Patient care system

申请号 JP2007197600 申请日 2007-07-30 公开(公告)号 JP2007313348A 公开(公告)日 2007-12-06
申请人 Hill Rom Co Inc; ヒル−ロム,インコーポレイティド; 发明人 FERRAND ROBERT J; THOMAS MARC M; ALVORD LINCOLN J; SMITH STEPHEN D; ROE STEVEN N; O'CONNOR RICHARD W; GILMARTIN WILLIAM A; LOW WILLIAM; FISH WILLIAM R; SALSADO JONATHAN; NEDER CHARLES W; GRASS WESLEY E; LOOPER JOHN E; MILLER DEAN T; OAKLEY CELIA;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a patient care system capable of correctly treating a patient and determining the position of the patient on a support for securing the safety of the patient and coordinating various functions of a bed. SOLUTION: A bed 100 includes: a base frame 142; a support 106 constructed to support a person; means disposed at spaces in a plurality of positions to bear the support on the base frame; a means for detecting the weight born by the respective support means from the weight of a person born on the support; and a means for determining the position of the person on the support in response to the weight supported by the respective support means. COPYRIGHT: (C)2008,JPO&INPIT
权利要求
  • ベッドにおいて、上を向いた支持面を画定するための手段、前記支持面上に支持される膨張可能なマットレス、および、前記マットレスに対する流体の流れを制御するための手段、を有し、前記手段は、第一の弁座および前記第一の弁座に対して移動可能な第一の弁部材を有する第一の弁装置、第二の弁座および前記第二の弁座に対して移動可能な第二の弁部材を有する第二の弁装置、を有し、前記第一および第二の弁装置は各弁座を通る流体の流れを前記弁座に対するそれぞれの弁部材の相対的位置に比例して変化させる構成とされ、また、前記第一の弁座に対して第一の方向に前記第一の弁部材を移動させまた同時に前記第二の弁座に対して第二の方向に前記第二の弁部材を移動させるために前記第一および第二の弁装置に連結される手段であって、前記第一および第二の方向への移動によって、前記弁座の一方を通る流体の流れに対する制限が増大し、前記弁座の他方を通る流体の流れに対する制限が減少する手段、を有するベッド。
  • 空気分配システム、上を向いた支持面を画定するための手段、および、個々の膨張可能なセルで形成される支持面上に支持される膨張可能なマットレス、を有するベッドにおいて、前記空気分配システムは、加圧流体源に連通させる第一の室、前記膨張可能なセルと連通する第二の室、前記第一および第二の室の間を連通させる第一の流体の流口、および前記第一の室から流体を排出するために前記第一の流体の流口から離されまた前記流口と対向する関係に配置される第二の流体の流口を画定するハウジング、前記第一および第二の室の間の流体の流れを制御するために前記第一の流体の流口に対して移動可能な第一の弁部材、前記第二の室からの流体の流れを制御するために前記第一の弁部材に対して固定されまた前記第二の流口に対して移動可能な第二の弁部材、および、前記第一および第二の弁部材を前記第一および第二の流口の間で移動させるために前記第一および第二の弁装置に連結される作動子手段、を有するベッド。
  • マットレスの膨張可能なセルの上に人体を支持する方法において、入口流体流口を通じて正圧下の流体源と膨張可能なセルの間を連通させる工程、出口流体流口を通じて負圧下の流体仕向け先と該膨張可能なセルの間を連通させる工程、および、該第二の流体の流口を通る流体の量を変化させる工程、からなる方法。
  • ベッドにおいて、上を向いた支持面を画定するための手段、前記支持面上に支持される膨張可能なマットレス、および、第一の圧力の流体源、前記第一の圧力より低い第二の流体の圧力の流体仕向け先、ハウジングであって、前記第一の圧力の流体と膨張可能なマットレス・セルの間を連通させる第一の流体の流口を画定する第一の弁座、および、前記第一の弁座から離されて前記セルと前記流体仕向け先の間を連通させる第二の流体の流口を画定する第二の弁座、を有するハウジング、前記源から前記第一の流体の流口を通じて前記セルに至る流体の流れを変化させるために前記第一の弁座に対して移動可能な第一の弁部材、前記セルから前記第二の流体の流口を通じて前記流体仕向け先に至る流体の流れを変化されるために前記第二の弁座に対して移動可能な第二の弁部材、前記第一の弁座に対して前記第一の弁部材を移動させるために、第一の制御信号に応答しまた前記第一の弁部材に連結された第一の作動子手段、および、第二の制御信号に応答して前記第二の弁座に対して前記第二の弁部材を移動させるために前記第二の弁部材に連結された第二の作動子手段、を有し、前記第一および第二の作動子手段は、組み合わされて前記セル内の流体の圧力を制御するために個々に制御可能である、ベッド。
  • ベッドにおいて、上を向いた支持面を画定するための手段、前記支持面上に支持される膨張可能なマットレス、第一の壁を有するハウジング、流体源と前記セルを連結する交換可能な弁カートリッジであって、流体の流路を画定する第一の流体の流れ素子、前記流体の流路と流体連通する弁座、前記弁座を通る流体の流れを制限するために弁軸に添って前記弁座に対して移動可能でありまた前記弁座と密閉状に係合可能な弁部材であって、前記弁座および弁部材の一方は前記第一の流体の流れ素子に対して固定され、前記弁部材は前記第一の壁に対して前記弁カートリッジを固定しまた取り外すために手動で係合可能な弁部材、および、前記弁座に対して前記弁部材を移動させるための手段、を有する弁カートリッジ、および、前記弁の軸に添って前記第一の流体の流れ素子上に力を加えて前記第一の流体の流れ素子を前記第一の壁に取り付けるための手段、を有するベッド。
  • ベッドにおいて、上を向いた支持面を画定するための手段、前記支持面上に支持される膨張可能なマットレス、第一の壁を有するハウジング、流体源と前記セルを連結する交換可能な弁カートリッジであって、流体の流路を画定する第一の流体の流れ素子、前記流体の流路と流体連通する弁座、前記弁座を通る流体の流れを制限するために弁軸に添って前記弁座に対して移動可能でありまた前記弁座と密閉状に係合可能な弁部材であって、前記弁座および弁部材の一方は前記第一の流体の流れ素子に対して固定される弁部材、前記弁座および弁部材の他方に対して固定されまた前記第一の壁に対して前記弁カートリッジを固定しまた取り外すために手動で係合可能な延長部材、を有し、前記第一の流体の流れ素子および前記延長部材は、前記弁軸に添って該第一の流体の流れ素子に対して前記延長部材に力が加えられると、前記延長部材と前記第一の流体の流れ素子の間で前記力の移転が生じる構造とされ、また、前記弁座に対して前記弁部材を移動させるための手段、を有する弁カートリッジ、および、前記弁の軸に添って前記第一の流体の流れ素子に対して前記延長部材上に力を加えて前記第一の流体の流れ素子を前記第一の壁に取り付けるための手段、を有するベッド。
  • ベッドにおいて、上を向いた支持面を画定するための手段、前記支持面上に支持される膨張可能なマットレス、および、前記セル経の流体の流れを制御するための弁装置であって、第一の壁および前記第一の壁から離されて流体の流口を画定しまた前記セルと連通する第二の壁を有するハウジング、前記流体の流口を通じて配置可能な基部部材、前記基部部材を前記第一の壁に取り付けるための手段、前記流体の流口と選択的に流体密閉状に係合するために前記基部部材および前記第二の壁に移動可能に取り付けられる弁部材、および、前記流体の流口に対して前記弁部材を移動させるための手段、を有するハウジングを有するベッド。
  • ベッドにおいて、上を向いた支持面を画定するための手段、前記支持面上に支持される複数の膨張可能なセルを有するマットレス、および、前記セルの二つの間に密閉された通路を形成するためのモジュラー・コネクター・システムであって、受け器であって、前記セルの一つに取り付けられ、また、前記一つのセルの内部と外部の間に伸びて第一および第二の開いた端部を備えた内側空洞、および、前記受けの第一の開いた端部の周囲で内側に伸びて開口を画定するリップ部を有する受け器、ディスクであって、前記受け器の第一の開いた端部に隣接して前記受け器の前記内側空洞内に配置され、また、前記リップ部に当接して配置されると前記受け器の第一の開いた端部を閉じるために前記リップに当接して密閉状に配置可能なディスク、および、差し込みであって、差し込み通路を画定する内側管を備えた主要部分を有する前記セルの他のものに取り付けられ、第一および第二の開いた端部を備えた前記他のセルの内部と外部の間に伸び、肩部が前記差し込みの第一の開いた端部に隣接する箇所から外側に伸び、前記主要部分は前記差し込みの前記第二の開いた端部が前記リップ部から離れた状態で前記受け器の前記第二の開いた端部に受けられる大きさとされ、前記リップ部と前記差し込みの第二の端部の間の間隔が室を画定し、前記ディスクは前記室内に捕捉されて前記リップに当接する第一の位置と前記リップから離れる第二の位置の間で移動可能となる差し込み、を有するモジュラー・コネクター・システムを有し、該ディスクおよび差し込みの第二の端部は、前記ディスクが前記第二の位置にあるときには前記差し込みと前記ディスクの間の流体の流れを許しまた前記ディスクが前記第一の位置にあるときには前記リップ部と密閉状に係合する構造とされ、前記モジュラー・システムは、前記ディスクが前記第一の位置にあるときには前記差し込みを通る流体の流れを妨げる逆止め弁を形成し、前記ディスクが前記第二の位置にあるときには前記差し込みを通る流体の流れを許すベッド。
  • 請求項8に記載のベッドにおいて、前記受け器の前記第二の端部は、前記第二の開口の周囲で内側に伸びる第二のリップ部を有し、前記差し込みが前記受け器内に配置されないときには、前記ディスクは、前記第二のリップ部に密閉状に当接する第三の位置に配置可能であり、それによって前記受け器を通る流体の流れを妨げるベッド。
  • 請求項8に記載のベッドにおいて、さらに、前記差し込みおよび前記受け器の少なくとも一方の前記通路に対して径が縮小された通路を有する径違い継ぎ手、および、前記径違い継ぎ手を前記差し込みおよび前記受け器の前記一方に密閉状に固定するための手段を有するベッド。
  • 請求項8に記載のベッドにおいて、前記径違い継ぎ手は、外側に伸びるフランジを有し、また、前記差し込みおよび前記受け器の少なくとも一方は、関連する前記内側空洞内に前記フランジを受ける大きさの溝を有するベッド。
  • 請求項11に記載のベッドにおいて、前記差し込みは、前記第一の端部に隣接して前記溝を有するベッド。
  • 請求項11に記載のベッドにおいて、前記受け器は、前記リップ部の前記開口内に前記溝を有するベッド。
  • ベッドにおいて、上を向いた支持面を画定するための手段、前記支持面上に支持されて第一および第二の膨張可能なセルを有するマットレスであって、前記第一の膨張可能なセルは、加圧流体を受け入れるための入口を画定する壁を有するマットレス、前記第一のセルの入口を通じて入力される流体を伝送するための前記第一セルから離された出口連結部材、を有し、該第二の膨張可能なセルは、前記第二のセルを膨張させるための流体を受け入れるための入口を有し、また、前記第二セルの入口を前記出口連結部材に接続するために前記出口連結部材に選択的に接続可能な手段であって、それによって前記第一のセルの入口に受け入れられた流体は前記第二のセルにも受け入れられる手段、を有するベッド。
  • 請求項14に記載のベッドにおいて、前記連結部材は、前記接続手段が前記第二のセルの入口を前記出口連結部材に接続しないときには前記連結部材を閉じるための弁手段を含むベッド。
  • 請求項15に記載のベッドにおいて、前記弁手段は、前記接続手段が前記第二のセルの入口を前記出口連結部材に接続しないときには無効となる逆止め弁を含むベッド。
  • 請求項14に記載のベッドにおいて、前記第一のセルは、前記第一のセルを膨張させるための加圧流体を受け入れるための第二の入口を有し、前記ベッドは、さらに、前記第一の入口と前記出口連結部材の間を流体連通させる導管手段を有し、それによって、前記第一のセルは、前記第一の入口内に受け入れられた加圧流体によっては膨張しないベッド。
  • 請求項14に記載のベッドにおいて、前記出口連結部材は、受け器であって、第一および第二の開いた端部が流体の通路を構成する内側空洞、および、前記受け器の第一の開いた端部の周囲で内側に伸びるリップ部を有し、前記リップ部は、開口を有する受け器、ディスクであって、前記受け器の第一の開いた端部に隣接して前記受け器の前記内側空洞内に配置され、また、前記リップ部に当接して配置されると前記受け器の第一の開いた端部を閉じるために前記リップ部に当接して密閉状に配置可能なディスク、および、前記内側空洞内で前記ディスクを捕捉するための手段、を有し、また、前記接続手段は、前記第二のセルに取り付けられて第一および第二の開いた端部を備えた差し込みの通路を画定する内側空洞を備えた主要部分を有し、肩部は、前記差し込みの第一の開いた端部に隣接する箇所から外側に伸び、前記主要部分は、前記差し込みの前記第二の開いた端部が前記リップ部から離れた状態で前記受け器の前記第二の開いた端部に受けられる大きさとされ、前記リップ部と前記差し込みの前記開いた端部の間の間隔は、内部で前記ディスクが捕捉される室を画定し、前記ディスクは、前記リップ部に当接する第一の位置と前記リップ部から離れた第二の位置の間で移動可能であり、該ディスクおよび差し込みの第二の開いた端部は、前記ディスクが前記第二の位置にあるときには前記差し込みと差し込みディスクの間に流体が流れるのを許し、また、前記ディスクが前記第一の位置にあるときには前記リップ部と密閉状に係合する構造とされ、それによって、前記ディスクが前記第一の位置にあるときには流体が前記差し込みを通じて流れるのを妨げ、また、前記ディスクが前記第二の位置にあるときには流体が前記差し込みを通じて流れるのを許す逆止め弁を形成するベッド。
  • ベッドにおいて、少なくとも二つの開口を備えて上を向いた支持面を画定するための手段、流体源と前記開口の間を流体連通させるための手段、前記開口上方で前記支持面に対して支持される第一の膨張可能なセル、前記開口の第一のものに隣接して前記第一のセルの壁に取り付けられる第一の入口連結部材であって、前記パネルの開口と前記第一のセルの内部の間を流体連通させるために前記一つの開口に選択的に固定可能な第一の入口連結部材、前記第二の開口に隣接して前記第一のセルの壁に取り付けられる第二の入口連結部材であって、前記パネルの開口と前記第一のセルの内部の間を流体連通させるために前記第二の開口に選択的に固定可能な第二の入口連結部材、前記第一および第二の入口連結部材から離されて前記第一のセルの壁に取り付けられる出口連結部材、前記第一のセルの壁の内部に配設されて前記第二の入口連結部材と前記出口連結部材の間を流体連通させる導管手段であって、それによって、前記第一のセルは、前記第二の入口連結部材に受け入れられた加圧流体によっては膨張されない導管手段、前記支持面に対して支持されまた前記第二のセルを膨張させるために加圧流体を受け入れるための入口を有する第二の膨張可能なセル、および、前記第二のセルの入口と流体連通しまた前記第二のセルの入口を前記出口連結部材に接続するために前記出口連結部材に選択的に接続可能な第三の入口連結部材であって、それによって、前記第二の入口連結部材に受け入れられた流体が前記第二のセル内に導かれる第三の入口連結部材、を有するベッド。
  • 請求項19に記載のベッドにおいて、前記第一のセルは、前記台手段上に支持されて人体を支持するための上表面を有するマットレスの一部であり、また、前記第二のセルは、前記マットレスの一端部からみて第二の側部に対してほぼ直角でまた第二の側部より長い第一の側部を有する拘束用クッションであり、前記拘束用クッションは、前記マットレスの前記第一および第二の側部の一方と前記第一および第二の側部の他方が前記マットレス上に支持される人体に向かって内側に面した状態で前記マットレス上に選択的に配置可能であり、それによって、前記拘束用クッションは、前記マットレス上に支持される人体のために異なる量の空間を提供するために人体に添って異なる位置に配置可能となるベッド。
  • ベッドにおいて、枢動軸の周囲で相対的に枢動可能な少なくとも二枚のパネルを画定するための手段、前記パネルの各々の上に支持される少なくとも一つの膨張可能なセルを有するマットレス、前記二枚のパネルの第一のものに取り付けられて前記第一のパネル上に支持される前記セルと流体連通する第一の流体の流路を画定する第一のハウジングであって、第一の流体の流口を有する第一のハウジング、前記枢動軸の周囲で前記第一のハウジングに対して枢動するために前記二枚のパネルの前記第二のものに取り付けられる第二のハウジングであって、前記第二のパネル上に支持された前記セルと流体連通する第二の流体の流路を画定しまた前記第一の流体の流口にほぼ面する第二の流体の流口を有する第二のハウジング、前記第一の流体の流路を前記第二の流体の流路と連通させるために前記第一および第二の流体の流口を接続させる手段、および、前記第一および第二のハウジングの相対的枢動時に前記ダクト手段をほぼ前記第一および第二の流体の流口の間に位置合わせされた状態に維持するために前記第一および第二のハウジングの少なくとも一方に対して支持される手段、を有するベッド。
  • 請求項21に記載のベッドにおいて、前記維持手段は、前記第一および第二のハウジングの間に伸びる膜であって、前記膜は、一縁部に添いまた前記枢動軸に隣接して前記第一および第二のハウジングの少なくとも一方に取り付けられまた前記連通手段が中を通じて伸びる開口を有するベッド。
  • 請求項22に記載のベッドにおいて、前記連通手段は、前記第一および第二の開口の間の長さで伸張または収縮が可能なベローズであるベッド。
  • 請求項23に記載のベッドにおいて、前記ベローズは、断面積が比較的大きい部分と断面積が比較的小さい部分を交互に有し、前記膜の開口は、断面積が小さい部分で前記ベローズの大きさにほぼ合致するベッド。
  • 請求項24に記載のベッドにおいて、前記第一のハウジングは、さらに、第三の流体の流路を画定しまた前記第三の流体の流路と連通する第三の流体の流口を有し、前記第三の流体の流口は、前記第一の流体の流口に対して前記枢動軸の遠位に配置され、また、前記第二のハウジングは、さらに、第四の流体の流路を画定しまた前記第四の流体の流路と連通する第四の流体の流口を有し、前記第四の流体の流口は、前記第二の流体の流口に対して前記枢動軸の遠位に配置されて前記第三の流体の流口にほぼ面し、前記ベッドは、さらに、前記第三および第四の流体の流口の間に伸びる第二のベローズを含み、前記膜は、前記第二のベローズが中を通じて伸びる第二の開口を有し、前記第二の開口は、前記第二のベローズの断面積が比較的小さい部分にほぼ合致するベッド。
  • 請求項25に記載のベッドにおいて、各ベローズは、複数の断面積が小さい部分を有し、前記維持手段は、第一および第二の開口を備えた複数の前記膜を含み、各開口は、前記第一および第二のベローズの断面積が比較的小さい異なる部分を受けるベッド。
  • 請求項21に記載のベッドにおいて、前記マットレスは、前記パネルの各々の上に支持される複数の膨張可能なセルを含み、膨張可能なマットレスは、膨張させると前記支持面に対して斜に伸びる隣接する面を有する個別に膨張可能セルを有し、前記第一のセルの前記隣接する面は、前記第二のセルの前記隣接する面の上方に伸び、また、前記マットレスは、さらに、前記マットレス上に人体が支持されるときには前記第一のセルが部分的に前記第二のセル上に支持された状態で前記第一および第二のセルを前記画定手段に固定するための手段、を含むベッド。
  • ベッドにおいて、枢動軸の周囲で相対的に枢動可能な少なくとも二枚のパネルを画定するための手段、前記少なくとも二枚のパネルの各々の上に支持される少なくとも一つの膨張可能なセルを有するマットレス、前記二枚のパネルの第一のものに取り付けられて第一の流体の流路を画定する第一のハウジングであって、前記第一のハウジングは、第一の流体の流口および前記第一の流体の流口から離れた第二の流体の流口を有し、前記第一および第二の流体の流口は、共に、前記第一の流体の流路と連通する第一のハウジング、前記二枚のパネルの第二のものに取り付けられ、前記第二の流体の流路と連通する第三の流体の流口を有しまた前記第二の流体の流口にほぼ面する第二の流体の流路を画定する第二のハウジング、前記第一の流体の流路を前記第二の流体の流路と連通させるために前記第一および第二の流体の流口を接続させる手段、前記第一の流体の流路を前記第一のパネル上に支持される前記セルに連結するための第一の手段、および、前記第二の流体の流路を前記第二のパネル上に支持される前記セルに連結するための第二の手段、を有するベッド。
  • ベッドにおいて、上を向いた支持面を画定するための手段、前記支持面上に支持されて第一および第二の膨張可能なセルを有するマットレス、第一の流体の流路を画定するためのハウジングであって、前記第一の流体の流路と連通する第一の流体の流口および前記膨張可能なセルに隣接する上方壁を有し、前記第一の流体の流路は前記上方壁に隣接し、さらに、第二の流体の流路画定し、また、前記第一および第二の流体の流路の間に配置される中間壁、および、前記第二の流体の流路と連通する第二の流体の流口を有するハウジング、および、前記第一および第二の流体の流路を選択的にセルに連結するための手段、を有するベッド。
  • 請求項29に記載のベッドにおいて、前記中間壁は、前記上方壁から離され、また、前記第二の流体の流路は、前記第一の流体の流路の下方に配置されるベッド。
  • 請求項30に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、前記第一の流体の流口を通じて配置可能な基部部材、前記基部部材を前記中間壁に取り付けるための手段、前記第一の流体の流口を選択的かつ密閉状態に係合させるために前記基部部材と前記第一の壁に移動可能に取り付けられる弁部材、および、前記弁部材を前記流体の流口に対して移動させるために制御可能な手段を有するベッド。
  • 請求項29に記載のベッドにおいて、前記第二の流体の流路は、また、前記上方壁に隣接し、前記中間壁は、前記第一および第二の流体の流路の間をほぼ垂直に伸びるベッド。
  • 請求項29に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、前記第一の流体の流路と前記関連するマットレスのセルの間を流体連通させる第一の弁座および前記第一の弁座に対して移動可能な第一の弁部材を有する第一の弁装置、前記第二の流体の流路と前記関連するマットレスのセルの間を流体連通させる第二の弁座および前記第二の弁座に対して移動可能な第二の弁部材を有する第二の弁装置、を有し、該第一および第二の弁装置は、各弁座を通る流体の流量を前記弁座に対して関連する弁部材の相対位置に比例して変える構造とされ、また、前記第一の弁部材を前記第一の弁座に対して第一の方向に移動させ、同時に、前記第二の弁部材を前記第二の弁座に対して第二の方向に移動させるために、前記第一および第二の弁装置を連結される手段であって、前記第一および第二の方向への移動は、前記弁座の一方での流体の流れに対する制限を増大し、また、前記弁座の他方での流体の流れに対する制限を減少する手段、を有するベッド。
  • 請求項29に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、前記第一の流体の流路と前記関連するセルの間を流体連通させる第一の弁座、前記第一の流体の流路と前記関連するセルの間の流体の流れを制御するために前記第一の弁座に対して移動可能な第一の弁部材、前記第一の弁座と対向する関係にあって前記第二の流体の流路と前記関連するセルの間を流体連通させる第二の弁座、前記関連するマットレスのセルと前記第三の流体の流路の間の流体の流れを制御するために前記第一の弁座に対して固定されまた前記第二の弁座に対して移動可能な第二の弁部材、および、前記第一および第二の弁部材を前記第一および第二の弁座の間で移動させるための手段、を有するベッド。
  • 請求項29に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、前記第一の流体の流路と前記関連するセルの間を流体連通させる第一の弁座、前記第一の流体の流路と前記関連するセルの間の流体の流れを制御するために前記第一の弁座に対して移動可能な第一の弁部材、前記第二の流体の流路と前記関連するセルの間を流体連通させる第二の弁座、前記関連するセルと前記第二の流体の流路の間の流体の流れを制御するために前記第二の弁座に対して移動可能な第二の弁部材、第一の制御信号に反応しまた前記第一の弁座に対して前記第一の弁部材を移動させるために前記第一の弁部材に連結される第一の手段、および、第二の制御信号に反応しまた前記第二の弁座に対して前記第二の弁部材を移動させるために前記第二の弁部材に連結される第二の手段、を有し、該第一および第二の移動手段は、組み合わされて前記セル内の前記流体の圧力を制御するために個別に制御可能であるベッド。
  • 請求項29に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、交換可能な弁カートリッジを有し、該弁カートリッジは、流体の流路を画定する流体の流れ素子、前記流体の流路および前記第一および第二の流体の流口と流体連通する弁座、前記弁座を通る流体の流れを制限するために弁軸に添って前記弁座に対して移動可能でまた前記弁座と密閉状態に係合可能な弁部材を有し、前記弁座と前記弁部材の一方は前記第一の流体の流れ素子に対して固定され、前記弁部材は前記弁カートリッジを前記壁の一方に対して固定しまた取り外すために手動で係合可能であり、また、前記弁座に対して前記弁部材を移動させるための手段を有し、また、前記ベッドは、さらに、前記弁の軸に添って前記流体の流れ素子対して前記延長部材に力を加えることによって前記流体の流れ素子を前記一方の壁に取り付けるための手段を有するベッド。
  • 請求項29に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、交換可能な弁カートリッジを有し、該弁カートリッジは、流体の流路を画定する流体の流れ素子、前記流体の流路と流体連通する弁座、前記弁座を通る流体の流れを制限するために弁軸に添って前記弁座に対して移動可能でまた前記弁座と密閉状態に係合可能な弁部材を有し、前記弁座と前記弁部材の一方は前記流体の流れ素子に対して固定され、また、前記弁座と前記弁部材の前記他方に対して固定されまた前記壁に対して前記弁カートリッジを固定しまた取り外すために手動で係合可能な延長部材を有し、前記流体の流れ素子および前記延長部材は前記弁軸に添って前記流体の流れ素子に対して前記延長部材に力が加えられると前記延長部材と前記流体の流れ素子の間で力を移転する構造とされ、また、前記弁座に対する前記弁部材の移動を制御するための手段を有し、また、前記ベッドは、さらに、前記弁の軸に添って前記第一の流体の流れ素子対して前記延長部材に力を加えることによって前記流体の流れ素子を前記壁に取り付けるための手段を有するベッド。
  • 請求項29に記載のベッドにおいて、前記ハウジングは、さらに、前記第一および第二の流体の流路と連通しまた前記第一および第二の流体の流口の対応する一方から離された出口開口を有し、前記ベッドは、さらに、弁部材であって、前記弁部材が前記出口開口を密閉状に閉じる通常位置と前記弁部材が前記出口開口から離される解放位置の間で枢動軸の周囲を枢動するために前記ハウジングに対して枢動可能に取り付けられ、それによって、前記一方の流体の流路内の流体が前記出口開口を通じて流れることができる弁部材、前記弁部材を前記通常位置に固定するための第一の手段、および、前記弁部材を前記解放位置に固定するための第二の手段、を有するベッド。
  • ベッドにおいて、上を向いた支持面を画定するための手段、前記支持面上に支持されて膨張可能なセルを有するマットレス、流体の充満空間を画定するためのハウジングであって、空気マットレスと連通しまた出口開口を有するハウジング、弁部材であって、前記弁部材が前記出口開口を密閉状に閉じる通常位置と前記弁部材が前記出口開口から離される解放位置の間で枢動軸の周囲を枢動するために前記ハウジングに対して枢動可能に取り付けられ、それによって、前記一方の流体の流路内の流体が前記出口開口を通じて流れることができる弁部材、前記弁部材を前記通常位置に固定するための第一の手段、および、前記弁部材を前記解放位置に固定するための第二の手段、を有するベッド。
  • 請求項39に記載のベッドにおいて、前記固定手段は、前記弁部材を前記通常の位置に維持するために前記ハウジングと係合可能な第一の停止手段を有し、前記弁部材は、前記停止手段を前記ハウジングに対して係合解除するために前記枢動軸の周囲で前記ハウジングに対して移動可能なベッド。
  • 請求項40に記載のベッドにおいて、前記ハウジングは、さらに、前記空気マットレスおよび排出口と連通する排出室を画定し、また、前記弁部材は、前記排出口から前記排出口とは離された外部開口までの排出路を構成するためのダクトおよび前記外部開口を含み、前記ダクトは、前記弁部材が前記通常の位置にあるときには前記排出口と連通し、前記解放位置にあるときには前記排出口から離されるベッド。
  • 請求項40に記載のベッドにおいて、前記固定手段は、前記弁部材を前記解放位置に維持するために前記ハウジングと係合可能な第二の停止手段を有し、前記第二の停止手段は、前記弁部材が前記第一の停止手段との係合を解除するために前記枢動軸に添って動かされると前記ハウジングと係合するベッド。
  • ベッドにおいて、上表面を備えた台、人体を支持するために前記台の上表面上に支持されるマットレスであって、前記上表面に添って分散配置される複数組の個別に膨張可能なセルを含み、前記組は、その各々が少なくとも一つのセルを含み、前記セルは、その各々が前記セルを膨張させるための入口を有するマットレス、複数組の空気の流れを生成するための手段であって、前記生成手段の組は、その各々が少なくともの前記手段の一つを有し、前記生成手段は、その各々が前記台に対して取り付けられまた空気を受け入れるための入口および前記入口における圧力より大きい圧力を有する空気を出力するための出口を有する生成手段、および、複数のダクト手段であって、各ダクト手段は、一組の生成手段を前記セルの組の一組のみの前記セルの各々の前記入口に連結するためのものであり、それによって前記セルの組と前記生成手段の組の間に一対一の対応が存在するダクト手段、を有するベッド。
  • ベッドにおいて、上表面を備えた台、人体を支持するために前記台の上表面上に支持されるマットレスであって、少なくとも一つのセルを含み、前記セルは、前記セルを膨張させるための入口を有するマットレス、外気圧より高い圧力で空気の流れを生成するための手段、前記生成手段を前記セルの入口に連結するダクト手段であって、前記台を通って伸びる通路を含むダクト手段、および、前記通路が閉じている第一の位置と前記通路が開いている第二の位置の間で前記台に対して滑動自在なゲート手段を有するベッド。
  • ベッドにおいて、複数の相対的に屈折自在なパネルとして形成されるほぼ平面の台であって、各パネルは上表面および下表面を有する台、人体を支持するために前記台の上表面上に支持されるマットレスであって、前記パネルの各々の前記上表面に添って分散配置される複数組の個別に膨張可能なセルを含み、前記組は、その各々が少なくとも一つのセルを含み、前記組は、その各々が少なくとも一つのセルを含み、前記セルは、その各々がパネルの上表面上に支持される下表面および前記セルを膨張させるために前記下表面に配置される入口を有するマットレス、を有し、前記パネルは、その各々が前記セルの入口と並んで前記上下表面の間に伸びる通路を有し、また、空気を前記セル内に導くために前記入口と並んで前記セルに取り付けられる中空のコネクターであって、前記セルから離されたフランジ端部を有しまた前記フランジ端部から横方向に伸びるフランジを有するコネクター、関連するセルの組を支持するパネルの前記下表面に対して取り付けられるセルの各組用のファンであって、前記ファンは、その各々が加えられる電圧に比例する速度で回転し、それによって関連するセルの組内に生成される圧力は、モーターの回転速度に正比例するファン、各ファンの出口を前記ファンによって膨らまされる前記セルの前記通路の前記下端部に連結するダクト、関連するセルの組のために空気の圧力の目標値に対応して各ファンに加えられる電圧を加えるための制御手段、および、各通路に関連しまた関連するパネルに対して滑動自在の板手段であって、その各々が前記コネクターの関連する一つの前記フランジ端部を自由に受ける大きさとされた広がった端部を有する細長い開口を含み、前記開口は、さらに、前記コネクターの前記フランジ端部が前記開口の前記広がった端部内に伸びるとき前記フランジと係合するための適当に小さい寸法の固定用端部を有し、前記板手段は、前記開口の前記広がった端部が前記通路と並びまた前記固定手段の前記端部が前記開口内にある位置から前記固定用端部が前記通路と並びまた前記フランジが前記板手段と係合する位置まで滑動するベッド。
  • 請求項45に記載のベッドにおいて、前記パネルの一つは。 前記マットレス上に支持される人体の腰部を支持するためのセルの組を有する腰部パネルであり、前記腰部パネル上に支持される前記セルの前記組の少なくとも一つは、直列で連結される前記ファンの二つによって膨らまされ、前記二つの直列連結されるファンによって生成されるセルの圧力は、各個別のファンによって生成されるセルの圧力より大きいベッド。
  • ベッドの台上に支持されるマットレスの複数のセルを膨らます方法において、複数のセルを排他的セルの組に分ける工程、各セルの組のために一つのファン手段を台の下および関連するセルの下に取り付ける工程、各ファンを関連するセルの組と連結する工程、および、関連スライダーセルの組を膨らますために各ファンに電圧を加える工程、を有する方法。
  • 請求項47に記載の方法において、前記の圧力は、弾力するファンに加えられる電圧に正比例し、前記方法は、さらに、異なるセルの圧力を選定して、加えられる電圧を該異なるセルの圧力を生成するために適当な電圧に変える工程を含む方法。
  • ベッドにおいて、上を向いた支持面を画定するための第一の手段、前記支持面上に支持されるマットレス、ほぼ垂直に伸び、前記第一の画定手段の一端部に対して取り付けられ、水平方向に互いに離されてほぼ垂直に伸びる溝を有するフレーム、前記溝に隣接して配置可能で各溝内に伸びる案内素子を有するテーブルであって、該案内素子は、前記テーブルを前記案内素子が前記溝の下方域内に配置される保管位置と前記案内素子が前記溝の上方域に配置される立ち上げ位置の間で移動させるために前記溝に対して滑動自在であるテーブル、前記テーブルを前記テーブルがほぼ垂直に配置される直立位置と前記テーブルがほぼ水平に配置される下方位置の間で枢動軸の周囲に枢動させるために、前記テーブルを前記案内素子に連結するための手段、および、第一の方向で前記溝に対する前記テーブルの枢動を制限するための第一の手段、を有するベッド。
  • 請求項49に記載のベッドにおいて、さらに、前記第一の方向に対向する第二の方向に対する前記テーブルの枢動を制限するための第二の手段を有するベッド。
  • 請求項49に記載のベッドにおいて、さらに、前記第一の画定手段を支持するための基部、および、前記フレームをほぼ垂直な軸の周囲で枢動させるために前記基部に取り付ける第二の手段を有し、それによって、前記下方位置にあるときには、前記テーブルの位置を前記基部に対して調節可能となるベッド。
  • ベッドにおいて、床上方に支持されて足部端部および対向する側部を有する台、前記台上に支持され、あらかじめ定められた厚さ、上表面、および前記台の前記足部端部上の足部端部を有する膨張可能なマットレス、前記台の前記側部の間に伸びる立ちボード、および、前記立ちボードを前記マットレスに隣接して前記台の前記足部端部上に取り付けるための手段であって、前記台に対する前記立ちボードの前記角度を変えるために調節可能な手段、を有するベッド。
  • 請求項52に記載のベッドにおいて、前記取り付け手段は、前記立ちボードを前記台から取り外すために解放可能であるベッド。
  • 請求項52に記載のベッドにおいて、さらに、前記台が前記足部端部を下にして傾けられたときに人の足が接触するように前記立ちボードが前記マットレスの上方に伸びる支持位置から前記立ちボードが前記マットレスの前記上表面の下方に配置される保管位置まで前記立ちボードを移動させるための手段を有するベッド。
  • 請求項54に記載のベッドにおいて、さらに、前記台上に支持されるフレームを有し、前記移動手段は、前記ボードを前記フレームに連結する丁番手段と前記ボードを前記支持位置に固定するための手段を含むベッド。
  • 請求項55に記載のベッドにおいて、前記丁番手段は、その周囲で前記パネルが枢動する丁番棒を含み、前記移動手段は、さらに、前記棒がそこを通って伸びるスロットを有する滑動部材を含み、前記滑動部材は、前記丁番手段上での前記パネルの移動が妨げられる支持位置と前記棒上での前記パネルの枢動が許される丁番位置の間で前記棒に対して移動可能なベッド。
  • ベッドにおいて、床上方に支持されて足部端部および対向する側部を有する台、あらかじめ定められた前記台上に支持される厚さを有し、また、前記台の前記足部端部上の足部端部を有する膨張可能なマットレス、前記台の前記側部の間に伸びる立ちボード、前記立ちボードを前記マットレスに隣接して前記台の前記足部端部上に取り付けるための手段、および、前記台が前記足部端部を下にして傾けられたときに人の足が接触するように前記立ちボードが前記マットレスの上方に伸びる支持位置から前記立ちボードが前記マットレスの前記上表面の下方に配置される保管位置まで前記立ちボードを移動させるための手段、を有するベッド。
  • ベッドにおいて、床に対して支持され、対向する端部および前記端部の間で伸びる対向する側部を有し、また人体が床上方でその上に支持される上表面を有する台、前記台の一端部に隣接して取り付けられてほぼ前記端部の長手方向に添って伸びる基部端部ボードであって、前記台の各側部に隣接する側部部分および前記側部部分の間の中間部分を有し、前記側部部分は前記台の前記上表面上方に伸び、前記中間部分は前記側部部分の前記レベルより下方のレベルまで上方に伸びる基部端部ボード、前記中間部分上方に配置可能で、前記端部ボードの前記側部部分に隣接して上方に伸びるパネル、および、前記パネルを前記端部ボード上に支持するための手段であって、前記パネルは、前記端部ボードの前記中間部分を越えて前記台にアクセスするために前記端部ボードの前記上方の前記位置から手動で取り外し可能な手段、を有するベッド。
  • 請求項58に記載のベッドにおいて、前記端部ボードおよびパネルは、互いに合致する表面を有するベッド。
  • 請求項58に記載のベッドにおいて、さらに、前記台の一端部上で前記パネルを支持するための手段を有するベッド。
  • 請求項60に記載のベッドにおいて、さらに、前記パネルが支持される端部が他端部より下方にくる垂直方向に向けて前記台を傾けるための手段を有し、前記パネルを前記台の前記端部上に支持するための前記手段は、前記台の前記上表面に対して横向きに前記パネルを支持し、前記パネルが支持される前記台の前記端部は、低いほうの端部となり、それによって、前記台が傾けられた位置にあるときには前記台上に支持される人は前記パネル上に立つベッド。
  • 請求項58に記載のベッドにおいて、前記基部端部ボードの少なくとも一つの側部部分は、一つの上表面および前記上表面にある開口を有し、前記ベッドは、さらに、前記基部端部ボードの前記側部部分に取り付けられて上端部を有する伸張可能な支持棒手段を有し、前記棒手段は、前記上端部が前記ボードの開口に隣接して配置される引き込み位置と前記上端部が前記ボードの開口のかなり上方に支持されて前記棒手段が前記ボードの開口を通じて伸びる立ち上げ位置の間で伸張可能なベッド。
  • ベッドにおいて、対向する端部を有して人体を支持するために床上方で支持される手段、前記支持手段の一端部に隣接して取り付けられて前記支持手段の前記一端部の上方に伸びるボードであって、前記一端部に添って互いに離れた位置にある端部および前記ボードの少なくとも一端部に隣接してあらかじめ定められた厚さを有し、前記ボードの前記一端部は、上表面および前記上表面にある開口を有するボード、および、前記ボードの前記一端部に取り付けられて上端部を有する支持棒手段であって、前記上端部が前記ボードの開口に隣接して配置される引き込み位置と前記上端部が前記ボードの開口のかなり上方に支持されて前記棒手段が前記ボードの開口を通じて伸びる立ち上げ位置の間で伸張可能な支持棒手段、を有するベッド。
  • 請求項63に記載のベッドにおいて、前記上端部が前記引き込み位置にあるときには、前記棒手段の前記上端部は、前記上表面のかなり下方に配置され、前記棒手段は、さらに、前記上端部上に取り付けられて前記棒手段を前記立ち上げ位置まで持ち上げるために人の手で係合する手段を有するベッド。
  • 請求項63に記載のベッドにおいて、さらに、前記棒手段が前記引き込め位置にあるときには保管のために前記棒手段に添って折り畳み、また前記支持手段を前記ボードの前記上表面上方に配置するために前記棒手段が十分に持ち上げられたときには前記棒手段から外側に引き伸ばすように前記棒手段に取り付けられる機器支持手段を有するベッド。
  • 請求項65に記載のベッドにおいて、さらに、前記支持手段が前記ボードの開口を通じて持ち上げられたときには前記支持手段を前記棒手段から外側に引き伸ばすための手段を有するベッド。
  • 請求項66に記載のベッドにおいて、前記開口は、前記棒手段の前記大きさより大きいあらかじめ定められた大きさであり、前記伸張手段は、前記支持手段に取り付けられるてこ手段であって、前記てこ手段が前記開口を通るのに応じて前記支持手段を外側に引き伸ばすために、前記支持手段が前記棒手段に添って折り畳まれるときには前記開口によって係合可能なてこ手段を含むベッド。
  • ベッドにおいて、床上に支持可能な基部、前記基部が床上にあるときには前記基部上に支持されて前記基部上方に伸びるフレーム、前記フレームに取り付けられて上端部を有する支持棒手段であって、前記棒手段が前記フレームに隣接して配置される引き込み位置と前記上端部が前記棒手段のかなり上方に支持される立ち上げ位置の間で伸張可能な支持棒手段、および、機器支持手段であって、前記棒手段が前記引き込み位置にあるときには保管のために前記棒手段に添って折り畳み、前記支持手段を前記フレームの上方に配置するために前記棒手段が十分に立ち上げられたときには前記棒手段から外側に引き伸ばすように前記棒手段に取り付けられる機器支持手段、を有するベッド。
  • 請求項68に記載のベッドにおいて、前記フレームは、前記棒手段がそこを通って伸びる上部開口を含み、前記ベッドは、さらに、前記支持手段が前記開口を通じて持ち上げられたときには前記支持手段を前記棒手段から外側に引き伸ばすための手段を有するベッド。
  • 請求項69に記載のベッドにおいて、前記開口は、前記棒手段の前記大きさより大きいあらかじめ定められた大きさであり、前記伸張手段は、前記支持手段に取り付けられるてこ手段であって、前記てこ手段が前記開口を通るのに応じて前記支持手段を外側に引き伸ばすために、前記支持手段が前記棒手段に添って折り畳まれるときには前記開口によって係合可能なてこ手段を含むベッド。
  • ベッドにおいて、人体を支持するための細長い台、前記台の一端部に対して取り付けられる端部フレーム、前記端部フレームに対して移動させるために前記端部フレーム上に取り付けられる細長い機器支持部材、前記端部フレームに対して移動可能な保持手段であって、前記保持手段が保持位置にあるときには選択的に前記支持部材を前記端部フレームに対してほぼ固定位置に保持するための保持手段、および、前記保持手段が前記保持位置から移動するのを妨げるために選択的に操作可能な防止手段であって、それによって前記支持部材が前記固定位置から不用意に移動するのを妨げる防止手段、を有するベッド。
  • ベッドにおいて、人体を支持する構成で足部端部を有する細長い台、前記台の前記足部端部に隣接して取り付けられ、室および前記室に隣接する止め素子を有するフットボード、円筒状供給支持支柱であって、前記支柱が前記フットボード内に引き込められる保管位置と前記支柱の一部分が前記フットボード上方に伸びる支持位置の間で前記フットボードに対して長手方向に移動するために前記フットボードの前記室内に取り付けられる支柱、前記止め素子に隣接して前記フットボードに取り付けられる枢動ピン、支柱と係合可能なアームおよび足部を有するてこであって、前記てこは、前記支持位置で前記てこに対して前記支柱を保持するために前記アームが前記支柱と係合する保持位置に対して前記ピンの周囲で枢動するように前記フットボード内に取り付けられ、前記てこは、さらに、前記支柱と共に前記保持位置にあるときには、前記足部が前記止め素子と係合して前記てこが前記保持位置から枢動するのを妨げる固定位置と前記足部の前記止め素子とは係合せず前記てこが前記保持位置から枢動することができる解放位置との間で、前記ピンに対して限られた距離だけ移動可能であり、それによって、前記支柱と係合可能な部材が前記支柱との係合から取り外され、前記支柱が解放されて前記支持位置から離れるてこ、を有するベッド。
  • 請求項72に記載のベッドにおいて、さらに、前記フットボード上に取り付けられて前記てこを前記保持位置に対して動かすために手動で動かすことのできるハンドルを有し、前記ハンドルは、前記てこが前記固定位置にあるときには前記フットボードに対して動かすことができず、前記てこが前記固定位置にないときには前記フットボードに対して動かすことができるベッド。
  • ベッドにおいて、基部フレーム、上端を支持する構成の台、前記基部フレーム上に前記台を支持するために三つのほぼ水平で互いに離された位置のみに配置される支持手段、および、それぞれの支持手段によって支持される重量を検知するために前記支持手段の各々の上に取り付けられる荷重セル、を有するベッド。
  • ベッドにおいて、基部フレーム、人体を支持する構成の台、前記基部フレーム上に前記台を支持するために複数の互いに離された位置に配置される支持手段、前記台上に支持される人体の各支持手段によって支持される前記重量を検知するための検知手段、および、前記台上の前記人体の前記位置を判別するために前記支持手段の各々によって支持される前記重量に反応する手段、を有するベッド。
  • 請求項75に記載のベッドにおいて、前記台は、対向する端部および前記端部の間で伸びる対向する側部を有し、また人体を支持する構成の上表面を有し、前記ベッドは、さらに、前記基部フレーム上で前記台の一端部に隣接して取り付けられてほぼ前記端部の長手方向に添って伸びる基部端部ボードであって、前記台の各側部に隣接する側部部分および前記側部部分の間の中間部分を有し、前記側部部分は前記台の前記上表面上方に伸び、前記中間部分は前記側部部分の前記レベルより下方のレベルまで上方に伸びる基部端部ボード、前記中間部分上方に配置可能で、前記端部ボードの前記側部部分に隣接して上方に伸びるパネル、および、前記パネルを前記端部ボード上に支持するための手段であって、前記パネルは、前記端部ボードの前記中間部分を越えて前記台にアクセスするために前記端部ボードの前記上方の前記位置から手動で取り外し可能な手段、を有するベッド。
  • 請求項75に記載のベッドにおいて、前記台は対向する端部を有し、前記ベッドは、さらに、前記台の一端部に隣接して前記基部フレームに取り付けられて前記台の前記一端部の上方に伸びるボードであって、上表面および前記上表面にある開口を有するボード、および、前記ボードに取り付けられて上端部を有する伸張可能な支持棒手段であって、前記上端部が前記ボードの開口に隣接して配置される引き込み位置と前記上端部が前記ボードの開口のかなり上方に支持されて前記棒手段が前記ボードの開口を通じて伸びる立ち上げ位置の間で伸張可能な支持棒手段、を有するベッド。
  • ベッドにおいて、人体を支持する構成の台、前記台に対して取り付けられる棒、人体の環境の一機能を調節するための手段、および、前記調節手段を制御するために前記棒上に取り付けられる制御装置であって、前面および背面を有する第一のハウジング、前記ハウジングの前記前面に取り付けられる第一の制御具、第一および第二の対向して配置される縁部を有するウェブであって、前記第一の縁部に添って前記ハウジングに取り付けられるウェブ、および、前記ウェブを前記ハウジングに対して前記第二の縁部に添って取り付けるための取り付け手段であって、前記ハウジングに対して取り付けられた前記第二の縁部を前記棒の周囲に巻き付けるために前記第一および第二のへリブの間には十分な距離がある取り付け手段、を有する制御装置、を有するベッド。
  • 請求項78に記載のベッドにおいて、前記ウェブは弾力性があり、前記取り付け手段は、前記ウェブが張られた状態で前記ハウジングに対して前記ウェブの前記第二の縁部を取り付けるのに十分な強度を有するベッド。
  • 請求項79に記載のベッドにおいて、前記ウェブは、前記ハウジングの前面と一体であるベッド。
  • 請求項80に記載のベッドにおいて、さらに、前記ウェブの前記第二の縁部に取り付けられて前面および背面を有する第二のハウジングを有し、前記両ハウジングの前記両背面は、前記ウェブが前記棒の周囲に巻き付けられたときには互いに隣接し、また、前記第二のハウジングの前記前面に取り付けられる第二の制御具を有するベッド。
  • 請求項81に記載のベッドにおいて、前記取り付け手段は、前記第一のハウジングを前記第二のハウジングに取り付けるベッド。
  • 請求項82に記載のベッドにおいて、前記第一および第二のハウジングは、上端部を有し、前記ウェブは、前記第一のハウジングの前記上端部から前記第二のハウジングの上端部まで伸びるベッド。
  • 請求項83に記載のベッドにおいて、前記第一および第二の制御具の少なくとも一つは、情報を表示するための少なくとも一つの表示装置を有し、前記前面は、ほぼ一平面内に配置され、前記表示装置は、前記前面の前記平面に横方向のある角度で配置されるベッド。
  • 請求項84に記載のベッドにおいて、前記表示装置は、前記前面の前記平面から後方に引き込んでいるベッド。
  • 請求項82に記載のベッドにおいて、前記第一および第二のハウジングは、前記ウェブと共に前記棒を受けるための空洞を形成する構造とされるベッド。
  • ベッドにおいて、人体を支持するための手段、前記台手段に対して取り付けられる棒、人体の環境の一機能を調節するために制御可能な手段、前記調節手段を制御するために前記棒上に取り付け可能な制御装置であって、前面および背面を有する第一のハウジング、前記ハウジングの前記前面に取り付けられる第一の制御具、前面および背面を有する第二のハウジング、および、前記第一のハウジングの前記背面が前記第二のハウジングの前記背面に面する状態で前記第一のハウジングおよび前記第二ハウジングを前記棒に取り付けるための手段、を有する制御装置、を有するベッド。
  • 請求項87に記載のベッドにおいて、前記取り付け手段は、前記第二のハウジングに対して前記第一のハウジングを枢動させるベッド。
  • 請求項88に記載のベッドにおいて、さらに、前記第一のハウジングおよび前記第二のハウジングが前記棒に取り付けられるときには前記第一のハウジングの前記背面が前記第二のハウジングの前記背面に面する状態で前記第一のハウジングを前記第二のハウジングに取り付けるための手段を有するベッド。
  • ベッドにおいて、床上方に人体を支持する構成のフレーム、前記フレームを床上に支持する複数の支持車輪、および、案内車輪装置であって、案内車輪、前記案内車輪が床に接触する状態で前記フレームに対して前記案内車輪を取り付けるための手段、および、前記支持車輪が床上で前記フレームを支持する間、前記案内車輪が前記床に接触する状態を維持するために前記車輪を床に向けて十分に弾力的に付勢するために、前記案内車輪を前記取り付け手段に連結するための手段、を有する案内車輪装置、を有するベッド。
  • 請求項90に記載のベッドにおいて、前記フレームは細長く、前記取り付け手段は、前記案内車輪を前記フレームの前記長手方向に対して横方向の軸の周囲で回転するように取り付けるベッド。
  • 請求項91に記載のベッドにおいて、前記取り付け手段は、さらに、前記案内車輪を床上方の位置に引き込めるための手段を有するベッド。
  • ベッドにおいて、床上方に人体を支持する構成のフレーム、前記フレームを床上に支持する複数の支持車輪、および、案内車輪装置であって、案内車輪、前記案内車輪が床に接触する状態で前記フレームに対して前記案内車輪を取り付けるための手段であって、前記案内車輪を床に接触する案内位置から床上方の引き込め位置まで引き込めるための手段を含む手段、を有する案内車輪装置、を有するベッド。
  • 請求項93に記載のベッドにおいて、前記案内車輪は、車輪軸の周囲で回転自在であり、前記引き込め手段は、前記車輪軸から離れた枢動軸の周囲で前記前記車輪を枢動させるように操作可能なベッド。
  • 請求項93に記載のベッドにおいて、前記引き込め手段は、さらに、前記車輪を前記引き込め位置から前記案内位置まで戻すように操作可能なベッド。
  • 請求項93に記載のベッドにおいて、さらに、前記支持車輪を垂直軸の周囲で枢動させるための手段、および、同時に、前記支持車輪を前記垂直軸に対して固定された位置に固定するための手段を有するベッド。
  • 請求項96に記載のベッドにおいて、前記引き込め手段は、前記案内車輪を枢動させるために手動で作動可能な手段を含み、前記てこ手段は、また、前記案内車輪が前記案内位置にあるときには前記支持車輪を固定するために、また、前記案内車輪が前記引き込め位置にあるときには前記支持車輪の固定を解除するために前記固定手段に連結されるベッド。
  • ベッドにおいて、人体を支持するための手段、前記支持手段に対して取り付け可能な基部部材、前記支持手段を離脱しようとする人に対してバリヤーとなるためのガードレール、前記台手段のレベル上方のバリヤー位置と前記台手段のレベル下方の保管位置の間で前記ガードレールの高さを垂直に変えるように前記ガードレールを前記基部部材に取り付けるための手段、および、前記ガードレールが前記バリヤー位置から前記保管位置に向けて下げられるときにはエネルギーを蓄えるために前記ガードレールと前記基部部材を連結し、前記ガードレールが前記バリヤー位置に向けて持ち上げられるときには前記ガードレールに上向きの力を加えることによってエネルギーを解放するエネルギー貯蔵手段、を有するベッド。
  • 請求項98に記載のベッドにおいて、前記基部部材は、第一の案内手段を含み、前記取り付け手段は、前記案内手段に対して垂直に滑動自在な第一の部材であって、前記ガードレールが下げられるときには前記案内手段によって案内されて下方に移動する第一の部材を含み、前記エネルギー貯蔵手段は、前記ガードレールに連結される第一の端部および前記基部部材に連結される第二の端部を有するコイルばねを含むベッド。
  • 請求項99に記載のベッドにおいて、前記取り付け手段は、さらに、前記第一の部材および前記ガードレールに接続される第二の部材に連結されまた前記第一の部材に対して垂直に滑動自在な第二の案内手段を含み、前記第二の部材は、前記ガードレールが下げられるときには前記第二の案内手段に案内されて下方に移動し、前記取り付け手段は、さらに、前記ガードレールが前記バリヤー位置と前記保管位置の間で垂直に動かされるときには前記第一と第二の部材の間でエネルギーが移転するように、前記第一の部材、第二の部材、および基部部材を連結するケーブル手段を含むベッド。
  • 請求項100に記載のベッドにおいて、さらに、前記第二の部材に対して前記第一の部材を固定するための固定手段を有するベッド。
  • 請求項101に記載のベッドにおいて、前記固定手段は、前記第一および第二の部材の一方に対して固定される弾力性のアーム、および、前記アームを前記第一および第二の部材の前記他方に対して選択的に連結するための連結手段、および、前記アームを曲げて前記他方の部材に対する前記アームの連結をはずすしそれによって前記第一および第二の部材の間の移動を可能にする手段を含むベッド。
  • 請求項98に記載のベッドにおいて、前記ガードレールは、棒を含み、前記ベッドは、さらに、諸機能を制御するために前記棒上に取り付け可能な制御装置であって、前面および背面を有する第一のハウジング、前記ハウジングの前記前面に取り付けられる第一の制御具、第一および第二の対向して配置される縁部を有するウェブであって、前記第一の縁部に添って前記ハウジングに取り付けられるウェブ、および、前記ウェブを前記ハウジングに対して前記第二の縁部に添って取り付けるための取り付け手段であって、前記ハウジングに対して取り付けられた前記第二の縁部を前記棒の周囲に巻き付けるために前記第一および第二のへリブの間には十分な距離がある取り付け手段、を有する制御装置、を有するベッド。
  • ベッドにおいて、人体を支持する構成の台、前記支持手段に対して取り付け可能な基部部材、前記支持手段を離脱しようとする人に対してバリヤーとなるためのガードレール、前記台手段のレベル上方のバリヤー位置と前記台手段のレベル下方の保管位置の間で前記ガードレールの高さを垂直に変えるように前記ガードレールを前記基部部材に取り付けための高さ変更手段、および、前記ガードレールを前記基部部材に対して固定するための固定手段であって、(a)前記ガードレールと前記取り付け手段を選択的に連結するための手段、(b)前記ガードレールが前記基部部材に対して所定の位置に固定される固定位置と前記ガードレールが前記基部部材に対して移動可能な固定解除位置の間で移動可能な固定用部材、(c)トリッガー手段、および(d)前記トリッガー手段を前記固定用部材に連結するケーブル手段を含み、前記トリッガー手段は、前記固定用部材を前記固定位置と前記固定解除位置の間で動かすように操作可能な固定手段、を含むベッド。
  • 請求項104に記載のベッドにおいて、前記ガードレールは棒を含み、前記ベッドは、さらに、諸機能を制御するために前記棒上に取り付け可能な制御装置であって、前面および背面を有する第一のハウジング、前記ハウジングの前記前面に取り付けられる第一の制御具、第一および第二の対向して配置される縁部を有するウェブであって、前記第一の縁部に添って前記ハウジングに取り付けられるウェブ、および、前記ウェブを前記ハウジングに対して前記第二の縁部に添って取り付けるための取り付け手段であって、前記ハウジングに対して取り付けられた前記第二の縁部を前記棒の周囲に巻き付けるために前記第一および第二のへリブの間には十分な距離がある取り付け手段、を有する制御装置、を有するベッド。
  • ベッドにおいて、人体を支持するための手段、前記支持手段に対して固定的に取り付け可能な基部部材、前記支持手段を離脱しようとする人に対してバリヤーとなるためのガードレール、前記台手段のレベル上方のバリヤー位置と前記台手段のレベル下方の保管位置の間で前記ガードレールの高さを垂直に変えるように前記ガードレールを前記基部部材に取り付けるための取り付け手段であって、前記基部部材に固定して取り付けられて垂直に配置される第一の通路を有するスリーブ部材、前記スリーブ部材の前記第一の通路内に滑動自在に受けられる中空の第一のシャフト、前記ガードレールに固定して取り付けられまた前記第一のシャフトに滑動自在に受けられる第二のシャフト、および、前記ガードレールが前記基部部材に対して動かされると前記第二のシャフトに対して前記第一のシャフトを移動させるために前記スリーブ部材、第一のシャフト、および第二のシャフトを連結する手段を含む取り付け手段、を有するベッド。
  • 請求項106に記載のベッドにおいて、前記ガードレールが前記バリヤー位置にあるときには、前記第一のシャフトは、前記スリーブ部材に対して立ち上げられた位置にあり、前記ガードレールが前記保管位置にあるときには、前記スリーブ部材に対して下がられた位置にあるベッド。
  • 請求項107に記載のベッドにおいて、前記第一のシャフトは、前記スリーブ手段の下方に伸びる下端部および前記スリーブ手段の上方に伸びる上端部を有し、前記ベッドは、さらに、前記ガードレールが前記バリヤー位置から前記保管位置に向けて下ろされるときにはエネルギーを蓄えるために前記第一のシャフトの前記下端部と前記スリーブ部材を連結し、前記ガードレールが前記バリヤー位置に向けて持ち上げられるときには前記スリーブ部材に対して前記第一シャフト上に力を加えて蓄えられたエネルギーを解放するための手段を有するベッド。
  • 請求項108に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、さらに、前記ガードレールが前記バリヤー位置と前記保管位置の間で垂直に動かされるときには前記第一と第二の部材の間でエネルギーが移転するように、前記第一の部材、第二の部材、および基部部材を連結するケーブル手段を含むベッド。
  • ベッドにおいて、床上に支持されるフレーム、人体を支持する構成の台、前記台を前記フレーム上に支持するための手段であって、第一および第二の油圧ラム手段を含み、各ラム手段は、対向する端部がそれぞれ前記フレームおよび前記台に取り付けられ、前記フレームに取り付けられる前記第一および第二のラム手段のそれぞれの端部は、互いに離され、前記第一および第二のラム手段は、前記台を前記フレームに隣接する下げられた位置に向けて下げるように操作可能である手段、および、前記台が下げられた位置にあるときには重量を前記台から直接前記フレームへ移転させるための手段、を有するベッド。
  • 請求項110に記載のベッドにおいて、前記移転手段は、前記フレームに添った前記台のある範囲内の位置に関して、重量を前記台から前記フレームへ移転させるベッド。
  • 請求項111に記載のベッドにおいて、前記第一および第二のラム手段は、前記範囲内の位置に添って前記フレームに対して前記台を移動させるように操作可能であるベッド。
  • 請求項112に記載のベッドにおいて、前記移転手段は、前記台およびフレームの一方に取り付けられるレールおよび前記台およびフレームの他方に取り付けられる移転部材を含み、前記台が前記範囲内の位置に添って前記フレームに対して移動しているときには前記レールは前記重量移転部材に対して移動するベッド。
  • 請求項110に記載のベッドにおいて、さらに、前記フレームを床上に支持する複数の支持車輪、および、案内車輪、前記フレームが支持される床に前記案内車輪が接触する状態で前記フレームに対して前記案内車輪を取り付けるための手段、および、前記支持車輪が床上で前記フレームを支持する間、前記案内車輪が前記床に接触する状態を維持するために前記車輪を床に向けて十分に弾力的に付勢するために、前記案内車輪を前記取り付け手段に連結するための手段、を有する案内車輪装置、を有するベッド。
  • 請求項110に記載のベッドにおいて、さらに、前記フレームを床上に支持する複数の支持車輪、案内車輪、および、前記フレームが支持される床に前記案内車輪が接触する状態で前記フレームに対して前記案内車輪を取り付けるための手段であって、前記案内車輪を床と接触する案内位置から床上方の引き込め位置に引き込めるための手段を含む取り付け手段、を含むベッド。
  • ベッドにおいて、人体を支持する構成の台であって、それぞれが上向きの支持面および隣接する縁部を有する第一および第二のパネルを含む台、前記第二のパネルに対する前記第一のパネルの角度を変更し、また、前記第一および第二のパネルのそれぞれの隣接する縁部の間の距離を変化させるための手段、を有するベッド。
  • 請求項116記載のベッドにおいて、前記変更および変化のための手段は、前記第二のパネルに対して前記第一のパネルを枢動させるための第一の手段、および、前記第一および第二のパネルのそれぞれの隣接する縁部の間の距離を変更するための第二の手段を含むベッド。
  • 請求項117に記載のベッドにおいて、前記第一の手段は、前記第二の手段に対して前記第一のパネルを枢動させるベッド。
  • 請求項117に記載のベッドにおいて、さらに、前記第二の手段に対して前記台のパネルを枢動させるための第三の手段を有するベッド。
  • 請求項117に記載のベッドにおいて、前記第二の手段は、前記第一の手段に連結される第一のアーム、前記第二のパネルに連結される第二のアーム、および前記第一のアームを前記第二のアームに連結するための手段を有するベッド。
  • 請求項120に記載のベッドにおいて、前記第一および第二のアームは、基部部材に枢動自在に取り付けられ、前記連結手段は、前記第一および第二のアームの相対運動を制御するベッド。
  • 請求項121に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、前記第一および第二のアームを相互接続するリンクを有するベッド。
  • 請求項121に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、前記第一のアームに固定して取り付けられる第一のピニオンおよび前記案内のアームに取り付けられる第二のピニオンを有し、前記第一および第二のピニオンは、係合歯を有するベッド。
  • 請求項121に記載のベッドにおいて、前記第二の手段は、さらに、前記第一のパネルから離れて伸びる第一の支持部材および前記第二のパネルから離れて伸びる第二の支持部材を含み、各支持部材は、前記それぞれのパネルから離れた遠位部分を有し、また、前記支持パネルの前記それぞれの遠位部分の間の距離を変更するための第四の手段を含むベッド。
  • 請求項116に記載のベッドにおいて、前記変更および変化の手段は、前記第一のパネルを前記第一のパネルから離れた回転軸の周囲で回転させるベッド。
  • 請求項125に記載のベッドにおいて、前記変更および変化の手段は、また、前記第二のパネルを前記回転軸の周囲で回転させるベッド。
  • 請求項126に記載のベッドにおいて、前記回転軸は、また、前記第二のパネルから離れているベッド。
  • 請求項125に記載のベッドにおいて、前記軸は、前記第一のパネル上方に離れているベッド。
  • 請求項128に記載のベッドにおいて、前記軸は、前記台上に支持される人体の腰部の関節の位置に対応するベッド。
  • 請求項116に記載のベッドにおいて、前記変更および変化の手段は、同時に角度を変更しまた距離を変化させるベッド。
  • 請求項116に記載のベッドにおいて、前記変更および変化の手段は、前記第一および第二のパネルを接続するベッド。
  • 請求項116に記載のベッドにおいて、さらに、床に対してして支持可能な基部フレーム、前記フレームの上方で前記台を支持するための振れアーム、前記振れアームに対する前記台の枢動を可能にするための手段、前記振れアームに対向して前記フレームと前記可能にする手段の間に伸びる第一の長さ調節可能アーム、前記フレームと前記可能にする手段から離れた前記台の間に伸びる第二および第三の長さ調節可能アームであって、前記可能にする手段から離れて前記台に対して枢動自在に取り付けられる上端部を有する第二および第三の長さ調節可能アーム、および、前記台を三本の横方向の軸の周囲で枢動させるために、前記第一、第二、および第三のアームの長さを個別に変更するための手段、を有するベッド。
  • 請求項132に記載のベッドにおいて、前記パネルは、その各々がそれぞれの隣接する縁部から対向する縁部を有し、前記可能にする手段は、前記第一および第二のパネルの一方の前記隣接する縁部に連結され、また、前記第二および第三のアームは、共に、前記一方のパネルの前記対向する縁部に連結されるベッド。
  • ベッドにおいて、上を向いた支持面を画定するための手段であって、それぞれの隣接する縁部を有する第一および第二のパネルを含む手段、および、前記第一のパネルから離れた回転軸の周囲で前記第二のパネルに対して前記第一のパネルを回転させるための手段、を有するベッド。
  • 請求項134に記載のベッドにおいて、前記回転手段は、また、前記第二のパネルも前記回転軸の周囲で回転させるベッド。
  • 請求項134に記載のベッドにおいて、前記回転軸は、また、前記第二のパネルからも離れているベッド。
  • 請求項134に記載のベッドにおいて、前記軸は、前記第一のパネル上方に離れているベッド。
  • 請求項137に記載のベッドにおいて、前記軸は、前記台上に支持される人体の腰部の関節の位置に対応するベッド。
  • 請求項137に記載のベッドにおいて、さらに、床に対してして支持可能な基部フレーム、前記フレームの上方で前記画定手段を支持するための振れアーム、前記振れアームに対する前記画定手段の枢動を可能にするための手段、前記振れアームに対向して前記フレームと前記可能にする手段の間に伸びる第一の長さ調節可能アーム、前記フレームと前記画定手段の間に伸びる第二および第三の長さ調節可能アームであって、前記可能にする手段から離れて前記画定手段に対して枢動自在に取り付けられる上端部を有する第二および第三の長さ調節可能アーム、および、前記画定手段を三本の横方向の軸の周囲で枢動させるために、前記第一、第二、および第三のアームの長さを個別に変更するための手段、を有するベッド。
  • 請求項139に記載のベッドにおいて、前記パネルは、その各々がそれぞれの隣接する縁部から対向する縁部を有し、前記可能にする手段は、前記第一および第二のパネルの一方の前記隣接する縁部に連結され、また、前記第二および第三のアームは、共に、前記一方のパネルの前記対向する縁部に連結されるベッド。
  • ベッドにおいて、人体を支持する構成の台であって、それぞれが上を向いた支持面および隣接する縁部を有する第一および第二のパネルを含む台、前記第一のパネルから伸び、前記第一のパネルから離れた遠位部分を有する第一の支持部材、前記第二のパネルから伸び、前記第二のパネルから離れた遠位部分を有する第二の支持部材、前記それぞれの遠位部分の間の距離を変更するために前記それぞれの遠位部分に枢動自在に接続される長さ調節可能な棒手段、前記棒手段上にのせられる基部部材、前記第一のパネルに枢動自在に接続される第一の端部と前記基部部材に枢動自在に接続される第二の端部を有する第一のアーム、前記第二のパネルに枢動自在に接続される第一の端部と前記基部部材に枢動自在に接続される第二の端部を有する第二のアーム、前記基部部材に対して前記第一および第二のアームの対応する動き起こすために前記第一のアームを前記第二のアームに連結するための手段、を有するベッド。
  • 請求項141に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、前記第一および第二のアームを相互接続するリンクを有するベッド。
  • 請求項141に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、前記第一のアームに固定して取り付けられる第一のピニオンおよび前記案内のアームに取り付けられる第二のピニオンを有し、前記第一および第二のピニオンは、係合歯を有するベッド。
  • 二つの室の間の流体の流れを制御するための油圧弁において、前記二つの室の間に流体を導くための溝を画定するための手段であって、流体がそこを通って流れる制限された開口を含む手段、流体がそこを通って流れる前記開口の大きさを変更するための前記画定手段に対して移動可能な手段、および、前記画定手段と前記変更手段の一方を他方に対して直線的に移動させるための手段、を有し、 前記開口は、流体がそこを通って流れる断面積であって、前記画定手段と前記変更手段が相対的に直線的に移動するのに応じて直線的に変化する断面積を有する、ベッド。
  • 請求項144に記載の油圧弁において、前記画定手段および前記変更手段は、溝の軸に添って移動可能であり、前記開口は、前記軸に添って伸びる油圧弁。
  • 請求項145に記載の油圧弁において、前記画定手段は、前記開口からは別個の前記溝および前記二つの室の一方と流体連通する口を含み、前記変更手段は、前記口に対して移動可能であり、また、前記開口が少なくとも部分的に制限されるときには前記口内に密閉状に伸びる油圧弁。
  • 請求項144に記載の油圧弁において、前記画定手段が前記溝と2つの前記室とを流体連通した前記開口から分離したポートを有し、前記変更手段は前記ポートに対し可動であり、かつ前記開口が少なくとも部分的に限定されるときに前記ポートに密封的に入る油圧弁。
  • 二つの室の間の流体の流れを制御するための油圧弁において、前記二つの室の間に流体を導くための溝を画定するためのハウジングであって、前記室の一方の中に伸びる突出部を含み、中には前記溝があり、前記突出部は、流体がそこを通って流れる開口を有するハウジング、前記開口を選択的に制限するためのゲート部材、および、前記ゲートおよび前記ハウジングの一方を他方に対して直線的に移動させるための手段、を有し、前記開口は、前記ゲートと前記ハウジングが相対的に直線的に移動するのに応じて直線的に変化する無制限の断面積を有する、油圧弁。
  • 請求項148に記載の油圧弁において、前記ハウジングと前記ケートが溝軸線に沿って可動であり、前記開口が所定長さにわたって軸線方向に延びている油圧弁。
  • 請求項149に記載の油圧弁において、前記開口は、その長さの少なくとも一部分に添って均一な幅を有する油圧弁。
  • 請求項148に記載の油圧弁において、前記ハウジングは、前記開口からは別個の前記溝および前記二つの室の一方と流体連通する口を含み、前記ゲート部材は、前記口に対して移動可能であり、また、前記開口が少なくとも部分的に制限されるときには前記口内に密閉状に伸びる油圧弁。
  • 二つの室の間の流体の流れを制御するための油圧弁において、前記二つの室の間に溝の軸に添って流体を導くための円筒状溝を画定するためのハウジングであって、前記室の一方の中に伸びる突出部を含み、中には前記溝があり、前記突出部は、開いた端部および前記開いた端部に隣接する制限されたスリットを有し、前記スリットは、前記該一方の室と前記溝の間に流体を導くために前記溝の軸に添って均一な幅で前記溝を通って伸びるハウジング、前記溝の中に配置されるプランジャーであって、前記開いた端部を閉じるための広がった端部および前記溝内で前記広がった端部から伸びる直径の小さいシャフトを有し、それによって前記シャフトと前記溝の壁の間で前記溝に中を流体が流れることができ、前記プランジャーは、流体がそこを通って流れる前記スリットの大きさを変えるために前記溝の軸に添って移動可能であり、前記広がった端部は、前記プランジャーの移動中に前記溝の前記開いた端部を密閉するプランジャー、前記プランジャーを前記溝の軸に添って直線的に移動させるための手段であって、それによって、前記プランジャーが前記溝の軸に添って直線的に移動するのに応じて、流体がそこを通って流れる前記スリットの大きさを直線的に変える手段、を有する油圧弁。
  • ベッドにおいて、人体を支持する構成の台、前記台を支持するために床上に支持される基部フレーム、および、前記フレームに対して前記台の少なくとも一部分を油圧で移動させるための手段、を有し、前記移動手段は、油圧シリンダー、油圧用流体、および前記シリンダーに対して流体の流れを調節するための弁、を有し、前記弁は、流体を導くために軸に添って伸びる開口を有する溝を画定するための手段、流体がそこを通って流れる前記開口の割合を変えるために前記軸に添って前記画定手段に対して移動可能な手段、および、前記画定手段に対して前記変更手段を移動させ、流体がそこを通って流れる前記開口の大きさを前記変更手段の移動と共に直線的に変化させるための手段、を有するベッド。
  • 請求項153に記載のベッドにおいて、前記弁開口は、前記軸に添って均一な幅を有するベッド。
  • 請求項153に記載のベッドにおいて、前記画定手段は、前記開口からは別個の前記溝および前記二つの室の一方と流体連通する口を含み、前記変更手段は、前記口に対して移動可能であり、また、前記開口が少なくとも部分的に制限されるときには前記口内に密閉状に伸びるベッド。
  • 請求項155に記載のベッドにおいて、前記変更手段は、前記開口および前記口を閉じる閉じた位置から前記口を越えて前記開口および前記口の少なくとも一部分が無制限となる開いた位置まで伸張可能なゲート部材を含むベッド。
  • 請求項153に記載のベッドにおいて、さらに、前記フレームの上方で前記台を支持するための振れアーム、前記台と前記振れアームの間で枢動を可能にするための手段、前記振れアームに対向して前記油圧シリンダーの一つを含み、前記フレームと前記可能にする手段の間に伸びる第一の長さ調節可能アーム、各々が前記油圧シリンダーの一つを含み、前記フレームと前記台の間に伸びる第二および第三の長さ調節可能アームであって、前記可能にする手段から離れて前記台に対して枢動自在に取り付けられる上端部を有する第二および第三の長さ調節可能アーム、および、前記台を三本の横方向の軸の周囲で枢動させるために、前記第一、第二、および第三のアームの長さを個別に変更するための手段、を有するベッド。
  • 請求項153に記載のベッドにおいて、前記台は、それぞれが上を向いた支持面および隣接スライダー縁部を有する第一および第二のパネルを含み、前記ベッドは、さらに、前記第二のパネルに対する前記第一のパネルの角度を変更し、また、前記第一および第二のパネルのそれぞれの隣接する縁部の間の距離を変化させるための手段を有するベッド。
  • ベッドにおいて、人体を支持する構成の台、前記台を支持するために床上に支持される基部、および、前記基部に対して前記台の少なくとも一部分を油圧で移動させるための手段、を有し、前記移動手段は、油圧シリンダー、油圧用流体、および前記シリンダーに対して流体の流れを調節するための弁、を有し、前記弁は、二つの流体室を画定するための手段、前記二つの室の間に溝の軸に添って流体を導くための円筒状溝を画定する壁を有するハウジングであって、前記室の一方の中に伸びる突出部を含み、中には前記溝があり、前記突出部は、開いた端部および前記開いた端部に隣接する制限されたスリットを有し、前記スリットは、前記該一方の室と前記溝の間に流体を導くために前記溝の軸に添って均一な幅で前記溝を通って伸びるハウジング、前記溝の中に配置されるプランジャーであって、前記開いた端部を閉じるための広がった端部および前記溝内で前記広がった端部から伸びる直径の小さいシャフトを有し、それによって前記シャフトと前記溝の壁の間で前記溝に中を流体が流れることができ、前記広がった端部は、流体がそこを通って流れ前記スリットの前記大きさを変えるために前記溝の軸に添って移動可能であり、前記広がった端部は、前記スリットに添った移動中に前記溝の前記開いた端部を密閉するプランジャー、前記プランジャーを前記溝の軸に添って直線的に移動させるための手段であって、それによって、前記プランジャーが前記溝の軸に添って直線的に移動するのに応じて、流体がそこを通って流れる前記スリットの大きさを直線的に変える手段、を有するベッド。
  • 請求項159に記載のベッドにおいて、前記プランジャーは、さらに、前記通路を前記溝に対して密閉するために前記開いた端部から対向する前記シャフトに取り付けられるフランジを有し、前記流体は、前記フランジおよび前記広がった端部に相殺する力を加えるベッド。
  • 請求項160に記載のベッドにおいて、前記移動手段は、さらに、油圧用流体の無加圧貯蔵部を含み、前記一方の室は、前記貯蔵部と直接流体連通し、前記広がった端部は、それによって低い流体圧を受けるベッド。
  • ベッドにおいて、人体を支持する構成の台、前記台を支持するために床上に支持される基部フレーム、および、前記フレームに対して前記台の少なくとも一部分を油圧で移動させるための手段、を有し、前記移動手段は、油圧シリンダー、油圧用流体、前記シリンダーの前記伸張および短縮を制御するための方向弁、供給油圧用流体を収容するための貯蔵部、および、前記シリンダーと前記貯蔵部の間の流体の圧力を調節するために前記方向弁と前記貯蔵部の間に連結される調節弁、を有するベッド。
  • 請求項162に記載のベッドにおいて、前記調節弁は、流体を導くために軸に添って伸びる開口を有する溝を画定するための手段、流体がそこを通って流れる前記開口の割合を変えるために前記軸に添って前記画定手段に対して移動可能な手段、および、前記画定手段に対して前記変更手段を移動させるための手段であって、流体がそこを通って流れる前記開口のおおきさは、前記変更手段の移動と共に直線的に変化する手段、を有するベッド。
  • 請求項163に記載のベッドにおいて、さらに、前記フレームの上方で前記台を支持するための振れアーム、前記第一の部材に対する前記台の枢動を可能にするための手段、前記油圧シリンダーの一つを含み、前記振れアームに対向して前記フレームと前記可能にする手段の間に伸びる第一の長さ調節可能アーム、各々が前記油圧シリンダーの一つを含み、前記フレームと前記可能にする手段から離れた前記台の間に伸びる第二および第三の長さ調節可能アームであって、前記可能にする手段から離れて前記台に対して枢動自在に取り付けられる上端部を有する第二および第三の長さ調節可能アーム、および、前記台を三本の横方向の軸の周囲で枢動させるために、前記第一、第二、および第三のアームの長さを個別に変更するための手段、を有するベッド。
  • 請求項163に記載のベッドにおいて、前記台は、それぞれが上を向いた支持面および隣接する縁部を有する第一および第二のパネルを含み、前記ベッドは、さらに、前記第二のパネルに対する前記第一のパネルの角度を変更し、また、前記第一および第二のパネルのそれぞれの隣接する縁部の間の距離を変化させるための手段を有するベッド。
  • ベッドにおいて、床に対してして支持可能な基部フレーム、人体を支持する構成の台、前記フレームに枢動自在に取り付けられる下端部および前記フレームの上方で前記台を支持するために前記台に連結される上端部を有する固定長の振れアーム、前記振れアームに対する前記台の枢動を可能にするための手段、前記振れアームに対向して前記フレームと前記可能にする手段の間に伸びる第一の長さ調節可能アーム、前記フレームと前記台の間に伸びる第二および第三の長さ調節可能アームであって、前記可能にする手段から離れて前記台に対して枢動自在に取り付けられる上端部を有する第二および第三の長さ調節可能アーム、および、前記台を三本の横方向の軸の周囲で枢動させるために、前記第一、第二、および第三のアームの長さを個別に変更するための手段、を有するベッド。
  • 請求項166に記載のベッドにおいて、前記第二および第三のアームは、下端部が前記振れアームの前記下端部から前記振れアームの長さの少なくとも四分の一の点で前記振れアームに枢動可能に取り付けられるベッド。
  • 請求項166に記載のベッドにおいて、前記第一のアームは、下端部が前記フレームに枢動自在に取り付けられて前記振れアームの前記下端部から離され、上端部が前記振れアームに枢動自在に取り付けられるベッド。
  • 請求項168に記載のベッドにおいて、前記第一のアームの前記上端部は、前記振れアームの前記下端部から前記振れアームの長さの少なくとも四分の一の点で前記振れアームに取り付けられるベッド。
  • 請求項169に記載のベッドにおいて、前記第一のアームの前記上端部は、前記第二および第三のアームの前記下端部が前記振れアームに取り付けられるより近く前記振れアームの前記上端部に取り付けられるベッド。
  • 請求項170に記載のベッドにおいて、前記台は、複数の相対的に屈折可能なパネルを有し、前記第二および第三のアームの前記上端部および前記可能にする手段は、前記パネルの第一のものに取り付けられるベッド。
  • 請求項171に記載のベッドにおいて、前記第一のパネルおよび前記パネルの第二のものは、それぞれが上向きの支持面および隣接する縁部を有し、前記ベッドは、さらに、さらに、前記第二のパネルに対する前記第一のパネルの角度を変更し、また、前記第一および第二のパネルのそれぞれの隣接する縁部の間の距離を変化させるための手段を有するベッド。
  • 請求項172に記載のベッドにおいて、前記可能にする手段は、前記第一のパネルの前記隣接する縁部に連結されるベッド。
  • ベッドにおいて、床に対してして支持可能な基部フレーム、人体を支持する構成の台、前記フレームに枢動自在に取り付けられる下端部および前記フレームの上方で前記台を支持するために前記台に連結される上端部を有する振れアーム、第一の長さ調節可能アームであって、前記フレームに枢動自在に取り付けられて前記振れアームの前記下端部から離される下端部と前記振れアームに枢動自在に取り付けられる上部アームを有するアーム、前記振れアームに対する前記台の枢動を可能にするための手段、前記フレームと前記可能にする手段から離された前記台の間に伸びる第二および第三の長さ調節可能アームであって、上端部は、前記可能にする手段から離されて前記台に対して枢動可能に取り付けられるアーム、および、前記台を三本の横方向の軸の周囲で枢動させるために、前記第一、第二、および第三のアームの長さを個別に変更するための手段、を有するベッド。
  • 請求項174に記載のベッドにおいて、前記第二および第三のアームは、下端部が前記振れアームの前記下端部から前記振れアームの長さの少なくとも四分の一の点で前記振れアームに枢動可能に取り付けられるベッド。
  • 請求項174に記載のベッドにおいて、前記第一のアームの前記上端部は、前記振れアームの前記下端部から前記振れアームの長さの少なくとも四分の一の点で前記振れアームに取り付けられるベッド。
  • 請求項176に記載のベッドにおいて、前記第一のアームの前記上端部は、前記第二および第三のアームの前記下端部が前記振れアームに取り付けられるより近く前記振れアームの前記上端部に取り付けられるベッド。
  • 請求項177に記載のベッドにおいて、前記台手段は、複数の相対的に屈折可能なパネルを有し、前記第二および第三のアームの前記上端部および前記可能にする手段は、前記パネルの第一のものに取り付けられるベッド。
  • 請求項178に記載のベッドにおいて、前記第一のパネルおよび前記パネルの第二のものは、それぞれが上向きの支持面および隣接する縁部を有し、前記ベッドは、さらに、さらに、前記第二のパネルに対する前記第一のパネルの角度を変更し、また、前記第一および第二のパネルのそれぞれの隣接する縁部の間の距離を変化させるための手段を有するベッド。
  • 請求項179に記載のベッドにおいて、前記可能にする手段は、前記第一のパネルの前記隣接する縁部に連結されるベッド。
  • 多数の変更可能な機能と機能を変更するための制御装置を有するベッドの一つの機能を制御するための方法において、ベッドの第一の機能を変更するための機能指令を受けるステップ、第一および第二の二者択一的状態を有する第二の機能を第一の機能と関連づけるステップ、第二の機能が第一の状態にあるか否かを判別するステップ、第二の機能が第一の状態にあるときには指令にもとづいて第一の機能を変更するステップ、および、第二の機能が第二の状態にあるときには、前記指令にもとづいて第一の機能を変動するステップとは異なる第一のやり方でベッドの一つの機能を変更するステップ、を有する方法。
  • 請求項181に記載の方法において、前記ベッドの異なる一つの機能を変更するステップは、第二の機能が第二の状態にあることを示す警報を生成するステップを有する方法。
  • 請求項182に記載の方法において、前記生成するステップは、さらに、第二の機能が第二の状態にあることを示す語句を表示するステップを有する方法。
  • 請求項181に記載の方法において、前記受けるステップは、選ばれたやり方で第一の機能を変更するために機能指令を受けるステップを有し、前記第一のやり方でベッドの一つの機能を変更するステップは、選ばれたやり方とは異なるやり方で第一の機能を変更するステップを有する方法。
  • 請求項184に記載の方法において、第一の機能を変更するために選ばれたやり方は、選ばれた速度で第一の機能を変更するためのものであり、前記異なるやり方で第一の機能を変更するステップは、選ばれた速度とは異なる速度で第一の機能を変更するステップを有する方法。
  • 請求項181に記載の方法において、前記異なるベッドの機能を変更するステップは、第二の機能が第二の状態にあるときに第一の機能の変更を要求する確認指令を受け、受けた確認指令に応じて、第二の機能が第二の状態にあるときに第一の機能変更するステップを有する方法。
  • 請求項186に記載の方法において、前記確認指令を受けるステップは、二度目に機能指令を受けるステップを有する方法。
  • 請求項186に記載の方法において、前記確認指令を受けるステップは、機能指令を最小時間連続して受けるステップを有する方法。
  • 請求項181に記載の方法において、前記関連づけるステップは、第一および第二の二者択一的状態を有する第三の変更可能な機能を第一の機能と関連づけるステップを有し、前記判別するステップは、第三の機能が第一の状態にあるか否かを判別するステップを有し、前記第一の機能を変更するステップは、第二および第三の機能がそれぞれ第一の状態にあるときには第一の機能を変更するステップを有し、前記第一のやり方でベッドの一つの機能を変更するステップは、第二および第三の機能がそれぞれ第二の状態にあるときには前記指令にもとづいて第一の機能を変更するステップとは異なる第一のやり方でベッドの機能を変更するステップを含む方法。
  • 請求項189に記載の方法において、さらに、第二の機能が第一の状態にありまた第三の機能が第二の状態にあるときには前記第一のやり方でベッドの機能を変更するステップとは異なる第二のやり方でベッドの機能を変更するステップを含む方法。
  • 請求項190に記載の方法において、前記受けるステップは、選ばれたやり方で第一の機能を変更するために機能指令を受けるステップを有し、前記第二のやり方でベッドの機能を変更するステップは、選ばれたやり方とは異なるやり方で第一の機能変更するステップを有する方法。
  • 請求項190に記載の方法において、前記第二のやり方でベッドの一つの機能を変更するステップは、第二および第三の機能の一方のみがそれぞれの第一の状態にあるときに第一の機能の変更を要求する確認指令を受け、受けた確認指令に応じて、第二および第三の機能の一方のみがそれぞれの第一の状態にあるときに機能指令にもとづいて第一の機能を変更するステップを有する方法。
  • ベッドにおいて、ベッドに関連づけられまた第一および第二の状態の間で変更可能な第一の機能、同じくベッドに関連づけられまた第一および第二の状態の間で変更可能な第二の機能、前記第一の機能を変更するための機能指令を含む指令を手動で入力するための手段、および、前記第二の機能が第一の状態にあるか否かを判別し、前記第二の機能が第一の状態あるときには入力指令にもとづいて前記第一の機能を変更し、前記第二の機能が第二の状態にあるときには入力指令にもとづいて前記第一の機能を変更するのとは異なる第一のやり方でベッドの一つの機能を変更するために前記第一および第二の機能および前記入力手段に連結される制御装置、を有するベッド。
  • 請求項193に記載のベッドにおいて、前記ベッドは、さらに、警報信号に応じて前記第二の機能が第二の状態にあることを示す警報を生成するための手段を有し、前記制御装置は、入力機能指令が受けられて前記第二の機能が第二の状態にあるときには警報信号を生成して第一のやり方でベッドの一つの機能を変更するベッド。
  • 請求項194に記載のベッドにおいて、前記生成手段は、前記第二の機能が第二の状態にあることを示す語句を表示して警報を生成するベッド。
  • 請求項193に記載のベッドにおいて、前記入力手段は、選ばれたやり方で前記第一の機能を変更するために機能指令を入力するためのものであり、前記制御装置は、前記第二の機能が第二の状態にあるときには選ばれたやり方とは異なるやり方で前記第一の機能を変更することによって第一のやり方でベッドの一つの機能を変更するベッド。
  • 請求項196に記載のベッドにおいて、前記第一の機能を変更するために選ばれる方法は、選ばれた速度で前記第一の機能を変更するためのものであり、前記制御装置は、選ばれた速度とは異なる速度で前記第一の機能を変更するベッド。
  • 請求項193に記載のベッドにおいて、前記入力手段は、また、前記第二の機能が第二の状態にあるときに前記第一の機能の変更を要求する確認指令を入力するためのものであり、前記制御装置は、入力確認指令を受けることによって第一のやり方で一つの機能を変更し、前記第二の機能が第二の状態にあるときには受けた確認指令に応じて前記第一の機能を変更するベッド。
  • 請求項198に記載のベッドにおいて、前記入力手段は、機能指令を二度目に入力することによって確認指令を入力するためのものであるベッド。
  • 請求項198に記載のベッドにおいて、前記入力手段は、機能指令を最小時間連続的に入力することによって確認指令を入力するためのものであるベッド。
  • 請求項193に記載のベッドにおいて、前記ベッドは、さらに、同じくそれぞれの第一および第二の二者択一的状態を有する第三の変更可能な機能を有し、前記制御装置は、さらに、受けた機能指令応じて前記第三の変更可能な機能を判別し、前記第二および第三の機能が共にそれぞれの第一の状態にあるときには指令にもとづいて前記第一の機能を変更し、前記第二および第三の機能が共にそれぞれの第二の状態にあるときには第一のやり方でベッドの一つの機能を変更するベッド。
  • 請求項201に記載のベッドにおいて、前記制御装置は、前記第二の機能が第一の状態にありまた前記第三の機能が第二の状態にあるときには第一のやり方とは異なる第二のやり方でベッドの一つの機能を変更するベッド。
  • 請求項202に記載のベッドにおいて、前記入力手段は、さらに、選ばれたやり方で第一の機能を変更するために機能指令を入力するためのものであり、前記制御装置は、前記第二の機能が第一の状態にありまた前記第三の機能が第二の状態にあるときには選ばれたやり方とは異なるやり方前記第一の機能を変更することによって第二のやり方でベッドの一つの機能を変更するベッド。
  • 請求項202に記載のベッドにおいて、前記入力手段は、さらに、前記第二および第三の機能の一方のみがそれぞれの第一の状態にあるときには前記第一の機能の変更を要求する確認指令を入力するためのものであり、前記制御装置は、前記第二および第三の機能の一方のみがそれぞれの第一の状態にあるときには入力確認指令を受けて前記第一の機能を変更することによって第二のやり方でベッドの一つの機能を変更するベッド。
  • ベッドフレームに結合し、上向き支持面を有する第1及び第2のパネルを具備した支持台と、
    前記第2パネルの長手方向端部にほぼ平行かつ隣接して配置されている第1パネルの一つの長手方向縁部と、
    前記第1パネルを前記第2パネルに結合している関節動作する座部結合アセンブリとを備え、
    前記座部結合アセンブリが前記第1及び第2パネル間の角度を変化させるに従い前記第1及び第2パネルの縁部間距離を変化させる、人体を支持するためのベッドであって、
    前記座部結合アセンブリが前記第1及び第2パネル間に枢結し、前記第1パネルをその長手方向の縁部回りに前記第2パネルに対して回転させる駆動アセンブリと、前記第1パネルの長手方向縁部をあらかじめ画定されている円弧に沿って動作させながら前記隣接する縁部間の距離を変えるための間隔変更ヒンジアセンブリとを含むことを特徴とする人体を支持するためのベッド。
  • 前記駆動アセンブリが、前記第1パネルに取り付けられた第1の支持部と前記第2パネルに取り付けられた第2の支持部とを含み、前記第1支持部と第2支持部がそれぞれの取付く前記パネルから離れている離隔部と前記第1支持部及び第2支持部の前記離隔部を結合している延長棒と駆動シリンダーとを有し、前記延長棒と駆動シリンダーを動作させることによって前記第1及び第2支持部の離隔部間の距離が変わる請求項205に記載のベッド。
  • 前記間隔変更ヒンジアセンブリが、ベース部材と、前記ベース部材を前記第1パネルに枢結している第1の連結アームと、前記ベース部材を前記第2パネルに枢結している第2の連結アームと、前記ベース部材の前記パネルに対する動作によって前記パネル間の距離が変化すると共に前記第1パネルの前記長手方向端部が前記円弧に沿って動作するように前記第1連結アームと前記第2連結アームとを接続している結合部材とを含む請求項205に記載のベッド。
  • 前記間隔変更ヒンジアセンブリが、ベース部材と、前記ベース部材を前記第1パネルに枢結している第1の連結アームと、前記ベース部材を前記第2パネルに枢結している第2の連結アームと、前記ベース部材の前記パネルに対する動作によって前記パネル間の距離が変化すると共に前記第1パネルの前記長手方向端部が前記円弧に沿って動作するように前記第1連結アームと前記第2連結アームとを接続している結合部材とを含む請求項206に記載のベッド。
  • 前記ベース部材が前記延長棒に摺動可能に取付けられている請求項208に記載のベッド。
  • 前記結合部材が前記第1と第2連結アームを相互連結している連結部を含む請求項207から請求項209までのいずれかに記載のベッド。
  • 前記結合部材が前記第1の連結アームに固着している第1のピニオンと前記第2の連結アームに固着している第2のピニオンとを備え、前記第1及び第2ピニオンが噛み合い歯を有する請求項207から請求項209までのいずれかに記載のベッド。
  • 前記第1パネルの前記長手方向縁部と前記第2パネルの前記長手方向縁部とが常に前記あらかじめ画定されている円弧に沿って配置される請求項205に記載のベッド。
  • 前記あらかじめ画定されている円弧が前記第1連結アームと前記第2連結アームの寸法によって画定されている請求項205に記載のベッド。
  • 说明书全文

