Bed mover and a combination of the patient's mobile device

申请号 JP2003528280 申请日 2002-09-20 公开(公告)号 JP2005502433A 公开(公告)日 2005-01-27
申请人 ヒル−ロム サービシーズ,インコーポレイティド; 发明人 ダブリュ. ハンソン,トーマス; エス. ヘンダーソン,ロナルド;
摘要 患者搬送装置(10)が提供される。 前記患者搬送装置(10)は患者支持体(8)を床に対して移動する構成の患者支持体ムーバ(12)、および患者を前記患者支持体(8)上の第一 位置 から前記患者支持体(8)上の第二位置へ移動させる構成の患者移動装置(16)を含む。
权利要求
  • 患者休息面を有する患者支持体を移動する構成の患者搬送装置であって、
    ベース、床上で前記ベースを支持する複数の車輪、患者支持体に患者支持ムーバを連結するための取付け装置、および床に対して患者支持体を移動する構成の駆動機構を含む患者支持体ムーバ、および前記患者支持体ムーバにより支持された患者移動装置を含み、
    前記患者移動装置は患者を前記患者支持体の患者休息面上の第一位置から第二位置へ移動させるように構成されている、患者移動装置。
  • 前記患者支持体ムーバ上に前記患者移動装置を支持する構成の支持部材を更に含み、前記支持部材は前記患者移動装置を床上の第一高さで支持する第一長さから第一高さよりも高い床上の第二高さで前記患者移動装置を支持する第二長さへ調節自在である、請求項1の患者搬送装置。
  • 前記駆動機構は床と接触する第一位置と床から離れる第二位置との間で移動する構成の車輪を含む、請求項1の患者搬送装置。
  • 前記取付け装置は前記患者支持体に対して前記患者支持体と接触する第一位置から前記患者支持体から離れた第二位置へ移動する構成である、請求項1の患者搬送装置。
  • 患者支持体の患者休息面上の第一位置から第二位置へ患者を移動させる構成の患者搬送装置であって、
    ベース、
    患者を患者休息面上の第一位置から第二位置へ移動させる構成の患者移動装置、および前記患者移動装置を前記ベース上に支持しかつ前記患者移動装置の前記ベースに対する位置調節を可能にするように位置決めされた支持部材を含む、患者搬送装置。
  • 前記支持部材は前記患者移動装置を床上の第一高さで支持する第一長さ、および第一高さよりも長い床上の第二高さで前記患者移動装置を支持する第二長さを有する、請求項5の患者搬送装置。
  • 床に対して前記ベースを移動させる構成の駆動機構、および前記ベースを前記患者支持体に連結する構成の取付け装置を更に含む、請求項5の患者搬送装置。
  • 前記支持部材は前記ベースへ枢軸回転自在に連結された第一リンク装置、および前記第一リンク装置に枢軸回転自在に連結された第二リンク装置を含み、かつ前記患者移動装置は枢軸回転自在に前記第二リンク装置に連結されている、請求項5の患者搬送装置。
  • 前記ベースに対する前記第一リンク装置の枢軸回転運動、前記第一リンク装置に対する第二リンク装置の枢軸回転運動、および前記第二リンク装置に対する前記患者移動装置の枢軸回転運動は前記ベースに対する前記患者移動装置の高さよりも低い、請求項8の患者搬送装置。
  • 前記ベースに対する前記患者移動装置の側位置は前記ベースに対する前記患者移動装置の下降時に実質的一定である、請求項9の患者搬送装置。
  • 前記第一リンク装置は第一長さを有し、かつ前記第二リンク装置は前記第一長さと実質的同一の第二長さを有する、請求項8の患者搬送装置。
  • 前記ベースは第一および第二端を有し、かつ前記支持部材は前記第一端に隣接して位置決めされかつ前記第二端から離れている、請求項5の患者搬送装置。
  • 患者を患者休息面上の第一位置から第二位置へ移動させる患者移動装置であって、
    患者の下の設置されたシートに連結できるロッド、および前記ロッドを横切る方向へ移動させるために前記ロッドに連結された患者ムーバを含み、
    前記ロッドは第一長さから前記第一長さよりも長い第二長さへ調節可能である、患者移動装置。
  • 前記ロッドは複数の格納式部材を含む、請求項13の患者移動装置。
  • 前記ロッドはベースポール、および前記ロッドの長さを調節するために前記ベースポールに対して摺動する伸張ポールを有する、請求項13の患者移動装置。
  • 前記ベースポールは前記患者ムーバのフック部を受ける寸法の一対のフック受け部を含む、請求項15の患者移動装置。
  • ヘッド端およびフット端を有しかつ前記ヘッド端とフット端間に延在し相互に対して離隔した第一および第二側を有する患者支持体上で患者を側方かつ長手方向へ移動させる方法であって、
    患者支持体上に支持される患者の下に設置されるシートに連結できるロッド、および前記ロッドに連結して前記ロッドを移動させかつ前記患者支持体に対して患者を移動させる患者ムーバを用意する工程、
    前記患者支持体に対して長手方向に延長するように前記ロッドをシートに連結する工程、
    患者を移動させるために前記患者ムーバによって前記ロッドおよびシートを側方へ移動する工程、
    前記ロッドを前記シートから外す工程、
    前記患者支持体に対して側方へ延長するように前記ロッドをシートへ連結する工程、および患者を移動させるために前記患者ムーバによって前記ロッドおよびシートを長手方向へ移動する工程を含む、患者移動方法。
  • 前記移動工程間に前記ロッドの長さを調節する工程を更に含む、請求項17の患者移動方法。
