ベッド

申请号 JP2016165799 申请日 2016-08-26 公开(公告)号 JP2018029887A 公开(公告)日 2018-03-01
申请人 株式会社トリニティ; 发明人 石黒 勝己;
摘要 【課題】 抗菌性と通気性を備え、かつ、洗浄のしやすいボトム部を備えるベッドを提供することを目的とする。 【解決手段】 マットレスを載置するボトム部が、ベッド長手方向に伸びる縦枠材とベッド短手方向に伸びる横枠材とで四方を枠組みした内周側に、円筒状のパイプ部材を備え、前記パイプ部材は、軸線まわりに回転可能かつベッド長手方向に摺動可能に両端部を前記縦枠材に架設して、ベッド長手方向に並列して複数配置してあり、パイプ部材の少なくとも外表面は錫で形成されている。 【選択図】 図2
权利要求

マットレスを載置するボトム部が、ベッド長手方向に伸びる縦枠材とベッド短手方向に伸びる横枠材とで四方を枠組みした内周側に、円筒状のパイプ部材を備え、 前記パイプ部材は、軸線まわりに回転可能かつベッド長手方向に摺動可能に両端部を前記縦枠材に架設して、ベッド長手方向に並列して複数配置してあり、パイプ部材の少なくとも外表面は錫で形成されていることを特徴とするベッド。マットレスを載置するボトム部が、ベッド長手方向に伸びる縦枠材とベッド短手方向に伸びる横枠材とで四方を枠組みした内周側に、円筒状のパイプ部材を備え、 前記パイプ部材は、軸線まわりに回転可能かつベッド長手方向に摺動可能に両端部を前記縦枠材に架設して、ベッド長手方向に並列して複数配置してあり、樹脂製のパイプ部材と、少なくとも外表面を錫で形成したパイプ部材とが、任意の順序で配置してあることを特徴とするベッド。前記樹脂製のパイプ部材には、抗菌剤が配合してあることを特徴とする請求項2に記載のベッド。前記縦枠材は、ベッドの短手方向に複数の貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のベッド。

说明书全文

本発明は、病院や介護施設等で使用されるベッドに関する。

従来、病院や介護施設等で使用されるベッドの寝床部であるボトム部は、合成樹脂材をブロー成形などで中空形成することにより、中空の矩形板状に形成されたものが用いられており、マットレスと接触する面積が比較的大きなボトム部材が組み合わせて用いられるのが一般的である。

特開2015−202298号公報

しかしながら、このようなベッドのボトム部は、通気性に乏しいため湿気が籠もりやすく、黴や細菌が繁殖しやすいという問題があった。また、ボトム部の上下方向に開口部や溝を設けることで通気性を良くしたものが提案されているが(特許文献1)、ボトム部にこのような凹凸等を設けると、洗浄し難くなるという別の問題が顕著となってしまう。 病院や介護施設等で使用されるベッドは、使用者が変わる度に洗浄を繰り返して使用されるものであり、特に感染病の患者が使用したベッドは、院内感染を防ぐため、迅速かつ確実に洗浄する必要がある。このような、病院や介護施設等で繰り返し使用されるベッドにおいてボトム部は、通気性がよく、かつ、洗浄し易いものが求められていた。

本発明は、上記事情を鑑みたものであり、殺菌性と通気性を備え、かつ、洗浄のしやすいボトム部を備えるベッドを提供することを目的とする。

本発明のうち請求項1の発明は、マットレスを載置するボトム部が、ベッド長手方向に伸びる縦枠材とベッド短手方向に伸びる横枠材とで四方を枠組みした内周側に、円筒状のパイプ部材を備え、前記パイプ部材は、軸線まわりに回転可能かつベッド長手方向に摺動可能に両端部を前記縦枠材に架設して、ベッド長手方向に並列して複数配置してあり、パイプ部材の少なくとも外表面は錫で形成されていることを特徴とする。

