ラック及び医療機器の配置構造

申请号 JP2014550650 申请日 2012-01-04 公开(公告)号 JP2015503968A 公开(公告)日 2015-02-05
申请人 フレゼニウス ヴィアル エスアーエスFresenius Vial SAS; フレゼニウス ヴィアル エスアーエスFresenius Vial SAS; 发明人 トマ カジャカ,; トマ カジャカ,;
摘要 ラック1及びラック1に取り付けられる医療機器2の配置構造において、ラック1は第1の接続要素111を備え、医療機器2は、ラック1及び医療機器2の取付状態でラック1の第1の接続要素111に解除可能に接続されて医療機器2とラック1との間の電気的接続を確立する第2の接続要素211を備える。第1の接続要素111及び第2の接続要素211は各々少なくとも2つの電気接点111.1、211.1を備え、少なくとも2つの電気接点111.1、211.1を介するラック1及び医療機器2の取付状態で、医療機器2とラック1との間の低速データ接続15、25及び高速データ接続14、24の両方が確立される。したがって、医療機器とラックとの間に確実かつ信頼性が高く、同時に汎用性のある電気的接続を提供することにより、医療機器のラックへの容易な取付を可能にするラック及び医療機器の配置構造が提供される。【選択図】図10
权利要求
  • ラック(1)及び該ラック(1)に取り付けられる医療機器(2)の配置構造において、前記ラック(1)が第1の接続要素(111)を備え、前記医療機器が、前記ラック(1)及び前記医療機器(2)の取付状態で、該ラック(1)の前記第1の接続要素(111)と解除可能に接続されて前記医療機器と前記ラック(1)との間に電気的接続を確立する、第2の接続要素(211)を備える、配置構造であって、
    前記第1の接続要素(111)及び前記第2の接続要素(211)は、各々、少なくとも2つの電気接点(111.1、211.1)を備え、該少なくとも2つの電気接点(111.1、211.1)を介する前記ラック(1)及び前記医療機器(2)の前記取付状態で、前記医療機器(2)と前記ラック(1)との間の低速データ接続(15、25)及び高速データ接続(14、24)の両方が確立されることを特徴とする、配置構造。
  • 前記少なくとも2つの電気接点(111.1、211.1)を介して、電源接続(17、27)、特に直流接続が更に確立されることを特徴とする、請求項1に記載の配置構造。
  • 低速データ接続(15、25)は、1kビット/秒以下のデータレートを有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の配置構造。
  • 前記高速データ接続(14、24)は、2Mビット/秒以上、好ましくは10Mビット/秒のデータレートを有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の配置構造。
  • 前記高速データ接続(14、24)はイーサネット(登録商標)接続であることを特徴とする、請求項4に記載の配置構造。
  • 前記第1の接続要素(111)及び前記第2の接続要素(211)は、各々、4つの電気接点(111.1、211.1)を備えることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の配置構造。
  • 前記高速データ接続(14、24)は、前記4つの接点(111.1、211.1)のうちの第1の対(111.1A、111.1B、211.1A、211.1B)を使用して、高速差動データ信号を前記医療機器(2)に送信する前記ラック(1)の高速差動送信リンクを形成し、前記4つの接点(111.1、211.1)のうちの第2の対(111.1C、111.1D、211.1C、211.1D)を使用して、高速差動データ信号を前記医療機器(2)から受信する前記ラック(1)の高速差動受信リンクを形成することを特徴とする、請求項6に記載の配置構造。
  • 前記低速データ接続(15、25)は、前記4つの接点(111.1、211.1)のうちの前記第1の対(111.1A、111.1B、211.1A、211.1B)を使用して第1のライン(155、255)を形成し、前記4つの接点(111.1、211.1)のうちの前記第2の対(111.1A、111.1B、211.1A、211.1B)を使用して第2のライン(154、254)を形成し、低速差動データ信号を送信する低速差動リンク(154、155、254、255)を形成することを特徴とする、請求項7に記載の配置構造。
  • 前記ラック(1)は、第1の搬送周波数で、前記低速差動リンク(154、155、254、255)を介して前記医療機器(2)に低速差動データ信号を送信し、前記第1の搬送周波数とは異なる第2の搬送周波数で、前記低速差動リンク(154、155、254、255)を介して前記医療機器(2)から低速差動データ信号を受信することを特徴とする、請求項8に記載の配置構造。
  • 前記低速差動リンク(154、155、254、255)を使用して、前記ラック(1)から前記医療機器(2)に電力が供給されることを特徴とする、請求項8又は9に記載の配置構造。
  • 前記ラック(1)及び前記医療機器(2)は、各々、前記高速データ接続(14、24)を介して高速通信を提供する第1のプロセッサ(140、240)を備え、前記ラック(1)の前記第1のプロセッサ(140)及び前記医療機器(2)の前記第1のプロセッサ(240)は、各々、第1の変圧器(144)を介して前記4つの接点(111.1、211.1)のうちの前記第1の対(111.1A、111.1B、211.1A、211.1B)に接続され、第2の変圧器(145)を介して関連する前記第1の接続要素(111)又は前記第2の接続要素(211)の前記4つの接点(111.1、211.1)のうちの前記第2の対(111.1A、111.1B、211.1A、211.1B)に接続されることを特徴とする、請求項7〜10のいずれか一項に記載の配置構造。
  • 前記ラック(1)及び前記医療機器(2)は、各々、前記低速データ接続(14、24)を介して低速通信を提供する第2のプロセッサ(140、240)を備え、前記ラック(1)の前記第2のプロセッサ(150)及び前記医療機器(2)の前記第2のプロセッサ(250)は、各々、前記第1の変圧器(144、244)の二次巻線(144B、244B)の中心タップ(144C、244C)を介して前記4つの接点(111.1、211.1)のうちの前記第1の対(111.1A、111.1B、211.1A、211.1B)に接続され、前記第2の変圧器(145、245)の二次巻線(145B、245B)の中心タップ(145C、245C)を介して関連する前記第1の接続要素(111)又は前記第2の接続要素(211)の前記4つの接点(111.1、211.1)のうちの前記第2の対(111.1A、111.1B、211.1A、211.1B)に接続されることを特徴とする、請求項11に記載の配置構造。
  • 低速データ接続(15、25)は、前記医療機器(2)のスリープモードからのウェイクアップを可能にするように構成されていることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の配置構造。
  • 前記第1の接続要素(111)は、医療機器(2)が前記第1の接続要素(111)に存在するか否かを検出する検出装置(18)を備えることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の配置構造。
  • 前記ラック(1)の前記第1の接続要素(111)は、前記ラック(1)と前記医療機器(2)との間に、前記ラック(1)における前記医療機器(2)の少なくとも2つの異なる係合位置で電気的接続を確立するように構成され、前記異なる係合位置は、前記医療機器(2)が前記ラック(1)に取付可能な係合方向(E)を中心に前記医療機器(2)を回転させたときの異なる角度位置に対応することを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載の配置構造。
  • 说明书全文

    本発明は、請求項1のプリアンブルによる、ラック及びラックに取り付けられる医療機器の配置構造に関する。

    この種の配置構造内では、ラックは第1の接続要素を備え、医療機器は、ラック及び医療機器の取付状態で、ラックの第1の接続要素に解除可能に接続されて医療機器とラックとの間に電気的接続を確立する、第2の接続要素を備える。

