Headwall

申请号 JP2002592854 申请日 2002-05-23 公开(公告)号 JP2005516635A 公开(公告)日 2005-06-09
申请人 ヒル−ロム サービシズ,インコーポレイテッド; 发明人 ギャラント,デニス,ジェー.; ライリー,カール,ウィリアム; ランチ,デニス,エム.;
摘要 医療施設(14)の部屋(13、113)にあるベッド(16、116)とともに使用するのに適合しているヘッドウォール(10、110)である。 ヘッドウォール(10、110)はサービスデリバリーユニット(20、120)を備え、サービスデリバリーユニットは部屋(13、113)の壁(12、112)に対して、収納 位置 と、ベッド(16、116)がサービスデリバリーユニット(20、120)に結合することを可能にする使用位置との間で移動できる。 ヘッドウォール(10、210、349、464)を使用して、ベッドの側部レールに搭載されている患者看護機器(342、418、518)にサービスを提供することが開示される。 患者看護機器とは、例えば、胸腔ドレナージユニット(342)、注入ユニット(418)、或いは 真空 包帯ユニット(518)である。
权利要求
  • 医療施設(healthcare facility)にある、壁を有する部屋にあるベッドとともに使用するのに適合しているヘッドウォールであって、前記ヘッドウォールは、
    前記ベッドに第一サービスを提供する第一サービスコネクタを有し、キャビティを有する第一サービスデリバリーユニットと、
    前記ベッドに第二サービスを提供する第二サービスコネクタを有する第二サービスデリバリーユニットと を備え、
    前記第二サービスデリバリーユニットは、前記壁と前記第一サービスデリバリーユニットとの少なくとも一つに支持され、前記第二サービスコネクタが前記キャビティ内に配置される収納位置と、前記第二サービスコネクタが前記キャビティ外に配置される使用位置との間で動き、前記ベッドが前記第二サービスデリバリーユニットに結合することを可能にして前記第二サービスコネクタから前記ベッドへ前記第二サービスを伝送する。
  • 請求項1に記載の前記ヘッドウォールであって、
    前記第一サービスデリバリーユニットは上部分と、前記上部分から下方に延長する一組の側部分とを有し、
    前記上部分と前記側部分とが連携して前記キャビティを提供する。
  • 請求項2に記載の前記ヘッドウォールであって、
    前記第二サービスデリバリーユニットは、前記側部分に回転可能に結合している第一端部分と、前記第二サービスコンセントを有する反対側の第二端部分とを有する。
  • 請求項3に記載の前記ヘッドウォールであって、
    前記上部分は、前記第二サービスデリバリーユニットを前記収納位置から前記使用位置へ回転させるために前記第二端部にアクセスできるように配置された切欠きを有する。
  • 請求項2に記載の前記ヘッドウォールであって、
    前記第二サービスコネクタは、前記収納位置のときには前記上部分を向き、前記使用位置のときには前記上部分に向かない。
  • 請求項2に記載の前記ヘッドウォールであって、
    前記側部分の一つは前記第一サービスコネクタを有し、前記側部分のもう一つは第三サービスコネクタを有し前記ベッドに伝送する第三サービスを提供する。
  • 請求項6に記載の前記ヘッドウォールであって、
    前記上部分と前記側部分とが協同してC字型を形成する。
  • 請求項1に記載の前記ヘッドウォールであって、
    前記第二サービスデリバリーユニットは、前記第二サービスコネクタを有する端面と、前記端面から延長している一組の側面とを有し、
    前記第一サービスデリバリーユニットは、前記第二サービスデリバリーユニットが前記収納位置に配置されているときに前記端面と前記側面とを囲む。
  • 請求項1に記載の前記ヘッドウォールであって、
    前記第二サービスデリバリーユニットは、前記第一サービスデリバリーユニットに回転可能に結合されて、前記収納位置と前記使用位置との間で動く。
  • 請求項1に記載の前記ヘッドウォールであって、
    前記第二サービスデリバリーユニットは、前記収納位置では前記キャビティの中に収まる。
  • 請求項1に記載の前記ヘッドウォールであって、
    前記第二サービスコネクタは、
    前記ベッドに電力を供給する電力コンセント(electrical power outlets)と、
    前記ベッドに陰圧(negative pressure)を提供する陰圧ポート(negative pressure ports)と、
    前記ベッドに医療ガスを提供する医療ガスポート(medical gas port)と、
    前記ベッドに作動流体(hydraulic fluid)を提供する作動液ポートと、
    前記ベッドに機械動力を提供するモータと、
    のうちの一つである。
  • 医療施設にある、壁を有する部屋にあるベッドとともに使用するヘッドウォールであって、前記ヘッドウォールは、
    前記壁に結合される支持体と、
    サービスコネクタを有するサービスデリバリーユニットと、
    を備え、
    前記サービスデリバリーユニットは前記支持体に結合されており、前記サービスデリバリーユニットは 前記サービスコネクタが前記壁に隣接するように配置される収納位置と、
    前記サービスコネクタが前記第一位置から離れて設置されて、前記ベッドが前記サービスデリバリーユニットに結合することが可能になりサービスを前記サービスコネクタから前記ベッドへ伝送する使用位置と、
    の間で回転可能に動き、
    前記サービスコネクタは、電力コンセントと、陰圧ポートと、医療ガスポートと、作動流体ポートと、モータとのうちの一つである。
  • 請求項12に記載のヘッドウォールであって、
    前記サービスコネクタは電力コンセントである。
  • 請求項12に記載のヘッドウォールであって、
    前記サービスコネクタは陰圧ポートである。
  • 請求項12に記載のヘッドウォールであって、
    前記サービスコネクタは医療ガスポートである。
  • 請求項12に記載のヘッドウォールであって、
    前記サービスコネクタは作動流体ポートである。
  • 請求項12に記載のヘッドウォールであって、
    部品はモータである。
  • 共有壁を共有している、第一ベッドが中にある前記第一部屋と第二ベッドが中にある前記第二部屋とを有する医療施設で使用するのに適しているヘッドウォール装置(arrangement)であって、前記ヘッドウォール装置は、
    前記第一ベッドに第一サービスを提供する前記第一部屋に配置される第一ヘッドウォールと、
    前記第二ベッドに第二サービスを提供する前記第二部屋に配置される第二ヘッドウォールと、
    前記共用壁内の開口に配置される、前記第一ヘッドウォールと前記第二ヘッドウォールとを結合するブリッジ部分と を備える。
  • 請求項18に記載の前記ヘッドウォール装置であって、
    前記ブリッジ部分は、前記第一ヘッドウォールと前記第二ヘッドウォールとの間に連結して配置されるサービスデリバリー機器(service delivery equipment)を有して、前記第一サービスを前記第一ヘッドウォールに提供し、前記第二サービスを前記第二ヘッドウォールに提供する。
  • 請求項19に記載の前記ヘッドウォール装置であって、
    前記ブリッジ部分は前記第一ヘッドウォールと前記第二ヘッドウォールとの間に配置されて結合されるハウジングを有し、
