Weeding equipment

申请号 JP2002204496 申请日 2002-07-12 公开(公告)号 JP4140295B2 公开(公告)日 2008-08-27
申请人 株式会社太田興産; 发明人 金次郎 太田;
摘要
权利要求
  • 所定の長さを有する筒状の支持シャフトと、支持シャフトの上端側に設けられるグリップ部と、支持シャフトの下端側に設けられる草の挟持部と、グリップ部の近傍で支持シャフトの軸線上に設けられる操作レバーとを備え、草の挟持部と操作レバーとを支持シャフトの筒内に挿通する牽引ワイヤで連結し、使用者が立ち姿勢のままで草の挟持部を操作レバーで作動させて草を摘み取るよう用いられる草取り器具において、
    支持シャフトの軸線上に支軸で枢着する基部側よりグリップ部と離間する側の斜め上方に延びるレバー本体と、レバー本体の略中腹に支軸で枢着する下端側よりグリップ部に向けて斜め上方に位置する作動片と、ピン端を支持シャフトの軸線と直交する方向の側方に突出させて作動片の上端側に挿通固定されるガイドピンとを備え、
    支持シャフトの筒面まで開口する縦長のスリットをグリップ部の下部寄りに設け、ガイドピンをピン端でスリットの開口縁に沿ってスライド可能に配置し、牽引ワイヤの上端側をガイドピンと連結し、
    基部側の支軸を支点に、レバー本体をグリップ部と近付ける方向に握り操作すると、ガイドピンがピン端でスリットの開口縁に沿って上方にスライドすると共に、作動片が支持シャフトの軸線と同方向に立ち上がり、牽引ワイヤをガイドピンで引張って草の挟持部を作動させる操作レバーを備え付けたことを特徴とする草取り器具。
  • 支持シャフトの上端側に設けられる第1のグリップ部と、第1のグリップ部の上端側から操作レバーと反対側の水平方向に伸びて斜め上方に立ち上る側面略L字状の連結フレームと、連結フレームの上端側から操作レバーと同じ側の斜め上方に向かう第2のグリップ部とを備え、使用者が片方の手で第1のグリップ部を操作レバーと共に握り、第2のグリップ部を他方の手で握るダブルグリップを備え付けたことを特徴とする請求項1に記載の草取り器具。
  • 支持シャフトの下端寄りに取り付けられて支持シャフトより側方に張り出す基枠フレームと、基枠フレームに取り付けられて基枠フレームの下端縁より下方に延びる鋭角の刃先を有する突刺しヘラと、突刺しヘラのフレーム面と相対位置すると共に、支持シャフトの下端側から筒内に延びて牽引ワイヤの下端側と連結される作動プレートと、作動プレートの下端側に設けられて略横向きUの字状の切欠を基枠フレームの張出し側と反対方向で突刺しヘラのフレーム面より突出する側面に有する掛止め片と、作動プレートの外側に嵌装されて支持シャフトの下端側と掛止め片の上部側との間に介在するコイルスプリングと、基枠フレームの外側に支軸で夫々枢着される屈曲基部より片側アームを掛止め片の側部に延ばし、且つ、他側アームを該片側アームと反対方向で各基枠フレームより外方に延ばす側面略下向きV字状の揺動フレームとを備え、
    片側アームの先端側に取り付ける支ピンを掛止め片の切欠に係合させて揺動フレームを掛止め片と一体に組み付けると共に、クランプ爪を他側アームの先端側に設け、
    突刺しヘラの刃先を草の生え際近くで地面に差し込み、操作レバーの握り操作により、コイルスプリングに抗して作動プレートを牽引ワイヤで上方に引張ると共に、揺動フレームを片側アームの支ピンと係合する掛止め片で揺動し、他側アームのクランプ爪を突刺しヘラの刃先に近接させて草を突刺しヘラとクランプ爪とで挟み込む草の挟持部を備え付けたことを特徴とする請求項1または2に記載の草取り器具。
  • 基枠フレームの側板間に挟込み固定される横断面略コの字状の立付けフレームを有する突刺しヘラと、突刺しヘラの立付けフレームより相対的に横幅の狭い横断面略コの字状の掛止め片とを備え、掛止め片を立付けフレームの内側に相対位置し、掛止め片を突刺しヘラの立付けフレームでスライドガイドする草の挟持部を備え付けたことを特徴とする請求項3に記載の草取り器具。
