再構成可能な患者支持装置および患者支持システム

申请号 JP2017241668 申请日 2017-12-18 公开(公告)号 JP2018126497A 公开(公告)日 2018-08-16
申请人 アレン メディカル システムズ インコーポレイテッド; ALLEN MEDICAL SYSTEMS, INC.; 发明人 アンソニー ブイ.カタッチオ; アンドリュー ディー.クラーク; フィリップ ビー.ドリヴァー; ジェシー エス.ドレイク; クリストファー ビー.デュボワ; ザカリー ビー. コンシン; マイケル シー.ピアース; アンドル セネット;
摘要 【課題】再構成可能な患者支持装置を提供する 【解決手段】患者支持装置は、代わりの支持頂部200Bと、代わりの支持頭部200Bを部分的に支持する頭部支持ユニット22と、頭部支持ユニット22から長手方向に間隔を置いた足部支持ユニット24と、足部支持ユニット24に結合するアダプタ90Aと、を備える。アダプタ90Aは、アダプタ90Aおよび足部支持ユニット24が協働して、代わりの支持頂部200Bを部分的に支持し、その結果、代わりの支持頂部200Bが足部支持ユニット24を越えて足部方向に延在するように、足部支持ユニット24に固定可能である。頭部指示ユニット22および足部支持ユニット24の役割は、逆であってもよい。関連の患者支持システムは、基本的組の支持頂部と、1組の代わりの支持頂部200Bとを備える。 【選択図】図4
权利要求

