つ患者ベッドの斜視図である。

図117は、第一のタイプのベースおよびリフトシステムに取り付けられたベッドの上部分を示す、別の患者ベッドの斜視図である。

図118は、図117のベッドの第一のタイプのベースおよびリフトシステムの斜視図である。

図119は、ベッドの上部分の隅領域に取り付けられた垂直リフトチューブを含む第二のタイプのリストシステムに取り付けられた図117のベッドの上部分を示す斜視図である。

図120は、垂直リフトチューブの1つの拡大斜視図である。

図121は、ベッドのベースフレームと上部フレームの間に垂直に延長する単一リフト柱を持つ、また別の患者ベッドの斜視図である。

図122は、ベッドの横方向に延長するベース部分と上部フレームの間に延長する垂直に配向されたらせん状リフト機構を示す、図23〜26の患者ベッドに類似の、さらなる患者ベッドの斜視図である。

図123は、ベッドのベースに対して下降位置に移動された上部フレームを示す、図122のベッドの側面図である。

図124は、窪みを通して患者ケアラインを送れるように、ライン受け入れ窪みから出て上方に旋回した開放位置にあるライン管理クリップを示す、サイドレールの上部領域の一部の斜視図である。

図125は、患者ケアラインを窪み内に噛み合わせて維持するために、閉鎖位置に移動されたライン管理クリップを示す、図124に類似の斜視図である。

図126は、患者ベッドのそれぞれのサイドレールの最上部に取り付けられた一対のラインマネジャーを示す斜視図である。

図127は、ラインマネジャーが再配置のためにサイドレールの最上部に沿ってスライド可能であることを意味する両矢印を示す、図126のサイドレールおよびラインマネジャーの1つの側面図である。

図128は、中央部分の反対側に位置付けられたキャスターブラケットに対して上昇・下降する中央部分のあるベースを持つ、別の患者ベッドの斜視図である。

図129は、ベースの中央部分を下方に移動させるために、足部ペダルを下方に踏んでいる介護者を示す、図128のベッドの一部の斜視図である。

図130は、キャスターブラケットに取り付けられたキャスター、およびキャスターブラケットとベースの中央部分を相互連結し、ベースの中央部分がキャスターブラケットに対して上昇・下降できるようにする連結機構を示す、ベースの一部の端面図である。

図131はまた別の患者ベッドの斜視図である。

図132は、縦フレーム部材の頭側端および足側端部分に対して下方に下がった中央セクションをそれぞれ持つ、縦フレーム部材を含むベッドの上部フレームを示す、図131のベッド患者の一部の斜視図である。

図133は、患者ベッドに取り付けられた運動マシンを示す、患者ベッドの斜視図である。

図134は、運動マシンのシートの斜視図である。

図135は、ベッドの足部デッキセクションの一部および運動マシンの足部パネルの一部を示す斜視図であり、足部パネルは、足部パネルをベッドに結合するために、足部デッキセクションに形成されたスロット内に挿入するバーに結合されている。

図136は、介護者による移送のために、ベッドから分離され、折り畳まれた運動マシンの斜視図である。

図137は、介護者によって引かれている折り畳まれた運動マシンの側面図である。

図138は、上昇位置にあり、運動療法の一部として患者が足で前後に動かす足部ペダルを持つベッドの足部レールの1つを示す、また別の患者ベッドの斜視図である。

図139は、足部レールの内側で足部レールのパネルの間に位置する療法装置の構成要素を示す図138のベッドの足部レールの1つの分解図であり、療法装置は、ガスシリンダーダンパーに取り付け、スロット内のプレートに沿ってスライドするスライダーを持つ穴のあるプレートを含み、足部ペダルは、足部レールパネルの1つのスロットを通って延長し、スライダーに旋回可能に結合するアームを持ち、足部レールのパネルは使用されていない時に足部ペダルを受け入れる保管用窪みを持つ。

図140は、ベッドのマットレス上に横たわった患者を示し、運動療法のために患者によって使用されるペダル機構を持つベッドのフットボードを示す、別の患者ベッドの斜視図である。

図141は、椅子位置にあるベッドを示し、ベッド上で座った位置にある時にペダル機構を使用している患者を示す、図140のベッドの斜視図である。

図142は、保管のためにフットボードの窪みに受け入れられたペダル機構を示す、図140および142のベッドのフットボードの斜視図である。

図143は、患者による使用のために、窪みから出て展開されたペダル機構を示す、図142に類似の斜視図である。

図144は、かかとサポートおよびベッドのフットボードに取り付けられた足固定ストラップ付きの足部パッドを示す別の患者ベッドの斜視図であり、患者の足はベッドに横になった位置の時、足部パッドに固定されている。

図145は、運動療法の一部として、フットボードに向かって体を引きつけるために膝を曲げている患者を示す、図144に類似の斜視図であり、ベッドは、必要に応じて運動療法の間に患者が握る一対の握りハンドルを持つ。

図146は、図144および145のフットボードの拡大斜視図であり、フットボードは、フットボードの本体の中央領域から上方に延長するグラフィカルディスプレーを持ち、表示スクリーンは、運動療法に関する情報およびメッセージを表示する。

図147は、図116に示されたものと同じベッドの斜視図である。

図148は、液体の収集のために、図147のベッドのマットレス保持壁に取り付けられた透明な使い捨て排液容器の斜視図である。

図149は、ベッドのベースから延長するブラケットに結合され、ベッドに隣接して位置付けられる椅子に結合される逆さU型握りバーを示す、図147のベッドの端面図である。

図150は、ベッドの上部フレームの足側端にある排液バッグホルダーを示すさらなる患者ベッドの斜視図であり、排液バッグホルダーは、ホルダー上の排液バッグの存在を感知するセンサーを持つ。

図151は、垂直に配向されたプレートを持つ排液バッグホルダー、プレートから延長する旋回タブに旋回可能に結合する排液バッグバー、およびプレートに形成された穴に受け入れられるリミットスイッチを示す、図150の排液バッグホルダーの分解斜視図であり、リミットスイッチは、排液バッグがバーに取り付けられた時、排液バッグから延長するアームに接触して閉鎖位置に移動されるレバーを持つ。

図152は、フットボードがベッドのオーバーベッドテーブルとしての役割を果たすように、患者の脚の上に重なる位置へと矢印の方向に上方に旋回されたベッドのフットボードを示す、別の患者ベッドの斜視図である。

図153は、フットボードとしての役割を果たすために、その通常位置に戻されたフットボードを示す、図152のベッドの一部の斜視図である。

図154は、オーバーベッドテーブルとして使用される時、フットボード上に物を保持するのを助けるためにフットボードに形成された窪みを示す、フットボードの斜視図である。

図155は、フットボードの一部として含まれる制御パネルを使用している介護者を示す斜視図である。

図156は、フットボードの本体から下方に延長する一対のポストを示すフットボードの斜視図であり、ポストは本体に旋回可能なように結合されている。

図157は、患者ベッドに取り付けられ、ベッドの足部延長装置としての役割を果たすように、ポストの周りを矢印の方向に下方旋回された、図156のフットボードの斜視図である。

図158は、床に向かって下を向いたフットボードに足支え用の膨らみを持つ、第一の配向にあるベッドの足部セクションに取り付けられたフットボードの上にある患者の足を示す、椅子位置にある別の患者ベッドの斜視図である。

図159は、フットボードが第二の配向にあるベッドの足部セクションに取り付けられている時、足支え用の膨らみの上にある患者の足を示す、図158に類似の斜視図である。

図160は、足支え用の膨らみの上にある患者の足を示す、図159のベッドの一部の側面図である。

図161は、フットボードの役割を果たすためにベッドの足側端に隣接して位置付けられた分割フットボードを持つ、さらに別の患者ベッドの斜視図である。

図162は、曲がった両矢印で示されるように、ベッドの足部セクションの隅の周辺で垂直軸の周りに旋回された分割フットボードのセクションの1つを示す、図161に類似の斜視図である。

図163は、ベッドの足部セクションに沿い、フットボードのもう1つのパネルに対して上昇位置へと上方に旋回したフットボードセクションの握りハンドルパネルを持つ、フットボードセクションを示す、図162に類似の斜視図である。

図164は、伸縮自在に互いに結合された複数のセグメントを含むフットボードを持つベッドを示す、さらなる患者ベッドの斜視図であり、フットボードは、伸縮自在セグメントが延長構成にある上昇位置にある。

図165は、伸縮自在セグメントが最上部セグメントの中に格納された折り畳みまたは下降位置にあるフットボードを示す、図164に類似の斜視図である。

図166は、上昇位置にある図164のフットボードの拡大斜視図である。

図167は、下降位置にある図165のフットボードの拡大斜視図である。

図168は、ベッド上の患者が見るためにテレビが上昇位置へと上方に移動されたベッドのフットボードを示す、また別の患者ベッドの斜視図である。

図169は、テレビが上昇位置にある図168のフットボードの拡大斜視図である。

図170は、下降位置にありフットボードの内部に保管されているテレビを示す、図168のベッドの一部の斜視図である。

図171は、図168のベッドのフットボードの分解図である。

図172は、柔軟な上部セグメントを含むIVポールを持つ別の病院ベッドの一部の斜視図である。

図173は、ベッドの頭部セクションと接触したために損傷した機器の1つを支える標準IVポールを示す略図である。

図174は、ベッドの頭部セクションがIVポールの柔軟なセグメントによって支えられる機器の一つと接触することに反応して屈折している柔軟なセグメントを示す、図173に類似の略図である。

図175は、ベッドコントローラがベッドのアクチュエータに信号を送って是正措置を取れるように、IVポールが障害物と接触していることを示す信号をベッドコントローラに提供する接触センサー付きのIVポールを持つさらなる患者ベッドの斜視図である。

図176は、接触センサーのないIVポールを持つベッドを示す、図175に類似の斜視図であり、IVポールは、ベッドの上部フレームの傾きのために頭部壁ユニットの中にぶつかっている。

図177は、結合ソケットの上の伸縮自在ポールおよび結合ソケットに隣接するロードセルを示す、図175のIVポールの分解図である。

図178は、図177の結合ソケットおよびロードセルの拡大分解図である。

図179は、ベッド退出および患者ベッドの患者離床警報モードに関する情報を持つ表である。

図180は、ベッド退出ゾーンの位置を患者に示すために、ベッドに隣接する床の上に明るい画像を投影する能力を持つベッドを示す、別の患者ベッドの斜視図である。

図181は、ベッド退出警報システムがセットされた時、明るくなるアイコンを持つフットボードを示すまた別の患者ベッドの一部の斜視図であり、アイコンは、ベッドから出ないようにという指示を患者に提供する。

図182は、緑色に点灯して、関連する監視ベッド機能のステータスが満足のいくものであることを示し、緑色以外の色に点灯して関連する監視状態のステータスが不十分であることを示す一式のアイコンを持つベッドのフットボードを示す別の患者ベッドの端面図であり、アイコンは、ベッドの関連する機能が監視されていない場合は点灯しない。

図183は、ベッドの足側端の近くの床の上に一式のアイコンを投影し、ベッドの側部の近くにメッセージを投影しているベッドを示す図87のベッドに類似のベッドの斜視図であり、アイコンはベッドの監視機能のステータスを示し、メッセージは、患者がベッドから出たい場合に看護師を呼ぶよう患者にアドバイスしている。

図184は、内蔵足温器を含むフットボードを示す、別の患者ベッドの一部の斜視図である。

図185は、フットボードの中央領域から上方に延長するカメラユニット付きのフットボードを持つさらに別の患者ベッドの一部の斜視図であり、カメラモジュールは、ベッド上の患者の方を向くカメラおよびGUIを持ち、ベッドは、ベッドの計量器システムを使用して患者体重測定を行なうのと実質的に同時に、患者の写真を撮影するようにカメラに命令する制御回路を持ち、GUIは撮った写真を表示する。

図186は、計量器システムが、追加された機器を説明するために風袋重量を再計算できるよう、ベッド上に置かれた機器のRFIDタグを読み取るRFUDタグリーダーを持つ、さらなる患者ベッドの斜視図である。

図187は、図186に類似しているが、ベッドのフットボード上に吊り下げられたマットレス制御ボックスを拡大ウィンドウ内に示す、斜視図である。

図188は、タグのユニバーサル・シリアル・バス(USB)コネクタを露出させるためにカバーを取り外した、RFIDの斜視図である。

図189は、無線送信するデータをコードし、充電するためのコンピュータのUSBポートに結合されたRFIDタグを示す、RFIDタブおよびコンピュータの一部の斜視図である。

図190は、内蔵握りハンドル、制御ペンダントの成形縁を受け入れるための溝、小便器のための窪みと結合バー、および内蔵ラインマネジャーを持つサイドレールを示す、サイドレールの斜視図である。

図191は、図190のサイドレールの後面図である。

図192は、図190のサイドレールおよびマットレスの一部の後面図である。

図193は、マットレスの反対側に沿って上方に延長する一体型フォーム側部補助枕を持つフォームマットレス、およびベッドの頭部セクションの上方にアーム組立品によって保持されたホワイトノイズ発生装置/ノイズキャンセルユニットを示す、別の患者ベッドの一部の斜視図である。

