Low air loss bed and the air bag of the low air loss bed

申请号 JP22623087 申请日 1987-09-09 公开(公告)号 JP3121817B2 公开(公告)日 2001-01-09
申请人 キネティック・コンセプツ・インコーポレーテッド; 发明人 ジョン・エッチ・ヴルザリク;
摘要
权利要求
  • (57)【特許請求の範囲】 1. フレームと、 低空気損失構造をした各空気袋が該フレーム上を横断する方向に配置され、その上に患者を支持する第1の空気袋組みと、 各空気袋が該フレーム上を横断する方向に配置され、上記第1の空気袋組みとフレームの長手方向に交互に配置され、その上に患者を支持する第2の空気袋組みと、 各該空気袋を気体源に連結する手段と、 該第1の空気袋組みの該空気袋が膨張されて且つ第2の空気袋組みの該空気袋が収縮されたときに該第1の空気袋組みの該空気袋上で患者を該フレームの一方に向けて移動する該第1の空気袋組みの各空気袋上に設けられた、下り面を含む移動手段と、 該第2の空気袋組みの該空気袋が膨張され且つ該第1の空気袋組みの該空気袋が収縮されたとき該第2の空気袋組みの該空気袋上で患者をフレームの他方に向けて移動する該第2の空気袋組みの各空気袋上に設けられた、下り面を含む移動手段と、 患者が該フレームと該一方もしくは他方の側に向けて、
    それぞれ移動されたとき患者を支持する該第1もしくは第2の空気袋組み上で患者を保持する膨張可能な支持を含む保持手段と、 から構成されることを特徴とする低空気損失ベッド。 2. 患者を支持し圧力点を排除するため荷重を分散する低空気損失構造をした空気袋と、 該空気袋の内部と該空気袋を気体で膨張させる気体源とを連結する手段と、 該空気袋を着脱可能に低空気損失ベッドに固定する手段と、 該空気袋が膨張されたときに該空気袋体上に支持された患者を該空気袋の一端に向けて移動する下り面を含む移動手段と、 該空気袋上に一体形成された、該患者が該空気袋の該一端に向けて移動されたとき患者を該空気袋の上部表面に保持する膨張可能な支柱を含む保持手段と、 から構成されることを特徴とする低空気損失ベッド上のフレーム上にフレームを横断する方向に設けられ、複数の空気袋を有する低空気損失ベッド用の空気袋。 3. 特許請求の範囲第2項の低空気損失ベッド用の空気袋において、該固定手段が該空気袋上に装着可能に固着する手段を持つ前記空気袋上のフラップを有することを特徴とする低空気損失ベッド用の空気袋。 4. 特許請求の範囲第2項の低空気損失ベッド用の空気袋において、該連結手段が該空気袋の壁を貫通して延設する長形の柄を持つニップルと該ニップルの該柄を該空気袋の該壁に定置するフランジを含むことを特徴とする低空気損失ベッド用の空気袋。 5. 特許請求の範囲第4項の低空気損失ベッド用の空気袋において、該固定手段が該ニップルの該柄であることを特徴とする低空気損失ベッド用の空気袋。 6. 特許請求の範囲第4項の低空気損失ベッド用の空気袋において、該ニップルが低空気損失ベッド上で該空気袋が着脱可能に固定されるフランジに係合するタブを有することを特徴とする低空気損失ベッド用の空気袋。 7. 特許請求の範囲第2項の低空気損失ベッド用の空気袋において、該空気袋が上部表面、底部、側面及び端部壁から構成され、該連結する手段が該底部に設けられていることを特徴とする低空気損失ベッド用の空気袋。 8. 特許請求の範囲第7項の低空気損失ベッド用の空気袋において、患者の短形の該空気袋の一端に向けて移動する該移動手段が該上部表面に切り欠きを含むことを特徴とする低空気損失ベッド用の空気袋。 9. 特許請求の範囲第7項の低空気損失ベッド用の空気袋において、患者を該空気袋の該上部表面に保持する保持手段が患者が移動される該空気袋の該一端に一体形成された支柱を含むことを特徴とする低空気損失ベッド用の空気袋。 10. 特許請求の範囲第7項の低空気損失ベッド用の空気袋において、該上部表面がハンプを有することを特徴とする低空気損失ベッド用の空気袋。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 (発明の背景) 本出願は同発明者による係属中の米国出願No.683,153
    (1984年12月17日出願)の部分継続出願である、同出願
    No.784,875(1985年10月4日出願)の部分継続出願である。 本発明は低空気損失型患者支持器交互空気圧付与方法及び装置に関し、特に2組みの空気袋組みを備えたフレーム、該フレームに設けられ、空気袋組みに空気を供給するためのブロワや調節装置を持つ余分のシステムを必要とせずに、該フレームの該2組みの空気袋に気体流を供給する気体供給源、各空気袋上に設けられ、気体が一方の空気袋組みに供給されているときにその上に支持されている患者をフレームの一方の側に移動し、次にフレームの他の側に移動する手段、そして該空気袋上に設けられ、患者がフレーム上の該両側の間を移動されるとき、空気袋上で患者を保持する手段を含むベッドに関する。 上述のベッドは寝たきりの患者の床擦れを防ぎ、内臓の体液等の採集を容易にする。 本発明の主題に関連した、既知の各種の装置にはさまざまの欠陥がある。 特に米国特許No.3.822,425が開示するエアーマットレスは固体や液体を透過しない気体透過性の材料から作られた、
    患者を支える表面を有する複数のセル又は袋から構成される。 さらに、同特許は該セル又は袋を所定の空気圧値まで膨張する空気源と内部空気を排出する空気排出ポートを有する。 該排出ポートの目的はセル又は袋内の凝結蒸気を取り除くためと記されている。 このエアーマットレスの排出ポートには、セルへの空気量の調節により内部空気圧を制御する方法の代わりに、セル内の空気圧を調節する弁を設けることができる。 現在市販されている、この特許のエアーベッドには或る欠点と限界があることが知られている。 例えば、このベッドの単一の空気取り入れカプラがエアーマットレスの真下中央部に直接設けられている、空気源に連結している。 このため、カプラの接続部にアクセスするには、仰向けになる必要があるなど、不都合な点があった。 マットレスの下に接続部を配置することは、エアーホースをベッドのフレームの間を通すなど、
    フレーム構造上の問題点がある。 エアーホースが接続される空気源は離れた所でキャビネットに乗せられるブロワ又はエアーポンプであり、移動に便利なようにキャビネットはキャスタ付きである。 実際の使用では、このようなキャビネットはIVスタンドなどの装置を患者の周囲に運んだりするなど、頻繁に動かされる。 しかし、ブロワをベッドからかなりの距離を離す場合、フレームからエアーホースを取り外す必要があるが、接続部がベッドの下にあるため、作業が困難となる。 又、エアーホースがフレームに絡み付かないような工夫が必要となる。 さらに、エアーホースを外す際にエアーマットレスの空気圧損失などの不都合も伴う。 旧技術のベッドのいま一つの問題は患者の体重測定に関わる。 流体保持等のパラメータを測定し、グラフに記録する場合には、患者の体重を連続的にモニターする。
    寝たきりの患者の体重測定の唯一の方法は、患者をベッドに乗せたまま計り、ベッドの重さを引くことである。
    しかし、ホース等ベッドの部品がぶるさがったり、重さの変化をオンス単位で測定する場合など、患者がベッド上にいるため、測定の精度を維持するのが困難である。 さらに、上記特許に開示されたベッドの他の制約はエアーマットレスに注入できる空気の量が限られていることである。 同特許の述べられている排出ポートを完全に除くことで少なくとも、空気袋の内部の空気圧を気体源の最高出気圧に維持する事が出来る。 又同特許に述べられているベッドで、該排出ポートを記述の目的に使用したまま、空気袋の空気圧を増大する必要があるときは、唯一の方法は大容量のブロワを設けることである。
    例えば、肥満した患者を支えるには高い空気圧が要る。
    一般に、ブロワの容量が大きいほど、電力消費が増え、
    簡単には入手できない、大容量の回路を必要とする。 さらに、ブロワが大型化すれば、雑音が大きくなり、患者にとって望ましくない。 寝たきりの患者の床擦れを防ぐ他の従来技術の欠点は英国特許No.1,474,018及び米国特許No.4,425,676に特徴的にみられる。 旧知の技術には空気圧を利用して、患者を左右に移動できる装置が幾つか開示されている。 例えば、米国特許
    No3,477,071、No.3,485,240並びに、No.3,775,781は膨張可能なクッションを交互に膨らませたり、縮めたりして患者をベッドに寝かせたまま動かしたり、回動したり出来る膨張可能な装置を有する病院用ベッドを開示する。 英国特許No.2,065,315は類似する構造のパッド、クッション及びマットレスを開示している。 独特許DE28
    16 642はベッドのシーツに取り付ける3つの長手方向に延びた延長可能なセルを含む、寝たきりの病人や入院患者用の、エアーマットレスを開示する。 各セルへの注入空気の量が可変なので、患者をマットレスの両側に向けて移動することが出来る。 これらの旧技術のマットレス及び装置は空気圧が低い患者支持装置向けのものである。 さらに、上記英国及び独特許及び米国特許No.3,47
    7,071及び3,775,781はベッドに沿って平行に延設した、
    交互に膨張可能な空気室からなる装置を開示する。 しかし、これらの装置は、患者がベッドの上で約な姿勢を取れるようにベッドの各部分を傾斜できるように設計されたベッドには使用出来ない。 米国特許No.3,678,520は、ヘッダパイプから突出する複数のチューブ内に設けられた圧力パッド内で使われるエアーセルを開示する。 このエアーセルは膨らんだ状態では、上からみると、櫛のような形状をしている。 このようなエアーセルが2つ、指を組み合わせたように突出するチューブ内に入れられ、両セルに空気の供給排出を交互に行う。 この装置はベッドに寝ている患者が楽な姿勢をとれるように、ベッドの各部分を傾斜、屈曲できるベッドに適切でなく、又、低空気損失用に構成されてたベッドでは、上に述べたように機能することも出来ない。 外国のものを含む幾つかの特許は交互に膨らませたり、縮めたりしてその上の患者を一方から他方の支持点を移動するマットレス、あるいは、クッションを開示している。 そのような例として、米国特許No.1,772,310、
    2,245,909、2,998,817、3,390,674、3,587,568、3,653,
    083、4,068,334、4.175,297、4,193,149、4,197,837、
    4,225,989、4,347,633、4,391,009、及び4,472,847、並びに英国特許No.859,103、豪州特許No.401,767、独特許
    No.24,46,935、29,19,438及び28 07 038がある。 これらのいずれも、患者の体の下で空気圧を変化させてたり、空気クッションやセル上で患者の体重の配分を移動するのに患者の体を動かしたり、移動する装置は開示していない。 さらに、一組のセルに交互に空気を供給する、空気マットレスやクッション以外の膨張可能な装置を開示する特許が数件ある。 例えば、米国特許No.1,147,560、3,59
