A movable chassis

申请号 JP51490796 申请日 1995-11-08 公开(公告)号 JPH10508233A 公开(公告)日 1998-08-18
申请人 レンダル・プロプライエタリー・リミテッド; 发明人 サルフィンガー,ブライアン・ジョン; サルフィンガー,ポール・フランシス;
摘要 (57)【要約】 4つのホイール(60,68,74,76)により支持されている中央フレーム(12)を特徴とする可動シャシ(10)。 ホイール(74及び76)はそれぞれ側方ビーム(14及び16)の一端により支持され、側方ビーム(14及び16)は中央フレーム(12)に個所(70及び72)で枢転可能に取付けられ、これによりフレーム(12)はX−X軸線を中心に回転できる。 側方ビーム(14及び16)の他端は横方向ビーム(18)の端部に枢転可能に取付けられ、これによりそれぞれのホイールの垂直運動は、ビーム(14,16及び18)の枢転運動により補正される。 ローラ(56)及びセグメント(42)はビーム(18)の運動を制限する。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 1. 中央フレームと、二つの側方フレームと、前方横桁部材とを具備し、前記側方フレームと前記前方横桁部材のそれぞれは前記中央フレームに枢転可能に取付けられ、前記側方フレームはそれに取り付けられた少なくとも一つのホイールを有し、前記側方フレームは中央フレームの両側にかつ横方向軸線の回りを枢転可能に中央フレームに取付けられ、他方、前記前方横桁部材はそれに取り付けられた一対のホイールを有し、前記前方横桁部材は長手方向軸線を中心に枢転可能であり、前記側方フレーム及び前記前方横桁部材のそれぞれはそれらの間で枢転可能に接続しており、前記前方横桁部材のホイールが遭遇する障害物により発生する枢転力が少なくとも部分的に枢転可能な前記接続により補正されるように実現されていることを特徴とする可動シャシ。 2. 中央フレームの中に前部が設けられ、前記前部は、前方横桁部材及び二つの弧状部材のための枢転可能なマウンティングを収容することを特徴とする請求項1に記載の可動シャシ。 3. 前方横桁部材に、弧状部材と滑らかに係合するための二つの係合手段が設けられ、これにより、長手軸線以外の任意の軸線を中心とする前方横桁部材の任意の枢転動作が最小化されることを特徴とする請求項2に記載の可動シャシ。 4. 前方横桁部材に設けられている滑らかな係合のための二つの係合手段が、前記横桁部材の長手ピボットから横方向に等しい間隔を置いて配置されていることを特徴とする請求項3に記載の可動シャシ。 5. 滑らか係合手段のそれぞれが、間隔を置いて配置されている二つのローラを有することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の可動シャシ。 6. 二つのローラが、一つのほぼ垂直な平面の中に間隔を置いて配置され、 一方のローラは横桁部材の下方に位置し、他方のローラは前記横桁部材の上方に位置し、二つの前記ローラは、中央フレームの前部の弧状部材により描かれる平面にほぼ平行に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の可動シャシ。 7. 中央フレームの長手軸線を中心としての横桁部材の枢転運動の間にわたりなめらか係合手段は弧状部材に係合したままであり、これにより、横桁部材により描かれる横方向軸線又は垂直軸線を中心とする前記横桁部材のねじれを最小化することを特徴とする請求項6に記載の可動シャシ。 8. それぞれの側方フレームと前方横桁部材との間に設けられている枢転可能な接続が、二つの垂直方向にオフセットされているピボット点と、二つの前記ピボット点の間に設けられている中間ロッド手段とを有することを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載の可動シャシ。 9. 二つのオフセットピボット点が、側方フレーム又は横方向フレームと剛性構造的に接続されて設けられていることを特徴とする請求項8に記載の可動シャシ。 10. ピボット点がジンバルマウンティングを有し、これにより、3つの軸線を中心としての少なくとも制限されている回転が可能であることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の可動シャシ。 