  • 縦長のスリットを立付けフレームの背板面に設けた突刺しヘラと、刃先を掛止め片と反対側で突刺しヘラの刃先寄りと摺接可能に配置する払出しヘラとを備え、払出しヘラを作動プレートと突刺しヘラのスリットに挿通するスライドピンで一体に組み立て、突刺しヘラに対する付着物を払出しヘラで取り除く草の挟持部を備え付けたことを特徴とする請求項4に記載の草取り器具。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    本発明は、使用者が立ち姿勢のままで草の挟持部を操作レバーで作動することにより、一般家庭の芝庭等に生える草を摘み取るよう用いられる草取り器具に関するものである。
    【0002】
    【従来の技術】
    従来、使用者が立姿勢のままで使用可能な草取り器具としては、長尺な支持シャフトを主体とし、逆L字状の掛止め片を上部側に設けた接地板を支持シャフトの軸線に沿ってスライド可能に備えると共に、接地板の掛止め片と係合乃至は離脱可能な施錠フックを支持シャフトの軸線上に設け、接地板の板面に形成した切欠から刃先を下方に突出し可能な第1の挟持片と、捩りコイルバネで屈伸動するリンクフレームにより第1の挟持片に対して近接乃至は離間可能な第2の挟持片とを設け、第1の挟持片と第2の挟持片とを草の挟持部として支持シャフトの下端側に備え付けるものが提案されている(特開平9−9701号)。
    【0003】
    その草取り器具は、使用者が接地板を草の生え際で地面にあてがって支持シャフトを押し下げると、第1の挟持片の刃先が接地板の切欠から下方に突き出て地面に突き刺さり、一方、リンクフレームが屈折動し、第2の挟持片が第1の挟持片に向けて近接動することから、草を第1,第2の挟持片で挟み込むと共に、リンクフレームを施錠フックと係合する接地板の掛止め片で屈曲状態に保つことにより、使用者が支持シャフトを引き上げると、草を第1,第2の挟持片で摘んで抜き取れるよう構成されている。
    【0004】
    その草取り器具では、リンクフレームのねじりコイルバネによる屈接に頼って草を第1,第2の挟持片で挟み込むよう構成されている。 このため、リンクフレームの連結部等に機構的な遊びがあると、草を第1,第2の挟持片で確実に挟み込めず、また、根強い草であると、最後まで完全に抜き取れない虞れがある。
    【0005】
    【発明が解決しようとする課題】
    本発明は、使用者の力を草の挟持力として作用することにより、根強い草であっても確実に抜取り可能な草取り器具を提供することを目的とする。
    【0006】
    それに加えて、器具全体を安定よく手で持って操作可能な草取り器具を提供することを目的とする。
    【0007】
    また、草を簡単な機構で確実に挟み込める草の挟持部を備える草取り器具を提供することを目的とする。
    【0008】
    更に、レバー操作により安定よく作動可能な草の挟持部を備える草取り器具を提供することを目的とする。
    【0009】
    この他に、抜き取った草等の付着物を機械的に取除き可能な草取り器具を提供することを目的とする。
    【0010】
    上述した以外の本発明の目的は、特徴部分と共に、以下で説明する発明の実施の形態中で明らかにする。
    【0011】
    【課題を解決するための手段】
    本発明の請求項1に係る草取り器具においては、所定の長さを有する筒状の支持シャフトと、支持シャフトの上端側に設けられるグリップ部と、支持シャフトの下端側に設けられる草の挟持部と、グリップ部の近傍で支持シャフトの軸線上に設けられる操作レバーとを備え、草の挟持部と操作レバーとを支持シャフトの筒内に挿通する牽引ワイヤで連結し、使用者が立ち姿勢のままで草の挟持部を操作レバーで作動させて草を摘み取るもので、