    5,223及び3,867,732並びに英国特許No.1,405がそうである。 これらの特許のうち、英国特許が装置のセル内の空気圧を変化させて、患者の体を移動を行う方法を開示する。 しかし、これらの引用例はいずれも低損失で患者の支持を行う使用に適した装置を開示していない。 英国特許No.946,831に並列に置かれ、互に流体連絡する長形の膨張可能な袋を有する空気マットレスを開示している。 2つの袋の内部を連結する管には弁が設けてある。 両方の袋に患者を支えるのに必要な空気が供給され、それにより、患者をベッドから、あるいは、空気マットレスの乗っている方の表面から持ち上げる。 患者の体重の分布の不均衡を利用して空気が一方の袋から他方の袋に移り、患者の体は現在縮んだ方の袋上に移動される。 その詳細は省くが、自動切り換え弁の働きで、縮んでいる袋を膨らませ、最初ひ膨らんでいた方の袋を縮まらせ、患者の体を他の方向へ移動する。 この装置は、患者の体を縮んだほうの袋に移動するので、空気マットレスの有る方、即ち、患者の体を支持する側では体の下に充分な空気がなく、事実上患者の体は床板、即ち、マットレスのない側に押し付けられたのと同じ状態となり、
    床擦れを防ぐ能力が限定される。 例え、患者の体を支える方の袋に充分な空気が残っていたとしても、その空気は徐々に抜けて、結局はベッド又は他表面にじかに寝かされることになる。 最後に、同装置は患者がベッドの上で楽な姿勢が取れるようにベッドの各部を傾斜屈曲出来るように設計したベッドに応用できない。 (目的) 本発明は旧技術の欠陥を排除する改良装置を提供する。 本発明は使用上の柔軟性、空気圧の維持能力、作動中に一方あるいは双方の空気袋を迅速容易に置き換える能力、空気袋内の圧力調節の容易性等、旧知の技術より優れた数々の性能を持つことを特徴とする。 従って、本発明の目的はフレーム、該フレーム上に患者を支持するほぼ矩形の気体を透過する第1の空気袋組み、該フレーム上に患者を支持するほぼ矩形の空気を透過する第2の空気袋組み、各空気袋を空気源に連結する手段、第1の空気袋組みの各空気袋と一体形成され、その空気袋が膨張されると、患者をフレームの第1部分に移動する手段、第2の空気袋組みの各空気袋と一体形成され、第1の空気袋組みの空気袋が縮められ、且つ、第2の空気袋組みの空気袋が膨張されると、上に乗せた患者をフレームの第2部分に移動する手段、及び各空気袋に一体形成され、患者がフレームの第1又は第2部分に移動されたとき、患者の体を交互に第1、又は、第2の空気袋組みに保持する手段から成る低空気損失ベッドを提供することである。 本発明の他の目的は空気源からの空気の流量を調節する弁の設定により、既知の体重値の患者を支持できる空気圧を迅速容易に設定できる空気ベッドを提供することである。 本発明のもう一つの目的は、体重の大きい患者を支える空気袋組みに空気を供給するマニホルドに、流量調節装置を介さずに、空気源からのもう一つの空気の流れを選択的に付与する手段を提供することである。 本発明の他の目的は余分の外部空気源を必要としないという点では自足的、従って、小型で使い易い低空気損失型ベッドを提供することである。 本発明の他の目的は患者の位置を維持でき、その体重の測定が正確にできる、低空気損失型ベッドを提供することである。 本発明の他の目的は、上下に動かしたり傾けたりできる一体形成の空気源を有し、部分的にそれ自体上下に動かすことのできる、低空気損失型ベッドを提供することである。 本発明の他の目的は、気体透過性材料から作られた、
    ほぼ矩形の密閉体、該密閉体の内部を空気源と連結し、
    該密閉体を膨張する手段、該密閉体を低空気損失ベッドに取り外し可能に装着する手段、該密閉体に一体形成され、該密閉体が膨張されると、その頂部の患者の体をその端部に移動する手段、並びに、該密閉体の患者が移された端部に一体形成され、患者をその頂部に保持する手段からなる、気体透過性の低空気損失型空気袋を提供することである。 本発明の他の目的は、空気ベッドから迅速容易に取り外しが可能で、ベッドの作動中に空気袋の交換が容易にできる、単一の開口部を有する空気袋を提供することである。 本発明の他の目的はベッド上に安全に保持しつつ、患者の体をベッド上で前後に移動できる低空気損失型ベッドを提供することである。 本発明の他の目的は、患者を交互に一つの方向と第2
    の方向に移動でき、患者の体に対応する、少なくとも、
    三つの部分に分割され、各部分が蝶番連結された低空気損失型ベッドにおいて、患者がベッド上の上記の両方向に移動されるとき、患者がより楽な姿勢を維持する一方より優れた治療値を付与するべく、該分割されたベッド部分を上下に移動する手段を備えていることを特徴とするベッドを提供することである。 本発明の他の目的は、患者の体の一部を比較的固定した位置に保持しつつ、その体の他の部分を交互に第1及び第2の方向に移動できる低空気損失ベッドを提供することである。 本発明の他の目的及び特徴は以下の説明に明らかにされている。 (発明の要約) 本発明の上記目的及び特徴は空気源を設置したフレームをに依り達成される。 複数の気体透過性の空気袋組みが該フレーム上に設けられ、空気袋の各組みはベッド上に伏せている患者の体の部分に対応する。 別個に設けられた複数のマニホールドはそれぞれ該空気源及び空気袋の各組みに連通する。 又、空気源から各マニホールドに供給される空気量を別個に変化させる手段を有し、それにより患者の体の各部の支持力を変える。 本発明は並列に配置された複数の空気袋と患者を支持し、且つ、患者の体に圧点がかからないように、その内部の圧力を配分した密閉体と該密閉体の内部を空気源に流体連結し、該密閉体を空気で膨張する手段を含む低空気損失ベッドを提供する。 この密閉体はそれを低空気損失ベッドに保持する手段、及び、該密閉体が膨張されたとき支持されている患者を密閉体の一端に移動する手段を備えている。 該空気袋はそれと一体形成した、患者が密閉体の該一端に動かされたとき、患者を密閉体の頂部表面で保持する手段を備えている。 本発明は、さらに、空気源と気体透過性の複数の空気袋を有するベッドフレームからなる低空気損失ベッドを提供する。 別個のマニホールドが空気袋組みの一方の各空気袋の内部及び空気源に連通している。 空気調節室は空気袋組みと空気源上に設置され、それは空気源からマニホールドへの空気通路内に配置されていて、各マニホールドに供給される空気の量を変える調節可能な弁を有する。 空気調節室は、又、各弁を開いて大気と連通する手段を備えており、それにより空気袋の空気を抜いて、
    患者の体を空気袋ではなく、空気ベッドのフレームで支えるようにしてある。 本発明は、又、ベッドフレームとその上に設置した複数の空気袋組みからなる低空気損失ベッドを提供する。
    該空気袋組みにはその内部と空気源を接続する複数のマニホールドを有する。 該ベッドフレームに設置された該空気調節室は、空気源及びマニホールドと流体連結している。 該空気調節室はそれを介して空気源からマニホールドへの空気の流量を変化させる、調節可能な弁を設けている。 この空気調節室は該弁を大気に対して同時に開く手段を有している。 又、本発明はフレームとそれに設けられた複数の空気袋組みを有する低空気損失ベッドを提供する。 該空気袋にはその内部と空気源を別個に連通する複数のマニホールドを備えている。 該フレーム上には空気調節室が設けられ、該空気調節室の内部はマニホールド及び空気源と連通し、空気源からマニホールドへの空気の流量を別個に変化させる手段を有する。 該空気調節室には空気調節室と通過する空気を加熱する手段及び空気調節室内の温度に対応して該加熱手段をON、OFFする手段が設けられている。 又、該マニホールドの一方には、該加熱手段を選択的に制御するセンサーを備え、該センサーは所定の温度で作動するように設定された空気調節室内の温度に対して該加熱手段をON、OFFする。 さらに、本発明はフレーム、該フレーム上で患者を支持する第1の空気袋組み、該フレーム上で患者を支持する第2の空気袋組み、各空気袋を空気源に連結する連結手段及びフレーム上の第1及び第2の側に動かされた患者を保持する、空気袋上に設けられた保持手段からなる低空気損失ベッドを提供する。 第1の空気袋組みの各空気袋はそれと一体形成された、第1の空気袋組みの空気袋が膨張された時、その上の患者をフレームの第1の側に動かす移動手段を含み、同様に、第2の空気袋組みの各空気袋はそれと一体形成され、第2空気袋組みの空気袋が膨張され、且つ、第1空気袋組みの各空気袋が縮められた時、その上の患者をフレームの第2の側に動かす移動手段を有する。 (実施例による説明) 第1図には、フレーム(12)を含むベッド(10)が図示してある。 フレーム(12)は(44′)、(44″)、
    (44)で蝶番連結される、複数の部分(14′)、(1
    4″)、(14)、(′)と端部材(16)から構成される。横部材(18)(第6、7図)及び補強部材(19)
    (第7図)は構造上の補強を付与する。 フレーム(12)
    はその一端部にヘッドボード(20)及び他端部にフットボード(21)を設けている。 ヘッドボード(20)及びフットボード(21)はそれぞれ垂直羽板に上下に並べられた各2枚の板(20′)、(20″)及び(21′)、(2
    1″)からなる。 第6、7図において、参照番号27が示すサブフレームは縦部材(24)と横部材(26)、(28)から構成される底部(22)上に、後に述べる高度調節システムを介して設けられている。底部(22)はその四隅でキャスター(30)に乗せられている。該キャスター(30)はペダル(42)により推進、制動される。 サブフレーム(27)は横材(29)、湾曲補強部材(3
    5)、及び縦部材(31)から構成される(第6、7
    図)。 サブフレーム(27)の隅に設けられた垂直部材(33)なタブ(3′)を有し、IV瓶や他の物が載せられるようになっている。 詳細に図示してないが、サブフレーム(27)を底部(22)に対して上下に動かす旧知の高度調節システムが設けられている。 高度調節は駆動U字型部材(37)を介し動力ネジ(第7図には他の部品の背後で見えず)により回動される軸(36)によりなされる。 該U字型部材(37)はモータ(他の部品の背後に隠れて見えず)により駆動される。 該軸(36)はサブフレーム(27)の縦部材(31)に設けられた側部材(38)にジャーナル軸支されている。 動力ネジの出力は偏心レバー(39)を介して駆動U字型部材(37)にジャーナル軸支されている軸(36)に伝達される。 サブフレーム(2
    7)は底部(22)の横材に回動可能に設けられたレバーによりうごかされる。 第6、7図ではレバー及びそれが設けられている部品は横部材(29)の背後にあって見えない。 フレーム(12)の部分(14″)は支持部材(41)を介してサブフレーム(27)の縦部材(31)に設けられている(第6図)。頭部底板(52)を設けたフレーム(12)
    部分(14′)並びに足部底板(46)を設けたフレーム(12)部分(14″)は蝶番(44′)及び(44′)でそれぞれ平面位置から回動可能である。この回動の目的は患者の体の各部分の屈曲と屈曲度に対応させて調節できるようにしたものである。回動方法は旧知の事なので、ここでは簡略化のため詳細に図示していないが、モータが照合番号45で示す箱内に設置され、制御盤(34
    6)により制御される。 これらの機能のための回路は箱(43)に設けられ(第7図)、その詳細は後述する。 水平位置にある時はサブフレームの縦部材(31)上に在る頭部底板(52)の下、支柱(17)が横部材に設けてある。 足部底板(46)を起こすと(第7図)、横部材(4
    7)(明示するため、第7図では該横部材は補強部材(1
    9)から離して図示してある)と補強部材(19)内の凹部の回動的連結関係のため、該横部材(47)も一緒に起きる。 該凹部が横部材(47)が起こされる高度を調節する手段を付与する。 サブフレーム(27)の縦部材(31)