11. 中央フレームに対して横方向に延在する軸線を中心としてのジンバルマウンティングの中での回転が、残りの二つの軸線を中心としての回転より大きいことを特徴とする請求項10に記載の可動シャシ。 12. 中間ロッドの上端にジンバルマウンティングのうちの一つのジンバルが取付けられ、このジンバルは前記中間ロッドを側方フレームに接続することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の可動シャシ。 13. 中間ロッドの下端に一つのジンバルマウンティングが取付けられ、このジンバルマウンティングは中間ロッドを横方向フレームに接続することを特徴とする請求項10又は請求項11又は請求項12に記載の可動シャシ。 14. 間隔を置いて配置されているローラが一対のブラケットの中に取付けられ、前記ローラの取付け配向は、中央フレームの前部の弧状部材の弧状形状相応する弧状配向であることを特徴とする請求項5に記載の可動シャシ。 15. 一対のブラケットがV形に形成され、それらの基部が横桁部材に固定されていることを特徴とする請求項14に記載の可動シャシ。 16. 形成された横桁部材が一つの単一ホイールを有し、前記単一ホイールのそれぞれの端部にはキャスタホイールが回転可能なマウンティングの中に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項15のうちのいずれか1項に記載の可動シャシ。 17. 横桁部材の中に前記横桁部材のそれぞれの端部に隣接して、前方に突出する折曲部が設けられ、前記折曲部の配置は回転可能なマウンティングが、弧状部材の個所及び弧状部材と弧状部材との間にいちする横桁部材より更に前方に配置されているように実現されていることを特徴とする請求項16に記載の可動シャシ。 18. それぞれの側方フレームに設けられているホイールが、前記側方フレームの横方向ピボットから離れて、横桁部材を前記側方フレームに接続する枢転可能な接続部材に対してほぼ反対の方向に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項17のうちのいずれか1項に記載の可動シャシ。 19. 前方横桁部材のホイールが障害物に当接すると抵抗圧力がなめらか係合手段を介して前記横桁部材から弧状部材へ伝搬され、これにより、ほぼ垂直の軸線を中心としての前記横桁部材の任意のねじれ動作を最小化することを特徴とする請求項3から請求項18のうちのいずれか1項に記載の可動シャシ。 20. 前方横桁部材の一つのホイールが障害物に乗り上げると横桁部材がシャシの長手軸線を中心に枢転し、前記横桁部材の持上げられた端部に接続されている側方フレームはシャシの横方向軸線を中心に枢転され、この枢転は、前記横桁部材に取付けられている一つ又はそれぞれのホイールが、他方の横桁部材に取付けられている一つ又はそれぞれのホイールに対して前方へ動かされることを特徴とする請求項16から請求項19のうちのいずれか1項に記載の可動シャシ。 21. 可動シャシの前部への横桁部材の枢転可能なマウンティングを有するマウンティングにより描かれる軸線以外の任意の軸線を中心としての前記可動シャシに取付けられている横桁部材の枢転運動を最小化する手段において、前記前部が前記マウンティングに加えて二つの弧状部材を有し、前記弧状部材の配置は、前記横桁部材に設けられている二つの滑らか係合手段が弧状部材に当接するように実現され、前記滑らか係合手段は前記横桁部材の枢転可能な前記マウンティングからほぼ等間隔に配置されていることを特徴とする手段を提供する。 22. 弧状部材への滑らか係合手段が、枢転可能なマウンティングにより描かれる軸線以外の任意の軸線を中心としての横桁部材の枢転を阻止することを特徴とする請求項21に記載の手段。 23. 滑らか係合手段がそれぞれ互いに間隔を置いて配置されている二つのローラを有することを特徴とする請求項21又は請求項22に記載の可動シャシ。 24. 二つのローラがほぼ垂直な平面の中に間隔を置いて配置され、一方の前記ローラは横桁部材の上方に配置され、他方のローラは横桁部材の下方に配置され、二つの前記ローラは、可動シャシの前部の弧状部材により描かれる平面にほぼ平行であることを特徴とする請求項23に記載の手段。 25. 