Movable emergency base

申请号 JP2004563106 申请日 2003-12-24 公开(公告)号 JP2006512246A 公开(公告)日 2006-04-13
申请人 ティン,チョン・メン; マク,クン・ホウ; 发明人 ティン,チョン・メン; マク,クン・ホウ;
摘要 【解決手段】 医療用器材と設備を収納するための開放可能なエンクロージャの区画室を有する路上走行車両を備えている可動救急基地であって、前記区画室は、固定式構造体と、前記固定式構造体に対して軸回転運動することのできる少なくとも1つの剛体パネルと、を含んでおり、即ち、前記パネルは、パネルがエンクロージャの側壁の少なくとも一部を画定している閉状態と、パネルが、実質的に 水 平状態か又はそれに近い状態にあり、開口部を作り、車両の側面に隣接して 位置 している人の頭上を覆う領域を作り出す設営状態と、の間で可動であり、前記設営状態では、圧縮空気、吸引用負圧、水及び酸素の1つ又はそれ以上から選択された医療用資材に、使用者が、パネルの下向きの主表面からアクセスできるようにして、パネルの下に配置されている患者の治療を支援できるようになっている。 パネルは、拡張可能式である。 第1状態では区画室内のスタッフ用の座席として機能し、第2状態では区画室に出入りする人のための 踏板 として機能するサイドボードを更に含んでいる。
权利要求
  • 可動式救急基地において、
    路上走行車両と、
    前記車両に搭載され、医療用器材と設備を収容するための、略箱型の開放可能なエンクロージャを画定している区画室であって、前記区画室は、固定式構造体と、前記固定式構造体に対して可動である少なくとも1つの剛体可動パネルと、を含んでおり、前記可動パネルは、前記エンクロージャの側面を閉じている状態(以後、閉状態と呼ぶ)であって、前記可動パネルが前記エンクロージャの側壁の少なくとも一部を画定している閉状態と、前記少なくとも1つのパネルが、実質的に水平状態か又はそれに近い状態にあり、それによって前記エンクロージャに開口部を作り出している設営状態と、の間を動かすことができ、前記少なくとも1つのパネルは、前記固定式構造体に対して回転方式で動かして、前記エンクロージャから外方向に前記開口部の上方を伸張させ、前記少なくとも1つのパネルによって頭上を覆われた領域を、前記車両の、前記設営状態において前記少なくとも1つのパネルが設けられ配置されている前記側面に隣接して位置している人に提供する、区画室と、を備えており、
    圧縮空気、吸引用負圧、水及び酸素の1つ又はそれ以上から選択された医療用資材は、前記少なくとも1つのパネルが前記設営状態にあるときには、その下向きの主表面から、前記少なくとも1つのパネルの下に配置されている患者の治療を支援するために、使用者がアクセスできるように設けられている、可動式救急基地。
  • 前記少なくとも1つのパネルは、前記設営状態にあるときには、その下で前記医療用資材を利用できるようにするため、前記各医療用資材用の導管を含んでおり、前記導管は、前記少なくとも1つのパネルの前記下向きの主表面に又はそこから配置されている第1端部と、前記車両に搭載されている前記資材の供給源に係合されているか係合可能な第2端部との間を伸張している、請求項1に記載の可動式救急基地。
  • 前記導管の前記各第1端部は、前記少なくとも1つのパネルに配置されており、そこへ延長導管を簡単に係合できるようになっていて、前記各延長導管を、前記パネルからぶら下げて使用者が操作し、必要に応じて前記医療用資材を送出できるよう適切に位置決めできるようになっている、請求項2に記載の可動式救急基地。
  • 前記延長導管は可撓性導管である、請求項2又は3に記載の可動式救急基地。
  • 前記延長導管は資材供給制御手段を含んでいる、請求項2乃至4の何れか一項に記載の可動式救急基地。
  • 前記少なくとも1つのパネルは、前記下向きの主表面に、設営状態にあるときには、電力を供給して前記少なくとも1つのパネルの下の区域に光を供給することのできる照明手段を含んでいる、請求項1乃至5の何れか一項に記載の可動式救急基地。
  • 前記導管は、前記少なくとも1つのパネルから、伸張可能な方式で垂れ下がっており、使用者が、必要なときには前記パネルから引き出すことができ、使用しないときはその中に格納できるようになっている、請求項2乃至6の何れか一項に記載の可動式救急基地。
  • 前記区画室の前記固定式構造体は、床構造体と、前記床構造体から伸張して垂直側壁を支持するケージ構造を画定するフレームと、前記エンクロージャを画定する屋根と、を含んでおり、
    前記少なくとも1つのパネルは、少なくとも1つの前記側壁の一部を形成しており、前記フレーム構造体に、前記屋根又はそこに近接した位置で、水平方向軸の回りに蝶番で取り付けられている、請求項1に記載の可動式救急基地。
  • 前記区画室は、前記車両に係合され前記車両の車軸の上方に配置されており、前記車両に対して長手方向に、前記車両の後部から前記車両の前部に向かって伸張しており、前記区画室は、閉状態では、幅(前記長手方向に対して横方向)が前記車両の幅と実質的に同様である、請求項1に記載の可動式救急基地。
  • 可動式救急基地において、
    路上走行車両と、
    前記車両に搭載され、医療用器材と設備を収容するための、略箱型の開放可能なエンクロージャを画定している区画室であって、前記区画室は、固定式構造体と、前記固定式構造体に対して可動である少なくとも1つの剛体可動パネルと、を含んでおり、前記可動パネルは、前記エンクロージャの側面を閉じている状態(以後、閉状態と呼ぶ)であって、前記可動パネルが前記エンクロージャの側壁の少なくとも一部を画定している閉状態と、前記少なくとも1つのパネルが、実質的に水平状態か又はそれに近い状態にあり、それによって前記エンクロージャに開口部を作り出している設営状態と、の間を動かすことができ、前記少なくとも1つのパネルは、前記固定式構造体に対して回転方式で動かして、前記エンクロージャから外方向に前記開口部の上方を伸張させ、前記少なくとも1つのパネルによって頭上を覆われた領域を、前記車両の、前記設営状態において前記少なくとも1つのパネルが設けられ配置されている前記側面に隣接して位置している人に提供する、区画室と、を備えており、
    拡張パネルが、前記少なくとも1つの可動パネルのそれぞれに、引込状態と拡張状態の間を動かせるように可動的に係合されており、前記拡張状態では、前記拡張パネルが、全前記少なくとも1つのパネルと前記エンクロージャの外側にあって、前記少なくとも1つのパネルだけで作り出すよりも広い合計の前記頭上を覆われた領域を画定している、可動式救急基地。
  • 前記拡張パネルは、剛体パネルであり、引込状態にあるときには前記少なくとも1つの可動パネルに重なっている、請求項10に記載の可動式救急基地。
  • 前記拡張パネルは、前記少なくとも1つの可動パネルに、蝶番で水平方向に取り付けられており、前記引込状態にあるときには前記少なくとも1つのパネルの前記主表面の1つに重なっている、請求項10又は11に記載の可動式救急基地。
  • 前記拡張パネルは、前記少なくとも1つのパネルに蝶番で取り付けられており、前記拡張状態では、前記少なくとも1つのパネルに実質的に平行に伸張するようになっている、請求項10乃至12の何れか一項に記載の可動式救急基地。
  • 前記拡張パネルの直線状縁部は、前記少なくとも1つの可動パネルの直線状縁部と係合している、請求項10乃至13の何れか一項に記載の可動式救急基地。
  • 前記拡張パネルは、前記少なくとも1つのパネルに対し伸縮式に動かすことができる、請求項10乃至12の何れか一項に記載の可動式救急基地。
  • 前記少なくとも1つのパネルは、前記拡張パネルを格納できる空洞を含んでいる、請求項15に記載の可動式救急基地。
  • 前記少なくとも1つのパネルは、四辺形の平面形状をしており、前記拡張パネルは、前記少なくとも1つのパネルより僅かに小さい平面形状をしている、請求項10乃至16の何れか一項に記載の可動式救急基地。
  • 前記少なくとも1つのパネルと前記拡張パネルは、前記拡張状態にあるときには、両者の間に有意な間隙が無い状態で、互いに縁部と縁部が並んでいる、請求項10乃至17の何れか一項に記載の可動式救急基地。
  • 前記少なくとも1つのパネルは、圧縮空気、吸引用負圧、水及び酸素の1つ又はそれ以上から選択された医療用資材を供給するための手段を含んでおり、前記手段には、前記設営状態にあるとき、使用者が、患者を治療するために、前記少なくとも1つのパネルの下向きの主表面からアクセスできるようになっている、請求項10乃至18の何れか一項に記載の可動式救急基地。
  • 可動式救急基地において、
    路上走行車両と、
    前記車両に搭載され、医療用器材と設備を収容するための、略箱型の開放可能なエンクロージャを画定している区画室であって、前記区画室は、固定式構造体と、前記固定式構造体に対して可動である少なくとも1つの剛体可動パネルと、を含んでおり、前記可動パネルは、前記エンクロージャの側面を閉じている状態(以後、閉状態と呼ぶ)であって、前記可動パネルが前記エンクロージャの側壁の少なくとも一部を画定している閉状態と、前記少なくとも1つのパネルが、実質的に水平状態か又はそれに近い状態にあり、それによって前記エンクロージャに開口部を作り出している設営状態と、の間を動かすことができ、前記少なくとも1つのパネルは、前記固定式構造体に対して回転方式で動かして、前記エンクロージャから外方向に前記開口部の上方を伸張させ、前記少なくとも1つのパネルによって頭上を覆われた領域を、前記車両の、前記設営状態において前記少なくとも1つのパネルが設けられ配置されている前記側面に隣接して位置している人に提供する、区画室と、を備えており、
    前記パネルは、前記設営状態にあるときには、前記エンクロージャに、実質的に前記エンクロージャの床まで伸張する開口部を提供し、
    更に、前記固定式構造体の前記床又は前記床に近接して回転可能に取り付けられている座席構造体であって、第1回転状態では、前記床の面の上方に実質的に水平な支持面を形成して、前記エンクロージャ内の人がその上に座れるようにし、第2回転状態では、前記第1回転状態とは違って、前記床と前記車両に隣接する地面の中間に実質的に水平な面を形成して、その上に人を支えられるようにしている座席構造体を備えている可動式救急基地。
  • 前記座席構造体は、前記床に回転手段で係合されている第1部材と、前記第1部材から剛体として伸張している座席部材と、を含んでおり、前記座席部材は、前記第1回転状態では、前記エンクロージャ内で実質的に水平且つ上向きに配置され、人がその上に座れるようになっている第1表面と、前記第1表面の反対側の第2表面であって、前記座席構造体が前記第2回転状態にあるときには、水平且つ上向きに配置され、前記エンクロージャの実質的に外側に位置しており、前記第2水平表面が、前記床構造体と前記車両が乗っている地面との間に踏み板を形成している第2表面と、を有している、請求項20に記載の可動式救急基地。
  • 前記座席構造体は、前記床構造体に係合されており、前記第1回転状態では、完全に前記エンクロージャ内に在る、請求項20又は21に記載の可動式救急基地。
  • 前記座席構造体は、前記区画室に対して外方向下向きに前記第2回転状態まで回転させることができ、前記第2回転状態になると、それ以上回転しないように支持される、請求項20に記載の可動式救急基地。
  • 前記区画室の前記床は、前記車両に対する前記周囲の地面の上方に、前記第2回転状態にあるときの前記周囲の地面の上方の前記座席構造体の前記第2表面の高さの略2倍の高さ、に位置している、請求項20に記載の可動式救急基地。
  • 说明书全文

