Golf ball heating device

申请号 JP2001531466 申请日 2000-10-13 公开(公告)号 JP2003512105A 公开(公告)日 2003-04-02
申请人 ロッキー・リサーチ; 发明人 ポール サーキシアン; ウベ ロックンフェラー;
摘要 (57)【要約】 ゴルフボールの飛距離性能は、20分以下の 温度 平衡化期間があとに続く30分以下のアクティブ加熱期間中に30℃と55℃との間の平均温度までボールを加熱することにより高くなる。 本プロセスを実行するゴルフボール加熱装置は、複数のゴルフボールを受け入れる上部容器及び下部容器を有し、かつ、アクティブ加熱期間中にボール1個当たり少なくとも2ワット、好ましくは4ワットの電 力 を与えることができる電気抵抗加熱エレメントを備えている。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ゴルフボールのドライバーでの飛距離を伸ばす方法であって、該方法は、 30分以下のアクティブ加熱期間中に少なくとも2ワットのエネルギーを25
    ℃未満の温度のゴルフボールに与えることにより、前記アクティブ加熱期間中に前記ボールを25℃と約55℃の間の平均温度に加熱すること、 20分以下の間アクティブ加熱を行わずに前記ボールの温度を平衡化すること、及び、 ボールの平均温度を、ボールをプレーに使用するまで25℃と55℃との間に維持することを含む、ゴルフボールのドライバーでの飛距離を伸ばす方法。 【請求項2】 ボールは、前記アクティブ加熱期間中に28℃と48℃との間の温度まで加熱される請求項1に記載の方法。 【請求項3】 前記アクティブ加熱期間は、20分以下である請求項1に記載の方法。 【請求項4】 前記アクティブ加熱は、前記加熱期間中に前記ボール表面に0.54Btu/in 2・hと2.71Btu/ in 2・hの間を与えることにより行われる請求項1に記載の方法。 【請求項5】 前記加熱されたゴルフボールは、6℃/h未満の平均熱損失速度で前記温度範囲内に維持される請求項1に記載の方法。 【請求項6】 前記ボールの外表面の温度は、前記アクティブ加熱期間中において70℃を超えない請求項1に記載の方法。 【請求項7】 前記温度を平衡化することによって、前記ボールの中央部と前記ボールの外表面とにおける温度差が約5℃未満となる請求項1に記載の方法。 【請求項8】 前記温度平衡化期間は、15分以下である請求項7に記載の方法。 【請求項9】 複数のボール受け穴を有する熱伝導性容器と、それと協働しゴルフボール表面に少なくとも約0.54Btu/in 2・hを与えることができるヒータであって、前記各穴内における複数の各ゴルフボール用の1つ以上のヒータとを備える、複数のゴルフボールを加熱する装置。 【請求項10】 ゴルフボール表面に2.71Btu/ in 2・hまで与えることができる請求項9に記載の装置。 【請求項11】 ゴルフボール表面に少なくとも約0.97Btu/ in 2・hを与えることができる請求項10に記載の装置。 【請求項12】 前記1つ以上のヒータは、ボール1個当たり2ワットと1
    5ワットとの間の総加熱容量を有する請求項9に記載の装置。 【請求項13】 前記1つ以上のヒータは、ボール1個当たり3ワットと1
    2ワットとの間の総加熱容量を有する請求項10に記載の装置。 【請求項14】 複数のゴルフボールの一つを受け入れるためのものであり複数の同じ数の実質的に同一の半球状の穴(16)をそれぞれが有している下部容器(35)及び上部容器(31)と、 前記上部容器及び/または下部容器と熱接触する1つ以上の抵抗加熱エレメント(25)と、 を備え、 前記上部容器内の前記穴は、前記下部容器内の前記穴と向き合い対向しており、 前記各半球状穴は、ゴルフボールの外側表面の少なくとも大部分と物理的に接触するような寸法であり、かつ、前記向き合い対向した穴は、前記装置を閉じると球状穴を形成し、 前記上部容器及び下部容器は、前記各穴内においてゴルフボールに少なくとも0.54Btu/ in 2・hを与えることができる伝導率を有する熱伝導性材料を含み、 前記抵抗加熱エレメントは、ゴルフボール1個当たり少なくとも2ワットを供給する能力を有し、 前記1つ以上の抵抗加熱エレメントと前記上部容器及び下部容器とは、約4℃