    前記ハウジングは内部部分を有し、
    前記サービスデリバリー機器は前記内部部分内に配置されている。
  • 請求項19に記載の前記ヘッドウォール装置であって、
    前記第一ヘッドウォールは、前記第一ベッドに結合される第一サービスコネクタを有し、
    前記第二ヘッドウォールは、前記第二ベッドに結合される第二サービスコネクタを有し、
    前記サービスデリバリー機器は、前記第一ヘッドウォールと前記第二ヘッドウォールとの間に配置され、前記第一サービスコネクタと前記第二サービスコネクタとを連結して、前記第一サービスを前記第一ベッドに提供して前記第二サービスを前記第二ベッドに提供するポンプを有する。
  • 請求項21に記載の前記ヘッドウォール装置であって、
    前記サービスデリバリー機器は、前記ポンプに結合して前記第一ヘッドウォールと前記第二ヘッドウォールとの間に配置されるモータを有する。
  • 請求項19に記載の前記ヘッドウォール装置であって、
    前記第一ヘッドウォールは、前記第一ベッドに結合される第一サービスコネクタを有し、
    前記第二ヘッドウォールは、前記第二ベッドに結合される第二サービスコネクタを有し、
    前記サービスデリバリー機器は、前記第一ヘッドウォールと前記第二ヘッドウォールとの間に配置され、前記第一サービスコネクタと前記第二サービスコネクタとに連結して、前記第一ベッドと前記第二ベッドとへ作動流体を提供する作動流体貯留部を有する。
  • 請求項19に記載の前記ヘッドウォール装置であって、
    各ヘッドウォールは各ベッドに結合されるサービスコネクタを有し、
    前記サービスデリバリー機器は、作動流体を収納するための作動流体貯留部と、ポンプと、作動流体を作動流体貯留部から各サービスコネクタを介して各ベッドへ注入するようにポンプを作動させるモータとを有する。
  • 患者に使用するのに適合している患者看護装置であって、前記患者看護装置は、
    キャビティを有する側部レールを有する、前記患者を支持するためのベッドと、
    治療制御装置と、前記治療制御装置に結合して前記治療制御装置が制御する治療を患者に提供する治療ラインとを有する患者看護機器と、
    を備え、
    前記治療制御装置は前記側部レールに結合されて前記キャビティ内に配置される。
  • 請求項25に記載の前記患者看護装置であって、
    前記患者看護装置は、前記治療制御装置と治療ラインとを有する注入ユニットであり、
    前記治療制御装置は薬物を収容する薬物容器を有し、前記治療ラインは前記薬物容器に結合して前記薬物容器から患者へ投薬を実施して、
    前記薬物容器は前記キャビティ内に配置されている。
  • 請求項26に記載の前記患者看護装置であって、
    前記キャビティは壁を有し、
    前記注入ユニットは、前記薬物容器を保持して前記壁に結合しているハウジングを有する。
  • 請求項27に記載の前記患者看護装置であって、
    前記側部レールはレッジを有し、
    前記ハウジングは前記レッジの上に配置される。
  • 請求項28に記載の前記患者看護装置であって、
    前記レッジは切欠きを有し、
    前記治療ラインは前記切欠きを通り延長している。
  • 請求項26に記載の前記患者看護装置であって、
    前記薬物容器は注射器である。
  • 請求項25に記載の前記患者看護装置であって、
    前記患者看護装置は、治療制御装置と治療ラインとを有する真空包帯ユニットであり、
    前記治療制御装置は、真空包帯(vacuum wound bandage)を有し、前記治療制御装置から患者の傷に陰圧を与えて傷を真空治療(vacuum therapy)する。
  • 請求項31に記載の前記患者看護装置であって、
    前記治療制御装置は、
    前記側部レールに結合されて前記キャビティ内に配置されるハウジングと、
    前記真空包帯から廃棄物を受け入れる廃棄物収集キャニスターと、
    前記廃棄物収集キャニスターに結合して、前記真空包帯に前記廃棄物収集キャニスターを介して陰圧を提供する陰圧源(negative pressure source)と を有し、
    前記ハウジングは、前記廃棄物収集キャニスターと前記陰圧源とを支持する。
  • 請求項25に記載の前記患者看護装置であって、
    前記患者看護装置は患者の胸腔から物質を排液する胸腔ドレナージユニットであり、
    前記胸腔ドレナージユニットは、
    患者の胸腔からの物質の排液を制御する前記治療制御装置と、
    患者の胸腔から前記治療制御装置へ物質を排出する前記治療ラインと、
    を有する。
  • 請求項25に記載の前記患者看護装置であって、
    前記ベッドに結合しているヘッドウォールを更に備え、
    前記ベッドは、前記ヘッドウォールから前記ベッドを介して前記治療制御装置へ延長するラインを有する。
  • 請求項34に記載の前記患者看護装置であって、
    前記ラインは電力線である。
  • 請求項34に記載の前記患者看護装置であって、
    前記ラインはデータ通信回線である。
  • 請求項34に記載の前記患者看護装置であって、
    前記ラインは陰圧ライン(negative pressure line)である。
  • 患者に使用するのに適合している患者看護装置であって、前記患者看護装置は、
    側部レールを有し、患者を支持するベッドと、
    前記ベッドに支持されている患者の胸腔から物質を排出する、前記側部レールに結合されている胸腔ドレナージユニットと、
    を備える。
  • 請求項38に記載の前記患者看護装置であって、
    前記胸腔ドレナージユニットは患者の胸腔からの物質の排液を制御する制御装置を有し、
    前記制御装置は、前記側部レールが上昇位置(raised position)と下降位置(lowered position)との間で動かされるときに前記側部レールに対して動くように、前記側部レールに結合されている。
  • 請求項39に記載の前記患者看護装置であって、
    前記側部レールはキャビティを有し、
    前記制御装置は、前記側部レールがその上昇位置に配置されると前記キャビティ内に延長して、前記側部レールがその下降位置に配置されると前記キャビティ外に配置される。
  • 請求項40に記載の前記患者看護装置であって、
    前記胸腔ドレナージユニットは前記側部レールと前記制御装置とに結合して、前記制御装置が前記キャビティの中へそして外へ動く間に前記制御装置を直立する向きに維持するリンク機構(linkage)を有する。
  • 請求項40に記載の前記患者看護装置であって、
    前記キャビティは壁を有し、
    前記側部レールは前記壁に結合している陰圧ポートと前記壁に結合しているデータ通信ポートとを有し、
    前記側部レールは、
    前記陰圧ポートと前記制御装置とに結合して、前記制御装置に陰圧を提供する陰圧ラインと、
    前記データ通信ポートと前記制御装置とに結合しているデータ通信回線と、
    を有する。
  • 請求項38に記載の前記患者看護装置であって、
    前記側部レールは、陰圧ポートと、前記陰圧ポートと前記胸腔ドレナージユニットとに結合して前記胸腔ドレナージユニットに陰圧を提供する陰圧ラインと、を有する。
  • 請求項38に記載の前記患者看護装置であって、
    前記側部レールは、データ通信ポートと、前記データ通信ポート及び前記胸腔ドレナージユニットに結合しているデータ通信回線と、を有する。
  • 说明书全文

