2本の親ねじとセンターマウントモーター駆動の拡張ウィング付き調節式使用者保持システム

申请号 JP2015098979 申请日 2015-05-14 公开(公告)号 JP2016028675A 公开(公告)日 2016-03-03
申请人 ヒル−ロム サービシズ,インコーポレイテッド; 发明人 ステファン イー.ハチソン; ジェフリー エー.ラスケ; ジョナサン ディー.ターナー; ジョン ディー.クリスティ; ブライアン ガスリー; ジョセフ エー.アーンスト; デイビッド ピー.ルベルス; スコット エム.コービン; ロバート エー.ボッシンガム; マーク タイラー リグズビー; ジェームス ディー.ラティモア; マーク イー.ラニング; マヘーシュ クマル ソドゥプヌリ; アジズ アリ バイ;
摘要 【課題】使用者に合わせて長さおよび/または幅を構成可能な使用者保持装置およびマットレスを提供する。 【解決手段】使用者保持システム100は、ベッドは幅と左と右に外側デッキエッジを持つデッキセクション132を備える。左右のウィングはデッキセクションに可動連結されている。ベッドにはまた、左ウィングに取り付けられている左親ねじレシーバーと右ウィングに取り付けられている右親ねじレシーバー、およびデッキセクションに共に取り付けられている左右のモーター組立品がある。左親ねじは左モーター組立品と左親ねじレシーバーに連結されている。右親ねじは右モーター組立品と右親ねじレシーバーに連結されている。モーター動作により、それが連結されているウィングをウィングの横方向の先端がデッキセクションの外側エッジの外側にある実装 位置 と、ウィングの横方向の先端がその実装位置の内側である格納位置との間で移動させうる。 【選択図】図1
权利要求

ベッドであって、 幅と左と右に外側デッキエッジを持つデッキセクションと、 共に可動式に前記デッキセクションに連結されており、それぞれ横方向に外側の先端を持つ左側ウィングと右側ウィングと、 前記左ウィングに取り付けられた左親ねじレシーバーと前記右ウィングに取り付けられた右親ねじレシーバーと、 共に前記デッキセクションに搭載されている左モーター組立品と右モーター組立品と、 前記左モーター組立品と前記左親ねじレシーバーに連結されている左親ねじ、および前記右モーター組立品と前記右親ねじレシーバーに連結されている右親ねじと、 を含み、モーター動作によりそれが連結されている前記ウィングを前記ウィングの前記横方向の先端が前記デッキセクションの外側エッジの外側にある実装位置と前記横方向の先端がその実装位置の内側である格納位置との間で移動させうるように構成されているベッド。前記ウィングがその格納位置にあるときにその横方向の先端が前記外側エッジの外側にある、請求項1に記載のベッド。前記ウィングがその格納位置にあるときにその横方向の先端が前記外側エッジに実質的に一致する、請求項1に記載のベッド。前記ウィングがその格納位置にあるときにその横方向の先端が前記外側エッジの内側にある、請求項1に記載のベッド。前記デッキセクションは、縦方向に間隔をあけて配置されたチャネルから成るフレームワークを含み、各ウィングは、縦方向に間隔をあけてチャネルと一対一対応で配置されたスパーを備え、各スパーとそれに対応するチャネルが互いにネストし合う関係にあり、前記スパーが前記チャネルに対して横方向に移動できる、請求項1に記載のベッド。前記モーター組立品がギアトレインを含む、請求項1に記載のベッド。前記デッキセクションの前記ウィングが直接駆動ウィングで、前記ベッドが前記直接駆動ウィングの横方向移動が前記間接駆動ウィングの横方向移動を引き起こすように前記直接駆動ウィングに連結された左右の間接駆動ウィングを持つ少なくとも一つの隣接デッキセクションを備える、請求項1に記載のベッド。前記デッキセクションが直接駆動セクションで前記直接駆動セクションの前記ウィングが直接駆動ウィングであり、前記ベッドは、 前記直接駆動デッキセクションに隣接する少なくとも一つの近接デッキセクションであって、前記近接デッキセクションは、前記直接駆動ウィングの横方向移動が前記間接駆動近接ウィングの横方向移動を引き起こすように前記直接駆動ウィングに連結された左右の間接駆動ウィングを持ち、 前記直接駆動デッキセクションに隣接せず、間接駆動近接セクションに隣接する少なくとも一つの遠隔デッキセクションであって、前記遠隔セクションは、前記直接駆動ウィングの横方向移動が前記間接駆動近接ウィングと前記間接駆動の遠隔ウィングの横方向移動を引き起こすように間接駆動近接ウィングに連結された左右の間接駆動遠隔ウィングを持つ、請求項1に記載のベッド。前記親ねじレシーバーは、前記親ねじにかみ合わせたり、かみ合わせを解除しうる留め金である、請求項1に記載のベッド。前記ベッドは、 拡張ウィングの移動機構と、 リリースユニットを備え、前記リリースユニットは、前記ウィングに可動連結された第一留め金部分と、前記ウィングに固定連結された第二留め金部分とを含む留め金を有し、 前記留め金は、 a) 前記リリースユニットが前記移動機構の一部にかみ合っており、前記移動機構により移動され前記ウィングが前記デッキセクションに対して移動される、かみ合い状態と、 b) 前記リリースユニットが前記移動機構の一部から解放される、かみ合わせ解除状態と、 の間を移動するように構成されている請求項1に記載のベッド。前記移動機構の一部からの前記リリースユニットの解放により、前記ウィングが前記ウィング移動機構から独立して移動しうる、請求項10に記載のベッド。前記移動機構が、回転軸を持つ親ねじ、および前記親ねじをその軸の周りに回転させるために前記親ねじに連結された親ねじドライバーを備える、請求項10に記載のベッド。前記第一留め金部分は、前記かみ合い状態では前記親ねじのネジとかみ合い、前記解放状態では前記親ねじのネジから解放されるネジ付き端を含む、請求項10に記載のベッド。前記第二留め金部分は、前記親ねじとかみ合うように構成されたねじなしのスロットを含む、請求項10に記載のベッド。前記リリースユニットは前記ウィングに回転自在連結されている留め金セパレーターを含み、前記留め金セパレーターが前記拡張ウィングに関して回転するにつれて前記第一留め金部分を前記第二留め金部分に対して移動させる、請求項10に記載のベッド。前記留め金セパレーターは少なくとも一つのガイドスロットを含む、請求項15に記載のベッド。前記留め金セパレーターが2つのガイドスロットを含み、両方の留め金部分を前記拡張ウィングに対して移動するように構成されている、請求項15に記載のシステム。前記リリースユニットのかみ合い状態を判断し、前記かみ合い状態の作用としての応答を引き起こすコントロールシステムを備える、請求項10に記載のベッド。前記の応答に使用者への前記リリースユニットの前記かみ合い状態の警告を含む、請求項18に記載のベッド。前記ウィングの位置を感知し、且つ前記ウィングが、前記ウィングの横方向の先端が前記外側エッジの外側にある実装位置にあるときと、前記ウイングが、横方向の先端が実装位置の内側にある格納位置にあるときに使用者へ警告するように構成されているコントロールシステムを備える、請求項1に記載のベッド。前記ウィングが前記実装位置か前記格納位置にあることを感知するように構成されているリミットスイッチを含むコントロールシステムを有する、請求項1に記載のベッド。前記ベッドは、 使用者保持装置の機能を制御するように構成された第一コントローラーであって、前記使用者保持装置の機能に対応した第一入を第一ユーザーインターフェースを介して受け取るように構成された前記第一コントローラーと、 使用者保持面の機能を制御するように構成された第二コントローラーとを備え、 前記第二コントローラーは、 a) 前記第一コントローラーが前記第二コントローラーと通信していない場合に、第二ユーザーインターフェースを介して前記使用者保持面の機能に対応する第二入力を受け取る、および b) 前記第一コントローラーが前記第二コントローラーと通信している場合に、前記第一コントローラーを介して前記使用者保持面の機能に対応する第三入力を受け取り、前記第二コントローラーは前記第一コントローラーが前記第二コントローラーと通信している場合に、前記第三入力に応じて前記使用者保持面の機能を制御するように構成されている、請求項1に記載のベッド。前記第一コントローラーは、前記第一コントローラーが前記第二コントローラーと通信している場合に、第一ユーザーインターフェースを介して前記使用者保持面の機能に対応する第四入力を受け取るように構成されている、請求項22に記載のベッド。前記第一コントローラーが前記第二コントローラーと通信している場合に、前記第二ユーザーインターフェースが無効化される、請求項22に記載のベッド。前記第一コントローラーと前記第二コントローラー間の通信が中断される場合に、前記第二ユーザーインターフェースが有効化される、請求項22に記載のベッド。前記第一コントローラーが前記第二コントローラーと通信している場合に、前記第二ユーザーインターフェースが情報を表示するように構成されている、請求項22に記載のベッド。前記第一コントローラーが前記第二コントローラーと通信している場合に、前記第二ユーザーインターフェースが機能コントロールをロックアウトするように構成されている、請求項22に記載のベッド。前記の第一ユーザーインターフェースが使用者保持面用の機能コントロールを含まない、請求項22に記載のベッド。前記第一コントローラーが前記第二コントローラーと通信していない場合に、前記第一ユーザーインターフェースと前記第二ユーザーインターフェースの少なくとも一方がエラーを表示する、請求項22に記載のベッド。前記デッキセクションとその左右ウィングが使用者保持装置の要素で、前記ベッドは 前記使用者保持装置上に保持されるように構成されており幅拡張組立品を含む使用者保持面と、 使用者からの入力に対応して前記幅拡張ウィングと前記幅拡張組立品を、前記使用者保持装置の対応する前記幅拡張ウィングが完全に格納した位置か、完全に拡張した位置にない限り、前記使用者保持面の前記幅拡張組立品が格納位置にとどまるように制御するように構成されているコントローラーを含む、請求項1に記載のベッド。前記使用者保持装置に装置長さ拡張組立品が含まれ、 前記使用者保持面には表面長さ拡張組立品が含まれ、 前記コントローラーは、使用者からの入力に対応して前記幅拡張ウィングと前記装置長さ拡張組立品の少なくとも一方、および前記幅拡張組立品と前記表面長さ拡張組立品の少なくとも一方を移動するように構成されており、前記保持装置の対応する幅拡張ウィングと装置長さ拡張組立品の少なくとも一方が完全に格納した位置か、完全に拡張した位置にない限り、前記保持面の前記表面長さ拡張組立品と幅前記拡張組立品の少なくとも一方が格納位置にとどまるように構成されている、請求項30に記載のベッド。前記幅拡張組立品が完全に拡張した位置または完全に格納した位置にない場合に警告が生成される、請求項30に記載のベッド。使用者保持装置の幅を変更するシステムであって、 幅変更コマンドを表すコマンド信号を受信するように構成されているベッドコントローラーと、 前記ベッドコントローラーにより制御される構成になっている第一モーターであって、前記保持装置の第一デッキセクションの少なくとも一部の幅を変更するように構成されている前記第一モーターと、 前記ベッドコントローラーにより制御される構成になっている第二モーターであって、前記保持装置の第二デッキセクションの少なくとも一部の幅を変更するように構成されている前記第二モーターを備え、 前記ベッドコントローラーは、前記第一モーターと前記第二モーターを、初回に前記第一デッキセクションを幅変更リミットに到達させ、二回目に前記第二デッキセクションを幅変更リミットに到達させるように制御し、初回と二回目は同じでない、使用者保持装置の幅を変更するシステム。異なる速度で操作するために前記第一モーターと前記第二モーターを制御する、請求項33に記載のシステム。前記第一のモーターは、初回に前記第一デッキセクションの少なくとも一部の幅を変更するよう制御され、前記第二のモーターは、初回の後の二回目に前記第二デッキセクションの少なくとも一部の幅を変更するよう制御される請求項33に記載のシステム。前記ベッドコントローラーが前記第一モーターをアクティベートし、所定の時間ほど待機してから、前記第二モーターをアクティベートする、請求項33に記載のシステム。少なくとも前記第一デッキセクションの一部と少なくとも前記第二デッキセクションの一部の両方が幅変更リミットに達するまで、前記第一デッキセクション及び前記第二デッキセクションは、間接動作が阻止される、請求項33に記載のシステム。前記幅変更リミットは、完全に拡張した位置または完全に格納した位置にあるデッキ拡張ウィングによって定義される、請求項37に記載のシステム。前記幅変更リミットは、前記の第一デッキセクションの少なくとも一部が完全に拡張した位置または完全に格納した位置が含まれる、請求項37に記載のシステム。第一デッキ拡張ウィングの遠位端と第二デッキセクションの遠位端が、各拡張ウィングの遠位端がそれぞれの幅変更リミットに別の時間に達するように調整されていない場合にベッドコントローラーが警告を生成する、請求項37に記載のシステム。前記ベッドコントローラーと通信するように構成されているマットレスコントローラーと、 前記マットレスコントローラーで制御するように構成されている液体供給装置と、 前記デッキセクションで支持されるように構成されているマットレスであって、少なくとも一つのチャンバーが前記液体供給装置に液体で連結されており、前記液体供給装置が液体供給制御信号を前記マットレスコントローラーから受信すると前記液体供給装置により膨張されるように構成されているマットレスを含む、請求項33に記載のシステム。前記ベッドコントローラーにさらにベッドコントローラープロセッサーが含まれる、請求項41に記載のシステム。前記マットレスコントローラーがさらに、前記ベッドコントローラーと通信するように構成されているマットレスコントローラープロセッサーを備える、請求項42に記載のシステム。前記ベッドコントローラーがモーター制御信号をモーターに送り、前記チャンバー内の圧力を表す信号に基づいて少なくとも一つのデッキセクション拡張ウィングのアクチュエーションを停止させる、請求項41に記載のシステム。前記マットレスコントローラーが、前記ベッドコントローラーから受け取ったマットレス制御信号に応答して前記液体供給制御信号を前記液体供給装置に送る、請求項41に記載のシステム。前記デッキセクションの少なくとも一部の幅を変更するための手動操作の応答として前記コマンド信号が生成される、請求項33に記載のシステム。