    本発明は、可動式救急基地に関する。

    本発明は、救急基地(FAP)として知られているものの改良型である。 医療上の緊急事態、特に災害及び戦闘状況において、FAPを設営する最も一般的な形態は、通常「20人テントFAP」と呼ばれているイスラエルモデルに基づいている。 FAPは、緊急医療処置を提供する必要がある領域に近接して設営される。 FAPは、一般的には設営されるテントで構成され、中で、医療処理を行うことができ、医療用器材を保管することができ、医療サービスを具合良く実施できるようになっている。 テントが設営されると、中に医療用器材が送り込まれる。

    FAPは、野戦病院ではない。 野戦病院は、もっと大規模な機構であり、例えば前線で負傷者が最初に集められる領域の近くに、但し安全な距離だけ離して設けられる。 戦闘状態では、野戦病院の目的は、戦線から負傷者を受け入れ、安定させ、次いで完全な治療を受けさせるため基地の病院へ搬送することである。 他方、FAPは、負傷者が発生した領域に更に近接して設営され、負傷者の治療に対する中間段階となる。

    トリアージ(負傷者選別)区域は、通常、多くの医療緊急事態の一部として設立される。 トリアージは、負傷者を集めて、医療看護兵が簡単な医療判断を行い、負傷者に優先順位を付け、治療のために他の領域に移す領域を示す用語である。

    20人テントFAPでは、トリアージはテントの外側に設営される。 簡単な判断が済むと、負傷者は、治療のためトリアージ区域からテントの中へ移される。 20人テントFAP内にはトリアージ区域は設けられていない。 従って、本発明の目的は、緊急事態の場所で迅速且つ簡単に作動状態にすることができ、又は、少なくとも、公衆に有用な選択肢を提供する可動式FAPを改良することである。

    従って、第1の態様では、本発明は、可動式救急基地において、
    路上走行車両と、
    前記車両に搭載され、医療用器材と設備を収容するための、略箱型の開放可能なエンクロージャを画定している区画室であって、前記区画室は、固定式構造体と、前記固定式構造体に対して可動である少なくとも1つの剛体可動パネルと、を含んでおり、前記可動パネルは、前記エンクロージャの側面を閉じている状態(以後、閉状態と呼ぶ)であって、前記可動パネルが前記エンクロージャの側壁の少なくとも一部を画定している閉状態と、前記少なくとも1つのパネルが、実質的に平状態か又はそれに近い状態にあり、それによって前記エンクロージャに開口部を作り出している設営状態と、の間を動かすことができ、前記少なくとも1つのパネルは、前記固定式構造体に対して回転方式で動かして、前記エンクロージャから外方向に前記開口部の上方を伸張させ、前記少なくとも1つのパネルによって頭上を覆われた領域を、前記車両の、前記設営状態において前記少なくとも1つのパネルが設けられ配置されている前記側面に隣接して位置している人に提供する、区画室と、を備えており、
    圧縮空気、吸引用負圧、水及び酸素の1つ又はそれ以上から選択された医療用資材は、前記少なくとも1つのパネルが前記設営状態にあるときには、その下向きの主表面から、前記少なくとも1つのパネルの下に配置されている患者の治療を支援するために、使用者がアクセスできるように設けられている、可動式救急基地にある。

