患者保持システムおよび使用方法

申请号 JP2016189168 申请日 2016-09-28 公开(公告)号 JP2017060773A 公开(公告)日 2017-03-30
申请人 ヒル−ロム サービシズ,インコーポレイテッド; 发明人 マイヤー,エリック アール.; ボーグマン,ダレル; レスヴェール,ティモシー ジョゼフ; ブランソン,グレゴリー ダブリュ.; リチャーズ,サンディ マーク; ボイド,ハワード ジェイ.; ホルンバッハ,デイビッド ダブリュ.; ゼルフセン,ロバート マーク; アレン,ジェームス モーリス; フィアリング,ジェニファー; キアッキラ,マーク; ターナー,ジョナサン ディー; ランニング,マーク; バイ,アジズ エー.;
摘要 【課題】病院用ベッドなどの患者保持システムを提供する。 【解決手段】患者保持システム10は、患者保持装置12および患者保持装置上に取り付けられた保持面14を含み、複数の 位置 で保持表面上に患者を保持するために、複数の異なる構成の間で再構成可能である。さらに、患者保持システムで使用するための制御アルゴリズムおよびインターフェースに関する。 【選択図】図1A
权利要求

患者保持システムであって、 シートデッキセクション、および前記シートデッキセクションに対して前記シートデッキセクションに隣接する第一の位置と、前記シートデッキセクションから間隙を介しており前記シートデッキセクションと頭部デッキセクションの間にギャップを形成する第二の位置の間で移動可能な頭部デッキセクションを含む患者保持装置と、 複数の保持袋、および前記シートデッキセクションおよび前記頭部デッキセクションの界面全体に配置された充填袋を含む保持面と、 前記充填袋に連結された空気源と、 前記空気源に連結されたコントローラであって、前記充填袋が、前記シートデッキセクションと前記頭部デッキセクションの間に形成された前記ギャップを覆うようにするため、前記コントローラが、前記第一の位置から前記第二の位置への前記頭部デッキセクションの動きに応答して、前記充填袋を膨張させるように構成されているコントローラを備える患者保持システム。前記保持面がカバーを含み、前記カバーが、頭側端部セクション、足側端部セクション、および前記頭側端部セクションと前記足側端部の間の連結された拡張可能な折り目を含み、前記カバーが、前記頭部デッキセクションが前記第一の位置から前記第二の位置に移動した時、前記シートデッキセクションと前記頭部デッキセクションの間に形成された前記ギャップの上に延長するよう、前記拡張可能な折り目が前記シートデッキセクションと頭部デッキセクションの界面全体に配置される、請求項1に記載の患者保持システム。前記保持面が、前記保持面が前記患者保持装置上に取り付けられた時、前記移動可能なデッキに形成されるラグ受け用開口部に受け入れられるように構成された前記カバーの底面に連結された複数のラグを含む、請求項1に記載の患者保持システム。前記ラグがステムおよびボールを含み、前記ボールが前記カバーから間隙を介している、請求項3に記載の患者保持システム。前記ラグ受け用開口部が、広い部分と狭い部分を有する少なくとも1つの鍵穴スロットを含む、請求項4に記載の患者保持システム。前記保持面が、前記保持面が前記患者保持装置上に取り付けられた時、前記患者保持装置によって受け入れられるように、前記カバーの底面から下方に延長する空気圧および電気ラインを持つトランクを含む、請求項1に記載の患者保持システム。前記シートデッキセクションが、前記保持面が前記患者保持装置上に取り付けられた時、前記保持面のトランクを受けるように寸法調節された経路を含むように形成される、請求項6に記載の患者保持システム。前記患者保持装置が足部デッキセクションを含み、前記複数の保持袋が、前記頭部デッキセクションの上に延長するように配置された頭部保持袋、前記シートデッキセクションの上に延長するように配置されたシート部保持袋、および前記足部デッキセクションの上に延長するように配置された足部保持袋を含む、請求項1に記載の患者保持システム。前記足部保持袋が、連携して左レールセクション、右レールセクションおよび中央セクションを形成する複数のセルを含み、前記中央セクションが漸減する断面積を持ち、前記左レールセクション、前記右レールセクション、および前記中央セクションの間に画定された前記中央セクションの下に空間を形成する、請求項8に記載の患者保持システム。前記コントローラが、前記第二の位置から前記第一の位置への前記頭部デッキセクションの動きに応答して、前記充填袋を能動的に収縮させるように構成された、請求項1に記載の患者保持システム。前記コントローラが、前記第二の位置から前記第一の位置への前記頭部デッキセクションの動きに応答して、所定時間の間、前記充填袋を収縮させるように構成された、請求項1に記載の患者保持システム。前記コントローラが、前記第二の位置から前記第一の位置への移動後、前記頭部デッキセクションの位置に基づいて、前記充填袋に対する望ましい圧を決定するように構成された、請求項11に記載の患者保持システム。前記望ましい圧力が、所定の方程式およびルックアップテーブルの1つに基づいて決定され、前記ルックアップテーブルが、複数の頭部デッキセクション位置および対応する複数の充填袋圧力を含む、請求項12に記載の患者保持システム。前記コントローラが、前記充填袋の実際の圧力が前記決定された望ましい圧力より低い場合は前記充填袋を膨張させ、前記充填袋の実際の圧力が前記決定された望ましい圧力よりも大きい場合は前記充填袋を収縮させるように構成された、請求項12に記載の患者保持システム。前記コントローラが、前記充填袋の実際の圧力が前記決定された望ましい圧力よりも大きい場合は、前記充填袋を受動的に収縮させるように構成された、請求項14に記載の患者保持システム。前記コントローラが、前記第二の位置から前記第一の位置への前記頭部デッキセクションの動きに応答して、前記充填袋を能動的に収縮させるように構成された、請求項15に記載の患者保持システム。患者保持面であって、 頭側端部、足側端部、左側面、右側面を持つカバーと、 前記カバーで包まれ、前記カバーの前記頭側端部から前記カバーの前記足側端部に向かって延長する頭部保持袋と、 前記カバーで包まれ、前記カバーの前記頭部保持袋から前記カバーの前記足側端部に向かって延長するシート部保持袋と、 前記カバーで包まれ、前記頭部保持袋と前記シート部保持袋の前記界面の下に位置するように配置された充填袋を備える患者保持面。前記頭部保持袋が、前記シート部保持袋から第一の距離だけ間隙を介した第一の位置から、前記シート部保持袋から前記第一の距離より大きな第二の距離だけ間隙を介して、前記頭部保持袋と前記シート部保持袋の間にギャップを形成する第二の位置に移動可能である、請求項17に記載の患者保持面。前記頭部保持袋が前記第二の位置に移動した時、前記充填袋が、前記頭部保持袋と前記シート部保持袋の間に形成された前記ギャップを埋めるようにサイズ調節されている、請求項18に記載の患者保持面。前記充填袋が、前記カバーの前記左側面から前記右側面に延長する、請求項19に記載の患者保持面。前記カバーが、前記カバーの前記頭側端部を形成する頭側端部セクション、前記カバーの前記足側端部を形成する足側端部セクション、および前記頭側端部セクションと前記足側端部セクションの間に配置された拡張可能セクションを含む、請求項17に記載の患者保持面。前記拡張可能セクションが、前記頭部保持袋と前記シート部保持袋の前記界面の下に位置するように配置された複数の拡張可能な折り目を含む、請求項21に記載の患者保持面。前記カバーから下向きに延長する複数のラグをさらに備え、各ラグが、前記カバーから延長するステムおよび前記カバーから間隙を介したボールを含む、請求項17に記載の患者保持面。患者保持面であって、 頭側端部、足側端部、左側面、および右側面を持つカバーであって、前記カバーが下部ティッキングおよび前記下部ティッキングから下向きに延長するトランクを含むカバーと、 前記カバーで包まれた膨張可能な袋と、 前記トランクから前記膨張可能な袋に延長する空気圧ラインを備える患者保持面。前記トランクが、前記カバーの前記頭側端部、前記足側端部、前記左側面、前記右側面から間隙を介している、請求項24に記載の患者保持面。前記カバーで包まれ、開口部を含むように形成されたフォーム部材をさらに備え、前記空気圧ラインが前記開口部を通って延長する、請求項24に記載の患者保持面。前記フォーム部材が、前記トランクを覆うように配置されたフォームシートシェル、および前記シートシェルから間隙を介した位置に前記フォームシートシェルに対して移動可能なフォーム頭部シェルを含む、請求項26に記載の患者保持面。患者保持面であって、 頭側端部、足側端部、左側面、右側面を持つカバーと、 前記カバーで包まれ、第一のフォームパッドおよび前記第一のフォームパッドの下方に配置された第二のフォームパッドを含むクッションであって、前記第二のフォームパッドが、前記第二のフォームパッドを通って延長する複数の穴を含むように形成されているクッションを備える患者保持面。前記クッションが、前記カバーの前記足側端部から前記カバーの前記頭側端部に向かって延長する第三のフォームパッドを含み、前記第二のフォームパッドが、前記第三のフォームパッドと前記カバーの前記頭側端部の間に配置されている、請求項28に記載の患者保持装置。前記第三のフォームパッドが、複数の穴を含むように形成されている、請求項29に記載の患者保持面。前記クッションが、前記第二のフォームパッドの第一の側部に沿って延長するよう配置された第一の補助枕、および前記第二のフォームパッドの第二の側面に沿って配置された第二の補助枕を含む、請求項28に記載の患者保持面。前記第一および前記第二の補助枕が、それぞれ、前記左および前記右補助枕の底面から、前記左および前記右補助枕の上面に向かって上方に延長するスリットを含むように形成された、請求項31に記載の患者保持面。前記第一および前記第二の補助枕が、それぞれ、前記左および前記右補助枕の上面から、前記左および前記右補助枕の底面に向かって下方に延長するスリットを含むように形成された、請求項32に記載の患者保持面。前記カバーが、頭部セクション、足部セクション、および前記頭部セクションと前記足部セクションの間に連結された拡張可能セクションを含む、請求項28に記載の患者保持面。前記拡張可能セクションが、前記カバーの底面の一部の上に前記カバーの前記左側面から前記右側面へと延長するように配置された弾性材料を含む、請求項34に記載の患者保持面。前記拡張可能セクションが、前記カバーの底面の一部の上に前記カバーの前記左側面から前記右側面へと延長するように配置された複数の拡張可能な折り目を含む、請求項34に記載の患者保持面。前記カバーから下向きに延長する複数のラグをさらに備え、各ラグが、前記カバーから延長するステムおよび前記カバーから間隙を介したボールを含む、請求項28に記載の患者保持面。前記カバーの上面の上に延長するように配置されたオーバーレイをさらに備え、前記オーバーレイが、前記カバーの前記頭側端部から前記カバーの足側端部に向かって延長するように配置された頭部分、前記カバーの前記足側端部から前記カバーの前記頭側端部に向かって延長するように配置された足部分、および前記頭部分と前記足部分の間に連結された拡張可能部分を含む、請求項17〜37に記載の患者保持面。前記拡張可能部分が、前記オーバーレイの底面の一部の上に前記オーバーレイの左側面から右側面へと延長するように配置された複数の拡張可能な折り目を含む、請求項38に記載の患者保持面。患者保持システムであって、 第一の構成から第二の構成に移動可能な患者保持装置と、 前記患者保持装置上に取り付けられた患者保持面であって、前記患者保持面がカバー、および前記カバー内に包まれた複数の膨張可能な袋を含む患者保持面と、 前記患者保持装置の前記第一の構成から前記第二の構成へと移行する間に、前記膨張可能な袋のうち少なくとも1つの圧力を調節し、前記患者保持装置の前記第一の構成から前記第二の構成へと移行する間に、前記膨張可能な袋のうち少なくとも1つの圧力をモニターし、前記モニターされた圧力に基づいて、前記患者保持装置の前記第一の構成から前記第二の構成への移行の速度を調節するように構成されたコントローラを備える患者保持システム。前記コントローラが、前記モニターされた圧力の変化速度が閾値より小さい場合、前記モニターされた圧力に基づいて、前記患者保持装置の前記第一の構成から前記第二の構成への移行を止めるように構成された、請求項40に記載の患者保持システム。前記コントローラが、前記モニターされた圧力の変化速度が閾値より小さい場合、警報を誘発させるように構成された、請求項40に記載の患者保持システム。前記第一の位置が臥位構成である、請求項40に記載の患者保持システム。前記第二の位置が椅子離床構成である、請求項40に記載の患者保持システム。前記複数の袋の圧力および前記患者保持装置の位置を感知するように構成された複数のセンサーをさらに備え、前記センサーが前記コントローラに連結されている、請求項40に記載の患者保持システム。患者保持システムであって、 臥位構成から椅子離床構成へと移動可能な関節動作可能デッキおよび前記デッキに取り外し可能なように連結されたフットボードを含む患者保持装置と、 前記患者保持システム上の患者の臀部の下に位置するように配置されたシート部保持袋を含む保持面と、 前記シート部保持袋に連結され、前記シート部保持袋が収縮するようにするため、前記シート部保持袋を大気に選択的に連結するように構成されたバルブボックスと、 前記バルブボックスに連結されたコントローラであって、前記フットボードが前記デッキから取り外されたことが前記コントローラによって判断された場合、前記関節動作可能デッキを前記椅子離床構成へと動かすための椅子離床要求の受信に応答して、前記バルブボックスを操作して前記シート部保持袋を大気に連結するように構成されたコントローラを備える患者保持システム。前記コントローラが、所定時間内に前記フットボードが前記デッキから取り外されたことが前記コントローラによって判断された場合、前記通気バルブを開くように構成された、請求項46に記載の患者保持システム。前記コントローラに連結された空気源をさらに備える、請求項47に記載の患者保持システム。前記空気源が前記足部保持袋に連結されており、前記コントローラが、前記フットボードが前記デッキから取り外されていないことが前記コントローラによって判断された場合、前記関節動作可能デッキを前記平坦な位置から前記椅子離床構成へと動かすための要求に応答して、前記シート部保持袋を膨張させるように構成された、請求項48に記載の患者保持システム。前記保持面が、前記患者保持システム上の患者の足の下に位置するように配置された足部保持袋を含み、前記バルブボックスが前記足部保持袋に連結されており、前記シート部保持袋が収縮するように、前記シート部保持袋を大気に選択的に連結するように構成された、請求項47に記載の患者保持システム。前記コントローラが、所定時間の間に前記フットボードが前記デッキから取り外されたことが前記コントローラによって判断された場合、前記関節動作可能デッキを前記平坦な位置から前記椅子離床構成へと動かすための要求に応答して、前記バルブボックスを操作して前記足部保持袋を大気に連結するように構成された、請求項50に記載の患者保持システム。前記保持面が、前記患者保持システム上の患者の胴体の下に位置するように配置された与圧袋を含む、請求項48に記載の患者保持システム。前記与圧袋が前記空気源に連結されており、前記コントローラが、前記デッキが前記椅子離床構成にあり、前記シート部保持袋が収縮している時、与圧要求の受信に応答して、前記空気源を操作し前記与圧袋を膨張させるように構成された、請求項52に記載の患者保持システム。前記与圧要求および前記椅子離床要求が、使用者が単一のボタンを押すことによって生成される、請求項53に記載の患者保持システム。患者保持システムであって、 頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋を含む保持面と、 前記頭部保持袋、前記シート部保持袋、および前記足部保持袋に連結された空気源と、 前記空気源と連結されており、側方離床要求に応答して、前記頭部保持袋を頭部袋離床圧力まで膨張させ、前記足部保持袋を足部袋離床圧力まで膨張させるように構成されたコントローラであって、前記頭部袋離床圧力および前記足部袋離床圧力が、前記患者保持システムに関連する患者の体重に少なくとも部分的に基づいているコントローラを備える患者保持システム。前記コントローラが、前記側方離床要求に応答して、前記シート部保持袋をシート部袋離床圧力まで膨張させるように構成された、請求項55に記載の患者保持システム。前記シート部離床圧力が、前記患者保持システムに関連する患者の体重に少なくとも部分的に基づいている、請求項56に記載の患者保持システム。前記コントローラが、前記シート部保持袋を前記シート部袋の離床圧力まで膨張させる前に、前記頭部保持袋を前記頭部袋の離床圧力まで膨張させ、前記足部保持袋を前記足部袋の離床圧力まで膨張させるように構成された、請求項56に記載の患者保持システム。下部フレーム、上部フレーム、および前記下部フレームに連結されて前記下部フレームに対して前記上部フレームを昇降させるリフトシステムを含む患者保持装置をさらに備える、請求項55に記載の患者保持システム。前記コントローラが、前記リフトシステムに連結されおり、前記側方離床要求の受信に応答して、前記下部フレームに対して前記上部フレームを下降させるように構成された、請求項59に記載の患者保持システム。前記保持面の下に位置する関節動作可能なデッキを含む患者保持装置をさらに備え、前記関節動作可能なデッキが、前記保持面の上面がほぼ平らである臥位構成と、前記保持面の上面が平坦以外の複数のその他の位置との間を移動可能である、請求項55に記載の患者保持システム。前記コントローラが、前記頭部デッキセクションに連結され、前記コントローラが、前記側方離床要求の受信に応答して、前記関節動作可能デッキを臥位構成に移動するように構成された、請求項61に記載の患者保持システム。患者保持システムであって、 頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋を含む保持面と、 前記保持面の前記頭部保持袋、前記シート部保持袋、および前記足部保持袋に連結された空気源と、 前記空気源に連結された抽気バルブであって、前記抽気バルブが前記空気源を大気に接続するために選択的に開放されるように構成された抽気バルブと、 前記空気源および前記抽気バルブに連結されたコントローラであって、前記抽気バルブを開き、前記空気源を操作して、前記頭部保持袋、前記シート部保持袋、および前記足部保持袋のうち少なくとも1つを膨張させ、前記少なくとも1つの袋を、交互圧迫治療要求の受信に応答して、抽気バルブが閉じていた場合よりも遅い膨張速度で治療圧力まで膨張させるように構成されたコントローラを備える患者保持システム。前記頭部保持袋、前記シート部保持袋、および前記足部保持袋に連結され、前記頭部保持袋、前記シート部保持袋、および前記足部保持袋のうち1つ以上を選択的に大気に連結するように構成されたバルブボックスをさらに備える、請求項63に記載の患者保持システム。前記頭部保持袋、前記シート部保持袋、および前記足部保持袋のうち少なくとも1つが前記治療圧力まで膨張した後に、前記頭部保持袋、前記シート部保持袋、および前記足部保持袋のうち少なくとも1つが収縮するように、前記コントローラが、前記バルブボックスを操作して、前記頭部保持袋、前記シート部保持袋、および前記足部保持袋のうち少なくとも1つを大気に連結するように構成された、請求項64に記載の患者保持システム。前記コントローラが、前記抽気バルブを開き、前記空気源を操作して、前記頭部保持袋、前記シート部保持袋、および前記足部保持袋のうち少なくとも1つとは別のどれかを膨張させ、前記頭部保持袋、前記シート部保持袋、および前記足部保持袋のうち少なくとも1つの他のどれかを、交互圧迫治療要求の受信に応答して、抽気バルブが閉じていた場合よりも遅い膨張速度で治療圧力まで膨張させるように構成された、請求項65に記載の患者保持システム。前記頭部保持袋、前記シート部保持袋、および前記足部保持袋のうち少なくとも1つの他のどれかが前記治療圧力まで膨張した後に、前記頭部保持袋、前記シート部保持袋、および前記足部保持袋のうち少なくとも1つの他のどれかが収縮するように、前記コントローラが、前記バルブボックスを操作して、前記頭部保持袋、前記シート部保持袋、および前記足部保持袋のうち少なくとも1つの他のどれかを大気に連結するように構成された、請求項66に記載の患者保持システム。前記コントローラが、前記頭部保持袋、前記シート部保持袋、および前記足部保持袋の前記少なくとも1つが治療圧力に達した時、前記抽気バルブを閉じるように構成された、請求項62に記載の患者保持システム。前記抽気バルブが、前記保持面と前記空気源の間に連結されている、請求項62〜68に記載の患者保持システム。前記コントローラが、前記頭部保持袋、前記シート部保持袋、および前記足部保持袋のうち少なくとも1つが、前記治療圧力に膨張する前に定められたベースライン圧力に達した時、前記バルブボックスを操作して前記頭部保持袋、前記シート部保持袋、および前記足部保持袋のうち少なくとも1つの収縮を止めるように構成された、請求項67〜68に記載の患者保持システム。患者保持システムであって、 右回転膨張可能セルおよび左回転膨張可能セルを含む保持面と、 前記保持面の前記右回転膨張可能セルおよび前記左回転膨張可能セルに連結された空気源であって、前記空気源が、前記右回転膨張可能セルおよび前記左回転膨張可能セルを能動的に膨張させ、能動的に収縮させるように構成されている空気源と、 前記空気源に連結された抽気バルブであって、前記抽気バルブが前記空気源を大気に接続するために選択的に開放されるように構成された抽気バルブと、 前記空気源および前記抽気バルブに連結されたコントローラであって、前記コントローラが前記空気源を操作して前記右回転膨張可能セルおよび前記左回転膨張可能セルを能動的に膨張させて、患者を前記保持面の縦軸を中心に回転させる横方向回転治療の適用中に、前記コントローラが前記抽気バルブを開いて前記空気源を操作し、右回転膨張可能セルを能動的に収縮させるように構成されたコントローラを備える患者保持システム。前記右回転膨張可能セルに連結され、前記右回転膨張可能セルを選択的に大気に連結して、前記右回転膨張可能セルを受動的に収縮させるように構成されたバルブボックスをさらに備える、請求項71に記載の患者保持システム。前記コントローラが前記バルブボックスに連結されており、前記コントローラが前記バルブボックスを操作して、前記右回転膨張可能セルを大気に連結し、前記右回転膨張可能セルを受動的に収縮させるように構成された、請求項72に記載の患者保持システム。前記コントローラが、前記抽気バルブを開け、前記空気源を操作して前記右回転膨張可能セルを能動的に収縮させる前に、前記バルブボックスを操作して、前記右回転膨張可能セルを大気に連結し、前記右回転膨張可能セルを受動的に収縮させるように構成された、請求項73に記載の患者保持システム。前記コントローラが、前記抽気バルブを開き、前記空気源を操作して前記左回転膨張可能セルを能動的に収縮させるように構成された、請求項71〜74に記載の患者保持システム。前記左回転膨張可能セルに連結され、前記左回転膨張可能セルを選択的に大気に連結して、前記左回転膨張可能セルを受動的に収縮させるように構成されたバルブボックスをさらに備える、請求項71〜75に記載の患者保持システム。前記コントローラが前記バルブボックスに連結されており、前記コントローラが前記バルブボックスを操作して、前記左回転膨張可能セルを大気に連結し、前記左回転膨張可能セルを受動的に収縮させるように構成された、請求項76に記載の患者保持システム。前記コントローラが、前記抽気バルブを開け、前記空気源を操作して前記左回転膨張可能セルを能動的に収縮させる前に、前記バルブボックスを操作して、前記左回転膨張可能セルを大気に連結するように構成された、請求項77に記載の患者保持システム。前記右回転膨張可能セルが、患者が前記保持面上に保持された時に患者の胴体の右側の下に位置するように配置された右側頭部回転袋、および患者が前記保持面上に保持された時に患者のシートの右側の下に位置するように配置された右側シート回転袋を含む、請求項71〜77に記載の患者保持システム。前記右側頭部回転袋が、前記右側シート部回転袋との空気連通がなされており、前記右側シート部回転袋から離れるように移動可能な、請求項79に記載の患者保持システム。前記左回転膨張可能セルが、患者が前記保持面上に保持された時に患者の胴体の左側の下に位置するように配置された左側頭部回転袋、および患者が前記保持面上に保持された時に患者のシートの左側の下に位置するように配置された左側シート回転袋を含む、請求項71〜77に記載の患者保持システム。前記左側頭部回転袋が、前記左側シート部回転袋との空気連通がなされており、前記左側シート部回転袋から離れるように移動可能な、請求項81に記載の患者保持システム。患者保持面であって、 カバーと、 前記カバーで包まれたクッションであって、前記クッションが、頭部セクション、シートセクション、および前記頭部セクションと前記シートセクションの間に連結された拡張可能セクションを持つ第一のフォームパッドを含み、前記拡張可能セクションが、前記頭部セクションが前記シートセクションから離れられるように構成されているクッションを備える、患者保持面。前記拡張可能セクションが、前記頭部セクションが前記シートセクションから離れる時に拡張するように構成された蛇行したフォームバンドである、請求項83に記載の保持面。前記拡張可能セクションが、前記クッションの上面から底面まで前記クッションを通って延長する複数の穴を形成する蜂の巣状のフォームセクションを含む、請求項83に記載の患者保持面。前記第一のパッドが単体のフォーム構成要素である、その他の任意の請求項に記載の患者保持面。前記クッションが、前記第一のフォームパッドの前記シートセクションに連結された第二のフォームパッドを含む、その他の任意の請求項に記載の患者保持面。前記第二のフォームパッドが、前記第二のフォームパッドを通して延長する複数の穴を含むように形成されている、その他の任意の請求項に記載の患者保持面。前記カバーに連結されており、前記保持面を患者保持装置に連結するように適合された複数のラグをさらに備える、その他の任意の請求項に記載の患者保持面。各ラグが、ステムおよび前記ステムに連結されたボールを含む、その他の任意の請求項に記載の患者保持面。前記ボールが、前記カバーから間隙を介している、その他の任意の請求項に記載の患者保持面。各ラグが、前記カバーの底面に連結されている、その他の任意の請求項に記載の患者保持面。患者保持システムであって、 ベース、前記ベースに対して移動可能な頭部デッキセクションおよび前記頭部デッキセクションの位置に対応する頭部デッキ位置を感知するように構成されたデッキセンサーを持つデッキ、および前記デッキに連結されており、前記デッキ上に保持された患者の体重を感知するように構成されたスケールとを含む患者保持装置と、 ユーザーインターフェースと、前記デッキセンサー、前記スケール、および前記ユーザーインターフェースに連結されたコントローラとを含む制御システムであって、前記コントローラが、前記患者保持装置の前記頭部デッキセクションが、前記スケールで前記患者の正確な体重を感知できる所定の頭部デッキ位置のセットの1つにあるかどうかを図で示す第一の部分を含むアイコンを表示するように構成された制御システムとを備える患者保持システム。前記アイコンが、前記所定の頭部デッキ位置の1つを取るために、前記頭部デッキセクションがどの方向に移動されるべきかを図で示す、請求項93に記載の患者保持システム。前記デッキが、前記ベースに対して移動可能な足部デッキセクションを含み、前記デッキセンサーが前記足部デッキセクションの位置に対応する足部デッキ位置を感知するように構成された、請求項93に記載の患者保持システム。前記アイコンが、前記患者保持装置の前記足部デッキセクションが、前記スケールで前記患者の正確な体重を感知できる所定の足部デッキ位置のセットの1つにあるかどうかを図で示す第二の部分を含む、請求項95に記載の患者保持システム。前記ベースが、床と連動するように適合された下部フレーム、前記デッキに連結されて前記デッキを前記床の上方で保持する上部フレーム、および前記下部フレームと前記上部フレームに連結されたリフトシステムを含み、前記リフトシステムが、前記下部フレームに対して前記上部フレームを移動させるように構成された、請求項96に記載の患者保持システム。前記アイコンが、前記ベースの前記上部フレームが、前記スケールで前記患者の正確な体重を感知できる所定のフレーム位置のセットの1つにあるかどうかを図で示す第三の部分を含む、請求項97に記載の患者保持システム。前記アイコンが、前記患者保持装置のイラストおよび前記頭部デッキセクションに関連する第一のグラフィックインジケータを含む、請求項93に記載の患者保持システム。前記第一のグラフィックインジケータが、前記頭部デッキセクションが前記所定の頭部デッキ位置のセットの1つにある場合、第一の色で表示され、前記頭部デッキセクションが前記所定の頭部デッキ位置のセットの1つにない場合、第二の色で表示される、請求項99に記載の患者保持システム。前記アイコンが、前記頭部デッキセクションを前記所定の頭部デッキ位置のセットに向かって動かす方向を示す、前記頭部デッキセクションに関連する第一の方向インジケータを含む、請求項99に記載の患者保持システム。前記方向インジケータが矢印である、請求項101に記載の患者保持システム。前記ベースが、床と連動するように適合された下部フレーム、前記デッキに連結されて前記デッキを前記床の上方で保持する上部フレーム、および前記下部フレームと前記上部フレームに連結されたリフトシステムを含み、前記リフトシステムが、前記下部フレームに対して前記上部フレームを移動させるように構成され、 前記アイコンが、前記上部フレームに関連した第二のグラフィックインジケータ、および前記上部フレームに関連した第二の方向インジケータを含み、 前記第二のグラフィックインジケータが、前記上部フレームが前記所定のフレーム位置のセットの1つにある場合、第一の色で表示され、前記上部フレームが前記所定のフレーム位置のセットの1つにない場合、第二の色で表示され、 前記上部デッキに関連した前記第二の方向インジケータが、前記上部フレームを前記所定のフレーム位置のセットに向かって動かす方向を示す、請求項102に記載の患者保持システム。前記デッキが、前記ベースに対して移動可能な第二のデッキセクションを含み、前記デッキセンサーが前記第二のデッキセクションの位置に対応する第二のデッキ位置を感知するように構成され、 前記アイコンが、前記第二のデッキセクションに関連した第三のグラフィックインジケータ、および前記第二のデッキセクションに関連した第三の方向インジケータを含み、 前記第三のグラフィックインジケータが、前記第二のデッキセクションが前記所定の第二のデッキ位置のセットの1つにある場合、第一の色で表示され、前記第二のデッキセクションが前記所定の第二のデッキ位置のセットの1つにない場合、第二の色で表示され、 前記第二のデッキセクションに関連した第三の方向インジケータが、前記第二のデッキを前記所定の第二のデッキ位置のセットに向かって動かす方向を示す、請求項103に記載の患者保持システム。患者保持システムであって、 ベース、前記ベースに対して移動可能な頭部デッキセクションおよび前記頭部デッキセクションの位置に対応する頭部デッキ位置を感知するように構成されたデッキセンサーを持つデッキ、および前記患者保持装置上に取り付けられた患者保持面に加圧治療空気を提供するように構成された空気源とを含む患者保持装置と、 ユーザーインターフェースと、前記デッキセンサー、前記空気源、および前記ユーザーインターフェースに連結されたコントローラとを含む制御システムであって、前記コントローラが、前記患者保持装置の前記頭部デッキセクションが、患者に加圧空気治療を適用できる所定の頭部デッキ位置のセットの1つにあるかどうかを図で示すアイコンを表示するように構成された制御システムとを備える患者保持システム。前記アイコンが、前記所定の頭部デッキ位置の1つを取るために、前記頭部デッキセクションがどの方向に移動されるべきかを図で示す、請求項105に記載の患者保持システム。前記デッキが、前記ベースに対して移動可能な足部デッキセクションを含み、前記デッキセンサーが前記足部デッキセクションの位置に対応する足部デッキ位置を感知するように構成された、請求項105に記載の患者保持システム。前記アイコンが、前記患者保持装置の前記足部デッキセクションが、加圧空気治療を患者に適用できる所定の足部デッキ位置のセットの1つにあるかどうかを図で示す、請求項107に記載の患者保持システム。前記アイコンが、前記患者保持装置のイラストおよび前記患者保持装置の前記イラストに含まれる前記頭部デッキセクションに関連する第一のグラフィックインジケータを含む、請求項105に記載の患者保持システム。前記第一のグラフィックインジケータが、前記頭部デッキセクションが前記所定の頭部デッキ位置のセットの1つにある場合、第一の色で表示され、前記頭部デッキセクションが前記所定の頭部デッキ位置のセットの1つにない場合、第二の色で表示される、請求項109に記載の患者保持システム。前記グラフィックインジケータが、くさび形であり、前記患者保持装置の前記イラストに含まれる前記頭部デッキセクションの前記表示と前記ベースの表示の間に延長する、請求項110に記載の患者保持システム。前記アイコンが、前記頭部デッキセクションを前記所定の頭部デッキ位置のセットに向かって動かす方向を示す、前記頭部デッキセクションの前記表示に関連する第一の方向インジケータを含む、請求項110に記載の患者保持システム。前記患者保持装置が、下降位置と上昇位置の間で移動可能なサイドレールを含み、前記イラストのサイドレール部分が、前記サイドレールが加圧空気治療を患者に適用できる所定の位置にある場合、第一の色で表示され、前記サイドレールが前記所定のサイドレール位置にない場合、第二の色で表示される、請求項112に記載の患者保持システム。前記デッキが、前記ベースに対して移動可能な第二のデッキセクションを含み、前記デッキセンサーが前記第二のデッキセクションの位置に対応する第二のデッキ位置を感知するように構成され、 前記アイコンが、前記第二のデッキセクションに関連した第二のグラフィックインジケータ、および前記第二のデッキセクションに関連した第二の方向インジケータを含み、 前記第二のグラフィックインジケータが、前記第二のデッキセクションが加圧空気治療を患者に適用できる所定の第二のデッキ位置のセットの1つにある場合、第一の色で表示され、前記第二のデッキセクションが前記所定の第二のデッキ位置のセットの1つにない場合、第二の色で表示され、 前記第二のデッキセクションに関連した前記第二の方向インジケータが、前記第二のデッキを前記所定の第二のデッキ位置のセットに向かって動かす方向を示す、請求項113に記載の患者保持システム。患者保持システムであって、 頭側端部、足側端部、左側面、および右側面を持つ患者保持装置であって、前記患者保持装置が、床と連動するように適合された下部フレーム、前記下部フレームの上方に保持された上部フレーム、前記下部フレームおよび前記上部フレームに連結されたリフトシステム、および前記下部フレームと前記上部フレームの間の障害物を感知するように構成された障害物センサーを含む患者保持装置と、 ユーザーインターフェースと、前記障害物センサー、前記空気源、および前記ユーザーインターフェースに連結されたコントローラとを含む制御システムであって、前記コントローラが、前記障害物センサーによって障害物が感知されたかどうかを図で示し、前記障害物の場所を示すアイコンを表示するように構成されている制御システムとを備える患者保持システム。前記アイコンが、前記患者保持装置のイラスト、および前記患者保持装置の前記頭側端部、前記足側端部、前記左側面、および前記右側面の1つと関連する第一のグラフィックインジケータを含む、請求項115に記載の患者保持システム。前記第一のグラフィックインジケータが、第一の障害物の場所を示すために、前記患者保持装置の前記イラストの前記頭側端部、前記足側端部、前記左側面および前記右側面の1つに沿って配置されている、請求項116に記載の患者保持システム。前記アイコンが、前記障害物の位置を示すように配置された前記第一のグラフィックインジケータと関連する第一の方向インジケータを含む、請求項117に記載の患者保持システム。前記方向インジケータが、前記第一のグラフィックインジケータを覆う矢印である、請求項118に記載の患者保持システム。前記第一のグラフィックインジケータが長方形である、請求項117に記載の患者保持装置。前記第一のグラフィックインジケータが黄色・赤色のうち1つで表示される、請求項117に記載の患者保持装置。前記アイコンが、第二の障害物の場所を示すために、前記患者保持装置の前記イラストの前記頭側端部、前記足側端部、前記左側面および前記右側面の1つに沿って配置された第二のグラフィックインジケータを含む、請求項116に記載の患者保持装置。前記アイコンが、前記第一のグラフィックインジケータを覆う第一の矢印、および前記第二のグラフィックインジケータを覆う第二の矢印を含む、請求項122に記載の患者保持装置。

