収縮式足部を有する病院ベッド

申请号 JP2013251310 申请日 2013-12-04 公开(公告)号 JP5707479B2 公开(公告)日 2015-04-30
申请人 ヒル−ロム,インコーポレイティド; 发明人 アレン,イー.デビット; クレイマー,ケネス エル.; ウクシック,ピーター エム.; メイヤー,エリック アール.; ブランソン,グレゴリー ダブリュ.; ウルリッヒ,デビット ジェイ.; トーマス,ジェームス エム.シー.; ダニエル,ポール エム.,ザ サード; ズウィンク,デニス アール.;
摘要
权利要求

デッキと、 前記デッキの長手方向に移動可能な足支柱部と を備え、 前記長手方向に長さ調節可能な足部を有するマットレスを前記デッキ上に更に備え、 前記足支柱部は、前記長手方向に垂直な面である足支持面を有し、 前記デッキが平面ベッド形態の状態で、前記足支柱部を前記長手方向に移動させて、占有者の足を前記足支持面に接触させることが可能であり、 前記デッキが平面ベッド形態の状態で、前記占有者の前記足の方へ前記足支柱部を移動させたときに、前記マットレスの前記足部が前記長手方向に縮小されること を特徴とするベッド。請求項1に記載のベッドであって、前記デッキが平面ベッド形態の状態で、前記占有者の前記足の方へ前記足支柱部を移動させたときに、前記マットレスの前記足部が前記足支柱部によって前記長手方向に圧縮されることを特徴とするベッド。請求項2に記載のベッドであって、前記マットレスの足部には、前記長手方向に長さ調節可能な波状フォームがあることを特徴とするベッド。請求項1に記載のベッドであって、 前記マットレスの足部には、複数の袋体が前記長手方向に沿って並んで配置されており、 前記袋体の膨張又は収縮によって、前記マットレスの前記足部の前記長手方向の長さが調節されること を特徴とするベッド。請求項4に記載のベッドであって、前記足支柱部の前記長手方向の位置に応じて、前記袋体の膨張又は収縮が行われることを特徴とするベッド。請求項1ないし5のいずれか1項に記載のベッドであって、複数の側延長部をさらに備え、前記側延長部のそれぞれはソケットを備え、前記足支柱部は、前記ソケットに受けられる一対のロッドを備えることを特徴とするベッド。

说明书全文

本発明は、概ね、調節自在ベッド、更に具体的には改良された調節自在足部を有するベッドに関する。

調節自在足部を有する多くのベッド設計が既知である。平面ベッド形態から起立椅子形態へ転換するベッドに関し、足部は、その足部が位置から垂直へ回転するときに概ね短くなる。看護人がベッドの頭部または足部を所望長に物理的に位置変えする調節自在長を有するベッドがある。これらの設計は摺動格納式足部と共に『レージーボーイ(lazy boy) 』設計に対応する折畳み足部を有する。更に、ベッドから椅子へ転換するときにマットレスの足部を収縮させることが知られている。短身の占有者には、足支柱の調節、または足部の長さを調節することによって占有しているボードよりも短く椅子位置のボードを調節する必要がある。

ベッドから椅子への変換と独立に足部の長さを調節できる能(可能性)は重要である。これは、患者運搬時に限られた位置でのベッドの操縦を助ける。同様に、患者サイズへのベッド長の変更を可能にする。足支柱が足部の端部に設けられる場合、足部およびその支柱の調節はベッドの支持面を横切って患者が移動することを妨害する。更に、上記足支柱は両脚の支持を提供し、それにより患者の安心感を改善する。更に、上記足支柱は周辺ニューロパシー(『足の落下』)の防止に使用される。マットレスの端部を患者に対して位置決めすることは実質的に踵管理能力を向上させる。踵管理は踵が股およびふくら脛により支持されかつ踵とマットレスとの接触圧力を小さくする。

