Lifting and carrying device of the wheeled object, including a hospital bed

申请号 JP2014515007 申请日 2012-06-18 公开(公告)号 JP2014516734A 公开(公告)日 2014-07-17
申请人 オーステク アンド デザイン ピーティーワイ リミテッド; 发明人 レイモンド マーチ,ピーター; イアン ベル,ケネス;
摘要 本発明は、昇降及び運搬装置に関する。 本発明の装置は、一対の離間した車輪を有する任意の物体の昇降及び移動に有用であるが、病院用ベッドの昇降及び運搬に特に適合されている。 ベッド昇降装置は、ベッドのフレームではなくベッドの車輪に係合することによって昇降及び運搬中にベッドに係合するとともにベッド又はベッド/患者の組み合わせの荷重を支持する改善された手段を含む。
【選択図】図1
权利要求
  • 離間した車輪を有する物品又はその一部を昇降させる装置であって:
    本体であって、該本体の前方及び後方を通って延びる第1の軸を含む、本体;
    前記本体に関連付けられるとともに昇降中に前記物品の離間した車輪を支持するようにそれぞれ構成されている2つの車輪係合アタッチメントであって、各アタッチメントは、前記第1の軸に対して実質的に垂直に延びる第2の軸に沿って前記本体に対して移動可能であり、前記係合は、該アタッチメント及び前記車輪がまず前記第2の軸又は該第2の軸に平行な軸に沿って位置合わせされ、次に、該アタッチメント及び前記車輪が前記第1の軸又は該第1の軸に平行な軸に沿って実質的に位置合わせされるまで該アタッチメントがそれぞれの車輪に向かって移動すると生じる、2つの車輪係合アタッチメント;及び 前記車輪係合アタッチメントを地面から持ち上げる手段を特徴とする、装置。
  • 各車輪係合アタッチメントは、前記本体の正面に配置されており、前記第2の軸又は該第2の軸に平行な軸に沿って延びるガイドプレートに沿って等しく反対の方向に摺動可能である、請求項1において特徴付けられるような装置。
  • 各車輪係合アタッチメントは、車輪に係合するようにそれぞれの前記車輪に向かって内方へ移動する前に、前記車輪の離間距離よりも長い離間距離まで移動するようになっている、請求項2において特徴付けられるような装置。
  • 各車輪係合アタッチメントは、少なくとも前輪当接面及び後輪当接面を有するジョーを含む、請求項3において特徴付けられるような装置。
  • 前記ジョーは、車輪に向かって移動するときに該車輪を受け入れるようにその内側が開口している、請求項4において特徴付けられるような装置。
  • 各車輪係合アタッチメントは、様々な直径の車輪に対応するように前記前輪当接面と前記後輪当接面との間の距離を調整する手段を含む、請求項4又は5において特徴付けられるような装置。
  • 各車輪係合アタッチメントは、車輪に係合するようにそれぞれの前記車輪に向かって外方へ移動する前には前記車輪間に配置されるようになっている、請求項2において特徴付けられるような装置。
  • 前記ジョーは、車輪に向かって移動するときに該車輪を受け入れるようにその外側が開口している、請求項7において特徴付けられるような装置。
  • 各車輪係合アタッチメントは、様々な直径の車輪に対応するように前記前輪当接面と前記後輪当接面との間の距離を調整する手段を含む、請求項7又は8において特徴付けられるような装置。
  • 各車輪係合アタッチメントは、歯付ラックにそれぞれ関連付けられ、各ラックは、前記ガイドプレートに関連付けられる被駆動平歯車に噛合し、それによって、一方の方向への前記平歯車の回転によって前記アタッチメントが一定のレートで互いから離れるように移動し、逆方向への回転によって前記アタッチメントが一定のレートで互いに向かって移動する、請求項2〜9のいずれか一項において特徴付けられるような装置。
  • 一方のアタッチメントが他方のアタッチメントの前に第1の車輪に係合すると、前記歯付ラックのうちの一方が止まり、それによって、前記平歯車、ひいては第2のラックが、第2の車輪に係合するまで、係合した前記ジョーに向かって移動し続ける、請求項10において特徴付けられるような装置。
  • 前記車輪係合アタッチメントを地面から持ち上げる前記手段は、前記ガイドプレートを地面から垂直に上昇させる手段を含む、請求項2〜11のいずれか一項において特徴付けられるような装置。
  • 前記車輪係合アタッチメントを地面から持ち上げる前記手段は、前記ガイドプレートを後方に回転させる手段を含む、請求項2〜11のいずれか一項において特徴付けられるような装置。
  • 前記車輪係合アタッチメントを持ち上げる前記手段は、前記ガイドプレートを移動させる少なくとも1つのアクチュエーターを更に含む、請求項12又は13において特徴付けられるような装置。
  • 前記アクチュエーターは、油圧又は電力によって駆動されるアクチュエーターである、請求項14において特徴付けられるような装置。
  • 前記本体は、少なくとも前記車輪係合アタッチメントを持ち上げる前記手段を支持するフレームを含む、請求項1〜15のいずれか一項において特徴付けられるような装置。
  • 前記フレームは、2つの前駆動車輪及び後操舵輪の上で支持される、請求項16において特徴付けられるような装置。
  • 前記駆動車輪は、1つ又は複数の充電式バッテリーによって給電される減速ギヤボックスに結合される2つの電気モーターによって動作される、請求項17において特徴付けられるような装置。
  • 前記2つの前輪は荷重を支持する、請求項17又は18において特徴付けられるような装置。
  • 前記装置は、前記車輪係合アタッチメントのそれぞれに関連付けられる前キャスター車輪アセンブリを更に含み、該前キャスター車輪アセンブリは荷重を支持する、請求項17又は18において特徴付けられるような装置。
  • 前記物品は、2つの前輪及び2つの後輪を有する病院用ベッドであり、前記2つの後輪は、前記装置によって持ち上げられて、前記ベッドの運搬を容易にするようになっている、請求項1〜20のいずれか一項において特徴付けられるような装置。
  • 说明书全文

