【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本願の発明は、嬰児の収容部に供給するための水蒸気を水の加熱によって発生させる保育器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】未熟児や早産児等の様に体力の特に弱い嬰児を外界から隔離して最適な環境で育てるために、保育器が用いられている。 このために、保育器が設置されている室内の空気が清浄化されて保育器内に取り込まれるのみならず、取り込まれた空気の温度や湿度や酸素濃度等が最適な値に制御され、この制御された気体が収容部に供給される。 【0003】収容部に供給する気体の湿度の制御に際しては、水の加熱によって水蒸気を発生させ、温度や酸素濃度等を制御された気体と水蒸気との混合比率を制御する方法が多用されている。 従って、この方法を用いる保育器は、水の加熱によって水蒸気を発生させる加湿機構を有している必要がある。 【0004】この様な保育器の一従来例として、保育器の本体部に固定されている加熱部と、柔軟なチューブを介して加熱部と連結されると共に本体部の支持部に支持されている貯水部とを有し、チューブによって加熱部と連結されている状態で貯水部が支持部から離脱されてこの貯水部に水が補給され、チューブを介して貯水部から供給された水を加熱部で加熱して水蒸気を発生させる加湿機構を有する保育器が知られている。 【0005】なお、加熱部の水蒸気吹出部と保育器の本体部等との間に隙間が生じていると、水蒸気吹出部から吹き出した水蒸気の総てが収容部には供給されず、水蒸気の一部が例えば酸素濃度制御部に漏洩して、この酸素濃度制御部に誤動作や腐食等を生じさせるおそれがある。 このため、上述の一従来例では、加熱部の水蒸気吹出部と保育器の本体部等との間における隙間の発生を防止するために、加熱部が保育器の本体部に固定されていると考えられる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、加湿機構における加熱部や貯水部には、水が直接に触れるので、雑菌が繁殖したり湯あかが付着したりし易い。 しかし、上述の一従来例の保育器では、加熱部を本体部から離脱させることが全くできず、貯水部もチューブによって加熱部と連結されたままであるので支持部から十分には離脱させることができない。 【0007】このため、上述の一従来例の保育器では、 加熱部の清掃が困難であり、貯水部の清掃も容易ではなくて、保守時の簡便性が低かった。 従って、本願の発明は、嬰児の収容部に供給するための水蒸気を発生させる貯水部と加熱部との両方を容易に清掃することができて、使用時のみならず保守時の簡便性も高い保育器を提供することを目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る保育器では、貯水部に貯留されている水の全体を加熱するのではなく、貯水部から加熱部に供給された水のみを加熱するので、貯留している水の量が多くても、加熱すべき水の量は少なくてよい。 しかも、連結状態の貯水部及び加熱部が支持部に対して着脱自在であるので、貯水部と加熱部との両方を支持部から完全に離脱させることができる。 【0009】請求項2に係る保育器では、貯水部及び加熱部が支持部に対して着脱自在であるにも拘らず、加熱部が支持部に支持されている状態では、収容部に通じる開口の周囲の壁面に加熱部の水蒸気吹出部が弾性的に圧接されているので、加熱部で発生した水蒸気が収容部以外の部分へ漏洩しない。 【0010】請求項3に係る保育器では、貯水部の底面が加熱部の底面よりも深いので、水蒸気の発生に伴って加熱部で水がなくなったとしても、加熱されていない水が貯水部に必ず貯留されている。 このため、加熱部による加熱中や加熱の停止直後に貯水部への水の補給等のために貯水部及び加熱部を支持部から離脱させても、これらの貯水部及び加熱部を傾けて貯水部から加熱部へ水を供給することによって、加熱部を急速に冷却することができる。 