患者保持システムであって、 ベースと、前記ベースに対して移動可能な頭部デッキセクションおよび前記頭部デッキセクションの位置に対応する頭部デッキ位置を感知するように構成されたデッキセンサーを持つデッキと、後記患者保持装置上に取り付けられた患者保持面に加圧治療空気を提供するように構成された空気源と、を含む患者保持装置と、 ユーザーインターフェースと、前記デッキセンサー、前記空気源、および前記ユーザーインターフェースに連結されたコントローラと、を含む制御システムであって、 前記コントローラは、前記患者保持装置の前記頭部デッキセクションが、患者に加圧空気治療を適用できる所定の頭部デッキ位置のセットの1つにあるかどうかを図で示すアイコンを表示するように構成されている患者保持システム。前記アイコンが、前記所定の頭部デッキ位置の1つを取るために、前記頭部デッキセクションがどの方向に移動されるべきかを図で示す、請求項1に記載の患者保持システム。前記デッキが、前記ベースに対して移動可能な足部デッキセクションを含み、前記デッキセンサーが前記足部デッキセクションの位置に対応する足部デッキ位置を感知するように構成された、請求項1に記載の患者保持システム。前記アイコンが、前記患者保持装置の前記足部デッキセクションが、加圧空気治療を患者に適用できる所定の足部デッキ位置のセットの1つにあるかどうかを図で示す、請求項3に記載の患者保持システム。前記アイコンが、前記患者保持装置のイラストおよび前記患者保持装置の前記イラストに含まれる前記頭部デッキセクションに関連する第一のグラフィックインジケータを含む、請求項1に記載の患者保持システム。前記第一のグラフィックインジケータが、前記頭部デッキセクションが前記所定の頭部デッキ位置のセットの1つにある場合、第一の色で表示され、前記頭部デッキセクションが前記所定の頭部デッキ位置のセットの1つにない場合、第二の色で表示される、請求項5に記載の患者保持システム。前記グラフィックインジケータが、くさび形であり、前記患者保持装置の前記イラストに含まれる前記頭部デッキセクションの前記表示と前記ベースの表示の間に延長する、請求項6に記載の患者保持システム。前記アイコンが、前記頭部デッキセクションを前記所定の頭部デッキ位置のセットに向かって動かす方向を示す、前記頭部デッキセクションの前記表示に関連する第一の方向インジケータを含む、請求項6に記載の患者保持システム。前記患者保持装置が、下降位置と上昇位置の間で移動可能なサイドレールを含み、前記イラストのサイドレール部分が、前記サイドレールが加圧空気治療を患者に適用できる所定の位置にある場合、第一の色で表示され、前記サイドレールが前記所定のサイドレール位置にない場合、第二の色で表示される、請求項8に記載の患者保持システム。前記デッキが、前記ベースに対して移動可能な第二のデッキセクションを含み、前記デッキセンサーが前記第二のデッキセクションの位置に対応する第二のデッキ位置を感知するように構成され、 前記アイコンが、前記第二のデッキセクションに関連した第二のグラフィックインジケータ、および前記第二のデッキセクションに関連した第二の方向インジケータを含み、 前記第二のグラフィックインジケータが、前記第二のデッキセクションが加圧空気治療を患者に適用できる所定の第二のデッキ位置のセットの1つにある場合、第一の色で表示され、前記第二のデッキセクションが前記所定の第二のデッキ位置のセットの1つにない場合、第二の色で表示され、 前記第二のデッキセクションに関連した前記第二の方向インジケータが、前記第二のデッキを前記所定の第二のデッキ位置のセットに向かって動かす方向を示す、請求項9に記載の患者保持システム。前記デッキに連結されて、前記デッキ上に保持された前記患者の体重を感知するように構成されたスケールをさらに備え、 前記コントローラが前記スケールに連結されており、前記コントローラは前記患者保持装置の前記頭部デッキセクションが、前記スケールで前記患者の正確な体重を感知可能にする所定の頭部デッキ位置のセットの1つにあるかどうかを図で示す第一の部分を含む別のアイコンを表示するように構成されている、請求項1に記載の患者保持システム。前記アイコンが、前記所定の頭部デッキ位置の1つを取るために、前記頭部デッキセクションがどの方向に移動されるべきかを図で示す、請求項11に記載の患者保持システム。前記デッキが、前記ベースに対して移動可能な足部デッキセクションを含み、前記デッキセンサーが前記足部デッキセクションの位置に対応する足部デッキ位置を感知するように構成された、請求項11に記載の患者保持システム。前記アイコンが、前記患者保持装置の前記足部デッキセクションが、前記スケールで前記患者の正確な体重を感知できる所定の足部デッキ位置のセットの1つにあるかどうかを図で示す第二の部分を含む、請求項13に記載の患者保持システム。前記ベースが、床と連動するように適合された下部フレーム、前記デッキに連結されて前記デッキを前記床の上方で保持する上部フレーム、および前記下部フレームと前記上部フレームに連結されたリフトシステムを含み、前記リフトシステムが、前記下部フレームに対して前記上部フレームを移動させるように構成された、請求項14に記載の患者保持システム。前記アイコンが、前記ベースの前記上部フレームが、前記スケールで前記患者の正確な体重を感知できる所定のフレーム位置のセットの1つにあるかどうかを図で示す第三の部分を含む、請求項15に記載の患者保持システム。前記アイコンが、前記患者保持装置のイラストおよび前記頭部デッキセクションに関連する第一のグラフィックインジケータを含む、請求項11に記載の患者保持システム。前記第一のグラフィックインジケータが、前記頭部デッキセクションが前記所定の頭部デッキ位置のセットの1つにある場合、第一の色で表示され、前記頭部デッキセクションが前記所定の頭部デッキ位置のセットの1つにない場合、第二の色で表示される、請求項17に記載の患者保持システム。前記アイコンが、前記頭部デッキセクションを前記所定の頭部デッキ位置のセットに向かって動かす方向を示す、前記頭部デッキセクションに関連する第一の方向インジケータを含む、請求項17に記載の患者保持システム。前記方向インジケータが矢印である、請求項19に記載の患者保持システム。前記ベースが、床と連動するように適合された下部フレーム、前記デッキに連結されて前記デッキを前記床の上方で保持する上部フレーム、および前記下部フレームと前記上部フレームに連結されたリフトシステムを含み、前記リフトシステムが、前記下部フレームに対して前記上部フレームを移動させるように構成され、 前記アイコンが、前記上部フレームに関連した第二のグラフィックインジケータ、および前記上部フレームに関連した第二の方向インジケータを含み、 前記第二のグラフィックインジケータが、前記上部フレームが前記所定のフレーム位置のセットの1つにある場合、第一の色で表示され、前記上部フレームが前記所定のフレーム位置のセットの1つにない場合、第二の色で表示され、 前記上部デッキに関連した前記第二の方向インジケータが、前記上部フレームを前記所定のフレーム位置のセットに向かって動かす方向を示す、請求項20に記載の患者保持システム。前記デッキが、前記ベースに対して移動可能な第二のデッキセクションを含み、前記デッキセンサーが前記第二のデッキセクションの位置に対応する第二のデッキ位置を感知するように構成され、 前記アイコンが、前記第二のデッキセクションに関連した第三のグラフィックインジケータ、および前記第二のデッキセクションに関連した第三の方向インジケータを含み、 前記第三のグラフィックインジケータが、前記第二のデッキセクションが前記所定の第二のデッキ位置のセットの1つにある場合、第一の色で表示され、前記第二のデッキセクションが前記所定の第二のデッキ位置のセットの1つにない場合、第二の色で表示され、 前記第二のデッキセクションに関連した第三の方向インジケータが、前記第二のデッキを前記所定の第二のデッキ位置のセットに向かって動かす方向を示す、請求項21に記載の患者保持システム。

