How to change the pressure of the patient support system low air loss and equipment

申请号 JP50547788 申请日 1988-06-01 公开(公告)号 JP2825250B2 公开(公告)日 1998-11-18
申请人 キネティック・コンセプツ・インコーポレーテッド; 发明人 URUZARIKU JON ETSUCHI;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】フレームと、 該フレーム上で横断方向に支持された患者を載置するための第1の組の空気嚢体と、 前記フレーム上で横断方向に支持された患者を載置するための第2の組の空気嚢体と、 前記空気嚢体の各々を気体供給源と結合するための手段と、 前記第1の組の空気嚢体の各空気嚢体上にあって、該第1の組の空気嚢体の空気嚢体が膨張される時、前記フレームの第1の側に向けて載置された患者を移動させるための手段と、 前記第2の組の空気嚢体の各空気嚢体上にあって、 該第2の組の空気嚢体の空気嚢体が膨張されかつ前記第1の組の空気嚢体の空気嚢体が収縮される時、前記フレームの第2の側に向けて載置された患者を移動させるための手段と、 前記空気嚢体上にあって、前記患者がそれぞれ前記フレームの第1または第2の側に向けて移動させる時、前記第1または第2の組の前記空気嚢体上に載置された患者を保持する手段と、 前記第1と第2の組の空気嚢体の各々における圧力を測定するための手段と、 前記第1および第2の組の空気嚢体の各々における圧力を調整する手段と、 目標圧力値を記憶する手段と、 前に記憶された目標圧力に従って前記調整手段を付勢することにより、前記第1および第2の組の空気嚢体の各々における圧力を制御する手段と、 前記フレームの第1と第2の側間に患者の揺動運動を生じるように、前記目標圧力を順次変更するための手段とを 設けてなる空気損失の小さなベッド。
  • 【請求項2】隣接する部分に関して前記フレームの部分を枢動させるための手段と、 前記フレーム部分の変位角を検出する手段と、 前記フレーム部分の変位角に比例して前に記憶された目標圧力を調整するための手段とを更に設ける請求項1記載の装置。
  • 【請求項3】少なくとも2組の個別の膨張可能な空気損失の小さな嚢体と、 低い境界圧力を維持しかつ圧迫性創傷の形成を阻止してこれを処置し、患者をその上で反転させて動けないことを原因とする肺の合併症を阻止しかつ処置するため、該嚢体を選択的に膨張させてその上に患者を載置するための空気供給手段と、 前記嚢体の少なくとも一部における圧力を検出して前記空気供給手段を制御し、該嚢体内の予め定めた空気圧力量を維持し、かつ前記嚢体上に載置された患者を均等に反転させる圧力フィードバック手段とを 設けてなる空気損失の小さな患者支持システム。
  • 【請求項4】前記圧力フィードバック手段が、前記嚢体に対する空気の供給におけるプローブを含む請求項3記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項5】前記嚢体内の空気圧力を制御するマイクロプロセッサを含む請求項3記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項6】前記空気供給手段を制御し、かつ前記嚢体内の空気圧力をベースライン圧力に設定する制御手段を設ける請求項3記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項7】前記制御手段が、前記嚢体内の目標圧力を選択的に設定する請求項6記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項8】前記空気供給手段が制御し、前記嚢体内の目標圧力を設定する制御手段を設ける請求項3記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項9】前記目標圧力が前記ベースライン圧力よりも大きい請求項7または8に記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項10】前記嚢体が前記圧力にある間隔および前記嚢体が膨張収縮される時を制御するタイマー手段を設ける請求項7または8に記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項11】少なくとも2組の個々に膨張可能な空気損失の小さな嚢体と、 低い境界圧力を維持して圧迫性創傷の形成を阻止しかつこれを処置し、その上の患者を反転させて動けないことを原因とする肺の合併症を阻止しかつこれを処置するため患者をその上に支持するように前記嚢体を選択的に膨張させる空気供給手段と、 該嚢体内の空気圧力を調整する手段と、 前記嚢体内の空気圧力を検出し、前記嚢体の膨張収縮の間嚢体内の予め定めた空気圧力量を維持して嚢体上に支持された患者を均等に反転させるための手段とを 設けてなる空気損失の小さな患者支持システム。
  • 【請求項12】前記制御手段が、前記空気嚢体内のベースライン空気圧力を設定する請求項11記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項13】前記制御手段が、前記嚢体内の目標空気圧力を設定する請求項12記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項14】前記制御手段が、前記嚢体内の目標空気圧力を設定する請求項11記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項15】前記制御手段が、前記嚢体が膨張収縮される時間間隔と前記圧力間の間隔を決定するタイマー手段を含む請求項13または14に記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項16】頂部および底部の面を有する複数の圧力損失の小さな嚢体と、 前記底部面上に基礎を置いた頂部面上に患者を支持するため前記嚢体を膨張させ、該患者と頂部面との間に低い境界圧力を維持して圧迫性創傷の形成を阻止しかつその治癒を可能にする手段を設け、 前記膨張手段が、隣接する嚢体の少なくとも一部を交互に膨張収縮させ、嚢体上に載置された患者を反転させて肺の合併症を阻止し、 前記隣接嚢体内の空気圧力を検出して前記膨張手段を制御し、かつ該嚢体上に支持された患者を均等に反転させる圧力フィードバック手段を 設けてなる空気損失の小さな患者支持システム。
  • 【請求項17】前記制御手段が、前記空気嚢体に対するベースライン圧力を設定する請求項16記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項18】前記制御手段が、前記空気嚢体を膨張させる目標圧力を設定する請求項16記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項19】前記圧力フィードバック手段が、反転運動中前記嚢体内の圧力を測定するセンサを有する請求項
    16記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項20】前記制御手段が、調時された間隔において前記空気嚢体を膨張収縮するため目標圧力を設定する請求項17記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項21】前記制御手段が、前記嚢体の膨張と収縮間および前記圧力間の間隔を決定するタイマー手段を有する請求項18または20に記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項22】頂部と底部の面を有する複数の空気損失の小さな嚢体と、 患者を前記底部面上に基礎を置いた頂部面上に支持するため前記嚢体を膨張させ、該患者と頂部面との間に低い境界圧力を維持して圧迫性創傷の形成を阻止しかつその治癒を可能にする手段とを設け、 前記膨張手段は、隣接する嚢体の少なくとも一部を交互に膨張収縮させ、該嚢体上に支持された患者を反転させて肺の合併症を阻止する制御手段を含み、 前記隣接嚢体内の空気圧力を検出し、該嚢体の膨張収縮の間該嚢体内の予め定めた空気圧力量を維持して嚢体上に支持された患者を均等に反転させる手段を設けてなる空気損失の小さな支持システム。
  • 【請求項23】前記制御手段が、前記嚢体内の空気圧力をベースライン圧力に設定する手段を含む請求項22記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項24】前記制御手段が、反転運動中前記嚢体内の空気圧力を目標圧力に設定する手段を含む請求項23記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項25】前記制御手段が、前記嚢体内の空気圧力を目標圧力に設定する手段を含む請求項22記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項26】前記目標圧力が前記ベースライン圧力より大きな請求項24記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項27】前記制御手段および検出手段が、反転運動中前記嚢体内の予め定めた空気圧力を維持する請求項
    24記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項28】前記嚢体内の空気圧力を、反転運動中目標圧力と収縮条件との間に維持する請求項22記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項29】前記制御手段および検出手段は、反転運動中前記嚢体内の空気圧力を目標圧力と収縮条件との間に維持する請求項24または25に記載の空気損失の小さなシステム。
  • 【請求項30】前記制御手段が、ベースライン圧力と目標圧力と収縮条件との間の間隔を制御するタイマー手段を含む請求項26記載の空気損失の小さなシステム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 本願は、1984年12月17日出願の弊米国特許出願第683,
    153号の一部継続出願である、1985年10月4日出願の係属中の弊米国特許出願第784,875号の一部継続出願である、1986年9月9日出願の係属中の弊米国特許出願第90
    5,553号の一部継続出願である。

    本発明は、空気損失の少ない患者支持システムの空気圧を増減させる方法および装置に関する。 特に、本発明は、取付けられた2組の空気嚢体と、気体を第1の組の空気嚢体に対して供給し次いで第2の組の空気嚢体に対して供給する時、フレームの片側に向けて移動させ次いでフレームの他の側に向って戻すようにフレームに支持された患者を移動させる各空気嚢体における手段と、
    空気嚢体にあって患者がフレームの各側へ移動させる時空気嚢体上に患者を維持する手段とを備えたフレームを有するベッドに関する。

    このようなベッドは、褥瘡(床ずれ)を防止しかつベッドに就床(寝たきり)の患者の中の液体を収集する上で有利に使用することができる。 同じ目的のための他の装置も公知であるが、これらの装置はいくつかの問題点から免がれ得ない。 特に、米国特許第3,822,425号は、各々が気体は透過するが液体および固体は透過し得ない材料から形成された患者を支持する面を有する多くのセル即ち嚢体からなる空気マットレスを開示している。 同特許はまた、セルを所要の圧力まで膨張させる空気供給源と、空気を逃すための出口部即ち排気ポートとを開示している。 この出口部の上記の目的は、セル即ち嚢体に対する凝結した蒸気を除去することである。 このマットレスにおける出口部は、セル内に流入する空気量を制御することにより、セル内の空気圧力を調整することと対照的に、セル内の空気圧力を調整するため弁を嵌めることができる。 しかし、同特許に記載される、今日同特許の下に市販される空気ベッドは、患者にとっていくつかの欠点および制限があると考えられる。

    例えば、このベッドは、空気供給源を結合するため空気マットレスの下方で直接かつその中心に配置された1
    つの空気取入れ用継手を有する。 この接続は、これに接近するため仰向けに寝なければならないため困難である。 マットレスの下方での接続位置は、空気ホースがベッドのフレーム部材間を通らなければならない故に、フレーム構造における1つの制約を生じる。 空気ホースが接続される空気供給源は、移動できなければならないためキャスタ上に支持される遠く離れた筺体内に取付けられたブロワまたは空気ポンプである。 実際の使用に際しては、IVスタンド等の他の装備をその周囲にあるいは患者に接近するよう動かすために前記筺体を移動しなければならない時が何回もある。 しかし、このブロワ装置をかなりの距離だけ移動させることは、フレームからの空気ホースの切離し(フレームの下側の場所の故に、不便)を必要とし、あるいは空気ホースをベッドのフレーム部材の周囲に巻付くのを避けるために吊下げ型の制御部を必要とする。 無論、空気ホースの切離しは、空気マットレス中の空気圧力の損失を招く結果となり、これは更に望ましくない。

    更に、前記特許により開示されるベッドは、ある制限された量の空気しか空気マットレス内に押込む即ち圧送できない点で制約がある。 この特許において記載された出口部を完全に取外すことにより、嚢体内の空気圧力はこの時少なくとも維持することができるが、これは気体供給源の出力が最大となることを意味する。 この特許に記載されたベッドの場合は、もし出口部が上記の目的のため使用される間空間嚢体内の圧力を更に増すことが必要ならば、このための唯一の方法は、筺体に更に大きな容量のブロワを搭載することである。 例えば肥満した患者を支持するためには、高い空気圧力が必要となろう。
    一般に、より大きな容量のブロワは、より大きな電力消費およびより大きな容量の回路を必要とし、これを可能にするのは容易ではない。 また、ブロワが大きくなる程、これが生じる騒音も増加し、これは望ましいことではない。

    このようなベッドの別の制約は、患者が支持される空気嚢体内の空気圧力の調整を一定にすることを必要とすることである。 一般に、空気損失が小さなベッドが就床患者用として使用されるが、全ての就床患者が動けないわけではない。 例え片方の腕を動かすに過ぎないこのような患者の運動毎に、あるいは運動できない患者が付添い人員により位置を変える毎に、ベッドのフレームの各頭部、背部、坐部および脚部に置かれた空気嚢体の組により支持された患者の体重の部分的な変化を生じる。 このような運動の結果による患者の皮膚に対して及ぼされる圧力の局部的な増加を避けるため、この部分における空気圧力を調整し直さなければならない。 1組の空気嚢体に対する略々一定不変の空気供給の調整は、ベッド上の各組の空気嚢体に対する空気供給を変化させることがしばしば必要なように、1つ以上の隣接する組の空気嚢体における圧力に対して影響を及ぼす。

