The computer system for patient care places

申请号 JP2003519737 申请日 2002-08-02 公开(公告)号 JP2005527245A 公开(公告)日 2005-09-15
申请人 ヒル−ロム サービシーズ,インコーポレイティド; 发明人 エム. ザーフセン,ロバート; イー. セリメル,マイケル; ディー. ボジェル,ジョン; アンソニー リーダー,ライアン; ダブリュ. リリー,カール; ディー. ワイルドマン,ティモシー;
摘要 看護箇所用コンピュータ・システムは、看護箇所地点に 位置 されたディスプレイ(24、2014)と、上記ディスプレイに接続されたコンピュータ(12、2006)と、遠隔箇所に保存された情報に対して上記コンピュータがアクセスするのを可能とすべく上記コンピュータに接続されたネットワーク(34、2004)とを含む。
权利要求
  • 看護箇所地点に位置されたディスプレイと、
    上記ディスプレイに接続されたコンピュータと、
    上記コンピュータに接続され、遠隔地点に格納された情報に対して該コンピュータがアクセスするのを可能とするネットワークと、
    上記コンピュータに接続された入力デバイスであって、対象物の存在を検出すべく、且つ、上記コンピュータが該対象物を識別するのを可能とするために上記コンピュータに信号を提供すべく構成された入力デバイスとを備えて成る、
    看護箇所用コンピュータ・システム。
  • 前記ディスプレイはタッチ感応画面を含む、請求項1記載のシステム。
  • 前記コンピュータにより実行されて前記ディスプレイ上にキーボード・オーバレイを生成するソフトウェアを更に含む、請求項1記載のシステム。
  • 前記ネットワークに接続された看護師呼出システムを更に含む、請求項1記載のシステム。
  • 前記コンピュータは看護師に対する通信を表すユーザ入力を受信すべく構成され、該コンピュータは前記ネットワークを通じて前記看護師呼出システムと通信することで上記ユーザ入力に応答する、請求項4記載のシステム。
  • 前記コンピュータはテレビ信号を受信するテレビ入力ポートを含み、該コンピュータはテレビ信号を処理して前記ディスプレイ上に映像を生成する、請求項1記載のシステム。
  • 当該システムは、当該ベッドの位置を制御するアクチュエータを有するベッドを更に含み、前記コンピュータは上記アクチュエータに信号を提供して上記ベッドの位置を調節すべく構成される、請求項1記載のシステム。
  • 前記入力デバイスはIR受信器を含む、請求項1記載のシステム。
  • 前記入力デバイスはバーコード・リーダを含む、請求項1記載のシステム。
  • 前記入力デバイスはRFIDセンサを含む、請求項1記載のシステム。
  • 前記対象物に取付けられるべく構成されたバッジであって、前記入力デバイスの近傍であるときに該入力デバイスに対して識別信号を提供するバッジを更に含む、請求項1記載のシステム。
  • 前記対象物は、対象者、装置および医療サプライ(medical supply)の内のひとつである、請求項1記載のシステム。
  • 前記対象物は施錠済薬剤ボックスを含む、請求項1記載のシステム。
  • 当該システムは前記コンピュータに接続された生理学的モニタを更に含み、上記コンピュータは上記モニタ装置からの入力を受信して前記ディスプレイ上に表示すべく構成される、請求項1記載のシステム。
  • 当該システムは前記コンピュータに接続された治療デバイスを更に含み、上記コンピュータは上記治療デバイスの動作を制御かつ監視すべく構成される、請求項1記載のシステム。
  • 患者に対して一意的識別子を割当てる段階と、
    薬剤に対して識別子を割当てる段階と、
    看護人に対して一意的識別子を割当てる段階と、
    病院コンピュータ・システムに対して処方箋情報を入力する段階と、
    看護箇所にて上記患者識別子を検出する段階と、
    検出された患者識別子を、記憶済患者識別子と比較する段階と、
    上記看護箇所にて上記看護人識別子を検出する段階と、
    上記検出された看護人識別子を記憶済看護人識別子と比較し、上記看護人が上記薬剤の投与に対して授権されているか否かを決定する段階と、
    上記看護箇所にて上記薬剤識別子を検出する段階と、
    検出された上記薬剤識別子を上記処方箋情報と比較する段階と、
    上記処方箋に対応する薬剤の画像を表示することで、上記薬剤の外観が上記画像と整合することを上記看護人が確認するのを許容する段階と、
    上記薬剤の外観が上記画像と整合するならば上記薬剤を上記患者に対して投与する段階とを含む、
    看護箇所にて患者に対する薬剤の投与を制御する方法。
  • 前記薬剤に対する容器に対して識別子を割当てる段階と、
    上記薬剤容器識別子を検出する段階と、
    上記検出された薬剤容器識別子を、患者に関連する記憶済薬剤容器識別子と比較する段階とを更に含む、請求項16記載の方法。
  • 前記検出された薬剤容器識別子が前記記憶済薬剤容器識別子と整合するならば、前記薬剤容器内の前記薬剤に対する看護人アクセスを提供する段階を更に含む、請求項17記載の方法。
  • 前記看護人アクセスを提供する前記段階は、前記薬剤容器を解除するキーを上記看護人に提供する段階を含む、請求項18記載の方法。
  • 前記看護人アクセスを提供する前記段階は、前記薬剤容器に接続された看護箇所コンピュータであって前記検出された薬剤容器識別子が前記記憶済薬剤容器識別子と整合するならば前記薬剤容器を自動的に解除する看護箇所コンピュータを配備する段階を含む、請求項18記載の方法。
  • 前記検出された薬剤識別子が前記処方箋情報に整合するならば前記薬剤のコストに対する請求書を自動的に生成する段階を更に含む、請求項16記載の方法。
  • 前記薬剤が患者により飲み下されたか否かを表すことを前記看護人に催促する段階を更に含む、請求項16記載の方法。
  • 前記薬剤が前記患者により飲み下されたとの看護人表示の受信時に上記薬剤の摂取の記録を保存する段階を更に含む、請求項22記載の方法。
  • 前記患者識別子を検出する前記段階は、上記患者識別子を含むRFIDタグを前記患者に対して取付ける段階と、上記患者識別子を検知するRFIDセンサを前記看護箇所に配備する段階とを含む、請求項16記載の方法。
  • 前記患者識別子を検出する前記段階は、上記患者識別子を含むバーコード・ラベルを前記患者に対して取付ける段階と、上記患者識別子を読み取るバーコード・リーダを前記看護箇所に配備する段階とを含む、請求項16記載の方法。
  • 前記記憶済患者識別子に対して前記検出された患者識別子を比較する前記段階は、上記検出された患者識別子を受信し且つネットワークを通じて前記病院コンピュータ・システムと通信して上記記憶済患者識別子を獲得する看護箇所コンピュータを配備する段階を含む、請求項16記載の方法。
  • 前記看護人識別子を検出する前記段階は、上記看護人識別子を含むRFIDタグを前記看護人に取付ける段階と、上記看護人識別子を検知するRFIDセンサを前記看護箇所に配備する段階とを含む、請求項16記載の方法。
  • 前記看護人識別子を検出する前記段階は、上記看護人識別子を含むバーコード・ラベルを前記看護人に取付ける段階と、上記看護人識別子を読み取るバーコード・リーダを前記看護箇所に配備する段階とを含む、請求項16記載の方法。
  • 前記検出された看護人識別子を前記記憶済看護人識別子と比較する前記段階は、上記検出された看護人識別子を受信し且つネットワークを通じて前記病院コンピュータ・システムと通信して上記看護人識別子を獲得する看護箇所コンピュータを配備する段階を含む、請求項16記載の方法。
  • 前記薬剤識別子を検出する前記段階は、上記薬剤識別子を含むRFIDタグを前記薬剤に取付ける段階と、上記薬剤識別子を検知するRFIDセンサを前記看護箇所に配備する段階とを含む、請求項16記載の方法。
  • 前記薬剤識別子を検出する前記段階は、上記薬剤識別子を含むバーコード・ラベルを前記薬剤に取付ける段階と、上記薬剤識別子を読み取るバーコード・リーダを前記看護箇所に配備する段階とを含む、請求項16記載の方法。
  • 前記検出された薬剤識別子を前記処方箋情報と比較する前記段階は、上記検出された薬剤識別子を受信し且つネットワークを通じて前記病院コンピュータ・システムと通信して上記処方箋情報を獲得する看護箇所コンピュータを配備する段階を含む、請求項16記載の方法。
  • 基部と、
    上記基部に接続された支持部と、
    上記支持部に取付けられたコンピュータと、
    上記支持部に取付けられ且つ上記コンピュータに電気的に接続されたディスプレイと、
    上記支持部に連結された薬剤ボックスとを備える、
    患者支援カート。
  • 前記基部は複数のキャスタを含む、請求項33記載のカート。
  • 前記支持部は前記基部に接続された一対のポストを含む、請求項33記載のカート。
  • 前記支持部に連結された可動アームと、該可動アームにより支持されたIVポールとを更に含む、請求項33記載のカート。
  • 前記支持部に接続された着座部であって使用位置と格納位置との間で折畳み可能である着座部を更に含む、請求項33記載のカート。
  • 前記薬剤ボックスは前記支持部に対して着脱自在に連結される、請求項33記載のカート。
  • 前記薬剤ボックスを取外し可能に受容すべく構成されて前記支持部に接続された連結器を更に含む請求項33記載のカート。
  • 前記薬剤ボックスは、前記連結器に対して接続された一対の軌道により着脱自在に受容されるべく構成された一対のフランジを含む、請求項40記載のカート。
  • 前記薬剤ボックスは、外側ハウジングと、該ハウジングに対して枢動コネクタにより連結された内部区画とを含む、請求項33記載のカート。
  • 前記内部区画は該内部区画のハウジング内において固定位置と下降位置との間で移動可能なプランジャを含み、
    前記外側ハウジングは、上記内部区画が該外側ハウジング内へと移動されたときに当該固定アームが上記プランジャを上記固定位置へと付勢する上昇位置に対して構成された固定アームを含む、請求項42記載のカート。
  • 前記固定アームを前記上昇位置へと付勢するスプリングを更に含む、請求項43記載のカート。
  • 当該カートは、前記支持部に接続されて前記薬剤ボックスを着脱自在に受容する一対の軌道を更に含み、
    前記プランジャは、前記外側ハウジングを貫通して上記各軌道の一方に形成された開孔内へと延在する上部であって上記外側ハウジング内に前記内部区画を固定し且つ上記薬剤ボックスを当該カートに固定する上部を含む、請求項43記載のカート。
  • 前記スプリングの付勢力に抗して前記固定アームを前記上昇位置から離間移動することで前記支持部からの前記薬剤ボックスの取り外しを許容すべく構成された磁気アクチュエータを更に含む、請求項44記載のカート。
  • 前記内部区画は第1固定用部分を有する湾曲側壁を含み、且つ、前記ハウジングは第2固定用部分を含む、請求項42記載のカート。
  • 当該カートは、前記第1固定用部分に形成された第1開孔により受容された固定用ピンを更に含み、
    前記内部区画が前記ハウジング内へと移動されたときに上記開孔は前記第2固定用部分に形成された第2開孔と整列される、請求項47記載のカート。
  • 前記内部区画が前記ハウジング内へと移動されたときに前記固定用ピンを前記第2開孔内へと付勢すべく前記第1開孔内に位置されたスプリングを更に含む、請求項48記載のカート。
  • 前記第2固定用部分は前記第2開孔と連通するキー開孔を含む、請求項49記載のカート。
  • 前記キー開孔内に挿入されるキーであって、上記キー開孔内に挿入されたときに前記固定用ピンと係合し且つ該固定用ピンを前記第2開孔から外方に付勢することで前記内部区画が前記ハウジングから外方に枢動するのを許容するキーを更に含む、請求項50記載のカート。
  • 当該カートは、前記支持部に連結された線形アクチュエータであってキーに連結されたモータを含む線形アクチュエータを更に含み、
    上記アクチュエータは、上記キーを前記キー開孔内に移動することで前記固定用ピンを前記第2開孔から外方に付勢すると共に前記内部区画が前記ハウジングから外方に枢動するのを許容すべく構成される、請求項50記載のカート。
  • 基部と、該基部に接続された支持部と、該支持部に取付けられたコンピュータと、上記支持部に取付けられ且つ上記コンピュータに電気的に接続されたディスプレイとを有するカートと、
    上記カート支持部に連結された薬剤ボックスとを含む、
    薬剤収納装置。
  • 前記薬剤ボックスは、前記支持部に接続されたハウジングと、該ハウジングに対して摺動出入りすべく構成された区画(compartment)とを含む、請求項53記載の装置。
  • 前記区画は、カバーと、該カバーに出入り移動可能なトレイとを含む、請求項53記載の装置。
  • 前記トレイは、前記カバーを貫通する固定用ピンであって前記ハウジングに形成された固定用開孔内へと延在して前記区画を上記ハウジングに固定する固定用ピンを含む、請求項55記載の装置。
  • 前記ハウジングに接続されたモータであって、前記固定用開孔内へとキーを移動することで前記固定用ピンを上記固定用開孔から外方に付勢して上記ハウジングからの前記区画の取り外しを許容すべく構成されたモータを更に含む、請求項56記載の装置。
  • 施設内の種々の箇所への前記区画の移動の間に該区画を支持する受容部を有する搬送カートを更に含む、請求項54記載の装置。
  • コンピュータに接続されるべく構成されたディスプレイと、
    ベッドに連結されるべく構成された第1アームと、該第1アームに枢動連結された第2アームと、該第2アームに枢動連結された第3アームと、上記第3アームおよび上記ディスプレイの間に接続された連結器とを含み、それにより視認のために上記ベッドに対する複数の異なる位置における上記ディスプレイの位置決めを許容するアームアセンブリとを含む、
    看護箇所インタフェース。
  • 前記ディスプレイは、該ディスプレイを介して前記コンピュータへの情報の入力を許容すべく構成されたタッチ画面を含む、請求項59記載のインタフェース。
  • 前記第1アームは前記ベッドに枢動連結される、請求項59記載のインタフェース。
  • 前記第1アームは一対のフランジを含み、該フランジは、前記ベッドのヘッド端部に接続された軌道部材に形成された一対のノッチにより受容されることで上記ベッドの上記ヘッド端部に沿う前記アームアセンブリの移動を許容すべく構成される、請求項59記載のインタフェース。
  • 前記軌道部材は長寸ヘッド部分および長寸脚部を含み、前記ノッチは上記ヘッド部分と上記脚部との間に形成される、請求項62記載のインタフェース。
  • 当該インタフェースは前記連結器を前記第3アームに対して所定位置に維持する固定機構を更に含み、
    上記固定機構は、上記連結器に形成されたデテント内に位置されたボールと、上記第3アームの端部に配設されて上記ボールを上記デテント内に付勢するスプリングを含み、それにより上記連結器に対して上記第3アームが回動するのを阻止する、請求項59記載のインタフェース。
  • 前記固定機構は、複数のボールと、対応する複数のスプリングとを含む、請求項64記載のインタフェース。
  • コンピュータに接続されるべく構成されたディスプレイと、
    上記ディスプレイをベッドのレール上に支持するディスプレイ担体であって、上記ディスプレイを受容する一対の軌道を有する本体部分と、上記ベッド・レールを受容する開放端部とを含むディスプレイ担体とを含み、
    上記ディスプレイは上記一対の軌道に沿い移動可能である、
    看護箇所インタフェース。
  • 前記本体部分は、第1側部と、該第1側部から離間された第2側部とを更に含む、請求項66記載のインタフェース。
  • 前記本体部分は前記一対の軌道に夫々形成された一対のスロットを更に含み、
    前記ディスプレイは上記スロット内へと移動可能であり、
    前記担体は、上記ディスプレイが上記スロット内へと移動されたときに該担体に対して所定角度にて上記ディスプレイを支持する、請求項66記載のインタフェース。
  • 前記本体部分は、前記ディスプレイが前記スロット内に位置されたときに上記ディスプレイに係合すべく位置される一対のタブを更に含む、請求項68記載のインタフェース。
  • 前記ディスプレイは前記コンピュータに対して無線により接続される、請求項66記載のインタフェース。
  • 前記ディスプレイは前記コンピュータに接続されるべく構成されたケーブルを含む、請求項66記載のインタフェース。
  • コンピュータに接続されるべく構成されたディスプレイと、
    上記ディスプレイを支持するオーバヘッド・アームアセンブリであって、
    中央部分と、該中央部分の長手軸心に対して所定角度にて一端から延在し且つ他端から上記ディスプレイを支持する一対のアームとを有する主要アームと、
    第1端部と、上記中央部分に枢動接続された第2端部とを有する第1可動アームと、
    第1端部と、上記中央部分に枢動接続された第2端部とを有する第2可動アームと、
    部屋の天井に取付けられて、当該一対の平行軌道の軸心に平行な進行経路に沿う上記主要アームならびに上記第1および第2アームの移動を案内すべく構成された一対の平行軌道と、
    を含むオーバヘッド・アームアセンブリと、
    を含む看護箇所インタフェース。
  • 当該インタフェースは、前記第1可動アームの前記第1端部に接続された第1駆動アセンブリと、前記第2可動アームの前記第1端部に接続された第2駆動アセンブリとを更に含み、
    上記第1駆動アセンブリは前記各軌道の一方に沿い移動可能であり且つ上記第2駆動アセンブリは上記各軌道の他方に沿い移動可能である、請求項72記載のインタフェース。
  • 前記第1および第2駆動アセンブリは前記主要アームの前記中央部分から延在する前記一対のアームに対して接近および離間して移動可能とされ、それによって、夫々上記中央部分により前記ディスプレイを下降および上昇させる、請求項73記載のインタフェース。
  • 当該インタフェースは、前記一対のアームの一方を一方の軌道に連結する第3駆動アセンブリと、上記一対のアームの他方を他方の軌道に連結する第4駆動アセンブリとを更に含み、
    前記第1、第2、第3および第4駆動アセンブリは前記進行経路に沿い移動可能とされることで前記ディスプレイを上記進行経路に沿い移動させる、請求項74記載のインタフェース。
  • 前記駆動アセンブリの各々は、本体部分と、当該駆動アセンブリを起動する制御器に電気的に接続されたモータとを含み、
    各本体部分は、当該第1シャフトの長手軸心の回りにおける回転のために上記モータに連結された第1シャフトと、上記第1シャフトの回転により当該第2シャフトが回転される如く上記第1シャフトに係合すべく構成された第2シャフトとを含む、請求項73記載のインタフェース。
  • 前記第2シャフトは該第2シャフトの回転と共に回転するホィールを含み、該ホィールは、該ホィールの回転により前記駆動アセンブリが前記進行経路に沿い移動される如く前記各軌道の一方により受容される、請求項76記載のインタフェース。
  • コンピュータに接続されるべく構成されたディスプレイと、
    ベッドの近傍にて部屋の壁部に連結されるべく構成されたブラケットと、ほぼ垂直な軸心の回りで回動すべく上記ブラケットに連結された第1アームと、上記第1アームに枢動連結された第2アームと、上記第2アームと上記ディスプレイとの間に接続された連結器とを含み、それにより視認のために上記ベッドに対する複数の異なる位置における上記ディスプレイの位置決めを許容するアームアセンブリとを含む、
    看護箇所インタフェース。
  • 前記ディスプレイは2つの画面を含む、請求項78記載のインタフェース。
  • 前記ディスプレイは、該ディスプレイを介して前記コンピュータへの情報の入力を許容すべく構成されたタッチ画面を含む、請求項78記載のインタフェース。
  • 前記ブラケットは壁部支持部により摺動可能に受容されることで上記壁部に沿う前記アームアセンブリの移動を許容すべく構成される、請求項78記載のインタフェース。
  • 看護箇所地点に取付けられたタッチ画面式ディスプレイと、
    上記ディスプレイに接続されたコンピュータであって、該コンピュータが上記ディスプレイ上に複数の画面を生成するのを可能とするソフトウェアを有するコンピュータと、
    上記コンピュータに接続されたアクチュエータであって上記コンピュータからの信号の受信に応じて当該ベッドの位置を調節するアクチュエータを有するベッドとを含む、
    看護箇所システム。
  • 前記コンピュータは複数の看護人アイコンおよび複数の患者アイコンを含む主要画面を前記ディスプレイ上に生成する、請求項82記載のシステム。
  • 当該システムは、前記コンピュータに接続された看護人追尾システムを更に含み、
    上記看護人追尾システムは、複数の看護人により装着されるべく構成された複数のタグであって各タグは対応看護人に関連する一意的識別情報を含む複数のタグと、上記コンピュータに接続されたセンサであって当該センサの近傍におけるタグから識別情報を受信すべく構成されたセンサとを含む、請求項82記載のシステム。
  • 前記コンピュータは、複数の看護人アイコンを含む画面を前記ディスプレイ上に生成することで前記センサからの前記識別情報の受信に応答する、請求項83記載のシステム。
  • 前記複数の画面は、ユーザが当該ベッド制御画面上のアイコンを起動することで前記アクチュエータを制御することを許容するベッド制御画面を含む、請求項82記載のシステム。
  • 前記複数の画面は、ユーザが当該マットレス制御画面上のアイコンを起動することで前記コンピュータに接続されたマットレス制御器を制御することを許容するマットレス制御画面を含む、請求項82記載のシステム。
  • 前記複数の画面は、ユーザが当該ベッド重量計画面上のアイコンを起動することで前記コンピュータに接続されたベッド重量計を制御することを許容するベッド重量計画面を含む、請求項82記載のシステム。
  • 前記複数の画面は、ユーザが当該患者監視画面上のアイコンを起動することで前記コンピュータに接続された患者位置監視システムを起動することを許容する患者監視画面を含む、請求項82記載のシステム。
  • 前記コンピュータに接続されたネットワークと、該ネットワークに接続されると共に複数の患者用医学的記録を含む病院データ・システムとを更に含む、請求項83記載のシステム。
  • 前記看護人アイコンは、当該カルテ記入アイコン(charting icon)の起動によって前記コンピュータがネットワークを介して前記病院データ・システムにおける患者用医学的記録にアクセスするカルテ記入アイコンを含む、請求項90記載のシステム。
  • 当該システムは、看護人に関連するタグを検出するセンサであって上記タグの検出に応じて前記コンピュータに対し識別信号を提供するセンサを更に含み、
    前記コンピュータは上記識別信号の受信時に前記ディスプレイ上に機能停止用アイコンを生成する、請求項82記載のシステム。
  • 前記機能停止用アイコンを起動すると前記コンピュータは、患者によるベッド・アクチュエータの機能制御を看護人が防止することを許容するベッド制御アイコンを含む機能停止用画面を生成する、請求項90記載のシステム。
  • 前記複数の画面は、ユーザが当該看護師呼出画面上のアイコンを起動することで前記コンピュータに接続された看護師呼出システムを制御することを許容する看護師呼出画面を含む、請求項82記載のシステム。
  • 当該システムは、前記コンピュータに接続されて患者の画像を記録する第1カメラと、上記コンピュータに接続されて看護人の画像を記録する第2カメラとを更に含み、
    前記複数の画面は、患者が上記第1カメラを有効化し且つ上記第2カメラにより提供された画像を前記ディスプレイ上で視認するのを許容するテレビ相談画面(video conference screen)を含む、請求項82記載のシステム。
  • 前記複数の画面は、ユーザが当該テレビ制御画面上のアイコンを制御することで前記コンピュータに接続されたテレビを制御することを許容するテレビ制御画面を含む、請求項82記載のシステム。
  • 前記複数の画面は、ユーザが当該音楽制御画面上のアイコンを起動することで前記コンピュータに接続された音楽デバイスを制御することを許容する音楽制御画面を含む、請求項82記載のシステム。
  • 前記複数の画面は、ユーザが当該環境制御画面上のアイコンを起動することで部屋の温度、部屋内の照明の設定および部屋内のカーテンの位置を制御することを許容する環境制御画面を含む、請求項82記載のシステム。
  • 前記複数の画面は、ユーザが当該インターネット画面上のアイコンを起動することで前記コンピュータに接続されたネットワークを介してインターネットにアクセスすることを許容するインターネット画面を含む、請求項82記載のシステム。
  • 前記複数の画面は、ユーザが当該電話制御画面上のアイコンを起動することで前記コンピュータに接続された電話を操作すること許容する電話制御画面を含む、請求項82記載のシステム。
  • 前記複数の画面は、ユーザが当該ベッド重量計画面上のアイコンを起動することで前記コンピュータに接続されたベッド重量計を制御することを許容するベッド重量計画面を含む、請求項82記載のシステム。
  • タッチ画面式ディスプレイと、
    上記ディスプレイに接続されたコンピュータであって、該コンピュータが上記ディスプレイ上に複数の画面を生成するのを可能とするソフトウェアを有するコンピュータと、
    薬剤に関連すると共に薬剤識別情報を含むタグと、
    患者に関連すると共に患者識別情報を含むタグと、
    上記コンピュータに接続された入力デバイスであって、対応タグが当該入力デバイスの近傍に在るときに該タグから薬剤識別情報および患者識別情報を受信し且つ上記識別情報を上記コンピュータに対して提供する入力デバイスとを含む、
    患者に対する薬剤の投与を制御するシステム。
  • 前記複数の画面は、前記入力デバイスにより前記患者識別情報を受信することを前記看護人に催促する画像を有する患者画面と、上記入力デバイスにより前記薬剤情報を受信することを上記看護人に催促する薬剤画面とを含む、請求項102記載のシステム。
  • 当該システムは、前記コンピュータに接続されたネットワークと、該ネットワークに接続されると共に患者に対応する記録を含むデータ・システムとを更に含み、
    上記コンピュータは、上記薬剤識別情報の受信に対し、薬剤のコストに対応する情報を以て上記ネットワークを介して上記データ・システム内の上記記録を更新することで応答する、請求項102記載のシステム。
  • 当該システムは、看護人に関連するタグであって看護人識別情報を含むタグを更に含み、
    前記入力デバイスは上記タグが該入力デバイスの近傍に在るときに上記看護人識別情報を受信すべく構成される、請求項102記載のシステム。
  • 前記複数の画面は、前記看護人が患者の本人性を確認すると共に前記薬剤の投与の以前に該薬剤を処方された薬剤と比較するための指示を含む、請求項102記載のシステム。
  • 前記入力デバイスはバーコード・リーダを含む、請求項102記載のシステム。
  • コンピュータに接続されるべく構成された第1ディスプレイと、
    上記第1ディスプレイを支持する第1アームアセンブリであって、ベッドの近傍の部屋の壁部に取付けられた第1支持部に連結されるべく構成された第1アームと、一端にては上記第1アームに連結され且つ他端にては上記ディスプレイに連結されたケーブルであって上記第1アーム内に引込可能かつ該第1アームから延伸可能とされることで上記ベッドに対する上記ディスプレイの高さを調節するケーブルとを含む第1アームアセンブリとを含む、
    看護箇所インタフェース。
  • 前記第1アームは前記第1支持部の軸心に沿い移動可能である、請求項108記載のインタフェース。
  • 前記ディスプレイに取付けられた可撓キーボードを更に含む、請求項108記載のインタフェース。