说明书全文

本出願は、米国合衆国法典第35編第119条(e)項(35 U.S.C. § 119(e))に基づき、米国特許仮出願番号第61/662,711号(2012年6月21日出願)、および第61/663,311号(2012年6月22日出願)、第61/722,663号(2012年11月5日出願)の利益を主張するもので、それぞれを参照により本明細書に組み込む。本出願はさらに、米国合衆国法典第35編第120条(35 U.S.C. § 120)に基づき、米国特許第13/798,359号(2013年3月13日出願)、および第13/828,186号(2013年3月14日出願)の利益を主張するもので、それぞれを参照により本明細書に組み込む。

パートA 患者保持システムは、患者保持装置および患者保持装置上に取り付けられた保持面を含む。患者保持装置は、複数の位置で保持表面上に患者を保持するために、複数の異なる構成の間で再構成可能である。保持面は、患者保持装置の上に取り付けられ、患者保持装置の再構成に応答して動く。

本開示は、患者保持システムおよび患者保持システムの使用方法に関する。具体的には、本開示は、患者保持装置(ベッドフレームとも呼ばれる)および患者保持装置上に取り付けられた保持面(マットレスとも呼ばれる)を含む病院用ベッドとして具現化される患者保持システムに関する。

一部の近代的病院用ベッドは、ベッド上で臥位または座位の患者を保持するように再構成可能な患者保持装置を含む。一部の病院用ベッドは、再構成可能な患者保持装置上に保持されている患者の衝撃を和らげる保持面を含む。しかしながら、一部の保持面は、複数構成要素デッキの傾斜、旋回、拡大、およびスライドによって再構成される患者保持装置上に取り付けられた時、患者の衝撃を適切に和らげることができないことがある。

本出願は、添付した請求項に詳説した特徴、および/または単独もしくは任意の組み合わせにより特許性のある主題を構成しうる下記の特徴のうち1つ以上を開示する。

本出願の第一の態様によると、患者保持システムは、患者保持装置、保持面、およびコントローラを含みうる。患者保持装置は、シートデッキセクションおよび頭部デッキセクションを持つ移動可能なデッキを含みうる。頭部デッキセクションは、シートデッキセクションに対して、第一の位置と第二の位置の間で移動可能としうる。第一の位置では、頭部デッキセクションは、シートデッキセクションに隣接していてもよい。第二の位置では、頭部デッキセクションは、シートデッキセクションから間隙を介して離れており、シートデッキセクションと頭部デッキセクションの間にギャップを形成しうる。保持面は、移動可能なデッキを覆うように患者保持装置上に取り付けてもよい。保持面は、カバー、カバー内に位置付けられた複数の保持袋、およびカバー内に位置付けられた充填袋を含みうる。充填袋は、シートデッキセクションおよび頭部デッキセクションの界面全体に配置されうる。コントローラは、移動可能なデッキ、保持袋、および充填袋に連結されうる。コントローラは、充填袋が、シートデッキセクションと頭部デッキセクションの間に形成されたギャップを覆うように、第一の位置から第二の位置への頭部デッキセクションの動きに応答して、充填袋を膨張させるように構成されうる。

一部の実施形態では、カバーは、頭側端部セクション、足側端部セクション、および頭側端部セクションと足側端部セクションの間に連結された拡張可能な折り目を含みうる。頭部デッキセクションが第一の位置から第二の位置に移動した時、カバーが、シートデッキセクションと頭部デッキセクションの間に形成されたギャップの上に延長するように、拡張可能な折り目は、シートデッキセクションと頭部デッキセクションの界面全体に配置されうる。

一部の実施形態では、保持面は、カバーの底面に連結された複数のラグを含みうる。ラグは、保持面が患者保持装置上に取り付けられた時、移動可能なデッキ内に形成されるラグ受け用開口部に受け入れられるように構成されうる。ラグは、ステムおよびボールを含むことがあり、ボールはカバーから間隙を介して離れている。ラグ受け用開口部は、広い部分と狭い部分を有する少なくとも1つの鍵穴スロットを含みうる。

一部の実施形態では、保持面は、空気圧および電気ラインを持つトランクを含みうる。トランクは、保持面が患者保持装置上に取り付けられた時、患者保持装置によって受け入れられるように、カバーの底面から下方に延長しうる。一部の実施形態では、シートデッキセクションは、保持面が患者保持装置上に取り付けられた時、保持面のトランクを受けるように寸法調節された経路を含むように形成されうる。

一部の実施形態では、移動可能なデッキは、足部デッキセクションを含みうる。複数の保持袋は、頭部デッキセクションの上に延長するように配置された頭部保持袋、シートデッキセクションの上に延長するように配置されたシート部保持袋、および足部デッキセクションの上に延長するように配置された足部保持袋を含みうる。

一部の実施形態では、足部保持袋は、左レールセクション、右レールセクション、および中央セクションを共同して形成する複数のセルを含みうる。左レールセクション、右レールセクション、および中央セクションの間に画定された中央セクションの下の空間を形成するために、中央セクションは、漸減する断面積を持ちうる。

一部の実施形態では、コントローラは、第二の位置から第一の位置への頭部デッキセクションの動きに応答して、充填袋を能動的に収縮させるように構成されうる。コントローラは、第二の位置から第一の位置への頭部デッキセクションの動きに応答して、所定の時間の間、充填袋を能動的に収縮させるように構成されうる。

一部の実施形態では、コントローラは、第二の位置から第一の位置への移行の後の、頭部デッキセクションの位置に基づいて、充填袋の望ましい圧を決定するように構成されうる。望ましい圧力は、所定の方程式およびルックアップテーブルの1つに基づいて決定されうる。ルックアップテーブルは、複数の頭部デッキセクション位置および対応する複数の充填袋圧力を含みうる。

一部の実施形態では、コントローラは、充填袋の実際の圧力が決定された望ましい圧力より低い場合は充填袋を膨張させ、充填袋の実際の圧力が決定された望ましい圧力よりも大きい場合は充填袋を収縮させるように構成されうる。コントローラは、充填袋の実際の圧力が決定された望ましい圧力よりも大きい場合は、充填袋を受動的に収縮させるように構成されうる。コントローラは、第二の位置から第一の位置への頭部デッキセクションの動きに応答して、充填袋を能動的に収縮させるように構成してもよい。

本開示の別の態様によると、患者保持面はカバーおよびクッションを含みうる。カバーは、頭側端部、足側端部、左側面、右側面を持ちうる。クッションは、カバー内に入ったものでもよく、第一のフォームパッド、および第一のフォームパッドの下に配置された第二のフォームパッドを含みうる。第二のフォームパッドは、第二のフォームパッドを通って延長する複数の穴を含むように形成されうる。

一部の実施形態では、クッションは、カバーの足側端部からカバーの頭側端部に向かって延長する第三のフォームパッドを含みうる。第二のフォームパッドは、第三のフォームパッドとカバーの頭側端部の間に配置されうる。第三のフォームパッドは、複数の穴を含むように形成されうる。

一部の実施形態では、クッションは、第二のフォームパッドの第一の側部に沿って延長するよう配置された第一の補助枕、および第二のフォームパッドの第二の側面に沿って配置された第二の補助枕を含みうる。第一および第二の補助枕は、それぞれ、左および右補助枕の底面から、左および右補助枕の上面に向かって上方に延長するスリットを含むように形成されうる。第一および第二の補助枕は、それぞれ、左および右補助枕の上面から、左および右補助枕の底面に向かって下方に延長するスリットを含むように形成されうる。

一部の実施形態では、カバーは、頭部セクション、足部セクション、および頭部セクションと足部セクションの間に連結された拡張可能なセクションを含みうる。拡張可能セクションは、カバーの底面の一部の上にカバーの左側面から右側面へと延長するように配置された弾性材料を含みうる。拡張可能セクションは、カバーの底面の一部の上にカバーの左側面から右側面へと延長するように配置された複数の拡張可能な折り目を含みうる。

一部の実施形態では、患者保持面は、カバーから下方に延長する複数のラグを含みうる。各ラグは、カバーから延長するステム、およびカバーから間隙を介して離れているボールを含みうる。

一部の実施形態では、患者保持面は、カバーの上面の上に延長するように構成されたオーバーレイを含みうる。オーバーレイは、頭部分、足部分、および拡張可能部分を含みうる。頭部分は、カバーの頭側端部からカバーの足側端部に向かって延長するように配置されうる。足部分は、カバーの足側端部からカバーの頭側端部に向かって延長するように配置されうる。拡張可能部分は、頭部分と足部分の間に連結されうる。拡張可能部分は、オーバーレイの底面の一部の上にオーバーレイの左側面から右側面へと延長するように配置された複数の拡張可能な折り目を含みうる。

本開示の別の態様によると、患者保持システムは、患者保持装置、患者保持面、およびコントローラを含みうる。患者保持装置は、第一の構成から第二の構成へと移動可能としうる。患者保持面は、患者保持装置上に取り付けることができ、カバー、およびカバー内に包まれた複数の膨張可能な袋を含みうる。コントローラは、患者保持装置の第一の構成から第二の構成へと移行する間に、膨張可能な袋のうち少なくとも1つの圧力を調節し、患者保持装置の第一の構成から第二の構成へと移行する間に、膨張可能な袋のうち少なくとも1つの圧力をモニターし、モニターされた圧力に基づいて、患者保持装置の第一の構成から第二の構成への移行の速度を調節するように構成されうる。

一部の実施形態では、コントローラは、モニターされた圧力の変化速度が閾値より小さい場合、モニターされた圧力に基づいて、患者保持装置の第一の構成から第二の構成への移行を止めるように構成されうる。コントローラは、モニターされた圧力の変化速度が閾値より小さい場合、警報を誘発させるように構成されうる。

一部の実施形態では、第一の位置は、臥位(lie−flat)構成としうる。第二の位置は、椅子離床(chair−egress)構成としうる。

一部の実施形態では、患者保持システムは、複数の袋の圧力および患者保持装置の位置を感知するように構成された複数のセンサーを含みうる。センサーはコントローラに連結されうる。

本開示の別の態様によると、患者保持システムは、患者保持装置、保持面、バルブボックス、およびコントローラを含みうる。患者保持装置は、臥位構成から椅子離床構成へと移動可能な関節動作可能デッキと、デッキに取り外し可能なように連結されたフットボードを含みうる。保持面は、患者保持システム上の患者の臀部の下に位置するように配置されたシート部保持袋を含みうる。バルブボックスは、シート部保持袋に連結され、シート部保持袋が収縮するように、シート部保持袋を大気に選択的に連結するよう構成されうる。コントローラはバルブボックスに連結されうる。

一部の実施形態では、コントローラは、フットボードがデッキから取り外されたことがコントローラによって判断された場合、関節動作可能デッキを椅子離床構成へと動かすための椅子離床要求の受信に応答して、バルブボックスを操作して、シート部保持袋を大気に連結するように構成されうる。コントローラは、所定時間内にフットボードがデッキから取り外されたことがコントローラによって判断された場合、通気バルブを開くように構成されうる。

一部の実施形態では、患者保持システムは、コントローラに連結された空気源を含みうる。空気源は、足部保持袋に連結されうる。コントローラは、フットボードがデッキから取り外されていないことがコントローラによって判断された場合、関節動作可能デッキを平坦な位置から椅子離床構成へと動かすための要求に応答して、シート部保持袋を膨張させるように構成されうる。

一部の実施形態で、保持面は、患者保持システム上の患者の足の下に位置するように配置された足部保持袋を含みうる。バルブボックスは、足部保持袋に連結され、シート部保持袋が収縮するように、シート部保持袋を大気に選択的に連結するよう構成されうる。コントローラは、所定時間の間にフットボードがデッキから取り外されたことがコントローラによって判断された場合、関節動作可能デッキを平坦な位置から椅子離床構成へと動かすための要求に応答して、バルブボックスを操作して、足部保持袋を大気に連結するように構成されうる。

一部の実施形態で、保持面は、患者保持システム上の患者の胴体の下に位置するように配置された与圧袋を含みうる。与圧袋は、空気源に連結されうる。コントローラは、デッキが椅子離床構成にあり、シート部保持袋が収縮している時、与圧要求の受信に応答して、空気源を操作し与圧袋を膨張させるように構成されうる。与圧要求および椅子離床要求は、使用者が単一のボタンを押すことによって生成されうる。

本開示の別の態様によると、患者保持システムは、保持面、空気源、およびコントローラを含みうる。保持面は、頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋を含みうる。空気源は、頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋に連結されうる。コントローラは空気源に連結されうる。

一部の実施形態では、コントローラは、側方離床(サイドイグレス)要求の受信に応答して、頭部袋の離床圧力まで頭部保持袋を膨張させ、足部袋の離床圧力まで足部保持袋を膨張させるように構成されうる。頭部袋の離床圧力および足部袋の離床圧力は、患者保持システムに関連する患者の体重に、少なくとも部分的には基づきうる。

一部の実施形態では、コントローラは、側方離床要求の受信に応答して、シート部袋の離床圧力までシート部保持袋を膨張させるように構成されうる。シート部袋の離床圧力は、患者保持システムに関連する患者の体重に、少なくとも部分的には基づきうる。コントローラは、シート部保持袋をシート部袋の離床圧力まで膨張させる前に、頭部保持袋を頭部袋の離床圧力まで膨張させ、足部保持袋を足部袋の離床圧力まで膨張させるように構成されうる。

一部の実施形態では、患者保持システムは患者保持装置を含みうる。患者保持装置は、下部フレーム、上部フレーム、および下部フレームに連結されて下部フレームに対して上部フレームを昇降させるリフトシステムを含みうる。コントローラは、リフトシステムに連結でき、側方離床要求の受信に応答して、下部フレームに対して上部フレームを下降させるように構成されうる。

一部の実施形態では、患者保持システムは患者保持装置を含みうる。患者保持装置は、保持面の下にある関節動作可能なデッキを含む患者保持装置を含みうる。関節動作可能なデッキは、保持面の上面がほぼ平坦な臥位構成と、保持面の上面が平坦以外の複数のその他の位置との間で移動可能としうる。コントローラは、頭部デッキセクションに連結されうる。コントローラは、側方離床要求の受信に応答して、関節動作可能なデッキを臥位構成に移動するように構成されうる。

本開示の別の態様によると、患者保持システムは、保持面、空気源、抽気バルブ、およびコントローラを含みうる。保持面は、頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋を含みうる。空気源は、保持面の頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋に連結されうる。抽気バルブは、空気源に連結されうる。抽気バルブは、空気源を大気に接続するために、選択的に開放されるように構成されうる。コントローラは、空気源および抽気バルブに連結されうる。

一部の実施形態では、コントローラは、抽気バルブを開き、空気源を操作して、頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋のうち少なくとも1つを膨張させ、少なくとも1つの袋を治療圧力まで膨張させるように構成されうる。その結果、膨張は、交互圧迫治療要求の受信に応答して、抽気バルブが閉じられた場合よりも遅い膨張速度で起こりうる。

一部の実施形態では、患者保持システムは、バルブボックスも含みうる。バルブボックスは、頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋に連結でき、頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋のうち1つ以上を選択的に大気に連結するように構成されうる。

