Wrist band and detachment structure thereof

申请号 JP2007107501 申请日 2007-04-16 公开(公告)号 JP2008268290A 公开(公告)日 2008-11-06
申请人 Sato Corp; 株式会社サトー; 发明人 KOBAYASHI KAZUYUKI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a wrist band which has burrs reduced and miniaturized as much as possible on a rear side 20B thereof brought into contact with a user's body to reduce a direct stimulus to user's skin by controlling the direction and depth of notching of a cutting line 21 for detachment, and a detachment structure thereof.
SOLUTION: It is noticed that the notching direction of the cutting line 21 for detachment is a direction going from the rear side 20B of a band base material 20 to a front side 20A (printing surface side) and the notching depth of the cutting line is set in a prescribed level. The cutting line 21 for detachment by which a wrist band 22 is detached from the belt-shaped band base material 20 is formed by notching the band base material 20 from the rear side 20 toward the printing surface side 20A, and the notching depth of the cutting line 21 for detachment in the band base material is 40 to 75% of thickness of the band base material.
COPYRIGHT: (C)2009,JPO&INPIT
权利要求
  • 帯状のバンド基材から切離し用接断線において切り離し可能であり、その表面側に人体の個人情報を印字可能であるとともに、その裏面をこの人体の四肢の少なくともいずれかひとつに向けてこれに巻き付けるリストバンドであって、
    前記切離し用接断線は、前記バンド基材の前記裏面側から前記印字面側に向かって切り込んでこれを形成しているとともに、
    前記切離し用接断線の前記バンド基材への切込み深さは、これを前記バンド基材の厚さの40%〜75%とすることを特徴とするリストバンド。
  • 前記切離し用接断線の前記切込み深さは、これを前記バンド基材の厚さの50%〜60%とすることを特徴とする請求項1記載のリストバンド。
  • 前記切離し用接断線の前記切込み深さは、これを前記バンド基材の厚さの約57%とすることを特徴とする請求項1記載のリストバンド。
  • 前記バンド基材の厚さは、これを300μm〜360μmとすることを特徴とする請求項1記載のリストバンド。
  • その表面側に人体の個人情報を印字可能であるとともに、その裏面をこの人体の四肢の少なくともいずれかひとつに向けてこれに巻き付けるリストバンドを、帯状のバンド基材から切離し用接断線において切り離して形成可能とするリストバンドの切離し構造であって、
    前記バンド基材の前記裏面側から前記印字面側に向かって前記切離し用接断線を切り込んで前記リストバンドを形成可能とするとともに、
    前記切離し用接断線の前記バンド基材への切込み深さは、これを前記バンド基材の厚さの40%〜75%とすることを特徴とするリストバンドの切離し構造。
  • 说明书全文

    本発明はリストバンドおよびその切離し構造にかかるもので、とくに病院や遊園地などで患者や入園者の四肢たとえば手首あるいは足首に環状にゆるく巻き付けて個人情報を表示ないし保持するために用いられるリストバンドおよびその切離し構造に関するものである。

    従来から、病院などにおいて患者の診療科、氏名、年齢、血液型などその個人固有の識別データを、必要ならばバーコードや二次元コードも用いてリストバンドに印字して表示した上で、患者の四肢たとえば手首あるいは足首に環状にゆるく巻き付けて、患者の特定を確実にすることが行われている。

    従来のリストバンドについて図7ないし図10にもとづき概説する。
    図7は、リストバンドを型形成するバンド基材1の平面図であって、バンド基材1は、帯状の基材からこれを構成し、切離し用接断線2によってリストバンド3およびカス取り部4に切り離し可能とする。

    リストバンド3は、その表面3A側に人体の個人情報を印字可能な個人情報印字領域5(印字領域)を設けるとともに、その裏面3Bをこの人体の四肢の少なくともいずれかひとつに向けてこれに巻き付ける。
    さらに、リストバンド3の両端部には、複数個のセット孔6およびバンド孔7を形成してあって、リストバンド3を輪状にした上でいずれかのセット孔6およびバンド孔7を合わせるとともに、たとえばバンドクリップ(図示せず)により固定して巻き付け可能とする。

    なお、カス取り部4にも、リストバンド3上の個人情報印字領域5と同様に、リストバンド3の使用方法ないし使用上の注意や説明文さらには広告などを表示するために、注意書き印字領域8(印字領域)を設けている。