  • 前記患者支持体の第一および第二側の一方に隣接する第一位置と前記患者支持体のヘッド端に隣接する第二位置との間で前記ロッドを移動する工程を更に含む、請求項17の患者移動方法。
  • 前記ロッドおよびシートを長手方向へ移動させる工程時に前記患者支持体に隣接して前記患者ムーバを位置決めする、請求項17の患者移動方法。
  • 说明书全文

    【技術分野】
    【0001】
    本出願はHanson他により2001年9月20日出願の米国仮特許出願第60/323731号の優先権を主張する。 その開示は参考としてここに組み込まれる。
    【0002】
    本発明は病院用ベッド等患者支持体に使用する装置に関する。 更に詳細には、本発明は患者を第一患者支持体から第二患者支持体へ移動させるための装置に関する。
    【背景技術】
    【0003】
    異なるタイプのテーブル、ベッド、および他の患者支持体が、外科手術時に患者を支持しかつ病院、家庭、養護ホーム等で患者を支持するために、ヘルスケア分野で周知である。 近年では、患者支持体は、患者支持体のヘッド、トルソ、および脚セクションの動関節運動、高さ調節、傾斜調節等の種々の特徴および選択肢を付加することにより、医者および看護婦のために以前よりも有用かつ至便に形成されている。
    【0004】
    患者支持体は典型的には600ポンドの最大重量の患者を支持できる。 典型例として、異なる患者支持体が手術、搬送、および休息のために使用される。 従って、患者が休息から手術へ移行するときには、患者は休息ベッドから搬送ベッドへ移動し、手術室へ搬送され、搬送ベッドから手術台へ移動しなければならない。 重傷患者、特に衰弱した患者は、しばしば、一つのベッドから他のベッドへ、そして介護施設内の一カ所から他所へ自分で移動することが困難である。 このような状況下で介護人が患者を移動させることも同様に問題がある。 更に、介護人は、それぞれ力が異なる。 従って、一人の介護人には移動が容易な患者が他の介護人には移動が困難な場合がある。
    【0005】
    【特許文献1】
    米国仮特許出願番号第60/218612号【特許文献2】
    米国仮特許出願番号第60/203214号【特許文献3】
    PCT出願番号PCT/US98/07140
    【発明の開示】
    【0006】
    本発明によれば、患者搬送装置は患者休息面を有する患者支持体を移動するために提供される。 この患者搬送装置は、患者支持体ムーバ、および患者を患者支持体上の第一位置から患者支持体上の第二位置へ移動させるように構成された患者移動装置を含む。
    【0007】
    本発明の一形態によれば、患者支持体ムーバはベース、床上に前記ベースを支持する複数の車輪、前記患者支持体ムーバを前記患者支持体に連結するように構成された取付け装置、および前記患者支持体を床に対して移動する構成の駆動機構を含む。 前記患者移動装置は前記患者支持体ムーバにより支持される。
    【0008】
    本発明の他の特徴によれば、患者を患者支持体の患者休息面上の第一位置から第二位置へ移動させるように構成された患者搬送装置が提供される。
    【0009】
    一形態によれば、前記患者搬送装置はベース、患者を移動させる構成の患者移動装置、および前記ベース上に前記患者移動装置を支持しかつ前記ベースに対する前記患者移動装置の位置を調節可能にするために設置された支持部材を含む。
    【0010】
    他の形態によれば、前記患者搬送装置は前記患者支持体のヘッド端に隣接設置される構成のロッドを含む。 前記ロッドは前記患者支持体に沿って長手方向に患者を引っ張るように構成されている。
    【0011】
    他の形態によれば、患者の下にあるシートに連結されるように構成されたロッド、および患者ムーバを含む患者移動装置が提供される。 前記ロッドは第一長さから前記第一長さよりも長い第二長さへ調節自在である。 前記患者ムーバは、前記シートおよびその上の患者を第一位置から第二位置へ移動させるために前記ロッドに連結されている。
    【0012】
    本発明の他の特徴によれば、一人またはそれ以上の患者を、ヘッド端およびフット端を有しかつヘッド端とフット端間に延在する離隔した第一側および第二側を有する患者支持体上で長手方向に移動させるための方法が提供される。 この方法は、患者支持体上に支持された患者の下にあるシートに連結できる構成のロッド、および前記ロッドと結合して前記ロッド、シート、および患者を患者支持体に対して移動させる構成の患者ムーバを用意する工程、患者支持体に対して側方へ伸張するために前記ロッドを前記シートへ連結する工程、および患者を移動させるために前記ロッドおよびシートを前記患者ムーバにより移動する工程を含む。
    【0013】
    本発明の一形態によれば、前記方法は、更に、前記シートから前記ロッドの連結を外す工程、患者支持体に対して長手方向へ伸張するために前記ロッドをシートに連結する工程、および患者を移動させるために前記ロッドおよびシートを前記患者ムーバにより側方へ移動する工程を含む。
    【0014】
    本発明の他の特徴は本発明を実施するための最良形態を例示する図示形態に関する次の詳細な説明から当業者に理解されるであろう。
    【発明を実施するための最良の形態】
    【0015】