    本開示は、医療施設にいる患者を治療するための患者看護装置に関する。 患者看護装置は、例えば、一人以上の患者にサービスを提供するヘッドウォール、患者用のベッド、及び別の患者看護装置を有する。

    関連出願への相互参照 本願は、2001年5月25日に出願された米国特許仮出願第60/293,949号に対して米国特許法第119(e)条に基づく優先権を主張し、同特許出願の開示を本明細書に援用する。

    医療施設の部屋にヘッドウォールを設けることは周知である。 一般的にヘッドウォールは部屋の一つの壁の隣に取り付けられて、サービスを、例えば、患者、患者用のベッド、及び別の患者看護機器のうちの一つ或いは一つ以上に提供する。

    本開示によると、ヘッドウォールは医療施設にある部屋にあるベッドとともに使用するのに適合している。 ヘッドウォールは、ベッドに第一サービスを提供する第一サービスコネクタを有する。 ヘッドウォールは、キャビティを有する第二サービスデリバリーユニットと、ベッドに第二サービスを提供する第二サービスコネクタとを有する。 第二サービスデリバリーユニットは、壁と第一サービスデリバリーユニットとの少なくとも一つに支持され、第二サービスコネクタがキャビティ内に配置される収納位置と、第二サービスコネクタがキャビティ外に配置される使用位置との間で動き、ベッドが第二サービスデリバリーユニットに結合することを可能にして第二サービスコネクタからベッドへ第二サービスを伝送する。

    本開示の別の態様によると、ヘッドウォールは、壁に結合される支持体と、サービスデリバリーユニットとを有する。 サービスデリバリーユニットはサービスコネクタを有し、支持体に結合されて、サービスデリバリーユニットはサービスコネクタが壁に隣接するように配置される収納位置と、サービスコネクタが第一位置から離れて設置されて、ベッドがサービスデリバリーユニットに結合することが可能になりサービスをサービスコネクタからベッドへ伝送する使用位置と、の間で回転可能に動く。 サービスコネクタは、電コンセントと、陰圧ポートと、医療ガスポートと、作動流体ポートと、モータとのうちの一つである。

    本開示の別の態様によると、ヘッドウォール装置は、共有壁を共有している、第一ベッドが中にある第一部屋と第二ベッドが中にある第二部屋とを有する医療施設で使用するのに適合している。 ヘッドウォール装置は、第一ベッドに第一サービスを提供する第一部屋に配置される第一ヘッドウォールと、第二ベッドに第二サービスを提供する第二部屋に配置される第二ヘッドウォールとを備える。 ヘッドウォール装置は、共用壁内の開口に配置される、第一ヘッドウォールと第二ヘッドウォールとが結合されるブリッジ部分とを備える。

    本開示の別の態様によると、患者看護装置は患者に使用するのに適合している。 患者看護装置は、側部レールを有する、患者を支持するためのベッドを備える。 患者看護装置は、治療制御装置と、治療制御装置に結合して治療制御装置が制御する治療を患者に提供する治療ラインとを有する患者治療機器とを有する。 治療制御装置は側部レールに結合されて側部レールにあるキャビティ内に配置される。

    本開示の別の態様によると、患者看護装置は、ベッドに支持されている患者の胸腔から物質を排出する胸腔ドレナージユニットを有する。 胸腔ドレナージユニットは側部レールに結合されている。

    さらなる特徴は、現在認識される限り最良の形態を例示する例示の実施例の以下の詳細な説明を検討することで当業者に明らかになるであろう。

    ===図面の詳細な説明===
    図1〜図3に示すように、医療施設14の部屋13の壁12にヘッドウォール10が取り付けられている。 ヘッドウォール10は、部屋13の中にある病院用ベッド16(図2〜図3を参照)に伝送される種々のサービスを提供する。 施設14は、例えば、病院、看護施設、患者の自宅、或いは患者を治療する他の場所である。

