Mattress of Sids for prevention

申请号 JP2011501900 申请日 2009-03-16 公开(公告)号 JP2011517590A 公开(公告)日 2011-06-16
申请人 ベンソーサン,ホセ; 发明人 ベンソーサン,ホセ;
摘要 乳幼児用のマットレスは、コアとカバーを含む。 コアは弾性材料によって形成されており、上面と底面とを有する。 上面は底面に向けて傾斜するとともに、凹部を含む。 カバーはコアを覆うとともに、凹部の上方に傾斜したハンモックを形成するメッシュ材を含む。 乳幼児の頭部および胴体はハンモックに置かれる。 凹部の1つまたは複数の側壁は、凹部キャビティ内の空気の循環を促進させるための1つまたは複数の開口を有する。 開口の外方端は、空気またはエアロゾルを注入するための空気供給源またはエアロゾル供給源に接続される。 コアは不浸透性の防 水 層によってコーティングされている。
权利要求
  • コアマットレスとマットレスカバーを含む乳幼児用のマットレスであって、
    前記コアマットレスは、底面と上面とを含み、
    前記上面は、乳幼児の胴体および頭部を部分的に保持可能な大きさに少なくとも形成された第1凹部を含み、
    前記マットレスカバーは、前記凹部の少なくとも一部にわたって配置される第1メッシ材を含み、
    前記第1メッシュ材は、前記凹部の底面の上方にハンモックを形成し、前記乳幼児の頭部、胴体、またはその両方が前記ハンモックに置かれる乳幼児用のマットレス。
  • 前記マットレスカバーは、前記コアマットレスを収容するバック構造を形成する請求項1に記載の乳幼児用のマットレスカバー。
  • 前記マットレスカバーは、前記バック構造の開口部を閉じるためのクローズ機構をさらに含む請求項2に記載の乳幼児用のマットレス。
  • 前記第1凹部の側壁の少なくとも1つは、前記凹部へ空気またはエアロゾルを供給するための開口を含む請求項1に記載の乳幼児用のマットレス。
  • 前記開口の外方端は、供給チューブが接続可能に設けられている請求項4に記載の乳幼児用のマットレス。
  • 前記上面は、前記底面に向けて傾斜している請求項1に記載の乳幼児用のマットレス。
  • 前記第1凹部の前端は、寄り掛かけられた乳幼児の臀部または太腿を保持し、前記乳幼児が当該乳幼児用のマットレスの前端へ向けて滑ることを防止するストップ面を含む請求項6に記載の乳幼児用のマットレス。
  • 前記コアマットレスに剛性を付与するための補強システムをさらに含む請求項1〜7のいずれか1項に記載の乳幼児用のマットレス。
  • 前記補強システムは、前記コアマットレス内に配置される請求項8に記載の乳幼児用のマットレス。
  • 前記補強システムは、前記凹部内に配置されたトレイである請求項8に記載の乳幼児用のマットレス。
  • 前記第1凹部の底面は、前記乳幼児から排出される液体を捕集するトレイ、吸着材、またはその両方をさらに含む請求項1に記載の乳幼児用のマットレス。
  • 前記トレイ、前記吸着材、またはその両方は、前記第1凹部に形成された第2凹部内に配置される請求項11に記載の乳幼児用のマットレス。
  • 前記第1メッシュ材の下方に配置された第2メッシュ材をさらに含む請求項1に記載の乳幼児用のマットレス。
  • 前記第2メッシュ材は、前記コアマットレスまたは前記コアマットレスを覆って配置された防水層に着脱自在に取り付けられる請求項13に記載の乳幼児用のマットレス。
  • 前記コアマットレスの外表面は、防水層をさらに含む請求項1に記載の乳幼児用のマットレス。
  • 前記防水層は、ガス不浸透性である請求項15に記載の乳幼児用のマットレス。
  • 说明书全文

    技術分野 本発明は、主に乳幼児用のマットレスに関する。 より詳細には、乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防および斜頭症のリスクの低減を補助するように設計された種々の形態の乳幼児用のマットレスを提供する。

    従来技術 乳幼児突然死症候群(SIDS)は、生後間もない乳幼児の顕著な死亡原因の1つである。 これまで、根本的な原因は説明されていないままであった。 しかしながら、最近の調査では、SIDSと上気道の呼吸器の閉塞との関係について説明がなされている。 このため、今日まで多くの医療関係者が背中を真っ直ぐにした状態で乳幼児を安置させること(ストレートヘッドポジション、またはSHPと呼ばれる)を推奨してきた。 SHPは、上気道の呼吸器を最大限に広げることを可能にする。 背中をつけて安置させることによって、呼気を再度吸い込む可能性が低減される。 医師は、さらに、胃食道逆流症のリスクを低減させるために、胴体を僅かに高くした状態で乳幼児を安置させることを推奨している。