長期にわたってベッドに拘束されている人は踵裏の皮膚破損を受けやすい。この領域の皮膚の保護は、組織疾患の初期兆候が観察される場合に重要である。この破損工程が潰瘍点に進行した場合、患者の該踵領域の保護は治療を必要とする。 足および身体の他の領域上の皮膚疾患の危険を増大するが、患者が仰臥位置で過ごす時間を短縮または解消することがこの踵領域を保護する。仰臥位置にある患者の踵領域の保護に対する現在の治療は踵裏上への圧力および剪断応力を減少または解消するために足サポートを利用する。かかるサポートは、屡、通常の枕または折畳んだタオルを患者の脚のふくら脛領域下へ置くことにより形成される。踵への圧力作用を減少するために脚または足へ絆創膏を張る幾つかの異なるフォームによるブーツ設計が既知である。更に、足領域に除去自在部が形成された従来マットレスが既知である。

これらの従来支持手段は全て、患者の踵上の圧力を制御するためにベッドから構成要素を除去またはそこへ付加するための世話人を必要とする。ベッドから除去される構成要素は紛失または置き間違いの危険を含む。ベッドへ追加される構成要素は追加要素の購入、洗浄、および廃棄に関連する余分な費用を発生させる。かかる装置のサポートの開始と維持のために多段階を実行しなければならない世話人に対する時間給が増加する。

本発明はこれらの課題を達成することのできるベッドを提供する。本発明のベッドはその足部の平面に沿って可変の長さの足部を備えたデッキを含む。足支柱は前記足部の第一端部へ取付けられて前記足部の平面を横切って延在する。前記デッキ上のマットレスは前記足部の平面に沿って調節自在長および前記足部の平面を横切って可変の厚みを有する足部を備える。前記足支柱に隣接する前記マットレスの足部の踵部はその足部の残部の厚みと独立の可変厚みを有する。前記マットレスの足部は複数の厚み可変の要素により分離された複数の長さ可変の要素を含む。前記複数の長さ可変の要素は連結されていて同時に作動し、前記複数の厚み可変要素は連結されていて同時に作動し、かつ両者は踵部と独立に作動する。好適には、前記踵部、前記長さ可変要素、および前記厚み可変要素は、各々、膨張および収縮自在の1以上の 袋体(bladders)を含む。

椅子ベッドを形成するために、前記デッキの足部は枢軸回転自在に前記デッキの残部へ取付けられている。第一アクチュエータは前記デッキの足部の長さを変化させ、第二部は前記デッキの足部を軸支し、かつ第三アクチュエータは前記マットレスの足部の長さを変化させる。第四アクチュエータは前記マットレスの踵部の厚みを変化させ、かつ第五アクチュエータは前記マットレスの足部の残部の厚みを変化させる。前記第二アクチュエータは所定抵抗に対して停止する。好適には、これは回転停止時である。

制御システムは前記デッキの足部に連結された度センサおよび長さセンサを含む。同様に、足支柱センサは前記デッキの足部へ連結されている。前記長さセンサが前記ベッドの端部の位置、もしくはその長さを感知するときに、前記袋体の適宜膨張および収縮が行なわれて前記マットレスの足部の長さを調節する。前記角度センサは前記足支柱センサおよび前記制御システムと共働して、前記足支柱を除去することなく前記ベッドの端部からの前記足部の脱出を可能にする角度へ前記足部が軸回転しないようにする。この角度は、好適には水平から65°から90°の範囲である。

前記足支柱は少なくとも1つの足支持面を有し、かつ前記足支持面を前記デッキの足部へその足部の端部から異なる間隔で取付けるための手段が設けられている。この取付け手段は前記足支柱を受けるために前記デッキの足部の長手に沿って離隔した一対のソケットまたは1つのソケットを含む。前記足支柱は前記ソケット内に受けられるロッドを含む。このロッドは一対の対向足支持面に対して非対称に取付けられてよい。前記足支柱を180°回転することにより、前記足支柱は同一ソケットに取付けられて調節を可能にするものであってよい。選択的に、前記ロッドは対称位置にあり、かつその間隔は第二部の長手に沿って離隔した一対のソケットの1つを選択することにより調節できる。前記足支柱は水平位置から椅子位置へ足部の脱出角度範囲までのサポートを提供する。

前記デッキの足部の短縮により形成される前記足支持面を越える足支持面の長さを短縮する他の方法は、前記デッキの足部を短縮するときに前記マットレスの足部を縮小または薄くしないことである。そのようにして、前記マットレスの足部を前記足支柱の足支持面上に折畳むことができる。これは、前記マットレスの足部の厚みにより前記足支持面の距離を縮小する。