図194は、洗浄剤を感知するためのベッドのサイドレールおよびエンドボード上のセンサー、およびベッドが清潔か汚れているかを示すメッセージを表示するベッドのフットボード上の点灯サインを持つ、またさらなる患者ベッドの斜視図である。

図195は、殺菌剤噴霧器システムを含む別の患者ベッドの斜視図である。

図196は、それを通して殺菌剤が送られる噴霧器スプレーノズルを示す、図195のベッドのサイドレールの1つの拡大斜視図である。

図197は、ユーザー入力を殺菌するために、ノズルからサイドレールのユーザー入力に下方に送られているミストを示す、図196に類似の拡大斜視図である。

図198は、感染制御のために、ベッドのサイドレールおよびベースに含まれた指向性紫外線(UV)ライトを持つ、また別の患者ベッドの斜視図である。

図199は、図198のベッドのサイドレールの1つの拡大斜視図である。

図200は、半透明の握り部分およびそれにUVライト発光ダイオード(LED)が取り付けられているスチールフレームを持つサイドレールを支援す、図199のサイドレールの一部の分解図である。

図201は、ベッドの上部フレームから横方向に外側に展開する離床シートを持つベッドを示す、別の患者ベッドの一部の斜視図である。

図202は、展開された離床シートに座っている患者を示す、図201に類似の斜視図である。

図203は、離床シートに座っている患者および介護者によって患者の所まで押された移送用椅子を示す側面図であり、ベッドから椅子への離床中、患者がベッドおよび椅子の部分によって取り囲まれるように、移送用椅子は離床シートの側部に位置する溝にスライドして入る水平のアームを持つ。

図204は、移送用椅子のシートに座っている患者を示す斜視図である。

図205は、離床シートの溝から間隔を置き、それと整列している移送用椅子の水平のアームを示す斜視図である。

図206は、頭部の壁のユニットのパネルに取り付けられた3次元(3D)センサーを持つ患者部屋の斜視図である。

図207は、3Dセンサーによって取得された画像を見るために、ナースステーションでコンピュータを使用している介護者を示す斜視図である。

図208は、患者の遠隔体重測定が行なわれる前にコンピュータの表示スクリーン上に表示される情報を示す、図207のコンピュータの正面図である。

図209は、患者の遠隔体重測定が行なわれた後に表示スクリーン上に表示される情報を示す、図208に類似のコンピュータの正面図である。

図210は、図103〜105の汎用ケアカートおよびベッド電気システムのブロック図である。

図211は、フットボードにヒータを持つ、図184のベッドの電気システムのブロック図である。

図1を参照すると、患者ベッド10は、一対の頭部レール14のそれぞれの頭部レール14にそれぞれが重なる一対の足部レール12を含む、4つのサイドレールを持つ。ベッドの頭部セクション16が上昇すると、各頭部レール14は、旋回しないそれぞれの円形ハブ18の周りを旋回する。ハブ18は、患者制御パネル20を含む。各足部レール12は、患者によって、図1に示される第一の位置から、例えば図4に示される第二の位置へと手で移動可能である。第一の位置では、足部レール12は、図2に示されるように、患者がベッド10から離床するのをブロックする。足部レール12が第二の位置にある時、患者は、図4に示されるように、ベッド10から離床できる。

患者が、第一の位置と第二の位置の間、足部レール12を手で移動させる時、足部レール12の足側端22はベッド10の上部フレーム24に沿って平行移動し、足部レール12の頭側端26は関連する頭部レール14に沿って平行移動する。頭部レール14はそれぞれ、足部レール12の側壁の頭側端26の近くに取り付けられた、ローラーまたはグライドパッドなどの、減摩要素(非表示)を受け入れるトラックまたは溝28を持つ。別の減摩要素(非表示)は、足部レール12の足側端24とベッドの上部フレーム24の間に接点を提供する。一部の実施形態では、上部フレームも、減摩要素を受け入れるためのトラックまたは溝を持つ。

図1〜4の足部レール12は、ミニバンのスライディングドアが動作するのに似た方法で動作する。第一の位置と第二の位置との間でのベッド10の足部レール12の移動は、患者によって容易に達成される。一部の実施形態では、各足部レール12から延長するポストは、スロットを通って関連する頭部レール14の内部領域へと入り、頭部レール14の内部領域内に位置するガスシリンダーダンパーに取り付けられる。ガスシリンダーダンパーは、頭部レール14に対して第一の位置と第二の位置の間の任意の位置に足部レール12を保持する。足部レール12が第二の位置にある時、図4に示されるように、ベッド10に並んで見た時、これは頭部レール14のほとんど全部と重なる。

図1に示されるように、ベッド10は、足部レール12に取り付けられた介護者制御ポッド30を持つ。ポッド30は、ベッドの上部フレームが有するベッド制御回路と無線通信する無線モジュールである。従って、ベッド10の足部レール12を通して送る必要のある電線はない。

今度は図5〜7を参照すると、患者ベッド50は、一対の足部レール52および一対の頭部レール54を含む4つのサイドレールを持つ。図5および6に示されるように、足部レールが延長位置にある時、足部レール52はそれぞれの頭部レール54と部分的に重なる。図7に示されるように、足部レールが格納位置にある時、足部レール52は頭部レールと実質的に重なる。図5に示されるように、足部レールの足側端56は、ベッド50の上部フレーム66のフレーム部材64に形成されたスロット62に受け入れられるローラーまたはグライドパッドなどの、各減摩要素60を有する下方に延長するアーム58を持つ。各足部レール52の頭側端68は、関連する頭部レール54の細長い中央チューブ72と結合するスライダー70を含む。足部レール52が関連する頭部レール54に対して延長位置にある時、スライダー70は、関連する頭部レール54の足側端74の近くにある。足部レール52が関連する頭部レール54に対して格納位置に移動する時、スライダー72は、それぞれの頭部レール54の頭側端76の近くにある。

説明のための例では、足部レール52および頭部レール54はそれぞれ、上部チューブ71、中央チューブ72および下部チューブ73を持つ。ベッド50の頭部セクション78が下降し、上部フレーム66が水平方向にある時、足部レール52および頭部レール54のチューブ71、72、73のそれぞれは実質的に水平に方向付けられる。端キャップ79は、足部レール52の足側端56および頭部レール54の両端に提供される。端キャップ79は、端またはそれぞれのチューブ71、72、73を相互接続する。スライダー70は、足部レール52の頭側端68で端キャップの役割を果たす。スライダー70は、頭部セクション78が上昇・下降する時、頭部レール54の旋回運動に対応するように構成されている。従って、各スライダー70は、関連する足部レール52のチューブ71、72、73に固定された外側部品、および関連する頭部レール54の中央チューブ72に結合された内側部品を含む。スライダー70のそれぞれの内側部品は外側部品に対して回転可能であり、足部レール52がそれぞれの頭部レールに対して延長・格納する時、各スライダー70の内側部品は、関連する頭部レール54の中央チューブ72に沿ってスライドする。

今度は図8を参照すると、患者ベッド80は、患者によって押される時に関連する足部レール86の電動下降を開始する、頭部レール84上のボタン82を持つ。ベッド80の両方の頭部レール84は、図8では1つのボタン80しか見えないが、複数のボタン82を持つ。図9は、ボタン82の1つの拡大図を示し、足部レールが下降し、下降した足部レールの上でベッドから片脚を出してぶらぶらさせている患者を示すボタン82上の印またはアイコン88がある。従って、ベッド80内の患者は、それぞれの頭部レール84上のボタン82を押すことによって、足部レール86を下降することができる。一部の実施形態では、ボタン82を押すと、ベッド80の頭部セクション90の電動上昇も生じさせる。頭部セクション90は、ボタン82が押されている時に上昇し、ボタン82を放すと上昇が停止する。追加的に、一部の実施形態では、ボタン82を押すと、ベッド80の大腿および足部セクションが上昇している時はそれらも平らになって膝を休ませる。大腿および足部セクションは、図8および10では番号が付いていないが、患者ベッドの技術分野ではよく知られている。さらに追加的に、一部の実施形態では、患者がベッド80を出る準備をしていることを1人以上の看護師に警告するために、ボタン82のどちらかが押された時、信号がベッド80からナースコールシステムに送信される。一部の実施形態では、図10に示されるように、ボタン82のどちらかが押されることに反応して、ベッド80の夜間灯が点灯するかまたはより明るくなる。

一部の実施形態では、ベッド80の介護者制御パネル92は、足部レール86を降下させるため(およびボタン82が押された時に起こる、その他のベッドの動きおよびナースコールシステムへのベッド信号を無効化するため)に患者がボタン82を使用するのをロックアウトまたは無効化するために、介護者が使用できるユーザー入力を含む。当然、ユーザー入力は、ボタン82の機能が無効化された後にそれを有効化するためにも使用されうる。ボタン82が無効化され、患者がボタン82のどちらかを押した場合、患者がベッド80から出たいということを介護者が知り、患者を助けるために患者の部屋に行くことができるよう、ナースコール信号がベッドからナースコールシステムに送信される。介護者が当技術分野でよく知られている方法で手動でサイドレールを降下させるために、足部レール86は通常のラッチリリースを含むことが本開示では企図されている。ボタン82を押すことに反応した足部レール86の電動下降の間、患者による足部レール86の下降がゆっくりと起こるように、モーター速度は遅くなっている。介護者による通常のラッチリリースの間、足部レール86はもっと速く下降させることができる。

次に図11を参照すると、患者ベッド100は、ハンドホール106中でアクセス可能で、ベッド100のフレーム108に沿った平行移動のために、関連する足部レール102をリリースするよう患者によって使用されるレバー104をそれぞれが含む一対の足部レール102を持つ。ハンドホール106の上の握りハンドル110は、段114によって分離された握りエリア112を提供するために段のある底面を持つ。患者は、足部レール102をベッド100の頭側端116に向かって徐々に移動させる間、それぞれの握りエリア112をつかまえる。患者が、足部レール102の1つを図11に示される離床ブロック位置から、図12に示される邪魔にならない位置へと移動させた後、患者はベッド100の側部から離床できる。

図12に示されるように、ベッドフレーム108は、ベッド100の縦に延長する上部フレーム部材122からある距離を置いた、一対の横方向に延長するチューブ120によって保持される縦に延長するレール118を含む。スライダー124は、レール118上に取り付けられ、一対のリンク126がスライダー124および関連する足部レール102を相互接続する。スライダー124がレール118の足側端128の近くに配置されている時、それは定位置にロックされている。患者がレバー104を引くと、スライダー124がレール124から解除されて、関連する足部レール102、リンク126、およびスライダー124をユニットとして、患者がレール118に沿ってベッド116の頭側端に向かって手で移動できるようになる。スライダー118がレール118の頭側端130に達すると、それはまたレール118上の定位置にロックされる。足部レール102、リンク126およびスライダー124が元の位置に戻って患者がベッド100から離床するのをブロックできるように、レール118の頭側端130に隣接するロック状態からスライダー118を解除するために患者が使用する第二のリリースレバー132が、各足部レール102に提供されている。

ベッド100のその他の機能には、図11に示されるように、一対の頭部レール136の1つに洗液を保管するカップホルダー134、および図12に示されるように、一対の頭部レール136のもう一方に結合された振り子のように揺れるカップホルダー138を含む。振り子のように揺れるカップホルダーは、ベッド100の頭部セクションが上昇・下降する時、飲物カップを真っ直ぐな位置に維持するために、重力によって頭部レール136に対して旋回する。一部の実施形態では、ベッド100の夜間灯は、ベッド100の頭側端116への移動のために、レバー104が作動されて関連する足部レール102を解除することに反応して、点灯するかまたはさらに明るくなる。各足部レール102および各頭部レール136は、手動下降のために、介護者が使用して、関連する足部レール102または頭部レール136を手動解除するリリースハンドル140を含む。

今度は図13を参照すると、患者ベッド142は、一対の足部レール144および一対の頭部レール146を含む4つのサイドレールを持つ。各足部レール144は、円形ハブ148に結合され、ハブ148に対して図14に示される水平の下降位置から図13に示される垂直の上昇位置に患者が手で回転することができ、ベッド142から患者が離床できるようになる。各頭部レール146もそれぞれのハブ148に結合されており、ハブ148に対してそれぞれの上昇および下降位置の間を回転できる。頭部レール146は、ベッド142の頭部セクション150が上昇・下降する時、ハブ148に対して回転する。説明のための例では、ベッド142の各側部上の足部レール144および頭部レール146は、ハブ148の共通軸152の周りを回転する。ハブ148内の止め具は、足部レール144がその水平下降位置より下に回転するのを阻止する。ハブ148はそれぞれが、ベッド142の上部フレーム158のフレーム部材156に結合されたもう一方を持つ、L型アーム154の一端に結合されている。