说明书全文

本出願は国際出願番号第PCT/US2014/042342号(2014年6月13日出願)の一部継続出願で、米国特許仮出願番号第61/835,534号(2013年6月15日出願)の優先権を主張し、それぞれを参照により本明細書に組み込む。

本開示は調節式使用者保持システムに関する。より具体的には、限定的ではないが、考えられる実施形態の一つは、これにより保持される使用者に合わせて長さおよび/または幅を構成可能な使用者保持装置およびマットレスに関する。さまざまな長さおよび/または幅調節式の使用者保持システムが開発されてきたものの、依然として改善の余地が残されている。こうして、この技術分野においては、さらなる貢献の必要性が存続している。

考えられる一つの実施形態には、使用者保持装置の機能を制御し、使用者保持装置の機能に対応した第一入を第一のユーザーインターフェースを介して受信するように構成された第一コントローラーと、使用者保持面を制御し、使用者保持面の機能に対応した第二入力を第二のユーザーインターフェースを介して受信するように構成された第二コントローラーを備え、第一コントローラーと第二コントローラーが相互に電気通信中に第一のユーザーインターフェースが使用者保持面および使用者保持装置の機能に対応した入力信号を受信するように構成されている場合、第二のユーザーインターフェース上の少なくとも一つの入力機能が無効にされるようなコントロールシステムを含む。

考えられる別の実施形態には、少なくとも一つの幅と長さ拡張組立品を備えた使用者保持装置、使用者保持装置上で保持されるように構成され少なくとも一つの長さと幅拡張組立品を含む使用者保持面、使用者保持装置と使用者保持面の少なくとも一つの幅と長さ拡張組立品を使用者からの入力に応じて作動させるように構成されたコントローラーを備え、使用者保持装置の少なくとも一つの幅と長さ拡張組立品に対応するものが完全に収縮した位置と完全に拡張した位置の一方にない限り、使用者保持面用の長さと幅拡張組立品の少なくとも一つが収縮位置に留まるような使用者保持システムを含む。

考えられる別の実施形態には、第一サイズ調節組立品を含む使用者保持装置、使用者保持装置上で保持され第二サイズ調節組立品を含む使用者保持面、使用者保持装置の第一サイズ調節組立品、使用者保持面の第二サイズ調節組立品のうち少なくとも一つが使用者からの入力に対応してそのサイズを変更するように構成されているコントローラーを備え、使用者保持装置の対応するサイズ調節組立品が完全に収縮した位置と完全に拡張した位置の一方にない限り、使用者保持面用のサイズ調節組立品が収縮位置に留まるような、使用者保持システムを含む。

追加的な特徴は、上記に列挙したものおよび/または請求項に列挙したものを含めて、単独または他の任意の特徴と組み合わせて、特許性のある主題を構成すると考えられ、当業者にとっては、現時点で理解されている実施形態を遂行する最良の方法の例証となるさまざまな実施形態の下記の詳細な説明を考察することにより明らかとなる。

本明細書に組み込まれ、その一部を形成する添付の図面は、請求項に記載された主題のいくつかの態様を説明し、その説明と共に請求項に記載の主題の原理を説明する役割を果たす。添付図面は以下のとおりである。

図1は、本明細書で開示した一つ以上の原理に従って構成した、幅調節式使用者保持システムの斜視図である。

図2は、上部フレームを下側から見た場合の上部フレームベース、デッキセクション、およびデッキ拡張部の斜視図である。

図3Aと3Bは、頭部デッキセクション拡張部分を実装・拡張した状態(図3A)および保管・収縮(格納)した状態(図3B)をセグメントの上から見た上体デッキセクションの側面斜視図である。この図では、内部のコンポーネントを見せるためにデッキフレームワークの上面に置かれるデッキパネルが外されている。

図3Aと3Bは、頭部デッキセクション拡張部分を実装・拡張した状態(図3A)および保管・収縮(格納)した状態(図3B)をセグメントの上から見た上体デッキセクションの側面斜視図である。この図では、内部のコンポーネントを見せるためにデッキフレームワークの上面に置かれるデッキパネルが外されている。

図4は、上体デッキセクションの底面斜視図で、電動拡張/格納システムと手動リリース組立品を示している。

図5は、考えられる一つの実施形態による手動リリース組立品の分解図である。

図6は、かみ合った状態にある留め金の底面斜視図で、この留め金が親ねじとかみ合った状態でデッキ拡張部分の電動拡張/格納が可能になる。

図7はかみ合いが解除された状態にある留め金の底面斜視図で、この留め金のいずれかが親ねじとかみ合っていない状態でデッキ拡張部分が親ねじとは独立して動けるようになる。

図8は、手動リリース組立品の上面斜視図である。

図9は、使用者保持装置上で保持されるように構成されたマットレスと液体供給システムの側面斜視図である。

図10は、ここで開示される一つ以上の原理に従って作られた可変幅の使用者保持装置で使用されるように構成されたマットレスの模式的な平面図である。

図11は、ここで開示される一つ以上の原理に従って作られた使用者保持装置の幅を変更するために構成されたシステムの一つの実施形態のブロック図である。

図12は、ここで開示される一つ以上の原理に従って作られた使用者保持装置の幅を変更するために構成されたシステムのもう一つの実施形態のブロック図である。

図13は、使用者が使用者保持装置の幅を縮めるために使用する格納ボタンと伸ばすために使用する拡張ボタンを持つコントロールインターフェースの図である。

図14Aと14Bは、本明細書で開示されている一つ以上の原理に従ってずらされているデッキ拡張部分の模式図で、デッキ拡張部分が拡張されるときには上体デッキ拡張部分が下体デッキ拡張部分から遅れて拡張され(図14A)、デッキ拡張部分が収縮されるときには上体デッキが先に収縮される(図14B)。

図14Aと14Bは、本明細書で開示されている一つ以上の原理に従ってずらされているデッキ拡張部分の模式図で、デッキ拡張部分が拡張されるときには上体デッキ拡張部分が下体デッキ拡張部分から遅れて拡張され(図14A)、デッキ拡張部分が収縮されるときには上体デッキが先に収縮される(図14B)。