    図1〜図3に示すように、ヘッドウォール10は第一サービスデリバリーユニット18と第二サービスデリバリーユニット20とを有する。 ユニット18は、ハウジング28と、ベッド16にサービスを伝送するためハウジングに搭載されている複数の第一サービスコネクタ22とを有する。 ユニット20は、ハウジング40と、ベッド16にサービスを伝送するためハウジングに搭載されている複数の第二サービスコネクタ24とを有する。

    サービスコネクタ22、24は、ベッド16に種々のサービスを提供するように配置されている。 いくつかのサービスコネクタ22、24は、ベッド16に電力を提供する電力コンセントである。 いくつかのサービスコネクタ22、24は、ベッド16に医療ガス、例えば、酸素、窒素、及び空気のうち任意の一つ或いは一つ以上を提供する医療ガスポートである。 いくつかのサービスコネクタ22、24は、ベッド16に陰圧を提供する陰圧ポートである。 そのような陰圧ポートに陰圧を供給する陰圧源(図示しない)は、例えば、施設14の中央陰圧源或いはユニット118、120、壁112の一つ或いは他の適切な場所に搭載されたポンプである。 いくつかのサービスコネクタ22、24は、例えば、音声データ、ビデオデータ、及び情報データのうち任意の一つ或いは一つ以上のデータなどをベッド16に伝送するデータ通信ポートである。 部屋13から離れて設置された機器からサービスを受けるサービスライン(図示しない)は、壁12を介して関連するサービスコネクタ22、24へ配線される。

    ユニット18、20は部屋13に設けられている。 ユニット18のハウジング28は固定位置で壁18に取り付けられている。 ユニット20のハウジング40は、ユニット20が収納位置(図1を参照)と使用位置(図2、図3を参照)との間で回転動作をするように、ハウジング28に搭載されている。 従って、ハウジング28はユニット20の支持体として作用する。 いくつかの実施例では、ユニット20はユニット18に加えて或いはその代わりに壁12に設けられている。 ユニット20は収納位置にあるときには、ハウジング28に形成されたキャビティ26の中に収まり壁12に沿って垂直に延長している。 ユニット20は使用位置にあるときには、壁12から平に離れるように延長して、ベッド16がユニット20に結合することが可能になりユニット20からベッド16へサービスを直接伝送する。 ハウジング40の端面38に結合しているサービスコネクタ24は、収納位置のときにはキャビティ26内に配置され、使用位置のときにはキャビティ26外に配置される。 ベッド16がユニット20に結合すると、ユニット20はベッド16の患者支持デッキ29をユニット18から離し、そのため患者支持デッキ29が上下する間に患者支持デッキ29はユニット18と接触しない。

    図1に示すように、ハウジング28及びハウジング40は、ハウジング40が収納位置のときにハウジング28内に収まるように構成されている。 図1〜図3に示すように、ハウジング28は、水平に延長する上部分30と上部分30から下方に延長する一組の側部分32とを有する。 上部分及び側部分30、32が連携してキャビティ26を設けて、下向きのC字型を形成する。 図2〜図3に示すように、ハウジング40は、両側にある側面42と、側面42の間に配置されている端面38とを有する。 収納位置のときには、各々の側面42は側部分32の隣で側部分32の一つに面して、端面38は上部分30に隣接してこれに面している。 図1〜図3の側部分32の一つについて示すように、各側部分32はいくつかの第一サービスコネクタ22が結合されている表面34を有する。

    図1と図2に示すように、上部分30は中央切欠き36を有する。 切欠き36は上部分30の下方前縁37に形成されて、それで介護者がユニット20をその収納位置と使用位置との間で回転することができるように、第二サービスコネクタ24が結合しているユニット20の端面38に介護者がアクセスするのを可能にしている。

    図3に示すように、使用位置のときには、ユニット20はベッド16の基部46に形成されているユニット収容空間44の中へと延長するように配置されている。 ベッド16がユニット20に結合すると、少なくともいくつかのサービスコネクタ24は基部46の対応するサービスコネクタ(図示しない)に結合されてベッド16にサービスを提供する。

    いくつかの実施例では、図2に示すように、基部46は油圧ポンプ及びコントローラパッケージ44を有し、ユニット20はハウジング40の内部部分50に収容される電気モータ47及び作動流体貯留部(hydraulic fluid reservoir)48を有する。 パッケージ44のコントローラ部分(controller portion)はモータ47に結合してモータ47の作動を制御する。 モータ47が有する第二サービスコネクタ24のうちの一つのシャフト52は、パッケージ44の油圧ポンプ部分(hydraulic pump portion)に結合されて油圧ポンプ部分を作動させる。 その結果、油圧ポンプ部分は作動流体ポートを設けている第二サービスコネクタ24のうちの一つを介して作動流体貯留部48に結合して、ベッド16の種々の部分の動作を制御する、ベッド16に搭載されている種々の作動流体シリンダー(図示しない)に作動流体を注入する。 そのような動作は、患者支持デッキ29を回動可能に取り付けること、患者支持デッキ29を基部46に対して傾斜させること、及び基部46に対して患者支持デッキ29の上昇を調節することを含む。 モータ47及び作動流体貯留部48をユニット18に搭載して収容することは、それらをベッド16に搭載するときよりベッド13を軽くするため、ベッド13は施設14の中でより簡単に搬送される。

    図4に示すように、背中合わせのヘッドウォール装置108は、施設14内の一組の隣接する部屋113に設置されている一組の病院用ベッド116に種々のサービスを提供するように構成されている。 装置108は、各部屋113に一つずつある一組のヘッドウォール110と、ヘッドウォール110に結合している両方の部屋113に共通する壁112に形成された開口115内に搭載されてヘッドウォール110にサービスを提供するブリッジ部分111とを有する。 従って、ヘッドウォール110は壁112の両側に設置されてベッド116にサービスを提供する。

    図4に示すように、各ヘッドウォール110は第一サービスデリバリーユニット118と第二サービスデリバリーユニット120とを有する。 ユニット118は、ハウジング128と、ハウジングに取り付けられていて各ベッド116に伝送されるサービスを提供する複数の第一サービスコネクタ122とを有する。 ユニット120は、ハウジング140と、ユニットに取り付けられていて各ベッド116にサービスを伝送する複数の第二サービスコネクタ124とを有する。