前記デッキの足部の長さ調節を可能にする構造体は、前記デッキの残部へ連結された第一部、およびそれに対して移動自在の第二部を含む。格納式ガイドは前記第一部と前記第二部を連結し、かつそのアクチュエータは同様に前記第一部と前記第二部とを連結する。好適には、前記アクチュエータは前記第一部と前記第二部へ連結された一対の離隔した格納式ガイド間にある。同様に、好適には、前記格納式ガイドは3つの格納式要素を含む。前記第一部は前記第一部の上部および両側部の概ねU形断面囲い部を有する。前記第一部は1つの大きい面と小さい対向面を有する台形であり、かつ前記大きい面は前記第一部の上面である。前記デッキの足部は前記デッキの残部の幅よりも小さい幅を有し、かつ前記足支柱は前記足部の側延長部へ取付けられている。前記側延長部を有する前記足部の幅は、前記デッキの残部の幅に実質的に等しい。バンパが前記側延長部へ取付けられる。

前記ベッドの支持面を占有者の寸法に適合させ、かつ踵管理を行なうために、前記ベッドは次の方法で使用できる。前記足支柱を有する前記足部の長さは前記足支柱が前記支持面上の占有者の足に隣接するまで調節される。占有者の踵下の前記マットレスの支持面の一部の厚みは小さい。前記デッキの足部および前記マットレスの足部の長さは同時に調節される。前記デッキの足部は第一アクチュエータを使用して調節され、前記マットレスの足部は第二アクチュエータを使用して調節され、かつ前記マットレスの足部の1つの厚みは第三アクチュエータを使用して縮小される。

マットレスはマットレスカバー地内に足部および本体部を含む。このマットレスの足部は調節自在の長さで前記マットレスカバー地へ固定されている。前記足部は調節自在の長さを有する波状フォームまたは長さを調節するために膨張自在かつ収縮自在の複数の袋体のいずれかであってよい。前記袋体は前記マットレスカバー地へ固定される必要はない。前記マットレスカバー地は少なくとも1つの孔を含み、かつ前記足部はそこへ固定されかつ前記マットレスカバー地へ前記足部を固定するために前記孔へ侵入するフラップを含む。前記マットレスカバー地は内ポケットを含み、かつ前記孔は前記内ポケット内にある。前記マットレスを前記ベッドへ固定するために前記マットレスカバー地へ固定された磁石が前記内ポケット内に設けられてよい。板が前記フラップから移動したフォームへ取付けられ、かつストラップが前記板へ固定されて前記マットレスの足部を前記マットレスの本体へ結合する。スリップカバーが前記マットレスの足部にわたって設けられていて前記マットレスカバー地に対する前記足部の移動を容易にする。

本発明の他の課題、利点および新規特徴は添付図面を参照して本発明の次の詳細な説明を考慮することにより理解されるであろう。

足部を完全に伸張したベッド上の患者の概略図である。

足部を調節したベッド上の患者の概略図であって本発明の原理による踵管理を示す。

本発明の原理によるマットレスの足部の底面図である。

デッキの残部へ連結された本発明によるデッキの足部の上斜視図である。

図4のデッキの足部の下分解図である。

図5のデッキの一部の図5の図に対して180°の位置の下斜視図である。

本発明の原理による足支柱ソケットおよび安全スイッチの細部の上斜視図である。

本発明の原理による回転機構の斜視図である。

本発明の原理による回転機構の斜視図である。

本発明の原理によるマットレスのフォーム足部の斜視図である。

図10の足部の底面図である。

本発明の原理によるカバーを有する図10の足部の側面図である。

図12の足部の底面図である。

本発明の原理によるマットレスカバー地の足端部の部分斜視図である。

本発明によるデッキの足部および足支柱の斜視図である。

一対の足支柱ソケットを有する本発明によるデッキの変形足部の斜視図である。

本発明によるデッキの足部を短縮しかつマットレス足部を折曲げた図である。

本発明による足角度アクチュエータの流体制御回路の概略図である。

図面に示されたように、デッキ10およびその上のマットレス20との関係で以下にベッドについて説明する。図4に示されたように、フレーム18へ取付けられたデッキ10は座部12、股部14、および足部16を含む。このデッキは、また、図示されていないが、フレーム18へ連結される頭部を含む。本発明は特に足部16に関するので、他の部については詳細に説明しない。足部16はいずれのデッキ構造体上にも使用できる。