図15は、ベッドコントローラーとマットレスコントローラー間の接続を監視する方法のフローチャートである。

図16と17は、本明細書で開示されている一つ以上の原理に従って作られた使用者保持装置の幅を変更する第一の方法を示すフローチャートである。

図16と17は、本明細書で開示されている一つ以上の原理に従って作られた使用者保持装置の幅を変更する第一の方法を示すフローチャートである。

図18、18B、19、19Bは、使用者保持装置の幅を変更する第二の方法を示すフローチャートである。

図18、18B、19、19Bは、使用者保持装置の幅を変更する第二の方法を示すフローチャートである。

図18、18B、19、19Bは、使用者保持装置の幅を変更する第二の方法を示すフローチャートである。

図18、18B、19、19Bは、使用者保持装置の幅を変更する第二の方法を示すフローチャートである。

図20は、横方向に延長するCチャネルとして構成されたサポートおよび縦方向に延びるビームから成る上体デッキセクションのフレームワークを下から見た図で、Cチャネル内にネストするスパーから成るデッキ拡張部分も示す。

図21は、図20と類似しているが、わずかに回転した図である。

図22は、モーター組立品の模式図である。

図23は、親ねじの図である。

図24は、ベッド構造の模式的な平面図であり、左側モーター組立品、左親ねじ経由で左モーター組立品に駆動される左ウィングまたはデッキ拡張部分、右側モーター組立品、右親ねじ経由で右モーター組立品により駆動される右ウィングまたはデッキ拡張部分を含む4つのデッキセクションを持つ。

図25は、4つのデッキセクション、およびそれらのセクションの一つに取り付けられた左右の共有モーター組立品を持つベッド構造の模式的な平面図である。そのセクションの左右のデッキ幅拡張部分はそれぞれ左右のモーター組立品により直接駆動され、隣接するデッキセクションの左右の幅拡張部分は直接駆動される拡張部分を間接的に駆動される拡張部分に接続するリンクを通してそのモーター組立品により間接的に駆動される。

図26は、4つのデッキセクション、およびそれらのセクションの一つに取り付けられた左右の共有モーター組立品を持つベッド構造の模式的な平面図である。そのセクションの左右のデッキ幅拡張部分はそれぞれ左右のモーター組立品により直接駆動され、左右の近接の幅拡張部分は直接駆動される拡張部分を間接的に駆動される近接拡張部分に接続するリンクを通してそのモーター組立品により間接的に駆動され、左右の遠隔の幅拡張部分は遠隔拡張部分を近接拡張部分に接続するリンクを通してそのモーター組立品により間接的に駆動される。

請求項に記載された主題の実施形態およびそのさまざまな特徴と利点が、添付の図面に記述および/または説明された非限定的実施形態および実施例を参照してさらに詳しく説明され、以下の記述で詳述される。図面で説明された特徴は、必ずしも原寸に比例して描かれておらず、本明細書に明確に記述されていない場合でも、当業者であれば認識できるように一実施形態の特徴は他の実施形態で利用されうることに注意すべきである。記述された請求項の主題の実施形態を不必要に分かりにくくしないように、よく知られた部品および処理技術の記述は簡潔に言及されるか省略されうる。本明細書に使用された実施例は、請求項に記載された主題が実施されうる方法の理解を促進するため、およびさらに当業者が本明細書に記述された請求項の主題の実施形態を実施できるようにすることのみを目的としている。従って、本明細書の実施例および実施形態は例証にすぎず、添付の請求項および適用法によってのみ定義される請求項の主題の範囲を限定するものとして解釈されるべきでない。さらに、図面のいくつかの表示を通して、類似の参照番号は類似部分を表すことに注意されたい。請求項に記載の主題は変化することがあるため、本明細書に記述された特定の方法、プロトコル、デバイス、装置、材料、適用などに限定されないことが理解される。本明細書に使用される用語は、特定の実施形態のみを記述する目的で使用されており、請求項に記載の主題の範囲を限定することを意図したものではないことも理解される。他に定義されていない限り、本明細書で使用されたすべての専門用語および学術用語は、当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を持つ。

考えられる一つの実施形態による可変幅の使用者保持システム100を図1〜19に示す。可変幅の使用者保持装置、関連システムと使用法を開示する米国特許出願第11/774847、11/775083、13/468424、14/168538号が本明細書で明示的に参照することにより組み込まれている。使用者保持システム100は、幅調節式の使用者保持装置110、使用者保持装置110上に保持されるように構成された幅調節式の使用者保持面またはマットレス112、および使用者保持装置110の幅の調節を制御するように構成されたコントロールシステム114、およびマットレス112を含む。考えられる一つの実施形態では、使用者保持装置110は図1ではベッドフレームとして示されているが、他の実施形態では、使用者保持装置110は車椅子、ストレッチャー、または使用者を保持するように構成された他の任意の装置でありうる。考えられる別の実施形態では、使用者保持装置110とマットレス112の長さは調節可能である。一例では、使用者保持装置110とマットレス112はHill-Rom販売のFlexafootTM機能を使って調節しうる。

使用者保持装置110は、下部フレーム116、下部フレーム116に連結されたサポート(図示せず)で下部フレーム116の上側に可動支持されている上部フレーム118、使用者保持装置110の頭部エンド124のヘッドボード120、および使用者保持装置110の足部エンド126のフットボード122を備える(図1と2を参照)。サポートは、少なくとも上部フレーム118の一部を下部フレーム116との関係で上げ下げする構成となっている。下部フレーム116は、この実施形態では少なくとも一つのキャスター車輪128上に置かれ、使用者保持装置110上に保持された人の搬送を可能にする。上部フレーム118は、サポートに連結されている上部フレームベース130、複数デッキセクション132、複数デッキ拡張部分134、デッキセクション132とデッキ拡張部分134上に保持されている複数デッキパネル136、およびサイドレール138を有する。サイドレール138は、デッキ拡張部分134に連結され、使用者保持装置110の周辺部分を定義するために調節される。

デッキセクション132は、上部フレームベース130に可動連結され、実質的に同一平面上にある構成、傾けた構成、椅子構成、およびその他各種の構成を含む複数構成間で、相互にまた上部フレームベース130に対して連接するように構成されている。デッキセクション132には、上体デッキセクション140、座デッキセクション142、大腿部デッキセクション144、および足部デッキセクション146がある(図1と2を参照)。各デッキセクション132には、デッキセクション132から拡張および格納して使用者保持装置110の幅を増減しうる、対応する拡張部分134(上体デッキ拡張部分148、座デッキ拡張部分150、大腿部デッキ拡張部分152、および足部デッキ拡張部分154)を含む。本実施形態では座、大腿部、および足部デッキ拡張部分150、152、および154は相互に接続されており、連動して拡張および格納するように構成されているが、他の実施形態では座、大腿部、および足部デッキ拡張部分150、152、および154を相互から独立して拡張/格納しうる。

考えられる一つの実施形態では、使用者がコントロールシステム114への入力を提供することで、電動拡張/格納システム156を使用してデッキ拡張部分134を拡張/格納するか、手動リリース組立品158をアクチュエートしてデッキ拡張部分134を電動拡張/格納システム156から解放することで、手動でデッキ拡張部分134を拡張/格納するかを選択できる。電動拡張/格納システム156には、デッキセクション132に回転できるように連結され、モーター162により回転するように構成された親ねじ160が含まれる。考えられる一つの実施形態では、座、大腿部、および足部デッキ拡張部分150、152、および154が相互接続され、単一モーター162と単一親ねじ160を使用して拡張/格納する(図14Aと14Bを参照)。一実施例では、モーター162が上体デッキセクション140に連結され、上体デッキ拡張部分148を拡張/格納するための使用者からの入力に対応してコントロールシステム114によりアクティベートされると親ねじ160を回転させる。

手動リリース組立品158には、分離可能ねじ付き留め金164、留め金セパレーター166、ケーブル168、およびハンドル170を含む(図4〜8を参照)。考えられる一部の実施形態には、留め金164がねじ付きでなく、親ねじ160にかみ合うように構成されているねじ付き穴を含むキャリアにかみ合って保持するように構成されているものもある。ねじ付き留め金164には、親ねじ160に実質的に垂直に配置された第一留め金メンバー172と第二留め金メンバー174を含み、これらは互いに隣接したときにかみ合い位置で親ねじ160にかみ合い(図6)、互いから離れたときに親ねじ160から解放位置(図7)で解放されるように構成されている。留め金164は、手動リリースハンドル170をアクチュエートすると留め金セパレーター166によりかみ合い位置から解放位置に移動し、デッキ拡張部分134が親ねじ160の動きとは無関係に手動で拡張/収縮できるようになる。第一留め金メンバー172は、本体部分176、本体176の底面から突き出した第一ガイド178、本体176の上面から突き出した第二ガイド180、親ねじのかみ合い部分182、およびガイドシャフト184を有する。第一ガイド178は、第一留め金メンバー172が第二留め金メンバー174に対して移動するにつれて、デッキ拡張フレーム188上でガイドスロット186Aに沿って移動するように構成されている。考えられる一部の実施形態では、第一留め金メンバー172が親ねじ160の回転軸に実質的に垂直なパスに沿って移動するものがある。第一ガイド178はスロット186Aと連動し、第一および第二の留め金メンバー172と174のアライメントを維持する。第二ガイド180は、第二留め金メンバー174内のガイドスロット190内で動くように構成されており、第二留め金ガイドスロット190と連動して第一および第二の留め金メンバー172と174のアライメントを維持するように構成されている。親ねじかみ合い部分182は本体部分176から伸び、親ねじ160上のねじとかみ合うように構成されたねじ付きの曲面端192を含む。ガイドシャフト184は、ねじ付き本体部分182の反対側に伸び、第一留め金メンバー172がかみ合い位置と解放位置間を移動するにつれてデッキ拡張フレーム188上の穴194の中を動くように構成されている。ばね196はガイドシャフト184の周りに配置され、第一留め金メンバー172を、第一留め金メンバー172と第二留め金メンバー174が親ねじ160にかみ合う位置に偏向させるように構成されている。手動リリース組立品158がアクチュエートされると、第一留め金メンバー172は第二留め金メンバー174から離れて解放位置に向けて移動し、ばね196が本体部分176とデッキ拡張フレーム188間で圧縮される。手動リリース組立品がアクチュエートされなくなると、ばね196が伸びて第一留め金メンバー172が第二留め金メンバー174に向けて移動し、親ねじ160と再びかみ合う。