患者支持装置において、 代わりの支持頂部と、 前記代わりの支持頂部を部分的に支持する頭部支持ユニットと、 前記頭部支持ユニットから長手方向に間隔を置いた足部支持ユニットと、 前記足部支持ユニットに結合するアダプタと、を備え、 前記アダプタおよび足部支持ユニットが協働して、前記代わりの支持頂部を部分的に支持し、前記代わりの支持頂部が前記足部支持ユニットを越えて足部方向に延在するように前記アダプタが前記足部支持ユニットに固定可能であることを特徴とする、 患者支持装置。請求項1に記載の装置において、前記アダプタおよび足部支持ユニットが協働して、前記代わりの支持頂部を部分的に支持し、前記代わりの支持頂部が前記足部支持ユニットを既定距離だけ越えて足部方向に延在することを特徴とする、装置。請求項2に記載の装置において、既定距離は、外科的アクセス要件によって定められることを特徴とする、装置。請求項2に記載の装置において、前記既定距離は、99パーセンタイルの男性の身長のほぼ50%であることを特徴とする、装置。請求項1に記載の装置において、前記足支持ユニットが、基部と、前記基部から垂直に上向きに延在する台座とを備え、前記足部支持ユニットは、 a)前記代わりの支持頂部の支持と両立しないクラウンが前記台座上に存在する基本的構造と、 b)前記代わりの支持頂部の支持と両立する前記アダプタが前記クラウンの代わりに台座上に存在する非基本的構造と、 なるよう構成可能であることを特徴とする、装置。請求項1に記載の装置において、前記アダプタが、前記代わりの支持頂部または前記代わりの支持頂部に装着された付属品にサービスを伝達するコネクタを含むことを特徴とする、装置。請求項6に記載の装置において、前記サービスが、少なくとも1つの電気エネルギーおよびデータであることを特徴とする、装置。請求項1に記載の装置において、前記代わりの支持頂部が識別エレメントを備えることを特徴とする、装置。請求項1に記載の装置において、 前記頭部支持ユニットが、前記代わりの支持頂部の第1の端部において、前記代わりの支持頂部を部分的に支持し、 前記アダプタおよび前記足部支持ユニットが協働して、前記代わりの支持頂部を部分的に支持し、前記代わりの支持頂部が前記足部支持ユニットを越えて既定距離だけ足部方向に延在し、 前記アダプタも前記足部支持ユニットから取り外し可能であり、それによって、前記足部支持ユニットを、基本的支持頂部の足部方向端部で前記足部支持ユニットにより前記基本的支持頂部が支持可能となる基本的構造に変換するか、または当該基本的構造に再構成可能にすることを特徴とする、装置。患者支持装置において、 頭部支持ユニットと、 足部支持ユニットと、 前記頭部支持ユニットと前記足部支持ユニットとの間で長手方向に延在し、前記ユニットを共に結合する結合部材と、 前記足部支持ユニットに装着可能であり且つ前記足部支持ユニットから取り外し可能であるクラウンと、を備えることを特徴とする、装置。請求項10に記載の装置において、前記クラウンの代わりに、前記足部支持ユニットに固定可能であり且つ前記足部支持ユニットから取り外し可能であるアダプタを備えることを特徴とする、装置。請求項11に記載の装置において、前記クラウンが装着された前記足部支持ユニットが、少なくとも1個の部材を有する第1の組の支持頂部から選択された基本的支持頂部の支持と両立し、前記アダプタが固定された前記足部支持ユニットが、少なくとも1個の部材を有する第2の組の支持頂部から選択された代わりの支持頂部の支持と両立することを特徴とする、装置。患者支持システムにおいて、 少なくとも1個の部材を有する基本的組の支持頂部と、 頭部支持ユニットと、 前記頭部支持ユニットから長手方向に間隔を置いた足部支持ユニットと、 前記頭部支持ユニットおよび前記足部支持ユニットは、前記第1の組の支持頂部の各部材が前記頭部支持ユニットにより部分的に支持可能となり、且つ前記足部支持ユニットにより部分的に支持可能となるような基本的構造を有し、 少なくとも1個の部材を有する代わりの組の支持頂部を備え、前記第2の組の支持頂部の部材が、基本構成の頭部支持ユニットおよび基本構成の足部支持ユニットにより支持不可能であり、 前記頭部支持ユニットおよび前記足部支持ユニットのうちの少なくとも1個は、前記第2の組の各部材が前記頭部支持ユニットにより部分的に且つ前記足部支持ユニットにより部分的に支持可能であるように、非基本的構造に再構成可能であることを特徴とする、患者支持システム。請求項13に記載のシステムにおいて、前記少なくとも1個の支持ユニットを前記非基本的構造に再構成するアダプタのグループを備え、前記アダプタのグループは、少なくとも1個の部材を有することを特徴とする、システム。請求項14に記載のシステムにおいて、前記第2の組の支持頂部のうちの少なくとも1個の部材が、両支持ユニットの前記非基本的構造への再構成を必要とし、前記頭部端部ユニットを再構成するアダプタおよび前記足部端部ユニットを再構成するアダプタが交換可能であることを特徴とする、システム。請求項14に記載のシステムにおいて、前記第2の組の支持頂部のうちの少なくとも1個の部材が、両支持ユニットの非基本的構造への再構成を必要とし、前記頭部端部ユニットを再構成するアダプタおよび前記足部端部ユニットを再構成するアダプタが交換不可能であることを特徴とする、システム。請求項14に記載のシステムにおいて、前記第2の組の支持頂部が、少なくとも2個の部材を備え、前記アダプタの組が、 前記第2の組の支持頂部の部材のうちの一方を収容するために、前記2個の支持ユニットのうちの特定のものを非基本的構造に再構成するために使用可能である第1のアダプタと、 前記第2の組の支持頂部の部材のうちの他方を収容するために、前記特定の支持ユニットを非基本的構造に再構成するために使用可能である第2のアダプタと、を備えることを特徴とする、システム。請求項14に記載のシステムにおいて、前記第2の組の支持頂部の部材のうちの少なくとも1個の部材が、非基本的構成のユニットにより支持されると、第1の既定距離だけ前記足部支持ユニットを越えて足部方向に延在し且つ第2の既定距離だけ前記頭部支持ユニットを越えて頭部方向に延在し、またはそのいずれかであり、前記既定距離が互いに等しくなる必要はないことを特徴とする、システム。

说明书全文

ここで述べる主題は、手術台に関し、特に外科医、手術スタッフの他のメンバーに対し、患者の手術部位により良く接近できるようにする手術台に関する。

代表的な手術台は、頭部端部および足部端部支持ユニットと、該支持ユニット間にまたがり、それらによって支持された支持頂部とを備える。支持ユニットに関する支持頂部の代表的な構成は、多くの外科手術に対して満足いくものとなり得る。他の外科手術に対して、代表的構成は、最適ではないかもしれない。なぜなら、外科医が常に患者の手術部位に最適に接近できるとは限らないからである。本出願は、手術部位に対して外科医がより良く接近できるように改良した再構成可能な手術台について述べている。