    サービスコネクタ122、124は、各ベッド116に種々のサービスを提供するように配置されている。 いくつかのサービスコネクタ122、124は、各ベッド116に電力を提供する電力コンセントである。 いくつかのサービスコネクタ122、124は、各ベッド116に医療ガス、例えば、酸素、窒素、及び空気の任意の一つ或いは一つ以上を提供する医療ガスポートである。 いくつかのサービスコネクタ122、124は、各ベッド116に陰圧を提供する陰圧ポートである。 陰圧ポートに陰圧を供給する陰圧源(図示しない)は、例えば、施設14の陰圧源或いはユニット118、120、壁112のうちの一カ所、或いはある他の適切な場所に搭載されたポンプである。 いくつかのサービスコネクタ122、124はデータ、例えば、音声データ、ビデオデータ、及び情報データの任意の一つ或いは一つ以上を各ベッド116に伝送するデータ通信ポートである。 各ベッド113は、基部146と、基部146に収容されていて各ヘッドウォール110のサービスコネクタ124と接続するコントロールパッケージ162とを有する。

    各ヘッドウォール110に対して、ハウジング128は壁18に固定位置に搭載されて、ハウジング140はハウジング128に搭載され、ユニット120が収納位置と使用位置との間で回転移動する(図4を参照)。 ハウジング128はユニット120の支持体として作用する。 いくつかの実施例では、ユニット120は、ユニット118に加えて或いはその代わりに、壁112及び/又はブリッジ部分111に搭載される。 収納位置のときには、ユニット120は垂直に配置されて、ハウジング128の側部分132の間に設けられるキャビティ126内に収まる。 使用位置のときには、ユニット120は水平に延長して、各ベッド16の基部146に収容されているコントロールパッケージ162がユニット120に結合するのが可能になり、ユニット120から直接各ベッド116にサービスが伝送される。 ハウジング140の端面138に結合しているサービスコネクタ124は、収納位置のときにはキャビティ126内に配置されて、使用位置のときにはキャビティ126外に配置される。 各ベッド116がユニット120に結合されると、ユニット120は各ベッド116の患者支持デッキ129をユニット118から離し、患者支持デッキ129の上昇中及び下降中に患者支持デッキ129がユニット118と接触することは無いようにする。

    図4に示すように、床係合支持体或いは支持足130は各ハウジング140に係合している。 支持足130が各部屋113の床と係合すると、各ユニット120はその使用位置に配置される。

    図4に示すように、ブリッジ部分111は、ハウジング128、140及び壁112の間に結合して配置されるハウジング154を有する。 ハウジング154は内部部分156を設けて、内部部分156内に配置されるサービスデリバリー機器158を有する。 機器158は部屋113から離れて設置されている機器(図示しない)からサービスを受け取るサービスライン125を含み、サービスライン125は壁112及び内部部分156を通りヘッドウォール110の関連サービスコネクタ122、124に配線される。

    図4に示すように、いくつかの実施例では、機器158は電気モータ147、作動流体貯留部148、及びポンプ149を含む。 モータ147、貯留部148、及びポンプ149は内部部分156に収容されて、作動流体を、各ヘッドウォール110を介して各ベッド116へ提供するように協同する。 モータ147はポンプ149に結合してポンプ149を作動させる。 ポンプ149は貯留部148と各ヘッドウォール110のバルブパック160とに結合して、作動流体を貯留部148から各バルブパック160へ注入する。 各バルブパック160はバルブを一つ或いは一つ以上有し、バルブは特定のサービスコネクタ124を開閉して、各ベッド113への対応する作動流体流路(hydraulic fluid flow paths)を開閉する。 モータ147、貯留部148、及びポンプ149をブリッジ部分111に収容することで、いずれのベッド113もこれら部品を保持する必要はなく、そのためベッド113の重量は軽くなり、ベッド113を施設14の中でより簡単に搬送できるようになる。

    図5に示すヘッドウォール210は、施設14の部屋213に設置されている病院用ベッド216の基部246に結合するように構成されていて、ベッド216にサービスを提供する。 ヘッドウォール210は、部屋213の壁212に搭載されている壁取り付けユニット218(wall-mounted unit)と、部屋213の床221に搭載されている床取り付けユニット(floor-mounted unit)220とを有する。

    ユニット218は一組の側部分232を有する。 部分232は複数の第一サービスコネクタ222を有し、第一サービスコネクタ222は、例えば、電力を提供する電力コンセントである。

    ユニット220は、床221をたどり壁212から離れて延長して基部246と直接接続する。 ユニット220はユニット218の底面と床221との間を垂直に延長する垂直部分260を有し、部分260から離れて床221をたどり水平に延長する水平部分262を有する。 ユニット220は、水平部分262から上方に延長しており、部分260から離れているインターフェース部分264を更に有する。

    インターフェース部分264は第二サービスコネクタ224を含み、基部246がインターフェース部分264と結合するときには第二サービスコネクタ224は基部246に含まれる対応しているサービスコネクタ(図示しない)と自動的に結合する。 例示するように、コネクタ224の少なくとも一つはベッド216に含まれる機器(図示しない)を作動させるように電力を供給する。 他のコネクタ224は、ベッド216にある関連した機器とベッド216から離れて設置されている機器(図示しない)との間の通信及びデータ伝送のために構成されている。 各部分260、262、264は、各コネクタ224に配線されるラインが通る内部部分を有する。 任意に、インターフェース部分264は、酸素、窒素、空気、及び他のガス等の任意の一つ或いは一つ以上の医療ガスと、陰圧とをベッド216に提供するように構成されている追加のサービスコネクタを含む。 基部246がインターフェース部分264に結合しているときには、基部246とインターフェース部分264とが協力して基部246のサービスコネクタがサービスコネクタ224と敏速にそして簡単に結合されて、その結果種々の電力コード、ガスライン、データライン、及び通信回線を取り扱う必要性がなくなる。