    本発明は、昇降及び運搬装置に関する。 本発明の装置は、一対の離間した車輪を有する任意の物体の昇降及び移動に有用であるが、病院用ベッドの昇降及び運搬に特に適合されている。 ベッド昇降装置は、ベッドのフレームではなくベッドの車輪に係合することによって昇降及び運搬中にベッドに係合するとともにベッド又はベッド/患者の組み合わせの荷重を支持する改善された手段を含む。

    病院用ベッドの種々の昇降及び運搬装置が既知である。 しかし、本出願人が知っている装置のほとんどは、ベッドフレームの一部の把持又は係合を伴うが、このこと自体が、異なる形状及びサイズのベッドフレーム、並びに異なる車輪の構成、向き、直径及び離間距離を扱うときに問題となる。

    例えば、ベッドの一部を把持するように働く多くの従来技術のジョー機構は、異なるサイズ及び形状のフレームに対応することができないか、又はベッドペダル等の障害物、及びベッドブレーキペダル等の中間の高さの障害物の下に十分な間隔を提供することができない可能性がある。

    別の重要な考慮事項は、病院職員が、自身の健康、自身の同僚の安全を守り、また、一般的に貴重な物品であるベッド自体を守る安全な方法でベッドを移動させることである。

    したがって、車輪付物体の、改良されたより自在な昇降及び運搬装置が必要とされている。

    したがって、本発明の目的は、上述した問題の少なくとも幾つかを克服するか、又は有用な代替手段を公衆に提供することである。

    したがって、本発明の1つの形態では、離間した車輪を有する物品又はその一部を昇降させる装置であって:
    本体であって、当該本体の前方及び後方を通って延びる第1の軸を含む、本体;
    上記本体に関連付けられるとともに昇降中に上記物品の離間した車輪を支持するようにそれぞれ構成されている2つの車輪係合アタッチメントであって、各アタッチメントは、上記第1の軸に対して実質的に垂直に延びる第2の軸に沿って上記本体に対して移動可能であり、上記係合は、アタッチメント及び車輪がまず上記第2の軸又は第2の軸に平行な軸に沿って位置合わせされ、次に、アタッチメント及び車輪が上記第1の軸又は第1の軸に平行な軸に沿って実質的に位置合わせされるまでアタッチメントがそれぞれの車輪に向かって移動すると生じる、2つの車輪係合アタッチメント;及び 上記車輪係合アタッチメントを地面から持ち上げる手段を特徴とする。

    好ましくは、各車輪係合アタッチメントは、本体の正面に配置されており、上記第2の軸又は第2の軸に平行な軸に沿って延びるガイドプレートに沿って等しく反対の方向に摺動可能である。

    好ましくは、各車輪係合アタッチメントは、車輪に係合するようにそれぞれの車輪に向かって内方へ移動する前に、車輪の離間距離よりも長い離間距離まで移動するようになっている。

    好ましくは、各車輪係合アタッチメントは、少なくとも前輪当接面及び後輪当接面を有するジョーを含む。

    好ましくは、上記ジョーは、車輪に向かって移動するときに当該車輪を受け入れるようにその内側が開口している。

    好ましくは、各車輪係合アタッチメントは、様々な直径の車輪に対応するように上記前輪当接面と上記後輪当接面との間の距離を調整する手段を含む。

    代替的には、各車輪係合アタッチメントは、車輪に係合するようにそれぞれの車輪に向かって外方へ移動する前には車輪間に配置されるようになっている。

    好ましくは、各車輪係合アタッチメントは、歯付ラックにそれぞれ関連付けられ、各ラックは、上記ガイドプレートに関連付けられる被駆動平歯車に噛合し、それによって、一方の方向への上記平歯車の回転によってアタッチメントが一定のレートで互いから離れるように移動し、逆方向への回転によってアタッチメントが一定のレートで互いに向かって移動する。

    好ましくは、一方のアタッチメントが他方のアタッチメントの前に第1の車輪に係合すると、上記歯付ラックのうちの一方が止まり、それによって、平歯車、ひいては第2のラックが、第2の車輪に係合するまで、係合したジョーに向かって移動し続ける。 ラックはしたがって自動的に位置合わせされる。