    図1に示されたように、患者搬送装置10は、病院ベッド、担架等の患者支持体8を介護施設内の一カ所から他所へ移動させる補助をするように構成されている。 更に、患者搬送装置10は、患者を患者支持体8から他の患者支持体または担架178へ移動させるとき(例えば図2および3を参照)、または患者を患者支持体8上で一カ所から他所へ移動させるとき(例えば図4および5参照)に、介護人を補助するように構成される。
    【0016】
    患者支持体8は典型例として病気、医療治療の施行、または医療治療の回復時の患者を支持するように構成される。 本発明の好適形態によれば、患者支持体8はフレーム11、フレーム11に連結されたヘッドボード13、フレーム11に連結されたフットボード15、および患者休息面9を形成するマットレス17を含む。 本発明の他の形態によれば、当分野で当業者に既知の患者支持体の他の形態が提供される。
    【0017】
    患者搬送装置10は、介護施設周辺で患者支持体8を移動させる介護人を補助するために提供される。 図6に示されたように、患者搬送装置10は、患者支持体8を一カ所から他所へ移動するのを補助する構成の患者支持体ムーバ12、担架または支持部材14、および患者を一つの患者支持体から他の患者支持体へ移動するかまたは患者支持体上の患者を動かすのを補助する構成の患者移動装置16を含む。 本発明の一形態によれば、患者搬送装置は患者支持体ムーバを伴わない。 他の形態によれば、患者搬送装置は患者移動装置および支持部材を装備しない。
    【0018】
    患者支持体ムーバ12は相対的に薄型でありかつベースまたはハウジング50、床上にハウジング50を支持する複数の車輪26、患者支持体8を移動するために動力を提供する駆動機構46、および患者支持体8に患者搬送装置10を連結するベッド取付け装置48を含む。 駆動機構46およびベッド取付け装置48は実質的にハウジング50内に位置決めされ、かつ車輪部材26はハウジング50から延在する。
    【0019】
    駆動機構46は、介護施設周辺で患者支持体8を移動する補助をするために患者支持体8を前後に移動するように構成される。 駆動機構46は駆動輪52、駆動輪52をハウジング50へ連結する構成のブラケット54、および駆動モータ(図示せず)を含む。 適宜駆動機構例はHanson他による米国仮特許出願番号第60/218612号およびHansonによる米国仮特許出願番号第60/203214号に記載されており、その開示は参考としてここに組み込まれる。 本発明の他の形態によれば、当分野で当業者に既知の他の駆動機構が患者支持体を推進するために使用される。 他の形態によれば、駆動機構は患者支持体が側から側へ移動するように構成される。
    【0020】
    駆動輪52は第一および第二側56,58および外面60を含む。 第一および第二側56,58は円形であり、かつ各々がブラケット54に延びるシャフトを受ける孔を含む。 外面60は、床上での駆動輪52の制御力を増すためにゴムまたは他の高摩擦材料により形成されるのが好ましい。
    【0021】
    駆動機構46は駆動輪52を床と接触させるために下降しかつ接触を絶つために上昇するように構成される。 床と接触させるために、図8に示されたように、駆動機構46はブラケット54、そして駆動輪52を下降させる。 床と完全に接触すると、介護人は駆動モータを励起させて駆動輪52を所望方向へ回転させる。 駆動モータの機能は、患者移動装置に連結されたキーパッド34により制御される。 駆動輪52を床と接触させる必要がなくなると、駆動機構46は図6,7,9および10に示されたように、駆動輪52を上昇させる。
    【0022】
    ベッド取付け装置48はハウジング50を患者支持体8に連結するように構成されて、ハウジング50の駆動機構46による運動が患者支持体8へ伝達される。 ベッド取付け装置48はリフト機構(図示せず)、リフト機構による運動のために連結されたリフトリンク74、リンク74を上昇させるために連結された圧力プレート76、および図8に示されたように患者支持体8のフレーム部材95と接触するために位置決めされたグリップパッド78を含む。 リフトプレート74はハウジング50と蝶番式に連結した第一端82および圧力プレート76およびグリップパッド78を支持する第二端84を有する。 リフト機構はリフトプレート74の第二端84、圧力プレート76およびグリップパッド78を昇降するためにリフトプレート74上に作用する。 好適形態によれば、リフト機構は様々な位置間でリフトプレート74を移動させるためにリフトプレート74に連結されたアクチュエータを含む。 他の形態によれば、当分野で当業者に既知の他の機構がリフトプレートを移動させるために使用される。 他の形態によれば、他の機構が患者支持体に患者搬送装置を連結するために使用される。 例えば、他の形態によれば、ラッチ、ロック、クランプ、ピン、ソケットまたは他のカプラが使用される。
    【0023】
    フレーム部材95下に位置決めされかつ上昇したときに、グリップパッド78は患者支持体8と患者搬送装置10間に摩擦接触を与える。 好適には、グリップパッド78はゴム材料により形成され、フレーム部材95上の掴み(grip)を増すために山部90および谷部92を交互に含む。 本発明の他の形態によれば、グリップパッド78は、牽引面68に使用される材料のごとき高摩擦係数を有する他の材料で形成される。
    【0024】
    図6に示されたように、ハウジング50はリフトプレート74および圧力プレート76をフレーム部材95から離れた下降位置へ移動させることのできる寸法のリセス80を含む。 下降位置において、グリップパッド78の山部90のみが図9に示されたようにリセス80から突出する。
