Foldout bed headwall structure

申请号 JP2007515462 申请日 2005-05-31 公开(公告)号 JP2008501420A 公开(公告)日 2008-01-24
申请人 ヒル−ロム サービシーズ,インコーポレイティド; 发明人 ヘインブロック,リチャード,エイチ.;
摘要 医療施設の産科エリアにおいて使用されるヘッドウォール(10)を提供する。 患者医療設備(40)と、該ヘッドウォール内に設けられ、上方に延びる収納 位置 と外方に延びる使用位置とを有する出産後ベッド(18)とを備える。 ヘッドウォール(10)は、出産しようとしている母親が出産時に載せられる出産ベッド(16)のためのドッキング部(14)を備えてもよい。
权利要求
  • 医療施設の産科エリアにおいて使用されるヘッドウォールであって、
    患者医療設備と、
    該ヘッドウォール内に設けられ、上方に延びる収納位置と外方に延びる使用位置とを有する出産後ベッドとを備えるヘッドウォール。
  • 前記患者医療設備は、電気コンセントと、医療ガス出口と、空気口と、真空口と、通信ポートとのうち1つ以上を備える請求項1に記載のヘッドウォール。
  • 出産ベッドのためのドッキング位置を備える請求項1に記載のヘッドウォール。
  • 前記出産後ベッドは、前記収納位置と使用位置の間を回動するように前記ヘッドウォール内に装着されている請求項1に記載のヘッドウォール。
  • 前記収納位置にある前記出産後ベッドを覆う縁飾りを更に備える請求項1に記載のヘッドウォール。
  • 前記出産後ベッドの両側に配置された患者医療設備を収納するキャビネット群を更に備える請求項1に記載のヘッドウォール。
  • 前記出産後ベッドは、該出産後ベッドの側に沿う使用位置に移動可能な少なくとも1つのサイドレールを備える請求項1に記載のヘッドウォール。
  • 前記少なくとも1つのサイドレールは、収納位置を有し、該収納位置から前記出産後ベッドの側に沿う前記使用位置に回転移動する請求項7に記載のヘッドウォール。
  • 該ヘッドウォール内の収納位置と、前記出産後ベッドに近接する使用位置とを有するかごを更に備える請求項1に記載のヘッドウォール。
  • 前記収納位置と使用位置の間の移動のために前記かごを支持する径方向アームシステムを更に備える請求項9に記載のヘッドウォール。
  • 前記径方向アームシステムは、該ヘッドウォールから外方に回動可能な第1径方向アームと、該第1径方向アームに搭載され、これに対して回動可能な第2径方向アームとを備え、前記かごは該第2径方向アーム上に支持される請求項10に記載のヘッドウォール。
  • 前記第2径方向アームから選択された調整可能な高さに前記かごを支持するための垂直に伸長可能な柱を更に備え、前記第1、第2径方向アームはそれぞれの垂直軸の周りに回動可能である請求項11に記載のヘッドウォール。
  • 前記出産後ベッドは、座部と、該座部に対して傾斜可能な上体部及び足部とを有する関節付きマットレス支持枠を備える請求項1に記載のヘッドウォール。
  • 前記出産後ベッドは、2倍の幅のベッドである請求項1に記載のヘッドウォール。
  • 前記出産後ベッドが前記収納位置と使用位置の間を移動する時に、該出産後ベッドの重量を支えるための手段を更に備える請求項1に記載のヘッドウォール。
  • 前記出産後ベッドの重量を支えるための前記手段は、少なくとも1つのガスばねを備える請求項15に記載のヘッドウォール。
  • 说明书全文