本発明のうち請求項2の発明は、マットレスを載置するボトム部が、ベッド長手方向に伸びる縦枠材とベッド短手方向に伸びる横枠材とで四方を枠組みした内周側に、円筒状のパイプ部材を備え、前記パイプ部材は、軸線まわりに回転可能かつベッド長手方向に摺動可能に両端部を前記縦枠材に架設して、ベッド長手方向に並列して複数配置してあり、樹脂製のパイプ部材と、少なくとも外表面を錫で形成したパイプ部材とが、任意の順序で配置してあることを特徴とする。

本発明のうち請求項3の発明は、請求項2に記載の発明において、前記樹脂製のパイプ部材に、抗菌剤が配合してあることを特徴とする。

本発明のうち請求項4の発明は、請求項1、2又は3に記載の発明において、前記縦枠材は、ベッドの短手方向に複数の貫通孔が設けられていることを特徴とする。

本発明によれば、ベッドのボトム部は、パイプ部材が複数設置されて構成してあるため、パイプ部材間の通気性が良いだけでなく、パイプ部材は軸線まわりに回転可能、かつ、ベッド長手方向へ摺動可能であるため、洗浄もし易い。

また、パイプ部材は少なくとも外表面が錫で被覆されているため、錫の有する殺菌効果によって、ベッドを長く清潔に保つことができる。さらに、錫は錆びにくく、銅のように大きく変色することがない。そのため、長年使用しても経年劣化が顕著でなく、錫特有の光沢によって高級感と清潔感のある良好な外観体裁を保つことができる。

そしてボトム部を、少なくとも外表面を錫で形成されたパイプ部材と、樹脂からなるパイプ部材とを、任意の順序で配置すれば、殺菌の効果が得られるとともに、コスト面での調整が可能となる。樹脂からなるパイプ部材を用いる場合は、樹脂に抗菌剤を配合したものを用いれば、さらに抗菌効果を期待できる。

パイプ部材が架設される縦枠材には、複数の貫通孔が設けられているため、ボトム部において、縦枠材からパイプ部材の孔内にわたってより効果的に通気性が確保でき、ベッドを清潔に保つのに効果的である。

ベッドの斜視図である。

ベッドの平面図である。

ボトム部の断面図であって、その構成を示す説明図である。

ベッドの側面図である

ベッドの使用例を示す説明図である。

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態に係るベッドは、用途は特に限定されないが、主に病院や介護施設等で使用されるベッドであって、洗浄して繰り返し使用することが可能なものである。図1に示すように、ベッドは、寝床部であるボトム部1と、手摺2と、頭側ボード31と、足側ボード32と、ベッドフレーム4と、昇降機構5を備える。昇降機構5はベッドフレーム4を支持し、ベッドフレーム4はボトム部1を支持する。

ボトム部1は、少なくとも四方を枠組みされてなるベッドフレーム4に支持されており、上面にマットレスを敷いて用いるものであって、ベッドフレーム4の昇降に伴って上下動する。図2に示すように、ボトム部1は、ベッドの頭側から足側へ向かって、背ボトム11、腰ボトム12、臀部ボトム13、大腿部ボトム14、脚ボトム15に分かれて構成されており、各ボトム部の間には連結軸8が配置され、連結軸8を介して各ボトム部がベッドの長手方向に連結される。各ボトム部は、連結軸8に着脱可能に取り付けられているため、ベッドを移動させる際や、洗浄する際に便宜である。

各ボトム部は、ベッドの長手方向に伸びる縦枠材71とベッドの短手方向に伸びる横枠材72とによって四方を枠組みされており、枠の内周に円筒状のパイプ部材6が複数配置してある。詳しくは、縦枠材71,71は、内周側に開口を有する断面略コ字形状であって、パイプ部材6の両端部が、縦枠材71,71の開口に挿入されて架設してある。図3は、ボトム部1の構成を説明するための図であって、ボトム部1の長手方向断面図である。縦枠材71,71は、パイプ部材6の長手方向両端部を固定するものではなく、パイプ部材6が架設される縦枠材71の開口は、パイプ部材6の直径よりも幅広であるため、パイプ部材6は軸線周りに回転可能である。また、縦枠材71は、複数のパイプ部材6をベッドの長手方向に並列に配置して各ボトム部を形成するが、パイプ部材6は隙間なく配置されているのではなく、パイプ部材6間はパイプ部材6が縦枠材71,71の開口から脱落しない程度の空隙をもって配置されているため、パイプ部材6をベッドの長手方向へ摺動させることが可能である。