患者支持装置の一実施形態は、代わりの支持頂部と、前記代わりの支持頂部を部分的に支持する頭部支持ユニットと、前記頭部支持ユニットから長手方向に間隔を置いた足部支持ユニットと、前記足部支持ユニットに結合するアダプタと、を備える。アダプタは、アダプタおよび足部支持ユニットが協働して、代わりの支持頂部を部分的に支持し、その結果、代わりの支持頂部が足部支持ユニットを越えて足部方向に延在するように、足部支持ユニットに固定可能である。

患者支持装置の別の実施形態は、頭部支持ユニットと、足部支持ユニットと、頭部支持ユニットと足部支持ユニットとの間で長手方向に延在し、そのユニットを共に結合する結合部材と、足部支持ユニットに装着可能であり且つ足部支持ユニットから取り外し可能であるクラウンと、を備える。

患者支持システムの一実施形態は、少なくとも1個の部材を有する第1の、または基本的な組の支持頂部と、頭部支持ユニットと、該頭部支持ユニットから長手方向に間隔を置いた足部支持ユニットと、を備える。頭部支持ユニットおよび足部支持ユニットは、第1の組の支持頂部の各部材が、頭部支持ユニットにより部分的に、さらに足部支持ユニットにより部分的に支持可能となるような基本的構造を有する。患者支持システムはまた、少なくとも1個の部材を有する第2の、または代わりの組の支持頂部も備える。第2の組の支持頂部の部材は、基本的構成の頭部支持ユニットおよび足部支持ユニットによっては支持不可能であるが、頭部支持ユニット、足部支持ユニットまたはその両方は、第2の組の各部材が頭部支持ユニットにより部分的に且つ足部支持ユニットにより部分的に支持可能であるように非基本的構造に再構成可能である。

ここで述べる患者支持装置および患者支持システムの様々な実施形態の前述および他の特徴が、以下の詳細な説明および添付図面から、より明らかとなるであろう。

患者が腹臥位で支持された状態の患者支持装置を示す側面図であり、患者支持装置は、頭部支持ユニットと、足部支持ユニットと、基本的支持頂部とを有し、支持装置は、基本的構造で示されているが、基本的構造および代わりの構造間で再構成可能である。

患者の仮想輪郭を示す図1Aの1B−−1B方向の平面図である。

ユニットの台座部品から取り外されたユニットのクラウン部品を示す図1Aおよび図1Bの足部支持ユニットの立面図である。

図1Aと同様の図であり、図1Aのクラウンの代わりに支持頂部が取り外され、アダプタが足部支持ユニットの台座に設置された状態である。

図1Aおよび図2と同様の図であり、支持頂部が、腹臥手術に使用される代わりの支持頂部である代わりの構造の支持装置を示す。

患者の仮想輪郭を示す図3Aの3B−−3Bの方向の平面図である。

図3Aおよび図2と同様の図であり、支持頂部が、股関節手術に使用される代わりの支持頂部である代わりの構造の支持装置を示す。

代わりの構造の支持ユニットの台座部およびアダプタ部品の図であり、アダプタは、標準配向および軸回りに180度回転してコネクタを露出する配向で示される。

代わりの構造の支持ユニットの台座部およびアダプタ部品の図であり、アダプタは、標準配向および軸回りに180度回転してコネクタを露出する配向で示される。

第1の、または基本的組の支持頂部を含む基本的構造および第2の、または代わりの組の支持頂部を含む代わりの構造で構成可能な患者支持システムの図である。

第1の、または基本的組の支持頂部を含む基本的構造および第2の、または代わりの組の支持頂部を含む代わりの構造で構成可能な患者支持システムの図である。

第1の、または基本的組の支持頂部を含む基本的構造および第2の、または代わりの組の支持頂部を含む代わりの構造で構成可能な患者支持システムの図である。

実施例が添付図面に示されている本発明の実施形態を以下で参照する。既に述べた特徴と類似の、または同一の特徴は、既に使用したものと同じ参照数字によって識別することも可能である。"実質的に" および"およそ" という用語は、量的比較、数値、測定値または他の表現に帰する可能性がある固有の不確実度を表すためにここで使用する場合もある。これらの用語は、当の主題の基本的機能を変化させることなく量的表現が規定の参照から変化する可能性がある度合いを表すためにも、ここで使用する。