    病院のベッドは、近年、構造的に大きな変化をみせている。 初期のベッドは、患者に対して限定された支援介護機能しかもたず、きわめて基礎的な装置であった。 最近になって、各種技術開発の成果を取り入れたベッドが設計され、ベッドの屈折機能、マットレスの膨張機能、患者のアクセス機能、便宜性、制御性等が改善されるようになった。 以下、現在知られているベッドの設計に関する特許について述べる。

    1. 空気圧システム 弁は、マットレス膨張システムの不可欠な一部を構成する。 最近、温度の変化に対応して形状を変える合金を弁作動子として使用する弁が考案されている。 トンプソンのアメリカ合衆国特許(USPN)第3540479号「熱モーターおよび弁」には、付勢閉鎖された弁座を熱膨張棒を用いて開放する弁が開示されている。 ウィルソン等のUSPN第3613732号「温度感応弁操作子」には、ニッケルおよびチタンの合金などの形状記憶合金でつくられた温度感応操作子を利用する各種の構造の弁が開示されている。 開示された構造には、シングルおよびダブル・ポペット弁構造、同軸シングル・ポペット弁構造などがある。 サカキバラ等のUSPN第4130265号「電動式切り替え弁」では、中間の開口に対して対向する開口に選択的に弁を使用するために熱作動素子で制御されるねじれ板を用いる弁が開示されている。 スズキのUSPN第4736587号「形状記憶電気機械式駆動装置」では、中央開口を互い違いの外側開口と連絡させるために滑動部材を動かす二つの形状記憶スプリングを使用するものが開示されている。

    ホンマのUSPN第4973024号「形状記憶合金駆動弁」では、スプリングで付勢した線形合金素子に作用する熱生成電流によって交互に開放および閉鎖する弁部材が開示されている。 ホリの日本国特許昭61−17789「弁装置」は、形状記憶合金のスプリングで作動する弁開放装置を開示している。 この弁は、同軸の付勢スプリングによって閉鎖状態に保持される。 これらの弁装置は、いずれも効果的な弁の使用を可能にするものである。 しかし、それぞれの入口開口および出口開口を透空気または多の流体の流れを逆に変化させることのできまた流体室用ハウジングへの取り付けおよび取り外しが便利な独立完備した弁装置の必要性は、解決されないで残っている。 膨張可能なマットレス・クッションあるいはセル(中空部)は、基台あるいはフレームの支持面に接続される場合が多い。 この接続は、内側に溝あるいは通路を備えてセルを支持面を通って伸びる開口に取り付けるコネクターを用いて行なうことができる。 さらに、接続部に形成された通路で二つのセルをつなぎ合わせ、接続されたセルの間に空気が流れ得るようにする構成も知られている。 このような構成の例は、パートチクのUSPN第4255824号「褥瘡(床ずれ)潰瘍のためのクッション」に開示されている。 パートチクは、単一の入り口からすべてのセルを膨張させることができるように接触点で接続される複数の細長いセルで形成された臀部クッションを開示している。

    ハント等のUSPN第4525885号「標準病院ベッド上に取り付けるための支援器具」は、マットレス・セルをまたは基部入口または出口に接続するためのコネクター装置の雄および雌部品を開示している。 グッドウィンのUSPN第4949413号「低空気損ベッド」の図6には、さらに異なる形態のマットレス・セル用コネクターが示されている。 ハント等のUSPN第4935968号「患者支援器具」にも、空気管をハウジングに接続するためのコネクターが開示されている(図4)。 これは、心停止処置のために迅速収縮が可能な迅速解除式接続部である。 トーマス等のUSPN「モジュラー低空気損患者支援システムおよび自動患者転向/加圧点救済法」でも、図5および図6にマットレス・セルを台に接続するためのコネクターが開示されている。 これらのコネクターは、特定の用途に使用できるように構成されるものであり、異なる接続に使用できるものではない。 例えば、衛星セルの接続が切られても基礎セルの完全性が損なわれることなくセルを支持台にまたセルどうしを互いに連結するために使用できる流体伝送コネクターの必要性は、解決されないで残っている。 さらに、管をセルに接続するためのレデューサー(漸縮管)を収納することのできるコネクターの必要性もある。