    前記少なくとも1つのパネルは、前記設営状態にあるときには、その下で前記医療用資材を利用できるようにするため、前記各医療用資材用の導管を含んでおり、前記導管は、前記少なくとも1つのパネルの前記下向きの主表面に又はそこから配置されている第1端部と、前記車両に搭載されている前記資材の供給源に係合されているか係合可能な第2端部との間を伸張しているのが望ましい。

    前記導管の前記各第1端部は、前記少なくとも1つのパネルに配置されており、そこへ延長導管を簡単に係合できるようになっていて、前記各延長導管を、前記パネルからぶら下げて使用者が操作し、必要に応じて前記医療用資材を送出できるよう適切に位置決めできるようになっているのが望ましい。

    前記延長導管は、可撓性導管であるのが望ましい。
    前記延長導管は、資材供給制御手段を含んでいるのが望ましい。
    前記少なくとも1つのパネルは、前記下向きの主表面に、設営状態にあるときには、電を供給して前記少なくとも1つのパネルの下の区域に光を供給することのできる照明手段を含んでいるのが望ましい。

    前記導管は、前記少なくとも1つのパネルから、伸張可能な方式で垂れ下がっており、使用者が、必要なときには前記パネルから引き出すことができ、使用しないときはその中に格納できるようになっているのが望ましい。

    前記区画室の前記固定式構造体は、床構造体と、前記床構造体から伸張して垂直側壁を支持するケージ構造を画定するフレームと、前記エンクロージャを画定する屋根と、を含んでおり、前記少なくとも1つのパネルは、少なくとも1つの前記側壁の一部を形成しており、前記フレーム構造体に、前記屋根又はそこに近接した位置で、水平方向軸の回りに蝶番で取り付けられているのが望ましい。

    前記区画室は、前記車両に係合され前記車両の車軸の上方に配置されており、前記車両に対して長手方向に、前記車両の後部から前記車両の前部に向かって伸張しており、前記区画室は、閉状態では、幅(前記長手方向に対して横方向)が前記車両の幅と実質的に同様であるのが望ましい。

    第2の態様では、本発明は、可動式救急基地において、
    路上走行車両と、
    前記車両に搭載され、医療用器材と設備を収容するための、略箱型の開放可能なエンクロージャを画定している区画室であって、前記区画室は、固定式構造体と、前記固定式構造体に対して可動である少なくとも1つの剛体可動パネルと、を含んでおり、前記可動パネルは、前記エンクロージャの側面を閉じている状態(以後、閉状態と呼ぶ)であって、前記可動パネルが前記エンクロージャの側壁の少なくとも一部を画定している閉状態と、前記少なくとも1つのパネルが、実質的に水平状態か又はそれに近い状態にあり、それによって前記エンクロージャに開口部を作り出している設営状態と、の間を動かすことができ、前記少なくとも1つのパネルは、前記固定式構造体に対して回転方式で動かして、前記エンクロージャから外方向に前記開口部の上方を伸張させ、前記少なくとも1つのパネルによって頭上を覆われた領域を、前記車両の、前記設営状態において前記少なくとも1つのパネルが設けられ配置されている前記側面に隣接して位置している人に提供する、区画室と、を備えており、
    拡張パネルが、前記少なくとも1つの可動パネルのそれぞれに、引込状態と拡張状態の間を動かせるように可動的に係合されており、前記拡張状態では、前記拡張パネルが、全前記少なくとも1つのパネルと前記エンクロージャの外側にあって、前記少なくとも1つのパネルだけで作り出すよりも広い合計の前記頭上を覆われた領域を画定している、可動式救急基地にある。

    前記拡張パネルは、剛体パネルであり、引込状態にあるときには前記少なくとも1つの可動パネルに重なっていることが望ましい。
    前記拡張パネルは、前記少なくとも1つの可動パネルに、蝶番で水平方向に取り付けられており、前記引込状態にあるときには前記少なくとも1つのパネルの前記主表面の1つに重なっているのが望ましい。

    前記拡張パネルは、前記少なくとも1つのパネルに蝶番で取り付けられており、前記拡張状態では、前記少なくとも1つのパネルに実質的に平行に伸張するようになっているのが望ましい。

    前記拡張パネルの直線状縁部は、前記少なくとも1つの可動パネルの直線状縁部と係合しているのが望ましい。
    前記拡張パネルは、前記少なくとも1つのパネルに対し伸縮式に動かすことができるのが望ましい。

    前記少なくとも1つのパネルは、前記拡張パネルを格納できる空洞を含んでいるのが望ましい。
    前記少なくとも1つのパネルは、四辺形の平面形状をしており、前記拡張パネルは、前記少なくとも1つのパネルより僅かに小さい平面形状をしているのが望ましい。

    前記少なくとも1つのパネルと前記拡張パネルは、前記拡張状態にあるときには、両者の間に有意な間隙が無い状態で、互いに縁部と縁部が並んでいるのが望ましい。
    前記少なくとも1つのパネルは、圧縮空気、吸引用負圧、水及び酸素の1つ又はそれ以上から選択された医療用資材を供給するための手段を含んでおり、前記手段には、前記設営状態にあるとき、使用者が、患者を治療するために、前記少なくとも1つのパネルの下向きの主表面からアクセスできるようになっているのが望ましい。

    更に別の態様では、本発明は、可動式救急基地において、
    路上走行車両と、
    前記車両に搭載され、医療用器材と設備を収容するための、略箱型の開放可能なエンクロージャを画定している区画室であって、前記区画室は、固定式構造体と、前記固定式構造体に対して可動である少なくとも1つの剛体可動パネルと、を含んでおり、前記可動パネルは、前記エンクロージャの側面を閉じている状態(以後、閉状態と呼ぶ)であって、前記可動パネルが前記エンクロージャの側壁の少なくとも一部を画定している閉状態と、前記少なくとも1つのパネルが、実質的に水平状態か又はそれに近い状態にあり、それによって前記エンクロージャに開口部を作り出している設営状態と、の間を動かすことができ、前記少なくとも1つのパネルは、前記固定式構造体に対して回転方式で動かして、前記エンクロージャから外方向に前記開口部の上方を伸張させ、前記少なくとも1つのパネルによって頭上を覆われた領域を、前記車両の、前記設営状態において前記少なくとも1つのパネルが設けられ配置されている前記側面に隣接して位置している人に提供する、区画室と、を備えており、
    前記パネルは、前記設営状態にあるときには、前記エンクロージャに、実質的に前記エンクロージャの床まで伸張する開口部を提供し、
    更に、前記固定式構造体の前記床又は前記床に近接して回転可能に取り付けられている座席構造体であって、第1回転状態では、前記床の面の上方に実質的に水平な支持面を形成して、前記エンクロージャ内の人がその上に座れるようにし、第2回転状態では、前記第1回転状態とは違って、前記床と前記車両に隣接する地面の中間に実質的に水平な面を形成して、その上に人を支えられるようにしている座席構造体を備えている可動式救急基地にある。