図1Aないし図4を参照すると、手術台20等の患者支持装置は、頭部支持ユニット22と、該頭部支持ユニットから長手方向に間隔を置いた足部支持ユニット24とを備える。図3Aおよび 図4から明らかなように、“頭部”および“足部”は、2個の支持ユニット間で区別するために使用されるが、患者の配向に必ずしも対応するわけではない。

結合部材30は、頭部支持ユニットと足部支持ユニットとの間で長手方向に延在し、支持ユニットを互いに結合する。結合部材は、固定長部材であってもよいか、または例えば、伸縮チューブから構成された可変長部材であってもよい。

頭部ユニット22は、基部40と、基部の底部から延在するキャスター42と、基部から垂直且つ上向きに延在する円柱44とを備える。円柱は、例えば、油圧システムにより、基部40に関して高さを調節可能である一次エレベータ50を備える。円柱は、一次エレベータに装着された二次エレベータ52も備える。一次エレベータに関する二次エレベータの高さは固定されるが、二次エレベータは、2個以上の装着ステーション54を備え、それに対して、基本的患者支持頂部100Aの第1の端部101Aが装着可能である。基本的支持頂部100Aは、一般に参照数字100で示される1組の基本的支持頂部の部材である。装着ステーションは、三形の記号により概略的に示され、互いに垂直に分離される。

足部ユニット24は、基部60と、基部の底部から延在するキャスター62と、基部から垂直に且つ上向きに延在する円柱64とを備える。円柱は、台座部80と、クラウン82とを含む一次エレベータ70を備える。クラウンは、台座に装着可能であり且つ台座から取り外し可能である。 一次エレベータは、例えば、油圧システムにより、基部60に関して高さが調節可能である。円柱はまた、一次エレベータ、特にクラウン82に装着された二次エレベータ72も備える。一次エレベータに関する二次エレベータの高さは固定されているが、二次エレベータは、2個以上の装着ステーション74を備え、該装着ステーションには、患者支持頂部100Aの第2の端部102Aが装着可能である。装着ステーションは、三角形の記号で概略的に示され、互いに垂直に分離される。クラウン82は、台座80に装着可能であり且つそこから取り外し可能である。図1Aは、一次エレベータが台座とクラウンとを備えるように台座に装着されたクラウンを示す。図2は、一次エレベータが台座とアダプタを備えるように、以下でより詳細に説明するが、取り外されてアダプタ90Aと交換されたクラウンを示す。

支持頂部の第1の端部101Aは、選択された装着ステーション54において頭部二次エレベータ52に装着され、支持頂部の第2の端部102Aは、選択された装着ステーション74において足部二次エレベータ72に装着される。"第1の"および"第2の"は、支持頂部の長手方向に対向する端部間で便宜上区別を行うためにここで用いられるが、患者の配向に必ずしも対応するわけではない。二次エレベータ52、72は、支持頂部100Aの長手方向の端部101A、102Aと支持ユニット22、24との間のインタフェースである。二次エレベータによって保持される荷重は、一次エレベータ50、70、基部40、60およびキャスター42、62により床に転送される。実際に、スタッフメンバーは、装着ステーションと、高さ調節可能な一次エレベータの高さとを選択し、患者を望ましい高さおよび傾きに位置決めする (例えば、レベル、頭部を下に傾ける、足部を下に傾ける)。

基本的支持頂部および以下でより完璧に述べられ、図3A、3B および図4に示される代わりの支持頂部の組の部材には、様々な付属品を装着してもよい。付属品の例は、図3A、3Bおよび図4の代わりの支持頂部に関連してのみ示される。付属品の例は、パッド110と、トラクションアセンブリ112,と、アーム支持部114と、会陰ポスト116とを備える。

少なくとも足部支持ユニット、従って、全体としての患者支持装置は、基本的構造において構成可能である。基本的構造は、図1Aおよび図1Bに見られるように基本的支持頂部100Aとクラウン82とを備える。少なくとも足部支持ユニット、従って、全体としての患者支持装置はまた、非基本的構造において構成可能である。非基本的構造は、図3Aの腹臥手術支持頂部200Aまたは図4の股関節手術頂部200B等の代わりの支持頂部を備える。代わりの支持頂部200A、200Bは、一般に参照数字200で示される1組の代わりの支持頂部の部材である。用語 "非基本的"および "代わりの"は、代わりの構造および頂部が基本的構造または支持頂部と比較して劣っている、または好ましくないということを示唆するためではなく、異なる構造および支持頂部を差別化するために、ここで使用する。