今度は図15を参照すると、マットレス保持デッキ160は、デッキ160の頭部セクション166に結合された左右のターンアシストパネル162、164を持つ。パネル162、164はそれぞれ、説明のための例では長方形である。頭部セクション166は、底に形成された一対の長方形の穴168を持ち、そのうち1つのみを図15で見ることができる。パネル162、164は、各穴168の頭側端および足側端を定める端壁170に旋回可能なように結合されている。パネル162、164の壁170への旋回可能な結合は、頭部セクション166の中央領域に向かって穴168の隅領域に隣接している。カム172は、穴168の壁170の間に縦に延長するシャフト174に取り付けられる。シャフト174は、穴168の隅領域の間のほぼ中ほどに位置し、長方形の穴168の長い側部と平行である。カム172は、穴168の端壁170の間のほぼ中ほどのシャフト174上に取り付けられる。各カム172は、それぞれのパネル162、164の底面と噛み合う。

それぞれのモーター(非表示)による各シャフト174の第一の方向への回転によって、関連するカム172がそれぞれのパネル162、164の底面をワイプし、パネル162の図15に示されるように、パネルを上方に持ち上げる。それぞれのモーターによる各シャフト174の、第一の方向とは反対の第二の方向への回転によって、関連するパネル162、164を頭部セクション166上へとまた下降できるようになる。当然のことながら、シャフト174は、パネル162、164を持ち上げたり下降させる間、約90°など全回転より小さく回転される。パネル162、164の上方への移動は、図16に示されるように、ターンアシスト機能をベッド176に提供する。従って、ベッド176のマットレス178は、説明のための例では、連結式左ターンアシストパネル162によって上方に持ち上げられる部分を持つ。また説明のための例では、マットレス178はフォームマットレスである。

次に図17を参照すると、別の患者ベッドの一部180は、マットレスの頭部セクション188が上昇しても水平配列のままとなる頭部および足部レール182、184をマットレス186の片側に持つ。マットレス186の反対側の頭部レール182は、上方に旋回して、マットレス186の上昇した頭部セクション188の領域に追加的な離床バリア範囲を提供する頭部レール部分190を含む。

図18に示されるように、頭部レール182はそれぞれ、頭部レール182の頭側端194の近くに押しボタン192を持つ。ボタン192は、押された時に上方への手動移動のために部分190を解放する。ボタン192を放すと、部分190はその上昇位置にロックされる。患者制御パネル196は、頭部レール182の足側端198から横方向に延長し、図18に示されるように、一式の介護者コントロール197が、各頭部レール182の足側端198の近くの傾斜面199上に提供される。図19の例では、ボタン192は省略されており、頭部レール部分190は、マットレス186の頭部セクション188が上昇するのに反応して、上方に旋回する。従って、図19の例では、部分190はモーターによって移動される。

今度は図20を参照すると、患者ベッド200は、下降位置にあるサイドレール、実例として足部レール202を持ち、また足部レール202が下降位置にある時、ベッド200から離床する患者が使用するための握りハンドルを提供するために、足部レール本体208に形成された傾斜溝206内で上方に持ち上げられた延長可能な離床ハンドル204を持つ。溝206の傾斜は、離床ハンドル204が、溝206内で水平でも垂直でもない経路に沿って移動するようになっている。溝206は、本体208の最上部に配置された開口209で終わり、ハンドル204は、使用位置に持ち上げられた時に開口209から出て上方に移動する。図21に示されるように、足部レール202は、足部レール202が上昇位置にある時、ベッドから離床する患者が使用する握りハンドルを提供するために、足部レール本体208の頭側端212から水平に延長可能な第二の離床ハンドル210を持つ。図22は、延長可能な離床ハンドル204が患者がハンドル204の上端領域をつかむのを容易にする窪み214を持つことを示す。

図21に示されるように、サイドレールの本体208に対して上昇位置にロックハンドル204をロックするために、ロック203がハンドル204に提供されている。ロック203は、連結部205、およびハンドル204の側部から外側に延長し、穴またはポケットなど溝206の側部を定める本体208の壁に形成された開口部(非表示)に受け入れられる一対のピン207を含む。窪み214内のパドル215は、患者によって動かされて連結部205を作動させ、それによってピン207を開口部から引っ込めて、ハンドル202を上昇した使用位置から下降した保管位置へと移動できるようにする。一部の実施形態では、類似のタイプのロックがハンドル210に提供されている。説明のためのロック203の代わりに使用されうるその他の適切なロックには、数例を挙げると、一端がハンドル204に取り付けられ、もう一方がサイドレール202の本体208に取り付けられているラップスプリングクラッチ機構(例えば、ミシガン州ノビのPorter Systems, Inc.から入手可能なMECHLOK(登録商標)装置)、一端がハンドル204に取り付けられ、もう一方の端がサイドレール202の本体208に取り付けられているロッキングガススプリング、ラッチタイプ機構、およびねじジャッキ機構が含まれる。

今度は図23〜26を参照すると、患者べッド220は、それぞれが湾曲した柔軟なパネル226を備える頭部および足部レール222、224を持つ。一対の湾曲したガイドポスト228は、それぞれの足部レール224の頭側端およびそれぞれの頭部レール222の足側端のガイド溝を提供するために、それぞれの頭部および足部レール222、224の間にそれぞれが配置されている。制御ペンダント230は、各ポスト228に形成された溝232から出て延長可能である。ペンダント230は、片側に患者コントロールを、もう一方の側に介護者コントロールを持つ。ベッド220のヘッドボード234は、頭部レール222の頭側端のためのガイド溝を持ち、フットボード236は、足部レール224の足側端のためのガイド溝を持つ。

上昇位置と下降位置の間での頭部レール222の移動は、ヘッドボード234のガイド溝およびガイドポスト228によってガイドされる。同様に、上昇位置と下降位置の間での足部レール224の移動は、フットボード236のガイド溝およびガイドポスト228によってガイドされる。図24に示されるように、頭部および足部レールがそれぞれの下降位置に移動された後、ガイドポストは保管位置へと下方に折り畳むことができる。

次に図27を参照すると、患者ベッド240は、ほぼ垂直な旋回軸248の周りの移動のために足側端部分244が頭側端部分246へと旋回している、頭部レール242を持つ。図28に示されるように、足部レール部分244が関連するマットレス250から離れて延長して患者離床のための握りハンドルを提供するように、頭部レール242の足側端部分244は、頭側端部分246に対して約90°旋回する。

次に図29を参照すると、患者ベッド260は、上部セクション264が下降位置にある時、サイドレールがコンパクトでベッド260のマットレス268から外側に離れて回転でき、マットレス268と実質的に平行な配向に保管するためにマットレス268の下に滑り込むようにするため、下部セクション266に対して上昇位置から下降位置に移動する上部セクション264をそれぞれ含む4つのサイドレール262を持つ。図30は、保管位置にあるサイドレール262の足部レールの1つを示す。図31は、マットレスの下から引き出され、わずかに上方に回転された足部レール262を示す。図32は、下降セクション266に対して上部セクション264が持ち上げられた、垂直に配向された足部レール262を示す。

今度は図33〜38を参照すると、患者ベッド270は、延長可能幅のサイドレール272および再配置可能な介護者グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)274を持つ。GUI274は、図33および34では、フットボード278の中央領域に隣接するベッドの足側端276に示されている。GUI274は、図35のベッド270の上部フレーム280の隅領域に移動される。サイドレール272の1つに対して使用位置にある開かれた棚またはオーバーベッドテーブル282も図35に示されている。棚282は、使用位置にある時、サイドレールから片持ち梁のように延びる。棚282は、サイドレールに対して、使用位置から、サイドレール272に沿って折り畳まれた保管位置に移動可能である。患者の足はフットボード278に沿って位置し、本開示によると、フットボード278は足マッサージャー(非表示)を含む。

本開示によると、棚282は誘導充電器を有する。例えば、一部の実施形態では、誘導充電器は、棚282の内部領域に位置するなど、棚282の上面の下に位置する。一部の実施形態では、誘導充電器は、棚282の上面によって保持されている。一部の実施形態では、誘導充電器の上面よび棚282の残りの上面が実質的に同一平面上にあるように、誘導充電器は棚282の上面の窪みの中に埋め込まれていることも意図されている。誘導充電器は、一部の実施形態では、近接場3の誘導充電器である。誘導充電器は、棚の上に置かれた電子装置を誘導的に再充電する働きができる。電子装置には、例えば、患者のスマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、および同類のものを含む。

図36では、足部レール272の1つは、患者の離床のために下降している。下降した足部レール272は、足部レール272の第二の部分286とは別で、その下に位置する第一の部分284を持つ。図36にも示されるように、握りバー288は、椅子290およびベッド270のベースフレーム292に接続されている。図37に示されるように、患者は、ベッド270から立ち上がる準備のために、足部レール272の第二の部分286のハンドルを握り、頭部レール272のハンドルを握る。患者が立ち上がった後、患者は、ベッドのベースフレーム292と椅子290を相互接続する握りバー288を使用する。握りバー288をつかむことによって、患者はベッド270から椅子290に移動でき、倒れる可能性を最小化できる。

次に図39を参照すると、マットレス保持デッキ300は、マットレス302および一対のサイドレール304を保持する。図39では、サイドレール304の1つが、マットレス保持デッキ300の下への最終的保管のために、マットレスの上面306と平行な位置に向かって旋回しているのが(透視して)示されている。図40は、図39に従って作られたモデルを示す。図40のサイドレール304は、マットレス保持デッキ300のセクションの下の保管位置にある。図41では、サイドレール304はマットレス保持デッキ300の下から引き出され、上昇位置に向かって部分的に旋回されている。一対のアーム308は、サイドレール304がデッキ300に対して上昇・下降する時、その動きをガイドする。図42では、サイドレール304は上昇位置にある。

今度は図43Aを参照すると、サイドレール組立品は、上部および下部サイドレール本体セクションおよび下部サイドレール本体セクションの底部から延長する一対の連結アームを持つ。連結アームのそれぞれは、図43に示されるように、X、YおよびZセグメントを持つ。Zセグメントは、垂直には移行されたセグメントであり、Yセグメントは長い水平配向のセグメントであり、Xセグメントは、短い水平配向セグメントである。図43Aおよび43Bの黒い背景は、これらの図での参照番号の使用を妨げている。

図44は、図43Aおよび43Bに従って作られたモデルを示す。図44では、サイドレール310は下降位置にある。サイドレール310は、第一および第二のセクション312、314を持ち、図44では第一のセクション312は第二のセクション314の後に押し込まれている。図45では、使用者がサイドレール310を上昇させるための準備で、上部サイドレール本体セクション312の一部を握っている。図46では、使用者は、中間位置にあるとして示されているサイドレール310を引き続き上昇させる。図47では、サイドレール310は上昇位置にあり、第一のセクション312が第二のセクション314の上方に位置している。

次に図48を参照すると、患者ベッド320は、ベッド320の頭側端326に隣接する、第一の横方向延長レール324に沿って再配置可能な患者ヘルパー322を持つ。ベッド320は、ベッド320の足側端332に隣接する、第二の横方向延長レール330に沿って再配置可能なGUI 328も持つ。ベッド320は、患者がベッドから落下するのを防ぐために、ベッド320のマットレス336の左右の側部に沿ってバリアを提供する4つのサイドレール334を持つ。GUI 338は患者ヘルパー322の端から吊り下げられており、握りハンドル340はGUI 338の周りに構築されている。図49に示すように、ベッドの左側に沿った中央領域に隣接する各サイドレール334の第一の部分342は、それを通って患者がベッド320から離床できる、サイドレール334の間の開口を提供するために、サイドレールの第二の部分344に対して約90°旋回している。

ここで図50を参照すると、患者ベッド350は、従来的サイドレールは持たないが、その代わりにベッドフレーム352の各側部上に一対の握りバー354を持つベッドフレーム352を持つ。図50〜52では、ベッド350の片側の上に見える握りバー354は、ベッド350のマットレス356の下の保管位置にある。マットレス356は、マットレス356の側部に沿って位置し、例えば図51に示されるように患者がベッドから落下するのを防ぐためにバリア360を提供するよう膨張された、例えば図54で示されるバリア空気袋358を持つ。図52では、マットレス356の足部セクション362の側部にあるバリア空気袋358は収縮状態にある一方、もう一方のバリア空気袋358は膨張されたままで、患者の腰および胴体領域にそれぞれのバリア360を提供する。図53では、マットレス356の側部の1つに沿ったバリア空気袋358は、収縮されておりベッド350から患者が離床できるようになる。また図53では、握りバー354は、握りバー354の間に位置付けられた患者によって握られるよう、使用位置へと上方に旋回されている。図54は、膨張状態の袋358が、マットレスの中央領域の上面364に対して約6.5インチの高さのバリア360をどのように作るかを示す。図55では、袋358は収縮状態にある。

次は図56を参照すると、ベッド370のマットレス376の中央領域上の上昇位置に移動される時、サイドレールの1つ、特に足部レール372が患者リフトシステム374の一部として使用されるように、患者ベッド370は構成されている。図57では、リフトシステムサイドレール372は、ベッド370の従来的サイドレールとしての役割を果たすために、マットレス376に沿った位置に移動されている。