    好ましくは、上記車輪係合アタッチメントを地面から持ち上げる上記手段は、上記ガイドプレートを地面から垂直に上昇させる手段を含む。

    代替的には、上記車輪係合アタッチメントを地面から持ち上げる上記手段は、上記ガイドプレートを後方に回転させる手段を含む。

    好ましくは、上記車輪係合アタッチメントを持ち上げる上記手段は、上記ガイドプレートを移動させる少なくとも1つのアクチュエーターを更に含む。

    好ましくは、上記アクチュエーターは、油圧又は電によって駆動されるアクチュエーターである。

    好ましくは、上記本体は、少なくとも車輪係合アタッチメントを持ち上げる上記手段を支持するフレームを含む。

    好ましくは、上記フレームは、2つの前駆動車輪及び後操輪の上で支持される。

    好ましくは、駆動車輪は、1つ又は複数の充電式バッテリーによって給電される減速ギヤボックスに結合される2つの電気モーターによって動作される。

    好ましくは、2つの前輪は荷重を支持する。

    好ましくは、装置は、上記車輪係合アタッチメントのそれぞれに関連付けられる前キャスター車輪アセンブリを更に含み、前キャスター車輪アセンブリは荷重を支持する。

    好ましくは、上記物品は、2つの前輪及び2つの後輪を有する病院用ベッドであり、上記2つの後輪は、上記装置によって持ち上げられて、ベッドの運搬を容易にするようになっている。

    好ましくは、上記ガイドプレート及び持ち上げる手段は、運搬される物品に関連する低い位置から中間位置の障害物を妨げないように小型である。

    本発明の上記及び他の目的、特徴並びに利点は、添付の図面と併せた好ましい実施形態の以下の詳細な説明から明らかになるであろう。

    本発明の第1の好ましい実施形態による昇降及び運搬装置の正面の上面斜視図である。

    図1の昇降及び運搬装置の正面図である。

    図1の昇降及び運搬装置の後面図である。

    ベッドの車輪が係合し、ジョーアセンブリがそれらの下降位置にある状態の、図1の昇降及び運搬装置の側面図である。

    連結システムが見えるように幾つかの側部構成部材が取り外された状態の、図1の昇降及び運搬装置の拡大側面図である。

    ベッドの車輪に係合し、ジョーアセンブリがそれらの上昇位置にある状態の、図1の昇降及び運搬装置の側面図である。

    各ジョーアセンブリの移動を可能にするラック・平歯車機構を示す、本発明の昇降及び運搬装置の拡大部分分解斜視図である。

    ジョーアセンブリが外側位置に位置決めされており、ベッドの車輪が装置と位置合わせされていない中心線を有する状態の、図1の昇降及び運搬装置の上面図である。

    図8に示されている構成における昇降及び運搬装置の上面の後面斜視図である。

    ジョーアセンブリが内方へシフトされ、LHSジョーアセンブリが左側の車輪に係合した後の、昇降及び運搬装置の上面図である。

    図10に示されている構成における昇降及び運搬装置の上面の後面斜視図である。

    LHSジョーアセンブリがラックを横へ押してRHSジョーアセンブリが右側の車輪に係合した後の、昇降及び運搬装置の上面図である。

    図12に示されている構成における昇降及び運搬装置の上面の後面斜視図である。

    本発明の第2の実施形態による昇降及び運搬装置の正面の上面斜視図である。

    ベッドの車輪が係合し、ジョーアセンブリがそれらの下降位置にある状態の、図14の昇降及び運搬装置の側面図である。

    ベッドの車輪が係合し、ジョーアセンブリがそれらの上昇位置にある状態の、図14の昇降及び運搬装置の側面図である。

    本発明の第3の実施形態による昇降及び運搬装置の正面の上面斜視図である。

    サイドプレートの裏でシリンダーがどのような向きであるかについての破線の略図を含む、図16の昇降及び運搬装置の拡大側面図である。

    病院用ベッドの後輪にジョーがそれらの下降位置において係合した状態の、図16の昇降及び運搬装置の拡大側面図、及びジョーがそれらの上昇位置にあるときの構成部材の破線の略図である。

    本発明の以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。 説明には例示的な実施形態が含まれるが、他の実施形態が可能であり、本発明の主旨及び範囲から逸脱することなく、記載される実施形態に対して変更を加えることができる。 実施形態及び以下の説明を通して、可能な限り、同じ部分及び同様の部分を指すのに同じ参照符号が用いられる。

    本発明は、昇降及び運搬装置すなわちベッド昇降装置、特に、車輪付物品を昇降及び運搬するように異なる形状及びサイズの車輪付物品に係合する改良された手段を含むベッド昇降装置に関する。 特に、本発明において具現される昇降装置は、ベッドの離間した車輪に係合して昇降させるようになっており、異なる寸法、向き及び/又は離間距離の車輪に係合可能な係合手段を含む。 本発明は、ベッドのフレームに係合するようになっており、それらの用途が真に自在ではない、現在までに知られているベッド移動装置において確認されている欠点を克服しようとするものである。

    本発明の第1の好ましい実施形態によるベッド昇降装置10が図1〜図6に示されており、2つの前輪14及び1つの後輪16が取り付けられているフレーム12を含む。 フレーム12は、複数の構成部材、相互接続部分及びプラットフォームから構成することができるが、簡潔にするために、本明細書では、1つの参照符号12を用いて言及することにする。

    フレーム12の重要な特徴は、種々の構成部材を支持する比較的低層のプラットフォームを形成することであり、フレームはベース18及び直立壁20を含む。 被駆動車輪である前輪14は、直立側壁の外側に沿って延び、フレーム12を、昇降されるベッドの後方(又は前方)に位置付ける役割を果たす。 前輪14は、フレーム12の上で支持されて前輪14の内側に位置決めされるとともに後方に延びる2つのモーター28によって給電される。 後輪16は好ましくは、駆動されないキャスター車輪である。

    フレーム12の上の中央に位置付けられるのは、ピン(図示せず)によってフレームにその下端が取り付けられる直線状の垂直に取り付けられるアクチュエーター30である。 アクチュエーター30の上端はしたがってピンを中心に自由に回転可能である。 アクチュエーター30の機能については以下で更に詳細に記載する。