    SIDSが乳幼児に深刻な被害を及ぼすため、SIDSを減少させるために現在において最良とされている方式に基づいた乳幼児の位置決めを補助する乳幼児用のマットレスが早急に必要とされている。 また、乳幼児の背中側を平坦な面に配置して眠らせると、たった数ヶ月の間で乳幼児の頭蓋骨の平坦部分が広げられてしまう(傾頭症として知られている)という警告もなされている。 このため、乳幼児の傾頭症をも回避し得るマットレスの提供が望まれている。
    要約 各実施形態は、上面と底面を有するコアマットレスと、マットレスカバーとを含む乳幼児用のマットレスを開示するものである。 上面は、乳幼児の胴体および頭部を部分的に保持することが可能な大きさに少なくとも形成された第1凹部を備えている。 マットレスカバーは、少なくとも凹部の一部を覆うメッシュ材を備えている。 メッシュ材は凹部の底面を覆うハンモックを形成し、少なくとも乳幼児の胴体および頭部は前記ハンモック上に置かれる。

    好ましい実施形態に係るマットレスカバーは、内部にコアマットレスが配置されるバック構造を形成する。 この実施形態に係るマットレスカバーは、バック構造の開口部を閉じるためのクローズ機構をさらに含み得る。

    他の実施形態にあっては、第1凹部の側壁の少なくとも1つは、凹部へ空気またはエアロゾルを供給するための開口を含む。 開口の外方端は、空気、酸素、エアロゾル、またはこれらの混合物を第1凹部によって形成されたキャビティへ供給するための供給チューブに接続可能に設けられている。

    その他の好ましい実施形態にあっては、上面は底面に向けて傾斜して設けられている。 第1凹部の前端には、寄り掛けられた乳幼児の臀部または太腿が乳幼児用のマットレスの前端へ向けて滑るのを防止するためのストップ面が設けられている。

    その他の実施形態にあっては、乳幼児用のマットレスは、コアマットレスに剛性を付与するための補強システムをさらに含む。 補強システムは、コアマットレスの内部に配置される。

    さらにその他の実施形態にあっては、第1凹部の底面は、乳幼児から排出される液体を捕集するためのトレイ、吸着材、またはその両方を含む。 より詳細な形態においては、トレイ、吸着材、またはその両方は、第1凹部に設けられた第2凹部に配置される。 具体化された実施形態にあっては、分泌物用トレイがコアマットレスの剛性を高めるための補強システムとして提供される。

    図面の簡単な説明

    実施形態に係るマットレスの断面図であり、当該マットレスの前端から後端にかけての中心線に沿う断面図である。

    実施形態に係るマットレスの断面図であり、当該マットレスの左端から右端にかけての中心線に沿う断面図である。

    マットレスシートを備える実施形態に係るマットレスの後端を示す側面図である。

    マットレスシートが取り外された実施形態に係るマットレスの後端を示す側面図である。

    マットレスシートを備える実施形態に係るマットレスの平面図である。

    図4に示すマットレスシートが取り外された実施形態に係るマットレスの平面図である。

    実施形態に係る補強システムの平面図である。

    マットレスシートが取り外されたその他の実施形態に係るコアマットレスの斜視図である。

    さらにその他の実施形態に係る乳幼児用のマットレスの斜視図である。

    図9に示すA−A線に沿う乳幼児用のマットレスの断面図である。

    詳細な説明 図1−5には、実施形態に係る乳幼児用のマットレス10が異なる視点から示されている。 マットレス10は、コアマットレス20と、付随的に備えられる補強システム30と、マットレスカバー40とを含む。 コアマットレス20がもともと備える強度または剛性に応じて、補強システム30がコアマットレス20の強度をさらに補強する。 図6は、実施形態に係る補強システム30の平面図である。 補強システム30は、乳幼児1の荷重が下方に移動したとき、コアマットレス20が屈曲することを防止する。 図示するように、好ましい実施形態に係る補強システム30は、コアマットレス20とともに提供される。 補強システム30は、プラスチック、木材、金属などの適当な材料によって形成されており、コアマットレス20を補強し得るチューブ状、またはフレーム構造に構成されている。