図58は、ベッド370のリフトシステム374の分解図を示す。リフトシステム374は、ウインチモーター(非表示)を含むウインチリフトハウジング378、キャスター382付き屈曲スチールチューブフレーム380、ハブ384、Uリンクまたは旋回ハウジング386、調節スロット390付き鋳造アルミニウム旋回アーム388、L型アルミニウム押し出しリフトアーム392、スリング394、フック398付きスリングアーム396、および一端がスリングアーム396に結合され、もう一方の端がウインチリフトハウジング378のモーターに結合されている綱400を含む。従って、綱400は、スリングアーム396とウインチリフトハウジング378の間のリフトシステム374のさまざまな構成要素を通って送られる。アーム388の下端は、Uリンク386に旋回可能なように結合され、アーム388の上端はL型アーム392の短いセグメントの内側に受け入れられる。Tハンドル402のネジ部分は、アーム392の開口404を通り、スロット390を通って延長してアーム388の反対壁と噛み合う。従って、マットレス376より上のアーム392および足部レール372の高さは、Tハンドル402を緩め、アーム293をアーム388上で望ましい高さまで上方または下方にスライドさせた後、Tハンドル402を締めることによって調節可能である。

当然のことであるが、足部レール372、アーム392、およびアーム388が、図57に示される下降位置と、図56に示される上昇位置との間をユニットとして旋回できるような、実質的に水平な軸の周りの旋回運動のために、アーム388はUリンク386に結合されている。さらに、Uリンク386は、実質的に垂直な軸の周りの旋回運動のために、ハブ384に結合される。図60に示されるように、ハブ384は、第一および第二のハブ部品384a、384bを含み、Uリンク386は第一および第二のUリンク部品386a、386bを含む。ブッシング406は、Uリンク386とハブ384の間の旋回接合部を提供する。アーム388は、主要旋回ピン408によって、Uリンク部品386a、386bの間のUリンク386に取り付けられる。Tハンドル410は、Uリンク部品386bの開口412を通り、アーム388の下端に締め付けて、アーム388をその上昇または下降位置に維持するために使用される。Tハンドル414は、Uリンク部品386bの別の開口416を通り、ハブ384の上面に締め付けて、Uリンク386およびそれによって保持されるリフトシステム374の構成要素をハブ384に対して定位置に維持するために使用される。従って、Tハンドル414が緩められると、足部レール372の下のスリング394によって保持された患者は、ベッド370の外のストレッチャーまたは車椅子などの別の患者保持機器の上の位置へとスイングすることができる。

今度は図61を参照すると、患者ベッド420は、ベッド420の上部フレーム426の中央領域でサイドレールサポートとしての役割を果たす、垂直に配向された中央ポスト424付きの折り畳み可能なサイドレール422を持つ。ベッド420は、キャスターの覆い432に形成されたそれぞれの開口部430を通って延長する、ベッド420の上部フレーム426の隅にあるリフト脚428をさらに含む。脚428は、覆い432および上部フレーム426が脚428に対して上方・下方に動くように、延長・格納する。例示的実施形態では、キャスターの覆い432は、それと共に上方・下方に動くよう、上部フレーム426に結合されている。図62に示されるように、脚428が完全に格納された時、上部フレームは下降位置にあり、キャスター434はキャスターの覆い432の下の床と噛み合う。脚428が完全格納位置から延長する時、キャスター434は、床との接触状態から上方に移動される。上部フレーム426が下降位置にある時、ベッド420のマットレス436からの患者の離床を容易にするため、サイドレール422は折り畳まれた位置に移動され、中央ポスト424は、図62に示されるように、上部フレーム426に沿った水平配向の保管位置に旋回される。

次に図63を参照すると、患者ベッド440は、ベッド440の隅にあるそれぞれのリフトポスト446の上部領域に、それぞれの多軸接合部444によってそれぞれが旋回された4つのサイドレール442を持つ。図63に図の左側のサイドレール442の1つに関して示されるように、多軸接合部444は、ベッド440のマットレス448に沿ってほぼ水平に延長する使用位置、およびサイドレール本体450がベッドのエンドボード452とほぼ平行に配向されている、各リフトポスト446の上部領域から上方にほぼ垂直に延長する邪魔にならない位置からの各サイドレール442の移動を許容する。

図64に示されるように、ベッドの上部フレーム454がリフト脚446に対して下降して、キャスターの覆い458の下のキャスター456が床と噛み合うように、ベッド440は構成されている。図65に示されるように、キャスターの覆い458のそれぞれは、キャスターの覆い458が下降した時にブレーキがかかり、キャスターの覆い458が上昇した時にブレーキが外れるキャスター456を見えないように実質的にカバーする。

今度は図66を参照すると、マットレス460は一体型サイドレールパッド462を持つ。説明のための例では、パッド462は、マットレス460の頭部セクション464の一部として含まれている。図67に示されるように、マットレス460の底面466は、そこに形成されたパッド保管用窪み468を持つ。説明のための例では、パッド462が保管位置にある時、窪み468の全体を占めるように、パッド462および窪み468は長方形の形状で、同じようなサイズである。材料のストリップ470が、パッド462をマットレス460の残りにつなぐ。

次に図68を参照すると、患者ベッド480は、再配置可能なGUI 482を含み、これは図68ではベッド480の足側端の隅領域にたまたま位置している。GUI 482は、アーム488の上に取り付けられたハウジング486中のタッチスクリーンディスプレー484を含む。アーム488の下端は、ベッド480の上部フレーム492にスライド可能なように結合された移動可能なマウント490を含む。図69では、GUI 482はベッド480のフットボード494の中央領域の近くのベッド480の足側端に位置する。GUI 482の電子機器は、一部の実施形態では、ベッド480のその他のベッド電子機器と無線通信する。このような実施形態では、GUIからベッド480のその他の部分に通されるワイヤはない。代替的実施形態では、GUIの電子機器は、その他のベッド電子機器と有線接続で通信する。

図70に示されるように、タッチスクリーンディスプレー484は、ベッド480の足部セクションを上昇、下降、延長および格納するための入力、ベッド480のマットレス保持デッキの頭部、大腿部および足部セクションを関節接合するための入力、ベッド480の上部フレームおよびマットレスを上昇・下降させるための入力、およびナースコール入力を含む一式のコントロール496を持つ。図70では、手のアバター498がディスプレー484上に現れる。図72に略図で示されるように、GUI 482のセンサーフィールド500内で手の動きが感知されることにより、GUI 482に触ることなく、患者は図71に示されるようにGUIディスプレー484上のコントロールを選択できる。フィールド500を定めるセンサーは、ディスプレー484の上方のハウジング486に提供された開口部502内に位置する。フィールド500内の患者の手の位置に基づいて、ディスプレー484上にアバター498が示される。患者が、関心のある特定ユーザー入力496の上に指をかざしてアバター498を望みの位置に動かした後、患者はディスプレー484の方向に指を動かしてボタンを押す真似をする。この動きがセンサーフィールド500で感知され、ベッド480は、患者によって選択された特徴または機能を有効化することによって反応する。

今度は図73および74を参照すると、ベッド480は、ベッド480のサイドレール508の上部レール506に結合された無線患者遠隔制御ペンダント504をさらに含む。また図73に示されるように、ベッド480のフットボード494は、圧縮空気をチューブを介して、患者の脚に取り付けられた圧縮スリーブ510に送る一体型連続圧縮システムを持つ。図74に示されるように、ペンダント504は、ハウジング512の前面のユーザー入力514およびハウジング512の後ろから延長するアーチ状トラック518から延長するC型クリップ516付きの箱形主要ハウジング512を含む。クリップ516は、レール506に留められるようなサイズと形状である。レール506に留められた時、ハウジング512は、ハウジング512が動くにつれてクリップ516を通してスライドするトラック518で望みの位置に移動できる。ペンダント504は、ベッド480上のその他にある電子機器と無線通信する電子機器を持つ。無線通信は、実例では薄膜のスイッチまたはボタンであるユーザー入力516の1つを患者が押すかまたはその他の方法で選択することに反応して起こる。

次に図75を参照すると、患者制御モジュール620は、サイドレール626の上部レール624に留まるようにサイズ調整および構成されたC型クランプ622を持つ。患者制御モジュール620は、ユーザー入力ボタン630付きの本体628、本体628から取り外し可能なナースコールペンダント632、およびナースコールペンダント632を本体628に対して定位置に保持するバネ式クランプ634を持つ。一部の実施形態では、ナースコールペンダント632の製造業者は、本体628およびクランプ634の製造業者とは異なる。

図76および77に示されるように、アーム636はクランプ634から延長し、本体628の内部領域内に入る。本体628の内部領域の1つ以上のバネ(非表示)は、アーム636に作用して、クランプ634を本体628に向かって偏らせる。従って、ペンダント632がクランプ634と本体628の間のスペースに配置された時、クランプ634はペンダント632の側壁の1つに寄せて偏り、ペンダント632の側壁のもう一方は、本体628の側壁に対して押される。また、ペンダント632がクランプ634と本体628の間のスペースに配置されている時、ペンダント632の底はアーム636の上面の上にある。

今度は図78を参照すると、第一のペンダント640は、第一のペンダント640に対して第二のペンダント644を定位置に保持するバネ式リテーナー642を含む。説明のための例では、第一のペンダント640はベッド制御入力646を持ち、第二のペンダント644はナースコールボタン648を持つ。ペンダント640、644は異なる製造業者によって作られうる。リテーナー642は、ペンダント640の側壁とほぼ平行なクランプアーム650を含む。リテーナーは、それぞれがペンダント640の内部領域内に入る一対の保持アーム652も持つ。ペンダント640の内部領域の1つ以上のバネ(非表示)は、アーム652に作用して、クランプアーム650をペンダント640に向かって偏らせる。従って、ペンダント644がクランプアーム650とペンダント640の間のスペースに配置された時、クランプアーム650はペンダント644の側壁の1つに寄せて偏り、ペンダント644の側壁のもう一方は、ペンダント640の側壁に対して押される。また、ペンダント644がクランプアーム650とペンダント640の間のスペースに配置されている時、ペンダント644の底はアーム652の上面の上にある。

次に図79を参照すると、患者ベッド660は、ベッド660の例示的足部レール664などのバリアに対して使用位置に旋回した棚662を持ち、バリアが患者保持面(例えば、マットレス)に対して上方に延長する上昇位置にある時、患者保持面上に保持された患者がポートにアクセスできるように、ベッド660の頭部レール668などの別のバリア上に、電話、タブレットコンピュータおよび同類のものなどの無線装置を充電するために使用されるポート666を持つ。説明のための例では、電話670は棚662の上に置かれ、ポート666によって充電されている。

図80に示されるように、棚662は、ベッド660のマットレス672に重なっている第一の位置(透視)とマットレス672から離れる反対方向に延長する第二の位置(実線)との間を、足部レール664に対して旋回可能である。図80にも示されるように、制御パネルハウジング674は、頭部レール668の窪み676から出て上方に上昇位置へと旋回されている。制御パネルハウジング674は、制御パネルハウジング674が上昇位置にある時、マットレス672とは反対を向いている介護者コントロール678を有する。一部の実施形態では、制御パネルハウジング674の縁の上の患者コントロール(非表示)は、ハウジング674が上昇位置にある時、マットレス672上の患者がアクセスできる。随意に、一部の実施形態では、レール668は、ハウジング674から間隔を置いた場所にある介護者コントロールおよび/または患者コントロールを持つ。

図81に示されるように、棚662は、足部レール664から上方に傾斜した中間位置に移動可能である。図82に示されるように、電話670の表示スクリーン671は、ベッド660の特徴および機能を制御するベッド制御ソフトウェアを電話670にダウンロードできることを示し、電話が充電中であることを示すテキストを含む。

今度は図83を参照すると、患者ベッド680は、部屋のベッド機能およびテレビ684を制御するために患者が使用する無線ペンダント682を含む。ベッド680は、ベッド機能および特徴の制御のために、無線ペンダント682からの信号を受信するため、フットボード688にIR受信機686を持つ。ベッド680は、図83および84に示されるように、各頭部レール692に結合され、制御パネルハウジング690の側部に位置する患者コントロール694を持つフリップオーバー制御パネルハウジング690をさらに含む。制御パネルハウジング690もそれぞれ、各ハウジング690が、各頭部レール692の窪み内の保管位置に移動された時に関連する頭部レール692から反対を向いている介護者コントロール696も含む。従って、ハウジング690が窪みの中にある時、介護者コントロール696は、ベッド680の横の介護者に対してアクセス可能であり、患者コントロール694は頭部レール692によってアクセスがブロックされる。制御パネルハウジング690が窪みから出てひっくり返された時、患者コントロール694は患者による使用のために露出される。