  • 前記ディスプレイはタッチ画面を含む、請求項108記載のインタフェース。
  • 前記第1アームの前記一端に接続されたスプールを更に含み、前記ケーブルは上記スプール内に引込可能かつ該スプールから延伸可能である、請求項108記載のインタフェース。
  • 前記第1アームアセンブリは、前記第1支持部に連結されるべく構成された連結器と、一端にては上記連結器に接続され他端にては前記第1アームに嵌合式に接続された第2アームとを更に含む、請求項108記載のインタフェース。
  • 前記コンピュータに接続されるべく構成された第2ディスプレイと、該第2ディスプレイを支持する第2アームアセンブリであって部屋の壁部に連結されるべく構成された第2アームアセンブリとを更に含む、請求項108記載のインタフェース。
  • 前記第2アームアセンブリは、当該第2アームの一端にては前記壁部に取付けられた第2支持部に連結され且つ他端にては前記第2ディスプレイを支持するディスプレイ支持体に連結されるべく構成された第2アームを含む、請求項114記載のインタフェース。
  • 前記ディスプレイ支持体はキーボードを含むと共に前記第1ディスプレイを支持すべく構成される、請求項115記載のインタフェース。
  • 前記第1アームアセンブリは前記ケーブルと前記第1ディスプレイとの間に接続されたU形状支持部を含み、上記第1ディスプレイは上記ケーブルの長手軸心に対してほぼ直交する軸心の回りで枢動可能である、請求項115記載のインタフェース。
  • テーブルと、
    該テーブルにより支持されたキーボードと、
    上記テーブルに枢動接続された蓋部であって、当該蓋部が上記キーボードを覆う閉成位置と、当該蓋部上の軌道が前記第1ディスプレイを受容すべく位置される開成位置との間で移動可能な蓋部とを更に含む、請求項108記載のインタフェース。
  • コンピュータに接続されるべく構成された第1ディスプレイと、
    上記第1ディスプレイを支持する第1アームアセンブリであって、ベッドの近傍の部屋の壁部に取付けられた支持部に連結されるべく構成された連結器と、上記連結器と上記第1ディスプレイとの間に可動的に連結された第1アームとを含む第1アームアセンブリと、
    上記コンピュータに接続されるべく構成された第2ディスプレイと、
    上記第2ディスプレイを支持する第2アームアセンブリであって上記連結器と上記第2ディスプレイとの間に可動的に連結された第2アームを含む第2アームアセンブリとを含む、
    看護箇所インタフェース。
  • 前記第1アームアセンブリは前記第1アームと前記第1ディスプレイとの間に可動的に連結された第3アームを更に含み、且つ、
    前記第2アームアセンブリは前記第2アームと前記第2ディスプレイとの間に可動的に連結された第4アームを更に含む、請求項119記載のインタフェース。
  • 前記コンピュータに接続されるべく構成されたキーボードを有するテーブルを更に含む、請求項119記載のインタフェース。
  • コンピュータに接続されるべく構成された第1ディスプレイと、
    上記第1ディスプレイを支持する第1アームアセンブリであって、ベッドの近傍の部屋の壁部に取付けられた支持部に連結されるべく構成された第1連結器と、上記第1連結器と上記第1ディスプレイとの間に可動的に連結された第1アームとを含む第1アームアセンブリと、
    上記コンピュータに接続されるべく構成された第2ディスプレイと、
    上記第2ディスプレイを支持する第2アームアセンブリであって、上記支持部に連結されるべく構成された第2連結器と、上記第2連結器と上記第2ディスプレイとの間に可動的に連結された第2アームとを含む第2アームアセンブリとを含む、
    看護箇所インタフェース。
  • 前記第1アームアセンブリは前記第1アームと前記第1ディスプレイとの間に可動的に連結された第3アームを更に含み、且つ、
    前記第2アームアセンブリは前記第2アームと前記第2ディスプレイとの間に可動的に連結された第4アームを更に含む、請求項122記載のインタフェース。
  • コンピュータに接続されるべく構成されたディスプレイと、
    上記ディスプレイの一部をほぼ貫通して延びる軸心の回りで該ディスプレイの回転を許容すべく該ディスプレイに連結された支持部と、
    部屋の天井に接続されたスプールと、
    上記支持部と上記スプールとの間に連結されたケーブルであって、上記スプールから延伸可能かつ該スプール内に引込可能とされることで上記天井に対する上記ディスプレイの高さを調節するケーブルとを含む、
    看護箇所インタフェース。
  • 前記スプールは前記ケーブルを延伸させかつ引込ませるモータを含む、請求項124記載のインタフェース。
  • コンピュータに接続されるべく構成されたディスプレイと、
    上記ディスプレイの一部をほぼ貫通して延びる軸心の回りで該ディスプレイの回転を許容すべく該ディスプレイに連結された支持部と、
    ほぼベッドの上方にて部屋の天井に取付けられた天井支持部と、
    上記ベッドに対する上記ディスプレイの位置の調節を許容すべく上記天井支持部に移動可能に接続されたアームアセンブリとを含む、
    看護箇所インタフェース。
  • 前記アームアセンブリは相互に対して嵌合式に移動可能な複数の部材を含む、請求項126記載のインタフェース。
  • 前記天井支持部はチャネルを有する可動部材を含み、前記アームアセンブリは上記チャネルに対して移動可能に連結されることで上記チャネルの長さ(length)に沿い前記ディスプレイの位置を調節する、請求項126記載のインタフェース。
  • 前記天井支持部は一対の軌道を含み、該軌道の各々は、該軌道の長さに沿い前記ディスプレイの位置を調節すべく前記可動部材の端部を移動可能に受容する軌道チャネルを含む、請求項128記載のインタフェース。
  • 前記軌道の長さは前記可動部材の長さに対してほぼ直交する、請求項129記載のインタフェース。
  • 前記アームアセンブリは一対のローラを含み、且つ、前記天井支持部は当該軌道に沿い上記アームアセンブリの移動を許容すべく上記ローラを受容する軌道を含む、請求項126記載のインタフェース。
  • 前記軌道はほぼU形状である、請求項131記載のインタフェース。
  • 看護箇所地点の天井に取付けられるべく構成された取付けアセンブリと、
    上記取付けアセンブリに可動的に連結された第1アームと、
    上記第1アームに枢動連結された第2アームと、
    上記第2アームに枢動連結された第3アームと、
    上記第3アームに可動的に連結されたディスプレイ支持体であってディスプレイを受容する取付けプレートを含むディスプレイ支持体とを含む、
    看護箇所地点にてディスプレイを支持するアームアセンブリ。
  • 前記取付けアセンブリは、前記天井に取付けられるべく構成されたプレートと、該プレートに接続されたハウジングと、該ハウジングと前記第1アームとに連結されたリングであって上記ハウジングに形成された環状溝内を移動可能なリングとを含む、請求項133記載のアームアセンブリ。
  • 前記第2アームは、該第2アームを上方に付勢することでユーザが前記アームアセンブリを上昇するのを支援するスプリングが当該本体内に配設された本体を含む、請求項133記載のアームアセンブリ。
  • 前記スプリングは固定用気体スプリングを含む、請求項135記載のアームアセンブリ。
  • 前記第2アームと前記第3アームとの間に配設されることで、第1軸心の回り、および、該第1軸心に対してほぼ直交する第2軸心の回りで上記第3アームの回動を許容する連結器を更に含む、請求項133記載のアームアセンブリ。
  • 前記取付けアセンブリ、前記第1、第2および第3アーム、ならびに前記ディスプレイ支持体を通してルーティングされたワイヤであって、前記ディスプレイに接続されて該ディスプレイに信号を提供すべく構成されたワイヤを更に含む、請求項133記載のアームアセンブリ。
  • コンピュータと、
    上記コンピュータに接続されたモニタと、
    上記モニタを支持する回転テーブルと、
    上記モニタが第1箇所から視認可能な第1位置と上記モニタが第2箇所から視認可能な第2位置との間で上記回転テーブルを回転する第1駆動器とを含む、
    第1箇所および第2箇所のいずれかに位置されたユーザにより使用されるべく構成された看護箇所用コンピュータ処理システム。
  • 前記第1駆動器は、ベルトと、第1シャフトに接続されたハンドルとを含み、
    前記回転テーブルは第2シャフトに連結されたディスプレイ支持体を含み、
    上記ベルトは上記第1シャフトおよび第2シャフトの回りに延在することで、上記第1シャフトの回転を上記第2シャフトの回転へと変換して上記回転テーブルを回転する、請求項139記載のシステム。
  • 当該システムは前記第1位置と第2位置との間で前記回転テーブルを回転する第2駆動器を更に含み、前記第1駆動器は前記第1箇所に配設され且つ上記第2駆動器は前記第2箇所に配設される、請求項139記載のシステム。
  • コンピュータに接続されるべく構成された二重画面ディスプレイと、
    上記ディスプレイを支持する支持部であって窓の近傍の看護箇所地点に配設された支持部と、
    延伸位置と引込位置との間で回転すべく上記支持部の近傍に配設されたスツールと、
    上記スツールと上記支持部との間に接続されると共に、上記支持部を、上記スツールが上記延伸位置に移動されたときには第1位置へと移動し、且つ、上記スツールが上記引込位置に移動されたときには第2位置へと移動するリンク機構であって、上記支持部が上記第2位置に在るときに上記ディスプレイは上記窓を介して視認されるべく位置される、リンク機構とを含む、
    看護箇所インタフェース。
  • 前記コンピュータに接続されるべく構成されたキーボードであって前記支持部により支持されるキーボードを更に含む、請求項142記載のインタフェース。
  • コンピュータと、
    上記コンピュータに接続されたモニタと、
    上記モニタを支持する回転ラックであって、上記モニタが第1箇所から視認可能であるという第1位置と上記モニタが第2箇所から視認可能であるという第2位置との間で当該回転ラックが回転すべくシャフト上に取付けられた回転ラックとを含む、
    第1箇所および第2箇所のいずれかに配置されたユーザにより使用されるべく構成された看護箇所用コンピュータ処理システム。
  • 前記回転ラックは容器を含む、請求項144記載のシステム。
  • コンピュータに接続されるべく構成されたディスプレイと、
    ベッドのレールに取付けられるべく構成されたディスプレイ支持体であって、一端にては上記レールに対する当該アームの枢動運動のために該レールに枢動連結され且つ他端にては上記ディスプレイに枢動連結されたアームを含むディスプレイ支持体とを含み、
    上記ディスプレイは、該ディスプレイが上記ディスプレイ支持体に対してほぼ平行である格納位置と、該ディスプレイが上記ディスプレイ支持体に対してほぼ直交する使用位置との間で移動可能である、
    看護箇所インタフェース。
  • 前記ディスプレイ支持体はほぼ平行な一対のアームを含み、
    上記アームの各々は、一端にては前記レールに対する枢動運動のために該レールに枢動連結され、他端にては、第1のほぼ垂直な軸心の回りにおける前記ディスプレイの回転と上記レールに対する上記ディスプレイの高さの調節とを許容すべく上記ディスプレイに接続されたブラケットに枢動連結される、請求項146記載のインタフェース。
  • 前記ディスプレイ支持体は、前記レール上に移動可能に取付けられることで上記レールの長さに沿った前記ディスプレイの位置の調節を許容すべく構成される、請求項146記載のインタフェース。
  • 前記ディスプレイ支持体はスピーカを含む、請求項146記載のインタフェース。
  • ディスプレイと、
    該ディスプレイに接続されて該ディスプレイ上に画像を生成するコンピュータとを含み、
    上記ディスプレイは一縁部にて支持部を含み、該支持部は、上記ディスプレイの他縁部が上記一縁部の下方に位置されるほぼ垂直な第1位置と、上記ディスプレイがベッド内の患者により視認可能である如く上記他縁部が上記一縁部の上方に位置されるほぼ垂直な第2位置との間において上記ディスプレイの上記一縁部の回りで上記ディスプレイが回転する様に該ディスプレイをベッドに接続すべく構成される、
    看護箇所用コンピュータ・システム。
  • 前記ディスプレイが前記ほぼ垂直な第1および第2位置の一方から上記ほぼ垂直な第1および第2位置の他方へと移動されたときに該ディスプレイ上の画像を反転すべく前記コンピュータにより実行されるソフトウェアを更に含む、請求項150記載のシステム。
  • 前記ディスプレイ支持体は前記ほぼ垂直な第1および第2位置の間における複数の位置の内の任意の位置に前記ディスプレイを位置すべく構成される、請求項150記載のシステム。
  • 基部と、
    上記基部に取付けられた台座と、
    上記台座に対して取付けられた基部支持部と、
    上記基部支持部に形成された凹所内において該基部支持部に接続されたアームアセンブリと、
    コンピュータに接続されるべく構成されたディスプレイであって、該ディスプレイは上記アームアセンブリに取付けられ、該アームアセンブリは上記ディスプレイを上記凹所内における引込位置と上記凹所の外側の複数の延伸位置に位置決めすべく調節可能である、ディスプレイと、
    当該頂部が上記凹所を覆う第1位置と当該頂部が上記凹所を露出する第2位置との間で移動すべく上記基部支持部に対して移動可能に取付けられた頂部とを含む、
    看護箇所用コンピュータ・システム用のベッド上テーブル。
  • 前記アームアセンブリの長手軸心の回りにおける当該第1アームの回動を許容すべく上記アームアセンブリに対して回転可能に連結された第1アームと、
    上記第1アームの長手軸心の回りにおける、且つ、上記第1アームの上記長手軸心にほぼ直交する軸心の回りにおける前記ディスプレイの動作のために上記第1アームに対して上記ディスプレイを接続する連結器とを更に備えて成る、請求項153記載のテーブル。
  • 基部と、
    上記基部に取付けられた台座と、
    上記台座に対して取付けられると共に凹所を有する基部支持部と、
    コンピュータに接続されるべく構成されたディスプレイであって、該ディスプレイは上記凹所内の第1位置から上記凹所の外側の第2位置まで移動可能であるディスプレイと、
    当該頂部が上記凹所を覆う第1位置と当該頂部が上記凹所を露出する第2位置との間で移動すべく上記基部支持部に対して移動可能に取付けられた頂部とを含む、
    看護箇所用コンピュータ・システム用のベッド上テーブル。
  • 前記ディスプレイが所定表面上に載置されたときに上記ディスプレイを傾斜位置に支持すべく上記ディスプレイに接続された支持部を更に含む、請求項155記載のテーブル。
  • コンピュータに接続されるべく構成されたディスプレイと、
    上記ディスプレイに電気的に接続された第1コネクタを含む基部を有するベッド上テーブルと、
    上記ベッド上テーブルがベッドの上方に位置されたときに上記第1コネクタと協働する第2コネクタを含むフレームを有するベッドとを含む、
    看護箇所インタフェース。
  • コンピュータに接続されるべく構成されたディスプレイと、
    上記ディスプレイに給電するための電力を生成する太陽電池を含む基部を有するベッド上テーブルとを含む、
    看護箇所インタフェース。
  • 前記ベッド上テーブルが当該ベッドの上方に位置されたときに前記太陽電池に対して光を提供する照明を含むフレームを有するベッドを更に含む請求項158記載のインタフェース。
  • 基部と、
    上記基部に取付けられた台座と、
    上記台座に接続された頂部と、
    当該トレイがほぼ上記頂部の下方に配設される格納位置と、当該トレイの一部が上記頂部から延在する展開位置と、の間で移動すべく上記台座に移動可能に接続されたトレイと、
    コンピュータに接続されるべく構成されると共に上記トレイに取付けられたディスプレイであって、上記トレイに対して当該ディスプレイがほぼ平行である格納位置から、上記トレイが上記展開位置に在るときに当該ディスプレイが上記トレイに対して所定角度で位置される使用位置へと移動可能なディスプレイとを含む、
    看護箇所用コンピュータ・システム用のベッド上テーブル。
  • 看護箇所地点の天井に取付けられた投影器アセンブリと、
    上記投影器に接続されて上記投影器の位置を制御し且つ上記投影器に対して画像を出力するコンピュータと、
    上記看護箇所地点に位置されると共に上記コンピュータに接続され且つレンズおよびタッチ画面を含むディスプレイとを含み、
    上記投影器は上記ディスプレイ上に画像を投影し、上記タッチ画面は上記画像内に含まれたアイコンをユーザが起動することで上記コンピュータに対して入力を提供することを可能とする、
    看護箇所用コンピュータ・システム。
  • 前記投影器は受信器を含み且つ前記画面は送信器を含み、
    上記送信器は、上記コンピュータへの送信のために、上記画面の位置を表す信号を上記受信器に対して提供し、
    上記コンピュータは上記投影器の位置を調節して上記画面の位置の変化を補償する、請求項161記載のシステム。
  • 前記投影器は前記コンピュータからの入力に応じて該投影器を位置決めすべく上記コンピュータに接続されたモータを含む、請求項161記載のシステム。
  • 前記画面は移動可能対象物に取付けられる、請求項161記載のシステム。
  • 前記投影器は前記画面の後面上に画像を投影する、請求項161記載のシステム。
  • 基部と、
    上記基部に取付けられた台座と、
    上記台座に接続された頂部と、
    当該アームがほぼ上記頂部の下方に配設される格納位置と、当該アームの一部が上記頂部から延在する展開位置と、の間で移動すべく上記台座に可動的に接続されたアームと、
    コンピュータに接続されるべく構成されると共に上記アームに取付けられたディスプレイであって、上記アームに対して当該ディスプレイがほぼ平行である格納位置から、上記トレイが上記展開位置に在るときに当該ディスプレイが上記トレイに対して所定角度で位置される使用位置へと移動可能なディスプレイとを含む、
    看護箇所用コンピュータ・システム用のベッド上テーブル。
  • 前記アームは前記頂部に接続された枢動ポストに接続される、請求項166記載のテーブル。
  • 前記アームは、該アームが前記格納位置に在るときに前記頂部の下方から延在する一対のハンドルを含む、請求項166記載のテーブル。
  • 前記アームは該アームを前記ディスプレイに接続する連結器を含み、
    上記連結器は、第1軸心の回りにおける上記ディスプレイの回転を許容すべく上記アームに枢動連結された第1本体部分と、上記第1軸心にほぼ直交する第2軸心の回りにおける上記ディスプレイの回転を許容すべく上記第1本体部分と上記ディスプレイとの間に枢動連結された第2本体部分とを含む、請求項166記載のテーブル。
  • 前記ディスプレイは、前記コンピュータに対して画像を提供すべく上記コンピュータに接続されるべく構成されたカメラを更に含む、請求項166記載のテーブル。
  • 前記ディスプレイに取付けられたミラーを更に含む、請求項166記載のテーブル。
  • コンピュータに対して処方箋を入力する段階と、
    上記処方箋を確認する段階と、
    ネットワークを介して上記処方箋を薬局に送信する段階と、
    患者に関連する他の薬剤に対して上記処方箋を照合(crosschecking)する段階と、
    患者に関連する記録を更新することで上記処方箋を検認する段階と、
    位置決定システムを介して看護人を位置決定する段階と、
    上記処方箋に対応する薬剤に対して看護人アクセスを提供する段階と、
    患者に対して上記薬剤を供与する段階とを含む、
    患者に対して薬剤を供与する方法。
  • 前記提供段階は、前記コンピュータが施錠済薬剤ボックスを解除するのを可能とする段階を含む、請求項172記載の方法。
  • 前記提供段階は、前記看護人に対して前記薬剤を供給する段階を含む、請求項172記載の方法。
  • 前記看護人から識別信号を受信することで該看護人が授権看護人であるか否かを決定すべく看護箇所地点にて前記コンピュータに接続された受信器を配備する段階を更に含む、請求項172記載の方法。
  • 前記患者が前記薬剤の受容に対して予定されているか否かを決定すべく上記患者から識別信号を受信するために看護箇所地点にて前記コンピュータに接続された受信器を配備する段階を更に含む、請求項172記載の方法。
  • 前記薬剤が前記処方箋に対応するか否かを決定すべく上記薬剤から識別信号を受信するために看護箇所地点にて前記コンピュータに接続された受信器を配備する段階を更に含む、請求項172記載の方法。
  • 前記患者が前記薬剤を飲み下したか否かを表すことを前記コンピュータを介して看護師に催促する段階を更に含む、請求項172記載の方法。
  • メモリを有するサーバと、
    対応する複数の看護箇所地点に夫々配置された複数のクライアント・デバイスと、
    上記サーバと上記複数のクライアント・デバイスとの間の通信を促進すべく構成されたネットワークと、
    上記サーバに接続された病院データ・システムとを含み、
    上記各クライアント・デバイスは、ユーザが上記ネットワークを介して上記サーバと相互作用を行うことで上記サーバ・メモリに保存された情報と病院データ・システムに保存された他の情報とを獲得するのを許容する入力デバイスを含む、
    看護箇所用コンピュータ・システム。
  • 前記サーバはサーバ送受信機に接続され且つ前記複数のクライアント・デバイスは対応する複数のクライアント送受信機に接続され、
    前記ネットワークは上記サーバ送受信機と上記クライアント送受信機との間の通信を促進する無線ネットワークである、請求項179記載のシステム。
  • 当該システムは前記サーバに接続された位置決定/追尾システムを更に含み、前記入力デバイスはユーザが上記位置決定/追尾システムに関連する情報にアクセスするのを許容する、請求項179記載のシステム。
  • 前記クライアント・デバイスは、ベッド上テーブルと、該ベッド上テーブルにより支持されたモニタと、プロセッサとを含む、請求項179記載のシステム。
  • 前記ベッド上テーブルは該テーブルを支持する取付けポールを含む、請求項182記載のシステム。
  • 前記テーブルは、作業表面と、凹所を画成する縁部とを含み、
    前記モニタは、該モニタがほぼ上記凹所内に配設される非作動位置と、ユーザによる視認のために該モニタが上記作業表面に対して所定角度で位置される作動位置との間で移動すべく上記縁部に対して枢動接続される、請求項182記載のシステム。
  • 前記テーブルは前記凹所内に取付けられたハンド・パッドを更に含み、上記ハンド・パッドは前記クライアント・デバイスに対してユーザが情報を入力するのを可能とすべく前記プロセッサに接続された制御機構を有する、請求項184記載のシステム。
  • 前記ハンド・パッドは、前記凹所の底壁に接続されたメンブレンであって前記制御機構をほぼ囲繞するメンブレンを含む、請求項185記載のシステム。
  • 前記モニタはタッチ画面を含む、請求項182記載のシステム。
  • 前記複数のクライアント・デバイスの各々は、対応する複数の対象物に関連する複数のタグの内の任意のタグから識別情報を受信するセンサを含み、上記センサはクライアント・デバイスの近傍の対象物の識別情報を前記サーバへの送信のために前記プロセッサに提供する、請求項179記載のシステム。
  • 前記サーバは前記識別情報を保存データと比較することで前記対象物のID(identification)を決定する、請求項188記載のシステム。
  • 前記モニタは、該モニタが前記作動位置に在るか否かを表す信号を前記プロセッサに提供する位置センサを含む、請求項184記載のシステム。
  • 各クライアント・デバイスはモニタを含む、請求項179記載のシステム。
  • 各クライアント・デバイスが該クライアント・デバイスの前記モニタ上に複数の画面を生成するのを可能とするソフトウェアを更に含む、請求項191記載のシステム。
  • 前記画面は、日程アイコン、情報アイコン、メッセージ・センター・アイコンおよび娯楽アイコンを有するホーム画面を含む、請求項192記載のシステム。
  • 前記日程アイコンを起動すると前記クライアント・デバイスは予定事象をユーザが視認するのを可能とするスケジュール画面を生成する、請求項193記載のシステム。
  • 前記日程アイコンを起動すると前記クライアント・デバイスは食事の項目をユーザが選択するのを可能とするメニュー画面を生成する、請求項193記載のシステム。
  • 前記情報アイコンを起動すると前記クライアント・デバイスは人体の画像を含む医療情報画面を生成する、請求項193記載のシステム。
  • 前記娯楽アイコンを起動すると前記クライアント・デバイスは該クライアント・デバイスに接続されたテレビの機能をユーザが制御するのを可能とするテレビ制御画面を生成する、請求項193記載のシステム。
  • 前記娯楽アイコンを起動すると前記クライアント・デバイスは該クライアント・デバイスに接続されたラジオの機能をユーザが制御するのを可能とする音楽制御画面を生成する、請求項193記載のシステム。
  • 前記娯楽アイコンを起動すると前記クライアント・デバイスは該クライアント・デバイス上で実行されるゲーム・プログラムをユーザが選択するのを可能とするゲーム画面を生成する、請求項193記載のシステム。
  • 前記メッセージ・センター・アイコンを起動すると前記クライアント・デバイスはユーザがメッセージを生成して吟味(review)するのを可能とするメッセージ画面を生成する、請求項193記載のシステム。
  • 各クライアント・デバイスはカメラを含み、前記メッセージ画面は上記カメラを用いてユーザが映像メッセージを生成するのを可能とする、請求項200記載のシステム。
  • コンピュータと、
    上記コンピュータに接続されたディスプレイと、
    天井と上記コンピュータとの間に連結されて上記コンピュータおよび上記ディスプレイを支持する嵌合式支持部とを含む、
    看護箇所インタフェース。
  • 前記支持部に対する前記ディスプレイの位置の調節を許容すべく上記ディスプレイに連結されたアームアセンブリを更に含む、請求項202記載のインタフェース。
  • 当該インタフェースは支持コラムを有するベッド移動器を更に含み、前記コンピュータおよびディスプレイは前記嵌合式支持部から取外し可能であると共に上記支持コラムにより支持されるべく構成される、請求項202記載のインタフェース。
  • 当該インタフェースは支持コラムを有するベッド上テーブルを更に含み、前記コンピュータおよびディスプレイは前記嵌合式支持部から取外し可能であると共に上記支持コラムにより支持されるべく構成される、請求項202記載のインタフェース。
  • コンピュータに接続されるべく構成されたディスプレイと、
    プレートにより一体的に接続された一対の調節可能クランプであって、該クランプは上記ディスプレイを支持し且つベッド・レールに連結されるべく構成され、該クランプの各々は第1部分と該第1部分に対して移動可能な第2部分とを有し、該各クランプの端部を相互に向けて且つ相互から離間して移動する、一対の調節可能クランプとを含む、
    看護箇所インタフェース。
  • 前記クランプの各々は前記ディスプレイを受容する溝を含み、上記ディスプレイは上記溝内において、前記プレートを含む平面に平行な平面内で移動可能である、請求項206記載のインタフェース。
  • 前記プレートはポストを含み、前記ディスプレイは上記ポストの回りで回転すべく構成される、請求項206記載のインタフェース。
  • 前記ディスプレイはテーブルとしての使用のために前記ベッド・レールに対してほぼ直交する配向へと前記クランプに対して可動的である、請求項206記載のインタフェース。
  • 说明书全文