    以上の周囲温度から少なくとも25℃の平均温度まで前記複数のゴルフボールを30分以内で加熱可能である、 請求項9に記載の装置。 【請求項15】 前記上部容器及び下部容器は、耐熱材料(24、26)を含む頂部収容部材及び底部収容部材をそれぞれ有し、 前記装置は、前記1つ以上の抵抗加熱エレメントへの電力供給を停止させた後約4時間、その中で約55℃まで加熱されたボールの平均温度を少なくとも約2
    5℃の平均温度に維持することができる請求項14に記載のゴルフボール加熱装置。 【請求項16】 約55℃を超えた加熱を防止するために前記1つ以上の抵抗加熱エレメントと協働する温度センサー及び電力供給遮断装置を有する請求項14に記載のゴルフボール加熱装置。 【請求項17】 前記各上部容器及び下部容器は、前記熱伝導性金属のシートと、前記上部容器と前記頂部収容部材との間の第1の空間及び前記下部容器と前記底部収容部材との間の第2の空間と、を備え、 前記第1及び第2の空間内の断熱材は、前記1つ以上の抵抗加熱エレメントへの電力供給を停止させた後約2時間、その中で約55℃まで加熱されたゴルフボールの温度を少なくとも約20℃の温度に維持することができる請求項14に記載のゴルフボール加熱装置。 【請求項18】 前記熱伝導性材料は、炭素またはグラファイトの多孔質体を含んでいる請求項14に記載のゴルフボール加熱装置。 【請求項19】 前記熱伝導性材料は、メソフェーズピッチ系炭素多孔質体である請求項14に記載のゴルフボール加熱装置。 【請求項20】 前記熱伝導性材料は、アルミニウムまたは銅のシート間において貼り合わされた炭素の多孔質体を含んでいる請求項14に記載のゴルフボール加熱装置。 【請求項21】 前記断熱材は、その中で加熱されたゴルフボールの熱損失速度が、6℃/hを超えないようにする請求項14に記載のゴルフボール加熱装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 (発明の背景) ドライバーで同じで打った時に冷たいボールに比較して暖かいまたは熱いボールの進む距離が長くなることにより証明されるように、約30℃と約50℃との間の温度に加熱したゴルフボールが、性能を改善することは公知である。 温度効果は、高度な技術を必要とし、且つ、ゴルフボールのドライバーでの飛距離性能を最大限にすることに興味を持つゴルファーが好む、糸巻きボール(ワウンドボール)において最も顕著である。 【0001】 前述の性能を改善する加熱効果を利用するために、いくつかの先行技術による加熱装置が、提案されてきた。 提案されたヒータの大部分は、例えば、米国特許第3,683,155号、第4,420,681号、第4,967,062号及び第5,057,670号明細書において開示されたように、ボールを加熱するために温風を利用している。 前述の特許によれば、ゴルフボールは、使用前に、
    少なくとも約6時間以上(米国特許第3,831,001号明細書)、2日間以上まで(米国特許第3,683,155号明細書)、約120°F(48.9℃