    屈折式ベッド上で使用する場合には、膨張/収縮マットレス・セルに用いられる流体供給/排出システムは、ベッドの台の一部として一体に形成するかあるいは外部ホースまたはダクトが配設されたものでなければならない。 このような構成では、いずれも、接続ホースが曲げられて磨耗したり、あるいは外部管が露出しているために磨耗したり他の動く部品と接触したりする結果が生じる。 本発明は、隣接する屈折式パネル上に支持されたマニホルドを連結するために、ベローズに似た膨張可能な通路を利用するものである。 ベローズに似た支持セルを病院のベッドで使用することは、既に知られている。 例えば、ハント等のUSPN第4099276号「屈折部を有する支援器具」には、ベッド台の頭側端部を上下させるために膨張可能なベローズを使用することが示されている。 既に紹介したハント等の特許第'885号にも、同様な構造が示されている。 ベローズ式マットレス・セルは、サトーのUSPN第4542547号「検知手段を有する空気マット」で開示されている。 したがって、隣接するベッド・パネルの空気通路を接続することができる可撓性通路構造で、パネル構造に合致し、信頼性があり、隣接するパネルの動きに応じて膨張/収縮する構造の必要性が、解決されずに残っている。

    また、加圧した排出流体を屈折パネルに添ってマットレス・セルまで運ぶための簡単で効率的な構造も求められている。 既に述べたように、マットレス・セルを空気の供給/排出口に接続するためには、通常、可撓性の管が用いられる。 例えば、ハント等の特許第'885号およびグッドウィンの特許第'413号は、各マットレス部ごとに用いられる可撓性の管の使用を開示している。 グッドウィンでは、この種の管がベッド台の外部に配設されるのに対して、ハント等のものでは、台の内部に配設される。 また、エヴァンスのUSPN台4864671号「制御可能に膨張可能なクッション」では、個々のクッションをグループとしてあるいはゾーンとして膨張させ、各ゾーンに用いられる供給ラインおよび排出ラインが三方弁によって制御されるものが開示されている。 オグラのUSPN第4945590号「流体マット用弁および流体マットがとる姿勢を制御するための装置」には、相対的に正圧と負圧の空気室の間に配設される空気マットレス供給ダクトが開示されている。 各空気供給ダクトは、個別のソレノイド弁によって各空気室に接続される。 ハークルロード等のUSPN第4993920号「空気マットレスにおけるポンプおよび通気システム」では、マットレスの圧をあらかじめ定められた高い値と低い値の間に維持するためにセンサーで通気弁を制御する圧力制御システムが開示されている。 モリ等のUSPN第5035016号「空気マット装置」には、空気の供給および排出管を二つのマットレス部へ交互に接続するために回転ディスクを有する弁を使用することが示されている。

    複雑巧緻な膨張可能なマットレスおよび屈折式支持台が開発されると、危篤状態の患者がCPR(心蘇生法)その他の処置を必要とするときに、ただちにそのための行動をとることが困難になってきた。 そこで、これらの処置を妨害するのではなく容易に行なえるようにするために、ベッドの表面を固く平坦にする各種手段が開発されるようになった。 例えば、ハント等の英国特許GB第2141333号「低空気損支援器具」では、その図2および第2ページ第67−74行に、すべての開口から空気を抜いて収縮させることのできる迅速解除式マニホルドが示されている。 ハント等の特許第'968号には、マットレス・セルへ空気を供給するための空気分配室が開示されている。 室の上の排出板を手動で操作すると、排出穴が開いてマットレスを迅速に収縮させることができる。 空気ポンプは別個に切る必要があるが、排出板へのハンドルで作動するスイッチが信号を送って、頭部および足部の屈折式ベローズ上で用いられる排出弁を開く。 トーマスの特許第'414号の図12には、回路盤に接続されたCPRスイッチの使用が開示されている。 患者に対する支援機能を改善するために、さまざまな形態のクッションおよびマットレスが開発されている。 ヴィースタース等のUSPN第4534078号「身体支持マットレス」には、周方向に膨張させた管を有するパッド上に支持される細長い内側セルが開示されている。 ヴルザリクのUSPN第5003654号「低空気損患者支援システムの圧力を交番させるための方法および装置」には、患者を転向させるために互い違いになって中心からずれたほぼU字形のセルが開示されている。 グッドウィンのUSPN第4768249号「患者支援構造」には、ベッドの全幅にわたって伸びる直立セルで形成されるより在来式の低空気損マットレスが開示されている。

    グッドウィンおよびヴルザリクが開示した種類のマットレスは、隣接のセルが収縮したときに該隣接のセルの位置に曲がり込むあるいは傾き込む傾向がある。 このような現象が生じると、床ずれを避けまた床ずれを処置するためさらにはベッドを屈折させるために必要な支持圧力および位置の制御の有効性が損なわれ易い。 多層構造のマットレスも知られている。 グラントのUSPN第3674019号「二層セル式膨張可能パッド」には、互いに入り組んだ膨張可能な部分の中心からずれた層で形成されるパッドが記載されている。 ウェルチのUSPN第4193149号「ベッドおよびマットレス」には、層をなすセルが心合わせされてプリフォームされたフォーム(発泡性材料)で分離されている点が異なる同様なマットレスが開示されている。 この種のマットレスは、患者を弾力的に支持することができるが、隣接するセルによる支持の制御性が限定される。 人体を保持するための各種クッションも知られている。 複雑巧緻なものの例としては、ボイスのUSPN第3218103号「空気圧保持システム」に開示されているものを挙げることができる。 同特許は、人体を選択的に保持するために位置を変えることのできる膨張可能なバンドを有する椅子を開示している。 ハマンのUSPN第4205669号「オムツ交換補助装置」には、幼児の身体を横切る形で取り付けるために支持台に解除可能に取り付けられる保持装置が開示されている。

    したがって、人体をベッド上に保持するための手段に対する必要性は、解決されずに残っている。 とくに、患者の側部の形状に合致する側部クッションや患者をベッドの中に保持するために患者の上方に置く選択的に膨張可能なクッションが得られることがのぞましい。 従来の病院のベッドの空気圧システムは、通常、マットレス内のクッションへ空気を分配するための弁およびダクトあるいは他の導管を備えた単一の加圧された空気源を含むものである。 この種のシステムの例としては、アメリカ合衆国特許第4949413号、第4993920号、および第5044029号が挙げられる。 これら各特許を検討すると、あくまで単一の空気源からの空気の流れを制御することにこだわっていることがわかる。 空気の流れは、分割され、いくつかの比較的屈折性のあるパネル上に支持されたクッションに分配される。 通常、空気の流量の制御には複雑巧緻な弁が用いられ、また、各クッションの組に割り振られた空気を分配するためには長大な導管および/または高圧空間が用いられる。 本出願に図2を参照して記載されている空気分配システムは、より単純な空気分配システムであるが、それでも、空気の流れる通路を形成するためには、ベッドのパネルに対して満たされるべき重要な構造上の諸要件が課されることになる。

    クッションが台パネルに取り付けられるあるいは支持される方法も、重要である。 例えば、アメリカ合衆国特許第3879776号および第3909858号は、膨張可能なクッションを固定して膨張させるための空気の通路を確保するようにクッションをベッド台に取り付けるための複雑巧緻な構造を開示している。 したがって、構造が簡単で、手入れが容易で、比較的屈折性のあるパネル上に支持される個々のクッションの組に対する圧力の制御性が得られる空気圧システムの必要性が、解決されずに残っている。

    2. フットボード・ゲート 寝たきりの患者を介護する環境では、機器、文書、その他の材料のために支持用具が用意されていることがのぞましく、また、必要な場合が多い。 そのために棚あるいは平の台を使用すれば十分な場合には、ベッドから独立したスタンド上に配設される可動式トレーが利用されることが多い。 ベッド周囲のアクセサリー類の量を制限しあるいはベッドの近くに簡便なテーブルを配設するために、さまざまな考案がなされている。 スリヴォスキーのUSPN第3327328号「マットレスの延長」には、上方に枢動して台を形成する足部端部のキックボードを有するベッドが開示されている。 クロフォードのUSPN第3344445号「ストレッチャー・ベッド用サイド・パネル構造」には、台に変わるサイド・ガード・パネルが開示されている。

    ドナルドのUSPN第535945号「ベッド用の取り外し可能な足休めおよびテーブル」には、ベッドの中間部分を横切って伸びるボードが開示されている。 該ボードは、テーブルとして配置することができ、下方に枢動させてベッドに座っている人のフットボードとして使用しあるいはベッドの足部の先まで伸ばして貯蔵用具として利用することができる。 ポエナー等のUSPN第4724555号「病院のベッドのフットボード」にも、ほぼ同様な考案が開示されている。 このフットボードは、引き出して枢動させれば、水平のテーブルとなる。 他の実施形態としては、単に枢動させて水平の床上方の位置まで動かせば、部分的にベッドの足部上方まで滑動可能となるものが示されている。

    3. 立ちボード ベッドの延長屈折機能には、ベッドの頭部を上昇させ、それに対応してベッドの足部を下降させ、ベッドが十分に傾いて患者が立った状態でベッドから出ることができるようにする機能を含むものもある。 この機能をもたせるためには、ベッドが、十分な強度があって患者の体重を保持することができしかも十分小さくてマットレスを床近くまで下げることのできるフットボードを備えている必要がある。

    英国で開発されたUSPN第3997926号「自動傾斜式使用者支持用具付きベッド」には、立った状態に配置可能なベッドが開示されている。 ベッドを傾けたときには、足休めは、ベッドの端部から離れた不使用位置からベッドの端部に隣接する使用位置まで移動させることができる。 該足休めは、台に対して鈍に配置される。 該フットボードの機能は、限られており、また常にベッドの台の一部となっている。 患者を立った状態にするまでベッドを傾ける操作が頻繁には行なわれないことを考慮すれば、フットボードは、調節可能で、異なる機能ももち、のぞむ場合には取り外せるものであることがのぞましい。

    4. ヘッドボード 患者に対してCPRあるいは他の緊急処置を行なう場合には、処置を行なう要員は、患者にできるだけ接近することがのぞましい。 例えば、手術用テーブルは、側部に障害物がなにもない形につくられる。 しかし、ベッドは、そのような処置を行なわないときには、通常、患者を支援するために用いられるので、サイドレール、ヘッドボード、フットボードなどの保持用部品を備えている。 サイドレールは、看護婦、医師、その他の介護者等による処置を容易にするために、従来から、折り畳んでマットレスの下まで降ろせるものが採用されている。 処置に参加して妥当に患者にアクセスできる人の数は、ベッドの側部に添って好便に立っていられる数が限度である。 したがって、ベッドで支援されている患者にアクセスできる人数を増やす必要性が存在する。

    また、機器、テーブル、トレーなどには、本来、不適当な形態がある。 例えば、静脈内(IV)用機器は、通常、患者の上方に懸架して、液が重力で溶解から静脈内に刺された針まで運ばれる構成とする必要がある。 また、牽引装置は、ベッドのフレームに接続される固定器具を備えていなければならない。 これらのことから、支持用具の形状にも考慮が必要となる。 「患者支援の諸問題: 一つの解決法としての空気流動化ベッド」と題する記事の中で、著者のハージェストは、その269−275ページの図1および図2に、在来式の牽引および機器支持装置を示している。 ペック等のUSPN第3063066号「ベッド用サイドゲート」には、支持器具のために一つの隅の支柱に取り付ける延長棒を開示している。 ベッドに入れ子式支柱あるいは部材を使用することは、既に確立されている技術である。 ウィリアムズ等のUSPN第3081463号「モーター作動式病院ベッド」では、端部パネルを支持する入れ子式隅支柱が開示されている。 モーターを用いた作動は、ケーブル・システムによって行なわれる。 同様に、ネルソンのUSPN第3220020号「高さが調節可能なベッド」にも、ベッド台と共に昇降するスプリングで付勢した入れ子式外側スリーブを有する脚支柱を備えたベッドが開示されている。 ヒルンブランド等のUSPN第3237212号「引き込め可能ベッド」にも、ベッド台と共に昇降するスプリングで付勢した入れ子式外側スリーブを有する脚支柱を備えたベッドが開示されている。

    ジョンストン等のUSPN第3742527号「病院ベッド」では、油圧駆動の入れ子式隅脚部および手動の入れ子式支持脚部を備えたガードレールを有するベッドが開示されている。 ウィルキンソンのUSPN第4686727号「病院ベッド用便利棒装置」には、各種制御用具および患者用機器を支持するための垂直の棒と横向きの部材が開示されている。 当業者には既知の機器支持用具は、ベッド上で使用可能であるが、使用しないときには患者および看護婦から遠ざけることのできる位置に配設するか、あるいは、取り外して保管するために必要なときにすぐには利用できないかのいずれかである。

    5. 重量検知システム 最新の技術開発の成果の一つに、ベッドにいる患者をモニターする機能が挙げられる。 その一例に、ベッドにいる患者の体重モニター・システムがある。 もちろん、患者の体重を求めるにあたって、ベッドの自重は除かれる。 テキサス州サンアントニオのカイネティック・コンセプツInc. が製造するベッドにもこの種のシステムが用いられている。 このベッドには、患者の体重および体重の変化を示す表示計が付いている。

    この機能を提供する在来の構造では、ベッドの四隅の各々に応力計が用いられる。 このような構造の例としては、ウォーターズのUSPN第4669136号「病院ベッドと手術用テーブルの組み合わせ構造」(第5カラム、13−25行、第7カラム、58−60行)およびカルース等のUSPN第4926951号「体重測定ベッド」が挙げられる。 後者の特許は、四隅の各々で荷重セルがボールを使って基部フレーム上に支持され、横方向のトルクを生じることなく垂直方向の重量が伝えられる構成の体重測定システムを開示したものである。 水平状態は、体重測定用フレームを基部フレームに接続する三本のタイロッドによって維持され、患者によってあるいはベッドの方向によって体重測定用フレームが捩れるのを防いでいる。 この種のシステムで生じる問題の一つは、ベッド・フレームおよび基部フレームのいずれか一方または両方に不可避的に歪みが生じることである。 この歪みによって、応力計の応力に狂いが生じ、したがって本来的に計測が不正確あるいは複雑なものとなり、なんらかの形での補正が必要となる。 患者をベッドから出さずにその体重を測定するのは、有用であるばかりでなく、ベッド上の患者の動きをモニターするためにのぞましいことである。 フレック等のUSPN第4539560号「ベッド離脱検出システム」では、人がベッドから離脱するのを検出するために、マットレス内に設けられたテープ・スイッチ式検出器を使用することが開示されている。 二または三のテープ・スイッチを使用すれば、ベッドにいる人の不安定な動きも検出することができる。
    ペック等のUSPN第4803744号「膨張可能なベッド」には、ベッドから患者が離脱するのを感知するためのシステムにおいて、下方の袋の中の圧力の低下を利用するシステムが開示されている。

    6. 制御装置 ベッドおよび患者介護システムが複雑さを増すにしたがって、患者支援システムの制御の複雑さも増大する。 ベッドの形状など若干の機能の制御は、患者自身が行なえるが、マットレスの圧力、空気の流れ、温度など、介護要員のみが制御を行なえる機能も多い。 これら二種類の制御の必要性に対応するために、各種の制御のデザインが開発されている。 テキサス州サンアントニオのカイネティック・コンセプツInc. がテラパルスという商品名で販売している空気懸架式ベッドには、手持ち式ベッド制御装置が含まれており、この制御装置は、それをサイドレールに引っ掛けるためのフックを備えている。 このベッドは、また、介護者が使用するためのフットボードの面から伸びる制御用具も備えている。 ポーナのUSPN第4821348号「変換可能なベッドおよびベッドルームの組み合わせ」には、ガードレール上に取り付けられた制御盤が開示されている。

    ベノイト等のUSPN第3839753号「病院のベッド」には、フットボードに配置されてパネル・カバーで覆われた看護婦用制御盤が開示されている。 これらの制御用具は、患者用制御用具に加えて配設されるものである。 ドリュー等のUSPN第4183015号「遠隔の電気装置を制御するための手段を含むベッド用サイド・ガード」には、ガードレールに組み込まれた各種制御装置が開示されている。 同特許には、また、これら各種制御用具は、モジュラー構成なのため、取り外し、交換、補充が可能であると述べられている。 これらの制御用具は、整備が必要な場合には容易に取り替えることができ、また、患者の身体的苦痛の状態に応じて片側から反対側へ移すことができる。 ヴルザリクの第'654号特許にも、フットボードの底に取り付けられる制御用具とフットボード内に取り付けられる制御スイッチが開示されている。 カイネティック・コンセプツの懸架式制御装置を除けば、上に述べた制御装置は、いずれも固定位置に取り付けられるものである。 懸架式制御装置は、使用するのに二本の手が必要で、また患者が使用できる制御用具に限られる。 したがって、介護者ならびに患者の両者にとって、使用可能で位置を変えることができ、しかも手持ちで使用でき、あるいはベッドの患者占有域を清掃するために取り外し可能な制御用具を備えた制御装置の必要性は、解決されずに残っている。

    7. 移送案内車輪 最新の複雑巧緻なベッドにとっての問題は、それを病院内の異なる場所へ問題なく移動させるためには、操作に介護者の力と敏捷性が求められることである。 通常、ベッドには、各隅に、垂直軸の周りで自在に回転する車輪が配設されている。 この車輪の構成は、室内でベッドの向きを変えるときには便利であるが、廊下での移動など角を曲がったり直線に添って移動する場合などには困難を伴う。

    パラメディック・ガーニー(医療補助用車輪付き担架)と呼ばれ、担架の長手方向に心合わせされて固定されまた四隅の車輪の面よりわずかに下方に出た五番目の中央の車輪をもつ担架が存在する。 この装置では、第五の車輪は、常時床と接触した状態に保持される。 しかし、重量が一端から他端へ移動すると揺れが生じ、常時ベッドとして使用するにはきわめて好ましくない。 したがって、操作性が高くしかもベッドを長い距離移動させる場合に役立つ病院のベッド用車輪システムに対する必要性は、解決されずに残っている。

    8. ガードレール昇降システム 既に述べたように、ベッドには、通常、患者が不用意にベッドから離脱するのを防ぐために、マットレスのレベルより高い位置に固定できるガードレールが配設されている。 介護の作業中は、ガードレールをその位置から取り外すことがのぞましい。 これは、通常、ガードレールを取り外し可能に構成するか、より一般的には、枢動可能かあるいはマットレスのレベルより低い位置まで下げることができる構成とし、それによって位置を調節可能にする機能をもたせることで解決している。

    ガードレールを下げる一つの方法は、コンセリク等のUSPN第4439880号「サイド・ガード付き老人用ベッド構造」に開示されているように入れ子式支持部材を使用することである。 ケーブル/プーリー・システムも、ベッドの一部分の移動を容易にする目的で、各種の可動式ベッド機構に用いられている。 例えば、ウィリアムズ等の第'463号には、ケーブル作動式入れ子構造の端部パネルが開示されている。 ハント等の第'276号には、周囲にケーブルが巻かれたプーリーの回転によって制御される弁を操作するためにケーブルとスプリングを使用することが開示されている。 エインセル等のUSPN第4747171号「病院のベッドのレール装置」には、側方に枢動して下方位置へ下がるレールが開示されている。 この装置は、レールの昇降時に重力に抗するためのスプリング、ケーブル、およびカム・リンクを含むものである。 したがって、所定の位置の間で昇降ししかも片手で容易に操作できる頑丈なサイドレールの必要性は、解決されずに残っている。

    9. 振れアーム延長ブレース 屈折式ベッド部材の移動は、油圧作動によって容易に制御することができる。 例えば、モリソンのUSPN第3462772号「中央枢動式ベッド」には、行程スロットの端部上にのるピンを動かすための油圧ラムが開示されている。 この構造は、スロット内での移動に限定される。 油圧アームが振れ自在な場合には、水平に伸ばすと大きい曲げモーメントが生じるおそれがある。 したがって、油圧アームの移動の制御性を利用しながら、該アーム上に生じ得るてこ入れされた重量を支持するために必要なアームの寸法は最小限に抑えることがのぞましい。

    10. 台継ぎ手 健康な人は、通常、一日の約三分の一を睡眠に費やす。 最適な健康状態にはないとみなされる人の場合には、それ以上の時間を寄り掛かった状態で過ごす。 使用者に快適さを提供するために、各種の形態のベッドが開発されている。 病院および介護施設の患者や家庭にあってもなんらかの理由で寝たきりの人は、とくにこのような開発の対象となる人々である。

    快適さを維持するために動くことができない状況あるいは状態で長期間ベッドで過ごすようになると、床ずれや圧迫ずれなどの合併症が生じるおそれがでてくる。 このような状態を軽減する一つの方法は、さまざまな向きおよび形状に動かすことのできる支持面をもつベッドをつくることである。 この種のベッドの代表的な例は、いずれもアメリカ合衆国特許で、ウィリアムズ等の第3081463号、カーウィットの第4038709号、ハント等の第4099276号、ナハムの第4371996号、グッドウィンの第4745647号、ハント等の第4935968号、およびフェランドの第5023967号、ならびにピュポヴィクのフランス特許第87−16722号に示されている。 これらの特許は、それぞれ、人体の脚部および胴部のさまざまな状態に応じた形状をとるために枢動する一組のパネルで形成された台を有するベッドに関するものである。 また、それぞれ、人体の胴部を支持する背部パネルおよび人体の腰部または腰部および大腿部を支持する座部分を有する。 これらパネルは、通常、互いに丁番止めされ、あるいは腰の関節に対応する固定式継ぎ手の周囲で枢動する。 人が平臥した状態から坐った状態へ移動すると、臀部の表面の長さが増大することは知られている。 固定しき継ぎ手では、この身体の表面の長さの変化に対応することができないので、平臥した人は、自分の体をそれに合わせるように調節しなければならない。 その人が動けない場合には、このような調節が不可能である。 したがって、固定式でなく、人体を曲げたときにその表面の変化に対応できるベッドのパネル間継ぎ手に対する必要性は、解決されずに残っている。

    11. 油圧弁 流体の流れと圧力を制御するための油圧弁には、さまざまに異なる形態のものが存在する。 これらの弁は、通常、閉位置では開口または他の流体通路を閉じ、また迅速に開いて比較的いっぱいに流れる状態にするゲートまたはプランジャーを備えている。 すなわち、これらの弁は、中間的な流体の流れに対する制御性に乏しい。

    広範な調節位置での流体の流量の制御を可能にするために、比例調節油圧弁が開発されている。 この種の弁では、調節位置の広い範囲にわたって流体用開口を連続的に変えることができる。 開口の変化は、調節位置に比例するが、両者の間の関係は、きわめて複雑で、制御は、通常、調節位置には関係なく流体の流れまたは流体の流れの効果を測定して行なわれる。 屈折式ベッド、とくに病院のベッドでは、床に支持される基部に対するベッド台あるいは台を形成する丁番付きパネルなどの支持面の動きを制御するために油圧システムを使用することができる。 台をユニットとして動かすこともできるし、あるいはパネルを互いに相対的に動かすこともできる。 この種のベッドでは、支持面の屈折の速度を変えることがのぞましい。 例えば、頭部パネルは、下げるときよりも上げるときのほうが低速で行なわれることがのぞましい。 患者を立たせる機能がベッドに備わっている場合には、患者の状態に応じて患者を立たせる速度を変えられることがのぞましい。 ベッドを片側へ傾ける機能も有用である。 肺疾患の合併症のある患者では、時間をかけてゆっくりベッドを片側へ傾けると呼吸をしやすくする。 しかし、患者を担架へ移すためにベッドを傾ける必要がある場合には、ベッドを迅速に傾けなければならない。 また、CPRやトレンデレンブルグ手術などの緊急処置に用いる場合には、ベッドをきわめて迅速に特定の形状にできることがのぞましい。 緊急の要請がある場合には、ベッドは可能などのような形状にもされるのであるから、シリンダーは、すべて、通常の使用時にはある速度で、また緊急時には他の速度で動くようにすることが必要である。

    広い範囲での速度制御がのぞましいことを述べた。 在来の弁は、通常、スプール型のものであり、広いダイナミック・レンジを有する。 しかし、この広いダイナミック・レンジの中で、ベッドの屈折速度に利用できるのはきわめて小さい部分に過ぎない。 この種の弁は、また、複雑な方程式にもとづいて弁の軸位置に対して変化する流速を示す。 その結果、この種の弁は、高価なものとなり、またその制御にも高価なシステムが必要となる。 したがって、限られたレンジ内で経済的にまた簡単に制御することができる油圧式屈折システムの必要性は、解決されずに残っている。

    12. 台支え ベッド台を支持するために、各種の装置が開発されている。 現在使用されているものは、基部フレームに対する台の高さと姿勢を変える構成である。 在来のシステムは、平行なリンク仕掛け上で線形駆動方式を用いるかまたは中央の自在継ぎ手に対してベッドのピッチとロールを変化させるように配置された一以上の油圧シリンダーを用いるものである。 フェランドのアメリカ合衆国特許第5023967号は、単純化された台支えシステムの開発を示すものであるが、これは、三つの台支えを用いて完全な台の屈折を行なえるようにした三角形方式の支持システムである。 該特許には、台に取り付けられて二つの対向する油圧アーム上に支持される自在継ぎ手の使用が開示されている。 一対の横方向に対向するサイドアームが自在継ぎ手から離して配設される。 各種油圧アームの長さを整合的に調節することで、台の方向付けに関する三つの基本的な形式、すなわち、ピッチ、ロール、およびエレベーションが調節される。

    フェランドの三軸支持システムは、台の屈折に関する簡単で有効なシステムを提供するものではあるが、自在継ぎ手を支持するために二本の頑丈な基部油圧ラムの使用を必要とする。 該特許に開示されているような小型自在継ぎ手では、屈折式ベッドの台の力が加えられると、そこが機械的な弱点となる。 両基部ラムの上端を自在継ぎ手に取り付けることによって、台の使用可能な運動の範囲がラムの調節可能な長さと等しくなる。 さらに、二本のサイドアームを基部フレームまたは隣接する基部ラムの基部に取り付けることによって、ベッド内のエレベーションの変化は、さらに二本のサイドアームの動程の長さで制限されることになる。 自在継ぎ手と側脚部を異なる相対的に丁番運動が可能なパネルに取り付けるためには、互いに関連するパネルの間の向きの変化に対応する制御システムの使用が必要である。 したがって、より経済的に生産できまたより容易に使用できる三軸支持システムに対する必要性は、解決されずに残っている。

    13. 多機能制御システム ベッドがますます多様で異なる機能を備えた複雑高度なものとなるにしたがって、その多様な機能の使い方もより複雑となり、任意の時点でそれらの機能を整合させまた各機能の状態を把握することがますます困難になってきている。 ベッドが危篤状態にある患者を支援するために使用される場合には、このような整合がますます重要となる。

    現在、ベッドがある選ばれた支持の形状をとるようにするために、介護者が患者によるベッドの動きの制御を禁止できる構成のベッドは存在する。 例えば、患者が牽引された状態にあるときには、マットレスの向きや固さを同じ状態に保持することが必要である。 また、ベッドがマットレスの上方で伸びる機器支持用テーブルを備えている場合には、マットレスが一定の動きをするとテーブルがひっくり返ってしまう。 さらに他の例としては、一以上の「下り坂」のガードレールが直立位置にない場合には、マットレスを片側に傾けることは危険であろう。 したがって、患者の処置を正しく行なうことができまた患者の安全を確保できるようにするために、ベッドの各種の機能を整合させるのに役立つ制御用具を有するベッドの必要性は、解決されずに残っている。

    本発明の各特徴は、上記の解決されないで残っている諸必要性を満たすものである。
    1. 空気圧システム 例えば、本発明の一側面にもとづけば、流体の流れを制御するための弁は、第一の弁座および該第一の弁座に対して移動可能な第一の弁部材を有する第一の弁装置を含むものである。 第二の弁装置は、第二の弁座および該第二の弁座に対して移動可能な第二の弁部材を有する。 第一および第二の弁装置は、各弁座を通る流体の流れをそれぞれの弁座にたいする弁部材の相対位置に応じて変化させるように構成される。 第一の弁部材を第一の弁座に対して第一の方向に動かし、また同時に第二の弁部材を第二の弁座に対して第二の方向に動かすために、第一および第二の弁装置には作動子が連結されている。 第一および第二の方向での移動によって、一方の弁座では流体の流れに対する制限が増大し、他方の弁座では流体の流れに対する制限が減少する。 これによって、二つの弁座を通る流体の流れが正確に制御される。

    本発明は、また、空気マットレスのセルを効果的かつ制御可能に膨張させるための各種弁装置および空気分配通路を提供するものである。 例えば、個別の膨張可能なセルで形成される膨張可能なマットレスを有するベッドのために本発明にもとづいて構成される一つの空気分配システムにあっては、ハウジングによって加圧流体源と連通する第一の室および膨張可能なセルと連通する第二の室が画定される。 第一の流体の流口は、該第一および第二の室の間で流体を連通させ、該第一の流体の流口から離されて対向する関係にある第二の流体の流口は、第一の室から流体を排出する。 第一および第二の室の間の流体の流れを制御するために、第一の弁部材は、第一の流体用開口に対して移動可能である。 第二の室からの流体の流れを制御するために、第二の弁部材は、第一の弁部材に対して固定されまた第二の流体用開口に対して移動可能である。 該第一および第二の弁部材を該第一および第二の流体用開口の間で動かすために、第一および第二の弁装置には作動子が連結される。

    本発明は、また、マットレスの膨張可能なセル内の圧力を制御する方法を提供するものである。 この方法は、入口流体の流口を通して正圧源と膨張可能なセルの間を連通させる工程と出口流体の流口を通して負圧の仕向け先と膨張可能なセルの間を連通させる工程を含む。 第二の流体の流口を通る流体の量は変えることができる。

    本発明のさらに他の一側面にもとづけば、制御室内の流体の圧力を制御するための弁装置が提供される。 該装置は、少なくとも第一の圧力の流体源および該第一の圧力より低い第二の圧力の流体の仕向け先を含む。 ハウジングは、流体源と制御室の間を連通させる第一の流体の流口を画定する第一の弁座を有する。 第二の弁座は、該第一の弁座から離されて制御室と流体の仕向け先の間を連通させる第二の流体の流口を画定する。 第一の弁部材は、流体源から第一の流体用開口を経て制御室に達する流体の流れを変えるために第一の弁座に対して移動可能である。 第二の弁部材は、制御室から第二の流体用開口を経て流体の仕向け先に達する流体の流れを変えるために第二の弁座に対して移動可能である。 第一の作動子は、第一の制御信号に反応しまた第一の弁座に対して第一の弁部材を動かすために該第一の弁部材に連結される。 第二の作動子は、第二の制御信号に反応しまた第二の弁座に対して第二の弁部材を動かすために該第二の弁部材に連結される。 該第一および第二の作動子は、両者を組み合わせて制御室内の流体の圧力を制御するために個別に制御することができる。

    本発明のさらに他の一つの特徴にもとづけば、第一の壁および交換可能な弁カートリッジを有するハウジングが提供される。 該弁カートリッジは、流体の流路を画定する第一の流体の流れ素子、該第一の流体の流路と流体が連通する弁座、および、該弁座を通る流体の流れを制限するために弁座に対して弁の軸に添って移動可能でまた該弁座と密閉状態に係合可能な弁部材を含む。 弁座と弁部材のいずれか一方は、第一の流体の流れ素子に対して固定され、また、弁部材は、第一の壁に対して弁カートリッジを固定しまた取り外すように手動で係合可能である。 弁カートリッジは、また、弁座に対する弁部材の動きを制御するための装置を含む。 好ましくは手動で、弁の軸に添って第一の流体の流れ素子に力を加えて第一の壁に該第一の流体の流れ素子を取り付けるための手段が配設される。

    本発明にもとづいてつくられる他の弁装置も、また、第一の壁および交換可能な弁カートリッジを有するハウジングを含む。 該カートリッジは、流体の流路を画定する第一の流体の流れ素子、該第一の流体の流路と流体が連通する弁座、および、該弁座を通る流体の流れを制限するために弁座に対して弁の軸に添って移動可能でまた該弁座と密閉状態に係合可能な弁部材を含む。 弁座と弁部材のいずれか一方は、第一の流体の流れ素子に対して固定され、また、延長部材が、弁座と弁部材の他の一方に対して固定され、また、第一の壁に対して弁カートリッジを固定しまた取り外すように手動で係合可能である。 第一の流体の流れ素子および延長部材は、弁の軸に添って第一の流体の流れ素子に対して延長部材に力が加えられると、該延長部材と該第一の流体の流れ素子の間で力の移転が生じるように構成される。 該カートリッジは、さらに、弁座に対する弁部材の動きを制御するための機構を含む。 また、弁の軸に添って第一の流体の流れ素子に対して延長部材に力を加えることによって該第一の流体の流れ素子を第一の壁に取り付けるための手段が配設される。

    本発明にもとづく他の弁装置は、第一の壁、および、該第一の壁から離された流体の流口を有する第二の壁を有するハウジングを含む。 基部部材は、該流体の流口を通して配置可能である。 基部部材を第一の壁に取り付けるための手段が配設される。 弁部材は、流体の流口と選択的に密閉状態に係合するために基部部材および第二の壁に対して移動可能に取り付けられる。 流体の流口に対して弁部材を動かすために制御可能な手段も配設される。

    本発明の異なる一側面にもとづけば、二つの空気室の間に密閉された通路を形成するためにモジュラー式コネクター・システムが配設される。 これは、第一および第二の開いた端部をもつ内側空洞を有する受け器、および、該第一の開いた端部の周囲で内側に伸びるリップ部を含むものである。 該リップ部は開口を有する。 受け器の内側空洞内には、第一の開口に隣接してディスクが配設され、リップ部に当接して配置されると該第一の開口を閉じるために該リップ部に当接して密閉状態を形成することができる構成とされる。 差し込みは、該第一および第二の開いた端部と差し込み通路を画定する内側空洞を備えた主要部分、および、該第一の開いた端部の隣接部から外側に伸びる肩部を有する。 該主要部分は、受け器の第二の開いた端部内に受け入れられまた差し込みの第二の開いた端部がリップ部から離される大きさとされる。 リップ部と差し込みの第二の端部の間の間隔によって、ディスクを捕捉する室が画定される。 ディスクは、リップ部に当接する第一の位置とリップ部から離された第二の位置の間で移動可能である。 ディスクは、該第一の位置にあるときは、リップ部と密閉状態に係合する。 したがって、このモジュラー・システムは、ディスクが第一の位置にあるときには差し込みを通る流体の流れを妨げ、ディスクが第二の位置にあるときには流体が差し込みを通って流れるようにする逆止め弁を形成する。

    本発明は、また、マットレスのセルを膨張させるための装置を提供する。 該装置は、第一の膨張可能なセルを含み、該第一のセルは、壁および加圧流体を受けるために該第一のセル内に取り付けられた第一の入口を有する。 加圧導入される流体を第一の入口を通して伝送するために、第一のセルの壁には、第一の入口から離して、出口継ぎ手部材が取り付けられる。 第二の膨張可能なセルは、第二のセルを膨張させるために加圧流体を受ける入口を有する。 第二のセルの入口を出口継ぎ手部材と連結するために該出口継ぎ手部材に選択的に接続可能な手段が配設される。 これによって、第一の入口で受け入れられる加圧流体は、第二のセルに受け入れられることになる。 本発明にもとづいてつくられるマットレスのセルを膨張させるための他の装置にあっては、加圧流体源が配設される。 少なくとも二つの開口を有するパネルが、複数の膨張可能なセルを支持する。 該源と開口の間では、流体の連通が図られる。 第一の膨張可能なセルは、該開口上方で該パネル上に支持される壁を有する。 該開口の第一のものに隣接して、第一のセルの壁には第一の入口継ぎ手部材が取り付けられる。 該第一の入口継ぎ手部材は、パネル開口と第一のセルの壁の内部の間の流体の連通を図るために、該第一の開口に選択的に固定することができる。 第二の開口に隣接して、第一のセルの壁には第二の入口継ぎ手部材が取り付けられる。 該第二の入口継ぎ手部材は、パネル開口と第一のセルの壁の内部の間の流体の連通を図るために、該第二の開口に選択的に固定することができる。

    第一および第二の入口継ぎ手部材から離された第一のセルの壁には、出口継ぎ手部材が取り付けられる。 第二の入口継ぎ手部材と出口継ぎ手部材の間の流体の連通を図るために、第一のセルの壁内には導管が配設される。 第一のセルは、第二の入口継ぎ手部材に受け入れられる加圧流体によっては膨張されない。 第二の膨張可能なセルは、加圧流体を受け入れるための入口を有する。 第三の入口継ぎ手部材は、第二のセルの入口との間で流体が連通する状態にあり、また、該第二のセルの入口を出口継ぎ手部材に連結するために該出口継ぎ手部材に選択的に接続可能である。 これによって、第二の入口継ぎ手部材に受け入れられる加圧流体は、第二のセル内に導かれる。 本発明の他の一つの特徴として、第一の流体の流路を画定する第一のハウジングを含む空気分配装置が配設される。 この第一のハウジングも、また、第一の流体の流口を有する。 第二のハウジングは、該第一のハウジングに対して枢動軸の周囲で枢動するように支持される。 この第二のハウジングは、第二の流体の流路を画定し、また、ほぼ第一の流体の流路に面する第二の流体の流口を有する。 可撓性のダクトは、第一の流体の流路を第二の流体の流路と連通させるために、第一および第二の開口を連結する。 第一および第二のハウジングの少なくとも一方に対して支持される案内が配設され、該案内は、第一および第二のハウジングが相対的に枢動する間、該ダクトを第一および第二の開口の間でほぼ位置合わせされた状態に維持するために、該ダクトに取り付けられる。

    本発明にもとづく空気分配システムは、第一および第二の部分を備えた膨張可能なマットレスを有するベッドで使用される。 該部分は、ほぼ該部分の間に配置される枢動軸の周囲で相対的に枢動可能であり、また、個々の膨張可能なセルで形成される。 該空気分配システムは、第一の流体の流路を画定しまた第一の流体の流口および該第一の流体の流路から離された第二の流体の流口を有する第一のハウジングを含む。 第一および第二の流体の流口は、共に、第一の流体の流路と連通している。 第一のハウジングは、第一のマットレス部分に隣接する上表面を有する。 第二のマットレス部分に関連した第二のハウジングは、第二の流体の流路を画定しまた該第二の流体の流路と連通する第三の流体の流口を有する。 該第三の流体の流口は、ほぼ第二の流体の流口に面する。 第二のハウジングは、第二のマットレス部分に隣接する上表面を有する。 第一の流体の流路を第二の流体の流路と連通させるために、第二および第三の流体の流口は、ダクトによって連結される。 第一の継ぎ手は、第一の流体の流路を第一のマットレス部分内のセルに連結し、第二の継ぎ手は、第二の流体の流路を第二のマットレス部分内のセルに連結する。

    本発明にもとづき個々の膨張可能なセルで形成される膨張可能なマットレスを有するベッドで使用するためのさらに他の空気分配システムにおいては、ハウジングが、第一の流体の流路を画定し、また、該第一の流体の流路と連通する第一の流体の流口を有する。 該ハウジングは、膨張可能なセルに隣接する上部壁を有する。 第二の流体の流路は、該上表面に隣接する。 該ハウジングは、さらに、第二の流体の流路を画定し、また、第一および第二の流体の流路の間に配置された中間壁を有する。 該ハウジングは、また、第二の流体の流路と連通する第二の流体の流口を有する。 第一および第二の流体の流路は、継ぎ手によってセルに選択的に連結される。 本発明にもとづいてつくられる患者支援システムは、ほぼ平面で上方に向いた支持面を有する台と膨張可能なマットレスを含むものである。 マットレスは、個々に膨張可能な第一および第二のセルを含み、該セルは、膨張させると該支持面に対して斜に伸びる隣接面を有し、第一のセルの隣接面は第二のセルの隣接面を越えて伸びる構成とされる。 固定手段は、第一および第二のセルを台へ固定し、それによって、人体がマットレス上に支持されると第一のセルは部分的に第二のセル上に支持されることになる。 それによって、隣接するセルの膨張の程度にかかわらず個々のセルが支持される。

    本発明は、また、空気マットレスを収縮させるための調圧機構を提供するものである。 空気マットレスと連通する高圧空間が、出口開口を有するハウジングによって画定される。 弁部材が、該ハウジングに対して枢動可能に取り付けられ、該弁部材が出口開口を密閉状態に閉止する通常位置と弁部材が出口開口から離される調圧位置の間で枢動軸の周囲を枢動する。 これによって、高圧空間内の流体は、出口開口を通って流れることができる。 第一の固定手段は、弁部材を通常位置に固定する。 第二の固定手段は、弁部材を調圧位置に固定する。 これによって、空気マットレスを迅速に収縮させるための簡単でしかも効果的な手段が提供される。 本発明のさらに他の一側面にもとづけば、マットレスを膨張させるために分散源空気圧システムを有するベッドが提供される。 より具体的には、本発明は、上表面を備えた台および人体を支持するために該台の上表面上に支持されるマットレスを有するベッドを提供するものである。 該マットレスは、該上表面に添って分散した複数組の個別に膨張可能なセルあるいはクッションを含み、該クッションは、各々が入口を有する。 該台に対して複数組のファンなど空気の流れを生成するための手段が取り付けられる。 一組のファンと対応する一組のクッションは、ダクトによって連結され、それによって該組のクッションと該組のファンの間に一対一の対応が得られる。

    本発明の好ましい形態にあっては、該台は、複数の相対的に屈折可能なパネルを有する。 該パネルは、クッションの入口と位置合わせされた通路を有する。 クッションの入口に取り付けられた円筒状コネクターは、該通路内に伸び、またクッションから離されてフランジを備えた端部を有する。 各組のクッション用のファンは、パネルの下の膨張させるクッション近くに取り付けられ、加えられる電圧のレベルに正比例する速度で回転する。 したがって、各ファンによって生成される圧力は、加えられる電圧のレベルに正比例することになる。 制御装置は、各ファンに対して、関連する組のクッションのために、空気の圧力の目標値に対応する電圧を加える。 各通路と関連する固定板は、関連するパネルに対して滑動可能である。 各板は、コネクターの関連する一つのフランジ端部を自在に受けられる大きさに拡大した端部を有する細長い開口を含む。 該開口は、さらに、コネクターのフランジ端部が伸びてその中に入ったときに該フランジと係合するのに適するよう寸法を小さくしたカム状の固定用端部を有する。 コネクターは、開口の拡大した端部を通して中に差し込んで固定する。 次に、開口のカム状固定用端部が通路と位置合わせされた状態になる位置まで板を滑動させると、フランジが、開口の固定用端部を形成する板のカム状肩部と係合する。 この滑動によって、また、ゴム・シールが引き寄せられ、コネクターと板の間で係合する。

    このような空気圧システムは、使い易く、クッションの取り付けおよび取り外しが容易なことは明らかであろう。 さらに、異なる組のクッションごとに専用のファンを使用するため、操作と構造を単純化することができ、また、各組のクッションを個別にしたがって容易に制御することができる。 さらに、ファンを直列に配設して、各組のクッションで生成可能な圧力の範囲を大きくすることができる。

    2. フットボード・ゲート 本発明にもとづけば、好ましくはフットボードとして実施される病院のベッド用折り畳み式テーブル装置は、ほぼ垂直面に添って伸び、ベッドの一端に取り付けられ、また水平方向に互いに離されてほぼ垂直方向に伸びる溝を有するフレームを含むものである。 テーブルは、該溝に隣接して配置することができ、また、各溝内に伸びる案内素子を有する。 該案内素子は、該テーブルを保管位置と立ち上げ位置の間で移動させるために溝に対して滑動可能であり、該保管位置では、案内素子は溝の下方部分に配置され、該立ち上げ位置では、案内素子は溝の上方部分に配置される。

    テーブルは、該テーブルが立ち上げ位置にあるときに該テーブルを溝を通って伸びる枢動軸の周囲で枢動させるために、案内素子に枢動可能に連結されている。 立ち上げ位置では、テーブルは、テーブルがほぼ垂直に配置される直立位置とテーブルがほぼ水平に配置される下降位置の間で枢動する。 止め具は、溝に対するテーブルの枢動を制限する。 これによって、便利な組み込み式の保管可能なテーブルは、患者のニーズに応じるために常に利用可能となる。 本発明のさらに他の一側面にもとづけば、病院のベッドには、患者を床上方に支持するための対向する端部を有する台および該台の一端に隣接して取り付けられるボードを含むゲートが配設される。 該ボードをほぼ垂直の軸の周囲に枢動させるための装置が配設され、それによって、ボードは、該ボードがベッドの一端に隣接する第一の位置と該ボードが枢動してベッドの該一端から離れる第二の位置の間で移動可能となる。 これによって、ベッドの該端部へのアクセスが得られる。

    さらに、保管可能なテーブルまたは制御装置セットをそれに取り付ければ、それらの位置は可変となる。 本発明のより具体的な一側面にもとづけば、病院のベッドは、床上に支持される基部フレームおよび患者を支持するための台を含み、該台は、足部端部および対向する側部を有し、該側部は、対応する隅で該足部端部に接する。 台は、該台を直立位置に向けて傾けるための装置によって基部フレーム上に支持され、該直立位置では、該台はほぼ垂直方向に向き、足部端部は基部フレームに隣接する。 第一のボードは、基部フレームに取り付けられて台の足部端部に隣接する位置まで伸びる。 ボードは、第一の隅に隣接して配置されるほぼ垂直の軸の周囲で枢動する。 ボードは、それによって、該ボードがベッドの足部端部に隣接する第一の位置と該ボードが枢動してベッドの足部端部から離れる第二の位置の間で移動可能となる。 ボードが第二の位置にありまた台が直立位置に向けて傾けられているとき、該ボードは、ベッドの中の患者が支えとして使用する位置にあることになる。

    3. 立ちボード 本発明の他の一つの特徴は、床上方で支持されて細長くまた足部端部および対向する側部をもつ台を有する病院のベッドに利用することができる。 膨張可能なマットレスは、台上に支持され、あらかじめ定められた厚さ、上表面、および台の足部端部上にある足部端部を有する。 本発明は、台の側部の間に伸びる立ちボードおよび該立ちボードをマットレスに隣接して台の足部端部上に取り付けるための手段を有する立ちボード装置を提供する。 該取り付け手段は、好ましくは、台に対する立ちボードの角度を変えるために調節可能である。

    本発明は、また、台の側部の間に伸びる立ちボードおよび該立ちボードをマットレスに隣接して台の足部端部上に取り付けるための手段を含む立ちボード装置を提供する。 さらに、立ちボードを、台が上向けに傾けられて足部端部が下にきたときに人の足で接触するために該立ちボードがマットレス上方まで伸びる支持位置から該立ちボードがマットレスの上表面の下方に配置される保管位置まで移動させるための手段が配設される。 これによって、立ちボードは、容易に使用することができ、しかもマットレスのレベルより下方に保管することができる。

    4. ヘッドボード 本発明は、また、床に対して支持される台を備えた病院のベッドを提供するものであり、該台は、対向する端部、該端部の間で伸びる対向する側部、および床上方で患者を支持する上表面を有する。 基部端部は、台の一端に隣接して取り付けられ、また、ほぼ該一端の長手方向に添って伸びる。 基部端部ボードは、台の各側部に隣接する側部部分および該側部部分の間の中間部分を有する。 側部部分は、台の上表面の上方まで伸び、中間部分は、該側部部分のレベルの下方にある。 パネルは、端部ボードの側部部分に隣接して上方に伸びるように中間部分の上方に配置することができる。 該パネルは、装置によって端部ボード上に支持される。 該パネルは、端部ボードの中間部分を越えて台へのしたがって該台に支持される患者へのアクセスを可能にするために手動で端部ボードから取り外すことができる。

    本発明にもとづいてつくられる他の病院のベッドは、対向する端部を有しまた患者を支持するために床上方に支持可能な台を含む。 ボードは、ベッドの一端に隣接して取り付けられ、また、ベッドの該一端に添って台のレベル上方に伸びる。 ボードは、台の一端に添って離れた位置にある端部を有し、また、ボードの少なくとも一端に隣接してあらかじめ定められた厚さを有する。 ボードの該一端は、上表面および該上表面にある開口を有する。 また、伸張可能な支持棒は、ボードの該一端に取り付けられ、上端を有する。 該棒は、該上端がボードの開口に隣接して配置される引き込み位置と該上端がほぼボードの開口上部に支持されて該棒がボードの開口を通って伸びる立ち上げ位置の間で伸張可能である。 このような伸張可能な棒は、患者用機器およびアクセサリー類を支持するために使用することができる。 より具体的には、本発明は、また、床上に支持可能な基部および該基部上に支持されて該基部上方で上に伸びるフレームを含む患者用機器支持装置を提供する。 伸張可能な支持棒は、フレームに取り付けられまた上端を有する。 該棒は、該棒手段が該フレームに隣接して配置される引き込み位置と該上端がほぼ該棒の上方に支持される立ち上げ位置の間で伸張可能である。 機器を支持するための装置は、該棒に取り付けられる。 この装置は、保管のために棒を引き込み位置に置いた状態で折り畳み可能である。 支持装置をフレーム上方に配置するために棒が十分に立ち上げられると、該装置は、棒から外側に向けて伸張可能となる。