【0011】請求項4に係る保育器では、貯水部に連なる注水口が貯水部の蓋の凹部内に設けられているので、 この凹部に水を注ぐことによって、貯水部に蓋を装着したままで貯水部に水を補給することができる。 しかも、 蓋の凹部内に注水口が設けられているので、凹部内から貯水部へ水が落下しなくなるのを確認することによって、貯水部に蓋を装着したままで、貯水部が水で満たされたことを確認することができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本願の発明の第1及び第2 実施形態を、図1〜7を参照しながら説明する。 図1〜 4が、第1実施形態を示している。 図4に示す様に、この第1実施形態の保育器11では、本体部12の上面1 3が透明なフード14に覆われており、このフード14 内が嬰児の収容部15になっている。 【0013】フード14には、扉(図示せず)等が設けられており、この扉等を介して嬰児に対する処置等を行うことができる。 上面13には開口16が設けられており、気体を加熱するためのヒータ17等が開口16内に設けられている。 開口16には板18が嵌め込まれており、この板18のうちでヒータ17の近傍と本体部12 の一方の側面の近傍とには夫々開口21、22が設けられている。 【0014】上面13には、開口16とは別の開口23 も設けられている。 上面13上には略長方形の板24が嵌め込まれており、この板24の四辺には欠如部25〜 28が設けられている。 また、臥床架(図示せず)が板24上に配置されており、嬰児を寝かせるためのマット(図示せず)等がこの臥床架上に載置されている。 【0015】この保育器11では、本体部12の後面等から取り入れられた空気等の酸素濃度等が最適な値に制御され更にヒータ17で温度が最適な値に制御され、この制御された気体31が、上面13と板24との間の空間へ開口21から所定の量で吹き出される。 また、加湿機構32が発生させた水蒸気33が、上面13と板24 との間の空間へ開口23から所定の量で吹き出される。 【0016】気体31と水蒸気33とは、互いに混合され、欠如部25〜27を介して収容部15へ吹き出される。 収容部15へ吹き出された気体31及び水蒸気33 は、この収容部15内を循環し、欠如部28及び開口2 2を介して開口16内へ吸い込まれる。 開口16内へ吸い込まれた気体31及び水蒸気33は、本体部12の後面等から取り入れられた空気と共に上述の様に制御され、新たな気体31として再び開口21から吹き出される。 【0017】図1〜3は加湿機構32を示しており、この加湿機構32はビス等で互いに連結されている貯水部34と加熱部35とを有している。 貯水部34は合成樹脂から成る水槽であるが、この貯水部34のうちで加熱部35側の側面には開口36が設けられている。 貯水部34には蓋37が備えられている。 【0018】貯水部34は本体部12の前面の一部になる前面部38と連結されており、貯水部34の水位を見ることのできる水位計41が前面部38に設けられている。 前面部38のうちで水位計41の下方には凹部42 が設けられており、この凹部42の上端部を閉塞する下垂部43が前面部38に設けられている。 【0019】加熱部35はポリアミド系の耐熱性合成樹脂等から成る枠体44を有しており、この枠体44のうちで貯水部34とは反対側の側面には2個の貫通孔4 5、46が設けられている。 枠体44のうちで貯水部3 4側の側面はベークライトから成る断熱壁47で形成されており、この断熱壁47のうちで開口36に略対応する部分は欠如部48になっている。 そして、欠如部48 を取り囲むパッキン輪51が断熱壁47の両面に嵌め込まれている。 【0020】枠体44内には断熱材52が嵌め込まれている。 断熱材52には凹部53が設けられており、貫通孔45、46と夫々同軸状で且つ凹部53に通じる貫通孔54、55が断熱材52に設けられている。 