    本発明は、出産プロセスと出産後の回復を支援する妊産婦ベッドとヘッドウォール構造体とに関する。

    出産しようとしている母親を、出産プロセスと、出産プロセス中に起きる可能性のある如何なる出来事をも支援する全ての種類の患者医療設備を備えたヘッドウォールの近くに配置又は結合された妊産婦ベッド又は出産ベッドに載せることは、通常、行われる事である。 このような妊産婦ベッドは、通常、取外し可能な足部と、関節付きの脚支持部及び足支持部とを有するかなり複雑な構造体である。 このタイプの妊産婦ベッドは周知であり、出産プロセス中に発生する可能性のある如何なる出来事にも対応するために出産が近い母親をこのような妊産婦ベッド上に移すことは重要である。 しかし、幼児を出産し、その母親が更なるプロセスを必要としなくなった後は、このような妊産婦ベッドは、その病室において必要ではなくなる。 母親が必要とするものは休息と安らぎである。

    このような出産ベッドがドッキングされるヘッドウォール構造体は、通常、様々なタイプの医療装置及び診断装置のためのガス出口と電気コンセントとを含む幾つかの種類の患者医療設備を備える。

    《関連する出願への相互参照》
    本出願は、2004年06月03日付で出願した米国仮特許出願第60/576,661号の利益を主張する同一の譲渡人に譲渡する通常の特許出願である。 この出願を本明細書に援用する。

    本発明は、単独でまたは組合せで特許性のある事項を構成する下記の複数の特徴のうち1つ以上又はそれらの組合せを有するシステムを含む。

    病室または医療施設の産科エリアにおいて使用されるヘッドウォールシステムが提供される。 該ヘッドウォールシステムは、出産と看護のプロセスを支援する患者医療設備を備える。 該ヘッドウォールシステムは、出産しようとしている母親が出産時に載せられる出産ベッドのためのドッキング位置を提供する。 ヘッドウォールシステムは該出産ベッドのための電気コンセントを備え、出産プロセスに関連する、診断装置とモニターとIV装置とを含む複数の患者医療設備を備える。 該ヘッドウォールシステムは、出産プロセス中に発生する可能性のある如何なる出来事にも対応するために合理的に必要な全ての患者医療設備を備える。 このような設備は、家庭のような楽しい、妊産婦または付添い人の側に不安を生じさせそうにない外観を提供するために、キャビネットドア、装飾面等によって覆われていてもよい。

    出産が近い母親は、通常の妊産婦ベッドに寝かされて、ヘッドウォールがある病室に運ばれるか、又はそのような病室に既にある妊産婦ベッドに寝かされるものと考えられる。 妊産婦ベッド群は、様々な部屋に出入り可能に設計されており、通常の病院のドアはそれら妊産婦ベッドの幅を受容する。

    該ヘッドウォールシステムは、該ヘッドウォール構造体内に設けられ、上方に延びる収納位置と外方に延びる使用位置とを有する出産後ベッドを備える。 前記出産後ベッドは、周知のマーフィベッドまたは展開式ベッドの動きと類似の仕方で前記収納位置と使用位置の間を回動するように前記ヘッドウォール構造体内に装着されてよい。 展開式ベッドは周知であり、数世代に亘って使用されてきたが、病院内の該ヘッドウォール構造体内に組み込んだり、該ヘッドウォール構造体内の他の設備と一体化したりすることは既知ではない。 また、座部と、該座部に対して傾斜可能な上体部及び脚足部とを有する関節付きマットレス支持枠を備えた出産後ベッドをヘッドウォール構造体内に装着することは既知ではない。

    例として、該出産後ベッドは垂直収納位置と平使用位置の間を回動又は展開可能なように、該ヘッドウォール構造体内に装着される。 出産後ベッドの収納位置と使用位置の間の移動においてその重量を支えるために、ガスばね又は他の手段が設けられる。 該ベッドの収納位置と使用位置の間の移動時に介護者を助けるために、関節付きマットレス支持枠を有する該ベッドとその重量は、ばね、カウンターバランス機構、液圧アクチュエータ、ガスばね等によって支えられてもよい。

