アームレストロック機構とそれを有する合体ベッド

申请号 JP2015560450 申请日 2015-06-22 公开(公告)号 JPWO2016031110A1 公开(公告)日 2017-04-27
申请人 パナソニックIpマネジメント株式会社; 发明人 将平 塚田; 将平 塚田; 吉紀 稲葉; 吉紀 稲葉; 洋平 久米; 洋平 久米; 河上 日出生; 日出生 河上;
摘要 アームレストロック機構は、レバーと、アームレストロックとを有する。レバーは、アームレストの動作のロックを解除可能に構成されている。アームレストロックは、レバーの動作のロックを解除可能に構成されている。
权利要求
  • アームレストの動作のロックを解除するレバーと、
    前記レバーの動作のロックを解除するアームレストロックと、を備えた、
    アームレストロック機構。
  • 前記レバーは、回転動作により前記アームレストの動作のロックを解除するように構成されている、
    請求項1に記載のアームレストロック機構。
  • 前記アームレストロックは、回転動作により前記レバーの動作のロックを解除するように構成されている、
    請求項1、2のいずれか一項に記載のアームレストロック機構。
  • 前記レバーは、回転動作により前記アームレストの動作のロックを解除するように構成され、
    前記アームレストロックは、回転動作により前記レバーの動作のロックを解除するように構成され、
    前記レバーの動作のロックを解除する際の前記アームレストロックの回転方向と、前記アームレストの動作のロックを解除する際の前記レバーの回転方向とが逆方向である、
    請求項1に記載のアームレストロック機構。
  • 前記アームレストロックは、前記車椅子部の前方に向けて回転させることにより前記レバーの動作のロックを解除するように構成されている、
    請求項4に記載のアームレストロック機構。
  • 前記レバーは、前記車椅子部の後方に向けて回転させることにより前記アームレストの動作のロックを解除するように構成されている、
    請求項4、5のいずれか一項に記載のアームレストロック機構。
  • 前記アームレストロックは、前記レバーの動作をロックする方向に付勢されている、
    請求項4に記載のアームレストロック機構。
  • 前記アームレストは、最上部にアームレストトップを有し、
    前記レバーのロックが解除され、前記レバーを回転させた際に前記アームレストロックの先端が前記アームレストトップに当たる位置から離れるように、前記アームレストロックが構成されている、
    請求項7に記載のアームレストロック機構。
  • ベッド本体部と、
    前記ベッド本体部から分離可能な車椅子部と、を備え、
    前記車椅子部の両側面のうち、少なくとも前記ベッド本体部と対向する側面には、請求項1〜8のいずれか一項に記載のアームレストロック機構を含むアームレストが設けられた、
    合体ベッド。
  • 说明书全文

    本発明は、アームレストロック機構とそれを有する合体ベッドに関する。

    介護者が、寝たきりの高齢者や病人(以下、被介護者と称す)をベッドと車椅子との間で移乗させることは、介護者にとって負担であり、その際に介護者が腰などを痛めることもある。 そこで、一部を分割自在として、その部分を車椅子として使用できるベッドが提案されている(例えば、特許文献1参照)。

    図8は従来のベッド1の斜視図である。 ベッド1では、ベッド本体部2から車椅子部3を分離させることで、ベッド1のベッド面上の被介護者を容易に車椅子部3に移乗させることができる。 なお、車椅子部3の一対の柵4は、肘掛として利用することができる。 柵4は、車椅子部3が連結する際、車椅子部3の挿入孔よりベッド本体部2の挿入孔5に差し替えられ、ベッド1のサイドフレームとして利用される。

    このように構成されたベッド1は、被介護者を車椅子部3とベッド1との間を移乗させるための介護者の負担を軽減することができる。

    特許第5554877号公報

    本発明は、被介護者の不意な動作等によって容易にアームレストが動作せず、介護者にとっては容易にアームレストを動かせるアームレストロック機構を提供する。

    本発明のアームレストロック機構は、レバーと、アームレストロックとを有する。 レバーは、アームレストの動作のロックを解除可能に構成されている。 アームレストロックは、レバーの動作のロックを解除可能に構成されている。