第二留め金メンバー174はデッキ拡張部分134に固定されており、本体部分198、本体部分198の底面から突き出した第一ガイド200、本体部分198の上面に沿ってくぼんでいるガイドスロット190、および受け入れ部分202を有する(図5〜7を参照)。第一ガイド178と同様、第一ガイド200はスロット186Bと連動し、第一および第二の留め金メンバー172と174とのアライメントを維持する。受け取り部分202はU形で、本体部分198のねじなしベース206のくぼみがスロット204として定義される。この実施形態では、第二留め金メンバー174はデッキ拡張部分134に固定されており、親ねじ160はベース206に隣接して配置されたままであるため、ベース206は第一留め金メンバー172の端192のようにねじが付いていない。親ねじ160はベース206に隣接して配置されたままであるため、第一留め金メンバー172が親ねじ160から解放されたときに第二留め金メンバー174に対して自由に回転する必要がある。親ねじかみ合い部分182はスロット204に配置され、第二ガイド180はガイドスロット190内に配置されており、第一および第二の留め金メンバー172と174がかみ合い位置にあるときに端192とベース206が親ねじ160とかみ合う。考えられる一部の実施形態では、第一と第二の留め金メンバー172と174が共にデッキ拡張フレーム188に対して移動するものがあり、そのような実施形態では、ベース206がねじ付きで親ねじ160にかみ合うようになっている場合がある。

留め金セパレーター166はデッキ拡張フレーム188に回転自在連結されており、留め金セパレーター166が回転するにつれて第一留め金メンバー172をデッキ拡張フレーム188および第二留め金メンバー174に対して移動させるように構成されている(図4〜8を参照)。考えられる一つの実施形態では、留め金セパレーター166とねじ付き留め金164がデッキ拡張フレーム188の反対側に連結されている(上面と底面など)。この実施形態での留め金セパレーター166は準円形で、留め金セパレーター166が回転して第一留め金メンバー172がデッキ拡張フレーム188に対して移動するにつれてフォロアー210(第一ガイド178に連結した留め具など)が移動する曲がったガイド208を含む。考えられる一部の実施形態では、留め金セパレーター166は円形で、第一留め金メンバー172と第二留め金メンバー174に連結されたフォロアーとかみ合う2つの曲がったガイドを含み、第一および第二の留め金メンバー172と174が共にデッキ拡張フレーム188に対して移動し、親ねじ160を解放するものがある。ばね212は、留め金セパレーター166とデッキ拡張フレーム188の一部の間に連結され、手動リリース組立品158が作動しなくなると、留め金セパレーター166を解放位置(第一留め金部分172が親ねじ160にかみ合わない)からかみ合い位置(第一留め金部分172が親ねじ160にかみ合う)に戻すように構成される。

ハンドル170はデッキ拡張フレーム188に旋回自在連結されており、使用者が容易にアクセスできる(図4〜8を参照)。ケーブル168はハンドル170と留め金セパレーター166の側面に連結されており、使用者がハンドル170を引っ張ると留め金セパレーター166の回転軸に関する回転モーメントが作成されることでデッキ拡張フレーム188に関して留め金セパレーター166が旋回するように構成されている。使用者がハンドル170を放すと、ケーブル168によって作成された回転モーメントがなくなり、ばね196が伸び(ばね212が圧縮されて)、留め金セパレーター166の回転軸のまわりに逆方向の回転モーメントが作成され、第一留め金メンバー172が親ねじ160にかみ合う。考えられる一部の実施形態では、ケーブル168を第一留め金メンバー172に直接連結して、それをデッキ拡張フレーム188に対して移動するように構成できるものもある。

マットレス112は、マットレスコア214、マットレスコア214の両側にあるマットレスサイドボルスター216、およびマットレスコア214とサイドボルスター216を覆うカバー218を有する(図9と10を参照)。考えられる一部の実施形態では、マットレス112は、マットレス112の足端に長さボルスターも有する(Hill-Rom販売のFlexafootTM機能と使用されるものなど)。考えられる一部の実施形態では、マットレス112がマットレス置換システム(MRSシステム)の一部の場合がある。マットレス置換システムの一例としては、Hill-Rom販売のEnvison(登録商標)E700 ローエアロス セラピー表面(Low-Air Loss Therapy Surface)がある。考えられる一部の実施形態では、マットレスコア214は静的コンポーネント(静的液体袋や発泡体など)と動的コンポーネント(膨張可能な液体袋220など)の組み合わせを含み、マットレスサイドボルスター216に少なくとも一つの膨張可能な液体袋220またはチャンバーを含むものがある。

液体袋220は、袋220を膨張させるために液体を供給するか、袋220を収縮するために真空を生成するように構成された液体供給システム222との液体のやり取りを行う。考えられる一つの実施形態では、液体供給システム222は、コントロールシステム114が使用者保持装置110の幅の増減を感知したか、使用者保持装置110またはマットレス112の幅を増減したいという使用者からの入力を受け取ったことに対応してマットレスサイドボルスター216内の液体袋220を膨張/収縮するように構成されている。液体供給システム222は、ホース226で液体袋220に連結されている液体供給装置またはガスブロアー224を含む。考えられる一部の実施形態では、液体供給装置224はコンプレッサーまたはポンプである。液体供給装置224は、フットボード122からつり下げられたマットレスコントロールボックス228に収容されている。

コントロールシステム114(図11〜13を参照)は、デッキ拡張部分134を拡張/格納するか、サイドボルスター220を膨張/収縮するために使用者保持構造100の幅を変更するための使用者からの入力に対応して、電動拡張/格納システム156および液体供給システム222の動作を制御するように構成されている。考えられる一部の実施形態では、使用者保持装置110および/またはマットレス114の接合、高さ調節、セラピー、アラームなど、その他の機能をコントロールシステム114によって制御できるものがある。コントロールシステム114は、使用者保持装置コントローラーまたはベッドコントローラー230、使用者保持装置コントロールインターフェースまたはベッドコントロールインターフェース232、使用者保持装置センサーまたはベッドセンサー234、マットレスコントローラー236、マットレスコントロールインターフェース238、およびマットレスセンサー240を含む。ベッドコントローラー230は、ベッドコントロールインターフェース232を介して受け取った使用者入力に対応して、またはデッキセクション134の幅を変更するための手動操作(手動リリース組立品158のアクチュエーションやデッキ拡張部分134またはサイドレール138の押し引きにより手動でデッキ拡張部分134を拡張/格納する操作)に対応して、使用者保持装置110の少なくとも一つの機能を制御するように構成されている。ベッドコントローラー230は、ベッドコントローラープロセッサー242とベッドコントローラーメモリー244を含む。ベッドコントロールインターフェース232は、ボタン248の選択を知らせる信号を受信するように構成されているベッドコントローラープロセッサー242と通信する。ベッドコントローラーメモリー244は、ベッドコントローラープロセッサー242により実行される手順、および少なくとも一つのデッキ拡張部分134の位置、完全な拡張または収縮を示す位置のしきい値、ベッドセンサー234とベッドコントロールインターフェース232から受信した情報を含む、使用者保持装置110の状態に関する情報を保存するように構成されている。考えられる一つの実施形態では、デッキ拡張部分134が完全に収縮または拡張された場合、機械的なストップに当たり、モーター162に電流のサージを引き起こし、これはベッドコントローラー230により記録されデッキ拡張部分134が完全に拡張または収縮されているかを判断するために使用される。

ベッドセンサー234は、デッキ拡張部分134の位置(完全に拡張/格納)、サイドレール138の位置(実装/保管)、およびデッキセクション132の向きなど、ベッドコンポーネントの特性を感知するように構成されている。ベッドセンサー234は、電位差計、リミットスイッチ、ホール効果センサー、他の同様な感知装置および技法を含みうる。ベッドセンサー234は、拡張部分134および/またはモーター162に連結したり、デッキセクション132に対するデッキ拡張部分134の位置を感知しうる。考えられる一つの実施形態では、電位差計はモーター162のシャフトに取り付けられて、デッキ拡張部分134の動きを感知し、ベッドコントローラー230が拡張部分134の位置を追跡できるようにする。考えられる一部の実施形態では、センサー234に力センサー、圧力センサー、使用者保持装置110その他のシステムやコンポーネントの特性や状態を感知するために構成されているその他のセンサーを含むものもある。

ベッドコントロールインターフェース232(図1および11〜13を参照)は、考えられる一つの実施形態では、サイドレール138に取り付けられているが取り外し可能である。ベッドコントロールインターフェース232は、警告や可視メッセージを表示するように構成されているディスプレイ246、および少なくとも一つのデッキ拡張部分134の拡張・格納を制御するために少なくとも一つのボタン248を含む。一つの実施形態でのディスプレイ246は液晶ディスプレイ(LCD)の画面であるが、他の実施形態では他の技術を使用することもできる。ボタン248は物理的な押しボタンであるが、他の実施形態では、ディスプレイ246はタッチスクリーンであり、ボタン248はタッチスクリーン上に表示されている。ベッドコントロールインターフェース232(図13を参照)は拡張と格納を共に命令するボタン248を使用するが、他の実施形態ではベッドコントロールインターフェース232は拡張を命令する一つのボタン248Eと格納を命令する別のボタン248Rを有する場合がある。コントロールインターフェース232にはまた、インジケーターライト250Eと250Rがある。拡張部分134が完全に拡張されると、ライト250Eは安定した緑に点灯しライト250Rがオフになる。拡張部分134が完全に格納されると、ライト250Rは安定した緑に点灯し、ライト250Eはオフになる。拡張部分134が中間状態(完全に拡張されても完全に格納されてもいない状態)では、ライト250Eと250Rの一方または両方が琥珀色に点灯する。