    に回動可能の設けられたブラケット(51)上で足部底板(46)は上方に回動する。 足部底板(46)が水平位置に下げられると、横部材(47)の頂部(53)は縦部材上に乗る。 頭部底板(52)の底面に設けられたブラケット(85)
    に回動可能に設置されたブラケット(83)は側部レールを有する(第6図)。 又、側部レール(87)がブラケット(89)に設けられている(第7図)、該ブラケット(91)は取り付けブラケット(91)に回動可能に設けられている。 該ブラケット(91)は側部底板(46)の底面で補強部材(19)に固定されている。 フレーム(12)は足部底板(46)、脚部底板(48)、
    尻部底板(50)並びに頭部底板(51)(第3図に斜線で示す)等を設け、これらの底板はリベット(54)によってフレーム(12)の各部分(14′)、(14″)、(14
    )、(14′)に対応して配置されている(第11
    図)。 空気袋(58)は低空気損失ベッド(10)に装着可能に取り付けられている。 第5A図、第5B図にはそのような装着可能な取り付け手段の実施例が図示してある。 同図は足部底板(46)の一部を示し、該足部底板には脚部底板(48)、尻部底板(50)、頭部底板(52)と同様、
    その長さ方向に沿ってはす向かいとなる位置に通孔(6
    4)を穿ってある。 各通孔(64)は支柱(32)を受けるキー溝(11)を有し、該支柱は空気袋(58)の底面(7
    9)を通って突出する抜け止め(34)を設けている。 該抜け止めは空気袋(58)の底面(79)及び底面(72)に接着されたパッチ(69)の間に保持されるフラジ部(7
    1)を持つ。 第5B図の空気袋(58)は部分を切り取って図示してある。 又、空気袋(58)はそれと一体形成したタブ(15)を有する弾性のポリマープラスチックの突出体(23)を持つ。 足部底板(46)、又は他の底板(48)、(50)、(5
    2)に空気袋(58)を装着可能に取り付けるため、支柱(32)は抜け止め(34)が該底板の底面から突出するように、通孔(64)に挿入される。 その後、支柱(32)はキー溝(11)と係合するよう押し込まれ、抜け止め(3
    4)は足部底板(46)の底面と通孔(64)の縁と係合して、空気袋(58)を足部底板(46)上に定置する。 次に、突出体(23)はキー溝(11)を持つ通孔(64)の反対側の通孔(64)に挿入され、タブ(15)が平頭ネジ(13)の頭部の底面と係合するまで回され、それにより突出体(23)を定置する。 他の実施例では、底板(46)、(48)、(50)及び(52)は雄スナップ(56)の形式で空気袋(58)を低空気損失ベッドの縁部に沿って装着可能に取り付けられている(第11図)。 空気袋(58)には該雄スナップ(56)
    と填合する雌スナップ(62)をそれぞれ備えたフラップ(60)を設けている。 フラップ(60)は交互にVELCROテープ片(55)を設けてあり、底板(46)、(48)、(5
    0)、(52)の縁部には対応するVELCRO(登録商標)テープ片(57)が取り付けられ、各空気袋(58)を定位置に固定する。 別の方法として、VELCRO(登録商標)テープ片とスナップ固定具の双方をフラップ(60)と底板(46)、(48)、(50)、(52)に取り付けてもよい。 空気袋(58)はほぼ矩形で、水蒸気を含む気体を透過するが、水などの液体を通さないように被覆した布材から作られている。 そのような材料としてゴアテックス(登録商標)の商品名で市販されているものが最適であろう。 空気袋(58)は排気のために1つ以上の出口を設けているか、又は、低空気損失構造を有する。 第11図に照合番号59で示す低空気損失空気袋は複合材料から作られている袋で、その底部(72)と側壁(61)は気体不透過性の布材から、その上部(63)は気体透過性の布材から構成されている。 上部(63)と側壁(61)は斜線(6
    3′)に沿って縫合されるか、又は、接着されている。
    上記の気体不透過性布材は、例えば、ポリマー被覆のナイロンである。 低空気損失空気袋(59)は空気袋(58)
    よりも少ない気体量で膨張することができる。 又、低空気損失空気袋(59)は、後述する如く、単独で或いは空気袋(58)、(321)、(322)、(325)、(328)と組み合わせて用いることで、わずか一台のブロワ(108)
    で必要な空気圧を維持する空気袋組みを構成できるであろう。 第1、2図に於いて、ベッド(10)のフレーム(12)
    上の設置位置に対応させた、異なる形態の空気袋が示されている。 例えば、照合番号58は脚部底板(48)及び尻部底板(50)に設けられる空気袋である。 空気袋(32
    1)、(322)、(325)、(328)はほぼ矩形の密閉体であり、少なくともそれらの上部は前述の気体不透過性布材で作られている。 密閉体の空気袋(321)、(322)、
    (325)、(328)はその内部と空気源(例えば、ブロワ(108))を連結し、底板(50)を貫通して尻部マニホールド(80)へ延設して該密閉体を膨張する、ニップルの形状の膨張手段を有する。 又、該空気袋は前述の支柱(32)と抜け止め(34)の形状の、該密閉体を低空気損失ベッドに装着可能に固定する手段を有する。 空気袋(322)、(325)、(328)が膨張されたとき、その上の患者の体をフレーム(12)の一方の側に移動し、フレーム(12)の何れかの側に移動された患者の体を空気袋(322)(325)、(328)の上部表面(323)に保持する手段が設けられている。 空気袋(322)、(325)、(32
    8)が膨張されたとき、その上の患者の体をフレーム(1
    2)の一方の側に移動する手段は、ほぼ矩形である各空気袋の上部表面(323)上の切欠(324)を含む。 又、各空気袋(322)、(325)、(328)はそれが膨張されてその上の患者(348)をフレーム(12)の一方の側に移動したとき、該空気袋の上部表面(323)に患者の体を保持するための、該空気袋に密着する柱状(32
    6)の手段を有し、該手段は膨張されると上方向に突出してほぼ矩形の空気袋(322)、(325)、(328)の端部及び隅部を構成する。 患者(348)を空気袋(322)、
    (325)、(328)の上部表面(323)に保持する該手段はベッドのフレーム(12)の側部レール(81)、(87)
    に設けられた大型の発泡材のクッション(図示せず)でもよい。 そのようなクッションは側部レールに装着可能に取り付けられているか、あるいは、分割されて、一部を一方のレール上に残りの部分を他方のレールに設けてもよい。 空気袋(322)、(325)、(328)内の空気圧を、後述する方法で調節して、クッション上の患者の体をゆっくりとフレーム(12)の一方の側へ移動し、次に他方の側へ動かす。 第1図に示す如く、複数の空気袋(58)、(59)、
    (321)、(322)、(328)がベッド(10)のフレーム(12)を横切って並べられている。 空気袋(322)、(3
    25)、又は(328)は第1と第2の空気袋組みに分割され、第1の組みでは柱状体(326)と切欠(324)がベッドのフレーム(12)一方の側に寄せられており、第2の空気袋組みでは柱状体(326)と(324)はフレーム(1
    2)の他方の側に寄せられている。 第1組みの空気袋(3
    22)、(325)、(328)及び第2組みの空気袋(32
    2)、(325)、(328)は底板(46)、(48)、(50)
    の長さ方向に沿って、交互に並べられている。 後述するが、第1組みの空気袋(322)、(325)、(328)はブロワの中の空気で膨張され、それによって空気袋(32
    2)上に支持された患者(348)をフレーム(12)の第1
    の側に移動し、次に第2組みの空気袋(322)、(32
    5)、(328)が膨張されると、その上に指示された患者(348)をフレーム(12)の他方の側へ移動する(第10
    図)。 頭部底板(52)上に設けられた空気袋(58)(59)、
    (321)は平坦な上部表面を有し、従って患者(348)がベッドのフレーム(12)の両側の間を移動されるとき、
    患者の頭は比較的定まった位置に保持される。 第23図の空気袋(321)は患者(348)の頭の下に置かれた空気袋を示す。 この空気袋(321)の形状はほぼ矩形だが、その上部表面(32)は隅(448)に隣接する領域(331)では傾斜している空気袋(58)、(59)、(322)、(32
    5)、(328)上に伏せる患者(348)の体の最も重い部分は第10D図に示す如くこれらの空気袋上に沈み込むため、空気袋(321)の高さは空気袋(58)、(59)、(3
    22)、(328)、の高さより小さい。 患者(348)が空気袋(58)、(59)、(322)、(325)及び(328)上に沈み込むとき、患者の頭は他の体の部分ほど空気袋(32
    1)に沈み込まないので、患者は頭部を水平なまま空気袋(321)上に維持できる。 足部底板(46)上の空気袋(328)及び足部底板(4
    8)の部分上の空気袋(328)にも前記空気袋(322)と同様の切欠(324)と柱状体(326)が設けされているさらに、空気袋(328)は凸部(330)を有しているので、
    患者(348)をベッド上で左右に移動する間も、患者(3
    48)の脚は比較的拘束され、それにより患者を空気袋(58)、(59)、(321)、(322)、(325)、(328)
    の上部表面(323)に保持するだけでなく、患者の体の表面の広い領域に渡って外圧が分布されることになる。 第22図は上部表面(323)に凸部(330)を持つ空気袋(328)の端部が示ししてある。 図示のごとく、空気袋(328)が膨張されると、凸部(330)及び柱状体(32
    6)は上方に突出して患者(348)の体がフレーム(12)
    の側部から押し出されないようにしてある。 第21図の照合番号325は前記空気袋(322)の他の構造を示す。 この空気袋(325)は空気袋(322)、(328)の切欠(324)
    とほぼ同じ深さの切欠(324)を有するが、領域(327)
    のその上部表面(323)の傾斜は空気袋(322)、(32
    8)の領域(329)の上部表面(323)の傾斜より緩やかである。 空気袋(58)、(59)、(321)、(322)、
    (328)の空気圧を調整することで、空気袋(325)を患者(348)の体の異なる部分の下に敷くことで、患者をフレーム(12)上の両側の間を移動する距離及び速度を変化させる事が出来る。 例えば、空気袋(325)は患者(348)の肩の下に敷くのに特に最適であろう。 既に述べた如く、空気袋(58)、(59)、(321)、
    (322)、(325)、(328)の形状は大体矩形で、その大きさはほぼ18×39インチである。 各空気袋は、それが膨張されたとき、その側壁(61)が反らないように該側壁にバッフル(460)を設けている。 空気袋の各隅部(4
    48)はほぼ半径3インチ(7.62cm)の曲率で面取りされ、切欠(324)の深さはほぼ10インチ(25.4cm)である。 空気袋(325)、(328)の支状体(326)の実線(4
    50)方向の大きさ及び切欠(324)の実線(452)方向の大きさはそれぞれほぼ7インチである。 空気袋(322)
    の柱状体(326)の実線(451)方向の大きさ約12インチ(30.48cm)である。 空気袋(325)の上部表面(323)の実線(453)に沿った大きさは約20インチ(50.8cm)であり、該上部表面(323)は半径ほぼ6インチ(15.24cm)の曲線(455)