図1Aおよび図1Bは、クラウン82が台座80上に存在し、物理的にそれに結合される基本的構造で構成されている足部支持ユニット、従って、全体としての患者支持装置を示す。ここで使用するように、"上に"は"の頂部に"を意味し、同じ高さ、またはほぼ同じ高さを意味するのではない。クラウンは台座に結合されていない場合でさえ、台座に装着可能であり且つ台座から取り外し可能であるという意味では台座および足部支持ユニットに関連する。クラウンは、基本的支持頂部の支持とは両立するが、代わりの支持頂部の支持とは両立しない。従って、基本的構造は、少なくとも1個の部材を有する第1の、または基本的組の支持頂部から選択された図1Aの頂部100A等の基本的頂部を含む。基本的頂部の第1の端部は、頭部支持ユニットの二次エレベータに装着される。基本的支持頂部の第2の端部は、足部支持ユニットの二次エレベータに装着される。

基本的支持頂部を使用する際、頭部支持ユニットおよび足部支持ユニットが各々部分的に基本的支持頂部を支持し、支持頂部の重量全体をまとめて支持する。ここで使用するように、特に指定がない限り、基本的支持頂部の重量は、支持頂部自体の重量と、支持頂部によって保持された重量(例えば、患者のいずれかの付属品の重量)とを含む。

支持ユニットに関する支持頂部の基本的構造は、多くの外科手術には申し分ないが、他のものには最適以下であるかもしれない。図1Aおよび図1Bに見られるように外科医が足部支持ユニットの右に立つ場合、少なくとも距離Dロングだけ患者から長手方向に離れるが、これは不十分かもしれない。外科医が患者の頸椎に手術を行っている場合、支持ユニット基部60および支持頂部のエッジ122によって定められる角122に立つように強制されてもよく、そのため、手術部位への最良のアクセスのために身体を位置決めするか、または動かすことができない可能性もある。

図2、図3A、図3Bおよび図4は、足部支持ユニット、従って、非基本的構造で構成された全体としての患者支持装置を示す。非基本的構造において、アダプタ90Aは、基本的構造のクラウン82の代わりに台座80の上に存在する。図1Cは、アダプタを台座に固定するための準備の際に、台座から取り外されたクラウンを示す。クラウンおよびアダプタの使用は、相互に排他的である。アダプタは、台座に物理的に結合される。アダプタが台座に結合されない時でさえ、台座に固定可能であり、台座から取り外し可能であるという意味で台座および足部支持ユニットに関連する。アダプタは、代わりの支持頂部の支持と両立するが、基本的支持頂部の支持とは両立しない。従って非基本的構造は、少なくとも1個の部材を有する第2の、または代わりの組の支持頂部から選択された図3Aおよび図4の頂部200A、200B等の代わりの頂部を含む。代わりの支持頂部は、頭部支持ユニットの二次エレベータ52に装着される。代わりの支持頂部もまた、足部支持ユニットの二次エレベータ72に装着される。代わりの支持頂部およびアダプタは、別個の部品である、すなわち、それらは1個のユニットに統合されていない。

代わりの支持頂部を使用する際、頭部支持ユニットおよび足部支持ユニットが各々、代わりの支持頂部を部分的に支持し、一括すると、支持頂部の重量全体を支持する。ここで使用するように、特に指定がない限り、代わりの支持頂部の重量は、支持頂部自体の重量と、支持頂部に保持された重量(例えば、付属品および患者の重量)とを含む。

非基本的構造では、アダプタおよび足部支持ユニットが協働して、代わりの支持頂部を部分的に支持し、その結果、代わりの支持頂部が足部支持ユニットを越えて足部方向に延在する。本明細書は、用語“延在し過ぎる”およびその変形例を用いて、足部支持ユニットを越えた足部方向、または頭部ユニットを越えた頭部方向への支持頂部の延在を言及する。特に、代わりの支持頂部は、既定の距離DPだけ足部支持ユニットを越えて足部方向に延在する。既定の距離は、外科的アクセス要件によって定められてもよい。外科的アクセス要件の一例は、図 1Aおよび図1Bないし図3Aおよび図3Bを比較することにより理解出来る。図1Aおよび図1Bに見られるように外科医が足部支持ユニットの右に立つ場合、少なくとも距離Dロングだけ患者から長手方向に離れるが、これは不十分かもしれない。外科医が患者の頸椎に手術を行う場合、支持ユニット基部60および支持頂部のエッジ122によって定められる角122に立つように強制されるかもしれない。結果として、外科医は、手術部位に最良に接近するために自分自身を位置決めするか、または身体を動かすことが出来ない場合もある。対照的には、図3Bにおいて、外科医は、より強制されない。外科医は、患者に対して横方向に接近して位置決め可能であり、(手術台の長手寸法に沿って)左または右に踏み込むことも可能である。実際、外科医は、接近の弧124の全長に沿って患者に近付く。