間隔を置いて配置されているローラが一対のブラケットの中に、可動シャシの前部の弧状部材の弧状形状に相応する弧状配向で取付けられていることを特徴とする請求項24に記載の手段。 26. 一対のブラケットがV形に形成され、それらの基部は横桁部材に固定されていることを特徴とする請求項25に記載の手段。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 可動シャシ発明の分野 本発明は可動シャシに関する。 とりわけ本発明の可動シャシは、車椅子、工業用ロボット、小型乗り物等のためのシャシとしての使用に意図されている。 更に本発明の可動シャシは、起伏のある表面を走行する際及び縁石等での乗り降りの際に安定性を提供する。 従来の技術起伏のある表面での例えば車椅子のシャシ等の可動シャシの不安定性の問題は、通常は、前部及び後部の両方を有するシャシを提供することにより取り組まれてきた。 前部及び後部の双方とも一対のホイールを有し、ホイールは前部及び後部に取付けられ、シャシの両側に横方向に間隔を置いて配置されている。 前部と後部との間の枢転可能な接続部材により、前部と後部とは、シャシに対してほぼ長手方向に走行する軸線を中心に互いに無関係に枢転できる。 しかし前述の従来の技術は、車椅子の使用者への傾斜の伝搬を大幅に低減することに成功していない。 例えば車椅子の座部及び椅子部分がシャシの後部に取付けらた場合、その後部に設けられている一つの単一ホイールが、シャシの残りの部分に対して落下されたり持上げられたりすると、その結果の傾斜の大部分は直接的に座部又は椅子部分に伝搬される。 更に、シャシの前部に設けられている一つのホイールが障害物に遭遇すると、 そのホイールは、自身が障害物を越えて動く際に少なくとも部分的に制止される。 これによりねじりがシャシに伝搬され、これにより車椅子の操縦が困難になり、ある状況では危険でさえある。 従来の技術の更に別の一つの例は、横部材及び軸線方向部材を有する中央フレームと、側方フレーム部材及び安定化部材とを有する。 側方フレーム部材は横部材のそれぞれの端部に枢転可能に取付けられ、前輪及び後輪を保持する。 安定化部材は、側方フレーム部材と軸線方向部材とを回転可能に互いに接続し、かつ軸線方向部材を中心に枢転できる。 側方フレームを枢転可能なに取付けることにより、横部材及びその他の側方フレームに対して一つの側方フレームが制限された回転を行い得るようになる。 しかし、側方フレームの枢転運動は剛性構造的に接続され制限され、従ってねじれ及び傾斜力は次いで中央フレームに伝搬される。 従って本発明の課題は、従来の技術の前述の問題を最小化する可動シャシを提供することにある。 発明の簡単な説明本発明は、中央フレームと、二つの側方フレームと、前方横桁部材とを具備し、前記側方フレームと前記前方横桁部材のそれぞれは前記中央フレームに枢転可能に取付けられ、前記側方フレームはそれに取り付けられた少なくとも一つのホイールを有し、前記側方フレームは中央フレームの両側でかつ横方向軸線の回りを枢転可能に中央フレームに取付けられ、他方、前方横桁部材はそれに取り付けられた一対のホイールを有し、前記前方横桁部材は長手方向軸線を中心に枢転可能であり、前記側方フレーム及び前記前方横桁部材のそれぞれはそれらの間で枢転可能に接続しており、前記前方横桁部材のホイールが遭遇する障害物により発生する枢転力が少なくとも部分的に枢転可能な前記接続により補正されるように実現されていることを特徴とする可動シャシを提供する。 有利には、中央フレームの中に、前方横桁部材及び二つの弧状部材のための枢転可能なマウンティングを収容する前部が設けられており、前方横桁部材に、弧状部材と滑らかに係合するための二つの係合手段が設けられ、これにより、長手軸線以外の任意の軸線を中心とする前方横桁部材の任意の枢転動作が最小化される。 有利には、前方横桁部材に設けられている滑らかな係合のための二つの係合手段が、前記横桁部材の長手ピボットから横方向に等しい間隔を置いて配置されている。 有利には、滑らか係合手段のそれぞれが、一つのほぼ垂直な平面の中に間隔を置いて配置されている二つのローラを有し、一方のローラは横桁部材の下方に位置し、他方のローラは前記横桁部材の上方に位置し、二つの前記ローラは、中央フレームの前部にある弧状部材により描かれる平面にほぼ平行に位置する。 従って、中央フレームの長手軸線を中心としての横桁部材の枢転運動の間にわたり滑らか係合手段は弧状部材に係合したままであり、これにより、横桁部材により描かれる横方向軸線を中心とする、あるいは垂直軸線を中心とする前記横桁部材のねじれを最小化する。 