    図8は、個人情報印字領域5あるいは注意書き印字領域8に印字を行うためのサーマルプリンター9の要部側面図であって、その印字部には、サーマルヘッド10およびプラテンローラー11を有するとともに、熱転写リボン12をバンド基材1に重ね合わせて、バンド基材の表面1A側に熱転写方式による印字を行う。
    たとえば個人情報印字領域5には、診療科、氏名、年齢、血液型などその個人固有の識別データを、必要ならばバーコードや二次元コードも用いて印字するとともに、さらに必要ならば無線により非接触でデータの交信が可能なICチップおよびアンテナ内臓のRFIDインレット13(図7)を装備する。
    また、注意書き印字領域8には、「ここからはがして下さい。」や「印字進行方向⇒」およびその他必要な事項を印字する。

    ただし、バンド基材1の製造工程上は、バンド基材1の表面1Aにまず、注意書き印字領域8の印字を行い、平板状あるいはロール状のカット具を用いてダイカットを行うことにより切離し用接断線2を形成し、バンド基材1として製造し、巻き取る。
    ついで、使用者が(たとえば病院などにおいて)、サーマルプリンター9を用いてリストバンド3の表面3Aにおける個人情報印字領域5に印字をしたのち、切離し用接断線2の部分でリストバンド3とカス取り部4とを切り離し、最終的にリストバンド3としてその裏面3B側を患者の手首あるいは足首などに向けて輪状に取り付ける。

    切離し用接断線2は、バンド基材1からリストバンド3を型抜きするためものである。
    図9は、バンド基材1(リストバンド3)の切離し用接断線2を形成する切込み方向についての断面説明図、図10は、型抜きした結果のリストバンド3の概略断面図であって、バンド基材1の厚さ方向に全抜きするとリストバンド3がカス取り部4から自然に分離してしまうので、バンド基材1の厚さ未満の所定の切込み深さで、切断刃14を切り込むように加工する。
    ただし、切離し用接断線2の端部、たとえばセット孔6の部分の半円弧状の端部のみに全抜き部分2A(図7)を形成してカス取り部4からのリストバンド3の切離しのきっかけ部分を作成し、注意書き印字領域8に「ここからはがして下さい。」とあらかじめ印字しておく。

    従来は、図9に示すように、切離し用接断線2を形成するために、切断刃14をバンド基材1の表面1A側からその裏面1B側に向かって(すなわち、図中、上から下に向かって)切断刃14を操作することとしていた。
    しかしながら、とくに図10に示すように、切離し用接断線2の部分を境にリストバンド3とカス取り部4とを切り離した際にバンド基材1(リストバンド3)の裏面3B側における外周縁部にバリ15が形成され、このバリ15がリストバンド3の裏面3B側に突出することになるため、患者の皮膚に接触して刺激となってしまうという問題がある。
    このバリ15が皮膚炎症の要因のひとつに考えられており、できる限りこのようなバリ15を少なくかつ小さくすることが要請されている。

    特開2003−157010号公報

    本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、患者や使用者の皮膚に無用の刺激を与えないようにしたリストバンドおよびその切離し構造を提供することを課題とする。

    また本発明は、カス取り部からの切り離しの際に、人体に接触する裏面側にバリが出にくいようにしたリストバンドおよびその切離し構造を提供することを課題とする。

    また本発明は、切り離しの際に、人体に接触する裏面側にできる限りバリを少なくかつ小さくすることが可能なリストバンドおよびその切離し構造を提供することを課題とする。

    また本発明は、切離し用接断線の切込み方向および切込み深さを調節することにより、皮膚への直接刺激を低減可能としたリストバンドおよびその切離し構造を提供することを課題とする。

    すなわち本発明は、切離し用接断線の切込み方向をバンド基材の裏面側から表面側(印字面側)に向かう方向とすること、およびその切込み深さを所定レベルに収めることに着目したもので、第一の発明は、帯状のバンド基材から切離し用接断線において切り離し可能であり、その表面側に人体の個人情報を印字可能であるとともに、その裏面をこの人体の四肢の少なくともいずれかひとつに向けてこれに巻き付けるリストバンドであって、上記切離し用接断線は、上記バンド基材の上記裏面側から上記印字面側に向かって切り込んでこれを形成しているとともに、上記切離し用接断線の上記バンド基材への切込み深さは、これを上記バンド基材の厚さの40%〜75%とすることを特徴とするリストバンドである。

    第二の発明は、その表面側に人体の個人情報を印字可能であるとともに、その裏面をこの人体の四肢の少なくともいずれかひとつに向けてこれに巻き付けるリストバンドを、帯状のバンド基材から切離し用接断線において切り離して形成可能とするリストバンドの切離し構造であって、上記バンド基材の上記裏面側から上記印字面側に向かって上記切離し用接断線を切り込んで上記リストバンドを形成可能とするとともに、上記切離し用接断線の上記バンド基材への切込み深さは、これを上記バンド基材の厚さの40%〜75%とすることを特徴とするリストバンドの切離し構造である。