    通常、該ヘッドウォール構造体内の収納位置にある該出産後ベッドを覆うために、装飾面が設けられる。 例として、このような装飾面は、該出産後ベッドを露出させる位置へ回動及びスライド可能なドアまたはパネルである。 該出産後ベッドは、出産後の母親に加えて父親を受容可能な2倍の幅のベッドでもよい。

    使用位置にある該出産後ベッドの側に沿う使用位置に、少なくとも1つのサイドレールが移動可能であってもよい。 この少なくとも1つのサイドレールは、該ヘッドウォール構造体内に収納位置を有し、その収納位置から前記出産後ベッドの側に沿う前記使用位置に回転移動する。 サイドレールは、使用位置にある該出産後ベッドの各側に設けられてよい。 各サイドレールは、その使用位置へ上方に回転又は移動可能である。 このようなサイドレールは、該出産後ベッドまたは該ヘッドウォール構造体に結合されてもよい。

    新生児を支持するために、かごを設けてもよい。 このかごは、該ヘッドウォール構造体内の収納位置と、母親の近くで出産後ベッドの上方の使用位置とを有する。 該かごは、収納位置と使用位置との間を移動するために径方向アームシステム上に支持されてもよい。 該径方向アームシステムは、該壁構造体から外方に回動可能な第1径方向アームと、第1径方向アームに載せられこれに対して回動可能な第2径方向アームとを備えてもよい。 該かごは該第2径方向アーム上に支持される。 例として、前記第2径方向アームから選択可能で調整可能な高さに前記かごを支持するための垂直に伸長可能な柱を備える。 該第1、第2径方向アームはそれぞれ垂直軸の周りに回動可能である。

    従って、本開示は、母親が出産のあいだ通常の妊産婦ベッドに載せられ、そうすることが合理的となった時に、該ヘッドウォール構造体から引き出した出産後ベッドに移される出産プロセスを想定する。 該妊産婦ベッドはもう必要でなくなり、別の出産プロセスで使用するためにその車輪を使って病室外へ移動させてもよい。 サイドレールは、必要であれば、出産後ベッドの側から該出産後ベッドに近接するように上方へ引き上げてもよい。 該出産後ベッドの頭端の近くに位置するこのようなサイドレールは、ベッド面を曲げ伸ばしし、環境照明と、TV、DVDプレーヤ、ラジオ等の娯楽とを選択するための制御を備えてもよい。

    新生児は、母親が直接アクセスできるように出産後ベッドの上方に配置されたかごに入れられてもよい。 新生児が母親にとって最も都合のよい位置に居るように、該かごは径方向アームシステムと垂直方向に調整可能な柱とに載せられる。 より一層快適な配置を提供するために、該出産後ベッドは、通常の妊産婦ベッドより幅の広い柔軟なダブルベッドであってもよい。

    上記以外の特徴が、単独でまたは上記又は請求項に記載された特徴と組合せで特許性のある事項を構成する可能性があり、発明を実施するための現時点での最良の形態である以下の実施形態の詳細な説明から、当業者に明らかとなるであろう。

    図1と図2を参照すると、ヘッドウォールシステム10が病室または他の医療施設における使用のために設けられている。 具体的には、ヘッドウォールシステム10は医療施設の妊産婦室12において使用され、妊産婦室12を分娩・出産室として、また回復・分娩後室として使用することを可能にする。 従って、図1に示すように、ヘッドウォールシステム10は、出産又は妊産婦ベッド16をヘッドウォールシステム10にドッキングするための出産ベッドドッキング部またはベッドロケータ14を備える。 用語「病院」及び「医療施設」は、介護施設、外来患者診療所、医局、診療施設等を含む広義の意味で使用される。

    ヘッドウォールシステム10は図2に示す出産後ベッド18を更に備える。 出産後ベッド18は、通常、図1に示すように、ヘッドウォールシステム10の中央部20内に収納される。 出産後ベッド18は上方に延びる収納位置(図1)と外方に延びる使用位置(図2)との間を移動可能に構成されている。 出産ベッド16は、母親が分娩・出産に使用する時にヘッドウォールシステム10のドッキング部14にドッキングされてよい。 赤ん坊が生まれた後、出産ベッド16は妊産婦室12から撤去され、出産後ベッド18が外方に延びる使用位置に下される。 このため、母親、幼児、及び任意の家族メンバー、例えば父親が快適に同じ妊産婦室12に、分娩・出産前後、及びそのあいだ留まることが可能になる。