    【0025】
    作用として、リフトプレート74はハウジング50の上面に対して65°の度にわたって回転する。 下降位置において、リフトプレート74はハウジング50の上面と実質的平行になり、かつリフトプレート74は圧力プレート76によりリセス80内に位置決めされる。 圧力プレート76の上昇時に、リフトプレート74とハウジング50の上面間の角度は大きくなる。 圧力プレート76とハウジング50の上面との間の角度が65°に相当するときに、圧力プレート76は最高高さになる。
    【0026】
    リフトプレート74の回転時に、圧力プレート76、そしてグリップパッド78はグリップパッド78が患者支持体8のフレーム部材95と係合するまで上昇する。 初期係合後に、リフトプレート74はグリップパッド78を連続して上昇させグリップパッド78を圧力プレート76とフレーム部材95間で圧縮する。 こ圧縮が患者搬送装置10と患者支持体8のフレーム部材95間に付加的『掴み』を与えて、その間のスリップ防止を助け、患者搬送装置10の如何なる運動をも患者支持体8へ移行させるようにする。 この付加的運動が、また、付加的重量を駆動輪52に与え、駆動輪52と床間の付加的掴みを可能にする。
    【0027】
    グリップパッド78が患者支持体8と接触するまで上昇した後に、駆動モータが患者支持体8を推進させるために駆動輪52を所望方向へ回転させる。 患者支持体8が所望場所へ運搬された後に、グリップパッド78は下降して患者搬送装置10と患者支持体8間にクリアランスを形成する。
    【0028】
    このクリアランスは患者搬送装置10の患者支持体8からの除去、保管場所への設置、または他の患者支持体への使用を可能にする。 例えば、図2に示されたように、患者搬送装置10は、患者を患者支持体8から担架178へ移すために、第一患者支持体8に隣接して位置決めされる担架または第二患者支持体178に使用するために位置決めされる。
    【0029】
    上述のごとく、患者搬送装置10は、担架178への移動等を補助するように構成される。 上述のごとく、患者搬送装置10は、患者を一つの患者支持体から他の患者支持体へ移すのを助ける構成の患者移動装置16、および患者支持体ムーバ12上に患者移動装置16を支持する構成の支脚14を含む。
    【0030】
    患者支持体8から担架178への患者移動時に、患者移動装置16は、患者を載置しているシート180を患者支持体8から担架178へ引っ張る。
    【0031】
    患者を移動する前に、患者移動装置16はシート180に対して正確な配向で位置決めされ、連結ロッド152はシート180内に包まれ、かつ患者移動装置16は連結ロッド152にフックされる。 患者移動装置16を正確に配向するために、患者移動装置は担架178に対して正確な高さで位置決めされなければならない。 患者移動装置16の高さは調節自在であり、患者移動装置16と広範囲の患者支持体との正確整合を可能にする。 例えば、患者が通常よりも低い休息面を有する患者支持体上に位置決めされている場合に、患者移動装置16の高さは低い患者休息面と整合させるために下降させることができる。 ベッドの休息面が通常よりも高い場合には、患者移動装置16の高さは高い患者休息面に整合させるために上昇させることができる。
    【0032】
    支脚14の構成、および患者支持体ムーバ12および患者移動装置16へのその取付けはこの上昇および下降を促進する。 支脚14は下リンク装置96、上リンク装置98、および上下リンク装置98,96を一緒に枢軸回転自在に連結するリンク装置蝶番100を含む。 ベース蝶番28は下リンク装置96を患者支持体ムーバ12へ枢軸回転自在に連結する。 上リンク装置98は患者移動装置16に枢軸回転自在に連結されかつそれを支持する。
    【0033】
    図8〜10に示されたように、上下リンク装置98,96の枢軸を中心とする回転は患者移動装置16を上昇および下降させる。 上リンク装置98は患者移動装置16の支脚アタッチメント124に枢軸回転自在に連結された第一端102、およびリンク装置蝶番100の第一部105を形成する第二端104を含む。 下リンク装置96は上リンク装置98と同一寸法であり、かつ同様にリンク装置蝶番100の第二部107を形成する第一端106および患者支持体ムーバ12の支脚アタッチメント24に枢軸回転自在に連結された第二端108を含む。 リンク装置蝶番100は上下リンク装置98,96により形成された第一および第二部105,107、第一および第二部105,107を一緒に枢軸回転自在に連結する軸114、および上下リンク装置98,96の相互に対する望ましくない運動を阻止または防止する位置ホルダ(図示せず)を含む。
    【0034】
    軸114は上下リンク装置98,96の相互に対する回転を可能にする。 リンク装置96,98がリンク装置角度117を回転するときに上下リンク装置98,96間の角度は変化する。
    【0035】
    蝶番100の位置ホルダは角度117を維持するためにリンク装置96,98の相対的位置における望ましくない変化の阻止を助ける。 好適には、位置ホルダは蝶番100に摩擦を与えて、リンク装置96,98を回転するためには所定量の力またはトルクがその摩擦を克服するために必要とされるようにする。 本発明の他の形態によれば、位置ホルダはキーパッド34により制御されるモータ(図示せず)であり、動力昇降を可能にする。 本発明の他の形態によれば、位置ホルダはロック、ラッチ、バランス蝶番、またはリンク装置の相対的位置を保持するために当業者に既知の他の装置である。