    前記座席構造体は、前記床に回転手段で係合されている第1部材と、前記第1部材から剛体として伸張している座席部材と、を含んでおり、前記座席部材は、前記第1回転状態では、前記エンクロージャ内で実質的に水平且つ上向きに配置され、人がその上に座れるようになっている第1表面と、前記第1表面の反対側の第2表面であって、前記座席構造体が前記第2回転状態にあるときには、水平且つ上向きに配置され、前記エンクロージャの実質的に外側に位置しており、前記第2水平表面が、前記床構造体と前記車両が乗っている地面との間に踏み板を形成している第2表面と、を有しているのが望ましい。

    前記座席構造体は、前記床構造体に係合されており、前記第1回転状態では、完全に前記エンクロージャ内に在るのが望ましい。
    前記座席構造体は、前記区画室に対して外方向下向きに、前記第2回転状態まで回転させることができ、前記第2回転状態になると、それ以上回転しないように支持されるのが望ましい。

    前記区画室の前記床は、前記車両に対する前記周囲の地面の上方に、前記第2回転状態にあるときの前記周囲の地面の上方の前記座席構造体の前記第2表面の高さの略2倍の高さ、に位置している、のが望ましい。

    本発明のこの他の利点は、以下の本発明の詳細な説明の中で明らかになるであろう。

    本発明の救急基地(FAP)は、例えば図3に示す区画室1を載せた車両11で構成されている。
    車両は、運転者と乗員が着座できるキャビンを含む路上運行式の車両である。 キャビンは、運転者が車両を安全に制御し、FAPを所望の目的地まで運転ことができるように適切に配置されている。 車両は、車両が自律的に動けるようにエンジンに連結されている少なくとも2対の車輪又は少なくとも一対の軌道を有している。

    車両は、車両の前方端に向かってキャビンを備え、図3に示すように、区画室1を支持するため、シャシが、その後部からキャビンに向かって伸張しているのが望ましい。
    キャビンが車両の前方に向かって配置されているので、運転者は、移動経路をよく見ることができ、FAPをその目的地まで安全に運転することができる。

    更に、キャビン内又はキャビンから、FAPの別の態様の制御を行うことができ、実際に、車両のエンジンは、車両を道路又は地形に沿って駆動する動力を供給するだけでなく、補助モードで、FAPの他の態様に動力を供給するのにも用いられる。 エンジンは、FAPの医療サービス要件用に電力を供給する。

    車両に支持されている区画室は、医療用器材と設備を保管し搬送することができる区画室である。 保管キャビネット又はコンテナ13は、図2に示す様に、必要な医療用器材と設備を収容するために、区画室内に搭載することができる。

    区画室は、そのような器材と設備を積んで輸送することのできるエンクロージャ10を画定している。 エンクロージャ10は、例えば、実質的に平坦で、車両に対して長手方向(車両の前後方向)に伸張する2つの側壁と、実質的に平坦で、側壁に対し直方向に伸張して区画室の両端を閉じる少なくとも2つの端壁16とで画定されている。 (区画室が閉じた状態にある場合)端壁と側壁は、側辺と側辺が実質的に互いに当接し、床パネル12と屋根パネル20の間を上から下まで伸張している。 側壁と端壁は、2つ以上のパネルで構成してもよいが、図3を見ると分かるように、側壁と端壁は、床12と屋根20の間の全高を伸張できる1つのパネルで作るのが望ましい。

    区画室は、車両に対して固定されたままの固定構造体で構成するのが望ましい。 側面又は端面のパネルの内の少なくとも1つは、固定構造体に対して可動で、区画室のエンクロージャに対して開口部を作れるようになっている。 固定構造体に対して可動なパネルは、設備と人が、開放されたエンクロージャ10に出入りできるようにする開口部を作ることができる。

    固定構造体は、床12と屋根パネル20の間を伸張するコーナーポスト50を含む部材を画定するフレームで構成されている。 そのようなポストは適切に補強してもよいし、フレーム構造体を屋根及び床と組み合わせて、それ自体が剛性を有するように設計してもよい。 フレーム構造体は、ポスト50同士の間に横方向の梁も含んでいるが、図示してはいない。 その様なフレーム構造体は、区画室を剛性のあるものにし、床12又は車両のシャシから適切に支持できるようにしており、区画室の各側面を成す側面及び端面パネルを支持できるようにしている。

    ポスト50は、下端が床に、上端が屋根に係合されている。 ポストは、平面図で実質的に正方形か長方形であるのが望ましい床の角又は角に近接して配置されるのが望ましい。 屋根は、平面図で同様の形状であるのが望ましい。 区画室の固定された構成要素の構造部分を画定するため車両に支持されているフレームワークは、それぞれが、区画室の実質的に長方形の側壁を画定している。 従って、区画室は、4つのパネル(2つの側面パネルと2つの端面パネル)と、床と屋根で構成されている。

    車両が停止しているときの最も好適な形態では、区画室の少なくとも1つの側面パネル2、望ましくは両方の側面パネルが、閉状態(区画室の両側面が実質的に閉じている)と開状態(区画室の一方又は両方の側面が車両の外部に開いている)の間で可動である。 しかしながら、側面パネル2は、固定構造体に対して、区画室の側壁の一部分だけを画定するように可動であってもよい。 区画室の側壁は、固定された状態に留まり区画室のエンクロージャに部分的且つ永久的な閉鎖状態を形成するパネルと、エンクロージャに開口部を形成する可動パネル2と、で構成されていてもよい。 そのような構成は図示していない。 図面に示しているのは、区画室の側面に開口部を画定するように可動な、区画室の一方又は両方の全側面パネルである。

    或いは、区画室に開口部を作るための機能を有する区画室の側面は、2つ以上のパネルを含んでいてもよく、実際、それぞれ本明細書に記載している方法に従って可動な少なくとも2つのパネルを含んでいてもよい。 区画室に開口部を設けると、人が、区画室のエンクロージャ内に保管されている医療用の設備と器材を取り出したり戻したりするために、区画室へ出入りできるようになる。 区画室は、FAPが展開されているときには、治療用に設定されてはいないので、区画室内で患者の治療は行われない。 設備又は器材は、患者を直接治療するのに使用することができ、或いは、使用していない(即ち、車両が輸送又は保管状態にある)ときには区画室のエンクロージャ内に保管できるストレッチャー又はベッド6の様な器材である。

    最も好適な形態では、両方の側面パネル2が可動になっている。 側面パネルは、屋根構造20と床12の間で区画室の両側面を閉じる閉状態から動かすことができる。 図1−8に示す形態では、その様な側壁は、閉状態では実質的に垂直方向に伸張している。 これは、(実質的に長手方向に伸張している)屋根構造の縁部が、床12の長手方向に伸張している縁部のほぼ真上にあるからである。 しかしながら図11に示すように、屋根構造20の縁部は、必ずしも床の縁部の垂直方向上方になくてもよく、従って、閉状態のときに、側面パネル2は、実質的に垂直ではなく、垂直に対して或る角度で伸張していてもよい。