    ハンドルアセンブリ32がフレーム12の後方に位置決めされており、フレーム12に対するハンドル32の回動調整、すなわちハンドル32が上方かつ後方に延びる度の調整を可能にするスピンドル34まで下に延びる。 後キャスター16はスピンドル34の真下に吊り下げられている。 スピンドル34の両側において、フレームは、一対のバッテリー36を支持する2つのプラットフォームを含む。 バッテリー36は、モーター28に動力を提供し、好ましくは充電式であり、それによって、動作中に装置にいかなる電源電力を供給することも必要なくなる。

    ハンドルアセンブリ32は、装置10を運搬するときにユーザーが把持するためのハンドルバー38をその上端に含み、内部に、モーター28及びアクチュエーター30を動作させる制御部を含む。 制御ユニット42もハンドル34の上部に位置付けられている。 制御ユニット42は、(プログラム可能電力モジュール43を介して)モーター28及びアクチュエーター30の双方に動作可能に接続されている。 電力モジュール43は、制御ユニット42から入力を受け取り、正確な量の電力を関連する車輪のモーター28に送る。 制御ユニット42はそれによって、装置10の前後移動のための可変の速度制御を可能にする。

    前後移動は好ましくは、レバー44を通じて引き起こされ、好ましくは、操作者が緊急時に装置を迅速に停止することを可能にするブレーキ46も存在する。 電子制御ユニットは購入可能であり、在庫のある物品が、本発明の装置の必要性に合わせて容易に適合される。 可変速度指示器及びコントローラーを、バッテリー電源ゲージ等のより高機能の選択肢とともに制御ユニットに組み込み、ユニットに含まれる各バッテリー又は両バッテリーの組み合わせからの電力の可用性を表示することができる。

    上述した装置10の構成部材の幾つかは、これらの構成部材が概ね、フレーム構成、及びユーザーがレバー42を操作することによって装置10を移動及び動作させることができる方法に関連するという点で、本発明の全ての実施形態にわたって適用することができるが、明らかとなるように、他の変形形態ももちろん可能である。

    以下の説明は、特に、ベッド等の物品を係合、上昇及び移動させることを可能にし、物品の荷重を適切に支持して装置10の転倒を防止することを可能にする、装置の構成部材に関する。 装置の正面には、ラック50、ラック50に関連付けられるとともに本発明に従ってベッドの車輪54に係合するのに用いられる2つの摺動可能なジョーアセンブリ52、荷重を支持する上で前駆動車輪を助ける前キャスター車輪アセンブリ56、及び連結システム58が示されている。

    連結システム58は、図1、図5及び図7において最もはっきりと示されているように、フレーム12の後部を正面のラック50に結合する、アクチュエーター30の両側にある後方平行リンク機構60を含む。 各リンク機構60の前端により近い位置において自身の下端が各平行リンク機構60に枢動可能に取り付けられている直立部材62が、横断方向クロスバー64に固定されており、クロスバー64にはアクチュエーターピストン66が動作可能に接続されている。

    したがって、当業者であれは、アクチュエーター30の動作によって平行リンク機構60が僅かに昇降し、それらの後方枢着点68を中心に回転することを認識するであろう。 停止時には、アクチュエーター30は図4及び図5に示されているような後退位置を取る。 アクチュエーターが動作すると、ピストン66が出現し、クロスバー64に対して作用し、それによって直立部材62を図6に示されている位置に上昇させる。 直立部材が上昇すると、平行リンク機構60の前端も上昇し、それらの回動可能な後方接続部によって、ラック50が昇降する。 各平行リンク機構60はまた、ピン69を中心とした回転が生じるようにラック50に回動可能に関連付けられている。 したがって、この構成は、ラック50、ひいてはベッドの車輪が、地上に十分な距離だけ持ち上げられ、運搬を可能にすることを確実にする。 図示されていないが、コイルばね及び同様の構成部材を用いて種々の動作を助けることができる。

    更なる実施形態を検討することによって、本発明が車輪を地面から上昇させる上述の手段にのみ限定されることは意図されないことが明らかとなるであろう。

    図6は、その上昇位置にあるラック50を示しており、ベッドの車輪54は、使用される装置10がシフトされる物品を運搬するために地上に短い距離だけ持ち上げられればよいことを認識することができる。

    連結システム58は、ジョーアセンブリ52及び前キャスター車輪アセンブリ56とともにラック50に摺動可能に取り付けられている前方平行リンク機構70を更に含む。 各摺動可能なリンク機構70は、ラックから前方へ延び、また、ラック枢着点72を中心にラックに回動可能に接続されている。 各リンク機構70は、それらの前端において、キャスター枢着点76を中心に各キャスター車輪アセンブリ56の平取り付け面74にも回動可能に結合されている。 リンク機構70、ジョーアセンブリ52及びキャスター車輪アセンブリ56はしたがって、ラック50の左側及び右側において互いに接離するように摺動可能である。 ジョーアセンブリによって昇降される物品の支持はしたがって、前駆動車輪14、及び前駆動車輪14の前方に配置されているとともにリンク機構70を介してラック50に接続されている更なるキャスター車輪アセンブリ56の双方によって提供される。