    更に、米国特許第3,822,425号に開示された形式の空気損失の小さなベッドには、ベッド上の患者の姿勢を調整するための手段が設けられている。 例えば、ベッドの頭部は、患者を座らせるように持上げることができ、あるいは施療上の理由から患者をトレンデレンブルク氏(Trendelenburg)体位または逆トレンデレンブルク氏体位に置く時、ベッドのフレーム全体の度を平に対して変化させることができる。 これらの変化は、各組の空気嚢体における空気供給の再調整を必要とし、通常は患者の移動の結果として必要なよりも更に大きな再調整を必要とする。

    就床患者における褥瘡を防止する問題を解決する他の種々の試みを特徴とする制限および欠点もまた、英国特許第1,474,018号および米国特許第4,425,676号において特徴とされる。

    この従来技術もまた、空気圧力を用いて患者を前後に揺動させるよう機能する多くの装置を開示している。 例えば、米国特許第3,477,071号、同第3,485,240号および同第3,775,781号は、ベッドに横たわる患者を1つ以上の膨張可能なクッションを交互に膨張収縮させることにより移動あるいは反転させるための膨張可能な装置を備えた病院用ベッドを開示している。 英国特許出願第2,02
    6,315号は、類似の構造のパッド、クッションあるいはマットレスを開示している。 西独国特許第28 16 642
    号は、下敷きシーツに取付けられた3つの長手方向の膨張可能なセルからなる就床患者あるいは入院患者用の空気マットレスを開示しており、各セル内に強制的に入れられる空気量がマットレスの片側から反対側へ患者を交互に揺動させるように変更される。 しかし、これらのマットレスあるいは装置はいずれも、空気損失の小さな患者支持システムにおいて使用されるよう設計されている。 更に、前記の英国特許および西独国特許、および米国特許第3,477,071号および同第3,775,781号は、ベッドに沿って長手方向に延在しかつ交互に膨張収縮させられる平行な空気区画からなる装置を開示している。 このような構造は、ベッドの前記各部の傾斜および角度を患者が快適なように調整できるように、ベッド上に横たわる患者の身体の各部と対応する蝶板を設けた部分を備えるベッドにおけるこの装置の使用は許さない。

    米国特許第3,678,520号は、空気セルが膨張されて上方から見た時櫛状の形態をとるように、ヘッダ・パイプから突出する複数本のチューブ内に設けられる圧力パッドに使用される空気セルを開示している。 2つのこのような空気セルは、突出したチューブが互にかみ合った状態で圧力パッド内に密閉され、空気は一方のセルから、
    次いで他のセルから交互に供給され排気される。 この装置は、ベッドの各部の傾斜角度が患者が快適なように調整できるように、ベッドに横たわる患者の身体の各部と対応する蝶板を設けた部分を備えたベッドに使用するには適さず、あるいは空気損失が小さな形態に構成されるならば前に述べたように機能することもできない。

    米国特許および外国特許を問わず多くの特許が、最初に1つのグレープの、次いで他のグループの空気セル上に患者を支持するため交互に膨張収縮される組をなすセルからなる空気マットレスまたはクッションを開示している。 これらの特許は下記の米国特許、即ち、第1,772,
    310号、第2,245,909号、第2,998,817号、第3,390,674
    号、第3,467,081号、第3,587,568号、第3,653,083号、
    第4,068,334号、第4,175,297号、第4,193,149号、第4,1
    97,837、第4,225,989号、第4,347,633号、第4,391,009
    号および第4,472,847号、および下記の外国特許、即ち、英国特許第959,103号、オーストリア国特許第401,7
    67号、および西独国特許第24 46 935号、同第29 19
    438号および同第28 07 038号を含む。 これらの特許に開示される装置はいずれも、載置された患者を揺動即ち交互に移動させて患者の体重をより多くの空気クッション即ちセル上に更に分散させ、あるいは患者の身体の各部位下の圧力を交互に軽減する。

    また、空気マットレスまたはクッション以外の膨張し得る装置を開示するも、1組のセルへの次いで他の組のセルへの空気を交互に供給することを含む多数の特許も存在する。 これらの特許は、米国特許第1,147,560号,
    同第3,867,732号、および英国特許第1,405,333号を含む。 これら特許の内、英国特許のみが装置のセル内の空気圧力における変化による身体の運動を開示している。
    これらの文献はいずれも、空気損失の小さな患者支持システムにおいて使用されるための装置は開示していない。

    英国特許第946,831号は、並列に置かれかつ相互に流通状態にある膨張可能な長形の嚢体を備え空気マットレスを開示している。 2つのこの嚢体の内部を結合する管路内に弁が設けられている。 両方の嚢体に対して、患者を支持するに充分な量の空気が供給され、これによりベッドまたは空気マットレスが静置する他の面から患者を持上げる。 患者の体重分布がどれだけ不均衡になっても、空気を一方の嚢体から他方の嚢体へ送り込み、患者をその時収縮した嚢体の方向に反転させる。 詳細は示さない自動切換え弁は、最初膨張させられた嚢体を収縮させる間収縮した嚢体を膨張させ、これにより患者を他の方向に揺動させる。 この装置は、褥瘡を防止するその能力において制限があるが、これは患者が収縮した嚢体側へ揺動される時、患者をベッドまたは空気マットレスが置かれる他の面から持上げるため空気が不充分であり、
    その結果板部または空気マットレスのない他の面により及ぼされることになる圧力と略々同じ圧力が患者の皮膚に対して及ぼされる故である。 例えば患者を支持するため収縮した嚢体内に充分な空気が残っていても、もし空気マットレスが空気損失の小さな構造で構成されていたならば、嚢体内に残留する空気は、患者がベッド上もしくは他の面上に直接置かれるまで嚢体から徐々に失われることになる。 最後に、この装置は、ベッドの色々な部分の傾斜角度が患者が快適なように調整できるように、
    ベッド上に横たわる患者の身体の各部と対応する蝶板を設けた部分に使用できない。

    本発明は、従来技術に勝る改善された装置を提供する。 本発明は、使用上の柔軟性、患者の運動あるいはベッドのフレームの姿勢における変化にも拘らず空気嚢体内に比較的一定の空気圧力を維持する能力、本装置が使用中1つ以上の空気嚢体を迅速かつ容易に置替える能力、および空気嚢体内の空気圧力の調整の容易さを含む、従来技術の装置に勝るその使い勝手を増進する多数の利点を特徴とする。

    従って、本発明の目的は、フレームと、このフレーム上に横断方向に支持された患者を支持するための第1の組の略々矩形状の気体を透過する空気嚢体と、フレーム上で横断方向に支持された患者を載置するための第2の組の略々矩形状の気体を透過する空気嚢体と、各空気嚢体を気体の供給源に結合する装置と、第1の位置における各空気嚢体が膨張される時載置された患者をフレームの第1の側へ移動させるため前記第1の組の空気嚢体の各空気嚢体と一体をなす装置と、前記第1の組の空気嚢体が収縮され前記第2の組の空気嚢体が膨張される時前記フレームの第2の側に向って載置された患者を移動させるため第2の組の空気嚢体の各空気嚢体と一体をなす装置と、患者がフレームの第1または第2の側に向って移動される時患者を前記第1または第2の組の空気嚢体上に交互に支持するための各空気嚢体上の一体をなす装置と、如何なる時も空気嚢体内の圧力を選択するための装置とを含む空気損失の小さなベッドを提供することにある。

    本発明の別の目的は、空気嚢体内で維持されるべき目標圧力を単に選択するだけで、既知の体重の患者を支持するよう迅速かつ便利に空気圧力を設定することができ、これにより空気供給源から流れる空気量を然るべく調整する弁の調整を結果としてもたらす空気ベッドの提供にある。

    本発明の別の目的は、揚上、降下あるいは傾斜させることができ、また如何なる時も空気嚢体内の選択された圧力もしくは圧力範囲を維持しながらベッドの一部の昇降運動を許す一体の気体供給源を備えた空気損失の小さなベッドの提供にある。

    本発明の他の目的は、患者を安全に載置しながら患者をベッド上で前後に反転させることができる空気損失の小さなベッドの提供にある。

    本発明の他の目的は、載置する患者の身体の各部と略々対応する、相互に螺着された少なくとも3つの部分に分割される、1つの方向に次いで第2の方向に患者を交互に移動させることができ、かつ患者の身体と対応する各部を昇降させて、患者がベッド上で交互に第1および第2の方向に移動させられる間患者に対する快適感および施療上の意義を高める空気損失の小さなベッドの提供にある。

    本発明の他の目的は、患者の別の部位を相互に固定された位置に保持しながら、患者の1つの部位を交互に1
    つの方向へ次いで第2の方向へ反転させることができる空気損失の小さなベッドの提供にある。

    他の目的および利点については、当業者には以下の説明から明らかになるであろう。

    〔本発明の要約〕

    上記の目的および利点は、フレームに載置された気体供給源を設けることにより本発明において達成される。
    多数の組の気体を透過する空気嚢体がこのフレーム上に載置され、各組の空気嚢体はベッド上でうつぶせの位置に支持される患者の1つの部分と対応している。 多数の個々の気体マニフォールドの各々は気体供給源および組をなす空気嚢体の1組と連通している。 また、気体供給源により各気体マニフォールドの各々に対して送られる気体量を個々に変化させることにより患者の各部位に対して与えられる支持量を変化させる装置も設けられる。

    また、気体供給源を備えたベッド・フレームと、これに取付けられた複数の組の水蒸気を透過する空気嚢体とを含む空気損失の小さなベッドが提供される。 個別の気体マニフォールドは、組をなす空気嚢体の1組における空気嚢体の内側および気体供給源と連通している。 空気制御箱は、ベッドのフレームに取付けられ、気体供給源から気体マニフォールドへの空気の流れに挿置され、また各気体マニフォールドに対し送られる気体量を変更するための個々に調整可能な弁が設けられている。 空気制御箱には、大気に全ての弁を選択的に開くよう操作可能な装置が設けられ、気体を組をなす空気嚢体の各々から逃がして空気嚢体を収縮させ、その結果患者が空気嚢体ではなく空気ベッドのフレームにより支持されるようにする。

    また、ベッドのフレームと、これに取付けられた、個々に気体供給源および空気嚢体の内部と連通する複数の気体マニフォールドを含む複数の組をなす空気嚢体とを備えた空気損失の小さなベッドが提供される。 空気制御箱は、ベッドのフレームに対して気体供給源および気体マニフォールドと流通状態に取付けられ、気体供給源から空気制御箱を通って各気体マニフォールドに対する流量を変更するため個々に調整可能な弁が設けられている。 この空気制御箱には、空気嚢体を完全に膨張させるために弁を同時に完全に開くように操作可能な手段も設けられている。

    また、フレームと、気体供給源および空気嚢体の内部と個々の連通する複数の気体マニフォールドを有する前記フレームに対して取付けられた複数の組をなす空気嚢体とを備えた空気損失の小さなベッドが提供される。 空気制御箱もまたフレーム上に載置され、この空気制御箱の内部は気体マニフォールドおよび気体供給源と連通し、その内部に気体供給源により各気体マニフォールドに対して送られる気体量を個々に変更するための手段を有する。 この空気制御箱にはまた、空気制御箱を流過する気体を加熱するよう操作可能な手段、および空気制御箱内の温度に応答して前記加熱手段をオン/オフに切換えるよう操作可能な手段も設けられている。 また、加熱手段を個々に制御するよう操作可能な気体マニフォールドの1つにセンサを有する手段も設けられ、この手段は予め定めた温度において操作可能な空気制御箱内の温度に応答して加熱手段をオン/オフに切換えるよう操作可能である。

