Building construction on the bed coupling device

申请号 JP2002592856 申请日 2002-05-20 公开(公告)号 JP2005515801A 公开(公告)日 2005-06-02
申请人 ヒル−ロム サービシズ,インコーポレイテッド; 发明人 ギャラント,デニス,ジェー.; ランチ,デニス,エム.;
摘要 本開示によれば、患者を搬送するのに適合している上部移送台(124)は、可動ベース(122)と、病室内の連結ステーション(100)との間を移動することができる。 従って、患者をストレッチャ(120)と病室のベッドとの間で移送する代わりに、患者を乗せた上部移送台全体(124)を可動ベース(122)と連結ステーション(100)との間で移動することができる。
权利要求
  • 室壁を有する病院で使用される連結ステーションであって、
    上部移送台と、
    前記室壁から離れるように延在し、前記上部移送台を支持するように適合している少なくとも1本の支持レールと、
    を備える連結ステーション。
  • 前記支持レールの末端部に連結され、下方に延びて前記病院の床と係合する支持脚部を含む、請求項1の連結ステーション。
  • 少なくとも1本の前記支持レールは、前記室壁から離れるように延在する一対の支持レールを含み、
    前記一対の支持レールは、前記上部移送台を収容して支持するように適合している、請求項1の連結ステーション。
  • それぞれが、前記支持レールのそれぞれと連結される一対の側部レールを含む、請求項3の連結ステーション。
  • 前記上部移送台は、頭部セクションと、シートセクションと、脚部セクションとを含み、
    前記上部移送台の前記頭部セクションは、上方に回動して上方位置に到達するように構成され、
    前記上部移送台の前記脚部セクションは、下方に回動して下方位置に到達するように構成されている、請求項3の連結ステーション。
  • 前記上部移送台の前記シートセクションは、前記上部移送台の前記頭部セクションが前記上方位置へと上方に回動し、前記上部移送台の前記脚部セクションが前記下方位置へと下方に回動するに伴って、前記支持レールに沿って前記支持レールのフットエンドに向かって水平に移動するように構成され、
    前記側部レールは、前記支持レールのフットエンドに向かって前記シートセクションとともに水平に移動するように構成されている、請求項5の連結ステーション。
  • 駆動装置を含み、
    前記上部移動台及び前記支持レールは、前記駆動装置によって下方に移動し下方位置に到達するように構成されている、請求項3の連結ステーション。
  • 前記側部レールの1本のフットエンドセクションは、前記側部レールのヘッドエンドセクションに対して横方向外方に回動し、患者が前記上部移送台の一側部から降りることができるように構成されている、請求項7の連結ステーション。
  • 室壁を有する病院で使用される装置であって、
    搬送台車と、
    前記室壁に連結された連結ステーションと、
    上部移送台と、
    を有し、
    前記連結ステーションは、リフト機構と、前記リフト機構から片持ち梁状に水平方向に延びるリフトアームとを有し、
    前記リフトアームは、前記上部移送台を支持するのに適合し、
    前記上部移送台は、前記リフトアームと前記搬送台車との間を搬送可能であり、
    前記リフト機構は、前記リフトアーム及び前記上部移送台を昇降するように操作可能である装置。
  • 前記搬送台車は、前記上部移送台が前記連結ステーションから離脱でき、前記上部移送台が前記搬送台車に連結でき前記搬送台車によって前記連結ステーションから搬送できるように、前記上部移送台の下方の位置に移動できるように配置されている、請求項9の装置。
  • 前記上部移送台は、前記上部移送台から下方に延びて床と係合する使用位置と、前記床から離間した収納位置との間を前記上部移送台に対して回動する、収納可能な脚部を含む、請求項9の装置。
  • 前記搬送台車は、前記搬送台車が前記上部移送台の下方位置に移動されたとき、前記格納可能な脚部と係合し、前記格納可能な脚部を前記使用位置から前記格納位置に移動させる、請求項11の装置。
  • 前記上部移送台は、マットレスと、前記マットレスの下にあるマットレス支持デッキとを有し、
    前記マットレス支持デッキは、前記リフトアームに連結されて共に昇降し、前記格納可能な脚部は、前記収納位置において前記マットレス支持デッキの下面に隣接して水平に延びる、請求項11の装置。
  • 室壁を有する病院で使用される装置であって、
    車輪付きベースと、
    前記室壁に連結された連結ステーションと、
    前記車輪付きベースによって搬送されるように、及び前記室壁に対して前記連結ステーションによって支持されるように、前記車輪付きベース又は前記連結ステーションに選択的に連結可能な上部移送台と、
    を備える装置。
  • 室壁を有する病院で使用される装置であって、
    前記室壁から離れるように片持ち梁状に水平方向に延びるリフトアームと、
    マットレス収容空間を画定するように構成された、前記リフトアームに連結されたボルスタと、
    可動ベース及び該可動ベースによって保持されたマットレスを有する可動プラットフォームと、
    を有し、
    前記可動プラットフォームは、前記マットレスが前記マットレス収容空間に収容される位置に移動可能である装置。
  • 前記ボルスタは、前記マットレスが前記マットレス収容空間に収容されたとき、前記マットレスの上面と協働して、患者を支えることに利用できる表面積の大きさを増やす上面を含む、請求項15の装置。
  • 上部移送台と、
    ペデスタルと、
    前記ペデスタルに連結され、片持ち梁状に延びる少なくとも1本のアームと、
    を有し、
    前記少なくとも1本のアームは前記上部移送台を支持するのに適合している、患者治療モジュール。
  • 前記上部移送台は、頭部セクションと、シートセクションと、脚部セクションとを有し、
    前記上部移送台の前記頭部セクションは、上方に回動して上方位置に到達するように構成され、
    前記上部移送台の前記脚部セクションは、下方に回動して下方位置に到達するように構成されている、請求項17の患者治療モジュール。
  • 前記ペデスタルに連結された少なくとも一つのサービス用差込口を含む、請求項17の患者治療モジュール。
  • 前記ペデスタルに連結され、収納位置と使用位置との間を移動可能な患者用テーブルを含む、請求項17の患者治療モジュール。
  • 前記患者用テーブルは、前記収納位置において、前記アームに対して垂直に延び、前記使用位置において、前記アームに対して平行に延びる、請求項20の患者治療モジュール。
  • 床を有する病室で使用される患者治療モジュールであって、
    前記床に対して軸線の回りを回転可能に前記床と連結するのに適合しているベースと、
    前記ベースに連結されたペデスタルと、
    前記ペデスタルに対して支持された上部移送台と、
    を有し、
    前記ペデスタル及び前記上部移送台は、前記ベースと共に前記軸線の回りを回転する、患者治療モジュール。
  • 前記回転軸は、垂直であり、前記ペデスタルからオフセットしている、請求項22の患者治療モジュール。
  • 前記回転軸は、前記ペデスタルを通って延びている、請求項22の患者治療モジュール。
  • 前記ペデスタルと、
    前記ペデスタルに対して支持された上部移送台と、
    前記ペデスタルに連結された患者用テーブルと、
    を有し、
    前記患者用テーブルは、前記ペデスタルから横方向に延び、前記上部移送台上に支えられた患者の上方にある患者使用位置と、収納位置との間を前記ペデスタルに対して回動可能である、患者治療モジュール。
  • 前記ペデスタルには、前記患者用テーブルが前記患者使用位置にあるときに露出され、前記患者用テーブルが前記収納位置にあるときに覆われる収納用凹部が形成されてなる、請求項25の患者治療モジュール。
  • 前記患者用テーブルは、前記上部移送台の反対側の前記ペデスタルの側部から横方向に離れるように延びる介護者使用位置に前記ペデスタルに対して回動可能である、請求項25の患者治療モジュール。
  • 前記患者用治療モジュールテーブルは、前記ペデスタルに対して、垂直方向に調整可能である、請求項25の患者治療モジュール。
  • ペデスタルと、
    前記ペデスタルに対して支持された上部移送台と、
    前記ペデスタルに連結された患者用テーブルと、
    前記患者用テーブルの上方で支持された通信制御装置と、
    を備える、患者治療モジュール。
  • 前記通信制御装置は、前記上部移送台上に支えられた患者が利用することができる電話機を含む、請求項29の患者治療モジュール。
  • 前記通信制御装置は、前記上部移送台上に支えられた患者が利用することができる双方向表示装置を含む、請求項29の患者治療モジュール。
  • ペデスタルと、
    前記ペデスタルによって支持される上部移送台と、
    前記ペデスタルに連結された患者モニタモジュールと、
    前記ペデスタルに連結された制御パネルと、
    を有し、
    前記制御パネルは、データを前記患者モニタモジュールと交換可能に構成されている患者治療モジュール。
  • 前記制御パネルは、前記上部移送台上に支えられた患者がアクセスできない、請求項32の患者治療モジュール。
  • 床を有する病院で使用する装置であって、
    搬送ベースと、
    前記床に支持され、ペデスタルと、該ペデスタルの側部から片持ち梁状に延びる少なくとも一つのアームとを有する患者治療モジュールと、
    搬送ベースによって搬送されるように、あるいは前記床に対して前記患者治療モジュールによって支持されるように、前記搬送ベース又は少なくとも一つのアームに選択的に連結可能な上部移送台と、
    を備える装置。
  • 前記搬送ベースは、
    中心ハブ及び該中心ハブから放射状に延びる複数のスポークを有する下部フレームと、
    複数の前記スポークの各スポークとそれぞれ連結される複数のホイールと、
    前記中心ハブから上方に延びる支柱と、
    前記支柱に連結されたマットレス支持デッキと、
    を備える、請求項34の装置。
  • 前記マットレス支持デッキは、中央セクションと、該中央セクションに対して水平位置と垂直位置との間で回動動作をするように連結された一対の端部セクションとを含む、請求項35の装置。
  • 中心ハブ、及び該中心ハブから放射状に延びる複数のスポークを有する下部フレームと、
    前記複数のスポークの各スポークとそれぞれ連結される複数のホイールと、
    前記中心ハブから上方に延びる支柱と、
    前記支柱に連結されたマットレス支持デッキと、
    を備える搬送ベース。
  • 床を有する病院で使用される装置であって、
    車輪付きベースと、
    前記床に支持され、ペデスタル、及び該ペデスタルの一側部から延びる少なくとも一つのアームを含む患者治療モジュールと、
    前記車輪付きベースにより搬送されるように、あるいは、前記床に対して前記患者治療モジュールによって支持されるように、前記車輪付きベース又は少なくとも一つのアームに対して選択的に連結可能な上部移送台と、
    を備える装置。
  • 前記ペデスタルは、ベースと、該ベースに連結された供給管とを含み、
    サービス供給ラインが前記供給管を介して前記患者治療モジュールに配線される、請求項38の装置。
  • 前記ペデスタルは、複数のサービス用差込口を含む、請求項38の装置。
  • 前記ペデスタルは、前記上部移送台によって支えられた患者の上にある位置に前記ペデスタルに対して軸線の回りを回転可能な患者用テーブルを含む、請求項38の装置。
  • 前記上部移送台は、頭部セクション、シートセクション、及び大腿部セクションを有し、
    前記上部移送台は、前記上部移送台のシートセクションから上方に延びた前記上部移送台の頭部セクション、及び前記シートセクションから下方に延びた前記上部移送台の脚部セクションを有する椅子位置に移動するように構成されている、請求項38の装置.
  • 病室用ベッドのベースフレームに連結するのに適合している連結ポートを含むペデスタルと、
    前記ペデスタルに連結された少なくとも一つのサービス用差込口と、
    を有する患者治療モジュール。
  • 前記ペデスタル及び前記病室用ベッドは、前記病室用ベッドが前記ペデスタルの前記連結ポートに連結したとき、垂直軸線の回りを回動可能である、請求項43の患者治療モジュール。
  • バスルーム領域と、
    訪問者領域と、
    床に連結され、患者を支えるように構成された患者支持装置と、
    を備える病室であって、
    前記患者支持装置は、ヘッドエンド及びフットエンドを有し、前記患者支持装置は、前記フットエンドが前記バスルーム領域に対向する第1の位置と、前記フットエンドが前記訪問者領域に対向する第2の位置との間で垂直軸線の回りを回転可能である病室。
  • 前記患者支持装置から前記バスルーム領域に延びる天井支持レールを含み、
    前記天井支持レールに連結された患者支持具をさらに含み、該患者支持具は、前記患者支持装置が前記第1の位置に移動され、患者を前記患者支持装置から降り易くする椅子の位置に折れ曲がったとき、前記バスルーム領域に移動する患者によって使用される、請求項45の病室。
  • 医療データモニタを有するヘッドウォールを含み、
    前記患者支持装置は、前記患者支持装置のヘッドエンドが前記ヘッドウォールに対向する第3の位置に回転可能である、請求項45の患者の部屋。
  • 前記患者支持装置は、患者モニタモジュールを有するペデスタルを含み、
    前記患者支持装置によって支えられた患者からのデータが、前記患者から前記患者モニタモジュールに延びる第1のデータラインを介して前記ペデスタルに伝送され、
    前記患者モニタモジュールからのデータが、前記患者モニタモジュールから前記医療データモニタに延びる第2のデータラインを介して前記医療データモニタに伝送され、
    前記第2のデータラインは、前記ペデスタルを介し、前記患者の部屋の床に形成されたサービス用溝を介して配線される、請求項47の病室。
  • 垂直軸線の回りに回転する支柱と、
    前記支柱に連結され共に回転する連結ポートと、
    を有し、
    該連結ポートは病室用ベッドのベースフレームに連結されるように適合している、連結ステーション。
  • 前記支柱取付連結ポート及び前記病室用ベッドは、前記垂直軸線の回りを回転可能である、請求項49の連結ステーション。
  • 支柱と、
    該支柱に連結された連結ポートと、
    前記連結ポートの上方で、前記支柱に連結された通信制御装置と、
    を備える連結ステーション。
  • 支柱と、
    該支柱に連結された連結ポートと、
    前記連結ポートの上方で、前記支柱に連結された患者用テーブルと、
    を備える連結ステーション。
  • 前記患者用テーブルは、前記支柱に対して昇降可能である、請求項52の連結ステーション。