今度は図85を参照すると、患者ベッド700は、フットボード706から患者に向かって延長するアーム704の端に取り付けられた制御ユニット702を持つ。制御ユニット702は、患者の手の動きをスクリーン708からある距離を置いて感知するために、グラフィカル表示スクリーンまたはGUI 708および動作感知器またはセンサー(図70〜72に関連して上述のものと類似したもの)を持つ。センサーが患者の手を感知した時、手のアバターがGUI 708上に表示されうる。説明のための例では、介護者コントロール710は、図85に示されるように、制御ユニット702の側部に位置する。制御ユニット702は、グラフィカル表示スクリーン708の下に位置する握りハンドル712を持つ。図86では、患者は、ベッドからの離床を支援するために握りハンドル712の1つをつかんでいる。

次に図87を参照すると、一対の患者ベッド720はそれぞれ、ベッド720の縦方向に沿ったスライド移動のために、ベッドのベース726にその下端で結合するアーム724の上端に位置する介護者GUI 722を持つ。ベッド制御のための足べダル728は、アーム724の下端から延長する。各ベッド720は、ベッド720の頭部レール734が結合するハブ732から延長する患者握りハンドル730も持つ。図88に示されるように、GUI 722のGUIハウジング736は、患者に向かって面するハウジング736の後壁上に患者コントロール738を持つ。図89に示されるように、ベッド720のサイドレール734の1つは、組み込まれた小便器739を含む。

今度は図90を参照すると、サイドレール740は、それを通して患者ケアライン746がサイドレール740の一端からもう一方の端に送られる溝744と共に形成された上面742を持つ。患者ケアライン746は、ノッチ748または端開口750を通って溝744の一端に入り、端開口752を通って溝744のもう一方の端から出る。例示的実施形態では、介護者制御パネル754は、窪み756から出て上昇位置へと上方にひっくり返される。

次に図91を参照すると、患者ベッド760は、マットレス766の頭部端の隅領域に隣接して位置付けられたマウント764の間でアーチ状になっているU型握りバー762を含む。制御ユニット768は、U型握りバー762の中央領域から患者の上に延長する。制御ユニット768は、その側壁772上に介護者コントロール770を持つ。握りバー762は、制御ユニット768の各側部に隣接する突起776のあるハンドグリップエリア774を含む。

図92に示されるように、制御ユニット768の下面778は、患者制御パネル780、患者制御パネル780の各側部上のエアフローファン782、患者制御パネル780の上方のナースコールボタン784、およびナースコールボタン784の上方の隣接するオン/オフスイッチ788付きのライト786を含む。図93では、患者が、患者制御パネル780と関わるために上方に手を伸ばしているのが示されている。図93の矢印789は、患者の離床を妨げないように、U型握りバー762が旋回マウント764に対してその方向に移動できることを示す。

今度は図94を参照すると、患者ベッド790は、ベッド790の頭側端800に位置する水平に配向されたアーチ状レール798に取り付けられるマウントカラー796から上方に延長する第一のアーム部分794、マットレス806の頭部セクション804およびベッド790のマットレス保持デッキ808上に第一のアーム部分794の上端からほぼ水平に片持ち梁のように延長する第二のアーム部分802、(両矢印812で示されるように)第二のアーム部分802に対して伸縮自在に延長・格納する第三のアーム部分810を持つ患者ヘルパー792を持つ。レール798は断面が一般に三角形であり、カラー796はレール798を補完する形状である。

患者ヘルパー792は、第三のアーム部分810の端から下方に延長する綱816の下端に吊るされた空中ブランコ様握りバー814を含む。患者ヘルパー792は、患者ヘルパー792の第一のアーム部分794の底部端から延長するアーム820の端に位置する円筒形の壁によって定められた酸素タンクホルダー818をさらに含む。底部壁またはクロスメンバーまたはその他の適切な止め具(非表示)が、酸素タンクがホルダー818の底から滑り出るのを防ぐためにタンクホルダー818の底に提供されている。患者ヘルパー792全体が、アーチ状レール798に沿って再配置可能である。

図95に示されるように、空中ブランコ様握りバー814はチューブ部分814a、814b、814cを持ち、一般に三角形の形状である。チューブ部分814bは、一対のハンドグリップエリア822を持つ。空中ブランコ様握りバー814は、患者コントロール826付きの三角形患者制御ハウジング824も含む。図96では、アーチ状レール798は断面が一般に三角形であり、カラー796はレール798を補完する形状であることがわかる。図96の両矢印828は、アーチ状レール798に沿って患者ヘルパー792を再配置する能力を示す。

次に図97を参照すると、患者ベッド900は、頭部デッキセクション908から上方に延長する第一のアーム906、および第一のアーム906の上端から頭部デッキセクション908の上に延長する第二のアーム910を持つ連結式アーム組立品904の端に取り付けられた透明な患者制御パネル902を持つ。患者制御パネル902およびアーム組立品904は、フレーム、特にベッド900の頭部デッキセクション908に沿ってユニットとして再配置可能である。図97では、制御パネル902は、日中使用のための第一のフォーマットで表示されるグラフィカルユーザー入力を持つ。図98では、透明な患者制御パネル902は、ユーザー入力が第二のフォーマットで表示されている、夜間モードにある。例示的実施形態では、透明な患者制御パネル902上の画像は、有機発光ダイオード/ヘッドアップ表示(OLED/HUD)技術を通して制御される。制御パネル902の日中モードおよび夜間モードは、1日の時間(日中または夜間)に関して患者に提供される視覚的フィードバックのために、患者が生体時計を適正に維持するのを助ける。

今度は図99を参照すると、患者ベッド920は、フットボード926の中央領域の役割を果たすハウジング924を持つ介護者制御ユニット922を持つ。一対のアーム928が、ベッド920の足部デッキセクション930に対してフットボード926を保持する。アーム928は、足部デッキセクション930に対して、手動で延長・格納可能である。延長された時、介護者は、フットボード926とベッド920に保持された(表示されていないが、本書に開示されたものと類似の)マットレスの間に作られるギャップに枕を挿入する。従って、枕は、ベッド920上の患者保持エリアの長さを増加させる。図100に示されるように、フットボードパネルまたはウィングセット932は、介護者制御ユニット922のハウジング924にパチンと留まる。フットボードパネル932は、窪み934の反対側のハウジング924の一部およびウイング936を受け入れる中央窪み934を持つ。フットボードパネル932の後壁938はウィング936を相互接続する。

次に図101を参照すると、患者ベッド940は、キャスターブレーキペダル948がブレーキ位置に移動されてベッド940のキャスター949にブレーキをかけるのに反応して、サイドレール946の窪み944から出て人間工学的使用位置へと矢印943の方向に自動的に旋回される介護者GUI 942を持つ。図102では、介護者GUI 942は、キャスターブレーキべダル948がニュートラルまたは進行位置に移動されることに反応して、サイドレール946の窪み944に戻る保管位置へと矢印945の方向に自動的に旋回される。ベッド940のコントローラ(非表示)は、ペダル948の位置を示すために、リミットスイッチなど、1つ以上のセンサー(非表示)から信号を受信し、その後コントローラは、モーター(非表示)に信号を送って、方向943または場合によっては方向945にGUI 942を旋回する。

今度は図103〜105を参照すると、介護者汎用遠隔カート950は、患者ベッド951および患者部屋内のその他の患者ケア機器を制御するために使用される。図104に示されるように、介護者汎用遠隔カート950は、ポール954の最上部に取り付けられたGUI 952、GUI 952の下のポール954に取り付けられたトレー956、ポール954の下端に結合されたキャスター960付きベース958を持つ。ベース958は、患者ベッドの機能を制御するために、足操作コントロール962または足入力を持つ。説明のための例では、足操作コントロールは、ベースに対してベッド951の上部フレームを上昇・下降させるため、またトレンデレンブルグと逆トレンデレンブルグ位置の間で上部フレームの傾きを制御するために使用される。図105に示されるように、無線信号964が、介護者汎用遠隔カート950と病室のその他の機器の一部との間で送信される。

従って、ベッド制御カート950は、患者ベッド951の機能を制御するために使用され、足入力962のある車輪付きベース958、車輪付きベース958から上方に延長するサポート954、およびサポート954によって保持されたGUI 952を含む。一部の実施形態では、GUI 952は、介護者によって選択されてベッド961の機能を制御し、患者部屋のその他の機器の機能を制御するアイコンおよびボタンなどの手入力を表示するタッチスクリーンディスプレーである。本開示は、ベッド951およびその他の治療機器を制御する手入力を提供するための、GUI 952上のすべてのグラフィックな描写をカバーすることを意図しているが、手入力を提供している適切なベッド制御スクリーンショットの一部の代表例が、米国特許第8,572,778号および米国特許出願公開第2012/0089419号にあり、このそれぞれは、本開示と矛盾しない範囲で参照により本書に組み込まれ、矛盾する場合は本開示が支配するものとする。さらに、GUI 952は、一部の実施形態では、さまざまなスクリーン上に情報的性質のデータ(例えば、ベッドデータ、ベッドの頭部角度、患者体重)を表示する。患者ベッドおよび患者ベッド以外の装置を制御するためのGUIの使用の模範的詳細は、米国特許出願公開第2014/0297327号に記述されており、これは本開示と矛盾しない範囲で参照により本書に組み込まれ、矛盾する場合は本開示が支配するものとする。

図210に示されるように、カート950は、ベッド制御カート950のGUI958からの足入力またはコントロール962および手入力のそれぞれの使用に反応して、ベッド951の機能を制御するために送信機967などを介して無線信号を送るように構成された回路966を含む。一部の実施形態では、回路966の一部またはすべてが、カート958のベース958に収納される。別の方法としてまたは追加的に、回路966の一部またはすべてが、サポート954の上部領域にGUI 958を有する構造物に収納される。さらに別の方法としてまたは追加的に、回路966の一部またはすべてがトレー956および/またはサポート954の内部領域に収納される。カート950は、回路966に、またGUI 958および足コントロール962に電力を提供するための電池968も含む。

引き続き図210を参照すると、ベッド951は、カート950から受信機2104などを介して無線信号を受信する回路2102を含む。一部の実施形態では、カート950の回路966およびベッド951の回路2102は、お互いの双方向無線通信用に構成されている。このような実施形態では、トランシーバー967、2104がそれぞれ提供される。しかし、カート950およびベッド951が、トランシーバー967、2104ではなく、それぞれ受信機および送信機を別々に持つことは、本開示の範囲内である。ベッド951の回路2102は、ユーザー入力2106、モーター2108、はかりシステム2110、空気圧システム2112、警報2114、AC電源プラグ2116および入力/出力(I/O)ポートまたはモジュール2118にも結合されている。ベッド951からのデータがネットワーク2120のコンピュータ装置(例えば、ナースコールコンピュータ、EMRコンピュータ、ADTコンピュータ、位置決めおよび追跡コンピュータなど)に伝達されるように、ポート2118は、有線接続または無線接続を介して医療施設のネットワーク2120に結合される。一部の実施形態では、カート950からのデータは、ベッド951の回路2102を介してネットワーク2120に伝達される。別の方法としてまたは追加的に、例えば、送信機967からネットワーク2120の無線アクセスポイントへの送信によるなど、通信経路にベッド951を関与させることなく、データが、カート950からネットワーク2120に伝達される。一部の実施形態では、送信はネットワーク2120の装置からカート950および/またはベッド951に送られる。

当然のことながら、カート950およびベッド951に対する図210のブロック図は基本的な性質のものであるが、それでもなお、本書に開示された関連態様を説明するものである。一部の適切な病院ベッド950の回路および関連する構成要素は、「Hill-Rom社製Progressa(Trademark)ベッド、サービスマニュアル」Copyright 2013, Hill-Rom Services, Inc.、「Hill-Rom社製TotalCare(登録商標)ベッドシステム、サービスマニュアル」Copyright 2008, Hill-Rom Services, Inc.、および「Hill-Rom社製VersaCare(登録商標)ベッド」Copyright 2008, Hill-Rom Services, Inc.に記述されており、このそれぞれは、本開示と矛盾しない範囲で参照により本書に組み込まれ、矛盾する場合は本開示が支配するものとする。

一部の実施形態では、足入力962は、患者ベッド951のベースに対する患者ベッド951の上部フレームの上昇・下降を制御する。別の方法としてまたは追加的に、足入力は、トレンデレンブルグと逆トレンデンブルグ体位の間で、患者ベッド951の上部フレームの傾斜を制御する。さらに代替的または追加的に、足入力962は、頭部、大腿部および足部セクションなどの上部フレームに対するマットレス保持セクションの動きを制御する。

一部の実施形態では、GUI 958の手入力は、患者ベッド951のマットレス保持デッキセクションを動かしうるモーター2108を制御する。別の方法としてまたは追加的に、GUI 958の手入力は、患者ベッド951のマットレスの部分を膨張・収縮させるように作動する空気圧システム2112を制御しうる。例えば、手入力は、患者ベッド951のマットレスのマットレス治療機能を制御する。マットレス治療機能は、以下の一つ以上を含む:回転治療、交互圧迫治療、パーカッションセラピー、バイブレーションセラピー、および低空気損失治療。さらに別の方法としてまたは追加的に、手入力は、患者ベッド951のターンアシスト機能を制御する。