    本発明のアームレストロック機構によれば、被介護者の不意な動作等によって容易にアームレストが動作せず、介護者は容易にアームレストを動かせる。

    図1Aは本発明の実施の形態による合体ベッドの合体状態を示す斜視図である。

    図1Bは図1Aに示す合体ベッドにおいて、車椅子部がロックされた状態を示す斜視図である。

    図1Cは図1Aに示す合体ベッドの分離状態を示す斜視図である。

    図1Dは図1Aに示す合体ベッドにおいて、第1アームレストを引き上げる状態を示す斜視図である。

    図2Aは図1Aに示す合体ベッドの車椅子部のフラット状態を示す斜視図である。

    図2Bは図2Aに示す車椅子部のいす状態を示す斜視図である。

    図3Aは図1Dに示す第1アームレストの引き上げ状態を示す斜視図である。

    図3Bは図3Aに示す第1アームレストの収納状態を示す斜視図である。

    図4は図3Aに示す第1アームレストの第1部品の斜視図である。

    図5は図3Aに示す第1アームレストの第2部品の斜視図である。

    図6は図3Aに示す第1アームレストの第3部品の斜視図である。

    図7Aは本発明の実施の形態によるアームレストロック機構のロックされた状態を示す側面図である。

    図7Bは図7Aに示すアームレストロック機構のロックを解除した状態を示す側面図である。

    図7Cは図7Aに示すアームレストロック機構のレバーを引き上げた状態を示す側面図である。

    図8は従来のベッドの斜視図である。

    本発明の実施の形態の説明に先立ち、従来のベッド1における問題点を簡単に説明する。 ベッド1では、介護者にとって柵4の差し替えの手間がかかり、使い勝手が低下する可能性がある。 また、柵4を上下に伸縮可能なアームレストとして、合体時にはベッド1の下に柵4を収納する構成が考えられる。 しかしながら、この構成の場合、ベッド1の一部を車椅子として使用するときに被介護者の不意な動作によってアームレストが下がってしまう可能性がある。

    以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。 なお、同じ構成要素には同じ符号を付しており、説明を省略する場合もある。 また、図面は理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示している。

    図1A〜図1Cは、本発明の実施の形態による合体ベッド100(以下、ベッド100)を説明するための図である。 図1Aは、合体状態の斜視図である。 図1Bは、インタロック機構により車椅子部10がロックされた状態の斜視図である。 図1Cは、車椅子部10が分離した分離状態の斜視図である。 図1Dは、第1アームレスト14を引き上げる状態を示す斜視図である。

    図1A〜図1Cに示すように、ベッド100は、車椅子部10とベッド部20とで構成されている。

    車椅子部10は、キャスターを有する第1本体部11と、第1座面部12と、第1アームレスト14と、第2アームレスト13とを有する。 第1座面部12は、第1本体部11に固定され、座面の姿勢変更が可能である。 第1本体部11は、車いす本体部の一例である。 第1座面部12は、車いす座面部の一例である。 第1アームレスト14と第2アームレスト13とは、第1本体部11に固定されている。 第1アームレスト14と第2アームレスト13とは、アームレストの一例である。 第1アームレスト14は被介護者200の左側に、第2アームレスト13は右側に配置されている。

    ベッド部20は、キャスターを有するベースフレーム21と、ベースフレーム21に固定された昇降部22と、アッパーフレーム23と、第2座面部24と、車椅子固定部25と、U字パイプ211と、を有する。 昇降部22により第2座面部24の高さ、および、アッパーフレーム23の高さは変更可能である。 ベッド部20の第2本体部は、ベースフレーム21と、昇降部22と、アッパーフレーム23と、車椅子固定部25とで構成される。 第2本体部は、ベッド本体部の一例である。 第2座面部24は、ベッド座面部の一例であり、車椅子部10の第1座面部12と合わせることでベッド100の床面(とこめん)を構成する。 車椅子固定部25は、車椅子部10を固定するための構成の一例である。

    第2座面部24はアッパーフレーム23に固定されており、座面の姿勢変更が可能である。 車椅子固定部25は、アッパーフレーム23に固定されており、車椅子部10を固定するために設けられている。 U字部材の一例であるU字パイプ211はベースフレーム21に固定されている。 すなわち、ベッド部20は、第2本体部と、この第2本体部に固定された第2座面部24と、第2座面部24の下側に位置し、第2本体部に固定されたU字部材とを有する。

    詳細な機構は後述するが、第2アームレスト13と第1アームレスト14とは、上下方向にスライド可能な構成であり、上下方向にスライドさせることで引き上げ状態と収納状態との間で状態を変更することが可能な構成となっている。 図1Aは、第2アームレスト13が引き出された状態で、第1アームレスト14が収納された状態を図示している。 また、図1Bは、第2アームレスト13および第1アームレスト14が引き出された状態を示している。