    側面パネルは、実質的に長手方向に伸張し、閉状態では、区画室のエンクロージャの側面に沿って垂直に伸張するのが望ましい。 FAPを作動状態に設定したい場合は、(輸送状態と反対に)少なくとも1つの側面パネルが、その閉状態から開又は設営状態へ動かされる。 開状態では、側面パネルは、区画室の固定構造体から、ほぼ水平方向、又は水平方向から僅かな角度を成して下向き(或いは望ましくはないが上向き)に伸張する。 パネル2(1b)は、区画室の固定構造体に蝶番で取り付けられているので、固定構造体の上部領域又は上部領域に近接して、例えば屋根の高さで、そこから伸張することになる。 例えば屋根20にヒンジ3を取り付けると、パネル2が、側面パネル2の下に位置する人に対し頭上シェルターの役割を果たすことになる。

    エンクロージャは、人が区画室内で座れるだけの高さであるのが望ましく、更に、区画室内で床の上に快適に立てるのが望ましい。 床は、車輪又は軌道が接地している周囲の地面レベルより上方にあるので、側面パネルが、図1及び図3に示す開又は設営状態に動かされると、車両に隣接して周囲の地面に立っている人は、頭上に伸張する側面パネルのカバーの下で自由に立っていられる。

    区画室は、車両のシャシ又はフレーム上に支持され、ホイールベースの上方に完全に支持されるようになっているのが望ましい。 従って、床12は、車両が位置している周囲の地面より上方の或る高さに位置している。 このため、人は、周囲の地面から車両の床へ階段を登らなければならない。

    側面パネル2が設営状態にあるとき、パネルは、車両に隣接して立っている人より上方に位置している。 パネルの拡がりは、車両に隣接する人の位置が、パネルに上方から衝突してくる要素に対する避難所となるようなものである。

    人が中で立てるほど区画室が高くなっている適切な形態では、パネルは、区画室のエンクロージャから設営状態へ実質的に水平方向に伸張しているとき、区画室の高さと同様な幅になる。

    図3を見ると分かるように、車両の後方に配置されている端面パネル16も、閉状態と開状態の間で可動になっている。 このようなパネルの動きは、区画室の内側にアクセスできる追加の開口部を提供するが、広い意味で、この様な後方パネルは、区画室の端面を永久に閉鎖するように固定されたままであってもよい。

    区画室のエンクロージャの中に入っているキャビネット及びその他の医療用設備は、輸送の間は区画室にしっかりと固定しておくため、床に取り付けられる。 例えば図9に示すレール49を利用して、医療用器材と設備のキャビネット又はトレイを位置決めし、必要に応じて、そのようなキャビネットを床12に固定する。 レール49を設けると、キャビネットを、区画室の床構造に移動可能に取り付けることができる。 従って、区画室内のキャビネットと器具設備の位置を、具体的な情況の要件と必要性に合うように調整することができる。 実際、FAPの区画室内に入っているキャビネットと他の設備は、区画室から取り外すことができる。 キャビネット及び設備と器材を区画室から取り外せるようにすることにより、FAPの具体的な構成を、FAPが緊急現場に派遣される前に組み立てることができる。 FAPを派遣する前に、区画室に、FAPとその要員が駆け付ける予定の、既に発生している具体的な緊急事態に相応しい設備と器材を積み込むことができる。 火、水、化学薬品などの要素を含む緊急事態は、そのような緊急事態に巻き込まれた負傷者の治療のために、それぞれ異なる設備と器材を必要とする。 従って、FAPは、駆け付ける具体的な緊急事態に相応しいモードに構成される。 替わりに、区画室を車両から取り外すこともできる。 事前にパックされた構成の区画室を選択して、車両に連結してもよい。 一旦連結されると、派遣の間は車両に固定された状態に留まることになる。

    可動パネルは、区画室の固定構造体に対するパネルの実質的に水平長手方向に伸張する回転軸を画定する、ヒンジ軸3に沿って蝶番で留められている。 端面パネル16が可動式の場合、長手方向に対して横方向に伸張する回転軸30に沿ってヒンジ31が設けられ、この端面パネルを固定構造体に対して回転できるようになっている。 パネル2、16を、固定構造体に対して、その閉状態から開状態へ回転させると、区画室の固定構造体から上向き且つ外向きに回転する。 例えば側面パネルの場合、図1に示す方向Fである。 伸張状態にあるパネルの下には、頭上をパネルで覆われた区域Hができ、そこに患者と医療支援スタッフを配置することができる。 患者は、車両に隣接し、伸張しているパネルの下にあるストレッチャー又はベッド6の上に支持されるのが望ましい。

    パネル2、16は、機械的締結手段で設営状態に維持される。 機械的締結手段は、固定構造体とパネルの間、又はパネルと地面との間に伸張し、少なくとも部分的にはパネルの重量を支え、パネルを設営状態に維持する。 ストラット5は、例えば図1に示すように、その第1遠位端8が区画室の固定構造体のポストに係合され、他方の遠位端7がパネルの部分に係合される。 ストラットがポストとパネルの各点に固定されると、パネルが落下して崩れ、格納及び閉鎖状態になるのが防がれる。 ストラット5自体を関節式にして、折り曲げた状態(図示せず)ではパネルを閉状態に動かすことができ、ロック状態ではパネルを設営状態に維持できるようにしてもよい。 ストラットの関節接合は、第1と第2の遠位端の間に、望ましくは、両端の中間に設けることができる。 この関節構造のストラットの中心越えトグル動作を使って、ストラットを、その剛体となる関節作用をしない状態にロックすることができる。 ストラットの一方又は両方の遠位端は、ポスト又はパネルから係合解除できるが、両者の間は瞬時に取り付けられるようになっている。 別の形態では、パネルには、旋回軸3から離れた位置でポストが取り付けられ、ポストは、パネルと、FAPを支える地面との間を伸張している。 このようなポストは、パネルに取り外し可能に取り付けてもよいし、格納のため、パネルに、永久的且つ回転可能に取り付けてもよい。 回転可能な関係にあるそのようなポストは、パネルの平坦面に対して折り畳んで、その後、パネルを閉じた格納状態に動かすことになる。

    例えば図10に示す照明設備55を区画室に設けて、FAPに近接する領域を照明するのに使用することもできる。 このような照明は、自然光が足りない、車両から離れた場所に設置されているトリアージ区域に集められる負傷者を視認できるようにするのに必要である。