一部の実施形態では、GUI 958の手入力は、ベッド951のはかりシステム2110を制御する。上述のように、回路966は、患者ベッド951からの無線通信を受信するように構成されている。患者ベッド951からの無線通信は、一部の場合患者ベッド951上で起こっている1つ以上の警報2114に関連する情報を含む。GUI 958は、次に、1つ以上の警報2114に関する情報を表示する。別の方法としてまたは追加的に、患者ベッド951からの無線通信は、患者ベッド951のはかりシステム2110によって測定された患者体重に関連する情報を含む。

一部の実施形態では、患者ベッド951からの無線通信は、ネットワーク2120から患者ベッド951によって受信された情報を含む。手入力は、患者ベッド951の機能が、患者ベッド951上のユーザー入力2106によって制御されるのをロックアウトするために使用可能である。随意に、GUI958の手コントロールおよび足コントロール962のそれぞれは、患者ベッド951上のユーザー入力2106による使用をロックアウトすることができる。上述のように、一部の実施形態では、回路966は、カート950の足入力962および手入力のいずれか1つ以上の使用に反応して、その他の医療機器の少なくとも1つの機能を制御するために、無線信号を送信するように構成される。

一部の実施形態では、ベッド制御カート950の回路966は、患者ベッド951が位置する患者の部屋にベッド制御カート950が持ち込まれた後に、ベッド951のベッド回路2102と通信可能にペアになる。さらに、回路966は、ベッド制御カート950がその他の患者ベッド951のそれぞれの部屋に運び込まれた後、その他の患者部屋のその他の患者ベッド951のベッド回路2102と通信可能なようにペアになる。一部の実施形態では、GUI958の手コントロール上の少なくとも1つのユーザー入力選択が、回路966とベッド回路2102の間の通信可能なペアリングの必要条件である。別の方法としてまたは追加的に、足コントロール962上の少なくとも1つのユーザー入力選択が、回路966とベッド回路2102の間の通信可能なペアリングの必要条件である。さらに別の方法としてまたは追加的に、患者ベッド951の少なくとも1つのユーザー入力2106上の少なくとも1つのユーザー入力選択が、回路966とベッド回路2102の間の通信可能なペアリングの必要条件である。随意に、回路966と回路2102のペアリングを達成するためには、介護者PINをGUI950に入力することが必要である。当然のことながら、一部の実施形態では、カート950とベッド951の間のペアリングが成功するまで、カート950を使用してベッド951の機能を制御することはできない。

次に図106を参照すると、患者ベッド970は、介護者がそう遠くない将来にハンズフリーで操作することを意図するベッド機能を選択するために、介護者が使用する制御パネル972を持つ。説明のための例では、制御パネル972はベッド970の上部フレーム974と結合されている。図107では、介護者が制御パネル972で選択したベッド970のターンアシスト機能の準備において、介護者が患者ベッドのマットレス976上の患者を体位変換していることが示されている。図108では、介護者が、足を動かしてライトカーテン978を遮り、その結果介護者が以前に制御パネル972を使用して選択したベッド機能(説明のための例ではターンアシスト)を作動させていることを示している。

患者ベッド970は、指定領域にある使用者の足の存在を感知するセンサーを持ち、指定領域内への使用者の足の動きは、患者ベッド970の事前選択された機能を作動させる。説明のための例では、指定領域はライトカーテン978に対応する。従って、適切なセンサーは、ベッド970の一端の近くに取り付けられ、ベッド970の反対端の近くに配置されたIR送信機からの光を受信するIR受信機である。その他の実施形態では、指定領域の使用者の足の存在を感知するために、IR送信機/受信機の代わりまたはそれに加えて、容量センサーまたはその他のタイプの近接センサーが使用される。

制御パネル972は、指定領域中への使用者の足の動きによりその後作動される複数のベッド機能の中から、事前選択機能を選択するために使用される。ベッド970は、ベースフレーム、およびベースフレームの上方で保持された上部フレームを含むフレームを持つ。制御パネル972は、上部フレームに結合され、指定領域は、ベースフレームの下のライトカーテン978などによって定められる。使用者の足によるライトカーテン978の遮断は、事前選択機能の作動をもたらす。一部の実施形態では、使用者の足、または実際の任意の体の部分または物の指定領域への配置に反応した動作のために、複数の事前選択機能を選択することができる。この方法での、任意の1つ以上のベッド機能のハンズフリー操作は、事前選択機能が使用者によって選択された後、短時間(例えば2〜5秒)のみ有効であることが本開示で意図されている。つまり、使用者は、タイムアウト時間以内に事前選択アクションを開始しなければならない。一旦開始したら、多くの場合アクション自体がタイムアウト時間より長くかかる。

今度は図109を参照すると、介護者GUI 980は、(非表示だが、本書に開示されたさまざまな患者ベッドと類似した)病院ベッドの特徴および機能を制御するために使用される制御パネル982を持つ。図110に示されるように、電話984は、病院ベッドの特徴および機能の制御に使用するための、その表示スクリーン上に表示されるベッドコントロール986を持つ。従って、GUI 980および電話984は両方とも、ベッドを制御するために介護者によって使用されうる。GUI 980および電話984の表示スクリーン上のさまざまなアイコンは実質的に同じである。つまり、コントロール982およびコントロール986は実質的に同じである。介護者が、電話984によって制御されるベッドの製造業者から電話984のためのソフトウェアアプリケーションを購入することが、本開示で意図されている。

次に図111を参照すると、サイドレール990は、サイドレール本体996の窪み994(図112参照)に取り付けられた第一のスタイルの介護者制御パネル992を持つ。図112では、第二のスタイルの介護者制御パネル998がサイドレール本体996に取り付けられ、窪み994から出て旋回している。制御パネル992、998のそれぞれは、患者が制御パネル992、998のユーザー入力にアクセスするのを阻止するために、その上端から突き出る額1002を持つハウジング1000を含む。

次に図113を参照すると、患者ベッド1004は、フットボード1010の上部領域からベッド1004の頭側端に向かって延長する握りハンドル1008の底部上に位置する介護者制御パネル1006を持つ。図114は、フットボード握りハンドル1008の制御パネル1006の1つを使用している介護者を示す、患者ベッド1004の上面図である。図115に示されるように、患者ベッド1004の頭部レール1012は、患者の離床を支援するために、頭部レール1012のサイドレール本体1016に対して約90°旋回するその足側端に、握りハンドル1014を持つ。

今度は図116を参照すると、患者ベッド1018は伸縮自在なリフトシステム1020を持つ。

次に図117を参照すると、患者ベッド1022は、第一のタイプのベースに取り付けられた上部分1024およびリフトシステム1026を持つ。上部1024は、マットレス、マットレス保持デッキおよび関連するフレームワーク、上部フレームおよびサイドレールを含む。図118は、より詳細な、第一のタイプのベースおよびベッド1022のリフトシステム1026を示す。ベースおよびリフトシステム1026は、覆い、キャスター、および一対の垂直に配向された伸縮自在なリフトによってカバーされるベースを含む。

図119を参照すると、ベッド1022の上部分1024は、上部分1024の隅領域に取り付けられており、それによって代替的ベッド1022'を形成する垂直リフトチューブ1028を含む第二のタイプのリストシステムに取り付けられている。図120は、垂直リフトチューブ1028の1つの拡大斜視図である。図120に示されるように、各リフトチューブ1028は、上部分1024の隅領域で、はめ合いカプラー1032(図117を参照)に取り付けるカプラー1030を含む。従って、上部分1024は、2つの異なるタイプのリフトシステムに取り付けるように構成されている。

次に図121を参照すると、患者ベッド1040は、ベッド1040のベースフレーム1044と上部フレーム1046の間に垂直に延長する単一リフト柱1042を持つ。

図122を参照すると、図23〜26の患者ベッド220に類似の患者ベッド1050は、ベッド1050の各端の横方向に延長するベース部分1054と上部フレーム1056の間に延長する垂直に配向されたらせん状リフト機構1052を持つ。図123では、上部フレーム1056は、ベッド1050のベース部分1054に対して下降位置に移動されている。

今度は図124を参照すると、サイドレール1060の上部レール1058は、窪み1064を通して患者ケアライン1066を送れるように、ライン受け入れ窪み1064から出て上方に旋回した開放位置にあるライン管理クリップ1062を持つ。図125では、ライン管理クリップ1062は、患者ケアライン1066を窪み1064内に噛み合わせて維持するために、閉鎖位置に移動されている。

次に図126を参照すると、一対のラインマネジャー1068はそれぞれ、患者ベッド1072の各サイドレール1070の最上部に取り付けられている。患者ケアラインの受け入れのために、ノッチ1069が、各マネジャー1068の最上部に形成される。図127で、両矢印1074は、ラインマネジャー1068が再配置のためにサイドレール1070の最上部に沿ってスライド可能であることを示す。

次に図128を参照すると、患者ベッド1072は、中央部分1076の反対側に位置付けられたキャスターブラケット1078(図130参照)に対して、上昇・下降する中央部分1076のあるベース1074を持つ。図129では、介護者は、ベース1074の中央部分1076を下方に移動するために、足ペダル1080を下方に踏んでいる。図130に示されるように、キャスター1082は、関連するキャスターブラケット1078に取り付けられ、リンク機構1084がキャスターブラケット1078とベース1074の中央部分1076を相互接続し、リンク機構1084が足ペダル1080の一方向またはもう一方への回転を介して足ペダル1080によって作動された時、ベースの中央部分1076がキャスターブラケット1078に対して上昇・下降できるようにする。

今度は図131および132を参照すると、患者ベッド1090は、縦方向フレーム部材1094の頭側端および足側端部分1098、1100に対して下方に下がった中央セクション1096をそれぞれ持つ、縦方向フレーム部材1094を含む上部フレーム1092を持つ。一対の就寝デッキドライブ1102は、縦方向フレーム部材1094の中央セクション1096の間に延長する上部フレーム1094の横方向フレーム部材1104から一般に反対の方向に延長する。リフト機構1106の上端は、縦方向フレーム部材1094のそれぞれの部分1098、110の間に延長する、各横方向フレーム部材1108に取り付けられる。

今度は図133を参照すると、患者ベッド1110は、ベッド1110の上部フレーム1114に取り付けられた運動マシン1112を持つ。運動マシン1112は、第一および第二の逆さU型フレーム部材1116、およびフレーム部材1116を相互接続する折り畳み縦方向アーム組立品1118を持つ。アーム組立品1118は、ヒンジ型接合部1124で折り畳み可能な第一のアーム1120および第二のアーム1122を持つ。運動マシン1112は、折り畳みアーム組立品1118のアーム1122への取り付けのために、その底にU型溝部材1128を持つシート1126を含む。図133に示されるように、マシン1112は、フットボードパネル1132付きフットボードユニット1130、パネル1132の一端のコネクタフレーム1134、およびパネルの反対側端の一対の車輪1136をさらに持つ。使用時、患者はシート1126に座り、患者の方に向いているパネル1132の内面上に提供されたループまたはストラップ(非表示)の中に足を引っ掛ける。次に患者は、脚を屈曲・伸長させて、シート1126をアーム組立品1118に沿って前後に平行移動させる。

図134のベッドに示されるように、シート1126は、必要な場合、マシン1112の使用中、患者を支援するためにベッドの横に立っている介護者が握る一対の握りハンドル1138を持つ。一部の実施形態では、アーム組立品1118に沿った椅子1128の移動を促進するため、ローラーまたはグライドパッドが溝部材1128の内側に提供される。さらに、一部の実施形態では、椅子1126は垂直軸の周りで溝部材1128に対して回転し、椅子1126がベッド1110の側部の方に向いている時に患者が椅子1126から出入りできるようにする。

図135に示されるように、スロット1140が上部フレーム1114の足部デッキセクション1142の端部分1141に形成され、フットボードユニット1130のコネクタフレーム1134のハンドルバー1144がスロット1140内に挿入されて、フットボードユニット1130をベッド1110に結合する。次にパネル1132が図135に示される下降位置から上方に回転され、図133に示される上昇した使用位置にロックされる。図136および137に示されるように、運動マシン1112がベッド1110から分離された時、それは介護者による移送のために折り畳まれるように構成されている。移送中、パネル1132に取り付けられた2つの車輪1136および接合部1124に含まれる車輪を含む3つの車輪が床の上を転がるように、車輪が接合部1124に含まれている。