    【0036】
    位置ホルダは、使用者により操作されないときにリンク装置蝶番100、そして上下リンク装置98,96を所定位置に保持する作用をし、そのようにして患者移動装置16を所望レベルに維持する。 患者移動装置16を異なる高さレベルへ移動するために、介護人または他の使用者は位置ホルダに打ち勝つ十分な力を支脚14または患者移動装置16に加える。 動力形態によれば、キーパッドはリンク装置を相互に対して移動させるモータを制御するために使用される。 同様に、支脚アタッチメント24,124は、また、患者支持体ムーバ12および患者移動装置16に対してリンク装置96,98の所望位置を維持するために位置ホルダ(図示せず)を有する。
    【0037】
    リンク装置96,98およびリンク装置蝶番100は、好適には、患者移動装置16の重量を支持できる軽量材料で形成される。 リンク装置96,98およびリンク装置蝶番100は、また、内部に形成された内通路(図示せず)を有する。 この通路はキーパッド34からの配線を患者移動装置16からリンク装置96,98を経て駆動モータおよび患者支持体ムーバ12まで可能にする寸法である。 この配線は患者移動装置16から患者支持体ムーバ12にわたるので駆動モータおよびリフトモータのキーパッド34による制御を可能にする。
    【0038】
    本発明の好適形態によれば、リンク装置96,98は一対の四棒リンク装置または床に対する患者移動装置の角度維持する他の装置により形成される。 例えば、図3〜5に示されたように、患者移動装置16は床に対して平行に維持される。 他の形態によれば、介護人は患者移動装置を床に対して正確な配向になるまで回転させる。
    【0039】
    支脚14の構成は、また、ハウジング50に対する患者移動装置16の位置を、患者移動装置16がハウジング50の端上方に常時位置決めされるように、維持する。 例えば、支脚14が図8〜10に示された位置間で折り畳まれるときに、患者移動装置16は支脚アタッチメント24上方の位置に維持される。
    【0040】
    本発明の他の形態によれば、患者移動装置の昇降を可能にする他の装置が提供される。 例えば、一形態によれば、格納式部材が患者移動装置を支持するために設けられる。 他の形態によれば、ハサミ機構、他のリンク装置、および当業者に既知の他の昇降装置が設けられる。
    【0041】
    上述したように、患者移動装置16は支脚14により支持される。 患者移動装置16はハウジング118、バンパ120、患者ムーバ122、移動モータ(図示せず)、および支脚アタッチメント124を含む。 支脚アタッチメント124はハウジング118の下に延びかつハウジング118を上リンク装置98の第一端102へ枢軸回転自在に連結する。 患者移動装置16に垂直方向に力が加わる時に、リンク装置96,98は『崩壊(collapse) 』しかつハウジング118との間の角度(以下タワー(tower)角度129と言う)を大きくする。
    【0042】
    ハウジング118は底側119、上側132、患者支持体係合側134、使用者インターフェース側136、および対の側端138を含む。 使用者インターフェース側136はキーパッド34を受ける寸法のキーパッド・リセス140、および図6に示されたように、キーパッド34に連結されたコード144を受ける寸法のコード・リセス140を含む。 キーパッド34は、患者搬送装置10を移動または患者を一つの患者支持体8から他の患者支持体へ移動させるときにキーパッド34が使用者によりリセス140から引っ張られるまで、キーパッド・リセス内に位置決め維持される。
    【0043】
    コード144は電気信号をキーパッド34から送受信して駆動モータおよび患者移動装置16の運転を制御する。 コード144は電気信号を担持できる一つまたは複数のワイヤを封入する電気絶縁シースで構成される。 コード144はハウジング118へ取付けられキーパッドコード孔142からハウジング118へ侵入している。 ハウジング118内でキーパッドコード孔142の丁度内側にコード収縮器(図示せず)が設置される。 コード収縮器は、コード144をいかに引っ張るかによって作動し、ハウジング118内でコード144を収縮し、露出されたコード144の長さを維持するか、またはコード144をキーパッドコード孔142から伸張させる。 他の形態によれば、キーパッドまたはコントローラはコードを必要としないリモートコントローラである。
    【0044】
    キーパッド34は複数のボタン146、アクチュエータ等を含む。 ボタン146は駆動輪52、ブラケット54、リフトプレート74、および患者ムーバ122の作動を制御する。 更に、キーパッド34はオン/オフ、前進/後退、速度、動力レベル、および装置10の他の作動情報等の患者搬送装置10の状態および他の作動情報に関する情報を使用者に提供するディスプレイを含む。
    【0045】
    患者ムーバ122はシート180に包まれた連結ロッド152にフックするように構成される。 図2および3に示されたように、連結ロッド152へ一旦フックすると、患者ムーバ122は連結ロッド152、シート180、およびシート180上の患者を担架178上へ引っ張る。
    【0046】