本発明の収縮式足部はベッドが水平ベッド位置のときに収縮する。これは世話人がベッドの全長をベッド位置または椅子位置へ調節することを可能にする。ベッドの全長はベッドの運搬を促進するために約12〜14インチ(30.5〜35.5cm)の範囲で短縮できる。換言すれば、格納式足部16は、ベッドが小さいエレベータに適合するようにベッド長を短縮する。より短いベッドはより小さい回転半径を有する。足部16はベッドの収納時に空間を節約するために収縮位置へ移動する。

本発明の収縮式足部16は、足支持位置が患者の身長へ調節できるので患者移動を少なくする。従って、ベッドサイズは患者に合わせることができる。このベッドは1998年2月10日に発行された米国特許第5,715,548号に開示の非剪断ピボットリンケージを含む。この特許の説明は参考としてここに採用される。この非剪断ピボットリンケージと収縮式足部および足支持との組合せはベッドの関節連結時にベッドの足端部に対する患者の移動を小さくする。

図1および2に示されたマットレス20は本体部22および足部24を含む。足部24は長さおよび厚みの可変のふくら脛部26および厚み可変の踵部28を含む。マットレス足部24の好適形態は複数の 袋体(bladders)を有する形態で図1〜3に示されている。複数の厚み可変の袋体30は長さ可変の袋体32により分離される。踵部28の袋体は長さ可変の袋体32により複数の厚み可変の袋体30の1つから分離される。この単軸可変袋体はその袋体のガセット(まち)により形成される。

図3を参照すると、制御線34は第一厚み可変の袋体30へ線36によりマットレスの足部24へ連結される。第一袋体30の他端部の線38は第二袋体30へ連結されている。第二袋体30の反対端部の線40は第二袋体30を第三袋体30へ連結する。制御線42は他端部で踵部28の袋体へ連結された足部24の線44へ連結されている。制御線46は長さ可変の第一袋体32へ連結されている。長さ可変の袋体32の全ては足部24の周辺に連結される。足部24のカバー48はスナップ50により係止される。好適には、カバー48は、例えば30デニールリップストップ(ripstop:引き裂き防止)ナイロン等のスリップまたは剪断応力促進材料でありマットレスのマットレスカバー地の足部の運動を助けるものである。これはマットレスの長さを変えるときに占有者とマットレスカバー地との間の剪断を除去する。ストラップ51は鋲から成るスナップによりカバー48へ固定され、足部24をマットレスの隣接する本体部22へ結合する。

制御線34,42および46は上記袋体を選択的に膨張かつ収縮する制御モジュールへ連結される。制御モジュールの例として1997年9月16日に発行された米国特許第5,666,681号があり、参考としてここに引用される。その連結から、厚み変形自在の袋体30の全てが同時に膨張および収縮し、長さ可変の袋体32の全てが同様に同時膨張および収縮する。選択的に、長さ可変の袋体の各々は付加的制御線または他の流れ制御機構により個別的に制御されてよい。三種類の袋体の全てが独立に制御される。

上記デッキの足部16はフレーム18および該デッキの残部へ連結された第一部52、および該第一部52の平面に沿って移動自在の第二部54を含む。足支柱56は第二部54へ取付けられて第一部52および第二部54の平面を横切って延在する。 上記ベッドを患者のサイズに合わせかつ踵管理をするために、図1に示されたように、患者はマットレス20の上面上に横たわってふくら脛をマットレスの足部24上に載せる。足支柱56が図2に示されたように占有者の足に隣接するまでデッキ足部の第二部54はデッキ足部の第一部52上へ収縮する。同時に、長さ調節袋体32は収縮してマットレスの部26の長さを短縮し、踵部28の袋体の上方に患者の踵を設置させるようにする。このとき、踵部28の袋体は収縮して患者の踵上への干渉圧力が小さくなるようにその厚みを減少する。上記デッキの足部の長さ、上記マットレスの足部の長さ、および上記マットレスの踵部の厚みを独立に制御することにより、上記ベッドの長さの適宜調節は踵管理と同様に可能になる。