凹部53 内にはアルミニウム等から成る金属体56が嵌め込まれている。 金属体56には欠如部48に略対応する凹部5 7が設けられており、貫通孔54、55と夫々同軸状の孔61、62が金属体56の底部に設けられている。 【0021】金属体56には耐熱性耐水蒸気性合成ゴムから成る蓋63が備えられており、欠如部48に嵌め込まれて欠如部48の大部分を閉塞する閉塞部64が蓋6 3に一体に設けられている。 但し、閉塞部64の下端には断面積の狭い溝65が設けられており、この溝65の部分では欠如部48が閉塞されていない。 【0022】蓋63には貫通孔66が設けられており、 耐水蒸気性合成ゴムから成る水蒸気吹出部67が貫通孔66に嵌め込まれている。 水蒸気吹出部67の上半分は半球状であり、この半球状の部分が蓋63上に突出している。 水蒸気吹出部67と同軸状で且つ凹部57に通じる貫通孔68が水蒸気吹出部67に設けられている。 なお、上面13のうちで開口23の近傍は、水蒸気吹出部67の頂部近傍と嵌合する球殻部になっている。 【0023】一方、加湿機構32の挿入及び抜き出しが可能であり、従って、加湿機構32を着脱自在に支持することのできる受台である支持部71が、本体部12に設けられている。 支持部71の奥の側面からは、カートリッジヒータ72と過温センサ73とが突出している。 【0024】以上の様な加湿機構32で水蒸気33を発生させるためには、まず、貯水部34に水を注ぐ。 金属体56の凹部57内には水を注がなくても、また、金属体56に蓋63を装着していても、開口36、欠如部4 8及び溝65を介して貯水部34から凹部57内へ水が供給される。 そして、貯水部34に蓋37を装着して、 加湿機構32を支持部71内へ挿入する。 【0025】すると、貫通孔45、54を介してカートリッジヒータ72が孔61内へ挿入され、それと同時に、貫通孔46、55を介して過温センサ73が孔62 内へ挿入される。 また、耐水蒸気性合成ゴムから成る水蒸気吹出部67の頂部近傍が、上面13のうちで開口2 3の近傍の球殻部に嵌まり込んで弾性的に圧接されて、 加湿機構32が位置決めされる。 【0026】そして、適当なスイッチ(図示せず)の操作や、支持部71内への加湿機構32の挿入を検知するセンサ(図示せず)の作動等によって、カートリッジヒータ72が作動する。 カートリッジヒータ72が作動すると、まず、金属体56が加熱され、その後、この金属体56がその凹部57内の水を加熱して、水蒸気33が発生する。 【0027】この時、水蒸気吹出部67の頂部近傍が開口23の近傍の球殻部に弾性的に圧接されているので、 凹部57内で発生した水蒸気33は、貫通孔68及び開口23を通って上面13と板24との間の空間へのみ吹き出し、欠如部25〜27を介して収容部15へ吹き出す。 つまり、貫通孔68を通った後に開口23を通らずに上面13との間の隙間から漏洩する水蒸気33はなく、酸素濃度制御部(図示せず)等に誤動作や腐食等を生じさせるおそれがない。 【0028】ところで、貯水部34の容積が1.3リットルと多いにも拘らず、凹部57の容積は50ミリリットルと少ない。 しかも、断熱壁47及び断熱材52によって金属体56が包囲されており、更に、閉塞部64に設けられている溝65の断面積が狭くて貯水部34と凹部57との間で水の対流が生じにくいので、カートリッジヒータ72は専ら金属体56及びこの金属体56の凹部57内の水しか加熱しない。 【0029】このため、カートリッジヒータ72による加熱の開始から短時間で水蒸気33の発生を開始することができて、使用時の簡便性が高い。 なお、金属体56 の温度が所定の値以上になると、過温センサ73が作動してカートリッジヒータ72の作動を停止させるので、 金属体56等が過熱したり、高温の水蒸気33が収容部15へ吹き出したりすることがない。 【0030】貯水部34の水位が所定のレベル以下であることを水位計41の観察で検出して貯水部34に水を補給する場合や、加湿機構32を清掃する場合等は、凹部42に指を挿入し、その指を下垂部43に掛けて、前面部38を支持部71から引き出す。 