マットレスコントロールインターフェース238(図11および12を参照)はマットレスコントロールボックス228に連結され、警告と可視メッセージを表示する。考えられる一部の実施形態では、警告と可視メッセージがマットレス112、液体供給装置224、およびマットレス112により提供されるセラピーの状態についての情報を提供する。考えられる一つの実施形態では、マットレスコントロールインターフェース238は上記のベッドコントロールインターフェース232と同様に作成され、ディスプレイ256およびサイドボルスター216の拡張と格納を制御するための少なくとも一つのボタン258を含む。マットレスコントロールインターフェース238はまた、セラピーのアクティベート/アクティベート解除、および液体袋220内の圧力の増減など、マットレス112のその他の機能を制御するためのボタンも含みうる。

マットレスコントローラー236は、マットレスコントロールインターフェース238(またはマットレスコントローラー236とベッドコントローラー230が互いに通信し合っている場合はベッドコントロールインターフェース232)を介して提供される使用者入力に対応して液体供給システム222を制御するように構成されている。マットレスコントローラー236には、マットレスコントローラープロセッサー252とマットレスコントローラーメモリー254が含まれる(図11と12を参照)。マットレスコントローラーメモリー254はプロセッサー252によって実行できる手順、およびサイドボルスター216内の圧力、サイドボルスター216の完全な膨張または収縮を示す圧力しきい値を含むマットレス112の状態に関する情報、ならびにマットレスセンサー240あるいはマットレスコントロールインターフェース238から受け取った情報を保存するように構成されている。マットレスコントローラー236はマットレスコントロールボックス228に囲まれており、液体供給装置224、マットレスコントロールインターフェース238、およびマットレスセンサー240に電気的に連結されている。マットレス112が使用者保持装置110に統合されている、考えられる一部の実施形態では、マットレスコントローラー236はベッドコントローラー230と一緒に配置されるか、ベッドコントローラー230が使用者保持装置110とマットレス112両方の機能を制御するために使用できるようにベッドコントローラー230と組み合わされる。

マットレスセンサー240は、サイドボルスター216(完全に拡張/格納)内の液体圧力など、マットレスコンポーネントのさまざまな特性を感知し、感知した情報をマットレスコントローラー236に提供するように構成されている。考えられる一つの実施形態において、マットレスセンサー240は、マットレスコントローラー236がサイドボルスター216の拡張レベル(完全に収縮しているか、完全に膨張しているか、部分的に膨張しているか)を判断しうるようにするためにサイドボルスター216内の圧力を示す信号を提供する圧力トランスデューサーを含む。考えられる他の実施形態において、マットレスセンサー240は、マットレス112に連結されてマットレス112、液体袋220、および/またはマットレス112上の使用者の特性を感知する温度センサー、湿度センサー、力センサー、その他のセンサーを含む。デッキ拡張部分134が手動で収縮されると、使用者がサイドレール138をマットレス112に対して押し付けるに従いサイドレール138がサイドボルスター216に圧力を加え、これにより圧力トランスデューサー240から圧力のスパイクを示す信号が送信される。スパイクが所定のしきい値を超えたとマットレスコントローラー236が判断すると、マットレスコントローラー236は液体供給装置224にサイドボルスター216の収縮を開始させる。

マットレスコントローラー236とベッドコントローラー230は互いに通信し合って、デッキ拡張部分134とサイドボルスター216の拡張/収縮に作用する。考えられる一部の実施形態では、マットレスコントローラー236がベッドコントローラー230を通信ハブとして使用し、マットレス112についての情報をナースコールシステムを介して介護者、電子カルテシステム、および他の装置ならびにシステムに伝達するように構成されているものもある。マットレス置換システムでは、マットレスコントローラー236は有線または無線接続によりベッドコントローラー230と通信する。考えられる一つの実施形態では、マットレスコントローラー236はベッドコントローラー230に警告信号を送信することで、コントロールボックス228上の警告をアクティベートして患者の病室内または近くにいる人に警告する代わりに、ナースコールシステムを介してリモートで介護者に警告を通知する。考えられる他の実施形態では、マットレスコントローラー236は患者位置情報、セラピー歴(コンプライアンス追跡に使用可)、クッション圧力(液体供給装置32の問題や漏れの検出に使用可)、および/またはマットレス16あるいはその上の患者についての他の情報をナースコールシステム、その他の介護者警告システム、電子カルテシステム、あるいは使用者保持装置110、または使用者保持装置110と通信中の他の医療装置を介して介護者に伝達しうる。

考えられる一つの実施形態では、マットレスコントローラー236がベッドコントローラー230と電気的に通信中には、コントロールボックス228上のマットレスコントロールインターフェース238は無効になり、ベッドコントロールインターフェース232を使用して使用者保持装置210とマットレス112の機能が制御される。考えられる一部の実施形態では、コントロールボックス228上のマットレスコントロールインターフェース238が無効になった場合には、情報が表示されない。考えられる別の実施形態では、マットレスコントロールインターフェース238は情報および/またはエラーを表示できるが、制御機能がロックアウトされ、使用者がそれを使ってマットレス112の動作を制御できなくなる。考えられる一部の実施形態では、マットレスコントロールインターフェース238の代わりにベッドコントロールインターフェース232をロックアウトできる。考えられる一部の実施形態では、ベッドコントロールインターフェース232およびマットレスコントロールインターフェース238からサイドボルスター216を膨張/収縮する制御は無効化される(この機能は幅調節アルゴリズムの一部であるため)。

マットレスコントローラー236とベッドコントローラー230は定期的に状態信号をやり取りすることで互いに接続されていることを確認し合う。ベッドコントローラー230とマットレスコントローラー236間の通信が中断されると、コントロールボックス228上のマットレスコントロールインターフェース238が有効になり(再アクティベートされ)使用者がマットレス112の動作を制御できるようになる。考えられる一部の実施形態では、可視および/または可聴インジケーターを使用してベッドコントローラー230とマットレスコントローラー236間の通信が失われたか中断されたことを知らせ、通信の喪失は状態ではなくイベントとして感知される。考えられる別の実施形態では、ベッドコントローラー230とマットレスコントローラー236間の通信が中断されると、サイドボルスター216が収縮・格納される。その後、使用者はマットレスコントロールインターフェース238上の対応するボタン258を押すことでサイドボルスター216を希望する位置まで拡張できる。考えられる別の実施形態では、ベッドコントローラー230とマットレスコントローラー236間の通信が失われると、デッキ拡張/収縮機能がロックアウトされ、使用者が電動拡張/格納システム156を使用してデッキセクション134を収縮できなくし、マットレスコントローラー236はマットレス112を、マットレスコントローラー236がベッドコントローラー230との通信を失った前の状態に維持する。

作動中、ベッドコントローラー230とマットレスコントローラー236は互いに接続されているかを確認し合い、接続されていればマットレスコントローラー236はマットレスコントロールインターフェース238を無効にし、すべてのマットレスコントロール機能をベッドコントロールインターフェース232に回す。ベッドコントロールインターフェース232が使用者保持装置110とマットレス112の幅を増減することを使用者が望んでいることを示す入力を受信すると、ベッドコントローラー230は使用者保持装置110上の電動拡張/格納システム156をアクティベートして、デッキ拡張部分134を希望通りに移動させ、マットレスコントローラー236に使用者の希望する操作に対応する情報を提供する。マットレスコントローラー236はベッドコントローラー230からの情報を使用して、液体供給装置224の動作を制御し、サイドボルスター216を膨張/収縮する。使用者がデッキ拡張部分134を完全に拡張または格納しないと、ベッドコントローラー230はマットレスコントローラー236に信号を送信して、マットレスコントローラー236はサイドボルスター216を収縮・格納する(または完全に格納された状態を保つ)。使用者は、マットレスコントロールインターフェース238から直接マットレス112を制御することで、手動でサイドボルスター216の収縮/格納をオーバーライドしうる。考えられる一部の実施形態では、コントローラー間の通信が中断されると、サイドボルスター216が収縮し格納される。

考えられる一つの実施形態に基づくベッドコントローラー230とマットレスコントローラー236間の接続を監視する方法のフローチャート260を図15に示す。考えられる一つの実施形態では、ベッドコントローラー230とマットレスコントローラー236間の接続を監視する手順は連続的にループする。動作262では、ベッドコントローラー230とマットレスコントローラー236間で、コントローラーが互いに通信し合っているかが確認される。これは、いずれかのコントローラーが定期的な状態信号を互いから受信しなかった場合に行いうる。コントローラーが通信中であれば、マットレス112はマットレスコントロールインターフェース238を介して制御され、使用者保持装置110はステップ264でベッドインターフェース232を介して制御される。コントローラーは、動作262で相互間の接続状態の監視に戻る。

コントローラーが通信中であれば、マットレスコントロールインターフェース238は無効になり(または情報と警告は表示されるが少なくとも機能コントロールボタンがアクティベート解除される)、マットレス112はステップ266でベッドコントロールインターフェース232を介して制御される。コントローラーは動作268で相互間の接続状態の監視に戻り、コントローラー間の通信が中断されたかを判断する。コントローラー間の通信が中断されていなければ、マットレスコントロールインターフェース238は無効のままになり、マットレス112は引き続きステップ270でベッドコントロールインターフェース232を介して制御され、コントローラーは動作268で通信接続状態の監視に戻る。考えられる一つの実施形態では、通信が中断された場合、動作272で可視および/または可聴警告が生成され、コントローラー間の通信が中断されたことを知らせ、マットレスコントローラー238は、マットレス112の状態をコントローラー間の通信が中断された直前の状態に保ち、ベッドコントローラー230は、動作264に進む前に動作274で電動幅拡張機能を無効にする。考えられる別の実施形態では、通信が中断されると可視および/または可聴警告が生成され、コントローラー間の通信が中断されたことを知らせ、動作264に進む前にマットレスコントローラー236がサイドボルスター216を収縮させて格納する。