    ここで図1A〜図1Dを参照しながら、ベッド100の分離方法について説明する。

    車椅子部10とベッド部20とが合体した状態において、まず図1Aに示すように、介護者が被介護者200を車椅子部10に移動させる。

    その後、介護者は昇降部22を操作して第1本体部11が地面に着くまでアッパーフレーム23を下げる。 第1本体部11が地面に着いた後、更にベッド部20のみを下降させると、車椅子固定部25による車椅子部10の固定が外れる。 その結果、車椅子部10をベッド部20から動かすことが可能になる。 このとき、第1座面部12と第2座面部24との間には、第1座面部12のほうが高くなるような段差が形成される。

    そして、介護者が、図1Bに示す第1分離位置まで車椅子部10を引き出す。 このとき、ベッド100では、第1アームレスト14の一部(下端部)がベースフレーム21に固定されているU字パイプ211内に位置すると共にU字パイプ211に当接している。 そのため、第1分離位置では、車椅子部10をこれ以上引き出すことができない。

    そして、図1Dに示すように、第1アームレスト14の肘掛を第1座面部12より上側に引き上げると、第1アームレスト14がU字パイプ211の外に位置する。 そのため、U字パイプ211に第1アームレスト14を当接させずに車椅子部10を引き出すことが可能になる。 そして、第1アームレスト14が上側に引き上げられた状態で、介護者が車椅子部10を引き出すことで、図1Cに示すように、第2分離位置まで車椅子部10を引き出すことができる。

    第1分離位置とは、第1アームレスト14を上側に引き上げるのに十分な隙間を車椅子部10とベッド部20との間に形成することが可能な車椅子部10の位置である。 すなわち、第1分離位置は、合体状態から車椅子部10が少し引き出された状態における位置である。 また、第2分離位置とは、車椅子部10とベッド部20とが完全に分離された状態の車椅子部10の位置である。

    なお、本実施の形態での車椅子部10は、被介護者200の右手側に分離する構成を用いて説明したが、被介護者200の左手側に分離する構成でも構わない。 その際、U字パイプ211に当接するのは第1アームレスト14ではなく第2アームレスト13になり、説明において第1アームレスト14を第2アームレスト13に置き換えた構成となる。

    図2Aは、フラット状態の車椅子部10の斜視図であり、図2Bは、いす状態の車椅子部10の斜視図である。 フラット状態とは、車椅子部10の第1座面部12が平坦な状態である。 いす状態とは、図2Bに示すように、車椅子部10の第1座面部12が背もたれ、座部、足置き部などが形成された椅子形状となっている状態である。 車椅子部10は、ベッド部20より分離した後、第1座面部12の姿勢を変更させることができる。 すなわち図2Aのフラット状態から、図2Bのいす状態に姿勢を変更させることができる。 図2Bのいす状態の車椅子部10は、車いすとして利用可能である。

    次に図3A〜図6を参照しながら第1アームレスト14の動きを説明する。 図3Aは、第1アームレスト14の引き上げ状態の斜視図であり、図3Bは、第1アームレスト14の収納状態の斜視図である。 図4〜図6はそれぞれ、第1アームレスト14における第1部品141、第2部品142、第3部品143の斜視図である。

    図3A、図3Bに示すように、第1アームレスト14は、第1本体部11に固定される第3部品143と、第3部品143の内側をスライドして移動可能な第2部品142と、第2部品142の内側をスライドして移動可能な第1部品141とで構成されている。

    図4に示すように、第1部品141は、アームレストトップ141Aと、第一パイプ141Bと、第一ピン141Cと、レバー141Dと、アームレストロック141Eとを有する。 アームレストトップ141Aは被介護者200の腕を乗せるための部材であり、第1アームレスト14の最上部に位置する。 第一パイプ141Bは、アームレストトップ141Aを支えると共に、第2部品142の中をスライドする。 第一ピン141Cは第一パイプ141Bの下側に設けられている。 すなわち、第一パイプ141Bは、アームレストトップ141Aに固定されている。 第一パイプ141Bの伸びる方向におけるアームレストトップ141Aと反対側に、第一ピン141Cが設けられている。 レバー141Dは、第一ピン141Cを操作するために設けられている。 アームレストロック141Eはレバー141Dに軸支されている。 なお、図4には図示していないが、第1部品141には、レバー141Dを引き上げると第一ピン141Cが第一パイプ141B内に収まる機構が設けられている。 すなわち、第一ピン141Cは、第一パイプ141Bの側面からの突出、及び第一パイプ141B内への収納が可能なように設けられている。