    各リンク機構の部分を形成する個々の部材は、簡潔にするために本明細書では明示的には記載しないが、平行リンク機構が回動可能な接続部を含むと述べられている場合、リンク機構の双方の部材が回動可能に接続されていることを理解されたい。 例えば、ラック50とフレーム12の後部との間に延びる各リンク機構60は、その端においてそれぞれの構成部材にともに回動可能に接続されている2つの垂直に配置されている部材を含む。

    この時点で、読み手は、好ましい実施形態の昇降及び運搬装置がどのように(以下でより詳細に記載するように物品に係合した後で)昇降させ、運搬される物品の荷重を支持することが可能であるかを分かっているであろう。 物品の車輪にジョーアセンブリ52が係合すると、アクチュエーター30は、そのピストン66がクロスバー64を上昇させて持ち上げ、それによって平行リンク機構60及び正面のラック50を上昇させるように動作する。 さらに、前方平行リンク機構70の後端が上昇し、それらの前端及び後端の双方におけるそれらの回動可能な接続部によって、前キャスターアセンブリ56が僅かに後方に押されるが、それらの接地位置に維持される。 図2の正面図においておそらく最もはっきりと示されるように、各キャスター車輪アセンブリ56は、更なる安定性を確実にする一対の横方向に離間したキャスター車輪78を含む。

    前キャスター車輪アセンブリ56及び関連する連結システムを加えることによって、荷重がより効率的に分布し、大きい荷重下での装置の転倒が防止されることが確実となる。 従来技術において認識されている問題点は、ベッド及び患者を組み合わせた荷重が相当なものである場合にそのような昇降装置が前方に転倒する可能性に関連するものである。 前キャスター車輪及び連結システムを加えることは、これらの問題点に対処するのに役立つ。 リンク機構の構成は、各キャスターアセンブリの水平取り付け面74がリンク機構の全移動範囲にわたって地面と平行なままであることを更に確実にし、これは、車輪76がそれらの軸を中心に自由に回転し、摩擦が低減し、更なる荷重が駆動モーターにかからないことを意味する。

    示されている実施形態では自身の前端に下方向延長部を含む平行リンク機構60によって達成される、ラック50が地面の近くに位置付けられることは、ラック50の上に、昇降される物品の構成部材のための十分な隙間があることを更に確実にする。 例えば、病院用ベッドを運搬するとき、ベッドのブレーキペダルが後方に延びるが、従来技術のベッド昇降装置に関連付けられるバラスト等の移動によって多くの場合に妨げられる。

    この時点で、読み手の注目は、本明細書において説明される全ての実施形態にわたって存在する、装置10が運搬される物体の車輪に係合する改善された方法である本発明の主な特徴に向いている。

    前述したように、ジョーアセンブリ52、前方平行リンク機構70及び前キャスター車輪アセンブリ56は、ラック50に沿って内方及び外方へ摺動可能であるため、昇降される物品の車輪にジョーアセンブリが係合することができる。 これらの構成要素のそれぞれは、前方平行リンク機構70の場合、それぞれの移動可能なハウジング80に取り付けられるか又は回動可能に取り付けられている。 図7は、ラック50内の歯車機構82を最もはっきりと示しており、ラック50に各ハウジング80が関連付けられ、ハウジング80に取り付けられる構成部材を移動させる。 特に、右側ハウジング80に接続されている上側歯付ラック84及び左側ハウジング80に接続されている下側歯付ラック86が示されている。 歯付ラック84及び86はともに、単一の平歯車又はピニオン88によって駆動され、単一の平歯車又はピニオン88は、更なるモーター(図示せず)によって回転可能であるとともに、平歯車の左方向又は右方向への移動によってラック50全体が対応して移動するようにラック50に関連付けられている。 この目的で、左側は、装置に面する操作者から見て装置の左側であると解釈される。

    図8及び図9は、各ハウジング80、ひいては各ジョーアセンブリ52がベッドの車輪に係合する準備が整っている外側位置にシフトされた後の装置10を示しており、そのような移動は、平歯車88を回転させる平歯車モーター(図示せず)の作動から生じる。 一方の方向への平歯車の回転によって、上側歯付ラック84及び下側歯付ラック86は、平歯車との噛合によって外方へ移動し、歯車88が逆方向へ回転すると内方へ移動する。 本発明は、ジョーアセンブリを一方の方向又は他方の方向へ移動させるいずれか一方の方向の回転に限定されることを意図するものではない。

    したがって、中央の歯車88は各歯付ラックを駆動し、したがって、各ハウジング80及びジョー、並びに各ハウジング80及びジョーに関連付けられるキャスターアセンブリを同時に反対の方向へ一定のレートで駆動する。

    次のステップは、ベッドの車輪54が図8及び図9に示されているようにジョーアセンブリ52間に位置付けられるように、持ち上げられて位置決めされるベッドまで装置10を移動させなければならないことである。 適所になると、平歯車モーターを再び、但し逆方向に作動させ、各歯付ラック及び関連付けられるハウジングを内方へ移動させることができる。 示されている実施形態では、各ジョーアセンブリは、ハウジング80から前方へ延びる後斜面90、及びキャスター車輪アセンブリ56から後方へ延びる対向する前斜面92から構成され、前斜面及び後斜面は離間しており、移動される物品に従って構成される。

    例えば最も従来的な病院用ベッドの場合、標準的な車輪の直径が存在するため、本願では、斜面間の距離及び前リンク機構70の長さもそれに従って構成される。 しかし、他の車輪の直径に合うようにジョーアセンブリを調整することを可能にする構成も本発明の範囲内にあると考えられる。 示されている実施形態では、例えば、各後斜面90は、ピン93を中心に、各後斜面90の下方の表面が車輪54の接触面を形成する位置まで後方へ回動可能である。 当業者であれば、これによってより大きい直径の車輪が可能になることを認識するであろう。