考えられる一つの実施形態に基づく使用者保持装置110の幅を増減する方法のフローチャート276を図16と17にそれぞれ示す。動作278で、ベッドコントローラー230によりデッキ拡張部分134が完全に拡張されているかが判断される。デッキ拡張部分134が完全に拡張されている場合、ベッドコントローラー130は動作280で格納ボタン248Rが選択されていることを感知し、その後システムは、所定の時間(一実施形態では2秒、他の実施形態では無指定時間)動作282で待機する。ベッドコントローラー230は動作284でマットレスサイドボルスター216を収縮する信号をマットレスコントローラー236に送信する。マットレスコントローラー236は、動作286でマットレスサイドボルスター216の収縮を監視する。マットレスコントローラー236は、マットレスサイドボルスター216が完全に収縮しているかを動作288で判断する。一つの実施形態では、マットレスコントローラー236は圧力トランスデューサー240から供給された信号から得た圧力を所定のしきい値(一実施形態では使用者がコントロールインターフェース232を介して定義する)と比較してこの判断を行う。別の実施形態では、マットレスコントローラー236は、マットレスサイドボルスター216を収縮するのに費やした時間を追跡することで、マットレスサイドボルスター216が完全に収縮しているかを判断する。マットレスサイドボルスター216が完全に収縮していないとマットレスコントローラー236が判断したら、動作290で対応する信号をベッドコントローラー230に送信する。ベッドコントローラー230は、信号をコントロールインターフェース232に送信し、これによりマットレスサイドボルスター216の継続的な収縮がディスプレイ246にて可聴/可視表示される。マットレスコントローラー236がブロック290で完全に収縮していると判断すると、ベッドコントローラー230と通信する。ベッドコントローラー230は、信号をコントロールインターフェース232に送信し、これにより動作292でマットレスサイドボルスター216の完全な収縮がディスプレイ246にて可聴/可視表示される。ベッドコントローラー230は次に、動作294で格納ボタン248Rが選択されたかをチェックする。このボタンが選択されていない場合、ベッドコントローラー230はコントロールインターフェース232に信号を送信し、マットレスサイドボルスター216が収縮したことを知らせるメッセージを表示する。ベッドコントローラー58は格納ボタン248Rが選択されたと判断すると、上体デッキセクション140と下体デッキセクション142、144、および146に連結されたモーター162に信号を送信し、デッキ拡張部分134の格納を開始して、ベッドコントローラー230が動作296でデッキ拡張部分134のアクチュエーションを監視する。考えられる一つの実施形態では、デッキセクション132が間接動作構成になっている場合、デッキ拡張部分134は格納を阻止される。考えられる別の実施形態では、拡張部分134の拡張/格納中にはデッキセクション132の間接動作は無効になる。また別の実施形態では、デッキ拡張部分134の拡張/格納とサイドボルスター216の膨張/収縮は実質的に同時に実行される。

デッキ拡張部分134のアクチュエーション中、ベッドコントローラー230はデッキ拡張部分134をずらすかを動作298で判断する。考えられる一つの実施形態では、ベッドコントローラー230はベッドセンサー234により感知された情報に基づいてデッキ拡張部分134をずらすかどうかを決定しうる(例えば、一実施形態ではベッドセンサー234にはリミットスイッチを含むが、別の実施形態ではベッドセンサー234はモーター162に連結された電位差計を含み、コントローラー230が拡張部分134の位置を計算するのに使用できる)。考えられる別の実施形態では、ベッドコントローラー230は、一つの拡張部分134のアクチュエーションが他の拡張部分134に比べて遅れた時点でモーター162が同期されているかを調べることにより、デッキ拡張部分134がずらされているかを判断しうる。デッキセクション134のずらし方は幾つかある。考えられる一つの実施形態では、上体デッキ拡張部分148は下体デッキセクション150、152、および154より高速で格納され、下体デッキセクション150、152、および154より低速で拡張されることで、拡張部分134が完全に拡張されるまでそれに連結されているサイドレール138が同一平面上に来ないように拡張部分134をずらしている。考えられる別の実施形態では、下体デッキ拡張部分150、152、および154と上体デッキ拡張部分148が実質的に同一速度で拡張/格納されるが、下体デッキ拡張部分150、152、および154の格納が上体デッキ拡張部分148の格納より所定時間後に開始され、下体デッキ拡張部分150、152、および154の拡張は上体デッキ拡張部分148より所定の時間前に開始される。デッキセクション134の動きをずらすことで、使用者保持装置110が間接動作されるときに、デッキセクション134に連結されたサイドレール138間に干渉が起きないようにしている。

ベッドコントローラー230は、動作300で電位差計および/またはモーター162からの電流読み取り値に基づいてデッキ拡張部分134の完全な格納が達成されたことを示す移動の終了を監視する。考えられる一つの実施形態では、各拡張部分134は拡張部分134のずらしとは関係なく、そのリミットまで拡張/格納される。考えられる別の実施形態では、拡張部分134は最初の拡張部分134がそのリミットに達するまで拡張/格納され、拡張部分134をずらした状態に保つ。ベッドコントローラー230がデッキ拡張部分134が完全な拡張/格納に達したと判断すると、ベッドコントローラー230はモーター162に信号を送ってアクチュエーションを停止させる。特定の状態が起きたときにベッドコントローラー230がデッキ拡張部分134が完全に拡張/格納していないと判断した場合、ベッドコントローラー230は使用者保持装置110またはマットレス112に各種機能をロックアウトさせることができる。考えられる一つの実施形態では、これらの状態には拡張部分134が完全に拡張/格納する前に使用者がボタン248から手を離した場合やベッドの電源コードが抜けた場合、または使用者保持装置110がバッテリーシステムで駆動されている場合などがある(一実施形態では、マットレスコントローラー236と液体供給装置224は使用者保持装置110のバッテリーから電力供給されておらず、使用者保持装置110がバッテリー操作されている間はサイドボルスター216は膨張/収縮しえない)。上記のいずれかの状態が起きると、ベッドコントローラー230はデッキセクション132の間接動作のロックアウト、可聴警告の生成、および/またはベッドコントロールインターフェース232上で琥珀色のライト250の点滅を行う。ベッドコントローラー230はまた、例えば所定時間内に拡張および格納リミットに達しなかった場合、ベッドコントローラー230が拡張部分134を拡張/格納させるためにモーター162に信号を送った後に拡張部分134の動きが感知されなかった場合、モーター162が回路から切断された場合、ベッドセンサー234またはマットレスセンサー240の信号が期待レンジ外であるか拡張と格納リミットが同時に満たされた場合、ベッドコントロールインターフェース232用の障害コードを生成するか、診断LEDを使用するように構成されている。障害コードが生成されたとき、ベッドコントローラー230は幅拡張機能のロックアウトおよび/または可聴警告の生成やライト250の点滅により使用者に警告しうる。考えられる一部の実施形態では、センサー234と240はリアルタイムで監視され、移動中か静止中かを問わず常に各拡張部分134の位置が計算される。この実施形態では、デッキ拡張部分134が完全に拡張/格納しないと、コントロールシステム114は拡張部分134が実質的に位置が揃っているかを判断する。位置が揃っていない場合、デッキセクション132の間接動作は阻止される(具体的には上体デッキセクション140の上昇が阻止される)。

動作302で、ベッドコントローラー230によりデッキ拡張部分134が完全に格納されているかが判断される。考えられる一つの実施形態では、デッキ拡張部分134が完全に拡張または格納されていないと、ベッドコントローラー230が可聴および/または可視警告を生成し、デッキセクション132の間接動作を無効にする。この実施形態では、上体デッキセクション140の下降を有効にしたままで上体デッキセクション140の上昇を無効にしうる。考えられる別の実施形態では、デッキ拡張部分134が完全に拡張または格納しないと、ベッドコントローラー230はマットレスコントローラー236に信号を送ってサイドボルスター216を格納させる。デッキ拡張部分134が完全に格納すると、ベッドコントローラー230は動作306で拡張ボタン248Eが選択されているかをチェックして、判断する。拡張ボタン248Eが選択されているとベッドコントローラー230が判断すると、上体デッキ幅モーター162と下体デッキ幅モーター162に信号を送り、デッキ拡張部分134の拡張を開始し、ベッドコントローラー230はデッキ拡張部分134のアクチュエーションを動作308で監視する。デッキ拡張部分134のアクチュエーション中、ベッドコントローラー230はデッキ拡張部分134のずれを動作310で判断する。ベッドコントローラー230がデッキ拡張部分134がずらされていないと判断した場合、コントロールインターフェース232に信号を送ってエラーメッセージを表示させる。考えられる一部の実施形態では、コントローラー230はモーター162が拡張部分134を拡張または格納する速度を変更し、希望のずれを生成することができる。デッキ拡張部分134がずらされているとベッドコントローラー230が判断すると、ベッドコントローラー230は動作144で電位差計234および/またはモーター162からの電流読み取り値に基づいて完全な格納を示す移動の終了が達成されたかを監視する。ベッドコントローラー230が各デッキ拡張部分134の完全な拡張に達したと判断すると、ベッドコントローラー230はモーター162に信号を送ってアクチュエーションを停止させる。デッキ拡張部分134が完全に拡張されていないとベッドコントローラー230が判断すると、ベッドコントローラー230はステップ310でモーター162がずらされているかを引き続き監視する。