前面部38と貯水部34と加熱部35とが互いに連結されており、しかも、加熱部35が本体部12に固定されていないので、 前面部38を引き出すだけで、加湿機構32の全体を支持部71から完全に離脱させることができる。 【0031】しかも、図1、2から明らかな様に、貯水部34の底面と側面との境界や、金属体56の凹部57 の側面同士の境界は、曲率半径の特に大きな曲面になっている。 従って、加湿機構32の全体、特に、水が直接に接触する貯水部34や金属体56の凹部57を容易に清掃することができて、保守時の簡便性が高い。 【0032】また、図3から明らかな様に、貯水部34 の底面が金属体56の凹部57の底面よりも深いので、 水蒸気33の発生に伴って凹部57で水がなくなったとしても、加熱されていない水が貯水部34に必ず貯留されている。 このため、加熱部35による加熱中や加熱の停止直後に加湿機構32を支持部71から離脱させても、加湿機構32を傾けて貯水部34から凹部57へ水を供給することによって、加熱部35を急速に冷却することができるので、使用時の安全性が高い。 【0033】図5〜7が、第2実施形態における加湿機構を示している。 この第2実施形態の保育器も、加湿機構以外は、図4に示した第1実施形態の保育器11と実質的に同様の構成を有している。 【0034】この第2実施形態における加湿機構74 は、ビス等で互いに連結されている貯水部75と加熱部76とを有している。 貯水部75は合成樹脂から成る水槽であるが、この貯水部75のうちで加熱部76側の側面には欠如部77が設けられており、この側面に接している一対の側面には段部78が設けられている。 【0035】貯水部75には蓋81が備えられている。 蓋81の略全体に凹部82が設けられており、凹部82 の底面の一辺に注水口83が設けられている。 蓋81のうちで注水口83が設けられている辺と反対側の辺には突出片84が設けられており、突出片84に貫通孔85 が設けられている。 【0036】第1実施形態と同様に、この第2実施形態の貯水部75も前面部86と連結されており、また、水位計87、凹部88及び下垂部91が前面部86に設けられている。 但し、この第2実施形態の貯水部75上には、把手92が設けられている。 【0037】加熱部76は断熱材93を有している。 断熱材93には凹部94が設けられており、断熱材93のうちで貯水部75とは反対側の側面には貫通孔95が設けられている。 断熱材93と貯水部75との間には断熱パッキン96が配されており、貯水部75の欠如部77 と対応する欠如部97が断熱パッキン96に設けられている。 【0038】断熱材93の凹部94内及び断熱材93と断熱パッキン96との間には、アルミニウム等から成る金属体98が嵌め込まれている。 金属体98には欠如部97に略対応する凹部101が設けられており、貫通孔95と同軸状の孔102が金属体98の底部に設けられている。 【0039】金属体98には耐熱性耐水蒸気性合成ゴムから成る蓋103が備えられており、欠如部97に嵌め込まれて欠如部97の大部分を閉塞する閉塞部104が蓋103に一体に設けられている。 但し、閉塞部104 の下端部には断面積の狭い貫通孔105が設けられており、この貫通孔105の部分では欠如部97が閉塞されていない。 【0040】蓋103には貫通孔106が設けられており、耐水蒸気性合成ゴムから成る水蒸気吹出部107が貫通孔106に嵌め込まれている。 水蒸気吹出部107 の上半分は半球状であり、この半球状の部分が蓋103 上に突出している。 水蒸気吹出部107と同軸状で且つ凹部101に通じる貫通孔108が水蒸気吹出部107 に設けられている。 【0041】金属体98、断熱材93及び断熱パッキン96は、ポリアミド系の耐熱性合成樹脂等から成る断熱カバー111に包囲されており、貫通孔95と同軸状の貫通孔112が断熱カバー111に設けられている。 