    この種のラックは、複数の医療機器、特に病院環境における容積型ポンプ又はシリンジポンプ等の輸液ポンプを保持し一つにまとめるために使用される。 ラックは、例えば病院の集中治療室において、患者のベッドサイドに配置することができ、複数の医療機器、すなわち複数の輸液ポンプをラックに接続する幾つかの(第1の)接続要素を備えることができる。 ラックは、ラックに取り付けられた医療機器の互いの間の、及びコンピューター、ナースコール、バーコードリーダー又は外部通信ネットワーク等、ラックに接続された外部装置との通信を提供する、通信の背骨(spine)としての役割を果たす。

    特許文献1は、医療機器をラックに機械的に接続する複数の案内要素と、さらに、ラックに取り付けられた医療機器とラックとの間の電気的接続を提供する複数の多チャンネル電気的結合要素とを備えるラックを開示している。

    特許文献2は、モニタリング及び制御用の2つのユニットと2つの通信バスとを有する医療機器を開示している。 それらのユニットは、マイクロプロセッサを備えたコンピューターを含み、ユニットのうちの少なくとも一方は第2のマイクロプロセッサを備えた第2のコンピューターを有し、そこで各コンピューターは第1の通信バス又は第2の通信バスのいずれかに取り付けられている。 プログラミングの目的、テストシーケンスの実施、診断又は保守のために、外部装置を2つの通信バスに接続することができ、それにより均一の通信バスを形成する。

    一般に、医療機器とラックとの間に通信リンクを確立するために、医療機器とラックとの間に低速通信及び/又は高速通信を提供することができる。 低速データ接続内では、例えば制御コマンド又は測定パラメーターを通信するために、医療機器とラックとの間で、幾分か低いデータレートでデータが交換される。 高速データ接続では、より高いデータレートでのデータの交換が可能であり、したがって、大量のデータを高いデータレートで交換するために医療機器とラックとの間の高速通信が可能である。

    高速データ接続と比較して、低速データ接続は消費する電が少ない。 医療機器の通常作業モードでは、通信の大部分は高速データ接続を介して行われるが、医療機器はまた、医療機器の電力消費を低減するために医療機器の少なくとも幾つかの機能がオフになるスリープモードになる場合もある。 スリープモードでは、低速データ接続のみが、医療機器とラックとの間の基本レベルの通信を提供するように機能することができる。

    医療機器において高速データ接続及び低速データ接続の両方が提供される場合、従来、必要な高速データ接続及び低速データ接続に対して専用の接続ラインを確立するために適切な数の電気接点(電極)を備えた、医療機器をラックに接続する接続要素が使用される。 したがって、高速データ接続及び低速データ接続の両方を使用する場合、接続要素の接点の全体的な数が増大し、したがって、接続要素の複雑性が増大するとともに単一の接点又は接続ラインの破損の危険も増大する。

    欧州特許第0477551号

    米国特許出願公開第2003/046439号

    本発明の目的は、医療機器とラックとの間に確実かつ信頼性が高く、同時に汎用性のある電気的接続を提供することにより、医療機器のラックへの容易な取付を可能にする、ラック及び医療機器の配置構造を提供することである。

    この目的は、請求項1に記載の特徴を備えた配置構造によって達成される。

    したがって、こうした配置構造内では(ラックの)第1の接続要素及び(医療機器の)第2の接続要素は、各々、少なくとも2つの電気接点を備え、少なくとも2つの電気接点を介するラック及び医療機器の取付状態では、医療機器とラックとの間の低速データ接続及び高速データ接続の両方が確立される。

    本発明によれば、ラックの(第1の)接続要素及び医療機器の(第2の)接続要素は、各々、2つ以上の電気接点を有し、それらの電気接点は、医療機器がラックに取り付けられたときに互いに接触しており、したがって、ラックの接続要素は医療機器の接続要素と係合する。 本明細書における本発明は、少なくとも2つの電気接点を使用して、低速データ接続及び高速データ接続の両方を同じラインを介して提供するという構想に基づく。 少なくとも2つの電気接点を介して、少なくとも2つの電気ラインが確立され、こうしたラインを介して、医療機器がラックに取り付けられたとき、低速データ通信及び高速データ通信の両方を(同じラインを使用して)行うことができる。

    したがって、高速通信及び低速通信に対して同じラインを使用することにより、ラックの(第1の)接続要素及び医療機器の(第2の)接続要素内に提供される接点の全体的な数が減少し、したがって、接続部全体の複雑性が低減するとともに、接続部の破損の危険も低減する。

    ラックの(第1の)接続要素及び医療機器の(第2の)接続要素の少なくとも2つの電気接点を介して、さらに、電源接続、特に直流接続も確立することができる。 したがって、同じラインを介して、高速通信、低速通信及び電力供給を行うことができ、これにより、同じラインを使用して、医療機器に対して異なる通信手段及び電源が提供される。

    低速データ接続は、例えば1kビット/秒以下のデータレートを有することができ、kHz範囲での信号波数を使用することができる。 対照的に、高速データ接続は、2Mビット/秒以上、好ましくは10Mビット/秒又は更には100Mビット/秒のデータレートを有することができ、MHz範囲又はGHz範囲の信号周波数を使用することができる。 高速データ接続を、例えば、例えばIEEE802.3標準規格によるイーサネット(登録商標)接続とすることができる。

    一実施形態では、ラックの(第1の)接続要素及び医療機器の(第2の)接続要素は、各々、電気的接続を提供するように厳密に4つの電気接点を備えている。

    本明細書における高速データ接続は、これらの4つの接点のうちの第1の対を使用して、ラックから医療機器に高速差動データ信号を送信する高速差動送信リンクを形成し、4つの接点のうちの第2の対を使用して、医療機器から高速差動データ信号を受信する高速差動受信リンクを形成することができる。 したがって、4つの電気接点は、接続ラインの2つの対を提供し、それを介して、高速データ接続の送信リンク及び受信リンクが確立され、それにより、差動データ信号を、それぞれのリンクを介してラックから医療機器にかつ医療機器からラックに送信することができる。

    (各接続要素の4つの電気接点にわたって確立された)同じ4つのラインを介して低速データ接続を確立するように、低速データ接続は、例えば、4つの接点のうちの第1の対を使用して第1のラインを形成し、4つの接点のうちの第2の対を使用して第2のラインを形成して、低速差動データ信号をラックと医療機器との間で往復して送信する低速差動リンクを提供することができる。 このため、低速データ接続は、2つの接点(すなわち接点の第1の対)を使用して第1のラインを形成し、2つの残りの接点(すなわち接点の第2の対)を使用して第2のラインを形成し、第1のライン及び第2のラインは合わせて、第1のライン及び第2のラインにわたって差動データ信号を送信する低速差動リンクを形成する。 したがって、低速データ接続の場合、第1の接続要素及び第2の接続要素の接点は合わせてグループ化され、単一の差動通信リンクを形成する。