有利には、それぞれの側方フレームと前方横桁部材との間に設けられている枢転可能な接続が、垂直方向にオフセットされている二つのピボット点と、二つの前記ピボット点の間に設けられている中間ロッド手段とを含んでなり、二つのオフセットされたピボット点が、側方フレーム又は横方向フレームと剛性構造的に接続されて設けられている。 有利には、それぞれの側方フレームに設けられているホイールが、前記側方フレームの横方向ピボットから離れて、横桁部材に接続する前記側方フレームの枢転可能な接続部に対してほぼ反対の方向に配置されている。 本発明は更に、可動シャシの前部への横桁部材の枢転可能なマウンティングを有するマウンティングにより描かれる軸線以外の任意の軸線を中心としての前記可動シャシに取付けられている横桁部材の枢転運動を最小化する手段において、 前記前部が前記マウンティングに加えて二つの弧状部材を有し、前記弧状部材の配置は、前記横桁部材に設けられている二つの滑らか係合手段が弧状部材に当接するように実現され、前記滑らか係合手段は前記横桁部材の枢転可能な前記マウンティングからほぼ等間隔に配置されていることを特徴とする手段を提供する。 有利には、横桁部材が枢転可能なマウンティングを中心に枢転されると、弧状部材への滑らか係合手段が、枢転可能なマウンティングにより描かれる軸線以外の任意の軸線を中心としての横桁部材の枢転を阻止する。 図面の説明次に本発明が単なる例として示す添付図面を参照して説明される。 図1は本発明の可動シャシの上部斜視図、 図2は図1の可動シャシの上面図、 図3は表面に載置されて支持されている図1の可動シャシの前面図、 図3aは図3のボックスAの内容を拡大して示す略図、 図3bは前方から見た側方フレームと横桁部材との間の接続を拡大して示す略図、 図4は図1の可動シャシの側面図、 図4aは側方から見た側方部材と横桁部材との間の接続を拡大して示す略図、 図5は側方フレーム及び横桁部材から分解されている中央フレームを示す図1 の可動シャシの分解上部斜視図、 図6は中央フレームと側方フレームと横桁部材とのそれぞれを分解して示す図1の可動シャシの分解斜視図、 図7は障害物の上に乗っている横桁部材の一つのホイールを示す図1の可動シャシの側面図、 図8は逆方向の配向での図7の可動シャシの前面図、 図9は中央フレームに取付けられている座部を有する図1の可動シャシの側面図、 図10はもたれ位置の座部を示す図9の可動シャシ及び座部の側面図である。 実施の形態の説明図1〜8には可動シャシ10が示され、可動シャシ10は中央フレーム12、 側方フレーム14及び16、及び前方横桁部材18を有する。 中央フレーム12 は、上部部材20と、垂下サポート22及び24の対と、中央横桁部材26とを有する。 上部部材20は連続的であるが閉鎖されている棒状部材の形を有し、この棒状部材は後部線形部分28及び前部線形部分30を有する。 上部部材20は更に、 二つの側方部分32及び34を有し、側方部分32及び34は部分28及び30 のそれぞれの互いに対向して位置する端部の間で延在する。 部分30は部分28 より短く、それ自体として見ると側方部分32及び34は内方折曲部36を有し、内方折曲部36は側方部分32及び34の長手方向長のほぼ中間に位置し、これは図2に明瞭に示されている。 サポート22は部分28から垂下し、それぞれ長い案内部材38に固定係合している。 案内部材38は中間点で一対の中間タブにより支持され、前端で、サポート24との固定係合により支持されている。 中央フレーム12は二つの弧状部材42を有し、弧状部材42は中央フレーム12から垂下し、弧状部材42の下端44は接合し、これにより線形部分46が二つの弧状部材42の間に形成される。 弧状部材42は側方部分32及び34から垂下し、この垂下の開始点は前部線形部分30の後方に位置するが、しかし実質的には前部線形部分30に隣接して位置する。 一対のブレース部材48が前部線形部分30から垂下し、この垂下はブレース部材48の大部分が、弧状部材4 2及び線形部分46により定められるほぼ垂直の平面の中に位置するように実現され、これは図2に明瞭に示されている。 ブレース部材48の下端は線形部分4 6に接触している。 