    コアマットレス20は、好ましくは弾性のある材料によって形成される。 例えば、ある形態においては、コアマットレス20はポリウレタンフォームによって形成される。 また、他の形態においては、コアマットレス20は、例えば、93%のポリウレタンフォームと7%のポリエステルとの混合物によって形成される。 さらにその他の形態においては、コアマットレス20は天然ラテックスによって形成される。 その他の好ましい材料として必要な弾力性および補強力を備えるものをコアマットレス20に適用することができるし、コアマットレス20のみで提供され、または補強システム30と組み合わせて提供され得る。

    コアマットレス20はマットレス10の基部をなす底面21と、上面23とを有する。 上面23は、底面21に向けて傾斜しているため、乳幼児1が底面21に対して傾斜した度で横たわることになり、胃食道逆流症の発生の予防が補助される。 これは、コアマットレス20の高さが前端12から後端14にかけて増加するためである。 傾斜角度は、例えば、20〜30°程度である。 乳幼児1はマットレス10に置かれる。 頭部はより高くに位置する後端14に向けられ、足は前端12に向けられる。 その他の例として、コアマットレス20は、左端16から右端18まで27〜28インチ程度の幅を有し、前端12から後端14まで36インチ程度の長さを有する。 コアマットレス20の前端12は2〜3インチ程度の高さを有し、後端14は12インチ程度の高さを有し得る。

    コアマットレス20の上面23は少なくとも耐湿性を有することが望ましく、より好ましくはコアマットレス20全体が耐湿性を有することが望ましい。 コアマットレス20に蒸気に対する耐湿性または不浸透性を持たせるためには、様々な手段が適用される。 例えば、コアマットレス20の外表面21、23は、不浸透性の樹脂シートやビニール製のラミネートカバーによって覆われたり、被覆されたりする。 くわえて、好ましい形態に係るコアマットレス20は難燃性を備える。

    コアマットレス20の上面23は、乳幼児1の頭部および胴体を保持する凹部22を含む。 以下の目的のために、”凹部”とは、上面23のへこみ、コアマットレス20における穴、およびこれら両方を組み合わせたものを含むことを意図するものである。 一例として、凹部22は14インチ程度の幅を有し、17インチ程度の長さを有し、凹部22の後端14はコアマットレス20の後端14から4インチ程度離隔されている。

    凹部22の前端12は乳幼児1の臀部ストップとして機能する表面部24を含んでいる。 乳幼児1は傾斜した状態で置かれるため、乳幼児1が前端12へ向けて滑ることがあるためである。 ただし、乳幼児1は凹部22に一部を位置させた状態で置かれる。 よって、臀部ストップ24が乳幼児1の臀部を支持し、前端への乳幼児1の滑りを防止する。 臀部ストップ24は20〜30°程度の角度を有し、例えば、底面21に向けて傾斜して形成される。 このため、乳幼児1の太腿または臀部が臀部ストップ24にもたれて置かれ、かつ乳幼児1の残りの部位が凹部22の底部25上に置かれているときには、乳幼児1の下肢および足が上面23の前端12に置かれることになる。 以下においてより詳細に説明する。

    実施形態に係る凹部22は、さらに第2凹部26を含む。 この第2凹部26は乳幼児1に逆流するような分泌物を捕集するための集部または容器として機能する。 集水部26内には、例えば、プラスチック製の着脱可能なトレイ50が配置される。 吸着材52、またはこのような部材がトレイ50に配置される。 また、蒸気を捕集するための吸着材52のみが集水部26に配置されることもある。 さらに他の実施形態にあっては、図8に示すように集水部26は必要ではなく、吸着材52、トレイ50、またはこれら両方が凹部22の底面25に配置される。

    他の異なる実施形態にあっては、凹部22の後端14はさらにコアマットレス28に形成された1つまたは複数の開口28を含む。 開口28は、凹部22の側壁のいずれの部位にも設けることが可能である。 外部(例えば、凹部22の外部)の空気または空気源に連通する開口28は、凹部22内の空気の流れを調整する。

    そして、開口28の前方端または後方端14は、凹部22を経由して供給チューブ60から乳幼児1に提供される酸素またはエアロゾルを受け取ることを可能にする。 したがって、1つまたは複数の開口28は、内部が強化された適当な管状に形成される。 ある実施形態にあっては、開口28はコアマットレス20内にスリット状に形成される。 一般的に、酸素およびエアロゾルは病院内の管壁、ボトルや装置によって分配される。 1つまたは複数の開口28のそれぞれは、それらのような供給源と対をなして連結されるコネクタを有している。 これらのような様々な形態のマットレス10は、乳幼児1の呼吸器官の疾病に対応したものとなる。