    上記切離し用接断線の上記切込み深さは、これを上記バンド基材の厚さの50%〜60%とすることができる。

    上記切離し用接断線の上記切込み深さは、これを上記バンド基材の厚さの約57%とすることができる。

    上記バンド基材の厚さは、これを300μm〜360μmとすることができる。

    本発明によるリストバンドおよびその切離し構造においては、バンド基材の裏面側から印字面側に向かって切り込んで切離し用接断線を形成しているとともに、切離し用接断線のバンド基材への切込み深さをバンド基材の厚さの40%〜75%としたので、人体に触れる裏面側にバリが形成される程度を最小限として、皮膚への直接刺激を低減し、長時間の装着であっても皮膚への悪影響を最小限に抑えるリストバンドとすることができる。

    本発明は、バンド基材の裏面側から印字面側に向かって切り込んで形成する切離し用接断線のバンド基材への切込み深さをバンド基材の厚さの40%〜75%としたので、皮膚への直接刺激を低減可能なリストバンドおよびその切離し構造を実現した。

    つぎに本発明の実施例によるリストバンドおよびその切離し構造を図1ないし図3にもとづき説明する。 ただし、図7ないし図10と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
    図1は、バンド基材20の平面図であって、切離し用接断線21により、リストバンド22およびカス取り部23を形成可能とする。

    図2は、バンド基材20の縦断面図であって、バンド基材20(すなわち切離し用接断線21内のリストバンド22の部分)は、ナイロンなどによる中央層基材24と、中央層基材24の裏面側のポリエチレンなどによるエンボス層基材25と、中央層基材24の表面側のポリエチレンなどによる表面層基材26と、を有する。 エンボス層基材25には、エンボス加工を施して、使用者の皮膚表面とバンド基材20の裏面20B(リストバンド22の裏面22B)との間の通気を促進可能としている。
    中央層基材24の厚さは約50μm、エンボス層基材25の厚さは約50μm、表面層基材26の厚さは約200μmであって、本実施例ではバンド基材20全体の厚さは約300μmである。

    図3は、バンド基材20(リストバンド22)の切離し用接断線21を形成する切込み方向についての断面説明図、図4は、型抜きした結果のリストバンド22の概略断面図であって、所定の切込み深さで、上記切断刃14を切り込むように加工する。
    すなわち、リストバンド22を形成するために、切断刃14を用いてバンド基材20の裏面20B側(リストバンド22の裏面22B側)からその表面20A側(リストバンド22の表面22A側)に向かって(すなわち図中、下から上に向かって)、切断刃14を操作する。
    なお、切離し用接断線21の切り口度は、40〜50度である。
    切離し用接断線21のバンド基材20への切込み深さは、これをバンド基材20の厚さの40%〜75%、好ましくは、50%〜60%、さらに好ましくは約57%とすることが望ましい。
    ただし、切離し用接断線21の端部、たとえばセット孔6の部分の半円弧状の端部のみに全抜き部分21Aを形成してカス取り部23からのリストバンド22の切離しのきっかけ部分を作成する。

    図4に示すように、切離し用接断線21の部分を境にリストバンド22とカス取り部23とを切り離した際にバンド基材20(リストバンド22)の裏面22B側における外周縁部に、前記バリ15が形成されても、このバリ15がリストバンド22の表面22A側に突出することになるため、患者の皮膚に接触し刺激となることはない。
    なお、全抜き部分21Aの部分において、バリ15がバンド基材20の表面20A側に突出形成される可能性があるが、前記サーマルヘッド10とリストバンド22との間に前記熱転写リボン12が介在するとともに、切離し用接断線21のバンド基材20への切込み深さをバンド基材20の厚さの40%〜75%内に抑えることにより、前記サーマルヘッド10への影響を最小限にすることができる。