動作312でベッドコントローラー230によりデッキ拡張部分134が完全に拡張されていると判断された場合、ベッドコントローラーは動作314で拡張ボタン248Eが選択されていることを感知し、その後システムは所定時間(一実施形態では2秒、他の実施形態では無指定時間)、動作316で待機する。ベッドコントローラー230は動作318でマットレスサイドボルスター216を膨張させる信号をマットレスコントローラー236に送信する。マットレスコントローラー236は動作320でマットレスサイドボルスター216の膨張を監視する。マットレスコントローラー236は、マットレスサイドボルスター216が完全に膨張しているかを動作322で判断する。一つの実施形態では、マットレスコントローラー236は圧力トランスデューサー240から供給された信号から得た圧力を所定のしきい値(一実施形態では使用者がコントロールインターフェース232を介して定義する)と比較してこの判断を行う。別の実施形態では、マットレスコントローラー236は、マットレスサイドボルスター216を膨張するのに費やした時間を追跡することでマットレスサイドボルスター216が完全に膨張しているかを判断する。動作322で、マットレスサイドボルスター216が完全に膨張していないとマットレスコントローラー236が判断したら、対応する信号をベッドコントローラー230に送信する。ベッドコントローラー230は信号をコントロールインターフェース232に送信し、これにより動作324でマットレスサイドボルスター216の継続的な膨張がディスプレイ246にて可聴および/または可視表示される。マットレスコントローラー236が完全に膨張していると判断すると、ベッドコントローラー230と通信する。ベッドコントローラー230は信号をコントロールインターフェース232に送信し、これにより動作326でマットレスサイドボルスター216の完全な膨張がディスプレイ246にて可聴および/または可視表示される。

この実施形態では、マットレスサイドボルスター216は完全に膨張した状態と完全に収縮した状態を切り替えるように構成されている。一つの実施形態では、完全な膨張の圧力表示はマットレス112が保持する患者の体重に基づいて事前設定された圧力除去装置の設定点となる。別の実施形態では、完全な膨張を示す圧力はコントロールインターフェース232を介して使用者が入力できる。考えられる別の実施形態では、完全な膨張を示す圧力は拡張部分134の位置の関数となる。

図18と19は、考えられる別の実施形態に従ってベッド110の幅を変更する第二の方法を示すブロック図328である。図18では、ブロック330はベッドコントローラー230が、格納ボタン248Rが押されたことを感知するかどうかをテストする。感知しないと、ブロック358に進み(図19)、ベッドコントローラー230が、拡張ボタン248Eが押されたことを感知するかどうかをテストする。ただし、ブロック202のテストで格納ボタン248Rが押されたことが判明すると、ブロック332に進む。ボタン248Rまたは248Eを押すと、ベッド110の幅を変更するコマンドが生成される。これらのコマンドは格納と拡張という互いに反対の極性を持つ。

ブロック332はデッキ拡張部分134が格納のリミットにあるかどうかをテストする。リミットにあれば、ブロック330(図18)と358(図19)のテストを除いて、ここで終了する。デッキ拡張部分134が格納のリミットにない場合、パス334Aと334Bを通ってブロック352(図18B)と336(図18)にそれぞれ進む。最初にパス334Aを考慮する。ブロック352でベッドコントローラー230はデッキ拡張部分134(使用者が格納ボタン248Rを押し続けることにより移動される)がずらされているかを監視する。ずらされていないと、ブロック356に進んでモーター162の速度を変更してデッキセクション134をずらす。ずらされていると、ブロック350に分岐する(図18を参照)。ここでパス334Bを考慮する。ブロック336で短時間(1〜2秒)休止するか遅延するが、格納ボタン248Rがまだ押し続けられているかどうかの監視を続ける。使用者が休止期間を通して格納ボタン248Rを押し続けたら、ブロック338に進む。一方、休止期間中に使用者が格納ボタン248Rから手を離したら、ブロック338には進まない。休止期間により、真正の使用者のコマンドか格納ボタン248Rを誤って軽く押したかを区別できる。

ブロック338はサイドボルスター216の収縮が開始したかどうかをテストする。開始していない場合、ベッドコントローラー230はブロック340でマットレスコントローラー236に対し「収縮」コマンドを発行する。マットレスコントローラー236は、サイドボルスター216の収縮を開始することで応答する。ブロック342では、マットレスコントローラー236は収縮の進行状況を監視し、ブロック344に進む。ブロック344では、ブロック340と342の処置の結果、またはブロック338から直接ブロック344に到着した結果、収縮が完了したかどうかをテストする。ブロック344でのテストにより、収縮が完了していないことが明らかになれば、収縮処理を続行し、継続的な収縮を知らせる可視および/または可聴表示を行う。可視表示の一実施例には、上述のようにライト250Eと250Rのいずれか一つの黄色の点滅がある。ブロック344でのテストで収縮が完了したことが明らかになると、ブロック348に進み、そこでマットレスコントローラー236がベッドコントローラー230に信号を送り、収縮が完了したことを知らせ、収縮が完了したという事実の可視および/または可聴表示を行う。可視表示の一実施例には、上述のようにライト250Rの安定した緑の点灯がある。

パス334Aからブロック352および354に従うか、パス334Bからブロック336以降の適切なブロックに従うかを問わず、ブロック350に到達し、そこでデッキ拡張部分134が格納のリミットにあるかどうかをテストする。リミットになければ、ブロック330に戻る。リミットにあれば方法は終了するが、ただし引き続き拡張と格納ボタン248Eと248Rが押されたかを監視する。

図19で概要を示した部分は図18に開示した方法の一部に類似しているが、使用者が拡張ボタン248Eに圧力をかけた場合に応答する方法を示している。図19では、ブロック358はベッドコントローラー230が、拡張ボタン248Eが押されたことを感知するかどうかをテストする。感知しない場合、方法は終了するが、ただしブロック358およびブロック330(図18を参照)のテストは引き続き実行される。ブロック358のテストで拡張ボタン248Eが押されたことが明らかになった場合は、ブロック360に進む。

ブロック360はデッキ拡張部分134が拡張のリミットにあるかどうかをテストする。リミットにあれば、ブロック330と358のテストを続行する以外は終了する。デッキ拡張部分]134が格納のリミットにない場合、パス362Aと362Bを通ってブロック380(図19B)と364(図19)にそれぞれ進む。最初にパス362Aを考慮する。ブロック380でベッドコントローラー230はデッキ拡張部分134(使用者が拡張ボタン248Eを押し続けることにより移動される)がずらされているかを監視する。ずらされていないと、ブロック384に進んでモーター162の速度を変更してデッキセクション134をずらす。ずらされていると、ブロック378に分岐する(図19)。ここでパス362Bを考慮する。ブロック364で短時間(1〜2秒)休止するか遅延するが拡張ボタン248Eがまだ押し続けられているかどうかの監視を続ける。使用者が休止期間を通して拡張ボタン248Eを押し続けたら、ブロック366に進む。一方、休止期間中に使用者が拡張ボタン248Eから手を離したら、ブロック366には進まない。休止期間により、真正の使用者のコマンドか格納ボタン248Rを誤って軽く押したかを区別できる。

ブロック366はサイドボルスター216の収縮が開始したかどうかをテストする。開始していない場合、ベッドコントローラー230はブロック368でマットレスコントローラー236に対し「膨張」コマンドを発行する。マットレスコントローラー236はサイドボルスター216の膨張を開始することで応答する。ブロック370では、マットレスコントローラー236は膨張の進行状況を監視し、ブロック372に進む。ブロック372では、ブロック368と370の処置の結果、またはブロック366から直接ブロック372に到着した結果、膨張が完了したかどうかをテストする。ブロック372でのテストにより、膨張が完了していないことが明らかになれば、膨張処理を続行し、継続的な膨張を知らせる可視および/または可聴表示を行う。可視表示の一実施例には、上述のようにライト250Eと250Rのいずれか一つの黄色の点滅がある。ブロック372でのテストで膨張が完了したことが明らかになると、ブロック376に進み、そこでマットレスコントローラー236がベッドコントローラー230に信号を送り、膨張が完了したことを知らせ、膨張が完了したという事実の可視および/または可聴表示を行う。可視表示の一実施例には、上述のようにライト250Eの安定した緑の点灯がある。

パス362Aからブロック380および382に従うか、パス362Bからブロック364以降の適切なブロックに従うかを問わず、ブロック378に到達し、そこでデッキ拡張部分134拡張のリミットにあるかどうかをテストする。リミットになければ、ブロック358に戻る。リミットにあれば方法は終了するが、ただし引き続き拡張と格納ボタン248Eと248Rが押されたかを監視する。

前述の通り、デッキ拡張部分134は手動で拡張および格納することができる。手動操作の場合、拡張または格納ボタン248Eまたは248Rが押されたかどうかを判断するステップ(ブロック330と358)では「はい」の応答を得られない。一方、ベッドコントローラー230はまだ電流読み取り値や電位差計240の信号を監視して、デッキ拡張部分134が拡張リミットまたは格納リミットにあるかどうかを含め、デッキ拡張部分134の位置を追跡できる。そのため、手動操作は、拡張ボタン248Eまたは格納ボタン248Rが押されたかどうかを感知したベッドコントローラー230により始動する(ブロック330、358)代わりに、これは電流読み取り値または電位差計信号の変化によって始動される。押しボタン操作の場合と同様、手動操作でも幅変更コマンドが生成される。使用者がデッキ拡張部分134(またはデッキ拡張部分134に取り付けられたコンポーネント)を押してデッキ拡張部分134を格納させる場合のコマンドは格納コマンドである。使用者がデッキ拡張部分134(またはデッキ拡張部分134に取り付けられたコンポーネント)を引いてデッキ拡張部分134を拡張させる場合のコマンドは拡張コマンドである。格納と拡張コマンドは互いに反対の極性を持つ。

前述の説明と関連する図18および19では、格納と拡張を明示的に説明する。より一般的には、この方法ではデッキの幅を変更するコマンドを監視し、コマンドの極性を判断する(ブロック330、358)。この方法は、デッキ拡張部分134がコマンドの極性に反するリミットにないことを確認し(ブロック330、358)、電動拡張/格納システム156を作動させてデッキ拡張部分134をコマンドの極性に一致した方向に移動させ(ブロック352、380で暗示的に)、液体供給制御信号を送信し(明示的に示されていないがブロック340、368の結果として)、液体供給装置224をコマンドの極性に一致した方法で作動させる。液体供給制御信号は、マットレス制御信号への応答として送信される(ブロック340、368の出力)。マットレス制御信号はコマンドへの応答として生成される。