  • 说明书全文

    この発明はベッド連結装置に関する。

    関連出願への相互参照 本出願は、2002年5月17日出願の米国特許出願番号第 号及び2001年5月25日出願の米国特許仮出願番号第60/293,949号に基づく優先権を主張し、同特許出願の開示を本明細書に援用する。

    病院内や医療施設内において、患者は高可動性のストレッチャに乗せられて、ある場所から他の場所へと頻繁に搬送される。 また、患者は、入院中に、病室内にあるベッド上で非常に長い時間を過ごす。 病院のベッドには、患者を支持するデッキを上下させたり傾斜させたりするための駆動連節機構、テレビ、ラジオ、他の制御装置を備えた側部レール、患者の体重測定装置などのような種々の装置が一般に具備されている。 従って、病院のベッドは、重量が増加しているので、一般にストレッチャよりは可搬性に劣る。 また、患者をストレッチャとベッドとの間で移動させることは、ときに困難であり、時間がかかるものである。 ときには、介護者が患者を移送しているときに背中を痛めてしまうことがある。 従って、医療施設では、病室のベッドとストレッチャとの間で患者を移送する回数を最小限に抑えることが望ましい。

    本開示によれば、患者を運ぶのに適合している上部移送台は、可動ベースと固定支持構造体(また、連結ステーションあるいは患者治療モジュールともいう)との間を搬送可能である。 従って、患者を、病院用ベッドとストレッチャとの間で搬送する代わりに、患者を載せた上部移送台全体が可動ベースと固定支持構造体との間で移送される。

    例示の連結ステーションは、病室の壁から離れるように延び、上部移送台を支持するように適合している支持レールを含む。 実施例によっては、連結ステーションは、一対の離間した支持レールと、一対の側部レールとを含む。 各側部レールは各支持レールと連結されている。

    本開示によれば、病院で使用される装置が、車輪付きベースと、病室に連結された連結ステーションと、上部移送台とを有し、この上部移送台は、車輪付きベースで搬送すべく車輪付きベースと、あるいは、連結ステーションで支持すべく連結ステーションと選択的に連結することができる。