    後斜面90は、前斜面92よりも長く内方へ延びる。 これは、装置をベッドまで動かすことを可能にし、また、装置を次に前方へ移動させることができるように、すなわちベッドの車輪54及び後斜面90が接触するまで、ジョーアセンブリを十分な距離だけ外方へ移動させることを可能にするためである。 次に、各ジョーアセンブリは、各車輪54が各アセンブリの対向する前斜面及び後斜面の上に位置付けられるまで内方へ移動して車輪を包囲するようになっている。

    好ましい態様では、装置10は、一方の車輪が他方の車輪とは異なる向きであっても各車輪にジョーが適切に係合することを確実にする手段を含む。 このことは、各車輪54が持ち上げ前に真っ直ぐな形態で、すなわち装置の中心線に平行に各ジョーアセンブリの対向する前斜面及び後斜面の上に位置付けられることを確実にする。

    各ジョーアセンブリ52は、ジョーが車輪54に近づくにつれて車輪を適切に位置合わせすることを確実にする外壁94(図8〜図13にのみ示されている)を含む。 図10及び図11は、車輪54が位置合わせされていないか又は角度が付いている可能性がある場合の例を示している。 本発明のジョーアセンブリ52は、各ジョーアセンブリが内方へ移動するにつれてそのような位置合わせされていない車輪が外壁94に接触することによって持ち上がる前に真っ直ぐになることを確実にする。

    直立バンパー95もジョーアセンブリの各前斜面92の上に存在する。 バンパー95の機能は、特定の移動中に生じることが分かっている、ベッドの車輪54がベッド又は車輪付物品の運搬中に前方へ転がらないことを確実にすることである。 バンパー95は、示されている構成に対して代替的な構成を有していてもよく、例えば、必要であればより高く若しくは異なる角度で延びていてもよく、又はそれ自体と車輪54との間に存在し得るいかなる間隙も埋めることを可能にするように回動可能若しくは摺動可能な延長部(図示せず)を含んでいてもよいことを理解されたい。

    物品が移動して装置10が位置合わせされないとき、例えば操作者が装置10を物品の正確な中心線上に位置決めしていないときが存在する。 通常、この結果として、図10及び図11に示されているように一方のジョーアセンブリが他方のジョーアセンブリの前にキャスター車輪に到達する。 ジョーアセンブリは、いずれか一方が昇降されるベッドのラック又は車輪の端面(endstop)に接触したときのみ内方への摺動を停止する。

    したがって、示されている例では、左側のジョーアセンブリ52が左側のベッドの車輪と接触した後で停止すると、下側歯付ラック86も移動を停止する。 それによって、平歯車88は、静止位置で予め回転しながら、下側歯付ラック86に沿って左側に向かって強制的に回転させられる。 そうするときに、右側のジョーアセンブリは内方へ移動し続け、ラック50自体は、平歯車の左側への移動の結果として左側に向かって移動する。 換言すると、ベッドの車輪に最初に接続するジョーは、第2のジョーが反対側のベッドの車輪に接続するまでラック50を横へ押しやる。 この移動は、図12及び図13に示されているように第2のベッドの車輪が係合するまで続く。

    図8、図10及び図12の上面図は、ラック50の後方にある、ラック50の位置が移動可能であることを可能にし、したがって上述したような自動的な位置合わせを可能にする構成部材を最もはっきりと示している。 特に、ラック50は、平行なリンク機構60の前端に配置されるとともにラック50と平行に延びる2つ以上のばね式ピストン96によって支持される。 ピストンは、ラック50が中央位置に付勢され、左右への移動がばねからの幾らかの抵抗を受けるように、ばね式である。 ラック50は、フレームに対して例えば上述した状況では横断方向へシフトすることができる。 図12及び図13では、ラック50が強制的に左側へシフトされた後で右側のばねが圧縮されていることがはっきりと分かる。

    ここでもまた、読み手には、異なる直径、向き及び離間距離の車輪にどのように本発明の装置10が係合することができるか、及び、本発明のラック50がどのように自動的に位置合わせされるか、したがって装置10と持ち上げられて運搬される物品との間の位置合わせされない可能性をどのように相殺することができるかが明らかであるはずである。 本発明はしたがって、真に自在なベッド昇降及び運搬装置を提供する。

    ジョーアセンブリが車輪に係合すると、アクチュエーター30が次に連結システム58を駆動することによって車輪を持ち上げるように動作することができる。 前述したように、各キャスター車輪アセンブリ56は、持ち上げプロセス中に接地したままであり、ひいては前斜面92も接地したままである。 車輪54の持ち上げは、ラック50、ひいては後斜面90のみを持ち上げることによって達成される。 しかし、明らかとなるように他の構成が可能である。

    ベッド又は同様の車輪付物品が運搬されると、車輪は、アクチュエーター30を再び動作させ、次に、装置が逆にベッドから離れることを可能にするほど十分な距離だけジョーアセンブリが外方へ移動するまで平歯車モーターを逆方向へ動作させることによって下降させることができる。 平歯車、ひいてはラック50が右側に向かって戻ると、圧縮したばねが拡張してラック50を再びセンタリングする。 好ましくは、平歯車モーターの作動も、例えば制御ユニット42及びレバー44も用いてハンドル38から制御可能である。