    低速差動通信リンクを介してラックと医療機器との間で往復して低速差動データ信号を送信することができるように、(ラックから医療機器にデータを送信する)送信信号及び(医療機器からラックにデータを送信する)受信信号を、単一の低速差動リンクで多重化しなければならない。 このために、送信信号を、第1の搬送周波数でラックから医療機器に送信することができ、医療機器からラックに送信される受信信号を、第1の搬送周波数とは異なる第2の搬送周波数で送信することができる。 例えばkHz範囲での異なる搬送周波数を使用することにより、送信信号及び受信信号は、識別することができ、かつ干渉せず、それにより、単一の低速差動リンクを介して、ラックと医療機器との間の往復通信を行うことができる。

    第1のライン及び第2のラインを介する低速差動リンクを使用して、例えば直流接続又は低周波接続(Hz範囲での交流電流)を使用してラックから医療機器に電力を供給することもできる。

    高速データ接続を介して高速通信を提供するように、ラック及び医療機器の両方は、各々、第1の主プロセッサを備えることができる。 本明細書において、ラックの第1のプロセッサは、第1の変圧器を介して、ラックの(第1の)接続要素の4つの接点のうちの第1の対に接続され、第2の変圧器を介して、(第1の)接続要素の4つの接点のうちの第2の対に接続される。 同様に、医療機器の第1のプロセッサは、第1の変圧器を介して、医療機器の(第2の)接続要素の接点のうちの第1の対に接続され、第2の変圧器を介して、(第2の)接続要素の接点のうちの第2の対に接続される。 このため、ラック電子回路と医療機器電子回路との隔離を提供するために、送信リンク及び受信リンクの変圧器を含む、高速差動送信リンク及び高速差動受信リンクが、ラックの第1の主プロセッサと医療機器の第1の主プロセッサとの間に確立される(変圧器は、電子工学において一般に知られるように、同相信号ではなく差動信号を送信する結合回路として使用され、したがって、例えば、コモンモード雑音を低減することもできる)。

    ラック及び医療機器は、各々、低速データ接続を介して低速通信を提供する第2のプロセッサを更に備えることができる。 本明細書におけるラックの第2のプロセッサは、ラックの第1の変圧器の二次巻線の中心タップを介して(第1の)接続要素の4つの接点のうちの第1の対に接続され、ラックの第2の変圧器の二次巻線の中心タップを介して(第1の)接続要素の4つの接点のうちの第2の対に接続される。 同様に、医療機器の第2のプロセッサは、医療機器の第1の変圧器の二次巻線の中心タップを介して医療機器の(第2の)接続要素の接点のうちの第1の対に接続され、医療機器の第2の変圧器の二次巻線の中心タップを介して(第2の)接続要素の接点のうちの第2の対に接続され、したがって、低速差動リンクを得るように第1のライン及び第2のラインを形成する。

    ラック及び医療機器それぞれの第2のプロセッサを2つの変圧器の二次巻線の中心タップに接続する(すなわち、ラックの第2のプロセッサをラック側の変圧器に接続し、医療機器の第2のプロセッサを医療機器の側の変圧器に接続する)ことにより、高速データ信号と低速データ信号との分離が達成される。 二次巻線の中心タップは、(変圧器を介して送信される差動信号に対して)仮想接地点を提供し、それにより、高速差動データ信号は、低速通信を提供する第2のプロセッサに送信されず、それにより、低速差動データ信号は、変圧器を介して差動データ信号として送信することができず、高速差動送信リンクのラインにおいてかつ同様に高速差動受信リンクのラインにおいて同相を励起する。

    本明細書における変圧器の二次巻線は、第1の主プロセッサに接続されていないがラック及び医療機器それぞれの接続要素の側に配置されている、変圧器の巻線として理解されるべきである。

    低速データ接続は、ラックと医療機器との間に低速通信を提供する。 本明細書における低速データ通信は、必要な電力の量が著しく少なくなり、したがって、医療機器が完全に動作可能状態ではないように医療機器の機能のうちの少なくとも一部がシャットダウンされる、医療機器のスリープモードでも機能することができる。 この場合、低速データ接続を介して、医療機器のウェイクアップを開始することができ、そこでは、ラックは、低速データ接続を介して医療機器にウェイクアップ信号を送信し、それにより、医療機器は、そのスリープモードから出て、医療機器の全ての本質的な機能が完全に動作可能である動作モードに入る。

    スリープモード中、医療機器の電源をオフに切り換えることができる。 代りに、医療機器は、医療機器に含まれるバッテリで動くことができ、バッテリは、低速データ通信に対して電力を供給し、したがって、医療機器のスリープモードにおいてもラックと医療機器との間の限られた通信を可能にする。

    ラックの(第1の)接続要素は、医療機器が(第1の)接続要素に存在するか否かを検出する検出装置を更に備えることができる。 検出装置は、例えばホールセンサーとして構成することができ、医療機器がラックに取り付けられたか否かを検出する。 取り付けられた場合、ラックと医療機器との間の高速通信及び/又は低速通信を開始することができ、医療機器に電力を供給することができる。 取り付けられていない場合、(第1の)接続要素に関連する通信回路及び電源回路をオフにすることができる。

    更なる実施形態では、ラックの(第1の)接続要素を、ラックにおける医療機器の少なくとも2つの異なる係合位置においてラックと医療機器との間に電気的接続を確立するように構成することができ、異なる係合位置は、医療機器がラックに取付可能である係合方向を中心に医療機器を回転させた場合の異なる度位置に対応する。 この背景は、輸液ポンプから伸びるラインを適切な方法で配置することができるために、輸液ポンプとして構成された医療機器をラックに2つの異なる位置で取り付けることができることが有利である可能性がある、ということである。 例えば、ラックの第1の接続要素及び医療機器の第2の接続要素を互いに係合方向に差し込むことにより、医療機器を第1の係合位置でラックに取り付けることができる。 医療機器を、係合方向を中心に約180度回転させ、医療機器をこの位置でラックに取り付けることもできる可能性があり、それにより、異なる第2の係合位置が得られる。 このために、ラック及び医療機器の接続要素の電気接点を、好適な方法で、例えば電気接点を、係合方向を中心に均一に間隔を空けて配置することにより、又は電気接点を合わせてグループ化することにより、かつこうしたグループを関連する接続要素に均一に間隔を空けて配置することにより配置しなければならない。 さらに、ラック及び/又は医療機器に適切な切換回路を設けなければならない。