取付けプレート50はブレース部材48とブレース部材48との間に固定され、これにより、前方横桁部材18の枢転アタッチメント(付属部品又は接続部品又は取付け部品)52を取付けるためのマウンティング(実装具)が形成される。 それ自体として見ると前方横桁部材18は、軸線X−Xを中心に枢転可能であり、軸線X−Xは可動シャシ10に対して長手方向に延在し、中央フレーム12に対して中央に位置する。 前方横桁部材18には、弧状部材42との滑らか係合を可能にする二つの手段が取付けられ、これらの手段は例えば案内マウンティング54であり、案内マウンティング54の中に一対のローラ56が収容されている。 ローラ56のそれぞれの対の一つのローラ56はマウンティング54により横桁部材18から離れて取付けられ、これらのローラ56は横桁部材18の中央からそれぞれの側で等間隔の位置に取付けられ、これらのローラ56は一つのほぼ垂直の平面の中に実質的に収まり、これは図1〜3に示されている。 それぞれのマウンティング54は一対のV形ブラケットを有し、これらV形のブラケットのベースは横桁部材18に固定され、ローラ56はV形ブラケットのアームとアームとの間に回転可能に保持され、これは図3aに明瞭に示されている。 V形ブラケットは、弧状部材42の弧状形状に相応して弧状配向で配置されている。 横桁部材18のそれぞれの端部58及び60にはマウンティング62及び64 がそれぞれ設けられ、マウンティング62及び64はそれぞれ、キャスタホイール66及び68のそれぞれを回転可能に係止する。 横桁部材18の中にはそれぞれの端部58及び60に隣接して前方突出折曲部が形成され、これは図2に明瞭に示され、この前方突出折曲部によりマウンティング62及び64は、案内マウンティング54の個所と案内マウンティング54と案内マウンティング54との間とに横桁部材18より更に前方に配置されている。 それぞれの側方部分32及び34の中の折曲部36の後方にしかし折曲部36 に隣接して枢転マウンティング70が設けられ、枢転マウンティング70により枢転可能なアタッチメント72が、枢転マウンティング70と側方フレーム14 及び16との間にかつ横方向軸線Y−Yの回りに取付けられる。 それぞれの側方フレーム14及び16には、回転可能に取付けられているホイール74及び76 がそれぞれ設けられている。 ホイール74及び76は、枢転可能なアタッチメント72及びY−Y軸線の後方へかつ下方へオフセットされて位置し、これは図1 及び2に明瞭に示されている。 側方フレーム14及び16の前端78及び80はそれぞれ上部プレート82及び垂下外側プレート84を有する。 別の取付けタブ86がそれぞれのプレート8 4から垂下し、取付けタブ86の内面にはジンバルマウンティング88が設けられ、ジンバルマウンティング88は中間ロッド90の下端の取付けに用いられ、 これは図3b及び4aに明瞭に示され、ジンバルマウンティング88により中間ロッド90は、軸線X−Xに平行な軸線を中心に制限された回転が可能であり、 軸線Y−Yに平行な軸線を中心により大きい回転が可能である。 中間ロッド90 の上端には別のジンバルマウンティング92が設けられている。 ジンバルマウンティング92は中間ロッド90をタブ手段94に接合し、タブ手段94は横桁部材18から後方へ突出し、これは図2,4a及び6に示されている。 ジンバルマウンティング92により同様に中間ロッド90は軸線X−Xに平行な軸線を中心に制限された回転が可能であり、軸線Y−Yに平行な軸線を中心により大きい回転が可能である。 図7及び8は可動シャシ10が示され、可動シャシ10のキャスタホイール6 8は障害物96の上に乗り、障害物96は表面98の上に位置し、表面98は車椅子10の残りの部分を支持している。 障害物96は平らな端面100及び上面102を有し、上面102の上にはキャスタホイール66が載置されている。 図9及び10には可動シャシ10が示され、可動シャシ10の上には座部10 4が載置されて取付けられている。 座部104はベースフレーム部材10を有し、ベースフレーム部材10は上部フレーム部材108を支持し、上部フレーム部材108には背もたれ部材110が取付けられている。 クッション表面112は上部フレーム部材108の表面にわたり装着されている。 上部フレーム部材10 8 は後方延長部材112を有し、後方延長部材112からタブ手段114が延在している。 折曲部材116は枢転可能にタブ手段114に一端で接続され、他端で別のタブ手段118に接続されている。 