    例として、出産ベッドドッキング部14は、ヘッドウォールシステム10全体の幅のほぼ中心に位置する。 ドッキング部14は、分娩・出産のための任意の数の出産ベッドと一緒に使用可能であってもよく、通常の仕方で該ベッドをヘッドウォールシステム10に結合する。 また、ドッキング部14は出産ベッド16をヘッドウォールシステム10に電気的に結合し、該ベッドの任意の電気部品、例えばサイドレール上に位置していることが多いベッド制御に電を提供する。 出産ベッドドッキング部14等のベッドドッキング部は、病院ベッドをヘッドウォールにドッキングする技術分野で広く知られている。

    図1を見ると、ヘッドウォールシステム10は中央部品30と、中央部品30の両側に結合された2つのサイド部品32、34と、サイド部品32、34の側部に結合された2つの臨床キャビネット36、38とを備える。 本明細書において、用語「部品」及び「キャビネット」は、相互に交換可能に使用され、それぞれ両方の意味を広義に含むよう意図されている。 出産後ベッド18は、上方に延びる収納位置において、ヘッドウォールシステム10の臨床キャビネット36、38間の中央部品30とサイド部品32、34との後に隠れるように収納される。 臨床キャビネット36、38は患者医療装置とサービスコネクタ群(本明細書においては総称して患者医療設備40と呼ばれる)とを収容する。

    臨床キャビネット36、38は、出産プロセス中に発生する可能性のある出来事に対応するために合理的に必要な患者医療装置及びサービスコネクタ群の全てを備える。 例として、患者医療装置は、心臓モニター装置、輸液ポンプ、静脈内ポンプ、装置モニター、細動除去器等を含んでよい。 これらの多くは患者に線または管を介して直接接続されている。 例として、サービスコネクタ群は、電気コンセント、医療ガス出口、真空口、及び通信ポート(映像、音声、データ等)を含んでよい。

    ヘッドウォールシステム10の中央部品30とサイド部品32、34、36、38はモジュールであってもよい。 これにより、特定の中央部品と合わせて使用するために、1つのサイド部品を異なるサイド部品で置き換えることができる。 ヘッドウォールシステム10は出産プロセス中に発生する可能性のある出来事に対応するために合理的に必要な患者医療設備40の全てを収容するが、ヘッドウォールシステム10の外観は、ホテルまたは居間用の家具の外観と似ている。 例として、ヘッドウォールシステム10の外側のドア及び壁は木で作られているか、又は擬似の木調仕上げが施されている。 図1に示すように、ヘッドウォールシステム10は複雑な縁飾りと絵で飾られてもよい。 従って、図1、図2に示すようにヘッドウォールシステム10が病室内に設置された時、病室全体の見た目は、患者及び病室に長く居る家族メンバーにとってよりリラックスさせ、友好的なものとなる。

    図1に示すように、ヘッドウォールシステム10のサイド部品32、34は、ドッキング部14の両側に位置する狭くて高いドア50、52を備える。 図1において、ドア50、52は閉じられている。 図2に示すように、ドア50、52は回転して開き、それぞれサイド部品32、34に近接した狭いトラックまたは開口54、56内にスライドして入れられてもよい。 例として、狭いトラック54はサイド部品32とそれに関連する臨床キャビネット36との間に位置する。 同様に、狭いトラック56はサイド部品34とそれに関連する臨床キャビネット38との間に位置する。 トラック52、54は、ドア50、52を開けた時に、見える。 出産後ベッド18は、図2の破線のように通常、ヘッドウォールシステム10の中央部品30とサイド部品32、34内に配置される。 出産後、出産後ベッド18は図2の実線で示す外方に延びる使用位置に引き下される。