図138を参照すると、患者ベッド1150は、上昇位置で患者が運動療法の一部として患者の足を噛み合わせて前後に動かす足ペダル1154を持つ足部レール1152を含む。両方の足部レール1152がペダル1154および関連する運動療法機構を持つことが、本開示で意図されている。図139に示されるように、療法装置1156は、足部レール1152のパネル1158の間の足部レール1152の内部に配置される。療法装置1156は、ガスシリンダーダンパー1164のロッド1163に取り付け、またスロット1166内でプレート1160に沿ってスライドする、スライダー1162を持つ穴あきプレート1160を含む。足ペダル1154は、足部レールパネル1158の1つにスロット1170を通って延長し、スライダー1162に旋回可能なように結合するアーム1168を持つ。スロット1170を持つ足部レール1152のパネル1158は、使用されていない時の保管のために、足部ペダル1154を受け入れる保管用窪み1172も持つ。ペダル1154が使用位置にある時、患者は自分の足でペダル1154を押し、ロッド1163をさらにシリンダーに押し込むことによってガスシリンダー1164を圧縮する。ガスシリンダー1164は次に、患者が自分の膝を屈曲させる時、足ペダル1154が開始位置に戻るのを支援する。患者はこのサイクルを繰り返して運動療法を行なう。

次に図140を参照すると、患者ベッド1180は、患者がベッド1180のマットレス1182上に横たわっており、運動療法のためにベッド1180のフットボード1186から展開されたペダル機構1184を使用していることが示されている。ペダル機構1184は、ペダル保持アーム組立品1190の反対側上に一対のペダル1188を持つ。ペダル1188は自転車ペダルと類似しており、運動療法の間、患者の足によって回転される。図141に示されるように、ベッド1180が椅子位置に移動された後に患者がベッド1180上で座位にある間も、ペダル機構1184は運動療法のために使用される。図142に示されるように、フットボード1186は、保管のためにペダル機構1184を受け入れる窪み1192を持つ。図143では、ペダル機構1184が、患者による使用のために窪み1192から出て展開されている。

次に図144を参照すると、患者ベッド1200は、ベッド1200のフットボード1208に取り付けられたかかとサポート1204および足固定ストラップ1206付き足パッド1202を持つ。患者の足は、ベッド1200上に横になっている間、ストラップ1206を使用して足パッド1202に固定される。図145に示されるように、運動療法の一部として、患者は膝を曲げて体をフットボード1208の方に引き寄せる。ベッド1200は、必要な場合、運動療法の間に患者が握る一対の握りハンドル1209を持つ。図146に示されるように、フットボード1208は、フットボード1208の中央領域から上方に延長するグラフィカル表示スクリーン1207を持つ。表示スクリーン1207は運動療法に関する情報およびメッセージを表示することが、本開示で意図されている。

図147は、図116で示されたのと同じベッド1018を示す。図148で、ベッド1018の一対の使い捨て排液容器1210が示されている。容器1210は、ベッド1018のマットレス隔壁1212に取り付けられ、液体の収集のために使用される。図149に示されるように、逆さU型握りバー1214は、ベッド1018のベース1218から延長するブラケット1215に結合され、またベッド1018に隣接して位置付けられる椅子1216に結合される。

次に図150を参照すると、患者ベッド1220は、ベッド1220の上部フレーム1226の足側端1224に排液バッグホルダー1222を持つ。図151に示されるように、排液バッグホルダー1222は、ホルダー1222上の排液バッグ1230(図150参照)の存在を感知するセンサー1228を持つ。図151に示されるように、排液バッグホルダー1222は、垂直に配向されたプレート1232、プレート1234から延長する旋回タブ1236に旋回可能なように結合する排液バッグバー1234、およびプレート1236に形成された穴1238に受け入れられるリミットスイッチ1228(別名、例示的実施形態のセンサー1228)を持つ。リミットスイッチ1228は、排液バッグ1230がバー1234に取り付けられた時、バー1234の棚1244から延びうるアーム1242が接触し、閉位置に移動するレバー1240を持つ。排液バッグホルダー1222は、それぞれの対の旋回タブ1236の間のプレート1232上に位置付けられた例示的実施形態では、一対の審美的トリム1246も含む。

図152を参照すると、患者ベッド1250は、フットボード1252がベッド1250のオーバーベッドテーブルとしての役割を果たすように、患者の脚の上に重なる位置へと矢印1254の方向に上方に旋回されたフットボード1252を持つ。アーム1256は、ベッド1250の上部フレーム1258に対する旋回運動のためにフットボード1252を保持する。例示的実施形態では、アーム1256の下端は、上部フレーム1258のマットレス隔壁1260とベッド1250のマットレス1262の間に位置付けられている。図153に示されるように、フットボード1252は、従来的フットボード1252としての役割を果たすために、矢印1264の方向にその通常位置に戻る。図154に示されるように、フットボード1252は、オーバーベッドテーブルとして使用される時、フットボード1252上に物を保持するのを助けるためにそこに形成された浅い窪み1266を持つ。図155に示されるように、介護者は、フットボード1252の一部として含まれる制御パネル1268を使用している。

次は図156を参照すると、フットボード1270は、フットボード1272の本体1274から下方に延長する一対のポスト1272を持つ。ポスト1272は、本体1274に旋回可能なように結合される。図157に示されるように、フットボード1270は患者ベッド1276に取り付けられ、ベッド1276の足部延長装置としての役割を果たすように、ポスト1272の周りを矢印1278の方向に下方旋回されている。フットボード1270の本体1274は、ウイング1280の間に延長する本体1274の部分上にマットレスパッドを保持するのを助けるパッド保持ウイング1280を持つ。

図158を参照すると、患者ベッド1290は、床に向かって下を向いたフットボードに足支え用の膨らみ1296を持つ第一の配向にある、ベッド1290の足部セクション1294に取り付けられたフットボード1292の上に患者の足が置かれている、椅子位置にある。図159では、患者の足は、フットボード1292が第二の配向にあるベッド1290の足部セクション1294に取り付けられている時、足支え用の膨らみ1296の上にある。図160も、患者の足が足支え用の膨らみ1296の上に置かれていることを示す。足支え用の膨らみ1296は、下垂足を防ぎ、背の低い患者の快適性を増す。

今度は図161を参照すると、患者ベッド1300は、従来的フットボードの役割を果たす、ベッド1300の足側端1304に隣接して位置付けられた分割フットボード1302を持つ。図162では、分割フットボード1302の第一のセクション1306が、曲がった両矢印1308で示されるように、ベッドの足部セクション1310の隅の周辺で垂直軸の周りに旋回されている。図163に示されるように、フットボードセクション1306は、ベッド1300の足部セクション1310に沿って位置し、フットボードのもう1つのパネル1314に対して上昇位置へと上方に旋回したフットボードセクション1306の握りハンドルパネル1312を持つ。握りハンドルペイン1312は、ベッド1300からの離床中に患者によって握られる。

次に図164〜167を参照すると、患者ベッド1320は、伸縮自在に互いに結合された複数のセグメント1324を含むフットボード1322を持つ。フットボード1322は、図164および166に示されるように、伸縮自在セクション1324が延長構成にある上昇位置を持つ。フットボード1322は、図165および167に示されるように、伸縮自在セグメント1324が最上部セグメント1324中に格納された、折り畳まれたまたは下降位置も持つ。最下部セグメント1324は、図166および167に示されるように、ベッド1320の足側端フレーム部材1329をソケット1328中に受け入れるために、そこから下方に延長する一対のポスト1326を持つ。

図168を参照すると、患者ベッド1330は、ベッド1330上の患者が見るために、上昇位置へと上方に移動されたテレビ1334を持つフットボード1332を含む。図169に示されるように、フットボード1332は、テレビ1334の音のための一対のスピーカー1338を保持する本体1336を含む。図170に示されるように、テレビ1334は、フットボード1332の内部に収納された下降位置を持つ。図171に示されるように、フットボード1332は、装飾カバー1342の付いた第一のパネル1340および装飾カバー1346の付いた第二のパネル1344を含む。第二のパネル1344は、テレビ1334およびスピーカー1338をその中に受け入れる、TVおよびスピーカー受け入れ窪み1348を含むように形成されている。第一のパネル1340は、第二のパネル1344に取り付けられて、テレビ1334およびスピーカー1338をフットボード1332に保持する。装飾キャップ1359は、テレビ1334の最上部に取り付けられ、テレビ1334が下降位置にある時、パネル1344の一対のハンドル1337と整列する。

次に図172を参照すると、病院ベッド1360は、硬いチューブ1366(例えば、スチールチューブ)から上方に延長する柔軟な上部セグメント1364を持つIVポール1362を含む。セグメント1364は、チューブ1366の内外に伸縮する。チューブ1366はその下端で、IVポール1362を保管位置へと下方に折り畳むことを可能にするノッチ1369を持つ取り付けソケット1368に結合される。フック1363は、柔軟なセグメント1364の上端に取り付けられる。図173に示されるように、機器1365の1つを支える標準IVポール1361は、ベッド1360の頭部セクション1367とポール1361または機器1365が接触したために損傷している。対照的に、図174では、柔軟なセグメント1364は、ベッド1360の頭部セクション1367がポール1362、またはIVポール1362の柔軟なセグメント1364によって支えられる機器1365の一つと接触することに反応して屈折する。柔軟なセグメント1364は、一部の実施形態ではファイバーグラスまたはばね鋼で作られる。

図175を参照すると、患者ベッド1370は、ベッドコントローラがベッド1372のアクチュエータ(非表示)に信号を送って是正措置を取れるように、IVポール1372が障害物と接触していることを示す信号をベッドコントローラ(非表示)に提供する接触センサー(下述)付きのIVポール1372を持つ。図176では、接触センサーのないIVポール1372'を持つベッド1370'が、ベッド1370'の上部フレーム1374の傾きのために、頭部壁ユニット1373の中にぶつかっているポール1372'を持つ。接触センサー付きのIVポール1372を持つベッド1370では、上部フレーム1372を傾ける間に、IVポール1372が頭部壁ユニット1372と接触した時、IVポール1372が頭部壁ユニット1372と接触しなくなるように、図175の矢印1376で示されるように、接触センサーは上部フレーム1374を反対方向に傾けるようにベッドコントローラに信号を送る。類似のベッド制御が、IVポール1372がその他の障害物に遭遇した場合に起こる。

図177および178に示されるように、IVポール1372は、セグメント1378a、1378b、1378cを持つ伸縮自在ポール1378、結合ソケット1380、および結合ソケット1380に隣接するロードセル1382を持つ。ロードセル1382は、例示的実施形態では接触センサーである。ロードセル1382は、ブラケット1384の穴1388を通って延長し、ロードセル1382の開口部1390内に入る一対のネジ1386によって、ソケット1380の底でブラケット1384に留められる。旋回ピン1392は、ポール1378のセグメント1378cの下端をソケット1380に結合する。ベッド1370上での保管のためにポール1378を折り畳めるように、ノッチ1394がソケット1394に提供される。

次に図179を参照すると、ベッド退出および患者ベッドの患者離床警報モードに関する情報を持つ表1400がある。表1400は、第一、第二および第三のカラム1402、1404、1406を持つ。各カラム1402、1404、1406は、3つの行を持ち、中央または第二の行はそれぞれ、第一の行に示された退出/離床モードに関連する印を持つ。カラム1402では、第一の行には「ベッド退出」と記され、第三の行には「2つの感受性、患者が座る、患者が縁に移動する」と記されている。カラム1404では、第一の行には「徘徊警報」と記され、第三の行には「ベッド出口から離れる、患者がベッドから出たことを看護師に警告、警報は鳴らさない」と記されている。カラム1406では、第一の行には「患者退出支援」と記され、第三の行には「患者がボタンを有効化、*装備されている場合、足部レールを下降、膝を下降、*装備されている場合、シートを膨張、看護師に警告、夜間灯を明るくする」と記されている。

表1400の上方に基づいて、当然のことながら、本開示は、患者ベッドが、患者ベッドに対する患者の動きの閾値量に反応して、警報が患者ベッドで生成され、警報メッセージがナースコールシステムに送信される第一の動作モードを持つ患者位置監視システムを含むことを意図している。患者位置監視システムは、患者ベッドに対する患者の動きの閾値量に反応して、警報メッセージがナースコールシステムに送信されるが、患者ベッドでは警報が生成されない第二の動作モードも持つ。従って、第二のモードは、「徘徊」モードとして説明でき、ナースコールシステムに送られる警報は「徘徊」警報と見なされうる。これは表1400のカラム1404に対応する。従って、説明のための例では、第一および第二のモードの閾値量は、患者が患者ベッドから出ていることに対応する。

一部の実施形態では、表1400に関連する患者位置監視システムは、患者が患者ベッドに対して閾値量より少ない量だけ動くことに反応して、警報が患者ベッドで生成され、警報メッセージがナースコールシステムに送信される第三の動作モードを持つ。少ない量は、例えば、患者が患者ベッド内で座る、または患者ベッドの縁に移動することに対応する。これは表1400のカラム1402に対応する。