    基部246は主要な中央部分266を含み、中央部分266はその端部にドーム形部分268を含むように形成されている。 インターフェース部分264は上部面270を有し、上部面270はドーム形部分268の外形の上部面272と一致して、ベッド216がインターフェース部分264に結合しているときには上部面270及び272が概して連続する表面を成す。 基部246はアーム部分274を更に含み、アーム部分274は壁212に向かい中央部分266の部から横に外側に延長して、アーム部分の間に結合用の空間276を画定する。 基部246がインターフェース部分264に結合するときにユニット220は結合用の空間276へと延長する。 基部192は床221と接触するキャスター278を更に含む。 二つのキャスター278がアーム部分274の各々の遠位端に搭載される。

    図6〜図8に患者看護装置309が示される。 装置309は、病院用ベッド316と、胸腔ドレナージユニット342(例えば、Pleur Evac(登録商標)胸腔ドレナージユニット)などの患者看護機器とを有し、胸腔ドレナージユニット342はベッド316に組み込まれてベッド316に支持されている患者の胸腔から物質を排液するように構成されている。

    病院用ベッド316は、マットレス324、マットレス324を支持するデッキ(図示しない)、基部326、及び基部326とデッキとに結合しているリフトアッセンブリ(図示しない)を含む。 ベッド316はデッキに結合している側部レールアッセンブリ322を更に含み、側部レールアッセンブリ322は図6に示す上昇位置と図8に示す下降位置との間で動く。 側部レールアッセンブリ322は長手方向に延長する主部分328と、主部分328の両端部に付いている一対のハンドル部分330とを含む。 介護者はハンドル部分330を握り、病院で搬送するときに病院用ベッド316を移動させる。 ハンドル部分330は、側部レールアッセンブリ322を上げたり下げたりする間も介護者に握られる。 側部レールアッセンブリ322は、主部分328の横の外に面している垂直面に結合している第一コントロールパネル332と、主部分328の横の外に面している垂直面に結合している第二コントロールパネル334と、主部分328の下端に形成されたハンドル収容切欠き338に入るように位置づけられた解除ハンドル336とを更に含む。

    側部レールアッセンブリ322が上昇位置にあるときに、解除ハンドル336を解除位置に動かすと側部レールアッセンブリ322のロック機構(図示しない)が解除されて、側部レールアッセンブリ322が上昇位置から下降位置へと自動的に下降することが可能になる。 第一制御パネル332は複数の入力を含み、介護者が入力により病院用ベッド316のデッキを上昇させ、下降させ、傾斜させ、屈曲させる種々の駆動機構(図示しない)を制御する。 コントロールパネル332と概して同様の第三制御パネル(図示しない)は主部分328の内側に面する表面に結合されて、患者が病院用ベッド316のデッキを上昇させ、下降させ、傾斜させ、屈曲させるように使用される。 第二制御パネル334は、側部レールアッセンブリ322に搭載されている胸腔ドレナージユニット342の制御に専用に使われる。 いくつかの実施例では、第二制御パネル334は、病院用ベッド316に組み込まれている他の専用の患者看護装置、例えば、注入ユニット、真空包帯ユニット、或いは、患者監視機器と、患者体温調節機器と、排出物管理機器(waste management equipment)とを含む他の任意の患者看護機器などの制御に専用に使われる。

    側部レールアッセンブリ322の主部分328は図7と図8に示すキャビティ340を含むように形成されて、キャビティ340は主部分328の下端で開放して、主部分328の垂直面の外側に面して開放している。 胸腔ドレナージユニット342の治療制御装置345(medical treatment control unit)は、マットレス324上の患者の胸腔から物質の排液を制御するように構成されて、側部レールアッセンブリ322に結合されて、図6に示すように側部レールアッセンブリ322が上昇位置のときには制御装置345の上部分はキャビティ340の下部分に収容される。 側部レールアッセンブリ322は、制御装置345の上面の上方の空間を占有するキャビティ340の部分を覆う長方形パネル344を含む。 例示するキャビティ340は、制御装置345のハウジングのように、概して長方形の形状である。 しかしながら、キャビティ340は長方形以外の形状であっても良く、ベッド316に組み込まれる専用の患者看護機器の形状に従う。

    胸腔ドレナージユニット342は、図6及び図8に示すように、治療用または胸腔ドレナージ管347を有する。 管347は制御装置345に結合されて側部レールアッセンブリ322を通りマットレス324の患者支持部分へと延長して、マットレス324に支持されている患者の胸腔から物質を制御装置345へ排液する。

    図6および図7に示すように、外部の陰圧(即ち、大気圧より低い圧力)ライン346及び外部通信回線348は病院用ベッド316の基部326から延長して、ヘッドウォール349のサービスコネクタに接続するように構成されている。 代替の実施例では、ベッド316の基部326は図5に示す基部246と同様に構成されて、図2及び図3に示すベッド16の基部46と同様に構成されて、ヘッドウォール10、220の各ユニット20、220に結合することが可能となり、ライン346、348を除去することが可能になる。 そのような別の実施例では、ベッド316は、各ユニット20、220から陰圧を受けて、各ユニット20、220と通信データを交換する。

    図8に示すように、側部レールアッセンブリ322は、制御装置345の上面と垂直なキャビティ側壁354に配置されている陰圧ポート352との間に延長している内部陰圧ライン350を含む。 図8に示すように、側部レールアッセンブリ322は、制御装置345の上面と垂直なキャビティ側壁354に配置されている陰圧ポート352の下に配置されている通信ポート358との間に延長している通信回線356を更に含む。 ベッド316は追加の陰圧ライン357と、ライン346、348をライン350、356のそれぞれと相互接続する通信回線359とを含む。 胸腔ドレナージユニット342をベッド316の側部レールアッセンブリ322に組み込むことにより、胸腔ドレナージユニット342と関連する多くの陰圧ライン及び通信回線は妨げにならないように見えなくして、ベッド316周辺に散らかっている物を減らし、胸腔ドレナージ管が他の患者治療機器に関連する線或いは管とからみ合う可能性を最小限にする。