    本発明は、また、ベッドの端部フレーム上に取り付けられる牽引支柱などの機器支持部材の固定/解除装置を含むものである。 この装置は、支持部材を端部フレームに対してほぼ固定位置に保持するために該端部フレームに対して移動可能に配設された装置を含む。 解除素子は、支持部材の移動を可能にする目的で保持装置をはずすために動かすことができる。 固定機構は、該解除素子の動きを妨げるために選択的に使用することができる。 これによって、支持部材が不注意で固定位置から移動することが防がれる。 好ましい実施形態にあっては、解除素子は、端部フレームの外縁の形に合ったハンドルである。 固定機構は、このハンドルの使用を妨げる。 したがって、患者がベッド上で牽引された状態に保持されているときに、介護者が不注意にハンドルを動かして支持部材の固定を解除し、その結果、支持部材が端部フレームに倒れ込むような事態を生じることはなくなる。

    5. 重量検知システム 本発明は、また、重量計において、基部フレーム、基部フレームの上にのった体重測定フレーム、および基部フレーム上の体重測定フレームを支持するために三つのほぼ水平で互いに離れた位置に配置される手段を有する重量計を提供する。 各支持手段上に取り付けられた荷重セルは、それぞれの支持手段に支持された重量を検知する。 該三つの支点によって、基部フレームおよび体重測定フレームのつくりに比較的影響されない支持平面が画定される。

    このコンセプトの延長線上にあるものとして、本発明は、また、物体の位置を検知するための装置を提供するものである。 該装置は、基部フレーム、基部フレームの上にのって物体を支持するための面を有する支持フレーム、および基部フレーム上の支持フレームを支持するために少なくとも二つの互いに離れた位置に配置される手段を含む。 物体の各支持手段によって支持される重量を検知するための手段、例えば荷重セルは、支持フレームの面上に支持される。 また、各支持手段によって支持される重量に反応する処理装置が、支持フレームの面上の物体の位置を決定する。

    6. 制御装置 本発明にもとづいてつくられる制御装置は、患者介護に関連する諸機能を制御するためにガードレールなどの棒上に取り付けることができる。 この装置は、前面を有する第一のハウジングを含む。 制御用具は、ハウジングの前面に取り付けられている。 対向して配置された縁部を有するウェブが配設される。 該ウェブは、第一のへリブに添ってハウジングに取り付けられ、また、第二の縁部に添ってハウジングに対して相対的に取り付けられる。 第一および第二の縁部の間には、ウェブを棒の周囲に巻き付けまた第二の縁部をハウジングに対して相対的に取り付けるのに十分な距離がある。

    本発明の他の一側面にもとづいてつくられて患者介護に関連する諸機能を制御するために棒上に取り付け可能な制御装置は、前面および後面を有する第一のハウジングを含む。 制御用具は、ハウジングの前面に取り付けられる。 第二のハウジングは、ウェブの第二の縁部に取り付けられ、前面および後面を有する。 第一および第二のハウジングは、第一のハウジングの後面が第二のハウジングの後面に面する状態で棒に取り付けられる。 このような制御装置では、患者および介護者用制御用具は互いに背を向け合った状態で配置され、好便にアクセスが可能となる。

    7. 移送案内車輪 本発明の他の一側面にもとづけば、床上方に患者を支持するためのフレームおよび床上で該フレームを支持する複数の支持車輪を有する病院のベッドに使用できる案内車輪装置が提供される。 この装置は、少なくとも一つ、好ましくは二つの案内車輪、フレームに対して回転するように案内車輪を取り付けて該車輪がフレームが支持される床に接触するようにするための手段、および案内車輪を該取り付け手段に連結して他の車輪が床に接触しても該車輪が床との接触を維持するように該車輪を十分床に向けて弾力的に付勢するための手段を含む。 これによって、すべての車輪上で支持される状態を維持しながら案内車輪の効果が得られる。

    異なる案内車輪装置にあっては、案内車輪を床と接触する案内位置から床上方の引き込め位置へ引き込めるための手段が配設される。 これによって、案内車輪は、選択的に使用可能となる。

    8. ガードレール昇降システム 本発明のさらに他の一側面にもとづけば、患者を支持するための台を有する病院のベッド用ガードレール装置が提供される。 この装置は、台に対して取り付け可能な基部部材およびベッドを出ようとする患者に対する障壁となるためのガードレールを含む。 ガードレールを台のレベルより上方の障壁位置と台のレベルより下方の保管位置の間で垂直に変化させるためにガードレールを基部部材に取り付けるための手段が配設される。 エネルギー貯蔵手段は、ガードレールと基部部材を連結して、ガードレールが障壁位置から保管位置へ下げられときにエネルギーを貯蔵し、またガードレールが障壁位置へ上げられるときにガードレールに上向きに力を加えてそのエネルギーを放出する。 同じく本発明にもとづく折り畳み式ガードレール装置は、ガードレールを基部部材へ取り付けるための手段を含む。 該取り付け手段は、基部部材に固定して取り付けられまた垂直方向に配置される第一の通路を有するスリーブ部材を含む。 中空の第一のシャフトは、スリーブ部材の第一の通路に滑動可能に受けられ、第二のシャフトは、ガードレールに固定して取り付けられまた第一のシャフトに滑動可能に受けられる。 第一のシャフトは、ガードレールが基部部材に対して動かされると、スリット部材に対してまた第二のシャフトに対して移動する。 これによってガードレールには長い移動距離があたえられ、ベッドの上表面の下方へ移動させることが可能となる。

    9. 振れアーム延長ブレース 本発明のさらに他の一側面にもとづく屈伸式の病院のベッドにあっては、支持装置は、第一および第二の油圧ラムを含む。 各ラムは、フレームおよび台に取り付けられる対向する端部を有し、第一および第二のラムのそれぞれの端部は、互いに離された位置でフレームに取り付けられる。 該ラムは、台をフレームに隣接する位置へ下げるために使用することができる。 台が下げられた位置にあるときに、重量を台から直接フレームへ移動させるための手段が配設される。 これによって、ラムからはかなりの重量が軽減され、ラムは、比較的小さい構造部材として製造することができ、また他の方法では不可能な長さまで延長させることが可能となる。

    10. 台継ぎ手 本発明は、また、パネル間のそれぞれの角度を変えながら隣接するパネルの間の距離を変化させるパネル間継ぎ手を提供する。
    より具体的には、本発明は、それぞれの隣接する縁部をもつ第一および第二のパネルを有する台を含むベッドを提供する。 屈伸式継ぎ手は、パネル間の角度を変えながらパネルのそれぞれの隣接する縁部の間の距離を変化させるために、第一のパネルを第二のパネルに連結する。 屈伸式継ぎ手は、好ましくは、第一のパネルから伸びまた第一のパネルから離れた遠位部分を有する第一の支持部材を含む。 それに対応して、第二の支持部材は、第二のパネルから伸びまた第二のパネルから離れた遠位部分を有する。 それぞれの遠位部分の間の距離を変えるために、長さが調節可能な棒が該遠位部分に枢動可能に接続されている。

    該棒手段は、機部部材を保持する。 第一のアームは、第一のパネルに枢動可能に接続された第一の端部および基部部材に枢動可能に接続された第二の端部を有し、第二のアームは、第二のパネルに枢動可能に接続された第一の端部および基部部材に枢動可能に接続された第二の端部を有する。 第一および第二のアームが基部部材に対して対応する動きを示すように、第一のアームは素子によって第二のアームに連結されている。 一つの実施形態では、この継ぎ手素子は、アームの中間で第一および第二のアームを相互に接続するリンクを含む。 他の実施形態においては、この連結素子は、第一のアームに固定して取り付けられた第一のピニオンおよび第二のアームに固定して取り付けられた第二のピニオンを含む。 第一および第二のピニオンは、係合する歯を有し、一方が動くと対応して他方が動く構成とされる。 このような動きによって、二枚の相互に接続されたパネルの隣接する縁の間の距離が変化する。 二枚の隣接するパネルが、平たいあるいは同一平面にある向きから互いに角度をなす向きに枢動されると、パネルの隣接する縁部が離間する。 この移動の量は、通常の人体の表面の長さの変化に対応するように設定され、それによって、台に寄り掛かる人の快適性および人に対する支持機能を維持する。

    11. 油圧弁 本発明は、また、弁素子の直線的な変位に比例して流体の流れを変える油圧弁を提供するものである。 より詳しくは、本発明は、二つの室の間の流体の流れを制御するための油圧弁を提供する。 該油圧弁は、二つの室の間で流体を導くための溝を画定する手段を含み、また、流体の流れが通る限定された開口を有する。 弁素子は、開口の大きさを変えるために、溝を画定する手段に対して移動可能である。 溝に対する開口の大きさを変えるために、溝を画定する手段と開口の大きさを変えるための手段のいずれか一方を直線的に動かす移動手段が配設される。 流体が通る開口の断面積は、溝を画定する手段と開口の大きさを変えるための手段が相互に比例して動くのに応じて変化。 油圧弁は、好ましくは、二つの室の間で溝の軸に添って流体を導くために円筒状の溝を画定するハウジングを含む。 該ハウジングは、該室の一方の中に伸びる突出部を有し、該溝は、該突出部を通って伸びる。 該突出部は、開いた端部および該開いた端部に隣接する限定されたスリットを有する。 該スリットは、該一方の室と溝の間で流体を導くために軸方向に均一な幅をもつ溝を通って伸びる。

    該溝内には、溝の開いた端部を閉じるために広がった端部を有するプランジャーが配設される。 溝内には、該広がった端部から直径の小さいシャフトが伸び、流体は、溝の中で、該シャフトと溝の壁の間を流れる構成とされる。 プランジャーは、流体が通るスリットの大きさを変えるために溝の軸に添って移動可能である。 該広がった端部は、プランジャーの移動中、溝の開いた端部を密閉する。 プランジャーは、溝の軸に添って直線的に動かされ、それに比例して流体が通るスリットの大きさが変化する。 この油圧弁は、比較的簡単に製造し操作することができる。 また、屈伸式ベッドの制御に用いる場合など、油圧モーターを駆動するあるいは油圧ラムを動かすための流量を比較的正確に制御することができる。

    したがって、本発明は、人体を支持するための支持面および該支持面を支持するために床上に支持される基部を有するベッドを提供するものである。 基部に対する支持面の移動は、油圧シリンダー、油圧用流体、および該シリンダーに対する流体の流量を調節するための弁を用いた油圧システムによって行なわれる。 弁は、支持面の屈折の速度を変えるために制御可能である。 好ましくは、弁は、上に述べたような本発明にもとづく直線的に調節可能な弁とする。

    ベッドに上に述べたような特性をもつ弁を使用することによって、ベッドの屈折に適した流体の流量の範囲で操作できるという効果が得られる。 この弁は、比較的簡単に製造し操作することができ、また、油圧システムで逆止め弁が故障したときに予備弁の機能を果たす。

    12. 台支え 本発明は、改良された台支えシステムを提供する。 より具体的には、本発明は、ベッドの制御を容易にしかつ安価に製造することができることを特徴とする改良された三軸支持システムを提供する。 本発明の一側面にもとづけば、これは、フレームに枢動可能に取り付けられた下端部とフレーム上方で台を支持するために台に連結された上端部を有する固定長の振れアームを使用することによって得られる。 振れアームに対する台の枢動を可能にするために、継ぎ手、好ましくは自在継ぎ手が配設される。 第一の長さ調節可能アームは、さらに、フレームに対する枢動を可能にするための手段を支持する。 第二および第三の長さ調節可能アームは、フレームと台の間に伸びる。 これらのアームは、該枢動を可能にする手段から離れた位置で台に対して枢動可能に取り付けられる上端部を有する。 台を三本の横方向の軸の周囲で枢動させるために、第一、第二、および第三のアームの長さを個別に変えるための手段が配設される。 振れアームを固定長とすることによって、台を屈伸させるために三本の長さ調節可能アームのみが必要となり、それによってベッドの複雑さおよび製造経費を軽減することができる。

    本発明の他の特徴にもとづけば、振れアームが固定長であるか否かにかかわらず、第一の長さ調節可能アームは振れアームに取り付けられる。 好ましくは、取り付け箇所は、振れアームの上端のかなり下方とし、振れアームの上端部が、台のアームの長さの所与の変化に対してさらに移動できるようにする。 これによって、第一のアームの長さの所与の変化に対して、振れアームにより大きい移動範囲があたえられる。 逆にいえば、第一のアームを短くしても、より長い第一のアームを枢動を可能にするための手段に取り付けた場合と等価の移動範囲が得られる。 本発明のさらに他の一側面にもとづけば、第二および第三のアームの下端部は、かなり上方で振れアームに取り付けられる。 このような構成によって、振れアームが動いたときには第二および第三のアームも移動するが、振れアームが複合運動を行なうときでも第二および第三のアームの移動は少なくてすむことになる。 さらに、第二および第三のアームの移動は、基本的に振れアームの動きに比例するため、制御が簡素化される。

    13. 多機能制御システム 本発明は、また、患者に対して正しい処置を行ないまた患者の安全を確保するために、ベッド上の各種機能の変化に整合性をあたえるものである。
    本発明の一側面にもとづけば、ベッドの第一の機能を変える場合には、そのための機能指令を受けることから始まる方法が提供される。 ベッドの第一の機能とは、物理的構造物の位置、マットレスのセル内の圧力、あるいは全体的な機能の固定状態が存在するか否かなど、ベッドの任意の変更可能な側面を含むものである。 第二の機能は、第一の機能と関連するものであり、まず、第二の機能が第一の状態にあるかに否かが判別される。 ここで用いられる限りにおいて、ある機能の状態とは、その機能によって異なるものであり、該機能が移動可能な構造物に関係する場合には位置である場合もあり、マットレスのセルの膨張圧などの状態である場合もあり、また、牽引固定機能を作動させたか否かなどの論理的状態である場合もある。 第二の機能が第一の状態にあれば、第一の機能は、指令にもとづいて変更される。 第二の機能が第一の状態になければ、第一の機能が指令にもとづいて変更されることはない。 その指令にもとづいて第一の機能を変えるのではなく、他の異なる機能が変更される。 この他の異なる機能の変更とは、第二の機能が第一の状態にないことを示す警報を発生させるものである場合もある。 警報は、第二の機能が第一の状態にないことを示す可聴警報、可視警報、あるいは文字表示警報などの形をとり得る。 このようにすれば、指令を入力する人は、なぜ行なおうとする機能の変更が行なわれないかを知ることができる。

    この方法は、入力指令がある選ばれた方法で第一の機能を変えるためのものである場合にも有効である。 この場合、第二の機能が第一の状態になければ、第一の機能を選ばれた方法とは異なる方法で変えることを含めて機能の異なる変更が行なわれる。 この方法は、患者が牽引のために起こされたときにベッドを動かすために有効である。 そのような場合には、マットレスの位置を少しずつ制御しながら変えるために、通常より遅い速度でマットレスを動かすことがのぞましい。 利用者が関連する機能の状態を認知しているときにのみ変更が許される場合も考えられる。 そのような場合の本発明にもとづく方法は、第二の機能が第一の状態になくとも第一の機能の変更を要求する確認指令が入力されたか否かの判別を含むものとなる。 確認指令が入力されれば、第一の機能は変更される。 この方法は、機器支持用テーブルがベッド上方に配置され、介護者がマットレスをテーブルに向けて上昇させたいような場合に有用である。 本発明は、また、これらのステップを実行することができるベッドを提供するものである。 より詳しくは、ベッドに関連しまたそれぞれの第一および第二の状態の間で変化し得る第一および第二の機能を含むものである。 このようなベッドは、第二の機能が第一の状態にあるか否かを判別するために第二の機能に連結されたセンサー手段を含む。 第一の機能を変えるための機能指令を手動で入力するためには、制御スイッチのような入力手段が用いられる。 第二の機能が第一の状態にあるときに入力指令にもとづいて第一の機能を変えるためには、第一の機能およびセンサー手段に連結された制御装置が配設される。 第二の機能が第一の状態にないときには、第一の機能が指令にもとづいて変更されることはない。 好ましくは、可聴、可視、あるいは言語手段による警報状態の表示のために適当な出力装置が配設される。

    本発明の、以上述べた特徴および効果ならびに他の特徴および効果は、添付の図面を参照して以下に行なう本発明の好ましい実施形態の詳細な説明から明かとなろう。 ただし、これらの実施形態は、本発明を説明するためのものであって、本発明を限定するものではない。

    (概要)
    まず図1を参照して、同図は、本発明にもとづいてつくられたベッド100を示す。 ベッド100は、相互に屈折可能なリンクあるいはパネル108、109、110、および111で形成される台106上に支持されるマットレス104を制御可能に膨張させるための空気圧システムを含む。 パネル108は、ベッドの頭部と呼ばれる場所にあり、パネル111は、ベッドの足部にある。 パネル11は、機器ハウジング113を含む延長部分112を含む。 各パネルは、上端部、支持面115a、およびそれに面するトレー117を備えた上部板を有する。 台106は、支持装置122によって基部装置120上方に支持されている。 該支持装置は、基部装置上に互いに離れて図では隠れて見えない共通の自在取り付け部に取り付けられる油圧支柱124、126を含む。 この構造は、フェランドのアメリカ合衆国特許第5023967号「患者支援システム」に記載の構造と同様である。 支柱124は、駆動シリンダーと呼ばれ、支柱126は、振れアームと呼ばれる。 さらに、ベッドの足部側端部には、シリンダー128を含む対向するロール・シリンダーがある。

    油圧支柱の基部は、位置検知体重測定システムの一部を形成する体重測定フレーム132に取り付けられる。 該体重測定フレームは、ウィシュボーン(V字)形を有し、図88に詳細に示されるように、構造部材138、140によってベッドの頭部にある中央支持部134からベッドの足部にある二つの側部支持部135、136まで伸びている。 台および支持システムは、ヨーク部材144によってベッドの足部で体重測定フレーム上に支持される。 基部フレーム142は、フットボード装置146、ヘッドボード装置148、および接続用側部レール150、152を含む。 ベッドフレームの各隅には、図1の隅153または154に示されるように、端部(フットまたはヘッド)ボードと関連する側部レールの接合点にキャスター装置156が配設される。 該キャスター装置は、キャスター158と、該キャスターを垂直軸161の周囲で枢動自在としまた移送中キャスターをベッドの長手方向と心合わせされた位置に保持するように固定可能な取り付け装置160を有する。 各側部レールの中間部には、図104に詳細に示されるように、作動子棒163によって足部ペダル・レバー164に接続された案内車輪装置162が配設される。

    基部フレームの各前隅に支持されるバスケット166は、全体を168で示す支援用操作/制御機器を担持する。 フットボード装置146は、フットボード・フレーム170、保管可能なテーブル174を有する装置172などの左右のフットボード・テーブル装置、延長可能な支持装置176、およびベッドおよび患者に関係する諸機能を制御するための組み込み式制御装置180を有するフットボード・パネル178を含む。 ヘッドボード装置148も、同様に、延長可能な上部バー182を備えた延長可能な支持装置176を有し、該上部バーは、機器支持装置184を有しまたヘッドボード・パネル188に対して位置が調節可能な中間バーに受けられる。 緊急処置アクセス用の中間パネル190は、ヘッドボードから取り外し可能である。 ベッド100は、また、装置192、193などの台側部にそって配設された患者ガードレール装置を有する。 図示のように、装置192は、延長ガードレール195を含み、装置193は、比較的小さいガードレール196を含む。 ガードレール196は、主としてパネル109−111を相対的に屈折させて坐る状態あるいは折り畳まれた状態にできるように、ガードレール195より短く構成される。 各ガードレール装置は、入れ子式ハウジング198、199で隠されて見えない昇降機構を含む。

    ベッドおよび他の患者介護システムの操作および制御は、例えば図示のガードレール195などのガードレールに巻き付けられるポータブルの「サドルバッグ」型制御装置200によって行なわれる。 この制御装置は、外側の介護者操作用制御盤201と内側の患者操作用制御盤202を有する。

    1. 空気圧システム 図2、3、4、5、6、7、および8を参照すると、これらの図には空気圧システムあるいは空気分配システム102が詳細に示されている。 システム102は、ヒーター208によって強制的に空気を加熱された溝206を通すブロワー204などの加圧流体源を含む。 ブロワー204は、膨張手段あるいは加圧流体源とも呼ばれる。 加熱された空気は、図示のようにパネル108−111のそれぞれのトレー117を順次通される。 各パネルは、全体として、ベイスンあるいは外側トレー210、および、下方トレー部214、中間トレー部分216、および上部トレー部218を含む内側トレー装置212を有する。 各トレー装置は、全体としてハウジングとも呼ばれ、マットレス104の上部セル220、基部セル104など個々のセルの間の空気の分配に用いるマニホルドを画定する。

    図1および図2からわかるように、マットレス104は、互い違いに配置されたセル220、222を有する。 図2に示されるように、これら二種類のセルは、ほぼ三角形であり、セル222は、基部が関連する台に支持され、セル220は、一点で台に支持される。 セル220は、セル222より大きく、基部セルの上方に伸びる。 したがって、ベッドの上表面すなわち患者支持面224は、セル220の上部露出面で形成される。 また、大きいほうのセルは、台に対して傾いた角度で下方のセルの上端部上方に伸びる側部220aなどの側面を有し、隣接するセルの隣接する側壁は互いに接触する。 ベッドが屈折している間、上部および基部セルがさまざまに組み合わされた形で収縮され、上部セルが上方に枢動自在となる。 通常は、このような事態は避けられている。 しかし、上部セルが収縮しても、間にある基部セルが上部セルの動きを止める楔として作用するため、隣接する上部セルが隙間を埋めるように移動することはない。 したがって、基部セルが膨張している限り、上部セルは、セルの位置を変えることなく個々に圧力の制御が可能である。 基部セルは、面で台上に支持されるために曲がることはない。 すなわち、このセル構造の組み合わせによってきわめて安定したクッション・システムが得られる。

    セルは、空気を通す繊維あるいは防水繊維などのセル用繊維あるいは外被を組み合わせて形成される開口226などの流体の流口および図25および図26を参照して以下でより詳細に説明する差し込みコネクター228を有する。 差し込みコネクターは、関連する台の上部板を貫通して伸びる連結口230内に密閉状にスナップ嵌めされる。 開口230の下方には、関連するセルとほぼ同じ圧力を有する制御室232がある。 該制御室は、台板とトレー装置212によって画定され、入口用流体の流口234および出口あるいは排出用流体の流口236を有する。 該入口および出口開口に対して関連するマットレス・セル内の空気圧を選択的に制御するための弁装置237が取り付けられる。 各セルには、一または複数の制御室を関連させることができる。 パネルは、すべて、上部板、外側トレー、内側トレー装置、および関連する密閉用材料の同じ基礎部分でつくられる。 すでに述べたように、上部板は、関連するマットレス・セルと接続するための一連の連結口を有し、各連結口には制御室および弁装置が配設される。

    各パネルは、ベッドの長手方向に添って一対の空気あるいは流体の流れの移動通路238、240を形成し、このうち、通路238は、高圧空気用であり、通路240は、低圧(排出)空気用である。 通路238には、下方および中間トレー部2214、216によって形成される圧力室242が配設される。 通路240には、中間および上部トレー216、218によって形成される排気室244が配設される。 パネル内の各移動通路は、対応する入口および出口を有する。 高圧空気通路238の場合には、外側トレーが入口210aおよび出口210bを有し、下方トレー216が対応する位置合わせされた入口214aおよび出口214bを有する。 通路240の場合には、外側トレー210が入口210cおよび出口210dを有し、中間トレー部216が対応する位置合わせされた入口216aおよび出口216bを有する。 通常の使用時には、足部側端部パネル111に関しては、通路240の出口は密閉され、頭部側端部パネル108に関しては、通路238の出口がやはり密閉される。 また、円筒状供給空洞246は、通路をセルに連結するための手段ともよばれるが、入口開口234を介して圧力室242を各制御室232へ連結する。

    図示しないが、センサー受け器および処理装置用制御装置は、好ましくはトレー内または上に取り付けられ、関連する圧力および温度センサーは、対応する制御室内に取り付けられる。 トレーは、好ましくは各装置を保持するためのトラフと共に形成される。 図3は、空気ブロワー204の回転軸248に添って切った拡大断面図を示す。 ブロワーのハウジングは、ほぼ円筒状である。 ブロワー・ハウジングは、使用中は、該ブロワー・ハウジングに合致する湾曲した縁部を有するパネル250など一対の平行な取り付けパネル内に収められ、図示しない関連する板によって溝206が形成される。 板および取り付けパネルの縁部は、適当な弾力性のライナーで裏打ちされて気密状態を生成する。 機器ハウジング113は、固定壁256上に取り付けられた取り外し可能なカバー254を含む。 カバー254を取り外すと、ブロワーへのアクセスが得られる。 ブロワーは、弾力性のスリーブ260を有する棒258によって所定の位置に保持される。 該棒は、各取り付けパネルの開口262内に収められてブロワー・ハウジングに対して所定の位置に保持される。 開口262は、斜の豆状を示し、棒は、使用中は実線で示すように開口内に配置してモーターを保持することができる。 破線で示す棒の位置は、ブロワーが取り付けパネルの縁部に近い位置に保持されている間、開口の広い端部を通って滑動してとる位置を示す。 この取り付け構造によって、ブロワーの取り外しまたは取り付けのために迅速にアクセスすることができる。

    空気圧システム102は、また、図示にように隣接するパネルの関連する流体の流口間で流体を連通させるためのベローズ装置264を含む。 各ベローズ装置は、全体としてダクト手段とも呼ばれ、上部接続ベローズ266、下部接続ベローズ268、および案内装置270を含む。 各ベローズは、部分266a、268aなどの互い違いの拡大部分および縮小部分266b、268bを有する。 これらの互い違いの部分によって、ベローズは、通常のベローズ構造と同様な折り畳み構造を示し、膨張/収縮が自在である。 また、一方のベローズの折り畳み部を他方の襞部内に入れ子にすることによって、空気の流れのために比較的大きい通路を形成することができる。 図4に示しように、ベローズの端部は、密閉状態で外側トレー210のそれぞれの入口および出口開口に取り付けられ、すでに述べたように空気の流れのための密閉状通路を形成する。 図5は、関連する上部板が一平面内で広がるときすなわち台支持面が平坦なときのベローズの位置を示す。 この状態でも、各ベローズは、完全に折り畳まれた状態よりも長い。 図7は、関連する台パネルが共通の枢動棒272によって画定される枢動軸の周囲で相対的に枢動したときのベローズの相対位置を示す。 この例では、ベローズは、ほぼ円弧に添って伸びる。 これに対応して、パネルが反対方向に相対的に枢動したときには、ベローズは、隣接する接続された外側トレーの開口の間できわめて狭い間隔しか示さない状態になる。

    ベローズは、それぞれに弾力性があるために、垂れ下がる傾向を示す。 案内装置270は、関連する台パネルの屈伸中、ベローズの膨張/収縮に対してベローズを支持する機能を果たす。 該装置は、カラー274などの枢動軸の棒272上で互いに離された一対の可撓性カラーを含む。 ベローズは、複数−この場合には六−の平面のスペーサー276によって支持される。 図6に示すように、これらのスペーサーあるいは膜は、各々、カラーが通る開口278、上部ベローズが通る開口280、および下部ベローズが通る他の開口282を有する。 ベローズの開口280および282には、該ベローズが互いに係合したときにそれぞれのベローズの縮小部分266a、268aと合致する大きさおよび位置があたえられる。

    スペーサーは、好ましくは、プラスチックなどの妥当な剛性のある材料でつくられる。 これによって、案内装置は、それぞれのベローズを外側トレーの対応する流体の流口と心合わせされた状態に保持し、ベローズが関連する台パネルの屈伸によって拡大/縮小してほぼ制限されずに屈伸できるようにする一方、妨げられない空気の流れを維持する。
    図8は、弁装置237およびトレー装置212によって形成される関連するハウジングの拡大図である。 上部トレー部218は、コネクター228に隣接して制御室232を形成する上端が開いた箱部218aを含む。 該箱部の底部には、入口開口および出口開口234、236が配設されている。 側部218bを含む箱部の二つの対向する側部は、枢動棒284を受けるための「L」字形溝218cを有する。 弁フレーム286は、該棒上で枢動し、また図示のように底部から開いた二つの垂直方向の空洞288、290を有する。 箱部の床には、開口234と236の間に対応する一対の凹部292、294が存在する。 これらの凹部は、それぞれの空洞288、290と心合わせされている。

    空洞290内には、単純な圧縮ばね296が配置され、その上端はねじ298によって所定の位置に保持され、下端は凹部292内に位置している。 好ましくはニッケルとチタンの合金などの形状記憶合金でつくられる温度感応ばね300は、下端が凹部292内に位置した状態で空洞288内に配置される。 上端は、金属ねじ302に取り付けられ、該金属ねじは、導線304に接続される。 他の導線306は、ばね300の足部にされる。 弁フレーム286の端部の下表面上には、それぞれの弁部材308、310が互いにわずかな角度をなす状態に配置され、その結果、該弁部材は、縁あるいは弁座を形成する弁開口234、236上で平坦面を形成する。 両弁部材が単一の枢動フレーム上にあるため、一方の開口のみが一時に閉止可能となる。 一方の開口が開いていれば、他方は閉じている。 その結果、弁装置には、閉じた入口開口、閉じた出口開口、および共に開いた開口の三つの作動状態が得られる。 図9は、本発明にもとづいてつくられる空気圧システムで使用可能な代替のマニホルド構造のコンセプトを示す。 図2に示す実施形態は、垂直方向に互いに離されて排気通路が圧力通路の上方に配置された構成の空気の流路を有する。 これに対して、図9の実施形態では、これらの流体の流路が互いに水平方向に隔てられている。

    より具体的には、ハウジング307は、マットレス・セルをその下方に示されるセル制御圧(P)室308と連結する図示しない開口を有する台の上表面に対応する上表面307aを画定する。 図示のように、室308は、加圧流体供給源あるいは高圧(H)室309および排気あるいは低圧(L)室310の上方に配置される。 室309および310は、壁311によって室308から分離されており、室309は、壁312によって室310から分離されている。 壁311と312の間の接合部には、高圧室から制御室内へのまた制御室から低圧室内への流体の流れを制御するための弁装置313が配設される。 弁装置313は、図2に示す弁装置を含めて任意の適当な構造とすることができる。

    図10は、代替の弁装置323を示す。 この実施形態にあっては、それぞれが全体として324、325、326で示される高圧(H)、制御圧(P)、および低圧(L)室が配設される。 入口開口327は、室324と325を連通させ、出口開口328は、室325と326の間を連通させる。 これら開口は、弁部材329、330で制御される弁座を構成する。 これら弁部材の動きは、それぞれ作動子331、332によって制御される。 これら作動子も、また、好ましくは、図8の作動子に関連して説明したような温度感応材料でつくられる。 図示の実施形態にあっては、温度感応性の片持ち梁状に突出したアーム333、334は、それぞれが一端で固定され、遠位端部に取り付けられた対応する弁部材329、330を有する。 制御された熱源336、337は、それぞれの開口の開閉を制御するために、片持ち梁状のアームのたわみに必要な制御を行なう。 弁部材329、330は、半球形である。 この形状によって、弁部材329で示すように、それぞれの開口に近づくにしたがって、弁部材が弁座に完全に当接する以前に部材の一部分が開口に入る。 弁部材の代替の形状としては、破線で示す代替弁部材339、340のような円錐形がある。 この形状の弁部材は、それぞれの開口を完全に密閉する前にかなり開口内に入り込む。 すなわち、これらによって、開口を通って流れる流体の流量を有意に制御し、開口を制限することによって圧力の制御が可能となる。 各開口出の流体の流れは、弁部材の弁座からの距離に比例して制限される。 さらに、この種の弁は、弁を通る空気のノイズを効果的に減らす。 図8に示すような在来の平坦な弁座では、関連する弁開口が単に開いたり閉じたりするだけである。

    323で示すような二重密閉式弁装置を使用する一つの効果は、密閉されているときのセル圧力の変化を用いて患者の位置を識別できることにある。 患者の身体の一部分を支持する各セルは、患者の身体を支持していないときのセル圧力より高い圧力を示す。 患者を支持する前に、セルをあらかじめ定めたそれぞれの圧力まで膨張させておけば、患者がマットレス上にのったとき、異なるセル上での患者の身体の分布状態を容易に知ることができる。 さらに、セルが密閉状態に保たれているときにセル圧力に変化が起これば、それは、患者の位置の変化によるものである。 したがって、相対的な圧力の変化を用いて患者の新しい位置を判別することができる。

    図11および図12は、さらに他の弁装置314を示す。 開口あるいは弁座315は、低圧室Lに連結されている。 対向する開口あるいは弁座316は、高圧室Hに連結されている。 対応する弁部材317、318は、熱感応層320および非熱感応層321を有する片持ち梁状のバイメタル・アーム319に取り付けられる。 層321は、付勢されて開口316を閉止する。 層320は、電気加熱素子322によって加熱されて開口315に向けて曲がる。 このように構成することによって、アーム319は、一方の開口を開きながら同時に他方の開口を閉じる単一の作動子として機能する。 すなわち、弁装置314は、図8に示す弁装置237と等価の機能を果たす。

    図13−16は、図2に示す患者支援システムでとくに有用な他の弁装置342を示す。 装置342は、下部壁347および上部壁348を有するハウジング346内に取り付けられる二重作動カートリッジ弁344を含む。 下部壁347は、高圧室350を低圧室352から分離し、また、部分的に壁の面から上方へ伸びる周方向の隆起部354によって画定される入口開口353を有する。 隆起部354は、外径D1を有する。 壁348は、低圧室352を制御圧室356から分離する。 この壁は、上方に伸びる隆起部358によって形成される空気流口357を有する。 隆起部358は、径D1より大きい内径D2を有する。 カートリッジ弁346は、流体の流れ素子あるいは溝手段とも呼ばれて図示のように垂直軸362の周囲にほぼ管状に形成される基部部材360を含む。 該部材は、隆起部を摩擦状態で受ける大きさの内径を有する下端部360aを含み、それによって該基部部材を壁347に取り付けるための手段およびカートリッジ弁346を入口開口353に対して密閉するための手段を形成する。 基部部材360を通って伸びる内側通路364は、内側に伸び下方に面する弁座360dで縮小された寸法を有する。 基部部材の上端部の外側は、好ましくは、軸362に周囲で円筒状を示す。

    上端部360bは、通路364を横切って伸びるアーム360cを有し、部材のための横方向の支持を形成しまたばね366用基部として機能する。 該ばねは、軸362に添って伸びるシャフト368を取り囲み、その下端で弁座360d上に密閉状に当接するテーパの付いた弁部材369に取り付けられる。 ばね366の下端部は、図示のように弁部材369の上表面に接触する。 シャフト368の状端部は、延長部材370に接続される。

    該延長部材は、やはり管状で、基部部材の周囲に嵌まり、基部部材に対して軸362に添って滑動自在である。 第二のばね372は、シャフト368の状端部を取り囲み、延長部材370とアーム360cの上端側の間に伸びる。 図示しないが、ばね372は、好ましくは、基部部材に対する延長部材の動きを制御するために、温度感応合金でつくられる。 下部ばね366は、通常のばね材料でつくられ、入口を開いた状態に保持し、それによって関連するマットレス・セルを膨張した状態に保つ。 これによって、弁座360dと弁部材369によって形成される弁が開閉される。 隆起部356の上端面も、弁座374を形成する。 延長部材370は、径方向に伸びる周方向のフランジ370aを有し、その下端面370bは、弁座374に密閉状に当接する。 すなわち、フランジ370aも弁部材である。 延長部材の上端部370aは、スリット370eを有し、それによって、空気は、通路364を通って制御圧室356内に流れ込むことができる。

    図13を見れば、フランジ370aは、弁座358上に当接し、空気が室356と室352の間で移動するのを妨げており、弁部材369は、弁座360dから離れていることがわかる。 また、この位置では、延長部材の底縁部370cは、基部部材の外側に伸びる突出部あるいは肩部360eに当接している。 すなわち、肩部は、基部部材に対する延長部材の滑動を制限する止め手段として機能する。 やはり図からわかるように、カートリッジ弁344は、延長部材を基部部材の方へ押すことで図示の位置に手動で設置される。 肩部360eは、ばねを正常な作動域から歪めることなく、加えられる力を延長部材から基部部材へ伝える。

    図14には、カートリッジ弁の外部部材が中間位置にあって、弁座360dおよび370bが共に閉じられていない状態が示されている。 この場合には、空気は、流れの矢印で示すように、高圧室350から通路364を通って制御圧室356へ、そしてさらに低圧室352へ流入することができる。 図15では、カートリッジ弁344は、末端位置にあり、延長部材370は、基部部材に対して完全に立ち上げられた位置にある。 延長部材の上方への移動は、弁部材369が弁座360dに当接することによって止められる。 空気の流口357は開いている。 弁装置342に関連するマットレス・セルは、これによって収縮し、低圧室と同じ内圧となることができる。

    すなわち、カートリッジ弁344は、室356内を圧力室350および352と選択的にまたは共に連通させることによって該室内の圧力を完全に制御する機能を提供するものである。 要するに、この弁は、流力均衡型、中央開口、デュアル・ポペット、スロットル弁である。 入口および出口開口は、同時に制御され、また逆転した形状とされる。 入口開口が開くと、出口開口は閉じられ、入口開口が閉じると、出口開口が開かれる。 弁にかかる流力は釣り合わされる。 入口を通る流れが増大すると、入口を閉る方向に動き、したがって出口が開く。 同様に、出口を通る流れが増大すると、出口を閉る方向に動き、したがって入口が開く。 同じ流れが入口と出口の両方を通るため、流れの変化は、ばねにかかる正味の力にほとんど影響しない。 ばねにかかる力がゼロに近づくと、駆動力と制御力が極小化される。 すでに述べたように、カートリッジ弁244は、手動でハウジング346内に設置しまた取り外すことができる。 図16は、さらに、設置あるいは取り外し時のカートリッジ弁の位置を示す。 基部部材は、下端部360aが隆起部354に当接するまで開口357内に入れられ、その後に図14に示す位置に達するまで圧力が加えられる。 取り外した後は、図15に示す位置に達するまで延長部材に圧力が加えられる。 取り外し中は、延長部材に加えられる力は、機械的にシャフト368および弁部材369を経由して基部部材へ伝えられる。

    図17、図18、図19、および図20は、代替のカートリッジ弁装置374を示す。 装置374は、ベッド部の上表面に隣接する上部壁377、それに図示しない中間壁378および下部壁を有するハウジング376内に取り付けられたデュアル作動カートリッジ弁375を含む。 低圧室379は、上部壁および中間壁の間にある。 高圧室は、中間壁の下方にある。 差し込みコネクター228は、圧力制御室381を介してセル222などのマットレス・セルを弁375に接続する。 壁377は、室381と379を連結する開口377aを有する。 壁378は、内側に向いたフランジ378bを備えた立ち上げ部378aを有し、該フランジは、室379と380を連結する内部開口378cを有する。 タブ378d、378eなど四つの立ち上ったタブは、立ち上げ部378aの周囲に互いに離れて配置される。 カートリッジ弁375は、タブ378d、378eに対応して下縁部に配設される足部384a、384bなどの径方向に伸びる足部を有する外側スリーブ384を含む。 スリーブ384は、設置時には壁378上で回転し、したがって足部は、図17および図20に示すようにタブの下で摩擦によって固定される。

    開口384c、384dなど四つ一組の排出開口は、スリーブ384の壁の上部周囲に添って互いに離れた場所に配置される。 中ぐり384fから径方向外側には、通気孔384g、384hなど複数の通気孔が配設される。 径方向に伸びる立ち上げられた取り付けフランジ384iは、壁377に密閉状に当接する。 ほぼ円筒状の差し込み388は、スリーブ384の内側で滑動する大きさとされる。 差し込み388は、上端が開いており、底から下方に伸びる井筒部分388aを有する。 井筒部分388aは、図18に示すようにフランジ378に当接すると開口378cを閉じる大きさの弾力性のパッド389で覆われた閉じた底部388bを有する。 井筒部分388aには、開口388c、388dなど複数の側部開口が配設されている。 差し込み388の上縁部388eは、十分に低く、パッド389がフランジ378bに当接すると配設開口384c、384dが露出する構成とされる。 シャフト386は、底部388bに取り付けられた下端部386aを有する。 該シャフトは、滑動自在に中ぐり384fを通って伸び、ワッシャー392を固定するためのボルト390を受けるねじ溝を切った上端部386bに達する。 熱感応ばね394は、ワッシャー392とスリーブの上端部384eの間に配置される。 ばね394は、ワイヤ395から電気で加熱される。 標準的な圧縮ばね396は、スリーブの上端部384eと差し込みの底部388bの間に配置される。 ばね394は、差し込み388を図18に示す下方あるいは排出位置まで付勢する。 図18では、高圧開口378cは閉じられ、排出開口384c、384は開いた状態が示されている。

    ばね394は、加熱されると膨張し、差し込み388をもち上げまた入口開口378を開ける。 図17に示す完全にもち上げられた位置では、上縁部388eは、排出開口384c、384dの上方まで伸びて該開口を閉止する。 この上縁部は、好ましくは、スリーブ384の内側に上端384eに当接して配設される弾力性のOリング398に当接する。 このもち上げられた位置では、排出開口が閉じられて高圧室380との連通が確保されているために圧力室内の圧力は上昇する。 図21および図22は、代替のマットレス構造を示す。 図21は、一枚の台リンクあるいはパネルの上、例えばパネル108−111の中の一枚の上に取り付けられたマット部分400を示すものである。 このような部分を四枚のパネルの各々に取り付けて、均一なマットレスを有するベッドを形成してもよい。 マットレスの各部分を変化させて、一定の機能を組み合わせたものが得られるようできることは明らかであろう。 マットレス部分400は、すでに挙げたアメリカ合衆国特許第5023967号に記載されているように個別に制御可能な個別のセル401を含む。 各セルは、図2を参照して述べたような台パネルの上端板の連結用開口に接続するための差し込みコネクター228を有する。 セルは、図示のように四つの側面をもつ逆角錐台形を有し、全体を402で示す対応する形状のカップと合致した状態で受けられる。

    カップ402は、一定の完全に膨張した圧力に維持される基部マットレス・セル404内に形成される。 あるいは、セル404を、膨張したセルと同様な柔軟性と強度をもつ半剛性材料で形成してもよい。 このようにすれば、ある一つのセル401が収縮しても、周囲のセルが橈み、隣接する壁の強度で新しい「空の」カップ内にもたれ込んでくるような事態を防ぐことができる。 本発明は、また、ベッド上で人体の移動を拘束するためのクッション・システムを含むものである。 とくに図23および図24は、三つの膨張可能なクッション411、412、413を含む拘束ベルト・システムを示す。 これらのクッションは、それぞれのスリーブ416、417、418でクッションの共通の上面上に保持されるベルト414によって順次支持される。 ベルト414は、好ましくは、それぞれのスリーブ内で、クッションに対して滑動自在である。 ベルト414の各端部には、図24に示すように台パネルの縁部のスロット421を通してベルトを固定するための鈎状およびループ状繊維部品419、420が配設される。 図24は、ベッド・パネル109に固定された拘束ベルト・システム410の端部を示す。

    クッション411、413は、各々、コネクター装置422によってクッション412に接続されるが、該コネクター装置は、差し込み連結部材あるいはコネクター228およびコネクター連結部材あるいは受け器423を含む。 これらの構成部分は、図25および図26を参照してさらに詳細に説明する。 これによって、クッション411、413は、クッション412から直接膨らまされる。 受け器423は、また、逆止め弁としても機能し、そのため、図28に示すように、端部クッション411、413が切断されてもクッション412は膨張した状態にとどまる。 クッション412は、スリーブ417、418を通りまたベルト414に添って差し込みコネクター228まで伸びる管424を介して膨らまされる。 該管は、アタッチメントとして管の径違い継ぎ手440を有する。 該管は、管コネクター装置425によってクッション412に接続される。 管端部用差し込みコネクター228は、図1および図27に示すように、基部マットレス・セル222'内に取り付けられたコネクター受け器423に接続される。

    図25は、差し込みコネクター228およびクッション411と412の間またはクッション412と413の間で使用されているようなコネクター受け器423で構成される。 コネクター受け器423は、外側部材427を含むものであり、該外側部材は、内側空洞を形成する壁427がほぼU字形をなし、また、開いた端部428および縮小した開口429を画定する内側に向いたリップ部またはフランジ427bを有する。 開口429の周囲には、凹部427cがある。 開いた端部428から伸びる壁428aの内部には、密閉部材430の対応する隆起部430aを受ける大きさのわずかな溝427dが配設される。 ディスク室あるいはフランジ427bと密閉部材430の肩部430bの間の空洞内の外側部材427の内部には、その間で移動自在のディスク431が配設される。 差し込みコネクターが取り外される場合のように肩部430bが押されると、密閉状態が形成され、中にコネクター受け器が取り付けられているセルあるいはクッション内の圧力が維持される。 図示のように差し込みコネクター228が密閉部材430を通って伸びる開口432内に差し込まれると、ディスクは肩部430bから離され、その周囲を空気が流れることができるようになる。

    差し込みコネクター228は、内径D3を有するリング434を含み、該リングは、小さい直径D4を画定する内側に向いたフランジ434aを有する。 差し込み部材436によって通路437が画定される。 一端には、肩部436bを有する外側に向いたフランジ436aが配設されている。 フランジ436aは、リング434のフランジ434aで形成される凹部に摩擦嵌めによって受けられる。 長手方向に伸びるスリット438を有する複数の指部436cがフランジ436aから伸びている。 該指部は、これらのスリットによって、コネクター受け器に差し込みまた受け器から取り外すときに内側にたわむことができ、また、コネクター受け器に受けられているときには、空気がディスク431の周囲を通れるようになる。 フランジ436aに関連する端部436dに隣接して、内側溝436eが配設されている。 溝436eと凹部427cの直径は等しい。 図26は、図23に示すように管424に接続するための管コネクター装置425を示す。 装置425は、ディスク状で、図25に破線で示すように凹部427cあるいは溝436eにあるいは図26に示すように管径違い継ぎ手受けリンク443に摩擦嵌めで受けられる大きさの外径を有する管径違い継ぎ手440を含む。 内側開口441は、管424などの管に接続自在な管アダプター442を受けるねじ溝を切った壁440aによって画定される。

    図27は、内部構造を示すセル222'の断面図である。 セル222'は、図2を参照してすでに説明したように、パネルの上端板の連結用開口に接続された差し込みコネクター228によって画定される入口開口226を通して膨らまされる。 ただし、セル222'は、管径違い継ぎ手装置426が取り付けられる第二の差し込みコネクター228'も有する。 装置426は、導管あるいは管444に接続され、該管の他端は、図示のようにセル222'の端部に取り付けられた出口連結部材とも呼ばれるコネクター受け器423上に取り付けられる第二の管径違い継ぎ手装置426に接続される。 すなわち、管444は、差し込みコネクター228'をセル222'端部の受け器423に連結するための手段である。 図27の管424の端部に示す差し込みコネクターは、図23および図24に示す拘束用クッションを膨張させるために受け器423に差し込むことができる。 図28および図29は、代替の拘束システム446を示し、該システムは、外側クッション411、413を除いてベルト・システム410の全部品を含む。 したがって、説明をわかりやすくするために、ベルト・システム410と共通の部品は同じ参照番号で示す。 外側クッションは、延長した側部クッション448、449で置換される。 図28に詳細に示すように、これら側部クッションは、好ましくは3:4:5の比の直角三角形の断面を有する。 この好ましい実施形態では、短い辺448a、449aは、長さ6インチ、長い辺448b、449bは、長さ8インチ、斜辺448c、449cは、長さ10インチである。 繊維製つなぎ縄450の保護ストレッチあるいはウェブは、斜辺とほぼ同じ長さで、図示のように斜辺の長手方向に添って取り付けられる。

    各側部クッションは、膨張後の漏れを防ぐための逆止め弁として機能するコネクター受け器423を介して膨らまされる。 あるいは、側部クッションは、常時、膨張管に接続したままとしてもよい。 図29に示すように、拘束用ベルト・システム446は、クッションの長い辺448b、449bをマットレスの上表面にのせた状態で患者の脚をその間に収めるように用いられる。 しかし、該ベルト・システムが胴部を拘束するために使用されるときには、ベッド上では胴部が脚部より幅が広くまた高いため、短い辺448a、449aがマットレスの表面上に置かれ、それによって異なるクッションを使用せずとも患者の身体の構造の違いに対応できるようにする。 図30−35は、図2に示すパネル108の頭部側端部上に取り付けられる空気圧解放弁472の構造および操作を示す図である。 弁472は、排出入口開口474bを排出出口開口474cに連結する内部室475を有する細長の箱部474aを備えたハウジング474を含む。 ハウジング474は、上表面に取り付けられて枢動棒476に支持されるリング474d、474eによってパネル108に枢動自在に連結される。 箱部474aの各端部からは、弁を手動で操作できるようにハンドル474fが伸びている。