    支持シャフトの軸線上に支軸で枢着する基部側よりグリップ部と離間する側の斜め上方に延びるレバー本体と、レバー本体の略中腹に支軸で枢着する下端側よりグリップ部に向けて斜め上方に位置する作動片と、ピン端を支持シャフトの軸線と直交する方向の側方に突出させて作動片の上端側に挿通固定されるガイドピンとを備え、
    支持シャフトの筒面まで開口する縦長のスリットをグリップ部の下部寄りに設け、ガイドピンをピン端でスリットの開口縁に沿ってスライド可能に配置し、牽引ワイヤの上端側をガイドピンと連結し、
    基部側の支軸を支点に、レバー本体をグリップ部と近付ける方向に握り操作すると、ガイドピンがピン端でスリットの開口縁に沿って上方にスライドすると共に、作動片が支持シャフトの軸線と同方向に立ち上がり、牽引ワイヤをガイドピンで引張って草の挟持部を作動させる操作レバーを備え付けることにより構成されている。
    【0012】
    本発明の請求項2に係る草取り器具においては、支持シャフトの上端側に設けられる第1のグリップ部と、第1のグリップ部の上端側から操作レバーと反対側の平方向に伸びて斜め上方に立ち上る側面略L字状の連結フレームと、連結フレームの上端側から操作レバーと同じ側の斜め上方に向かう第2のグリップ部とを備え、使用者が片方の手で第1のグリップ部を操作レバーと共に握り、第2のグリップ部を他方の手で握るダブルグリップを備え付けることにより構成されている。
    【0013】
    本発明の請求項3に係る草取り器具においては、支持シャフトの下端寄りに取り付けられて支持シャフトより側方に張り出す基枠フレームと、基枠フレームに取り付けられて基枠フレームの下端縁より下方に延びる鋭の刃先を有する突刺しヘラと、突刺しヘラのフレーム面と相対位置すると共に、支持シャフトの下端側から筒内に延びて牽引ワイヤの下端側と連結される作動プレートと、作動プレートの下端側に設けられて略横向きUの字状の切欠を基枠フレームの張出し側と反対方向で突刺しヘラのフレーム面より突出する側面に有する掛止め片と、作動プレートの外側に嵌装されて支持シャフトの下端側と掛止め片の上部側との間に介在するコイルスプリングと、基枠フレームの外側に支軸で夫々枢着される屈曲基部より片側アームを掛止め片の側部に延ばし、且つ、他側アームを該片側アームと反対方向で各基枠フレームより外方に延ばす側面略下向きV字状の揺動フレームとを備え、
    片側アームの先端側に取り付ける支ピンを掛止め片の切欠に係合させて揺動フレームを掛止め片と一体に組み付けると共に、クランプ爪を他側アームの先端側に設け、
    突刺しヘラの刃先を草の生え際近くで地面に差し込み、操作レバーの握り操作により、コイルスプリングに抗して作動プレートを牽引ワイヤで上方に引張ると共に、揺動フレームを片側アームの支ピンと係合する掛止め片で揺動し、他側アームのクランプ爪を突刺しヘラの刃先に近接させて草を突刺しヘラとクランプ爪とで挟み込む草の挟持部を備え付けることにより構成されている。
    【0014】
    本発明の請求項4に係る草取り器具においては、基枠フレームの側板間に挟込み固定される横断面略コの字状の立付けフレームを有する突刺しヘラと、突刺しヘラの立付けフレームより相対的に横幅の狭い横断面略コの字状の掛止め片とを備え、掛止め片を立付けフレームの内側に相対位置し、掛止め片を突刺しヘラの立付けフレームでスライドガイドする草の挟持部を備え付けることにより構成されている。
    【0015】
    本発明の請求項5に係る草取り器具においては、縦長のスリットを立付けフレームの背板面に設けた突刺しヘラと、刃先を掛止め片と反対側で突刺しヘラの刃先寄りと摺接可能に配置する払出しヘラとを備え、払出しヘラを作動プレートと突刺しヘラのスリットに挿通するスライドピンで一体に組み立て、突刺しヘラに対する付着物を払出しヘラで取り除く草の挟持部を備え付けることにより構成されている。