    レバー141Dは、回転動作により第1アームレスト14の上下動作のロックを解除するための構成であり、アームレストロック141Eは、レバー141Dの回転動作のロックを解除するための構成である。 レバー141Dとアームレストロック141Eとの組み合わせは、アームレストロック機構の一例である。 本実施の形態では、このようなアームレストロック機構を設けることにより、被介護者200の不意な動作等によって容易にアームレストが上下せず、介護者にとっては容易にアームレストを上下させられる機構を実現している。

    図5に示すように、第2部品142は、第二パイプ142Aと第二ピン142Bとで構成されている。 また第二パイプ142Aの側面には、複数の第一穴142Cが設けられている。 第一穴142Cには、第一ピン141Cが勘合できる。 第一ピン141Cが第一穴142Cに勘合することによって、第1部品141の位置は、第2部品142に対して固定される。 なお、図5には図示していないが、第二パイプ142Aの下部には、第1部品141がスライドして下方に位置した場合に、第二ピン142Bを第二パイプ142A内に収めるための機構が設けられている。 すなわち、第二パイプ142Aは、第一パイプ141Bを挿入可能であるとともに、第一ピン141Cに勘合する第一穴142Cが設けられている。 第二ピン142Bは、第二パイプ142Aの伸びる方向における第一穴142Cと反対側に、第二パイプ142Aの側面からの突出、及び第二パイプ142A内への収納が可能なように設けられている。

    図6に示すように、第3部品143は、第三パイプ143Aと、第三パイプ143Aをネジ等により第1本体部11に固定される第2固定部143Cとで構成されている。 第三パイプ143Aの側面には、第二穴143Bが設けられている。 第2部品142は、第二穴143Bに第二ピン142Bが勘合することによって、第3部品143に対して固定される。

    ここで、図3Aの引き上げ状態から図3Bの収納状態にするための動きを説明する。 まず、介護者が、アームレストロック141Eを操作してロックを解除させてから、レバー141Dを握ることで第一ピン141Cを動作させて第一穴142Cから抜く。 この操作によって、第2部品142に対する第1部品141の固定が解除される。 なお、アームレストロック141Eのロック及びその解除方法については後述する。 その結果、第1部品141は第2部品142に対して自由にスライド可能になる。 この状態で、介護者が、第1部品141を下側に引き下げて、第1部品141の下部が第二ピン142Bに接触すると、第二ピン142Bが動作して第二穴143Bから抜ける。 この操作によって、第3部品143に対する第2部品142の固定が解除される。 その結果、第2部品142は、第3部品143に対して自由にスライド可能になる。 この状態で、介護者が、第1部品141を引き下げると、第2部品142が第3部品143に収納されて、図3Bに示す収納状態となる。 その後、介護者がレバー141Dを離すと、第1部品141、第2部品142、第3部品143が互いに固定される。

    引き上げ動作(上動作)は、以上説明した引き下げ動作(下動作)の逆の動作である。 まず、介護者が、自由に動作可能な第1部品141を上側に引き上げる。 これにより、第一ピン141Cが第一穴142Cに勘合し、第1部品141が第2部品142に対して固定される。 そのまま第1部品141を引き上げると、第二ピン142Bが第二穴143Bに勘合し、第2部品142も第3部品143に固定される。

    図7A〜図7Cは本実施の形態にかかるアームレストロック機構を説明するための図である。 図7Aは、第1アームレスト14の動作がロックされた状態を示す。 図7Bは、第1アームレスト14の動作のロックが解除された状態を示す。 図7Cは、第1アームレスト14の動作のためにレバー141Dを引き上げた状態を示す。 本実施の形態にかかるアームレストロック機構は、車椅子部10に座った被介護者200の肘付近において、被介護者200が腕を伸ばす方向(第1アームレスト14の先端側、または車椅子部10の足側、あるいは着座した状態の前方)に向けて操作しないと第1アームレスト14の上下動作のロックが解除されないように構成されている。 このような構成により、被介護者200の不意な動作等によって容易にアームレストが上下しないとともに、介護者は容易にアームレストを上下させることができる。