    を描いて切欠(324)に落ち込む。 第2図に於いて、上部表面(323)の実線(458)に沿った大きさはほぼ19インチ(48.26cm)である。 空気袋(328)の凸部(330)
    の実線(454)に沿った大きさは約5インチ(12.7cm)
    であり、また、その実線(456)に沿った大きさはほぼ2インチである。 実線(458)で示す、表面(333)の大きさは約14インチ(35.56cm)である。 空気袋(58)、(322)、(328)をベッド(10)に取り付ける他の構造では、各空気袋(58)−ここでは空気袋(58)を引用するが、記述は空気袋(59)にも適用され、且つ、該空気袋は低空気損失構造の空気袋(59)及び空気袋(321)、(322)、(325)、(328)にも当てはまる−はフランジ付ニップル(70)を有し、該フランジ(71)はパッチ(74)と空気袋(58)の底面(72)の間で該底面(72)に保持される。 以下に述べる如く、各空気袋(58)の底板(46)、(48)、(50)、(58)上にそれぞれ設置する方法として、該空気袋のフラップ(60)内の雌スナップ(62)を底板(46)、(48)、
    (50)、(52)の縁部の雌スナップ(56)に係止するか、又は、VELCRO(登録商標)テープ(55)と鈎形部材(57)により取り付けるか、もしくは、それらの組み合わせを用いる。 そのように設けられた、空気袋(58)の底面(72)上のフランジ付ニップル(70)は、該空気袋(58)が配置される底板(46)、(48)、(50)、(5
    2)中の通孔(64)、(64′)を貫通して突出する。 各フランジ付ニップル(70)の周囲の溝(図示せず)にはOリングが填め込まれ、フランジ付ニップル(70)とそれが貫通する底板(46)、(48)、(50)、(52)の間を比較的気密に保っている。 単一のエアークッションよりも、別々の空気袋(5
    8)、(59)、(321)、(322)、(325)、(328)を用いることで、空気袋に漏れが発生、洗浄の必要などの場合、交換が可能である。 所与の空気袋(58)、(5
    9)、(321)、(322)、(325)又は(328)を底板(4
    6)、(48)、(50)又は(52)から取り外す手順は以下の通りである。 支柱(32)をキー溝(11)から貫き取り、抜け止め(34)と支柱(32)を通孔(64)から取り外す。 次に、タブ(115)がネジ(13)との係合が外れる点まで、ニップル(23)を回して強く引っ張れば通孔(64)から外れる。 空気袋(58)の場合は、底板(4
    6)、(48)、(50)又は(52)の縁部の雄スナップ(5
    6)から空気袋(58)の各端部の雌スナップ(62)を外す(又は、VELCRO(登録商標)テープ片を剥がす)。 これでフランジ付ニップル(70)とひねって、底板(4
    6)、(48)、(50)又は(52)の通孔(64)から外せば、空気袋(58)を取り外せる。 このように、患者を空気袋(58)、(59)、(321)、(322)、(325)又は(328)に寝かせたまま、その交換が行われ得る。 空気袋(58)のニップル(70)(第11図)にはスプリング・クリップ(70)が挿入されており、底板(46)、
    (48)、(50)、(52)に対する空気袋(58)の固定を確実にすると共にフランジ付ニップル(70)と各底板(46)、(48)、(50)又は(52)との間の気密性を向上を図っている。 スプリング・クリップ(73)の湾曲部(75)を空気袋(58)の布材を通して絞ることで、該スプリング・クリップ(73)の柄(101)の端部のフランジ部(77)を寄せて通孔(64)に挿入すればニップル(70)を通孔(64)に挿入できる。 一度挿入してしまえば、フランジ(77)がその弾性で開くので、スプリング・クリップ(73)の湾曲部(75)を絞らなければ、通孔(70)からニップル(70)が抜けることはない。 第6図は本発明により構成されたベッドの端面図である。 サブフレーム(27)の横部材(29)には補強材料(102)がボルトで固定されている。 該補強材(102)にはブロワ・ケース(116)と一体形成された基板(112)
    を介してブロワ(108)がボルトで固定されている。 ガスケット(合板又はパーチクルボードの小片)−図示せず−もしくは音や振動を緩衝する他の材料が基板(11
    2)と補強材(102)の間に挾持されている。 さらに、前記材料の細片(図示せず)を補強材(102)と横部材(2
    9)の間にも挾持してもよい。 ブロワ(108)はそれと一体形成の定速型分相コンデンサ・モータ(114)を含む。 該モータ(114)が起動されると、ブロワ・ケースから(116)からの空気流はファンネルを介しホース(1
    20)中を通過して空気室ファンネル(122)へ達し、空気室(124)へ向かう。 (第3図、第6図)。 ブロワ(108)はホース(98)からフィルタ室(96)
    を通して空気を受ける(第3図)。 フィルタ室(96)はフレーム(100)に装着容易に設置されている(第6
    図)。 フレーム(100)はフレーム(27)に設けられがその大部は第6図のフレーム(27)の横部材(29)と底部(22)の横部材(26)とに遮られて見えない。 第2のブロワ(108)は空気袋(58)への空気量を増加させて、空気袋(58)の内圧を高めるために設けられている。 ブロワ(108)を吸音材で裏張したカバーで被い、
    雑音の減少を図ってもよい。 ブラケットを介して頭部底板(52)の底面に設けられている気密の空気室(124)の詳細を第4図に図示する。 空気室(124)にはその前面にネジ(119)で固定されたマニホールド組み(126)を有する。 マニホールド組み(126)には、それぞれ患者の足、脚、尻、背中、
    及び頭の領域の底板(46)、(48)、(50)、(52)に設けられた空気袋(58)へ供給される空気量を変える手段と連結される、複数(番号無し)の孔を持つマニホールド板(145)が設けられている。 ガスケット(115)は空気室(124)とマニホールド板(145)の間からの空気流の漏れを防ぐ。 本実施例では、空気袋(58)への空気量を変える手段は、同図で照合番号(128)、(130)、(132)、(13
    4)、(136)で示される複数の弁の形体をとる。 該弁(128)、(130)、(132)、(134)、(136)にはそれぞれナイン製ネジ込みシャフト(139)を有するモータ(138)が設けてあり(第4、8、9A、9B図)、該軸(139)はそれぞれのモータ(138)の駆動軸(番号無し)に設けてあり、カラー(148)内に止めネジで定置してある。 プラグ(140)のリミットピン(141)がそれと隣接しモータ用ブラケット(143)を完全膨張板(14
    4)の背面に固定する各保持部材(142)と係合するとき、該プラグ(140)はそれをネジ込みシャフト(139)
    に沿って回すことで、その挿入又は抜き取りができる。 完全膨張板(144)は弁(128)、(130)、(132)、
    (134)、(136)の一部を構成する開口(202)を有し、蝶番(146)によりマニホルド板(145)の背面に設置されている(第9A、9B図)。 完全膨張板(144)とマニホールド板(145)の間にはガスケット(147)が設けられ、空気の漏れを防ぐ。 モータ(138)にはリミット・スイッチがなく、各モータ(138)のネジ込みシャフト軸(139)に沿ったプラグ(140)の動きのは前方では開口(202)と、後方では該プラグ(140)の背面とカラー(148)に制限される。 プラグ(140)にはOリング(204)が設けられており、プラグ(140)が開口(20
    2)中に動かされると該Oリング(202)はプラグ(14
    0)と開口(202)の間で圧縮される。 Oリングは圧縮が始まるとモータ(138)の荷重を掛け、それを拘束して回転を止めるまで、圧縮が続く。 カラー(148)に設けられたOリング(206)は、プラグ(140)の背面に係合するとき、Oリング(204)と同様な働きをする。 荷重をかけることでモータ(138)を拘束するこのO
    リング(204)、(206)の働きにより、該モータは反転し、且つ、ネジ込み軸は拘束されていないので、該ネジ込み軸(139)を沿うプラグ(140)の運動方向が逆向きとなる。 ネジ込み軸は反転可能であり、回ることで、O
    リング(204)、(206)の圧縮による荷重を解除し、プラグはリミット・ピン(141)が支持部材(142)と当接しプラグ(140)の回転が止まる迄ネジ込み軸(139)と共に回り、それは回り続けつつ、ネジ込み軸(139)に沿って進む。 ダンププレート(150)はマニホールド板(145)上に蝶番(151)により取り付けられている(第9A図、9B
    図)。 ガスケット(106)はマニホールド板(145)とダンププレート(150)の間からの空気の漏れを防ぐ。 ダンププレート(150)にはカプラ(153)が設けられている。 後述する如く、ダンププレート(150)が第9A図、9
    B図の位置でフレーム(12)中のガス供給ホース(17
    4)、(176)、(178)、(180)、(182)と連通する時、カプラ(153)の内側はマニホールド板(145)に穴と直結する。 ダンププレート(150)にはブロック(154)がネジ(155)止めされており、ケーブル(156)が該ブロック上にナットで係止されている。 ワイ(158)が該ケーブル(156)中を前後に動くようにセットされ、それによって蝶番(151)で取り付けられたダンププレート(15
    0)をマニホールドプレートに対して選択的に揺動できる。 該ワイヤ(158)はねじ込みケーブルとロックナット(159)でマニホールド板(145)に係止されている。
    又、該ワイヤ(158)の他端はパイプ(190)上のブラケット(183)に係止されている(第7図)。 フレーム(1
    2)の両面には急速ダンプレバー(165)が設けられており、該ダンプレバー(165)はパイプ(190)の両端に結合され、該ダンプレバン(165)によりケーブル(156)
    中でワイヤ(158)を前後に動かすことで、ダンププレート(150)を遠隔操作的に作動できる。 どちらか一方のダンププレート(165)を第7図に示す位置から動かすと、ケーブル(158)がブラケット(1
    83)に固定されているので、偏心レバーアーム(181)
    がワイヤ(158)を引っ張られてケーブル(156)内で動く。 上記ケーブル(156)の係止とレバーアーム(181)
    によるワイヤー(181)の運動の説明はケーブル(160)
    の係止及びレバーアーム(185)によるワイヤー(162)
    の運動に当てはまる。 ワイヤ(158)の運動によりダンププレート(150)はマニホールド(145)から揺動されるので、空気袋(58)内の空気はマニホールド(76)、
    (78)、(80)、(82)、(84)及びフレームの空気供給ホース(174)、(176)、(178)、(180)、(18
    2)、を介してマニホールド板(145)とダンププレート(150)の間にできた開口から大気中へ排出され、該空気袋(58)は急速に萎む。 ワイヤ(158)はダンププレート(150)とマニホールド板(145)の間のある穴(番号無し)中でコイルスプリング(201′)に囲まれてダンププレート(150)とマニホールド板(145)が相互に離れるようにバイアスをかけている。 第8図、第9B図に示す如く、別のケーブル(160)がねじ込み取り付け具(161)内のマニホールド(145)を介して延設されて、ワイヤ(162)がその中を前後に動く。 ワイヤ(162)は完全膨張プレート(144)にナット(163)で係止され、該膨張プレート(144)は蝶番(14