    )の温度に意図的に比較的ゆっくりと加熱される。 たいていのゴルファーにとって、このような加熱時間は、実際的でないことが多い。 加熱したボールは、使用準備ができるまで所望の上昇温度において維持しなければならないので、十分断熱されたコンテナ内においてボールを加熱または保管し続ける必要がある。 【0002】 (発明の概要) 本発明は、30分以内で25℃と約55℃との間の平均温度までゴルフボールを加熱することによりゴルフボールの飛距離性能を改善する方法と、該方法を実行するための装置とを目的としている。 本プロセスは、アクティブ加熱段階の後に温度平衡段階が続く2つのステップまたは段階において実行される。 本発明のゴルフボール加熱装置は、典型的にはゴルファーが家からゴルフコースまでドライブするのにかかる時間である30分以内で、少なくとも25℃の平均温度まで複数のゴルフボールを同時に加熱することができる。 複数のボールを保持するように設計された加熱装置は、最初に各ゴルフボールの入った球状穴の加熱された表面から伝導によりボールを加熱する。 本発明の装置は、抵抗加熱エレメントへの電力供給を停止させた後に少なくとも約2時間好ましくは約4時間、加熱されたゴルフボールの温度を維持することもできる。 加熱装置は、各ボールを保持するための向き合い対向する半球状穴を有する上部容器及び下部容器と、容器を作る熱伝導材料と協働する抵抗加熱エレメントとを備えている。 詳細な説明において、本発明の方法及びゴルフボール加熱装置についてのさらに明確な詳細及び特徴を述べていく。 【0003】 (好ましい実施形態) 本発明は、昼間の気温が25℃以下である場所、及び、例えば、ゴルフボールが、より低い夜の気温により25℃未満に冷えてしまう車内または駐車場内に保管された場合における、夜間にボールが25℃未満に冷える場所において、主として、有用である。 【0004】 本発明のプロセスは、40分以内で好ましくは30分以内で、少なくとも25
    ℃から約55℃までの好ましくは28℃と48℃との間のボール平均温度に1つ以上のゴルフボールを加熱することにある。 平均ボール温度は、カバー温度とボール内部温度とを、すなわちボール塊の平均温度を考慮したものである。 第1のステップは、後に説明する加熱装置を用いてボールの外表面に熱を加えるアクティブ加熱段階であって、その後にボールの温度を平衡化する第2の段階が続く。
    第1の段階において、30分以下の間好ましくは20分以下の間、ボール1個当たり2ワット好ましくは4ワット以上のレベルの熱をボールに加える。 アクティブ加熱期間中、カバーまたは表面ボール温度は、75℃を超えないようにされ、
    好ましくは70℃を超えない。 特定の加熱時間は、各ボールに加えるエネルギー量またはワット数と、加熱前のボール温度とにより異なる。 一般に、アクティブ加熱期間中において、ボールのカバー表面温度は、約0.5℃/min/wattと約0
    . 75℃/min/wattとの間の平均速度で上昇する。 従って、例えば、初期平均ボール温度が5℃で、ボール1個当たり2ワットのエネルギーを加えた場合には、
    40分のアクティブ加熱期間を利用して外側カバーを約47℃まで加熱することができ、次に10から15分の平衡期間を続けてボール平均温度またはボール平衡化温度を約40℃にする。 同様に、ボール1個当たり3ワットが、5℃のボールに加えられた場合、適切なアクティブ加熱期間を25分に且つ平衡化期間を約15分にすることによって、ボールは40℃になる。 ボール1個当たり4ワットでは、アクティブ加熱期間を約18分且つ平衡化期間を約15分とすることによって、ボールは40℃になる。 上の時間及び温度は、おおまかであり、異なる製造業者によるボールでは、わずかに異なる結果になることは、理解されよう。 適切な平衡期間は、約5分と約30分との間であり、好ましくは15分以下である。 完全な平衡において、内部及び表面のボール温度は、実質的に等しい。 しかしながら、本発明のプロセスの目的のためには、平衡化ステップは、ボールの内側及び外側(表面)温度差を5℃以下にし、且つ、ボール表面温度を55℃未満にする。 【0005】 図1に示したゴルフボール加熱装置は、複数の半球状穴を有する容器をそれぞれが含む上部組立体10及び底部組立体11を含んでいる。 上部組立体10は、