    上述の内容を確認するために、四種類のリストバンドのサンプル「イ」、「ロ」、「ハ」、「二」を準備し、温度23℃、湿度50%のもと、リストバンドの裏面3A(エンボス層基材25の裏面すなわちエンボス面)による擦過試験と、リストバンドおよびカス取り部の切離し試験と、を行なった。
    図5は、上記四種類のリストバンドのサンプル「イ」、「ロ」、「ハ」、「二」の概略説明断面図であって、各サンプル「イ」、「ロ」、「ハ」、「二」は、バンド基材20と同じ材料および厚さを有し、さらに切り口角度も同様とする。
    サンプル「イ」は、従来のバンド基材1と同様であって、切断刃14により表面1Aから裏面1Bに向かって切込み深さ170μm(全体の厚さの約57%)まで切離し用接断線2を切り込んだバンド基材である。
    サンプル「ロ」は、従来とは異なり、切断刃14により裏面20Bから表面20Aに向かって裏面20Bからの切込み深さ60μm(全体の厚さの約20%)まで(すなわち、やや浅く)切離し用接断線21を切り込んだバンド基材である。
    サンプル「ハ」は、従来とは異なり、切断刃14により裏面20Bから表面20Aに向かって裏面20Bからの切込み深さ240μm(全体の厚さの約80%)まで(すなわち、やや深く)切離し用接断線21を切り込んだバンド基材である。
    サンプル「二」は、本発明によるバンド基材20で、切断刃14により裏面20Bから表面20Aに向かって裏面20Bからの切込み深さ170μm(全体の厚さの約57%)まで切離し用接断線21を切り込んだバンド基材20である。

    図6は、擦過試験および切離し試験の結果を示す図表である。
    擦過試験は、各サンプル「イ」、「ロ」、「ハ」、「二」について、その裏面側で上記熱転写リボン12の表面(インキ面)を一定押圧のもとで100回往復擦過する試験である。
    図示のように、サンプル「イ」、「ロ」について熱転写リボン12への傷が多く、サンプル「ハ」、「二」については傷が少ないことが判明した。 当該傷の多さの比較としては、傷の多い順に、サンプル「ロ」、「イ」、「ハ」、「二」の順となった。
    それぞれのサンプルについての顕微鏡調査では、裏面側(人体の皮膚に接触する面側)にバリ15を確認することができたが、それぞれのバリ15の大きさおよび数も大きい順に、サンプル「ロ」、「イ」、「ハ」、「二」の順となった。

    切離し試験は、リストバンドのカス取り部からの切離し力(剥取り力)を測定する試験である。
    すなわち、リストバンドあるいはカス取り部を互いに15mmだけ切り離すために必要な重量(g)で表すもので、図示のように、この切離し力は、大きい順に、サンプル「イ」、「ロ」=「二」、「ハ」の順となったが、互いの間に大きな差異はなかった。

    図6に示すように、バンド基材20の裏面20B側から表面20A側に切離し用接断線20を切り込むとしても、サンプル「ロ」のように、その切込み深さがあまり浅いと却ってバリ15の発生が多いことが判明した。
    なお、サンプル「ハ」のように、その切込み深さがあまり深いとリストバンドがカス取り部から自然に分離してしまう可能性が高いため、本発明のような切込み深さとすることが適正である。
    かくして、バリ15による患者その他の人体への影響を極力低減可能なリストバンド22を作成することができた。

    本発明の実施例によるリストバンド22およびその切離し構造を説明するためのバンド基材20の平面図である。

    同、バンド基材20の縦断面図である。

    同、バンド基材20(リストバンド22)の切離し用接断線21を形成する切込み方向についての断面説明図である。

    同、型抜きした結果のリストバンド3の概略断面図である。

    同、四種類のリストバンドのサンプル「イ」、「ロ」、「ハ」、「二」の概略説明断面図である。

    同、擦過試験および切離し試験の結果を示す図表である。

    従来のリストバンド3を型形成するバンド基材1の平面図である。

    同、個人情報印字領域5あるいは注意書き印字領域8に印字を行うためのサーマルプリンター9の要部側面図である。

    同、バンド基材1(リストバンド3)の切離し用接断線2を形成する切込み方向についての断面説明図である。

    同、型抜きした結果のリストバンド3の概略断面図である。

    符号の説明

    1 バンド基材(従来、図7)
    1A バンド基材1の表面(印字面)
    1B バンド基材1の裏面 2 切離し用接断線 2A 切離し用接断線2における半円弧状の全抜き部分(図7)
    3 リストバンド 3A リストバンド3の表面(図9)
    3B リストバンド3の裏面 4 カス取り部 5 個人情報印字領域(印字領域)
    6 セット孔 7 バンド孔 8 注意書き印字領域(印字領域)
    9 サーマルプリンター(図8)
    10 サーマルヘッド11 プラテンローラー12 熱転写リボン13 RFIDインレット14 切断刃(図3、図9)
    15 バリ(図4、図10)
    20 バンド基材(図1)
    20A バンド基材20の表面(印字面)
    20B バンド基材20の裏面21 切離し用接断線21A 切離し用接断線21における半円弧状の全抜き部分(図1)
    22 リストバンド(実施例、図1)
    22A リストバンド22の表面(図3)
    22B リストバンド22の裏面23 カス取り部24 中央層基材(図2)
    25 エンボス層基材26 表面層基材

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