    本発明のFAPに組み込むのが望ましい上記特徴に加えて、更に、本FAPの詳細な態様を説明する。
    医療上の効用 救急基地は、医療用設備とスタッフ救急活動の必要な場所に搬送し、目的地に救急基地を設営することを考慮するばかりでなく、治療すべき負傷者を考慮して設営される。 側面パネル12と、場合によっては端面パネル16も拡げた状態にすると、その下には、スタッフと負傷者を風雨から保護する覆われた領域ができる。 FAPの区画室に隣接及び近接して患者を治療するのは、医療処置スタッフが区画室のエンクロージャ内にある器材と設備に迅速且つ容易にアクセスできるので、望ましい。 適切な器材と設備は、医者が、患者の近くを離れることなく手の届く範囲内にある。 ベッドは、車両に近接し、パネルの下に設置することができる。 区画室から医療用器材と設備を取り出せる利点に加えて、パネル2は、設営状態にあるとき、そこから医療用資材を引き出すことができる。 図5に示すように、パネル2は、(設営状態にあるとき)、水、空気、酸素、吸入、圧力、光又は他の流体、或いは患者の治療又は監視に必要な電気の様な医療用資材にアクセスできる下側表面56を有している。

    流体導管は、区画室のエンクロージャから、パネル2の下側表面56又はそこに近接して設けられた出口/入口に伸張している。 そのような入口又は出口には、連結具を取り付け、それに延長導管、パイプ又は管を係合できるようになっている。 連結具は、スナップ嵌合式、瞬間接続式、ねじ又は差込嵌合式、又は単なる押圧嵌合式でもよい。 延長導管は、パネル2の下側表面から、患者の治療に適した場所に向かって、そこにアクセスできるように伸ばすことができる。 延長導管は、例えば、その一方の遠位端にマスクが取り付けられ、他方の遠位端に連結具が取り付けられ、延長導管の連結具は、パネル2の出口の連結具に係合される。 このような導管は、例えば、パネルの導管とマスクに向かう延長導管を通して酸素を提供し、患者が酸素にアクセスできるようになっている。 (流体又は電気何れか用の)導管は、パネルの中を、又はパネルの下側表面に係合されて、の何れかで、必要な資材の供給又は制御源に伸張している。 例えば、水供給タンクは、車両又はFAPの区画室に搭載されている。 パネルの下側表面からアクセス可能な出口を備えた導管は、そのような水供給タンクに伸張している。 タンク自体を加圧して、又はポンプを使って、導管を通してパネル2の下側表面の出口端部に向けて水を送り出す。 瞬間嵌合又はスナップ嵌合端末を導管の他方の端部に設けて、そこで導管を資材の供給源に接続している。 例えば、瞬間嵌合接続連結具を区画室の内側に設けて、酸素タンク、水供給タンク、又は他の車両又は網状供給源からの水道栓への接続部を導管に接続できるようになっている。 従って、網状の水又はガス供給源も、車両に接続して、導管を通して出口に送り、患者の治療に使用することができる。 連結具は、瞬間嵌合式であるのが望ましいが、導管を介して使用又は吸引される流体に合わせて適切に選択される。

    電気供給用の接続端末も、パネル2の下側表面56から、又は下側表面に配置してもよい。 接続端末には、ケーブルのプラグ又はピンが係合できるようになっている。 ケーブルは、端末と、電気の供給を必要とする装置の間に伸張部を提供する。 例えば、除細動器をパネル2の下側表面に配置されているソケットに差し込むと、その除細動器への電気の供給を制御するため、ケーブルがソケットから設備まで伸びている。 患者の心臓と血圧又は他の状態を監視するためのモニター装置を、パネル2の下側表面56に設けられている指定ソケットに差し込む。

    加えて、又は代わりに、電気導体を含む導管は、実際に、パネルの下側表面から伸縮可能に取り出すことができる。 例えば電気ケーブルは、格納する場合、パネル内又はパネルに対面させて、コイル状又は巻き取り状に収納される。 そのようなケーブルから電力を供給される出口又は装置は、格納状態ではパネル2の下側表面に近接して配置されている。 使用したい場合、使用者は、それをパネルから引き出し、パネルから伸ばして、患者を治療し又はモニターするのに使用する。 図13で分かるように、導管37は、パネル3の下側表面からぶら下がっている。 しかしながら、最も好適な実施形態では、接続端末ソケット又はコネクタ27は、接続導管を取り付けることのできるパネル2の下側表面に、又は下側表面に近接して、設けられ又は配置されている。 FAPで治療を受ける患者は、様々な健康状態でそこに辿り着き、各患者には、その治療又はモニター用に異なる設備が必要となる。 治療又はモニター用のそのような医療用設備は、車両の区画室内に保管されり、医者は、これを取り出して、適切なソケット27に差し込み、患者の適切な治療又はモニターのために設置又は使用する。

    これに加えて、弁又はスイッチの様な流れ制御手段が、資材の流れを制御するためパネルの下側表面に、又はこれに近接して設けられている。 パネルの下側表面の高さは、パネルより下で周囲の地面の上に立っている人の手が届く範囲内にあるのが望ましい。

    例えば図5に示すような光源18も、パネル2の下の作業領域を照明するために備えられている。 光源は、パネル2に設けてもよいし、パネル2から伸張式にして位置を調整できるようにしてもよい。 そのような光源は、例えばアームに取り付け、アームを動かして光源を適切な位置に配置し、患者に所望の角度で光を向けることができるようにしてもよい。 資材を送るための導管は、部分的にはパネル2の中を走っているのが望ましい。

    図14と図15に、パネル2の下側表面56の構成例を示している。 流体の送出又は吸引用の出口又は入口開口部、又は電気用の開口部は、パネル2の下側表面の所望の位置に配置されている。 同一資材を供給するための複数の出口が、例えば図10で分かるように、パネルの下側表面に設けられている。 パネル2の下の領域は、複数の患者を治療することができ、従って複数の出口/入口を設けておけば、適切な医療用資材を各患者に近接して提供することができるので、そのような資材の供給を合理的に規則正しく保つことができる。 各患者区画毎に、全ての資材が各患者に提供される。 両方の側面パネルが作動可能な場合、一方の側を外科処置に使用し、他方の側を患者の集中治療又はモニタリングに使用してもよいし、両側を同じに設定してもよい。

    患者用区画又は車両の側部に供給される特定の用途に適した資材は、パネルによって供給される。
    パネルの下側表面は、点滴バッグと関連装置を支持するための手段も含んでいる。 流体を患者の静脈へ送り込むための点滴バッグは、図5に示すように、パネルの下側表面から吊り下げられている。 そのような支持手段には、一端が点滴バッグに取り付けられている吊り下げコード又はケーブルを固定するためのループ又は引っ掛け手段28が含まれている。

    最も好適な形態では、バッグの支持手段は、パネル2の下側表面に配置されている軌道又はレール28の形態をしている。 カーテンレールに似ているレール又は軌道は、パネルの下側表面に固定してもよいし、パネルの下側表面に組み込んでもよい。 支持金具は、レールに沿って走らせることができ、そこに点滴バッグをぶら下げる。 これによって、点滴バッグを調整可能に位置決めし、パネル2の下側表面から吊り下げることができるので、患者に点滴を行う地点に近接して点滴バッグを配置することができる。
    拡張式頭上カバーパネル パネル2又は6が提供するカバー範囲は、(パネルの閉状態にあるときの)パネルの(上から下までの)高さによって決まる。 設営状態における、パネルの下の区域のカバー範囲の幅は、閉状態にあるときのパネルの高さに相当する。