    蓋12と、複数の半球状穴13が中に形成されている上部容器31とを含んでいる。 底部組立体11は、複数の半球状穴16を同様に有する下部容器35が固定された基部14を含んでいる。 【0006】 図2も参照すると、各半円形穴は、ゴルフボール球面の半分よりわずかにオーバーサイズとなるような大きさまたは寸法である。 本装置が、上部容器及び下部収容部材を合わせて閉じられると、上部容器31及び下部容器35の向き合う面17及び15が、実質的に接触して、向き合い対向した半球状穴は、ゴルフボールが保持される球状チャンバーを形成する。 穴をわずかにオーバーサイズとすることによって、ゴルフボール表面の大部分が、上部及び下部半球状穴の内側表面と接触する。 このような特徴は、ゴルフボール30が、各下部穴16及び上部穴13の内面19及び21と実質的に物理的に接触し且つ伝導係合した状態で示された図2に示されている。 ボール表面を加熱する主要な手段として温風を利用する従来の加熱装置と比較して、ゴルフボール表面の大部分が実質的に接触することによって、より効率的かつ迅速な伝導加熱が保証される。 【0007】 上部容器31及び下部容器35は、容器と接触し協働する抵抗加熱エレメントからゴルフボールに効率よく熱を伝導するアルミニウムか銅か他の金属、または金属合金、或いは炭素またはグラファイト複合材料などの熱伝導材料を含んでいる。 温度低下、ボールの外面に対する変形または損傷を避けるために75℃を超えて好ましくは70℃を超えてボール表面を加熱することなく、30分以下の時間という比較的短期間内に少なくとも約25℃から約55℃の所望の平均温度まで、穴内に配置したゴルフボールをアクティブ加熱段階において効率よく急速に加熱するために、伝導容器は重要である。 上部容器及び下部容器は、図2に示したようにアルミニウム、銅または効率よく熱を伝導する他の金属からなる塊りまたは厚い部分から形成することができる。 或いは、容器は、収容部材と容器との間の空間を実質的に満たすためにそれぞれ使用される上部及び下部断熱挿入部2
    4、26を有する、アルミニウム、銅または他の熱伝導金属からなるシートから形成することができる。 上部容器及び下部容器を形成する際に、異なる金属を組み合わせることもできる。 すぐれた熱的性質を有する別の材料は、炭素多孔質体組成物またはグラファイト多孔質体組成物を含んでいる。 炭素多孔質体は、アルミニウムまたは銅に比べて実質的に密度を低減したので、高い熱伝導率及び重量低減が望ましい場合には、このような材料の使用が好ましいことがある。 機械特性を改善するために層またはサンドイッチ状構造体内において高熱伝導性多孔質体も使用することができる。 この種の特定の材料は、テネシー州オークリッジの
    Oak Ridge National Laboratoryにより開発された熱伝導性メソフェーズピッチ系炭素多孔質体から形成された多孔質体コアサンドイッチパネルと呼ばれる。 このようなパネルには、炭素多孔質体がアルミニウムまたは銅の外層間にはさまれ接着剤により固着された積層物が、含まれる。 【0008】 上部及び下部収容部材はまた、抵抗加熱エレメントへの電力供給を停止させた後少なくとも約2時間加熱されたボールの温度を適切に維持するのに十分な断熱性がなければならない。 本発明の装置は、約48℃に加熱され平衡化されたボールを、抵抗加熱エレメントへの電力供給を停止させた後約4時間約25℃より高く維持可能であることが、好ましい。 さらに好ましくは、その断熱性によって、
    ゴルフボールの熱損失は、15℃の周囲環境では平均6℃/h未満の速度になる。