    【0016】
    【発明の実施の形態】
    以下、添付図面を参照して説明すると、図示実施の形態に係る草取り器具は、図1で示すように使用者が立ち姿勢のまま両手で握れるグリップ部10を上端側に設けた長尺な筒状の支持シャフト1を主体とし、使用者がグリップ部10と共に手で握って作動させる操作レバー2を操作シャフト1の軸線上に備え、草を操作レバー2の作動で挟み込む草の挟持部3を支持シャフト1の下端側に備えることにより構成されている。
    【0017】
    その構成各部は、主に、グリップ部10を除いて金属製の構成部材から形成されている。 支持シャフト1は、使用者が立ち姿勢のままで使用可能な所定の長さを有する円筒状のパイプ部材で形成されている。
    【0018】
    グリップ部10は、支持シャフト1の上端側に設けられる第1のグリップ部10aと、グリップ部10aの上端側から上方に立ち上る連結フレーム10bと、連結フレーム10bの上端側から操作レバー2と同じ側の斜め上方に向かう第2のグリップ部10cとから構成されている。 このグリップ部10は、使用者が片方の手で第1のグリップ部10aを操作レバー2と共に握り、第2のグリップ10cを他方の手で握って器具全体を安定よく操作可能なダブルグリップとして備え付けられている。
    【0019】
    第1のグリップ部10a並びに第2のグリップ部10cは、プラスチック製のパイプ部材で構成されている。 連結フレーム10bは、操作レバー2と反対側の水平方向に伸びて斜め上方に立ち上る側面略L字状に形成し、第1のグリップ部10aを握る手と、第2のグリップ10cを手とを離間させて器具全体を安定よく持てるよう備え付けられている。
    【0020】
    その連結フレーム10bは、第1のグリップ部10a並びに第2のグリップ部10cと別体に金属製の丸棒材で形成されている。 その連結フレーム10bは、上下の各軸端をビス10d,10eで各グリップ部10a,10cの端部に締付け固定することにより第1のグリップ部10aと第2のグリップ部10cとの間を連結するよう組み付けられている。 なお、連結フレーム10bを含む全体をプラスチックで一体に形成したグリップ部10でも備え付けられる。
    【0021】
    操作レバー2は、図2で示すようにレバー本体20,作動片21,ガイドピン22を備えて構成されている。 レバー本体20は、支持シャフト1の軸線上に支軸23で枢着する基部側より第1のグリップ部10aと離間する側の斜め上方に延びるよう取り付けられている。 作動片21は、レバー本体20の略中腹に支軸24で枢着する下端側よりグリップ部10aに向けて斜め上方に位置するよう取り付けられている。 ガイドピン22は、ピン端を支持シャフト1の軸線と直交する方向の側方に突出させて作動片21の上端側に挿通固定されている。
    【0022】
    その操作レバー2は、図2並びに図3で示すように支持シャフト1の筒面まで開口する縦長のスリット11をグリップ部10aの下部寄りに設け、ガイドピン22をピン端でスリット11の開口縁に沿ってスライド可能に配置し、支持シャフト1の筒内に挿通する牽引ワイヤ12を上端側でガイドピン22の軸線上に絡め止めることにより支持シャフト1の軸線上に組み付けられている。
    【0023】
    その操作レバー2は、図4で示すように基部側の支軸23を支点に、レバー本体20をグリップ部10aと近付ける方向に握り操作すると、ガイドピン22がピン端でスリット11の開口縁に沿って上方にスライドすると共に、作動片21が支持シャフト1の軸線と同方向に立ち上ることにより、牽引ワイヤ12をガイドピン22で引張って草の挟持部3を作動させるよう備え付けられている。
    【0024】