    本発明の構想について、続いて、図に示す実施形態に従ってより詳細に説明する。

    患者のベッドサイドに配置されている医療機器、特に輸液ポンプを保持するラックの概略図である。

    基部と基部に着脱可能に接続された保持部とを備えるラックの概略斜視図である。

    ラックの通常の使用状態において互いに接続された保持部及び基部の概略図である。

    取外し状態にある保持部及び基部の概略図である。

    基部及び保持部の回路を示す概略図である。

    ラックの通常の使用状態にある保持部及び基部の概略図であり、保持部は流体容器を保持部に取り付ける締結手段を有している。

    医療機器の第2の接続要素に係合する複数の第1の接続要素を備える保持部の斜視図である。

    取り外されている、オスコネクタの形状の第1の接続要素及びメスコネクタの形状の第2の接続要素の斜視図である。

    医療機器の側の第2の接続要素に取り付けられたラックの側の第1の接続要素の部分切取図である。

    第1の係合位置にある医療機器のラックへの電気的接続の概略図である。

    第2の係合位置にある医療機器のラックへの電気的接続の概略図である。

    医療機器とラックとの間の電気的接続の回路図である。

    医療機器とラックとの間の電気的接続の低速データ接続の回路図である。

    高速データラインでの電力及び低速データ供給の回路図である。

    図1は、病院環境、例えば病院の集中治療室で通常見ることができるシナリオを概略図で示す。 患者のベッドBの隣に、シリンジポンプ又は容積型ポンプ等の輸液ポンプとして構成された複数の医療機器2が配置され、輸液ライン42を介して患者に接続される。 こうした医療機器2は、例えば容器4に含まれる薬剤又は栄養剤等の流体を、輸液ライン42を介して患者に投与するのに役立ち、このような(特に病院の集中治療室の環境にある)輸液ライン42は、患者に対して生命維持に必要であり、それにより、全ての条件下で、薬剤、栄養剤等の必要な投与を確実にするように患者に接続されたままでなければならない。

    通常、輸液ポンプとして構成されるこうした医療機器2は、例えばスタンド3に固定される医療機器2の縦の積重ねを形成するように、ラック1内に一つにまとめられる。 スタンド3は、少なくとも或る程度まで、患者のベッドBに対して又は患者のベッドBとともに移動可能であるように、車輪を備えることができる。 スタンド3は、医療機器2を担持するラック1が取り付けられるポストの形状を有することができ、その最上端に、患者に投与される薬剤若しくは栄養剤又は他の流体を収容する複数の容器4を締結するフックの形状の締結手段31を備えている。

    ラック1は、患者のベッドサイドに医療機器2を一つにまとめて配置する役割を果たす。 本明細書においてラック1は、医療機器2用の電源を提供し、医療機器2の確実かつ信頼性の高い固定を確実にし、医療機器2の互いの間の、かつ外部通信ネットワークとの、かつナースコール、プリンター、コンピューター、モニター等の外部周辺装置との通信を提供する。

    従来、医療機器2は、ラック1に固定することができ、このために、ラック1に機械的にかつ電気的に接続され、それにより、ラック1を介して、各医療機器2に対して電力を供給することができ、各医療機器2は、他の医療機器2とかつ外部装置及び/又は外部通信ネットワークと通信することができる。 このため、ラック1は、通信設備及び電源を提供し、かつ病院通信ネットワーク及び病院管理システムを含む病院環境内に医療機器2を組み込む通信の背骨としての役割を果たす。

    図2〜図4は、基部10と基部10から着脱可能な保持部11とを備えるラック1の一実施形態を示す。 本明細書において、保持部11は、保持部11の本体(垂直柱)110に配置された円錐状接続要素111の形状の複数の接続手段を備えている。 保持部11は、例えば、輸液ポンプの形状の4つの医療機器2を本体(柱)110に接続する4つの接続要素111を備えることができるが、6つ又は8つ等、他の数の接続要素111が同様に考えられる。 保持部11が接続される基部10は、ハウジング100内に電源ユニット102(図4を参照)及び通信手段107を備え、したがって、外部装置、外部通信ネットワーク及び外部電源への通信及び電源インターフェースを提供する役割を果たす。

    したがって、ラック1は、2つの部分、すなわち基部10及び保持部11に機能的に分割される。 保持部11はその接続要素111とともに、本明細書では、医療機器2を機械的に固定し保持する役割を果たし、大型かつ重量のある電源ユニット(変圧器を含む)又は外部装置を接続する大規模な通信回路及びインターフェースを備えていない。 特定の実施形態では、保持部11は、更には電源及び通信電子回路を全く備えていない場合もあり、外部装置2を基部10の回路に接続する接続ラインのみを備えている。 対照的に、基部10は、ラック1に取り付けられた医療機器2に通信及び電力を提供するために必要な全ての主な電子コンポーネントを備えている。 特に、基部10は、一般に変圧器を含む電源ユニット102と通信手段107(図4を参照)とを備えている。 さらに、基部10は、ナースコール、バーコードリーダー、コンピューター、モニター、プリンター又は外部ネットワーク等の種々の周辺装置を基部10、したがってラック1に接続する複数の通信ポート106を備えている。 このために、種々のラインを、例えばUSB接続又はイーサネット(登録商標)接続/LAN接続として構成することができる通信ポート106に接続することができる。 基部10は、外部電源ラインを接続することができる電源接続部101を更に備えている。

    図3A及び図3Bに示すように、保持部11を、基部10から独立して保持部11に取り付けられた医療機器2とともに担持するように、基部10から取り外すことができる。 本明細書において、保持部11及び基部10はともに、保持部11及び基部10をスタンド3に固定する、ねじクランプ、ばね式クランプ又はフックとして構成される可能性がある固定手段を備えている。 保持部11を基部10に接続するために、保持部11を基部10に機械的にかつ電気的に接続する役割を果たす、保持部11の底面110Bの接続手段114、115と、基部10のハウジング100の頂面100Tの接続手段104、105とが設けられている。 1つの接続手段104、114を、本明細書では、機械的接続及び電気的接続両方を提供するように構成することができ、そこでは、電気的接続は、電源接続と同様に通信リンクを含む。 他の接続手段105、115は、機械的接続のみを提供する役割を果たすことができる。 (両接続手段104、114、105、115が、電気的接続及び機械的接続両方を提供することも考えられる。)

    基部10から保持部11を取り外すと、保持部11の固定手段113がスタンド3から解除され、接続手段104、114、105、115を介する接続が切断される。 保持部11は、図3Bに示す枢動位置で、保持部11を、保持部11に取り付けられている医療機器2とともに担持するために使用することができるハンドル112を備えている。 ハンドル112は、保持部11の本体(柱)110に枢動可能に接続され、保持部11の固定手段113を介するスタンド3への接続及び/又は接続手段104、114、105、115を介する基部10への接続の係止又は係止解除をもたらすことも可能である。

    すなわち、図3Aに示す静止位置では、ハンドル112は、保持部11を基部10及びスタンド3から取り外すことができないように、固定手段113及び接続手段104、114、105、115が係止されるようにすることができる。 ハンドル112を図3Bに示すような移動位置まで枢動させると、固定手段113及び接続手段104、114、105、115を係止解除することができ、それにより、保持部11を基部10及びスタンド3から取り外すことができ、基部10及びスタンド3を伴わない状態で移動させることができる。

    基部10及びスタンド3を伴わない状態で保持部11を移動させる場合、保持部11に取り付けられた医療機器2に対して、医療機器2の内部バッテリによって電力を供給することができる。 さらに、医療機器2に対して、保持部11のバッテリ117(図4を参照)を介して電力を提供することができ、それにより、保持部11が基部10から取り外されると、医療機器2の連続的な電力供給が十分な期間にわたって確保される。

    保持部11が基部10から取り外されると、保持部11は、基部10の無線通信インターフェース108又は無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)等の外部通信ネットワークへの接続を確立する無線通信インターフェース118(図4を参照)を介して、基部10と通信することができる。 したがって、無線通信インターフェース118を介して、保持部11及び保持部11に取り付けられた医療機器2に対する基本的な通信を、医療機器2への制御コマンドを通信するために、又は外部ネットワーク及び/又は基部10と保持部11に取り付けられた医療機器2との間で警告又は測定値を交換するために提供することができる。