    本発明は、患者を看護すべく病院または他の保健看護施設において患者および看護人により看護箇所(point-of-care)にて用いられるべく構成されたコンピュータ・システムに関する。 本発明は、看護箇所にて看護人および患者がコンピュータにアクセスして情報を入するのを促進し、自動的なデータ捕捉を提供し、フローシート・サイズの割合でコンピュータ画面を提供し、かつ、他の装置(equipment)に対するインタフェースを提供する。

    発明の背景および要約 看護箇所にコンピュータ・システムを配備すると、必要とされた場合に、看護箇所から離れた分析室、薬局、放射線室または他の箇所から、看護箇所における情報にアクセスし得る。 本発明のシステムでは、電子的記録を生成すべく看護箇所において患者データが手動および自動の両方で入力される。 該システムによれば看護人は、コンピュータに対してカルテ用データを容易に入力し得る。 これに加えて上記コンピュータは、生存徴候モニタ、ベッド式療法システム(bed therapy system)、IVポンプなどの種々のモニタおよび医療デバイスから自動的に情報を受信する。 故に、患者に関する全てのデータは、単一箇所(すなわち看護箇所)にて捕捉される。 本システムのコンピュータは、病室において且つ病院内における歩行もしくは搬送の間に患者に随伴すべく設計される。 換言すると上記コンピュータは、入院から退院の間に患者が行くところは何処でも患者に追随し得る。

    看護箇所にコンピュータ・システムを配備すると、通信が容易になる。 分析室および放射線室の結果は、看護箇所において指示および診察を行う医師に対して電子的に呈示される。 本発明の上記システムによれば、患者を看護する場合に実際には会合することの無い看護人たちの仮想的チームの編成を可能とすることで、患者看護が促進される。 上記システムは即時に、患者と、患者に対して指示された分析室および診断処置とに関する情報を捕捉する。

    一実施例において上記システムは、看護箇所における情報および通信に対する更新アクセスを提供する。 患者データは、看護箇所コンピュータのメモリ内にまたは通信ネットワークにより該コンピュータに接続されたメイン・サーバ内に記憶される。 全ての患者情報に対するアクセスは、医師、薬局、放射線室、分析室、心臓カテーテル室(cat lab)、または、通信ネットワークを介して看護箇所コンピュータに接続された任意のコンピュータに対して利用可能とされる。 遠隔箇所における医師もしくは他の看護人は、患者に関連するコンピュータに対し、または、通信ネットワークを介してメイン・サーバに対してアクセスすることで、患者に関する情報を視認し得る。 換言すると各コンピュータは、上記ネットワーク上のノードとして機能すると共に、他のノードからの情報にアクセスし得る。 本発明のコンピュータ・システムはまた、サービスおよびサプライのコストを捕捉すると共に、課金目的でたとえば病院の会計課へとコスト情報を送信する様にも機能する。 故に上記システムは、患者に対して提供するサービスおよび治療(treatment)の実際のコスト、ならびに、患者により使用された薬剤および他のサプライのコストを決定し得る。

    一実施例において本発明のコンピュータ・システムは、看護人および患者上のバッジ(badge)から、および、病室内に配置された装置、薬剤、薬剤固定ボックス上のもしくは他のサプライ上のタグから、信号を受信する無線データ受信器を用いる。 これらの信号は、該信号が関連する該当者もしくは物体を特定する。 上記システムはまた、これらの識別信号を受信すべく、タッチ感応ディスプレイ、ハンド・パッド、キーボードまたはバーコード・リーダも含み得る。

    本発明のシステムは、インディアナ州、ベーツビルのヒル・ロム社(Hill-Rom Company, Batesville, Indiana)から入手可能なCOMposer(登録商標)通信システムと共に使用され得る。 COMposer(登録商標)システムの一定の詳細は、それらの全て開示内容は言及したことにより明示的に本明細書中に援用される米国特許第5,561,412号、第5,699,038号および第5,838,223号に開示される。

    本発明の一実施例において上記コンピュータ・システムは、患者に対する薬剤の投与を監視すべく用いられる。 患者の処方箋情報は、病院通信ネットワークへと入力される。 故に患者の氏名および関連する薬剤投与スケジュールは、患者の部屋におけるコンピュータによりアクセス可能である。 薬局が処方箋に記入するとき、薬剤は施錠済薬剤ボックス(locked medical box)内に載置されて患者の部屋へと搬送される。 看護師が上記施錠済薬剤ボックスを患者の部屋に運ぶと、上記コンピュータ・システムはまず、RFIDタグ、バーコード、送信器バッジ、または、患者に関連する一意的識別信号を提供する他のデバイスを介して患者からの識別信号を受信することで患者を特定する。 次に上記システムは、その患者が薬剤に対する期限がきているか否かを決定する。 もしそうであれば上記システムは、看護師から同様の様式で識別情報を受信する。 もしその看護師が薬剤投与に対して授権されていなければ、上記施錠済薬剤ボックスに対するアクセスは拒否される。 もしその看護師が授権されていれば、上記コンピュータにより上記施錠済薬剤ボックスはスキャンもしくは検知され、その中に収納された薬剤が患者に対して計画された薬剤と整合するか否かが決定される。 もしそうであれば、上記施錠済薬剤ボックスは開成される。 上記ボックス内の薬剤は次に上記コンピュータによりスキャンもしくは検知されることで、その薬剤が正しいことが確認される。 看護箇所コンピュータのディスプレイ上には上記薬剤の視覚的画像が表示されることから、看護師はその薬剤が正しいことを確認し得る。 もし上記薬剤が正しければ、看護師は上記コンピュータに対して入力を提供すると共に、該コンピュータは上記薬剤をスキャンもしくは検知する。 その時点において患者は、上記薬剤に対して上記コンピュータ・システムにより課金される。 上記コンピュータはそのときに、患者が上記薬剤を飲み下した(hold down)か否かを表すことを看護師に対して催促しても良い。 もし患者が上記薬剤を飲み下していなければ、該薬剤は患者のカルテには追加記入されない。 もし患者が薬剤を飲み下したなら、上記システムは薬剤回分量と投与の時刻とを患者のカルテに対して自動的に追加記入する。

    当業者であれば、現在において認識された発明の最良実施形態を例証する図示実施例の詳細な説明と併せて各図面を考察することで本発明の付加的特徴は明らかとなろう。

    詳細な説明は特に、添付図面を参照する。

    以下に記述される各実施例は単に例示的であり、開示された詳細な形態に対して発明を限定することを意図していない。 代わりに、これらの実施例は当業者による本発明の実施を可能とするための記述に対して選択されている。

    次に図面を参照すると、図1は本発明に係る患者および看護師用の看護箇所用コンピュータ・システム10の各構成要素を示すブロック図である。 システム10は概略的に、ディスプレイ24に電気的に接続されたコンピュータ12と、ベッド14と、看護師呼出システム36と、入力デバイス38とを含む。 コンピュータ12は例示的に、プロセッサ、メモリ、および、複数の入出力ポートを有する。 コンピュータ12は、図1に示された有線接続により、または、図2に関して以下で論じられる無線接続によりベッド14に接続される。

    ベッド14は例示的に、ベッド・デッキ区画の移動、マットレス制御、娯楽制御または他の制御などの種々のベッド機能を制御する複数の御患者用制御部16を含む。 ベッド14に対して電力を供給すべく、電源18が配列される。 ベッド14は例示的に、37ピンJボックス・コネクタ20を含む。 コネクタ20はデッキ区画の箇所、ベッド機能の状況、キャスタ固定の状況などのベッド14の種々の状態を表す複数のラインを含む。 コネクタ20は、たとえばシリアル・ペリフェラル・インタフェース(SPI)Motorola(登録商標)データ規格を用いてコンピュータ12に光結合された4本ラインを例示的に含むデータ・リンク22によりコンピュータ12に接続される。 データ・リンク22はコンピュータ12とベッド14との間の双方向通信を許容する。 換言すると、ベッド状況の状態および患者データは、ベッド14からデータ・リンク22を介してコンピュータ12へと送信され得る。 これに加え、ベッド14に対する制御信号はコンピュータ12からデータ・リンク22を介してベッド14へと送信され得る。

    一実施例においてコンピュータ12は、制御様式で薬剤投与、テレビ、ラジオ/オーディオ、電話、および、ベッド制御、インターネット・アクセス、電子メール機能、ならびに看護師呼出し機能を提供すべく用いられる。 例示的にディスプレイ24は、テレビ端末およびコンピュータ・ディスプレイの両者として用いられ得るタッチ画面式ディスプレイである。 コンピュータ12により作動されるソフトウェアはディスプレイ24上にキーボード・エミュレーション26を提供することから、ユーザはタッチ画面式ディスプレイ24を用いてコンピュータ12へと情報を入力し得る。 尚、コンピュータ12に情報を入力すべく(以下に記述される)ハンド・パッド、ペンもしくはスタイラス式の入力デバイス、キーボード、マウス、ジョイスティック、音声認識インタフェース、または、他の同様のデバイスなどの任意で適切な入力デバイスが用いられ得ることは理解される。

    '580出願において詳細に論じられた如く、コンピュータ12に対しては患者用モニタ28、治療デバイス30および療法デバイス32も接続される。 コンピュータ12はまた、たとえば上述のCOMposer(登録商標)もしくはCOMLinx通信システムなどの看護師呼出通信システム36に接続された病院通信ネットワーク34にも接続される。

    入力デバイス38は、IRもしくはRF受信器、バーコード・リーダ、スマートカード・リーダ、磁気ストライプ・リーダまたは他の適切な入力デバイスを含み得る。 入力デバイス38は、患者により装着されたリストバンドもしくはバッジ40上、患者に与えられるべき薬剤42上、看護師バッジ44上、施錠済薬剤ボックス46上、または、他の対象物上のバーコード付タグ、RFIDタグもしくは他の送信器から情報を受信すべく構成される。 一実施例においてデバイス38は、看護人、患者、薬剤42、施錠済薬剤ボックス46または他の装置もしくはサプライに関連するRFIDタグから識別情報を受信するRFIDセンサである。

    病院ネットワーク34は、コンピュータ12に対してライン35上でテレビ入力信号を提供する。 故にコンピュータ12は、ディスプレイ24に対してテレビ信号を提供すべく用いられる。 コンピュータ12は例示的に、低電圧差動信号(LVDS)インタフェース25を用いてディスプレイ24に接続される。

    図2には、本発明の無線コンピュータ・システム10'が示される。 図1で用いられたのと同一の参照番号が付された要素は、同一もしくは同様の機能を実施する。 図2においてJボックス・コネクタ20は例示的に、SPI/Bluetooth変換器50に接続される。 任意の形式の適切な無線データ送信器/受信器および変換器が用いられ得ることを理解すべきである。 変換器50は、ベッド14に接続されたDC電源52に接続される。 変換器50は例示的に、コンピュータ12に接続された送受信機54に対してRF信号を送信する。 変換器50および送受信機54は、RF、IRまたは他の適切な通信技術を採用し得る。 例示的に、上記BluetoothプロトコルはRF送信に用いられる。 同様に例示的にコンピュータ12は、例示的に1〜10GHzのデータ送信速度を提供する無線RF LANイーサネット接続56により病院通信ネットワーク34に接続される。 故に、テレビもしくは音声IP信号は、ネットワーク34とコンピュータ12との間で送信され得る。

    図3Aおよび図3Bは、患者用薬剤の投与を監視すべく、且つ、施錠済薬剤ボックス46を解除して薬剤42に対するアクセスを患者に提供すべくシステム10(もしくはシステム10')により実施される各段階を示している。 図3Aに示された如く患者に対しては、ブロック60にて表された様に一意的バーコードID、または、患者に対応する一意的識別信号を送信する(たとえばRFIDタグを有する)送信器バッジが割当てられる。 医師が患者に対して一定の薬剤を処方したとき、その処方箋はブロック62にて表される如く病院ネットワーク34へと入力される。 そのときにネットワーク34は、患者に対応する投与スケジュールおよび薬剤形式を提供する。

    処方箋が薬局により調合されたとき、薬剤42、または、薬剤42を収納する施錠済薬剤ボックス46には、バーコード、送信器バッジ、または、一意的識別信号を送信する他のデバイスが割当てられる。 上記信号は、薬剤42が処方された特定患者に対応し、または、施錠済薬剤ボックス46内の薬剤42の特定形式に対応し得る。 この段階は、ブロック64に示される。 薬剤容器に対して一意的送信器を配備する実施例の詳細は、その開示内容は言及したことにより明示的に本明細書中に援用されると共に2001年8月3日に出願され且つ“薬剤追尾システム(MEDICATION TRACKING SYSTEM)”と称されて本出願の譲受人により所有される同時係属の米国仮出願第60/309,963号に例示される。

    次に看護人は、施錠済薬剤ボックス46または他の薬剤容器内に配置された薬剤42を患者の部屋へと供給する。 コンピュータ12は先ず、ブロック66にて示された如く患者識別情報を受信する。 ブロック66にて示された如く患者識別情報はたとえば、患者のリストバンドまたは他の箇所におけるバーコードを読み取るバーコード・リーダ、または、患者上のバッジもしくはタグから信号を受信するRFID受信器を用いて入力デバイス38を介してコンピュータ12に入力される。 次にコンピュータ12はブロック68に示された如く、ネットワーク34を介して病院記録にアクセスすることで、薬剤42の受容に対して正しい患者が配置されたか否かを決定する。 コンピュータ12はネットワーク34を介して処方スケジュールを受信し、患者は薬剤42に対する期限がきているか否かを決定する。 看護師が患者の本人性を照合するのを許容すべく、ディスプレイ24上には患者の画像が表示され得る。 不正確な患者が識別され、または、患者は薬剤42の期限がきていなければ、ブロック70にて示された如く施錠済薬剤ボックス46内の薬剤42に対するアクセスは拒否される。

    もしブロック68にて正しい患者が識別され且つ薬剤42の期限がきていれば、コンピュータ12はブロック72に示された如く看護師ID情報を受信する。 入力デバイス38は、看護師に関連するバーコード付タグをスキャンし、または、その看護師に関連するバッジもしくはRFIDタグから一意的識別信号を自動的に検出する。 コンピュータ12は次にブロック74に示された如く、病院ネットワーク34から入手可能な授権看護人(authorized caregiver)のデータベースに対し、ブロック72で受信した信号を比較することで、看護師が薬剤42を投与する授権看護人であるか否かを決定する。 もし看護師が薬剤42の投与を授権されていなければ、ブロック70にて施錠済薬剤ボックス46内の薬剤42に対するアクセスは拒否される。 もし看護師が授権されていれば、ブロック76に示された如くコンピュータ12は施錠済薬剤ボックス46を開成すると共に薬剤42から識別情報を受信する。 薬剤42は例示的に、バーコード・リーダを用いてスキャンされる。 これに加えてコンピュータ12は、薬剤42、施錠済薬剤ボックス46もしくは他の薬剤容器に関連するバッジもしくはRFIDタグにより送信された一意的識別信号を検出することで、薬剤42もしくは施錠済薬剤ボックス46を識別しても良い。

    次に図3Bを参照するとコンピュータ12は、受信した上記識別信号を病院ネットワーク34から受信した情報と比較することで、ブロック76で検出された薬剤42が正しいか否かを決定する。 もし薬剤42が正しくなければ、ブロック72にて薬剤42に対するアクセスは拒否される。 もし薬剤42が正しければ、コンピュータ12は薬剤42に関する情報をディスプレイ24上に表示する。 図示実施例においてコンピュータ12は、看護師による薬剤42の視覚的確認のために、ブロック80により示された如く薬剤の特定錠剤もしくは他の形式の画像をディスプレイ24上に表示する。 ブロック82に示された如く、表示された画像を吟味して看護師は薬剤42が正しいことを確認する。 もし薬剤42が正しくなければ、ブロック84にて看護師は薬剤42の投与を停止する。 もしブロック82にて看護師が薬剤42の正しさを確認したなら、コンピュータ12はブロック86にて再び薬剤42から識別情報をスキャンしまたは別様に受信する。 ブロック88に示された如くコンピュータ12は次に、薬剤42に対して自動的に患者に課金する。 次にコンピュータ12はブロック90にて看護師に対し、患者が薬剤42を飲み下したか否かを表すことを催促する。 もし薬剤42が飲み下されていなければ、ブロック92に示された如くコンピュータ12は患者の医療カルテに対して薬剤42を追加記入しない。 もし薬剤42が飲み下されていれば、ブロック94に示された如くコンピュータ12は、投与の回分量および時刻を含め、薬剤42を患者のカルテに追加記入する。

    図4乃至図7には、本発明の別実施例が示される。 患者支援カート100は、夫々の側方支持部104、106を有する基部102を含む。 側方支持部104、106は夫々、長寸支持プレート108、110を含む。 プレート108、110の一端に対しては、(一方が示された)キャスタ112が連結される。 キャスタ112は例示的に、自立式起動可能固定部を含む。 プレート108、110の逆側端部には、固定用キャスタ114が連結される。 キャスタ114にはブレーキ機構116が連結される。 ブレーキ機構116は、カート100に対して付与された重量により起動される。 カート100は更に、基部102の中央部分122に連結されて上方に延在する支持管118、120と、折畳み可能シート124と、可動式患者/看護人用ハンドル126と、支持管118および120の間に取付けられたコンピュータ12と、アーム・アセンブリによりカート100に連結されたディスプレイ24と、IVポール134を支持する可動支持アーム132と、支持ブラケット138によりカート100に連結された酸素もしくは空気タンク136とを含むが、その全ては'580出願において更に詳細に記述される。 最後にカート100は更に、患者支援カート100上の連結器142に対して着脱自在に連結された薬剤バンクもしくは施錠済薬剤ボックス140を含む。 薬剤ボックス140は、図1乃至図3Bの薬剤ボックス46と同様に機能し得る。

    図5Aは、連結器142から取り外された薬剤ボックス140を示している。 次に薬剤ボックス140は、補充のために薬局へと、または、患者の部屋もしくは他の箇所における容器内に装填されるべく搬送され得る。 図6および図7は、薬剤ボックス140および連結器142の詳細を示している。 連結器142は例示的に、薬剤ボックス140に連結された第1および第2フランジ146を受容すべく構成された一対の軌道144を含む。 薬剤ボックス140は、外側ハウジング148と、枢動軸心154の回りにおける枢動運動のために枢動コネクタ152によりハウジング148に連結された内部区画(internal compartment)150とを含む。 固定用プランジャ156は、図6に示された如く閉成位置に区画150を固定すべく、且つ、以下に記述される如く薬剤ボックス140を連結器142に対して固定すべく構成される。

    図7に最も良く示される如くプランジャ156は、区画150のハウジング158内に配置される。 プランジャ156は重力により通常的に、図7に示された下降位置に移動する。 ハウジング148の後壁162に対しては、支持プレート160が連結される。 またプレート160に対しては枢動接続部166によりL形状固定アーム164が枢動連結される。 固定アーム164上のポスト171と、プレート160のフランジ172に形成された開孔173との間にはスプリング168が連結され、固定アーム164を図6に示された位置へと付勢する。 固定アーム164のアーム174は、区画150が閉成されるときにプランジャ156の底面180に係合すべく構成された傾斜表面178を有するヘッド176を含む。 傾斜表面178がプランジャ156の底面180に係合したとき、固定アーム164上のスプリング168の付勢力により傾斜表面178はプランジャ156を図6における矢印182の方向に上方に揚動し、区画150をハウジング148に対して固定する。 プランジャ156の頂面184は、ハウジング148の開孔185を貫通して移動する。 これに加えてプランジャ156の頂面184は軌道144に形成されたノッチもしくは開孔186内へと移動し、カート100に固着された連結器142に対してハウジング148を固定する。

    区画150の開成が所望されたとき、カート100上の磁気アクチュエータ190(図6)がコンピュータ12により起動され、図7の矢印192により示された如く枢動接続部166の回りで固定アーム164は時計方向に回動される。 これにより固定アーム164は図7に示された位置へと移動されることから、プランジャ156は区画150のハウジング158内へと落下し得る。 故に、区画150は図5Bおよび図7に示された開成位置へと枢動され得るか、または、薬剤ボックス140は図5Aに示された如く軌道144から取り外され得る。 薬剤ボックス140がカート100から取り外されたなら、(もはや磁気アクチュエータ190により影響されずに)スプリング168は固定アーム164を図7の位置へと付勢する。 故に、区画150がハウジング148内で閉成位置に在る間に薬剤ボックス140がカート100から取り外されると、プランジャ156は固定アーム164のヘッド176によりハウジング148の開孔185内へと上方に押圧されることで、区画150を閉成位置に固定する。

    図8乃至図11には、本発明に係る施錠済薬剤ボックス200の別実施例が示される。 先行する各図からの番号により参照される要素は、同一もしくは同様の機能を達成する。 薬剤ボックス200は、図8において看護人の使用に対する配向で示されるディスプレイ24を含む患者支援カート100に連結される。 ディスプレイ24を支持するアーム206(不図示)、208および210は患者がディスプレイ24に対してアクセスする様に枢動され得ることを理解すべきである。 (不図示の)アーム206は、枢動接続部214によりカート100に連結される。 ディスプレイ支持アームの各構成要素の詳細は、'580出願に包含される。