    また、フレームと、このフレームに横断方向に取付けられた患者を支持する第1の組の空気嚢体と、前記フレームに横断方向に取付けられた患者支持用の第2の組の空気嚢体と、各空気嚢体を気体供給源に対して結合する手段とを設け、前記第1の組の空気嚢体の各空気嚢体がこれと一体をなし、前記第1の組の空気嚢体の空気嚢体が膨張される時、その上に支持された患者をフレームの第1の側へ移動させる手段を有し、前記第2の組の空気嚢体は各々、これと一体をなし、前記第2の組の空気嚢体の空気嚢体が膨張され前記第1の組の空気嚢体の空気嚢体が収縮される時フレームの第2の側へその上に支持された患者を移動させる手段を有し、患者がフレームの第1および第2の側の各々に向って移動される時その上に支持された患者を保持する空気嚢体上の手段を設けてなる空気損失の小さなベッドが提供される。

    また、3つの異なる回転位置と対応する空気嚢体内の圧力を制御する手段も提供される。 このような圧力は、
    オペレータにより調整することができ、特定の患者の大きさおよび体重に従って各回転位置を規定するよう作用する。 各回転位置にオペレータにより規定される速度で順次到達して維持させる手段が設けられている。

    〔図面の簡単な説明〕

    第1図は、本発明の空気損失の小さなベッドの望ましい実施態様の斜視図、 第2図は、明瞭にするため点線で示された第2の空気嚢体が背部にある空気嚢体を示す第1図のベッドの線2
    −2に関する断面図、 第3図は第1図の空気損失の小さなベッドの空気配管の斜視図、 第4図は第1図の空気損失の小さなベッドの基部板の1つの斜視図、 第5図は、取付けられた空気損失の小さなベッドの細部を示すため部分的に破断した基部板を示す第4図の下面即ち基部板の拡大分解斜視図、 第6図は、フレームおよびこれに取付けられた構成要素の構造を示すため頭部を持上げた状態の第1図の空気損失の小さなベッドの端面図、 第7図は、フレームおよびこれに取付けた構成要素の構造を示すため脚部を持上げた状態の第1図の空気損失の小さなベッドの端面図、 第8図は、第9A図における線8−8に関する第1図の空気損失の小さなベッドの空気箱の断面図、 第9A図および第9B図は、それぞれ第8図に示した如き空気箱のマニフォールド組立体の線9A−9Aおよび9B−9B
    に関する断面図、 第10図乃至第10図は、全ての空気嚢体が完全に膨張される時(第10図B)、患者(10D)が空気損失の小さなベッド(10A)のフレームの片側へ、次いで他の側(10
    C)へ揺動される、即ち空気嚢体上に支持される際の本発明の空気損失の小さなベッドの空気嚢体の上面に支持された患者の端面図、 第11図は、空気嚢体をベッドのフレームに取付けるいくつかの代替的な方法を示す第1図の線11−11に関する本発明の教示内容に従って構成された空気損失の小さなベッドの脚部板の一部の複合縦断面図、 第12図は第1図の空気損失の小さなベッドの概略断面図、 第13図は、隣接するフレーム部に対して枢動自在に結合された1つのフレーム部に対し取付けられたポテンショメータを示す第1図のベッドのフレームの一部の斜視図、 第14図は、第1図の空気損失の小さなベッドの空気嚢体に対して空気を指向させるため弁を開閉する電気ケーブルおよび制御部の概略図、 第15図は、第1図の空気損失の小さなベッドの動作を制御するための汎用タイマーのサブルーチンのフローチャート、 第17図は第1図の空気損失の小さなベッドの動作を制御するための切換え処理サブルーチンのフローチャート、 第18図は第1図の空気損失の小さなベッドのおよび動作を制御する回転サブルーチンのフローチャート、 第19図は第1図の空気損失の小さなベッドの動作を制御する弁モータのサブルーチンのフローチャート、 第20図は第1図の空気損失の小さなベッドの動作を制御する電源障害割込みサブルーチンのフローチャート、 第21図は第1図の空気損失の小さなベッドにおいて使用される空気嚢体の望ましい実施例の端面図、 第22図は第1図の空気損失の小さなベッドに使用される空気嚢体の1つの端面図、 第23図は第1図の空気損失の小さなベッドに使用される空気嚢体の他の1つの端面図、および 第24図は、第1図の空気損失の小さなベッドの動作を制御するための制御ソフトウェアの全体概略図である。

    〔望ましい実施態様の詳細な説明〕

    第1図においては、フレーム12を含むベッド10が示されている。 このフレーム12は、点44′、44″、44において螺着された複数の部分14′、14″、14および14′
    と、端部材16とからなっている。 横断材18(第6図および第7図)および控え19(第7図)が剛性度を高めるため設けられている。 フレーム12には、一端部に頭板20
    が、また他端部には脚板21が設けられている。 頭板20および脚板21は各々、それぞれ実際には2枚の板20′および20″、および21′および21″から構成され、これらは垂直の細板25により他方に一方を重ね、前記細板上に板
    20′および20″、および21′および21″が取付けられている。

    第6図および第7図において全体的に照合番号27で示される別個のサブフレームが、以下に説明するように垂直の高さ調整機構により、長手方向の梁材24、横断梁材
    26および横断材28からなる基材22上に取付けられている。 この基材22は、その隅部のキャスタ30に支持されている。 脚ペダル42がキャスタ30の制動および操向のため設けられている。

    サブフレーム27は、横断梁材29、控え帯材35および長手方向の梁材31(第6図および第7図参照)からなっている。 サブフレーム27ガ、IVボトルおよび他の装備の取付けのためタブ33′を有する直立部33が隅部に設けられている。 このサブフレーム27を基材22に対して昇降させるための従来の垂直の高さ調整機構の形態の手段が設けられるが、その全ての細部は示されない。 第7図では隠された動力ねじの作用下で、これまた隠されたモータにより付勢される駆動トンネル梁材37により軸を回転することにより、高さが調整される。 動力は動力ねじから軸に対して偏心レバーにより伝達され、このレバーの軸心は駆動トンネル梁材37に支承されかつこれにより隠されている。 サブフレーム27は、基材22の横断梁材に枢動自在に支持されたレバーで揚上する。 レバーおよびレバーが取付けられる部材は、横断梁材29により第6図および第7図においては隠れて見えない。

    フレーム12の部分14″は、支持部材41(第6図参照)
    によりサブフレーム27の長手方向梁材31に対して取付けられている。 基板52を有するフレーム12の部分14′および脚基板46を有するフレーム12の部分14′は、それぞれ蝶板44′および44′において水平から上方へ枢動する。 この枢着の目的は、患者の身体の各部の傾斜角度を調整するためのもので、枢着の細部は当技術においては公知であり、明瞭化の目的から図には示さないが、モータが45で示される破壷内に配置され、制御盤346上のスイッチ233、235、236、237、238および239により制御され、あるいはベッドの手動制御部368(第4図参照)における冗長制御部から制御され、これらの機能のための回路は照合番号367(第14図参照)により略図的に示される制御箱43(第7図)内に含まれるが、これについては以下において詳細に説明する。

    頭部基板52が水平な状態にある時、サブフレーム27の長手方向梁材31に静置する頭部基板52の下方の横断部材
    18に支持部17が設けられている。 脚部基板46は揚上され(第7図)、横断バー47はこれと共にこの横断バー47および控え19における切欠き49により形成される枢着部により揚上する(横断バー47は、明瞭にする目的のため、
    第7図において控え19から取外された状態で示される)。 組をなす切欠き49は、横断バー47が揚上できる高さを調整する手段を提供し、脚部基板46はサブフレーム
    27の長手方向梁材31に対し枢着されたブラケット51上で上方へ枢動する。 横断バー47の先端部53は、脚部基板46
    が水平位置へ降ろされる時長手方向梁材31に静置する。

    側方レール81は、頭部基板52の下側に取付けられた支持ブラケット85に対し枢着されたブラケット83(第6図参照)に対して取付けられる。 側方レール87はブラケット89(第7図参照)に取付けられ、ブラケット89は支持ブラケット91に枢着されている。 支持ブラケット91は、
    脚部基板46の下側の控え19に対して固定されている。

    フレーム12には、脚部基板46、脚部基板48、坐部基板
    50および頭部基板52(第3図に点線で示される)が設けられ、各々はリベット54(第11図参照)によりフレーム
    12の対応部分14′、14″、14および14′に対して取付けられる。空気嚢体58を空気損失の小さなベッド10に対して取外し自在に固定するための手段が設けられている。第2図、第4図および第5図においては、前記の取外し自在に固定する手段の現在望ましい実施態様が示されている。第4図および第5図においては、脚部基板46
    の一部が示され、この基板には脚部基板46ならびに脚部基板48、坐部基板50および頭部基板52の全長に沿って相互に対向して交互に存在する穴64が貫通して設けられている。 1つ置きの穴64にはリテーナ34を取付けた柱体32
    を収受するためのキー・スロット11が設けられ、これを介して空気嚢体58の底部面79から突出し、そのフランジ
    71が空気嚢体58の底部面79および底部面72に対して取付けられたパッチ69間に保持されている。 空気嚢体58は、
    明瞭にするため第5図において破断した状態で点線で示されている。 空気嚢体58はまた、一体の延長タブ15を有する弾性に富む重合塑性材料製のニップル23も設けられている。 空気嚢体58を脚部基板46または他の基板48、50
    または52のいずれかに対して取外し自在に固定するため、リテーナ34が底部から出るまで柱材32が穴64に挿入される。 柱材32は次にキー・スロット11と係合するように摺動され、リテーナ34が穴64の周囲で脚部基板46の底部側と係合して空気嚢体58を脚部基板46の所定位置に保持する。 次にニップル23は、キー・スロット11を持つ穴
    64と反対側の穴64に挿入され、延長タブ15が平願ねじ13
    の頭の基部と係合するまで回転され、ニップル23を所定位置に固定するのを助ける。

    別の実施例においては、基板46、48、50および52には空気嚢体58を縁部に沿って雄型のスナップ56(第11図)
    の形態の空気損失の小さなベッド10に対して取外し自在に固定するための手段が設けられている。 空気嚢体58にはフラップ60が設けられ、その各々には雄のスナップ56
    と係合する雌のスナップ62が設けられている。 フラップ
    60には交互にVELCROテープ55が設けられ、基板46、48、
    50および52の縁部にはVELCROフック57の関連する条片が設けられて各空気嚢体58を所定位置に固定する。 あるいはまた、フラップ60および基板46、48、50および52には
    VELCROおよびスナップ固定手段の双方が設けられている。

    空気嚢体58は形状において略々矩形状を呈し、コーティングを施した繊維または類似の材料から形成され、これを水蒸気が流通し得るが、水および他の液体は透過しない。 商標「GORE−TEX」の下で市販される繊維は、このような適当な1つの材料である。 空気嚢体58は、このように、嚢体が膨張させられあるいは「空気損失の小さな」形態で構成することができる空気を逃がすための1
    つ以上の出口を含み得る。

    第1図および第2図においては、ベッド10のフレーム
    12上での配置による異なった形態で示されている。 例えば、脚部基板48および坐部基板50に対して取付けられる空気嚢体は参照番号322で示される。 空気嚢体321、32
    2、325および328は略々矩形状の筺体の形状に構成され、その少なくとも頂面323は上記の如き水蒸気が透過し得る材料から形成される。 空気嚢体321、322、325あるいは328には、この筺体の内部をブロワ108の如き供給源に対して結合して、基板50を経て取付けられた坐部の気体マニフォールド80に延在するニップル23(第2図参照)の形態の筺体を気体で膨張させる手段が設けられている。 空気嚢体321、322、325あるいは328もまた、筺体を空気損失の小さなベッド10に対して取外し自在に固定するための上記の柱体32およびリテーナ34の形態の手段が設けられる。 空気嚢体322、325または328が膨張される時空気嚢体322、325または328上に支持される患者348
    をフレーム12の片側に向けて移動させ、また患者348がフレーム12の片側または他の側に向って反転即ち揺動される時空気嚢体322、325または328の頂面323上に患者を保持する手段が設けられる(第10A図乃至第10D図)。 空気嚢体322、325または328が膨張される時空気嚢体322、
    325または328上に支持された患者348をフレーム12の片側に向けて移動するこの手段は、空気嚢体322、325または328の各々の略々矩形の形状の頂部323に切欠き324を有する。