上記デッキの足部16は、該足部16を外して種々の形態のベッドまたは椅子ベッドに使用できるようにそのフレームへ軸回転自在に連結されてよい。分離かつ個別のアクチュエータがその軸回転運動のためおよび他のデッキ部の関節結合のために提供される。これは、上記デッキおよびマットレスの関節結合と独立に患者の身長に対する足部16の調節および踵管理を可能にすると共に上記デッキが椅子に変換するときに該マットレスの足部の長さおよび厚みを縮小する。

上記デッキの足部16について図4〜8を参照して次に説明する。足部16の第一部52は上壁58および一対の対峙側壁となるガイド管60を含む。例えば溶接により、上壁58の底面へ一対のガイド管62が取付けられる。中間ガイド管64はガイド管62に格納式に受けられ、かつ端ガイド管66は中間ガイド管64に格納式に受けられる。後述するように、端ガイド管66は第二部54へ固定される。一対のガイド管60,64および66は第一部52に対する第二部54の相対的運動を案内する。板68はガイド管62と上壁58の底面との間に連結される。このように、第一部52は台形に形成される。この台形の2つの平行面の長い方が上壁58である。

上記足部の上壁58の底面には、また、デッキフレーム18に蝶番板72と係合する蝶番板70が取付けられる。これはフレーム18へ上記デッキの足部16を軸回転自在に取付ける。ガイド管62間には一対の離隔した端壁74および76が取付けられている。 足部16の第二部54は上壁78、そこから延在する一対の側壁80、および側壁80から延在する一対の下壁82を含む。該上壁、側壁および下壁は1つの連続材料片により形成される。第二部54は概ねU形に形成され、側壁80および上壁78と共にCチャンネルを形成する下壁82(フランジ)を有する。このようにして、第二部54の上壁および側壁は第一部52の上壁および側壁の一部を包むまたは囲む。第二部54は上壁78、側壁80および下壁82へ連結される端壁84を含む。管取付け組立体86はガイド管66の一端部を第二部54の端壁84へ取付ける。

足部16の第一部52の端壁76はガイド管62間で図4および6に示されたように開口部87および88を含む。図5に仮想線で示されたアクチュエータ89は端壁74へ接続されかつ入力接続部を有する。アクチュエータ89は好適には空気シリンダであり、かつ端壁74上の取付け接続部90は制御線(図示せず)へ連結される。アクチュエータ89の他端部は開口部88においてブラケット92により端壁76へ固定される。アクチュエータ89から延在するアーム94はブラケット96により第二部54の端壁84へ固定される。アクチュエータ89はガイド管62間にある。一対のガイド管62,64および66は力を均一に分配する。同様に、該ガイド管は占有者の足の重量を支持して足部の第一部52および第二部54の壁間の摩擦を最小限にする。これは、第一部52および第二部54間の結合および擦れを阻止する。

第一部52および第二部54間の摺動結合を保護し、かつシートおよびマットレスのその結合部への侵入および該足部調節の故障を阻止するためにプラスチックワイパ98が第二部54の上壁78の下側に連結される。 足部16の第二部54は側延長部100を含む。ブッシング102がバンパまたはローラ104を側延長部100へ取付ける。足支柱56を受けるソケット106は側延長部100内に収容される。選択的に、一対のソケット106および107が図16に示されたように各側延長部100上に設けられてよい。スイッチ108は図7に示されたように締結具110によりソケット106へ取付けられる。スイッチ108は上記ベッドの端部における上記足支柱の存在を示しかつ制御システムの一部である。選択的に、スイッチ108はそのベッドの占有者の足支柱と係合する該ベッドの占有者の足により加わる上記足支柱上の圧力の存在を感知する設計であってよい。

ハンドル128は側延長部100と第二部54との間に連結される上記ベッドの足部に適宜設けられる。図5に示されたようにカバー150が第二部54の端壁84へ取付けられる。端壁84の上面内の孔154は、マットレスの足部24が図10〜13に示されたようにフォームで形成される場合にストッパ156を受ける。