    基部10及びスタンド3を伴わない状態で、保持部11を、取り付けられた医療機器2とともに移動させることにより、移動する装置の重量は、ラック1全体を移動させる場合に比較して実質的に低減し、保持部11の寸法がラック1全体及びスタンド3に比較して小さいため、保持部11及び取り付けられた医療機器2の操作は、ラック1全体の操作に比較して簡略化される。 さらに、全てのラインが基部10に接続されたままであることが可能であるため、保持部11を移動させるときにいかなるラインも切断されてはならない。 さらに、医療機器2は、保持部11において一つにまとめられたままであり、保持部11を介して、例えば、ベッドBとともに容易に移動するようにベッドBに(例えば固定手段113を使用することによって)取り付けることができる。

    医療機器2を移動させるとき、特に医療機器が容積型輸液ポンプとして構成されている場合、患者に投与されるべき薬剤又は栄養剤等の流体を収容する容器4を、医療機器2とともに移動させなければならない。 このため、図5に示す一実施形態では、保持部11は、1つ又は複数のフックを含む可能性がある締結手段116を備え、締結手段116は、瓶又は袋等、1つ又は複数の容器4を保持部11に、容器4を保持部とともに容易に移動させることができるように締結する。 締結手段116は、保持部11の本体110から垂直に突出し1つ又は複数のフックを担持する、ポストの形状を有することができる。

    続いて、図6〜図8を参照して、医療機器2をラック1の保持部11に接続する接続手段を提供するラック1の接続要素111について詳細に説明する。

    図6において明らかであるように、保持部11の突出部分110Pに、突出部分110Pに沿って間隔を空けて配置されている、4つの(第1の)接続要素111が配置されており、接続要素111の各々は、医療機器2のハウジング21の背面の窪み210内に配置された(第2の)接続要素211と係合するように構成されている。 シリンジポンプ又は容積型ポンプ等の輸液ポンプを構成する医療機器2を、第2の接続要素211をラックの保持部11の第1の接続要素111に係合方向Eにおいて差し込むことにより、ラック1に取り付けることができる。 このために、医療機器2を、ハンドル22においてつかむことができ、ラック1の第1の接続要素111が医療機器2の第2の接続要素211に適合して係合するまで、係合方向Eにおいてラック1に取り付けることができる。

    第1の接続要素111及び第2の接続要素211は、ラック1と医療機器2との間の機械的接続及び電気的接続の両方を確立する役割を果たす接続手段を提供する。 図6〜図8の例示的な実施形態では、ラック1の保持部11の第1の接続要素111は、メスコネクタの形状の医療機器2の側の第2の接続要素211と係合するようにオスコネクタとして成形されている。

    続いて、ラック1の保持部11への医療機器2の接続に関して、接続要素111、211について説明するが、保持部11を基部10に取り付ける接続手段104、114、105、115を形成するために、同一か又は少なくとも同様の接続要素を使用することもできることが留意されるべきである。 特に、基部10は第1の接続要素を備えることができ、保持部11は第2の接続要素を備えることができ、第1の接続要素及び第2の接続要素は、保持部11を基部10に機械的に固定する機械的接続と、保持部11を基部10に電気的に接続する電気的接続とを確立するように構成されている。

    さらに、こうした接続要素111、211の使用は、図2〜図4に関連して説明したように原則的にラック1に限定されず、接続要素111、211を他のあらゆるタイプのラックとの接続に使用することもできることが強調されるべきである。

    図7から明らかであるように、第1の接続要素111は接続円錐体111.0を備えており、接続円錐体111.0を、第2の接続要素211の接続開口部211.0内に適合して接続することができる。 第1の接続要素111の接続円錐体111.0には、4つの電気接点111.1が配置されており、電気接点111.1は、第1の接続要素111及び第2の接続要素211の接続状態で、第2の接続要素211の壁211.5の4つの電気接点211.1に電気的に接触している。 第1の接続要素111の電気接点111.1及び第2の接続要素211の電気接点211.1は、回転対称軸Aを中心に均一に(90度)間隔を空けて配置されており、回転対称軸Aは、係合方向Eに沿った方向に向き、接続円錐体111.0及び係合開口部211.0の回転対称軸を形成している。

    図8の部分切取図から見ることができるように、電気接点211.1は、第2の接続要素211の壁211.5に予張力がかかるように配置されており、電気接点211.1を、係合方向Eに対して垂直に幾分かの距離だけ移動させることができる。 電気接点211.1に予張力をかけるために、例えば、各電気接点211.1に対して、関連する電気接点211.1に対して半径方向内側に向いている方向において、係合方向Eに対して垂直に予張力をかけるばねが設けられる。

    接続開口部211.0内に接続円錐体111.0を挿入することにより、第2の接続要素211を第1の接続要素111に接続すると、第2の接続要素211の電気接点211.1は、第1の接続要素111の電気接点111.1と摺動して接触し、半径方向において外側に僅かに押され、それにより、第2の接続要素211の電気接点211.1は、弾性予張力下で第1の接続要素の電気接点111.1に当接する。

    第2の接続要素211の電気接点211.1を第1の接続要素111の電気接点111.1と摺動して接触させることにより、電気的接続が確立されるため、電気的接続を確立した時点で、電気接点111.1、211.1の互いに対する摺動による接点111.1、211.1の清掃が達成される。

    第1の接続要素111の接続円錐体111.0の先端において、第1の接続要素111を第2の接続要素211に確実に固定する機械的係止接続を確立する役割を果たす、円環形状を有する溝111.2が配置されている。 このために、ボールの形状の4つの係合要素211.2が第2の接続要素211の壁211.5に配置されており、係合要素211.2は、図8の部分切取図において明らかであるように、第1の接続要素111及び第2の接続要素211の接続状態で溝111.2と係合する。

    ボールの形状の係合要素211.2は、電気接点211.1と同様に、壁211.5に弾性的に予張力がかけられるように配置されている。 これに対して、各係合要素211.2に対して、半径方向内側に向いている方向において係合方向Eに対して垂直に係合要素211.2に予張力をかける弾性ばねを関連付けることができる。

    第1の接続要素111の接続円錐体111.0が、第2の接続要素211の接続開口部211.0と適合して係合すると、ボールの形状の係合要素211.2は、最初に、予張力ばねの作用の下で、第1の接続要素111の溝111.2と係合するように留まるまで、弾性的に外側に押される。

    図8において明らかであるように、接続状態において、接続円錐体111.0の正面111.4は、接続開口部211.0の背面に配置されたピン211.4と当接する。 接続円錐体111.0を接続開口部211.0に挿入したときにピン211.4に対する押圧作用を介して、係合要素211.2が第1の接続要素111の溝111.2と係合するそれらの係合位置で係止されるようにする係止装置211.6(原則的に図8にのみ示す)が駆動される。 係合要素211.2をそれらの係合位置に係止するため、第2の接続要素211を第1の接続要素111から(係止装置211.6の係止解除作用なしに)取り外すことはできず、それにより、第2の接続要素211(及びそれとともに医療機器2)は、確実にかつ信頼性が高く、第1の接続要素111に(したがってラック1に)保持される。