    パネルが区画室の固定式構造体の床から屋根まで伸張している最も好適な形態では、拡げた状態にあるパネルの下の区域のカバー範囲の幅は、区画室の高さに略相当する。 しかしながら、患者を治療するための追加的区域を覆うことが望ましいか又は必要である。 従って、本発明は、区画室の主パネルに係合する拡張式パネルを設けることを含んでいる。 図4を見ると分かるように、拡張パネル15は、図4に示す拡げた状態では、(閉状態にある場合の)主パネル2の実質的な下縁部57から全体的に又は部分的に伸張している。 この縁部は、主パネル2の、ヒンジ構造3のある縁部とは反対側の縁部である。 主パネルが、長方形、望ましくは平坦で長い方の縁部が実質的に長手方向に伸張している長方形の場合、長手方向の縁部57は、拡張パネル15が配置されている縁部である。 伸ばした状態では、拡張パネルと主パネルは、区画室の高さより大きな拡大したカバー区域を画定する。 図4に示す伸ばした状態では、拡張パネル15と主パネル2は、互いに実質的に平行な平坦な向きを有している。 これらのパネルの平坦な向きは、実質的に同一平面にあるのが望ましい。 しかしながら、拡張パネル15の面は、パネルの面に沿って長手方向に見て、主パネル2の面に対して或る角度を成していてもよい。 両パネルの面は、長手方向に平行であるのが望ましい。

    拡張パネルは、主パネルに対して可動でそこから伸ばすことができる。 拡張パネルは、主パネルの、区画室の固定式構造体に係合している縁部とは反対側の縁部から伸張する。 拡張するのは、主パネルに対して拡張パネルを関節式に伸ばしてもよいし、主パネルに対して拡張パネルを伸縮式に伸ばしてもよい。 図5では、拡張パネル15は、例えば、ヒンジ35で主パネル2に蝶番係合されている。 ヒンジは、主パネルと拡張パネルの中間に配置されており、主パネルと拡張パネルの長手方向縁部に沿ってその間を実質的に長手方向に走っている。 ヒンジによって、主パネル2に対して拡張パネルを、拡張パネルが格納状態にある第1回転状態と、拡張パネルが主パネル及び区画室のエンクロージャから遠ざかる方向に伸張している第2回転状態との間で回転運動させられるようになっている。 第2回転状態では、拡張パネルは、車両に搭載されたパネルで車両の外側に画定される合計カバー範囲の追加的区域を画定する。 格納又は第1回転状態では、拡張パネルは、主パネルに近接、又は相対して折り畳まれ、その面が実質的に主パネルの面に平行だが、それに隣接して配置されているのが望ましい。 そのような格納状態では、拡張パネルは、主パネル2の下向き(又は内側)面56に対して折り畳まれる。 或いは、パネル2の外側(内側表面の反対側の表面)に対して折り畳んでもよい。

    拡張パネルの関節部を主パネルに対してロックする手段を設けることができる。 そのようなロック手段には、例えば、主パネルと拡張パネル両方の表面に係合し、ヒンジ手段57を横切って伸張する剛体の機械的棒が含まれ、パネルを第2回転状態にロックする。

    代わりに、又は追加して、拡張パネルは、そのヒンジ構造体が設けられている縁部とは反対側の長手方向縁部58か又はその付近に位置するポスト18で支持してもよい。
    拡張パネルが第1回転状態にあるときに、拡張パネルを主パネルに対して締結する締結手段を備えることもできる。

    FAPを組み立て状態から作動状態にする間に、主パネル2は、先ずその閉状態から設営状態に動かされる。 次に、ストラット5が、主パネル2を支持する所定の位置にロックされる。 その後、先に述べた締結手段によって拡張パネルが主パネルから解放され、拡張パネルを、主パネルから下向き且つ外向きに揺動させて第2回転状態に動かす。 次いで、ポスト18を拡張パネルに係合させ、このパネルをその遠位縁部で支持する。

    関節式拡張パネルは、主パネルより僅かに小さい寸法で、第1又は格納回転状態にあるとき、拡張パネルの境界が主パネル2の境界内にあるのが望ましい。 主パネルが装置の最も外側のパネルである場合は、こうであるのが望ましい。 しかしながら、拡張パネル15が、第1回転状態で、主パネル2の外側に相対して配置されている場合、拡張パネル15は、主パネルより小さくても大きくてもよい。

    当業者には明らかなように、外側パネルの代替関節式装置には、単一回転軸のヒンジ式構造とは違って、拡張パネルを主パネルに回転可能に係合できるような代替装置が含まれる。 例えば、主パネルと拡張パネルの間のリンク式アームを利用して、主パネルが拡張パネルに対して関節運動できるようにすることもできる。 そのようなリンク式アームは、遠位端が、各パネルの縁部から離れている位置に係合される。

    用いられているヒンジ式機構とは関係なく、主パネルと拡張パネルは、2つのパネルの間に有意な間隙なしに、全体的に拡大した1つのパネルを形成するのが望ましい。 パネル間に間隙の存在する構造を採用している場合は、雨又は日光が2つのパネルの間を貫通しないように、拡張パネルと主パネルの間に可撓性のパネルを張ってもよい。

    或る代替形態では、拡張パネルは、主パネル2に伸縮式に係合されている。 伸縮式の装置では、メインパネルと拡張パネルの面は、互いに実質的に平行である。 拡張パネルは、主パネルに対して格納されている(主パネルと実質的に共に伸張するのが望ましい)第1状態から、主パネルの、区画室の固定式構造体に係合している辺とは反対側の辺から伸張している拡張状態へ動かすことができる。

    拡張状態(主パネル2に対し、これから直線運動することによって実現される)では、拡張パネルは、その長手方向縁部の1つが、主パネル2の長手方向縁部に実質的に近接している。 幾らかは重なったままである。 反対側の長手方向縁部58は、例えば図4に示すように、主パネル2の外側に、これから離れる方向に配置されている。

    主パネル2と拡張パネル15の間の伸縮関係は、引込状態では、拡張パネルが実質的に主パネル2内に配置されるようになっている。 主パネル2は、例えば、拡張パネルが中で動ける空洞を画定するために分かれている2つの壁で構成されている。 或いは、拡張パネルの断面が、中で主パネルが動ける空洞を画定していてもよい。

    この他にも、拡張パネルを、主パネルに対して、その下向き面56又は上向き面の何れかに対して並列に伸縮滑動可能とすることもできる。 実際、拡張パネル15が下向き面に隣接して滑動可能な場合、拡張パネルは、主パネル2の下向き面56に配置されている医療用資材の出口/入口に対するカバーとなる。 そのようなカバーは、特に区画室が閉状態にあるときには望ましい。 区画室が側面パネルで閉じられているときに区画室内で移動しているスタッフは、パネル2の表面56に設けられている出口/入口又は他の医療サービス設備にアクセスできないか、又は接触し偶然に損傷させてしまうこともない。 その場合、拡張パネルは、主パネルの内側表面の一部、少なくとも資材の出口に重なっている。