    空気嚢体322、325または328の各々には、患者348が空気嚢体322、325または328の膨張によりフレーム12の側に向けて反転される時空気嚢体322、325または328の頂面部323上に患者348を保持する空気嚢体322、325または
    328の各々と一体である柱体326の形態の手段もまた設けられ、この嚢体は膨張される時空気嚢体322、325または
    328の略々矩形状の筺体の端部および隅部を形成するよう上方に突出している。 空気嚢体322、325または328の頂部323に患者を保持するためのこの手段はまた、ベッドのフレーム12の両側における側方レール81に取付けられる大きな発泡材のクッション(図示せず)の形態をとり得る。 このクッションは、側方レール81および87に対して取外し自在に取付けることができ、あるいは一部が前記レール81に位置し、一部が側方レール87に位置するように分割することができる。 空気嚢体322、325または
    328内の空気圧力は、以下に説明するように、患者348がベッドのフレーム12の片側の発泡クッションに対してゆっくりと揺動され次いでベッドのフレーム12の他の側に向けて戻されるまで調整される。

    第1図に示されるように、複数の空気嚢体58、321、3
    22、325および(または)328は、ベッド10のフレーム12
    上で横断方向に取付けられている。 空気嚢体322、325または328は、柱体325および切欠き324がベッドのフレームの一方より他方に近い第1の組、および柱体326および切欠き324がベッドのフレーム12の第2の側に近い第2の組の空気嚢体322、325または328に近い第2の組に分割される。 第1の組の空気嚢体322、325または328および第2の組の空気嚢体322、325または328は、基板4
    6、48、50および52の全長に沿って相互に交番する。 以下に説明するように、空気嚢体322、325または328の第1の杭はブロワ108からの空気で膨張させられ、これにより空気嚢体322に支持される患者348(第1図には示されない。第10A図乃至第10D図参照)をフレーム12の第1
    の側に向けて転動させ、次いで第2の組の空気嚢体32
    2、325または328が膨張させられる間に収縮させることにより、患者348をベッドのフレーム12の他の側に向けて移動させる。

    頭部基板52に取付けられる空気嚢体321には、患者348
    の胴部が最初はベッドのフレーム12の片側へ次いでベッド・フレーム12の他の側へ戻すように転動される間、患者348の頭部が略々一定の位置に保持されるように、平坦な上面323が設けられている。 第23図においては、患者348の頭部の下方に用いられる空気嚢体321が示されている。 空気嚢体321は、形状が略々矩形状を呈するが、
    隅部448に隣接する領域331に傾斜した上面323が設けられている。 空気嚢体321の高さは、患者348が空気嚢体5
    8、322、325および(または)328上に横たわる時比較的重い部分、即ち頭部よりも胴部の各部が第10D図に示されるように空気嚢体58、322、325および(または)328
    に沈み込むために、空気嚢体58、322、325および(または)328の高さよりも小さなくなる。 患者348が空気嚢体
    58、322、325および(または)328に沈み込む時、頭部は空気嚢体321上に均等に静置するが、これは胴部の他の部分と同程度に頭部が空気嚢体321に沈まないためである。

    足部基板46上に支持された空気嚢体328および脚部基板48の一部に支持された空気嚢体328にも、空気嚢体322
    について述べるような切欠き324および柱326が設けられている。 更に、空気嚢体328は、患者348の脚部が患者34
    8の交互の前後方向の運動中動かないように相互に拘束されることにより患者348を空気嚢体58、322、325および328の上面323に保持することを助けると共に、患者34
    8の皮膚に対して及ぼされる圧力を広い領域にわたり分散させることを助けるように、こぶ330が設けられている。

    第22図においては、こぶ330がその上面323に形成された空気嚢体328の側面図が示されている(「側面図」とは、空気嚢体自体を指し、もし空気嚢体328(または321
    または322)がベッド10に取付けられた場合には、図はベッドの端面図となる)。 明らかなように、空気嚢体32
    8が膨張される時、こぶ330および柱体326は上方に突起して患者348がベッド・フレーム12の片側あるいは他の部分へ転動し過ぎることを防止するのを助ける。 空気嚢体322の別の構造が第21図に参照番号3325で示されている。 空気嚢体325は、空気嚢体322および328の切欠き324
    と略々同じ深さの切欠き324が設けられるが、領域327における上面323の傾斜は、空気嚢体322および328の領域3
    29における上面323の傾斜よりは小さくなっている。 空気嚢体325は、空気嚢体58、321、322および(または)3
    28内の空気圧力の調整と関連して、患者348がベッド・
    フレーム12の片側から他の側へ転動させられる程度および速度を増減するため患者348の胴部の異なる部位の下方に用いることができる。 例えば、空気嚢体325は特に部分348の肩部の下方に用いるのによく適している。

    上記のように、空気嚢体58、321、322、325および328
    は全て、約46×99cm(18×39インチ)の大きさを有する略々矩形形状を呈する。 各々には、空気嚢体58、321、3
    22、325または328が膨張される時側壁面61が撓まないように保持する側壁面61に取付けられたバッフル460が設けられている。 各隅部448は約76mm(3インチ)の曲率半径を有し、切欠き324の深さは約254mm(10インチ)である。 線450により示される方向の空気嚢体325および32
    8の柱体326の大きさは、線452により示される方向の切欠き324の方向と同様に約178mm(7インチ)である。 線
    451により示される方向の空気嚢体322の柱体326の大きさは約305mm(12インチ)である。 線453に沿った空気嚢体325の上面323の寸法は約305mm(12インチ)であり、
    この上面323は略々約152mm(6インチ)の半径の曲率45
    5の切欠き324に落込む。 第2図においては、線458に沿った上面323の寸法は約229mm(9インチ)である。 線45
    4により示される方向の空気嚢体328におけるこぶ330の寸法は約127mm(5インチ)であり、線456により示される方向における寸法は約508mm(2インチ)である。 線4
    58により示される如き面333の寸法は約356mm(14インチ)である。

    空気嚢体58、322および328をベッド10に対して取付けるための別の構造(第11図)においては、各空気嚢体58
    (本明細書においては、空気嚢体58について参照する時は、空気嚢体もまた321、322、325または328であり得ることを理解すべきである)はフランジ付きニップル70が設けられ、そのフランジ71は空気嚢体のパッチ74と底部
    72間の空気嚢体58の底部72との間に保持される。 以下に述べるように、各空気嚢体58は、基板46、48、50および
    52の縁部の雄のスナップ56上の各空気嚢体58のフラップ
    60の雌のスナップ62を嵌めることにより、またはVELCRO
    テープ55およびフック57、あるいはその両方により個々に基板46、48、50および52に取付けられる。 このように定置されると、空気嚢体58の底部の内側72におけるフランジ付きニップル70は基板46、48、50または52の穴64および64′を介して突出し、その上に空気嚢体58が位置される。 各フランジ付きニップル70の周囲の溝(図示せず)にはOリング68が設けられて、フランジ付きニップル70と、このフランジ付きニップル70が突出する対応する基板46、48、50または52との間の相互に気密な嵌合を保証する。

    単一の空気クッションではなく個々の空気嚢体58、32
    1、322、325または328の使用により、漏洩、洗浄その他の注意を必要とする場合に、個々の嚢体の交換を可能にする。 空気嚢体58、321、322、325または328をその各基板46、48、50または52から取外すことが必要な時は、柱体32をキー・スロット11から抜取り、穴64からリテーナ
    34および柱体32を取外す。 次いで、延長タブ15をねじ13
    から外すように回転するまで回転され、これを穴64から取外すため確実に引出す。 空気嚢体58の場合には、この空気嚢体58の各端部における雌のスナップ62を基板46、
    48、50または52の縁部の雄のスナップ56から外され(あるいは、VELCRO帯材を相互に剥ぎ取り)、フランジ付きニップル70を上方に捻ることにより基板46、48、50または52の穴64から空気嚢体58を取外す。 患者が膨張した空気嚢体58、321、322、325または328に横たわったまま取外しを行なうことさえ可能である。

    空気嚢体58を空気嚢体46、48、50または52に対して保持する際更に安全を確保するため、またフランジ付きニップル70とこれが突出する各基板46、48、50または52との間に気密な嵌合の確保を助けるため、ばねクリップ73
    (第11図参照)を空気嚢体58のニップル70に挿入する。
    ニップル70を穴64内に挿入するためには、ばねクリップ
    73の輪の部分75を(空気嚢体58の繊維を介して)押付けて、ばねクリップ73の軸部101の端部におけるフランジ7
    7を相互に移動させてこれらが穴64に進入するようにさせる。 一旦穴64に挿入されると、フランジ77が弾発して離れ、再びばねクリップ73の輪部分75を押付けなければニップル70を穴64から取外すことができなくなる。

    第6図においては、本発明により構成されたベッドの端面図が示されている。 控え102がボルト104によりサブフレーム27の横断梁材29に対して固定されている。 ブロワ108が、ブロワ・ハウジング116と一体をなす取付け板
    112を介してボルト110により控え102に対して取付けられている。 ガスケット、ベニア板またはパーティクル板(図示せず)、あるいは他の音響および振動を減衰する材料片が取付け板112と控え102との間に挿置される。 このような材料の帯片(図示せず)もまた、控え102と横断梁材29の間に挿入することができる。 ブロワ108は、
    一体のパーマネント分相コンデンサ電動機114を有する。 電動機114が付勢されると、ブロワ108は空気をブロワ・ハウジング116からブロワ・ファンネル118およびブロワ・ホース120を経て空気箱ファンネル122へ、また空気箱124に対して送る(第3図および第6図参照)。

    ブロワ108は、空気をフィルタ箱96からホース98を介して受取る(第3図参照)。 フィルタ箱96は、取外しを容易にするためフレーム100(第6図参照)内に保持される。 フレーム100はフレーム27に対して取付けられ、
    またほとんど第6図の基部22の横断梁材26およびフレーム27の横断梁材29により隠されて見えない。 第2のブロワ108が、空気嚢体58へ送られる量を増加することにより空気嚢体58内の空気圧力を増すために設けられる。 音響吸収材で裏打ちされたカバー(図示せず)もまた、ブロワ108を密閉することにより騒音を減殺するために設けることができる。

    空気制御箱124は、ブラケット125におり頭部基板52の下側に取付けられた気密箱であり、その詳細は第8図、
    および第9A図、第9B図に示されている。 空気箱124の前部にはマニフォールド組立体126が設けられている。 マニフォールド組立体126は、それぞれ足部、脚部、坐部、背部および頭部の領域における基板46、48、50および52に対して取付けられた空気嚢体58に送られる空気量を変更するための手段と結合するための穴(番号なし)
    を有するマニフォールド板145が設けられている。 ガスケット115が空気箱124およびマニフォールド板145間からの空気の漏洩を防いでいる。 現在望ましい実施態様においては、空気嚢体58に対して供給される空気量を変化させる手段は、全体的に参照番号128、130a、132aおよび132b、および134aおよび134bで示される複数の弁の形態をとる(第3図も参照)。 弁128、130a、130b、および132aおよび132b、および134aおよび134bの各々には、
    各電動機138の駆動軸(図示せず)上に取付けられ、カラー148の固定ねじ149により所定位置に保持されたナイロンねじ軸139(第8図、第9A図および第9B図参照)を有する電動機138が設けられている。 プラグ140は、このプラグ140の制限ピン141が特定のプラグ140にすぐ隣接して電動機支持ブラケット143を完全膨張板144に保持する支持部142の一方または他方と係合する時、ねじ軸139
    に沿って回転自在に出入りするように運動する。