    上部及び下部収容部材を形成する材料の断熱要因と結びついたこのような断熱要因を得るための特定の断熱材料は、当業者により選択可能である。 ゴルフボール温度の低下速度は、装置内に上部収容部材及び/または下部収容部材のような高熱容量または相変化材料を組み込むことにより低減することもできる。 適切な材料には、、水和塩及び共融塩、または当業者に公知の他の相変化材料が含まれる。 たいていの好ましい相変化材料は、25℃から75℃の温度範囲の相変化を有する材料である。 【0009】 図1及び図2において見られるように、各上部容器及び下部容器は、円形穴開口部が遮る以外は実質的に平らな表面領域を有している。 装置を完全に閉じると、上部容器及び下部容器の平面は、図2に示したように面領域の実質的部分に沿い合わさり接触して、これにより、熱が、2つの接触面間において効率よく伝達される。 このように接触するため、単一の抵抗加熱エレメント25は、頂部または底部組立体のいずれかの中において使用可能である。 1つまたはそれ以上の抵抗加熱エレメントが、上部及び下部組立体の両方またはいずれかの中で使用可能であって、該エレメントは、各球状穴内にあるゴルフボールに効率よく十分に熱を向けるために組立体内に存在し、この組立体内において熱伝導性金属容器と十分に接触していなければならない。 【0010】 図1及び図2に示したように、抵抗加熱エレメント25には、電力供給源、例えば110−120ボルトのAC電源から電気レセプタクル27内に挿入される電源コードを受け取るプラグ28が備えられている。 或いは、電力は、6または12ボルトバッテリーまたはバッテリーパックなどのDC電源から抵抗加熱エレメントに供給可能である。 本発明の加熱装置において使用される電力供給部及び抵抗加熱エレメントは、各穴内において、複数の各ゴルフボールに少なくとも2
    ワットから15ワットの、好ましくはボール1個当たり3ワットの、さらに好ましくはボール1個当たり4ワット以上のエネルギーを与えることができる。 従って、例えば、本装置が、4つのゴルフボールを保持可能である場合には、好ましい装置は、12ワットの、さらに好ましくは16ワットの電力を与えることができる。 最も好ましい装置は、6つまでの、従って、少なくとも12ワットの、好ましくは18ワットの、最も好ましくは24ワット以上本装置内から周囲への損失を考慮して約75ワットまでの電力容量を必要とするボールを保持可能である。 装置の電力供給能力が大きくなればなる程、ボールは速く加熱され得る。 前述のように、本発明の装置は、周囲温度のボールに電力を最初に供給した時から、
    約30分以内で、ボール表面を過熱せずに、複数のボールを、少なくとも25℃
    の、好ましくは48℃まで、高くても55℃までの所望の平均温度にすることができる。 当然、周囲または初期ボール温度が低ければ低い程、所望の平均温度範囲にボールを加熱するのに要する時間も長くなる。 しかしながら、好ましい装置は、30分以内で、約4℃またはそれ以上の周囲温度から少なくとも25℃に複数のゴルフボールを加熱することができる。 本発明の好ましい装置は、ゴルフボール表面について少なくとも約0.54Btu/ in 2・h、さらに好ましくは0.9
    7Btu/ in 2・h から2.71Btu/ in 2・hまでを与えることができる。 加熱装置が、25℃未満の、通常20℃以下の環境からのボールを加熱する可能性は、ゴルフコースまたはゴルフ練習場まで車を運転していくのにかかる平均的または典型的時間に応じる。 このような加熱能力を有する加熱装置は、自動車のシガーライター差込口から電力を供給可能であると都合がよい。 繰り返すが、ボール内部温度が25℃未満から上述の範囲へ上昇するアクティブ加熱段階では、75℃を超える温度でボール表面を加熱することは避けられる。 【0011】 本発明による装置の他の好ましい特徴には、ゴルフボールの過熱を防止する1