    側面パネル2(又は端面パネル15)が中空構造である場合、パネルの下側表面でアクセス可能な医療用資材の供給用導管を、その中に設けることもできる。
    図11は、可撓性シート材料40で作られた拡張パネルを示している。 このシート材料は、主パネル2に対する拡張様式の代替形態である。 可撓性パネルは、格納時には巻き上げることができ、巻き戻して車両から追加のカバー範囲を作り出すこともできる。 窓領域44を含むこともできる。 主パネル2から遠い側の拡張パネル40の遠位縁部50には、拡張パネル40を例えばペグ43で周囲の地面に固定するための、支え綱42用の複数の固定点41が設けられている。
    跳ね出し式サイドボード 本発明のFAPは、医療スタッフを緊急の場所へ輸送するのに使用することもできる。 区画室は、医療用の設備と器材を積み込んでいるが、医療スタッフを区画室内で輸送できるほど大きく設計することもできる。 着座装置は、人がその上に座り、足を床12上に置けるようになっているのが望ましい。

    加えて、区画室の床面の高さは、車両が乗っている周囲の地面より相当高くなっているので、人がエンクロージャに乗り降りできるように、1つ又は複数の中間踏板を設ける必要がある。 FAPの発明者は、2つの役割を実行できるサイドボード9を考案した。 サイドボードは、第1位置では、区画室内の人のための座席として機能し、第2位置では、人が区画室に出入りするのに便利な1つ又は複数の中間踏板を提供する。

    少なくとも1つのサイドボードが、床パネル12の縁部の1つに又はそれに近接して設けられ、エンクロージャのその側面の対応する側面パネル2又は16が設営状態に動かされると、その縁部が車両の外側に曝されるようになっている。 従って、サイドボードは、端面パネル16が設けられている側面には設けられておらず、それは、この端面パネルは、側面パネル2によって、そして望ましくは端面パネル16によって提供される開口部と同様の方法で、開口部を作るように動かすことができないからである。

    前記又は各サイドボード9は、区画室又は車両のシャシに、回転軸60の回りに回転可能に係合されている。 サイドボード9は、区画室内で座席を形成する位置から、周囲の地面25と区画室の床12の中間に踏板を形成する位置までの間を、回転軸60の回りにY及びZ方向に回転させることができる。 座席を形成している状態では、サイドボード9は、床の面に実質的に平行に、床の面より上方に位置している上面61を形成している。 座席面61は、閉状態にあるときは、側面パネルの内側に面している面56に近接して配置されている。 同様に、サイドボードが床の後方縁部に沿って設けられている場合は、座席面61は、端面パネル6の内側に面している面に隣接して配置される。 座席面61が側面及び端面パネルに近接して設けられているので、側面及び端面パネルは、サイドボードに座っている人に対する背もたれとなる。

    サイドボードは、区画室の固定式構造体又は車両のシャシに回転可能に係合された、垂直に伸張する支持部分62を含んでいる。 支持部分62は、サイドボードが座席又は踏み板として用いられるどちらのモードでも、実質的に垂直な位置にあるのが望ましい。 座席モードでは、支持部分62は、回転軸60から上方に(望ましくは垂直に)伸張し、踏み板モードでは、回転軸から下向きに伸張している。 支持構造体62は、図面に示しているようにパネルでもよいし、或いはフレーム構造でもよい。 支持構造体62の回転軸60から遠い側の1つ又は複数の箇所に、踏板/座席構造体63が係合されている。 この構造体は、例えば図3に示すように、一方の側面に座席面61を有し、他方の側面に踏み板面65を有している。

    座席/踏み板構造体63と支持部分62の間の補強は、両者の関係が実質的に固定された状態に保持されるのを保証するために設けられている。 しかしながら、座席/踏み板構造体63と支持部分62を、互いに対して回転可能に、但し相応しい状態ではロック可能にして、必要に応じて、座席と踏み板の機能を提供できるようにしてもよい。

    サイドボードは、踏み板状態では、2つ以上の踏板面65を設けてもよい。 サイドボードは、2つ以上の踏み板を設けて、スタッフが、区画室へ出入りするのに昇り降りし易くなる階段としてもよい。 サイドボードは、閉状態にあるときは、パネルに対して区画室の内側にある。 或いは、パネルとサイドボードには(水平方向に)重なりが無くてもよい。

    FAPは、資材の供給、拡げることのできる頭上カバーパネル又は可動式サイドボードに関係する1つ又は複数の特徴、及びそのあらゆる組合せを、他の項目、完全性又は特徴に加えて含んでいる。 更に、拡張パネルは、ここに記載しているのと同様の方法で、医療用資材の提供を含んでいる。 実際、資材用の出口/入口を提供するのは、拡張パネルに過ぎない。

    本発明のFAPは、緊急事態の目的地に到着した後の設営時間が短いという利点を有している。 車両が所望の場所で静止すると、可動パネルが拡げられる。 パネルは、拡張形態を保持するため所定の位置にロックされる。 これは、1人又は2人、或いは油圧又は空圧ラムを使用して行うことができる。 次に、サイドボードが、エンクロージャから外向きに配置され、使用者に踏み板を提供するよう設置される。 次に、設備は、使い勝手が良いように、区画室の内部から移動させることもできる。 例えばベッドは、車両に隣接して、拡げたパネルの下に配置設営して患者を受け入れるようにすることもできる。 医療処置又はモニター設備を、出口/入口に接続して、適切な目的のために作動させることもできる。 ポンプ付き水タンク、酸素供給器又は酸素濃縮器、電力供給用の発電器又はバッテリー、圧縮空気又は吸引用の圧縮器の様な医療用資材の供給源は、前記区画室内に配置されているのが望ましい。 FAPを使用できるように設営するために取り扱える品目の量は多くはないので、FAPが提供できる主たる利点は、設営の容易さと速度である。 このことは、事故の犠牲者は事故が発生した後の「ゴールデンアワー」として知られている間に最も傷つき易いので、救急状態では非常に重要である。

    以上、本発明の好適な実施形態を図示し、説明してきたが、特許請求の範囲に定義する本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更、再構成及び修正を施しうるものと理解されたい。

    車両上に設けられたFAPの端面図であり、区画室の側面パネルが伸張している状態を示している。

    トラック上に設けられたFAPの図であり、側面パネルが一杯に伸張している状態を示している。

    側面パネルが伸張している状態のFAPの斜視図であり、区画室の内側を、医療用設備が中に配置されていない状態で示している。

    図3と同様の斜視図であり、伸縮式拡張パネルを示している。

    車両を含むFAPの端面図であり、一方の側部は使用の準備が整っており、他方の側部は設営途上である。

    FAPの端面図であり、伸縮式拡張パネルを含む別の側面パネル構造を示している。

    車両に取り付けられるFAPの斜視図であり、一方の側面パネルは使用に備えて伸張されており、側面板が搬送位置にある状態を示している。

    FAPの端面図であり、側面板がもう一つの位置へ動かされ、区画室へ乗り込むのを支援する目的に使えるようにしている状態を示している。

    区画室のないFAPの車両を示している。

    使用準備の整ったFAPの斜視図である。

    FAPの代替実施形態の斜視図である。

    図11に示している代替実施形態の端面図である。

    使用準備の整った、図11に示している代替実施形態の端面図である。

    図1に示しているFAPの側壁の下側表面の図である。

    図12に示している側面パネルの下側表面の図である。

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