一部の実施形態では、コントローラは、バルブボックスを操作して、頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋のうち少なくとも1つを大気に連結するように構成されうる。頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋のうち少なくとも1つが治療圧力まで膨張した後に、頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋のうち少なくとも1つが収縮するように、コントローラは、頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋のうち少なくとも1つを大気に連結しうる。

一部の実施形態では、コントローラは、抽気バルブを開き、空気源を操作して、頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋のうち少なくとも1つとは別のどれかを膨張させ、頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋のうち少なくとも1つの他のどれかを治療圧力まで膨張させるように構成されうる。結果として、膨張は、交互圧迫治療要求の受信に応答して、抽気バルブが閉じていた場合よりも遅い膨張速度で起こりうる。

一部の実施形態では、コントローラは、バルブボックスを操作して、頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋のうち少なくとも1つの他のどれかが大気に連結されるように構成されうる。頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋のうち少なくとも1つの他のどれかが治療圧力まで膨張した後に、頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋のうち少なくとも1つの他のどれかが収縮するように、コントローラは、頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋のうち少なくとも1つの他のどれかを大気に連結しうる。

一部の実施形態では、コントローラは、頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋のうち少なくとも1つが治療圧力に達した時、抽気バルブを閉じるように構成されうる。抽気バルブは、保持面と空気源の間に連結されうる。コントローラは、頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋のうち少なくとも1つが、治療圧力に膨張する前に定められたベースライン圧力に達した時、バルブを操作して頭部保持袋、シート部保持袋、および足部保持袋のうち少なくとも1つの収縮を止めるように構成されうる。

本開示の別の態様によると、患者保持システムは、保持面、空気源、抽気バルブ、およびコントローラを含みうる。保持面は、右回転膨張可能セルおよび左回転膨張可能セルを含みうる。空気源は、保持面の右回転膨張可能セルおよび左回転膨張可能セルに連結されうる。空気源は、右回転膨張可能セルおよび左回転膨張可能セルを、能動的に膨張し、能動的に収縮するように構成されうる。抽気バルブは、空気源に連結されうる。抽気バルブは空気源を大気に接続するために選択的に開放されるようにも構成されうる。コントローラは、空気源および抽気バルブに連結されうる。

一部の実施形態では、コントローラは、抽気バルブを開き、空気源を操作して右回転膨張可能セルを能動的に収縮させるように構成されうる。コントローラが空気源を操作して右回転膨張可能セルおよび左回転膨張可能セルを能動的に膨張させて、患者を保持面の縦軸を中心に回転させる横方向回転治療(体位変換)の適用中に、コントローラは右回転膨張可能セルを能動的に収縮させうる。

一部の実施形態では、患者保持システムは、バルブボックスも含みうる。バルブボックスは、右回転膨張可能セルに連結することができ、右回転膨張可能セルを選択的に大気に連結して、右回転膨張可能セルを受動的に収縮させるように構成されうる。

一部の実施形態では、コントローラはバルブボックスに連結されうる。コントローラは、バルブボックスを操作して、右回転膨張可能セルを選択的に大気に連結し、右回転膨張可能セルを受動的に収縮させるように構成されうる。コントローラは、抽気バルブを開け、空気源を操作して右回転膨張可能セルを能動的に収縮させる前に、バルブボックスを操作して、右回転膨張可能セルを選択的に大気に連結し、右回転膨張可能セルを受動的に収縮させるように構成してもよい。

一部の実施形態では、コントローラは、抽気バルブを開き、空気源を操作して左回転膨張可能セルを能動的に収縮させるように構成されうる。一部の実施形態では、患者保持システムは、バルブボックスも含みうる。バルブボックスは、左回転膨張可能セルに連結することができ、左回転膨張可能セルを選択的に大気に連結して、左回転膨張可能セルを受動的に収縮させるように構成されうる。コントローラはバルブボックスに連結されうる。コントローラは、バルブボックスを操作して、左回転膨張可能セルを選択的に大気に連結し、左回転膨張可能セルを受動的に収縮させるように構成されうる。コントローラは、抽気バルブを開け、空気源を操作して左回転膨張可能セルを能動的に収縮させる前に、バルブボックスを操作して、左回転膨張可能セルを大気に連結するように構成してもよい。

一部の実施形態では、右回転膨張可能セルは、患者が保持面上に保持された時に患者の胴体の右側の下に位置するように配置された右側頭部回転袋、および患者が保持面上に保持された時に患者のシートの右側の下に位置するように配置された右側シート部回転袋を含みうる。右側頭部回転袋は、右側シート部回転袋との空気連通をなすことができ、右側シート部回転袋から離れるように移動可能である。

一部の実施形態では、左回転膨張可能セルは、患者が保持面上に保持された時に患者の胴体の左側の下に位置するように配置された左側頭部回転袋、および患者が保持面上に保持された時に患者のシートの左側の下に位置するように配置された左側シート部回転袋を含みうる。左側頭部回転袋は、左側シート部回転袋との空気連通をなすことができ、左側シート部回転袋から離れるように移動可能である。

本開示の別の態様によると、患者保持面はカバーおよびクッションを含みうる。クッションはカバーで包まれうる。クッションは、頭部セクションを持つ第一のフォームパッド、シートセクション、および頭部セクションとシートセクションの間に連結された拡張可能セクションを含みうる。拡張可能セクションは、頭部セクションがシートセクションから離脱できるように構成されうる。

一部の実施形態では、拡張可能セクションは、頭部セクションがシートセクションから離れる時に拡張するように構成された蛇行したフォームバンドとしうる。拡張可能セクションは、クッションの上面から底面までクッションを通って延長する複数の穴を形成する蜂の巣状のフォームセクションを含みうる。第一のパッドは、単体のフォーム構成要素としうる。

一部の実施形態で、クッションは、第一のフォームパッドのシートセクションに連結された第二のフォームパッドを含みうる。第二のフォームパッドは、第二のフォームパッドを通って延長する複数の穴を含むように形成されうる。

一部の実施形態では、保持面は、カバーに連結され、保持面を患者保持装置に連結するように適合された複数のラグを含みうる。各ラグは、ステムおよびステムに連結されたボールを含みうる。各ボールは、カバーから間隙を介しうる。各ラグは、カバーの底面に連結されうる。

追加的な特徴は、上記に列挙したものおよび請求項に列挙したものを含めて、単独または他の任意の特徴と組み合わせて、特許性のある主題を構成すると考えられ、当業者にとっては、現時点で理解されている発明を遂行する最良の態様の模範例を示す例証となる実施例の下記の詳細な説明を考察することにより明らかとなる。

詳細な説明は特に添付した以下の図を参照する。

移動可能なデッキが部分的に傾斜した構成に配置され、保持面が患者保持装置のデッキ上に取り付けられた状態の、患者保持装置を含む患者保持システムの斜視図である。

患者保持装置が空気源およびコントローラを含むことを示し、保持面がバルブボックスおよびバルブボックスに連結された複数の袋を含むことを示す、図1Aの患者保持システムの線図である。

空気源がポンプ、および空気の流れを逆転して、バルブボックスに連結された複数の袋を膨張・収縮するように構成されたバルブを含むことを示し、バルブボックスが、複数の袋を大気に通気するための通気口を含むことを示す、図1Aおよび2AAの患者保持システムに含まれる空気圧システムの線図である。

保持面が(下から上に)下部ティッキング、フォームシェル、充填袋、横方向回転袋、保持袋、パーカッション/バイブレーションセラピー袋、防火障壁、および低空気損失トッパーを含むことを示す、図1Aおよび2AAの保持面の分解斜視図である。

図1Aの患者保持装置に含まれる第一のユーザーインターフェースパネルの側面図である。

図1Aの患者保持装置に含まれる第二のユーザーインターフェースパネルの側面図である。 図6A〜8Aは、患者保持装置のデッキが平坦な構成(図6Aに表示)から完全に傾斜した構成(図8Aに表示)へと移動するのを示し、また保持面の充填袋が、完全に傾斜した構成への移動の間に、保持面に生成されるギャップおよびデッキに形成されるギャップを埋めるためのデッキの動きに応答して、膨張するように構成されていることを示す、デッキおよび保持面の一連の部分側面図である。

患者保持装置が、平坦な位置に配置された頭部デッキセクション、シートデッキセクション、大腿部デッキセクション、および足部デッキセクションを含むことを示し、デッキが平坦な構成に配置された時に、マットレスに含まれる充填袋が収縮することを示す、デッキおよび保持面の部分側面図である。

頭部デッキセクションがシートデッキセクションから間隙を介して、保持面の保持袋のギャップおよび頭部デッキセクションとシートデッキセクションとの間のギャップを形成する、部分的に傾斜した位置へと、デッキが旋回およびスライドによって移動されることを示し、またデッキが部分的に傾斜した構成に移動する時、ギャップを埋めるために充填袋が部分的に膨張されることを示す、図6Aに類似の図である。

頭部デッキセクションがシートデッキセクションからさらに間隙を介して、保持袋のギャップおよび頭部デッキセクションとシートデッキセクションとの間のギャップを拡張する、完全に傾斜した位置へと、デッキが旋回およびスライドによって移動されることを示し、またデッキが完全に傾斜した構成に移動した時、頭部デッキセクションとシートデッキセクションの間のギャップを埋めるために、充填袋が膨張されることを示す、図6Aおよび7Aに類似した図である。

図6A〜8Aに示されるように、頭部デッキセクションの動きに応答して、コントローラによって実行されるプログラムを示すブロック図である。

患者保持システムを離床する患者のために患者保持システムを再構成するため、介護者が、第一のユーザーインターフェースパネル(図4Aに表示)に含まれる椅子離床ボタンを押したままにすることに応答して、椅子離床構成に移動した患者保持システムの斜視図である。 図11A〜13Aは、患者保持装置のデッキが、図10Aに示される完全に傾斜した位置から、図12Aに示される椅子離床構成へと移行する様子を示し、また完全に傾斜した構成から椅子離床構成へと移行する間、保持面の袋が膨張・収縮する様子を示す、デッキおよび保持面の一連の部分側面図である。

患者保持装置が完全に傾斜した構成から椅子離床構成へと移行する前に、保持面のシート部袋および足部袋が膨張していることを示す、デッキおよび保持面の部分側面図である。

椅子離床構成に移動したデッキを示し、またシート部袋および足部袋が収縮していることを示す、図11Aと類似の図である。

患者保持システムから出る患者を押す動作を助けて患者保持システムの外に立たせるために膨張した、患者の胴体の下に位置する表面に含まれる回転袋を示す、図11Aおよび12Aに類似の図である。

使用者が椅子離床ボタンを押すことに応答して、コントローラによって実行されるプログラムを示すブロック図である。

患者保持装置の上部フレームを下げ、患者保持装置のサイドレールを下げて、患者保持システムの側方に沿って患者が患者保持システムから出られるように、患者保持システムを再構成するために、介護者が、第二のユーザーインターフェースパネル(図5Aに表示)に含まれる側方離床ボタンを押したままにすることに応答して、側方離床構成に移動した患者保持システムの斜視図である。 図16A〜18Aは、平坦な構成の患者保持装置のデッキを示し、また患者保持システムを出る患者を保持するために膨張した保持面の保持袋を示す、デッキおよび保持面の部分側面図である。

患者保持システムを出る患者を保持するための連続膨張の前に、通常の膨張レベルまで膨張した頭部袋、シート部袋、および足部袋を示す、デッキおよび保持面の部分側面図である。

図13Aで示すとおり、患者保持システムから離床中に自分を押し上げるために手で押し下げている患者を保持するように、離床膨張レベルまで膨張した頭部袋および足部袋を示す、図16Aに類似した図である。

頭部および足部袋が離床膨張レベルまで膨張した後、患者保持システムを出る患者を押す動作を助けて患者保持システムの外に立たせるために、離床膨張レベルまで膨張したシート部袋を示す、図16Aおよび17Aに類似した図である。 図19A〜21Aは、患者の下の患者保持面の圧力プロファイルをシフトするために頭部袋、シート部袋、および足部袋が膨張・収縮する様子を示す、患者保持システム上に保持された患者に対するopti-rest(交互圧迫)治療の適用中のデッキおよび保持面の一連の部分側面図である。

opti-rest治療中の通常膨張の頭部、シート部、および足部袋を示す、デッキおよび保持面の部分側面図である。

opti-rest治療中、シート部袋は通常膨張のままであるのに対し、頭部および足部袋は、通常膨張より高いopti-rest膨張レベルにあることを示す、図19Aに類似の図である。

opti-rest治療中、頭部および足部袋は通常膨張に戻るのに対し、シート部袋は、通常膨張より高いopti-rest膨張レベルにあることを示す、図19Aおよび20Aに類似の図である。

患者保持システム上に保持された患者にopti-rest治療を提供するために、コントローラによって実行されるプログラムを示すブロック図である。 図23A〜25Aは、保持面の縦軸を中心に患者を回転させるために膨張した保持面の右および左の回転袋を示す、患者保持システム上に保持された患者への横方向回転治療の適用中の、デッキおよび保持面の一連の頭側部分図である。

患者が保持面のほぼ平坦な上面上に保持されるように、横方向回転治療の間、収縮された右および左の回転袋を示す、デッキおよび保持面の頭側部分図である。

患者が保持面の傾斜した上面上に保持され、保持面の縦軸を中心に回転するように、右回転袋が膨張され左回転袋が収縮していることを示す、図23Aに類似の図である。

患者が保持面の傾斜した上面上に保持され、保持面の縦軸を中心に回転するように、右回転袋が収縮し左回転袋が膨張していることを示す、図24Aおよび25Aに類似の図である。

患者保持システム上に保持された患者に横方向回転治療を提供するために、コントローラによって実行されるプログラムを示すブロック図である。

患者保持装置のデッキを露出するために、保持面を患者保持装置から持ち上げた状態を示す、図1Aの患者保持システムの側面斜視図である。

図27Aに示されるラグの1つの詳細図である。

図27Aに示されるラグ受け用開口部の1つの詳細図である。

図27Aに示される別のラグ受け用開口部の詳細図である。

保持面を患者保持装置のデッキに連結するために使用されるラグの場所を示す、図1Aおよび17Aの保持面の底面図である。

保持面を患者保持装置に連結するために使用されるラグを受けるデッキに形成されたラグ開口部の場所を示す、図1Aおよび17Aの患者保持装置を上から見た平面図である。

フォームシェルを露出するため、およびフォームシェルが、ライン配線経路を含むように形成された頭部分と入力ポートを含むように形成されたシート部分とを含むことを示すために、構成要素が取り除かれた状態を示す、図1Aの保持面の斜視図である。

足部袋が、患者の足が足部袋の上に乗るのに応答して患者のかかとに沿うように構成された厚さの薄い中央セクションを持つことを示す、図1A〜3Aの保持面に含まれる足部袋の拡大斜視図である。

足部袋の中央セクションは漸減する厚さを持つ一方、足部袋の外部セクションは足部袋の長さに沿って同じ厚さを持つことを示す、ライン22-22で切り取られた図31Aの足部袋の断面図である。

図1Aの患者保持装置と使用するために構成された第二の保持面の斜視図である。

図33Aに示される第二の保持面の側面図である。

第二の保持面が外部ティッキング、内部クッション、および一対のフレームストラップを含むことを示す、図23Aおよび24Aの第二の保持面の斜視図である。

図35Aの内部クッションの分解斜視図である。

図1A〜22Aの患者保持システムと共に使用するよう適合されたオプションのオーバーレイを示す、図6Aに類似の図である。

図1A〜22Aの患者保持システムに取り付けられた図37Aのオーバーレイを持つ図7Aに類似の図である。

図1A〜22Aの患者保持システムに取り付けられた図27Aおよび28Aのオーバーレイを持つ図8Aに類似の図である。

第三の保持面が、外部ティッキング、拡張可能な蛇行したセクションを含むように形成された内部クッション、および一対のフレームストラップを含むことを示す、図1Aの患者保持装置と共に使用するために適合された、図23A〜26Aに示される第二の保持面に類似の第三の保持面の分解斜視図である。

第四の保持面が、外部ティッキング、拡張可能な蜂の巣状のセクションを含むように形成された内部クッション、および一対のフレームストラップを含むことを示す、図1Aの患者保持装置と共に使用するために適合された、図23A〜26Aに示される第二の保持面に類似の第四の保持面の分解斜視図である。

移動可能なデッキを備え、患者保持面が患者保持装置のデッキ上に取り付けられた状態の、患者保持装置を含む患者保持システムの斜視図である。

患者保持装置がスケールシステム、リフトシステム、および多数のセンサーを含むことを示す、図1の患者保持システムの線図である。

患者保持装置に含まれる第一のユーザー入力の詳細図である。

患者保持装置に含まれる第二のユーザー入力の詳細図である。

使用者がホームスクリーンに含まれるスケールシステムアイコンを選択している様子を示す、患者保持装置に含まれるユーザーインターフェース上に表示されたホームスクリーンの詳細図である。

メインスケールスクリーンの詳細図である。

患者保持装置が、患者保持システム上の患者の正確な体重を感知するために適切に構成されていないことを示す、スケール操作スクリーンの詳細図である。

患者保持装置が、患者保持システム上の患者の正確な体重を感知するために適切に構成されるように、どのように患者保持装置の構成要素を動かすかを示すアイコンを含む第一の推奨位置スクリーンの詳細図である。

患者保持装置が、患者保持システム上の患者の正確な体重を感知するために適切に構成されていることを示すアイコンを含む第二の推奨位置スクリーンの詳細図である。

デッキ上の患者の体重を記録する前に、患者保持装置のデッキに連結されたアイテムを移動する必要があることを示す、アイコンおよびテキストを含む第一のリマインダースクリーンの詳細図である。

記録された患者の体重を示す新しい患者体重スクリーンの詳細図である。

デッキ上の患者の体重を記録する前に、デッキから移動されたアイテムを元の位置に戻すことを示す、アイコンおよびテキストを含む第二のリマインダースクリーンの詳細図である。

使用者が治療システムアイコンを選択していることを示すホームスクリーンの詳細図である。

メイン治療スクリーンの詳細図である。

回転治療スクリーンの詳細図である。

患者保持装置が、横方向回転治療の適用のために適切に構成されていないことを示すアイコンを含む、CLRT(横方向回転治療)開始不可能スクリーンの詳細図である。

患者保持装置の足側端部に沿って、患者保持装置の下部フレームと上部フレームの間に障害物が感知されたことを示すアイコンを含む、第一の障害物感知警告スクリーンの詳細図である。

患者保持装置の左側に沿って、患者保持装置の下部フレームと上部フレームの間に障害物が感知されたことを示すアイコンを含む、第二の障害物感知警告スクリーンの詳細図である。

患者保持装置の右側に沿って、患者保持装置の下部フレームと上部フレームの間に障害物が感知されたことを示すアイコンを含む、第三の障害物感知警告スクリーンの詳細図である。

図1Aを参照すると、患者保持システムは、患者保持装置12(ベッドフレームとも呼ばれる)、患者保持装置12上に取り付けられた保持面14(マットレスとも呼ばれる)、および患者保持装置12および保持面14の両方に連結された制御システム15を含む病院用ベッド10として具現化される。患者保持装置12は、ベッド10上の患者を異なる位置に保持するために再構成可能である。保持面14は、患者保持装置12によって誘導されたそれぞれの異なる位置に患者を保持するために、患者保持装置12と共に使用するように適合され、ベッド10上に保持している間に患者に治療を行うように構成されている。制御システム15は、患者保持装置12の動きおよび保持面14の動作を制御する。