【0042】一方、加湿機構74の挿入及び抜き出しが可能であり、従って、加湿機構74を着脱自在に支持することのできる受台である支持部113が、本体部12 に設けられている。 支持部113の両側面には、加湿機構74の挿入及び抜き出しの際に貯水部75の段部78 と嵌合して貯水部75を案内する段部114が設けられており、支持部113の奥の側面からは、制御センサを内蔵しているヒータユニット115が突出している。 【0043】以上の様な加湿機構74では、金属体98 に蓋103を装着し、貯水部75に蓋81を装着すると共に貫通孔85内に水蒸気吹出部107を嵌め込めば、 貯水部75等に対して蓋81が位置決めされる。 蓋81 には凹部82及び注水口83が設けられているので、凹部82に水を注ぐことによって、貯水部75に蓋81を装着したままで貯水部75に水を補給することができる。 【0044】しかも、凹部82内から貯水部75へ水が落下しなくなるのを確認することによって、貯水部75 に蓋81を装着したままで、貯水部75が水で満たされたことを確認することができる。 従って、貯水部75に水を容易に補給することができて、使用時の簡便性が高い。 【0045】貯水部75に水を補給すると、欠如部7 7、97及び貫通孔105を介して貯水部75から金属体98の凹部101内へ水が供給される。 加湿機構74 を支持部113内へ挿入すると、貫通孔112、95を介してヒータユニット115が孔102内へ挿入される。 そして、適当なスイッチ(図示せず)の操作や、支持部113内への加湿機構74の挿入を検知するセンサ(図示せず)の作動等によって、ヒータユニット115 が作動する。 【0046】なお、以上の第1及び第2実施形態における加湿機構32、74の各部材等の材料は上述の材料には限定されず、加湿機構32、74の各部材等の形状も図示の形状には限定されない。 【0047】 【発明の効果】請求項1に係る保育器では、貯留している水の量が多くても、加熱すべき水の量は少なくてよいので、水の補給回数が少なくても長時間に亘って水蒸気を発生し続けることができるにも拘らず、加熱を開始してから短時間で水蒸気の発生を開始することができる。 しかも、貯水部と加熱部との両方を支持部から完全に離脱させることができるので、貯水部と加熱部との両方を容易に清掃することができる。 従って、使用時及び保守時の簡便性が高い。 【0048】請求項2に係る保育器では、貯水部及び加熱部が支持部に対して着脱自在であるにも拘らず、加熱部で発生した水蒸気が収容部以外の部分へ漏洩しないので、収容部以外の部分に誤動作や腐食等を生じさせるおそれがなくて、信頼性が高い。 【0049】請求項3に係る保育器では、加熱部による加熱中や加熱の停止直後に貯水部への水の補給等のために貯水部及び加熱部を支持部から離脱させても、これらの貯水部及び加熱部を傾けて貯水部から加熱部へ水を供給することによって、加熱部を急速に冷却することができるので、使用時の安全性が高い。 【0050】請求項4に係る保育器では、貯水部に蓋を装着したまま貯水部に水を補給することができ、しかも、貯水部に蓋をしたまま貯水部が水で満たされたことを確認することができるので、貯水部に水を容易に補給することができて、使用時の簡便性が更に高い。 【図面の簡単な説明】 【図1】本願の発明の第1実施形態における加湿機構の分解斜視図である。 【図2】第1実施形態における加湿機構の平面図である。 【図3】第1実施形態における加湿機構の側断面図である。 【図4】第1実施形態としての保育器の斜視図である。 【図5】本願の発明の第2実施形態における加湿機構の分解斜視図である。 【図6】第2実施形態における加湿機構の平面図である。 【図7】第2実施形態における加湿機構の側断面図である。 【符号の説明】 11 保育器 13 上面(壁面) 15 収容部 23 開口 33 水蒸気 34 貯水部 35 加熱部 67 水蒸気吹出部 71 支持部 75 貯水部 76 加熱部 81 蓋 82 凹部 83 注水口 107 水蒸気吹出部 113 支持部 |