    実施例によっては、例示の装置は、病室の壁から離れるように延びる一対の支持レールと、この一対の支持レールに連結され、マットレス収容空間を画定するように構成された部分を有するボルスタと、可動ベース及びこの可動ベースによって支持されたマットレスを有する患者支持プラットフォームとを有する。 この患者支持プラットフォームは、マットレスがマットレス収容空間に収容される位置まで移動することができる。

    本開示によれば、患者治療モジュールが、ペデスタルと、ペデスタルに連結され、上部移送台を支持するように適合している少なくとも一つの支持アームとを備えている。 上部移送台は、ペデスタルと、可動プラットフォームとの間を移送することができる。 実施例によっては、患者治療モジュールは、ペデスタルに連結された少なくとも一つのサービス用差込口を含む。 他の実施例では、患者治療モジュールは、ペデスタルに連結され、支持アームに対して垂直になるように延びる収納位置と、アームに対して平行に延びる使用位置との間を移動できるオーバーベッドテーブルを含む。

    実施例によっては、例示の患者治療モジュールは、床に対して軸線の回りを回転可能に床に連結するのに適合しているベースと、ベースに連結されたペデスタルと、ペデスタルに対して支持された上部移送台とを含む。 ペデスタル及び上部移送台は、ベースと共に軸線の回りを回転するように構成されている。

    他の実施例によれば、患者治療モジュールは、ペデスタルと、このペデスタルに連結された複数の患者モニタモジュールと、ペデスタルに連結され、複数の患者モニタモジュールとデータを交換するように構成された制御パネルとを備えている。

    さらなる実施例によれば、患者治療モジュールは、ペデスタルと、ペデスタルに連結されたオーバーベッドテーブルと、ペデスタルに連結された通信制御装置とを備えている。

    例示の患者治療モジュールは、病院用ベッドのベースフレームに連結されるのに適合しているカプラを有する連結ポートと、連結ポートに連結されたペデスタルと、ペデスタルに連結された少なくとも一つのサービス用差込口とを備えている。

    病院にて使用する例示の装置は、車輪付きベースと、ペデスタルの一側部から片持ち梁状に延びる少なくとも一つのアームと、車輪付きベースによって搬送すべく車輪付きベースと、又はペデスタルによって支持すべく少なくとも一つのアームと選択的に連結可能な上部移送台とを備えている。

    本開示によれば、病室は、バスルーム領域と、訪問者領域と、患者支持装置とを備えている。 患者支持装置は、ヘッドエンドと、フットエンドと、床に連結されたペデスタルと、このペデスタルに対して支持され、患者を移送するように構成された上部移送台とを備えている。 患者支持装置は、フットエンドがバスルーム領域に対向する第1の位置と、フットエンドが訪問者領域に対向する第2の位置との間で軸線の回りを回転することができる。

    例示の病室は、壁と、床と、壁に連結されたモニタと、床取付ペデスタルを含む患者支持装置と、ペデスタルに連結された少なくとも一つの患者モニタモジュールと、この患者モニタモジュールからモニタにデータを伝送するサービス用ラインとを備えている。

    実施例によっては、連結ステーションは、垂直軸線の回りを回転する支柱と、この支柱に連結され共に回転し、病室用ベッドのベースフレームに連結される連結ポートとを備えている。 他の実施例によれば、連結ステーションは、連結ポートの上方で支柱に連結された通信制御装置と、連結ポートの上方で支柱に連結されたオーバーベッドテーブルとを備えている。

    本発明のさらなる特徴及び利点は、現時点で考えられる、本発明を実施する最良の態様を説明する好適な実施例の詳細な下記説明を考察することによって、当業者には明らかになるであろう。

    ===図面の詳細な説明===
    この説明を通して、(1)用語「連結ステーション」、「ペデスタル」及び「患者治療モジュール」は相互に交換可能に使われる。 (2)用語「移送台」、「車輪付きベース」、「可動ベース」、「ストレッチャ台」、「搬送台車」、及び「可動プラットフォーム」は相互に交換可能に使われる。 (3)用語「上部移送台」、「マットレス支持デッキ」及び「患者支持デッキ」は相互に交換可能に使われる。

    本開示によれば、連結ステーション100は、図1に最良に示されるように、病室106の壁104から平方向に離れるように、片持ち梁状に延在する一対の支持レール102を含む。 支持レール102は互いに離間していてその間に連結空間108を画定している。 一組の支持脚110が支持レール102の外側端部すなわち末端部に連結され、そこから下方に延在して病室106の床112と係合している。 各脚110は、上部114と、上部114に入れ子状に出入する下部116とを含む。 また、連結ステーション100は、一対の側部レール118も有する。 各側部レール118は、例えば、図1〜4に示されるように、各支持レール102から上方に延在している。

    ストレッチャ120は、図1に示すように、移送台122、及び移送台122に支持される上部移送台124を含む。 また、移送台122及び上部移送台124は、それぞれストレッチャ台及び上部ストレッチャともいう。 上部移送台124は、移送台122から取り外し可能であり、連結ステーション100の可動台すなわちキャリッジ126に取り付け可能である。 可動台126は、後で詳しく説明するように、支持レール102に移動可能に取り付けられ、支持レール102に沿って移動する。 説明するための実施例において、可動台126は支持レール102に設けられた軌道に搭載されたローラあるいは車輪を含む。 他の実施例において、上部移送台124は支持レール102に直接取り付けられ支持レール102に沿って移動する。

    上部移送台124を移送台122から連結ステーション100に移送するときには、ストレッチャ120が、図1に示すように、矢印128の方向に移動され、上部移送台124は連結空間108に収容される。 第一組の連結機構が上部移送台124を移送台122から離脱するように作用し、また、第二組の連結機構が上部移送台124を支持レール102によって支持された可動台126に連結するように作用する。 その後、移送台122は、図2に示すように、連結ステーション100から矢印130の方向に離れるように移動し、上部移送台124は、図2〜図4に示すように、支持レール102によって支持されて連結空間108に残される。 第一組及び第二組の連結機構は、例えば、上部移送台124のある部分、あるいは連結ステーション100のある部分を把持するグリッパ、上部移送台124のある部分あるいは連結ステーション100のある部分と係合するクラッチ、上部移送台124あるいは連結ステーション100に形成された孔に装着された手動駆動ピン、上部移送台124あるいは連結ステーション100に形成された孔に装着されたソレノイド駆動プランジャ、柱などに支持されたフックあるいはラッチ、対応する孔に対して出入するブレード、あるいは上部移送台124を可動台126及び移送台122に離脱可能に連結するのに適した他のタイプの従来の機構を含むことができる。

    上部移送台124は、連節デッキ132、及びこのデッキ132によって支持されたマットレス134を備えている。 デッキ132は3つのセクションを有し、また、マットレス134はデッキ132の3つのセクションによって支持された対応部分を備えている。 このようにして、デッキ132は、マットレス134と協働して、図3に示すように、上部移送台124に対し、頭部セクション136、シートセクション138、及び脚部セクション140を設けることになる。 連結ステーション100は、上部移送台124が、図2に示すように、支持レール102に連結されたとき、上部移送台124に含まれる連節機構144と自動的に連結する駆動機構142を含む。 同様に、ストレッチャ120も、上部移送台124がストレッチャ120と連結されたとき、上部移送台124の連節機構144と相互に作用しあう駆動機構146をも含む。

    側部レール118には、連結ステーション100の駆動機構142を制御する患者及び/又は介護者の指令を入するための制御装置148が含まれる。 上部移送台124が連結ステーション100に連結されたとき、側部レール118の制御装置148からの指令によって、連結ステーション100の駆動機構142が作動され、上部移送台124に含まれる連節機構144を介して、頭部セクション136、シートセクション138及び脚部セクション140を支持レール102に対して移動させる。 上部移送台124のシートセクション138は、支持レール102に支持された可動台126に連結されている。 また、側部レール118は可動台126に連結されている。 従って、側部レール118及び上部移送台124は、可動台126が支持レール102に沿って移動するに伴い、可動台126と一緒に移動する。 図1に示すように、ストレッチャ120は、ストレッチャ120の駆動機構146の制御に使用される、ストレッチャ側部レール151に取り付けられた制御装置150を備えている。 従って、上部移送台124は、連結ステーション100と連結したとき、及びストレッチャ120と連結したとき、種々の位置をとるように折り曲がることができる。