    前輪14及び前キャスター車輪アセンブリ56が主にベッドの荷重を受けることを理解されたい。 したがって、後キャスター車輪16は比較的自由であり、旋回し、限られたスペース内であってもベッドの制御された移動を可能にすることができる。 動力を供給される2つの被駆動車輪は好ましくは独立して動力を供給され、機械及びベッドの組み合わせの操舵を行う。

    図14は、本発明の第2のより簡略化された実施形態によるベッド移動装置100の例を示している。 詳細には、ベッド移動装置100は、前方荷重支持キャスターを含まず(したがってより軽量の物品の運搬に好適であり得る)、前述した係合/昇降機構に対して代替的な係合/昇降機構を有する。 しかし、装置100は、物品の離間した車輪に係合するようになっている横断方向に移動可能なジョーを含むという点で本発明の範囲内に入る。 第1の実施形態のユニット10と同様であるか又は同一である部分については、再度説明することはしない。

    第1の実施形態のように、移動装置100は、2つの前輪104及び1つの後輪106、ベース108並びに直立側壁120が取り付けられているフレーム102を含む。 前輪104は、2つの内向きのヒンジ機構124の端を支持することを目的とする直立フィン122も含む直立側壁120の外側に沿って延びる。 2つのヒンジ機構124は、フレーム102に関連付けられる支持部材126によって更に支持される。

    前輪104は駆動車輪であり、フレーム102を、昇降されるベッドの後方に位置付ける働きもする。 前輪104は、フレーム102上において駆動車輪104間で支持される2つのモーター128の形態の駆動手段によって給電される。 後輪106は、フレーム102の下に位置付けられるキャスターである。

    2つのモーター128の中央及び真上に位置付けられるのは、好ましくはその後端がピン(図示せず)によって固定されるリニアアクチュエーター130である。 アクチュエーター130の前端はピンを中心に自由に回転可能である。 アクチュエーター130の後ろでフレームの後直立壁から後方へ延びるのは、2つのプラットフォーム132である。 プラットフォーム132は、側部フィン122とともに一対のバッテリー136をプラットフォーム132上に位置付けるとともに位置決めするように働く浅い直立壁134を含む。

    ユニット100の係合/昇降アタッチメント138が、装置の前方にわたって延びる細長いプレート140を含み、ヒンジ機構124によってフレーム102にその上縁に沿って回動可能に接続されている。 プレート140の底部に沿って延びるのは、ベッドの車輪148に係合することを担う機械的に動作するジョー146が固定されている2つの離間したレールアセンブリ144の摺動を可能にするガイド142である。 各レールアセンブリはガイド142に沿って横断方向に移動可能である。

    各レールアセンブリ144は、プレート140から、フレーム102及び車輪104を越える位置まで前方へ延び、そこで、プレート140に平行に延びる接続ロッド152によって支持され、接続ロッド152に沿って同様に摺動可能である。 各ジョー146はこの場合、各ジョーの下肢が、ベッドの車輪に係合する準備が整っている地面と概ね水平であるようにそれらのそれぞれのレールアセンブリ144からまた更に前方へ延びている。

    アクチュエーター130は、その前端が接続ロッド152に回動可能に接続されているピストン154を含む。 停止時には、アクチュエーター130は図15aに示されているような後退位置を取る。 この位置では、アクチュエーター130はほぼ水平に延び、ジョーは上述したように地面に隣接して位置決めされている。 アクチュエーターが動作すると、ピストン154が出現し、接続ロッド152に対して作用し、それによって、プレート140を含む係合/昇降アタッチメント138全体、レールアセンブリ144、ジョー146、及びジョー146が係合するベッドの車輪148を上昇させる。

    アタッチメント138の上昇位置が図15bに示されており、この場合、アクチュエーター130自体がこのプロセスにおいて上方へ回転していることも分かる。 車輪に係合するジョー146の位置が上方へ回転しているため、ベッドの後輪156がこの時点では移動のために地面から離れて支持されている。

    ジョー機構は、第1の実施形態とは異なって構成されており、1つの違いは、ジョー機構が車輪及び斜面にロックする手段をそれぞれ含むことである。 各ジョー146は、最外の概ね直角のブラケット158、及び、その後端が最外のブラケット158に回動可能に接続されており、したがって最外のブラケット158に対して移動可能である最内の概ね直角のブラケット160を含むクレードル状の構造体の形態である。 当業者であれば、最内のブラケット160が、事実上、作動されるとスイングして開くことで各車輪をジョーに入れて車輪を包囲することを可能にし、次に、車輪が定位置になるとブラケット158に再びロックすることができるゲートであることを認識するであろう。 ガイド142に沿う各レールアセンブリ144の調整機能については前述したが、当業者であれば、装置100が可変の離間距離の車輪に全て係合可能であることを可能にするのはこの調整性であることを認識するであろう。

    したがって、実際には、装置10及び100を病院用ベッドの後方に動かすことができ、ジョーを次に、(ベッド毎に異なり得る)車輪よりも大きい離間距離に調整し、ジョーを次に作動して車輪を包囲させる。 第2の実施形態は、次にブラケットを閉じて車輪を閉じ込める更なるステップを伴う。 次に、上述したようなアクチュエーター30又は130の動作時に、双方のベッドの車輪が地面から効果的に持ち上げられる。 上記では記載していないが、第2の実施形態におけるガイド142に沿った各レールアセンブリ144の摺動、及び最内のブラケット160の開閉は好ましくは装置のハンドル、制御ユニット及びレバーから制御可能である。