患者保持装置12は、図1Aに示されるように、実例として、下部フレーム16、上部フレーム18、および下部フレーム16と上部フレーム18に連結されたリフトシステム20を含む。リフトシステム20は、複数のリフトアーム21、22、23、24を含み、下部フレーム16に対して上部フレーム18を昇降させるように構成される。リフトシステム20は、図2AAに示されるように、制御システム15に連結され、それによって制御される。

図1Aで示すとおり、患者保持装置12は、上部フレーム18に連結され、複数の位置に再構成可能なデッキ26も含む。また、図2AAに示されるように、デッキは制御システム15に連結され、それによって制御される。

デッキ26の動きに関しては、米国特許公開番号第2010/0122415 A1および2012/0005832 A1号(本開示と矛盾する場合を除いて、両方とも参照によりその全体が本明細書に組み込まれる)に記述のように、頭部デッキセクション30は、シートデッキセクション32に対して軸を中心に旋回し、シートデッキセクション32および上部フレーム18に対してスライドするように上部フレーム18に取り付けられる。シートデッキセクション32は、上部フレーム18に連結され、上部フレーム18と共に動く。大腿部デッキセクション34は、シートデッキセクション32に対して旋回するように、シートデッキセクション32と連結される。足部デッキセクション36は、大腿部デッキセクション34に対して旋回するように、大腿部デッキセクション34と連結される。足部デッキセクション36は延長可能および格納可能でもあり、介護者が望むように、またはデッキ26の再配置に対応するために、デッキ26を長くしたり短くしたりできる。

制御システム15は、図2AAに示されるように、実例として、コントローラ25、複数のユーザーインターフェース68、70、72、74、76、複数のセンサー78、空気源79、および抽気バルブ85を含む。コントローラ25は、実例として、プロセッサ61、およびプロセッサ61に連結され、プロセッサ61によって実行されるべき命令を含むメモリ91を含む。ユーザーインターフェース68、70、72、74、76は、コントローラ25に連結され、コントローラ25と通信する。センサー78も、コントローラ25に連結され、コントローラ25と通信する。空気源79は、コントローラ25に連結されてコントローラ25と通信し、保持面14に含まれる袋42と空気圧によって連結されて袋42を膨張・収縮する。抽気バルブ85は、コントローラ25に連結されてコントローラ25と通信し、空気源79と袋42の間に空気圧によって連結される。抽気バルブ85は、空気源79と袋42の間を通過する空気を、制御システム15の周りの大気に選択的に放出するように構成される。

センサー78は、実例として、ベッド10全体に位置付けられた圧力センサー、ロードセル、および電位差計を含む。特に、圧力センサーは、保持面の各袋の圧力を検出するように構成される。ロードセルは、上部フレーム18とデッキ26の間に位置付けられ、患者の体重を感知するように構成される。電位差計は、ベッド10の下にある床に対するデッキセクション30、32、34、46の度、および上部フレーム18の角度を感知するように構成される。

保持面14はデッキ26に連結され、図6A〜8Aおよび11A〜13Aで示すとおり、デッキ26が再配置される時、デッキ26と一緒に動く。保持面14は、図2AAおよび3Aに示されるように、実例として、フォームシェル40、フォームシェル40によって保持される複数の膨張可能な袋42、ならびにフォームシェル40および袋42を包み込んでいるカバー44を含む。フォームシェル40は膨張可能な袋42の下にあり、袋42を保持する。膨張可能な袋42は、保持面14に含まれるバルブボックス45に連結され、また保持面14上の患者を保持して治療を実施するために膨張・収縮するように構成される。カバー44は、フォームシェル40および袋42を封入し、デッキ26の再配置の間、フォームシェル40および膨張可能な袋42の動きに対応する。

図2AAおよび3Aに示されるように、保持面14に含まれる膨張可能な袋42は、実例として、保持袋50、回転袋52、パーカッション/バイブレーション袋54、および充填袋56を含む。保持袋50は、膨張して保持面14上で臥位の患者を保持するように構成される。回転袋52は、保持袋50の下方に位置付けられ、また膨張して、保持面の縦軸14Aを中心に保持面14上の患者を回転させるように構成される。パーカッション/バイブレーション袋54は、保持袋50の上方に位置付けられ、パーカッションおよび/またはバイブレーションセラピーを保持面14上で臥位の患者に適用するように構成される。充填袋56は、保持袋50の下方に位置し、患者保持装置のデッキ26が図6A〜8Aに示すように再配置された時、保持袋50の間に形成されるギャップG1を埋めるように構成される。

保持袋50は、例えば図2AAおよび3Aに示されるように、頭部保持袋60、シート部保持袋62、および足部保持袋64を含む。複数の横方向に延長する膨張可能セル60' を持つ頭部保持袋60は、保持面14の頭側端部65に位置する。複数の横方向に延長する膨張可能セル64' を持つ足部保持袋64は、保持面14の足側端部66に位置し、カバー67で包まれている。複数の横方向に延長する膨張可能セル62’を持つシート部保持袋62は、頭部保持袋60と足部保持袋64の間に位置する。

回転袋は、図2AAおよび3Aに示されるように、実例として、左側および右側頭部回転袋80、81およびシート回転袋82、83を含む。左側および右側頭部回転袋80、81は、患者がベッド10上で臥位姿勢の時、患者の胴体の下にあり、どちらの頭部回転袋80、81が膨張されるかに応じて、縦軸14Aに沿って患者の胴体を回転するように配置される。左側および右側シート回転袋82、83は、患者がベッド10上で臥位姿勢の時、患者のシート部および大腿部の下にあり、どちらのシート回転袋82、83が膨張されるかに応じて、縦軸14Aに沿って患者の脚を回転させるように配置される。

例示的実施形態では、左側頭部回転袋80および左側シート回転袋82は、一緒に配管されて、左および右の膨張可能セルを同時に膨張させるが、その他の実施形態では別々に配管されうる。同様に、例示的実施形態では、右側頭部回転袋81および右側シート回転袋83は、一緒に配管されて、同時に膨張させるが、その他の実施形態では別々に配管されうる。左側および右側頭部回転袋80、81は、左側および右側シート回転袋83から間隙を介しており、図6A〜8Aに示すように患者保持装置のデッキ26が再配置された時、ギャップG2の形成に対応する。

カバー44は、図2AAおよび3Aに示されるように、実例として、トッパー86、防火障壁88、および下部ティッキング90を含む。トッパー86は、実例として、保持面14の上面85に沿って空気を通して、保持面14上に保持された患者の皮膚の温度および湿度に影響を与えるように構成された低空気損失トッパーである。トッパー86は、ジッパーで下部ティッキング90に連結され、防火障壁88の上に位置する。防火障壁88は、下部ティッキング90に連結され、下部ティッキングの上に延長して、フォームシェル40、袋42、およびカバー44内部のバルブボックス45を包み込む。

図2AAおよび3Aに示されるように、下部ティッキング90は、頭側端部セクション92、足側端部セクション94、および頭側端部セクション92および足側端部セクション94に連結された一連の折り目96を含む。一連の折り目96は、図6A〜8Aが示すように患者保持装置のデッキ26が再配置される時、保持面14の底面95の拡張を可能にして、保持袋50の間のギャップG1およびデッキセクション30、32の間のギャップG2の形成に対応するように構成されている。

ここで図2BAを参照すると、患者保持システムの空気圧システムを示す別のダイアグラムが示されている。空気源79は実例として、ポンプ84およびバルブ95を含む。ポンプ84は、バルブ95に接続された陽圧出口87および陰圧入口89を持つ。動作時、空気源79が保持面14に含まれる袋の膨張または収縮(吸引)ができるように、バルブ95は、バルブボックス45で陽圧出口87または陰圧入口89のどちらかと接続する。さらに、バルブボックス45は、保持面14に含まれる通気袋に対して開き、袋を自然に収縮することのできる通気バルブ97を含む。

図4Aを参照すると、第一のユーザーインターフェース70は、バッテリーレベルインジケータ99および複数のボタン101〜116を含む。ボタン101〜116は、コントローラと通信してデッキ26、リフトシステム20、バルブボックス45、および空気供給79を操作することにより、ベッド10を再構成するために、介護者によって操作可能である。具体的には、第一のユーザーインターフェース70は、以下のボタンを含む。 ・ ベッド10を、図10Aに示される椅子離床構成に再構成するための椅子離床ボタン101 ・ 平坦以外の構成(椅子離床など)から平坦な位置にベッド10を再構成するための平坦復帰ボタン102 ・ ベッド10をトレンデレンブルグ構成に再構成するためのトレンデレンブルグボタン103 ・ ベッド10を逆トレンデレンブルグ構成に再構成するための逆トレンデレンブルグボタン104 ・ デッキを平らにし、デッキ26の足側端部66をデッキ26の頭側端部65より上に上昇させて、ベッド10内で患者を引き上げる介護者を支援するための、ベッド内引き上げボタン105 ・ 足部上昇ボタン106のアイコンが示すとおり、足部デッキセクション36を上昇させるための足部上昇ボタン106 ・ 足部下降ボタン107のアイコンが示すとおり、足部デッキセクション34を下降させるための足部下降ボタン107 ・ 足部デッキセクション36を延長するための、足部延長ボタン108 ・ 足部デッキセクション36を引き込むための、足部引き込みボタン109 ・ 図6A〜8Aで示すとおり、シートデッキセクション32に対して頭部デッキセクション30を旋回させ、シートデッキセクション32および上部フレーム18に対して頭部デッキセクション30をスライドさせることにより、頭部デッキセクション30の傾斜を増加させるための頭部デッキ傾斜増加ボタン110 ・ 頭部デッキセクション30の傾斜を減少させるための頭部デッキ傾斜減少ボタン111 ・ 大腿部デッキセクション34の傾斜を増加させるための大腿部デッキ傾斜増加ボタン112 ・ 大腿部デッキセクション34の傾斜を減少させるための大腿部デッキ傾斜減少ボタン113 ・ 下部フレーム16に対して上部フレーム18を持ち上げるための上部フレーム上昇ボタン114 ・ 下部フレーム16に対して上部フレーム18を下げるための上部フレーム下降ボタン115 ・ ボタン101〜113の不要な起動を防止するために、アンロックボタン116を押したままにすることに応答して、ボタン101〜115の機能を起動するためのアンロックボタン116

ここで図5A参照すると、第二のユーザーインターフェース72は、複数のボタン117〜124を含む。ボタン117〜124は、コントローラと通信してデッキ26、リフトシステム20、バルブボックス45、および空気供給79を操作することにより、ベッド10を再構成するために、介護者によって操作可能である。具体的には、第一のユーザーインターフェース70は、以下のボタンを含む。 ・ ベッド10を、図15Aに示される側方離床構成に再構成するための側方離床ボタン117 ・ ベッド10を側方離床構成から休息構成に戻すための休息復帰ボタン118 ・ 図6A〜8Aで示すとおり、シートデッキセクション32に対して頭部デッキセクション30を旋回させ、シートデッキセクション32および上部フレーム18に対して頭部デッキセクション30をスライドさせることにより、頭部デッキセクション30の傾斜を増加させるための頭部デッキ傾斜増加ボタン119 ・ 頭部デッキセクション30の傾斜を減少させるための頭部デッキ傾斜減少ボタン120 ・ 大腿部デッキセクション34の傾斜を増加させるための大腿部デッキ傾斜増加ボタン121 ・ 大腿部デッキセクション34の傾斜を減少させるための大腿部デッキ傾斜減少ボタン122 ・ 下部フレーム16に対して上部フレーム18を持ち上げるための上部フレーム上昇ボタン123 ・ 下部フレーム16に対して上部フレーム18を下げるための上部フレーム下降ボタン124

次に図6A〜8Aを見てみると、患者保持装置12のデッキ26が、平坦な位置(図6Aに表示)から完全に傾斜した位置(図8Aに表示)に移動していることが示されており、完全に傾斜した位置への移動の間に、保持面14の充填袋56が膨張して、保持面14に形成されたギャップG1およびデッキ26に生成されたギャップG2を埋めることが示されている。より具体的には、介護者が頭部デッキ傾斜増加ボタン110、119の1つを押すと、コントローラ25は、頭部デッキセクション30が旋回し、シートデッキセクション32に対してスライドしてシードデッキセクション32との傾斜角度を形成するように、デッキ26を操作する。図7Aおよび8Aに示されるように、頭部デッキセクション30がシートデッキセクション32に対して動く時、ギャップG2は拡大する。頭部デッキセクション30とシートデッキセクション32の間にギャップG2が形成される際、頭部保持袋60が頭部デッキセクション30と共にシートデッキセクション32から離れる時に、頭部保持袋60とシート部保持袋62の間のギャップG1が形成される。

図7Aおよび8Aで示すとおり、コントローラ25は、シートデッキセクション32に対する頭部デッキセクション30の動きに対応するレベルまで充填袋56を膨張させるように構成される。具体的には、頭部デッキセクション30が平坦な位置(図6Aに表示)から部分的に傾斜した位置(図7Aに表示)に移動する時、コントローラ25は、空気源79およびバルブボックス45を操作して、部分的膨張圧力まで充填袋56を膨張させる。部分的膨張圧力は、頭部デッキセクション30の傾斜に対応する圧力レベルを使用してルックアップテーブルからコントローラ25によって取り出される。頭部デッキセクション30が完全に傾斜した位置(図8Aに表示)に移動する時、コントローラは空気源79を操作して、ルックアップテーブルの完全膨張圧力まで充填袋56を膨張させる。頭部デッキセクション30がシートデッキセクション32から離れる時に、充填袋56が膨張する結果、患者の下のデッキ26にギャップG2が形成されても、患者はベッド10上に適切に保持される。

相応に、コントローラ25は、頭部デッキセクション30の角度の減少に応答して充填袋56を収縮させるように構成される。具体的には、頭部デッキセクション30が、完全に傾斜した位置(図8Aに表示)から部分的に傾斜した位置へと移動する時、コントローラ25は、空気源79を操作して、充填袋56から空気を吸引し、充填袋56を素早く収縮させる。頭部デッキセクション30の最終位置が定められたら、コントローラ25は、空気源79または通気バルブ85を操作して、頭部デッキセクション30の最終位置に対応するルックアップテーブルの圧力まで充填袋56を膨張させる。

頭部デッキセクション30とシートデッキセクション32の間の任意のギャップGを埋めるために、頭部デッキセクション30の移動の間にコントローラ25によって実施されるプログラム1000が図9Aに示されている。プログラム1000の第一のステップ1002で、コントローラ25は、頭部デッキセクション30を動かす入力を受信する。次にコントローラ25は、ステップ1004で、入力またはセンサー78からの情報のいずれかに基づいて、頭部デッキセクション30の傾斜が増加しているかまたは減少しているかを判断する。

図9Aに示されるように、頭部デッキセクション30の傾斜が減少している場合、コントローラ25は、ステップ1006で、所定時間Tの間、空気源79を作動させて、充填袋56を能動的に収縮(吸引)する。その他の実施形態では、コントローラは、所定の圧力に達するまで、充填袋56を能動的に収縮させる。ステップ1008で、コントローラ25は、センサー78から、頭部デッキセクション30に関する最終傾斜位置情報を受信する。最終傾斜位置情報は、ステップ1010で充填袋56に対する望ましい圧力を決定するために使用される。例示的実施形態では、望ましい圧力は、一致する傾斜角度および充填袋の圧力を含むルックアップテーブルから検索される。

図9Aに示されるように、ステップ1012で、コントローラ25は、充填袋56の現在の圧力を決定された望ましい圧力と比較する。ステップ1014では、現在の圧力が望ましい圧力より低い場合、コントローラ25は、空気源79を作動させて、能動的に膨張させ(ブロア)、充填袋56の圧力を増加させる。次にコントローラ25は、ステップ1016で望ましい圧力に達した時、空気源79を停止して、ステップ1018で望ましい圧力を維持する。現在の圧力が望ましい圧力より高い場合、コントローラ25は、ステップ1020でバルブボックス45に含まれる通気バルブ97を開いて、充填袋56を受動的に収縮させる。次にコントローラ25は、ステップ1022で望ましい圧力に達した時、通気バルブ97を閉じて、ステップ1018で望ましい圧力を維持する。

頭部デッキセクションの傾斜が増加している場合、コントローラ25は、図9Aに示されるように、ステップ1024で空気源79を作動させて、充填袋56を能動的に膨張させる(ブロア)。ステップ1026で、コントローラ25は、頭部デッキセクション30に関する最終傾斜位置情報をセンサー78から受信する。最終傾斜位置情報は、ステップ1028で充填袋56に対する望ましい圧力を決定するために使用される。望ましい圧力が分かると、コントローラ25は、ステップ1016で望ましい圧力に達する時を待って、空気源79(ブロア)を停止し、ステップ1018で望ましい圧力を維持する。

充填袋56の膨張に加えて、頭部デッキセクション30がシートデッキセクション32から離れる動きの間、下部ティッキング90の折り目96が拡張する。下部ティッキング90の頭側端部セクション92と足側端部セクション94の間の折り目96の拡張は、デッキ26の移動の間、下部ティッキング90の裂けや伸び過ぎを防止する。

ここで図10Aを参照すると、ベッド10が椅子離床構成に移動されたことが示されている。介護者が椅子離床ボタン101を押すと、コントローラ25がリフトシステム20を操作して上部フレーム18を下降させる。図11A〜12Aに示されるように、コントローラ25は、デッキ26も操作して、足部デッキセクション36を下降させ、頭部デッキセクション30を上昇させる。椅子離床構成への移動中、ベッド10は、ベッド内座位置、完全な椅子構成、およびベッド10上の患者を保持するためのその他の多くの位置を含む、多くの所定位置を通る。

例示的実施形態では、介護者が椅子離床ボタン101を押したままにすると、コントローラ25は、図14Aに示されるようにプログラム2000を実行する。プログラム2000の第一のステップ2002で、コントローラ25は、椅子離床ボタンが押したままになっているという信号を受信する。次にコントローラ25は、ステップ2004で、椅子離床ボタン101を押したままにする前の所定時間T(実例として30分)の間に、フットボード37が取り外されたかどうかを判断する。ボタンを押す前のその時間内にフットボード37が取り外された場合、コントローラ25は、介護者がベッド10を椅子離床構成まで移動させる可能性があると結論付け、フットボードがその時間内に取り外されなかった場合、コントローラ25は、介護者がベッド10を椅子離床構成の途中まで移動させるだけであろうと結論付ける。

フットボード37が取り外された場合、コントローラ25は、図14Aに示されるようにステップ2006でシート部および足部袋62、64の収縮を開始する。例示的実施形態では、シート部および足部袋62、64は、バルブボックス45に含まれる通気バルブ97を開くことによって、受動的に収縮される。コントローラ25は、ステップ2008で、患者保持装置12も、椅子離床構成に近い完全な椅子(フルチェア)構成に移動させる。

椅子離床構成に移動させる前に、図14Aに示されるようにステップ2010で、コントローラ25は、シート部および足部袋62、64が収縮されているかどうかを判断する。患者が、デッキ26のシートデッキセクション32、大腿部デッキセクション34、および足部デッキセクション36の安定した表面上に保持されるように、シート部および足部袋62、64が収縮された場合、コントローラ25は次に、ステップ2012でベッド10を椅子離床構成に移動させる。シート部および足部袋62、64が収縮されていない場合、図14Aで示すとおり、コントローラ25は、シート部および足部袋62、64の追加的収縮を待つ。