    図30に詳細に示すように、パネル108の外側トレー210の下にはテーパの付いたニップル474h、474iを有するU字形のフレーム474gが伸びている。 これらニップルの各々には、トレー210の底部から伸びるボス478の凹部478aと係合するためのローラー477が取り付けられている。 該凹部は、ハウジング474を使用位置で保持するための窪みとして機能する。 ハウジング474を棒476に添って横方向に滑動させると、ローラーが凹部から出てきてボス478の縁部を通り、それによって弁ハウジングが解放され、トレーの面から離れて外側に枢動する。 図31に示す係合位置あるいは使用位置では、ハウジングは、トレー210の底部の高圧室を密閉し、排気を、出口開口216Dから内部室475を通じまた外側トレーと内側トレー装置の間にある開いた室480を通じて、外側トレーの反対側にある図示しない穴から排出する。 図32の解放位置にあるときには、出口開口216b、214bは、共に、大気に対して開かれており、そのため、ブロワーおよびマットレス・セルからのすべての空気が吐き出される。 ハウジング474が横に動かされてローラー477がそれぞれのボス478との係合から解放されると、スイッチ482が作動する。 図35のフローチャートに示すように、このスイッチは、ブロワーをオフにしてすべての弁を開くようにベッドの処理装置に接続されている。 これによってマットレスは完全に収縮し、患者は、台の上端板の固い表面上に置かれる状態となる。 ここで、ハンドル474fをさらに引いて油圧スイッチ484を開けると、ベッドは、圧力が加えられている限り下方に押し下げられて平坦状態に達する。 圧力が解放されると、ハウジングは、自由に懸架した開位置に戻り、油圧はそれ以上作動しない。

    図36−44は、本発明にもとづく空気圧システム750の他の実施形態を示す。 システム750は、頭部パネル754、胸部パネル755、腰部パネル756、大腿部パネル757、および足部パネル758を含む互いに屈折自在な複数のパネルで形成されるベッド台752を含む。 台752は、ベッド100で示したように床に対して支持される。 各パネルは、腰部パネルの通路756a−756hなどのように複数の通路を有する。 各通路は、マットレス104に空気を供給するためにパネルを通って伸びており、該マットレスは、すでに述べたように複数の上部の大型クッション220と基部の小型クッション222の組で形成される。 例えば、頭部パネル754は、大型クッション1Lを膨張させるファン760、大型クッション2Lを膨張させるファン761、および小型クッション1S、2Sを膨張させるファン762を有する。 すなわち、クッション1Lと2Lは、クッションの組764、765を形成し、クッション1S、2Sは、クッションの組766を形成する。 すなわち、ここで用いられるクッションの組とは、一以上のクッションを含むものとすることができる。 パネル755、757、758は、図36に示すパネル754と同様な構造である。 ただし、腰部パネル756は、若干異なる構造を有する。

    腰部パネル756は、ファン468−771を有する。 ファンは、また、空気の流れを生成する手段とも呼ばれる。 ファン768、769は、腰部パネルの(ベッド足部から見て)右端部の下に取り付けられ、ファン770、771は、図示のように左端部の下に取り付けられる。 ファン768、770を一次ファンと呼び、ファン769、771を二次ファンと呼ぶ。 一次ファン768は、外気を受け入れるための入口とダクト772を介して二次ファン769に接続された出口を有する。 ファン769は、クッション5Sと5Lの組773を膨張させるために加圧された空気を供給する。 ファン770、771は、同様に、クッション6S、6Lの組774を膨張させるために直列に接続されている。 すなわち、ファンは、組み合わされて一以上のファンの組と呼ばれるものを構成する。 例えば、ファン764は、広い意味でファンの組780を形成し、直列のファン770、771は、組781を形成する。 これらのファンは、すべて同一構造であり、使用されるモーターは、在来のマフィン・ファン・モーターと同様な構造を有する。 ファンは、例えば、ドイツ国ハイリゲンシュタットにあるPAPST社製のモーターであるブラシレスDC・4−コイル・12ボルト・15ワット・モーターで駆動される。 この種のモーターは、逆起電力に比例して変速自在なモーターである。 すなわち、モーターとファンの羽根は、逆起電力が加えられた電圧に等しくなる速度で回転する。 その結果、得られるクッションの圧力は、回転速度の正比例することになる。 すなわち、結果として得られる圧力は、加えられる電圧にほぼ正比例する。

    加えられる電圧と得られる圧力の間の関係は、典型的なファンの性能に対応するあらかじめ定められた電圧/圧力データから選ばれる。 これらの値は、適当な入出力装置778を用いてCPU777用のメモリー776内に直接記憶されるか、あるいは、連続関数あるいは増加関数を求めるために用いて、得られた関数がメモリーに記憶される。 次に、装置778の入力としてあるいは適当な圧力制御プログラムにもとづいて選ばれた圧力を用いて、台752上の各ファンに加えられる対応する電圧値を計算で求める。 各個々のファンは、約15mmHgの最大クッション圧を生成する。 直列に接続されたファンの各組は、約30mmHgの最大圧力を生成する。 マットレスの腰部分で生成することのできる高い圧力は、パネルを屈折させて坐った状態で人を支持するときに、人の胴体のかなりの重量を支持するために必要となる。 用途に応じて、クッション、クッションの組、ファン、ファンの組に異なる形状および構成を使用できることは理解されよう。 例えば、基礎的な空気圧を生成するために単一の一次ファン、例えばブロワー204を使用し、クッションの各種の組のためには、分散配置したファンを用いて漸増的に圧力を増やすこともできる。

    図37−44は、ベッド用空気圧システム750の特定の実施形態を示す。 図37には、台752が詳細に示されている。 台パネルおよび関連する通路に加えて、各パネルの下側にはスライダー784など四つの同一なスライダーを有するスライダー装置782が組み込まれている。 スライダーは、ゲート手段とも呼ばれる。 説明を簡単にするために、腰部パネル756、クッションの組774、およびファンの組781に関連する構造のみを説明する。 他のクッションの組を膨張させるために使用される構造は、図36から明らかであろう。 図38および図39は、それぞれ図37の38−38線および39−39線に添って切った横断面図および縦断面図であり、パネル上にクッションおよびフォーム・パッド788をのせた状態を示す。 各パッドは、通路756e−756hに対応しそれらと心合わせされた同一の通路788aを含む。 ハウジング790は、外気をファンに入れるための開口790aなど適当な開口を除いて、ファンおよびダクトを取り囲んでいる。 スライダー装置は、さらに、スライダー784を滑動自在に支持する大きさの幅広の溝792a−792dを有する滑動基部792を含む。 各スライダー配置場所の滑動基部は、また、パネルの対応する通路と心合わせされた通路792e−792hを有する。 各基部の通路の下方には、肩部792iなどの肩部が取り付けられる。 該肩部は、図43に詳細に示されるように、弾力性の連結素子794をぴったり受ける大きさの180°よりやや大きい円弧状に形成される。

    各ファンは、二つの型のうち一方の型の剛性のノズルから懸架される。 該ノズルは、ファン出口から連結素子794まで伸びている。 各ノズルの上端は、図示しない組み合わせの周方向のリブおよび溝によって素子794に固定される。 それに対応して、各ノズルは、下端に、既知の「押し回し」構造を用いて図示しない関連するファン・ハウジングの対応する溝に係合されるノブを有する。 ノズルは、各種の形態をとる。 ファン770を支持するものとして示されるノズル796は、横方向に伸びる部分を有し、そこにダクト798の端部が取り付けられる。 ダクトの反対側の端部は、ファン771の入口に取り付けられる。 ノズル796の上端は、連結素子794の上端を横切って形成される膜によって塞がれている。 これによって、一次ファン770を出る加圧された空気は、完全にファン771の入口へ向けられる。 ファン771は、また、ノズル796によって支持される。 しかし、クッション6Sを膨張させるために図45に示すように上方に開いた連結素子800によっても支持される。 側部は、第三の剛性のノズル804の側部で終わる他のダクト802に接続されている。 ノズル804の底部は、閉じられており、そのため、加圧された空気は、強制的に上方へ向かってクッション6L内に入る。

    スライダー装置782の詳細を図40−44に示す。 各スライダー784は、細長い板部材784aおよび広がったハンドル端部784bを含む。 ウイング784cなど一対の弾力性のあるウイングは、突起784dなどの外側に伸びる突起を有する。 これらのウイングは、溝792cを形成する基部792の側部に示されるノッチ792j−792kなどの対応するノッチ内に選択的かつ二者択一的に配置することができる。 すなわち、これらのノッチは、図41−43に示す滑動溝内のスライダーの三つの位置に対応する。 各クッションを形成する繊維は、コネクター808および固定用カラー810で形成されるコネクター装置806によって固定される。 図45に示すように、該繊維は、外側に伸びるリップ部808aとカラーの間に挾まれる。 クッション入口は、図25を参照してすでに説明したコネクター228と同様なコネクター808と心合わせされ、クッションの膨張を可能にする。 該コネクターは、ほぼ円筒状で、一端にリップ部808aが、また他端に径方向外側に伸びるフランジ808bが形成されている。 コネクターのフランジ側端部は、フォーム・パッド788およびパネル756の通路を自在に通る。

    スライダーは、板784aの中央に配置された細長い開口784eを有する。 この開口は、幅狭の固定部784fと幅広のアクセス部784gを含む。 アクセス部784gは、図42に示すようにコネクターのフランジ側端部を通過自在とする十分な大きさを有する。 固定部784fの側部は、フランジ側端部が開口784eの固定部784fにきたときにコネクターのフランジ808bを捕まえるカム状肩部784hを有する。 すなわち、クッションは、コネクターのフランジ側端部をパッドおよびパネルの通路を通しまたスライダーの板の開口784eの幅広のアクセス部を通して差し込むことによってパネルに取り付けられる。 突起784dは、図42に示すように開口784eのアクセス部がパネルの通路と心合わせされたときに中間のノッチ792k内に配置される。 コネクターのフランジ側端部が開口784eのアクセス部を通って伸びる状態になると、スライダー784は、ハンドル784bによって突起784dがノッチ784j内にセットされるまで内側に押される。 そこで、図41に示すようにコネクターが開口の固定部784f内に固定される。 各クッションの入口のない側の端部は、図示しないプラグを有するコネクター装置806によって所定の位置に保持され、空気がそこを通って漏出するのを防ぐ。 これが、クッションを膨張させた状態でベッドを通常に使用する位置である。 クッションを取り外したいときには、逆の手順で行なえばよい。

    スライダーは、第三の使用位置を有する。 これは、図43に示すように突起784dがノッチ792l内にセットされたときにスライダーがとる位置である。 スライダー板784aは、また、該板とほぼ同一面内にあってその遠位端部に形成される舌部784iを有する。 該舌部は、該板の遠位端部に取り付けられ、図示のように開口784eへ向けて伸びている。 該舌部は、該板の面に対して横方向に弾力的に移動自在である。 該舌部の自由端は、台通路792g内にぴったり受けられるプラグ784jとして形成される。 スライダー784がこの第三の位置にあるときには、該舌部は付勢され、したがって、プラグ784jも付勢されて、通路内に収まっている。 パネルとプラグの間を流体に対して密閉するために、パネルの通路にはシール812も配設される。 クッションが取り外されまたパネルの通路がプラグで塞がれて密閉された状態では、パネルの下方に配置されているダクトおよびファンに流体が入り込むおそれなしにパネルの上表面を流体で洗浄することができる。

    再び図45を参照して、コネクター808は、好ましくは適当な接着剤によって曲げ弁814のリップ部8088aに取り付けられる。 弁814は、図示のようにリップ部808aの上端に接触する外側リップ部814aを含む。 小径の内側部分814bは、フラップ814cなど四つのフラップで形成される。 弁814は可撓性のゴムでつくられ、したがって、フラップ814cは、上方および下方に曲がって、いずれの方向にも空気の流れを通すことができる。

    図46は、定常状態の弁814を示す図で、このような状態は、関連するセル内の圧力がファンによって生成される圧力に等しいときに存在する。 図47は、フラップ814cが上方に曲げられた弁814を示すが、この状態は、関連するセルが膨らまされているときに起きる。 セルが収縮しているときには、フラップは下方に曲げられる。 弁814は、セルに入る空気およびセルから出る空気の流れを制御するものではない。 フラップは、図45および図46に示す正常なすなわち曲げられない位置にあるときには、セルへ通る通路を閉塞させる。 より具体的には、これらフラップは、防音装置として機能し、セルが膨張しているとき、音波をファンに向けて反射させて音波が関連するファンからセル内に伝搬するのを抑える。 以上の説明から、分散型ファン・システムによって、マットレス104を構成する異なるクッションの組を個別に制御する簡単で効果的な方法が得られることが理解されよう。 これによって、異なるクッションの組は、図2に示す実施形態に関連して説明したブロワー204のように、大型のブロワーを使用する必要なく、また関連する弁および該弁を収納する構造を用いることなく、個別にまた異なる圧力に膨張させることができる。 さらに、単にファンを止め、ファンを通して空気が流出できるようにするだけで、 クッションを迅速に収縮させることができる。 加えて、ファンのモーターに加える電圧を正しく選択することによって比較的正確に所要圧力レベルを確保することができ、したがって、クッションの各組で空気圧センサーを使用する必要のあるダイナミック・フィードバック・システムや弁あるいはファンの操作を調節するために検知した圧力に反応する制御装置を用いずにすむ。

    2. フットボード・ゲート 図48−63は、図1を参照して大略説明したフットボード装置146を示す。 すでに述べたように、装置146は、各フレーム170に取り付けられるテーブル装置172を含む。 フットボード・パネル178は、各フレーム上に取り付けられて保管可能なテーブル174を支持する。

    図48に示すように、各テーブル174は、図の右側のテーブルで示すようにフットボード・パネルに隣接して垂直に配置される保管位置から、左側のテーブルで示す高い位置に移動可能である。 テーブルは、高い位置にくると、実線で示す外側位置から水平の破線で示す内側位置まで枢動軸490の周囲で枢動可能となる。 図49、図50、図51により詳細に示すように、テーブル174は、テーブルの各縁部で、丁番装置489によって、中空の溝部材494のスロット493に滑動自在に受けられるように取り付けられたブラケット492などのブラケットに枢動自在に取り付けられる。 溝部材494は、フットボード・フレーム170の部材491など垂直部材に取り付けられる。 ブラケット492は、スロットに嵌まり込むピン486に取り付けられる。 ブラケット492は、やはりスロット493を通って伸びる接続ピン487によって、溝部材494に滑動自在に受けられる滑動素子488に取り付けられる。 スロットの固定用延長部493aは、ブラケットの配置替えに対応できるように上端近くに配置され、テーブルが図44および図38に示す立ち上げ位置にあるときには、ピン486は、該延長部内で支持される。 スロット493は、図52に示すように下端部がフットボード・パネルから外側にずれており、保管中は、テーブルの基部がフットボード・パネルに保持される構成となっている。 図53は、立ち上げ時にテーブルが中間位置にある状態を示す。

    ブラケット492の上端部は、テーブルを内側位置および外側位置で支持するための対向する肩部あるいは止め部492b、492cを有する。 図55および図56も、フットボード装置146を示す図である。 各フットボード・パネル178は、例えば丁番497によって軸496などの垂直軸の周囲で枢動自在である。 戻り止め機構498は、フットペダル499によって機械的に解放されると、とくに図55に示される三つの位置でフットボード・パネルを選択的に固定するために使用可能となる。 図56に概略を示しまた図57により詳細に示すように、フットペダル499に固定されたアーム495は、ゲート・フレーム501に対して枢動し、ばねで付勢された戻り止め部材507を、それが配置されているフレーム板513のくぼみ513a、513b、513cの一つから立ち上げる。 実線で示す通常の位置では、フットボード・パネルは、ベッドの足部と位置合わせされまた隣接している。 90°枢動させると、パネルあるいはゲートはベッドの足部から外側へ伸びて「ハンド・レール」位置と呼ばれる位置にくる。 パネルがこの位置にくると、テーブルを、フットボード・パネルが通常の位置にあるときの外側位置と同様なベッドの足部から外側の位置に配置するか、あるいは、図55の上端部に破線で示すようなベッドの隅部から外側の位置に配置することができる。

    パネル179は、ベッドの側部に対してほぼ垂直な外側位置までさらに90°枢動可能である。 ガードレール196を下げれば、テーブルは、ベッドの側部に添ってガードレールの上方に配置することができる。 フットボード・ゲート・パネルを枢動させるためになにが必要かは、図58で明らかである。 同図は、フェランドの特許に関連してすでに説明したように、ベッド台が立ち位置に向けて部分的に立ち上げられた状態を示している。 フットボード・ゲート・パネルは、ベッドを立ち上げるため用いるときには、まず開いて、ベッドの足部が床に向かって下げられるようにしなければならない。 また、フットボード・パネルを「ハンド・レール」位置に固定すれば、台が立ち位置にあるときに、ベッドに乗るあるいはベッドから出ようとする患者は、フットボード・パネルを支えあるいはハンド・レールとして利用して安定性を得ることができきる。 図59−63は、フットボード・パネル178および178'を保持するためのラッチ装置452を示す。 装置452は、ハンドル453で制御される。 ハンドルが図示のパネル178の基部にある位置から外側に引かれると、二枚のパネルは、個別に振れる動きをすることができる。 ハンドル453は、枢動棒454に接続され、該枢動棒の上には、ラッチ機構455など二つのラッチ機構が取り付けられている。

    ラッチ機構455は、フットボード・ゲート・フレーム部材457上に取り付けられる取り付けブラケット456を含む。 枢動棒454は、ブラケットの図示しない穴を通って枢動自在に伸びる。 スロット456aは、そこを通って伸びる第一の案内ピン458の移動を案内する。 スロット456aから離れた第二の案内ピン459は、ブラケット456に固定して取り付けられる。 ブラケット456上には、スロット460aを有するラッチ板460が乗っており、第二の案内ピン459は、スロット460aを通って伸びる。 板460も図示しない穴を有する、第一の案内ピン458は、その穴を通って伸びる。 板460は、パネル178の側部のスロット178aを通って伸び、また、閉じたあるいは固定された位置では、他方のパネルの対応するスロット178a'をも通って伸びる。 板460の遠位端部460bは、フレーム部材461の対応するスロット461aを通って伸びる横方向に伸びるフックとして形成される。 枢動棒454は、該板の対応するスロット460cを通って伸び、それによって該板は該棒に対して移動可能となる。 該棒には、偏心駆動アーム462が固定して取り付けられる。 駆動リンク463は、一端でアーム462に枢動自在に接続され、他端で第一の案内ピン458に取り付けられる。 枢動棒が回転すると、ラッチ板460がスロット456a、460a、460cに添って動く。 ハンドル453がパネル178と同一面内の保管位置にあるときには、フック側端部460bは、図62に示すように、フレーム部材461の縁部と係合する。 図59に示すようにハンドルが引き出されると、フック側端部は、部材461との係合からはずれ、二枚のフットボード・ゲートが振れて開くことができるようになる。

    3. 立ちボード 図58から、立ちボード装置500は、台の足部に取り付けられることがわかろう。 立ちボード502は、フレーム503に取り付けられ、マットレスの上表面上方に伸びる。 図64−67は、立ちボード装置の構造をより詳細に示す。 フレーム503は、台延長部分112の対応する開口508、509内に配置可能な一対の脚部505、506を含む。 各脚部は、固定ピン512を受けるための取り付け穴510、511を有し、該固定ピンは、台延長部分の対応する側部板520または521の関連する位置ぎめ穴514、515、516、または、517、518、519のいずれか一つに配置される。

    固定された立ちボード板523は、脚部505、506に固定して取り付けられ、したがって、使用時には台の表面に隣接して配置される。 立ちボード502は、枢動棒525によって脚部505、506の上端部に枢動自在に取り付けられる。 板502は、図64に示す直立位置から図66に示す保管あるいは折り畳み位置まで枢動可能である。 一対の細長い枢動固定部材527は、閉じたスロット528を有し、棒525は、該スロットを通って伸びる。 該スロットは、下端が部材の下端部近くまで伸びるが、上端は部材の途中までしか伸びていないことがわかる。 立ちボードが直立位置にあるときには、部材527は、固定位置にあり、棒525は、スロットの上端にある。 部材は、重力によってこの位置に保持され、立ちボードおよび固定板に添って伸びる状態となる。 部材527が持ち上げられて固定を解除された位置にくると、固定部材は、棒525の周囲で枢動自在となり、したがって立ち板502が枢動可能となる。 図65は、固定部材がこの固定解除位置にあり、固定板523に対して立ちボード502と共に枢動する状態を示す。 図66は、立ちボードが完全に枢動して保管位置まできた状態を示す。

    位置ぎめ穴514、517、穴515、518、 および孔516、519は、対応して配置され、そのため、立ちボード502は、台に対して異なる角度をとることができる構成とされる。 図67は、図66の反対側から見た図で、立ちボードがとり得る異なる角度を破線および実線で示す。 実線で示す立ちボードの位置は、90°より大きい角度に対応する位置で、したがって、マットレスを床から90°近く傾けると、立ちボードは、床に対してほぼ平行となる。 図66の位置に対応する反対の位置では、立ちボードは、台に対してほぼ垂直となる。 図示のように、両者の中間の位置もとることができる。

    4. ヘッドボード 図68および図69は、本発明にもとづいてつくられたヘッドボード装置148を示す。 この装置は、立ち上げられた側部部分188a、188b、および低い中間部分188cを有する基部端部ボード188を含む。 側部部分は、図1に示されるようにベッドのマットレスのはるか上方まで伸び、中間部分は、好ましくは、ベッドが最も低い位置にあるときには上端板115のレベルの下方まで伸びる。 取り外し可能なパネル190は、中間部分188cによって残される空間を埋め、また、図68に示されるように中間部分の上に固定して配置することができる。 パネル190は、好ましくは、端部ボード188と同じ大きさおよび形状として均一なヘッドボード装置が形成されるようにする。

    図69に示すように、パネル190は、端部ボード188から取り外し可能である。 そのため、パネル190は、端部ボードの中間位置でぴったり合う穴535、536に受けられる下方に伸びる脚部533、534を有する。 あるいは、取り外し可能なパネルに穴を配設し、端部パネルに脚部を配設してもよい。 パネルに対する横方向の安定性を確保し、ベッドの使用時および移送時には重力がそこに加わるようにするために、パネルの上側は、好ましくは、それぞれのウイング190a、190bを含むものに構成する。 側部部分188a、188bの対向する縁部は、対応するスロット540、541を有し、パネルが端部ボード188内の位置に下げられたとき、ウイングはこれらのスロットに受けられる。 また、端部パネルの取り外しを容易にするために、細長いハンド・スロット542のようなパネルを掴むための手段が配設されることが好ましい。 図示のフットボード・パネルの実施形態にあっては、脚部533、544は、好ましくは、上に述べた立ちボード装置の脚部505、506に対応する大きさと長さを有する。 その場合には、パネル190を立ちボード装置500の代わりに使用することができる。 パネル190が立ちボードとして利用される場合は、図70に示される。 該パネルは、立ちボード装置の場合と同様な構造を用いて角度を調節可能とすることができる。

    図1を参照して述べたように、装置176、176'などの機器支持装置がベッドの各隅に配設され、フットおよびヘッドボードの縁に埋め込まれる。 フットボードに関連する装置176'は、通常、牽引用機器あるいは他の重量をともなう機器に使用されるため、通常は付属の機器支持装置184を備えていない。 図71−82は、機器支持装置176の構造をさらに詳細に示す図である。 図71では、溝基部部材550は、ヘッドボード装置148の基部ボード188の側部部分に固定して取り付けられる。 図73に示されるように、該部材は、正方形の断面を有し、また、下方に向いたほぼ三角形の一連の開口552を有する。 各開口552は、隅部550aから側部550bなどの側部の中央まで伸びている。 各三角形の開口は、その下端が凹部552aで終わっており、上縁部550bおよび下縁部550dが形成する上向きの側部を有する。 基部部材は、基部ヘッドボードの上表面の下方に位置する上端の開口550eで終わっている。 図73に示すように、基部部材550内には、中間の中空の棒186が垂直方向に滑動するように配設されている。 図79−82に詳細に示すように、棒186の下端の取り付けられるブッシング装置556には、ピン555が取り付けられ、該棒から径方向に伸びる。 該棒を回転させると、図74に示すように、ピン555は、基部部材の凹部552aから隅部まで移動する。 この位置では、中間の棒は、基部部材に対して上下に移動自在となる。 図80に示すようにブッシング556は、棒186の基部に取り付けられ、基部部材に対して棒に左回りのトルクをあたえる。 ピン555は、このトルクによって付勢されて三角形の開口552内に入り、開口内に入ると、さらに関連する凹部552a内へ向かう。 これによって、中間の棒は、持ち上げられている間に基部部材550の中で回転できる場合には、自動的に位置ぎめされる。 回転できない場合には、任意の位置まで持ち上げられる。 下げられると、ピンは、縁部550c、550dによってさらに三角形の開口の凹部内に押し込まれる。

    図79を参照して、ブッシング装置556は、下方部分に固定ピン558を有する基部装置557を含む。 基部部分557aは、中空で、基部部材559内に嵌め込まれるが中間の棒186には大きすぎる外部構造を有する。 基部装置は、図80に示すように、棒186内に嵌まる大きさの上方部分557bを有する。 該上方部分も、やはり中空であり、対向する周方向のスロット557c、557dを有する。 中空の差し込み装置559は、基部装置の上方部分557b内に嵌まり込む下方部分559aを有する。 すでに述べたように、ピン555は、下方部分559aを通って十分遠くまで伸び、さらにスロット557c、557dを通り、そこを出てからさらに中間の棒186を片側を通る。 差し込み装置の上方部分559bは、弾力性のゆび部559cとして形成される。 上方部分559bは、スナップ・ブッシング562内に解放自在に差し込むことができ、該ブッシングの基部端部562aは、形状が該上方部分に合った空洞562bを有する。 差し込み装置559は、ピン555、558に取り付けられたばね560によって、該上方部分と下方部分の間で内側肩部557e上の所定の位置に保持される。 該ばねは、装置556を組み立てる前に捩じられており、そのため、ピン555には装置の上方からみて左回りのトルクがあたえられる。 これによって、すでに述べたように、ピン55は、回転して、基部部材550の凹部552内に嵌まり込む。

    図80に示すように、支持装置176は、上方の棒182が差し込み装置559内に位置する折り畳まれた状態で保管される。 中間の棒186に取り付けられたブッシング装置556は、基部部材559の底に当接する。 上方の棒182がヘッドボードから持ち上げられると、中間の棒の空洞186c内の差し込み装置559によって接続されているため、中間の棒186もそれと共に上昇する。 ピン555が第一の開口552に入ると、中間の棒は、ばね560の捩れのために回転して関連する凹部552a内に入る。 これによって、中間の棒の当初の上方への移動は、その上端に牽引機器を取り付けるのに適した位置で止る。 上方の棒182にさらに上に向かう力を加えると、図81に示すように、該棒は、中間の棒から解放される。 スナップ・ブッシング562は、その上端部562cが上方の棒182の下端部内に伸び、該上端部からは、トリガー562dが逆に下方に伸びている。 このトリガーは、上方の棒の側部の開口182bを通って外に伸びている。 上方の棒が中間の棒182から引き離されると、トリガーは、中間の棒の上端にあるスペーサー・ブッシング564を通るときに内側に曲げられる。 該スペーサー・ブッシングを通り過ぎると、スナップして開口182bを通って元に戻る。 上方の棒は、トリガー562dがスペーサー・ブッシング564の上端に当接することによって、図82に示す伸びた位置の保持される。

    すでに述べたように、機器支持装置184は、上方の棒182の上端に取り付けられる。 棒182の上端には、ほぼ平坦な対向する機器支持アーム570、571を受けるスロットが配設される。 これのアームは、図75に示すスロット182a内の保管位置と図2、図71、および図77に示す機器支持位置の間で枢動棒572の周囲を枢動するように棒182に取り付けられる。 該アームの遠位端部は、上方に開いたスロット570a、571aを有する。 アームの下側に添った中間位置には、中間スロット570b、571bが配設される。 これらのスロットは、IVびんなどの各種患者関係の機器を支持するために用いられる。

    図78に詳細に示すように、アーム570、571の遠位端部は、棒182の幅にほぼ対応する幅Wを有する。 このため、アームの遠位端部は、スペーサー・ブッシング564を容易に通過することができる。 しかし、湾曲した突出部570c、571cは、アームが棒182の上端から枢動して離れる方向とは反対側のアームの側部から外側に伸びている。 これらの突出部は、棒182が中間の棒186から上に持ち上げられたときにブッシング564と係合する大きさにされる。 該突出部は、ブッシングと係合すると、強制的にスロット182a内に押し込まれ、その結果、アームの上端部がスロット182aから押し出されて該突出部がブッシングを通過する通路が用意される。

    図75−77は、このようにして機器支持アームの端部が自動的に伸びる状態を示す。 図75は、スロット182a内に収められたアームの上端がブッシング564をすでに通過したが、突出部570c、571はまだブッシングに接触していない状態を示す。 図76では、突出部がすでにブッシングに接触して強制的にスロット内に押し込まれ、その結果、アームの上端がスロットから出ている。 アームは、次に、重力または手動で図77に示す位置に引かれてアームがスロットの下方の縁部に接触する位置まで移動する。 これが、完全に開いた位置となる。 図78に示すように、アーム570、571が保管位置に戻されると、リミット・ピン573は、アームが垂直位置を通り過ぎて枢動するのを妨げる。 上方の棒182の最尖端には、中空の円筒状ハンドル574が取り付けられていることがわかる。 このハンドルは、また、好ましくは、内側に向いた上方リップ部574aと対向する穴574b、574cを有する。 該リップ部と穴は、ハンドルが図68および図69に示すヘッドボードの上表面と同一面上または下方の保管位置にあるときに、棒182の上端をゆび部で掴むための手段となる。 次に、図83−87は、牽引用支柱装置1100を示す。 図83の分解図からわかるように、装置1100は、図示しない牽引装置を固定させるための固定具あるいは基部として用いられる短い頑丈な支柱1102を含む。 装置1100は、上に説明した機器支持装置176と同様に、フットボード・フレームの隅部1104に取り付けられる。 隅部1104は、柱1106をぴったり受ける大きさの中空の溝1104aを有する。 隅部1104の上端には、支柱1102を滑動自在に受ける大きさの円形の開口1104bが配設される。 該上端のすぐ下方には、U字形の解除用ハンドル1108を受ける大きさの切り欠き1104が、該隅部の三つの隣接する側部に向けて伸びている。 仕切り1110は、溝1104aの下端を閉じ、柱1106の底部を支持する。 柱1106は、また、その長手方向に伸びて支柱1102を滑動自在に受ける大きさの溝1106を画定する。 水平のスロット1106bは、溝の床部となる底板1112を受ける大きさの側面1106cを通って伸びる。 該柱は、側部1106cに、図示のようにそこから垂直に立ち上がって該柱の長手方向に添って伸びる四つの平行なフランジ1106d−1106gを有する。 同心状の穴1106h−1106kは、柱の上端部のすぐ下でこれらフランジに配設され、枢動ピン1114を支持する。 図84−87に詳細に示すように、ほぼ正方形の開口1106lは、ピン1114の線のすぐ上方で柱の側部1106cを通って伸びる。

    レバー1116は、付勢ばね1118と共に、ピン1114上に枢動自在に支持される。 ばね1118は、図83に示すように、レバー1116を支柱と係合するあるいは支柱を保持する位置へ向けて付勢する。 レバーは、上方に伸びるアーム1116a、水平に伸びる保持手段あるいは支柱係合用アーム1116b、および下方に伸びる枢動基部1116cを有する。 基部1116は、図86に詳細に示すようにピン1114を受けまた垂直に細長い側部の枢動用中ぐり1116dを有する。 基部1116cの下端部の内表面すなわち柱1106に面する表面には、足部あるいは隆起部1116fが配設される。 支柱1102は、中空の円筒状で端部が開いている。 下端部1102aにはスロット1102など四つの等間隔に配置されてブッシング1120のウイング1120aなど上方に伸びるウイングの縁部を受ける大きさのスロットが配設される。 ブッシング1120は、支柱1102を支持し、またそれ自身は持ち上げばね1122上に取り付けられて支持される。 ばね1122の下端は、底板1112上で該底板に取り付けられている。 ブッシングのウイング1120aは、柱の溝1106aの隅部を滑り落ちる大きさとされ、該溝は、水平面で正方形の断面を示す構成である。 これらのウイングは、支柱の下端部の位置にあるときには、支柱を柱と心合わせされた状態に保ち、また支柱が回転しないように維持する。

    ブッシング1120上には、長さ1インチで900ガウスのリードスイッチ用磁石1124が取り付けられる。 この磁石は、底板1112のすぐ上で柱1106に取り付けられた磁気感応リードスイッチ1126を作動させる。 支柱1102が図86に示す引き込まれた保管位置にあるときには、該磁石は、リードスイッチの近くにあってスイッチを閉じた状態にする。 すなわち、このリードスイッチ装置は、牽引用支柱が引き込まれた位置すなわち第一の状態にあるかあるいは引き込まれた位置の上方の持ち上げられた位置すなわち第二の状態にあるかを判別するセンサー1128として機能する。 このセンサーの使用方法については、ベッドに組み込まれた他のセンサーと共に、「多機能制御システム」の項で説明する。 支柱1102は、また、上端部1102dの近くにスロット1102cなど周方向に対向する小さいスロットを有する。 各スロットは、キャップ1130の付勢された舌部1130aを受け、それによって、該キャップは、支柱の上端部1102d内に固定される。 該キャップは、単に支柱の端部を閉じて取り扱いに安全な滑らかな表面とするためのものである。

    上方のブッシング1132は、柱の溝1106aの上端に取り付けられて固定される。 該柱は、その上端部近くに、スロット1106dなど対向する側部のスロットを有する。 これらのスロットは、ブッシングを該柱に固定するための舌部1132aなど対応する付勢された舌部を受けるためのものである。 これによって、ブッシングは、支柱を柱1106内で安定させる。 支柱1102の両端部の中間には、軸方向に間隔を置いて配置され周方向に細長い固定用スロット1102e、1102fが配設される。 これらのスロットは、図84および図86に示すように、レバー1116の支柱係合用アーム116bの遠位端部を受ける大きさとされまた該端部を受けるように位置合わせされる。 レバーが固定用スロットに係合すると、支柱は、柱および端部フレームに対して垂直の位置に固定される。 しかし、この状態では、レバー1116は、枢動用中ぐり1116dの高さPによって画定される移動範囲内で垂直方向に動かすことができる。 支柱1102が図81に示す引き込められた位置にあるときには、支柱の上端部を手で掴むことはできない。 持ち上げばね1122が支柱とレバーの組み合わせをわずかに持ち上げられた位置に保持し、ピン1114は、枢動用中ぐり1116dの下端部内に入れ子状に入れられ、レバーの支柱係合用アーム1116bは、固定用スロット1102e内に伸びている。 基部部分1108dから伸びるU字形のゆび当て用ループ部1108cをもつ解除用ハンドル1108の側部ウイング1108a、1108bを引くと、ループ部1108cを通って伸びるレバーの上方アーム1116aが支柱から離れる方向に引かれる。 これによって、支柱係合用アーム1116bがスロット1102eから引き出され、ばね1122が、支柱の上端部1102dを端部フレーム部1104の上端の上方、図82に示す位置まで持ち上げる。

    レバーを枢動用中ぐり1116dの下端部内の枢動ピンと共に枢動させると、レバーが、柱の側部1106cと端部フレーム部の対向面の間の空間で回転自在となることは理解されよう。 以上により、支柱の上端部は、端部フレームの上端の上方まで伸び、支柱を手で掴んで持ち上げることができるようになり、図86に示すように、支柱係合用アーム1116を固定用スロット1102fと位置合わして付勢ばね1118の力で該スロット内に嵌め込むことができる。 支柱がこのレベルまで持ち上げられると、持ち上げばね1122は引っ張られた状態になり、したがって支柱の上には下向きの力が働く。 支柱のこの使用位置あるいは支持位置では、枢動ピン1114は、レバーの枢動用中ぐり1116dの下方部分内にある。 支柱とレバーのこの位置は、また、解放位置とも呼ばれる。 支柱が解放されると、ばね1122の下向きの力が、支柱を該支柱に取り付けられた状態のレバーと共に柱1106に対してわずかに低い位置まで引き下げる。 支柱は、最終的には、図87に示す固定位置にくる。 この位置では、枢動ピン1114は、枢動用中ぐり1116dの上方部分内にある。 ハンドル1108を外側に引いてレバーをピン1114の周囲に枢動させると、レバーの枢動基部1116上の隆起部1116fが、ただちに、柱の側部1106c上の阻止用部分1116mに接触する。 したがって、ピンが枢動用中ぐりの上方部分内にあるときには、レバーを枢動させることができない。 部分1106mは、また、素子とも呼ばれ、隆起部1116fと共に阻止手段と呼ばれる。

    支柱が図84に示す固定位置にあるときには、介護者あるいは他の人が解除ハンドル1108を不用意に引くことはできない。 解除機構(ハンドル1108およびレバー1116)は、その構造から作動せず、牽引用支柱の状態をきわめて安定したものとする。 牽引用支柱を下げるためには、該支柱を使用するために用いた上記の手順を逆に行なえばよい。 すなわち、支柱を図87に示す固定位置からわずかに持ち上げて図86に示す解放位置へ移す。 すると、枢動ピンが枢動用中ぐりの下方部分内にくるので、レバーは、ピンの周囲で枢動自在となる。 これは、支柱を持ち上げた位置に保持しながら解除ハンドルを支柱から離れる方向に引くことによって行なわれる。 これによって、レバーは、保持位置から引き離される。 解除ハンドルを保持しながら、支柱係合用アーム1116bをスロット1102fから引き出し、支柱を下方に下げる。 これによって解除ハンドルが解放される。 付勢ばね1118が、レバー1116とハンドル1108を保持位置の方へ引き戻す。 牽引用支柱を保管位置に移したいときには、支柱の上端部をばね1122の力に逆らって押し下げる。 図82に示すように、アーム1116bの端部が支柱の表面に乗り、上方の固定用スロット1102eに入り込むようになる。 これで、支柱は、図84に示す保管位置に戻された状態となる。

    牽引用支柱装置1100によって、きわめて便利で使いやすい牽引用あるいは重量機器用支柱が得られること、また、該支柱を使用中は、解除ハンドルの機能を阻止し、それによって支柱が使用中に不用意に下げられる事態を防げることが理解されよう。

    5. 重量検知システム 図88−95は、体重測定システムを示す。 図88は、その機械的構造を示す平面図である。 体重測定用フレーム132は、基部フレームは、ベッドの頭部にある中央支持部134ベッドの足部にある側方支持部135、136まで伸びるウイシュボーン(V字)形の構造部材138、140で形成される。 各支持部は、図89に等角投影図でまた図91および図92にそれぞれ91−91線および92−92線に添って切った断面図で示すように、ブロック578に取り付けられる側方足部支持部136用セル576を含む。 ブロック578は、細長くまた一端で適当なボルトにより基部板580および詰め板581上に支持される。 他端は、図示のように構造部材のウイング140aを支持する。 荷重セルは、ブロック内の中央に取り付けられ、線582に該ブロックが支持する重量をあらわす電気信号を生成する構成の在来の構造を有する。 重量信号は、固定抵抗器585、586、587を有するブリッジ網にもとづいて生成される。 荷重セルは、可変抵抗として機能する。 Vinは、駆動電圧をあらわす。 Voutは、検知された出力電圧をあらわす。

    図93は、体重測定システム133の全体の回路構造を単純化して示す図である。 各支持部134、135、136に関連する荷重セルは、個別の信号を生成し、生成された信号は、それぞれアナログ/デジタル変換器590、591、592に入力される。 個別のデジタル重量信号は、さらに、全体を593で示すコンピュータあるいはCPUに入力される。 図94は、より詳細な線図を示す。 この線図で、各支持部の荷重セルが増幅器595、596、597によってそれぞれA/D変換器に連結されていることがわかる。 CPU593は、ハードおよびフロッピー(登録商標)・ディスク・ドライブ598、599などのメモリー装置を含む各種アクセサリーに接続される。 例えばキーボードのような入力装置600は、校正情報を入力するために使用される。 モニター表示装置601は、校正データを入力するためのデータおよび命令を視覚的に表示する。 以下に説明するように、CPUは、患者の動きにもとづいて、出力装置602、603に離脱前警報および離脱警報を生成する。

    図95は、体重測定システム133の運用を示す。 ベッドが最初に設置されると、マットレス上の三つの互いに離れた場所に標準の重りを置いて体重測定システムの校正が行なわれる。 マットレスは、荷重セルに異常なトルクがかかるのを避けるために、水平に置かなければならない。 場所は任意に選定してよいが、できるだけ離したほうがよい結果が得られる。 いずれにせよ、三つのセンサーで読み取られた重量の和が合計重量となる。 各センサーの基本式は、下の式である。

    y[i]=g[i](x−h[i]) (1)
    ただし、y=患者の体重、x=A/D変換器の出力、g[i]およびh[i]は定数である。 すなわち、xは、荷重セルによって検知された合計重量に比例する検知値であり、h[i]は、患者なしのベッドの重量に対応する検知値であり、g[i]は、デジタル信号を体重測定の単位例えばポンドに変換する定数である。 したがって、最初は、患者の荷重がまったくない状態で、下の三つの式が得られることになる。
    0=g[1](x[0,1]−h[1]) (2)
    0=g[2](x[0,2]−h[2]) (3)
    0=g[3](x[0,3]−h[3]) (4)
    これらの式は、短縮して下の式であらわされる。
    h[1]=x[0,1] (5)
    h[2]=x[0,2] (6)
    h[3]=x[0,3] (7)
    三箇所に標準の重りを置くと、合計検知負荷(患者)重量に関する下の式にもとづいて、さらに三つの式が得られる。

    y=y[1]+y[2]+y[3] (8)
    得られる三つの式は、次の通りである。

    ただし、j,i=1,2,3とした場合のx[j,i]は、それぞれのA/D変換器の読みであり、yは、標準の重りの重量である。 標準ガウス−ジョルダン法または他の適当な消去法を用いれば、式(5)−(7)および式(9)−(11)を解いて、g[1]、g[2]、g[3]、h[1]、h[2]、h[3]の値を求めることができる。 患者が最初ベッドに乗せられたときに、患者の体重を測定してy0 に等しくセットする。 次に、患者の動態重量yを測定する。 患者がベッドから離れたか否かを判別するためには、測定した重量と最初の体重の比を求めて定数E[1]と比較する。 ただし、定数E[1]は、例えば0.75など1より小さい値である。 この値は、システムの感度を適正にするために調整することができる。 患者が、例えば位置を変えるとかガードレールあるいは牽引機器を掴むなどして瞬間的にベッドに体重をかけない状態になったときでも離脱警報を作動するようにセットしてはならない。 システムは、合計重量に変化が起こると、離脱状態を知らせるが、重量の配分に変化が起こると、患者がベッドの側部または端部近くにきた離脱前状態を知らせる。 患者がベッドの中央に横たわっているときには、y[1]〜y[3]またはy[1]−y[3]〜0となる。 ただし、y[1]およびy[3]は、ベッドの足部にある二つの横方向に離された荷重セルに対応する。 患者が左または右に動くと、y[1]−y[3]<>0となる。 すなわち、

    のときには離脱前状態が存在する。 ただし、E[2]は、定数で、通常は1.00にセットされ、システムの感度を上げたり下げたりするときには調整される。 論理的には、体重の一部は頭部の荷重セルにかかるであろうから、y[2]>0で、定数が1.00以下となると考えられるが、経験的には、システムの動態から上の値が正しいことが示されている。 のぞましい場合には、他の離脱前状態を判別することもできる。 例えば、患者がベッドの頭部に近づくと、y[2]の値が増大してy[1]およびy[3]の値が減少する。 したがって、下の式であらわされる他の離脱前状態が得られる。

    患者がベッドの足部に近づくと、y[2]の値が減少してy[1]およびy[3]の値が増大する。 したがって、下の式であらわされるさらに他の離脱前状態が得られる。

    マットレスが屈折されると、ベッドおよび患者の質量の中心が共に移動する。 屈折させたベッドの形状に対応するように定数の値を変えることがのぞましいと思われるが、本出願の時点では、この問題はまだ解明されていない。 離脱前または離脱警報が鳴ると、システムは、好ましくは、看護婦または他の介護者が警報をリセットするのを待つ。 これには、警報が鳴ったことの認知が必要である。 リセットされると、システムは監視状態に戻り、次の警報状態が識別されるまで監視を続ける。

    6. 制御装置 図96−103は、ポータブルの「サドルバッグ」型制御装置200の構造を示す。 外側の、看護婦が操作する制御盤201および内側の患者が操作する制御盤202は、一体に弾力性の膜部材606で形成される。 制御盤201、202は、支持部分606aによって連結されて一体となっている。 盤201の背部には、LED612および他の図示しない在来の回路部分が取り付けられた回路盤610を収納するハウジング608が取り付けられる。 該回路盤は、埋め込まれた金属製のアース面614を含む。 同様に、盤202の背部には、やはりLED620および埋め込まれたアース面622を備えた回路盤618を収納するハウジング616が取り付けられる。 ハウジング608、616の背部には、帯624、625などのフック/ループ用繊維帯が配設され、これらの帯は、図98に示すようにレール195などのガードレールに掛けて置かれたときに、ハウジングをいっしょにして保持する。

    ハウジングの背部には、また、円錐部627および空洞628などのぴったり合う円錐部と空洞が配設される。 これらによって、ハウジングが互いに折り合わされたときに両者の位置合わせが行なわれる。 ハウジングの外縁部は、また、好ましくは、凹部608a、616aを有し、これらは、両者を分離させたいときにハウジングを掴む場所となる。 また、側縁部に添って図103に示すような溝608b、616bが配設される。 同図は、レールに取り付けられたときの制御装置200を、ガードレールに隣接する構造を示すために一部を切り欠いた状態で上から見た平面図を示す。 溝608b、616bは、ガードレールの対応する隆起部195aを受け、ボタンを押すときに制御装置が枢動するのを防ぐ。 制御装置をガードレールに取り付けるときに膜部材606が十分に伸ばせば、それによって生じる摩擦保持力によって、隆起部195aを係合させなくとも、制御装置が適当に支持されることも明らかとなっている。 制御および電源コード630は、外側ハウジング608をベッドのCPUと接続するものである。 外側パネル201は、ボタン632など複数の可撓性の制御ボタンを有する。 同様に、内側パネル2020も、ボタン634などのボタンを有する。 これらのボタンを押すと、その隠された導電面が対応する回路盤上の導電体の列に接触し、既知の技術を用いたスイッチとして機能する。

    図99−102は、回路盤が膜606を取り付ける方法を示す。 図99は、膜、回路盤618、およびハウジング616の分解図である。 膜の内表面は、回路盤に向かって伸びるタブ636など複数の細長いタブを有する。 回路盤は、該タブをぴったり受ける大きさのスロット637など対応するスロットを有する。 図100および図101図、設置前および設置後のタブに対する回路盤の位置を示す。 回路盤の側縁部を、パネル2020の周囲で内側に向けて伸びるリップ部606bの対応する部分の下方に配置し、その後に下方に枢動すれば、端部が、最初は上端の隅部を通って容易にスロット内に入り、その後は、手動でスロットに添って容易に引っ張れることが明かとなっている。 従来の円筒状の柱では、回路盤の対応する円形の穴と位置合わせすることがきわめて困難である。

    すなわち、本発明の回路盤は、設置がかなり容易である。 図102は、ガードレールの周囲で畳んだときなど折り合わせた状態の制御装置200を単純化して示す断面図である。 導電性のリボン635は、支持部分606aによって形成される弧状部分の周囲に巻かれる。 好ましくは、この部分には、該リボンを収納するための溝が形成される。 支持部分のこの部分に隣接するハウジングの上縁部608c、616は、弧状に曲げられ、該部分と共にガードレールの曲線に合った溝636を形成する。

    回路盤上に取り付けられたLEDからは、二つの方向に光が伝送される。 いずれの方向にも、回路盤のアース面に開口640、641などの開口が配設されている。 LEDは、剛性のハウジングに隣接して、回路盤の保護された内側表面上に取り付けられる。 光は、回路盤および関連する開口を通過し、散光となって膜606へ向かう。 LEDおよび関連するボタンに対応する位置では、膜は、ブリッジ606cなどのブリッジとして形成される。 これらのブリッジは、三つの機能を果たす。 第一に、ボタンを回路盤上方で懸架された状態で支持する。 第二に、可撓性があるため、ボタンを回路盤に対して押すことができる。 第三に、厚みがあるため、そこを通って透過するLEDからの光がボタンの縁部を照射する。 膜上の記号等の照明は、同じ回路盤の構造を用いて行なわれる。 ただし、記号等がある場所では、通常、膜の可撓性は不必要であるので、膜を薄くする代わりに、フィラー642などの比較的剛性で透明なプラスチック製のフィラーを、可撓性のあるブリッジを支持する裏打ちとして使用することもできる。 このようにすれば、膜の連続性を維持しながら、剛性の部分の照明を行なうことができる。