    本発明の第3の実施形態が図16〜図18に示されており、依然として本発明に従ったベッドの車輪に係合するジョーの横断方向の移動を利用しながらもベッドの車輪に係合して地面から持ち上げる、また別の機構を示している。 この実施形態と第2の実施形態との基本的な違い、すなわち、ベッドの昇降及び運搬動作に影響する違いのみを記載する。

    装置200は、フレーム202、係合/昇降アタッチメント204、及び係合/昇降アタッチメント204に関連付けられるジョー206を含む。 この実施形態は、ジョー206を、最初の2つの実施形態のように内方への移動ではなく外方への横断方向の移動によってベッドの車輪208に係合するように構成することができる方法を示している。 ジョー206、及び異なる車輪の直径を受け入れるようにジョー206を構成することができる方法を以下で更に記載する。

    係合/昇降アタッチメント204は、装置の前方にわたって延びる細長いプレート210を含む。 プレート210は、その上縁に沿って一対の後方へ延びるロッド212によって回動可能に支持されており、また、その下縁がフレーム202への枢支接続部によって回動可能に支持されている。 プレート206が後方へ回転することが可能である最大の範囲を画定するプレート210の後ろに位置決めされるフレーム202に関連付けられる後方に傾斜している当接面214が存在する。 プレート206が当接面210に向かって回転するとジョー206も上方かつ後方へ回転することによってベッドの車輪を地面から持ち上げることが明らとなるであろう。

    プレート210に沿って移動可能であるのは、ベッドの車輪に係合することを担うジョー206が固定されている2つのレールアセンブリ216である。 この場合も同様に、各レールアセンブリ206は、プレート210から、フレーム202及び車輪を越える位置まで前方へ延び、この場合、各ジョー206は、各ジョーの下肢が地面と概ね水平であるようにそれぞれのレールアセンブリからまた更に前方へ延びている。

    図17に最もはっきりと示されているように、アクチュエーター218が、フレーム202内に直立の向きで位置決めされており、その上端がロッド212の後端同士を接合する横断方向接続ロッド222に回動可能に接続されているピストン220を含む。 接続ロッド222は、事実上、ロッド212の後端、及びフレーム202に更に回動可能に接続されている更なる対のロッド224の前端の枢支ピンである。

    停止時には、アクチュエーター218は図17に示されているような後退位置を取る。 アクチュエーターが動作すると、ピストン220が出現し、接続ロッド222に対して作用し、それによって接続ロッド222を上昇させる。 接続ロッド222が上昇すると、ロッド222の後端も上昇し、それらの回動可能な接続部によって、プレート206の上端が、プレートが後面214に当接するまで後方へ引かれるか又は傾く。 図18はこの移動を示している。 そのような移動は、ジョー206、ひいてはベッドの車輪が運搬を可能にするほど十分な距離だけ地面から持ち上げられることを確実にするのに十分である。

    この実施形態によると、各ベッドの後輪に係合するのに用いられるジョーは、外方へ移動可能であるようになっている。 各ジョー206は、したがって、前肢226、及び各車輪の輪郭と同様の輪郭を有するように丸みを帯びている後方壁228を有する外向きの平坦なL字形の構造体を有する。 装置がベッドの後方へ動かされると、後輪が前肢226と後壁228との間に固定されるまでジョーは外方へ移動することができる。 当業者であれば、ジョー206は、その形状によって、持ち上げられると、この場合も同様にベッドの車輪を上昇させることを認識するであろう。

    第1の実施形態において前述したように、装置は様々な直径の車輪の直径を受け入れるように構成することができる。 この第3の実施形態では、ジョー206は非常に大きい直径のベッドの車輪に係合するのに適している。 しかし、ジョー206は、図面においてピン232を中心に回動するように示されている回動可能な構成部材230を使用することによって、より小さい直径のベッドの車輪に対応するように変更することができる。 回動可能な構成部材は、L字形のジョーに対応して形状決めされ、ジョー206の上に着座するようになっている。 構成部材230は、ジョー206の上に着座すると、前肢と後壁との間のスペースを効果的に低減し、したがってより小さい直径の車輪に対応する。 回動可能な構成部材230は、より大きい直径の車輪が係合するときに自身の停止位置にあるそれぞれのレールアセンブリの上に載るように回転することができる。

    第1の実施形態の前キャスター、並びに第2の実施形態及び第3の実施形態の前輪が主にベッドの荷重を受けることを理解されたい。 したがって、各場合に、後キャスター車輪は比較的自由であり、旋回し、限られたスペース内であってもベッドの制御された移動を可能にすることができる。 動力を供給される2つの被駆動車輪は好ましくは独立して動力を供給され、機械及びベッドの組み合わせの操舵を行う。 ベッドの反対端のキャスター車輪はベッドの残りの重量を支える。

    本発明を例として説明した。 しかし、これらの例は本発明の範囲を限定するものとしては決して解釈されるべきではない。 当業者に明らかであるような本発明の変更形態及び変形形態が本発明の範囲内にあるものとみなされる。

    添付の特許請求の範囲及び本発明の概要において、明白な文言又は必要な含意に起因して文脈が他を意味する場合を除いて、「備える」という用語は「含む」の意味で用いられており、すなわち、明記される特徴は本発明の種々の実施形態の更なる特徴に関連付けることができる。

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