    各患者ムーバ122はシート180および連結ロッド152上へフックするフック部148、およびハウジング118からフック部148へ延びた延長ストラップまたは延長部150を含む。 フック部148は好適には硬質プラスチック、金属、または他の非降伏材料により形成される。 フック部148は、センタポール154の一部に適合する弧状フックを上に有するように成形される。 延長部150は好適には厚い織布または高い引っ張り強度および可撓性を有する他の材料で形成される。
    【0047】
    連結ロッド152は患者ムーバ122の引っ張り力をシート180へ伝達しかつ患者ムーバ122の連結ロッドへのフックを促進するように構成される。 連結ロッド152は、図11に示されたように、ベースまたはセンタポール154、および二つの伸張ポール156を含む。 センタポール154は第一周辺形状160を有する複数の第一セクション158、および第一セクションの外形160よりも小さくかつ患者ムーバ122のフック部148を受ける寸法の第二周辺形状164を有する複数の第二セクション162を含む。 センタポール154は、更に、図12に示されたように、伸張ポール156の一部を受けかつ伸張ポール156の伸張および収縮を可能にする寸法の通路166を内部に有する。
    【0048】
    伸張ポール156は第一周辺形状160を有するヘッド部170および第四周辺形状174を有する挿入部172を含む。 図11に示されたように、周辺形状160、164、168、174は全て異なる寸法の概ね楕円形である。 本発明の他の形態によれば、円形、四辺形、三角形、または非均一形状等の他の外形が使用される。
    【0049】
    第二セクション162の第二周辺形状164は第一周辺形状160よりも小さく、患者ムーバ122のフック部148をスナップ式に受ける。 第二セクション162は、患者ムーバ122のフック部148の曲率の内部にフイットする寸法である。 第二セクション162の楕円形性は、フック部148が連結ロッド152と係合して引っ張るときに、連結ロッド152のセンタポール154が患者ムーバ122のフック部148に対して回転するのを阻止する。
    【0050】
    通路166は伸張ポール156の挿入部172を受けかつ伸張ポール156のそこへの摺動を可能にする寸法であり、そのようにして連結ロッド152は調節可能長を有する。 そのようにして、伸張ポール156は、異なる量の挿入部172が通路166内に位置決めされるように位置決めでき、それにより連結ロッド152を複数の長さに調整できる。 通路166は、また、使用者により作用するときに、挿入部172が通路166内で摺動しても、使用者が操作しないかまたは他の力が加わらないときには所定位置に摩擦により保持されるような寸法である。 通路166および挿入部172の楕円形性は、また、挿入部172が通路内で回転するのを阻止し、それによりヘッド部170をセンタポール154に整合維持する。
    【0051】
    フック部148が連結ロッド152上に位置決めされる前には、連結ロッド152はシート180内に包まれている。 患者が適宜シート180上に位置していない場合には、シート180が患者支持体8の他の半分上に位置するように患者は一側へ転がされる。 次に、患者はシート180の一部により患者支持体8の他の半分上に転がされそこに位置決めされる。 次に、患者は患者支持体8の中央へ戻される。 患者がシート180上の中心に置かれた後に、シート180の長手端の一端が連結ロッド152上に数回巻き付けられて連結ロッド152とシート180間に固定結合される。
    【0052】
    患者を移動させるために、フック部148は巻き付けられたシート180および連結ロッド152上にフックされる。 次に、延長ストラップ150が伝導モータによりハウジング118へ収縮される。 この収縮は好適にはキーパッド34により制御される。 ストラップ150の収縮は、図3に示されたように、連結ロッド152、シート180、およびシート上の患者を患者移動装置16に向けて引っ張る。 適宜患者移動装置の内外構成要素の更なる説明はErgodyne Corporation によるPatient Transfer Systemの名称のPCT出願番号PCT/US98/07140にあり、その開示は参考としてここに組み込まれる。
    【0053】
    好適には、患者が担架178上で中央にいるときには、ストラップ150の収縮を停止する。 フック部148は連結ロッド152から外され、かつシート180は連結ロッド152から巻き戻される。 必要に応じて、グリップパッド76を上昇させて担架178のフレーム部材95'に係合させ、かつ駆動機構46を使用して担架178を介護施設周辺へ運搬する。 患者搬送装置10は他の患者支持体に使用するためまたは貯蔵のために担架178から外される。
    【0054】
    ハウジング118は一対の差込み口135を含み、差込み口135はハウジング118に対して延長ストラップ150を出し入れする。
    【0055】
    バンパ120が患者移動時に担架178または他の患者支持体と係合する追従面を提供するために設けられる。 患者搬送装置10は担架178に隣接して位置決めされるときに、バンパ120は担架178の側縁と接触する。 患者ムーバ122が延長ストラップ150を引っ込めるときに、バンパ120はハウジング118と担架178間で僅かに圧縮されて反動力を生じ、これに対して患者ムーバ122は引っ込む。 これは、患者移動時に担架178または他の患者支持体8と係合するときに、患者移動装置16を望ましくない圧力点から保護するのに役立つ。