    7. 移送案内車輪 図104−107は、案内車輪装置162を示す。 案内車輪装置は、ベッドの各側部にあり、作動子棒163によって相互に接続され、足部ペダル・レバー164によって手動で制御される。 在来のレバーと同様に、レバー164は、案内車輪を図104に示す保管位置から図107に示す係合位置へ移すために用いられる対向するペダル644、645を有する。 案内車輪は、車輪取り付けフレーム650のフランジ650bの開口650aを通って滑動可能に伸びる支持棒648に取り付けられる。 該棒の上端部は、上方フランジ650dの第二の開口650cを通る。 フランジ650dは、車輪646が保管位置にあるときには該車輪の重量と釣り合うのに十分な質量を有する。 ディスク652は、フランジ650bと650dの間で該棒に取り付けられる。 圧縮ばね653は、ディスク652とフランジ650dの間で棒648の周囲に配置される。 該ばねは、ディスク652をフランジ650bに向けて付勢し、したがって、車輪646が係合位置にあるときには該車輪をフランジ650bに向けてまたしたがって床に向けて付勢する。

    車輪取り付けフレーム650は、フランジ650bから車輪646に向けて下方に伸びるアーム650aに接続された機械的リンク・システム654を介して作動子棒163に連結される。 スリーブ656は、車輪取り付けフレーム650の背部に取り付けられ、該案内車輪をその周囲に枢動させるための作動子棒163を受ける。 車輪リンク658は、枢動ピン659のところでアーム650eの下端部に枢動自在に取り付けられる。 対向する端部は、枢動ピン657のところでほぼ三角形の連結板660に取り付けられるが、該連結板は、枢動ピン661によってベッドのフレームの側部レール152に枢動自在に取り付けられている。 スペーサー・ブロック662は、板660とベッドのレールの間で該レールに固定して取り付けられ、丸まった膨出部662bを備えた傾斜面662aを有する。 引っ張りばね663は、一端で枢動ピン657に、また他端ではスペーサー・ブロック662の遠位端部に固定して取り付けられた取り付けピン667に接続される。 接続リンク664も、枢動ピン665のところで図示のような連結板660の第三の点に枢動自在に接続され、また丸まった膨出部662bの形に合致する丸まった凹部664aを有する。

    接続リンク664の対向する端部は、枢動ピン666によって、V字形の駆動リンク668のアーム668aの端部に枢動自在に取り付けられる。 駆動リンク668の基部は、作動子棒163に固定して取り付けられる。 他のアーム668bは、それに取り付けられて外側に伸びるピン669を有する。 該ピンは、キャスター作動板671の直立アーム671aにあるL字形のスロット670に係合する。 板671は、取り付けピン672を受けるスロット671bなど細長い水平のスロットを有する。 すなわち、板671は、ペダル・レバー164によって案内車輪装置を作動させているとき、該板が水平に動く間にピン672上に乗る。 板671の遠位端部は、垂直のスロット671cを有する。 キャスター作動棒674は、径方向に伸びるアーム675に取り付けられ、該アームの遠位端部は、スロット671c内を上下に滑動するピン676に取り付けられる。 棒674を動かすことで、従来から知られておりまた市販されているキャスター作動子679によって隅のキャスターが固定される。 使用時には、案内車輪は、通常、図104に示す保管位置に保管される。 フランジ605dの釣り合い重量によって、車輪は、床に向かって振れ落ちることなく保持され、ばね663は、弛んだ状態をとる。 また、このモードでは、キャスター作動板671は、図の最左端の位置にあり、V字形の駆動リンクは、図示の位置にあり、ピン669は、スロット670の上方位置にある。 アーム675は、左に回転した位置にあって、この位置でキャスターを固定する。 接続リンク664は、スペーサー・ブロックの表面662aに対して伸ばされた位置にあり、凹部664aは、膨出部662bと係合する。 足部ペダル・レバー164は、ほぼ水平の状態にある。

    案内車輪を係合させるためには、ペダル644に力を加えてペダル・レバーを図104に示すように右回りに回す。 これによって作動子棒163およびV字形リンク668も右回りに回る。 ピン669は、L字形スロット670の側部を押し、キャスター作動板671を右に滑動させる。 これによってキャスター棒674が左回りに回り、キャスターが枢動自在となる。 アーム668bが枢動して十分に下がると、ピン669が滑動してスロット670から出るため、板671の動きが止る。 この動きの間、連結板660は右回りに枢動し、フレーム650および案内車輪646が左回りに回り、車輪が下りてきて床に接触する。 これは、中間位置で、車輪支持棒648は完全には垂直になっていないが、ばね663は、ほぼ枢動ピン661上方で心合わせされた状態となる。

    ペダル・レバーがさらに押されると、車輪は、床に添って回り、ベッドの重量でばね653が圧縮され、案内車輪に下向きの圧力が加えられ、したがって、車輪は、床に接触下状態に保たれる。 これによって、キャスターは回転自在となるが、ベッドを案内するために必要な床との摩擦力が得られる。 車輪がこの状態に達したときには、連結板660はさらに枢動しており、引っ張りばね663が連結板の枢動ピン661上方まで移動しているため、該板はこの位置で固定される。 ばねの力とてこの作用によって、連結板660が左回りに回転して車輪が上に持ち上がるのが阻止される。 連結板660の面からは、ボスあるいはフラップ660aが伸び、車輪リンク658がそれと係合し、この方向にさらに回転運動することのないように止められる。

    図106は、この最終の状態を示す。 ペダル・レバーを逆に動かせば、車輪は保管位置に戻り、キャスターが固定される。 各隅部に枢動自在なキャスターを有するベッドの移動は、とくにベッドを例えば廊下に添ってまっすぐに移動させるような場合には、きわめて困難なことが知られている。 ベッドのフレームに第五の車輪、また好ましくは第六の車輪を付加し、該車輪をベッドの長手方向に添って位置合わせされた状態に保持することによって、ベッドの制御がはるかに容易となる。

    8. ガードレール昇降システム 図108−111は、ガードレール195を有するガードレール装置192および(図1に示す)ハウジング199内に収納された昇降機構197を示す。 図109は、ハウジング199がない状態で、持ち上げられた位置あるいはバリヤー位置にある装置192を示す。 図111は、下げられた保管位置にある装置を示し、図110は、中間位置にある装置を示す。 図108は、図110の装置の等角投影図である。

    機構197は、入れ子式取り付け装置682、エネルギー貯蔵装置683、および固定装置684を含む。 入れ子式装置は、台パネル109に固定して取り付けられた基部部材685を含む。 基部部材685は、スリーブ686、687、および隣接する板688を含む。 一対のケーブル固定ブロック689、690は、それぞれ、板688に隣接してスリーブ686、687の外表面に取り付けられる。 ただし、管状の中間部材691、692は、スリーブ686、687に滑動自在に受けられる。 板状の安定部材698、694は、各端部で部材691、692の対向する端部に固定され、スリーブ686、687の外側の間に伸びた状態をとる。 安定部材の上端部の内縁部は、第一の対のプーリー697、698を支持するために下方に伸びる板695、696を有する。 安定部材の下端部の内縁部は、上方に伸びる棒700、701を有する板699によって連結されている。 これらの棒は、穴702など垂直方向に配置された一連の穴を有する。 一組704のコイル板ばね705、706、707、708は、棒700、701の間で棒709の周囲を回転するように取り付けられる。 ばねの一端部705a、706a、707a、708aは、図示のように板688に取り付けられる。 第二の対のプーリー710、711は、ばねの組704から対向しまたプーリー697、698に位置合わせされた状態で棒700、701の下端に取り付けられる。

    上方の管状内側入れ子部材712、713は、上端でガードレール195に取り付けられる。 下端は、中間部材691、692の上端部内に滑動自在に受けられる。 棒715、716は、部材712、713に平行して該部材の間に伸びる。 これらの棒は、図示のように、棒700、701に平行でまたそれらと重なっている。 棒715、716の間には、固定装置684が取り付けられる。 この装置は、中間部材691、692に対するガードレールの位置を固定する。 トリッガー板718は、棒715、716の上端部の間に取り付けられて枢動する。 板718は、図1に示す穴720などガードレールのハウジングの手の通る穴を通してアクセス可能である。 板718の側部の縁にはトリッガー・ケーブル721、722が取り付けられる。 これらのケーブルは、棒715、716に添って小さいプーリー724、725まで可能に伸びる。 控え棒727は、棒715、716の下端部の間に伸びる。 棒727の上端部の空洞717a、727bの内部には、ばねで付勢されたピン729、730が取り付けられる。 これらのピンは、穴715a、716aを通り、棒700、701の穴702などの心合わせされた穴の中に伸びている。 これらのピンは、コネクター731、732によってケーブル721、722に接続される。 トリッガー板718を手動で枢動させると、ケーブル721、722は上方に引かれる。 これによって、ピン729、730が穴702から外に引き出され、上部部材712、713が中間部材691。692から解放される。

    第二の固定ブロック734、735の組は、棒715、716の外側下端部に取り付けられる。 一対のケーブル737、738は、ブロック734、735から上方に伸びて上部プーリー697、698の周囲を通り、さらに下方に伸びて下方プーリー710、711の周囲を通る。 これらのケーブルは、プーリー710、711からさらに基部固定ブロック689、690まで伸びている。 このケーブル/プーリー機構によって、上方の入れ子部材が中間の入れ子部材に対して所定の位置に固定されると、中間部材は、基部部材したがってマットレスの台に対して所定の位置に固定される。 ケーブル/プーリー機構は、また、ガードレール装置を示す図に示されるように、基部部材に対する中間および上方入れ子部材の移動速度を調節する。 さらに、ばねの組704は、ガードレールが下げられるとエネルギーを蓄え、上げられるとエネルギーを吐き出す作用をする。

    図109に示すように、ガードレールが完全に持ち上げられた位置にくると、該ばねがすぐ隣接して取り付けられている底板699は、該ばねの端部が固定されまたそれ自身はベッドの台に対して固定されている板688に隣接するようになる。 トリッガーを作動させてガードレールを下げると、板699は、板688の下方まで下がり、その結果、ばねが伸びる。 ガードレールが最も低い位置にくると、板688、699は、スリーブ686、687に対する中間部材698、694の移動距離に対応する最大距離だけ互いに離される。 これによって、ばねは、付勢された固く巻かれた状態になるので、利用可能な最大量のエネルギーを蓄えることになる。 この状態では、ガードレールの上端部は、台トレーの側部に取り付けられた基部部材685に隣接する。 したがって、ガードレールの上端は、台の上表面の下方にきて、マットレスおよび患者に完全にアクセスできる状態になる。

    ガードレールを持ち上げられた位置に戻したいときには、トリッガーを作動させてガードレールを解放する。 手動でガードレールを持ち上げる。 ばねに蓄えられたエネルギーがやはりガードレールを持ち上げる方向に働き、ばねを完全に巻かれた状態に戻すのに役立つ。 ガードレールが持ち上げられると、ばねが巻き戻され、したがって、ばねのエネルギーが回復する。 すなわち、ガードレールを持ち上げる人は、ガードレールの重量からばねの力を引いた値に対応する力だけを用いればよいことになる。 これによって、ガードレールを下げるときにばねが加える「制動」力とガードレールを上げるときにばねが加える「補助」力の両面から、重いガードレールが比較的扱い易くなり、片手での操作が可能となる。

    9. 振れアーム延長ブレース 最後に図112および図113は、ベッドの台を、基部フレーム上方に、またとくに好ましい実施形態のベッドでは体重測定フレーム上方に支持するための装置の改良を示す。 図112は、台106を屈折させて低い坐り位置としたベッド100の側面図である。 支持装置122は、ベッドの頭部に対する患者の位置を維持するため、可能をベッドの頭部に向けて移動させる機能をもつ。 このように低い位置を使用するときには、駆動支持部124および振れアーム126は、きわめて大きい相対角度で互いに近づく方向に伸びる。 この角度によって、これらの支持アームにはかなりの応力がかかる。

    応力の量をすくなくするために、台から体重測定フレームに直接重量を移すための手段740が配設される。 図113から最も明確にわかるように、台106は、ヨーク472によって振れアーム126に丁番止めされている。 ヨーク742は、枢動軸744の周囲で振れアームに対して枢動自在であり、丁番軸746の周囲で台に対して丁番止めされている。 すなわち、ヨークは、ほぼ、振れアームを台に連結する自在継ぎ手として機能する。 駆動シリンダー124は、ヨークの近くで振れアームの上端部に枢動自在に取り付けられる。 ヨーク742は、体重測定フレームのレール138、140と同一線上に配置された下方に伸びる肩部742a、742bを含む。 肩部742a、742bの下面は、摩擦を減らすためのカバー748、749で覆われている。 この重量移転システムの効果を最大限に高めるためには、台106が横方向で水平にすなわちロールしないように支持されることが好ましい。 それによって、カバー748、749は、共に、体重測定フレームと接触する。 そこで、図112に破線で示すように、振れアームが伸ばされ、駆動シリンダーのラムが短縮されて、ベッドがベッドの頭部近くに配置されることになる。 この体重測定フレームに添った前後運動は、図113に矢印で示されている。 このように重量移転手段740を利用することによって、振れアーム126および駆動シリンダーのラム124からかなりの量の力が取り除かれるため、これらを小さくすることが可能となる。

    10. 台継ぎ手 本発明にもとづくベッドは、また、台パネルの間に、パネル間の角度の変化に応じてパネル間の距離を変える継ぎ手を有する。 図114は、部分ベッド820としてのこの機能の一実施形態を示す。 ベッド820は、第一の背部パネル824および第二の腰部パネル826で形成されるほぼ上を向いた支持面あるいは台822を含む。 パネル824および826は、それぞれ、隣接する縁部824aおよび826aを有する。 屈折式腰部継ぎ手828は、これらの縁部に添ってパネル824と826を連結する。

    ベッド820は、通常、また、人体を全長にわたって支持するためにパネル824、826に連結される追加のパネル、ならびに、図114に示されるように台を床上方で支持するためのフレームを含む。 適当な形のマットレス・クッション825は、図118に一点鎖線で示されるように台上に支持される。 これら追加のパネルは、腰部継ぎ手ほどには本発明によって得られる長さを変える機能を必要とするものではない。 したがって、ここでは本発明を腰部継ぎ手に関して具体的に記載するが、本発明にもとづくこの機能は、他の継ぎ手にも等しく適用できるものであり、継ぎ手の伸縮量を変えたりあるいはパネルの回転軸の位置を変えたりしたものを容易に設計できることは理解されよう。 継ぎ手828は、いわゆる伸張丁番とよばれるものである。 すなわち、各パネルは、共通の軸で丁番止めする代わりに、図示のようにそれぞれの軸830、832の周囲で丁番止めさる。 これらの軸は、図114、図115、および図116に示すように、パネルが、共平面あるいは平坦な方向から傾けるために、図117の中間の坐り位置を通って図118および図119の完全な坐り位置まで動かされるのに応じて、互いに遠ざかる構成とされる。

    パネル824、826は、実際には、図118に具体的に示す回転軸831の周囲で回転する。 この軸は、ベッド上に支持される人の臀部の関節と一致する。 そのため、軸830、832は、図116−118に破線で示す弧835に添って移動する。 継ぎ手828の構造は、二枚のパネルを相互に枢動させるための駆動装置834および継ぎ手828の各端部上にある二枚のパネルの隣接する縁部間の距離を変えるための間隔変更継ぎ手装置836を含む。 以上、一組の装置834、836の構造について説明したが、上の説明が両端部の構造について等しくあてはまることは理解されよう。 駆動装置834は、それぞれパネル824、826の下側に取り付けられまた該下側から下方に伸びる二つの支持部材838および二つの支持部材840を含む。 これら支持部材の下端部は、それぞれの支持ブロック842、844をブラケット状に挟んで枢動自在に支持する。 ブロック844の一端には、ブロック842の図示しない中ぐりを通る延長棒846が取り付けられる。 一端でブロック842に取り付けられる油圧駆動シリンダー848は、棒846を外向きあるいは内向きに駆動し、ブロック842と844の間の間隔を変える。

    棒846上には基部部材850が滑動自在に取り付けられる。 一対のリンク・アーム852、853は、一端で基部部材850に取り付けられ、図示のようにブロック844に隣接する軸856の周囲で枢動する。 アーム852、853の上端部は、パネル824に枢動自在に取り付けられ、丁番軸830の周囲で枢動する。 同様に、第二の対のリンク・アーム854、855は、基部部材850に丁番で接続され、ブロック842に隣接する軸858の周囲で枢動し、また、パネル826にも丁番で接続され、軸832の周囲で枢動する。 リンク・アーム852−855は、また、それぞれ、対応する対面係合ピニオン852−855aを有する。 これらピニオンの歯の係合によって、アーム852、853、および、854、855がそれぞれ軸856、858の周囲で枢動する。 図111−113は、パネル824、826の相対角の変位の進行に応じたベッド820、より具体的には継ぎ手828の作動状態を示す。 図111では、パネル824、826は、横になった人に適当なように同一平面内にある。 パネルがこの向きにあるときには、隣接する縁部824a、826aは、きわめてわずかな距離Aだけ離され、ピニオン825a−855aの歯は、弧状の歯の下端部で係合している。 また、リンク・アーム852−855は、ほぼ直立した方向にある。

    駆動シリンダー848から棒846を引き出されるのに応じて、図117および図118の進行状態で示されるように、パネル824は、軸830の周囲で上方に枢動し、軸830は、弧835に添って移動する。 図117は、いわゆる中間の坐り位置を示し、隣接する縁部824a、826aは、距離Aより大きい距離Bだけ離されている。 図118には、ベッド820に坐った人833の輪郭が示されている。 リンク・アームは、また、それぞれの軸830、832の周囲を枢動し、軸830は、アーム852−855の大きさで画定される弧835に添って移動する。 二枚のパネルは、実際には、軸831の周囲で回転し、継ぎ手828の中心線862から遠ざかる。 ピニオン852a−855aは、パネルがのぞましい範囲の角度で相対運動できるように、十分に大きい弧に添って伸びる。 軸830、832が軸856、858を通る線864に近づくと、アームを動かすてこ作用が小さくなり、限度にくると、軸830、832は中心線862に対して平行に移動してパネル間の間隔は増大しなくなるため、この角度も、アーム852−855の長さによって制限されることになる。 上に説明した図116−118の進行状態に対応する継ぎ手の伸張を逆にすると、継ぎ手の収縮となることは理解されよう。 また、単にアーム852−855の上端部の位置合わせを逆にし、アーム852と853が軸830で終わり、またアーム854と855が軸832で終わり、逆向きに曲げるとアームの長さが伸びて、パネルが平坦になったときに軸830と832の間の間隔が最大となるようにすれば、パネルの間の角度が180°から減少するにしたがって継ぎ手が収縮することも理解されよう。

    図120−124は、本発明のさらに他の実施形態であるベッド870を示す。 ベッド870の構造は、機械的に単純で製造が容易な点で、ベッド820のそれより好ましい。 ベッド870の基本的構成要素のいくつかは、ベッド820のそれと共通している。 したがって、ベッドの説明を簡単にするために、同じ構成要素にはベッド820で用いたと同じ参照番号を付して説明する。 すなわち、ベッド870は、それぞれ丁番軸830、832の周囲で丁番で動くパネル824、826を有する台822および支持マットレス825を含む。 駆動装置834は、支持部材838、840を含み、該支持部材の遠位端部上に、それぞれブロック842、844が配設されている。 延長棒846は、ブロックの間の間隔を変えるためにシリンダー848によって駆動される。 腰部継ぎ手872は、上に説明した腰部継ぎ手828とは異なる。 継ぎ手872は、リンク・アーム874、875、876、877を含み、これらのリンク・アームは、それぞれ、その上端部でパネルに接続されて枢動自在となる。 例えば、上端部874a、876aは、それぞれ、パネル824、826に接続され、軸830、832の周囲で枢動自在となる。 軸830、832は、パネルが軸831の周囲で枢動するのに応じて、弧835に添って移動する。 リンク・アーム874は、その中間点で基部部材878に接続され、軸880の周囲で枢動する。 リンク・アーム876は、下端部876bで基部部材878に接続され、軸882の周囲で枢動する。 したがって、図示のように、これらのリンク・アームは交差している。

    リンク・アーム874の下端部874bは、基部部材878の下方まで伸び、連結アーム884の一端部に接続され、該連結アームに対して枢動する。 アーム884の他端部は、リンク・アーム876に接続され、リンク・アームの端部の間で枢動自在となる。 連結アームは、継ぎ手828のピニオン825a−855aと同様に連結手段として機能する。 このリンク・アームは、リンク・アームの下端部と基部部材のあいだが接続されていることと合わせて、関連するパネル824、826が相互に枢動すると、リンク・アームが確実に反対の回転方向に同時に動くようにする機能を果たす。 ベッド870の操作は、図120−124に示すベッド820の操作と同様である。 図120および図121は、等角投影図であり、図122−124は、パネル826に対するパネル824の異なる作動位置を示す側面図である。 図122は、横たわる位置での台の状態を示し、図123は、背部パネルがやや傾けられた状態を示し、図124は、背部パネルが直立に近い坐り位置にある状態を示す。 ベッド870の機能は、ベッド820の機能ときわめて類似している。 アーム874は、連結アーム884から伸びたほぼ弧状を有することがわかろう。 この弧状によって、図124に示しようにパネルをより交軸角の鋭い状態にできる付加的な隙間が得られる。 リンク・アーム876は連結アームの接続点に屈折部を有する。 それぞれの連結部の間の長さと接続方法を含む継ぎ手872のこのような構造は、パネルの間の相対角度が変化するのに応じて両パネルがほぼ等価に移動するように選ばれる。 これらの構成要素の相対的な寸法を変えることによって、他の相対的な関係も変えることができる。

    11. 油圧弁 図125−128は、本発明の他の側面にもとづいてつくられる油圧弁910を示す。 図127は、第一の流体室914と第二の流体室916を分ける仕切り912に対する弁910の関係をとくに単純化して示した図である。 弁910は、これら二つの室間の流体の流れを制御する。 室および仕切りの形状および構造は、特定の用途での要件に応じて選定される。

    弁910は、ハウジング918を含み、該ハウジングは、一端部918aで、溝920aを含みまた室916内に伸びて流体がそこを通って流れる長手方向の中ぐり920を有する。 中ぐり920は、端部918aと反対側の端部918b内の広い円筒状の室920bで終わる。 室920bの隣には、ねじ溝が切られた中間室920cが配設される。 開口あるいはスリット924は、溝の縦軸926に平行でハウジングの端部918aの側部を通って伸びる。 スリット924は、その長手方向の軸に添って均一な幅を有する。 ハウジング918内で径方向に伸びる二つの対向する出口開口928、930は、スリット924から離れており、室914と溝920aの間で流体を連通させる。 弁910は、また、中ぐり920内に受けられる大きさのプランジャー932を含む。 弁910は、溝920a内で滑動して密閉状態をつくるゲート端部932aを含む。 ゲート端部932aに隣接するシャフト932bは、直径が小さく、溝920aとシャフト934bを形成する壁の間で流体通路934を形成する。 部分932cも溝920aを通って滑動して密閉状態をつくり、通路934の端部を画定する。 広いシリンダー端部932dは、室920b内に受けられる。 中間のねじ溝が切られたシリンダー部分932eは、室920c内にねじ溝の係合によって受けられる。 ハウジング918に対するプランジャー932の回転は、モーター936によって行なわれる。 例えば、ステッパー・モーターを用いれば、プランジャーの回転を正確に制御することができる。 それによって、プランジャーは、一回転ごとに一定量だけ軸926に添って前進する。 図129−131に詳細に示すように、プランジャー・ゲート端部932aの軸方向の位置は、これによってある増分だけ変化し、スリット924が同じ量だけ開けられまたは閉じられる。 スリットの大きさは、ゲート端部932aによって制約されず、したがって、軸926に添ったプランジャーの移動に正比例して変化する。

    図127は、完全に伸ばされた位置でのプランジャー932を示す。 プランジャーは、端部開口922を通って十分に伸び、開口をわずかに開く。 この位置は、比較的大きい流体の流れが求められるときに用いられる。 図129は、図127と同様な溝920aに関連する弁910部分の拡大図であるが、ゲート端部932aがハウジング918の遠位端部と同一面内にあり、したがって、開口933が閉じられ、スリット924が長さLだけ開かれている。 プランジャーがこれらの図で左に引かれるあるいは動かされると、ねじ溝の切られた室920b内でのプランジャーの一回転ごとにスリット924があらかじめ定められた量だけ閉じられる。 図130は、スリット924が閉じられる長さL1に等しい距離P1だけ移動した中間位置にあるゲート端部932aを示す。 プランジャーが距離P2だけ引かれると、スリットは、図131に示すように、LおよびP2に等しい長さL2だけ閉じられる。 以上の操作を逆に行なえば、スリットが開き、軸926に添ったプランジャーの軸方向の変位に正比例して流体の流れが増大する。 図132は、図1に示すベッド100と同様に弁910を備えた油圧システムを有する病院のベッド940の斜視図である。 上にマットレス946を乗せた台944が人体を支持する。 台944は、パネル948、950など複数のパネルに分れている。 これらのパネル並びに台全体は、支持面とも呼ばれる。 パネルは、例えば丁番継ぎ手952などの丁番で動くように連結され、丁番継ぎ手周囲でのパネルの枢動は、例えば図133に示す回路954のようなそれぞれの油圧回路によって制御される。 該ベッドは、また、台全体の動きを制御するための回路954のような油圧回路を含む。 例えば、台を横方向に傾ける動作の制御に関しては、図132に示す油圧シリンダー956、958が用いられる。

    とくに図133を参照して、油圧回路954は、流体用開口962、964を有する油圧シリンダー960を含む。 油圧回線966は、開口962、964をそれぞれ逆止め弁968、970と接続する。 回線968は、二つの逆止め弁を方向弁972に接続する。 該方向弁は、圧力源974と不加圧流体貯蔵タンク976を選択的に逆止め弁68、970に接続するものである。 調整弁978は、方向弁972とタンク976の間で回線966に配置される。 すなわち、調整弁978を用いて、方向弁972の位置によってきまるシリンダー960が伸ばされている状態か縮められている状態かの如何にかかわらず、該シリンダーからの流体の流れを制御することができる。 逆止め弁は、開状態か閉状態のいずれかであるので、そこを通る流体の流量を変化させることはできない。 この構成では、いずれの方向にシリンダーの操作を制御するためにも、一つの調整弁しか必要としない。 弁978は、好ましくは、図125−131を参照して説明した弁910と同じものとする。 その場合には、室914は、方向弁に連結された回線に対応し、室916は、タンクに連結された回線に対応する。 この構成では、広いゲート端部932aの露出面は、低圧の流体の負荷を受ける。 通路934内の流体の圧力は、端部932aとシール932cの内側の対向面にかかることは理解されよう。 これによって、弁は、圧力均衡状態となる。 その結果、プランジャー932を回すために比較的小さいトルク(比較的小さいエネルギー)しか必要としなくなり、軽量で安価な駆動モーター936を使用することができる。 このようにして、弁制御システムは、各調節弁内のそれぞれのプランジャーの位置を整合させることによって、ベッドの台のすべての部分の移動速度を制御することができる。

    この構成は、さらに、回線内逆止め弁のバックアップが得られる効果がある。 逆止め弁が故障しても、調整弁を閉じて関連する支持部材の位置を保持することができる。 さらに、広い端部932aを端部開口922から引き伸して外に出すと、流体は開口を通るため、弁に流体を大きく流すことができる。 これによって、流体内に微粒子が含まれていても弁を通って流れることができ、弁が詰まるおそれが少なくなる。 さらに、弁を十分小型にして、ベッドの台の下に目立たないように取り付けることができる。 このように小型で軽量なデザインとすることによって、シリンダーにも従来より小型のものを使用することができる。

    12. 台支え 次に、図134−137を参照して、本発明の他の側面にもとづいてつくられたベッド1150は、改良された三軸支持システム1152を有する。 この支持システムは、台1156を支持するために基部フレーム1154上に取り付けられる。 この基部フレームは、図88に示す体重測定フレーム132とほぼ同様である。 台1156は、中央の腰部パネル1156、頭部パネル1160、および足部パネル1162を有する。 パネル1158と160は、図118−119を参照して説明した継ぎ手828あるいは図120−124を参照して説明した継ぎ手872のような伸張式台継ぎ手によって互いに連結される。 この継ぎ手は、統一性を保つために継ぎ手828と呼び、図を単純化するために図134には示していないが、図135−137には示してある。

    支持システム1152は、平行な部材1165、1166で形成される固定長振れアーム1164を含む。 アーム1164は、その下端部1164aで基部フレーム1154の足部側端部に取り付けられ、軸1167の周囲で枢動する。 該アームの上端部1164bは、自在継ぎ手1168に取り付けられる。 該継ぎ手は、台に対する振れアームの枢動を可能にするための手段である。 継ぎ手1168は、部材1165と部材1166の上端部を接続する基部板1170を含む。 図示のように、上方に開いたヨーク1172は、基部板1170および枢動ディスク1174に枢動自在に連結され、台を軸1176の周囲で横方向に枢動させる。 上方の伸びるアーム1172a、1172bは、パネル1158の上縁部に枢動自在に接続され、横方向の軸1178の周囲で枢動する。 すなわち、継ぎ手1168は、横方向の軸1176、1178の周囲での枢動を行なわせるためのもので、これらは、共に、アメリカ合衆国特許第5023967号の図5に図示され記載されているものと同様に、該継ぎ手を通る他の軸の周囲での枢動も可能にする自在継ぎ手として機能する。 主シリンダー・ラム1180は、その下端部1180aでベッドの頭部部分の基部フレーム1154に接続され、軸1181の周囲で枢動する。 上端部1180bは、フレームアーム部材1165、1166の間で、取り付け装置1182を介してこれら部材に取り付けられ、軸1183の周囲で枢動する。 取り付け装置1182は、振れアームの上端部の十分下方の好ましくは該上端部から四分の一ないし半分の距離だけ下方に離された位置に配置される。

    一対の油圧駆動式側部アーム1184、1186は、台と振れアームの間に取り付けられる。 より詳しくは、該側部アームは、それぞれ部材1165、1166の外面に枢動自在に取り付けられる下端部1184a、1186aを有し、共通の軸1187の周囲で枢動する。 上端部1184b、1186bは、パネル1158の足部側の縁部に枢動自在に取り付けられ、軸1188の周囲で枢動する。 側部アームの下端部は、ラムの接続と同様、振れアームの下端部から上方に好ましくは振れアームの長さの四分の一ないし半分の距離だけ離して振れアーム部材に取り付けられる。 図135−137を参照してわかるように、このような構成とすることによって、側部アームは、振れアームに対して十分な量だけ移動可能となり、しかも、継ぎ手1168からは十分離されているため、台1156を支持するための安定した基部が確保される。 また、側部アームを使用する場合の移動範囲を広げ、台を支持する基部全体の幅を広げるために、側部アームは、ラムの上端部の取り付け点より低い位置で振れアームに取り付けることが好ましい。 ラム1180および側部アーム1184、1186の油圧シリンダーは、図132および図133を参照してすでに説明した回路と同様な回路を有する油圧システム1190の一部である。 システム1190は、ハウジング1193内に収納された制御装置1192によって制御され、ほぼ、上に挙げた図に関連して説明されている在来の油圧システムの諸要素を含むものである。 とくに、システム1190は、図133に示す回路954を参照してすでに説明したように、各回路ごとに線形弁978を含むことが好ましい。 これらの弁は、具体的には示さないが、適当なステッパー・モーターによって駆動される。

    図135は、水平で部分的に持ち上げられた位置で支持される台1156を備えたベッド1150を示す。 ラム1180の長さを図135の長さより10パーセント以下程度のわずかな量だけ短くすると、台は、図136に示すように、基部フレーム1154からの距離の約四分の一まで下げられる。 ラムが継ぎ手1168に取り付けられていれば、ラムの長さの約20パーセントは短くする必要があるはずである。 すなわち、ラムの上端部を、振れアームの上端部から約三分の一だけ下方に離して取り付けることによって、振れアームの上端部したがって台の動きの約二倍の運動量を得ることができる。 ただし、振れアームとラムの間の角度がそれに対応して小さくなることから生じる大きな力に耐えるために、ラムは、比較的頑丈につくる必要がある。 台を下げた位置に動かす間、台を水平に保つためには、側部アームの長さをわずかだけ短くすればよいことは理解されよう。 図137は、側部アームの長さを一定にしたままラムを短くした場合の台の向きを示す。 台の頭部は、約10°下方に傾いている。 側部アームの下端部がフレームに取り付けられていれば、振れアームと共には下がらず、ベッドもこれほど下げることはできないはずである。 すなわち、振れアームがフレームにまたはフレームアームの下端部で取り付けられている場合と比べて、ラムの移動範囲が大きくなっていることがわかる。

    側部アームと自在継ぎ手は、腰部パネル1158の対向する縁部に接続されている。 台の向きは、単に一枚の腰部パネルの向きを調節することによって制御される。 図を簡単にするために示していないが、頭部および足部パネルの向きは、別個に独立して制御される油圧アームによってあたえられる。 したがって、腰部パネルの制御は、はるかに簡単となる。

    13. 多機能制御システム 本発明は、また、正しく患者の処置を行ないその安全を確保するために、ベッド上の各種機能の変化に整合性をもたせるものである。 図18は、整合性を確保するための処理装置制御式機能連動システム1000を示す、システム1000は、全体を1004で示すROMおよびRAMにアクセスする在来のマイクロプロセッサーあるいはCPU1002を含む制御装置1001によって駆動される。 処理装置制御式の諸機能を制御するために指令は、全体を1006で示す各種入力装置から入力される。 これらは、通常、図96に詳細を示しまた図1に概略を示す制御装置201、202あるいは図1に示すフットボード・パネルの組み込み制御装置180などの患者あるいはベッド際制御装置を含み、また、とくに示さないが文字表示装置を含む。

    全体を1008で示す各種センサー・スイッチは、各種機能がそれぞれ第一の状態にあるか否かを判別するために用いられる。 図83を参照してすでに説明したように、この種のセンサーの例として、牽引用支柱が完全に引き込んだ保管位置すなわち第一の状態にあるか、あるいは、牽引用固定具として使用するために持ち上げられてこの位置にないかどうかを判別するための磁気感応リードスイッチを挙げることができる。 このベッドの好ましい実施形態にあっては、牽引用支柱を使用すると、横に傾ける、横方向に回転させる、あるいは立つ状態にするなどのマットレスあるいは台の各種の動きが許されなくなる。 これらの動きは、ベッドの可変機能ということができるが、全体として1010で示される。 選ばれた機能を変えることができない事態が生じた場合には、使用者に知らせるために全体を1012で示す適当な警報が配設されていることが好ましい。 警報は、可聴あるいは音声警報1013、警報燈などの簡単な視覚警報1014、あるいは通常警報内容を示す英数字の語句を形成するLEDあるいはLCDなどの言語表示装置1015を含むものとすることができる。 言語表示装置は、好ましくは、看護婦および他の介護者がアクセスできるフットボード表示装置180に配設される。

    システム100は、また、引き込め可能なステアリング・ホィール、側部ガードレール、立ち状態安定装置(図示せず)、フットボード機器用テーブル、およびすでに述べたフットボードの牽引用支柱の状態を判別するために用いられる在来のセンサー・スイッチ1008を含む。 下の表は、ベッドに関してとり得る各種選択可能な動作、および、その動作のために必要なあるいはその動作をとるべきか否かを判別しまたどのようにすればその動作が取れるか知るために用いられる関連条件を示す。

    表 のぞむ動作 必要な条件A. 高さおよび屈折の変更 −足部端部の牽引用支柱が上がっているか
    (遅い線および角速度で進行)
    B. ピッチの変更 −ステアリング・ホィールが引き込められ
    ている
    −側部レールが上がっている
    −足部端部の牽引用支柱が下がっているC. ロールの変更 −下がった側部のレールが上がっている (横方向の傾き) −フットボード機器用テーブルが保管状態
    −足部端部の牽引用支柱が下がっているD. マットの台を立ち状態にする −ステアリング・ホィールが引き込められ
    ている
    −側部レールが上がっている
    −立ち状態安定装置が設置されている
    −足部端部の牽引用支柱が下がっているE. 立ち状態の準備 −立ち状態安定装置が設置されている
    −足部端部の牽引用支柱が下がっているF. 足部の上下 −フットボード機器用テーブルが保管状態G. 膝部の上下 −フットボード機器用テーブルが保管状態H. 頭部の上下 −フットボード機器用テーブルが保管状態I. トレンデレンブルグ処置用位置 −フットボード機器用テーブルが保管状態
    (確認してOK)
    J. 足部端部の牽引用支柱の使用 −マットレスの空気流オン システム1000は、さまざまな方法でベッドの全体的な制御を行なうことを可能するものである。
    基本的には、あるのぞむ動作を行なわせるためにある指令を入力すると、満たされる必要のある関連条件が存在するか否かの判別が行なわれる。 存在する場合には、関連するセンサーを用いて条件となる機能の状態が判別される。 条件が満たされれば、その動作がとられる。 満たされなければ、その動作はとられない。

    その動作がとられない場合には、警報が生成されるかあるいはその動作が変更された形でとられる。 あるいは、使用者が、共存する条件にかかわらずその動作をとらせたいことを確認した場合には、その動作がとられる。 図139および図140のフローチャートは、これらのステップを具体的かつ詳細に示す図である。 システムは、開始ステップ1018で開始され、初期設定される。 最初は、解明処理1020を行なって、動作がとられた後にその動作の必要条件が変化したか否かを判別する。 これによって、のぞむ動作を行なった後、必要条件の状態を禁止状態に変えて連動システムが無効になることが防がれる。 この処理では、ステップ1022で示すように各種の状態センサー・スイッチがモニターされる。 説明を簡単にするために、一連の素子すべてにルーチンが実行されるまでの既知の順序づけの各ステップは省略する。 図のフローチャートには具体的に示していないが、既知の一般的なステップが実行されることは理解されよう。 各センサーの出力ごとに、ステップ1024で可能する機能が潜在的な警報条件にあるか否かの判別が行なわれる。 すなわち、第二の機能の変更を可能とするためには第一の機能が第一の状態になければならないのに該第一の機能が第一の状態にない場合には、潜在的な警報条件が存在する。 存在する場合には、ステップ1026で関連する第二の機能の状態のチェックが行なわれなければならない。

    もし、ステップ1028での判別の結果、第二の機能が、第一の機能が第一の状態になければ許されない変更された状態にある場合には、警報条件が存在する。 その場合には、ステップ1030でマットレスのピッチの変化など現在存在する機能が停止され、ステップ1032で警報が生成される。 障害となる条件が存在しなくなるまでは、警報が継続し、機能が停止した状態にとどまる。 これは、ステップ1034で判別される。 このステップでは、警報条件が存在しなければ、警報がすでにオンになっているか否かの判別が行なわれる。 警報条件が存在すれば、ステップ1036でその条件が停止される。 存在しなければ、いかなる警報も停止され、その後に、処理は主連動処理1038に進む。 システムに変更指令が入力されていれば、この処理が実行される。 連動処理の最初のステップであるステップ1040は、ベッドの機能の変更するための使用者による指令の入力をモニターするステップである。 上の表に示したように、利用可能な指令には、高さの変更、マットレスのピッチまたはロールの変更、マットレスの足部、膝部、および頭部の変更、立ち位置またはトレンデレンブルグ処置の位置への移動、その他が含まれる。

    入力されている指令がないことがステップ1042で識別された場合には、ステップ1044で関連する警報がオンであるか否かの判別が行なわれる。 次に、すべての指令入力の走査が終了したことがステップ1048で判別されれば、処理は、ステップ1022に戻り、処理が再び繰り返される。 入力された各指令は、好ましくは、120ミリ秒ごとに走査される。 指令入力の走査がすべて完了しない場合には、処理はステップ1040に戻る。 ステップ1042で入力されている指令があることが判別された場合には、チェックする必要のある関連する機能条件があるならばそれはなにかが索引表を用いて判別される。 ステップ1050ではこれらの機能に関するセンサー入力がモニターされ、ステップ1052でそれらの中に許されないものがあるか否かが判別される。 警報条件が存在せず、またステップ1054での判別の結果、その条件のための警報もオンしていない場合には、ステップ1056で指令にもとづいて機能の変更が行なわれる。 警報が存在すれば、ステップ1058で警報が停止され、機能の変更が行なわれる。 次に、処理はステップ1048へ進み、すでに述べたように、走査すべき追加の指令入力が存在するか否かの判別が行なわれる。

    ステップ1052での判別の結果、警報条件が存在すれば、ステップ1060でそれが、障害となる条件にもかかわらず使用者が変更を行なうことを確認した場合には要求された機能の変更が許される状況であるか否かの判別が行なわれる。 確認によって許される場合には、ステップ1062の間に確認が入力されたか否かをみるために入力がチェックされる。 指令を再入力するあるいは例えば5秒間など一定時間指令の入力を続けるなどによって確認が入力されていれば、ステップ1056に戻って指令にもとづいて機能の変更が行なわれる。 このような状況の例としては、フットボードの機器用テーブルがベッド上に広げられ、マットレスをトレンデレンブルグ処置用の位置に配置する指令が入力された場合を挙げることができる。 そのような場合には、機器用テーブルを継続使用する必要があり、マットレスの位置の変更が行なわれるときでも、介護者がテーブルの存在を認識しているという確認があれば、その後に移動が許されることになる。 ステップ1060および1072の後にまだ警報条件が存在する場合には、警報がすでに存在していなければ警報が生成されることになる。 牽引固定状態が存在するような複合的な条件が存在する場合にも、このような状態は起こり得る。 この場合には、確認があれば許されるような変更も許されない。 すなわち、この処理は、表に示すように二以上の条件が満たされる必要がある場合に有効となる。

    それ以外の場合は、ステップ1064に戻って、警報がすでに存在しているか否かの判別が行なわれる。 存在していなければ、ステップ1066で一定時間の警報が生成され、処理はステップ1048に戻って他の指令入力の走査が行なわれる。 ステップ1064で警報がすでに存在していると判別された場合には、ステップ1068で、警報が十分な時間、好ましくは合計30秒間すでに存在しているか否かの判別が行なわれる。 この時間がまだ経過していない場合には、処理は直接ステップ1048に戻る。 警報の時間がすでに経過している場合には、ステップ1048に戻る前に、警報はステップ1070で終了する。 ステップ1060に戻って、確認があっても障害となる条件が許されない場合には、ステップ1072で意図したあるいは通常の変更方法とは異なる方法でその機能の変更を行なうことができるか否かが判別される。 できない場合には、処理はステップ1064へ進んで警報が生成される。 できる場合には、ステップ1074で異なる方法で機能の変更が行なわれ、ステップ1048に戻って処理が継続される。 上の表に示すように、患者には牽引が行なわれることが仮定されており、したがって、ベッドの位置どりの変更は、通常の場合より遅い線速度または角速度で行なわれる。

    上の処理は、マットレスを動かす機能あるいはマットレスの膨張度を変化させる機能などの諸機能の変更に整合性を与えるためのものである。 患者に牽引が行なわれているときなどのように、まったく変更が行なわれないことを必要とする一定の条件が存在する場合には、上の処理はそのような条件に対応するものとなる。 また、機器、ベッド、あるいは患者に事故が生じるおそれのある一定の条件が存在する場合には、上の処理によってそのような事故の発生を防ぐ方法があたえられる。 さらに、それぞれの機能の性質、重要性、あるいはそれらの機能の間の関係に応じて、さまざまなアプローチが提供される。 これは、システムに異なる障害条件に対処するにあたってのフレキシビリティーをあたえるものである。 その結果、ベッドはより安全なものとなり、患者の処置はより効果的に行なわれることになる。

    当業者にとっては、特許請求の範囲に記載される本発明の精神および範囲あるいは等価の原理にもとづいて解釈されあるいは変更される精神および範囲から逸脱することなく、図示し説明した好ましい実施形態の形式および詳細に多くの変更を加えることができることは明らかであろう。 すなわち、本発明の各種機能の好ましい実施形態は、説明および図示のために示されたものであって、本発明を限定するものではない。
    なお、本発明の他の実施形態として、以下の各項のものが挙げられる。

    (項1) ベッドにおいて、
    上を向いた支持面を画定するための手段、
    前記支持面上に支持される膨張可能なマットレス、および、
    前記マットレスに対する流体の流れを制御するための手段、を有し、前記手段は、
    第一の弁座および前記第一の弁座に対して移動可能な第一の弁部材を有する第一の弁装置、
    第二の弁座および前記第二の弁座に対して移動可能な第二の弁部材を有する第二の弁装置、を有し、
    前記第一および第二の弁装置は各弁座を通る流体の流れを前記弁座に対するそれぞれの弁部材の相対的位置に比例して変化させる構成とされ、また、
    前記第一の弁座に対して第一の方向に前記第一の弁部材を移動させまた同時に前記第二の弁座に対して第二の方向に前記第二の弁部材を移動させるために前記第一および第二の弁装置に連結される手段であって、前記第一および第二の方向への移動によって、前記弁座の一方を通る流体の流れに対する制限が増大し、前記弁座の他方を通る流体の流れに対する制限が減少する手段、を有するベッド。
    (項2) 空気分配システム、上を向いた支持面を画定するための手段、および、個々の膨張可能なセルで形成される支持面上に支持される膨張可能なマットレス、を有するベッドにおいて、前記空気分配システムは、
    加圧流体源に連通させる第一の室、前記膨張可能なセルと連通する第二の室、前記第一および第二の室の間を連通させる第一の流体の流口、および前記第一の室から流体を排出するために前記第一の流体の流口から離されまた前記流口と対向する関係に配置される第二の流体の流口を画定するハウジング、
    前記第一および第二の室の間の流体の流れを制御するために前記第一の流体の流口に対して移動可能な第一の弁部材、
    前記第二の室からの流体の流れを制御するために前記第一の弁部材に対して固定されまた前記第二の流口に対して移動可能な第二の弁部材、および、
    前記第一および第二の弁部材を前記第一および第二の流口の間で移動させるために前記第一および第二の弁装置に連結される作動子手段、を有するベッド。

    (項3) マットレスの膨張可能なセルの上に人体を支持する方法において、
    入口流体流口を通じて正圧下の流体源と膨張可能なセルの間を連通させる工程、
    出口流体流口を通じて負圧下の流体仕向け先と該膨張可能なセルの間を連通させる工程、および、
    該第二の流体の流口を通る流体の量を変化させる工程、からなる方法。
    (項4) ベッドにおいて、
    上を向いた支持面を画定するための手段、
    前記支持面上に支持される膨張可能なマットレス、および、
    第一の圧力の流体源、
    前記第一の圧力より低い第二の流体の圧力の流体仕向け先、
    ハウジングであって、
    前記第一の圧力の流体と膨張可能なマットレス・セルの間を連通させる第一の流体の流口を画定する第一の弁座、および、
    前記第一の弁座から離されて前記セルと前記流体仕向け先の間を連通させる第二の流体の流口を画定する第二の弁座、を有するハウジング、
    前記源から前記第一の流体の流口を通じて前記セルに至る流体の流れを変化させるために前記第一の弁座に対して移動可能な第一の弁部材、
    前記セルから前記第二の流体の流口を通じて前記流体仕向け先に至る流体の流れを変化されるために前記第二の弁座に対して移動可能な第二の弁部材、
    前記第一の弁座に対して前記第一の弁部材を移動させるために、第一の制御信号に応答しまた前記第一の弁部材に連結された第一の作動子手段、および、
    第二の制御信号に応答して前記第二の弁座に対して前記第二の弁部材を移動させるために前記第二の弁部材に連結された第二の作動子手段、を有し、
    前記第一および第二の作動子手段は、組み合わされて前記セル内の流体の圧力を制御するために個々に制御可能である、ベッド。

    (項5) ベッドにおいて、
    上を向いた支持面を画定するための手段、
    前記支持面上に支持される膨張可能なマットレス、
    第一の壁を有するハウジング、
    流体源と前記セルを連結する交換可能な弁カートリッジであって、
    流体の流路を画定する第一の流体の流れ素子、
    前記流体の流路と流体連通する弁座、
    前記弁座を通る流体の流れを制限するために弁軸に添って前記弁座に対して移動可能でありまた前記弁座と密閉状に係合可能な弁部材であって、前記弁座および弁部材の一方は前記第一の流体の流れ素子に対して固定され、前記弁部材は前記第一の壁に対して前記弁カートリッジを固定しまた取り外すために手動で係合可能な弁部材、および、
    前記弁座に対して前記弁部材を移動させるための手段、を有する弁カートリッジ、および、
    前記弁の軸に添って前記第一の流体の流れ素子上に力を加えて前記第一の流体の流れ素子を前記第一の壁に取り付けための手段、を有するベッド。
    (項6) ベッドにおいて、
    上を向いた支持面を画定するための手段、
    前記支持面上に支持される膨張可能なマットレス、
    第一の壁を有するハウジング、
    流体源と前記セルを連結する交換可能な弁カートリッジであって、
    流体の流路を画定する第一の流体の流れ素子、
    前記流体の流路と流体連通する弁座、
    前記弁座を通る流体の流れを制限するために弁軸に添って前記弁座に対して移動可能でありまた前記弁座と密閉状に係合可能な弁部材であって、前記弁座および弁部材の一方は前記第一の流体の流れ素子に対して固定される弁部材、
    前記弁座および弁部材の他方に対して固定されまた前記第一の壁に対して前記弁カートリッジを固定しまた取り外すために手動で係合可能な延長部材、を有し、
    前記第一の流体の流れ素子および前記延長部材は、前記弁軸に添って該第一の流体の流れ素子に対して前記延長部材に力が加えられると、前記延長部材と前記第一の流体の流れ素子の間で前記力の移転が生じる構造とされ、また、
    前記弁座に対して前記弁部材を移動させるための手段、を有する弁カートリッジ、および、
    前記弁の軸に添って前記第一の流体の流れ素子に対して前記延長部材上に力を加えて前記第一の流体の流れ素子を前記第一の壁に取り付けための手段、を有するベッド。