    従って、出産後ベッド18をヘッドウォールシステム10の中央部品30とサイド部品32、34との後に収納し、出産が近い母親を、分娩・出産の間、ヘッドウォールシステム10のドッキング部14にドッキングされた通常の妊産婦ベッド又は出産ベッド16に寝かせてもよい。 出産後、出産ベッド16はドッキング部14から外され、その車輪を使って病室12外へ移動させることができる。 次に、出産後ベッド18は水平使用位置に下されてよい。 母親は、病院又は医療施設における回復のための彼女の残りの滞在の間、出産後ベッド18に寝かされる。

    図1に示すように、ヘッドウォールシステム10の臨床キャビネット36、38は、患者医療設備40が使用されていない時、設備40を隠すドア60、62を備える。 図2において、ドア60、62は閉じられている。 分娩・出産の間等、患者医療設備40へのアクセスが必要な時には、図1に示すように、ドア60、62は回転して開き、それぞれヘッドウォールシステム10の側壁68、70に近接した狭いトラックまたは開口64、66内にスライドして入れられてもよい。 例として、狭いトラック64は臨床キャビネット36とヘッドウォールシステム10の側壁68との間に位置する。 同様に、狭いトラック66は臨床キャビネット38とヘッドウォールシステム10の側壁70との間に位置する。 トラック62、64は、ドア60、62を開けた時に、見える。

    図2を参照すると、母親の近くに新生児を支持するためのかご80を設けてもよい。 かご80は、収納位置と使用位置の間を移動するために径方向アームシステム82上に支持されてもよい。 該収納位置では、かご80はヘッドウォールシステム10の臨床キャビネット38の下にあるサイドキャビネット84内に収納される。 該使用位置では、かご80は母親の隣で出産後ベッド18の上方の位置に移動可能である。 径方向アームシステム82は、壁構造体88から外方に回動可能な第1径方向アーム86と、第1径方向アーム86に取付けられこれに対して回動可能な第2径方向アーム90とを備える。 かご80は第2径方向アーム90上に支持される。

    例として、第2径方向アーム90からの選択調整可能な高さにかご80を支えるための入れ子式柱または棒92が第2径方向アーム90とかご80との間を延びている。 かご80は、入れ子式棒92に回動可能に装着された周囲枠94に装着されてよい。 径方向アームシステム82の第1、第2径方向アーム86、90は両方それぞれの垂直軸96、98の周りに回動可能である。

    かご80を収容するキャビネット84は、かご80が使用されていない時、かご80を隠すドア100を備えてもよい。 図1において、ドア100は閉じられている。 かご80へのアクセスが必要な時、図2に示すように、ドア100は回転して開き、それぞれヘッドウォールシステム10の側壁70に近接した狭いトラックまたは開口102内にスライドして入れられてもよい。 トラック102は、ドア100を開けた時に、見える。

    出産後ベッド18は、壁構造体112に結合された台110を備え、台110が壁構造体112からほぼ水平に外方に延びる該使用位置(図2)、と台112が上方に延び壁構造体112内の台収容空間又は空洞114に収容される該収納位置(図1)との間を回動移動する。 周知のマーフィベッドまたは展開式ベッドの動きと類似の仕方で、台110は該使用位置と該収納位置の間を移動可能である。 出産後ベッド18を閉じた時、台110の底面116は、壁構造体112の前方に面する面とほぼ面一であり、その連続する部分のように見える。 楽しい外観を提供するために台110の底面116を絵118で飾ってもよい。 これにより、患者、家族、及び訪問者が病院環境に対して持つ威圧的なイメージを和らげる。

    或いは、中央部品30は、出産後ベッド18が該収納位置にある時にベッド18を閉じるための一対のドア(不図示)を備えてもよい。 各ドアは回転して開き、それぞれ台収容空間114の側壁に近接した狭いトラックまたは開口に沿って収納位置へスライドして移動されるよう構成されてもよい。