    【0056】
    好適には、バンパ120は1/2シリンダであり、円形側がハウジング118の患者支持体係合側から遠い方に位置決めされる。 バンパ120は延長ストラップ150を伸張させるのに十分な長さで患者ムーバ差込み口135の下に位置決めされる。
    【0057】
    患者搬送装置10の好適作用によれば、二つの異なる作用が患者移動装置16を使用して達成できる。 上述のごとく、患者移動装置16は、患者を患者支持体8のような一つの患者支持体を、担架178のような他の患者支持体へ移動させるために使用できる。 移動等の後に、患者搬送装置10は担架178を介護施設内の他の場所へ移動するのを補助するために使用できる。
    【0058】
    患者移動装置16は、また、次に更に詳細に説明するように、患者支持体上の患者の位置を再位置決めまたは変更するために使用できる。 移動操作の第一工程は、上述のごとくシート180上に患者を位置決めする。 次に第二患者支持体178を第一患者支持体176の傍に設置する。 第二患者支持体178は好適には第一患者支持体176と同一高さであるか、または一つもしくは二つの患者支持体176,178は高さ調節可能でありかつ同一高さに調整される。 次に、患者搬送装置10を第一患者支持体176に対峙する第二患者支持体178の傍に設置して、バンパ120が第二患者支持体178と係合するようにする。 そのように患者搬送装置10を設置することによって、患者支持体ムーバ12の駆動セクションを第二患者支持体178の下に位置決めすることが必要になる。 患者移動装置16の高さを上述のごとく調節して、患者移動装置16のハウジング118の患者ムーバ差込み口135を第二患者支持体178の上側182のレベルにする。
    【0059】
    連結ロッド152の長さを、センタポール154内で伸張ポール156を伸張または引っ込ませることにより、シート180の長さが患者にフイットするように調節する。 次に、連結ロッド152を第二患者支持体178に接近するようにシート180の端へ巻き付ける。 次に、連結ロッド152をシート180に巻き付け、シート180が連結ロッド152を囲繞するようにする。 シート180は、好適には連結ロッド152の周囲を複数回巻回させるが、状況によってはシート180は一層を巻回するだけで十分である。
    【0060】
    患者ムーバ122はハウジング118から延び、かつ患者ムーバ122のフック部148は周囲のシート180上で連結ロッド152の第二セクション162へ取付けられる。 フック部148は、図2に示されたように、シート180の一部を連結ロッド152の第二セクション162へ向けて下方へ引っ張りかつ連結ロッド152の第二セクション162とフック部148との間にシート180のその部分を係止する。
    【0061】
    そこで、介護人はキーパッド34上のボタンを押して患者ムーバ122の延長ストラップ150をハウジング118へ引っ込ませる。 延長ストラップ150が収縮することにより、フック部148、取付けられた連結ロッド152、シート180、および患者は、図3に示されたように、ハウジング118へ向けて移動する。 患者が第二患者支持体178上に完全に位置決めされると、介護人は第二ボタンを押すか、または押したボタンを離してストラップ150の収縮を停止させる。 次に、介護人は患者ムーバ122を連結ロッド152から取り外し、かつ連結ロッド152をシート180の中から除去し、かつシート180を必要に応じて取り外す。
    【0062】
    患者を介護施設内の一カ所から他所へ搬送するために、患者搬送装置10を担架178へ連結する。 あるいは、患者搬送装置10を貯蔵庫に設置する。 搬送機能時に、支脚14は上昇位置に維持されるが、たいていの場合、図1に示されたように、下位置に設置される。 ヘルスケア提供者はコード144を延ばしてキーパッド34を外すことにより、ハウジング118から所定間隔、例えば担架178のヘッド端またはフット端から一定間隔をおいて患者搬送装置10を操作することができる。
    【0063】
    次に、介護人はキーパッド34上のボタンを押して圧力プレート76およびグリップパッド78を上昇させる。 圧力プレート76はグリップパッド78が担架178のフレーム部材95'または他の部分と係合するまで上昇させる。 グリップパッド78が担架178のフレーム部材95'と係合すると、更に圧力が加わって患者搬送装置10と担架178間を連結させる。
    【0064】
    患者搬送装置10と第二患者支持体178とがグリップパッド78を介して結合されると、介護人はキーパッド34を使用して駆動輪52を床に係合させる。 下方圧力が駆動輪52に十分に加わると、静摩擦面68は床上の高い摩擦係数を利用してスリップを防止する。 次に、キーパッド34を使用して、駆動機構46を係合して患者搬送装置10および担架178を所望場所へ移動する。 更に、患者搬送装置10を取り外して貯蔵するか、または患者搬送装置を移動させ、患者を移送しまたは再位置決めするために他の患者支持体に使用する。
    【0065】
    上述のごとく、患者搬送装置10は、また、患者支持体8上で患者を再位置決めするために使用できる。 様々な理由から、患者は望ましくない位置で休息することがあり、かつ患者は自分の位置を自分の力で移動させることがでない。 例えば、ある患者支持体は起立位置とベッド位置間を移動する関節式デッキを装備する。 関節運動時に、かかるベッド上の患者はベッドのフット端方向へ移動しやすい。 ある患者はベッドのヘッド端方向へ自分で移動するだけの力を持たない。 従って、そのような患者は患者支持体上で自分を適正位置へ再位置決めするために補助を必要とする。