    弁128、130aおよび130b、132aおよび132b、および134
    aおよび134bの一部を形成する穴202を有する完全膨張板
    144は、蝶板146によりマニフォールド板145の背部に取付けられる(第9A図および第9B図も参照)。 ガスケット
    147は、完全膨張板144とマニフォールド板145との間からの空気の漏洩を防ぐために設けられている。 電動機13
    8には制限スイッチは設けられず、各電動機138のねじ軸
    139に沿ったプラグ140の前後の運動はプラグ140が前方に運動する時穴202とのプラグ140の係合により制限され、またプラグ140がねじ軸139上で後退する時カラー14
    8とのプラグ140の後側の係合により制限される。 圧縮状態は、電動機138上の負荷がこの電動機を固渋させて停止させるに充分となるまで継続する。 カラー148上に設けられたOリング206は、プラグ140の後側により係合される時、同様な状態で作動する。

    Oリング204および206の装填による電動機138の拘束は、電動機138の逆転およびねじ軸139に沿ったプラグ11
    0の移動方向の反転を容易にするが、これはねじ軸139が拘束されないためである。 ねじ軸139は自由に方向を反転し、またOリング204または206の圧縮により生じる負荷がねじ軸139の回転により解放されるように回転し、
    プラグ140は制限ピン141が支持部142と接触するまでねじ軸139と共に回転して、軸139が回転し続ける時プラグをこの軸に沿って運動させる。

    ダンプ板150は、蝶板151によりマニフォールド板145
    の外側に取付けられる(第9A図および第9B図参照)。 マニフォールド板145とダンプ板150との間からの空気の漏洩を防止するためガスケット106が設けられている。 ダンプ板150には継手153が設けられ、以下に説明するように、ダンプ板150が第8図、第9A図および第9B図に示される位置にある時、適当なベッド・フレームの気体供給穴174、176a、176b、178aおよび178b、および182aおよび182bを結合するため、その内部はマニフォールド板14
    5における穴と連続している。

    ブロック154は、ねじ155によりダンプ板150に対して取付けられ、ダンプ板150が蝶板151上のマニフォールド板145から遠去るように選択的に枢動させるため線158がケーブル156内で前後に滑り得るように、ケーブル156がナット157により係止できる点として働く。 線158は、ねじケーブル端部およびロックナット159によりマニフォールド板145に対して固定される。 線158は、その他端部でチューブ190(第7図参照)に取付けられたブラケット183に対して固定される。 ベッド・フレーム12には、
    その両側に速動ダンプ・レバー165が設けられ、この速動ダンプ・レバー165はチューブ190により結合されて両方のレバー165がケーブル156内の線158の運動を生じることによりダンプ板150の作動に対する遠隔制御を生じるようになっている。 速動ダンプ・レバー165のいずれか一方が第7図に示された位置から運動させられる時、
    偏心レバー・アーム181が線158を引張り、ケーブル156
    はブラケット182に係止されて線158がケーブル156内で運動するようになっている。 レバー・アーム181の作用下におけるケーブル156の係止作用および線158のケーブル内の運動の詳細は、レバー・アーム185の作用下のケーブル160およびその内部の線162の運動におけると同じものである(以下参照)。 線158の運動は、ダンプ板150
    をマニフォールド板145から遠去るように枢動させて、
    空気嚢体58内の空気がマニフォールド76、78、80、82および84、およびベッド・フレームの気体供給ホース17
    4、176a、178a、180a、176b、178bおよび180bを介してこのようにマニフォールド板145とダンプ板150との間に生じた開口から大気中へ逃げることを許して、空気嚢体
    58が迅速に収縮するようにする。 コイルばね201′がダンプ板150およびマニフォールド板145の内孔(番号なし)内の線158を包囲して、ダンプ板150およびマニフォールド板145を離れるように偏倚する。

    第8図および第9B図に最もよく示されるように、別のケーブル160がねじを設けた取付け具161内のマニフォールド板145を通過し、線162がその内部で前後に摺動するようにする。 線162はナット163により完全膨張板144に係止され、このナットが完全膨張板144を蝶板146上のマニフォールド板145から遠去るように枢動させる。 このようなマニフォールド板145から遠去る完全膨張板144の枢動運動が、空気の流れから完全膨張板144、電動機支持ブラケット143およびこれらの部分に取付けられた他の全ての部品を引上げて、空気箱124内の空気の弁128、
    130aおよび130b、132aおよび132b、および134aおよび13
    4b等の継手153内、およびベッド・フレームの気体供給ホースへの妨げのない174、176aおよび176b、178aおよび178b内への進入を許して、その結果空気嚢体58の迅速かつ完全な膨張をもたらして患者348を第10B図に示される位置へ揚上させ、患者の移動その他の必要を容易にする。 コイルばね201は、マニフォールド板145および完全膨張板144における内孔(番号なし)に線162を密閉し、
    マニフォールド板145を完全膨張板144から離れるよう偏倚する。

    線162は、完全膨張つまみ193が載置されたバー195に取付けられたレバー・アーム185(第7図)にその他端部で係止されている。 ベッド・フレーム12には、その両側に完全膨張つまみ193が設けられ、この完全膨張つまみ193はバー195により結合されてその両方がケーブル16
    0を介して線162の運動を制御するようになっている。 ケーブル160はDELRINベアリング209上に支持されたねじを設けたケーブル端部199によりブラケット197に固定され、このベアリングは完全膨張つまみ193の回転運動が線162をしてその内部で摺動させて蝶板146において完全膨張板144を枢動させるようにバー195を収受する。 電動機138、支持部142および電動機支持ブラケット143の重量が、完全膨張板144をこの完全膨張板144、電動機支持ブラケット143およびこれに取付けられた部品が気体流から弁128、130aおよび130b、および132aおよび132b、
    および134aおよび134bの継手153に向って引上げられる位置へ偏倚させる。 この偏倚作用は、つまみ193のいずれか一方が結合部を線162とレバー・アーム185間で重力が板144を開かせるオーバーセンター位置から外れるように移動させるに充分なだけ回転するだけでよいように解放手段として働かせる。 第10B図においては、完全膨張板144が開かれた後、患者348は空気嚢体322(および(または)58、321、325または328)上に横たわった状態で示されている。 つまみ193がその最初の位置へ回された時、レバー・アーム185は、線162がバー195に接近する地点即ちオーバーセンター位置から線162とレバー・アーム183との間の結合部が180゜過ぎて回転された地点へ回動する。 以下に述べるように、マイクロプロセッサ240は警報ブザー(図示せず)を含み、またつまみ193
    またはレバー165のいずれか一方がそれぞれ空気嚢体5
    8、321、322、325および(または)328を膨張させあるいは収縮させるため使用される時、前記警報を付勢するためのスイッチ(図示せず)を設けることができる。

    空気は背部板121(第3図)の空気箱ファンネル122を介して空気箱124へ進入する。 空気箱ファンネル122には、参照番号117で略図的に示される一方向の蝶型弁が設けられ、一方のブロワ108のみが運転される時空気が空気箱124から逃げないようにする。 空気箱124には、参照番号172で概略が示された加熱帯条片が設けられている。 加熱条片172は、空気箱124を2つの区画に区切ることが望ましい空気箱124の隔壁133に取付けられている。
    空気は空気箱124の1つの区画(即ち、加熱要素172の背後の)に進入し空気箱124の他の区画から出るため、空気の流れは加熱要素172が取付けられる隔壁133間の空間を通過し、プロセスにおいて混合され加熱されなければならない。

    第3図においては、ブロワ108が投入され、フィルタ箱96から穴98を経てブロワ・ホース120、一方向弁117を介して空気箱124内に受取られる空気を強制し即ち圧送する。 空気嚢体58、321、322、325および328内の空気圧力の制御能力を増やすため、またベッド10がブロワ108
    の1つおよびブロワ432(第7図参照)に対して作動し得るようにブロワ108の1つを封止するために弁109が設けられる。 弁109はまた、両方のブロワ108が運転中ブロワ108の1つからの空気の流れを制限することにより空気圧力の調整能力を負荷するため使用される。

    空気は、空気箱124から弁128、130aおよび130b、132a
    および132b、および134aおよび134bを介してベッド・フレームの気体供給ホース174、176aおよび176b、178aおよび178b、および182aおよび182bに向けて逃げる。 ベッド・フレームの気体供給ホース174、176aおよび176b、1
    78aおよび178b、および182aおよび182bは、空気をマニフォールド76および76′、78および78′、80および8
    0′、および82′および84へ送る。 ベッド・フレームの気体供給ホース178aおよび178bは坐部の気体マニフォールド78および78′と結合され、これらマニフォールドはベッド・フレームの気体供給ホース180aおよび180bにより脚部気体マニフォールド78および78′と結合されている。 ベッド・フレームの気体供給ホース182aおよび182b
    は、空気をそれぞれ背部の気体マニフォールド82および
    82′に対して送る。 ベッド・フレームの気体供給ホース
    174は、空気を頭部の気体マニフォールド84へ送る。 気体マニフォールド76および76′、78および78′、80および80′、82および82′、および84の各々は、基板46、4
    8、50および52の下側に取付けられ、足部基板46はこれに気体マニフォールド76および76′を取付け、脚部基板
    48はこれに気体マニフォールド78および78′を取付け、
    坐部基板50はこれに気体マニフォールド80および80′を取付けている。 頭部基板52およびフレーム12のその対応する部分14′には、2つの背部気体マニフォールド82
    および82′および頭部気体マニフォールド84が設けられている。

    足部基板46がべッドの足部においてフレーム12の端部材16を越えて延長する故に、T字部86および86′は足部気体マニフォールド76および76′から提供され、それぞれ足部延長ホース88および88′を足部基板46の最外端部のホース64および64′に至る(第3図、第7図および第
    11図)。 足部延長ホース88および88′を穴64および64′
    におけるニップル23およびT字部86および86′の所定位置に保持するクランプ65が設けられている。 頭部基板52
    は同様にベッドの頭部端部におけるフレーム12の端部材
    16を越えて延長し、またT字部92は頭部気体マニフォールド84から設けられ、空気を頭部延長ホース94により頭部基板52の最外端部における穴64に供給する。 頭部延長ホース94をT字部92および穴64の受け部66に保持するため、クランプ65が設けられる。

    空気は、各ベッド・フレームの気体供給ホース174、1
    76aおよび176b、178aおよび178b、180aおよび180b、または182aから気体マニフォールド76および76′、78および78′、80および80′、82および82′、または84へ進入し、次に気体マニフォールド76および76′、78および7
    8′、80および80′、82および82′、あるいは84の各々の長さだけ流下する。 空気は、気体マニフォールド76および76′、78および78′、80および80′、82および8
    2′、または84から基板46、48、50および52の穴64および64′を介して空気嚢体58へ逃げることにより、空気嚢体58を膨張させる。

    基板46、48、50および52を介して空気嚢体322、325および328内に伸びる穴64および64′は、ベッド10のフレーム12の全長にわたり千鳥状に設けられている。 換言すれば、1つ置きの穴64または64′にはキー・スロット11
    (第4図参照)が設けられている。 空気嚢体322、325および328にはそれぞれ1つのニップル70または23が設けられ、柱体32には他端部の穴64または64′のキー・スロット11の係合のためのリテーナ34が設けられている。 空気嚢体322、325および328は、基板46、48、50および52
    におけるその向きが交互に変化し、その結果空気嚢体32
    2、325および328の半分がその上に取付けられた空気嚢体322、325または328の他の半分のニップル70または23
    よりもベッド・フレーム12の片側にニップル70または23
    を近付けて状態に置かれている。

    ベッド・フレームの気体供給ホース174、176aおよび1
    76b、178aおよび178b、180aおよび180b、および182aおよび182bの各々が回路する気体マニフォールド76および
    76′、78および78′、80および80′、82および82′、または84と連続しているため、各気体マニフォールド76および76′、78および78′、80および80′、82および8
    2′、または84に供給される空気量は、空気箱124上の弁
    128、130aおよび130b、132aおよび132b、および134aおよび134bを用いて変更することができる。 弁128、130a
    および130b、132aおよび132b、および134aおよび134bはマニフォールド76および76′、78および78′、80および
    80′、82および82′、または84の1つに供給される空気量を制御するため、弁128、130aおよび130b、132aおよび132b、および134aおよび134bの各々は気体マニフォールド76および76′、78および78′、80および80′、82および82′、または84毎の空気嚢体322、325または328の組に対する空気供給量を制御する。