    台110は、頭端120と、足端122と、上方に面する面124とを備える。 空気マットレス又は発泡マットレス等のマットレス126が、台110の上方に面する面124上に置かれている。 複数のストラップ(不図示)がマットレス126を台110に固定し、台110を該収納位置に持上げた時に適正な位置に保持する。 本実施形態ではマットレス126を台110に固定するためにストラップ(不図示)を使用しているが、他の適切な留め具を使用しても勿論よい。 このような留め具の例は、ヴェルクロ(Velcro、登録商標)帯、ループ・タイ留め具、フック・アイ留め具、クリップ、スナップ、ジッパー等である。 中央部品30の下部128(図1に示す)は空気マットレス126を膨張させるための圧縮機、モータ、コントローラ、配管、弁等の設備を収容してもよい。

    台110の頭端120に近い複数のヒンジ(不図示)は、台110が壁構造体112に対して横方向に延びる軸(不図示)の周りを該上げ収納位置と該下げ使用位置の間を回動するように台110を壁構造体112に結合する。 台110を持上げた時、固定具またはラッチ(不図示)が台110を台収容空間114内に保持する。 該下げ使用位置では、台110は壁構造体112から外方へ延び、台110の頭端120は壁構造体112の後部壁の近くに位置する。

    一対の脚130が足端122の近くで台110に回動可能に結合され、脚130が台110の底面116にある脚収容空洞(不図示)に収容される上げ収納位置と、脚130が床132上に立ち、台110の足端122を支える下げ使用位置との間を回動する。 図示のように、足端122に近いヒンジ(不図示)は、脚130が台110に対して横方向に延びる軸(不図示)の周りを回動するように脚130を台110に結合する。 脚130は垂直方向に伸長可能であってもよい。 これにより、台110が該下げ使用位置にある時に、例えば容易に載り降りできるように台110の高さを調整できる。

    脚130が台110の脚収容空洞に収容された時は、脚130の外方に面する面は台110の底面116と概ね同一平面上にあり、それの連続した部分のように見える。 固定具またはロック(不図示)は脚130を脚収容空洞内に保持する。 脚130が床132上に立ち、台110の足端122を支える該使用位置に、ラッチ(不図示)が脚130をロックする。 用語「固定具」、「ラッチ」、及び「ロック」は、相互に交換可能に使用され、それぞれ全ての意味を広義に含むよう意図されている。

    例として、台110は関節付きマットレス支持枠140を備え、通常の低アキュイティーの病院ベッドの全ての自在度を出産後ベッド18に提供する。 図2に示すように、関節付きマットレス支持枠140は、縦方向に隔てられ互いに対して傾斜可能な上体または頭部142、座部144、及び脚または足部146を備える。 頭部142及び足部146を座部144に対して傾斜させるのを可能にするために様々な機構を使用してもよいことは理解されよう。 頭部142及び足部146を傾斜させるこのような機構は本技術分野において周知である。 このような機構は頭部142と台110との間の空間に装着されてもよい。

    収納位置と使用位置の間の移動において台110の重量を支えるために、ガスばね又は他の手段(不図示)を設けてよい。 台の収納位置と使用位置の間の移動時に介護者を助けるために、ばね、カウンターバランス機構、液圧アクチュエータ、ガスばね等が該台を支えてもよい。 或いは、台110を収納位置と使用位置の間を移動させるために、電気モータ等のアクチュエータ(不図示)を設けてもよい。

    幾つかの実施形態では、サイドレール150が台110の頭部142の各側に結合される。 各サイドレール150は、通常のベッドサイドレールのように、台110の下の邪魔にならない収納位置と、台110の頭部142の側部に沿った使用位置(図2に示す)との間を移動可能である。 ベッド118は家族ベッドであるので、サイドレール150は台110の頭部142にだけ存在する。 サイドレール150はベッド18を関節曲げ伸ばしするための制御152を備えてもよい。 また、サイドレール150は環境照明と、TV、DVDプレーヤ、ラジオ等の娯楽とを選択するための制御152を備えてもよい。