    マットレスカバー40は、コアマットレス20の上面23を覆う。 マットレスカバー40がコアマットレス20全体を包むことがより好ましい。 具体化された実施形態に係るカバー40は、カバー40をコア20や寝台に取り付けるために使用され得るコア20、前端12に設けられた取付けシステム、後端14、左端16および右端18を包まない。 好ましい取付けシステムとして、例えば、スナップ、フック、ベルクロのようなものが利用される。

    好ましい実施形態に係るマットレスカバー40は、ファスナーやボタン、ベルクロなどのようなクローズ機構48によって閉じられるバッグ形状を有する。 マットレスカバー40の形状は、コア20を覆うカバー40が安定したフィット感を提供するようにコアマットレス20の所定の形状に適合するように形成されている。 カバー40は、コア20から取り外して洗濯することができる。 コア20は、その後にカバー40内に挿入される。 そして、コア20を覆わせてカバー40を取り付けるためにクロージング機構48が閉じられる。

    好ましい実施形態に係るマットレスカバー40は、コアマットレス20の所定の部位に対応させて2つの異なるタイプの材料によって形成されている。 カバー40は、コアマットレス20の凹部22にまたがって配置されたメッシュ材44を含んでいる。 メッシュ材44は、乳幼児1の頭部および胴体がその上に置かれるハンモックとして機能するものであり、例えば、コットンなどによって形成される。 部材44のこのような部位は乳幼児1に接触するものであり、メッシュ材44を形成する網目の幅は乳幼児1の指の幅よりも小さいのが望ましく、例えば、1/8インチよりも小さく形成される。 ある実施形態にあっては、メッシュ材44は、ナイロンなどによって形成された下部補強メッシュを含む。 このように、メッシュ状ハンモック44は、柔らかく、乳幼児1が直接的に接触してその上に置かれ、かつ相対的に細かな網目間隔(例えば、乳幼児1の指の幅よりも小さな幅)を有する上部部材、および乳幼児1が直接的に接触せず、かつハンモック44の支持を補強する付加的な下部補強メッシュの2つの分離した部材によって形成されることになる。 カバー40の余剰部42は、その他のタイプの材料、例えば、一般的なコットン布やこれに似た素材で形成されており、コアマットレス20の凹部22の外部に位置する部位に対応して位置する。 ある実施形態にあっては、ハンモック44の補強部材は、最上部のメッシュ材によって形成されたハンモック44を補強するために凹部22の周辺に取り付けられる(例えば、ファスナーやボタン、ベルクロ、またはこれらのようなものを用いた方法によって取り付けられる)。 また、他の実施形態にあっては、カバー40の余剰部42には、乳幼児1の体重を支持するための補強となる付加的なメッシュ材が提供される。

    カバー40のメッシュ状部位44は、乳幼児1から底面25上へ液体が簡単に流れ落ちることを可能にし、液体を集水部50内に入り込ませ、カバー40上に液体が溜まることを防止する。 また、メッシュ状表面44は、乳幼児1に与えられる空気の最大量を調整する。 この調整は、乳幼児1が回転し、お腹をメッシュ状表面44にのせている場合においては非常に重要なことである。 ハンモック44の湾曲は、傾頭症が発生することを予防する。 開口28からの空気流は、呼気が再度吸い込まれることを回避することを補助する。 開口28は、酸素またはエアロゾルによる医療作用を付与することを可能にする。 メッシュ状部位44が下部支持層を含む場合においても、メッシュ状部位44は臀部ストップ24に応じて好適に変形するため、乳幼児1がメッシュ状部位44によって形成されたハンモックに置かれるとき、乳幼児1の臀部はストップ面24において快適に支持されながら休息を得ることができる。 ハンモック44は好ましくはコアマットレス20よりも変形し難く、そして下部支持用網目はより柔軟に補強を行うことが望まれ、ハンモック44の上部網目は乳幼児1と接触する。 このようなコアマットレス20は乳幼児1の体重によって変形し得る。 ハンモック44の深さは(例えば、ハンモック44が凹部22内に広がる範囲)、メッシュ材44の幅、メッシュ材44の弾力性(下部補強メッシュを組み合わせたものを含む)、凹部22の幅、そしてコアマットレス20の弾力性によって定められ得る。 したがって、コアマットレス20が乳幼児1の体重によって簡単に変形する形態においては、相対的にしっかりと凹部22上に配置されるハンモック部位44を有することが望ましい。 これにより、最終的に望まれるハンモック44の湾曲は、乳幼児1の体重によって左右されることになる。 例えば、ハンモック44は初めにフラットな状態で提供され、その後に乳幼児1の体重によって湾曲する。