表1400に示唆されるように、患者ベッドは、選択された時、患者ベッドによる次のアクションの1つ以上をもたらす患者退出支援入力をさらに含む:患者ベッドの少なくとも1つのサイドレールが上昇位置から下降位置に自動的に移動する;患者退出支援入力が選択された時、頭部セクションが所定位置より低い場合は、患者ベッドのマットレス保持デッキの頭部セクションが所定位置へと上昇する;患者退出支援入力が選択された時、患者ベッドのマットレス保持デッキの大腿および足部セクション上昇されている場合は、それらがより低い、場合によっては平らな位置に移動する;および/または患者退出支援入力が選択された時に、袋の圧力が目標圧力より低い場合、エアマットレスの少なくとも1つの袋が目標圧力まで膨張される。一部の実施形態では、少なくとも1つの袋は、エアマットレスのシートセクションを含むまたはそれに含まれる。

一部の実施形態では、患者退出支援入力の選択に反応して、退出支援警報が患者ベッドからナースコールシステムに送信される。別の方法としてまたは追加的に、患者ベッドの夜間灯は、患者退出支援入力の選択に反応して、より明るくなる。一部の実施形態では、患者退出支援入力は、ボタンを押すことによって選択されうるボタンを含む。しかし、スイッチ、レバー、ノブおよび同類のものなどのその他の入力と同じように、触られるタッチスクリーン上のボタンまたはアイコンで十分であろう。

図180を参照すると、患者ベッド1410は、明るい画像1412のエリアに対応するベッド退出ゾーンの場所を患者に示すために、ベッド1410に隣接する床の上に明るい画像1412を投影する能力を持つ。説明のための例では、「ベッドが低くない」という言葉が画像1412中に現れて、患者がベッドを出る前に、ベッド1410の上部フレームを下降させるべきことを患者および/または介護者に警告する。説明のための例では、「退出ゾーン」と言う言葉も明るい画像中に現れる。従って、ベッド機能のステータス(下部フレームに対する上部フレームの位置、キャスターのブレーキ/ブレーキ解除ステータス、およびサイドレール位置ステータス)に関する言葉が、本開示に従って画像1412に含まれる。説明のための例では、明るい画像は、楕円形のほぼ半円であるが、正方形、円形、三角形、長方形、台形、六角形などのその他の形状も本開示の範囲内である。

今度は図181を参照すると、患者ベッド1414は、ベッド1414のベッド退出警報システムがセットされた時に明るくなるアイコン1418を持つフットボード1416を含む。アイコン1418は、ベッド1414から出ないように患者に視覚的指示を提供する。

図182を参照すると、患者ベッド1420は、緑色に点灯して、関連する監視ベッド機能が満足できるステータスであることを示し、緑色以外の色(例えば、黄色または赤色)に点灯して関連する監視状態が十分でないステータスであることを示す一式のアイコン1424を持つフットボード1422を含む。アイコンは、ベッドの関連機能が監視されていない場合、消灯される。説明のための例では、アイコン1424は、フットボード1422の壁の半透明部分を備え、ライトは半透明部分の後ろのフットボード内に位置付けられる。ライトは、例えば、異なる色の個別LED(例えば、各半透明部分の後ろの緑色および黄色のLED)または各半透明部分の後ろの多色LEDを備えうる。

次に図183を参照すると、図87のベッド720に類似のベッド1426は、ベッド1426の足側端1427の近くの床の上に一式のアイコン1428を投影し、ベッド1426の側部の近くにメッセージ1429を投影する能力を持つ。説明のための例では、アイコン1428はベッドの監視機能のステータスを示し、メッセージは、患者がベッド1426から出ることを希望する場合は看護師を呼ぶよう患者にアドバイスする。一部の実施形態では、アイコン1428は、緑色に点灯して、関連する監視ベッド機能が満足できるステータスであることを示し、緑色以外の色(例えば、黄色または赤色)に点灯して関連する監視状態が十分でないステータスであることを示す。ベッドの関連機能が監視されていない場合、アイコンは床の上に投影されない。

図184を参照すると、患者ベッド1430は、内蔵足温器(非表示)を含むフットボード1432を持つ。一部の実施形態では、図211に示されるように、足温器はヒーター2200を備える。図211では、ベッド1434は、図210に示されるものと同じまたは実質的に類似した構成要素で説明されており、類似の参照番号が類似の構成要素に対して使用され、説明を繰り返す必要がない。一部の実施形態では、フットボード1432はベッド1430から取り外し可能であり、例示的実施形態では、フットボード1432の結合および分離に対応するため、第一および第二の電気カプラー2202、2204がベッド1434に提供されている。フットボードがベッドフレームに取り付けられた時に自動的に嵌め合い、フットボードがベッドフレームから取り外された時に自動的に分離する適切なカプラーが米国特許第6,208,250号に表示・記述されており、これは本開示と矛盾しない範囲で参照により本書に組み込まれ、矛盾する場合は本開示が支配するものとする。

図185を参照すると、患者ベッド1434は、フットボード1436の中央領域から上方に延長するカメラモジュールまたはユニット1438付きのフットボード1436を持つ。カメラモジュール1438は、ベッド1434上の患者の方を向くカメラ1440およびGUI表示スクリーン1442を持つ。ベッドは、ベッド1434の計量器システム(非表示)を使用して患者の体重が測定されるのと実質的に同時に、患者の写真を撮影するようカメラ1440に命令し、GUI表示スクリーン1442が撮影された写真を表示する。一部の実施形態では、体重測定値および写真は、遠隔コンピュータでの受信のために、ベッド1434の回路から送信される。

今度は図186〜189を参照すると、ベッド1444の計量器システム(例えば、図210および211のブロック2110を参照)が追加された機器を説明するために風袋を再計算できるよう、患者ベッド1444は、ベッド1444上に置かれた機器のRFIDタグ1446を読むRFIDタグリーダー(非表示だが、当技術分野ではよく知られている)を持つ。RFIDリーダーを持つ患者ベッドは、米国特許第7,679,520号および米国特許出願公開第2014/0236629号に表示・説明されており、これらは本開示と矛盾しない範囲で参照により本書に組み込まれ、矛盾する場合は本開示が支配するものとする。

図187に拡大ウィンドウで示されるように、マットレス制御ボックス1447は、ベッド1444のフットボード1448上に吊り下げられる追加機器の一例であるが、図186〜188に関する本開示の教示は、患者ベッドに追加されるすべての機器に適用される。図188では、タグ1446のユニバーサル・シリアル・バス(USB)コネクタ1450を露出させるために、カバー1449がタグ1446から取り外されている。図189では、RFIDタグ1446は、ベッド1444に無線送信されるデータにコードされ、その電池(非表示だが、当技術分野ではよく知られている)を充電するコンピュータ1452のUSBポートに結合されている。RFIDタグにコードまたはプログラムされたデータには、RFIDタグが結合される機器の重量データが含まれる。USBコネクタおよびポート以外のコネクタおよびポートは、本開示の範囲内である。タグ1446は、関連機器の重量データをベッド1444に提供するため、ベッド1444のタグリーダーと無線通信する。次にベッド1444のはかりシステムの風袋が、タグ1446から送信された重量データに基づいて更新される。

図190〜192を参照すると、サイドレール1454は、内蔵握りハンドル1455、制御ペンダント1460の成形縁を受け入れるための溝1458、小便器1462のための窪みおよび結合バー1456、および内蔵ラインマネジャー1464を持つ。図192には、マットレス1466も示されている。従って、本開示は小便器ドックを持つサイドレール1454を意図している。例示的実施形態では、小便器ドックは、小便器1462のハンドルのための窪みを含む。サイドレール1454は、小便器1462がサイドレール1454にドッキングしている時に、窪みを横切って延長し、小便器1462のハンドルを窪みの中に保持しうる結合バー1456を含む。ハンドルが一般に垂直な経路に沿って窪みに入ったり出たりできるように、窪みはサイドレール1454の上縁で開いている。

例示的実施形態では、サイドレール1454の握りハンドル1455は窪みの下に位置している。溝1458は制御ペンダント1460の成形縁を補完する形状である。ラインマネジャー1464は、サイドレール1454の上縁に配置され、窪みへの開口に沿って位置付けられたノッチを備える。

次に図193を参照すると、患者ベッド1470は、マットレス1472の反対側に沿って上方に延長する一体型フォーム側部補助枕1474を持つフォームマットレス1472を含む。ベッド1470は、ベッド1470の頭部セクション1479の上方にアーム組立品1478によって保持されるホワイトノイズ発生装置/ノイズキャンセルユニット1476も持つ。

今度は図194を参照すると、患者ベッド1480は、ベッドが清潔か汚れているかを感知するために、ベッド1480の1つ以上のサイドレール1484および/または1つ以上のエンドボード1486の表面などの表面にセンサー1482を持つ。一部の実施形態では、センサー1482は洗浄剤を感知する。ベッド1480は、ベッド1480が清潔か汚れているかを示すために、メッセージを表示するベッド1480のフットボード1486上の点灯サイン1488も持つ。従って、点灯サイン1488は、ベッド1480のマットレスから外側を向いている。ベッド1480が清潔であることをセンサー1482が示しており、ベッド1480の計量器システムが低重量を示している場合(例えば、患者がベッド上にいないと仮定できるほど十分低い)は、ベッド1480の計量器が自動的にゼロ合わせされることが、本開示で意図されている。

図195を参照すると、患者ベッド1490は殺菌剤噴霧器システム(非表示)を含む。図196に示されるように、ベッド1490の各サイドレール1492は、それを通して殺菌剤のミストが送られる噴霧器スプレーノズル1494を持つ。図197では、ユーザー入力1496を殺菌するために、ミストがノズル1494からサイドレール1492のユーザー入力1496に下方に送られているのが示されている。

今度は図198〜200を参照すると、患者ベッド1500は、感染管理のために、サイドレール1504およびベッド1500のベース1506上に含まれる指向性紫外線(UV)ライト1502を持つ。図199に示されるように、ライト1502からのUV光線がユーザー入力1508を殺菌するように、サイドレール1504上のUVライト1502はユーザー入力1508の上方に位置している。ベース1506上のUVライト1502は、ベッド1500の夜間灯も兼ねる。図200に示されるサイドレール1504'の代替的実施形態では、サイドレール1504'は、半透明の握り部分1510、およびそこにUV発光ダイオード(LED)1514が取り付けられたスチールフレーム1512を持つ。LED 1514からのUV光線は、半透明の握り部分1510を通過する。

図201を参照すると、患者ベッド1520は、ベッド1520の上部フレーム1524からベッド1520の縦方向に実質的に垂直な方向へと、横方向かつ外側に展開する離床シート1522を持つ。図202に示されるように、患者は展開された離床シート1522に座っている。図203では、移送用椅子1526(別名「車椅子」)が、介護者によって患者の所まで押されてきている。ベッド1520から椅子1526への離床の間、患者がベッド1520の部分および椅子1526によって囲まれるように、移送用椅子1526は、離床シート1522の側部に位置付けられた溝1530にスライドして入る水平アーム1528を持つ。図204では、患者が移送用椅子1526のシート1532に座っているのが示されている。図205では、移送用椅子1526の水平のアーム1528は、離床シート1522の溝1530から間隔が開いており、それと整列している。アーム1528は一般に水平に配向され、患者が離床シート1522からシート1532に移動する時に、アーム1528の間に立つように構成されている。従って、アーム1528および溝1530は、ベッド1520の上部フレームがベッド1520のベースに対して下降位置にある時、実質的に同じ高さであり、水平に配向される。

今度は図206を参照すると、患者部屋1540は、頭部の壁のユニット1546のパネル1544に取り付けられた3次元(3D)センサー1542を持つ。図207では、ナースステーション1547で介護者が、3Dセンサー1542によって取得された画像を見るために、コンピュータ1548を使用している。ナースステーション1547は、部屋から遠く離れている。図208では、コンピュータ1548を使用して患者の遠隔体重測定が行なわれる前に、コンピュータ1548の表示スクリーン1550上に表示される情報が示されている。図209では、体重測定が行なわれた後に表示スクリーン1550上に表示される情報が示されている。

本明細書の図1〜211に開示された実施形態のそれぞれの特徴が、単一の患者ベッドまたはシステムに組み合わせ可能であることは、本開示の範囲内である。例えば、本開示は、図103〜105および210のカート950が、本書に開示された任意の患者ベッドと共に使用するように構成されうることを意図している。別の例として、図15および16のターンアシストパネル162、164は、本書に開示の任意の患者ベッドと共に使用されうる。さらに、本書に開示の任意の患者ベッドは、図33〜38のベッド270の誘導再充電システムを含むことができる。従って、患者ベッドの1つの側部に開始されたタイプの1つのサイドレールを持ち、患者ベッドの反対側に開示されたタイプの別のサイドレールを持つベッドを含め、本書に開示された特徴のすべての並べ替えおよび組み合わせが、本開示の範囲内であることが意図されている。

本出願がそれに対して利益を主張し、参照によって本書に組み込まれる米国特許仮出願番号61/951,236のさまざまな図1〜209では、本書に開示されたさまざまな実施形態に関して、追加的な文字情報が提供されている。文字情報は、本開示の書面説明の一部と見なされる。

一定の例証的な実施形態について上記に詳細に説明してきたが、本書に記述され下記の請求項で定義される本開示の範囲および精神内である多くの実施形態、変形および変更が可能である。

QQ群二维码
意见反馈