    各図に示された如く、薬剤ボックス200はカート100に連結されると共に、外側ハウジング216および内部枢動可能区画218を含む。 図9は、カート100から取り外された薬剤ボックス200を示している。 例示的に薬剤ボックス200は、外側ハウジング216上に形成された軌道220であってカート100上に形成された協働軌道222内へと摺動すべく構成された軌道220を含む。 図10は、完全開成位置における内部区画218(点線)を示している。

    次に図11を参照すると薬剤ボックス200の区画218は、薬剤42を保持すべくフロントパネル230、湾曲側壁232および内部領域234を含む。 区画218は、以下に記述される如く各固定用構成要素を保持する固定用部分236を含む。 ハウジング216は、両側の側壁238、240、底面242および頂面244を含む。 軌道220は、頂面244の上方に延在する。 固定用ピン246は、固定用部分236の側壁232に形成された開孔248内へと延在する。 ピン246は(不図示の)スプリングにより付勢され、開孔248から外方に延在する。

    ハウジング216は、区画218が閉成位置に在るときに各固定用ピン246と整列すべく離間された複数のピン252も含む固定用部分250を含むべく形成される。 軌道220、頂面244および固定用部分250の(不図示の)開孔内に矢印256の方向に挿入されるべく構成されたキー254は固定用部分250からピン252を移動することから、ピン252はピン246を開孔248内に移動することで区画218を解除する。 故に、通常的に固定される薬剤ボックス200は、充填のために薬局へと送られたときにキー254により解除され得る。 看護師もまた、区画218を解除するためにキー254を有し得る。

    次に図12乃至図14を参照すると、図8乃至図11のそれと類似した代替実施例においては、カート100上の支持部260に対して線形アクチュエータ258が連結される。 アクチュエータ258は、ステム262と、キー254と同様の様式でピン252を移動するキー264とに対して連結される。 例示的にアクチュエータ258は、両頭矢印266の方向において上下にキー264を移動するステッパ・モータである。 キー264はハウジング216の開孔253を貫通延在することで、薬剤ボックス200のハウジング216をカート100の支持部260に固着する。 キー264はスプリング251の付勢力に抗してピン252を固定用部分236の開孔248内の適切な箇所へと移動すべく設計されることから、ピン246は開孔247から引込められることで区画218を枢動可能移動に対して解除する。 図13は解除位置におけるピン246を示しており、その場合にピン246は(固定用部分250と固定用部分236との間の界面と面一である)固定用部分236の開孔248内に配置され、且つ、ピン252は固定用部分250内に配置される。 故に区画218は、開成位置へと枢動され得る。 図14は、固定位置における区画218を示している。 示された如くキー264は開孔253から部分的に引込められ且つ各ピン246の内の2本はハウジング216上の固定用部分250の開孔247内へと延在することから、区画218が開成位置へと枢動することが防止される。

    図15乃至図18には、本発明の別実施例が示される。 この実施例においては患者支援カート100に対して摺動式薬剤ボックス300が連結される。 図15は、ディスプレイ24がたとえば患者による視認のための位置とされたカート100を示している。 患者支援カート100に対しては、作業表面302が堅固に連結される。 表面302は、薬剤ボックス300から薬剤を供与するときに看護人が作業し得る領域を提供する。 薬剤ボックス300はまた、患者支援カート100に対して堅固に連結された側壁304、306も含む。

    作業表面302および側壁304、306により画成されたハウジング308からは、摺動区画307が取外し可能である。 図16に示された如く区画307は、頂壁312と、底壁311と、後壁313と、側壁314、316とを有する外側蓋部もしくはカバー310を含む。 図17に最も良く示される如く区画307はまた、両頭矢印320の方向においてカバー310に対して出入り移動可能な(点線で示された)引出しもしくはトレイ318も含む。 トレイ318は、前壁322、側壁324、326、底壁315および後壁328を含む。 トレイ318はまた、凹所部分330も含む。 凹所部分330の近傍に配置されたトレイ318の固定用部分334内には、固定用ピン332が配置される。 カバー310は、該カバー310を介してトレイ318の凹所部分330へのアクセスを許容する対応ノッチ部分336を含む。

    図18に示された如くカート100には、リニア・モータ式固定機構338が連結される。 機構338は、ステム342に連結されたリニア・モータ340を含む。 ステム342は、モータ340が該ステム342および当該キー344を図18における矢印348の方向に移動するにつれてピン346を移動すべく構成されたキー344に連結される。 キー344およびピン346は、カート100と共に残存する。 トレイ318のピン332はスプリング352により、矢印350の方向にスプリング付勢される。 トレイ318がカート100上のカバー310およびハウジング308内に完全に挿入されたとき、ピン332はピン346も収納する固定用開孔に進入する。 ピン332はまた、カバー310の後壁313の部分333(図17)を貫通して形成された開孔317も貫通し、トレイ318をカバー310に固着する。 リニア・モータ式固定機構338が作動されてキー344を第1位置へと移動したとき、ピン346はスプリング352の付勢力に抗してピン332を図18で見て右方へと付勢し、カバー310に対してトレイ318が矢印320(図17)の方向に摺動移動することが許容される。 ピン346はカバー310を、カート100のハウジング308に対して所定位置に保持する。 キー344を引込めるべく線形アクチュエータ340が起動されたとき、カバー310およびトレイ318はユニットとしてカート100から取外し可能である。 ピン332は依然としてカバー310に係合することから、カバー310がカート100から取り外されたときにもトレイ318はカバー310の内側に固定される。

    図19および図20に示された如く、固定された区画307は搬送カート370へと装填され得る。 カート370は、区画307を受容すべく構成された複数の受容部374を有するハウジング372を含む。 カート370は車輪もしくはキャスタ371を更に含み得ることから、カート370は各患者に対する適切な薬剤によりトレイ318を装填すべく薬局との間で往来して搬送され得る。 カート100はまた、該カート100に関して上記で論じられた固定機構の如き固定部材も含み得る。 図20は、受容部374から取り外されたカバー310およびトレイ318の全体を示している。

    本発明の別実施例においてトレイ318は、ピン332を含まない。 代わりに、トレイ318に形成された開孔もしくは受容部に対してはキー344もしくは他のラッチ機構が進入することで、所望の場合にトレイ318をカート100上の閉成位置へと固定する。 上記アクチュエータがトレイ318における受容部からキー344もしくはラッチを取り外したとき、カバー310およびトレイ318はカート100から取外し可能である。 この実施例においてトレイ318は、薬剤ボックス300が取り外されたときにカバー310に対して固定されない。

    図21乃至図24には、本発明の別実施例が示される。 図4、図5Aおよび図5Bに関して論じられたディスプレイ24は、ベッド402に固着されたアーム・アセンブリ400に連結される。 アーム・アセンブリ400は、第1アーム404と、第2アーム412と、第3アーム416と、ディスプレイ24に接続された連結器417とを含む。 アーム404は、ベッド402のヘッド端部408の近傍でベッド402のフレーム406に枢動連結される。 アーム404は図21に示された格納位置から図22に示された上昇位置まで、横軸心410の回りで枢動可能である。 アーム412は、軸心414の回りで回動すべくアーム404に連結される。 アーム416は、軸心418の回りで回動すべくアーム412に連結される。 軸心420の回りで回動すべく、アーム416の逆側端部には連結器417が連結される。 最後に、連結器417はディスプレイ24に連結される。 故にアーム・アセンブリ400は、看護人および/または患者による視認のために、且つ、看護人および/または患者によりディスプレイ24を介してコンピュータ12へと情報を入力すべく、ベッド402に対して複数の異なる位置へとディスプレイ24を位置決めすべく移動され得る。

    図23は、ディスプレイ24を用いる看護人204により、ほぼ平位置へと枢動されたアーム404、ベッド402から外方に枢動されたアーム412、下方に枢動されたアーム416、および、視認のために且つコンピュータ12への情報の入力を促進すべく度付けされたディスプレイ24を示している。 図24は、ディスプレイ24が患者によりアクセス可能とされる如く位置決めされたアーム・アセンブリ400を示している。 故に患者は、情報もしくは娯楽のためにディスプレイ24を視認し得ると共に、データ・リンク224を介してコンピュータ12に情報も入力し得る。

    図25乃至図27には、本発明の別実施例が示される。 この実施例においてアーム404は、軸心434の回りにおける回転のために摺動部材430に枢動連結される。 摺動部材430は、アーム404に連結されたアーム432を含む。 図26に最も良く示される如く摺動部材430は、ベッド・フレーム406のヘッド端部408に接続された軌道部材436上へと摺動すべく形成される。 軌道部材436は例示的に、ヘッド部分440と、ノッチ442、444と、ベッド・フレーム406に接続された脚部441とを含む。 ノッチ442、444に対しては摺動部材430上のフランジ446、448が進入することで、摺動部材430はベッド402上の軌道部材436に対して移動可能に連結される。 摺動部材430は、図26および図27に示された両頭矢印450の方向において前後に摺動可能である。 故にアーム・アセンブリ400は、ベッド402のヘッド端部408に沿い複数の所望位置に位置決めされ得る。 別実施例において摺動部材430は、ベッド402の外周縁全体の回りに延在する軌道上を摺動し、ベッド402の回りにおける複数の所望箇所の任意の箇所にアーム・アセンブリ400を位置決めし得る。

    図示実施例においてアーム432、404、412および416は、相互に対して所望箇所にてこれらのアームを保持する複数のデテントにより一体的に連結される。 上記各アームを所望の相対位置に保持すべく、他の形式の固定機構およびクラッチ機構が用いられ得ることは理解される。 図28および図29は、軸心454の回りで回動すべくアーム404に枢動連結されたアーム416の第1コネクタ452を示している。 アーム416は、長手軸心458の回りで回動すべく別のアーム456に連結される。 デテント・ボール460はスプリング464により、矢印462の方向において下方にスプリング付勢される。 ボール460はアーム456の頂面468に形成された凹所466に進入することで、アーム416および456を相互に対して選択配向で保持する。 アーム456はまた一対の延長部453も含むが、その各々は、図29に最も良く示される如くディスプレイ24に接続された連結器457に形成された開口内に延在するピン455を含む。 故に連結器457およびディスプレイ24は、各ピン455の回りに回転され得る。

    図30乃至図34には、本発明の別実施例が示される。 この実施例においてベッド500は、ベッド・フレーム504の各側部に取付けられたサイドレール502を含む。 ディスプレイ担体506は、図30に示された矢印512の方向においてサイドレール502上を摺動可能な開放端部510を含むU形状本体部508を含む。 図31は、サイドレール502上に設置された担体506を示している。 図32および図33に最も良く示される如く担体506は、第1および第2側部514、516を含む。 各側部514、516は、図4、図5Aおよび図5Bに関して上記で論じられたディスプレイ24と同一様式で機能する取外し可能ディスプレイ524を受容すべく構成された離間軌道518、520を含む。

    ディスプレイ524は、担体506の側部514、516上の軌道518、520に摺動可能に挿入される。 ディスプレイ524はまた、側部516の軌道518、520に形成されたスロット526、528を貫通延在する(図31および図33に示された)角度的位置へも移動可能であり、且つ、ディスプレイ524の各側部に係合するタブ530、532により所定位置に保持される。 故に看護人は、ディスプレイ524を視認すると共に、上記で論じた如くディスプレイ524を用いて情報を入力し得る。

    作動時に担体506は、ベッド500のいずれかの側のサイドレール502上に設置される。 所望であれば担体506をサイドレール502に取付けるべく、ネジ、ボルト、ストラップまたはVelcro(登録商標)ファスナなどの適切な留め具が使用され得る。 そのときにディスプレイ524は軌道518、520から取外し可能であることから、ディスプレイ524は患者もしくは看護人に対してアクセス可能である。 図31および図33は、看護人204によりアクセス可能なディスプレイ524を示している。 図34に示された如くディスプレイ524は、担体506からも取り外され得る。 記述実施例のこの変形例においては、上記で論じられた如くディスプレイ524とコンピュータ12とに対してケーブル534が連結される。 そのときに患者は所望様式でディスプレイ524を配向することで、本明細書中で論じられる如く、情報もしくは娯楽プログラムを視認すべく、且つ/又は、情報および命令を入力し、メッセージに対するアクセスおよび生成を行い、または、インターネットを使用すべく、該ディスプレイ524を位置決めして利用し得る。

    図35乃至図39は、本発明の別実施例を示している。 該実施例においてディスプレイ24は、オーバヘッド・アームアセンブリ550に取付けられる。 アームアセンブリ550は、中央部分554と、該中央部分554から延在するアーム556、558とを有するY形状アーム552を含む。 アーム556、558は、中央部分554に対して移動し得ない。 図36に最も良く示される如くアームアセンブリ550は更に、中央部分554とアーム556、558との間の接合部の近傍にて枢動接続部564によりアーム552に一端が枢動連結されたアーム560、562を含む。 アーム556、558、および、アーム560、562の他端は、天井585に取付けられた軌道584に移動可能に接続される。 アーム556、558、560および562の各々は、駆動アセンブリ566により軌道584に連結される。

    次に図37乃至図39を参照すると駆動アセンブリ566は、本体部分568と、該本体部分568に連結されたモータ570とを含む。 図39に示された如くモータ570は、(不図示の)ギヤ、螺条またはインタフェースを介して駆動シャフト574を回転するシャフト572を回転すべく構成される。 駆動シャフト574は、本体部分568の凹所578内に配置された駆動ホィール576を回転する。 ホィール576を回転すべく、他の適切な駆動リンク機構が用いられ得ることは理解される。 ホィール576はまた、本体部分568の各側部に形成された長寸スロット580とも通じている。 図37に最も良く示される如くスロット580は、軌道584のフランジ582を受容すべく寸法設定される。 ホィール576はフランジ582に係合することで、軌道584内で本体部分568を図37の両頭矢印586の方向において前後に移動する。 本体部分568は更に、図37および図38に最も良く示される如く、当該取付け区画588に対してアーム556、558、560および562の回転を許容するために該アーム556、558、560および562に連結されるべく構成された取付け区画588を更に含む。

    図35および図36に戻ると(不図示の)制御器は、モータ570を制御して駆動アセンブリ566を軌道584内で移動させることで、アーム556、558、560および562の上端部を軌道584に沿い移動すべく構成される。 各図から明らかな如く、アーム556、558、560および562の上端部が軌道584に沿い移動するにつれて、ディスプレイ24は両頭矢印586の方向においてベッド500に接近離間して移動する。 これに加え、駆動アセンブリ566がアーム560、562をアーム556、558の上端部に対して接近および離間して移動するとき、ディスプレイ24は天井585に対して上下に移動される。 図35は、上昇位置において天井585の近傍に配置されたアームアセンブリ550(およびディスプレイ24)を示している。 図35においてベッド500内の患者は、ディスプレイ24を視認し得る。 ディスプレイ524は軸心590の回りでも回転され得ることから、看護人はディスプレイ24を視認し得る。 図36は、看護人により使用されるべくディスプレイ24を降下させるアームアセンブリ550の配向を示している。 ディスプレイ24はまた、患者により使用されるためにも下降位置に位置決めされ得ることは理解すべきである。

    図40および図41には、本発明の別実施例が示される。 この実施例においてディスプレイ600は、ベッド500の近傍の壁部602に取付けられると共に、アームアセンブリ601により支持される。 例示的にディスプレイ600は、第1および第2画面604、606を含む。 二重のディスプレイ画面604、606は'580出願に詳細に記述される。 アームアセンブリは、軸心609の回りで回動すべくブラケット612に連結された第1アーム608と、連結器603によりアーム608に可動的に連結された第2アーム610と、アーム610およびディスプレイ600の間に接続されて軸心611に回りにおけるディスプレイ600の移動を許容するディスプレイ連結器605とを含む。 図40は、画面604、606上の情報を視認すべく壁部602の近傍の引込位置において看護人により用いられるべく配向されたディスプレイ600を示している。 図41において第1および第2アーム608、610は、延伸されている。 この延伸位置においてアーム608はブラケット612における軸心609の回りで枢動され得ると共に、ディスプレイ600は患者による使用のために該ディスプレイ600を位置決めすべくディスプレイ連結器605における軸心611の回りで枢動され得る。 ブラケット612は、壁部602に対して枢動連結され得るか、または、両頭矢印614の方向において前後に移動すべく壁部602に摺動可能に連結され得る。

    図42乃至図63は、本発明の別実施例を示している。 図42には、上記で論じられたディスプレイ24と類似したディスプレイ624が示される。 ディスプレイ624は、アーム626上に取付けられる。 但し、ディスプレイ24は本明細書中に記述された装置の任意のものに対して取付けられ得ると共に本明細書中に記述されたアームアセンブリもしくは他のディスプレイ支持体の任意のものにより支持され得ることを理解すべきである。 ディスプレイ624は、複数の看護人アイコン630および複数の患者アイコン632を表示するタッチ画面式制御パネル628を含む。 各アイコンの内のひとつのアイコンを起動することで、メニューが呼び出されてタッチ画面628上に表示される。 タッチ画面式制御パネル628は、種々の習用のタッチ画面技術の任意のものを採用し得ると共に、圧力感応的であり又は磁界、キャパシタンス、抵抗もしくは光学的干渉の変化により起動されるタッチ画面として具現され得ることを理解すべきである。 便宜的に本記述は、タッチ画面式制御パネル628の画面上のアイコンが“起動される”もしくは“タッチされる”と称する。

    例示的に患者制御アイコン632は、常に表示される。 看護人アイコン630は、授権看護人が部屋に居るときにのみ表示され得る。 (図42には示されない)コンピュータ12は、看護師追尾システムからの情報を受信し、看護人が部屋に進入したときに看護人アイコン630を自動的に表示し得る。 より詳細にはディスプレイ624は、たとえば看護師により装着されたRFIDタグを検出するRFIDセンサ625を含むと共に、上記タグにより送信された識別情報に基づき、看護師が授権看護人であることを決定すると同時に看護人アイコン630を表示しても良い。

    図43は、看護人アイコン630および患者アイコン632を更に詳細に示している。 看護人アイコン630は例示的に、ベッド制御アイコン634、CPRアイコン636、マットレス制御アイコン638、重量計制御アイコン640、患者位置監視(PPM)アイコン642、カルテ記入アイコン(charting icon)644、および、薬剤スキャン・アイコン646を含む。 患者アイコン632は例示的に、ベッド制御アイコン648、看護師呼出アイコン650、テレビ制御アイコン652、音楽制御アイコン654、環境制御アイコン656、インターネット・アイコン658および電話制御アイコン660を含む。

    図44は、看護人用ベッド制御アイコン634が押圧されたときにタッチ画面628上に表示されるサンプル・ベッド制御画面を示している。 例示されたベッド制御画面は、(不図示の)ベッドの種々のデッキ区画を移動するコントロールボタン660と、ベッド脚部区画を移動するコントロールボタン662と、ベッドを上昇および下降させる高低コントロールボタン664と、ベッドを傾斜しまたはベッドを平坦もしくは椅子位置に位置決めする付加的デッキ調節コントロールボタン666とを含む。 典型的に、(看護人用ベッド制御アイコン634と対置された)患者用ベッド制御アイコン648の起動時に表示されるベッド制御画面は、ヘッド上昇/下降、膝部上昇/下降、椅子、および血管の各コントロールボタンを含む。 図55は、患者用ベッド制御アイコン648が起動されたときに画面628上に表示されるサンプル的な患者用ベッド・コントロールボタンを示している。 これらのコントロールボタンは、頭部上昇/下降コントロールボタン651、膝部上昇/下降コントロールボタン653、脚部コントロールボタン655および椅子位置コントロールボタン657を含む。 看護人用ベッド・コントロールボタンは典型的に、ベッド高/低、頭部上昇/下降、膝部上昇/下降、トレンデレンブルグおよび逆トレンデレンブルグ位置、脚部調節、椅子および血管の各コントロールボタンを含む。

    CPRアイコン636は、自動的に心停止救急状態(code blue condition)を起動する。 マットレス制御アイコン338が起動されると、例示的に図45に示された画面に帰着する。 図示実施例において看護人は、たとえばインディアナ州、ベーツビルのヒル・ロム社(Hill-Rom Company of Batesville, Indiana)から入手可能なZone Air(登録商標)マットレスを用い、転回支援、連続的側方回転療法、衝撃/振動療法、通常膨張、最大膨張、および、踵(かかと)懸架を提供すべくコンピュータ12に接続された(不図示の)マットレス制御器を制御し得る。

    重量計アイコン640を起動すると例示的に、指示領域659における作動命令と制御領域661におけるベッド重量計(bed scale)に対する制御機能とを表示する図46の画面に帰着する。

    もし患者位置監視アイコン642がタッチされたなら、画面628上には図47に示された画面が表示される。 看護人は、画面628上の各アイコンを起動することで、コンピュータ12に接続された(不図示の)患者位置監視システムの機能を起動し得る。 看護人は、アイコン665にタッチすることでベッド退出警報を、アイコン667にタッチすることで昏睡警報を、且つ、アイコン669にタッチすることで起き直り警報を可能とし得る。

    カルテ記入アイコン644がタッチされたとき、画面628上にはカルテ全体が表示される。 看護師は、そのカルテに情報を入力し得る。 これに加え、画面628上にはMARおよび分析室メニューが表示され得る。

    薬剤スキャン・アイコン646がタッチされたとき、画面628上には図3Aおよび図3Bに関して上記で論じられた機能を実施すべく各画面が表示される。 第1に、図48に示されたのと同様の画像が画面628上に表示され、患者をスキャンすること、その他の場合にはコンピュータ12に患者の識別情報を入力することが看護人に示唆される。 上記で説明された如く、看護人は患者のリストバンドもしくは他の箇所におけるバーコードをスキャンすべくバーコード・スキャナを用いるか、または、受信器が患者に関連するバッジもしくはタグからの送信を自動的に受信する。 そのときにコンピュータ12は、患者の氏名、時刻、与えることが計画された薬剤、与えることが計画された回分量、および、投与の方法を含む図49に示された画面を生成する。 その患者が正しい患者であることを確認すべく、その患者の画像もしくは写真647も例示的に表示される。

    次に、コンピュータ12は図50に示されたのと同様の画像を画面628に表示し、薬剤42をスキャンすることを看護人に示唆する。 看護人はバーコード・スキャナを使用し得るか、または、薬剤42に関連する送信器からの入力を受信器が自動的に受信し得る。 次にコンピュータ12は、検出された薬剤の画像668を画面628上に含む図51の画面を生成する。 これに加えて画面628上には、薬剤名称、回分量および投与方法などの情報が表示される。 次に看護人は、画面628上に表示された画像668に対して薬剤42が整合することを照合し得る。 看護人は、薬剤42が整合するか否かに依存し、画面678上の是認アイコン670または拒絶アイコン672のいずれかにタッチし得る。 もし是認アイコン670がタッチされたならばコンピュータ12は図52に示されたのと同様の画像を表示し、薬剤42を再びスキャンすることを看護人に示唆するが、このスキャンは上述の様式で達成され得る。 たとえば薬剤42は、部屋内における受信器に対しまたはディスプレイ624のセンサ625(図42)に対して薬剤42に関する情報を自動的に送信する送信器を含み得る。 そのときにコンピュータ12は、薬剤42の特定回分量に対して自動的に患者に課金する。 コンピュータ12は次に画面628上に図53に示されたのと同様の画像を表示することで、患者に与えられた薬剤42が飲み下されたか否かを表すことを看護人に許容する。 もし“はい”アイコン674がタッチされたなら、コンピュータ12は患者に与えられた薬剤42の回分量をカルテ追加記入する。 もし薬剤42が飲み下されずに“いいえ”アイコン676がタッチされたなら、コンピュータ12は患者の記録に対して薬剤42をカルテ記入しない。 但し、患者は薬剤42に対して依然として課金される。

    図54は、画面628上の適切なアイコンを操作することで看護人が利用可能な種々の機能停止用アイコン(lock out icon)を表示する画面を示している。 たとえばセンサ625によりディスプレイ624にて授権看護人が検出されたとき、看護人に対しては(不図示の)機能停止用アイコンが表示され得る。 上記機能停止用アイコンにタッチすることで、看護人に対しては図54の画面が呈示され得る。 この機能停止用画面は、通常膨張アイコン671、最大膨張アイコン673、マスタ・アイコン675、休止/搬送アイコン679、ZONE AIRアイコン681、頭部アイコン683、膝部アイコン685およびキー・アイコン687を含む。 看護人は、対応するアイコンにタッチすることで上述の各アイコンに関連する機能の任意のものに対して患者がアクセスすることを防止し得る。 たとえば通常膨張アイコン671にタッチすることにより看護人は、患者がベッドの通常膨張機能を作動させるのを防止し得る。 機能停止機能に関連するアイコンの近傍には、機能停止インディケータ689が表示される。 看護人は、先ずキー・アイコン687にタッチしてから、看護人が解除を意図する機能に関連するアイコンにタッチすることで、その機能を解除し得る。