    【0066】
    多くの介護人はかかる患者を適正に再位置決めするために必要な強力を持たない。 従って、かかる介護人は、患者を再位置決めするための補助として、必要に応じて、患者移動装置を使用することができる。
    【0067】
    患者を患者支持体8上に再位置決めするために、シート180は上述のごとく患者の下に設置される。 次に、患者搬送装置10が、図11に示されたように、患者支持体8のヘッド端またはフット端に位置決めされる。 必要であれば、ヘッドボード12が患者支持体8から除去される。 または、ストラップ150がヘッドボードの下またはヘッドボードを介して供給される。
    【0068】
    患者移動装置16の高さは、患者移動装置16のハウジング118の患者ムーバ差込み口135が患者支持体8の上側182のレベルになるように、上述のごとく調節される。 患者搬送装置10は患者支持体8のヘッド端に隣接して設置され、バンパ120が患者支持体8と係合し、かつ患者支持体ムーバ12が患者支持体8の下に位置決めされるようにする。
    【0069】
    そこで、連結ロッド152の長さが、センタポール154内の伸張ポール156を伸張または収縮させることによってシート180の幅に適合するように調整される。 連結ロッド152の長さを短縮することによって、患者支持体の上昇サイドレール(図示せず)間に適合させることができる。 更に、患者支持体8またはマットレスの幅よりも連結ロッド152の長さを短かくすることによって、連結ロッド152は、医療装置、他のベッド構成要素、部屋の壁等患者支持体8に隣接する位置にある他の装置、または連結ロッド152がもっと長い場合には抵触するであろう他の物体との抵触を回避する。 本発明の他の形態によれば、他の調節自在長を有する連結ロッドが使用される。 例えば、他の格納式部材、または当業者に既知の他の調整自在長さ形態を使用できる。
    【0070】
    次に、連結ロッド152は、上述と同様方法で患者移動装置16に近接のシート180の上縁へ回動される。 患者ムーバ122がハウジング118から伸張し、かつ患者ムーバ122のフック部148が周囲のシート180上で連結ロッド152の第二セクション162へ取付けられる。 フック部148がシート180の一部を連結ロッド152の第二セクション162へ引っ張り、かつ図4に示されたように、連結ロッド152の第二セクション162とフック部148との間にシート180のその部分を係止する。
    【0071】
    そこで、介護人はキーパッド34上の適宜ボタンを押して患者ムーバ122の延長ストラップ150をハウジング118へ引き込む。 ストラップ150をハウジング118へ引き込むことにより、フック部148、取付けられた連結ロッド152、シート180、および患者は、図5に示されたように、ハウジング118へ向かって移動する。 患者が適正位置に付くと、介護人は第二ボタンを押すか、または押したボタンを解放して患者ムーバ122の引っ込み、即ち、収縮を停止させる。 ヘルスケア提供者は、連結ロッド152から患者ムーバ122を取り外し、かつ連結ロッド152をシート180内から除去する。 本発明の他の形態によれば、駆動機構は、患者搬送装置がベッドのヘッド端またはフット端に位置決めされるときに、患者搬送装置により患者支持体が移動するように、配置される。
    【0072】
    本発明は好適形態を参照して詳細に説明されたが、特許請求の範囲に記載の本発明の範囲および精神内で変更および改変が可能である。
    【図面の簡単な説明】
    【0073】
    【図1】介護施設内の一カ所から他所へ移動するために患者支持体下に位置する患者搬送装置を示す、一部を切り取った患者支持体、および患者搬送装置の斜視図である。
    【図2】患者を患者支持体から担架へ移すために担架に隣接して位置決めされた患者搬送装置により患者支持体に隣接して位置決めされた担架を示す斜視図である。
    【図3】患者を患者支持体から担架へ引っ張る患者搬送装置を示す図2に同様の図である。
    【図4】患者を患者支持体のヘッド端へ引っ張るために患者支持体のヘッド端に隣接して位置決めされた患者搬送装置を示す斜視図である。
    【図5】ベッドのヘッド端へ引っ張った患者を示す図4と同様の図である。
    【図6】ベース、床上にベースを支持する車輪、ベースに連結されたベッド取付け装置、およびベースを移動させる駆動輪、および患者支持ムーバにより支持された支脚、および支脚により支持された患者移動装置を含む患者搬送装置を示す斜視図である。
    【図7】低位置の担架を示す図6と同様の図である。
    【図8】患者支持体のフレーム部材(仮想線)と係合したベッド取付け装置を示す図6の患者搬送装置の側面図である。
    【図9】中間位置の担架を示す図8と同様の図である。
    【図10】完全上昇位置の担架を示す図8と同様の図である。
    【図11】ベースポールおよび一対の格納式伸張ポールを含む伸張自在ポールを示す図6の患者移動装置のフック部に係合する伸張自在ポールの斜視図である。
    【図12】格納式伸張ポールのベースポールに受けた部分を示す図11の伸張自在ポールの側面図である。

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