あるいは、またはさらに、既定の距離は、人体測定パラメータで表してもよい。例えば、既定の距離は、99パーセンタイルの男性の高さの50%でもよいため、99パーセンタイルの男性患者の50%まで(さらに、より小さい患者のより高い百分率)が、足部支持ユニットの最も足部方向のエッジ128を越えて足部方向に位置決め可能である。人体測定データ源の1つとして、アルビン・アール・ティリー(Alvin R. Tilley)、ISBN 0−471−09955−4による"設計における男性および女性—人的要因の測定(The Measure of Man and Woman − Human Factors in Design)"が挙げられる。

図5Aおよび図5Bは、上記、及び軸130の回りに180°回転した結果として以下から分かるようなアダプタの例90Aを示す。アダプタは、足部円柱24の台座部80に固定可能であり、且つそこから取り外し可能である。アダプタおよび円柱は、1個以上の接続または結合部位150、152をそれぞれ含む。結合部位が互いに係合されると、アダプタは、平または垂直方向に円柱に関して移動できないように、また円柱に関して回転できないように、台座に固定的に接続される。結合部位が互いに外れると、図1Cにおいて基本的構造のクラウンが取り外した状態で示されるのとほぼ同じように、アダプタが、頭部支持ユニット22に向けて水平に摺動することにより円柱から取り外すことが可能である。支持頂部が頭部支持ユニット22および足部支持ユニット24に接続されると、ユニット自体が頭部支持ユニットに向けてアダプタを不本意に移動させることを防止するという利点を、長手頭部方向の取り外しが有する。アダプタの頂部側は、第1のコネクタ156を備え、該コネクタは、支持頂部の下側の組み合わせエレメントまたはコネクタ158と協働して、アダプタ、従って、台座に支持頂部を固定的に接続したままにする。コネクタ156もまた、電気170、電気接地172、データ174、油圧流体176および空圧流体178を伝達可能である。

アダプタの底部側は、コネクタ160を備える。台座は、組み合わせコネクタ162を備える。コネクタは、代わりの支持頂部または代わりの支持頂部に装着された付属品にサービスを伝達する。サービスの例は、電気エネルギー170と、電気接地172と、データ174と、油圧176と、空圧178(例えば、電動付属品への油圧流体または空気)とを含む。

上記のように、"頭部"および"足部"は、ここで使用され、別個の支持ユニットを区別する。図1Aないし図4の例では、2個の支持ユニットのうちの1個のみ、特に、図の右側により近いユニットは、代わりの支持頂部を収容するよう再構成して示されている。しかしながら、上記は、図の左側により近く示された支持ユニットを足部ユニットとして、さらに他のユニットを頭部ユニットとして再度示すだけで、そのユニットに等しく適用する。さらに、両方のユニットは、基本的構造と変わりの構造との間で再構成可能ある。

図6は、患者支持システムの一般的概念を示す。システムは、頭部支持ユニット22と、頭部支持ユニットから長手方向に間隔を置いた足部支持ユニット24とを備える。図の中央左に見られるように、頭部支持ユニットおよび足部支持ユニットが基本的構造で存在する。患者支持システムの基本的構造は、n個の部材1ないしnを備え、100A、100B等で個別に識別される第1の、または基本的組100の支持頂部を備える。第1の組の支持頂部は、少なくとも1個の部材を有し、2個以上の部材を有してもよい。第1の組の支持頂部の各部材は、第1の組の部材から、基本的構造の支持ユニット間の空間まで導く矢印によって表されるように、基本的構造の頭部支持ユニットにより部分的に、さらに基本的構造の足部支持ユニットにより部分的に支持可能である。