    つまたはそれ以上の抵抗加熱エレメントと協働する温度センサー及び電力供給遮断装置がある。 好ましくは、このような構成部分は、約55℃(131°F)の平均温度及び/または75℃を超える表面温度を超えてゴルフボールが加熱されることを防止し、これらの温度で、電力供給は自動的に停止する。 これらの遮断装置及び温度感知構成部分によって、抵抗加熱エレメントへ電力が供給される一定の温度、例えば25℃にゴルフボールが冷えると、電力供給を開始または再開することができる。 このように、30分以下の初期またはアクティブ加熱期間後に、維持加熱をいくらか行うことができるが、それは、プレーのためにボールの用意ができるまで、ボール内部温度を所望の範囲内に維持するためだけのものである。 他の好ましい構成部分には、抵抗加熱エレメントへの電力が供給されると点灯し、事前設定または最高温度にゴルフボールがまだ達しておらずなお加熱中であることを見ている人に示す可視ライト32が含まれる。 ゴルフボールが所望の温度に加熱されたら点灯する待機ライト33も、選択的に組み込み可能であり、ゴルフボールが25℃の最低温度またはそれを超える温度である限り点灯したままになるように設定可能である。 電力供給及びゴルフボールの温度状態を示すこのようなライトまたは他の同等の可視手段は、装置内にあるゴルフボールの表面温度を感知可能なサーミスター、温度計、または同等の温度感知構成部分のような温度センサーに、電気接続可能である。 当然、本装置が閉じられている限り各上部容器及び下部容器の表面に沿った装置全体にわたって、加熱が実質的に均一に行われるため、このような温度感知装置は、各ゴルフボール保持穴内に存在させたり、または組み込む必要はない。 サーミスターまたは他の温度感知装置の選択、配置及び数は、当業者には理解されよう。 図1にも示したが、上部ラッチ部材20及び下部ラッチ部材22が、それぞれ、前述の開状態と完全閉状態との間において上部組立体及び下部組立体を選択的にロック及びロック解除するために嵌合係合可能であることが好ましい。 ヒンジ18によって、本装置は適切に開閉可能となる。 上部構成部分及び下部構成部分を固着するためのクランプまたはラッチも使用可能である。 【図面の簡単な説明】 【図1】 ゴルフボール保持穴を有する内部を示した、本発明のゴルフボール加熱装置の斜視図である。 【図2】 球状加熱穴の一つの中にゴルフボールを配置して閉じた状態でゴルフボールを保持している前記ゴルフボール加熱装置を示した部分断面図である。

    【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書【提出日】平成14年1月2日(2002.1.2) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書【補正対象項目名】特許請求の範囲【補正方法】変更【補正の内容】 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ゴルフボールのドライバーでの飛距離を伸ばす方法であって、該方法は、 30分以下のアクティブ加熱期間中に少なくとも2ワットのエネルギーを前記 ボールに与え、前記アクティブ加熱期間中に前記ボールを25℃と約55℃との 間の平均温度に加熱し、20分以下の間加熱を行わずに前記ボールの温度を平衡 化し、ボールの平均温度を、ボールをプレーに使用するまで25℃と55℃との 間に維持することを特徴とする ゴルフボールのドライバーでの飛距離を伸ばす方法。 【請求項2】 ボールは、前記アクティブ加熱期間中に28℃と48℃との間の温度まで加熱される請求項1に記載の方法。 【請求項3】 前記アクティブ加熱期間は、20分以下である請求項1に記載の方法。 【請求項4】 前記アクティブ加熱は、前記加熱期間中に前記ボール表面に0.54Btu/in 2・hと2.71Btu/in 2・hの間を与えることにより行われる請求項1に記載の方法。 【請求項5】 前記加熱されたゴルフボールは、6℃/h未満の平均熱損失速度で前記温度範囲内に維持される請求項1に記載の方法。 【請求項6】 前記ボールの外表面の温度は、前記アクティブ加熱期間中において70℃を超えない請求項1に記載の方法。 【請求項7】 前記温度を平衡化することによって、前記ボールの中央部と前記ボールの外表面とにおける温度差が約5℃未満となる請求項1に記載の方法。 【請求項8】 前記温度平衡化期間は、15分以下である請求項7に記載の方法。 