    また、第3図および第7図には、携帯自在な電源手段即ち全体的に番号426で示されるトランスポータが示されている。 携帯電源装置426は、バッテリ430、ブロワ43
    2およびバッテリ充電器34およびホース436を密閉するケース428からなっている。 ホース436には、サブフレーム
    27上に取付けられかつファンネル444を介して空気箱124
    と結合するホース442の継手440と係合する取外し自在な継手438が設けられている。 ブラケット446は、携帯可能な電源装置426のケース428と取外し自在に係合するためサブフレーム27に取付けられている。 携帯可能電源装置
    426は、電源口が得られない時、例えば患者の輸送中患者を支持するため空気圧力を提供する。

    以下に説明するように、それぞれ背部、坐部、脚部および足部の気体マニフォールド76、78、80および82に対して結合された空気嚢体322および328を交互に最初に膨張させ、次いで背部、坐部、脚部および足部の気体マニフォールド76′、78′、80′および82′と結合された空気嚢体322および328を膨張させる間、前記空気嚢体を収縮させるための装置が設けられている。 第1の組の空気嚢体322および328および第2の組の空気嚢体322および3
    28の交互の膨張および収縮は、空気嚢体322および328における切欠き324の交互の装備の故に、これに支持された患者348を1つの方向へ次いで他の方向へ交互に揺動させる。

    患者348の揺動を行なうため、適当な空気嚢体はマイクロプロセッサの制御下で交互に膨張および収縮させる。 第3図においては、弁130a、132aおよび134aが空気をマニフォールド82、80、78および76に対して供給する。 これらマニフォールドは、柱体326および切欠き324
    をベッド・フレーム12の第1の側に近い位置に有する第1の組の空気嚢体322、325および328に対して供給する。 同様に、弁130b、132bおよび134bが空気マニフォールド82′、80′、78′および76′に供給し、このマニフォールドがベッド・フレーム12の第2の側にその柱体32
    6および切欠き324を近付けた第2の組の空気嚢体322、3
    25および328に対して空気を供給する。 弁128は空気をマニフォールド84へ供給し、このマニフォールドは空気を患者348の頭部を支持する空気嚢体321に対して供給する。 各マニフォールド内の圧力は、各マニフォールドに空気を供給する個々の弁の調整によりマイクロプロセッサ240により制御することができる。 ソフトウェアは、
    オペレータにより設定された圧力と対応する3つの位置の各々に逐次患者を移動させるようプログラムされる。
    第10A図、第10C図および第10D図は、このソフトウェアにより順次追従されるこのような3つの位置を示している。

    空気嚢体328におけるこぶ330は、患者348の脚の一方が嚢体328の交互の膨張および収縮の間でさえこぶ330により形成される長手方向の障壁のいずれの側でも保持されるように、空気嚢体328の上面に沿って長手方向の障壁を提供する。 このように、こぶ330は、患者348をベッド・フレーム12の片側または他の側に過剰に揺動させることを防止する。 更に、部分348の脚は、患者348がベッドのフレーム12の片側から他の側へ交互に揺動される間、滑ったりあるいは擦れたりしない。 当業者は、こぶ
    330を有する空気嚢体328が療法の種類および特定の患者に対して必要な運動の程度に従って、空気嚢体321、322
    または325と交換できることが理解されよう。

    ソフトウェアは、内部の割込み方式に基いて作動する。 即ち、ソフトウェアは、特定数のクロック・パルスが受取られるまでアイドル状態にあり、この時割込み信号がマイクロプロセッサ240により内部に生成される。
    ソフトウェアがこの内部割込みを検出すると、第24図に示される種々の機能のソフトウェア・モジュールが順次実行される。 マイクロプロセッサ240は内部割込みを50
    ミリ秒毎に生じるため、第24図の機能ソフトウェア・モジュールは50ミリ秒毎に実行される。

    次に第24図においては、本発明の制御機能を実行するため用いられる機能ソフトウェア・モジュールのブロック図が示されている。 以上に述べるように、初期化およびパワー・ダウン・ルーチンもまたこのソフトウェアに存在するが、簡潔にするため本図からは省かれた。 また、種々の割込みサービス・ルーチンも省かれた。 第24
    図は単に、50ミリ秒毎にマイクロプロセッサ240により実行されるアプリケーション・ソフトウェアを示すに過ぎない。

    第24図の機能モジュールまたはルーチンのあるものについて、更に詳細に以下に説明することにする。 以下は、これらルーチンが如何にして本発明の目的の達成のため統合化されるのか概要である。

    RAMデータ・テーブル903は、制御ソフトウェアが必要とする変数を格納するため用いられるメモリーのブロックである。 これらの変数は、ソフトウェア・タイマー、
    状況フラッグ、スイッチ入力、アナログ・データ入力、
    目標圧力値、および目標温度値を含む。 ソフトウェア・
    タイマーは単に、特定の値で初期化され、次いで汎用タイマー・ルーチン252により50ミリ秒毎に減分さえるメモリー内容に過ぎない。 スイッチ入力は、制御盤または他に説明した種々のスイッチから受取るディジタル入力である。 これらスイッチの状態は、以下に更に詳細に述べるように、余計なセンサワイヤの作動条件が検出できるようにRAMデータ・テーブル903に格納される。 状況フラッグは、ソフトウェア・モジュールに対してソフトウェア・モジュールが作動する方法に影響を及ぼすある状態を開始するためソフトウェアにより使用されるメモリー・ワードである。 例えば、1つの状況フラッグは、ベッドが左、右あるいは中央のいずれに転動されるかを示すため用いられる。 状況フラッグは、外部入力またはあるソフトウェア・タイマーからのタイミングにより変更することができる。 圧力および温度のトランスジューサから受取った値と対応するアナログ・データもまた、RA
    Mのデータ・テーブル903に格納される。 また、ソフトウェアが維持しようとしかつオペレータ入力により調整することができる目標圧力および温度は、RAMデータ・テーブル903に格納される。

    上記の内部割込みを受取ると同時に、マイクロプロセッサ240により実行されるべき最初のモジュールは、汎用タイマー・ルーチン252である。 このルーチンは、種々のソフトウェア・タイマーを減分して、タイム・アウトした条件が生じる時他のモジュールの動作に影響を及ぼすある状況フラッグをセットする。 次に、全てのディジタル入力を走査するスイッチ処理ルーチン254が実行される。 ディジタル入力においてある変化が検出されると、適当なスイッチ機能ルーチン284が実行される。 以下に述べるように、これらスイッチ機能ルーチンは、検出されたスイッチ入力の変化の種類に従ってRAMデータ・テーブル903におけるデータを更新する。

    全てのディジタル入力が走査された後、回転制御ルーチン292が実行される。 回転制御292は、弁128、130aおよび130b、132aおよび132b、または134aおよび134bのどれが開路、閉路、あるいはその現在の位置に維持される必要があるかを判定する。 この判定を行なうために、回転制御ルーチン292は、圧力のトランスジューサからのアナログ・データ、目標圧力値およびどの目標圧力値を使用するかをルーチンに知らせる状況フラッグに依存する。 回転制御ルーチン292は、この時電動弁ルーチン316
    により読出される状況フラッグをセットする。 電動弁ルーチン316は実際に、回転制御ルーチン292により行なわれる判定に従って、弁電動機138を駆動する。 これらの判定は、状況フラッグにより電動弁ルーチン316に対して通信される。

    ヒータ制御ルーチン905は、RAMデータ・テーブル903
    からの現在値および目標温度値を検索し、これらを比較し、ヒータ線172をディジタル出力によりオン/オフする。 内部割込み駆動ループの一部として実行される最後のモジュールは、表示ライター・ルーチン901である。
    このルーチンは、制御盤に出力されるべきRAMデータ・
    テーブル903からのデータを検索する。 表示ライター・
    ルーチン901は、次に検索されたデータに従って制御盤3
    46の棒グラフ表示356を駆動する。 アナログ入力ルーチン904は、参照番号800により概略が示されるが制御箱19
    8に対しては内部であり、従って他では示さないアナログ/ディジタル・コンバータにより生じる外部割込みに従って連続的に作動する。 アナログ入力ルーチン904
    は、アナログ/ディジタル・コンバータ800からのデータを検索し、RAMデータ・テーブル903における適当な場所を更新する。

    次に第15図乃至第20図に関して、マイクロプロセッサ
    240のプログラミングを論述する。 第15図に示されるように、プログラムの初期化は242で示される。 変数メモリー即ちRAMは、ステップ244においてクリアされる。 内部または外部の割込みが可能な状態になる前に、全ての
    RAM変数の内容がゼロ化され、以下に述べる電気的に切換えられるROMに格納されるものの同様に特定のデータを必要とするものがステップ246において初期化される。 マイクロプロセッサ240の4つの8ビット・ポートに対するデータおよび指令レジスタがこの時ステップ24
    8において初期化される。

    マイクロプロセッサ240にとって内部のハードウェア割込みタイマーからの50ミリ秒割込みを受取るまで、制御ソフトウェアがループ250においてアイドル状態にある。 マイクロプロセッサ240は、この時、マイクロプロセッサ240は、第16図乃至第19図に概略を示したサブルーチン252、254、292および316を順次実行する。 汎用タイマー・サブルーチン252(第16図参照)は、消去前の電気的に変更可能なROM電源「ON」遅れタイマー、可聴警報「ON」遅れに「OFF」切換え心肺タイマー、可聴警笛休止タイマーおよび回転タイマーを含むRAMに含まれたソフトウェアで付勢されるタイマーのほとんど減分する。 汎用タイマー・サブルーチン252には、第15図のコネクタ253から入り、第1のステップ254はパワー・オン/オフ押しボタン851(第14図参照)が「OFF」の位置へ切換えられたかあるいは休止調整ボタン728、730または
    732が付勢されたかを判定するためテストするが、即ち主電源コード218(第12図参照)が電源(図示せず)に挿入される時常にループ250が50ミリ秒の間隔で作動する故に要求されるステップである。 もしこれらボタン85
    1または728、730または732が付勢されたならば、サブルーチン252はステップ259Aに続き、もしそうでなければ、回転タイマーの状態がステップ256で調べられ、もし目標(0)に達してなければ、タイマーはステップ25
    7で減分され、もし目標に達したならば、回転モードが次の順序の回転位相へ進められ、タイマーはステップ25
    8において制御盤346におけるスイッチ728、730または73
    2の1つを用いてオペレータにより入力される各時間遅延弁により再び初期化される。

    以下に説明するように、温度設定スイッチ152が制御盤436におけるディスプレイ168(第14図参照)と関連して用いられ、スイッチ152Aまたは152Bの一方または他方を押して保持することにより、空気嚢体321、322、325
    および328における目標温度を設定してカウンタを増進または減退させ、このカウンタが選択された数の50ミリ秒のパルスが経過する毎に目標温度をある増分だけ増進する(あるいは、前記と同じ増分だけ減退する)。 もしスイッチ152Aまたは152Bがオペレータにより付勢されるならば、どのスイッチが付勢されたかを判定するテストがステップ259Bで行なわれる。 もし減退/減分スイッチ
    152Bが付勢されたならば、ステップ259Cにおけるこのカウントが最小カウントであるかどうかを判定するためカウンタが調べられる。 もしそうであれば、サブルーチンはステップ259へ進み、またもしそうでなければ、カウンタはステップ259Dで減退され、サブルーチン252はステップ259へ続く。 もしステップ259Bにおける状態検査が温度上昇増分スイッチ152が付勢されたこを示すならば、カウントがステップ295Eにおいて最大であるかどうかを判定するためカウンタが調べられる。 もしそうであれば、サブルーチン252はステップ259へ進み、もしそうでなければ、カウンタはステップ259Fにおいて進められ、この時サブルーチン252はステップ259へ進む。