システムはまた、m個の部材1〜部材mを備え、200A、200B等によって個別に識別される第2の、または代わりの組200の支持頂部を備える。第2の組の支持頂部は、少なくとも1個の部材を有し、2個以上の部材を有してもよい。第2の組の支持頂部の部材は、基本的構造の頭部支持ユニットと基本的構造の足部支持ユニットとの組み合わせにより支持することは不可能である。換言すれば、基本的構造の頭部支持ユニットは、第2の組の部材の一端部を部分的に支持することが可能でもよいが、共に作用する、基本的構造の頭部支持ユニットおよび基本的構造の足部支持ユニットは、第2の組の支持頂部の部材のいずれかに対して、完璧で申し分のない支持を提供することが出来ない。この不適合性は、第2の組の部材から、図の中央左の基本的構造の支持ユニットに向けて延在する中断矢印で表される。

図の中央右に見られるように、足部支持ユニットは、非基本的構造に再構成可能であり、その結果、第2の組の支持頂部の各部材が、頭部支持ユニットにより部分的に、また足部支持ユニットにより部分的に支持可能である。この適合性は、第2の組の部材から非基本的構造の支持ユニット間の空間に導く矢印によって表される。第2の組の少なくとも1個の部材は、非基本的構造の足部支持ユニットにより支持される場合、既定の距離DPだけ、足部支持ユニットを越えて足部方向に延在する。第1の組の支持頂部の部材は、頭部支持ユニットおよび非基本的構造の足部支持ユニットによって支持することは不可能である。この不適合性は、第1の組の部材から、図の中央右の支持ユニットに向けて延在する中断矢印によって表される。

患者支持システムもまた、p個の部材1〜部材pを備え、90A、90Bによって個々に識別されたアダプタのグループ90等を含む。アダプタの組90は、少なくとも1個の部材を有し、2個以上の部材を有してもよい。アダプタまたはアダプタ組のアダプタは、上記方法で使用され、足部支持ユニットの非基本的構造への再構成を行う。例示のアダプタの組は、第2の組の支持頂部の部材の接続を調節するために、2個の支持ユニットの特定のもの(頭部支持ユニット22または足部支持ユニット24のいずれか)の、非基本的構造への再構成を行うために使用可能な第1のアダプタ90Aを備える。例示のアダプタの組はまた、2個の支持ユニットのうちの特定のものを、第2の組の支持頂部の異なる部材に対する非基本的構造に再構成するために使用可能である第2のアダプタ(例えば、90B)を備えてもよい。

図7は、図6と同様であるが、患者支持システムの一実施形態を示し、そこでは、第2の組の支持頂部の部材を支持するために、頭部および足部支持ユニットの両方が、基本的状態から非基本的状態に再構成される。数字90に適用された接尾辞A、B等は、異なる様式のアダプタ、例えば、代わりの支持頂部の組の部材間の違いを調節するために、互いに異なるアダプタを示す。ハイフン付きの数字"−1"、"−2"等は、アダプタの在庫が、接尾辞で示された様式の多数のアダプタを備えることを示す。図7に示すように、頭部支持ユニット22で使用するアダプタおよび足部支持ユニット24で使用するアダプタは、互いに物理的に同じであり、従って、支持ユニット間で交換可能である。すなわち、アダプタ90A−1を用いて足部支持ユニットを再構成することが可能であり、アダプタ90A−2を用いて頭部支持ユニットを再構成することが可能であり、頂部、例えば頂部200Aの所与の様式に対して逆も同様である。

図8は、図7頭部支持ユニット22を基本的状態から非基本的状態に再構成するために使用するアダプタと、足部支持ユニット24を再構成するために使用するアダプタとは、互いに物理的に異なっており、従って、支持ユニット間で交換不可能であることを除いては、図7と同様である。換言すれば、第2の組からの少なくとも1個の支持頂部に対して、(同一のアダプタ90A−1、90A−2、…の下位グループから選択された)アダプタ90Aは、支持頂部と頭部支持ユニット22との間の適合性を達成するために必要なアダプタであるが、(同一のアダプタ90B−1、90B−2、…のグループから選択された)アダプタ90B は、支持頂部と、足部支持頂部24との間の適合性を達成するために必要なアダプタである。