    もし図43の看護師呼出アイコン650が起動されたなら、図56に示された如き画面が表示されることで、患者は自身の要望を看護師に対して更に詳細に通信し得る。 表示されたアイコンの任意のものに患者がタッチしたときにコンピュータ12は看護師呼出システム36を介し、患者により押圧されたアイコンに関連する患者要望の表示を含むメッセージを適切な看護師に対して提供する。 代替的に、テレビ相談(video conference)および音量制御を提供すべく図57の画面628が生成され得る。

    次に図58を参照すると、もしテレビ制御アイコン652がタッチされたなら、チャンネル・アップ/ダウン・アイコン689、691と、音量増加/減少アイコン693、695と、アップ/ダウン・アイコン699、701、次/前アイコン703、705および選択アイコン707を備えたテレビ案内アイコン697と、非表示制御アイコン709と、数字パッド711とを含む画面が生成される。 患者は、アイコン689、691、693、695もしくは数字パッド711を操作することで、病室テレビのチャネルおよび音量を制御するインタフェースとして画面628を使用しても良い。 患者は画面628から上述のテレビ・コントロールボタンを除去すべく非表示制御アイコン709を操作し得るか、または、コンピュータ12は所定期間の不使用の後で各コントロールボタンを自動的に非表示とし得る。 患者がテレビ案内アイコン697にタッチしたとき、画面628上には図59に示された如き画面が生成され、情報領域713には、(不図示の)チャネルおよびプログラム、ならびに、チャネルおよびプログラムに関する付加的情報のリストが提供される。

    図60を参照すると、音楽制御アイコン654がタッチされたときには図60に示された画面が生成されることで、ユーザはコンピュータ12に接続されたラジオもしくは他の音楽デバイスを制御し得る。 図60の音楽制御画面は、検索/アップ/ダウン・アイコン、チューン−アップ/ダウン・アイコンおよび音量アップ/ダウン・アイコンを有する音楽制御領域715と、種々のベッド・コントロールボタンを有するベッド制御領域717とを含む。 デジタル・オーディオ信号に対しては画面628上に、チャネルアップ/ダウン、音量アップ/ダウン、および楽曲情報の各アイコンも配備され得る。

    図43の環境制御アイコン656がタッチされたとき、画面628上には図61に示された如く部屋環境制御画面が表示される。 部屋環境制御画面は、室温アップ/ダウン・アイコン719A、B、ベッド温度アップ/ダウン・アイコン721A、B、照明アップ/ダウン・アイコン723A、B、読書照明アップ/ダウン・アイコン725A、B、窓カーテン・アップ/ダウン・アイコン727A、Bおよび個人用カーテン開成/閉成アイコン729A、Bを含む。 故に患者もしくは看護人は、室温アップ/ダウン・アイコン719A、Bを用いて室温を調節し得ると共に、ベッド温度アップ/ダウン・アイコン721A、Bを用いてベッド温度を調節し得る。 同様に、部屋内の各照明および各カーテンは、上述の種々の照明およびカーテン制御アイコンを用いて調節され得る。 照明が消されまたはカーテンが完全に閉じられると、画面628上で対応する照明もしくはカーテンのコントロールボタンの近傍に位置されたオフ・インディケータ723Cが起動される。 同様に、照明が最大輝度へと調節されまたはカーテンが完全に開けられたとき、オン・インディケータ723Dが起動される。

    インターネット・アイコン658がタッチされたとき、カスタマイズされたホームページもしくは他のインターネット接続が為される。 電話制御アイコン660がタッチされたとき、図62に示された如く画面628上には大寸の番号ダイアル用アイコン731が現れる。 上記電話制御画面は更に、音量制御アイコン733と、発信者ID領域735と、もしシステムがビデオ電話機能を備えるならばビデオ画面を有効化するビデオ・アイコン737とを含む。

    図63は、本発明に従い画面628に表示された患者音声シミュレータを示している。 患者は種々のアイコン739にタッチすることで、容態もしくは症状を表し得ると共に、“はい”アイコン741または“いいえ”アイコン743を用いて質問に答え得る。 アイコン739が起動されたとき、部屋内または遠隔箇所のスピーカはそのアイコン739の主題に関してシミュレート音声を生成することで問いを発しまたは説明を行う。

    以下に更に詳細に記述される如く、付加的アイコンはディスプレイ628を用いてプレイされ得るゲームを起動するゲーム・アイコンを含み得る。 更に本発明の原理は患者が病院のイントラネットにアクセスすることで、病気に関して学び、食事を注文し、ギフトショップから注文し、(患者が家に戻ったときに行うべき)退院計画を提供し、患者自身の看護内容を文書化し、製品およびサービスに関する広告を視認し、請求書をチェックし、検査を完了し、医師、看護師および宗教情報にアクセスし、代替的治療を研究し、ダイエットを計画し、且つ、退院後の医師面会および分析室検査を計画することを可能とすべく適用され得る。 これに加えて患者は、入浴、食事、手術および検査などの当日のスケジュールを吟味し、処置が如何に作用するかを説明する個別指導にアクセスし、看護人の情報および写真にアクセスし、看護人にメッセージを送信し、病院のマップおよび索行システムにアクセスし、火災報知器に自動的に接続される火災時出口情報にアクセスし、誰が患者に面会し得るかを表す必要な署名にアクセスし、且つ、医学辞書および医薬参考書を含む参考資料にアクセスし得る。

    図64および図65は本発明の別実施例を示しており、ディスプレイ24はアーム702により支持された引込ケーブル700に連結される。 アーム702は、壁部上の支持部704に連結される。 図示実施例においてアーム702は、支持部704に対して枢動し得る。 別実施例においてアーム702は、両頭矢印706の方向において前後に摺動し得る。 ケーブル700は、両頭矢印708の方向においてディスプレイ24の高さを調節すべくアーム702から(手動もしくは動力で)引込可能(retractable)かつ延伸可能である。 第1および第2調節可能アーム712および714を含む第2アームアセンブリ710は、看護人204により使用されるべく他のディスプレイ716を支持する。 図65に示された如く、ディスプレイ24の背部上のポケットもしくは受容部720には、可撓キーボード718が例示的に格納される。 例示的に上記可撓キーボードは、ドイツ、テルトウ(Teltow, German)のスターカバー社(Starcover GmbH)から入手可能なFlexboardキーボードとされ得る。 患者は可撓キーボード718を取り外すことで、コンピュータ12に情報を入力し得る。 これに加えて患者212は、タッチ画面式制御パネル628を用いることで上述された如く情報を入力し得る。

    図66乃至図68は本発明の別実施例を示しており、支持部704に対しては連結器726により第1および第2アームアセンブリ722および724が連結される。 各アームアセンブリ722、724は、一端において連結器726に枢動連結された第1アーム728であって他端にて第2アーム730に枢動連結された第1アーム728を含む。 第2アーム730の各々は、ディスプレイ24に対して可動的に連結される。 支持部704、連結器726、アーム728、730およびディスプレイ24間の可動的接続によれば、ディスプレイ24は看護人204もしくは患者による視認のための種々の箇所へと位置決めされ得る。 図66は、看護人204および患者の両者による同時的視認に対して位置された各ディスプレイ24を示している。 図68は、並置された各ディスプレイ24を示している。 この実施例は更に、テーブル頂部738と、キーボード734と枢動可能蓋部740とを有するテーブル732を含む。 調節可能台座736がテーブル頂部738を支持する。 キーボード734は(不図示の)コンピュータ12に(無線もしくは有線で)接続されると共に、ユーザに対する入力デバイスとして機能する。 図67には、付加的な入力デバイスとしてマウス742も示される。

    図69および図70は、アームアセンブリ722、724が別体の支持部750および752に対して夫々連結されることを除き、図66および図68と同様である。

    次に図71乃至図73を参照すると本発明の別実施例が示され、ディスプレイ24はケーブル754に連結される。 ケーブル754は、矢印760により表された如くたとえば嵌合的に延伸されかつ引込まれるアーム756、758に連結される。 アーム758は、両頭矢印764の方向において支持部704に沿い移動可能な連結器762に連結される。 ケーブル754は、アーム756の一端に連結されたスプール755内に引込可能かつ該スプールから延伸可能である。 ケーブル754の延伸かつ引込は、手動によりまたは(不図示の)モータ駆動器により達成され得る。 図72に最も良く示される如く、ディスプレイ24はベッド上テーブル782上の支持軌道780内に挿入され得る。 支持軌道780は、キーボード784をカバーすべく下方に枢動する蓋部である。 ディスプレイ24は、患者による使用を促進すべく矢印786の方向において軌道780内に挿入され得る。

    この実施例においては、壁部に取付けられた別の支持部757に対して別のアームアセンブリ766が連結される。 アームアセンブリ766は、支持部757に対して移動可能に取付けられた連結器759と、連結器759に枢動連結された第1アーム768と、第1アーム768の一端に枢動連結されると共に支持部772の他端に可動的に連結された第2アーム770とを含む。 支持部772は、把持ハンドル774と、キーボード776の如き入力デバイスとを含む。 支持部772に対しては、第2ディスプレイ778が連結される。 図73は、支持部772上でディスプレイ778の近傍の位置へと移動されているディスプレイ24を示している。

    図74は、ディスプレイ支持部800を含む本発明の別実施例を示している。 ディスプレイ支持部800は、アームアセンブリにより壁部に取付けられ、ベッド上テーブルに取付けられ、ベッドに取付けられ、または、本明細書中に開示された他の任意の様式で支持され得る。 支持部800は、制御器もしくは入力デバイス804を含む固定ディスプレイ802を含む。 支持部800の前部に沿い、把持ハンドル806が延在する。 ハンドル806の近傍には、キーボード808などの別の入力デバイスが配置され得る。 付加的に、第2ディスプレイ24が配備される。 ディスプレイ24は、軸心812の回りで枢動すべくU形状支持部810に連結される。 ディスプレイ24は図64および図65に関して上述された如くケーブル814から吊下される。 図74に示された如くディスプレイ24は、固定ディスプレイ802の近傍で支持部800上に設置され得る。

    図75には本発明の別実施例が示される。 この実施例においてディスプレイ24は、図74に関して記述された如くU形状支持部810に連結される。 ケーブル814は、コネクタ820により天井818から吊下されたスプール816に対して引込可能および延伸可能である。 コネクタ820はスプール816が枢動もしくは回転するのを許容することで、部屋内の種々の箇所におけるディスプレイ24の位置決めを促進する。 スプール816は習用の自己引込ケーブル・スプール(self-retracting cable spool)とされ得るか、または、ケーブル814を自動的に延伸させかつ引込むべくモータ駆動され得る。 到達されるべきディスプレイ24に対してケーブル814がスプール816内に過剰に引込まれるのを防止すべく、該ケーブル814には停止部822が連結される。 ケーブル814は、(図75において点線で示された如く)支持部もしくはテーブル824上に、または、部屋内の他の任意の箇所にディスプレイ24を位置決めすべく延伸され得る。

    図76には、本発明の別実施例が示される。 この実施例は、H形状支持部834に取付けられたアームアセンブリ830によりディスプレイ24が支持されること以外、図75のそれと同様である。 支持部834は、軌道831、833および可動部材835を含む。 軌道831、833は夫々、可動部材835の端部を受容するチャネル837、839を画成する。 故に可動部材835は、矢印841の方向において前後に摺動もしくは移動し得る。 可動部材835はアームアセンブリ830を支持するが、該アセンブリは例示的に、矢印832の方向におけるディスプレイ24の位置の調節を許容する複数の嵌合部材843、845、847、849を含む。 嵌合部材843は、可動部材835に形成されたチャネル851により受容される。 故にアームアセンブリ830は、矢印853の方向において前後に移動可能である。 嵌合部材849は、上述の様式でディスプレイ24の位置の調節を許容する支持部810に連結される。 故にアームアセンブリ830およびディスプレイ24は、ベッド838上で複数の異なる配向へと移動され得る。

    図77乃至図79には、アームアセンブリ830の代替実施例が示される。 図77に最も良く示される如くアームアセンブリ830Aは概略的に、部屋の天井に取付けるための取付けアセンブリ853と、取付けアセンブリ853に連結された第1アーム855と、第1アーム855に連結された第2アーム857と、第2アーム857に連結された第3アーム859と、第3アーム859に連結されたディスプレイ支持体861とを含む。 以下に記述される如くアームアセンブリ830Aの種々の構成要素は相互に対して可動的に接続されることで、ベッド838の上方でディスプレイ支持体861に取付けられた(不図示の)ディスプレイ24の位置の調節を許容する。

    次に図78を参照すると取付けアセンブリ853は、部屋の天井に取付けられたプレート863と、該プレート863に連結されたハウジング865と、軸心869の回りにおける回転のために環状溝内でハウジング865に連結されたリング867とを含む。 示された如く、リング867には第1アーム855が取付けられる。 ハウジング865は更に、該ハウジング865上でのリング867の回転運動を促進すべく中央ボア871および内部軸受873を含む。 中央ボア871を貫通してコネクタ877からスリップ・リング879まで、(1本が示される)ワイヤ875がルーティングされる。 1本のワイヤ875のみが示されるが、本明細書中に記述された様式で複数のワイヤがルーティングされ得ることを理解すべきである。 ワイヤ875は更に、スリップ・リング879から一対のコネクタ881へと且つ第1アーム855を貫通してルーティングされる。

    図79に示された如く第1アーム855は更に、スリップ・リング883と、第2アーム857のステム885を受容する内部開口とを含むことで、矢印887により示された如く第2アーム857の回転を許容する。 第2アーム857はまた、一端にてステム885に枢動連結された本体889であって他端にては連結器889Aに枢動連結された本体889も含む。 故に本体889は、矢印891により示された如くステム885に対して枢動され得る。 本体889内には、固定用気体スプリング(locking gas spring)893が配設され且つ該スプリングはディスプレイ24の揚動を支援すべくステム885と連結器889Aとの間に接続される。 本体889と固定用気体スプリング893との間には、平衡錘アーム895が接続される。 図79においてはまた矢印897により示された如く、連結器889Aは本体889に対する接続部の回りにて枢動可能である。

    第3アーム859は、矢印901により示された如く連結器899(および第3アーム859)の回転を許容すべく連結器889Aに可動的に接続された連結器899を含む。 第3アーム859は更に、矢印907により示された如くディスプレイ支持体861の回転を許容すべく一端にては連結器899に接続されたL形状体903であって他端にてはディスプレイ支持体861の本体905に接続されたL形状体903を含む。 ディスプレイ支持体861は、ハンドル909と、本体905に連結されたアーム911とを含む。 アーム911は、ディスプレイ24を受容する取付けプレート913を支持する。 示された如くワイヤ875は、アームアセンブリ830Aの種々の構成要素を通り且つ取付けプレート913における開口915を通り、コネクタ917へとルーティングされる。 ディスプレイ24は、コネクタ917に対して電気的に接続される。 故にアームアセンブリ830Aは、ベッド838の上方における種々の箇所および配向にてディスプレイ24の位置決めを許容する。

    図80乃至図83に示された別実施例においてディスプレイ24は、上述の様式でU形状支持部810上に取付けられる。 U形状支持部810は、ローラ856に接続されたアームアセンブリ854に連結される。 ローラ856は、部屋の天井に取付けられたU形状軌道850に沿い移動すべく構成される。 ローラ856は、軌道850の回りにおけるディスプレイ24の位置を案内する。 図81乃至図83は、本発明の他の実施例に従う、ベッド838に対する軌道860、862、864および866の異なる配向を示している。 軌道850、864および866はまた、ディスプレイ24の代わりにアームアセンブリ854に連結された吊り包帯またはハーネスなどの患者支持デバイスを支持するためにも用いられ得ることを理解すべきである。 故に患者は、自身がベッド838の回りを歩行するときにアームアセンブリ854および軌道により支援され得る。

    図84乃至図86は、本発明の別実施例に係るコンピュータ式三方位置回転テーブル(three-position computer turntable)を示している。 回転テーブル872上には、(不図示の)コンピュータおよびディスプレイ・モニタ870が取付けられる。 回転テーブル872の位置は、手動でまたは(不図示の)モータにより制御される。 図86は、モニタ870の配向に依存して該モニタ870が廊下874ならびに第1および第2部屋876、878にて視認されるべく位置され得ることを示している。 モニタ870は、部屋876、878における窓880、882を介して夫々視認可能である。 廊下874および部屋876、878には夫々、別個のキーボードまたは他のデータ入力デバイス884、886および888が配置される。

    図85に最も良く示される如く、回転テーブル872に対する手動駆動機890はディスク921およびシャフト923に回転可能に接続されたハンドル919を含み得る。 シャフト923は、テーブルもしくは棚部925に対して回転可能に接続される。 駆動機890は更に、シャフト923の回りに延在するベルト892と、テーブル872に連結されたシャフト894とを含む。 シャフト894は、ディスプレイ支持体927に対して接続される。 故に、ハンドル919を用いてディスク921を回転すると、ベルト892およびシャフト894が回転することで、ディスプレイ支持体927およびディスプレイ・モニタ870が回転される。 図86に示された如く、廊下874および部屋876、878の各々には、別体の手動駆動機890が配備され得る。 故にモニタ870は、視認のために所望位置へと回転され得る。

    図87乃至図89には、本発明の別実施例が示される。 この実施例においては、電子LCD窓904の近傍に配置された回転可能支持アーム902に対して二重画面ディスプレイ900が連結される。 格納式スツール906は延伸位置から、図87および図88において点線で示された引込位置へと移動可能である。 ディスプレイ900もまた、部屋908における使用のために図87および図88に示された第1位置と、図87および図88に点線で示された第2位置との間で枢動可能であることから、ディスプレイ900はユーザ912により廊下910から視認され得る。 各図から明らかとなる如く、引込位置から延伸位置へのスツール906の移動は(ベルトとして示された)リンク機構929により、第2位置から第1位置へのディスプレイ900の移動へと変換される。 故に、部屋908内のユーザがディスプレイ900の視認を望みユーザ用入力デバイス931を用いるとき、ユーザはスツール906を上記延伸位置へと移動し得る。 廊下910には、別体のキーボードもしくは入力デバイス914が配置される。

    図90および図91には本発明の別実施例が示される。 この実施例において回転可能な回転ラック920は、部屋924、部屋926および廊下928におけるアクセスのためにコンピュータ/モニタ922を支持すべく構成される。 回転ラック(carousel)920は、手動で移動されまたは(不図示の)モータにより移動され得る。 回転ラック920は、シャフト933上に支持された該シャフトの回りで回転すべく構成される。 図91に示された如く、サプライ用容器930もまた回転ラック920と共に回転可能である。

    図92乃至図94は本発明の別実施例を示しており、ディスプレイ950はサイドレール956に取付けられた可動支持部952に連結される。 ディスプレイ950は、上記で論じられたディスプレイ24の機能を達成する。 ディスプレイ950は支持部952から図93の矢印958の方向において外方へと枢動可能である。 示された如く支持部952は、継手962により支持部952に固着されたアーム960を含む。 故にアーム960(およびディスプレイ950)は、矢印953の方向においてサイドレール956に沿い移動し得ると共に、第1および第2軸心964および966の回りで枢動し得る。

    図95乃至図99には、本発明の別実施例が示される。 この実施例においてディスプレイ970は、リンク機構972によりサイドレール956に連結される。 図96に最も良く示される如くリンク機構972は、ピン937にて可動支持部952Aに枢動連結され且つピン939にてディスプレイ970に枢動連結された一対のアーム935を含む。 故にディスプレイ970は、矢印941により表される如くサイドレール956に対して垂直に移動可能である。 付加的に、ピン937はピン943にて可動支持部952Aに枢動連結されたハウジング937A内に取付けられ、且つ、ピン939はピン945Aにてディスプレイ970に枢動連結されたブラケット945に対して取付けられる。 故に、リンク機構972は矢印947の方向にも枢動され得ると共に、ディスプレイ970は矢印949の方向にも枢動され得る。 ディスプレイ970はまた、矢印971の方向においてサイドレール956に沿っても移動され得る。 図95および図98は、延伸位置におけるディスプレイ970を示している。 図99は、可動支持部952A内の引込位置におけるディスプレイ970を示している。 可動支持部952Aの構成要素として、スピーカ974も示される。

    図100乃至図102には、本発明の別実施例が示される。 この実施例においてディスプレイ1000は、支持部1006によりベッド1004の足板1002に連結される。 支持部1006は図100に示された第1位置から図102に示された患者用視認のための垂直位置へと、矢印1007により示された如く上方に枢動可能である。 ディスプレイ1000が図100に示された位置から図102に示された位置へと移動されるとき、(不図示の)コンピュータ12内のソフトウェアはディスプレイ1000上の画像を反転することから、患者により読み取られ得る。 支持部1006は図101に示された如き複数の中間位置の任意の位置へも移動可能であることから、看護人による視認且つ/又はデータ入力が促進される。 支持部1006は、該支持部1006を足板1002に対する所望位置に保持するデテントもしくは他のクラッチ機構などの固定機構を含む適切な留め具により、足板1002に連結される。

    図103乃至図108には、本発明の別実施例が示される。 この実施例においてベッド上テーブル1009は、基部支持部1012に連結された摺動テーブル頂部1010を含む。 支持部1012は、基部1016により支持された高さ調節可能台座1014に対して連結される。 テーブル頂部1010は両頭矢印1018の方向において前後に移動することで、基部支持部1012の凹所1022内に配置されたディスプレイ1020を露出し得る。 図104に示された如くディスプレイ1020は、矢印1026の方向において凹所1022に出入り移動し得る格納式アームアセンブリ1024により支持される。 図105乃至図108に示された如く、アームアセンブリ1024に対しては別のアーム1028が回転可能に連結される。 ディスプレイ1020はアーム・セグメント1030および連結器1032によりアーム1028に連結されることから、ディスプレイ1020は図105乃至図108に示された複数の異なる位置へと移動され得る。 より詳細にはアーム1028は軸心951の回りで回動可能であり、アーム・セグメント1030は軸心953の回りで回動可能であり、且つ、連結器1032は軸心955の回りで回動可能である。

    図109乃至図111には、本発明の別実施例が示される。 ベッド上テーブル1011のこの実施例においてディスプレイ1020は格納式ケーブル1040に連結されることから、ディスプレイ1020は格納位置から図109乃至図111に示された種々の異なる位置へと移動され得る。 図110および図111に示された如くディスプレイ1020の背部に対しては折畳み式支持部957が接続され、視認のためにたとえばベッド上テーブル1011上の傾斜位置にディスプレイ1020を支持し得る。

    図112および図113には本発明の別実施例が示され、ベッド上テーブル1050はベッド1052に係留して示される。 ベッド上テーブル1050の基部1054はコネクタ1056を含むが、該コネクタは、ベッド基部フレーム1060の下方でベッド1052に取付けられたコネクタ1058(図113)と協働することで、ベッド上テーブル1050内のディスプレイ1062に対して電力を供給し且つ/又は該ディスプレイに対して他の電気信号をルーティングする。 別実施例においてはベッド上テーブル1050に対して(不図示の)格納式コードが連結され、ベッド1052からディスプレイ1062に対して電力を供給する。

    図114および図115に示された別実施例においてベッド上テーブル1070は、基部1074上に複数の太陽電池1072を含む。 太陽電池1072は、テーブル1070上の無線キーボード1073もしくは(不図示の)モニタを給電すべく用いられる。 (不図示の)バッテリは、細流充電を用いて太陽電池1072により充電され得る。 夜間において、ベッド1078Bのフレーム1078Aに取付けられたライト1078(図115)は、太陽電池1072に対して光を提供すべく使用され得る。

    図116Aおよび図116Bには、ベッド上テーブルにおけるコンピュータの別実施例が示される。 この実施例においてベッド上テーブル959は、基部965により支持された高さ調節可能支持部963に取付けられた頂部961を含む。 頂部961に対しては、リンク機構967が接続される。 リンク機構967は、第1アーム969、第2アーム971およびブラケット973を含む。 第1アーム969は、一端にて頂部961に可動的に接続され且つ他端にて第2アーム971に可動的に接続される。 第2アーム971は、ブラケット973に取付けられたディスプレイ1070が水平位置から垂直位置へと回動され得る如く、ブラケット973に接続される。 リンク機構967を操作することで、患者はディスプレイ1070を個人的視認に対して位置決めし得る。

    図117には、ベッド上テーブルにおけるコンピュータの別実施例が示される。 ベッド上テーブル1013のこの実施例においてディスプレイ1072は、トレイ1074内において折畳まれた格納位置から、展開された視認位置まで可動的である。 一実施例においてトレイ1074は、格納のために矢印1075の方向においてテーブル頂部1076の下方へと枢動可能である。 別実施例においてトレイ1074は矢印1077の方向にて、格納位置と使用位置との間で摺動する。 本明細書中に記述された処を含めてベッド上テーブルの付加的な詳細は、その開示内容は言及したことにより明示的に本明細書中に援用されると共に本出願と同時に出願されて“患者支持部と共に用いられるベッド上テーブル(OVERBED TABLE FOR USE WITH A PATIENT SUPPORT)”と称され且つ本出願人により所有された特許出願中に開示される。