椅子離床構成に達した時、コントローラ25は、ステップ2014で、椅子離床ボタン101がまだ(または再び)押されているかどうかを判断する。椅子離床ボタン101がまだ押されている場合、コントローラは、ステップ2016で、患者がベッド10の前方にゆっくりと押し出されるように、頭部回転袋80、81を膨張させる。例示的実施形態では、回転袋80/82および81/83は一緒に配管されているため、頭部回転袋80、81を膨張させている空気も、シート部回転袋82、83に供給される。ただし、椅子離床構成にある間、ベッド10上に保持されている患者はシート部回転袋82、83上で座位であるため、頭部回転袋80、81がまず膨張して穏やかに押し出す。

使用者が椅子離床ボタンを押す前の時間Tの間に、フットボード37が取り外されていない場合、コントローラ25は、図14Aで示されるようにステップ2018で、患者保持装置12が完全な椅子構成に近いかどうかを判断する。患者保持装置12が完全な椅子構成に近くない場合、ステップ2020でコントローラ25は患者保持装置12を完全な椅子構成に移動させる。さらに、完全な椅子構成に達した時、患者の体が「底付き」しないよう、コントローラ25は、頭部袋60を収縮させ、シート部袋62を膨張させて、患者の体重がシート部袋62に移る時に患者の下で均一な圧力を維持する。

コントローラ25が、患者保持装置12が完全な椅子構成に近いと判断した場合、コントローラ25は、ステップ2024でフットボード37が取り外されているかどうかをチェックする。フットボード37が取り外されていない場合、コントローラ25は、ステップ2026で、椅子離床ボタン101がまだ押されたままであることをチェックして確認する。椅子離床ボタン101がまだ押されている場合、コントローラ25はステップ2028でフットボードの取り外しを要求する。例示的実施形態では、フットボードの取り外しは、ユーザーインターフェース74上に表示されるメッセージによって要求される。ただし、その他の実施形態では、取り外しは、音声またはその他の信号によって要求されてもよい。フットボード37が取り外されている場合、コントローラ25はプログラム2000のステップ2006〜2014に進んで、図14Aに示され本明細書に記述されるようにベッド10の保持面14を適切に調節する。

一部の実施形態では、コントローラ25は、椅子離床構成へのデッキ26の動きとシート部保持袋62および足部保持袋64の収縮を統合する。より具体的には、コントローラ25は、シート部保持袋62および足部保持袋64を収縮するのと同時に、デッキ26を椅子離床構成へと移動させる。デッキ26の移動およびシート部保持袋62と足部保持袋64の収縮の間、コントローラ25は、シート部保持袋62および足部保持袋64の圧力センサーを介して収縮の進行をモニターする。シート部保持袋62および足部保持袋64の圧力が、デッキ26の位置に対応する所定レベルでない場合、または圧力が所定の速度で低下していない場合、コントローラ25は、デッキ26の動きを遅くするかまたは停止させる。さらに、シート部保持袋62および足部保持袋64の収縮が進んでいない場合、コントローラ25は、デッキ26の動きを止めて、エラーまたは故障を介護者に伝達するために警報を誘発させうる。このように、コントローラ25は、シート部保持袋62および足部保持袋64を完全に収縮することなく、デッキ26の椅子離床構成への移動を阻止する。同様に、コントローラ25は、シート部保持袋62および足部保持袋64の膨張で、椅子離床構成から平坦な位置へのデッキ26の動きを調整しうる。

シート部保持袋62の収縮の結果、椅子離床構成に達した時、ベッド10上に保持されている患者は下降し、シートデッキセクション32および大腿部デッキセクション34の硬い表面上に保持される。シートデッキセクションおよび大腿部デッキセクション34の硬い表面上に患者を保持することで、患者がベッド10の外側に立つことができるよう、患者に安定性が提供される。さらに、図12Aで示すとおり、足部保持袋64は収縮しているため、ベッド10を出る時、患者は、足部デッキセクション36の近くの床に足を置くことができる。

図13Aで示すとおり、椅子離床構成に達した時、コントローラ25は、空気源79およびバルブボックス45を操作して、頭部回転用回転袋80、81(与圧袋とも呼ばれる)を膨張させ、ベッド10から出る患者を支援するように構成される。頭部回転用回転袋80、81は、コントローラ25によって決定された押し出し圧力まで膨張される。押し出し圧力は、実例として、コントローラ25によって決定された患者の最近の体重に少なくとも一部基づく圧力である。

ここで図15Aを参照すると、ベッド10が側方離床構成に移動されたことが示されている。介護者が側方離床ボタン117を押すと、コントローラ25がリフトシステム20を操作して上部フレーム18を下降させる。コントローラ25は、デッキ26も操作して、図15Aに示されるようにデッキ26を平らにする。

例示的実施形態では、患者保持装置12が側方離床構成に達した後に、介護者が側方離床ボタン117を押したままにした場合、コントローラ25は、バルブボックス45および空気源79を操作して、図17Aに示されるように、頭部保持袋60および足部保持袋64を離床圧力まで膨張させるように構成される。さらに、回転袋52は離床圧力まで膨張される。頭部保持袋60および足部保持袋64が膨張した時、図18Aに示されるように、コントローラ25は、シート部保持袋62を離床圧力まで膨張させて、ベッド10を出る患者を支援するように構成される。保持袋60、62、64の離床圧力は、以下にさらに記述されるように、通常動作圧力よりも一般的に大きい。

頭部保持袋60および足部保持袋64を離床圧力まで膨張させた結果として、ベッド10上に保持されている患者は、図15Aで示すとおり、手で下に向かって押して、ベッド10の外に自分を押し出して立つことができる。さらに、シート部保持袋62が離床圧力まで膨張されているため、図15Aで示すとおり、患者がベッド10を出るための手助けとなる。

例示的実施形態では、頭部保持袋60、シート部保持袋62、および足部保持袋64の離床圧力を決定するためのアルゴリズムは、ロードセルセンサー78からの情報に少なくとも部分的に基づき、コントローラ25によって決定される患者の体重に依存する。離床圧力は、実例として、以下の方程式によって決定されるが、式中、PWSP = 設定点に対する患者の体重(ポンド)とする。すべての圧力は、柱インチで決定され、32水柱インチに制限される。 頭部離床圧力 = (15/400)*PWSP +14、最大32 シート部離床圧力 = (15/400)*PWSP +14、最大32 足部離床圧力 = (15/400)*PWSP +14、最大32 回転離床圧力 = 2

ここで図19A〜21Aを見てみると、保持面14がopti-restまたは交互圧迫治療を提供していることが示されている。opti-rest治療の適用中、頭部、シート部および足部袋60、62、64は、膨張・収縮されて、患者の下の患者保持面14の圧力プロファイルを変化させる。例示的実施形態では、保持面14は、opti-rest治療の適用中、3つの異なる段階を通る。第一の段階では、図19Aに示されるように、頭部、シート部、および足部袋60、62、64は、通常圧力まで膨張される。第二の段階では、図20Aに示されるように、頭部および足部袋60、64が、通常圧力より大きなopti-rest圧力まで膨張される一方、シート部袋62はその通常圧力に戻される。第三の段階では、図21Aに示されるように、シート部袋62が膨張される一方、頭部および足部袋60、64はその通常圧力に戻される。その他の実施形態では、opti-rest圧力は通常圧力より小さいことがある。一部の実施形態では、保持面14の上面に沿って波が形成されるように、頭部、シート部および足部袋60、62、64は、opti-rest治療中、順番に膨張/縮小されうる。

コントローラ25は、図19A〜21Aに示されるopti-rest治療の適用中、図22Aに示されるプログラム3000を実行する。プログラム3000の第一のステップ3002で、コントローラ25は、opti-rest治療適用の要求を受信する。opti-rest治療を提供するために、コントローラ25は、ステップ3004で空気源79とバルブボックス45の間の抽気バルブ85を開き、ステップ3006で袋の第一のセットをopti-rest圧力まで膨張させる。例示的実施形態では、袋の第一のセットは、頭部袋60および足部袋64を含む。次にコントローラ25は、ステップ3008で抽気バルブ85を閉じ、ステップ3010でバルブボックス45に含まれる通気バルブ95を開くことにより、袋の第一のセットをその通常圧力まで受動的に収縮させる。

次に、図22Aに示されるように、コントローラ25は、ステップ3012で空気源79とバルブボックス45の間の抽気バルブ85を開き、ステップ3014で袋の第二のセットをopti-rest圧力まで膨張させる。例示的実施形態では、袋の第二のセットはシート部袋62を含む。次にコントローラ25は、ステップ3016で抽気バルブ85を閉じ、ステップ3018でバルブボックス45に含まれる通気バルブ95を開くことにより、袋の第二のセットをその通常圧力まで受動的に収縮させる。一部の実施形態では、コントローラ25は、選択袋のその他のセットを同様に膨張させて、患者を保持するためのさまざまな圧力プロファイルを提供しうる。コントローラ25は次に、ステップ3020で、要求されたopti-restサイクルが完了している(タイムアウト/オフの状態)かどうかを判断する。opti-restサイクルが完了していない場合、コントローラ25は、元に戻ってステップ3004〜3018を繰り返す。頭部、シート部および足部袋60、62、64の膨張中に、抽気バルブ85を開くことによって、空気源79のポンプ89を引き続き効率的なスピードで運転しながら、頭部、シート部および足部袋60、62、64の膨張の速度を減少させることができる。

ここで図23A〜25Aを参照すると、デッキ26上の保持面14が横方向回転治療を提供していることが示されている。横方向回転治療の間、右回転袋81、83および左回転袋80、82が交互に膨張・収縮されて、患者保持面14の縦軸を中心に患者を回転させる。より具体的には、例示的実施形態で、保持面14は、図23A〜25Aに示されるように、横方向回転治療の間、3つの段階を通る。第一の段階では、右および左の回転袋80〜83が図23Aに示されるように収縮される。第二の段階では、図24Aで示すとおり、保持面14上に保持された患者が第一の方向に回転されるように、左回転袋80、82が収縮したままで、右回転袋81、83が膨張される。第三の段階では、図24Aで示すとおり、保持面14上に保持された患者が第二の方向に回転されるように、右回転袋81、83が収縮する間に、左回転袋80、82が膨張される。

図23A〜25Aに示される横方向回転治療の適用中、コントローラ25は、図26Aに示されるプログラム4000を実行する。ステップ4002で、コントローラ25は、ユーザーインターフェース72から横方向回転治療に対する要求を受信する。次に、ステップ4004で、コントローラ25は、ブロアとして空気源79を稼働させ、バルブボックス45を調節して、図24Aに示されるように空気源79を右回転袋81、83に連結することによって、右回転袋81、83を膨張させる。膨張した右回転袋81、83により、保持面14上の患者は図24Aが示すように回転される。

右回転袋80、82が膨張した後、コントローラ25は、図26Aに示されるようにステップ4006で、バルブボックス45に含まれる通気バルブ97を開くことによって、右回転袋81、83を受動的に収縮させる。コントローラ25は、ステップ4010で空気源79を稼働させて、右回転袋80、82を能動的に収縮(吸引)する前に、ステップ4008で通気バルブ97を閉じ、抽気バルブ85を開く。すべての回転袋80〜83が再び収縮された時、コントローラ25は、ステップ4012で抽気バルブ85を閉じて、空気源79を稼働停止する。

ステップ4014で、コントローラ25は、ブロアとして空気源79を稼働させ、バルブボックス45を調節して、空気源79を左回転袋80、82に連結することによって、図25Aに示されるように左回転袋82、84を膨張させる。膨張した左回転袋80、82、83により、保持面14上の患者は、図26Aが示すように回転される。

左回転袋81、83が膨張した後、コントローラ25は、図26Aに示されるようにステップ4016で、バルブボックス45に含まれる通気バルブ97を開くことによって、左回転袋80、82を受動的に収縮させる。コントローラ25は、ステップ4020で空気源79を稼働させて、左回転袋81、83を能動的に収縮(吸引)する前に、ステップ4018で通気バルブ97を閉じ、抽気バルブ85を開く。すべての回転袋80〜83が再び収縮された時、コントローラ25は、ステップ4022で抽気バルブ85を閉じて、空気源79を稼働停止する。コントローラ25は次に、ステップ4024で、要求された横方向回転治療サイクルが完了している(タイムアウト/オフの状態)かどうかを判断する。横方向回転治療が完了していない場合、コントローラ25は元に戻って、ステップ4002〜4022を繰り返す。横方向回転治療の間に、抽気バルブ85を開いて回転袋を能動的に収縮することにより、コントローラ25は、空気源79のポンプ84の過熱および/または過度の使用を回避しうる。さらに、抽気バルブ85を開くことで、所定の収縮速度を遅くできる可能性がある。

ここで図27A〜29Aを参照すると、保持面14は、対応するラグ受け用開口部136〜141に受け入れられる複数のラグ130〜135によって、患者保持装置12に連結される。第一のラグの対130、131は、保持面14の頭側端部65に沿った、下部ティッキング90の頭側端部セクション92に連結される。図17A〜19Aで示すとおり、第一のラグの対130、131は、デッキ26の頭部デッキセクション30に形成された鍵穴スロットの対応する対136、137に受け入れられる。第二のラグの対132、133は、保持面14の足側端部66に沿った下部ティッキング90の足側端部セクション94に連結される。図27A〜29Aで示すとおり、第二のラグの対132、133は、デッキ26の足部デッキセクション36に形成された鍵穴スロットの対応する対138、139に受け入れられる。第三のラグの対134、135は、保持面14の頭側端部65と足側端部66の間のティッキング90に連結される。第三のラグの対130、131は、図27A〜29Aで示すとおり、デッキ26のシートデッキセクション32に形成される対応するノッチの対140、141に受け入れられる。

図27AAで示すとおり、各ラグは、ステム142および、ステムに連結され、下部ティッキング90から間隙を介したボール144を含む。保持面14が患者保持装置12上に取り付けられた時、ステム142は、デッキ26を通って延長し、ボール144は、ラグ受け用開口部136〜141によってデッキ26の下に捕捉される。

例示的実施形態では、図27BAおよび27CAに示されるように、鍵穴スロット136、137、138、139は、広い部分146および狭い部分148を持つ。広い部分146は、実例として、図29Aに示されるように、狭い部分148の内側に位置する。

図27A〜29Aを再び参照すると、保持面14は、図27Aに示されるように、下部ティッキング90の足側端部セクション94から下方に延長するトランク150を含む。シートデッキセクション32は、図27A〜29Aで示すとおり、ベッド10の下にある床に向かって下方に延長し、保持面14のトランク150を受けるように配置された経路152を含むように形成される。トランク150は、図2AAに示されるように、コントローラ25と空気源79を保持面14に連結するための空気ラインおよび通信ラインを含む。

ここで図30Aを見ると、保持面14が、フォームシェル40を露出するためにトッパー86、防火障壁88、および袋42を取り除いた状態で、また下部ティッキング90の内部のバルブボックス45と共に示されている。フォームシェル40は、実例として、図3Aおよび20Aに示されるように頭部シェル160およびシート部シェル162を含む。頭部シェル160は、保持面14の側部に沿って延長し、保持面14の内部に沿ってバルブボックス45から通る空気および通信ラインのための経路を提供するように配置された左経路164および右経路166を含むように形成される。シート部シェル162は、シート部シェル162を通って延長し、保持面14内部の空気および通信ラインが保持面14のトランク150と接続できるようにするライン開口部165を含むように形成される。さらに、シート部シェル162は、保持面14の側部に沿って延長し、ライン開口部165から保持面14の内部に沿って、保持面14の頭側端部65および足側端部66に向かって通る空気および通信ラインの経路を提供するように配置された左経路168および右経路170を含むように形成される。

ここで図21Aおよび22Aを参照すると、足部保持袋64は、実例として、連携して左レールセクション172、右レールセクション174、および中央セクション176を形成する複数のセル181、182、183、184、185、186を含む。足部保持袋64の左および右レールセクション172、174は、図21A、22Aに示されるように、実質的に同様の断面積を持つ。ところが、中央セクション176は、図21Aおよび22Aで示すとおり、保持面14の足側端部66に向かって漸減する断面積を持つ。漸減する断面積の結果として、患者のかかとが中央セクション176上に保持される時、足部保持袋64の座屈を可能にする中央セクション176の一部の下に空間175が形成される。セル181〜186の座屈は、患者のかかとおよび足と接触する足部保持袋64の表面積を付加する。従って、患者の足が足部保持袋64中に部分的に沈んでいるため、皮膚への局所的圧力が低減される。

図1Aを再び参照すると、患者保持装置12は、シートデッキセクション32に連結されたサイドレール71、73、および頭部デッキセクション30に連結されたヘッドレール75、77を含む。患者保持装置12は、上部フレーム18に連結されたヘッドボード19、および足部デッキセクション36に連結された取り外し可能なフットボード37も含む。コントローラ25は、フットボード37が足部デッキセクション36から取り外された場合にのみ、ベッド10を椅子離床構成に移動するように構成される。フットボード37が取り外されておらず、使用者が椅子離床構成を要求した場合、ユーザーインターフェース74上に指示スクリーンが現れて、介護者にフットボード37を取り外すように提示する。

ユーザーインターフェース68は、患者保持装置12に含まれるサイドレール71の内側に連結された押しボタンパネルである。ユーザーインターフェース70は、患者保持装置12に含まれるサイドレール73の外側に旋回可能なように連結された押しボタンパネルである。ユーザーインターフェース72は、ヘッドレール77の外側に連結された押しボタンパネルである。ユーザーインターフェース74は、サイドレール73の外側に連結されたタッチスクリーン式グラフィカルユーザーインターフェースである。

ここで図33Aを見てみると、患者保持装置12と共に使用するための代替的保持面214が示されている。図23Aおよび24Aに示されるように、保持面214は、頭側端部215、足側端部216、左側面217および右側面218を持つ。保持面214は、実例として、図35Aに示されるように、外部ティッキング290、内部クッション250、および一対のフレームストラップ291、293を含む。外部ティッキング290は、図34Aに示されるように内部クッション250を包み込む。内部クッション250は、保持面214上で臥位の患者を保持する。外部ティッキング290と内部クッション250の両方とも、膨張可能な充填袋を含むことなく、デッキ26の平坦な位置(図6Aに表示)から完全に傾斜した位置(図8Aに表示)への移動に対応するように構成される。

外部ティッキング290は、実例として、図23A〜25Aに示されるように、頭側端部セクション292、足側端部セクション294、および頭側端部セクション292および足側端部セクション294に連結された弾性セクション296を含む。弾性セクション296は、図6A〜8Aで示すとおり、患者保持装置12のデッキ26が再配置された時、デッキセクション30、32の間のギャップG2の形成に対応するために保持面214の底面295の拡張を可能にするように構成される。一部の実施形態では、外部ティッキング290は、弾性セクション296の代わりに、本明細書に記述された拡張可能な折り目96と類似した複数の拡張可能な折り目を含みうる。

次に図36Aを見ると、内部クッション250は、実例として、上部パッド252、頭部パッド254、空気パッド256、膝関節パッド組立品258、足部パッド260、拡張可能な底部パッド262、および一対の側面補助枕264、266を含む。上部パッド252、頭部パッド254、膝関節パッド組立品258、足部パッド260、拡張可能な底部パッド262、および側面補助枕264、266はフォームから作られる。空気パッド256は、それぞれがフォームパッド272を含む複数の密封空気セル270を含む。