    図示の上部移送台124は、図2に示す水平位置、すなわち、実質的に互いに平行で平面をなす、頭部セクション136、シートセクション138及び脚部セクション140に対応するマットレスの各セクションの上面を有する位置と、図3に示す椅子の位置、すなわち、シートセクション138に対して上方の上昇位置まで回転した頭部セクション136及びシートセクション138に対して下方の下降位置まで回転した脚部セクション140を有する位置との間を移動することができる。 上部移送台124が図3に示す椅子の位置に移動するとき、可動台126、上部移送台124の残り部分と一緒のシートセクション138、及び側部レール118がすべて支持レール102のフットエンド152に向かって水平に移動する。 従って、連結ステーション100は、上部移送台124が屈曲して椅子の位置をとるとき、可動台126を支持レール102に沿って支持レール102のフットエンド152に向けて移動させる、図3に示すドライバ154を含む。 可動台126が支持レール102のフットエンド152に向けて移動することによって、患者は上部移送台124から簡単に降りることができる。

    病院用ベッドに係る技術において、親ねじ装置を含む種々のタイプの伝動要素及び種々のタイプの機械式リンク機構を有する駆動モータを用いて、病院用ベッド、ストレッチャ、椅子及び他のタイプの患者搬送支持装置(ここではときには総称的に「患者支持装置」と称することもある)の各部分を相対的に移動することは、周知である。 従って、「駆動機構」、「駆動アセンブリ」、「駆動装置」、及び「ドライバ」のような用語は、患者支持装置の各部分を患者支持装置の他の各部に対して移動操作可能な電気式、機械式、電気機械式、油圧式及び空気式のすべてのタイプの駆動装置をカバーすることを意図するものである。 また、「連節機構」、「リンクアセンブリ」、「リンク機構」及び「伝動アセンブリ」のような用語は、駆動機構に連結して駆動機構から患者支持装置の一部へ運動を伝達する、ベルト、ギア、ラック、ピニオン、相互連結リンク、トルクコンバータ、ボールネジ、チェーン、スプロケット、プーリ、ケーブルなどのすべてのタイプの部品、及びこれらを組み合わせたものをすべてカバーするものである。 ここにおいて、本明細書に援用するものであるが、駆動連節機構の例として、「連節ベッドフレーム」と称する米国特許第6,006,379号を参照するとよい。

    連結ステーション100は、病室の壁104の後に配置されたモータパッケージ156(仮想線)を含む。 モータパッケージ156は、リンク機構アセンブリを介して支持レール102に連結されたドライバを有している。 モータパッケージ156のドライバは、支持レール102を、図1〜図3に示される上昇(raised)位置と、図4に示される下降(lowered)位置との間を縦方向に移動するように操作することができる。 側部レールに取り付けられた制御装置148は、モータパッケージ156のドライバに対して操作を指令する。 支持レール102が下降位置にあるとき、上部移送台124は床112に近い位置で支持され、支持レール102が上昇位置にあるときよりも容易に、患者を上部移送台124の側部から降ろすことができる。 側部レール118は頭部部分158と脚部部分160とを含み、脚部部分160は頭部部分158に対して矢印162の方向に縦軸の周りで横方向外方に回動して、図4に示すように患者が上部移送台124から容易に降りられるようにする。 あるいは、側部レール118に、側部レール102が下方位置に移動するまで、側部レール118のセクション158、160を一緒にロックするように作動するインターロック機構を設けてもよい。

    図5を参照すると、第1変形例の連結ステーション200は、病室206の壁204に連結されたリフト機構202、及び、このリフト機構202から離れるように片持ち梁状に水平方向に延びる相互に離間した一対のリフトアーム208を含む。 リフト機構202は、図5の垂直二重矢印で指示するように、リフトアーム208を昇降するように操作可能な駆動機構210を含む。 上部移送台214は、マットレス216と、マットレス216の下にあるマットレス支持デッキ218とを含む。 マットレス支持デッキ218は、リフトアーム208を受けるのに適合している複数の受け口(不図示)を有し、上部移送台214を連結ステーション200に連結する。 上部移送台214はリフトアーム208と共に上下に移動する。 連結ステーション200は、壁取付け、懸架式、あるいは無線式の好適なコントローラ220を備えており、使用者からの入力を受信してリフト機構202にその操作に係る指令を出し、リフトアーム208及び上部移送台214の昇降を制御する。

    上部移送台214は脚部アセンブリ222を含む。 脚部アセンブリ222は、マットレス支持デッキ218の脚端部分226に形成された受け口に装着される一つあるいは複数の連結部材224を有している。 連結部材224の末端部に回動可能に連結された一つあるいは複数の格納可能な脚部228を有し、図5に示すように、上部移送台214に対して横方向に延在する水平軸線229を中心に回動運動を行う。 格納可能な脚部228は、使用位置と格納位置との間をマットレス支持デッキ218に対して回動する。 使用位置では、脚部228の端部に連結されたホイール230が病室206の床232と係合するように、マットレス支持デッキ218から垂直下方に延在して、一方、格納位置では、マットレス支持デッキ218の下面234に隣接し、水平方向に延在している。

    上部移送台214は、リフトアーム208から取り外し可能であり、搬送台車236に取り付け可能である。 上部移送台214をリフトアーム208及び搬送台車236に連結するための適当なロック機構(不図示)が設けられている。 搬送台車236が上部移送台214から離れた第1の位置から上部移送台214の下に位置する第2の位置に矢印238にて示す水平方向に移動すると、搬送台車236は格納可能な脚部228と係合し、脚部228をそれらの各々の使用位置から各々の格納位置へとそれぞれ自動的に回動する。 搬送台車236が第2の位置にきた後、上部移送台214は連結ステーション200のリフトアーム208から離脱し、搬送台車236と連結して、連結ステーション200から離れるように搬送される。

    本開示によれば、第2変形例の連結ステーション300は、図6に示すように、リフト機構302と、病室310の壁308に形成された対応する孔306を通過し、このリフト機構302から離れるように片持ち梁状に水平方向に延びる相互に離間した一対のリフトアーム304を備えている。 リフト機構302は、病室壁308の後ろに配置されている。 また、リフト機構302は、リフトアーム304を昇降させるように作用する駆動機構312を含む。 連結ステーション300は、リフト機構302の操作に使用する制御装置316を有する一対の側部レール314を含む。

    連結ステーション300は、図6〜図8に示すような、一対のリフトアーム304に連結されたボルスタ・アセンブリ320(ボルスタともいう)を含む。 ボルスタ・アセンブリ320は、病室壁308に隣接したリフトアーム304の間に水平方向に延在するヘッドエンド部分322を含む。 また、ボルスタ・アセンブリ320は、リフトアーム304に対して平行に、ヘッドエンド322から離れるように水平に延在する一対の側部部分324を含む。 従って、ボルスタ・アセンブリ320は、一対の側部部分324の間にマットレス収容空間326を含むように形成されている。 実施例によっては、ボルスタ・アセンブリ320のヘッドエンド322と側部部分324は、一つあるいは複数の空気袋や一つあるいは複数のフォームパッドのような患者支持具(support element)、及びこれらの患者支持具を入れる外カバーを備えている。 側部レール314は、それぞれ、ボルスタ・アセンブリ320の側部部分324に連結され、上昇位置と下降位置との間を、長手方向に延びる軸線の回りを回動する。

    可動プラットフォーム330は、図6〜図8に最良に示すように、上部移送台332と、この上部移送台332を保持する車輪付きフレーム334とを備えている。 上部移送台332は、マットレス336と、マットレス336の下のマットレス支持デッキ338とを含む。 可動プラットフォーム330は、連結ステーション300に対して連結するように構成されている。 しかしながら、上部移送台124、214が、それぞれ、支持レール102及びリフトアーム208に取り付けられた後、ストレッチャ台122及び搬送台車236がそれぞれ連結ステーション100、200から離れるように移動する連結ステーション100、200とは異なり、可動プラットフォーム330の車輪付きフレーム334は、可動プラットフォーム330が連結ステーション300に連結したとき、上部移送台332の下にそのまま残る。