タブ手段118は背もたれ部材110の後方延長部材120から垂下して設けられている。 背もたれ部材110はの上端には、一体的に形成されているハンドル手段120が取付けられている。 背もたれ部材110は枢転可能に上部フレーム部材108に取付けられている。 座部104は可動シャシ10に部分的にはに対の相補的アタッチメント手段1 22により取付けられ、アタッチメント手段122のうちの一つのみが図9及び10に示されている。 アタッチメント手段122はそれぞれタブ124を有し、 タブ124はベースフレーム106及び上部タブ126から垂下し、直立タブ1 26は上部部材20の側方部分32に取付けられ、アタッチメント手段122はそれぞれ更に、枢転可能な接続部材を有し、この接続部材はタブ124と側方部分32との間に位置する。 座部104の更なる取付けは、一対の垂下伸延部材1 28により達成され、垂下伸延部材128はベースフレーム106の前端に取付けられている。 伸延部材128の下端は枢転可能にマウンティング130の中に支承され、マウンティング130は弧状部材42の線形部分46に取付けられている。 使用する場合、可動シャシ10は電動機駆動形車椅子用シャシとして使用でき、電動機はそれぞれのホイール74及び76を互いに無関係に駆動する。 電動機は一つ以上のバッテリー(図示せず)に接続され、バッテリーは容器(図示せず)の中に収容され、この容器は、伸延案内部材38との位置決め係合により車椅子10の下方に支持されて設けられている。 シャシ10は、ホイール74及び76に印加される駆動力により前方及び後方に駆動できる。 ホイール74及び76のそれぞれに駆動力が別個に印加されるので車椅子10は、個々のホイール74及び76に異なる大きさ又は方向の駆動力を印加することにより操縦できる。 ホイール66及び68はそれらのマウンティング62及び64の中でキャスタ式に旋回でき、これにより、電動機により車椅子シャシ10に伝搬される運動の方向に追従する。 シャシ10が滑らかな表面98の上に静止しているか及び表面98に沿って前方へ動く際の車椅子10の配向は実質的に、図3及び4に示されているようである。 この位置で横桁部材18は実質的に表面98に平行であり、横桁部材18に取付けられているそれぞれの案内マウンティング54は同一の位置で弧状部材4 2に取付けられている。 更に、それぞれの側方フレーム14及び16の個々の配向は実質的に同一である。 しかし、シャシ10の前方運動の間に障害物96等の障害物を乗越える必要があることもあり、これは図7及び8に明瞭に示されている。 マウンティング62の中に設けられているキャスタホイール66がまず初めに障害物96の端面100に当接すると、抵抗圧力すなわち抵抗力がマウンティング62から横桁部材18に伝搬される。 次いでこの抵抗圧力は、横桁部材18の端部58に隣接する案内マウンティング54を通過して伝搬される。 更にこの抵抗圧力は、案内マウンティング54の中に設けられているローラ56の対を通過して弧状部材42に伝搬される。 このようなキャスタホイール66からの抵抗圧力すなわち抵抗力の伝搬は、実質的に垂直な軸線を中心としての横桁部材18の任意のねじれ動作を最小化する。 ローラ56を垂直平面の中に横桁部材18から離して横桁部材18を境する双方の側に配置することにより、前述のねじれ動作により定められる横方向軸線を中心に横桁部材18の中に発生する任意のねじれを最小化する。 付加的前方駆動力がホイール74及び76により発生されると、マウンティング64のなかに設けられているキャスタホイール68は障害物96の上に乗って、障害物96の上面102に載置して静止し、これは図7及び8に明瞭に示されている。 この位置で側方フレーム16は枢転可能なアタッチメント72及び軸線Y −Yを中心に枢転される。 側方フレーム16のこの枢転によりホイール76はホイール74の僅か前方へ動き、前端80は持上げられる。 更に横桁部材18はもはや実質的に表面98に平行に位置せず、マウンティングプレート50に付属するその枢転可能なアタッチメント54と軸線X−Xとを中心に枢転する。 更に、 横桁部材18の端部60に隣接する案内マウンティング54は、弧状部材42に沿って動いて上部部材20に接近する。 横桁部材18の端部58に隣接する他方の案内部材54の相補的走行によりこの他方の案内部材54は弧状部材42の線形部分46に接近する。 