図25Aおよび26Aに示されるように、上部パッド252は、クッション250の上面268の一部を形成し、表面214の頭側端部215から患者保持面214の足側端部216に向かって延長するように配置されている。頭部パッド254は、上部パッド252の下にあり、患者保持面214の頭側端部215から表面214の足側端部216に向かって延長するように構成されている。空気パッド256は、上部パッド252の下にあり、頭部パッド254から表面214の足側端部216に向かって延長する。膝関節パッド組立品258も、上部パッド252および足部パッド260の一部の下に位置する。膝関節パッド組立品258は、空気パッド256と足部パッド260の間に延長する。

図25Aおよび26Aに示されるように、拡張可能な底部パッド262は、クッション250の底面269の一部を形成し、上部パッド252、頭部パッド254、空気パッド256、膝関節パッド組立品258、足部パッド260の一部および側面補助枕264、266の下に位置する。拡張可能な底部パッド262は、表面214の頭側端部215から表面214の足側端部216に向かって延長する。側面補助枕264、266は、上部パッド252および足部パッド260の一部の下に位置する。側面補助枕264、266は、表面214の頭側端部215から表面214の足側端部216に向かって、それぞれ、表面214の左側および右側217、218に沿ってさらに延長する。

膝関節パッド組立品258は、実例として、図36Aに示されるように、膝ブロック274、第一の膝くさび276、および第二の膝くさび278を含む。膝くさび276、278は、膝ブロック274の下にあり、連携して空気パッド256と足部パッド260の間に関節を提供して、図1Aが示すように足部デッキセクション36がデッキ26の大腿部デッキセクション34に対して旋回する時、表面214の屈曲を促進する。

足部パッド260は、図25Aおよび26Aに示されるように、クッション250の上面および底面268、269の一部を形成する。足部パッド260は、クッション250の上面268から底面269に延長する複数の穴279を含むように形成される。穴279は、足部デッキセクション36が延長した時に足部パッド260が延長できるように、また足部デッキセクション36が引き込まれた時に足部パッド260の引き込みができるように拡張する。穴279はまた、患者の足と表面214の間の界面圧力を減少させ、患者の足への褥瘡形成のリスクを減少させうる。

図36Aに示されるように、拡張可能な底部パッド262は、穴の開いた部分280および穴のない部分282を含む。穴の開いた部分280は、表面214の頭側端部215から表面214の足側端部216に向かって延長し、表面214が患者保持装置12上に取り付けられた時、デッキ26の頭部デッキセクション30の上に位置する。穴のない部分282は、穴の開いた部分280から表面214の足側端部216に向かって延長し、デッキ26のシートデッキセクション32の上に位置する。

拡張可能な底部パッド262の穴の開いた部分280は、図36Aに示されるように、複数の穴285を含むように形成される。穴285は、拡張可能な底部パッド262を通って、クッション250の底面269からクッション250の上面268に向かって延長する。頭部デッキセクション30とシートデッキセクション32の間に形成されたギャップG2がカバーされるように、穴285は、平坦な位置(図6Aに表示)から完全に傾斜した位置(図8Aに表示)へのデッキ26の移動の間、拡張する。こうして、頭部デッキセクション30がシートデッキセクション32から離れる時、表面214のギャップG2内への座屈または丸まりが妨げられる。

側面補助枕264、266のそれぞれは、図36Aに示されるように、複数の上面スリット286および底面スリット288を含むように形成される。上面スリット286は、補助枕264、266の上面287から補助枕264、266の底面269に向かって延長する。底面スリット288は、補助枕264、266の底面269から上面267に向かって延長する。動作中、上面スリット286および底面スリット288は、平坦な位置から完全に傾斜した位置へのデッキ26の移動中、拡張する。

患者保持面214は、患者保持装置12のデッキ26に含まれる対応するラグ受け用開口部136〜139に受け入れられるように構成された複数のラグ231〜234も含む。第一のラグの対231、232は、保持面214の頭側端部215に沿った、ティッキング290の頭側端部セクション292、およびクッション250の拡張可能な底部パッド262に連結される。図27Aに示されるように、第一のラグの対231、232は、デッキ26の頭部デッキセクション30に形成された鍵穴スロットの対応する対136、137に受け入れられるように構成される。第二のラグの対233、234は、保持面214の足側端部216に沿ったティッキング90の足側端部セクション294、および足部パッド260に連結される。第二のラグの対233、234は、図27Aに示されるデッキ26の足部デッキセクション36に形成される鍵穴スロットの対応する対138、139に受け入れられる。

ここで図37A〜39Aを見ると、患者保持システム10と共に使用するように適合されたオーバーレイ310が示されている。オーバーレイ310は、実例として、頭部分312、足部分314、および頭部分312と足部分314の間に配置された拡張可能部分316を含む。オーバーレイ310は、患者保持面14の上面と連動する低摩擦下面318も持つ。例示的実施形態では、拡張可能部分316は、拡張可能な折り目320を含むが、その他の実施形態では、弾性材料としうる。

動作中、オーバーレイ310の拡張可能部分316は、平坦な位置(図37Aに表示)から完全に傾斜した位置(図39Aに表示)へのデッキ26の移動中、拡張する。こうして、オーバーレイ310は、患者を、デッキ26および表面14に形成されたギャップG1およびギャップG2上でさらに保持するように作動する。さらに、オーバーレイ310の低摩擦面318は、矢印321で示すとおり、表面14に対してわずかにスライドでき、それによって平坦な位置から完全に傾斜した位置への移動の間に患者の皮膚に加えられうる追加的なせん断応力を緩和する。

図40Aをここで参照すると、代替的保持面414が示されている。保持面414は、図33A〜36Aに示され、本明細書に記述された保持面214とかなり類似している。従って、400番代の類似の参照番号は、保持面414と保持面214の間で共通する特徴を示す。こうして、保持面214の説明は、保持面414の具体的な説明および図面と矛盾する場合を除いて、保持面414に適用するために参照によって組み込まれる。

保持面214とは異なり、保持面414は、図40Aに示されるように、胴体部パッド452および足部パッド560を持つ内部クッション450を含む。胴体部パッド452は、頭部セクション497、シートセクション498、および拡張可能セクション499を持つ。拡張可能セクション499は、実例として、頭部セクション497とシートセクション498を相互接続するように配列された蛇行したフォームバンドである。拡張可能セクション499は、シートデッキセクション32と頭部デッキセクション30の間に形成されたギャップGを埋めるための頭部デッキセクション30の傾斜の間、頭部セクション498が患者保持装置12の頭部デッキセクション30と一緒に動く時に拡張する。

図41Aをここで参照すると、代替的保持面514が示されている。保持面514は、図33A〜36Aに示され、本明細書に記述された保持面214とかなり類似している。従って、500番代の類似の参照番号は、保持面514と保持面214の間で共通する特徴を示す。こうして、保持面214の説明は、保持面514の具体的な説明および図面と矛盾する場合を除いて、保持面514に適用するために参照によって組み込まれる。

保持面214とは異なり、保持面514は、図41Aに示されるように、胴体部パッド552および足部パッド560を持つ内部クッション550を含む。胴体部パッド552は、頭部セクション597、シートセクション598、および拡張可能セクション599を持つ。拡張可能セクション599は、実例として、頭部セクション597とシートセクション598を相互接続するように配列された蜂の巣状のフォームセクションである。拡張可能セクション599は、シートデッキセクション32と頭部デッキセクション30の間に形成されたギャップGを埋めるための頭部デッキセクション30の傾斜の間、頭部セクション598が患者保持装置12の頭部デッキセクション30と一緒に動く時に拡張する。

一定の例証的な実施形態について上記に詳細に説明してきたが、下記の請求項で説明および定義されるこの開示内容の範囲内で、およびその精神に従い、変形や変更が存在する。

パートB 患者保持システムは、スケールシステム、空気システム、およびリフトシステムを含む。患者保持システムは、スケールシステム、空気システム、リフトシステムについての情報を図で使用者に伝達するように構成される制御システムも含む。

本開示は、患者保持システムおよび患者保持システムの使用方法に関する。具体的には、本開示は、情報を使用者に伝達し、使用者から命令を受け取る、ユーザーインターフェースを含む患者保持システムに関する。

一部の最新患者保持システムは、患者保持システムについての操作情報を使用者に伝達するためのユーザーインターフェースを含む。一部の操作情報は、経験の浅い使用者にとっては理解不能なことがある。

本出願は、添付した請求項に詳説した特徴、および/または単独もしくは任意の組み合わせにより特許性のある主題を構成しうる下記の特徴のうち1つ以上を開示する。

本開示によると、患者保持システムは、患者保持装置および制御システムを含みうる。患者保持装置は、ベース、デッキ、およびスケールを含みうる。デッキは、ベースに対して移動可能な頭部デッキセクション、および頭部デッキセクションの位置に対応する頭部デッキ位置を感知するように構成されたデッキセンサーを含みうる。スケールは、デッキに連結され、デッキ上に保持された患者の体重を感知するように構成されうる。制御システムは、ユーザーインターフェース、およびデッキセンサー、スケール、ユーザーインターフェースに連結されたコントローラを含みうる。

一部の実施形態では、コントローラは、患者保持装置の頭部デッキセクションが、スケールで患者の正確な体重を感知できる所定の頭部デッキ位置のセットの1つにあるかどうかを図で示す第一の部分を含むアイコンを表示するように構成されうる。アイコンは、所定の頭部デッキ位置の1つを取るために、頭部デッキセクションがどの方向に移動されるべきかを図で示しうる。

一部の実施形態では、デッキは、ベースに対して移動可能な足部デッキセクションを含みうる。デッキセンサーは、足部デッキセクションの位置に対応する足部デッキ位置を感知するように構成されうる。アイコンは、患者保持装置の足部デッキセクションが、スケールで患者の正確な体重を感知できる所定の足部デッキ位置のセットの1つにあるかどうかを図で示す第二の部分を含みうる。

一部の実施形態では、ベースは、床と連動するように適合された下部フレーム、床の上方でデッキを保持するためにデッキに連結された上部フレーム、および下部フレームと上部フレームに連結されたリフトシステムを含みうる。リフトシステムは、下部フレームに対して上部フレームを動かすように構成されうる。アイコンは、ベースの上部フレームが、スケールで患者の正確な体重を感知できる所定のフレーム位置のセットの1つにあるかどうかを図で示す第三の部分を含みうる。

一部の実施形態では、アイコンは、患者保持装置のイラストおよび頭部デッキセクションと関連する第一のグラフィックインジケータを含みうる。第一のグラフィックインジケータは、頭部デッキセクションが所定の頭部デッキ位置のセットの1つにある場合、第一の色で表示され、頭部デッキセクションが所定の頭部デッキ位置のセットの1つにない場合、第二の色で表示されうる。

一部の実施形態では、アイコンは、頭部デッキセクションを所定の頭部デッキ位置のセットに向かって動かす方向を示す、頭部デッキセクションに関連する第一の方向インジケータを含む。方向インジケータは矢印としうる。

一部の実施形態では、ベースは、床と連動するように適合された下部フレーム、床の上方でデッキを保持するためにデッキに連結された上部フレーム、および下部フレームと上部フレームに連結されたリフトシステムを含みうる。リフトシステムは、下部フレームに対して上部フレームを動かすように構成されうる。アイコンは、上部フレームに関連した第二のグラフィックインジケータ、および上部フレームに関連した第二の方向インジケータを含みうる。第二のグラフィックインジケータは、上部フレームが所定のフレーム位置のセットの1つにある場合、第一の色で表示され、上部フレームが所定のフレーム位置のセットの1つにない場合、第二の色で表示されうる。上部デッキに関連した第二の方向インジケータは、上部フレームを所定のフレーム位置のセットに向かって動かす方向を示しうる。

一部の実施形態では、デッキは、ベースに対して移動可能な第二のデッキセクションを含みうる。デッキセンサーは、第二のデッキセクションの位置に対応する第二のデッキ位置を感知するように構成されうる。アイコンは、第二のデッキセクションに関連した第三のグラフィックインジケータ、および第二のデッキセクションに関連した第三の方向インジケータを含みうる。第三のグラフィックインジケータは、第二のデッキセクションが所定の第二のデッキ位置のセットの1つにある場合、第一の色で表示され、第二のデッキセクションが所定の第二のデッキ位置のセットの1つにない場合、第二の色で表示されうる。第二のデッキセクションに関連した第三の方向インジケータは、第二のデッキを所定の第二のデッキ位置のセットに向かって動かす方向を示しうる。

本開示の別の態様によると、患者保持システムは、患者保持装置および制御システムを含みうる。患者保持装置は、ベース、デッキ、および空気源を含みうる。デッキは、ベースに対して移動可能な頭部デッキセクション、および頭部デッキセクションの位置に対応する頭部デッキ位置を感知するように構成されたデッキセンサーを含みうる。空気源は、患者保持装置上に取り付けられた患者保持面に加圧治療空気を提供するように構成されうる。制御システムは、ユーザーインターフェース、およびデッキセンサー、空気源、ユーザーインターフェースに連結されたコントローラを含みうる。

一部の実施形態では、コントローラは、患者保持装置の頭部デッキセクションが、加圧空気治療を患者に適用できる所定の頭部デッキ位置のセットの1つにあるかどうかを図で示すアイコンを表示するように構成されうる。アイコンは、所定の頭部デッキ位置の1つを取るために、頭部デッキセクションがどの方向に移動されるべきかを図で示しうる。

一部の実施形態では、デッキは、ベースに対して移動可能な足部デッキセクションを含みうる。デッキセンサーは、足部デッキセクションの位置に対応する足部デッキ位置を感知するように構成されうる。アイコンは、患者保持装置の足部デッキセクションが、加圧空気治療を患者に適用できる所定の足部デッキ位置のセットの1つにあるかどうかを図で示しうる。

一部の実施形態では、アイコンは、患者保持装置のイラスト、および患者保持装置のイラストに含まれる頭部デッキセクションの表示と関連する第一のグラフィックインジケータを含みうる。第一のグラフィックインジケータは、頭部デッキセクションが所定の頭部デッキ位置のセットの1つにある場合、第一の色で表示され、頭部デッキセクションが所定の頭部デッキ位置のセットの1つにない場合、第二の色で表示されうる。グラフィックインジケータは、くさび形であることがあり、患者保持装置のイラストに含まれる頭部デッキセクションの表示とベースの表示の間に延長しうる。アイコンは、頭部デッキセクションを所定の頭部デッキ位置のセットに向かって動かす方向を示す、頭部デッキセクションの表示に関連する第一の方向インジケータを含んでもよい。

一部の実施形態では、患者保持装置は、下降位置と上昇位置の間で移動可能なサイドレールを含みうる。イラストのサイドレール部分は、サイドレールが加圧空気治療を患者に適用できる所定の位置にある場合、第一の色で表示されることがあり、サイドレールが所定のサイドレール位置にない場合、第二の色で表示される。

一部の実施形態では、デッキは、ベースに対して移動可能な第二のデッキセクションを含みうる。デッキセンサーは、第二のデッキセクションの位置に対応する第二のデッキ位置を感知するように構成されうる。アイコンは、第二のデッキセクションに関連した第二のグラフィックインジケータ、および第二のデッキセクションに関連した第二の方向インジケータを含みうる。第二のグラフィックインジケータは、第二のデッキセクションが加圧空気治療を患者に適用できる所定の第二のデッキ位置のセットの1つにある場合、第一の色で表示され、第二のデッキセクションが所定の第二のデッキ位置のセットの1つにない場合、第二の色で表示されうる。第二のデッキセクションに関連した第二の方向インジケータは、第二のデッキを所定の第二のデッキ位置のセットに向かって動かす方向を示しうる。

本開示の別の態様によると、患者保持システムは、患者保持装置および制御システムを含みうる。患者保持装置は、頭側端部、足側端部、左側面、右側面を持つ。患者保持装置は、床と連動するように適合された下部フレーム、下部フレームの上方に保持された上部フレーム、下部フレームおよび上部フレームに連結されたリフトシステム、および下部フレームと上部フレームの間の障害物を感知するように構成された障害物センサーを含みうる。制御システムは、ユーザーインターフェース、および障害物センサー、空気源、ユーザーインターフェースに連結されたコントローラを含みうる。

一部の実施形態では、コントローラは、障害物が障害物センサーによって感知されたかどうかを図で示し、障害物の場所を示すアイコンを表示するように構成されうる。アイコンは、患者保持装置のイラスト、および患者保持装置の頭側端部、足側端部、左側面、および右側面の1つと関連する第一のグラフィックインジケータを含みうる。

一部の実施形態では、第一のグラフィックインジケータは、第一の障害物の場所を示すために、患者保持装置のイラストの頭側端部、足側端部、左側面および右側面の1つに沿って配置することができる。

一部の実施形態では、アイコンは、障害物の位置を示すように配置された第一のグラフィックインジケータと関連する第一の方向インジケータを含みうる。方向インジケータは、第一のグラフィックインジケータを覆う矢印としうる。

一部の実施形態では、第一のグラフィックインジケータは長方形としうる。第一のグラフィックインジケータは、黄色・赤色のうち1つで表示されうる。

一部の実施形態では、アイコンは、第二の障害物の場所を示すために、患者保持装置のイラストの頭側端部、足側端部、左側面および右側面の1つに沿って配置された第二のグラフィックインジケータを含みうる。アイコンは、第一のグラフィックインジケータを覆う第一の矢印、および第二のグラフィックインジケータを覆う第二の矢印を含みうる。

追加的な特徴は、上記に列挙したものおよび請求項に列挙したものを含めて、単独または他の任意の特徴と組み合わせて、特許性のある主題を構成すると考えられ、当業者にとっては、現時点で理解されている発明を遂行する最良の態様の模範例を示す例証となる実施例の下記の詳細な説明を考察することにより明らかとなる。

患者保持システム10は、実例として、図1Bに示されるように、患者保持装置(ベッドフレームとも呼ばれる)12、患者保持面(マットレスとも呼ばれる)14、および患者保持装置12に統合された制御システム16を含む。患者保持装置12は、実例として、図1Bおよび2Bに示されるように、患者保持装置12上の患者を計量するように構成されたスケールシステム18、加圧空気を患者保持面14に含まれる回転治療袋24に提供するように構成された空気システム20、および床11に対して患者保持面14を昇降させるように構成されたリフトシステム22を含む。

図2Bに示されるように、制御システム16は、システム18、20、22のそれぞれに連結され、ユーザーインターフェース25に連結される。ユーザーインターフェース25は、実例として、図1Bおよび2Bに示されるように、患者保持装置12のサイドレール38の上に取り付けられたタッチスクリーンディスプレイである。制御システム16は、図8B、16B、および17B〜19Bで示すとおり、ユーザーインターフェース25上にアイコンを表示して、システム18、20、22の1つを起動するために取るべきアクションを使用者に示すように構成される。

より具体的には、制御システム16は、スケールシステム18が正確に測定できるようにするために、患者保持装置12の構成要素をどのように再配置するかを示すアイコン241(図8Bに表示)を表示する。また、制御システム16は、患者保持面14に含まれる回転治療袋24が横方向回転治療(CLRT)を効果的に提供できるようにするために、患者保持装置12の構成要素をどのように再配置するかを示す、アイコン341(図16Bに表示)を表示する。最後に、制御システム16は、リフトシステム22が患者保持面14を下降させるのを妨げる障害物によって、患者保持装置12のどちら側がブロックされているかを示すアイコン411(図17B〜19Bに表示)を表示する。

再び図1Bを参照すると、患者保持装置12は、ベース34および患者保持面14を床11の上方で保持するデッキ36を含む。ベース34は、床11に対してデッキ36を上昇・下降させて、床11に対して患者保持面14を上昇・下降させるように構成される。デッキ36は、関節動作可能であり、患者保持面14上の患者を、例えば、臥位または座位(図1Bに表示)など、さまざまな位置に保持するように再構成されうる。患者保持装置12は、患者が患者保持システム10から誤って転がり落ちるのを阻止するために、サイドレール38およびデッキ36に連結されたヘッドレール40も含む。