    (項7) ベッドにおいて、
    上を向いた支持面を画定するための手段、
    前記支持面上に支持される膨張可能なマットレス、および、
    前記セル経の流体の流れを制御するための弁装置であって、
    第一の壁および前記第一の壁から離されて流体の流口を画定しまた前記セルと連通する第二の壁を有するハウジング、
    前記流体の流口を通じて配置可能な基部部材、
    前記基部部材を前記第一の壁に取り付けるための手段、
    前記流体の流口と選択的に流体密閉状に係合するために前記基部部材および前記第二の壁に移動可能に取り付けられる弁部材、および、
    前記流体の流口に対して前記弁部材を移動させるための手段、を有するハウジングを有するベッド。
    (項8) ベッドにおいて、
    上を向いた支持面を画定するための手段、
    前記支持面上に支持される複数の膨張可能なセルを有するマットレス、および、
    前記セルの二つの間に密閉された通路を形成するためのモジュラー・コネクター・システムであって、
    受け器であって、前記セルの一つに取り付けられ、また、前記一つのセルの内部と外部の間に伸びて第一および第二の開いた端部を備えた内側空洞、および、前記受けの第一の開いた端部の周囲で内側に伸びて開口を画定するリップ部を有する受け器、
    ディスクであって、前記受け器の第一の開いた端部に隣接して前記受け器の前記内側空洞内に配置され、また、前記リップ部に当接して配置されると前記受け器の第一の開いた端部を閉じるために前記リップに当接して密閉状に配置可能なディスク、および、
    差し込みであって、差し込み通路を画定する内側管を備えた主要部分を有する前記セルの他のものに取り付けられ、第一および第二の開いた端部を備えた前記他のセルの内部と外部の間に伸び、肩部が前記差し込みの第一の開いた端部に隣接する箇所から外側に伸び、前記主要部分は前記差し込みの前記第二の開いた端部が前記リップ部から離れた状態で前記受け器の前記第二の開いた端部に受けられる大きさとされ、前記リップ部と前記差し込みの第二の端部の間の間隔が室を画定し、前記ディスクは前記室内に捕捉されて前記リップに当接する第一の位置と前記リップから離れる第二の位置の間で移動可能となる差し込み、を有するモジュラー・コネクター・システムを有し、
    該ディスクおよび差し込みの第二の端部は、前記ディスクが前記第二の位置にあるときには前記差し込みと前記ディスクの間の流体の流れを許しまた前記ディスクが前記第一の位置にあるときには前記リップ部と密閉状に係合する構造とされ、前記モジュラー・システムは、前記ディスクが前記第一の位置にあるときには前記差し込みを通る流体の流れを妨げる逆止め弁を形成し、前記ディスクが前記第二の位置にあるときには前記差し込みを通る流体の流れを許すベッド。

    (項9) 項8に記載のベッドにおいて、前記受け器の前記第二の端部は、前記第二の開口の周囲で内側に伸びる第二のリップ部を有し、前記差し込みが前記受け器内に配置されないときには、前記ディスクは、前記第二のリップ部に密閉状に当接する第三の位置に配置可能であり、それによって前記受け器を通る流体の流れを妨げるベッド。
    (項10) 項8に記載のベッドにおいて、さらに、前記差し込みおよび前記受け器の少なくとも一方の前記通路に対して径が縮小された通路を有する径違い継ぎ手、および、前記径違い継ぎ手を前記差し込みおよび前記受け器の前記一方に密閉状に固定するための手段を有するベッド。
    (項11) 項8に記載のベッドにおいて、前記径違い継ぎ手は、外側に伸びるフランジを有し、また、前記差し込みおよび前記受け器の少なくとも一方は、関連する前記内側空洞内に前記フランジを受ける大きさの溝を有するベッド。
    (項12) 項11に記載のベッドにおいて、前記差し込みは、前記第一の端部に隣接して前記溝を有するベッド。
    (項13) 項11に記載のベッドにおいて、前記受け器は、前記リップ部の前記開口内に前記溝を有するベッド。

    (項14) ベッドにおいて、
    上を向いた支持面を画定するための手段、
    前記支持面上に支持されて第一および第二の膨張可能なセルを有するマットレスであって、前記第一の膨張可能なセルは、加圧流体を受け入れるための入口を画定する壁を有するマットレス、
    前記第一のセルの入口を通じて入力される流体を伝送するための前記第一セルから離された出口連結部材、を有し、
    該第二の膨張可能なセルは、前記第二のセルを膨張させるための流体を受け入れるための入口を有し、また、
    前記第二セルの入口を前記出口連結部材に接続するために前記出口連結部材に選択的に接続可能な手段であって、それによって前記第一のセルの入口に受け入れられた流体は前記第二のセルにも受け入れられる手段、を有するベッド。
    (項15) 項14に記載のベッドにおいて、前記連結部材は、前記接続手段が前記第二のセルの入口を前記出口連結部材に接続しないときには前記連結部材を閉じるための弁手段を含むベッド。
    (項16) 項15に記載のベッドにおいて、前記弁手段は、前記接続手段が前記第二のセルの入口を前記出口連結部材に接続しないときには無効となる逆止め弁を含むベッド。
    (項17) 項14に記載のベッドにおいて、前記第一のセルは、前記第一のセルを膨張させるための加圧流体を受け入れるための第二の入口を有し、前記ベッドは、さらに、前記第一の入口と前記出口連結部材の間を流体連通させる導管手段を有し、それによって、前記第一のセルは、前記第一の入口内に受け入れられた加圧流体によっては膨張しないベッド。

    (項18) 項14に記載のベッドにおいて、前記出口連結部材は、
    受け器であって、第一および第二開いた端部が流体の通路を構成する内側空洞、および、前記受け器の第一の開いた端部の周囲で内側に伸びるリップ部を有し、前記リップ部は、開口を有する受け器、
    ディスクであって、前記受け器の第一の開いた端部に隣接して前記受け器の前記内側空洞内に配置され、また、前記リップ部に当接して配置されると前記受け器の第一の開いた端部を閉じるために前記リップ部に当接して密閉状に配置可能なディスク、および、
    前記内側空洞内で前記ディスクを捕捉するための手段、を有し、また、
    前記接続手段は、前記第二のセルに取り付けられて第一および第二の開いた端部を備えた差し込みの通路を画定する内側空洞を備えた主要部分を有し、肩部は、前記差し込みの第一の開いた端部に隣接する箇所から外側に伸び、前記主要部分は、前記差し込みの前記第二の開いた端部が前記リップ部から離れた状態で前記受け器の前記第二の開いた端部に受けられる大きさとされ、前記リップ部と前記差し込みの前記開いた端部の間の間隔は、内部で前記ディスクが捕捉される室を画定し、前記ディスクは、前記リップ部に当接する第一の位置と前記リップ部から離れた第二の位置の間で移動可能であり、
    該ディスクおよび差し込みの第二の開いた端部は、前記ディスクが前記第二の位置にあるときには前記差し込みと差し込みディスクの間に流体が流れるのを許し、また、前記ディスクが前記第一の位置にあるときには前記リップ部と密閉状に係合する構造とされ、それによって、前記ディスクが前記第一の位置にあるときには流体が前記差し込みを通じて流れるのを妨げ、また、前記ディスクが前記第二の位置にあるときには流体が前記差し込みを通じて流れるのを許す逆止め弁を形成するベッド。

    (項19) ベッドにおいて、
    少なくとも二つの開口を備えて上を向いた支持面を画定するための手段、
    流体源と前記開口の間を流体連通させるための手段、
    前記開口上方で前記支持面に対して支持される第一の膨張可能なセル、
    前記開口の第一のものに隣接して前記第一のセルの壁に取り付けられる第一の入口連結部材であって、前記パネルの開口と前記第一のセルの内部の間を流体連通させるために前記一つの開口に選択的に固定可能な第一の入口連結部材、
    前記第二の開口に隣接して前記第一のセルの壁に取り付けられる第二の入口連結部材であって、前記パネルの開口と前記第一のセルの内部の間を流体連通させるために前記第二の開口に選択的に固定可能な第二の入口連結部材、
    前記第一および第二の入口連結部材から離されて前記第一のセルの壁に取り付けられる出口連結部材、
    前記第一のセルの壁の内部に配設されて前記第二の入口連結部材と前記出口連結部材の間を流体連通させる導管手段であって、それによって、前記第一のセルは、前記第二の入口連結部材に受け入れられた加圧流体によっては膨張されない導管手段、
    前記支持面に対して支持されまた前記第二のセルを膨張させるために加圧流体を受け入れるための入口を有する第二の膨張可能なセル、および、
    前記第二のセルの入口と流体連通しまた前記第二のセルの入口を前記出口連結部材に接続するために前記出口連結部材に選択的に接続可能な第三の入口連結部材であって、それによって、前記第二の入口連結部材に受け入れられた流体が前記第二のセル内に導かれる第三の入口連結部材、を有するベッド。

    (項20) 項19に記載のベッドにおいて、前記第一のセルは、前記台手段上に支持されて人体を支持するための上表面を有するマットレスの一部であり、また、前記第二のセルは、前記マットレスの一端部からみて第二の側部に対してほぼ直角でまた第二の側部より長い第一の側部を有する拘束用クッションであり、前記拘束用クッションは、前記マットレスの前記第一および第二の側部の一方と前記第一および第二の側部の他方が前記マットレス上に支持される人体に向かって内側に面した状態で前記マットレス上に選択的に配置可能であり、それによって、前記拘束用クッションは、前記マットレス上に支持される人体のために異なる量の空間を提供するために人体に添って異なる位置に配置可能となるベッド。
    (項21) ベッドにおいて、
    枢動軸の周囲で相対的に枢動可能な少なくとも二枚のパネルを画定するための手段、
    前記パネルの各々の上に支持される少なくとも一つの膨張可能なセルを有するマットレス、
    前記二枚のパネルの第一のものに取り付けられて前記第一のパネル上に支持される前記セルと流体連通する第一の流体の流路を画定する第一のハウジングであって、第一の流体の流口を有する第一のハウジング、
    前記枢動軸の周囲で前記第一のハウジングに対して枢動するために前記二枚のパネルの前記第二のものに取り付けられる第二のハウジングであって、前記第二のパネル上に支持された前記セルと流体連通する第二の流体の流路を画定しまた前記第一の流体の流口にほぼ面する第二の流体の流口を有する第二のハウジング、
    前記第一の流体の流路を前記第二の流体の流路と連通させるために前記第一および第二の流体の流口を接続させる手段、および、
    前記第一および第二のハウジングの相対的枢動時に前記ダクト手段をほぼ前記第一および第二の流体の流口の間に位置合わせされた状態に維持するために前記第一および第二のハウジングの少なくとも一方に対して支持される手段、を有するベッド。

    (項22) 項21に記載のベッドにおいて、前記維持手段は、前記第一および第二のハウジングの間に伸びる膜であって、前記膜は、一縁部に添いまた前記枢動軸に隣接して前記第一および第二のハウジングの少なくとも一方に取り付けられまた前記連通手段が中を通じて伸びる開口を有するベッド。
    (項23) 項22に記載のベッドにおいて、前記連通手段は、前記第一および第二の開口の間の長さで伸張または収縮が可能なベローズであるベッド。
    (項24) 項23に記載のベッドにおいて、前記ベローズは、断面積が比較的大きい部分と断面積が比較的小さい部分を交互に有し、前記膜の開口は、断面積が小さい部分で前記ベローズの大きさにほぼ合致するベッド。
    (項25) 項24に記載のベッドにおいて、前記第一のハウジングは、さらに、第三の流体の流路を画定しまた前記第三の流体の流路と連通する第三の流体の流口を有し、前記第三の流体の流口は、前記第一の流体の流口に対して前記枢動軸の遠位に配置され、また、前記第二のハウジングは、さらに、第四の流体の流路を画定しまた前記第四の流体の流路と連通する第四の流体の流口を有し、前記第四の流体の流口は、前記第二の流体の流口に対して前記枢動軸の遠位に配置されて前記第三の流体の流口にほぼ面し、前記ベッドは、さらに、前記第三および第四の流体の流口の間に伸びる第二のベローズを含み、前記膜は、前記第二のベローズが中を通じて伸びる第二の開口を有し、前記第二の開口は、前記第二のベローズの断面積が比較的小さい部分にほぼ合致するベッド。

    (項26) 項25に記載のベッドにおいて、各ベローズは、複数の断面積が小さい部分を有し、前記維持手段は、第一および第二の開口を備えた複数の前記膜を含み、各開口は、前記第一および第二のベローズの断面積が比較的小さい異なる部分を受けるベッド。
    (項27) 項21に記載のベッドにおいて、前記マットレスは、前記パネルの各々の上に支持される複数の膨張可能なセルを含み、膨張可能なマットレスは、膨張させると前記支持面に対して斜に伸びる隣接する面を有する個別に膨張可能セルを有し、前記第一のセルの前記隣接する面は、前記第二のセルの前記隣接する面の上方に伸び、また、前記マットレスは、さらに、
    前記マットレス上に人体が支持されるときには前記第一のセルが部分的に前記第二のセル上に支持された状態で前記第一および第二のセルを前記画定手段に固定するための手段、を含むベッド。
    (項28) ベッドにおいて、
    枢動軸の周囲で相対的に枢動可能な少なくとも二枚のパネルを画定するための手段、
    前記少なくとも二枚のパネルの各々の上に支持される少なくとも一つの膨張可能なセルを有するマットレス、
    前記二枚のパネルの第一のものに取り付けられて第一の流体の流路を画定する第一のハウジングであって、前記第一のハウジングは、第一の流体の流口および前記第一の流体の流口から離れた第二の流体の流口を有し、前記第一および第二の流体の流口は、共に、前記第一の流体の流路と連通する第一のハウジング、
    前記二枚のパネルの第二のものに取り付けられ、前記第二の流体の流路と連通する第三の流体の流口を有しまた前記第二の流体の流口にほぼ面する第二の流体の流路を画定する第二のハウジング、
    前記第一の流体の流路を前記第二の流体の流路と連通させるために前記第一および第二の流体の流口を接続させる手段、
    前記第一の流体の流路を前記第一のパネル上に支持される前記セルに連結するための第一の手段、および、
    前記第二の流体の流路を前記第二のパネル上に支持される前記セルに連結するための第二の手段、を有するベッド。

    (項29) ベッドにおいて、
    上を向いた支持面を画定するための手段、
    前記支持面上に支持されて第一および第二の膨張可能なセルを有するマットレス、
    第一の流体の流路を画定するためのハウジングであって、前記第一の流体の流路と連通する第一の流体の流口および前記膨張可能なセルに隣接する上方壁を有し、前記第一の流体の流路は前記上方壁に隣接し、さらに、第二の流体の流路画定し、また、前記第一および第二の流体の流路の間に配置される中間壁、および、前記第二の流体の流路と連通する第二の流体の流口を有するハウジング、および、
    前記第一および第二の流体の流路を選択的にセルに連結するための手段、を有するベッド。
    (項30) 項29に記載のベッドにおいて、前記中間壁は、前記上方壁から離され、また、前記第二の流体の流路は、前記第一の流体の流路の下方に配置されるベッド。
    (項31) 項30に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、前記第一の流体の流口を通じて配置可能な基部部材、前記基部部材を前記中間壁に取り付けるための手段、前記第一の流体の流口を選択的かつ密閉状態に係合させるために前記基部部材と前記第一の壁に移動可能に取り付けられる弁部材、および、前記弁部材を前記流体の流口に対して移動させるために制御可能な手段を有するベッド。
    (項32) 項29に記載のベッドにおいて、前記第二の流体の流路は、また、前記上方壁に隣接し、前記中間壁は、前記第一および第二の流体の流路の間をほぼ垂直に伸びるベッド。

    (項33) 項29に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、
    前記第一の流体の流路と前記関連するマットレスのセルの間を流体連通させる第一の弁座および前記第一の弁座に対して移動可能な第一の弁部材を有する第一の弁装置、
    前記第二の流体の流路と前記関連するマットレスのセルの間を流体連通させる第二の弁座および前記第二の弁座に対して移動可能な第二の弁部材を有する第二の弁装置、を有し、
    該第一および第二の弁装置は、各弁座を通る流体の流量を前記弁座に対して関連する弁部材の相対位置に比例して変える構造とされ、また、
    前記第一の弁部材を前記第一の弁座に対して第一の方向に移動させ、同時に、前記第二の弁部材を前記第二の弁座に対して第二の方向に移動させるために、前記第一および第二の弁装置を連結される手段であって、前記第一および第二の方向への移動は、前記弁座の一方での流体の流れに対する制限を増大し、また、前記弁座の他方での流体の流れに対する制限を減少する手段、を有するベッド。
    (項34) 項29に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、
    前記第一の流体の流路と前記関連するセルの間を流体連通させる第一の弁座、
    前記第一の流体の流路と前記関連するセルの間の流体の流れを制御するために前記第一の弁座に対して移動可能な第一の弁部材、
    前記第一の弁座と対向する関係にあって前記第二の流体の流路と前記関連するセルの間を流体連通させる第二の弁座、
    前記関連するマットレスのセルと前記第三の流体の流路の間の流体の流れを制御するために前記第一の弁座に対して固定されまた前記第二の弁座に対して移動可能な第二の弁部材、および、
    前記第一および第二の弁部材を前記第一および第二の弁座の間で移動させるための手段、を有するベッド。

    (項35) 項29に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、
    前記第一の流体の流路と前記関連するセルの間を流体連通させる第一の弁座、
    前記第一の流体の流路と前記関連するセルの間の流体の流れを制御するために前記第一の弁座に対して移動可能な第一の弁部材、
    前記第二の流体の流路と前記関連するセルの間を流体連通させる第二の弁座、
    前記関連するセルと前記第二の流体の流路の間の流体の流れを制御するために前記第二の弁座に対して移動可能な第二の弁部材、
    第一の制御信号に反応しまた前記第一の弁座に対して前記第一の弁部材を移動させるために前記第一の弁部材に連結される第一の手段、および、
    第二の制御信号に反応しまた前記第二の弁座に対して前記第二の弁部材を移動させるために前記第二の弁部材に連結される第二の手段、を有し、
    該第一および第二の移動手段は、組み合わされて前記セル内の前記流体の圧力を制御するために個別に制御可能であるベッド。
    (項36) 項29に記載のベッドにおいて、
    前記連結手段は、交換可能な弁カートリッジを有し、該弁カートリッジは、流体の流路を画定する流体の流れ素子、前記流体の流路および前記第一および第二の流体の流口と流体連通する弁座、前記弁座を通る流体の流れを制限するために弁軸に添って前記弁座に対して移動可能でまた前記弁座と密閉状態に係合可能な弁部材を有し、前記弁座と前記弁部材の一方は前記第一の流体の流れ素子に対して固定され、前記弁部材は前記弁カートリッジを前記壁の一方に対して固定しまた取り外すために手動で係合可能であり、また、前記弁座に対して前記弁部材を移動させるための手段を有し、また、前記ベッドは、さらに、前記弁の軸に添って前記流体の流れ素子対して前記延長部材に力を加えることによって前記流体の流れ素子を前記一方の壁に取り付けるための手段を有するベッド。
    (項37) 項29に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、交換可能な弁カートリッジを有し、該弁カートリッジは、流体の流路を画定する流体の流れ素子、前記流体の流路と流体連通する弁座、前記弁座を通る流体の流れを制限するために弁軸に添って前記弁座に対して移動可能でまた前記弁座と密閉状態に係合可能な弁部材を有し、前記弁座と前記弁部材の一方は前記流体の流れ素子に対して固定され、また、前記弁座と前記弁部材の前記他方に対して固定されまた前記壁に対して前記弁カートリッジを固定しまた取り外すために手動で係合可能な延長部材を有し、前記流体の流れ素子および前記延長部材は前記弁軸に添って前記流体の流れ素子に対して前記延長部材に力が加えられると前記延長部材と前記流体の流れ素子の間で力を移転する構造とされ、また、前記弁座に対する前記弁部材の移動を制御するための手段を有し、また、前記ベッドは、さらに、前記弁の軸に添って前記第一の流体の流れ素子対して前記延長部材に力を加えることによって前記流体の流れ素子を前記壁に取り付けるための手段を有するベッド。

    (項38) 項29に記載のベッドにおいて、前記ハウジングは、さらに、前記前記および第二の流体の流路と連通しまた前記第一および第二の流体の流口の対応する一方から離された出口開口を有し、前記ベッドは、さらに、弁部材であって、前記弁部材が前記出口開口を密閉状に閉じる通常位置と前記弁部材が前記出口開口から離される解放位置の間で枢動軸の周囲を枢動するために前記ハウジングに対して枢動可能に取り付けられ、それによって、前記一方の流体の流路内の流体が前記出口開口を通じて流れることができる弁部材、
    前記弁部材を前記通常位置に固定するための第一の手段、および、
    前記弁部材を前記解放位置に固定するための第二の手段、を有するベッド。
    (項39) ベッドにおいて、
    上を向いた支持面を画定するための手段、
    前記支持面上に支持されて膨張可能なセルを有するマットレス、
    流体の充満空間を画定するためのハウジングであって、空気マットレスと連通しまた出口開口を有するハウジング、
    弁部材であって、前記弁部材が前記出口開口を密閉状に閉じる通常位置と前記弁部材が前記出口開口から離される解放位置の間で枢動軸の周囲を枢動するために前記ハウジングに対して枢動可能に取り付けられ、それによって、前記一方の流体の流路内の流体が前記出口開口を通じて流れることができる弁部材、
    前記弁部材を前記通常位置に固定するための第一の手段、および、
    前記弁部材を前記解放位置に固定するための第二の手段、を有するベッド。
    (項40) 項39に記載のベッドにおいて、前記固定手段は、前記弁部材を前記通常の位置に維持するために前記ハウジングと係合可能な第一の停止手段を有し、前記弁部材は、前記停止手段を前記ハウジングに対して係合解除するために前記枢動軸の周囲で前記ハウジングに対して移動可能なベッド。

    (項41) 項40に記載のベッドにおいて、前記ハウジングは、さらに、前記空気マットレスおよび排出口と連通するは排出室を画定し、また、前記弁部材は、前記排出口から前記排出口とは離された外部開口までの排出路を構成するためのダクトおよび前記外部開口を含み、前記ダクトは、前記弁部材が前記通常の位置にあるときには前記排出口と連通し、前記解放位置にあるときには前記排出口から離されるベッド。
    (項42) 項40に記載のベッドにおいて、前記固定手段は、前記弁部材を前記解放位置に維持するために前記ハウジングと係合可能な第二の停止手段を有し、前記第二の停止手段は、前記弁部材が前記第一の停止手段との係合を解除するために前記枢動軸に添って動かされると前記ハウジングと係合するベッド。
    (項43) ベッドにおいて、
    上表面を備えた台、
    人体を支持するために前記台の上表面上に支持されるマットレスであって、前記上表面に添って分散配置される複数組の個別に膨張可能なセルを含み、前記組は、その各々が少なくとも一つのセルを含み、前記セルは、その各々が前記セルを膨張させるための入口を有するマットレス、
    複数組の空気の流れを生成するための手段であって、前記生成手段の組は、その各々が少なくともの前記手段の一つを有し、前記生成手段は、その各々が前記台に対して取り付けられまた空気を受け入れるための入口および前記入口における圧力より大きい圧力を有する空気を出力するための出口を有する生成手段、および、
    複数のダクト手段であって、各ダクト手段は、一組の生成手段を前記セルの組の一組のみの前記セルの各々の前記入口に連結するためのものであり、それによって前記セルの組と前記生成手段の組の間に一対一の対応が存在するダクト手段、を有するベッド。

    (項44) ベッドにおいて、
    上表面を備えた台、
    人体を支持するために前記台の上表面上に支持されるマットレスであって、少なくとも一つのセルを含み、前記セルは、前記セルを膨張させるための入口を有するマットレス、
    外気圧より高井圧力で空気の流れを生成するための手段、
    前記生成手段を前記セルの入口に連結するダクト手段であって、前記台を通って伸びる通路を含むダクト手段、および、
    前記通路が閉じている第一の位置と前記通路が開いている第二の位置の間で前記台に対して滑動自在なゲート手段を有するベッド。
    (項45) ベッドにおいて、
    複数の相対的に屈折自在なパネルとして形成されるほぼ平面の台であって、各パネルは上表面および下表面を有する台、
    人体を支持するために前記台の上表面上に支持されるマットレスであって、前記パネルの各々の前記上表面に添って分散配置される複数組の個別に膨張可能なセルを含み、前記組は、その各々が少なくとも一つのセルを含み、前記組は、その各々が少なくとも一つのセルを含み、前記セルは、その各々がパネルの上表面上に支持される下表面および前記セルを膨張させるために前記下表面に配置される入口を有するマットレス、を有し、
    前記パネルは、その各々が前記セルの入口と並んで前記上下表面の間に伸びる通路を有し、また、
    空気を前記セル内に導くために前記入口と並んで前記セルに取り付けられる中空のコネクターであって、前記セルから離されたフランジ端部を有しまた前記フランジ端部から横方向に伸びるフランジを有するコネクター、
    関連するセルの組を支持するパネルの前記下表面に対して取り付けられるセルの各組用のファンであって、前記ファンは、その各々が加えられる電圧に比例する速度で回転し、それによって関連するセルの組内に生成される圧力は、モーターの回転速度に正比例するファン、
    各ファンの出口を前記ファンによって膨らまされる前記セルの前記通路の前記下端部に連結するダクト、
    関連するセルの組のために空気の圧力の目標値に対応して各ファンに加えられる電圧を加えるための制御手段、および、
    各通路に関連しまた関連するパネルに対して滑動自在の板手段であって、その各々が前記コネクターの関連する一つの前記フランジ端部を自由に受ける大きさとされた広がった端部を有する細長い開口を含み、前記開口は、さらに、前記コネクターの前記フランジ端部が前記開口の前記広がった端部内に伸びるとき前記フランジと係合するための適当に小さい寸法の固定用端部を有し、前記板手段は、前記開口の前記広がった端部が前記通路と並びまた前記固定手段の前記端部が前記開口内にある位置から前記固定用端部が前記通路と並びまた前記フランジが前記板手段と係合する位置まで滑動するベッド。

    (項46) 項45に記載のベッドにおいて、前記パネルの一つは。 前記マットレス上に支持される人体の腰部を支持するためのセルの組を有する腰部パネルであり、前記腰部パネル上に支持される前記セルの前記組の少なくとも一つは、直列で連結される前記ファンの二つによって膨らまされ、前記二つの直列連結されるファンによって生成されるセルの圧力は、各個別のファンによって生成されるセルの圧力より大きいベッド。
    (項47) ベッドの台上に支持されるマットレスの複数のセルを膨らます方法において、
    複数のセルをはいた的セルの組に分ける工程、
    各セルの組のために一つのファン手段を台の下および関連するセルの下に取り付ける工程、
    各ファンを関連するセルの組と連結する工程、および、
    関連スライダーセルの組を膨らますために各ファンに電圧を加える工程、を有する方法。
    (項48) 項47に記載の方法において、前記の圧力は、弾力するファンに加えられる電圧に正比例し、前記方法は、さらに、異なるセルの圧力を選定して、加えられる電圧を該異なるセルの圧力を生成するために適当な電圧に変える工程を含む方法。

    (項49) ベッドにおいて、
    上を向いた支持面を画定するための第一の手段、
    前記支持面上に支持されるマットレス、
    ほぼ垂直に伸び、前記第一の画定手段の一端部に対して取り付けられ、水平方向に互いに離されてほぼ垂直に伸びる溝を有するフレーム、
    前記溝に隣接して配置可能で各溝内に伸びる案内素子を有するテーブルであって、該案内素子は、前記テーブルを前記案内素子が前記溝の下方域内に配置される保管位置と前記案内素子が前記溝の上方域に配置される立ち上げ位置の間で移動させるために前記溝に対して滑動自在であるテーブル、
    前記テーブルを前記テーブルがほぼ垂直に配置される直立位置と前記テーブルがほぼ水平に配置される下方位置の間で枢動軸の周囲に枢動させるために、前記テーブルを前記案内素子に連結するための手段、および、
    第一の方向で前記溝に対する前記テーブルの枢動を制限するための第一の手段、を有するベッド。
    (項50) 項49に記載のベッドにおいて、さらに、前記第一の方向に対向する第二の方向に対する前記テーブルの枢動を制限するための第二の手段を有するベッド。
    (項51) 項49に記載のベッドにおいて、さらに、前記第一の画定手段を支持するための基部、および、前記フレームをほぼ垂直な軸の周囲で枢動させるために前記基部に取り付ける第二の手段を有し、それによって、前記下方位置にあるときには、前記テーブルの位置を前記基部に対して調節可能となるベッド。
    (項52) ベッドにおいて、
    床上方に支持されて足部端部および対向する側部を有する台、
    前記台上に支持され、あらかじめ定められた厚さ、上表面、および前記台の前記足部端部上の足部端部を有する膨張可能なマットレス、
    前記台の前記側部の間に伸びる立ちボード、および、
    前記立ちボードを前記マットレスに隣接して前記台の前記足部端部上に取り付けるための手段であって、前記台に対する前記立ちボードの前記角度を変えるために調節可能な手段、を有するベッド。
    (項53) 項52に記載のベッドにおいて、前記取り付け手段は、前記立ちボードを前記台から取り外すために解放可能であるベッド。
    (項54) 項52に記載のベッドにおいて、さらに、前記台が前記足部端部を下にして傾けられたときに人の足が接触するように前記立ちボードが前記マットレスの上方に伸びる支持位置から前記立ちボードが前記マットレスの前記上表面の下方に配置される保管位置まで前記立ちボードを移動させるための手段を有するベッド。
    (項55) 項54に記載のベッドにおいて、さらに、前記台上に支持されるフレームを有し、前記移動手段は、前記ボードを前記フレームに連結する丁番手段と前記ボードを前記支持位置に固定するための手段を含むベッド。
    (項56) 項55に記載のベッドにおいて、前記丁番手段は、その周囲で前記パネルが枢動する丁番棒を含み、前記移動手段は、さらに、前記棒がそこを通って伸びるスロットを有する滑動部材を含み、前記滑動部材は、前記丁番手段上での前記パネルの移動が妨げられる支持位置と前記棒上での前記パネルの枢動が許される丁番位置の間で前記棒に対して移動可能なベッド。

    (項57) ベッドにおいて、
    床上方に支持されて足部端部および対向する側部を有する台、
    あらかじめ定められた前記台上に支持される厚さを有し、また、前記台の前記足部端部上の足部端部を有する膨張可能なマットレス、
    前記台の前記側部の間に伸びる立ちボード、
    前記立ちボードを前記マットレスに隣接して前記台の前記足部端部上に取り付けるための手段、および、
    前記台が前記足部端部を下にして傾けられたときに人の足が接触するように前記立ちボードが前記マットレスの上方に伸びる支持位置から前記立ちボードが前記マットレスの前記上表面の下方に配置される保管位置まで前記立ちボードを移動させるための手段、を有するベッド。
    (項58) ベッドにおいて、
    床に対して支持され、対向する端部および前記端部の間で伸びる対向する側部を有し、また人体が床上方でその上に支持される上表面を有する台、
    前記台の一端部に隣接して取り付けられてほぼ前記端部の長手方向に添って伸びる基部端部ボードであって、前記台の各側部に隣接する側部部分および前記側部部分の間の中間部分を有し、前記側部部分は前記台の前記上表面上方に伸び、前記中間部分は前記側部部分の前記レベルより下方のレベルまで上方に伸びる基部端部ボード、
    前記中間部分上方に配置可能で、前記端部ボードの前記側部部分に隣接して上方に伸びるパネル、および、
    前記パネルを前記端部ボード上に支持するための手段であって、前記パネルは、前記端部ボードの前記中間部分を越えて前記台にアクセスするために前記端部ボードの前記上方の前記位置から手動で取り外し可能な手段、を有するベッド。
    (項59) 項58に記載のベッドにおいて、前記端部ボードおよびパネルは、互いに合致する表面を有するベッド。
    (項60) 項58に記載のベッドにおいて、さらに、前記台の一端部上で前記パネルを支持するための手段を有するベッド。
    (項61) 項60に記載のベッドにおいて、さらに、前記パネルが支持される端部が他端部より下方にくる垂直方向に向けて前記台を傾けるための手段を有し、前記パネルを前記台の前記端部上に支持するための前記手段は、前記台の前記上表面に対して横向きに前記パネルを支持し、前記パネルが支持される前記台の前記端部は、低いほうの端部となり、それによって、前記台が傾けられた位置にあるときには前記台上に支持される人は前記パネル上に立つベッド。
    (項62) 項58に記載のベッドにおいて、前記基部端部ボードの少なくとも一つの側部部分は、一つの上表面および前記上表面にある開口を有し、前記ベッドは、さらに、前記基部端部ボードの前記側部部分に取り付けられて上端部を有する伸張可能な支持棒手段を有し、前記棒手段は、前記上端部が前記ボードの開口に隣接して配置される引き込み位置と前記上端部が前記ボードの開口のかなり上方に支持されて前記棒手段が前記ボードの開口を通じて伸びる立ち上げ位置の間で伸張可能なベッド。

    (項63) ベッドにおいて、
    対向する端部を有して人体を支持するために床上方で支持される手段、
    前記支持手段の一端部に隣接して取り付けられて前記支持手段の前記一端部の上方に伸びるボードであって、前記一端部に添って互いに離れた位置にある端部および前記ボードの少なくとも一端部に隣接してあらかじめ定められた厚さを有し、前記ボードの前記一端部は、上表面および前記上表面にある開口を有するボード、および、
    前記ボードの前記一端部に取り付けられて上端部を有する支持棒手段であって、前記上端部が前記ボードの開口に隣接して配置される引き込み位置と前記上端部が前記ボードの開口のかなり上方に支持されて前記棒手段が前記ボードの開口を通じて伸びる立ち上げ位置の間で伸張可能な支持棒手段、を有するベッド。
    (項64) 項63に記載のベッドにおいて、前記上端部が前記引き込み位置にあるときには、前記棒手段の前記上端部は、前記上表面のかなり下方に配置され、前記棒手段は、さらに、前記上端部上に取り付けられて前記棒手段を前記立ち上げ位置まで持ち上げるために人の手で係合する手段を有するベッド。
    (項65) 項63に記載のベッドにおいて、さらに、前記棒手段が前記引き込め位置にあるときには保管のために前記棒手段に添って折り畳み、また前記支持手段を前記ボードの前記上表面上方に配置するために前記棒手段が十分に持ち上げられたときには前記棒手段から外側に引き伸ばすように前記棒手段に取り付けられる機器支持手段を有するベッド。
    (項66) 項65に記載のベッドにおいて、さらに、前記支持手段が前記ボードの開口を通じて持ち上げられたときには前記支持手段を前記棒手段から外側に引き伸ばすための手段を有するベッド。
    (項67) 項66に記載のベッドにおいて、前記開口は、前記棒手段の前記大きさより大きいあらかじめ定められた大きさであり、前記伸張手段は、前記支持手段に取り付けられるてこ手段であって、前記てこ手段が前記開口を通るのに応じて前記支持手段を外側に引き伸ばすために、前記支持手段が前記棒手段に添って折り畳まれるときには前記開口によって係合可能なてこ手段を含むベッド。

    (項68) ベッドにおいて、
    床上に支持可能な基部、
    前記基部が床上にあるときには前記基部上に支持されて前記基部上方に伸びるフレーム、
    前記フレームに取り付けられて上端部を有する支持棒手段であって、前記棒手段が前記フレームに隣接して配置される引き込み位置と前記上端部が前記棒手段のかなり上方に支持される立ち上げ位置の間で伸張可能な支持棒手段、および、
    機器支持手段であって、前記棒手段が前記引き込み位置にあるときには保管のために前記棒手段に添って折り畳み、前記支持手段を前記フレームの上方に配置するために前記棒手段が十分に立ち上げられたときには前記棒手段から外側に引き伸ばすように前記棒手段に取り付けられる機器支持手段、を有するベッド。
    (項69) 請求項68に記載のベッドにおいて、前記フレームは、前記棒手段がそこを通って伸びる上部開口を含み、前記ベッドは、さらに、前記支持手段が前記開口を通じて持ち上げられたときには前記支持手段を前記棒手段から外側に引き伸ばすための手段を有するベッド。
    (項70) 請求項69に記載のベッドにおいて、前記開口は、前記棒手段の前記大きさより大きいあらかじめ定められた大きさであり、前記伸張手段は、前記支持手段に取り付けられるてこ手段であって、前記てこ手段が前記開口を通るのに応じて前記支持手段を外側に引き伸ばすために、前記支持手段が前記棒手段に添って折り畳まれるときには前記開口によって係合可能なてこ手段を含むベッド。

    (項71) ベッドにおいて、
    人体を支持するための細長い台、
    前記台の一端部に対して取り付けられる端部フレーム、
    前記端部フレームに対して移動させるために前記端部フレーム上に取り付けられる細長い機器支持部材、
    前記端部フレームに対して移動可能な保持手段であって、前記保持手段が保持位置にあるときには選択的に前記支持部材を前記端部フレームに対してほぼ固定位置に保持するための保持手段、および、
    前記保持手段が前記保持位置から移動するのを妨げるために選択的に操作可能な防止手段であって、それによって前記支持部材が前記固定位置から不用意に移動するのを妨げる防止手段、を有するベッド。
    (項72) ベッドにおいて、
    人体を支持する構成で足部端部を有する細長い台、
    前記台の前記足部端部に隣接して取り付けられ、室および前記室に隣接する止め素子を有するフットボード、
    円筒状供給支持支柱であって、前記支柱が前記フットボード内に引き込められる保管位置と前記支柱の一部分が前記フットボード上方に伸びる支持位置の間で前記フットボードに対して長手方向に移動するために前記フットボードの前記室内に取り付けられる支柱、
    前記止め素子に隣接して前記フットボードに取り付けられる枢動ピン、
    支柱と係合可能なアームおよび足部を有するてこであって、前記てこは、前記支持位置で前記てこに対して前記支柱を保持するために前記アームが前記支柱と係合する保持位置に対して前記ピンの周囲で枢動するように前記フットボード内に取り付けられ、前記てこは、さらに、前記支柱と共に前記保持位置にあるときには、前記足部が前記止め素子と係合して前記てこが前記保持位置から枢動するのを妨げる固定位置と前記足部の前記止め素子とは係合せず前記てこが前記保持位置から枢動することができる解放位置との間で、前記ピンに対して限られた距離だけ移動可能であり、それによって、前記支柱と係合可能な部材が前記支柱との係合から取り外され、前記支柱が解放されて前記支持位置から離れるてこ、を有するベッド。
    (項73) 項72に記載のベッドにおいて、さらに、前記フットボード上に取り付けられて前記てこを前記保持位置に対して動かすために手動で動かすことのできるハンドルを有し、前記ハンドルは、前記てこが前記固定位置にあるときには前記フットボードに対して動かすことができず、前記てこが前記固定位置にないときには前記フットボードに対して動かすことができるベッド。

    (項74) ベッドにおいて、
    基部フレーム、
    上端を支持する構成の台、
    前記基部フレーム上に前記台を支持するために三つのほぼ水平で互いに離された位置のみに配置される支持手段、および、
    それぞれの支持手段によって支持される重量を検知するために前記支持手段の各々の上に取り付けられる荷重セル、を有するベッド。
    (項75) ベッドにおいて、
    基部フレーム、
    人体を支持する構成の台、
    前記基部フレーム上に前記台を支持するために複数の互いに離された位置に配置される支持手段、
    前記台上に支持される人体の各支持手段によって支持される前記重量を検知するための検知手段、および、
    前記台上の前記人体の前記位置を判別するために前記支持手段の各々によって支持される前記重量に反応する手段、を有するベッド。
    (項76) 項75に記載のベッドにおいて、前記台は、対向する端部および前記端部の間で伸びる対向する側部を有し、また人体を支持する構成の上表面を有し、前記ベッドは、さらに、
    前記基部フレーム上で前記台の一端部に隣接して取り付けられてほぼ前記端部の長手方向に添って伸びる基部端部ボードであって、前記台の各側部に隣接する側部部分および前記側部部分の間の中間部分を有し、前記側部部分は前記台の前記上表面上方に伸び、前記中間部分は前記側部部分の前記レベルより下方のレベルまで上方に伸びる基部端部ボード、
    前記中間部分上方に配置可能で、前記端部ボードの前記側部部分に隣接して上方に伸びるパネル、および、
    前記パネルを前記端部ボード上に支持するための手段であって、前記パネルは、前記端部ボードの前記中間部分を越えて前記台にアクセスするために前記端部ボードの前記上方の前記位置から手動で取り外し可能な手段、を有するベッド。
    (項77) 項75に記載のベッドにおいて、前記台は対向する端部を有し、前記ベッドは、さらに、
    前記台の一端部に隣接して前記基部フレームに取り付けられて前記台の前記一端部の上方に伸びるボードであって、上表面および前記上表面にある開口を有するボード、および、
    前記ボードに取り付けられて上端部を有する伸張可能な支持棒手段であって、前記上端部が前記ボードの開口に隣接して配置される引き込み位置と前記上端部が前記ボードの開口のかなり上方に支持されて前記棒手段が前記ボードの開口を通じて伸びる立ち上げ位置の間で伸張可能な支持棒手段、を有するベッド。

    (項78) ベッドにおいて、
    人体を支持する構成の台、
    前記台に対して取り付けられる棒、
    人体の環境の一機能を調節するための手段、および、
    前記調節手段を制御するために前記棒上に取り付けられる制御装置であって、
    前面および背面を有する第一のハウジング、
    前記ハウジングの前記前面に取り付けられる第一の制御具、
    第一および第二の対向して配置される縁部を有するウェブであって、前記第一の縁部に添って前記ハウジングに取り付けられるウェブ、および、
    前記ウェブを前記ハウジングに対して前記第二の縁部に添って取り付けるための取り付け手段であって、前記ハウジングに対して取り付けられた前記第二の縁部を前記棒の周囲に巻き付けるために前記第一および第二のへリブの間には十分な距離がある取り付け手段、を有する制御装置、を有するベッド。
    (項79) 項78に記載のベッドにおいて、前記ウェブは弾力性があり、前記取り付け手段は、前記ウェブが張られた状態で前記ハウジングに対して前記ウェブの前記第二の縁部を取り付けるのに十分な強度を有するベッド。
    (項80) 項79に記載のベッドにおいて、前記ウェブは、前記ハウジングの前面と一体であるベッド。
    (項81) 請求項80に記載のベッドにおいて、さらに、前記ウェブの前記第二の縁部に取り付けられて前面および背面を有する第二のハウジングを有し、前記両ハウジングの前記両背面は、前記ウェブが前記棒の周囲に巻き付けられたときには互いに隣接し、また、前記第二のハウジングの前記前面に取り付けられる第二の制御具を有するベッド。
    (項82) 項81に記載のベッドにおいて、前記取り付け手段は、前記第一のハウジングを前記第二のハウジングに取り付けるベッド。
    (項83) 項82に記載のベッドにおいて、前記第一および第二のハウジングは、上端部を有し、前記ウェブは、前記第一のハウジングの前記上端部から前記第二のハウジングの上端部まで伸びるベッド。
    (項84) 項83に記載のベッドにおいて、前記第一および第二の制御具の少なくとも一つは、情報を表示するための少なくとも一つの表示装置を有し、前記前面は、ほぼ一平面内に配置され、前記表示装置は、前記前面の前記平面に横方向のある角度で配置されるベッド。
    (項85) 項84に記載のベッドにおいて、前記表示装置は、前記前面の前記平面から後方に引き込んでいるベッド。
    (項86) 項82に記載のベッドにおいて、前記第一および第二のハウジングは、前記ウェブと共に前記棒を受けるための空洞を形成する構造とされるベッド。

    (項87) ベッドにおいて、
    人体を支持するための手段、
    前記台手段に対して取り付けられる棒、
    人体の環境の一機能を調節するために制御可能な手段、
    前記調節手段を制御するために前記棒上に取り付け可能な制御装置であって、
    前面および背面を有する第一のハウジング、
    前記ハウジングの前記前面に取り付けられる第一の制御具、
    前面および背面を有する第二のハウジング、および、
    前記第一のハウジングの前記背面が前記第二のハウジングの前記背面に面する状態で前記第一のハウジングおよび前記第二ハウジングを前記棒に取り付けるための手段、を有する制御装置、を有するベッド。
    (項88) 項87に記載のベッドにおいて、前記取り付け手段は、前記第二のハウジングに対して前記第一のハウジングを枢動させるベッド。
    (項89) 項88に記載のベッドにおいて、さらに、前記第一のハウジングおよび前記第二のハウジングが前記棒に取り付けられるときには前記第一のハウジングの前記背面が前記第二のハウジングの前記背面に面する状態で前記第一のハウジングを前記第二のハウジングに取り付けるための手段を有するベッド。

    (項90) ベッドにおいて、
    床上方に人体を支持する構成のフレーム、
    前記フレームを床上に支持する複数の支持車輪、および、
    案内車輪装置であって、
    案内車輪、
    前記案内車輪が床に接触する状態で前記フレームに対して前記案内車輪を取り付けるための手段、および、
    前記支持車輪が床上で前記フレームを支持する間、前記案内車輪が前記床に接触する状態を維持するために前記車輪を床に向けて十分に弾力的に付勢するために、前記案内車輪を前記取り付け手段に連結するための手段、を有する案内車輪装置、を有するベッド。
    (項91) 項90に記載のベッドにおいて、前記フレームは細長く、前記取り付け手段は、前記案内車輪を前記フレームの前記長手方向に対して横方向の軸の周囲で回転するように取り付けるベッド。
    (項92) 項91に記載のベッドにおいて、前記取り付け手段は、さらに、前記案内車輪を床上方の位置に引き込めるための手段を有するベッド。

    (項93) ベッドにおいて、
    床上方に人体を支持する構成のフレーム、
    前記フレームを床上に支持する複数の支持車輪、および、
    案内車輪装置であって、
    案内車輪、
    前記案内車輪が床に接触する状態で前記フレームに対して前記案内車輪を取り付けるための手段であって、前記案内車輪を床に接触する案内位置から床上方の引き込め位置まで引き込めるための手段を含む手段、を有する案内車輪装置、を有するベッド。
    (項94) 項93に記載のベッドにおいて、前記案内車輪は、車輪軸の周囲で回転自在であり、前記引き込め手段は、前記車輪軸から離れた枢動軸の周囲で前記前記車輪を枢動させるように操作可能なベッド。
    (項95) 項93に記載のベッドにおいて、前記引き込め手段は、さらに、前記車輪を前記引き込め位置から前記案内位置まで戻すように操作可能なベッド。
    (項96) 項93に記載のベッドにおいて、さらに、前記支持車輪を垂直軸の周囲で枢動させるための手段、および、同時に、前記支持車輪を前記垂直軸に対して固定された位置に固定するための手段を有するベッド。
    (項97) 項96に記載のベッドにおいて、前記引き込め手段は、前記案内車輪を枢動させるために手動で作動可能な手段を含み、前記てこ手段は、また、前記案内車輪が前記案内位置にあるときには前記支持車輪を固定するために、また、前記案内車輪が前記引き込め位置にあるときには前記支持車輪の固定を解除するために前記固定手段に連結されるベッド。

    (項98) ベッドにおいて、
    人体を支持するための手段、
    前記支持手段に対して取り付け可能な基部部材、
    前記支持手段を離脱しようとする人に対してバリヤーとなるためのガードレール、
    前記台手段のレベル上方のバリヤー位置と前記台手段のレベル下方の保管位置の間で前記ガードレールの高さを垂直に変えるように前記ガードレールを前記基部部材に取り付けるための手段、および、
    前記ガードレールが前記バリヤー位置から前記保管位置に向けて下げられるときにはエネルギーを蓄えるために前記ガードレールと前記基部部材を連結し、前記ガードレールが前記バリヤー位置に向けて持ち上げられるときには前記ガードレールに上向きの力を加えることによってエネルギーを解放するエネルギー貯蔵手段、を有するベッド。
    (項99) 項98に記載のベッドにおいて、前記基部部材は、第一の案内手段を含み、前記取り付け手段は、前記案内手段に対して垂直に滑動自在な第一の部材であって、前記ガードレールが下げられるときには前記案内手段によって案内されて下方に移動する第一の部材を含み、前記エネルギー貯蔵手段は、前記ガードレールに連結される第一の端部および前記基部部材に連結される第二の端部を有するコイルばねを含むベッド。
    (項100) 項99に記載のベッドにおいて、前記取り付け手段は、さらに、前記第一の部材および前記ガードレールに接続される第二の部材に連結されまた前記第一の部材に対して垂直に滑動自在な第二の案内手段を含み、前記第二の部材は、前記ガードレールが下げられるときには前記第二の案内手段に案内されて下方に移動し、前記取り付け手段は、さらに、前記ガードレールが前記バリヤー位置と前記保管位置の間で垂直に動かされるときには前記第一と第二の部材の間でエネルギーが移転するように、前記第一の部材、第二の部材、および基部部材を連結するケーブル手段を含むベッド。
    (項101) 項100に記載のベッドにおいて、さらに、前記第二の部材に対して前記第一の部材を固定するための固定手段を有するベッド。
    (項102) 項101に記載のベッドにおいて、前記固定手段は、前記第一および第二の部材の一方に対して固定される弾力性のアーム、および、前記アームを前記第一および第二の部材の前記他方に対して選択的に連結するための連結手段、および、前記アームを曲げて前記他方の部材に対する前記アームの連結をはずすしそれによって前記第一および第二の部材の間の移動を可能にする手段を含むベッド。
    (項103) 項98に記載のベッドにおいて、前記ガードレールは、棒を含み、前記ベッドは、さらに、諸機能を制御するために前記棒上に取り付け可能な制御装置であって、
    前面および背面を有する第一のハウジング、
    前記ハウジングの前記前面に取り付けられる第一の制御具、
    第一および第二の対向して配置される縁部を有するウェブであって、前記第一の縁部に添って前記ハウジングに取り付けられるウェブ、および、
    前記ウェブを前記ハウジングに対して前記第二の縁部に添って取り付けるための取り付け手段であって、前記ハウジングに対して取り付けられた前記第二の縁部を前記棒の周囲に巻き付けるために前記第一および第二のへリブの間には十分な距離がある取り付け手段、を有する制御装置、を有するベッド。