    6)取り付けされたマニホールド板(145)から揺動可能である。 このように、膨張プレート(144)はマニホールド板(145)から揺動されてモータ取り付けブラケット(143)及びその周辺部を含む膨張プレート(144)を空気流から引きはなし、それにより空気室(124)内の空気は弁(128)、(130)、(132)、(134)、(13
    6)のカプラ(153)へ、そしてフレーム(12)の空気供給ホース(174)、(176)、(178)、(180)、(18
    2)へと流入し、空気袋(58)が急速に膨張して、患者(348)を持ち上げてベッド上での移動を可能にする。
    マニホールド板(145)と完全膨張プレート(144)中の穴(番号無し)内でワイヤ(162)はコイルスプリング(201)を囲む。 ワイヤ(162)の他端は完全膨張ノブ(193)の設けられているバー(195)に取り付けられているレバーアーム(185)(第7図)に係止されている。 膨張ノブ(19
    3)はフレーム(12)の両側に設けてあり、ケーブル(1
    60)中のワイヤ(162)の動きの制御が可能なように、
    バー(195)の介して連結されている。 ケーブル(160)
    はそのねじ込み端部(199)を介してブラケット(187)
    に固定されており、該ブラケット(187)は支持部材(2
    10)と一体形成されているDELRIN(登録商標)軸受に設けられている。 該バー(195)、は膨張ノブ(193)の回転によりワイヤ(162)が摺動して蝶番上で膨張板(14
    4)が揺動されるように、軸受に保持されている。 モータ(138)、支持部材(142)及びモータ搭載ブラケット(143)の重量が膨張プレート(144)を、膨張プレート(144)、モータ搭載ブラケット(143)及び関連部品が空気流から弁(128)、(130)、(132)、(134)、
    (136)のカプラ(153)へ結合される位置へ付勢する。
    これにより、ノブ(193)が解放作用を行い、該ノブ(1
    93)の何れかを回すことで、ワイヤ(162)、アーム(1
    85)をその中央位置から離し、プレートが重力で開くようになる。 第10B図に、膨張プレート(144)が開けられた後の空気袋(322)(又は、58、59、321、325、328)
    上の患者(348)が示す。 ノブ(193)が原位置に戻されると、レバーアーム(185)は回って相互に連結されたワイヤ(162)とレバーアーム(185)がワイヤ(162)
    がバー(195)に近接する中央部から180度回動した位置へ移動する。 後に説明するが、マイクロプロセッサー(240)は警報器(図示せず)を含み、両ノブ(193)又はレバー(165)の何方か一方が空気袋(58)、(5
    9)、(321)、(325)、(328)を膨張又は収縮するのに用いる時、該警報器を作動するスイッチ(図示せず)
    が設けられている。 空気は背板(121)のファンネル(122)を介して空気室(124)に入る(第4図)。 ファンネル(122)は一方向弁(117)を備えており、ブロワ(108)が一台だけ作動しているときは、空気は空気室(124)から逃出ることを防いでいる。 背板(121)はネジ(123)で空気室(124)内の定位置に固定され、空気室(124)と背板(121)の間からの空気が漏れるのを防ぐためガスケット(127)が設けてある。 第13A図、13B図に示すごとく、124は空気室(124)に設けられた加熱エレメントである。 該加熱エレメント(129)は空気室(124)の底部にネジ(131)で固定され、空気室(124)を二つの区分室域に分けている。 空気は空気室(124)の一方の区分室(即ち、加熱エレメントの背後)に入り、他方の区分室から出るので、空気流はかくはんされ加熱されつつ、隔室(133)と加熱エレメント(129)のブラケット(137)の間の空間(13
    5)を通る。 配電盤(219)から延びる電線(167i)、(167o)が加熱エレメント(129)に、後に説明する如く、電力を供給する。 電線(167i)はサーモタット(169)、(17
    1)とヒータ(172)を直列に接続している。 ヒータ(172)は隔室(133)とブラケット(137)のフランジ(175)に固定されている絶縁支柱(173)により空中に懸架されている。 サーモタット(169)は140゜
    Fで作動し、サーモタット(171)は180゜Fで作動して、
    加熱エレメントのスイッチをOFFする。 ヒーターの温度が120゜Fにまで下がると、サーモタット(169)のスイッチが再びONされる。 サーモスタット(171)は安全のために設けられている。 両サーモスタット(169)、(1
    71)、は自動的にリセットされ、サーモタット(171)
    は140゜Fで再び作動する。 さらに、センサー(図示せず)を含むサーモスタット(194)は尻部マニホールド(80)内に設けられ、該サーモスタット(194)を含む回路が該尻部マニホールド(80)内の空気温度により閉じられると、パイロットランプ(196)(第7図)が点灯し、該回路が閉じられヒーター(172)が内部空気を温めていることを表示する。 スイッチ(191)が選択され、ブロワ(108)が少なくとも一台以上作動していない限り、ヒーター(172)は作動しない。 又、サーモスタット(194)は尻部マニホールド(80)内の空気温度調節装置(152)及び該温度をモニターする温度計(16
    8)を含む。 第3図に於いて、ブロワ(108)のモータ(114)のスイッチがONされると、フィルター室(96)内の空気(又は、他の気体)はホース(98)を介してブロワホース(120)へ押し出され、一方向弁を通って空気室(124)
    へ入る。 空気袋(58)、(59)、(321)、(322)、
    (325)、(328)内の空気圧を増加し、ブロワ(108)
    を遮断してベッド(10)が一方のブロワ(432)だけで運転されるようにするのに用いられる弁(109)を設けてある(第7図)。 該弁(109)は、両ブロワが作動しているとき、一方のブロワ(108)からの空気流を遮断し、空気圧調整の向上にも用いられる。 弁(128)、(1
    30)、(131)、(134)、(136)を介して空気室(12
    4)から出る空気流はフレーム(12)の各供給ホース(1
    74)、(176)、(178)、(180)、(182)へ入る(第3図)。 フレーム(12)の空気供給ホース(174)、(1
    76)、(178)、(180)、(182)は空気流をマニホールド(76)、(78)、(80)、(82)、(84)、及び(76′)、(78′)、(80′)、(82′)、(84′)へ導く。 空気供給ホース(174)は脚部まにほるど(78)
    に連結され、該マニホールド(174)はホース(332)を介して足部マニホールド(76)に連結されている。 空気供給ホース(176)は空気流をマニホールド(82)へ戻し、該マニホールド(82)はホース(334)を介して尻部マニホールド(80)に連結している。 空気供給ホース(178)は空気流を頭部マニホールド(84)へ導く。 空気供給ホース(180)は空気流を背部マニホールド(8
    2′)へ帰し、該マニホールド(82′)はホース(336)
    を介して尻部マニホールド(80′)へ連結されている。 空気供給ホース(182)は空気室(124)からの空気流を脚部マニホールド(78′)へ導き、該マニホールド(78′)はホース(338)を介して足部マニホールド(7
    6′)と連結している。 ホース(332)、(338)には以下の述べる目的のために弁(340)を備えている。 各空気マニホールド(76)、(76′)、(78)、(78′)
    (80)、(80′)、(82)、(82′)、(84)は底板(46)、(48)、(50)、(52)の底部に設けられている。 即ち、足部底板(46)はマニホールド(76)、(7
    6′)を、脚部底板(48)はマニホールド(78)、(7
    8′)を、尻部底板(50)はマニホールド(80)、(8
    0′)をそれぞれ有している。 頭部底板(52)及びフレーム(12)上のそれと対応する部分(14′)には背部マニホールド(82)、(82′)及び頭部マニホールド(84)の双方が設けられている。 頭部底板(46)はベッド(10)の足下でフレーム(1
    2)の端部部材(16)を越えて延びているため、足部底板(46)の端部で足部延長ホース(88)、(88′)を孔(64)、(64′)へ導くのに足部マニホールド(76)、
    (76′)からそれぞれんT続管(86)、(86′)が接続されている(第3図、7図、11図)。 孔(64)、(6
    4′)内のニップル(23)及びT接続管(86)、(8
    6′)上には足部延長ホース(88)、(88′)が止め金具(65)、(65′)固定されている。 同様に頭部底(5
    2)もベッド(10)の頭部でフレーム(12)の端部部材(16)を越えて延びており、頭部底板(52)の端部の孔(64)へ頭部延長ホース(94)を介して空気を導くT接続管(92)が設けられている(第3図、6図)。 又、頭部延長ホース(94)はT接続管(92)及び孔(64)内の受容器(66)上に止め金具(65)で固定されている空気はフレーム(12)の各空気供給ホース(174)、(17
    6)、(178)、(180)、(182)及びホース(332)、
    (334)、(336)、(338)から空気マニホールド(7
    6)、(76′)、(78)、(78′)、(80)、(8
    0′)、(82)、(82′)に入り、そこから空気マニホールド(76)、(76′)、(78)、(78′)、(80)、
    (80′)、(82)、(82′)、(84)の全長を通って底板(46)、(48)、(50)、(52)内の孔(64)、(6
    4′)と介して空気袋(58)に入り、該空気袋(58)を膨らます。 底板(46)、(48)、(50)、(52)を貫通して各空気袋(58)、(322)、(328)へ通ずる孔(64)、(6
    4′)はベッド(10)のフレーム(12)の全長に渡って互いちがいに設けられている。 換言すると、各孔(6
    4)、(64′)にはキー溝(11)が設けられている(第5
    A図)。 空気袋(322)、(325)、(328)にはそれぞれ一個のニップル(70)、(23)及び他端で孔(64)、
    (64′)内のキー溝(11)と係合するリテーナ(34)を有する支柱(32)がもらけられている。 底板(46)、
    (48)、(50)、(52)上で空気袋(322)、(325)、
    (328)は互い違いに配置され、空気袋(58)、(32
    2)、(328)の半分のニップル(70)、(23)はフレーム(12)の一方の側に隣接し、残りの半分の空気袋(5
    8)、(322)、(328)のニップル(70)、(23)は他方の側面に隣接している。 フレーム(12)上の各空気供給ホース(174)、(17
    6)、(178)、(180)、(182)は対応するマニホールド(76)、(76′)、(78)、(78′)、(80)、(8
    0′)、(82)、(82′)、(84)と連通しているので、空気室(124)上の弁(128)、(130)、(132)、
    (134)、(136)を用いて各マニホールド(76)、(7