縦枠材71の側面には、図4に示すように、貫通孔73が複数設けられている。詳しくは、貫通孔73はベッドの短手方向に貫通するよう設けられていて、この貫通孔73は、パイプ部材6の孔に対応して複数設けられている。パイプ部材6の孔と貫通孔73とで、より効果的に通気性を確保することができる。貫通孔73の形状や数は特に限定されることはなく、通気性と耐性を考慮して任意に設けてよい。

ボトム部1を形成するパイプ部材6は、円筒状の部材であり、筒の孔は長手方向に貫通している。パイプ部材6の材質は問わないが、少なくとも外表面は錫で形成されていることが望ましく、例えばアルミ製の円筒部材に、外表面を錫被膜して用いることが可能である。また、樹脂製のパイプ部材6と、少なくとも外表面が錫で形成されたパイプ部材6とを任意の順序で配置してもよいが、パイプ部材6を樹脂製とする場合は抗菌剤を配合してあることが望ましい。例えば、抗菌剤を配合した樹脂製パイプ部材6と、少なくとも外表面を錫で形成したパイプ部材6とを、交互に配置してボトム部1を形成すれば、抗菌性及び殺菌性と、コスト面とのバランスを図ることが可能となる。

連結軸8は、円筒状または円柱状の部材であり、各ボトム部間に1本ずつ計4本配置されている。連結軸8の材質は限定されないが、十分な強度を確保するためには、金属製であることが望ましい。また、パイプ部材6と同様に、少なくとも外表面を錫で形成したものを用いてもよい。

昇降機構5は、ボトム部1とベッドフレーム4の下方に位置し、ベッドに一般的に用いられる様々な構成のものを使用可能である。図5に、本発明の実施形態における使用例を示す。なお、点線は昇降機構5の可動域の一例を示すものである。このように、例えばアクチュエーター51を介するものであって、複数のリンク52が背ボトム11、大腿部ボトム14を押し上げ、ボトム部1の形状を変えることによって、使用者の体勢を変えられるものや、ベッドフレーム4を昇降可能なものであることが望ましい。アクチュエーター51は、手動であるか、電動であるかを問わない。また、ベッドを容易に移動可能とするため、昇降機構5には、キャスター9を備えることが望ましい。

手摺2は、ベッドフレーム4に着脱自在に取り付けてあるが、材質や形態は限定されることなく、一般的に用いられるものを使用してもよい。

ベッドの長手方向一端には、頭側ボード31が設けられ、他端には、足側ボード32が設けられている。頭側ボード31と足側ボード32は、ベッドフレーム4に取り付けてあり、ベッドフレーム4の昇降とともに上下動するものである。頭側ボード31及び足側ボード32の材質は限定されることはなく、例えば木製や樹脂製であってもよい。

このように構成されたベッドは、例えば体の不自由な使用者をベッドから移動させるために、昇降可能なストレッチャー(図示しない)とともに用いることも可能である。この場合、ストレッチャーをベッドに固定するための連結部(図示しない)を、ベッドの昇降機構5に設ければ、使用者をベッドから移動させる際に、転落等を防止し、安全性が確保される。

本発明は、上記の実施形態に限定されない。たとえば、ベッドは必ずしも昇降機構を備えるものでなく、昇降機構を備えない場合のボトム部は、各ボトム部に区切られて構成されるものでなくてもよい。また、手摺や頭ボード、脚ボードの形態は任意である。

1 ボトム部 11 背ボトム 12 腰ボトム 13 臀部ボトム 14 大腿部ボトム 15 脚ボトム 2 手摺 31 頭側ボード 32 足側ボード 4 ベッドフレーム 5 昇降機構 51 アクチュエーター 52 リンク 6 パイプ部材 71 縦枠材 72 横枠材 73 貫通孔 8 連結軸 9 キャスター

QQ群二维码
意见反馈