    もし電源「ON」遅延タイマーがステップ259において0でなければ、このタイマーは0に達するまでステップ
    260において減退させられ、サブルーチンはステップ261
    における同様な処理のため心肺切換え「OFF」タイマーから可聴警報「ON」タイマーへ進む。 このタイマーは、
    もしタイマーが0でなければステップ262において減退され、ステップ263において再び調べられる。 もしこのタイマーが依然として満了しなかったならば、マイクロプロセッサ240における警報(図示せず)がステップ264
    において付勢され、もしこのタイマーが満了したならば、ルーチンはステップ265において可聴警報休止タイマーへ進む。 もしこのタイマーが満了しなかったならば、タイマーはステップ266において減退され、ステップ267において再び調べられ、もし依然として満了しなかったならば、ステップ268において警報が付勢され続ける。 次いで、汎用タイマー・サブルーチン252は、最後のタイマーが処理された時付勢され、ステップ270において再び制御ソフトウェアに戻る(第15図参照)。

    スイッチ処置サブルーチン254が第17図に概略が示され、制御盤346におけるスイッチの状態、空気箱におけるスイッチ226および228、手動制御部361(第14図参照)のスイッチ(図示せず)の状態、および圧力センサ・パッド・スイッチ221aおよび231bの状態を監視する。
    スイッチ処理サブルーチン254は、第15図からコネクタから入れられ、ステップ274においてある数を各入力に対して割当て、番号を付した各入力をループ状に処理する。 本開示に浴する当業者には他の時間間隔も同様に入力の状態のテストに適することが理解されようが、各入力はステップ276において50ミリ秒の間隔で状態についてテストされる。 スイッチの状態は、その時のスイッチの状態をステップ278における最後の割込みからのスイッチの状態と比較することによりテストされる。 もしある変更が検出されるならば、スイッチの誤動作が仮定され、次のスイッチ入力の処理のためスイッチ番号がステップ280において進められる。 もし前のスイッチ状態からの変更が検出されなければ、ステップ282においてスイッチ位置の変更テストが行なわれ、もしスイッチの変更が検出されるならば、スイッチ機能がステップ284において実行される。 もしスイッチの状態が3つの連続テストを通して一定であるならば、スイッチ位置の変更は表示されず、スイッチ番号は前に述べたようにステップ
    280において進められる。 スイッチ番号はステップ286において限度数と比較され、もしこの時の限度数よりも小さければ、スイッチ番号がステップ285において進められ、上記の処理が進められたスイッチ番号に対してステップ288において反復される。 ステップ287におけるテストによりパワーアップと同時にスイッチ状態の初期化を行ない、最初のパスがスイッチにおいて行なわれるかどうかを判定する。 もしそうであれば、パワーダウン・メモリーがステップ289において読出され、データが電気的に変更し得るROMに格納されたこれらのスイッチがステップ283において初期化され、前のパワーオフの時点のスイッチ状態を反映する。 スイッチ処理サブルーチン
    254は、最後のスイッチ番号が処理され、ステップ290において制御ソフトウェアに再び戻る時付勢される。

    制御盤346に対する各組の機能のオペレータ入力毎に、個々のスイッチ機能ルーチン284が存在する。 第14
    図においては、制御盤346が空気調整スイッチ349、35
    0、351、352、353、354および355を有する如くに示されている。 空気調整スイッチ349、350、351、352、353、3
    54および355の各々は、実際に1対のボタン即ちロッカ・スイッチであり、これが弁128、130aおよび130b、132
    aおよび132b、134aおよび134bの各々によって、空気嚢体58、321、322、325および328において得られる目標圧力を昇降させる。 これらの目標圧力は、マイクロプロセッサ240により記憶場所に格納される。 以下に述べる回転サブルーチンにおいては、目標圧力は、弁128、130a
    および130b、132aおよび132b、134aおよび134bを開閉することによりソフトウェアが達成および(または)維持を試みる設定点として用いられる。 患者の頭部、右脚、
    右半身、右肩部、左脚、左半身および左肩部、左脚、左半身、および左肩部と対応する7つの目標圧力がある。
    空気調整スイッチ349、350、351、352、353、354および
    355は、患者348の身体の各部位と対応している。 更に、
    対応するスイッチ628、340および632が制御盤346上に置かれる中央、右側および左側と示される3つの回転位置(第10A図、第10C図および第10D図参照)があり、全てで21の目標圧力をもたらす。 マイクロプロセッサ240
    は、空気嚢体58、321、322、325および328の膨張収縮を生じて3つの回転位置の各々を逐次かつ反復的達成する弁制御指令を発する。 各回転位置は、前記の位置と対応する7つの目標圧力により定義される。 通常の条件下では、目標圧力は対応する各空気調整スイッチの上方の棒グラフ・ディスプレイ356により表示される。 目標圧力を変更するには、回転位置スイッチ628、630または632
    の1つが押され、オペレータは目標圧力が変更されるべき患者の身体部位と対応する上部または下部の空気調整スイッチを押す。 この時、スイッチ機能ルーチン284
    が、この目標圧力と対応するRAM内の記憶場所を増分あるいは減分する。 同時に、変更する目標圧力が特定の空気調整スイッチと対応する棒グラフ356へ出力される。
    このように、3つの回転位置の各々に対する7つの目標圧力の各々がオペレータにより定義される。

    上記のものと類似する別のスイッチ機能ルーチン284
    は、オペレータが休止時間、即ち患者348が回転位置毎の第10A図、第10C図および(または)第10D図に示された位置の各々において患者348が休止する時間の長さを調整することを許す。 この休止時間は、各間隔の割込み後にタイマー・ルーチンが減分するタイマーの場所に格納される。 中央、右側および左側に対する休止時間は、
    それぞれ休止調整ボタン728、730および732を押すことにより調整される。

    スイッチ処理ルーチン254が高さ調整スイッチ233、23
    5、236、237、238および239からのオペレータ入力を検出する時、別のスイッチ機能ルーチン284が実行される。 スイッチ233および237はそれぞれベッド10のフレーム部分14′を昇降させるが、スイッチ236および239はそれぞれフレーム部分14′を昇降させる。 スイッチ235
    および238はそれぞれベッド10のフレーム12全体を昇降させる。 これらのスイッチの1つが押される時実行されるスイッチ機能ルーチンは、上記の動力ねじの作動を生じて適当な高さの調整を行なう。

    同様に、別のスイッチ機能ルーチン284は、空気嚢体3
    21、322、325および(または)328に対する空気供給が維持されるべき温度をオペレータが調整することを許す。 目標温度は、マイクロプロセッサ240によりヒータ条片172の制御のため設定点として用いられる。 目標温度はスイッチ152Aおよび152Bを用いて調整され、目標温度のディジタル・ディスプレイ168はソフトウェアにより駆動される。

    回転サブルーチン292は第18図に示される。 このルーチンは、汎用タイマー・サブルーチン525が適当なソフトウェア・タイマーを調整してベッドが駆動されるかあるいは保持されるべき回転位置を決定した後、コネクタ
    294において入れられる。 サブルーチン292は、弁128、1
    30aおよび130b、132aおよび132b、134aおよび134bの各々毎に実行され、患者348をベッド・フレーム12の片側から他の側へ揺動させるためマニフォールド76、78、80
    および82および76′、78′、80′および82′により空気が供給された2組の空気嚢体を交互に膨張収縮させる。
    ステップ296において特定の弁番号が読出される。 次に、上記の如く設定されたこの特定の弁に対する目標圧力がステップ300において読出される。 ステップ308において、個々の弁128、130aおよび130b、132aおよび132
    b、または134aおよび134bが、これもステップ300において読出されるポテンショメータ468の出力信号に従って調整されあるいは調整されない。 ポテンショメータ468
    は、アナログ/ディジタル・コンバータ474に対してある電圧値を入力し、このコンバータが前記電圧を隣接する部分14′、14″、14または14′に関するベッド・
    フレーム12の部分14′、14″、14または14′の変位角を表わすディジタル値へ前記電圧を変換する。例えば、フレーム12の部分14′が部分14″対してに枢動させられる時、以下に説明するように、空気嚢体321、322、
    325および(または)328に支持された患者348の身体の重量の分布を変化させる。 従って、マイクロプロセッサ
    240が目標圧力を調整して体重の分布の変化を補償する。

    第13図においては、2つの隣接するフレーム部分14′
    および14″が蝶板44′により接合された状態で示されている。ブラケット462がボルト464およびナットによりフレーム部分14″に取付けられる。 ポテンショメータ468
    は、その軸467が自由にその作動範囲全体にわたって回転するようにブラケット462上に支持されている。 ポテンショメータ468および蝶板44′の軸467は、その回転軸が整合されるように配置されている。 ポテンショメータ
    468の軸467は、フレーム部分14′に支承されている。 フレーム部分14″が部分14′に対して枢動される時、コネクタ470が同様に回転されてポテンショメータ468の軸46
    7の回転を生じ、その結果フレーム部分14′および14″
    間の変位角と比例するポテンショメータ468の出力電圧の変化を生じる。 出力におけるこの変化は結果として信号を生じ、この信号はワイヤ472によりマイクロプロセッサ240へ送られる(第12図参照)。 ポテンショメータ4
    68の出力信号は、フレーム部分14′の水平から約15゜の傾斜毎に、水平からの最大角度45゜に達するまで、基板
    48および50上に支持された組をなす空気嚢体内の圧力が基準圧力より約20%だけ増加されるように調整される。

    弁128、130aおよび130b、132aおよび132b、および134
    aおよび134bを開閉する電動機138のねじ軸139は、タイマーが増分して弁128、130aおよび130b、132aおよび132
    b、または134aおよび134bの各々の継手153における理論的圧力をステップ302で計算する時、電動機138が回転する時間が正比例型のアルゴリズムにおいて用いられるように、非常にゆっくりと回転する。 次に、特定の弁12
    8、130aおよび130b、132aおよび132b、または134aおよび134bと対応する空気検査部212からの実際の圧力がステップ304において読出される。 空気検査部212からの圧力は、空気圧力回線213により制御箱198に取付けられた圧力トランスジューサ(図示せず)へ送られる。 この圧力トランスジューサは、約0〜0.0703kg/cm 2 (0〜1psi
    g)の範囲内の圧力を読出すのに適する形式のもの(米国イリノイ州フリーポートのMicroswitch社およびカリフォルニア州サニービルのSensym社から入手可能)である。 この圧力トランスジューサは、次にマイクロプロセッサ240へ入力する制御箱198内のアナログ/ディジタル・コンバータへ特定の圧力と比例する電圧を入力する。
    次に、ステップ306において、実際の圧力が目標圧力と比較される。 次いで、前記弁を保持するか、閉じるかあるいは開くかについて判定が行なわれ、弁電動機サブルーチン316をして以下に述べるように適当な動作を実行させるステップ308a、308bまたは308cにおいて実現される。

    ステップ308の実行後、弁138、130aおよび130b、132a
    および132b、および134aおよび134bの継手153における空気圧力の棒グラフ356における表示が行なわれる。 オペレータは、スイッチ628、630または632(第14図参照)が付勢されたかどうかにより、ステップ310において実際の圧力または目標圧力のどれが表示されるかを選択する。 実際の表示データは、ステップ212において計算され、ステップ314において棒グラフ356へ出力される。 もしスイッチ628、630または632の1つが付勢されると、目標表示データが前と同じようにステップ315において計算され、ステップ314において出力される。 次いで、回転サブルーチン292がコネクタ298において付勢される。

    第1図および第14図によれば、補助制御盤850が、押しボタン・スイッチ851、357、358、852および853を載置した脚基板21上に取付けられている。 押しボタン851
    は主電源のON/OFFスイッチである。 押しボタン358を押すと、空気損失の小さなボード10を揺動する患者療法モードに置き、これによりマイクロプロセッサ240は前にプログラムされた3つの回転位置へ順次進行する。 押しボタン358を付勢すると、ボード10を空気支持療法モードに置き、即ち第10A図および第10C図に示された2つの極限位置の中間のどれかの位置に患者348の反転を停止する。 押しボタン852または853の1つを押すと、マイクロプロセッサ240をしてボードを前にプログラムされた左側または右側の反転位置の1つに保持させる。