    6′)、(78)、(78′)、(80)、(80′)、(8
    2)、(84)に供給される空気量の調節ができる。 各弁(128)、(130)、(132)、(134)、(136)が対応するマニホールド(76)、(76′)、(78)、(7
    8′)、(80)、(80′)、(82)、(82′)、(84)
    への空気流を調節するので、個々のマニホールド(7
    6)、(76′)、(78)、(78′)、(80)、(8
    0′)、(82)、(82′)、(84)の真上に配置された空気袋(58)、(322)、(328)の空気袋組みへ供給される空気流の調節は各弁(128)、(130)、(132)、
    (134)、(136)が行う。 一般に、患者(348)の脚は体の他の部分と比較して重くないので、脚の下の空気袋(328)、即ち、足部底板(46)に設けられたマニホールド(76)、(76′)を介して空気の供給を受ける空気袋(328)は他の空気袋(58)、(59)、(321)、(322)、(325)より少ない空気圧ですむ。 ホース(332)、(338)内の弁(34
    0)が足部のマニホールド(76)、(76′)へ入る空気量を減らすようになっているのは、この理由による。 さらに、マニホールド、(76)、(76′)へ供給される空気量を減らすことで、弁(130)が患者(348)の回動中は閉じられているので該マニホールド(76)経由で空気を供給されるこれらの空気袋(328)はマニホールド(7
    8)、(80)、(82)経由で空気を供給される空気袋(5
    8)、(59)、(321)、(322)、(325)より早く空気圧を低下させることができる。 同様に、患者(348)の回動中は弁(134)が閉じられているので、弁(340)を用いて、マニホールド(76′)経由で空気を供給される空気袋(328)の空気圧をマニホールド(78′)、(8
    0′)、(82′)経由で空気を供給される空気袋(5
    8)、(59)、(321)、(322)、(325)より急速に低下させることができる。 患者(348)の脚のしたの空気袋(328)内の空気圧を早く低下させるが、患者(348)の体の他の部分の下にある空気袋(58)、(59)、(321)、(322)、(32
    5)内の空気圧変化を生じさせる。 第3図は携帯用の電源(426)を図示する。 該電源(4
    26)は電池(430)、ブロワ(432)、充電器(434)、
    ホース(436)を収納するケース(428)(第7図)を含む。 ホース(436)はサブフレーム(27)の設けられ、
    ファンネル(444)を介して空気室(124)に連結しているホース(442)のカプラ(440)と係合する装着可能なカプラ(438)を有する。 サブフレーム(27)に設けられたブラケット(446)は電源(426)のケース(428)
    と取り外し可能に係合している。 電源(426)は、例えば患者の搬送など、普通の電源ソケットからの電気が得られ無い場合、患者を支える空気圧を付与するのに用いられる。 第4図に於いて、膨張プレート(144)の開口(202)
    に対応する位置にあるマニホールド板(145)の開口(3
    42)「第9B図に図示する如く、膨張プレート(144)の開口(202)は該膨張プレートを経由する空気流を弁(1
    28)、(130)、(132)、(134)、(136)へ導く」は弁(128)(130)の間の領域にまたがって開いている。
    該開口(342)は、マニホールド板(145)内の開口(34
    2)の周囲と、ダンププレート(150)が閉じられているときマニホールド板(145)と当接するダンププレート(150)の表面(第4図)と、膨張プレート(144)が閉じられているときマニホールド板(145)と当接する膨張プレート(144)の表面に限られる空間である。 同様に、マニホールド板(145)は弁(134)と(136)の間に開口(343)を有する。 弁(128)と開口(342)を持つ弁(130)を連結すると、背部、尻部、脚部、及び足部のマニホールド(76)、(78)、(80)、(82)に連結している空気袋(322)、(328)は、弁(128)、(1
    30)内のモータ(138)のいずれか一方上のプラグ(14
    0)がモータ(138)の作動により膨張プレート(144)
    の中に填まっていなければ、同時に膨張する。 同様に、
    弁(134)を開口(343)を持つ弁(136)と連結すると、背部、尻部、脚部、及び足部のマニホールド(7
    6)、(76′)、(80′)、(82′)に連結する空気袋(322)、(328)は同時に膨張する。 空気袋(58)は弁(132)を介して頭部マニホールド(84)へ入る空気により膨張される。 後述の如く、背部、尻部、脚部、足部マニホールド(76)、(78)、(80)、(82)にそれぞれ連結する空気袋(322)、(328)を最初に、そしてこれらの空気袋を萎ませつつ、背部、尻部、脚部、足部のマニホールド(76′)、(78′)、(80′)、(82′)
    に連結する空気袋(322)、(328)を交互に膨らます手段が設けられている。 第1の空気袋組み(322)、(32
    8)と第2の空気袋組み(322)、(328)を交互に膨張、収縮させることで、空気袋(322)、(328)上に交互に配置された切欠(324)の作用で該空気袋上に支えられた患者(348)をベッドの両側の相田を交互に移動できる(第10A−D図)。 ある患者にとって、マニホールド(76′)、(7
    8′)、(80′)、(82′)に連結する空気袋(322)、
    (325)、(328)が収縮している時にマニホールド(7
    6)、(78)、(80)、(82)に連結する空気袋(32
    2)、(325)、(328)の空気圧力が患者の体重を支えるのに充分でない。 このような支持力の不足は患者の全体重がマニホールド(76)、(78)、(80)、(82)から供給される空気により膨張された空気袋(322)、(3
    25)、(328)、換言すると、半分の空気袋(322)、
    (325)、(328)に支えられているという事実に帰する。 各空気袋組み(322)、(325)、(328)が収縮している時、開口(342)、(343)は該空気袋(322)、
    (325)、(328)の基本空気圧の維持を可能にし、それにより患者(348)が他方の空気袋組み(322)、(32
    5)、(328)の支柱(326)の方向に移動される時、該患者(348)を支える。 例えば、マニホールド(76)、(78)、(80)、(8
    2)に連結する空気袋組みの基本空気圧を維持するために、患者(348)の体重に応じて弁(128)を介して、開口(342)を経由して弁(130)への空気量を調節できるように弁(128)のプラグ(140)を設定する。 そして、
    弁(130)のプラグ(140)を該プラグ膨張プレート(14
    4)との係合離脱を行うように定期的にモータ(138)を作動する手段に結合することで、弁(130)を介し弁(1
    28)へそしてマニホールド(76)、(78)、(80)、
    (82)へ連結する空気袋への空気量を変えることができる。 この方法により、操作者が弁(134)のプラグ(14
    0)を最も大きく開けた時のように、該プラグ(140)が膨張プレート(144)に押し付けられて弁(130)をいっぱいに開けた場合にあっても、所定の空気量が弁(12
    8)、(130)を通って送られることになる。 所定の時間の後、弁(130)のモータ(138)は反転し、弁(130)
    のプラグ(140)は膨張プレート(144)から後退し、一方弁(134)のプラグ(140)は膨張プレート(144)に向かって移動し弁(134)を閉じる。 気体マニホールド(76)、(78)、(80)、(82)に連結する空気袋の基本空気圧を維持するのと同じ方法で、プラグ(140)が弁(134)を完全に閉じている場合でさえも、弁(136)のプラグ(140)の設定により所定量の空気を該弁及び弁(134)を介して背部、尻部、脚部及び足部気体マニホールド(76′)、(78′)、(8
    0′)、(82′)に連結する空気袋(322)、(328)の基本空気圧が維持される。 このように、空気袋(322)、(328)の上部表面(32
    3)上に支えられた患者(348)(第10A−10D図を参照)
    をベッド(10)フレーム(12)上の両側の間を交互に移動することが出来る。 この患者の移動は、制御盤(34
    6)(第1図、14図を参照)上のスイッチ(349)、(35
    0)、(351)を操作して空気袋(322)、(328)を所定の空気圧まで膨らます。 該スイッチ(349)、(350)、
    (351)が入れられると、プラグ(140)がモータ(13
    8)の軸(139)に沿って動き弁(128)、(132)、(13
    6)が開く。 スイッチ(352)は同様な機能を有し、弁(130)、(134)を開く。 又、スイッチ(349)、(35
    0)、(351)は、スイッチ(353)、(354)、(355)
    と同様、患者(348)の体の頭部、背部、尻部、足部の下の空気袋の空気圧の調節に用いられる。 収縮スイッチ(356)は、膨張スイッチ(352)の様に、空気袋(32
    2)、(328)の空気圧を同時に低下させる。 一旦、所定の空気圧が得られると、患者(348)は第10D図に示す位置に横たわることになる。 次に、回動スイッチ(357)
    が入れられると、マイクロプロセッサ(240)(第12、1
    3、15−20図を参照)による弁(130)の閉制御で患者(348)はフレーム(12)の一方の側に移される。 患者(348)が第10A図に示す所定の位置に移されると、操作者は休止スイッチ(358)を入れるか、或いは、スイッチ(350)、(354)を作動して弁(128)の開閉により弁(128)、(130)から空気を受ける空気袋の空気圧を調節するかを選択する。 回動スイッチ(357)が入れられると、マイクロプロセッサ(240)の制御で弁(130)
    が開き、弁(134)が閉じて、患者(348)はフレーム(12)の反対側に移される。 患者(348)が第10C図に示す位置に移されると、操作者は休止スイッチ(358)を入れるか、或いは、スイッチ(351)、(355)を作動して弁(136)を開閉して弁(134)、(136)から空気を受ける空気袋の空気圧の調整を行うかを選択する。 次に、回動スイッチ(357)が入れられ、患者(348)
    は、回動が中断されるまで、移動を続ける。 第10D図の位置から第10C図(又は第10A図)の位置への患者(34
    8)の移動ははほぼ一分である。 休止スイッチ(358)及びスイッチ(352)、(356)、(357)及び起動休止スイッチ(358)は、患者(348)の回動中の任意の時点に作動できる。 空気袋(328)のハンプ(330)は空気袋(328)の上部表面に沿って長手方向に延びて、空気袋(328)の交互の膨張と収縮の間中でも、患者の両脚を該ハンプ(33
    0)の長手方向の両側に保持し、患者がフレーム(12)
    から転落するのを防ぐ。 さらに、患者(348)がフレーム(12)上の両側の間を移動されるとき、患者(348)
    の両脚が擦れ合ったりすることを防ぐ。 技術に知悉する者にとって、ハンプ(330)を有する空気袋(322)が治療の種類及び付与の患者のとって望ましい運動の程度に応じて、空気袋(322)、(58)と交換できることは容易に理解できるであろう。 第15−20図において、マイクロプロセッサ(240)のプログラミングについて述べる。 第15図で、ステップ24