足部16の第一部52および第二部54の幅W1は実質的にフレーム18の幅であり、かつその支持面を伴うフレーム(端壁84)の幅W2よりも小さい。この幅W1は、足部16が下方へ軸回転するときに第一部および第二部の下降位置または折曲げ位置においてフレーム18上に取付けられた側レール(図示せず)を収容する。側延長部100を伴う足部16の幅W3は実質的に幅W2と等しくてよい。これは側延長部100が側レール下で軸回転するからである。

デッキ足部16の長さ、およびフレーム18に対する足部16の角度はブラケット112により管62で第一部52へ取付けられる長さセンサ114および角度センサ116により決定される。センサクランク118は一端で長さセンサ114へ取付けられ、かつ他端でセンサリンク120へ取付けられる。センサリンク120は端壁76内の開口部87へ侵入しかつ他端で軸回転自在連結部122および第二部54の端壁84へ連結される。長さセンサ114は、例えば電位差計であってよく、センサクランク118およびセンサリンク120は第一部52に対する第二部54の長さの変化により電位差計を回転させる。

センサリンク124はセンサクランク123により第一端部で上記角度センサ116へ連結され、第二端部でかつデッキフレーム18へ連結される蝶番板72(図4)へ取付けられるピボット脚126(図6に示されている)へ軸回転自在に連結される。角度センサ116は、また、デッキフレーム18に対する足部16の軸回転位置を決定するための電位差計であってよい。

一対のリンク130が第一部52の端壁76へ取付けられるブラケット132へ一端部で軸回転自在に取付けられる。リンク130の他端部はロッド138上へ取付けられたブラケット134および136間に軸回転自在に連結される。ブラケット136の他端部はブラケット140によりフレーム18の端壁142へ軸回転自在に連結される。ロッド138の中間部にあるブラケット144はアクチュエータ148のロッド146をロッド138へ連結する。アクチュエータ148の他端部はフレーム18へ連結される。カバー150はフレーム18へ連結される一端部(図示せず)とフレーム18の端面142上に取付けられたブラケット152へ連結される他端部を有する。

アクチュエータ148は上記デッキの足部16の作動位置また角度位置を決定する。図18に示されたアクチュエータ148はピストン147に連結されたロッド146を含む。ポンプ210は上昇弁212および下降弁214によりピストン147の両側へ接続される。ポンプ210と弁212および214との間にはフィルタ216、拘束部材218、および逆止弁220が接続される。逆止弁220はアクチュエータ148内の圧力流体がポンプ210へ逆流するのを防止する。ピストン147の他側は下降復帰弁224および上昇復帰弁226により容器222へ接続される。フィルタ228は容器222を復帰弁224および226へ接続し、かつフィルタ230は容器222をポンプ210へ接続する。

ロッド146を伸張するために、電気弁212および226が作動してそれぞれの側をポンプ210および容器222へ接続する。これは足部16を上昇させる。足部16を下降し、ロッド146を収縮するために、電気弁214および224が作動してピストン147の両側をポンプ210および容器222へそれぞれ接続する。安全特徴として、リリーフ弁232がポンプ210の出力側と容器との間に連結される。このようにして、該ポンプの出力側の圧力が非安全レベルに達する場合に、リリーフ弁232は容器222へ流体を戻す。

他の安全特徴として、リリーフ弁234は弁214の出力側と容器222との間に連結される。弁214は足部16を下降させるためにピストン147へポンプ210の出力を与えるので、その下降時の圧力がリリーフ弁234の設定を越える必要がある場合には、付加的圧力が容器222へ解放される。このことは、足部16がその下降時に物体と係合する場合に、ピストン147およびロッド146が移動を停止し、ピストン147側に圧力を形成する点で安全特徴と言える。物体または人もしくは人の一部の破壊を防止するために、リリーフ弁234は機能する。リリーフ弁232の他の形態として、圧力センサが設けられてよく、かつ弁214が閉鎖し、または弁226が開放してよい。非制限例として、上記ポンプ用リリーフ弁232は900PSI(620.5N/cm2 )にセットされてよく、アクチュエータ148用リリーフ弁238は略180PSI(124.1N/cm2 )にセットされてよい。