    草の挟持部3は、図5で示すように支持シャフト1の下端寄りに取り付けられて支持シャフト1より側方に張り出す基枠フレーム30をベースに、突刺しヘラ31,作動プレート32,掛止め片33,コイルスプリング34,揺動フレーム35,払出しヘラ36を備えて組み立てられている。 この構成中で、後述するように突刺しヘラ31の刃先と揺動フレーム35に設ける片側アームのクランプ爪とから草を挟み込むよう組み立てられている。
    【0025】
    そのベースとなる基枠フレーム30は、図6で示すように支持シャフト1の外側略半分に嵌り合う横断面半円形のあてがい板30aと、あてがい板30aの両側より相対する同方向に張り出す同じ形状の側面略台形を呈する側板30b,30b'と、側板30b,30b'の相対方向に折れ曲がる背板30c,30c'とから形成されている。
    【0026】
    その基枠フレーム30は、図7で示すようにあてがい板30aを支持シャフト1の外側に嵌め合せてリベット30d,30eで締付け固定することにより、左右の側板30b,30b'が支持シャフト1の下端寄りから相対する同方向の側方に張り出すよう取り付けられている。 なお、あてがい板30aは側板30b,30b'の略中腹までの長さを持って側板30b,30b'の下部側で切り欠かれている。
    【0027】
    突刺しヘラ31は、図8で示すように鋭角の刃先31aを有し、その刃先31aより上方に延長する横断面略コの字状の立付けフレーム31bを備えて形成されている。 この突刺しヘラ31は、立付けフレーム31bを基枠フレーム30の側板30b,30b'に挟み込んで複数のリベット31c,31d、31e,31fで側板30b,30b'に締付け固定することにより、刃先31aが基枠フレーム30の下端縁より下方に延びるよう取り付けられている。
    【0028】
    作動プレート32は、図5並びに図6で示す如く突刺しヘラ31の立付けフレーム31bよりも相対的に横幅の狭い縦長な横断面略コの字状を呈するもので、牽引ワイヤ12の下端側を連結する折曲げ片32aを上端側に備えて形成されている。 この作動プレート32は、突刺しヘラ31の立付けフレーム31bと相対位置すると共に、支持シャフト1の下端側から筒内に延びて折曲げ片32aを牽引ワイヤ12の下端側と連結することにより上下に移動可能に組み付けられている。
    【0029】
    掛止め片33は、図7並びに図8で示す如く立付けフレーム31bよりも相対的に横幅の狭い縦長な横断面略コの字状を呈するもので、略横向きUの字状の切欠33a,33a'を両側の側板33b,33b'に整合させて開口するよう形成されている。 この掛止め片33は、作動プレート32の外側に嵌め合せて背板33cをビス33d,33eで締付け固定することから、作動プレート32の下端側で基枠フレーム30の張出し側と反対方向に突出するよう取り付けられている。 また、立付けフレーム31bの内側に相対位置し、突刺しヘラ31でスライドガイド可能に組み付けられている。
    【0030】
    コイルスプリング34は、図7で示すように作動プレート32の外側に嵌装することにより、支持シャフト1の下端側と掛止め片33の上部側の間に介在するよう組み付けられている。 このコイルスプリング34は、牽引ワイヤ12による作動プレート32の引上げに伴って圧縮され、作動プレート32の引上げ解除に伴って作動プレート32を押し下げるよう伸長可能に組み付けられている。
    【0031】
    揺動フレーム35は、図5並びに図6で示すように両側の側板が略下向きV字状を呈するよう形成されている。 また、基枠フレーム30の外側で側板30b,30b'に支軸35aで夫々枢着される屈曲基部35b,35b'より片側アーム35c,35c'を掛止め片33の側部に延ばし、他側アーム35d,35d'を片側アーム35c,35c'と反対方向で基枠フレーム30の側板30b,30b'より外方に延ばすよう形成されている。