    幾つかの実施形態では、サイドレール150は壁構造体112に結合され、ヘッドウォールシステム10内の上げ収納位置と、台110の頭部142の側部に沿った下げ使用位置(図2)との間を回動移動する。 サイドレール150は出産後ベッド18から独立に移動可能である。 サイドレール150は、該上げ収納位置において床132にほぼ垂直であり、該下げ使用位置において床132にほぼ平行である。 サイドレール150は、台110の頭部142の側部に沿った該使用位置に下がるためのクロッキング機構を有する。 必要な時は、サイドレール150は該使用位置に下げられる。 サイドレール150は、患者へのアクセスが必要な時は、上方に回転してヘッドウォールシステム10内に入れられる。 サイドレール150を収納位置に保持するために、ラッチ(不図示)が設けられる。 出産後ベッド18が使用位置に下げられる時、サイドレール150は出産後ベッド18と一緒に移動せず、収納位置に静止したままである。 しかし、出産後ベッド18が収納位置に上げられる時、サイドレール150は、出産後ベッド18と一緒に収納位置へ移動する。 これにより、出産後ベッド18は、その側部に沿うサイドレール150と一緒に上方に回転してヘッドウォールシステム10内に収容される。

    収納式足板(不図示)が足端122の近くで台110に結合されてもよい。 頭上作業灯(不図示)が壁構造体11の後部壁に装着されるか、又は台収容空間114の天井に一体化されてもよい。 頭上灯を操作するために、スイッチ(不図示)が壁構造体112の側壁の1つに配置される。 或いは、幾つかの実施形態では、該頭上灯は台110を該使用位置に下した時に自動的にオンされるように構成されてもよい。

    従って、本開示は、母親が出産のあいだ通常の妊産婦ベッドに寝かされ、そうすることが合理的となった時に、ヘッドウォール構造体から引き出した出産後ベッドに移される出産プロセスを考慮している。 該妊産婦ベッドはもう必要でなくなり、別の出産プロセスで使用するためにその車輪を使って病室外へ移動させてもよい。 サイドレールは、必要であれば、出産後ベッドの側から該出産後ベッドに近接するように上方へ引き上げてもよい。 このようなサイドレールは、ベッド面を曲げ伸ばしし、環境照明と、TV、DVDプレーヤ、ラジオ等の娯楽とを選択するための制御を備えてもよい。 新生児は、母親が直接アクセスできるように出産後ベッドの上方に配置されたかごに入れられてもよい。 より一層快適な配置を提供するために、出産後ベッドは、通常の妊産婦ベッドより幅の広い柔軟なダブルベッドであってもよい。

    本発明は様々な変更と別の形態が可能であるが、本明細書において特定の幾つかの実施形態を例として図に示し、詳細に説明した。 しかし、本発明を開示した特定の形態に限定することを意図したものでなく、本発明は、添付の請求項により定義された本発明の思想と範囲内に入る全ての改良物、等価物、及び別の形態を含むことは理解されるべきである。

    病室内のヘッドウォールシステムの斜視図であり、該ヘッドウォールシステムのドッキング部にドッキングされた出産ベッドと、該出産ベッドの両側の2つの臨床キャビネット内に収納された様々な患者医療設備(該臨床キャビネットを開いた時、該患者医療設備へのアクセスが可能になる)とを示す。

    図1のヘッドウォールシステムの斜視図であり、該出産ベッドが病室外へ移動され、換わりに外方に延びる使用位置に下げられた2倍幅展開式ベッドと、該ヘッドウォールシステムの径方向アームシステムによって支持されたベビーかごとを示す。

    符号の説明

    10 ヘッドウォール 14 ドッキング部 18 出産後ベッド 40 患者医療設備

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