図4に示されたように制御器160の電子部は上記デッキの座部12および股部14の下でフレーム18へ取付けられる。制御器160はワイヤ162により長さセンサ114へ、ワイヤ164により角度センサ116へ、かつワイヤ166により足支柱センサスイッチ108へ連結される。センサクランク118およびセンサリンク120は中空、またはU形チャンネルであり、かつ足支柱のワイヤ166は足部16を横切ってセンサクランク118およびセンサリンク120の該チャンネルへ延びる。長さセンサ114はそのベッドの端部の位置またはその長さを感知し、上記袋体の適宜膨張または収縮が行なわれてそのマットレスの足部の長さを調節する。足支柱センサスイッチ108に組合せた角度センサ116は足支柱を除去することなくそのベッドの端部からの足部16の脱出を可能にする、例えば水平から65°〜90°の範囲の角度への軸旋回を阻止する。足支柱を除去することなくそのベッドの端部からの脱出を可能にする。このことは、占有者の足支柱上への起立を防止する。この範囲未満の角度は、足部16の脱出の容易性のためには選択されない椅子位置における足支持を提供する。

マットレス20の細部は図9に示されている。マットレスカバー地170は本体部22および足部24を受ける。この各部の2つの例が図示されている。本体部22はフォーム座部172およびフォーム背部174を含んでよい。選択的に、本体部22は袋体座部176および袋体背部178を含んでよい。足部24はフォーム足部180または図2の踵部28の袋体,袋体30および袋体32を含んでよい。制御線34、42および46は、マットレスの大きな折れが生じるマットレスの背部および座部の連接部に対応する折れを有する。いずれの組合せの足部が座部および背部のいずれの組合せにも使用できる。

本体部22および足部24はマットレスカバー地170内にフイットする。マットレスカバー地170は細菌不透過性の伸縮性、通気性を有する熱可塑性プラスチックである。外マットレスカバー地のシームは連続超音波溶接により形成される。従って、このシームは流体漏れを可能にするいかなるステッチも必要としない。超音波溶接シームは流体および細菌に対して不透過性であるので、マットレスカバー地のシームはマットレスの内部への漏れを防止する。

図14に示されたように、磁石182がマットレスカバー地170の足端部および頭端部の内ポケット184内に設けられている。これらの磁石は上記フレームまたはデッキへ上記ベッドの足端部および頭端部を固定する。このフレームが金属製の場合、如何なる付加的磁石も必要とされない。フレームが金属製でない場合には、支持デッキまたはフレーム上に他の磁石が同様に設けられる。

フォーム足部180の細部は図10〜13に示されている。フォームコア186はその長手または長軸に沿って波打っている。好適には、このフォームは低ILD、粘弾性(visco elastic)フォームである。このILDは8〜12の範囲、好適には10である。フォームコア186の長さは、例えば27インチ(68.58cm)であってよく、かつ13.5インチ(34.29cm)の短さであってよい。これは、1つの足部の一例である。上記フォームコアの波形態は該足部の長手の縮小を可能にする。同様に、負荷ILDは該足部による患者の体重上への圧縮を可能にする。このことは患者の踵上へ加わる圧力の減少を助ける。同様に、足部180の足端部に隣接して上記波形態の谷の1つを設けることにより、踵部はその谷に当接し、従って踵部の下に谷または凹所を提供する。

上記デッキの残部に隣接するフォームコア186の部は188で傾斜している。この傾斜はフォーム座部172の傾斜173に適合する。これは足部16と座部12または股部14との間の関節結合を可能にするためである。フォームコア186の足端部は傾斜コーナ190を有する。この構成は足支柱56に対するコーナ190の隣接設置を可能にする。

図11に示されたように、上記デッキに隣接してフォームコア186の底部へトルク板192が接合される。接合前に、雄雌スナップ鋲の一方はトルク板192へ挿入される。取付け板196は、同様に、足端部に隣接してフォームコア186の底部へ接合される。その断面の半分のみが接合されかつ両端部がフラップとして自由端にされる。