    第19図に概略が示される弁電動機サブルーチン316
    は、それぞれスイッチの投入および回転サブルーチン25
    4および292により生成される弁電動機の運動指令を弁電動機の動作、即ち弁128、130aおよび130b、132aおよび1
    32b、および134aおよび134bを開きあるいは閉じるため用いられる各電動機138の始動、制動、惰力回転および逆転に変換する。 弁電動機サブルーチン316は、コネクタ318において入る。 各電動機138は、ステップ320において1つの番号が割当てられ、その要求される状態、即ち運転または停止、およびステップ370におけるその時の状態と比較される方向についてテストされる。 運転する電動機138が停止を要求される時は常に、この電動機の状態がステップ372においてテストされ、もし停止されるかあるいは停止状態にあるならば、制動タイマーがステップ374においてテストされ、制動タイマーがゼロ化されるかどうかを判定する。 もし制動タイマーがゼロ化されなければ、制動タイマーがステップ376において減退され、ステップ378において再びテストされて制動タイマーがゼロ化されるかどうかを判定する。 もしそうであれば、ブレーキがステップ380において解除され、
    この電動機138に対して割当てられた番号がステップ382
    において限界数と比較されてこの電動機138が最後の電動機であるかどうか判定する。 もし電動機138の状態がステップ372において回転中であるならば、電動機138はオフにされ、ブレーキがステップ388において設定され、その時タイマーがステップ390において初期化される。 もし電動機138が最後の電動機でなければ、電動機タイマーがステップ386において減退され、上記の処理が反復される。

    再びステップ370に戻って、もし要求されるテストされた電動機138の状態が電動機138が運転することであるならば、その時の電動機の状態がステップ392においてテストされる。 もしテスト中の電動機138の状態が電動機138が停止したかあるいは停止しつつあることならば、要求される状態およびその時の電動機の状態は、これらがステップ394におけるものと同じかどうかを判定するため比較される。 もし要求された状態およびその時の状態が同じでなければ、制動タイマーがテストされて制動タイマーがステップ396においてゼロであるかどうかを判定する。 もし制動タイマーがゼロ化されなければ、制動タイマーはステップ398において減退され、この電動機138に割当てられた番号がステップ382においてテストされ、この電動機138が最後の電動機であるかどうかを判定する。 もし電動機138が最後の電動機でなければ、電動機タイマーはステップ386において減退され、上記の処理が反復される。 もし制動タイマーがステップ396においてゼロ化されるならば、電動機138の回転方向がステップ400において反転され、電動機138がステップ402においてオンにされ、電動機回転タイマーはステップ404において初期化され、この電動機138に割当てられた番号がステップ382においてテストされてこの電動機138が最後の電動機であるかどうかを判定する。 もし電動機138が最後の電動機でなければ、電動機タイマーがステップ386において減退され、上記の処理が反復される。 もし要求される状態およびその時の状態がステップ394において同じであれば、電動機138はステップ40
    2においてオンにされ、電動機回転タイマーがステップ4
    04において初期化され、この電動機138に割当てらえた番号がテストされてこの電動機138が最後の電動機であるかどうかを判定する。 もし電動機138が最後の電動機でなければ、電動機タイマーがステップ386において減退され、上記の処理が反復される。

    ステップ392に戻って、もし電動機138のその時の状態が、電動機138が運転中であることであるならば、要求される状態およびその時の状態はステップ406において比較されてこれらが同じであるかどうかを判定する。 もし要求される状態とその時の状態が同じでなければ、電動機138はオフに切換えられ、ブレーキがステップ388において設定され、制動タイマーがステップ390において初期化され、処理は上記のように継続する。 もし電動機
    138の要求される状態およびその時の状態が同じならば、電動機回転タイマーがステップ408においてテストされて回転タイマーがゼロ化されるかどうかを判定する。 もし回転タイマーがゼロ化されなければ、電動機回転タイマーがステップ41において減退され、ステップ41
    2において再びテストされて回転タイマーがゼロ化されるかどうかを判定する。 もしそうであれば、電動機138
    はステップ414においてオフにされ、電動機138に割当てられた数が限界数と比較されて電動機138がステップ328
    において限界数と比較され、電動機138が最後の電動機であるかどうかを判定し、処理は上記のように継続する。 もし回転タイマーがステップ408または412においてゼロ化されるならば、電動機138に対して割当てられた番号はステップ382において限界数と比較されて、電動機138が最後の電動機であるかどうかを判定し、処理は上記のように継続する。

    第20図に概略が示される電源障害割込みサブルーチン
    416は、電源障害の事象において、あるいは空気損失の小さなボード10のプラグが外れた時、電気的に変更可能
    ROMにおけるブロワおよび回転モード状態の如きあるコントローラ形態パラメータを書込む。 電源障害割込みサブルーチン416には、外部のハードウェア割込み(図示せず)からの割込みの受取りと同時に入る。 もし消去前の電気的に変更可能なROMのパワーオン遅延タイマー(E
    EROMタイマー)がステップ418においてゼロ化されるならば、即ちもし空気損失が小さなボード10が電気的に変更可能なROMが書込みのため使用できるように数秒間以上パワーオンされたならば、上記のパラメータがステップ420においてメモリーに格納され、ステップ424における割込み前にコードに戻す前に、EEROMタイマーがステップ422において初期化される。 もしEEROMタイマーがステップ418においてゼロ化されなければ、空気損失が小さなボード10がおそらくはパワーオンとなった許りでありメモリーは書込みのため使用できない。 制御ソフトウェア(第15図参照)が電源障害割込みを生成しかつメモリー書込みを行なうが実際には制御ソフトウェアに対する電源遮断は行なわない電力遮断を受取るならば、電源障害割込みサブルーチン416がEEROMタイマーを初期化し、EEROMタイマーが再び一旦タイムアウトとなった後メモリーに再書込みを行なうため使用可能となる。

    上記のように、フレーム12が44′、44″および44で螺着されて基板46および52が水平から持上げられることの許容し、患者348を快適にするためあるいは治療の目的のための傾斜角を変化させる。しかし、特に頭部基板
    52が持上げられる時、水平からの変位が空気嚢体322上の患者348の不均衡な体重部分を脚部基板48および坐部基板50に対して置くことになる。 本発明の現在望ましい実施態様においては、僅かに3つの空気嚢体322しか基板48および50の各々に支持されず、その結果部分14′、
    14″、14および14′が全て各々水平面内にある時、
    空気嚢体58、322および328の20個以上にわたり分散される患者の体重の大きな部分が、空気嚢体322の僅かに6
    個に集中される。 圧力センサ・パッド・スイッチ331aおよび231b(第14図参照)が脚部基板48および坐部基板50
    上に平坦に置かれ、その結果部分の身体の一部でもこれらスイッチ231aまたは231bのどれかに接触する場合、上記のブザーがマイクロプロセッサ240により付勢され、
    オペレータによるスイッチ374の付勢により止めることができ、また坐部基板50に置かれた空気嚢体322内の空気圧力をオペレータにより上昇させることができる。

    第12図においては、本発明の教示内容に従って構成された空気損失の小さなベッドの概略配線図が示されている。 交流が電線218から回路に入り、この電線は電力分配回路板219と結合されている。 電力分配回路板219は、
    電力をケーブル211およびソリッドステート・リレーを介してマイクロプロセッサ240に供給して各ブロワ108およびヒータ172を制御する給電モジュール220を含む。 電力分配回路板219は、ベッドの回路43の接続箱224と接続するリード線223により、空気損失の小さなベッド10のフレーム12を昇降させ位置決めするため電力を箱45内の電動機(図示せず)に供給する。 電力分配回路板219はまた、ブロワ108の電動機114に給電する。 各ブロワ108
    にはコンデンサ236が設けられ、制御盤346上にはブロワ
    108上のスイッチ241に対してケーブル243により提供される接続部によりブロワ108の1つを消勢するためのスイッチ192が設けられている。

    第14図によれば、194で概略的に示される温度センサが坐部マニフォールド80に置かれている。 スイッチ152A
    または152Bおよびディスプレイ168を用いてオペレータにより設定される目標温度が坐部マニフォールド80における空気温度よりも低い時、加熱条片172がマイクロプロセッサ240によりオンにされる。 加熱条片172には主電源モジュール220(第12図参照)からワイヤ167 iおよび1
    67 oにより電流が与えられる。 制御盤346上のスイッチ19
    1は、加熱条片172を付勢あるいは消勢するために用いられる。

    制限スイッチ226および228が、それぞれマニフォールド板145および完全膨張板144上に設けられている(第4
    図、第8図、第9A図および第14図参照)。 制限スイッチ
    226は、押しボタン230がダンプ板と係合する時閉路される。 押しボタン230がレバー165の作用下でダンプ板150
    のマニフォールド板145から遠去る運動によって解除される時、回路が開路されブロワ108が遮断される。 制限スイッチ228はねじ232により完全膨張板144に対して固定され、レバー234がマニフォールド板145と係合する時回路が開かれる。 完全膨張板144が完全膨張つまみ193の作用下で開かれると、制限スイッチ228が閉じられ、既にオンでなければブロワ108およびマイクロプロセッサ2
    40に含まれるブザーの両方を付勢する。 スイッチ347
    は、前記ブザーを停止させるため制御盤346上に設けられている。

    制御盤346は、リボン・コネクタ200によってコントローラ198と接続されている。 コントローラ198は、マイクロプロセッサ240および他の必要な回路を含む。 コントローラ198には、ケーブル108、211、225、227および229
    のプラグ207を収受するためのプラグ型のコンセント205
    が設けられている。

    ケーブル208は、コントローラ198を温度センサ194および圧力センサ・パッド・スイッチ231と接続している。 ケーブル211は、直接電力分配回路板219と接続し、
    ブロワ108および加熱条片172の諸機能を制御するため制御信号を電力分配回路板219へ送りながらコントローラに給電する。 ケーブル170aおよび170bには各電動機138
    に対する個々のワイヤ184 iおよび184 oが設けられ、これにより低電圧のDC電流を各電動機138へ送る。 ケーブル1
    70aにも、制限スイッチ226および228 iに対してそれぞれ個々に接続する個々のワイヤ226 iおよび226 o 、および22
    8 iおよび228 oが設けられている。

    ケーブル227には、プラグ359と、別個の手動制御部36
    1上の係合プラグ360と係合するためプラグ207からの他端部とが設けられ、制御盤346上のスイッチ349〜358の機能と重複する。 手動制御部361は、単にキーボード346
    の機能と重複する故に、第14図においては概略が示されている。 プラグ359はボードのフレーム12の両側に設けられ(第14図には示されない)、手動制御部361により病院要員の接近を容易にしている。

    ケーブル229には、それぞれ係合するプラグ364および
    366と係合するためのプラグ207からの他端部にプラグ36
    2および363が設けられている。 プラグ364は、箱367において概略が示される回路箱43(第7図参照)の基板フレーム12の回路に配置されている。 プラグ366は368で概略が示される手動制御部に配置されるが、これは制御盤34
    6上のスイッチ233および235〜239の機能と重複する。 手動制御部368を用いて頭部および足部の基板54および46
    の傾斜角度をそれぞれ調整する時、手動制御部368におけるスイッチ(図示せず)の付勢により生成される信号が直接ボード・フレーム12の回路367に対して送られる。

    本発明については本分の望ましい実施態様に照して記述したが、本分の記述は単なる説明のために行なったものであり、本発明の限定と見做されるべきものではなく、その範囲は文尾の請求の範囲によってのみ限定されるものである。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−121389(JP,A) 実開 昭61−57924(JP,U) 実開 昭61−158254(JP,U) 実開 昭48−45498(JP,U) 実開 昭48−45497(JP,U)

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