    (項104) ベッドにおいて、
    人体を支持する構成の台、
    前記支持手段に対して取り付け可能な基部部材、
    前記支持手段を離脱しようとする人に対してバリヤーとなるためのガードレール、
    前記台手段のレベル上方のバリヤー位置と前記台手段のレベル下方の保管位置の間で前記ガードレールの高さを垂直に変えるように前記ガードレールを前記基部部材に取り付けための高さ変更手段、および、 前記ガードレールを前記基部部材に対して固定するための固定手段であって、(a)前記ガードレールと前記取り付け手段を選択的に連結するための手段、(b)前記ガードレールが前記基部部材に対して所定の位置に固定される固定位置と前記ガードレールが前記基部部材に対して移動可能な固定解除位置の間で移動可能な固定用部材、(c)トリッガー手段、および(d)前記トリッガー手段を前記固定用部材に連結するケーブル手段を含み、前記トリッガー手段は、前記固定用部材を前記固定位置と前記固定解除位置の間で動かすように操作可能な固定手段、を含むベッド。
    (項105) 項104に記載のベッドにおいて、前記ガードレールは棒を含み、前記ベッドは、さらに、諸機能を制御するために前記棒上に取り付け可能な制御装置であって、
    前面および背面を有する第一のハウジング、
    前記ハウジングの前記前面に取り付けられる第一の制御具、
    第一および第二の対向して配置される縁部を有するウェブであって、前記第一の縁部に添って前記ハウジングに取り付けられるウェブ、および、
    前記ウェブを前記ハウジングに対して前記第二の縁部に添って取り付けるための取り付け手段であって、前記ハウジングに対して取り付けられた前記第二の縁部を前記棒の周囲に巻き付けるために前記第一および第二のへリブの間には十分な距離がある取り付け手段、を有する制御装置、を有するベッド。

    (項106) ベッドにおいて、
    人体を支持するための手段、
    前記支持手段に対して固定的に取り付け可能な基部部材、
    前記支持手段を離脱しようとする人に対してバリヤーとなるためのガードレール、
    前記台手段のレベル上方のバリヤー位置と前記台手段のレベル下方の保管位置の間で前記ガードレールの高さを垂直に変えるように前記ガードレールを前記基部部材に取り付けるための取り付け手段であって、前記基部部材に固定して取り付けられて垂直に配置される第一の通路を有するスリーブ部材、前記スリーブ部材の前記第一の通路内に滑動自在に受けられる中空の第一のシャフト、前記ガードレールに固定して取り付けられまた前記第一のシャフトに滑動自在に受けられる第二のシャフト、および、前記ガードレールが前記基部部材に対して動かされると前記第二のシャフトに対して前記第一のシャフトを移動させるために前記スリーブ部材、第一のシャフト、および第二のシャフトを連結する手段を含む取り付け手段、を有するベッド。
    (項107) 項106に記載のベッドにおいて、前記ガードレールが前記バリヤー位置にあるときには、前記第一のシャフトは、前記スリーブ部材に対して立ち上げられた位置にあり、前記ガードレールが前記保管位置にあるときには、前記スリーブ部材に対して下がられた位置にあるベッド。
    (項108) 項107に記載のベッドにおいて、前記第一のシャフトは、前記スリーブ手段の下方に伸びる下端部および前記スリーブ手段の上方に伸びる上端部を有し、前記ベッドは、さらに、前記ガードレールが前記バリヤー位置から前記保管位置に向けて下ろされるときにはエネルギーを蓄えるために前記第一のシャフトの前記下端部と前記スリーブ部材を連結し、前記ガードレールが前記バリヤー位置に向けて持ち上げられるときには前記スリーブ部材に対して前記第一シャフト上に力を加えて蓄えられたエネルギーを解放するための手段を有するベッド。
    (項109) 項108に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、さらに、前記ガードレールが前記バリヤー位置と前記保管位置の間で垂直に動かされるときには前記第一と第二の部材の間でエネルギーが移転するように、前記第一の部材、第二の部材、および基部部材を連結するケーブル手段を含むベッド。

    (項110) ベッドにおいて、
    床上に支持されるフレーム、
    人体を支持する構成の台、
    前記台を前記フレーム上に支持するための手段であって、第一および第二の油圧ラム手段を含み、各ラム手段は、対向する端部がそれぞれ前記フレームおよび前記台に取り付けられ、前記フレームに取り付けられる前記第一および第二のラム手段のそれぞれの端部は、互いに離され、前記第一および第二のラム手段は、前記台を前記フレームに隣接する下げられた位置に向けて下げるように操作可能である手段、および、
    前記台が下げられた位置にあるときには重量を前記台から直接前記フレームへ移転させるための手段、を有するベッド。
    (項111) 項110に記載のベッドにおいて、前記移転手段は、前記フレームに添った前記台のある範囲内の位置に関して、重量を前記台から前記フレームへ移転させるベッド。
    (項112) 項111に記載のベッドにおいて、前記第一および第二のラム手段は、前記範囲内の位置に添って前記フレームに対して前記台を移動させるように操作可能であるベッド。
    (項113) 項112に記載のベッドにおいて、前記移転手段は、前記台およびフレームの一方に取り付けられるレールおよび前記台およびフレームの他方に取り付けられる移転部材を含み、前記台が前記範囲内の位置に添って前記フレームに対して移動しているときには前記レールは前記重量移転部材に対して移動するベッド。
    (項114) 項110に記載のベッドにおいて、さらに、
    前記フレームを床上に支持する複数の支持車輪、および、
    案内車輪、
    前記フレームが支持される床に前記案内車輪が接触する状態で前記フレームに対して前記案内車輪を取り付けるための手段、および、
    前記支持車輪が床上で前記フレームを支持する間、前記案内車輪が前記床に接触する状態を維持するために前記車輪を床に向けて十分に弾力的に付勢するために、前記案内車輪を前記取り付け手段に連結するための手段、を有する案内車輪装置、を有するベッド。
    (項115) 項110に記載のベッドにおいて、さらに、
    前記フレームを床上に支持する複数の支持車輪、
    案内車輪、および、
    前記フレームが支持される床に前記案内車輪が接触する状態で前記フレームに対して前記案内車輪を取り付けるための手段であって、前記案内車輪を床と接触する案内位置から床上方の引き込め位置に引き込めるための手段を含む取り付け手段、を含むベッド。

    (項116) ベッドにおいて、
    人体を支持する構成の台であって、それぞれが上向きの支持面および隣接する縁部を有する第一および第二のパネルを含む台、
    前記第二のパネルに対する前記第一のパネルの角度を変更し、また、前記第一および第二のパネルのそれぞれの隣接する縁部の間の距離を変化させるための手段、を有するベッド。
    (項117) 項116記載のベッドにおいて、前記変更および変化のための手段は、前記第二のパネルに対して前記第一のパネルを枢動させるための第一の手段、および、前記第一および第二のパネルのそれぞれの隣接する縁部の間の距離を変更するための第二の手段を含むベッド。
    (項118) 項117に記載のベッドにおいて、前記第一の手段は、前記第二の手段に対して前記第一のパネルを枢動させるベッド。
    (項119) 項117に記載のベッドにおいて、さらに、前記第二の手段に対して前記台のパネルを枢動させるための第三の手段を有するベッド。
    (項120) 項117に記載のベッドにおいて、前記第二の手段は、前記第一の手段に連結される第一のアーム、前記第二のパネルに連結される第二のアーム、および前記第一のアームを前記第二のアームに連結するための手段を有するベッド。

    (項121) 項120に記載のベッドにおいて、前記第一および第二のアームは、基部部材に枢動自在に取り付けられ、前記連結手段は、前記第一および第二のアームの相対運動を制御するベッド。
    (項122) 項121に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、前記第一および第二のアームを相互接続するリンクを有するベッド。
    (項123) 項121に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、前記第一のアームに固定して取り付けられる第一のピニオンおよび前記案内のアームに取り付けられる第二のピニオンを有し、前記第一および第二のピニオンは、係合歯を有するベッド。
    (項124) 項121に記載のベッドにおいて、前記第二の手段は、さらに、前記第一のパネルから離れて伸びる第一の支持部材および前記第二のパネルから離れて伸びる第二の支持部材を含み、各支持部材は、前記それぞれのパネルから離れた遠位部分を有し、また、前記支持パネルの前記それぞれの遠位部分の間の距離を変更するための第四の手段を含むベッド。
    (項125) 項116に記載のベッドにおいて、前記変更および変化の手段は、前記第一のパネルを前記第一のパネルから離れた回転軸の周囲で回転させるベッド。
    (項126) 項125に記載のベッドにおいて、前記変更および変化の手段は、また、前記第二のパネルを前記回転軸の周囲で回転させるベッド。

    (項127) 項126に記載のベッドにおいて、前記回転軸は、また、前記第二のパネルから離れているベッド。
    (項128) 項125に記載のベッドにおいて、前記軸は、前記第一のパネル上方に離れているベッド。
    (項129) 項128に記載のベッドにおいて、前記軸は、前記台上に支持される人体の腰部の関節の位置に対応するベッド。
    (項130) 項116に記載のベッドにおいて、前記変更および変化の手段は、同時に角度を変更しまた距離を変化させるベッド。
    (項131) 項116に記載のベッドにおいて、前記変更および変化の手段は、前記第一および第二のパネルを接続するベッド。

    (項132) 項116に記載のベッドにおいて、さらに、
    床に対してして支持可能な基部フレーム、
    前記フレームの上方で前記台を支持するための振れアーム、
    前記振れアームに対する前記台の枢動を可能にするための手段、
    前記振れアームに対向して前記フレームと前記可能にする手段の間に伸びる第一の長さ調節可能アーム、
    前記フレームと前記可能にする手段から離れた前記台の間に伸びる第二および第三の長さ調節可能アームであって、前記可能にする手段から離れて前記台に対して枢動自在に取り付けられる上端部を有する第二および第三の長さ調節可能アーム、および、
    前記台を三本の横方向の軸の周囲で枢動させるために、前記第一、第二、および第三のアームの長さを個別に変更するための手段、を有するベッド。
    (項133) 項132に記載のベッドにおいて、前記パネルは、その各々がそれぞれの隣接する縁部から対向する縁部を有し、前記可能にする手段は、前記第一および第二のパネルの一方の前記隣接する縁部に連結され、また、前記第二および第三のアームは、共に、前記一方のパネルの前記対向する縁部に連結されるベッド。

    (項134) ベッドにおいて、
    上を向いた支持面を画定するための手段であって、それぞれの隣接する縁部を有する第一および第二のパネルを含む手段、および、
    前記第一のパネルから離れた回転軸の周囲で前記第二のパネルに対して前記第一のパネルを回転させるための手段、を有するベッド。
    (項135) 項134に記載のベッドにおいて、前記回転手段は、また、前記第二のパネルも前記回転軸の周囲で回転させるベッド。
    (項136) 項134に記載のベッドにおいて、前記回転軸は、また、前記第二のパネルからも離れているベッド。
    (項137) 項134に記載のベッドにおいて、前記軸は、前記第一のパネル上方に離れているベッド。
    (項138) 項137に記載のベッドにおいて、前記軸は、前記台上に支持される人体の腰部の関節の位置に対応するベッド (項139) 項137に記載のベッドにおいて、さらに、
    床に対してして支持可能な基部フレーム、
    前記フレームの上方で前記画定手段を支持するための振れアーム、
    前記振れアームに対する前記画定手段の枢動を可能にするための手段、
    前記振れアームに対向して前記フレームと前記可能にする手段の間に伸びる第一の長さ調節可能アーム、
    前記フレームと前記画定手段の間に伸びる第二および第三の長さ調節可能アームであって、前記可能にする手段から離れて前記画定手段に対して枢動自在に取り付けられる上端部を有する第二および第三の長さ調節可能アーム、および、
    前記画定手段を三本の横方向の軸の周囲で枢動させるために、前記第一、第二、および第三のアームの長さを個別に変更するための手段、を有するベッド。
    (項140) 項139に記載のベッドにおいて、前記パネルは、その各々がそれぞれの隣接する縁部から対向する縁部を有し、前記可能にする手段は、前記第一および第二のパネルの一方の前記隣接する縁部に連結され、また、前記第二および第三のアームは、共に、前記一方のパネルの前記対向する縁部に連結されるベッド。

    (項141) ベッドにおいて、
    人体を支持する構成の台であって、それぞれが上を向いた支持面および隣接する縁部を有する第一および第二のパネルを含む台、
    前記第一のパネルから伸び、前記第一のパネルから離れた遠位部分を有する第一の支持部材、
    前記第二のパネルから伸び、前記第二のパネルから離れた遠位部分を有する第二の支持部材、
    前記それぞれの遠位部分の間の距離を変更するために前記それぞれの遠位部分に枢動自在に接続される長さ調節可能な棒手段、
    前記棒手段上にのせられる基部部材、
    前記第一のパネルに枢動自在に接続される第一の端部と前記基部部材に枢動自在に接続される第二の端部を有する第一のアーム、
    前記第二のパネルに枢動自在に接続される第一の端部と前記基部部材に枢動自在に接続される第二の端部を有する第二のアーム、
    前記基部部材に対して前記第一および第二のアームの対応する動き起こすために前記第一のアームを前記第二のアームに連結するための手段、を有するベッド。
    (項142) 項141に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、前記第一および第二のアームを相互接続するリンクを有するベッド。
    (項143) 項141に記載のベッドにおいて、前記連結手段は、前記第一のアームに固定して取り付けられる第一のピニオンおよび前記案内のアームに取り付けられる第二のピニオンを有し、前記第一および第二のピニオンは、係合歯を有するベッド。

    (項144) 二つの室の間の流体の流れを制御するための油圧弁において、
    前記二つの室の間に流体を導くための溝を画定するための手段であって、流体がそこを通って流れる制限された開口を含む手段、
    流体がそこを通って流れる前記開口の大きさを変更するための前記画定手段に対して移動可能な手段、および、
    前記画定手段と前記変更手段の一方を他方に対して直線的に移動させるための手段、を有し、
    前記開口は、流体がそこを通って流れる断面積であって、前記画定手段と前記変更手段が相対的に直線的に移動するのに応じて直線的に変化する断面積を有する、ベッド。
    (項145) 項144に記載の油圧弁において、前記画定手段および前記変更手段は、溝の軸に添って移動可能であり、前記開口は、前記軸に添って伸びる油圧弁。
    (項146) 項145に記載の油圧弁において、前記画定手段は、前記開口からは別個の前記溝および前記二つの室の一方と流体連通する口を含み、前記変更手段は、前記口に対して移動可能であり、また、前記開口が少なくとも部分的に制限されるときには前記口内に密閉状に伸びる油圧弁。
    (項147) 項144に記載の油圧弁において、
    前記画定手段が前記溝と2つの前記室とを流体連通した前記開口から分離したポートを有し、前記変更手段は前記ポートに対し可動であり、かつ前記開口が少なくとも部分的に限定されるときに前記ポートに密封的に入る油圧弁。

    (項148) 二つの室の間の流体の流れを制御するための油圧弁において、
    前記二つの室の間に流体を導くための溝を画定するためのハウジングであって、前記室の一方の中に伸びる突出部を含み、中には前記溝があり、前記突出部は、流体がそこを通って流れる開口を有するハウジング、
    前記開口を選択的に制限するためのゲート部材、および、
    前記ゲートおよび前記ハウジングの一方を他方に対して直線的に移動させるための手段、を有し、
    前記開口は、前記ゲートと前記ハウジングが相対的に直線的に移動するのに応じて直線的に変化する無制限の断面積を有する、油圧弁。
    (項149) 項148に記載の油圧弁において、
    前記ハウジングと前記ケートが溝軸線に沿って可動であり、前記開口が所定長さにわたって軸線方向に延びている油圧弁。
    (項150) 項149に記載の油圧弁において、前記開口は、その長さの少なくのも一部分に添って均一な幅を有する油圧弁。
    (項151) 項148に記載の油圧弁において、前記ハウジングは、前記開口からは別個の前記溝および前記二つの室の一方と流体連通する口を含み、前記ゲート部材は、前記口に対して移動可能であり、また、前記開口が少なくとも部分的に制限されるときには前記口内に密閉状に伸びる油圧弁。

    (項152) 二つの室の間の流体の流れを制御するための油圧弁において、
    前記二つの室の間に溝の軸に添って流体を導くための円筒状溝を画定するためのハウジングであって、前記室の一方の中に伸びる突出部を含み、中には前記溝があり、前記突出部は、開いた端部および前記開いた端部に隣接する制限されたスリットを有し、前記スリットは、前記該一方の室と前記溝の間に流体を導くために前記溝の軸に添って均一な幅で前記溝を通って伸びるハウジング、前記溝の中に配置されるプランジャーであって、前記開いた端部を閉じるための広がった端部および前記溝内で前記広がった端部から伸びる直径の小さいシャフトを有し、それによって前記シャフトと前記溝の壁の間で前記溝に中を流体が流れることができ、前記プランジャーは、流体がそこを通って流れる前記スリットの大きさを変えるために前記溝の軸に添って移動可能であり、前記広がった端部は、前記プランジャーの移動中に前記溝の前記開いた端部を密閉するプランジャー、前記プランジャーを前記溝の軸に添って直線的に移動させるための手段であって、それによって、前記プランジャーが前記溝の軸に添って直線的に移動するのに応じて、流体がそこを通って流れる前記スリットの大きさを直線的に変える手段、を有する油圧弁。
    (項153) ベッドにおいて、
    人体を支持する構成の台、
    前記台を支持するために床上に支持される基部フレーム、および、
    前記フレームに対して前記台の少なくとも一部分を油圧で移動させるための手段、を有し、
    前記移動手段は、油圧シリンダー、油圧用流体、および前記シリンダーに対して流体の流れを調節するための弁、を有し、
    前記弁は、
    流体を導くために軸に添って伸びる開口を有する溝を画定するための手段、
    流体がそこを通って流れる前記開口の割合を変えるために前記軸に添って前記画定手段に対して移動可能な手段、および、
    前記画定手段に対して前記変更手段を移動させ、流体がそこを通って流れる前記開口の大きさを前記変更手段の移動と共に直線的に変化させるための手段、を有するベッド。
    (項154) 項153に記載のベッドにおいて、前記弁開口は、前記軸に添って均一な幅を有するベッド。
    (項155) 項153に記載のベッドにおいて、前記画定手段は、前記開口からは別個の前記溝および前記二つの室の一方と流体連通する口を含み、前記変更手段は、前記口に対して移動可能であり、また、前記開口が少なくとも部分的に制限されるときには前記口内に密閉状に伸びるベッド。

    (項156) 項155に記載のベッドにおいて、前記変更手段は、前記開口および前記口を閉じる閉じた位置から前記口を越えて前記開口および前記口の少なくとも一部分が無制限となる開いた位置まで伸張可能なゲート部材を含むベッド。
    (項157) 項153に記載のベッドにおいて、さらに、
    前記フレームの上方で前記台を支持するための振れアーム、
    前記台と前記振れアームの間で枢動を可能にするための手段、
    前記振れアームに対向して前記油圧シリンダーの一つを含み、前記フレームと前記可能にする手段の間に伸びる第一の長さ調節可能アーム、
    各々が前記油圧シリンダーの一つを含み、前記フレームと前記台の間に伸びる第二および第三の長さ調節可能アームであって、前記可能にする手段から離れて前記台に対して枢動自在に取り付けられる上端部を有する第二および第三の長さ調節可能アーム、および、
    前記台を三本の横方向の軸の周囲で枢動させるために、前記第一、第二、および第三のアームの長さを個別に変更するための手段、を有するベッド。
    (項158) 項153に記載のベッドにおいて、前記台は、それぞれが上を向いた支持面および隣接スライダー縁部を有する第一および第二のパネルを含み、前記ベッドは、さらに、前記第二のパネルに対する前記第一のパネルの角度を変更し、また、前記第一および第二のパネルのそれぞれの隣接する縁部の間の距離を変化させるための手段を有するベッド。

    (項159) ベッドにおいて、
    人体を支持する構成の台、
    前記台を支持するために床上に支持される基部、および、
    前記基部に対して前記台の少なくとも一部分を油圧で移動させるための手段、を有し、
    前記移動手段は、油圧シリンダー、油圧用流体、および前記シリンダーに対して流体の流れを調節するための弁、を有し、
    前記弁は、
    二つの流体室を画定するための手段、
    前記二つの室の間に溝の軸に添って流体を導くための円筒状溝を画定する壁を有するハウジングであって、前記室の一方の中に伸びる突出部を含み、中には前記溝があり、前記突出部は、開いた端部および前記開いた端部に隣接する制限されたスリットを有し、前記スリットは、前記該一方の室と前記溝の間に流体を導くために前記溝の軸に添って均一な幅で前記溝を通って伸びるハウジング、
    前記溝の中に配置されるプランジャーであって、前記開いた端部を閉じるための広がった端部および前記溝内で前記広がった端部から伸びる直径の小さいシャフトを有し、それによって前記シャフトと前記溝の壁の間で前記溝に中を流体が流れることができ、前記広がった端部は、流体がそこを通って流れ前記スリットの前記大きさを変えるために前記溝の軸に添って移動可能であり、前記広がった端部は、前記スリットに添った移動中に前記溝の前記開いた端部を密閉するプランジャー、
    前記プランジャーを前記溝の軸に添って直線的に移動させるための手段であって、それによって、前記プランジャーが前記溝の軸に添って直線的に移動するのに応じて、流体がそこを通って流れる前記スリットの大きさを直線的に変える手段、を有するベッド。

    (項160) 項159に記載のベッドにおいて、前記プランジャーは、さらに、前記通路を前記溝に対して密閉するために前記開いた端部から対向する前記シャフトに取り付けられるフランジを有し、前記流体は、前記フランジおよび前記広がった端部に相殺する力を加えるベッド。
    (項161) 項160に記載のベッドにおいて、前記移動手段は、さらに、油圧用流体の無加圧貯蔵部を含み、前記一方の室は、前記貯蔵部と直接流体連通し、前記広がった端部は、それによって低い流体圧を受けるベッド。
    (項162) ベッドにおいて、
    人体を支持する構成の台、
    前記台を支持するために床上に支持される基部フレーム、および、
    前記フレームに対して前記台の少なくとも一部分を油圧で移動させるための手段、を有し、前記移動手段は、
    油圧シリンダー、
    油圧用流体、
    前記シリンダーの前記伸張および短縮を制御するための方向弁、
    供給油圧用流体を収容するための貯蔵部、および、
    前記シリンダーと前記貯蔵部の間の流体の圧力を調節するために前記方向弁と前記貯蔵部の間に連結される調節弁、を有するベッド。
    (項163) 項162に記載のベッドにおいて、前記調節弁は、
    流体を導くために軸に添って伸びる開口を有する溝を画定するための手段、
    流体がそこを通って流れる前記開口の割合を変えるために前記軸に添って前記画定手段に対して移動可能な手段、および、
    前記画定手段に対して前記変更手段を移動させるための手段であって、流体がそこを通って流れる前記開口のおおきさは、前記変更手段の移動と共に直線的に変化する手段、を有するベッド。
    (項164) 項163に記載のベッドにおいて、さらに、
    前記フレームの上方で前記台を支持するための振れアーム、
    前記第一の部材に対する前記台の枢動を可能にするための手段、
    前記油圧シリンダーの一つを含み、前記振れアームに対向して前記フレームと前記可能にする手段の間に伸びる第一の長さ調節可能アーム、
    各々が前記油圧シリンダーの一つを含み、前記フレームと前記可能にする手段から離れた前記台の間に伸びる第二および第三の長さ調節可能アームであって、前記可能にする手段から離れて前記台に対して枢動自在に取り付けられる上端部を有する第二および第三の長さ調節可能アーム、および、
    前記台を三本の横方向の軸の周囲で枢動させるために、前記第一、第二、および第三のアームの長さを個別に変更するための手段、を有するベッド。
    (項165) 項163に記載のベッドにおいて、前記台は、それぞれが上を向いた支持面および隣接する縁部を有する第一および第二のパネルを含み、前記ベッドは、さらに、前記第二のパネルに対する前記第一のパネルの角度を変更し、また、前記第一および第二のパネルのそれぞれの隣接する縁部の間の距離を変化させるための手段を有するベッド。

    (項166) ベッドにおいて、
    床に対してして支持可能な基部フレーム、
    人体を支持する構成の台、
    前記フレームに枢動自在に取り付けられる下端部および前記フレームの上方で前記台を支持するために前記台に連結される上端部を有する固定長の振れアーム、
    前記振れアームに対する前記台の枢動を可能にするための手段、
    前記振れアームに対向して前記フレームと前記可能にする手段の間に伸びる第一の長さ調節可能アーム、
    前記フレームと前記台の間に伸びる第二および第三の長さ調節可能アームであって、前記可能にする手段から離れて前記台に対して枢動自在に取り付けられる上端部を有する第二および第三の長さ調節可能アーム、および、
    前記台を三本の横方向の軸の周囲で枢動させるために、前記第一、第二、および第三のアームの長さを個別に変更するための手段、を有するベッド。
    (項167) 項166に記載のベッドにおいて、前記第二および第三のアームは、下端部が前記振れアームの前記下端部から前記振れアームの長さの少なくとも四分の一の点で前記振れアームに枢動可能に取り付けられるベッド。
    (項168) 項166に記載のベッドにおいて、前記第一のアームは、下端部が前記フレームに枢動自在に取り付けられて前記振れアームの前記下端部から離され、上端部が前記振れアームに枢動自在に取り付けられるベッド。
    (項169) 項168に記載のベッドにおいて、前記第一のアームの前記上端部は、前記振れアームの前記下端部から前記振れアームの長さの少なくとも四分の一の点で前記振れアームに取り付けられるベッド。
    (項170) 項169に記載のベッドにおいて、前記第一のアームの前記上端部は、前記第二および第三のアームの前記下端部が前記振れアームに取り付けられるより近く前記振れアームの前記上端部に取り付けられるベッド。
    (項171) 項170に記載のベッドにおいて、前記台は、複数の相対的に屈折可能なパネルを有し、前記第二および第三のアームの前記上端部および前記可能にする手段は、前記パネルの第一のものに取り付けられるベッド。
    (項172) 項171に記載のベッドにおいて、前記第一のパネルおよび前記パネルの第二のものは、それぞれが上向きの支持面および隣接する縁部を有し、前記ベッドは、さらに、さらに、前記第二のパネルに対する前記第一のパネルの角度を変更し、また、前記第一および第二のパネルのそれぞれの隣接する縁部の間の距離を変化させるための手段を有するベッド。
    (項173) 項172に記載のベッドにおいて、前記可能にする手段は、前記第一のパネルの前記隣接する縁部に連結されるベッド。

    (項174) ベッドにおいて、
    床に対してして支持可能な基部フレーム、
    人体を支持する構成の台、
    前記フレームに枢動自在に取り付けられる下端部および前記フレームの上方で前記台を支持するために前記台に連結される上端部を有する振れアーム、
    第一の長さ調節可能アームであって、前記フレームに枢動自在に取り付けられて前記振れアームの前記下端部から離される下端部と前記振れアームに枢動自在に取り付けられる上部アームを有するアーム、
    前記振れアームに対する前記台の枢動を可能にするための手段、
    前記フレームと前記可能にする手段から離された前記台の間に伸びる第二および第三の長さ調節可能アームであって、上端部は、前記可能にする手段から離されて前記台に対して枢動可能に取り付けられるアーム、および、
    前記台を三本の横方向の軸の周囲で枢動させるために、前記第一、第二、および第三のアームの長さを個別に変更するための手段、を有するベッド。
    (項175) 項174に記載のベッドにおいて、前記第二および第三のアームは、下端部が前記振れアームの前記下端部から前記振れアームの長さの少なくとも四分の一の点で前記振れアームに枢動可能に取り付けられるベッド。
    (項176) 項174に記載のベッドにおいて、前記第一のアームの前記上端部は、前記振れアームの前記下端部から前記振れアームの長さの少なくとも四分の一の点で前記振れアームに取り付けられるベッド。
    (項177) 項176に記載のベッドにおいて、前記第一のアームの前記上端部は、前記第二および第三のアームの前記下端部が前記振れアームに取り付けられるより近く前記振れアームの前記上端部に取り付けられるベッド。
    (項178) 項177に記載のベッドにおいて、前記台手段は、複数の相対的に屈折可能なパネルを有し、前記第二および第三のアームの前記上端部および前記可能にする手段は、前記パネルの第一のものに取り付けられるベッド。
    (項179) 項178に記載のベッドにおいて、前記第一のパネルおよび前記パネルの第二のものは、それぞれが上向きの支持面および隣接する縁部を有し、前記ベッドは、さらに、さらに、前記第二のパネルに対する前記第一のパネルの角度を変更し、また、前記第一および第二のパネルのそれぞれの隣接する縁部の間の距離を変化させるための手段を有するベッド。
    (項180) 項179に記載のベッドにおいて、前記可能にする手段は、前記第一のパネルの前記隣接する縁部に連結されるベッド。

    (項181) 多数の変更可能な機能と機能を変更するための制御装置を有するベッドの一つの機能を制御するための方法において、
    ベッドの第一の機能を変更するための機能指令を受けるステップ、
    第一および第二の二者択一的状態を有する第二の機能を第一の機能と関連づけるステップ、
    第二の機能が第一の状態にあるか否かを判別するステップ、
    第二の機能が第一の状態にあるときには指令にもとづいて第一の機能を変更するステップ、および、
    第二の機能が第二の状態にあるときには、前記指令にもとづいて第一の機能を変動するステップとは異なる第一のやり方でベッドの一つの機能を変更するステップ、を有する方法。
    (項182) 項181に記載の方法において、前記ベッドの異なる一つの機能を変更するステップは、第二の機能が第二の状態にあることを示す警報を生成するステップを有する方法。
    (項183) 項182に記載の方法において、前記生成するステップは、さらに、第二の機能が第二の状態にあることを示す語句を表示するステップを有する方法。
    (項184) 項181に記載の方法において、前記受けるステップは、選ばれたやり方で第一の機能を変更するために機能指令を受けるステップを有し、前記第一のやり方でベッドの一つの機能を変更するステップは、選ばれたやり方とは異なるやり方で第一の機能を変更するステップを有する方法。
    (項185) 項184に記載の方法において、第一の機能を変更するために選ばれたやり方は、選ばれた速度で第一の機能を変更するためのものであり、前記異なるやり方で第一の機能を変更するステップは、選ばれた速度とは異なる速度で第一の機能を変化ステップを有する方法。
    (項186) 項181に記載の方法において、前記異なるベッドの機能を変更するステップは、第二の機能が第二の状態にあるときに第一の機能の変更を要求する確認指令を受け、受けた確認指令に応じて、第二の機能が第二の状態にあるときに第一の機能変更するステップを有する方法。
    (項187) 項186に記載の方法において、前記確認指令を受けるステップは、二度目に機能指令を受けるステップを有する方法。
    (項188) 項186に記載の方法において、前記確認指令を受けるステップは、機能指令を最小時間連続して受けるステップを有する方法。
    (項189) 項181に記載の方法において、前記関連づけるステップは、第一および第二の二者択一的状態を有する第三の変更可能な機能を第一の機能と関連づけるステップを有し、前記判別するステップは、第三の機能が第一の状態にあるか否かを判別するステップを有し、前記第一の機能を変更するステップは、第二および第三の機能がそれぞれ第一の状態にあるときには第一の機能を変更するステップを有し、前記第一のやり方でベッドの一つの機能を変更するステップは、第二および第三の機能がそれぞれ第二の状態にあるときには前記指令にもとづいて第一の機能を変更するステップとは異なる第一のやり方でベッドの機能を変更するステップを含む方法。

    (項190) 項189に記載の方法において、さらに、第二の機能が第一の状態にありまた第三の機能が第二の状態にあるときには前記第一のやり方でベッドの機能を変更するステップとは異なる第二のやり方でベッドの機能を変更するステップを含む方法。
    (項191) 項190に記載の方法において、前記受けるステップは、選ばれたやり方で第一の機能を変更するために機能指令を受けるステップを有し、前記第二のやり方でベッドの機能を変更するステップは、選ばれたやり方とは異なるやり方で第一の機能変更するステップを有する方法。
    (項192) 項190に記載の方法において、前記第二のやり方でベッドの一つの機能を変更するステップは、第二および第三の機能の一方のみがそれぞれの第一の状態にあるときに第一の機能の変更を要求する確認指令を受け、受けた確認指令に応じて、第二および第三の機能の一方のみがそれぞれの第一の状態にあるときに機能指令にもとづいて第一の機能を変更するステップを有する方法。

    (項193) ベッドにおいて、
    ベッドに関連づけられまた第一および第二の状態の間で変更可能な第一の機能、同じくベッドに関連づけられまた第一および第二の状態の間で変更可能な第二の機能、
    前記第一の機能を変更するための機能指令を含む指令を手動で入力するための手段、および、
    前記第二の機能が第一の状態にあるか否かを判別し、前記第二の機能が第一の状態あるときには入力指令にもとづいて前記第一の機能を変更し、前記第二の機能が第二の状態にあるときには入力指令にもとづいて前記第一の機能を変更するのとは異なる第一のやり方でベッドの一つの機能を変更するために前記第一および第二の機能および前記入力手段に連結される制御装置、を有するベッド。
    (項194) 項193に記載のベッドにおいて、前記ベッドは、さらに、警報信号に応じて前記第二の機能が第二の状態にあることを示す警報を生成するための手段を有し、前記制御装置は、入力機能指令が受けられて前記第二の機能が第二の状態にあるときには警報信号を生成して第一のやり方でベッドの一つの機能を変更するベッド。
    (項195) 項194に記載のベッドにおいて、前記生成手段は、前記第二の機能が第二の状態にあることを示す語句を表示して警報を生成するベッド。
    (項196) 項193に記載のベッドにおいて、前記入力手段は、選ばれたやり方で前記第一の機能を変更するために機能指令を入力するためのものであり、前記制御装置は、前記第二の機能が第二の状態にあるときには選ばれたやり方とは異なるやり方で前記第一の機能を変更することによって第一のやり方でベッドの一つの機能を変更するベッド。

    (項197) 項196に記載のベッドにおいて、前記第一の機能を変更するために選ばれる方法は、選ばれた速度で前記第一の機能を変更するためのものであり、前記制御装置は、選ばれた速度とは異なる速度で前記第一の機能を変更するベッド。
    (項198) 項193に記載のベッドにおいて、前記入力手段は、また、前記第二の機能が第二の状態にあるときに前記第一の機能の変更を要求する確認指令を入力するためのものであり、前記制御装置は、入力確認指令を受けることによって第一のやり方で一つの機能を変更し、前記第二の機能が第二の状態にあるときには受けた確認指令に応じて前記第一の機能を変更するベッド。
    (項199) 項198に記載のベッドにおいて、前記入力手段は、機能指令を二度目に入力することによって確認指令を入力するためのものであるベッド。
    (項200) 項198に記載のベッドにおいて、前記入力手段は、機能指令を最小時間連続的に入力することによって確認指令を入力するためのものであるベッド。
    (項201) 項193に記載のベッドにおいて、前記ベッドは、さらに、同じくそれぞれの第一および第二の二者択一的状態を有する第三の変更可能な機能を有し、前記制御装置は、さらに、受けた機能指令応じて前記第三の変更可能な機能を状態を判別し、前記第二および第三の機能が共にそれぞれの第一の状態にあるときには指令にもとづいて前記第一の機能を変更し、前記第二および第三の機能が共にそれぞれの第二の状態にあるときには第一のやり方でベッドの一つの機能を変更するベッド。
    (項202) 項201に記載のベッドにおいて、前記制御装置は、前記第二の機能が第一の状態にありまた前記第三の機能が第二の状態にあるときには第一のやり方とは異なる第二のやり方でベッドの一つの機能を変更するベッド。
    (項203) 項202に記載のベッドにおいて、前記入力手段は、さらに、選ばれたやり方で第一の機能を変更するために機能指令を入力するためのものであり、前記制御装置は、前記第二の機能が第一の状態にありまた前記第三の機能が第二の状態にあるときには選ばれたやり方とは異なるやり方前記第一の機能を変更することによって第二のやり方でベッドの一つの機能を変更するベッド。
    (項204) 項202に記載のベッドにおいて、前記入力手段は、さらに、前記第二および第三の機能の一方のみがそれぞれの第一の状態にあるときには前記第一の機能の変更を要求する確認指令を入力するためのものであり、前記制御装置は、前記第二および第三の機能の一方のみがそれぞれの第一の状態にあるときには入力確認指令を受けて前記第一の機能を変更することによって第二のやり方でベッドの一つの機能を変更するベッド。

    本発明の各種特徴にもとづいてつくられた病院のベッドの等角投影図。

    図1のベッドの空気圧システムを示す側断面図。

    ブロワーの取り付けを示す図2の左側の拡大図。

    図2の一部分の拡大断面図。

    図3の一部分の拡大図。

    図5のベローズ装置に使用されるスペーサーの平面図。

    互いに屈折した二つのベッド部分を示す図5と同様の図。

    ベッドの一部分のロッカーアーム(揺れアーム)を示す図2の一部分をさらに拡大した図。

    異なる空気室の構造を有するベッドの一部分を通る横方向の断面図を示す概略線図。

    高圧および低圧の制御を別個に行なうために図2の空気圧システムで使用できるデュアル・ポペット弁の側面図。

    弁装置のさらに他の実施形態を示す図8と同様な図。

    図11の弁装置の弁部材のアームの等角投影図。

    図2の空気圧システムで使用できる第一のカートリッジ弁が第一の使用位置にある状態を示す断面図。

    第一のカートリッジ弁が第二の中間位置にある状態を示す図13と同様な図。

    第一のカートリッジ弁が第三の使用位置にある状態を示す図13と同様な図。

    第一のカートリッジ弁が取り付けられる状態を示す図13と同様な図。

    第二のカートリッジ弁装置が第一の使用位置にある状態を示す図8と同様な図。

    第二のカートリッジ弁装置が第二の使用位置にある状態を示す図8と同様な図。

    図17のカートリッジ弁の分解図。

    図19のカートリッジ弁の上から見た平面図。

    本発明にもとづいてつくられたマットレスの第二の実施形態の一部分を示す等角投影図。

    図21のマットレスの構造を示す略断面図。

    本発明にもとづいてつくられた拘束クッション・システムの等角投影図。

    図23の拘束クッション・システムが使用されているベッドの端部を示す図。

    上の図で示したクッションに使用するための本発明にもとづいてつくられたコネクター装置を示す図。

    図25とは異なるコネクター装置を示す図。

    空気の供給のために二次セルと連通する構成としたセルの断面図。

    代替の拘束ベルト・システムが使用されているベッドの端部を示す図。

    図28のベッドを上から見た平面図。

    本発明にもとづいてつくられた空気圧放出弁の等角投影図。

    図30の放出弁の一使用位置を示す本発明にもとづいてつくられたベッドの一端部の部分切り欠き等角投影図。

    図31と同様であるが、放出弁の他の一使用位置を示す図。

    図30の放出弁の構造をさらに示すために図31のベッドの端部を下から見た平面図。

    図33と同様であるが、図32に対応する図。

    図30の放出弁の基本操作を示すフローチャート。

    本発明にもとづいてつくられた分散源空気圧システムを有するベッドの略図。

    図36の空気圧システムを組み込んだ病院のベッドの台の一部分の斜視図。

    図37の38−38線に添って切った断面図。

    図37の39−39線に添って切った断面図。

    図37の台のパネルの一部分の分解図。

    図37のパネルに使用されるすり板装置の一使用位置を示す図37の41−41線に添って切った断面図。

    図37のパネルに使用されるすり板装置の他の一使用位置を示す図37の42−42線に添って切った断面図。

    図37のパネルに使用されるすり板装置のさらに他の一使用位置を示す図37の43−43線に添って切った断面図。

    図37のベッドに使用されるすり板の等角投影図。

    図39の45−45線に添って切った拡大断面図。

    図45の曲げ弁の弁フラップの一使用位置を示す斜視図。

    図46と同様であるが、他の一使用位置を示す斜視図。

    本発明にもとづいてつくられたフットボード装置の等角投影図。

    保管可能なテーブルの代替位置を示す図48のフットボード装置の部分図。

    図48および図49の保管可能なテーブル用取り付け装置の部分拡大図。

    図50の取り付け装置の一部分の分解図。

    図48の保管可能なテーブルの一使用位置を示す図。

    図52と同様であるが、テーブルの他の一使用位置を示す図。

    図52と同様であるが、テーブルのさらに他の一使用位置を示す図。

    フットボード・ゲートのいくつかの代替位置を示すベッドの一部分の平面図。

    フットボード・ゲートが振り出し位置にあるベッドの一隅部の部分等角投影図。

    図56のフットレバー作動式戻り止め機構の拡大図。

    立ちボードおよび「ハンドレール」位置にあるフットボード・ゲートを示す傾けた位置のベッドの足側端部の等角投影図。

    本発明の二つのフットボード・ゲートの等角投影図。

    図59のフットボード・ゲートを固定するための掛け金装置の部分図。

    図60の掛け金装置の掛け金機構の拡大図。

    図61の掛け金機構の一使用位置を示す平面図。

    図62と同様であるが、掛け金機構の他の一使用位置を示す平面図。

    台延長部材および設置のために取り付け位置で広げた立ちボードの等角投影図。

    図64と同様であるが、立ちボードを部分的に折り畳んだ状態を示す図。

    図64と同様であるが、立ちボードを折り畳んで設置した状態を示す図。

    図66を裏側から見た図で、広げた立ちボードが台延長部に対して代替位置にある状態を示す図。

    患者がアクセスするために取り外し可能なパネルを備えた本発明にもとづいてつくられたヘッドボードの等角投影図。

    図68と同様であるが、取り外し可能なパネルをヘッドボードのフレームから上に挙げて部分的に外した状態を示す図。

    図58と同様であるが、立ちボードとして使用されるヘッドボード・パネルを示す図。

    入れ子式機器支持装置の構造を示す本発明のヘッドボードの一隅の部分断面図。

    図71の一部分の拡大側面図で、ロックの開口を示す図。

    図71の73−73線に添って切った断面図。

    図73と同様であるが、異なる使用位置を示す図。

    図71の機器支持装置の第一の組み立て段階を示す部分図。

    図71の機器支持装置の第二の組み立て段階を示す部分図。

    図71の機器支持装置の第三の組み立て段階を示す部分図。

    図71の機器支持装置の拡大断面図。

    図71の機器支持装置に使用されるねじりブッシングの拡大分解図。

    図71の機器支持装置の一部分の拡大断面図で、入れ子式棒ブッシングの操作の一状態を示す図。

    図80と同様であるが、入れ子式棒ブッシングの操作の他の一状態を示す図。

    図80と同様であるが、入れ子式棒ブッシングの操作のさらに他の一状態を示す図。

    本発明にもとづいてつくられた牽引支柱支持装置の分解図。

    図83の装置の部分断面図で、牽引支柱が引き込んだ位置にある状態を示す図。

    図84とほぼ同様であるが、牽引支柱が解放されて上に跳ね上がった状態を示す図。

    図85とほぼ同様であるが、牽引支柱が牽引固定具として使用される展開位置にある状態を示す図。

    図86とほぼ同様であるが、牽引支柱が不用意に展開位置から解放されるのを防ぐために係合状態にある固定/解除機構を示す図。

    三点体重測定フレームを支持する基部フレームの平面図。

    図88の基部フレームおよび体重測定フレームの一隅の略等角投影図で、体重測定フレームと基部フレームの間で使用される単一の重量検知荷重セルを示す図。

    図89の荷重セルの電気的構造を示す回路略図。

    図89の91−91線に添って切った部分断面図。

    図89の92−92線に添って切った部分断面図。

    本発明の体重測定システムの概略図。

    図88の体重測定システムのブロック線図。

    図88の体重測定システムの操作を示すフローチャート。

    本発明にもとづいてつくられたサドルバッグ型制御装置を片側からみた等角投影図。

    図96と同様であるが、異なる側からみた等角投影図。

    図96のサドルバッグ型制御装置がガードレール上に設置された状態を示す拡大等角投影図。

    図96の制御装置の構成部分を示す部分分解等角投影図。

    図96の制御装置の回路盤の構造および設置前の状態を示す部分拡大断面図。

    図100と同様であるが、設置後の状態を示す部分拡大断面図。

    図96の制御装置の断面図。

    図96の制御装置がガードレール上に設置された状態を上から見た平面図で、部分的に切り欠いて断面を示す図。

    本発明にもとづく案内車輪装置およびキャスター作動子の構造を一つの位置で示す部分等角投影図。

    図104と同様であるが、案内車輪装置およびキャスター作動子の構造を他の一つの位置で示す部分等角投影図。

    図104と同様であるが、案内車輪装置およびキャスター作動子の構造をさらに他の一つの位置で示す部分等角投影図。

    図104と同様であるが、案内車輪を取り外して案内車輪装置のリンク装置を示す図。

    本発明にもとづいてつくられた案内レール装置を中間位置で示す等角投影図。

    図108の案内レール装置を一つの位置で示す側面図。

    図109と同様であるが、案内レール装置を他の一つの位置で示す側面図。

    図109と同様であるが、案内レール装置をさらに他の一つの位置で示す側面図。

    低い坐る位置に屈折させたベッドの側面図で、重量を直接台と体重測定フレームの間に移動させるための機構を示す図。

    図112の構造の一部分の等角投影図で、重量移動機構を示す図。

    同一平面にある二枚の接続されたパネルを備えた本発明にもとづいてつくられたベッドの一実施形態の部分等角投影図。

    図114のベッドの屈折用継ぎ手の拡大図。

    図114のベッドの側面図で、二枚のパネルがある角度をとった状態を示す図。

    図116と同様であるが、二枚のパネルが異なるある角度をとった状態を示す図。

    図116と同様であるが、二枚のパネルがさらに異なるある角度をとった状態を示す図。

    図114と同様であるが、パネルが図118の位置にある状態を示す図。

    好ましい実施形態の図114と同様な図。

    図120の実施形態の図119と同様な図。

    図120のベッドの側面図で、二枚のパネルがある角度をとった状態を示す図。

    図122と同様であるが、二枚のパネルが異なるある角度をとった状態を示す図。

    図122と同様であるが、二枚のパネルがさらに異なるある角度をとった状態を示す図。

    本発明にもとづくつくられた油圧弁の分解等角投影図。

    図125の弁のハウジングの縦断面図。

    図125の弁の部分断面略図で、プランジャーが開いた位置にある状態を示す図。

    図127と同様であるが、プランジャーが閉じた位置にある状態を示す図。

    ハウジングとプランジャーの一部分の拡大部分断面図で、ある一使用位置を示す図。

    図129と同様であるが、他の一使用位置を示す図。

    図129と同様であるが、さらに他の一使用位置を示す図。

    本発明にもとづいてつくられた病院のベッドの斜視図。

    図132のベッドに使用される諸回路の中の油圧回路を示す概要図。

    本発明にもとづいてつくられた屈折式台支持システムの略斜視図。

    図134のシステムの側面図で、台が上げられた位置にある状態を示す図。

    図135と同様であるが、台が下げられた位置にある状態を示す図。

    図135と同様であるが、主シリンダー・ラムの長さのみを短くして台をトレンデレンブルグの位置に置いた状態を示す図。

    本発明にもとづく処理装置制御式機能連動システムを示す概略ブロック線図。

    図138の連動システムを操作するための異なるステップを示すフローチャートの前半部分。

    図138の連動システムを操作するための異なるステップを示すフローチャートの後半部分。

    符号の説明

    100 ベッド104 マットレス106 台108 パネル113 機器ハウジング120 基部装置124,126 油圧支柱132 体重測定フレーム138、140 構造部材144 ヨーク部材158 キャスター161 垂直軸160 取り付け装置163 作動子棒166 バスケット148 ヘッドボード装置

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