    アームレストロック141Eは、ロック当接部141Fとロック操作部141Gとで構成され、レバー141Dに対して、ロック回転軸141Hにて回転可能に支持されている。 またアームレストロック141Eの先端は、通常は、図7Aに示す位置になるように付勢されている。 すなわち、アームレストロック141Eの先端がアームレストトップ141Aとレバー141Dとの間に位置するように、アームレストロック141Eはレバー141Dの動作をロックする方向に付勢されている。 アームレストロック141Eはバネ等の弾性部材(図示せず)により付勢されている。 この弾性部材として、例えば、レバー141Dとロック当接部141Fまたはロック操作部141Gとに接続されたつるまきばねを用いることができる。

    レバー141Dは、第1アームレスト14の支柱である第一パイプ141Bを中心に、アームレストトップ141Aの先端側(図7Aの左側)に設けられたレバー回転軸141Kにて回転可能に支持されている。 レバー141Dは、被介護者200が腕を縮める方向(第1アームレスト14の後端側、または車椅子部10の頭側、あるいは着座した状態の後方)に操作しないと第1アームレスト14の上下動作のロックが解除されないように構成されている。

    アームレストロック141Eが図7Aに示す状態にあるとき、レバー141Dを単に引き上げようとすると、アームレストロック141Eのロック当接部141Fがアームレストトップ141Aに当たってレバー141Dは引き上げらない。 したがって、第1部品141は上下に動かない。 ロック操作部141Gを操作し、図7Aに示すようにロック回転軸141Hを中心にアームレストロック141Eを回転させると、ロック当接部141Fが移動し、図7Cに示すようにレバー141Dを引き上げることが可能になる。 この状態でレバー141Dを引き上げれば、第1部品141を上下に動かすことができる。

    ロックを解除するには、まず介護者がロック操作部141Gに指をかけ、次にその指をそのまま手前(アームレストトップ141Aの先端側、または図7Aの左側)に動かす。 この作業によってアームレストロック141Eがロック回転軸141Hを中心に回転する。 そして、前述のようにロック当接部141Fがアームレストトップ141Aと当たらない位置まで動く。 その結果、図7Cに示すようにレバー141Dを引き上げることができる。 すなわち、アームレストロック141Eは、レバー141Dのロックが解除され、レバー141Dが回転された際に、アームレストロック141Eの先端が第1アームレスト14に当たる位置から離れるように構成されている。 このように、アームレストロック141Eは、被介護者200が腕を伸ばす方向(第1アームレスト14の先端側、または車椅子部10の足側、あるいは着座した状態の前方)に操作しないとレバー141Dの回転動作のロックが解除されない。 また、前述のように、本実施の形態のアームレストロック機構では、介護者が、ロック解除からレバー141Dを引き上げて第1アームレスト14を収納するまで片手で操作できる。

    なお、ベッド100において、図1A〜図1Cのように車椅子部10を合体/分離させる際、介護者は第1アームレスト14を収納するために、車椅子部10の第2アームレスト13の付近から手を伸ばして第1アームレスト14を操作する必要がある。 そのため、介護者にとって使いやすくするために、第1アームレスト14は、片手で操作できる必要がある。 本実施の形態のアームレストロック機構は、前述のように、ロック解除の操作から第1アームレスト14を収納するまでを片手で操作することができる。 そのため、介護者は、このロック機構を操作しやすい。

    なお、ロック解除時のレバー141Dの回転方向と、アームレストロック141Eの回転方向とは、上記に限定されない。 但し、レバー141Dの回転動作のロックを解除する際のアームレストロック141Eの回転方向と、第1アームレスト14の上下動作のロックを解除する際のレバー141Dの回転方向とは逆方向であることがより好ましい。 このようになるように、アームレストロック機構を構成するのがより望ましい。 ロック解除のための回転方向が逆であれば、被介護者200の不意な動作によって第1アームレスト14が下がってしまう危険性をより下げることができる。

    また、アームレストロック141Eは、車椅子部10の前方に向けて回転させることによりレバー141Dの回転動作のロックを解除する構成を有することが好ましい。 これにより、使い勝手が向上する。

    また、レバー141Dは、車椅子部10の前方に向けて回転させることにより第1アームレスト14の上下動作のロックを解除する構成を有することが好ましい。 これにより、更に使い勝手が向上する。