図12および13に示されたように、フォームコア186はジッパー200を含むスリップカバー198を備える。カバー198は好適には剪断応力促進材料、例えば30デニールリップストップナイロンであり、マットレスカバー地170内のフォーム足部180の運動を促進する。取付け板196のフラップはスリップカバー198の底面内の孔202へ侵入する。これによりフォームコア186の足端部をスリップカバー198へ固定する。フォームコア186の他端部は、ストラップ204から突出しかつトルク板192の係合スナップ194に受けられるスナップ鋲206によりカバー198内に固定される。ストラップ204は足部180のフォームをマットレスカバー地170内のマットレスの隣接座部へ固定する。カバー198へ侵入する取付け板196のフラップ両端部は、図14の磁石182と同様にポケット184の孔208に受けられる。

図15に示されたように、足支柱56は対向する足の支持面55および57を有する。足支柱56の概ねの形状は台形断面を有する。平行する支持面55および57間の間隔は、例えば1.5インチ(6.35cm)であってよい。一対のロッド59は足支柱56の底面に延設されかつ第二部54内のソケット106に受けられる。非常に短身の占有者のために、上記デッキが椅子位置に対してフラットまたは平面位置から回転するときに足部16は短縮または収縮するが、足支柱56は短身占有者の足のための支持を未だ提供しない。かかる場合に、支持面57の平面が足支持面となるように足支柱56は図15に示されたところから180°回転する。支持面55が足支持面である場合よりも患者に対して2インチ(5.08cm)接近する。

他の形態として、上記足部16の長手に沿って離隔した一対のソケット106および107は図16に示されたように各延長部100内に設けられてよい。ソケット106と107間の間隔Eは、同様に、例えば2.5インチ(6.35cm)であってよい。これは足支柱56のソケット106からソケット107への移動を可能にし、それにより2.5インチ(6.35cm)までその端部を短縮する。足支柱56を、その表面が支持面57となるように回転させることにより更に2インチ(5.08cm)短くなる。このようにし、4.5インチ(11.43cm)の調節が図16の形態の採用により達成される。付加的ソケットが更なる調節のために設けれてよい。

足支柱56の断面は台形として図示されているが、2つの対向足支持面間で差異を有するいずれの断面形態が使用されてもよい。 重要な点は、上記デッキが平面位置のときそしてソケット106内にある場合に足支柱56が支持面55として平行面を有することである。そうでない場合には、足支柱56はマットレスと重なり、マットレス端部の適宜高さへの膨張を阻止するであろう。センサおよび制御器がソケット106および107内に設けられ、それらがどちらのソケットにあるか、かつ55または57のどちらの支持面がその足に隣接するかを示すために59上になんらかの感知表示がなされてよい。一旦これが感知されると、足支柱56が除去されるか、またはソケット106内にあって支持面55が足支持面となるまで上記マットレス足部の膨張は阻止される。同様に、上述したように、上記足支柱がソケット106または107の何れか内に取付けられる場合に、その制御は上記デッキ足部が例えば水平に対して65°を越えて回転しないようにするものでなければならない。これは、上記足部が椅子位置にあるときに上記足支柱の利用を可能にすると共に、上記足部が下降して退出を可能にするときにそれの使用を阻止する。

上記デッキの足部16の調節により達成されるよりも大きい足支柱56の足支持面の位置を変化させる他の方法は、図17に示されている。足部16はその伸張位置から収縮短縮位置へ調節されるが、マットレス足部24は短縮されずかつ薄くされない。そこでマットレスの足部24の非短縮位置は足支柱56の支持面の1つの上へ延び、かつ足支持面を形成する。仮にマットレス20の足部24の厚みが、例えば5インチ(12.7cm)である場合、足部24の長さは5インチ(12.7cm)分を短縮される。同様に、図15および16に示されたように、リバーシブルの足支柱が使用される場合、更に7.5〜9.5インチ(19.05〜24.13cm)の付加的調節が加わる。

図17は平面位置または全水平位置における上記デッキの長手の短縮を示すが、同様の調節は上記デッキおよびマットレスの足部がその水平位置から椅子位置へ下方へ回転するときに行なわれてよい。この制御器は上記デッキの足部16の回転および短縮時にマットレスの足部24の高さまたは長さを同時に調節しないように改良されなければならない。

本発明を詳細に記載かつ解説したが、これは図解および例示として理解されるべきであり、限定的に解釈されるべきでない。本発明の精神および範囲は添付の請求の範囲の記載により限定される。

QQ群二维码
意见反馈