    2はプロラムの開始である。 ステップ244で可変メモリがクリアされる。 内部或いは外部割り込み許可となる前に、全RAMの可変内容がゼロにされ、特別データを必要とするRAMはステップ246で初期設定される。 マイクロプロセッサ(240)の4つの8ビットポートのデータ及びレジスタはステップ248で初期設定される。 制御ソフトウェアはマイクロプロセッサ(240)内臓のハードウェア割り込みタイマから50ミリ秒の割り込みを受けるまではループ(250)で使用できない。 マイクロプロセッサ(240)は第16−19図のサブルーチン(25
    2)、(254)、(292)、(316)を順次執行する。 汎用タイマサブルーチン(252)(第16図を参照)はROMに含まれるベッドモータON運転時間リミットタイマ、取り消し前電気的可変ROM電源ON遅延タイマ、対可聴警報スイッチOFF心臓用遅延タイマ、可聴警報消音タイマ、及び前部パネル状態パイロット灯点滅タイマを含むソフトウェア駆動のタイマの大半の減分を行う。 一般タイマサブルーチン(252)は第5図のコネクタ(253)で入力され、各タイマはステップ255で数値を割当てられ、繰り返されるアルゴリズムを用いて処理される。 該アルゴリズムでは時間値がゼロだと、動作は起こらない。 時間値がゼロでないと、タイマはステップ260で減分され、ステップ262で再び時間値がゼロか否かの確認がなされる。 ゼロの場合、ステップ264で特定のタイマ機能が執行されるか、或いは、ステップ266でタイマの数値をリミット値と比べ、タイマ値がリミット値と一致しないとタイマの数値を増分することによりサブルーチンが次のタイマへ進み同様の処理を実行する。 一般タイマサブルーチン(252)は、最後のタイマが処理されると、出て、ステップ270で制御ソフトウェアに再接続される(第15図参照)。 第17図に図示するスイッチ処理サブルーチン(254)
    は制御パネル(348)上のスイッチ、空気室(124)内のスイッチ(226)、(228)の状態、サーモスタット(19
    4)(後述する)の接点、頭部コントロール(361)のスイッチ(図示せず)の状態、及び空気圧センサーパッドスイッチ(231)をモニターする。 スイッチ処理サブルーチン(254)は第15図のコネクタ(272)で入力され、
    ステップ274で各入力に数値を割り当て、ループ式に入力された各数値を処理する。 各入力の状態がステップ27
    6で50ミリ秒ごとにチェックされる。 しかし、技術に知悉する者は本開示によれば、入力状態にチェックが別の周期で実行されることが理解されるであろう。 スイッチの状態のチェックは現在スイッチ状態をステップ278の最終試験のスイッチ状態と比べることによって行われる。 変化が検出されると、スイッチが作動したと判定され、ステップ280でスイッチ値が増分され次のスイッチ入力処理へ進む。 前のスイッチ状態からの変化が検出されないと、ステップ282でスイッチ位置変化試験が実行され、スイッチ状態変化が検出されると、ステップ284
    で適切な動作が実行される。 スイッチ状態が連続する3
    つの試験で変化しないと、スイッチ位置変化の表示はなされず、上述した如く、ステップ280でスイッチ値が増分となる。 スイッチ値はステップ286でリミット値と比較され、該リミット値より小さいと、ループ(288)で上記処理が実行されスイッチ値が増分される。 最終スイッチ値の処理が済むと、スイッチ処理サブルーチン(25
    4)は出て、ステップ290で制御ソフトウェアに再接続される。 第18図の回動サブルーチン(292)は制御スイッチ(3
    52)、(356)、(357)(第1、14図を参照)からのベッド回動命令を空気弁モータ作動要求命令に変換する。
    回動サブルーチン(292)は第15図のコネクタ(294)で入力される。 回動サブルーチン(292)に続く経路はステップ296で試験される、操作者が選択する回動弁シーケンスの状態に応じて5つある。 回動命令が選ばれ無かった場合、或いは、休止スイッチ(358)が入れられると、該サブルーチン(292)はコネクタ(298)を介して再び制御ソフトウェアに戻る(第15図)。 スイッチ(35
    2)が入れられると、弁(130)、(134)が完全に開く要求がモータ(138)に出され、ステップ300における結果の達成に必要な時間が経過したか否かを確認するために、弁モータ(138)タイマの状態がチェックされる。
    上記必要時間が経過すると、弁(130)、(134)、のモータ(138)がOFFされ、サブルーチン(292)が抜ける。 該必要時間が経過しなければ、ステップ304で回動タイマの減分を行い、サブルーチン(292)は終了する。 収縮スイッチ(356)が入れられると、弁(130)、
    (134)を完全に閉じる要求がモータ(138)に出され、
    ステップ306の結果の達成に必要な時間が経過したか否かを判定するために弁モータ(138)のタイマの状態がチェックされる。 上記必要時間が経過すると、弁(13
    0)、(134)のモータ(138)がステップ308でOFFされ、サブルーチン(292)が終了する。 該必要時間が経過していないと、ステップ304で回動タイマの減分を行い、サブルーチン(292)は抜ける。 回動スイッチ(35
    7)が入れられると、タイマ制御で弁(130)、(134)
    を交互に開閉する要求が出され、必要な時間が経過したか否かの確認するため、ステップ310で回動モードタイマ状態を確認する。 この時、ステップ312で次のタイマモードへタイマの増分が行われ、サブルーチン(292)
    が終了する前に、ステップ314でモードタイマが初期設定される。 必要時間が経過していない時、ステップ304
    で回動タイマの減分が行われ、サブルーチン(292)は終了する。 第19図に示す弁モータサブルーチン(316)は弁(12
    8)、(130)、(132)、(134)、(136)を開閉する各モータ(138)の起動停止、アイドリング、及び反転などの弁モータ動作のスイッチ処理及び回動サブルーチン(254)、(292)により生成された弁モータ操作命令の変換を行う。 弁モータサブルーチン(316)はコネクタ318で入力される、ステップ320で各モータは数値を割り当てられ、ステップ370がその現在状態が要求された状態、即ち、運転、停止、或いは、反転状態かの確認が行われる。 現在回転中のモータが停止するように命令されると、ステップ372で該モータの状態が検査され、すでに停止しているか又は停止しようとしている場合、ステップ374でブレーキタイマがゼロとなっているかの検査が行われる。 ブレーキタイマがゼロでないと、ステップ376でブレーキタイマの減分が行われ、ステップ378でブレーキタイマがゼロであるか否かの再検査が行われる。 ブレーキタイマがゼロであれば、ステップ380でブレーキの解除がなされ、ステップ382で該モータ(138)
    が最後のモータかの確認のため、それに割り当てられた数値とリミット値が比較される。 ステップ372でモータの状態が回転中であることが確認されると、ステップ38
    8で該モータがOFFされて、ブレーキ動作が執行され、ステップ390でタイマが初期設定される。 モータ(138)が最後のモータでないとき、ステップ386でモータカウンタの増分が行われ、上記処理手順が繰り返される。 ステップ370に戻って、モータの要求された状態が運転であれば、ステップ392で該モータの現在状態が検査される。 該モータが現在停止しているか、又は、停止しようとしている場合、ステップ394で該モータの現在状態と要求された状態が同じか否かの検査がおこなわれる。 同じでないと確認されると、ステップ396でブレーキタイマがゼロとなっているかの検査がなされる。 該ブレーキタイマがゼロでないと、ステップ398でブレーキタイマの減分が行われ、ステップ382で該モータが最後のモータであるかを確認するため、それに割り当てられた数値の検査がなされる。 最後のモータでないことが確認されると、ステップ386でモータタイマの増分が行われ、上記処理手順が繰り返される。 ステップ396でブレーキタイマがゼロであると、ステップ400で該モータの回転方向が反転となり、ステップ402でモータがONされる。 ステップ404でモータ運転タイマの初期設定が行われ、該モータが最後のモータであるかを確認するためそれに割り当てられた数値が検査される。 最後のモータでなければ、ステップ386でモータタイマの減分がなされ、上記処理手順が繰り返される。 ステップ394で要求されたモータ状態がその現在状態と同じであれば、ステップ402で該モータはONされ、ステップ404でモータ運転タイマが初期設定され、該モータが最後のモータであるかを確認するため、それに割り当てられた数値の検査が行われる。 該モータが最後のものでないと確認されると、ステップ386でモータタイマの減分がなされ、上記処理手順が繰り返される。 ステップ392に戻って、モータ(138)の現在状態が運転中である場合、ステップ406で要求されたモータ状態とその現在状態が同じであるか否かの確認がなされる。
    同じでないと、ステップ388で該モータがOFFされて、ブレーキ動作が執行され、ステップ390でブレーキタイマが初期設定され、上記処理手順が繰り返される。 要求されたモータ状態とその現在状態が同じの場合、ステップ
    408でモータ運転タイマがゼロであるかの否かの確認がなされる。 該モータ運転タイマがゼロでないと、ステップ410で該モータ運転タイマの減分が行われ、ステップ4
    12で該タイマがゼロであるかの再検査がなされる。 ゼロであれば、ステップ414で該モータ(138)はOFFされ、
    ステップ382でそれが最後のモータであるかを確認するため、それに割り当てられた数値とリミット値が比較され、そして、上記処理手順が繰り返される。 ステップ40
    8又は412で、モータ運転タイマがゼロであると、ステップ382で該モータが最後の物であるかを確認するため、
    それに割り当てられた数値をリミット値が比較され、そして上記処理手順が繰り返される。 第20図の停電割り込みサブルーチン(416)は停電の場合、或いは、低空気損失ベッド(10)の電源コードが外れた時などの場合、ブロワ及び回動モード状態等の第定の制御装置構成パラメータを可変ROMに書き込む。 停電割り込みサブルーチン(416)は外部ハードウェア(図示せず)からの割り込みにより入力される。 ステップ418で確認される削除前ROM電源ON遅延タイマ(EEROM
    タイマ)がゼロの場合、低空気損失ベッド(10)はすでに数秒以上はON状態にあり、従って、可変ROMが書き込み可能となっていて、ステップ420で上記のパラメータはメモリに格納されており、ステップ424での割り込み以前のコードへ帰る前に、ステップ420でEEROMタイマが始動される。 ステップ418でEEROMタイマがゼロでない場合、低空気損失ベッド(10)がONされていない可能性があり、メモリも書き込み可能となっていない。 万一、制御ソフトウェア(第15図を参照)が、停電割り込みを生成し、メモリ書き込みを実行するが、実際に制御ソフトウェアに対して電源割り込みを行わない電源割り込みを受けた場合、電源割り込みサブルーチン(416)がEEROM
    タイマを初期設定し、該EEROMタイマが再びタイムアウトとなってしまうと、メモリの再書き込みが可能となる。 既に述べた如く、フレーム(12)は(44′)、(4