    【0032】
    その揺動フレーム35には、片側アーム35c,35c'の間に掛渡し固定する支ピン35eが先端側に取り付けられている。 この支ピン35eは、掛止め片33の切欠33a,33a'に係合し、揺動フレーム35を掛止め片33と一体に作動するよう組み付けられている。 他側アーム35d,35d'の先端側には、クランプ爪35gが他側アーム35d,35d'の間に亘る橋絡フレーム35fを折り返すことにより設けられている。
    【0033】
    払出しヘラ36は、図7並びに図8で示すように突刺しヘラ31の刃先31aよりも横幅の広い略台形の刃先36aを有し、その刃先36aを掛止め片33と反対側で突刺しヘラ31の刃先寄りと摺接可能にあてがうことにより配置されている。 この払出しヘラ36は、上下端寄りをヘの字状に折り曲げて板バネ状に形成し、立付けフレーム31bの背板面に設けた縦長のスリット31gに挿通するねじ込みビス等のスライドピン36bで作動プレート32と一体に組み立てられている。
    【0034】
    このように構成する草取り器具は、使用者が立ち姿勢のままでハンドル部10を手で持って作業を行えるため、上半身を屈める無理な姿勢をとらないで済むから体に負担が掛からない。
    【0035】
    草を抜き取るには、まず、図9で示す如く突刺しヘラ31の刃先31aを草の生え際近くで地面に差し込み、図4で示すように操作レバー3のレバー本体20をグリップ部10aと近付ける方向に握り操作すると、ガイドピン22がピン端でスリット11の開口縁に沿って上方にスライドすると共に、作動片21が支持シャフト1の軸線と同方向に立ち上ることから、牽引ワイヤ12がガイドピン22で上方に引っ張られる。
    【0036】
    その牽引ワイヤ12の引張りに伴っては、図10で示すように作動プレート32がコイルスプリング34に抗して上方に移動すると共に、作動プレート32と一体の掛止め片33が片側アーム35c,35c'の支ピン35eと係合する揺動フレーム35を支軸35aで回動し、他側アーム35d,35d'のクランプ爪35gを突刺しヘラ31の刃先31aに近接させることにより草を突刺しヘラ31とクランプ爪35gとで挟み込める。
    【0037】
    その挟持部3の動作中、掛止め片33は突刺しヘラ31の立付けフレーム31bでスライドガイドされるため、揺動フレーム35を安定よく回動させられる。 草を突刺しヘラ31とクランプ爪35gとで挟み込んでから、操作レバー2の握り操作を持続すると、使用者の力が突刺しヘラ31とクランプ爪35gとによる草の挟持力として作用できるから、草を突刺しヘラ31とクランプ爪35gとで確実に抜き取れる。 また、根強い草であっても、クリップ部10a,10cを両手で握れば安定よく容易に抜き取れる。
    【0038】
    草の抜取り後は、レバー本体20の握りを解除すると、今まで圧縮状態にあったコイルスプリング34が伸長動し、作動プレート32がコイルスプリング34で下方にバネ押圧されることから、掛止め片33が片側アーム35c,35c'の支ピン35eと係合する揺動フレーム35を元の状態に復帰回動し、他側アーム35d,35d'のクランプ爪35gを突刺しヘラ31の刃先31aから離間させる。 これにより、突刺しヘラ31とクランプ爪35gとで抜き取った草を排出できる。
    【0039】
    その際に、草等が揺動フレーム35の復帰動に伴って突刺しヘラ31の刃先31aに付着していても、払出しヘラ36が作動プレート32とスライドピン36bで一体に組み立てられているため、払出しヘラ36が突刺しヘラ31の板面に沿って作動プレート32と共に下降動することから、突刺しヘラ31に対する草等の付着物を払出しヘラ36で取り除ける。 なお、揺動フレーム35の復帰動と共に、操作レバー2もコイルスプリング34で元の常態に戻る。