    可動プラットフォーム330が連結ステーション300に連結したとき、マットレス336は、マットレス収容空間326に収容され、ボルスタ・アセンブリ320のヘッドエンド部分322と側部部分324との上面がマットレス336の上面とほぼ同一平面をなす。 従って、可動プラットフォーム330が連結ステーション300に連結したとき、ボルスタ・アセンブリ320はマットレス336と協働して、患者を支えることのできる表面積を広げることができる。 車輪付きフレーム334は、病室310の床342に対するマットレス336の高さを変えるように作用する駆動機構340を含む。 可動プラットフォーム330が連結ステーション300に連結したとき、マットレス336とボルスタ・アセンブリ320とが同時に昇降するように、連結ステーション300におけるリフト機構302の駆動機構312の操作と、可動プラットフォーム330の車輪付きフレーム334の駆動機構340の操作とが連係されている。

    本開示によれば、床取付の患者治療モジュール400は、図9に示すように、ペデスタル402と、このペデスタル402から水平方向に延在する一対のリフトアーム404とを含む。 患者治療モジュール400は、図9及び図11に示すように、リフトアーム404の下方に、ペデスタル402の底部部分408から延びるベースパネル406(ベースともいう)を含む。 上部移送台410は、マットレス412と、マットレス412を支持する連節マットレス支持デッキ414とを含む。 また、上部移送台410は、患者治療モジュール400のリフトアーム404及び搬送ベース420と選択的に連結することができる。

    搬送ベース420は、図9に示すように、下部フレーム422を含み、この下部フレーム422は、円筒状中心ハブ424と、この中心ハブ424から略水平方向外方に、放射状に延びる6本のスポーク426を有している。 搬送ベース420は、スポーク426の末端、すなわち外端部に連結されたキャスター428を含む。 スポーク426は、ハブ424から搬送ベース420のヘッドエンド430に向かってほぼ前方に延びる3本からなる第一組のスポーク426と、ハブ424から搬送ベース420のフットエンド432に向かってほぼ後方に延びる3本からなる第2組のスポーク426とに分けられる。 キャスター428はスポーク426と協働して中心ハブ424を床434の上方に上げる。 また、第一組の3本のスポーク426のキャスター428と第2組の3本のスポーク426のキャスター428とは、搬送ベース420がリフトアーム404に隣接した位置に移動したとき、ベースパネル406がこれら2組のスポーク428の間に嵌合できるような十分な距離で離間している。

    搬送ベース420は、図9に示すように、中心ハブ424から上方に延びる垂直支柱436を含む。 搬送ベース420の連節フレーム438は、垂直支柱436の上端部に連結された中央セクション440、この中央セクション440の前端に連結されたヘッドエンドセクション442、及び中央セクション440の後端部に連結されたフットエンドセクション444を有している。 ヘッドエンドセクション442及びフットエンドセクション444は、それぞれ、中央セクション440に対して、図9において実線にて示すように各水平位置間にて、図9において仮想線にて示すように各垂直位置間にて回動することができる。 ヘッドエンドセクション442及びフットエンド444がそれぞれの垂直位置にあるとき、搬送ベース420はコンパクトに収納できる構成とされる。 上部移送台410は、図9に示すように水平位置から、例えば図10に示すような種々の位置に折曲可能である。 図10における位置では、上部移送台410のヘッドエンドセクション416が立ち上げられ、上部移送台410のフットエンドセクション418がわずかに下げられて、患者を上体起こしの位置、すなわちリクライニング位置に支持している。 上部移送台410が搬送ベース420に連結されたとき、搬送ベース420のヘッドエンドセクション442及びフットエンドセクション444の動きによって、上部移送台410のヘッドエンドセクション416及びフットエンドセクション418の動きが、それぞれ、制御される。

    患者制御モジュール400は、ペデスタル402の上部分448に連結された患者用テーブル446(オーバーベッドテーブルともいう)を含む。 患者用テーブル446は、図10にて実線で示す、ペデスタル402から横方向に離れるように延びて患者の膝の上に位置する第1の位置と、図10にて仮想線で示す、ペデスタル402から横方向に離れるように、上部移送台410の反対側の、ペデスタル402の側部に延びる第2の位置との間を、ペデスタル402に対して垂直軸線450の回りに回動することができる。 ペデスタル402の上部部分448には、患者用テーブル446が第1の位置あるいは第2の位置にあるときに露出する収納用凹部452が形成されている。 患者用テーブル446は、第1の位置と第2の位置との間に、図9に示すように、収納用凹部452を被う中間位置を有している。 患者用テーブル446は、第1の位置にあるとき、患者用の食事を置くことができ、第2の位置にあるとき、介護者は作業場所として利用することができる。 実施例によっては、患者治療モジュール400は、患者用テーブル446は上方にあり、患者の上における第1の位置にある場合に、例えば図11にて二重矢印447で示すように、ペデスタル402に対する患者用テーブル446の高さを変更するように操作可能な駆動機構を含む。

    図10に示すように、患者治療モジュール400は、T形フレーム456によって患者用テーブル446の上方に支持された通信制御装置454を含む。 T形フレーム456の垂直部分458は、患者用テーブル446が垂直軸線450の回りを回動するのとは無関係に、垂直軸線450の回りを回動することができ、また、通信制御装置454は、T形フレーム456の水平部464に対して水平軸線462の回りを回動することができる。 通信制御装置454は、上部移送台410に支えられた患者が利用可能な受話器を有する電話機466と、双方向ディスプレイ468とを備えている。

    複数の患者モニタモジュール470が、図10に示されるように、ペデスタル402の垂直端面472の上部部分に沿って並列配置されている。 また、複数のサービス用差込口474が患者モニタモジュール470下方の垂直端面472に配置されている。 各患者モニタモジュール470は患者データ配線476を介して患者のデータを受信する。 患者データ配線476の端部は、患者の状態を観察するため、上部移送台410に支えられた患者に接続されている。 観察する患者の状態としては、例えば、温度、心拍数、血液酸素供給度(blood oxygenation)、呼吸、脳活性度などが挙げられる。

    介護者制御パネル478にはペデスタル402の傾斜面482に形成された開口部480からアクセスすることができる。 この制御パネル478を用いて各患者モニタモジュール470に対してパラメータを入力し、患者のデータを受信することができる。 制御パネル478はタッチスクリーンが好ましい。 しかし、ノブ又はボタンを備えたその他のタイプの制御パネルなどを、タッチスクリーンの代わりに患者治療モジュール400に設けてもよい。 サービス用差込口474から、サービス用差込口474に連結する種々の装置に対して医療用ガス、真空、加圧空気、作動流体及び動力を供給する。 サービス用差込口474は、病室486の床434を介して配管され、ペデスタル402の内部領域に引き込まれたサービス用供給ライン484を通して医療用ガス、真空、加圧空気、作動流体及び動力を受け入れる。 制御パネル478、サービス用差込口474及び患者モニタモジュール470は、患者が上部移送台410のマットレス412に横になっているとき、患者がアクセスできないようにペデスタル402に配置されている。

    患者治療モジュール400は、二重矢印491によって指示されるように、ペデスタル402の上部ハウジング部分490を昇降させる駆動機構488を含み、上部ハウジング部490には上部移送台410及びその上に支えられている患者の高さを変えるためにリフトアーム404が連結されている。 ペデスタル402は、上部ハウジング部分490を昇降させる時に膨張収縮する下部ベロー部分492を含む。 また、患者治療モジュール400は、ペデスタル402と上部移送台410を垂直軸線496の回りに回転する駆動機構494を備えている。 垂直軸線496は、図11に示すように、ペデスタル402からオフセットしており、患者とほぼ中心があっている。

    図11に(実線にて)示すように、好ましいサービス用溝498が病室の床434に形成されている。 サービス用供給ライン484がサービス用溝498を通って患者治療モジュール400に引き込まれ、垂直軸線496の近傍でベースパネル406の下面に形成された開口部を介してベースパネル406の内部領域に入る。 あるいは、図11にて仮想線で示すサービス用溝499をペデスタル402の下方における病室の床434に形成してもよい。