    図118は、スクリーンもしくはデジタイザ上に画像を投影する投影器アセンブリ1100を含む本発明の別実施例を示している。 投影器アセンブリ1100は概略的に、投影器1102と、該投影器1102を支持するU形状ブラケット1106に接続された第1モータ1104と、ブラケット1106とアセンブリ1100を天井に取付ける取付けプレート1108との間に接続された第2モータ1107とを含む。 第1モータ1104は軸心1110の回りにおける投影器1102の回転を許容し、且つ、第2モータ1107は軸心1112の回りにおける投影器1102の回転を許容する。 投影器1102は更に、以下において更に記述される如くスクリーンの移動を追尾する一対のIR受信器1114と、オートフォーカス・レンズなどのレンズ1116とを含む。 図118に示された如く投影器1102は、該投影器1102の位置と投影画像の内容とを制御するCPU1118に接続される。 投影器アセンブリ1110はまた、プラスチックもしくは他の適切な材料で作成された透明保護ドーム1120も含む。

    図118には、部屋1122内に種々の箇所に取付けられたディスプレイもしくはスクリーン1124、1128も示される。 尚、ベッド上、薬剤カート上、壁部上などの付加的箇所に付加的なスクリーンが取付けられ得ることを理解すべきである。 特にスクリーン1124は、たとえば部屋1122の家族領域に配置されたテーブル1126に取付けられる。 スクリーン1128は、本明細書中に記述された複数のベッド上テーブルの任意のものなどのベッド上テーブル1130上に取付けられると共に、一対のIR送信器1132を含む。 代替的に、一個以上の送信器1132が使用され得る。 図118は、壁部1136上に投影された画像1134も示している。 スクリーン1124、1128は、半透明レンズと、該レンズ上に取付けられたタッチ画面とを含む。 故に投影器1102は、スクリーン1124、1128の前方から画像が視認可能である如く、スクリーン1124、1128の後面上に画像を投影し得る。 故にユーザは、スクリーン1124、1128上への画像の投影を阻害もしくは干渉しない。 尚、CPU1118は、その他の場合には投影表面として十分でないこともある傾斜表面上への画像の投影を許容する角度補償ソフトウェアを含むことを理解すべきである。 ユーザはそのときに、スクリーン1124、1128のタッチ画面表面上に表示された領域もしくはアイコンを起動し得る。 斯かる起動によりシステムはスクリーン1124、1128からCPU1118に信号を送信すると共に、異なる画像、または、上述の様式によるシステムの他の動作に帰着し得る。

    投影器1102は自動的に、移動可能なベッド上テーブル1130に取付けられたスクリーン1128の箇所を追尾し得る。 送信器1132は、投影器1102の受信器1114に信号を提供する。 CPU1118の追尾ソフトウェアによれば該CPU1118は、ベッド上テーブル1130が動いている間、スクリーン1128の移動を検出すると共にモータ1104、1107を作動させることで投影器1102の位置を調節し、上記移動を補償すると共にスクリーン1128上に単一もしくは一連の画像を連続的に投影し得る。 上述の動作追尾機能は、スクリーン1128が図118に示された如き使用位置へと上昇されたときに起動され得る。 別実施例においては、スクリーン1128が(不図示の)電力スィッチを介して給電されたときに、CPU1118に対しては上記動作追尾機能を起動するとの信号通知が行われる。

    投影器1102はまた、壁部1136上へと投影された画像1134により表される如く大画面テレビを提供するためにも使用され得る。 勿論、画像1134は部屋1122内で利用可能なカーテンまたは他の容認可能な表面上にも表示され得る。 非常に大寸のフォーマットで画像1134を提供することで看護人は、容易な視認のためにカルテもしくは他の情報集約資料の表示を選択し得る。

    図119を参照すると本発明の別実施例に係るベッド上テーブル1200は、基部1212と、第1および第2テーブル区画1216、1218を支持する嵌合式支持コラム(telescoping support column)1214とを含む。 以下の記述において第1テーブル区画1216は上側テーブルとも称され得ると共に、第2テーブル区画1218は脚部トレイとも参照され得る。 第1および第2テーブル区画1216、1218は、支持コラム1214の上端部にて垂直離間して取付けられる。 例示的に第1テーブル区画1216は第2テーブル区画1218の上方に離間関係で位置されることで、それらの間に垂直空間もしくは開放領域を画成する。

    図120に示された格納位置において第2テーブル区画1218は、第1テーブル区画1216の下方に位置される。 図121および図122に示された使用位置において第2テーブル区画1218は、第1テーブル区画1216の下方から少なくとも部分的に外方に移動される。

    第2テーブル区画1218は例示的に一対のハンドル1292および1294を含むことで、(不図示の)枢動ポストの回りにおける第2テーブル区画1218の枢動運動を促進する。 ハンドル1292、1294は、第2テーブル区画1218が図120に示された格納位置に在るときに第1テーブル区画1216の各側縁部1298、1299の下方から夫々外方に延在すべく構成される。

    テーブル1200は更に、第1および第2テーブル区画1216、1218の間の開放領域内においてこれらの第1および第2テーブル区画1216、1218の両者に対して垂直に離間された関係で支持された支持アーム1304を含む。 アーム1304は、枢動ポスト1306(図120)の回りにおいてほぼ水平な平面内において枢動運動すべく支持される。 アーム1304は、格納位置(図119および図120)と使用位置(図122)との間において枢動ポスト1306の回りで枢動的に移動する。

    アーム1304は例示的に、実質的なU形状部分1316および接続部分1318を含む。 U形状部分1316は一対のハンドル1320、1322を支持することで、患者によるアーム1304の枢動運動を促進する。 ハンドル1320、1322は、第1テーブル区画1216の各側縁部の下方から外方に延在すべく構成される。 ディスプレイ画面もしくはデバイス1324は連結器1326を介し、アーム1304のU形状部分1316により支持される。

    図123を参照すると連結器1326は、ほぼ水平な第1枢動軸心1330の回りで枢動運動すべく支持された第1本体部分1328を含む。 アーム1304のU形状部分1316に対しては、第1ピン1332が第1本体部分1328を連結する。 第1枢動軸心1330に対してほぼ直交して配設された第2枢動軸心1336の回りで枢動運動すべく、第1本体部分1328により第2本体部分1334が支持される。 第1本体部分1328に対しては第2ピン1338が第2本体部分1334を連結する。 一方、ディスプレイ・デバイス1324は第2本体部分1334に固定される。

    ディスプレイ・デバイス1324は第1および第2側部1342、1344を含み、第1側部1342は視認可能表面1346を支持すると共にベッドのヘッド端部に臨むべく構成される。 ディスプレイ・デバイス1324は例示的に習用のコンピュータ・モニタから成り、視認可能表面1346は電子ディスプレイから成る。 ディスプレイ・デバイス1324の第2側部1344により、習用のミラー1352が支持され得る(図120)。 理解され得る如く、ユーザは第2ピン1338の回りで第2本体部分1334を動かしてディスプレイ・デバイス1324を第2枢動軸心1336の回りで回動させるだけで電子ディスプレイおよびミラー1352を択一的に使用し得る。 図示実施例においてディスプレイ・デバイス1324の視認可能表面1346は、限定的なものとしてで無く、テレビ画面、または、図118のスクリーン1124、1128などの投影用スクリーンなどの他の習用の画面により画成され得る。 もし視認可能表面1346が投影用スクリーンであれば、画像は図118に関して上述された様式で遠隔箇所から視認可能表面1346上へと投影され得る。

    (不図示の)プロセッサはテーブル1200により支持されると共に、(不図示の)有線もしくは無線の送信器および受信器を含み得る習用の送信手段を介してディスプレイ・デバイス1324と通信する。 支持コラム1214に対してはバッテリ1356(図119)の形態の電源もまた固着され、上記プロセッサおよびディスプレイ・デバイス1324に電力を提供し得る。

    ディスプレイ・デバイス1324により例示的に、ビデオもしくはデジタル・スチル画像カメラなどのカメラ1360が支持される。 カメラ1360は、上記プロセッサと通信すると共に、バッテリ1356により給電され得る。 ひとつの好適実施例においてカメラ1360は画像を上記プロセッサに提供し、それは次に視認可能表面1346へと送信される。 故に、視認可能表面1346、上記プロセッサおよびカメラ1360は、電子的ミラーを画成する。 換言すると、カメラ1360に臨む患者は、視認可能表面1346上に電子的に生成された自身の画像を視認する。

    図124には、ベッド上テーブル1410の別実施例が示される。 テーブル1410は、第1テーブル区画1412を支持するフレーム1415を含む。 格納トレイ1414は第1テーブル区画1412の下方に垂直離間関係で支持されると共に、テーブル区画1412の長手軸心1415に概略的に直交する方向においてほぼ水平平面内で移動すべく構成される。 ディスプレイ・デバイス1324は第1および第2の離間アーム1416および1418に連結されるが、これらのアームはディスプレイ・デバイス1324に対し、該ディスプレイ・デバイス1324が格納トレイ1414から上方に延在するという開成もしくは使用位置から、第1テーブル区画1412により画成された水平平面の下方にてディスプレイ・デバイス1324が格納トレイ1414内に受容されるという閉成もしくは格納位置までの枢動運動を提供する。 図124に示された如く、アーム1416、1418の第1端部1420、1422は格納トレイ1414の長手方向延在側壁1424、1426に夫々枢動接続される一方、アーム1416、1418の対向第2端部1428、1430はディスプレイ・デバイス1324の上部に枢動接続される。 アーム1416、1418の第1端部1420、1422は、側壁1424、1426内に延在するチャネル1432内に摺動可能に受容されることで、格納トレイ1414内へのディスプレイ・デバイス1324の折畳みを促進し得る。

    作動時にディスプレイ・デバイス1324は、該ディスプレイ・デバイス1324が側壁1424、1426間にネストされる如く、アーム1420、1422を格納トレイ1414内へと下方に折畳むことで開成位置および閉成位置の間で移動され得る。 そのときに格納トレイ1414は第1テーブル区画1412に向かう方向において格納位置へと摺動可能に移動可能であり、該格納位置において格納トレイ1414は第1テーブル区画1412の下方に垂直離間関係で配置される。

    次に図125乃至図128を参照すると、薬剤の指示および供与のために本発明により促進される種々のプロセスがフローチャート形態で示される。 図125には薬剤を指示するプロセスが示され、ブロック1500により示された如く医師は一定形態の連絡で看護師に対して指示を提供する。 次に看護師は、上述の種々の入力デバイスのひとつまたはブロック1502に列挙された他の手段を用いるなどして、上記指示を本発明に係るシステムに入力する。 代替的に医師は、ブロック1504に示された如くして上記指示を上記システムに入力しても良い。 上記端末もしくは看護箇所用コンピュータ・システムは次に、指示を入力した医師もしくは看護師のいずれかに対し、入力された指示に関する情報を提供する。 ブロック1506にて示された如く、上記指示は表示されまたは可聴式に反復され得ると共に、病院ネットワークに対するアクセス時には上記指示および/または患者に関する付加的情報が提供され得る。 もし上記指示を看護師が入力したなら、次に(ブロック1508にて)看護師はブロック1506にて表示された情報を医師に対し、直接的に、または、本明細書中に記述された如く医師にメッセージを送信することで伝達する。 ブロック1510にて医師に対しては、入力された指示を確認する選択肢が提供される。 もし医師が上記指示を確認したなら上記看護箇所システムは、ブロック1512により示された如く、指示情報を薬局に送信し、その指示が送信されたというメッセージを表示し、且つ、その処理全体を終了する。 もし医師が上記指示を確認しなければブロック1514により示された如く上記システムは、上記指示を修正することを医師に催促し、且つ、医師を特定する情報ならびに修正に対するタイムスタンプを修正済指示情報に関連付ける。 もし指示が修正されて確認されたなら、それは上述の様式で薬局へと送信され得る。

    図126に示された如く上記指示は次に、優先順位指示に対する可聴式表示と共に薬局(もしくは他の遂行センター[fulfillment center])にて受信される(ブロック1516)。 ブロック1518にて薬剤師は上記指示を、患者に対して指示された他の薬剤と、患者の健康情報と、患者および/または指示された薬剤に関する他の形式の情報とに対して照合(crosscheck)することで、その薬剤が患者に対して適切であることを確実とする。 ブロック1520にて薬剤師は、上記指示を検認するか、その指示を検認しない。 もし薬剤師が指示を検認しなければ、薬局は一定の通信手段を介し、薬剤師が特定した一切の問題を解決することを看護師および/または医師に喚起する。 もし薬剤師が指示を検認したなら、ブロック1524により示された如く種々の行為の内の任意のひとつ以上が行われる。 たとえば薬剤師は病院ネットワークに接続されたコンピュータを有し得ることから、薬剤師が指示を検認したときにネットワークは自動的に、患者の薬剤投与記録(MAR)を更新し且つ薬剤指示が検認されたことを看護師に喚起する。 薬剤師は、(看護箇所システムに対する送信のために、薬剤を記述する情報をスキャンまたは入力し乍ら)薬剤容器を手動で充填し、且つ、それを看護師に対して搬送するか、または、本明細書中に記述された任意の施錠済薬剤ボックスなどを解除すべく病院通信ネットワークを介して“解除”機能を起動し得る。 ブロック1526にて薬局は、(本明細書中に記述されたものを含む種々の通信手段の任意のものを介して)薬剤の供給の時刻および方法を看護師もしくは医師に喚起する。 ブロック1528は、看護人に対する(施錠済薬剤ボックスまたは解除された薬剤容器のいずれかにおける)薬剤の実際の供給を表している。

    次に図127を参照すると、看護師による指示薬剤の供給を手配するひとつの方法が示される。 図示された手順に依れば(ブロック1530において)個人位置決定/追尾システムは、薬剤を必要とする患者の部屋に看護師が進入した時点を識別し得る。 この識別は、本明細書中で詳細に記述されると共に、その開示内容は言及したことにより明示的に本明細書中に援用される米国特許第6,344,794号に更に記述される。 ブロック1532にて薬局は上記システムに対し、薬剤の時刻および供給方法を提供し得る。 ブロック1534にて上記システムは、患者の部屋で看護師が検出されたときに表示されるメッセージを看護師に対して送付することで、看護師の必須作業リスト(to-do list)を更新し得る。 ブロック1536にて示された如く上記メッセージは、指示対象薬剤に関する情報の供給を含み得る。 ブロック1538にて看護師は、上記薬剤を取り上げ、自身の必須作業リスト上の関連エントリをクリアする。 ブロック1540により示された如く上記看護師は検認された薬剤を、電子制御される薬剤ボックスもしくはキャビネットから取り出しても良い。 最後にブロック1542にて看護師は、上記薬剤を患者に対して供与する。 薬剤を供与する上記プロセスは、以下において図128に関して相当詳細に記述される。

    図128のプロセスは幾つかの点で図3Bのプロセスに類似する。 このプロセスに依れば、看護師が指示対象薬剤を患者の部屋へと持ち込み得るか(ブロック1544)、薬剤は施錠済薬剤ボックス内で供給され得るか(ブロック1558)、または、薬剤は解除済薬剤ボックス内で供給され得る(ブロック1562)。 ブロック1546にて上記システムは、本明細書中に記述された種々の検知および/または識別技術の任意のものに従い、患者を識別する。 看護箇所コンピュータのディスプレイは、看護師による視認のために患者の氏名の表示と共に患者の画像を生成する。 故に看護師は、付き添いを行う患者が実際に、病院メイン・データベースに維持された患者であることを確認し得る。 もし正しい患者が識別されたなら(ブロック1550)、ブロック1552により表される如く看護師ID情報が上記システムに入力される。 もし正しい患者が識別されなければ、患者を識別する上記段階は反復される。

    上記システムは、本明細書中に記述された任意の技術を用いて看護師を識別し得る。 代替的に看護師は、看護箇所コンピュータに対して手動でIDおよびパスワード情報を入力し得る。 ブロック1554により表される如くコンピュータ・ディスプレイは、看護師の氏名と共に看護師の画像を生成する。 もし看護師が薬剤の供与に対して授権されたなら、上記プロセスは段階1560へと進展する。 もしそうでければ、新たな看護師ID情報が必要とされる。

    ブロック1560にて上記システムは、上記部屋に供給された薬剤バンクもしくはボックスが正しいボックスであるか否かを決定する。 換言すると上記システムは、看護師に対する指示をチェックすることで、ブロック1558にて検出、スキャンもしくは検知されたボックス内に収納された種類の薬剤を供与することが看護師に対して予定されているか否かを決定する。 もし正しいボックスおよび看護師が識別されたなら上記システムは、上記ボックスから個々の薬剤が取り出されたときに本明細書中に記述された原理に従いその薬剤を識別する入力を受信する(ブロック1564)。 同様に、解除済薬剤容器から取り出された個々の薬剤に関する情報は、上記システムに入力されまたは該システムにより受信される。 ブロック1568にて表される如く個々の薬剤が識別された後で上記システムは、患者の薬剤記録に関する情報と共に、その薬剤の物理的外観の画像を看護箇所コンピュータ用ディスプレイ上に生成する。 もし正しい薬剤が表示されたなら、看護師は薬剤を患者に供与すると共に、薬剤が投与されたことを表す情報を上記システムに入力し得る(ブロック1570)。 ブロック1572にて医師は、薬剤が供与された時点を自動的に知らされ得る(たとえば、メッセージが医師に対して送信され得る)。 ブロック1574により表される如く、薬剤パッケージは再びスキャンもしくは別様に検知されることで、該薬剤が供与されたことを表し得るか、または、看護師はキーボードもしくはタッチ画面などの入力デバイスにより供与情報を手動で入力し得る。 薬剤が供与された後、ブロック1576により表される如く患者は課金される。

    付加的に、ブロック1578により表される如く、看護師は看護箇所コンピュータ用ディスプレイにより、患者が薬剤を飲み下したか否かを入力することを催促され得る。 もし患者が上記薬剤を飲み下したなら、ブロック1580にてその薬剤は患者のカルテに追加記入される。 もしそうでければ、ブロック1582により表される如く上記薬剤は患者のカルテに追加記入されない。

    図129乃至図143には、本発明の別実施例が示される。 図129に最も良く示される如くシステム2000は概略的に、中央サーバ2002、ネットワーク2004、および、複数のクライアント・デバイス2006を含む。 サーバ2002は、プロセッサ2008、メモリ2009、および、壁掛けフラットスクリーン・ディスプレイなどのモニタ2010を含む。 サーバ2002は、以下に記述される機能を実施するに十分な処理、メモリおよび他の特性を有する標準的PCもしくはワークステーション上にて実現され得る。 サーバ2002はイーサネット互換とされ得ると共に、メモリ2009は最小で512メガバイトのメモリ空間を含み得る。 サーバ2002は、各クライアント・デバイス2006に接続された複数の送受信機2013に対して信号を送受信すべくネットワーク2004と通信する送受信機2012に接続される。 サーバ2002は更に、(概略的に番号2003で参照される)種々の保健看護データ・システム、本明細書中に開示され且つ米国特許第6,344,794号に更に記述された形式の位置決定/追尾システム2005、および、以下で更に記述される(概略的に番号2007で参照される)他の病院インフラストラクチャの内の任意のものに接続される。

    ネットワーク2004は、無線ネットワークとして示される。 但し、ネットワーク2004を有線ネットワークとして、または、有線および/または無線ネットワークの任意の組み合わせとして実現することは発明の有効範囲内である。 送受信機2012および送受信機2013は、選択されたネットワーク2004の実施方式と互換性のある任意の形式の送受信機を含み得る。

    クライアント・デバイス2006は、本明細書中に記述された種々の看護箇所用コンピュータ・システム/ディスプレイの任意のものを含め、種々の異なる形式のコンピュータ・コンソールを含み得る。 図130および図131に示された一実施例において、クライアント・デバイス2006はベッド上テーブル・アセンブリ2016に連結されたモニタ2014を含む。 尚、本発明の原理は、椅子、車椅子、歩行器、IVスタンド、頭壁(headwall)、天井または他の家具および構造的特徴などの様に保健看護環境で一般的に見られる他の対象物に連結されたクライアント・デバイス2006に対しても等しく適用可能であることを理解すべきである。 付加的にクライアント・デバイス2006は、スタンドアロン・コンポーネントとされ得るか、または、本明細書中に記述された以外の箇所(たとえば頭板、足板、サイドレールなど)にてベッド2020に連結され得る。

    図130を参照するとテーブル・アセンブリ2016は、ベッド2020上の(不図示の)受容部に対する電気接続を提供する取付けポール2018を含む。 ポール2018は、それらの開示内容は言及したことにより明示的に本明細書中に援用される米国仮特許出願第60/333,387号および第60/314,483号に開示された原理に従い構成され得る。 この様にして、ポール2018の内部への(不図示の)配線は、無線データ転送ネットワークが採用される場合にはクライアント・デバイス2006に対して電力を提供し得るか、または、有線ネットワークが採用される場合にはクライアント・デバイス2006に対する給電およびデータ転送促進の両方を提供し得る。 ポール2018はベッド2020に対して垂直に調節可能であると共に、ポール2018の長手軸心の回りで枢動可能である。 ポール2018の一端は、ポール2018の長手軸心の回りにおけるテーブル2022の回転を許容し得る、または、ベッド2020に対するテーブル2022の位置の他の形態の調節を許容し得る(不図示の)ブラケットによりテーブル・アセンブリ2016のテーブル2022に接続される。

    テーブル2022は、作業表面2026および凹所領域2028を画成する外側縁部2024を含む。 外側縁部2024は、作業表面2026の周縁部の回りにおける隆起唇部を形成することで、物体が作業表面2026から落下するのを防止し得る。 作業表面2026は、任意の種々の耐久性材料により覆われもしくは斯かる材料で形成されることで、適切な執筆表面を提供し得る。 斯かる材料はまた、汚れ耐性または液体反撥性ともされ得る。

    次に図131を参照すると、凹所領域2028は側壁2030および底壁2032を含むと共に、モニタ2014が非作動位置に折畳まれたときに該モニタ2014を受容すべく寸法設定される。 凹所領域2028の深度は、モニタ2014が非作動位置に在るときにモニタ2014の後面が外側縁部2024の上側表面とほぼ面一となる如きとされ得る。 側壁2030は、湾曲部分2033を配備することなどにより、非作動位置に在るときにモニタ2014に対するアクセスを許容すべく形成され得る。 モニタ2014が非作動位置に在るときにユーザは、湾曲部分2033において凹所領域2028内へと手を入れることでモニタ2014の縁部に到達し、モニタ2014を作動位置に上昇させ得る。

    図示実施例において凹所領域2028の底壁2032には、ハンド・パッド2034が配置される。 ハンド・パッド2034は、クライアント・デバイス2006に対する入力デバイスとして機能する。 より詳細にはハンド・パッド2034は、底壁2032に取付けられた(不図示の)制御機構を含む。 該制御機構は、ローラボール、ロッカースィッチ(rocker switch)、ジョイスティックなどと類似の様式でモニタ2014を制御する(不図示の)プロセッサに電気的に接続されると共に、メンブレン2036により覆われる。 メンブレン2036は、上記制御機構を移動、揺動もしくは別様に起動し、公知の原理に従いモニタ2014上のカーソル2038の対応移動を引き起こすことをユーザに許容すべく十分に撓曲可能である。 ハンド・パッド2034の上記制御機構はまた、メンブレン2036の部分2042の下方に載置された選択ボタンも含む。 ユーザが部分2042を押下げると上記選択ボタンは起動されることで、上記制御機構は(不図示の)プロセッサに対して選択信号を送信する。 代替的に、部分2042に関連する選択ボタンは、ユーザの選択を表す電気的、光学的、磁気的または他の形式のスィッチもしくはデバイスとして実現され得る。 故にユーザはハンド・パッド2034を用い、モニタ2014上のカーソル2038を移動し且つモニタ2014上に表示された項目を選択することで、以下に更に記述される如くクライアント・デバイス2006の種々の機能を起動し得る。

    ハンド・パッド2034の上述の構成は、病気もしくは加齢により手先の器用さもしくは知能が限られたユーザが操作し易い入力デバイスを提供する上で特に適切であり得る。 メンブレン2036の周縁部全体は底壁2032に取付けらることで、テーブル2022の清掃を促進すると共に、メンブレン2036の下方に破片が集まることにより可能的に上記制御機構の作動が阻害されまたは患者の健康に対するリスク発生が防止され得る。

    尚、クライアント・デバイス2006と共に使用されるべく他の形式の入力デバイスが容易に適合され得ることを理解すべきである。 たとえば、習用のマウスもしくはキーボードが使用され得る。 付加的にモニタ2014は、タッチ画面技術を採用すると共に、圧力、キャパシタンス、抵抗、磁界、光学的干渉などに感応する入力領域を提供しても良い。 更に、本発明の他の実施例は、モニタ2014が非作動位置へと折畳まれたときに該モニタが外側縁部2024上に位置される如くテーブル2022の凹所領域2028を排除し得ることを理解すべきである。 更に、本明細書中に記述された(または本明細書中に援用された開示の一切における)種々のディスプレイおよび取付け形態の一切は、テーブル・アセンブリ2016と共に使用されるべく適合され得る。