    【0040】
    本明細書中で用いた用語及び表現は単に説明のために用いたものに過ぎず、本発明の内容を何ら限定するものではない。 仮に、限定的な用語や表現を用いたとしても、そのことにより、上述した本発明の形態と均等なものやその一部を排除する意図はない。 このため、権利が要求されている本発明の範囲内で種々の変更が加えられる。
    【0041】
    【発明の効果】
    以上の如く、本発明の請求項1に係る草取り器具に依れば、操作レバーのレバー本体をグリップ部と近付ける方向に握り操作すると、ガイドピンがスリットの開口縁に沿って上方にスライドすると共に、作動片が支持シャフトの軸線と同方向に立ち上がり、牽引ワイヤをガイドピンで引張って草の挟持部を作動させることにより、使用者の力を草の挟持力として作用させられるため、使用者が器具全体を引き上げるのに伴って草を強く掴んで確実に抜き取れる。
    【0042】
    本発明の請求項2に係る草取り器具に依れば、使用者が片方の手で第1のグリップ部を操作レバーと共に握り、第2のグリップ部を他方の手で握るダブルグリップを備え付けることにより、器具全体を安定よく支えられて草の抜取り作業を容易に行える。
    【0043】
    本発明の請求項3に係る草取り器具に依れば、突刺しヘラの刃先を草の生え際近くで地面に差し込み、操作レバーの握り操作により、コイルスプリングに抗して作動プレートを牽引ワイヤで上方に引張ると共に、揺動フレームを片側アームの支ピンと係合する掛止め片で揺動し、他側アームのクランプ爪を突刺しヘラの刃先に近接させて草を突刺しヘラとクランプ爪とで挟み込む草の挟持部を備え付けることにより、草を突刺しヘラとクランプ爪とで挟み込んで確実に抜き取れると共に、草等の排出も容易に行なえる。
    【0044】
    本発明の請求項4に係る草取り器具に依れば、掛止め片を立付けフレームの内側に相対位置し、掛止め片を突刺しヘラの立付けフレームでスライドガイドする草の挟持部を備え付けることにより、草の挟持部を安定よく作動させられる。
    【0045】
    本発明の請求項5に係る草取り器具に依れば、払出しヘラを作動プレートと突刺しヘラのスリットに挿通するスライドピンで一体に組み立て、突刺しヘラに対する付着物を払出しヘラで取り除く草の挟持部を備え付けることにより、操作レバーの握り解除後に、草等が突刺しヘラに付着していても払出しヘラで確実に排出できる。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】本発明に係る草取り器具を支持シャフトの中間省略で全体的に示す側面図である。
    【図2】図1の草取り器具におけるグリップ部を主に示す側断面図である。
    【図3】図2のグリップ部を示すA−A線断面図である。
    【図4】図2のクリップ部を握り操作状態で示す側面図である。
    【図5】図1の草取り器具における草の挟持部を主に示す側面図である。
    【図6】図5の草の挟持部を示すB−B線断面図である。
    【図7】図5の草の挟持部を示す側断面図である。
    【図8】図5の草の挟持部を示す背面図である。
    【図9】図5の草の挟持部を突刺しヘラの接地状態で示す説明図である。
    【図10】図5の草の挟持部を作動状態で示す説明図である。
    【符号の説明】
    1 支持シャフト10 グリップ部10a 第1のグリップ部10b 連結フレーム10c 第2のグリップ部11 グリップ部のスリット12 牽引ワイヤ2 操作レバー20 レバー本体21 作動片22 ガイドピン3 草の挟持部30 基枠フレーム31 突刺しヘラ32 作動プレート33 掛止め片34 コイルスプリング35 揺動フレーム35g クランプ爪36 払出しヘラ

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