この方法では、ブロック342、370で液体供給装置224の動作に対するマットレス112の応答を監視する。デッキ拡張部分134がコマンドの極性に一致したリミットに近づくにつれて電動拡張/格納システム156の動作を抑制する。この発行ステップは、休止期間中のコマンドの継続的な存在を条件とする(ブロック336、364)。さらに、幅調整の完了と未完了を区別するインジケーターを提供するステップも含まれる(ブロック346、374)。

主に図5および8を参照すると、上体セクションデッキ拡張部分148(ウィングとも呼ばれる)の実施形態は、横方向に延長するスパー402と、横方向の外側であって縦方向に延びるレール404を含む。ブリッジ406は、2つの長手方向の最も内側にあるスパー402B、402C間にまたがる。すでに説明した通り、留め金164および留め金セパレーター166がウィングに取り付けられている。

図4〜8および20〜23を参照すると、使用者保持装置の上部フレーム118の実施形態には、横方向に延長するCチャネル410として構成されているサポートを備えたフレームワークを持つ上体デッキセクション140を含む。ウィングスパー402A、402B、402C、402Dは、それぞれ対応するCチャネル410A、410B、410C、410D内にネストし、スパーがチャネルに対して平に移動できるようになっている。図示されている実施形態には4つのウィングスパーと4つのCチャネルが含まれているが、設計要件によっては他の数量のスパーとチャネルを同数ずつ使用できる。ローラーなど摩擦を減らす要素(図示せず)を使用して、スパーとCチャネル間の摩擦を減らしている。上体デッキセクションフレームワークには、縦方向に延長するビーム412も含まれる。ビーム412Cはデッキセクション中心線416に一致しており、センタービームとも呼ばれる。

支持ブロック418がセンタービーム以外の各ビームから上向きに突き出している。2本の支持ブロック418B、418Dが図20に部分的に表示されており、一方はビーム412Bのフランジ部分から伸び、他方はビーム412Dのフランジ部分から伸びている。さらにもう2つの支持ブロック418A、418Eも図21に部分的に表示されており、一方はビーム412Aから伸び、他方はビーム412Eから伸びている。穴(図示せず)が各支持ブロックを通して、穴の軸が親ねじ軸に平行となるように伸びている(図23を参照)。各支持ブロックの穴にブッシング(図示せず)が配置されている。一つ以上のモーター取り付けブラケット422が左右のモーター組立品424L、424Rをセンタービームから支える(使用者保持システム上に頭が使用者保持システムの頭部端に近い方に、足が使用者保持システムの足部端に近い方に来るように仰向けで寝ている人の目から見た場合の左右)。

システムは対称であるため、左右のうち一方のモーター組立品(右側モーター組立品)とその関連要素についてのみ代表して説明する。そのため、この説明では、必要に応じてのみ接尾辞LとRが参照番号に付けられている。図22を参照すると、左右を代表するモーター組立品424には、出力シャフト426とワームギア428をシャフトの端に持つモーター162を含む。シャフトとワームは、中心線416に実質的に平行に延長するモーター軸432を中心として回転する。モーター組立品はまた、ワームにかみ合い、ピニオンシャフト回転軸438を中心に回転するピニオンシャフト436を持つピニオン434も含む。ワームとピニオンでギアトレインが定義される。

図23を参照すると、親ねじ160の内側端にはスプライン450が含まれる。親ねじはまた、内側と外側のねじなしセグメント454、456により中断されているドライブスレッド452も含む。「内側」と「外側」という用語は、中心線416からの横方向距離が近い方と遠い方をそれぞれ指す。スプラインはピニオンシャフト436にかみ合っている。親ねじはモーター組立品から離れる方向に留め金164を通してベッドと同じ側面に伸び、ドライブスレッド452が留め金メンバー172のネジ付き端192のネジにかみ合うように配置されている(図5)。親ねじはまた、ベッドの同一側面にある2つの支持ブロック418内のブッシングも通して伸びている。

図20を参照すると、内側リング464は親ねじの内側ねじなしセグメント454に外接する。外側リング466は親ねじの外側ねじなしセグメント456に外接する。ねじなしセグメントおよびリングは、親ねじ上に外側リング466が支持ブロック418A(図21を参照)または418Eなどの外側支持ブロックのすぐ内側に来て、内側リング464が支持ブロック418Bまたは418D(図20を参照)などの内側支持ブロックのすぐ外側に来るように配置されている。各リングの直径は隣接する支持ブロック内のブッシングをリングが通り抜けられない大きさになっている。その結果、リングは親ねじがそれ自身の軸420に平行に移動することを防止している。

留め金164が図6に示すようにかみ合っているとき、留め金は親ねじレシーバーとして機能する。第一または正方向(正回転)のモーターの作動により、対応する留め金が動かされ、従って留め金が固定されているウィングが横方向に外向きに動かされる。モーターを第二すなわち逆回転方向(第一回転方向の逆方向)に作動させると、対応する留め金とウィングは水平内側方向に移動する。「正」と「逆」という用語は、回転の反対方向を指すために使用する。

図24は、上体セクション140、座セクション142、大腿部セクション144、および足部セクション146の4つのデッキセクションを持つベッド構造の模式図で、これら4つのセクションはすべて対応する拡張ウィング148、150、152、154により幅を調節できる。各デッキセクションは幅Wと外側エッジ472を持つ。この構造には、8つのモーター組立品424が含まれ、4つの各デッキセクションに2つずつ搭載されている。2つのモーター組立品は、4つのセクションのうちの一つのみに関連付けられ、そのセクション専用に作動する。2つのモーター組立品の一方がそのセクションの左親ねじと左ウィングを駆動し、他方が同じセクションの右親ねじと右ウィングを駆動する。一般に、ベッドに少なくとも2つデッキセクションがあり、それらの少なくとも2つのセクションは幅調節可能セクションである場合、各セクションがそれ自身の一対のモーター組立品によって駆動されている。各モーターはその対応するウィングを、ウィングの横方向の先端470が対応するデッキセクションの外側エッジ472の外側にある実装位置と、横方向先端470がその実装位置の内側である格納位置との間で移動させることができる(図24の足部セクション拡張部分154の一つに影で示す)。ウィングが格納されているとき、その外側先端470は対応するデッキセクションの外側エッジ472の外側か、内側か、または実質的に横方向に一致している可能性がある。

図25の変形例では、少なくとも2つのデッキセクションのウィングが共通または共有モーター組立品により移動可能である。例えば、右モーター組立品424Rは大腿部デッキセグメント144に接続されている。セクション144のウィング152Rは、モーター組立品により直接駆動されるため直接駆動ウィングである。座セクションのウィング150Rは、直接駆動ウィング152Rの横方向の動きを間接駆動ウィング150Rに伝達するリンク474により直接駆動されるウィング152Rに接続されている間接駆動ウィングである。足部セクションのウィング154Rは同様に間接駆動ウィングである。セクション144のモーター組立品424Rは、その駆動エネルギーが直接駆動ウィング152Rと間接駆動ウィング150Rおよび/または154Rの、少なくとも2つのウィングにより共有されるため、共有モーター組立品と見なされる。ウィング150R、154Rは直接駆動ウィングに直接隣接しているため、これらは近接間接駆動ウィングと見なされる。セクション144は、直接駆動セクションと見なすことができる。セクション140も直接駆動セクションと見なすことができ、ウィング148はウィング150のような垂直的に隣接するウィングに接続されていないが、そのウィング148は直接駆動ウィングとして見なすことができる。セクション142、146は、間接駆動セクションとも間接駆動近接セクションとも見なすことができる。

図26は、少なくとも2つの幅調節可能セグメントのウィングが共通または共有モーター組立品により移動可能である変形例を示す。モーター組立品424Rは座デッキセグメント142上に取り付けられている。セクション142のウィング150Rは、モーター組立品424Rにより直接駆動されるため直接駆動ウィングである。大腿部セクションのウィング152Rは、直接駆動ウィング150Rの横方向の動きを間接駆動ウィング152Rに伝えるリンク474で直接駆動ウィング150Rに接続されている間接駆動ウィングである。足部セクションのウィング154Rも間接駆動ウィングであるが、直接駆動ウィング(ウィング150R)に隣接するのではなく、もう一つの間接駆動ウィング(ウィング152R)に隣接しているため、ウィング154Rはリモート間接駆動ウィングと見なされる。セクション142は、直接駆動セクションと見なすことができる。セクション140も直接駆動セクションと見なすことができ、ウィング148はウィング150のような垂直的に隣接するウィングに接続されていないが、そのウィング148は直接駆動ウィングとして見なすことができる。セクション144は、セクション146と区別するために間接駆動セクションとも間接駆動近接セクションとも見なすことができる。ウィング152も同様に、間接駆動ウィング、またはウィング154と区別するために、間接駆動近接ウィングと見なすことができる。セクション146は、間接駆動セクション、またはセクション144と区別するために間接駆動リモートセクションと見なすことができる。

主題の記述の原文の文脈における(特に以下の請求項の文脈における)「a」および「an」および「the」および類似の指示対象は、本明細書に別段の指示があるか、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、単数形および複数形の両方を含むと解釈されるべきである。本明細書の値の範囲の記述は、本明細書に別段の指示がない限り、単に、その範囲内にある別々の各値を個別に言及することの簡単な方法としての役割を果たすことを目的とし、別々の各値はそれが本明細書で個別に記述されたかのように本明細書に組み込まれる。さらに、求められる保護の範囲は、本明細書に記述される請求項およびその権利がある任意の均等物によって定義されるため、前述の説明は例示のみを目的としており、限定することを目的としたものではない。本明細書で提供されるすべての実施例、または例示的用語(例えば、「などの」)は、主題をより良く説明することのみを目的とするものであり、別段主張されない限り、本主題の範囲に関する限定をもたらさない。請求項および記載説明の両方において、結果をもたらす状態を示す「〜に基づく」という用語および類似の句の使用は、その結果をもたらす他の状態を除外することを意図しない。本明細書のどの言葉も、任意の非請求要素が請求される本発明の実施に必須であることを示していると解釈されるべきではない。

上記に引用された任意の参考文献および出版物の開示は、参照によりそれぞれが個別に組み込まれたかのように同じ程度で、参照によってその全体が明示的に組み込まれる。

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