    4″)で蝶番連結されていて、底板(46)、(52)を水平位置から起こして、患者(348)に楽な姿勢をとらせる為に、或いは、治療目的に合致させてフレームの傾斜角度を調節できるように設計されている。しかし、特に頭部底板(52)が起こされた場合、患者(348)の体重の大半が脚部及び尻部底板(48)、(50)上の空気袋(322)にかかることになる。本実施例では、各底板(4
    8)、(50)上にはそれぞれ空気袋(322)が3個なので、各部分(14′)、(14″)、(14)、(14′)
    が全部同一の平面上にあるときは20個余りの空気袋(5
    8)、(322)、(328)上に広く分布している患者の体重の大部分がわずか3個ばかりの空気袋(322)上に集中することになる。 埋め込み式の減圧センサー(231)
    を脚部底板(48)及び尻部底板(50)上に配置して、患者の体重がこれらのスイッチ(231)に接触すると、底板(50)上の空気袋(322)の空気圧が増分するように設計することも可能である。 例えば、本実施例において、前述の警報部材が感圧センサー(231)との接続で起動される。 このブザーはスイッチ(347)でOFFされ、
    スイッチ(350)、(351)の操作で尻部底板(50)上の空気袋(322)の空気圧が増加される。 又、これらの一連の処理をマイクロプロセッサ(240)に直接プログラムすれば、上記のブザーは不要であろう。 なぜなら、例えば、患者の頭部或いは上半身がスイッチ(233)の作動で(以下に記するごとく)起こされるとき、空気袋(322)内の空気圧の調整は自動的に行えるからである。 第1、4、6、及び9B図において、エアーチャック(212)が弁(128−136)の各カプラ(153)の開口と気密に連絡するダンププレート(150)に設けられている。 これらのエアーチャック(212)を圧力空気管(21
    3)及び対応する圧力計(241)(第1図参照)への分岐点として用いることで、各気体供給ホース(174−182)
    内の圧力、従って、各空気袋組みの空気袋(58)、(5
    9)、(321)、(322)、(325)、(328)内の空気圧の規制が可能であり、適当な弁(128−136)の調節により各空気袋組みの空気袋(58)、(59)、(321)、(3
    25)、(328)内の空気圧を任意のレベルに設定できる。 圧力計(241)はヘッドボード(20)又はフットボード(21)にJ型ブラケット(245)で装着可能な固定されたケース(243)の中に格納されている。 第12図において、本発明による低空気損失ベッドの電気回路図が示してある。 配電板(219)に接続しているコード(218)からの交流電気は回路に入る。 配電盤(2
    19)はケーブル(222)を介してマイクロプロセッサ(2
    40)へ電気を供給する電源モジュール(222)及び各ブロワ(108)及びヒーター(172)を制御する半導体リレーを含む。 配電盤(219)は箱(45)内のモータに電気を供給し、該モータは接続箱(224)に接続するリード線を介して低空気損失ベッド(10)のフレーム(12)の上げ下げ及び位置決めを行う。 又、配電盤(219)はブロワ(108)のモータ(114)にも電気を供給する。 各ブロワ(108)はコンデンサー(236)を有し、パイロットランプ(192)が制御パネル(348)に設けてある(第13
    図)。 制御パネル(346)に設けたスイッチ(192)は各ブロワ(108)の起動を行う。 第13図において、サーモスタット(194)のセンサー(図示せず)は尻部マニホールド(80)内に位置しており、サーモスタット(19
    4)を含む回路が尻部マニホールド(80)の空気温度により閉じられると、ヒーター(172)がマイクロプロセッサ(240)によりONされる。 又、サーモスタット(19
    4)は尻部気体マニホールド(80)内の気体温度の調節を行う制御手段(189)を含む、制御パネル(346)のスイッチ(191)が加熱機能のON、OFFに用いられる。 マニホールド板(145)及び膨張プレート(144)にそれぞれリミットスイッチ(226)、(228)が設けてあり(第4、8、9A、13図)。 リミットスイッチ(226)はダンププレートによりプッシュボタン(203)の係合で閉じられる。 レバー(165)の作用のため、ダンププレート(150)が動いてプッシュボタン(203)がマニホールド板(145)から離れると、回路は開かれ、ブロワ(1
    08)が運転を停止する。 リミットスイッチ(228)は膨張プレート(144)にネジ(232)で固定され回路はレバーアーム(234)によるがマニホールド板(145)の係合で開く。 膨張プレート(144)がインテイクノブ(193)
    の作用で開くと、リミットスイッチ(228)が閉じられ、マイクロプロセッサ(240)内蔵の警報ブザーをON
    する。 該ブザーをOFFするスイッチ(347)が制御パネル(346)に設けてある。 制御パネル(346)はリボンコネクタ(200)を介して制御装置(198)に接続している。 制御装置(198)はマイクロロセッサ(240)及び他の必要回路を含む。 制御装置(198)にはケーブル(108)、(211)、(225)、
    (227)、(229)のソケット(207)に接続されるコンセント(205)を有する。 制御装置(198)はケーブル(208)を介してサーモスタット(194)及び圧力センサーパッドスイッチ(231)
    に接続される。 ケーブル(211)は配電盤(219)に直接接続され、制御装置(198)に電気を供給する一方、ブロワ(108)及びヒーターエレメント(72)の機能を制御する制御信号を配電盤に転送する。 ケーブル(170)
    の空気室(124)の側面のコネクタ(166)に接続するコンセント(207)のある端部と反対の端部には各モーター(138)及びコンセント(225)にそれぞれ接続する電線(189i)、(186o)を有し、該電線(189i)、(189
    o)を介してモーター(138)に低直流電圧を供給する。
    又、ケーブル(170)にはリミットスイッチ(226)、
    (228i)にそれぞれ接続する別個の電線(226i)、(22
    6o)、(228i)、(228o)が設けられている。 ケーブル(227)はコンセント(207)が設けてある端部と反対側の端部に、制御パネル(346)上のスイッチ(349−358)の機能と同じ機能を持つ別の手動制御装置(361)上の補完コンセント(360)に係合するコンセント(359)を有する。 手動制御装置(361)の構成及び回路構造は制御装置(198)及びパネル(346)の機能の重複対応する部分と同一なので概略的に第14図に示す。 コンセント(359)は病院の操作者が調節を容易に行えるようにフレーム(12)の両側に設けてある(第14図に図示せず)。 ケーブル(229)のコンセント(207)が設けてある端部と反対の端部には補完コンセント(364)、(366)にそれぞれ接続するコンセント(362)、(363)が設けてある。 コンセント(364)は、箱(367)の所に概略的に図示してあるが、回路箱(43)(第7図を参照)内の回路中に位置している。 コンセント(366)は、368に概略的に示すが、制御パネル(346)上のスイッチ(233)、
    (235−239)と同じ機能を持つ手動制御装置に設けてある。 手動制御装置(368)が頭部底板(54)及び足部底板(46)の傾斜角度の調整に用いられると、手動制御装置(368)のスイッチの操作によって生成された信号は直接フレーム(12)の回路(367)に転送される。 上記説明は本発明の上述実施例に関してなされているが、発明の範囲はこれらの説明ではなく添付の特許請求範囲により限定される。

    【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例による低空気損失ベッドの斜視図である。 第2図は第1図のベッドを2−2で切断した断面図であり、第1の空気袋と斜線で表した第2の空気袋を示す。 第3図は第1図の低空気損失ベッドの空気配管装置の概略図である。 第4図は第1図の低空気損失ベッドの空気調節室の展開斜視図である。 第5A図は第1図の低空気損失ベッドの基盤の斜視図である。 第5B図は第5A図の基盤の下面の展開斜視図であり、部分を省いてそれがどのように低空気損失空気袋に取り付けられているかを示している。 第6図は第1図の低空気損失ベッドの端面図であり、その頭部を上げてフレームと搭載部品の構造を示している。 第7図は第1図の低空気損失ベッドの端面図であり、脚部を上げてフレームと搭載部品の構造を示している。 第8図は第1図の低空気損失ベッドを第9図の8−8で切断した断面図である。 第9A図及び第9B図は第8図の空気調節室のマニホールドを通る、9A−9A、9B−9Bで切断した、断面図である。 第10Aないし第10D図は、全部の空気袋を完全に膨張したとき(第10B図)、患者(10A)を空気損失ベッド(10
    D)のフレームの一方の側に移動し空気袋上に保持する動作に於いて、本発明の低空気損失ベッドの空気袋の頂部上の患者の端部を示す図である。 第11図は本発明の低空気損失ベッドの脚部基盤の一部を第1図の11−11で切断した長手方向の断面図であり、空気袋をベッドフレームに取り付ける他の方法を示す。 第12図は第1図の低空気損失ベッドの電気回路を示す。 第13A、B図は第1図の低空気損失ベッドの空気調節室内の空気を加熱するヒーターの上面及び平面図である。 第14図は低空気損失ベッドの空気袋へ空気を供給する弁を開閉する制御装置及びケーブルの概略図である。 第15図は第12図の制御盤から第1図の低空気損失ベッドの作動を制御するプログラムの実施例のフローチャートである。 第16図は第1図の低空気損失ベッドの作動を制御する典型的なタイマーサブルーチンのフローチャートである。 第17図は第1図の低空気損失ベッドの作動を制御する切り換え処理サブルーチンのフローチャートである。 第18図は第1図の低空気損失ベッドの作動を制御する回転サブルーチンのフローチャートである。 第19図は第1図の低空気損失ベッドの作動を制御する弁モータサブルーチンのフローチャートである。 第20図は第1図の低空気損失ベッドの作動を制御する停電時割り込みサブルーチンのフローチャートである。 第21図は第1図の低空気損失ベッド用の空気袋の他の実施例の端面図である。 第22図は低空気損失ベッド用の空気袋の端面図である。 第23図は低空気損失ベッド用空気袋の他の端面図である。

    フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−121389(JP,A) 特開 昭58−1449(JP,A) 特開 昭61−90659(JP,A) 実願 昭59−143196号(実開 昭61− 57924号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) 実願 昭56−28533号(実開 昭57− 142963号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) 実願 昭58−149338号(実開 昭60− 55425号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) 実願 昭52−63756号(実開 昭53− 158195号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) A61G 7/04

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