    なお、回転動作以外の動作で、レバー141Dに第1アームレスト14の動作のロックを解除させてもよい。 但し、使い勝手の観点から、上記の回転動作が最適である。 また、回転動作以外の動作で、アームレストロック141Eにレバー141Dの動作のロックを解除させてもよい。 但し、使い勝手の観点から、上記の回転動作が最適である。

    なお、レバー141Dとアームレストロック141Eは、アームレストトップ141Aの下側に配することが被介護者200にとって邪魔にならないため望ましい。

    なお、以上の説明では、第1アームレスト14について説明をしているが、第2アームレスト13も同様の構成、機能を有してもよい。 すなわち、ベッド100は、ベッド本体部であるベッド部20と、ベッド部20から分離可能な車椅子部10とを有し、車椅子部10の両側面のうち、少なくともベッド部20と対向する側面に、上述のアームレストロック機構を含むアームレストが設けられていればよい。

    本開示にかかるアームレストロック機構は、一部を車椅子に分離することで寝たきりの高齢者や病人の介護用の車椅子とベッドに適用するのに有用である。

    10 車椅子部11 第1本体部12 第1座面部13 第2アームレスト14 第1アームレスト20 ベッド部21 ベースフレーム22 昇降部23 アッパーフレーム24 第2座面部100 合体ベッド(ベッド)
    141 第1部品141A アームレストトップ141B 第一パイプ141C 第一ピン141D レバー141E アームレストロック141H ロック回転軸141K レバー回転軸142 第2部品142A 第二パイプ142B 第二ピン142C 第一穴143 第3部品143A 第三パイプ143B 第二穴200 被介護者

    車椅子部10は、キャスターを有する第1本体部11と、第1座面部12と、第1アームレスト14と、第2アームレスト13とを有する。 第1座面部12は、第1本体部11に固定され、姿勢変更が可能である。 第1本体部11は、車いす本体部の一例である。 第1座面部12は、車いす座面部の一例である。 第1アームレスト14と第2アームレスト13とは、第1本体部11に固定されている。 第1アームレスト14と第2アームレスト13とは、アームレストの一例である。 第1アームレスト14は被介護者200の左側に、第2アームレスト13は右側に配置されている。

    第2座面部24はアッパーフレーム23に固定されており、姿勢変更が可能である。 車椅子固定部25は、アッパーフレーム23に固定されており、車椅子部10を固定するために設けられている。 U字部材の一例であるU字パイプ211はベースフレーム21に固定されている。 すなわち、ベッド部20は、第2本体部と、この第2本体部に固定された第2座面部24と、第2座面部24の下側に位置し、第2本体部に固定されたU字部材とを有する。

    そして、図1Dに示すように、第1アームレスト14のアームレストトップを第1座面部12より上側に引き上げると、第1アームレスト14がU字パイプ211の外に位置する。 そのため、U字パイプ211に第1アームレスト14を当接させずに車椅子部10を引き出すことが可能になる。 そして、第1アームレスト14が上側に引き上げられた状態で、介護者が車椅子部10を引き出すことで、図1Cに示すように、第2分離位置まで車椅子部10を引き出すことができる。

    図6に示すように、第3部品143は、第三パイプ143Aと、 第三パイプ143Aと結合しネジ等により第1本体部11に固定される第2固定部143Cとで構成されている。 第三パイプ143Aの側面には、第二穴143Bが設けられている。 第2部品142は、第二穴143Bに第二ピン142Bが勘合することによって、第3部品143に対して固定される。

    レバー141Dのロックを解除するには、まず介護者がロック操作部141Gに指をかけ、次にその指をそのまま手前(アームレストトップ141Aの先端側、または図7Aの左側)に動かす。 この作業によってアームレストロック141Eがロック回転軸141Hを中心に回転する。 そして、前述のようにロック当接部141Fがアームレストトップ141Aと当たらない位置まで動く。 その結果、図7Cに示すようにレバー141Dを引き上げることができる。 すなわち、アームレストロック141Eは、レバー141Dのロックが解除され、レバー141Dが回転された際に、アームレストロック141Eの先端が第1アームレスト14に当たる位置から離れるように構成されている。 このように、アームレストロック141Eは、被介護者200が腕を伸ばす方向(第1アームレスト14の先端側、または車椅子部10の足側、あるいは着座した状態の前方)に操作しないとレバー141Dの回転動作のロックが解除されない。 また、前述のように、本実施の形態のアームレストロック機構では、介護者が、ロック解除からレバー141Dを引き上げて第1アームレスト14を収納するまで片手で操作できる。

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