    本開示によれば、第1変形例の床取付患者治療モジュール500は、図12〜図15に示すように、病室506の床504上に支持された矩形ベースプレート502(また、ベースともいう)と、ベース502から上方に延びるペデスタル508を含む。 供給管510がベース502のヘッドエンド512に連結されている。 供給管510は、図13に示すように、供給管510を介して患者治療モジュール500に取り回されたサービス用供給ライン514の一部を含んでいる。 ペデスタル508は、ベース502から上方に延びる下部ハウジング516と、下部ハウジング516に連結されて垂直方向に入れ子状の運動を行う上部ハウジング518を備える。 患者治療モジュール500は、下部ハウジング516に対して上部ハウジング518を昇降するように作用する駆動機構520を備えている。 一対のリフトアーム522が上部ハウジング518に連結され一緒に昇降する。 リフトアーム522は、図12〜図15に示すように、上部移送台524を支持するように構成されている。 上部移送台524及びその作用は、図9〜図11の上部移送台410と略同様である。

    複数の患者モニタモジュール526が、図13に最良に示されているように、ペデスタル508の垂直端面530の上部528に沿って並列に配置されている。 また、複数のサービス用差込口532が患者モニタモジュール526の下方の端面530に配置されている。 サービス用供給ライン514が、ペデスタル508における上部ハウジング518の内部領域のサービス用差込口532に連結されている。 患者治療モジュール500は、ペデスタル508に対して垂直軸線536の回りを、図14に示す第1の位置と、図12、図13、図15に示す第2の位置との間で回転することのできるオーバーベッドテーブルすなわち患者用テーブル534を含む。 第1の位置で、患者用テーブル534はペデスタル508の上面全体の上にあり、第2の位置で、上部移送台524で支えられた患者の上にある。 患者治療モジュール500は、図15に示すように、患者用テーブル534に形成された電話収納凹部500内に配置された電話機538を含む。

    上部移送台524は、図14に示すように、患者治療モジュール500とストレッチャ台542との間で移送可能である。 ストレッチャ台542は、ストレッチャ台542によって搬送されるとき、上部移送台524が連結される、相互に離間した一対の立設リフトアセンブリ544を含む。 患者治療モジュール500は、上部移送台524をリフトアーム522に固定する第一組の連結機構を含む。 ストレッチャ台542は、上部移送台524をリフトアセンブリ544に固定する第2組の連結機構を含む。 実施例によっては、上部移送台524は、上部移送台524をリフトアーム522及びリフトアセンブリ544に固定するように構成された連結機構を備えている。 上部移送台524がリフトアーム522に連結されたとき、上部移送台は、図12〜図14に示される水平なテーブル構成と、図15に示される椅子構成とを取ることが可能である。

    図16において、第2変形例の床取付患者治療モジュール600は、床係合部分604と連結ポート606とを有するベース602を備えている。 患者治療モジュール600は、さらに、ペデスタル608と、このペデスタル608に連結された一組のサービス用差込口610とを含む。 サービス用供給ライン612は、病院618の床616に形成された溝614から、ベース602を通過し、またペデスタル608を通過して、取り回されている。 サービス用供給ライン612の端部は、当業者に周知の態様にて、ペデスタル608の内部領域におけるサービス用差込口610の後ろ側に連結されている。

    ベース602の連結ポート638は、図16に示されるように、グリッパーあるいはカプラ620を含む。 病室用ベッド622は、ベースフレーム624、ベースフレーム624に連結され、下方に延びる一組のキャスター626、ベースフレーム624に連結され、上方に延びる一組のリフトリンク機構628、このリフトリンク628の上端632に連結された患者支持デッキ630、及び患者支持デッキ630によって支持されたマットレス634を含む。 病室用ベッド622は、水平矢印636によって指示される方向に移動可能であって、患者治療モジュール600におけるベース602の連結ポート606と連結する。 好適な実施例において、カプラ620は、ラッチやクラッチなどの部材であって、ベースフレーム624の一部がカプラ620のフレーム装着空間に進入したとき、病室用ベッド622のベースフレーム624を自動的に把持する。 適当な解放機構が設けられており、所望時に、カプラ620を作動させて病室用ベッド622のベースフレーム624を解放する。

    病室用ベッド622が患者治療モジュール600に連結したとき、患者治療モジュール600と病院用ベッド622とは、ペデスタル608からずれた垂直軸線640の回りを一体として回動することができる。 実施例によっては、病院用ベッド622が患者治療モジュール600に連結したとき、患者治療モジュール600と病院用ベッド622とが、ペデスタル608を貫通する垂直軸線642の回りを一体的に回動することができる。 患者用治療モジュール600は、図9〜図11の患者用テーブル446と同様のオーバーベッドテーブルすなわち患者用テーブル644を含む。 また、患者治療モジュール600は、ベース602に対してペデスタル608のハウジング部分648を昇降させるように作用する駆動機構646を含む。 ペデスタル608は、ハウジング部分648の昇降時に膨張収縮するベロー部分650を含む。

    図17は、床取付患者治療モジュール702と上部移送台704が設けられた病室700の平面図である。 図に示すように、患者治療モジュール702と上部移送台704とは、図9〜図11に示されたタイプのものである。 上部移送台704と患者治療モジュール702は、病室700内にて、第1の位置(実線)、第2の位置(仮想線)及び第3の位置を含む複数の位置間において垂直軸線706の回りを回転することができる。 第1の位置では、上部移送台704のヘッドエンド710が医療データモニタ714と種々のガス供給部品716を収納したヘッドウォール712に対向している。 第2の位置では、上部移送台704のフットエンド718が病室700の訪問者領域720に対向している。 第3の位置では、上部移送台704のフットエンド718が病室700のバスルーム領域722に対向している。 患者治療モジュール702と上部移送台704がそれらの位置の間を移動すると、患者データライン724は、上部移送台704の上に横たわっている患者に対する向きと、患者治療モジュール702に対する向きを維持する。 従って、上部移送台704と患者治療モジュール702は、垂直軸線706の回りを共に回転するので、不必要に、患者データライン724を引いたり、もつれさせたり、又は断線させたりすることを避けることができる。

    天井支持レール730が、上部移送台704と、バスルーム領域722内に設けられた便器728との間に延設されている。 ハーネス、ハンドルバー、あるいはシートのような患者支持具732が天井支持レール730からぶら下がっている。 患者支持具732は、まず、上部移送台704が、フットエンド718がバスルーム領域722に対向する第3の位置に移動し、ついで、患者が上部移送台704から降りることのできる椅子の位置に移動した後、患者がバスルーム領域722に移動することに使用される。 シンク734が便器728のごく近くでバスルーム領域722に配置されている。 従って、患者は、天井支持レール730からぶら下がった患者支持具732でサポートされながらでも、便器728とシンク734との両方を利用することができる。 第2のレール731が、上記天井支持レール730からバスルーム領域722のシャワー部分733に延設されている。 実施例によっては、フレーム構造アセンブリで支持されたオーバーヘッドレールを天井支持レールの代わりに使用することができる。 天井あるいはフレーム構造アセンブリに連結されたレール及びこのレールと共に使用する患者支持具は、病院に係る技術として周知のことである。

    サービス用及びデータ用ライン736が、図17と図18とに1本の仮想線で概略的に図示されている。 しかし、多数のサービス用及びデータライン736が患者治療モジュール702から、医療データモニタ714及びガス供給部品716のような対応する医療装置に配線されていることは理解されるであろう。 サービス用及びデータ用ライン736は、図17及び図18に示されるように、各患者モニタモジュール738とサービス用差込口740から、患者治療モジュール702の内部領域、病室700の床744に形成されたサービス用溝742、及びヘッドウォール712の内部領域を通過するように配線される。 患者に接続されたセンサで得られた信号は、患者データライン724を介して患者モニタモジュール738に伝達され、医療データモニタ714は、これらの信号を生のまま、あるいは患者モニタモジュール738で処理した後、データライン736を介して受信する。