    図6に示すように、側部レールアッセンブリ322が上昇位置にあるときに、制御装置345の大部分はキャビティ340の外へ下方に延長する。 ベッド316のリフトアッセンブリの位置に調整されるように、ベッド316のデッキの基部326に対する上昇により、側部レールアッセンブリ322が上昇位置から下降位置へ移動する間に制御装置345の底面が床と接触してもよい。 しかし、側部レールアッセンブリ322は支持足またはリンク機構360を含み、支持足またはリンク機構360はキャビティ340内で主部分328に結合していて制御装置345の上端に結合している。 側部レールアッセンブリ322が上昇位置と下降位置との間の任意の中間位置にあるときに制御装置345の底面が床と接触しても、側部レールアッセンブリ322が上昇位置と下降位置との間で移動する間、リンク機構360は制御装置342を概して直立の向きで維持するような構成である。 パネル344はその上端が側部レールアッセンブリ322の主部分328に回転可能に結合されて、例えば、図7に示すように、制御装置345の底面が床に接触した後、リンク機構360はパネル344を主部分328から離れて横に外に回転させる。

    図9に患者看護装置409を示す。 装置409は、病院用ベッド416と、病院用ベッド416に組み込まれていてベッド416に支持されている患者411に投薬するように構成されている注入ユニット418などの患者看護機器を有する。

    図9に示すように、ベッド416は、マットレス424と、マットレス424を支持するデッキ425と、デッキ425に結合している第一或いはヘッドエンド側部レールアッセンブリ422と、デッキ425に結合している第二或いはフットエンド側部レールアッセンブリ423とを含む。 側部レールアッセンブリ423は、側部レールアッセンブリ422からは離れているが長手方向に並んでいる。 側部レールアッセンブリ422は、主部分428と、主部分428の両端部に結合されている一組のハンドル部分430とを含む。 介護者はハンドル部分430を握り、病院内でベッド416を搬送中に病院用ベッド416を操作する。 また側部レールアッセンブリ422を上昇中及び下降中に介護者はハンドル部分430を握る。

    側部レールアッセンブリ423は一つ或いは一つ以上制御パネル432が結合されている主部分429を含み、側部レールアッセンブリ423は一つ或いは一つ以上のハンドル部分431をも含む。 各々の側部レールアッセンブリ422、423は対応する解除ハンドル436を含み、解除ハンドル436は対応している側部レールアッセンブリ422、423のロックを解除して、図9に示すように、各々の上昇位置から、各々の下降位置(図示しない)に移動するように動かされる。

    側部レールアッセンブリ422の主部分428は、患者看護機器の様々な部品を中に収容するような寸法のキャビティ440を含むように形成されている。 例えば、例示するキャビティ440は、一組の注入ユニット418(図9には一つのみ示す)を収容するような寸法である。 キャビティ440は、主部分428の上端442が開放され、主部分428の外側に面している垂直面444が開放されている。 従って、キャビティ440は、ベッド416の長手寸法と平行に延長する垂直な後壁面446と、ベッド416の断面寸法と平行に延長する一組の垂直側壁面448とに限られている。 側部レールアッセンブリ422の主部分428は、キャビティ440の下にあり主部分428の底面に沿って延長するレッジ450を含む。 レッジ450は一組の切欠き452を含む。

    一つ或いは一つ以上のカプラ454は、図9に示すように後壁面446に取り付けられるか後壁面446に形成される。 注入ユニット418はカプラ(図示しない)を有するハウジング456を含み、カプラはカプラ454と結合して、注入ユニット418を側部レールアッセンブリ422に搭載する。 カプラ454は、例えば、頭付きピン(headed pins)或いはボルトを含んでも良く、注入ユニット418のカプラは頭付きピン及びボルトを収容する鍵穴(keyhole slots)を含んでも良い。 本開示によると、カプラ454及びユニット418にあるカプラは、開口に収容されるラッチ、ピン或いは穴(eye)に引っかかるホック、ユニット418を捕らえるストラップ、突起に留まるクランプ或いはグリッパー、磁石、及び受け口に収容される栓(plugs)または針状突起(barb)などの多くの他の種類の構造を含んでも良い。

    例示する注入ユニット418は、患者411への投与した薬剤の患部への到達を制御するように構成された制御装置457を含む。 制御装置457は、ハウジング456と、ハウジング456に結合している注射器などの垂直に配置された円柱状薬物容器458と、容器458からの薬物の放出を制御するコントローラ459とを含む。 注入ユニット418は、周知の方法で容器458からベッド416にいる患者411に注入ライン460を介して薬物を送り届ける。 ハウジング456の底面はレッジ450に載せられて、ライン460は容器458から一つの切欠き452を通り下方に延長する。 ハウジング456はキャビティ440に収まる寸法であり、ハウジング456のどの部分もキャビティ440からはみ出ることはない。 更に、キャビティ440は、その中に二つの注入ユニット418が並んで収まることができるような寸法である。 キャビティ440から外に延長しているハウジングを有する他の種類の患者看護機器が側部レールアッセンブリ422の主部分428に搭載されることは、本開示の範囲内である。

    図9に示すように、電力線462は注入ユニット418からベッド416を通り、ヘッドウォール464のサービスコネクタへ通されて、注入ユニット418に電力を供給する。 代替の実施例では、図2及び図3に示すベッド16の基部46のように構成されて、図5に示すベッド216の基部246のように構成されている基部(図示しない)をベッド416は有し、基部はヘッドウォール10、220の各ユニット20、220に結合することができて、その結果ベッド416の外部にある線462の部分466の除去が可能になる。

    図10は患者看護装置509を示す。 装置509の一部の部品は装置409の部品と同様であるため、同様の参照番号は同一部品を示す。 装置509はベッド418に組み込まれて患者411の傷に真空治療を行うように構成されている真空包帯ユニット518(注入ユニット418の代わりに)を有する。 装置509とともに使用するのに適している真空包帯ユニットは、2001年5月31日に公開された国際公開01/37922号A2に開示され、その開示は本明細書に援用される。