    図6において明らかであるように、医療機器2のハウジング21に、係止装置211.6を解除するように、したがってラック1から医療機器2を取り外すように駆動することができる、係止解除ボタン23を配置することができる。

    図6〜図8に示す実施形態では、医療機器2をラック1に2つの異なる係合位置で取り付けることができ、一方の係合位置は、医療機器を、係合方向Eを中心に180度回転させたときに他方の係合位置に対応する。 医療機器2を、図6において矢印によって示すように、係合方向Eを中心に180度回転させることができ、かつラック1に、同じ機械的かつ電気的接続を機能的に達成する同じ接続要素111、211を介して接続することができる。

    図7から明らかであるように、第2の接続要素211を、第1の接続要素111に対して係合方向Eを中心に180度回転させると、一方の接続要素111、211の4つの電気接点111.2、211.2の全てが他方の接続要素111、211の電気接点111.2、211.2に当接し、適切な電気的切換回路が、医療機器2の係合位置とは無関係に(例えば電源接続及び通信リンクを提供するように)電気的接続の所望の機能を提供することができる。

    図7及び図8から明らかであるように、第1の接続要素111及び第2の接続要素211は、各々、接続要素111、211の間に追加の通信リンクを提供する赤外線(IRDA)通信ポートとして構成される可能性がある、追加の通信ポート111.3、211.3を備えている。

    第1の接続要素111の通信ポート111.3内には、さらに、医療機器2がそれぞれの接続要素111に取り付けられているか否かを検出する役割を果たす検出装置を組み込むことができる。 検出装置を、例えば、第1の接続要素111における第2の接続要素211の存在を検出するホールセンサー又は微小機械スイッチとすることができる。

    この種の検出装置を使用して、医療機器2がラック1の特定の接続要素111に接続されているか否かを検出することができる。 検出装置111.3を、さらに、第2の接続要素211と第1の接続要素111との間の機械的かつ電気的接続が機能的に正しく確立されているか否かを検出するために使用することができる。 そして、検出装置の検出信号に従って、ラック1のそれぞれの接続要素111に取り付けられた医療機器2とラック1との間の通信を、(医療機器2がそれぞれの第1の接続要素111に接続されている場合は)開始し、(医療機器2がそれぞれの第1の接続要素111から切断されている場合は)終了することができる。

    本明細書に記載されているような接続手段により、一方では、ラック1における医療機器2の容易かつ確実な機械的固定及び位置決めを達成することができ、他方では、医療機器2に電力を供給することができ、かつ通信リンクを確立することができる。 本明細書における接続要素111、211は、ラック1における医療機器2の検出を可能にすることができ、有益な清掃可能性を提供することができる。 医療機器2をラックに接続するために、医療機器2を、その接続要素211とともに、ラック1の接続要素111に単に差し込めばよく、それによって、ラック1の単一接続要素111を介して電気的接続及び機械的接続両方が単一ステップで確立されるため、医療機器2をラック1に接続する医療機器2の操作が容易かつ安全である。

    図9A、図9B〜図12は、図7に示すように接続要素111、211を介して医療機器2とラック1との間に確立される電気的接続を概略図で示す。

    この文脈では、続いて、図7の接続要素111、211に関連して電気的接続について説明するが、原則的には、医療機器2とラック1との間の電気的接続を確立するために他の電気的コネクタ、特に、同時に機械的接続を確立することなく電気的接続のみを確立するコネクタを使用することができる。

    上述したように、接続要素111、211は、各々、4つの電気接点111.1、211.1を備えており、それらは、医療機器2がラック1に取り付けられた状態で、互いに接触し、したがって医療機器2とラック1との間に導電性接続ラインを提供する。

    図9A、図9B〜図12の実施形態によれば、接続要素111、211を介して確立された電気的接続は、接続要素111、211における4つの電気接点111.1、211.1を介して確立された同じ4つのラインを介して、高速データ接続、低速データ接続及び電源接続を提供する。 したがって、接点111.1、211.1を介して提供される電気ラインを使用して、大きいデータレート、例えば10Mビット/秒で高速データが送信されるとともに、例えば1kビット/秒のかなり低いデータレートで低速データが送信され、かつ医療機器2に供給する電力が送られる。

    図10の回路図に示すように、ラック1の側と医療機器2の側との両方において、異なる電子コンポーネントを使用して、高速通信、低速通信及び給電が提供される。 このために、(例えば図2及び図4に示すように基部10に含まれる)ラック1は、第1のプロセッサ(主CPU)140及び通信インターフェース141(例えばイーサネット(登録商標)通信インターフェース)を有する第1の通信手段14を備えている。 さらに、低速通信を提供する第2の通信手段15と、バッテリ16と、医療機器2に電力を送る給電側機器17とが設けられている。 同様に、医療機器2の側には、第1のプロセッサ(主CPU)240及び通信インターフェース241(例えばイーサネット(登録商標)通信インターフェース)を含む第1の通信手段24と、第2の通信手段25と、バッテリ26と、電源27とが設けられている。

    ラック1及び医療機器2の配置構造内では、第1の通信手段14、24は、医療機器2をラック1に電気的に接続するために使用される接続要素111、211を介して、ラック1と医療機器2との間に高速データ通信を提供する役割を果たす。 そして、第2の通信手段15、25は、低速データ通信を提供する役割を果たし、ラックの側の給電側機器17は、医療機器2の側の電源27に電力を送る役割を果たす。 上述したように、ラック1の第1の通信手段14と医療機器2の第1の通信手段24との間の高速データ通信、及び、ラック1の第2の通信手段15、25と医療機器2の第2の通信手段との間の低速通信、並びに給電は、接続要素111、211の電気接点111.1、211.1を介して確立された同じ4つのラインで行われる。

    高速データ通信の場合、ラック1の第1のプロセッサ(主CPU)140は、通信インターフェース141を介して電気接点111.1に接続される。 これに対して、通信インターフェース141は、ライン142A、142Bを介して第1の変圧器144の一次巻線に接続され、ライン143A、143Bを介してラック1の第2の変圧器145の一次巻線145Aに接続される。 第1の変圧器144の二次巻線144Bが、ラック1の接続要素111の4つの電気接点111.1のうちの電気接点111.1A、111.1Bの第1の対に接続され、第2の変圧器145の二次巻線145Bが、ラック1の側の接続要素111の4つの電気接点111.1のうちの電気接点111.1C、111.1Dの第2の対に接続される。

    対称的に、医療機器2の側では、第1のプロセッサ(主CPU)240は、通信インターフェース241を介して、医療機器2の側の接続要素211の電気接点211.1に接続される。 通信インターフェース241は、ライン242A、242Bの第1の対を介して第1の変圧器244の一次巻線244Aに接続され、第1の変圧器244の二次巻線244Bは、医療機器2の側の接続要素211の4つの電気接点211.1のうちの接点211.1A、211.1Bの第1の対に接続される。 さらに、通信インターフェース241は、ライン243A、243Bの第2の対を介して第2の変圧器245の一次巻線245Aに接続され、第2の変圧器245の二次巻線145Bは、医療機器2の側の接続要素211の電気接点211.1のうちの接点211.1C、211.1Dの第2の対に接続される。