【請求項9】 複数のボール受け穴(16)を有する熱伝導性容器(31、 35)と、それと協働する1つ以上のヒータ(25)とを備える、複数のゴルフ ボールを加熱する装置であって、該装置は、 前記各穴内において複数の各ゴルフボールのためにゴルフボール表面に少なく とも約0.54Btu/in 2・hを与えることができることを特徴とする 複数のゴルフボールを加熱する装置。 【請求項10】 ゴルフボール表面に2.71Btu/in 2・hまでを与えることができる請求項9に記載の装置。 【請求項11】 ゴルフボール表面に少なくとも約0.97Btu/in 2・hを与えることができる請求項10に記載の装置。 【請求項12】 前記1つ以上のヒータは、ボール1個当たり2ワットと1
    5ワットとの間の総加熱容量を有する請求項9に記載の装置。 【請求項13】 前記1つ以上のヒータは、ボール1個当たり3ワットと1
    2ワットとの間の総加熱容量を有する請求項10に記載の装置。 【請求項14】 複数のゴルフボールの一つを受け入れるためのものであり複数の同じ数の実質的に同一の半球状の穴(16)をそれぞれが有している下部容器(35)及び上部容器(31)と、 前記上部容器及び/または下部容器と熱接触する1つ以上の抵抗加熱エレメント(25)と、 を備え、 前記上部容器内の前記穴は、前記下部容器内の前記穴と向き合い対向しており、 前記各半球状穴は、ゴルフボールの外側表面の少なくとも大部分と物理的に接触するような寸法であり、かつ、前記向き合い対向した穴は、前記装置を閉じると球状穴を形成し、 前記上部容器及び下部容器は、前記各穴内においてゴルフボールに少なくとも0.54Btu/in 2・hを与えることができる伝導率を有する熱伝導性材料を含み、 前記抵抗加熱エレメントは、ゴルフボール1個当たり少なくとも2ワットを供給する能力を有し、 前記1つ以上の抵抗加熱エレメントと前記上部容器及び下部容器は、約4℃以上の周囲温度から少なくとも25℃の平均温度まで前記複数のゴルフボールを3
    0分以内で加熱可能である、 請求項9に記載の装置。 【請求項15】 前記上部容器(31)及び下部容器(35)は、耐熱材料(24、26)を含む頂部収容部材(12)及び底部収容部材(14)をそれぞれ有し、 前記装置は、前記1つ以上の抵抗加熱エレメントへの電力供給を停止させた後約4時間、その中で約55℃まで加熱されたボールの平均温度を少なくとも約2
    5℃の平均温度に維持することができる請求項14に記載のゴルフボール加熱装置。 【請求項16】 約55℃を超えた加熱を防止するために前記1つ以上の抵抗加熱エレメントと協働する温度センサー及び電力供給遮断装置を有する請求項14に記載のゴルフボール加熱装置。 【請求項17】 前記各上部容器(31)及び下部容器(35)は、前記熱伝導性金属のシートと、前記上部容器と前記頂部収容部材との間の第1の空間及び前記下部容器と前記底部収容部材との間の第2の空間と、を備え、 前記第1の空間内の断熱材(24)及び第2の空間内の断熱材(26)は、前記1つ以上の抵抗加熱エレメントへの電力供給を停止させた後約2時間、その中で約55℃まで加熱されたゴルフボールの温度を少なくとも約20℃の温度に維持することができる請求項14に記載のゴルフボール加熱装置。 【請求項18】 前記熱伝導性材料は、炭素またはグラファイトの多孔質体を含んでいる請求項14に記載のゴルフボール加熱装置。 【請求項19】 前記熱伝導性材料は、メソフェーズピッチ系炭素多孔質体である請求項14に記載のゴルフボール加熱装置。 【請求項20】 前記熱伝導性材料は、アルミニウムまたは銅のシート間において貼り合わされた炭素の多孔質体を含んでいる請求項14に記載のゴルフボール加熱装置。 【請求項21】 前記断熱材は、その中で加熱されたゴルフボールの熱損失速度が、6℃/hを超えないようにする請求項14に記載のゴルフボール加熱装置。

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