横桁部材18が軸線X−Xを中心にこのように枢転運動すると、ジンバルマウンティング88及び92が枢転する。 ジンバルマウンティング88及び92の中では、軸線Y−Yに平行な軸線を中心とした回転が可能であり、更に、軸線X−Xに平行な軸線を中心としたある程度の回転も可能である。 マウンティング64の中でキャスタホイール68がマウンティング62の中でのキャスタホイール66に対して持上げられると、側方フレーム16の端部80が横桁部材16の端部60から後方へ向かって遠ざかる傾向が発生する。 これが発生すると、中間ロッド90タブ手段44のためのそのジンバルマウンティング92を介して横桁部材18に追従する。 これにより、側方フレーム16のマウンティングタブ86のためのジンバル部材88が回転する。 側方フレーム14の前端78はキャスタマウンティング62に対して同時に降下される。 これにより側方フレーム14の前端78は、横桁部材18の端部58に取付けられているタブ手段94から後方へ向かって遠ざかる。 このような動作によりジンバルマウンティング88及び92が回転し、中間ロッド90の配向が垂直から傾斜する。 更にその結果、横桁部材18のそれぞれの端部58及び60の内方への運動が、横桁部材18の枢転の間に発生する。 側方フレーム14及び15の前端78及び80に対するそれぞれのタブ手段94のこのような内方への運動は、軸線X−X に平行な軸線を中心としてのジンバルマウンティング88及び92の制限された回転により発生される。 このような運動は、軸線Y−Y以外のいかなる軸線を中心としての側方フレーム14及び16の枢転も必要でなく、従ってホイール74 及び76は、シャシ10の運動方向に正しくアライメントされたままである。 マウンティング64の中に設けられているキャスタホイール68と側方フレーム16のホイール76との双方が、同時に障害物96の上に乗ると、横桁部材1 8は、案内マウンティング54がそれぞれ弧状部材42に対してほぼ同一の位置にあった際の配向に戻る。 側方フレーム16のホイール76のみが障害物96の上に載置され、マウンティング64の中に設けられているキャスタホイール68 は表面89の上に載置されていると、側方フレーム16の前端80は側方フレーム14の前端78に対して降下され、これにより横桁部材18はその枢転可能なアタッチメント54及び軸線X−Xを中心として枢転する。 前述のように車椅子シャシ10のこのような配向により伝搬される任意のねじり力は、弧状部材42 に対するローラ56の当接動作により最小化される。 このような配向ではジンバルマウンティング88及び92の回転と中間ロッド90の運動とは、キャスタホイール68が障害物96の上に載置されている場合の前述のものにほぼ同一であるがしかし反転されている。 後輪74及び76が、中央フレーム12に接続するための側方フレーム14及び16の枢転可能なアタッチメント72に対して間隔を置いて又はオフセットで配置されると、ホイール74、76により中央フレーム12に伝搬される傾斜度が最小化される。 障害物96に当接しこの上に乗っているキャスタホイール6 6及び68によりシャシ19に印加される任意の力は、ローラ56が弧状部材4 2に当接し、同時に側方部材14及び16が枢転し、この枢転により、ホイール74及び76が枢転可能なアタッチメント72を中心に枢転することによりホイール74及び76の配向が変化することにより最小化される。 更に、側方フレーム14及び16に横桁部材18を取付けるために形成される特定の配置は、側方部材14及び16への任意の力の伝搬を最小化し、ひいては座部104を取付けることができる中央フレーム12への任意の力の伝搬を最小化し、これは図9及び図10に示されている。 座部104は、着席している人間(図示せず)がもたれることが可能である。 これは、前述のようにシャシ10への取付け用のベースフレーム106の枢転可能なアタッチメントと、上部フレーム部材108への取付け用の背もたれ部材1 10の枢転可能なアタッチメントとにより実現されている。 本発明の可動シャシ10が、例えば工業用ロボット、小型乗り物等の高い安定性が望まれる車椅子以外の用途におけるシャシとしても使用できることが意図されている。 当業者に自明な変更及び変形は本発明の範囲内にあると見なされる。

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