    真空包帯ユニット518は、患者411の傷に施す真空治療を制御する制御装置557と、傷に対応する真空包帯570と、制御装置557が制御して供給している陰圧を包帯570に与える制御装置557から包帯570に延長している陰圧ライン560とを有する。 制御装置557は、キャビティ440内の表面444に取り付けられてレッジ450に載せられているハウジング571を有する。 制御装置557は、ハウジング571に形成された受け口に取り付けられた廃棄物収集キャニスター574と、キャニスター574と連結している陰圧源572と、陰圧源572を制御するコントローラ576とを更に有する。 陰圧ライン560はキャニスター574に結合して陰圧源572から包帯570に陰圧を与えて、包帯570から廃棄物がキャニスター573の中へ吸引されてその中に収集される。

    図10に示すように、電力線462は、制御装置557からベッド416を通りヘッドウォール464のサービスコネクタに通されて、制御装置557に電力を供給する。 代替の実施例では、ベッド416は、図2及び図3に示すベッド16の基部46のように構成され、図5に示すベッド216の基部246のように構成された基部(図示しない)を有し、基部はヘッドウォール10、220の各ユニット20、220に結合することができて、その結果ベッド416の外部にある線462の部分466の除去が可能になる。 別の代替の実施例では、ハウジング571に収容されるのではなく、包帯570の陰圧源はベッド416が設置される部屋から離れて設置されて、陰圧ライン(図示しない)は陰圧源にアクセスするために制御装置557からベッド416を通りヘッドウォール464へ配線される。 そのように離れて設置された陰圧源とは、例えば、他の病室にも陰圧を提供するような病院の中央陰圧源である。

    特定の例示した実施例を詳細に開示したが、添付の請求の範囲に記載され画定される本開示の範囲及び精神の内に、多数の変更例及び変形例が存在する。

    図1は、病室の壁に搭載されたヘッドウォールの斜視図であり、ヘッドウォールは下向きC字型の第一サービスデリバリーユニットを含み、第一サービスデリバリーユニットは一組の側部分と側部分の間に延長している上部分とを有し、第二サービスデリバリーユニットは側部分及び上部分の間の収納位置に収まり、側部分の一つは複数のサービスコネクタを有して種々のサービスを病院用ベッドに伝送するように提供する。

    図2は、図1と同様の斜視図であり、第二サービスデリバリーユニットが第一サービスデリバリーユニットに対して使用位置へ回転したのを示し、第二サービスデリバリーユニットは複数のサービスコネクタを有し、病院用ベッドは第二サービスデリバリーユニットと結合するように配置されて第二サービスデリバリーユニットのサービスコネクタから病院用ベッドへサービスを伝送する。

    図3は、図2と同様の斜視図であり、病院用ベッドが第二サービスデリバリーユニットに結合して、電力、通信、空気、及び陰圧などのサービスを第二サービスデリバリーユニットから受け取るのを示し、第二サービスデリバリーユニットがベッドをヘッドウォールに対して適切に位置づけるように構成されて、そのため病院用ベッドの患者支持デッキはヘッドウォールから離れたままでありデッキが上昇中及び下降中の間にヘッドウォールに接触することが回避されるのを示す。

    図4は、背中合わせのヘッドウォール装置の斜視図であり、ヘッドウォールの間に設置されているブリッジ部分により結合されている装置の一組のヘッドウォールを示し、病室の壁がブリッジ部分を囲み、各ヘッドウォールが各々の病室に病室の壁の両側に配置され、各ヘッドウォールはサービスデリバリーユニットを含み、サービスデリバリーユニットは各ヘッドウォールの間に収まる収納位置から使用位置に回転可能であり、離れているほうの病室にある第一病院用ベッドが回転可能な各サービスデリバリーユニットに結合されて、近いほうの病室にある第二病院用ベッドは回転可能な各サービスデリバリーユニットに結合するように配置されている。

    図5は、病室の壁に搭載されている壁搭載ユニットと病室の床に搭載されている床搭載ユニットとを有するヘッドウォールの斜視図であり、壁搭載ユニットと床搭載ユニットとのそれぞれが複数のサービスコネクタを有して床搭載ユニットに結合するように配置された病院用ベッドに種々のサービスを提供する。

    図6は、病院用ベッドの一部の斜視図であり、病院用ベッドは側部レールを含み、胸腔ドレナージユニットは側部レールに結合していて、胸腔ドレナージユニットの上部分が側部レールに形成されたキャビティの下部分に収容されて、側部レールはキャビティの上部分を覆う長方形パネルを含み、病院用ベッドは病院用ベッドの下から延長してヘッドウォールに結合している陰圧線と通信回線とを含むのを示す(図示する)。

    図7は、図6と同様の斜視図であり、側部レールが下降位置に動かされて、胸腔ドレナージユニットの底面が病室の床と接して、長方形のパネルが側部レールから外に横へ回転しているのを示す。

    図8は、図6の側部レールから長方形板を取り外したその一部の拡大斜視図であり、左から右に順番に、胸腔ドレナージユニットの上部分と側部レールのキャビティの垂直左側壁との間で延長して患者(図示しない)の胸腔から物質を排液するドレナージ管と、胸腔ドレナージユニットの上とキャビティの垂直右側壁に配置されている通信ポートとの間に延長している通信回線と、胸腔ドレナージユニットの上と垂直右側壁に配置されている陰圧ポートとの間で延長している陰圧線とを示す。

    図9は、病院用ベッドの一部の斜視図であり、キャビティが形成された病院用ベッドのヘッドエンド側部レールと、キャビティに収容されてベッドに横たわる患者に投薬する注入ユニットと、ベッドからヘッドウォールへ延長して注入ユニットに電力を提供する電力線とを示す。

    図10は、病院用ベッドの一部の斜視図であり、キャビティが形成された病院用ベッドのヘッドエンド側部レールと、ベッドに横たわる患者の傷に真空治療を提供するようにキャビティに収容される真空包帯ユニットと、真空包帯ユニットに電力を提供するようにベッドを介してヘッドウォールに延長している電力線とを示す。

    QQ群二维码
    意见反馈