    マットレスカバー40およびコアマットレス20を覆う防水材は、1つまたは複数の開口28に合わせて、1つまたは複数の穴46をさらに含み得る。 開口28を介して自由に空気を循環させることができる。 また、外部供給部を開口28へ接続させることができる。 穴46に代えて、マットレスカバー40に空気の循環を妨げることがないような自由度のあるメッシュ材を備えさせることができる。 また、その他実施形態にあっては、凹部22を備えるコアマットレス20の上面23は、液体を取り除くための分泌物用通路を含み得る。 このような実施形態では、分泌物用通路は、コアマットレス20の凹部22の側壁に適合するようにスリット形状または穴形状に形成されており、分泌物などを効果的に除去する。

    図9は、その他の実施形態に係る乳幼児用のマットレス110の斜視図を示す。 図10は、A−A線に沿う乳幼児マットレス110の断面図を示す。 乳幼児用のマットレス110は、コアマットレス120を含み、当該コアマットレス120は凹部122を形成するために高さ方向の全体に設けられた穴を有する。 凹部122の1つまたは複数の側壁は、凹部122内の空気の循環や、凹部122内への酸素またはエアロゾルの供給を可能にする1つまたは複数の開口128を含む。 コアマットレス120は、ビニールや、ビニールのような不浸透性の材料からなることが好ましい防水層123を含む。 カバー140は、コアマットレス120上に着脱可能に配置されており、さらに凹部122上にハンモックを形成する柔らかなメッシュ材144を含む。 カバー140はさらに、上部メッシュ材144の下方に配置され、乳幼児の体重を下方において支えることによって支持力を補強する下部メッシュ材147を含み得る。 下部メッシュ材147は、例えば、ファスナーやベルクロなどの取り付け機構149を利用してコアマットレス120や防水カバー123に着脱自在に取り付けられる。 また、下部メッシュ147は、カバー140に取り付けることも可能である。 ある実施形態に係る下部メッシュ147は、凹部122の外部に位置するカバー140の余剰部142の下方に延在するように設けられ、カバー140の全体を補強する。

    トレイ150は、凹部122内に配置されている。 トレイ150は凹部122から着脱自在に設けられていることが好ましい。 トレイ150における開口128の高さ、および側壁152の高さに応じて、トレイ150は開口128に合わせて設けられた開口(不図示)をさらに含み得る。 トレイ150は、ハンモック部144に置かれた乳幼児が排出する液体を捕集すするとともに、コアマットレス120の補強システムとして機能する。 また、トレイ150は凹部122の底部を構成し、凹部122が形成する穴を塞ぎ、さらにコアマットレス120を機械的に支持する。 なお、トレイ150が備えられない実施形態にあっては、凹部122の底面が乳幼児マットレス110の上面として機能する。

    メッシュ材144および下部メッシュ147によって凹部122に近接させて形成されたハンモックは、最大限の清潔さ、およびSIDSの予防を補助する清潔な空気を乳幼児に提供することを可能にする。 ハンモックおよび乳幼児の適度な湾曲が傾頭症の防止を補助する。 さらに、不浸透性のシート123は、SIDS、特にGAZ型SIDSの発生の予防を補助する。 GAZ型SIDSは、乳幼児の寝台に使用されているマットレスから発生する中毒性の高い神経ガスによる乳幼児の寝台での死亡であると推測されている。 このようなガスが発生する原因は、家庭内における一般的な活動によって発生する菌類のようなリン化合物、乳幼児に付与され得るヒ素やアンチモン、水分によって非常に湿度が高くなったマットレス、ミルクや汚染された尿などが挙げられる。 このため、乳幼児が中毒ガスに晒されることを防止することによって、SIDSが発生することを防止することができると考えられる。 種々の実施形態は、コアマットレス120をガス不浸透性のシート123によって包み込むことにより、中毒ガスに晒されることを防止している。 よって、乳幼児は新鮮かつ清潔な空気によって覆われたハンモックに置かれることになる。 不浸透性のシート123を備えていない形態にあっては、マットレスの換気機構が、発汗する乳幼児の下方への空気の流れを可能にする。 さらに、液体、ミルクや尿など、および嘔吐物などは、プラスチック容器150に流れ落ちるため、コアマットレス120が汚染されることが防止される。

    複数の実施形態を通じて本発明を示したが、これらの実施形態は本願に係る発明および思想の単なる実施の形態であると理解されなければならない。 また、実施の形態に係る多くの改変、およびその他考えられ得る変更は、以下に示す特許請求の範囲によって定められる発明の範囲および思想から逸脱するものではないことも理解されなければならない。

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