    このように、ラック1の第1のプロセッサ140と医療機器2の第1のプロセッサ240との間で、接点111.1A、111.1B、211.1A、211.1Bの第1の対を介して高速差動送信リンクTXが確立され、電気接点111.1C、111.1D、211.1C、211.1Dの第2の対を介して高速差動受信リンクRXが確立され、それらを使用して、ラック1から医療機器2へ(送信リンクTX)かつ医療機器2からラック1へ(受信リンクRX)高速差動データ信号が送信される。 こうした差動データ信号は、例えば、例えば10Mビット/秒又は更にはそれより高いデータレートを有するイーサネット(登録商標)接続を形成する、接点111.1A、111.1B、211.1A、211.1Bの第1の対を介して、かつ接点111.1C、111.1D、211.1C、211.1Dの第2の対を介して、対にされたラインによって差動式に送信される。 これに対して、ラック1及び医療機器2の通信インターフェース141、241を、例えば、イーサネット(登録商標)標準規格に従って10Mビット/秒と100Mビット/秒との間の切換可能なデータレートで10/100base−T通信インターフェースとして形成することができる。

    ラック1の側及び医療機器2の側に接続要素111、211を介して設けられた電気的接続内で、さらに、ラック1の側及び医療機器2の側で第2の通信手段15、25を使用する低速データ通信が設けられる。 こうした第2の通信手段15、25は、ラック1の側及び医療機器2の側の両方に、第2のプロセッサ150、250及び送受信器151、251を備えている。 第2のプロセッサ150、250は、それぞれの送受信器151、251を介して、第1のコンデンサ152、252及び第1のライン154、254を介して、高速差動受信リンクRX内のラック1及び医療機器2それぞれの第2の変圧器145、245の二次巻線145B、245Bの中心タップ145C、245Cに接続される。 ラック1及び医療機器2それぞれの送受信器151、251は、第2のコンデンサ153及び第2のライン155を介して、さらに、高速差動送信リンクTX内のラック1の側及び医療機器2の側それぞれの第2の変圧器144、244の二次巻線144B、244Bの中心タップ144C、244Cに接続される。 2つのライン154、155、254、255を介して、接点111.1A、111.1B、211.1A、211.1Bの第1の対及び接点111.1C、111.1D、211.1C、211.1Dの第2の対にわたるラック1の第2のプロセッサ150と医療機器2の第2のプロセッサ250との間の低速差動リンクが確立される。 差動信号は、ライン154、155、254、255にわたって送信され、電気接点111.1A、111.1B、211.1A、211.1Bの第1の対のラインと電気接点111.1C、111.1D、211.1C、211.1Dの第2の対のラインとが、それらの同相で各々使用される。

    これを、接点111.1A、111.1B、211.1A、211.1Bの第1の対のラインに従って、図12に概略的に示す。 ここでは、関連する第2のプロセッサ150、250に接続されたライン155、255は、ラック1及び医療機器2それぞれの変圧器144、244の関連する二次巻線144B、244Bの中心タップ144C、244Cに接続される。 中心タップ144C、244Cは、(変圧器144、244を介して送信される差動信号に関して)仮想接地の位置にあり、それにより、中心タップ144C、244Cを介して、ラック1の変圧器144の二次巻線144Bと医療機器2の変圧器244の二次巻線244Bとを接続するラインの同相のみが励起される。

    変圧器144、244は(主に)差動データ信号のみを送信するため、(同相を励起する)低速データ信号は、変圧器144、244を介してラック1及び医療機器それぞれの第1のプロセッサ140、240に送信されない。 そして、低速データライン155、255は、それぞれの変圧器144、244の二次巻線144B、244Bの中心タップ144C、244Cに接続されるため、いかなる高速差動信号も、ライン155、255を介して、ラック1及び医療機器2それぞれの第2のプロセッサ150、250に送信されない。

    医療機器2に電力を送るラック1の給電側機器17は、低速通信の場合のラック1の第2の通信手段15のライン154、155の場合と同様に、フィルター170を介してかつライン171、172を介して、変圧器144、145の二次巻線144B、145Bの中心タップ144C、145Cにも接続される。 医療機器2の側では、電源27は、フィルター及び整流器270並びにライン271、272を介して、変圧器244、245の二次巻線244B、245Bの中心タップ244C、245Cにも接続され、それにより、低速データ接続を確立する場合と同様に、高速差動送信リンクTX及び高速差動受信リンクRXのラインを同相で使用して、ラック1の給電側機器17から医療機器2の電源27まで、電力を送ることができる。

    したがって、図12に示すように、高速差動送信リンクTXの変圧器144、244の中心タップ144C、244Cを介して電力を送る場合、ライン172で送られる電流Ivccは、分流され、電気接点111.1A、211.1A及び電気接点111.1B、211.1Bを介して送られ(各々Ivcc/2)、したがって、同相で高速差動送信リンクTXを使用する。

    低速通信及び給電を提供するために高速差動送信リンクTX及び高速差動受信リンクRXを同相で使用することには、ライン又は電気接点111.1、211.1のうちの1つが破損した場合に、低速通信及び給電が依然として機能することができるという追加の利点がある。

    ライン154、155、254、255を介する低速差動リンクの場合、ラインの単一の対のみを使用して、ラック1と医療機器2との間で低速通信が往復して提供され、したがって、ラック1と医療機器2との間でデータが往復して送信される。

    図11に示すように、ラック1から医療機器2に送信される送信データと医療機器2からラック1に送信される受信データとを識別することができるため、こうしたデータは、異なる搬送周波数で送信される。 これに対して、送信経路におけるラック1の送受信器151は、第1の搬送周波数(kHz範囲)を提供する正弦波発生器151.1を備え、ラック1から医療機器2に送信されるデータはその第1の搬送周波数に変調される。 同様に、医療機器2の送受信器251は、第1の搬送周波数とは異なる第2の搬送周波数(kHz範囲)で正弦波を生成する正弦波発生器251.1を備え、医療機器2からラック1に送信される低速データは、その第2の搬送周波数に変調される。

    さらに、各送受信器151、251はバンドパスフィルター151.2、251.2を備え、ラック1の送受信器151のバンドパスフィルター151.2は第2の搬送周波数を中心周波数とし、医療機器2の送受信器251のバンドパスフィルター251.2は、第1の搬送周波数を中心周波数としている。 両送受信器151、251は、信号レベル比較器151.3、251.3を備えている。

    ラック1から医療機器2にデータを送信するために、データは、正弦波発生器151.1によって第1の搬送周波数に変調され、ライン154、155、254、255を介して医療機器2の送受信器251に差動データ信号として送信され、送受信器251では、差動データ信号は、バンドパスフィルター251.2によってフィルタリングで除去され、信号レベル比較器251.3を介して受信データとして医療機器2の第2のプロセッサ250に出力される。