続いて図7、図8を参照すると、図8は、第2の組の支持頂部の少なくとも1個の部材が、非基本的構造のユニットにより支持された場合、既定距離DP1だけ足部方向に延在し過ぎ(すなわち、足部支持ユニットを越えて足部方向に延在し)、さらに既定距離DP2だけ頭部方向に延在し過ぎる、(すなわち、頭部支持ユニットを越えて頭部方向に延在する)ことを示す。図7は、第2の組の支持頂部の少なくとも1個の部材が、非基本的構造のユニットにより支持された場合、既定距離だけ足部方向に延在し過ぎるが、頭部方向には延在し過ぎないことを示す。さらに別の代替として、図示していないが、第2の組の少なくとも1個の部材が非基本的構造のユニットにより支持された場合、既定距離だけ頭部方向に延在し過ぎるが、足部方向には延在し過ぎない。繰り返しになるが、既定距離は互いに異なってもよい。

図7は、交換アダプタという面において、唯一の方向に延在し過ぎる支持頂部を示す。図8は、非交換アダプタという面において、両方向に延在し過ぎる支持頂部を示す。しかしながら、患者支持システムは、代わりに、またはさらに、頂部が非交換アダプタを用いて唯一の方向に延在し過ぎ、頂部が交換アダプタを用いて両方向に延在し過ぎるようにアダプタおよび代わりの頂部を備えてもよい。

上記に鑑み、患者支持システムの詳細は、より良く認識されるであろう。図1Cを参照すると、クラウンは、長手水平方向に、台座から取り外し可能であり、台座に装着可能である。クラウンおよび台座は、ラッチ部品230、232を備える。ラッチが係合されると、クラウンは足部円柱に固定的に接続され、その結果、クラウンは、水平または垂直方向に円柱に関して移動することは不可能であり、円柱に関して回転することも不可能である。例えば、ユーザアクセス可能トリガ234の動作によりラッチが外れると、クラウンは、頭部支持ユニット22に向けて水平に摺動することにより、円柱から取り外し可能である。長手頭部方向(すなわち他の支持ユニットに向かう)取り外しには、支持頂部が頭部支持ユニット22および足部支持ユニット24の両方に結合されると、ユニット自体が頭部支持ユニットに向かうクラウンの不本意な移動を防止するという利点がある。

図1A、図3A、図4、および図6ないし図8を参照すると、第1の支持頂部の組の部材および第2の支持頂部の組の部材、またはそのいずれかは、識別エレメント240を備えてもよい。位置実施例では、識別エレメントはRFIDタグであり、これは、例えば、足部円柱に配置されるRFIDリーダによって読み取り可能である。別の実施例では、識別エレメントは、ホール効果センサ対のセンサまたは励振器である。採用した技術に関係なく、識別エレメントは、支持頂部の同一性についての情報を提供する。例えば、識別エレメントは、支持頂部が容認出来る外科手術の型式に基づいて、プロセッサが支持頂部に特定の限定を強制的に加えることが出来るように、プロセッサに情報を提供してもよい。限定例としては、特定の型式の支持頂部が円柱によって上昇または下降可能である最高許容速度と、支持頂部が上昇または下降可能である最大または最小許容重量と、支持頂部に対して許容される最大傾斜とが挙げられる。

上記から明らかであるように、アダプタはそのホスト支持ユニットから取り外し可能であり、それによって、基本的支持頂部が支持ユニットにより支持可能である基本的構造に足部支持ユニットを再構成可能にする。支持ユニットとは、基本的構造を達成するために、アダプタ90Aの取り外しに続いてクラウン82が台座80に設置可能であるという意味で、基本的構造に再構成可能であると考えられる。別の実施形態では、クラウンは、基本的構造を達成するためには必要ない。その理由は、クラウン無しに自立している台座80が基本的支持頂部に必要な支持を提供することが出来る。その場合、アダプタの取り外しによって、(クラウンを装着することにより)基本的構造に再構成される状態に置くよりも支持ユニットを基本的構造に変換する。

クラウン82およびアダプタの組90の部材が、対向する支持ユニットに向けて摺動されることにより、台座80から摺動可能に取り外し自在として述べられている。しかしながら、横方向に取り外され且つ垂直方向に取り外された保管支持ユニットから摺動されるなど、他の取り外し方向もまた、申し分ないものとなり得る。

本開示は特定の実施形態を参照するが、特許請求の範囲で述べた主題から逸脱することなく、形態および詳細を様々に変化させてもよいことが当業者に理解されるであろう。

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