    ヘッドウォール712に収容される医療データモニタ714は、図18に示すように、医療データモニタ714の操作を制御するのに使用する制御パネル746を備えている。 制御パネル746は介護者に使用されて、例えば、患者モニタモジュール738から受信した信号のうち、対応したモニタ714にどれを表示するかを選択するか、あるいは、特定の患者モニタモジュール738の信号を表示すべき方法を調整してもよい。 ガス供給部品716としては、マニホルド、バルブ、圧力調整弁、圧力センサ、警報装置などが挙げられる。 本開示の範囲では、ヘッドウォール712に設けられるか、又は、ライン736を介して患者治療モジュール702に連結される他のタイプの医療装置も含まれる。 ライン736は、患者治療モジュール702、病室700の床744、及びヘッドウォール712を介して配線されるので視界から隠され、患者に種々の医療機器がつながれたとしても、病室700内の乱雑さは最低限に抑えられる。

    本開示によれば、図19及び図20に示すように、支柱取付連結ステーション800は、垂直支柱802、支柱802の下端部806近くで支柱802に連結された連結ポート804、連結ポート804の上方で支柱802に連結された通信制御装置810、及び、この通信制御装置810に連結されたオーバーベッドテーブル又は患者用テーブル812を含む。 垂直支柱802、連結ポート804、通信制御装置810、及び患者用テーブル812は、支柱802によって規定された垂直軸線814の回りを共に回転することができる。 図20に示すように、支柱802の上端部808は病室818の天井816に連結され、支柱802の下端部806は病室818の床820に連結される。 好適な連結手段(couplings)によって、支柱802は、天井816と床820とに連結され、支柱802は垂直軸線814の回りを回転することができる。

    図19に示すように、連結ポート804の基端部822は垂直支柱802に連結され、連結ポート804の末端部824には溝、又はフレーム装着空間826が形成されている。 従って、連結ポート804は、支柱802から片持ち梁状に水平に延びている。 病室用ベッド828は、ベースフレーム830、ベースフレーム830に連結され、そこから下方に延びる一組のキャスター832、ベースフレーム830に連結され、そこから上方に延びる一組のリフトリンク機構834、患者支持デッキ836、及びこのデッキ836によって支持されたマットレス838を含む。 病室用ベッド828におけるベースフレーム830の側部フレーム部材840が、ベッド828を連結ステーション800に連結するため、フレーム装着空間826に装着可能とされている。 連結ポート804は、例えば、ラッチやクラッチのようなグリッパーあるいはカプラ842を一つあるいは複数備えており、これらは、ベースフレーム830の側部フレーム部材840がフレーム装着空間826に進入したとき、自動的にベースフレーム830に連結するか、あるいはベースフレーム830上の好適な部材と連結し、ベッド828を連結ステーション800に連結する。 好適な解放機構が設けられており、所望時に、カプラ842を作動させて病院用ベッド828のベースフレーム830を連結ステーション800から解放することができる。 病院用ベッド828が連結ステーション800に連結されると、ベッド828は、垂直軸線814の回りを連結ステーション800と共に回転することができる。

    連結ステーション800は、連結ポート804の垂直端面846に設けられた一つあるいは複数のサービス用差込口844を含む。 支柱802は、連結サポート804の内部領域と連通した一つあるいは複数の内部通路を含む。 サービス供給ライン847が、支柱802の内部通路、及び連結ポート804の内部領域を通り、天井816から下方に、あるいは床820から上方に配線されている。 各サービス供給ライン847は、各サービス用差込口844で終了する。 サービス供給ライン847としては、例えば、AC電力線、DC電力線、ビデオ線、オーディオ線、データ伝送線、通信線などを挙げることができる。 サービス供給ライン847によって、連結ポート804に取り付けられたサービス用差込口844に供給される医療用ガス、真空、作動流体、及び加圧空気のような他のサービス材も本開示の範囲内である。 病室用ベッド828のベースフレーム830は、ベッド828に対してサービスがなされるように、ベッド828が連結ステーション802と連結したとき、通信回線が形成されるように、サービス用差込口844と接合するサービス用コネクタを備えている。

    通信及び制御ユニット810の下部分848には、図19に示すように、水平の長孔850が形成されている。 患者用テーブル812が通信制御装置810に連結されて、テーブル812が長孔850内に位置する収納位置と、テーブル812のほとんどが長孔850の外部にある患者使用位置との間を回動することができる。 他の実施例では、患者用テーブル812は水平長孔850に対して出たり入ったり平行移動する。 テーブル812が患者使用位置にあるとき、テーブル812は、通信制御装置810から水平方向外方に延在している。 図示する実施例においては、患者用テーブル812は、収納位置と患者使用位置との間を移動するとき、90度回動する。 患者用テーブル812は、また、患者使用位置から介護者使用位置まで180度回動することができる。 介護者使用位置では、テーブル812は、通信制御ユニット810から水平方向に、病院用ベッド828から離れる方向に延在している。

    実施例によっては、患者用テーブル812は、収納のためコンパクトな構成で扱うことができるように、屈曲する、入れ子状にはまりこむ、あるいは相対的に移動する複数の部分から構成される。 また、連結ステーション800は、患者用テーブル812を収納位置、患者の使用位置、あるいは介護者の使用位置にロックする好適なロック機構を含む。 連結ステーション800は、図20の二重仮想線矢印856によって指示されるように、通信制御装置810及びテーブル812の垂直位置を支柱802に沿って変えるように作用する駆動機構854を含む。

    通信制御装置810には、種々の通信制御装置が配置された空洞858が形成されている。 例えば、制御パネル860が通信制御装置810の垂直凹壁862に連結され、表示スクリーン864が通信制御装置810の側壁866に連結され、電話機の受話器868が通信制御装置810の底壁870に載置される。 制御パネル860は、例えば、部屋の照明、部屋の温度、テレビの機能、ナースコール機能などを制御するユーザ入力装置を備えている。 表示スクリーン864は、例えば、テレビの画像、インターネットの画像、教育情報、患者のスケジュール、患者の会計情報及びビデオ会議画像のような種々の画像を表示する。 電話機の受話器868は従来の方法で使用して通話を行う。

    好適な実施例を参照して詳細に幾つかの発明について説明したが、変形及び変更は下記の請求項に記載されかつ定義されたような本発明の範囲及び精神内に存在するものである。

    詳細な説明は特に下記の添付図を参照する。

    図1は、ストレッチャ及び連結ステーションの斜視図であり、連結ステーションは、病室の壁から離れるように水平方向に延びる一組の支持レールと、この支持レールの端部に連結され、下方に延びて病室の床と係合する一組の支持脚部と、各支持レールから上方向に延びる一組の側部レールとを含み、支持レールの間には連結空間が形成され、また、ストレッチャは、矢印の方向に移動してストレッチャの上部移送台を連結空間に移送するように構成されている。

    図2は、図1と同様の斜視図であり、上部移送台がストレッチャの搬送台から取り外され、上部移送台は支持レールと、連結ステーションの支持脚部とによって支持され、ストレッチャの搬送台は連結ステーションから離れるように矢印方向に移動されている。

    図3は、図2と同様の斜視図であり、椅子位置に折曲された上部移送台を示し、この椅子位置は、上位位置へと上方に回動された上部移送台の頭部セクションを有し、下位位置へと下方に回動された上部移送台の脚部セクションを有し、側部レールと共に支持レールのフットエンドに向けて水平方向に移動した上部移送台のシートセクションとを有している。

    図4は、図2と同様の斜視図であり、連結ステーションが、壁パネルの後ろに配置されたモータパッケージを含み、上部移送台及び支持レールがモータパッケージによって垂直矢印の方向に下位位置へと下方に移動され、一方の側部レールのフットエンドセクションが、患者が上部移送台の側部から降りられるように、対応する側部レールのヘッドエンドセクションに対して垂直軸線の回り横外側方向に回動されている。