    そして、データが医療機器2からラック1に送信される場合、データ信号は、医療機器2の送受信器251の正弦波発生器251.1によって第2の搬送周波数に変調され、差動信号としてラック1の送受信器151に送信され、そこで、受信された信号は、バンドパスフィルター151.2によってバンドパスフィルタリングされ、信号レベル比較器151.3を介して受信データとしてラック1の第2のプロセッサ150に出力される。

    ラック1によって送信及び受信がそれぞれなされる送信データ信号及び受信データ信号は、オーバラップしない帯域幅を有する異なる搬送周波数で送信及び受信がそれぞれなされるため、信号は容易に識別され、それにより、いかなる(実質的な)干渉もなしに、信号を、ライン154、155、254、255の同じ単一の対を介して送信することができる。

    図10及び図11において明らかであるように、ライン154、155、254、255は、各々、コンデンサ152、153、252、253を備えている。 これは、給電側機器17と電源27との間の直流接続から第2の通信手段15、25を分離する役割を果たす。

    医療機器2の完全動作において、概して、通信の主な部分は、高速データ接続及び高速通信手段14、24を介して達成される。 特に、医療機器2の完全動作時、高速通信手段14、24を介して、ラック1と医療機器2との間で制御コマンド及びパラメーターとともに測定データを交換することができる。

    医療機器2は、その機能的構成要素の大部分が動作可能ではなく、電力を節約するためにシャットダウンされるスリープモードになることができる。 このスリープモードでは、ラック1と医療機器2との間の低速通信を提供するために、低速データ接続のみが動作可能となることができる。 これは、低速通信が、概して、高速データ通信よりはるかに電力を消費せず、それにより、低速通信が医療機器2のバッテリ26で動作することができるため、有利である。

    低速通信手段15、25に、医療機器2及び/又はラック1をスリープモードから完全動作モードにするオン/オフ制御部を備えることができる。 これに対して、低速通信を介して交換される信号を介して、医療機器2をそのスリープモードからウェイクアップさせることができ、それにより、医療機器2の完全動作を提供するように全ての必要な機能的構成要素をオンに切り換えることができる。

    図10に示すように、ラック1の側に、接続要素111の一部として、接続要素111において医療機器2の存在を検出する、ホールセンサーの形状の検出装置18もまた設けることができる。 検出装置18を用いて、医療機器2がその接続要素211とともに、ラック1の接続要素111に正しく接続されているか否かが検査される。 接続されている場合、ラック1から医療機器2への給電を開始することに加えて、例えばラック1と医療機器2との間の通信(低速通信及び高速通信)を開始するように、適切な信号が生成される。

    図7を参照して上述したように、接続要素111、211は、異なる係合位置における医療機器2のラック1への接続を可能にする回転対称形状を有している。 これに対して、電気接点111.1、211.1は、係合方向Eを中心に均一に間隔を空けて配置され、それにより、医療機器を、係合方向Eを中心に180度回転させた場合、電気的接続もまた達成される。

    図9A及び図9Bは、医療機器2を異なる係合位置でラック1に取り付けるときに、医療機器2とラック1との間の電気的接続がいかに切り換わるかを概略的に示す。 ここでは、図9Aは、医療機器2を第1の係合位置でラック1に取り付けるときの電気的接続を概略的に示し(直接接続で示す)、図9Bは、医療機器2を第2の係合位置でラック1に取り付けるときの電気的接続を示す(医療機器2が係合方向Eを中心に第1の係合位置に対して180度回転した反転接続で示す)。

    図9A及び図9Bは、各々、医療機器2の(第2の)接続要素211を示す。

    直接接続では、高速差動送信リンクTXは、図9Aの最上部に示す接点211.1A、211. Bの第1の対を介して確立される。 この接点211.1A、211.1Bの第1の対によって、給電側機器17の正端子(+)もまた、医療機器2の電源27に接続される。 そして、接点211.1C、211.1Dの第2の対を介して、高速差動受信リンクRXが確立され、接点211.1C、211.1Dのこの第2の対には、給電側機器17の負端子(−)が接続される。 接点211.1A、211.1Bの第1の対と接点211.1C、211.1Dの第2の対との間に(各対は同相)、低速差動データリンクが確立される。

    図9Bに示すように、医療機器が180度回転され、ラック1に反転接続で接続された場合、図9Bの底部に示す接点211.1C、211.1Dの第2の対を介して、ここで高速差動送信リンクTXが確立される。 接点211.1C、211.1Dの第2の対を介して、電源27には給電側機器17の正端子(+)もまた接続される。 この場合、高速差動受信リンクRXは、接点211.1A、211.1Bの第1の対を介して確立され、その接点211.1A、211.1Bの第1の対には、給電側機器17の負端子(−)もまた接続される。 この場合もまた、電気接点211.1A、211.1Bの第1の対と接点211.1C、211.1Dの第2の対との間に低速差動データリンクが確立される。

    医療機器2の異なる係合位置でのラック1への接続はまた、図11において、コンデンサ152、153、252、253の間の実線(直接接続)及び破線(反転接続)によって、低速データ接続に関して示されている。

    1 ラック 10 基部 100 ハウジング 100T 頂面 101 電源接続部 102 電源ユニット 103 固定手段(クラップ)
    104、105 接続手段 106 通信ポート 107 通信手段 108 無線通信インターフェース 11 保持部 110 本体(柱)
    110B 底面 110P 突出部分 111 第1の接続要素(オスコネクタ)
    111.0 接続円錐体 111.1 接点 111.2 溝 111.3 通信ポート 111.4 正面 112 ハンドル 113 固定手段(クランプ)
    114、115 接続手段 116 締結手段 117 バッテリ装置 118 無線通信インターフェース 14 第1の通信手段 140 第1のプロセッサ(主CPU)
    141 通信インターフェース 142A、142B ライン 143A、143B ライン 144、145 変圧器 144A、144B 巻線 144C、145C 中心タップ 15 第2の通信手段 150 第2のプロセッサ(副CPU)
    151 送受信器 151.1 正弦波発生器 151.2 バンドパスフィルター 151.3 信号レベル比較器 152、153 コンデンサ 154、155 ライン 16 バッテリ 17 給電側機器 170 フィルター 171、172 ライン 18 検出装置(ホールセンサー)
    180 ライン 2 医療機器 21 ハウジング 210 窪み 211 第2の接続要素(メスコネクタ)
    211.0 係合開口部 211.1、211.1A、211.1B、211.1C、211.1D 接点 211.2 係合装置(ボール)
    211.3 通信ポート 211.4 ピン 211.5 壁 211.6 係止装置 22 ハンドル 23 係止解除ボタン 24 第1の通信手段 240 第1のプロセッサ(主CPU)
    241 通信インターフェース 242A、242B ライン 243A、243B ライン 244、245 変圧器 244A、244B 巻線 244C、245C 中心タップ 25 第2の通信手段 250 第2のプロセッサ(副CPU)
    251 送受信器 251.1 正弦波発生器 251.2 バンドパスフィルター 251.3 信号レベル比較器 252、253 コンデンサ 254、255 ライン 26 バッテリ 27 給電側機器 270 フィルター 271、272 ライン 3 スタンド 31 締結手段 4 容器 42 ライン A 回転対称軸 B ベッド E 係合方向 Ivcc 電流 RX 高速差動受信リンク TX 高速差送信リンク

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