    モニタ2014は概略的に、該モニタ2014のひとつの縁部に接続されたヒンジ2046を有するハウジング2044を含む。 ヒンジ2046は、上述された如き非作動位置と作動位置との間における枢動運動のためにモニタ2014を凹所領域側壁2030に接続する。 ハウジング2044は、クライアント・デバイス2006の動作を制御するプロセッサおよび(不図示の)他の制御電子装置を囲繞し得る。 代替的にハウジング2044は、プロセッサおよび制御電子装置に対する配線もしくは接続であって目立たずにテーブル・アセンブリ2016上の他の箇所に取付けられ得る配線もしくは接続を囲繞し得る。 ハウジング2044は更に、ユーザに対して情報を表示するLCD形式のカラー画面などの画面2048を含む。 モニタ2014はまた、看護人、患者などにより装着された又は装置、サプライ、ファイルなどに取付けられたバッジもしくはタグを検出する単一のセンサ2011(もしくは複数のセンサ2011)と、クライアント・デバイス2006に対するビデオ入力を提供するカメラ2015も含む。 斯かる実施例においてクライアント・デバイス2006は、位置決定/追尾システム2005を介し、センサ2011の範囲内に個々人が到来したときに個々人を検出して識別し得る。 更にクライアント・デバイス2006は、識別された個々人に対し、画面上メッセージを提供しても良い。 たとえばクライアント・デバイス2006を含む部屋に清掃スタッフの構成員が進入したなら、モニタ2014は画面2048上に、部屋清掃手順が完了したことを表す表示アイコンの起動を構成員に要求するメッセージを表示しても良い。 次にクライアント・デバイス2006はこの情報をサーバ2002にアップロードし、該サーバはその部屋の清掃状況を更新し得る。 代替的にクライアント・デバイス2006は、モニタ・センサ2011の範囲内に清掃状況の構成員が少なくとも所定時間(たとえば15分間)だけ留まったなら、部屋清掃手順は完了したと仮定する業務ロジックを採用し得る。 同様にモニタ2014は、該モニタ2014が非作動位置もしくは作動位置に在る時間を決定するための位置センサ2017(機械的、電気的、光学的、磁気的など)を含み得る。 代替的に位置センサ2017は、テーブル2022に取付けられ得る。

    システム2000のソフトウェア2050(図129)は、Microsoft Windows(登録商標)もしくはLinux(登録商標)などの習用のオペレーティング・システム、および、サーバ2002およびクライアント・デバイス2006により作動されるアプリケーション・ソフトウェアを含む。 ソフトウェア2050は、本明細書中に記述された他の機能に加え、サーバ2002と、クライアント・デバイス2006、保健看護データ・システム2003、位置決定/追尾システム2005および病院インフラストラクチャ2007との間の通信を促進し、ユーザからの入力を処理し、且つ、モニタ2014上に情報を提供する。 概略的にソフトウェア2050はサーバ2002上に格納されると共に、ソフトウェア2050の一部は、(標準的な小型軽量クライアント・アーキテクチャに依る)特定のクライアント・デバイス2006により必要とされたときにネットワーク2004を介して該クライアント・デバイス2006へとアップロードされる。 サーバ2006のメモリ2009内には、患者記録データ、装置保守データ、設備処理データ、課金情報データ、および、病室などの特定箇所、患者などの特定対象者、又は、箇所および対象者の両者と共に各クライアント・デバイス2006に関するデータ、並びに、本明細書中に記述される他のデータもまた格納される。

    ソフトウェア2050はクライアント・デバイス2006と共に機能することで、図132に示されたホーム画面2052を生成する。 ホーム画面2052は、日程アイコン(day-to-day icon)2054、メッセージ・センター・アイコン2056、医療情報アイコン2058および娯楽アイコン2060を含んで示される。 以下に記述される如く、これらのアイコンの任意のものを起動すると、ソフトウェア2050は種々の機能を開始して種々の画面を生成する。 これらの種々の動作(または、図133乃至図143に関して以下に記述される他の任意の動作)の間にソフトウェア2050は、モニタ2014が非作動位置に在ることをモニタ2014に関連する位置センサ2017が表したときに、モニタ2014を作動停止しまたは該モニタの動作を保留すべく構成され得る。 ユーザがモニタ2014を作動位置へと移動したとき、ソフトウェア2050は自動的にモニタ2014を起動もしくは有効化すると共に、モニタ2014が最後に非作動位置へと移動されたときに表示されていたのと同一の画面を生成する。

    医療情報アイコン2058に対してはソフトウェア2050の医療情報アプリケーションが関連付けられ、その場合に患者は症状もしくは人間の解剖学的構造の一部に関する情報を視認し得る。 アイコン2058の起動時にソフトウェア2050は、図133に示された画面2062を生成する。 画面2062は概略的に、ステータス・バー2063、画像領域2065および情報領域2067を含む。 ステータス・バー2063は、ホーム・ボタン2064、情報インディケータ2066および医療情報インディケータ2068を含むことで、現在においてユーザはソフトウェア2050により提供された医療情報アプリケーションを実行していることをユーザに対して表示する。 画像領域2065は、人体の画像2070、頭部ボタン2072、胸部ボタン2074、骨盤ボタン2076、手足ボタン2078、全身ボタン2080、小児ボタン2088、成人ボタン2090、女性ボタン2092および男性ボタン2094を含む。 情報領域2067は、トピックのリスト2069、検索ボタン2084および“更に”ボタン2086を含む。

    操作時にユーザは、画像部分が表示されている画面2048の一部にタッチすることで(図133に示された胸部領域などの)画像2070の一部を選択する。 本記述の残部に対し、モニタ2014の画面2048はタッチ感応性でありまたは別様にしてユーザにより起動され得るものとする。 故にハンド・パッド2034は、付加的な入力デバイスとして使用され得る。 ユーザが画像2070の一部にタッチしたときにソフトウェア2050は情報領域2067内で、人間の解剖学的構造の対応部分に関する症状および医学的主題などの種々のトピックのリスト2069を生成する。 代替的にユーザは、所望のリストを獲得すべくボタン2072、2074、2076、2078または2080のひとつを直接的に起動し得る。 リスト2069が、情報領域2067内に同時に表示され得るよりも多い項目を含む場合、ユーザは“更に”ボタン2086を起動することで付加的項目を視認し得る。 ユーザはハンド・パッド2034を用い、リスト2069における所望の症状または主題を強調表示すると共にリスト項目を起動することで、その症状もしくは主題を選択し得る。 また、ユーザが検索ボタン2084を起動したとき、ソフトウェア2050は選択された項目に関する付加的情報をサーバ2002からアクセスし、その付加的情報を情報領域2067内に表示する。 代替実施例においては(不図示の)医療辞書ボタンを起動することで、ユーザはサーバ2002に記憶された電子医療辞書データベースにアクセスし得る。 斯かる実施例においてユーザは、画面2062上に表示された適切なボタンを起動することで、上述の解剖学的情報検索と医療辞書との間を切換え得る。 ユーザは、ホーム・ボタン2064を起動することで、図132のホーム画面2052に戻り得る。 付加的にユーザは、小児ボタン2088、成人ボタン2090、女性ボタン2092および男性ボタン2094の所望のものを起動して所定形式の人間の解剖学的構造を選択すると共に、選択された解剖学的構造に固有の医療情報およびトピック選択肢を獲得し得る。 故にユーザは、上記アプリケーションを索行する間に種々の形式の解剖学的構造を切換え得る。

    一実施例に依れば、上記アプリケーションによりアクセスされた医療データはサーバ2002上にてツリーデータ構造で編成されたデータベースに記憶される。 上記ツリー構造のツリー上の各リーフ(leaf)は、上記データベースにおけるポインタのリストに対するポインタを包含する。 各ポインタは最終的に上記アプリケーションを、上記データベースに包含された情報ページへと導向する。 上記情報ページは、情報領域2067における表示のために選択された医療情報を提供するテキスト・ページの集合体を含み得る。

    ソフトウェア2050はまたスケジュール/食事注文アプリケーションも含み、患者はベッド2020からスケジュール項目を視認して食事を注文し得る。 日程アイコン2054の起動時にソフトウェア2050は、図134に示された如き画面2096を生成する。 画面2096は概略的に、情報領域2102、ステータス・バー2103およびカレンダ領域2104を含む。 ステータス・バー2103は、ホーム・ボタン2064、日程ボタン2098およびスケジュール・インディケータ2100を含む。 カレンダ領域2104は、たとえば今週を含む4週間を表すカレンダと、食事サービス・ボタン2106との表示を含む。 スケジュール項目を有する暦日は、陰影などによる一定様式で表される。 カレンダ領域2104に示された如く、ユーザは表示された特定の日にタッチすることで、その日に関する一切のスケジュール項目を視認し得る。 ユーザが或る日にタッチしたとき、その日に対するスケジュール項目は情報領域2102に表示される。 この様にしてユーザ(もしくは患者)には、面会、診察などの備忘録が提供されることから、計画を立てることができる。

    食事サービス・ボタン2106を起動(または、日程ボタン2098の起動時に(不図示の)プルダウン・メニュー内の(不図示の)スケジュール選択肢と共に表示される(不図示の)食事サービス選択肢を選択)するとソフトウェア2050によりクライアント・デバイス2006は、図135に示された画面2108を生成してディスプレイ2048上に表示する。 画面2108は概略的に、ステータス・バー2110、メニュー領域2112およびコマンド・バー2114を含む。 ステータス・バー2110は、ホーム・ボタン2064、日程ボタン2098、食事サービス・インディケータ2116および本日インディケータ2118を含む。 メニュー領域2112は、朝食、昼食および夕食に対応する3列に配置されたメニュー項目の表示を含む。 列挙されたメニュー項目は病院職員により選択されてシステム2000に入力されることで、利用可能なメニュー項目に対応すると共に、ユーザの一切の特定ダイエット要件または制限に準じ得る。 尚、画面2108は列挙されたメニュー項目の栄養特性に関する情報もしくは情報に関するリンクも含み得ることを理解すべきである。 コマンド・バーは、選択クリア・ボタン2120、“明日へ行く”ボタン2122、他メニュー・ボタン2124および注文ボタン2126を含む。

    図136に示された如くユーザは表示された食事の各々に関して各項目にタッチして選択することで、ソフトウェア2050は被選択項目の近傍にチェックマークを表示するかまたはその選択を別様に表し得る。 ユーザは注文ボタン2126にタッチすることで、上記注文(すなわち被選択項目のリスト)を(食品調製/食事集合センタなどの)遂行箇所へと提出し得る。 一実施例においては注文ボタン2126が起動されたときにソフトウェア2050は、(不図示の)確認選択メッセージを生成すると共に、選択内容を編集する能力をユーザに提供する。 選択内容が確認されたならばクライアント・デバイス2006はネットワーク2004を介して信号をサーバ2002に送信し、該サーバは引き続きその注文を適切な遂行箇所へとルーティングし得る。

    選択クリア・ボタン2120によればユーザは、自身の選択内容をリセットして選択プロセスを再び開始し得る。 “明日へ行く”ボタン2122を起動するとソフトウェア2050は、将来的な1日間に給仕される食事に対するメニュー選択を表示する。 またユーザが他メニュー・ボタン2124にタッチしたときにソフトウェア2050は、特殊食事に対するメニュー選択肢、地方レストランへのリンク、または、他の一定のメニュー関連選択肢の(不図示の)表示を生成し得る。 ユーザは、ホーム・ボタン2064を起動することで図132のホーム画面2052に戻るか、または、日程ボタン2098の起動時に生成された(不図示の)プルダウン・メニューに表示された(不図示の)スケジュール選択肢を選択することで図134のスケジュール画面2096へと戻り得る。

    本発明の一実施例に依れば、ユーザがホーム画面2052の娯楽アイコン2060にタッチしたときにソフトウェア2050は、病室に典型的に見られるテレビもしくはラジオなどの娯楽装置に関連する出力、チャネル選択、音量および他の機能の選択をユーザに許容する娯楽制御アプリケーションを呼び出す。 詳細にはソフトウェア2050は、図137に示された画面2128を生成する。 この実施例において画面2128は、娯楽アイコン2060が選択されたときに最初に表示される既定の娯楽画面である。 画面2128は、ステータス・バー2130、映像領域2132および制御領域2134を含む。 ステータス・バー2130は、(起動されたときにユーザを図132のホーム画面2052に戻す)ホーム・ボタン2064、娯楽ボタン2136、テレビ・インディケータ2138およびチャネル・インディケータ2140を含む。 映像領域2132は、選択されたテレビ・チャネルの映像内容を表示する。 この代わりにシステム2000は、該システム2000が内容出力を提供せずに単に制御インタフェースとして機能する如く習用の病院テレビ制御器に接続され得ることを理解すべきである。 換言すると、他の実施例においてテレビ映像は病院のテレビ上に表示され得る。 付属する音声は、システム2000に接続されたスピーカを介し、ベッド2020に配備された習用のラジオ・スピーカを介し、または、他の任意の適切な音響システムを介して提供され得る。

    制御領域は、音量スライダ2142、チャネル・アップ・ボタン2144およびチャネル・ダウン・ボタン2146を含む。 音量スライダ2142にタッチしてそれを垂直に移動することでユーザは、選択されたテレビ・チャネルの映像内容に付属する音声の音量を調節し得る。 ユーザは、業界公知の原理に従いチャネル・アップ・ボタン2144またはチャネル・ダウン・ボタン2146の一方を起動することで近傍チャネルへとチャネルを変更し得る。 新たなチャネルが選択されたとき、チャネル・インディケータ2140は選択されたチャネルのIDを表示し得る。

    娯楽ボタン2136が起動されたときにソフトウェア2050は、選択肢としてTV、ラジオおよびゲームを列挙する(不図示の)プルダウン・メニューを生成して画面2128上に表示する。 ユーザは、娯楽ボタン2136と表示済選択肢とを用い、これらの種々の娯楽制御機能間を索行し得る。 ユーザが(不図示の)ラジオ選択肢を選択したときにソフトウェア2050はクライアント・デバイス2006により、図138に示された如くモニタ2014上に画面2148を表示する。 画面2148は概略的に、ステータス・バー2150、制御領域2152およびチャネル選択領域2154を含む。 ステータス・バー2050は、(ホーム画面2052に戻るための)ホーム・ボタン2064、娯楽ボタン2136およびラジオ・インディケータ2156を含む。 制御領域2152は、トーク・ラジオ・ボタン2158、音楽ボタン2160および音量スライダ2162を含む。 最初に表示されたとき、画面2148は図138に示された如く音楽ラジオへと既定され得る。 故にチャネル選択領域2154は、種々の音楽形態に対応する複数のチャネル・アイコン2164を含む。 任意のチャネル・アイコン2164を起動するとクライアント・デバイス2006は適切な信号を(不図示の)ラジオ受信器へと送信することから、受信器は選択された音楽形態に対応する所定チャネルへと調整される。 ユーザは、音量スライダ2142に関して上述された様式で音量スライダ2162を操作することにより、音楽の音量を調節し得る。

    ユーザがトーク・ボタン2158を起動したとき、ソフトウェア2050は図139に示された画面2166をクライアント・デバイス2006により生成する。 画面2166は、図138に示された音楽形態の代わりに各チャネル・アイコン2164に複数のトーク・ラジオ形態が表示されることを除き、画面2148と同一である。 ユーザは、上述の様式で対応チャネル・アイコン2164にタッチすることで特定のトーク・ラジオ形態を選択し得る。

    上記から理解される如く、ユーザがテレビもしくはラジオ・チャネルもしくは音量の制御機能を起動したときにクライアント・デバイス2006は、選択された機能を実施する適切な信号を、有線もしくは無線接続を介して直接的に娯楽装置に対し、または、娯楽装置に接続された他の制御装置に対して送信する。 たとえばクライアント・デバイス2006は、その開示内容は言及したことにより明示的に本明細書中に援用される同時係属の米国特許出願第10/025,934号に開示された如きテレビ制御デバイスへの入力を提供すべく容易に構成され得る。 上述の各機能に対して代替的にまたは付加的に、上記娯楽制御アプリケーションはペイ・パー・ビューのプログラムを注文するインタフェースの役割を果たし得るものであり、そのコストはシステム2000により追尾されると共にユーザに対する課金のためにサーバ2002に記憶され得る。 本明細書中に開示された原理を適用するとシステム2000は更に、DVDプレーヤ、VCR、カセットプレーヤまたは他の任意の形式の娯楽デバイスに対する制御インタフェースとして機能すべく容易に構成され得る。

    同様に、ソフトウェア2050は、ユーザがモニタ2014を介して電話呼出を行うことを可能とする電話サービス・インタフェース・アプリケーションを提供し得る。 より詳細にはクライアント・デバイス2006は、有線もしくは無線接続を介して病院電話システムに接続され得る。 ソフトウェア2050はクライアント・デバイス2006により、電話呼出を行い、電話帳にアクセスするなどの選択肢をユーザに呈示する(不図示の)画面を生成し得る。 ユーザは電話番号を入力(または電話帳から番号を選択)すると共に、その番号を病院電話システムを介して呼出すことをクライアント・デバイス2006に命令し得る。

    次に図140を参照すると、ユーザが娯楽ボタン2136を起動してテレビ、ラジオおよびゲームの選択肢を提供する結果的な(不図示の)プルダウン・メニューにアクセスし且つゲーム選択肢を選択したとき、ソフトウェア2050はクライアント・デバイス2006により画面2168を生成する。 示された如く画面2168は概略的に、ステータス・バー2170およびゲーム選択領域2172を含む。 ステータス・バー2170は、ホーム・ボタン2064、娯楽ボタン2136およびゲーム・インディケータ2174を含む。 ゲーム選択領域2172に表示された複数のゲーム・アイコン2176のひとつにタッチすることで、ユーザは選択済ゲームに対応するソフトウェア・アプリケーションをソフトウェア2050により呼び出す。 ユーザは、ホーム・ボタン2064もしくは娯楽ボタン2136を用いることで、夫々、ホーム画面2052に戻りまたはテレビ制御またはラジオ制御に戻り得る。

    ソフトウェア2050はまた、ユーザおよび病院職員がメッセージを送信および受信することを可能とするメッセージ送受信アプリケーションも含む。 ホーム画面2052(図132)上に表示されたメッセージ・センター・アイコン2056を起動すると、ユーザはソフトウェア2050により図141に示された画面2178を表示する。 画面2178は概略的に、ステータス・バー2180、メッセージ領域2182および命令領域2184を含む。 ステータス・バー2178は、ホーム・ボタン2064、メッセージ・センター・ボタン2186および作成インディケータ2188を含む。 メッセージ領域2182は、意図受領者領域2190、件名領域2192、メッセージ領域2194およびスクロールバー2195を含む。 命令領域2184は、送信ボタン2196、音声添付ボタン2198および映像添付ボタン2200を含む。

    ユーザは、たとえばクライアント・デバイス2006に接続された(不図示の)無線キーボードを用い、メッセージを作成すると共にメッセージの受領者氏名および件名を入力し得る。 代替的にソフトウェア2050は画面2178上に(不図示の)キーボード・オーバーレイを生成することで、所望の文字および/または数字に対応する画面の位置にユーザがタッチするのを可能とし得る。 メッセージが作成されたとき、ユーザは業界公知の如くスクロールバー2195を操作することでメッセージを吟味(すなわち上下にスクロール)し得る。 尚、習用のインターネット・ブラウザ・ソフトウェアにより典型的に提供される機能と類似した種々のメッセージ編集および配信機能を提供すべくソフトウェア2050を構成することは本発明の有効範囲内である。 送信ボタン2196の起動時にソフトウェア2050は、受領者に対応する宛先箇所へとメッセージを転送する。 たとえばサーバ2002は位置決定/追尾システム2005(図129)にアクセスすることで受領者の現在箇所を決定すると共に、その受領者に関連するまたはその近傍のモニタ2014へとネットワーク2004を通じてメッセージを転送し得る。 代替的にサーバ2002は、位置決定/追尾システム2005が特定領域において受領者の存在を検出するまでメッセージを保存しても良い。 検出の時点で、サーバ2002は上記メッセージを受領者の近傍のモニタ2014へと送信し得る。 尚、その様に送信されたメッセージは、もしセンサおよびバッジ/タグを介した自動的なユーザの検出が用いられなければメッセージの内容にアクセスする前に受領者はセキュリティ対策に従うことを必要とするアクセス画面も含み得ることを理解すべきである。

    上述のメッセージはたとえば、画面上キーボードを操作することで生成されたテキスト・メッセージである。 音声添付ボタン2198を起動することでユーザはソフトウェア2050により、モニタ2014に接続された(不図示の)マイクロフォン、または、モニタ2014に電気的に接続された習用の室内電話の受話器を介し、ユーザ自身により提供される音声メッセージを記録し始める。 結果的な音声ファイルには(もし生成されていれば)テキスト・ファイルが添付されると共に、上述の様式で受領者へと転送される。 また映像添付ボタン2200を起動してユーザはソフトウェア2050により(以下で更に記述される如く)図143の画面2216を表示することで、上述の音声入力およびモニタ2014のカメラ2015を用いて音声/視覚メッセージを自身で記録し得る。

    ユーザがメッセージ・センター・ボタン2186にタッチしたときにソフトウェア2050は、作成オプションおよびインボックス・オプションを表示する(不図示の)プルダウン・メニューを生成する。 上記作成オプションが選択されたとき、図141に示された如く画面2178が生成される。 ユーザがインボックス・オプションを選択したとき、ソフトウェア2050はクライアント・デバイス2006により、図142に示された如くモニタ2014上に画面2202を表示する。 画面2202は概略的に、ステータス・バー2204およびメッセージ・ボックス2206を含む。 メッセージ・ステータス・バー2204は、ホーム・ボタン2064、メッセージ・センター・ボタン2186およびインボックス・インディケータ2208を含む。 メッセージ・ボックス2206は、表題バー2210、メッセージ・リスト領域2212およびスライダ・バー2214を含む。 示された如く表題バー2210は列フォーマットでメッセージ・リスト領域2212に列挙された各メッセージを編成すべく、“状況”、“送信者”、“件名”、“受信済”および“形式”などのラベルを提供する。 故に“状況”ラベルの下方にてメッセージ・リスト領域2212は、列挙されたメッセージが読み取られたか否か、転送されたか否かなどの表示を提供する。 故に、メッセージ送信者は“送信者”ラベルの下方に列挙され、メッセージの件名は“件名”ラベルの下方に列挙され、メッセージが受信された日付および時刻は“受信済”ラベルの下方に列挙され、且つ、メッセージの形式(すなわちテキスト、音声、映像)は“形式”ラベルの下方に列挙される。 ユーザは、スライダ・バー2214を操作することでメッセージ・リスト領域2212に列挙された各メッセージの全体に亙りスクロールし得る。

    上記内容から明らかな如く、クライアント・デバイス2006を利用することでユーザは、インターネットにアクセスして他のインターネット・ユーザに対し電子メールを送信および受信し得る。 斯かる実施例において、ネットワーク2004はインターネットに接続されると共に、ソフトウェア2050はサーバ2002とインターネットとに対してインタフェースするためのブラウザを含む。 ソフトウェア2050は、(習用技術を用いて)制限されたインターネット・アクセスを提供することで一定のウェブ・サイトに対するユーザのアクセスを制限すべく構成され得る。 クライアント・デバイス2006は小型軽量クライアント形式アーキテクチャを利用することから、クライアント・デバイス2006は本来的に、インターネット上を送信される形式のコンピュータ・ウィルスによる感染に耐性を有する。 上記ブラウザと協働してオーバレイ・テキスト・アプリケーションが機能することで画面上キーボードが提供され、ブラウザに対するテキスト入力が許容され得る。 代替的に、上記で示された如く無線キーボードが入力デバイスとして使用され得る。

    ユーザがメッセージ・リスト領域2212に列挙されたテキスト・メッセージを起動してそのメッセージを選択したとき、ソフトウェア2050はそのメッセージの内容を含む(不図示の)テキスト・ボックスを生成する。 ユーザが音声メッセージを起動したときにソフトウェア2050は、映像メッセージの選択に関して以下に記述される制御ボックスと類似してテープ・プレーヤなどの音声装置に対する習用の制御機能に対応するボタンを含む(不図示の)制御ボックスをモニタ2014上に生成する。