    図5は、第1変形例の連結ステーションを示す側面図であり、この第1変形例の連結ステーションは、リフト機構と、このリフト機構から片持ち梁状に水平方向に延びるリフトアームとを有し、リフト機構は、垂直二重頭部矢印が示すようにリフトアームを昇降するように作用し、上部移送台がマットレスと、このマットレスの下のマットレス支持デッキとを有し、マットレス支持デッキは、リフトアームと連結されて共に昇降し、上部移送台が格納可能な脚部を含み、この脚部はマットレス支持デッキに対して、マットレス支持デッキから垂直下方に延びて床と係合する使用位置と、マットレス支持デッキの下面に隣接して水平に延びる格納位置との間を回動し、搬送台車が、水平矢印の方向に上部移送台の下の位置に移動されるように配置され、上部移送台が第1変形例の連結ステーションから離脱され、搬送台車によって第1変形例のドッキングステーションから離れるように搬送される。

    図6は、第2変形例の連結ステーションを示す斜視図であり、この第2変形例の連結ステーションは、病室の壁から離れるように片持ち梁状に水平方向に延びる一対のリフトアームと、この一対のリフトアームに連結されたボルスターアセンブリとを有し、ボルスターアセンブリは、病室の壁に隣接し水平に延びるヘッドエンドと、ヘッドエンドから水平に延びる一対の側部部分とを有し、ボルスターアセンブリは、一対の側部部分の間にマットレス収容空間を有するように形成され、可動プラットフォームが、この可動プラットフォームのマットレスがマットレス収容空間に収容されるように、第2変形例に連結するように構成され、ボルスターアセンブリは、可動プラットフォームが第2変形例の連結ステーションに連結されたとき、マットレスの上面と協働して患者を支持することに使える表面積を増大させる上面を有する。

    図7は、第2変形例の連結ステーションと図6の可動プラットフォームの側面図であり、可動プラットフォームが第2変形例の連結ステーションから離れた状態を示す。

    図8は、図7と同様の側面図であり、可動プラットフォームが第2変形例の連結ステーションに連結した状態を示す。

    図9は、床取付患者治療モジュール治療モジュール、上部移送台、及び車輪付き搬送台を示す斜視図であり、患者治療モジュール治療モジュールは、ペデスタルと、ペデスタルから水平に延びる一対のリフトアーム(仮想線)と、及びこのリフトアームの下のペデスタルの底部から延びるベースパネルとを含み、上部移送台は、リフトアームによってベースパネルの上部で支持されており、患者治療モジュールの残り部分と共にベースパネル、及び上部移送台は、ペデスタルからずれた垂直軸線の回りを回転可能であり、搬送ベースが中心ハブ及びこの中心ハブからほぼ水平方向外方に放射状に延びる6本のスポークを有する下部フレームを含み、搬送ベースが、スポークの末端部に連結されたキャスター、中心ハブから上方に延びる垂直支柱、及び垂直支柱の上端部に連結されたマットレス支持デッキを備えており、マットレス支持デッキは、中心セクション、及び中心セクションに連結され、水平位置(実線)と垂直位置(仮想線)との間で回動する一対の端部セクションを有している。

    図10は、図9の患者治療モジュール及び上部移送台を示す斜視図であり、上部移送台の頭部セクションが起こされて患者を起き上がった位置に支持し、患者治療モジュールのオーバーベッドテーブルが、ペデスタルに対して、ペデスタルから遠ざかるように横方向に延びて患者の膝上に位置する第1の位置(実線)と、ペデスタルから遠ざかるように上部移送台に対向するペデスタルの側部に横方向に延びる第2の位置(仮想線)との間で垂直軸線の回りを回動し、収納凹部が、テーブルが第1の位置及び第2の位置にあるとき露出されるペデスタルの上面に形成され、患者治療モジュールは、テーブルの上方で支持された通信・制御装置を含み、通信制御装置は、患者によって使用される電話機及び双方向表示装置を有し、患者治療モジュールは、患者が上部移送台のマットレス上に横たわったとき手の届かないペデスタルの一端に複数のサービス用差込口及び介護者用制御パネルを備えている。

    図11は、図10の患者治療モジュール及び上部移送台を示す端面図である。 本図において、テーブルがペデスタルに対して垂直方向に調整可能であり、患者治療モジュール及び上部移送台が回動する垂直軸線が患者と中心がほぼ一致しており、サービス供給ラインが患者治療モジュールへと配線される好適なサービス用溝(実線)が病室の床に形成されており、また、それに代わるサービス用溝(仮想線)が床に形成されている。

    図12は、第1変形例の患者治療モジュールの斜視図であり、第1変形例の患者治療モジュールは、病室の床に支持された矩形ベース、及びこのベースから上方に延びるペデスタルを有し、供給管がベースの頭部に連結され、供給管は、この供給管を介して第1変形例の患者治療モジュールに配線されたサービス供給ラインの一部を含み、上部移送台が床の上方で患者治療モジュールによって支持されている。

    図13は、図12における第1変形例の患者治療モジュールの端面図であり、第1変形例の患者治療モジュールは、ペデスタルの端面に沿った複数のサービス用差込口、及びペデスタルに対して垂直軸線の回りに上部移送台によって支えられた患者が横たわる位置の上に回動できるオーバーベッドテーブルを含むことを示す。

    図14は、図13における第1変形例の患者治療モジュール及び上部移送台の斜視図であり、上部移送台が、第1の変形例の患者治療モジュールからストレッチャ台へ矢印方向に移動されているのを示す。

    図15は、図14と同様の斜視図であり、上部移送台は、上部移送台のシートセクションから上方に延びる移送台の頭部セクションと、シートセクションから下方に延びる移送台の脚部セクションとを有するのを示し、また、第1変形例の患者治療モジュールが、オーバーベッドテーブルに連結された電話機を含むのを示す。

    図16は、病室用ベッドと第2変形例の患者治療モジュールを示す端面図であり、病室用ベッドは、水平矢印方向に移動可能で第2変形例の患者治療モジュールにおけるペデスタルの下部分に連結することができ、また、第2変形例の患者治療モジュール及び病室用ベッドは、病室用ベッドがペデスタルの下部分と連結したとき、垂直軸線の回りを回動することができることを示す。

    図17は、図9〜11の患者治療モジュールが含まれる病室の平面図であり、上部移送台及び患者治療モジュールは、第1の位置、第2の位置、及び第3の位置の間を移動することができ、第1の位置(実線)では、上部移送台のヘッドエンドが、医療データモニタ及びガス供給装置が収納されたヘッドウォールに対向しており、第2の位置(仮想線)では、上部移送台のフットエンドが、病室の訪問者領域に対向しており、第3の位置(仮想線)では、上部移送台のフットエンドが病室のバスルーム領域に対向しており、天井支持レールは、上部移送台からバスルーム領域に設けられた便器に延びて、さらに、患者サポート支持装置は天井支持レールに取り付けられて、上部移送台が第3の位置に移動して患者が上部移送台から降り易いように椅子の位置に折れ曲がったときに、患者がバスルーム領域に移動するのに用いられる。

    図18は、図17の患者治療モジュール及び上部移送台の端面図であり、介護者がヘッドウォールに設けられた医療データモニタの一つを見ているのを示し、患者のデータは、患者からペデスタルに装着された患者モニタモジュールの一つに延びる第1データラインを介して患者治療モジュールに伝達され、また、患者データモニタは、患者治療モジュールを介し、さらに、ヘッドウォールのフロントパネルの後と、病室の床に形成されたサービス用溝を介して医療データモニタに配線された第2データライン(仮想線)を通り、ペデスタルからデータを受信する。

    図19は、支柱取付連結ステーションの斜視図であり、この支柱取付連結ステーションは、垂直支柱、支柱の下端部近傍で支柱に連結された連結ポート、連結ポートの上方において支柱に連結された通信制御装置、及びこの通信制御装置から離れるように水平方向に延びるオーバーベッドテーブルを含むことを示す。

    図20は、病室用ベッド及び図19の支柱取付連結ステーションの斜視図であり、病室用ベッドは連結ポートに連結されたベースフレーム部材を有し、支柱取付連結ステーションを介してベッドに対するサービスが供給されて、通信制御装置及びオーバーベッドテーブルは、垂直二重矢印によって示されるように、支柱に対して昇降可能であり、また、支柱取付連結ステーションは病室用ベッドと共に、支柱を通って延びる垂直軸線の回りを回転することができる。

    QQ群二维码
    意见反馈