ベース34は、実例として、図1Bおよび2Bに示されるように、下部フレーム42および上部フレーム44を含む。さらに図2Bに図式的に示されるように、ベース34は、スケールシステム18、空気システム20、リフトシステム22、およびリフトシステムセンサー45を含む。スケールシステム18は、実例として、患者保持面14上の患者を計量するために、上部フレーム44とデッキ36の間に連結される。リフトシステム22は、実例として、下部フレーム42に対して上部フレーム44を上昇・下降させるために、下部フレーム42と上部フレーム44の間に連結される。リフトシステムセンサー21は、実例として、図1Bに示されるように、位置センサー47および障害物センサー49を含む。空気システム20は、(その他の膨張可能な袋と共に)保持面14に含まれる回転治療袋24との空気連通がなされる。

スケールシステム18は、実例として、図2Bで示すとおり、上部フレーム44とデッキ36の間に連結されたロードセルから成る。ロードセルは、患者保持装置12が位置の所定のセットの1つにある時、患者保持システム10上の患者によって加えられる重さを感知するように構成される。ところが、患者保持装置12が位置の所定のセット外に移動した場合、ロードセルは正確な体重を感知できないことがある。例えば、患者保持装置が椅子構成(図示せず)に移動する場合、ロードセルは患者の体重を正確に感知できない。このため、図5B〜12Bで示すとおり、制御システム16は、患者保持装置12が位置から外れている場合、スケールシステム18を使用するようにすること、およびスケールシステム18が患者の体重を正確に感知できる位置に、どのようにして患者保持装置12を移動するかを使用者に対して示すように構成される。

空気システム20は、実例として、図1Bで示すとおり、下部フレーム42内に収納されたブロア、圧縮機、またはこれらと同種のものなどの空気源を含む。動作中、空気システム20は、加圧空気を回転治療袋24に提供して、患者保持面14上に保持された患者を、患者保持面14の縦軸14Aを中心に回転させる。ところが、患者保持装置12が所定セットの位置の外に移動した場合、回転治療袋24は患者を効率的に回転できない可能性がある。例えば、患者保持装置が椅子構成(図示せず)へと移動した時、回転袋は患者の下に横たわっておらず、横方向回転治療(患者を軸14Aを中心に往復して揺らす)を提供するために患者を効率的に回転することができない。このため、図13B〜16Bに示されるように、制御システム16は、患者保持装置12が位置から外れている場合、空気システム20および回転治療袋24を使用するようにすること、および空気システム20および回転治療袋24が患者を効率的に回転できる位置に、どのようにして患者保持装置12を移動するかを使用者に対して示すように構成される。

リフトシステム22は、実例として、図1Bに示されるように、下部フレーム42および上部フレーム44に対して旋回して、下部フレーム42に対して上部フレーム44を上昇・下降させるリフトアーム61、62、63、64を含む。リフトシステムセンサー45に含まれる障害物センサー49は、下部フレーム42と上部フレーム44の間に存在する任意の障害物の場所を感知するように構成される。障害物センサー49が、下部フレーム42と上部フレーム44の間に障害物を感知した時、制御システム16は、感知された障害物との衝突を生じうる、上部フレーム44の下向きの動きが許容されないように構成される。制御システム16は、感知された障害物が、患者保持装置12に対してどこに位置するかを使用者に示すようにさらに構成される。より具体的には、制御システム16は、図17B〜19Bに示されるように、患者保持装置12のどちらの側が感知された障害物に対応するかを示して、障害物を取り除くために使用者をその側に案内するように構成される。例示的実施形態では、制御システム16は、患者保持システム10の頭側端部71、足側端部72、左側面73、または右側面74に沿って感知された障害物を示しうる。

デッキ36は、実例として、図1Bおよび2Bに示されるように、頭部デッキセクション46、シートデッキセクション48、大腿部デッキセクション50、および足部デッキセクション52を含む。米国特許公開番号第2010/0122415 A1および2012/0005832 A1号(本開示と矛盾する場合を除いて、両方とも、参照によってその全体が本明細書に組み込まれる)に記述されるように、頭部デッキセクション46は、上部フレーム44に取り付けられて、シートデッキセクション48に対して軸を中心に旋回し、シートデッキセクション48および上部フレーム44に対してスライドする。シートデッキセクション48は、上部フレーム44に連結され、上部フレーム44と共に動く。大腿部デッキセクション50は、シートデッキセクション48に対して旋回するように、シートデッキセクション48と連結される。足部デッキセクション52は、大腿部デッキセクション50に対して旋回するように、大腿部デッキセクション50と連結される。足部デッキセクション52は延長可能および格納可能でもあり、介護者が望むように、またはデッキ36の再配置に対応するために、デッキ36を長くしたり短くしたりできる。

デッキセクションに加えて、デッキ36は、図2Bに図式で示されるように、実例として、デッキアクチュエータ54およびデッキセンサー56を含む。デッキアクチュエータ54は、頭部デッキセクション46、大腿部デッキセクション50、および足部デッキセクション52に連結されて、デッキセクション46、50、52を動かす。デッキアクチュエータ54は、実例として、電気モーター、空気圧ピストン、および/またはこれらと同種のものである。デッキセンサー56は、デッキセクション46、48、50、52のそれぞれに連結されており、デッキセクション46、48、50、52の位置を決定するように構成される。

制御システム16は、実例として、図1Bおよび2Bに示されるように、コントローラ60、ユーザーインターフェース25、およびユーザー入力66、68、70を含む。コントローラ60は、実例として、図2Bに図式で示されるように、スケールシステム18、空気システム20、リフトシステム22、ユーザーインターフェース25、リフトシステムセンサー45、デッキアクチュエータ54、デッキセンサー56、およびユーザー入力66、68、70に連結される。コントローラ60は、プロセッサ76、およびプロセッサ76に連結されたメモリ78を含む。メモリ78は、プロセッサ76によって実行される命令を保存する。

図3Bを参照すると、ユーザー入力68は、バッテリーレベルインジケータ99および複数のボタン101〜116を含む。ボタン101〜116は、コントローラ60と通信してデッキアクチュエータ54、リフトシステム22、および空気システム20を操作することにより、患者保持装置12を再構成するために、介護者によって操作可能である。具体的には、ユーザー入力68は、以下のボタンを含む。 ・ 患者保持装置12を椅子離床構成に再構成するための椅子離床ボタン101 ・ 平坦以外の構成(椅子離床など)から平坦な位置に患者保持装置12を再構成するための平坦復帰ボタン102 ・ 患者保持装置12をトレンデレンブルグ構成に再構成するためのトレンデレンブルグボタン103 ・ 患者保持装置12を逆トレンデレンブルグ構成に再構成するための逆トレンデレンブルグボタン104 ・ デッキ36を平らにし、デッキ36の足側端部72をデッキ36の頭側端部71より上に上昇させて、患者保持装置12内で患者を引き上げる介護者を支援するための、ベッド内引き上げボタン105 ・ 足部上昇ボタン106のアイコンが示すとおり、足部デッキセクション52を上昇させるための足部上昇ボタン106 ・ 足部下降ボタン107のアイコンが示すとおり、足部デッキセクション52を下降させるための足部下降ボタン107 ・ 足部デッキセクション52を延長するための、足部延長ボタン108 ・ 足部デッキセクション52を引き込むための、足部引き込みボタン109 ・ シートデッキセクション48に対して頭部デッキセクション46を旋回させ、シートデッキセクション48および上部フレーム44に対して頭部デッキセクション46をスライドさせることにより、頭部デッキセクション46の傾斜を増加させるための頭部デッキ傾斜増加ボタン110 ・ 頭部デッキセクション46の傾斜を減少させるための頭部デッキ傾斜減少ボタン111 ・ 大腿部デッキセクション50の傾斜を増加させるための大腿部デッキ傾斜増加ボタン112 ・ 大腿部デッキセクション50の傾斜を減少させるための大腿部デッキ傾斜減少ボタン113 ・ 下部フレーム42に対して上部フレーム44を持ち上げるための上部フレーム上昇ボタン114 ・ 下部フレーム42に対して上部フレーム44を下降させるための上部フレーム下降ボタン115 ・ ボタン101〜113の不要な起動を防止するために、アンロックボタン116を押したままにすることに応答して、ボタン101〜115の機能を起動するためのアンロックボタン116

図4Bを参照すると、ユーザー入力70は複数のボタン117〜124を含む。ボタン117〜124は、コントローラ60と通信してデッキアクチュエータ54、リフトシステム22、および空気システム20を操作することにより、患者保持装置12を再構成するために、介護者によって操作可能である。具体的には、ユーザー入力70は、以下のボタンを含む。 ・ 患者保持装置12を側方離床構成に再構成するための側方離床ボタン117 ・ 患者保持装置12を側方離床構成から休息構成に戻すための休息復帰ボタン118 ・ シートデッキセクション48に対して頭部デッキセクション46を旋回させ、シートデッキセクション48および上部フレーム44に対して頭部デッキセクション46をスライドさせることにより、頭部デッキセクション46の傾斜を増加させるための頭部デッキ傾斜増加ボタン119 ・ 頭部デッキセクション46の傾斜を減少させるための頭部デッキ傾斜減少ボタン120 ・ 大腿部デッキセクション50の傾斜を増加させるための大腿部デッキ傾斜増加ボタン121 ・ 大腿部デッキセクション50の傾斜を減少させるための大腿部デッキ傾斜減少ボタン122 ・ 下部フレーム42に対して上部フレーム44を持ち上げるための上部フレーム上昇ボタン123 ・ 下部フレーム42に対して上部フレーム44を下げるための上部フレーム下降ボタン124

図5B〜12Bを参照すると、スケールシステム18を操作している使用者に関連したスクリーンが示されている。図5Bでは、ユーザーインターフェース25上に制御システム16によって表示されたホームスクリーン200が示されている。ホームスクリーン200は、患者保持システム10の動的表示を示すアイコン202、複数の警報アイコン204、ホームボタン206、および選択可能なスクリーンボタンのメニュー208を含む。患者保持システム10の動的表示202は、頭部デッキセクション46の頭部角度、保持面14の動作、および保持面14によって適用されている任意の治療を含むシステム10の状態を示すように調節されている。警報アイコン204はそれぞれ、システム10についての異なる情報を示し、警報アイコンに対応する拡張警報スクリーンに移動するために押すことができる。ホームボタン206は、ホームスクリーン200に戻るために、任意のスクリーン上で押すことができる。選択可能なスクリーンボタンのメニュー208は、スクリーンを変更するために選択したり、メニューの上下の矢印を押すことによって回転したり、またはメニューを上向きもしくは下向きにフリックまたはスワイプすることによって回転しうる。

スケールシステムの操作を開始するために、使用者は、図5Bが示すように、メニュー208に含まれるスケールボタン210を押す。スケールボタン210を押すと、図6Bに示されるように、制御システム16によってスケールスクリーン220が表示される。スケールスクリーン220上で、使用者は、スケールをゼロ設定するように構成されたゼロ設定ボタン222、スケールシステム18に患者の体重を記録することを要求するためのスケールボタン224、またはスケールシステム18の操作を調節する(例えば、英単位からメートル単位への変更)ためのスクリーンを起動するオプションボタン226から選択できる。スケールシステム18に患者の体重を記録することを要求するためには、使用者は、図6Bが示すようにスケールボタン224を押す。

正確な体重を決定できないと制御システム16が判断した場合、スケール操作スクリーン230(図7Bに表示)がユーザーインターフェース25上に表示されるか、そうでなければ第一のリマインダースクリーン250(図10Bに表示)が表示される。患者保持装置12が所定位置のセットの1つにないか、または患者が動いているために、正確な体重が決定できないことがある。

スケール操作スクリーン230は、図7Bに示されるように、(感知された体重が正確でない可能性があっても)利用可能な情報を示す未確認体重表示232、初期体重表示234、および体重傾向表示235を含む。スケール操作スクリーン230は、位置外警告表示236(患者保持装置12が、スケール操作に対して許可された所定位置のセットの1つにない場合)および不安定警告表示238(患者が動いている場合)を含むことがある。

使用者が、図7Bで示すとおり、表示された位置外警告表示236を押した場合、推奨位置スクリーン240が、制御システム16によってユーザーインターフェース25上に表示される。推奨位置スクリーン240は、患者保持装置12のどの構成要素が位置外不良を起こしているかを示し、正確な体重測定が可能となる所定位置の1つに、どのように患者保持装置12を再配置するかを示すグラフィックアイコン241を含む。アイコン241は、患者保持システム10のイラスト242、位置外の構成要素を示す不良インジケータ243、244、245、および位置外の構成要素を正確な体重を感知できる位置にどのように移動するかを示す方向インジケータ246、247、248を含む。

不良インジケータ243、244、245は、実例として、図7Bに示されるように、対応する構成要素46、52、44が位置外であることを示すために黄色で表示される、頭部セクションインジケータ243、足部セクションインジケータ244、および上部フレームインジケータ245である。図9Bに示されるように、構成要素46、52、44が、患者の正確な計量ができる所定位置にある時、対応する不良インジケータ243、244、245が緑色になる。

方向インジケータ246、247、248は、実例として、図8Bに示されるように、頭部セクション矢印246、足部セクション矢印247、および上部フレーム矢印248である。各矢印246、247、248は、スケールシステム18が正確な体重を感知できる位置の所定のセットの1つに構成要素46、52、44を動かすために、対応する構成要素46、52、44をどの方向に動かすかを示す。構成要素46、52、44が、患者の正確な計量が可能な所定位置にある時、図9Bに示されるように対応する方向インジケータ246、247、248は消灯する。

ここで図9Bを見てみると、患者保持装置12が正確な体重の感知が可能な位置に移動する時、不良インジケータ243、244、245は緑色になり、方向インジケータ246、247、248はアイコン241から除去される。使用者は、次に続行ボタン249を押して、図10Bに示される第一のリマインダースクリーン250を表示できる。

第一のリマインダースクリーン250は、図10Bに示されるように、患者保持システム10のどの部分が、スケールシステム18が最後にゼロ設定された時保持されていなかったアイテムを保持すべきでないかを示すアイコン251を含む。アイコン251は、デッキ36、サイドレール38、およびヘッドレール40を黄色で表して、これらの構成要素が患者と共に計量されることを示す、患者保持システム10のイラスト252を含む。イラスト252は、患者保持装置12の上部フレーム44に連結されている様子が示されている緑色のフック253も含む。アイコン251は、黄色の構成要素に吊るされた排液バッグ(図示せず)を緑色のフック253に移動するように提示する矢印254をさらに含む。使用者は、次に続行ボタン259を押して、図11Bに示される新しい体重スクリーン260を表示できる。

新しい体重スクリーン260は、図11Bに示されるように、体重表示262および初期体重表示264を含む。使用者は、再計量ボタン265を使用して患者を再計量するか、またはキャンセルボタン267を使用して患者体重の記録をキャンセルできる。使用者が、スケールシステム18によって感知・記録された現在の体重に満足した場合、使用者は、承認ボタン266を押して、図12Bに示されるように第二のリマインダースクリーン270を表示できる。第二のリマインダースクリーン270は第一のリマインダースクリーン250に類似しているが、アイテムをデッキ36上に戻し、矢印274によって排液バッグをデッキフックに移動することを使用者に提示する。使用者は、次に閉じるボタン279を押して、ホームスクリーン200に戻ることが できる。

ここで図13B〜16Bを参照すると、空気システム20および回転袋24を操作して横方向回転治療を提供している使用者に関連するスクリーンが示されている。図13Bでは、ホームスクリーン200が、メニュー208に含まれる治療ボタン310を押している使用者と共に示されている。肺治療ボタン310を押すと、制御システム16は、図14Bに示されるように、ユーザーインターフェース25上にメイン治療スクリーン320を表示する。メイン治療スクリーンは、図14Bに示されるように、回転ボタン322およびパーカッション/バイブレーションセラピーボタン324を含む。使用者が回転ボタン322を押すと、図15Bに示される回転治療スクリーン330に進む。

回転治療スクリーン330では、図15Bに示されるように、使用者は、患者に適用される回転の速度、大きさ、および治療の持続時間を調節できる。パラメーターのセットが選択されたら、使用者は、開始ボタン332を押して横方向回転治療を始めることができる。ただし、患者保持装置が、患者を適切に回転するように回転袋24が配置された所定位置のセットの1つにない場合、図16Bに示されるように、CLRT開始不可能スクリーン340がユーザーインターフェース25上に表示される。

CLRT開始不可能スクリーン340は、実例として、患者保持装置12のどの構成要素が位置外不良を起こしているかを示し、治療が適用されうる所定位置の1つに、どのように患者保持装置12を再配置するかを示すグラフィックアイコン341を含む。アイコン341は、患者保持システム10のイラスト342、位置外の構成要素を示す不良インジケータ343、344、345、および位置外の構成要素を正確な体重を感知できる位置にどのように移動するかを示す方向インジケータ346、347、348を含む。

不良インジケータ343、344、345は、実例として、図16Bに示されるように、黄色で表示されて、対応する構成要素46、52、38が位置から外れていることを示す頭部セクションインジケータ343、足部セクションインジケータ344、およびサイドレールインジケータ345である。構成要素46、52、38が、有効な治療が適用できる所定の位置にある時、対応する不良インジケータ343、344、345はもはや色表示されていない。

方向インジケータ346、347、348は、実例として、図16Bに示されるように、頭部セクション矢印346、足部セクション矢印347、およびサイドレール矢印348である。各矢印346、347、348は、治療を患者に適用することを可能にする位置の所定セットの1つに構成要素46、52、38を動かすために、対応する構成要素46、52、38をどの方向に動かすかを示す。構成要素46、52、38が、患者の正確な計量が可能な所定位置にある時、対応する方向インジケータ346、347、348は消灯する。すべてのインジケータが消灯したら、使用者は、閉じるボタン349を押し、回転治療スクリーン330に戻って治療を開始できる。

図17B〜19Bをここで参照すると、上部フレーム44と下部フレーム42の間に障害物が感知された場合、ユーザーインターフェース上に制御システム16によって表示される警告スクリーン410のセットが示されている。警告スクリーン410はそれぞれ、患者保持システム10のイラスト412、不良インジケータ414、矢印のセット416のあるアイコン411を含む。各アイコン411の不良インジケータ414は、患者保持システム10の頭側端部71、足側端部72、左側面73、および右側面74の1つに関連している。使用者が、上部フレーム44が下部フレーム42に対して下降できるようにするために障害物を取り除くことができるよう、不良インジケータ414は、下部フレーム42と上部フレーム44の間の障害物がどこに位置するかを示すように配置される。矢印416は、不良インジケータ414の上に横たわって、障害物がどこに位置するかをさらに示す。

警告スクリーン410は、実例として、使用者が上部フレーム44を下部フレーム42に向かって降下させようとして、障害物センサー49が上部フレーム44と下部フレーム42の間に障害物を感知した時に表示される。障害物がどこに位置するかを使用者に示すことによって、使用者は、障害物を素早く取り除いて上部フレーム44が下降できるようにすることができる。この特徴は、ベッドシーツなどの迷惑な障害物が障害物センサー49を誘発させ、上部フレーム44の下降を妨げる時に役に立ちうる。

一定の例証的な実施形態について上記に詳細に説明してきたが、下記の請求項で説明および定義されるこの開示内容の範囲内で、およびその精神に従い、変形や変更が存在する。

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