    次に図143を参照すると、ユーザがメッセージ・リスト領域2212から映像メッセージを選択(または図141の映像添付ボタン2200にタッチ)したとき、ソフトウェア2050は画面2216を生成する。 画面2216は概略的に、ステータス・バー2218および制御ボックス2220を含む。 ステータス・バー2218は、ホーム・ボタン2064、メッセージ・センター・ボタン2186、インボックス・インディケータ2208および映像メッセージ・インディケータ2222を含む。 制御ボックス2220は、メッセージ送信者、件名、および、受信日付および時刻を列挙する情報領域2224、映像スライダ2226、巻戻しボタン2228、録画ボタン2230、再生ボタン2232、ポーズ・ボタン2234、映像領域2236、音声スライダ2238、返信ボタン2240、転送ボタン2242、削除ボタン2244および“インボックスに戻る”ボタン2246を含む。 ユーザが再生ボタン2232にタッチしたときにソフトウェア2050はクライアント・デバイス2006により、ネットワーク2004を通じてサーバ2002と通信する。 詳細にはクライアント・デバイス2006はサーバ2002に対し、選択された映像メッセージに対応してメモリ2009に記憶されたデータにアクセスすることを要求する。 このデータはクライアント・デバイス2006に提供され、該デバイスは記憶された映像メッセージを映像領域2236内に生成もしくは再生する。 関連する音声は、(不図示の)スピーカ、または、クライアント・デバイス2006に接続された他の音響システムを介して提供される。 映像および音声の再生は、巻戻しボタン2228およびポーズ・ボタン2234を介してユーザにより操作され得る。 同様にユーザは、映像スライダ2226を用いて再生の特定部分へと移動し、再生の音声部分の音量を音声スライダ2238を用いて調節し得る。 ユーザは、録画ボタン2230にタッチすることで(たとえば図141の映像添付ボタン2200を起動した後で)映像メッセージを作成し得る。 削除ボタン2244によればユーザは、選択メッセージをユーザのインボックス(inbox)から除去し得る。 “インボックスに戻る”ボタン2246によればユーザは、ユーザのインボックスへと戻り得る(すなわち図142の画面2202が表示される)。 ユーザは、添付物として選択済映像メッセージを示すべく図141の画面2184と類似した画面をソフトウェア2050に生成させる転送ボタン2242にタッチすることで、メッセージを別の対象者に転送し得る。 同様に、ユーザが返信ボタン2240を起動したときにソフトウェア2050はクライアント・デバイス2006により、図141の画面2184と類似した画面を生成し、メッセージ送信者を返信メッセージの受領者として表示する。

    上記のメッセージ送受信アプリケーションの例として、医師は、該医師により治療されている患者のベッド2020に連結されたモニタ2014にて看護師に対するメッセージを委ね得る。 医師のバッジはクライアント・デバイス2006に接続されたセンサ2011により検知されることから、医師は上記メッセージ送受信アプリケーションおよび自身のインボックスにアクセスし得る。 医師は次に、上述の原理に従い音声/視覚メッセージを生成する。 該メッセージは、看護師が患者を訪れるまでサーバ2002上に保存され得る。 上記看護師が患者に接近するときに看護師のバッジはセンサ2011により検知されることから、クライアント・デバイス2006はモニタ2014にて、メッセージが在ることを看護師に知らせる内容を生成する。 そのときに看護師は、上述された如くメッセージ内容にアクセスし得る。

    最後に、ユーザがクライアント・デバイス2006を介してベッド2020の位置を制御し得る如く該クライアント・デバイス2006を構成することは発明の有効範囲内である。 斯かる実施例においてクライアント・デバイス2006は画面2048上に表示されたベッド制御アイコンに関するユーザに起動に対し、種々の習用のベッド機能を制御するアクチュエータへと(有線接続を通じてまたは無線的に)送信される適切な信号を生成することで応答する。

    上述の“クライアント中心”特徴を提供することに加えてシステム2000は以下において更に記述される如く、装置および職員配置、患者記録の検索読取および入力、患者の生理学的監視、薬剤管理、および、医師の指示管理などの種々の“看護人中心”特徴および機能を提供すべく構成され得る。 上述の原理を用いてクライアント・デバイス2006は授権職員に対し、位置決定/追尾システム2005から獲得した情報に基づき装置および職員の状況および箇所を表示し得る。 再び、適切な授権により、医師および/または看護師などの病院職員はサーバ2002によりアクセス可能な病院記録データベースに対するインタフェースとしてクライアント・デバイス2006を用い、患者の健康記録および他の記録にアクセスし得る。 この様にして病院職員は看護箇所にて、患者に対する健康関連情報にアクセスし得る。 病院職員は更に、中央記録データベースに対するインタフェースとしてクライアント・デバイス2006を使用することで、患者の記録もしくはファイルに対して情報を付加し得る。 同様に、上記で示された如くクライアント・デバイス2006は、種々の形式の生理学的監視装置の任意のものに電気的に接続され、監視されたパラメータに対応するデータを表示し得る。 たとえば習用のEKGインタフェース・ボックスは、モニタ2014がEKG装置に対するユーザ・インタフェース(および電源)として機能する如くモニタ2014に容易に接続され得る。 代替的にクライアント・デバイス2006は、(たとえばRS-232ポートなどの)通信ポートを介して既存の生理学的監視装置に直接的に接続され、共通インタフェースとして機能し得る。 クライアント・デバイス2006はまた、その開示内容は言及したことにより明示的に本明細書中に援用される米国特許出願第60/310,092号に記述された如くコンピュータ12としても機能し得る。 最後にクライアント・デバイス2006はサーバ2002と協働することで、医師の指示を生成、記憶およびアクセスする入力/検索読取デバイスとして機能し得る。 たとえば医師は、患者に対する連続的な側方回転療法を指示すべく上述の様式で別の看護人に対するメッセージを生成し得る。 その看護人は上記メッセージを受信して、上記療法を管理すべく適切なベッド装置を起動し得る。 クライアント・デバイス2006は上記ベッド装置と通信することで、上記療法を監視し、療法の完了を検出し、医師の指示に対する遵守の記録を生成し得る。 クライアント・デバイス2006は更に、装置の保守などの一定の事象の発生に基づき規則遵守を経過記録すべく容易に構成され得る。

    システム2000は更に、看護プロセス改善、部屋状況および/または利用可能性、課金情報入力および装置保守などの、複数の“管理中心”特徴および機能を可能とする。 たとえばクライアント・デバイス2006をインタフェースとして用いることで、その開示内容は言及したことにより明示的に本明細書中に援用される米国特許出願第10/154,644号(以下、'644出願)に記述された技術を採用して収集されたプロセス・データがアクセスされ得る。 更にクライアント・デバイス2006は、看護プロセスのモデル化、予想および改善に用いるべく人員、装置、サプライなどの移動に関するデータを受動的に獲得すべく'644出願に記述された如き検出器を含み得る。 患者移動を検知しまたは退院もしくは移動(たとえば部屋清掃)に伴う他の行動に関する患者移動を検知することで直接的に、あるいは、病院稼働データベースにアクセスすることで間接的に、患者の退院もしくは移動を検出することで、クライアント・デバイス2006は部屋状況および利用可能性情報を表示するか、または、授権職員が部屋状況および利用可能性データを更新するためのインタフェースとして機能し得る。 同様に、上記で示された如くクライアント・デバイス2006は、患者課金情報を入力もしくはそれにアクセスすることを授権職員に対して許容し、または、課金可能事象(たとえば薬剤の使用、ペイ・パー・ビュー娯楽の購入、または、装置の使用など)を検出することで患者の請求書を直接的に改変しても良い。 最後に、位置決定/追尾システム2005との通信を介してシステム2000は、種々の装置の保守状況に関する情報を授権職員に対して提供しても良い。 たとえばベッド2020はクライアント・デバイス2006に対し、当該ベッド2020に対して最後に予定された保守以後にベッド2020が使用された時間を示す信号を提供し得る。 クライアント・デバイス2006およびソフトウェア2050は、保守が必要なときに(保守職員などの)適切な職員に対してメッセージまたは信号を送信すべく構成され得る。 保守職員は位置決定/追尾システム2005に対するインタフェースとしてモニタ2014を使用し、ベッド2020の箇所を決定し得る。

    図144乃至図147には、本発明の別実施例に関する別の複数の変形例が示される。 図144を参照すると看護箇所コンピュータ取付形態2300は、嵌合式支持部2310により支持されたコンピュータ12およびディスプレイ24を含む。 IVポール134を支持する可動支持アーム132もまた嵌合式支持部2310により支持される。 嵌合式支持部2310は、一端にて部屋の天井に接続された第1部材2312を含む。 第1部材2312により第2部材2314が嵌合式(telescopically)に受容され、該第2部材は第3部材2316を嵌合式に受容する。 該第3部材は、コンピュータ12およびディスプレイ14が取付けられたハウジングに接続された第4部材2318を嵌合式に受容する。 故に嵌合式支持部2310は、天井に対するディスプレイ24、コンピュータ12およびIVポール134の垂直位置の調節を許容する。 電力および他の信号は、嵌合式支持部2310を介して天井からルーティングされた(不図示の)配線によりコンピュータ12およびディスプレイ24へと提供される。 尚、第4部材2318は、ディスプレイ24およびコンピュータ12が嵌合式支持部2310の長手軸心の回りで回動され得る如く、回転可能継手を含み得ることを理解すべきである。

    図145は、看護箇所コンピュータ取付形態2300の変形例を示している。 この実施例において嵌合式支持部2300の第3部材2316は、コンピュータ12に連結された支持コラム2322に接続されたブラケット2320に連結される。 付加的にディスプレイ24は、第1アーム2326、第2アーム2328、連結器2330および第3アーム2332を含むアームアセンブリ2324に取付けられる。 第1アーム2326は、一端にてはコンピュータ12に枢動接続され、他端にては第2アーム2328に枢動接続される。 アーム2328はまた、第3アーム2332に枢動接続された連結器2330に対しても枢動接続される。 故に、本明細書中で記述された他の多くの取付け形態によるのと同様に、アームアセンブリ2330はベッド2336に対するディスプレイ24の位置の調節を許容する。 コンピュータ12およびディスプレイ24に対してルーティングされた電力および他の信号は、(不図示の)付加的入力コネクタが支持コラム2322の下端部に配備されること以外、図144に関して記述された様にしてルーティングされる。 この実施例において取付形態2300は図146および図147に示された如く、第3部材2316から取り外されて他の電力および信号入力供給源へと係留され得る。

    図146に示された如く取付形態2300は、施設内の種々の箇所へとベッド2336を移動すべく該ベッド2336を支持するベッド移動器2334に対して係留され得る。 ベッド移動器2334は、支持コラム2322の下端部におけるコネクタと協働する(不図示の)コネクタを含む係留カラム2338を含む。 ベッド移動器2334内には(不図示の)バッテリが配備されると共に、ベッド2336の搬送の間にコンピュータ12およびディスプレイ24に給電すべく係留カラム2338のコネクタに対して結線され得る。

    図147において取付形態2300は、図145に示されたベッド上テーブル2340に対し係留して示される。 この変形例においてベッド上テーブル2340は、係留カラム2342と、テーブル2340を移動するための押圧ハンドル2346とを含む。 係留カラム2342はその上端部にて、上述の様式で支持コラム2322の(不図示の)コネクタと協働する(不図示の)コネクタを含む。 コンピュータ12およびディスプレイ24に給電すべく、ベッド上テーブル2340上には(不図示の)バッテリも配備され得る。

    図148乃至図150は、本発明の別実施例を示している。 取付形態2348において看護箇所ディスプレイ2350は、一対の調節可能クランプ2352を含むクランプ・アセンブリ上に可動的に取付けられる。 ディスプレイ2350は、ハンドル2354と、該ハンドル2354に接続されたハウジング2356と、該ハウジング2356上に取付けられた画面2358とを含む。 ディスプレイ2350は無線により(不図示の)コンピュータ12から電力および他の信号を受信し得る。 代替的にディスプレイ2350は、コンピュータ12もしくは他のインタフェース・デバイスへの接続のためのコード2360を含み得る。 各調節可能クランプ2352は、当該J形状上側クランプ2362から延在するセグメント化ポスト2366を有するJ形状上側クランプ2362と、ポスト2366および解除ボタン2368を受容する(不図示の)ボアを有するJ形状下側クランプ2364とを含む。 図150に示された如く調節可能クランプ2352は、ベッド2336のサイドレール、頭板または足板に対して取付けられるべく構成される。 クランプ2362、2364は先ず、たとえばサイドレール上に嵌装されるべく相互から離間して延伸される。 次に、各セグメント化ポスト2366のセグメントのひとつに通常的に係合する(不図示の)停止部を引込めるべく解除ボタン2368が押圧されることで、上側クランプ2362に向かう下側クランプ2364の上方移動が許容される。 クランプ2364、2362がサイドレールの下側および上側の部分に夫々確実に係合したときに各解除ボタン2368は解放されることで、(不図示の)各停止部はセグメント化ポスト2366のセグメントに係合することにより調節可能クランプ2352をサイドレール上に固定し得る。

    図149および図150に示された如く、各調節可能クランプ2352はプレート2370により一体的に接続される。 図149に示された如く一実施例においてディスプレイ2350は、各調節可能クランプ2352の対向表面に形成された垂直溝2372内で移動可能である。 ディスプレイ2350はまた、溝2372から取り外され、ポスト2374の回りで回転すべく該ポスト2374上に位置せしめられ得る。 この様にしてディスプレイ2350は、種々の異なる視認角度から視認され得る。 付加的に図150に示された如く、ディスプレイ2350がプレート2370に対して最上位置へと移動されたとき、ディスプレイ2350はプレート2370に対して直交位置へと回動されることで、ベッド上テーブルおよびディスプレイとして同時に機能し得る。 尚、ディスプレイ2350はプレート2370に対して複数の異なる位置の内の任意の位置へと回動され得ることを理解すべきである。 同様に、(不図示の)コンピュータ12により動作されるソフトウェアは、ディスプレイ24の位置を補償して視認者に対する視認角度を補正すべく、画面2358上に表示された画像を回転もしくは別様に調節するコードを含み得ることも理解すべきである。

    上述の発明の記述は例示的なものにすぎず、発明の有効範囲を示された詳細語句へと限定することを意図するものではない。 本発明は一定の好適実施例に関して詳述されたが、記述され且つ添付の各請求項中に定義された発明の有効範囲および精神の範囲内で変形例および改変例が存在する。

    図1は、本発明の有線コンピュータ・システムおよび薬剤供与器の各構成要素を示すブロック図である。

    図2は、本発明の無線コンピュータ・システムおよび薬剤供与器の各構成要素を示すブロック図である。

    図3Aは、患者に対する薬剤の投与を監視すべく上記システムにより実施される各段階を示すフローチャートである。

    図3Bは、患者に対する薬剤の投与を監視すべく上記システムにより実施される各段階を示すフローチャートである。

    図4は、本発明の一実施例に従いコンピュータおよびディスプレイが取付けられた患者支援カートと施錠済薬剤ボックスとを含む本発明の別実施例の斜視図である。

    図5は、本発明の一実施例に従いコンピュータおよびディスプレイが取付けられた患者支援カートと施錠済薬剤ボックスとを含む本発明の別実施例の斜視図である。

    図6は、本発明の一実施例に従いコンピュータおよびディスプレイが取付けられた患者支援カートと施錠済薬剤ボックスとを含む本発明の別実施例の斜視図である。

    図7は、本発明の一実施例に従いコンピュータおよびディスプレイが取付けられた患者支援カートと施錠済薬剤ボックスとを含む本発明の別実施例の斜視図である。

    図8は、本発明の患者支援カートおよび施錠済薬剤ボックスの別実施例の斜視図である。

    図9は、本発明の患者支援カートおよび施錠済薬剤ボックスの別実施例の斜視図である。

    図10は、本発明の患者支援カートおよび施錠済薬剤ボックスの別実施例の斜視図である。

    図11は、本発明の患者支援カートおよび施錠済薬剤ボックスの別実施例の斜視図である。

    図12は、本発明の患者支援カートおよび施錠済薬剤ボックスの別実施例の斜視図である。

    図13は、図8乃至図12に示された施錠済薬剤ボックスの各構成要素の部分的断面側面図である。

    図14は、図8乃至図12に示された施錠済薬剤ボックスの各構成要素の部分的断面側面図である。

    図15は、本発明の患者支援カートおよび施錠済薬剤ボックスの更なる別実施例の斜視図である。

    図16は、本発明の患者支援カートおよび施錠済薬剤ボックスの更なる別実施例の斜視図である。

    図17は、本発明の患者支援カートおよび施錠済薬剤ボックスの更なる別実施例の斜視図である。

    図18は、本発明の患者支援カートおよび施錠済薬剤ボックスの更なる別実施例の斜視図である。

    図19は、薬剤ボックスを搬送する搬送カートの斜視図である。

    図20は、薬剤ボックスを搬送する搬送カートの斜視図である。

    図21は、本発明の看護箇所コンピュータ用ディスプレイのひとつの取付形態の斜視図である。

    図22は、本発明の看護箇所コンピュータ用ディスプレイのひとつの取付形態の斜視図である。

    図23は、本発明の看護箇所コンピュータ用ディスプレイのひとつの取付形態の斜視図である。

    図24は、本発明の看護箇所コンピュータ用ディスプレイのひとつの取付形態の斜視図である。

    図25は、取付形態の別実施例の斜視図である。

    図26は、取付形態の別実施例の斜視図である。

    図27は、取付形態の別実施例の斜視図である。

    図28は、開示された種々の取付形態で使用されるデテント式連結機構の斜視図である。

    図29は、開示された種々の取付形態で使用されるデテント式連結機構の斜視図である。

    図30は、ディスプレイ担体の取付形態の斜視図である。

    図31は、ディスプレイ担体の取付形態の斜視図である。

    図32は、ディスプレイ担体の取付形態の斜視図である。

    図33は、ディスプレイ担体の取付形態の斜視図である。

    図34は、ディスプレイ担体の取付形態の斜視図である。

    図35は、本発明の別の取付形態の斜視図である。

    図36は、本発明の別の取付形態の斜視図である。

    図37は、図35および図36の取付形態の各構成要素の斜視図である。

    図38は、図35および図36の取付形態の各構成要素の斜視図である。

    図39は、図35および図36の取付形態の各構成要素の斜視図である。

    図40は、二重画面ディスプレイを支持する取付形態の別実施例の斜視図である。

    図41は、二重画面ディスプレイを支持する取付形態の別実施例の斜視図である。

    図42は、本発明に係るディスプレイの斜視図である。

    図43は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図44は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図45は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図46は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図47は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図48は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図49は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図50は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図51は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図52は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図53は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図54は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図55は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図56は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図57は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図58は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図59は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図60は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図61は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図62は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図63は、本発明のタッチ画面式ディスプレイ上に生成される種々の画面を示す図である。

    図64は、本発明の看護箇所コンピュータ用ディスプレイの取付形態の別実施例の斜視図である。

    図65は、本発明の看護箇所コンピュータ用ディスプレイの取付形態の別実施例の斜視図である。

    図66は、取付形態の更に別の実施例の斜視図である。

    図67は、取付形態の更に別の実施例の斜視図である。

    図68は、取付形態の更に別の実施例の斜視図である。

    図69は、取付形態の別実施例の斜視図である。

    図70は、取付形態の別実施例の斜視図である。

    図71は、取付形態の別実施例の斜視図である。

    図72は、取付形態の別実施例の斜視図である。

    図73は、取付形態の別実施例の斜視図である。

    図74は、本発明の一実施例に係るディスプレイ支持部の斜視図である。

    図75は、取付形態の更に別の実施例の斜視図である。

    図76は、本発明の取付形態の別実施例の斜視図である。

    図77は、本発明の取付形態の別実施例の斜視図である。

    図78は、図77に示された取付形態の各構成要素の斜視図である。

    図79は、図77に示された取付形態の各構成要素の斜視図である。

    図80は、本発明の取付形態の更に別の実施例の斜視図である。

    図81は、図80の取付形態の軌道形状の変形例の平面図である。

    図82は、図80の取付形態の軌道形状の変形例の平面図である。

    図83は、図80の取付形態の軌道形状の変形例の平面図である。

    図84は、本発明の看護箇所用コンピュータ・システムの取付形態の別実施例の斜視図である。

    図85は、図84の取付形態の部分的断面側面図である。

    図86は、図84の取付形態を含む病院の一部の平面図である。

    図87は、本発明の取付形態の別実施例を含む病院の一部の平面図である。

    図88は、図87の取付形態の斜視図である。

    図89は、図87の取付形態の斜視図である。

    図90は、本発明の取付形態の別実施例を含む病院の一部の平面図である。

    図91は、図90の取付形態の斜視図である。

    図92は、本発明のディスプレイに対する別の取付形態の斜視図である。

    図93は、本発明のディスプレイに対する別の取付形態の斜視図である。

    図94は、本発明のディスプレイに対する別の取付形態の斜視図である。

    図95は、取付形態の別実施例の斜視図である。

    図96は、図95の取付形態の部分的断面側面図である。

    図97は、図95の取付形態の平面図である。

    図98は、図95の取付形態の側面図である。

    図99は、図95の取付形態の側面図である。

    図100は、本発明の取付形態の別実施例の斜視図である。

    図101は、本発明の取付形態の別実施例の斜視図である。

    図102は、本発明の取付形態の別実施例の斜視図である。

    図103は、本発明の取付形態の別実施例の斜視図である。

    図104は、本発明の取付形態の別実施例の斜視図である。

    図105は、本発明の取付形態の別実施例の斜視図である。

    図106は、本発明の取付形態の別実施例の斜視図である。

    図107は、本発明の取付形態の別実施例の斜視図である。

    図108は、本発明の取付形態の別実施例の斜視図である。

    図109は、図103乃至図108に類似した取付形態の更に別の実施例の斜視図である。

    図110は、図103乃至図108に類似した取付形態の更に別の実施例の斜視図である。

    図111は、図103乃至図108に類似した取付形態の更に別の実施例の斜視図である。

    図112は、本発明に係る看護箇所コンピュータ用ディスプレイを含むベッド上テーブルの斜視図である。

    図113は、図112のベッド上テーブルの側面図である。

    図114は、本発明のベッド上テーブルの別実施例の斜視図である。

    図115は、図114のベッド上テーブルの側面図である。

    図116Aは、本発明の看護箇所コンピュータ用ディスプレイを含む別のベッド上テーブルの分解斜視図である。

    図116Bは、図116Aのベッド上テーブルの斜視図である。

    図117は、本発明の看護箇所コンピュータ用ディスプレイを含む更に別のベッド上テーブルの斜視図である。

    図118は、本発明の看護箇所用コンピュータ・システムで用いられる投影システムの斜視図である。

    図119は、本発明の看護箇所コンピュータ用ディスプレイを含むベッド上テーブルの更に別の実施例の斜視図である。

    図120は、図119のベッド上テーブルの平面図である。

    図121は、図119のベッド上テーブルの平面図である。

    図122は、図119のベッド上テーブルの平面図である。

    図123は、図119のベッド上テーブルの各構成要素の部分的断面斜視図である。

    図124は、本発明の看護箇所コンピュータ用ディスプレイを含むベッド上テーブルの更に別の実施例の斜視図である。

    図125は、本発明の看護箇所用コンピュータ・システムにより促進されるプロセスのブロック図である。

    図126は、本発明の看護箇所用コンピュータ・システムにより促進されるプロセスのブロック図である。

    図127は、本発明の看護箇所用コンピュータ・システムにより促進されるプロセスのブロック図である。

    図128は、本発明の看護箇所用コンピュータ・システムにより促進されるプロセスのブロック図である。

    図129は、本発明の看護箇所用コンピュータ・システムの別実施例の概念図である。

    図130は、図129のシステムのクライアント・デバイスの斜視図である。

    図131は、図129のシステムのクライアント・デバイスの斜視図である。

    図132は、本発明のクライアント・デバイス用ディスプレイ上に生成された種々の画面を示す図である。

    図133は、本発明のクライアント・デバイス用ディスプレイ上に生成された種々の画面を示す図である。

    図134は、本発明のクライアント・デバイス用ディスプレイ上に生成された種々の画面を示す図である。

    図135は、本発明のクライアント・デバイス用ディスプレイ上に生成された種々の画面を示す図である。

    図136は、本発明のクライアント・デバイス用ディスプレイ上に生成された種々の画面を示す図である。

    図137は、本発明のクライアント・デバイス用ディスプレイ上に生成された種々の画面を示す図である。

    図138は、本発明のクライアント・デバイス用ディスプレイ上に生成された種々の画面を示す図である。

    図139は、本発明のクライアント・デバイス用ディスプレイ上に生成された種々の画面を示す図である。

    図140は、本発明のクライアント・デバイス用ディスプレイ上に生成された種々の画面を示す図である。

    図141は、本発明のクライアント・デバイス用ディスプレイ上に生成された種々の画面を示す図である。

    図142は、本発明のクライアント・デバイス用ディスプレイ上に生成された種々の画面を示す図である。

    図143は、本発明のクライアント・デバイス用ディスプレイ上に生成された種々の画面を示す図である。

    図144は、看護箇所コンピュータ用ディスプレイに対する取付形態の別実施例の斜視図である。

    図145は、看護箇所コンピュータ用ディスプレイに対する取付形態の別実施例の斜視図である。

    図146は、看護箇所コンピュータ用ディスプレイに対する取付形態の別実施例の斜視図である。

    図147は、看護箇所コンピュータ用ディスプレイに対する取付形態の別実施例の斜視図である。

    図148は、本発明に係る取付形態の別実施例の斜視図である。

    図149は、本発明に係る取付形態の別実施例の斜視図である。

    図150は、本発明に係る取付形態の別実施例の斜視図である。

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