Rescuing and carrying device

申请号 JP2009524869 申请日 2007-05-10 公开(公告)号 JP5425625B2 公开(公告)日 2014-02-26
申请人 チョ・キー・ウォン; 发明人 チョ・キー・ウォン;
摘要
权利要求
  • 救助及び運搬装置において、
    可撓性の材料で作られ、脚支持部分を有する支持部分と、
    可撓性の材料で作られ、上記支持部分に固定された安全ベルトであって、運搬される者の肩のまわりに置かれる肩安全ベルトを有する安全ベルトと、
    可撓性の材料で作られ、上記支持部分の背部に固定された肩ベルトであって、運搬される者を運搬するために運搬者がその肩に上記肩ベルトを担ぐ、肩ベルトと、
    上記脚支持部分に配置された脚ファスナーベルトであって、可撓性の材料で作られ、運搬される者の脚を固定するための脚ファスナーベルトとを備え、
    上記脚支持部分が、運搬される者が着席した状態でその運搬される者の脚を支持し、 運搬者が上記支持部分を介して背中合わせに運搬される者を運搬者の背中に担ぎ、これによって、運搬者は一人で、運搬される者を運搬することができる、救助及び運搬装置。
  • 上記支持部分が単一のシートとして作られていることを特徴とする請求項1に記載の救助及び運搬装置。
  • 可撓性の材料で作られ、上記支持部分に固定された手持ちベルトを備えることを特徴とする請求項1に記載の救助及び運搬装置。
  • 上記安全ベルトが、腰安全ベルト及び脚安全ベルトを有することを特徴とする請求項1に記載の救助及び運搬装置。
  • 上記肩安全ベルトの一端が上記支持部分に固定され、他端が上記腰安全ベルトに接続され、その接続位置が調整できることを特徴とする請求項4に記載の救助及び運搬装置。
  • 2つの上記脚安全ベルトが上記腰安全ベルトにそれぞれ固定されていることを特徴とする請求項4に記載の救助及び運搬装置。
  • 上記肩ベルト上に長さ調整可能部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の救助及び運搬装置。
  • 可撓性の材料で作られ、上記支持部分に固定された少なくとも1つの引っ張りベルトをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の救助及び運搬装置。
  • 上記支持部分が矩形の形状を有することを特徴とする請求項1に記載の救助及び運搬装置。
  • 上記支持部分が人間の背中及び脚の形状に対応する形状を有する背中支持部分を備えることを特徴とする請求項1に記載の救助及び運搬装置。
  • 上記肩ベルトが腰ファスナーベルトを有することを特徴とする請求項1に記載の救助及び運搬装置。

  • 说明书全文

    本発明は救助及び運搬装置に関し、特に、ストレッチャ形式の救助及び運搬装置に関する。

    救助及び運搬装置は患者を救助するために普通に使用される。 適用した場合に、このような装置は救助の効果を大幅に向上させることが証明されている。 これらの装置のうち、ストレッチャ形式の救助及び運搬装置は重要な役割を果たす。 伝統的なストレッチャ形式の救助及び運搬装置は一般にストレッチャと呼ばれ、フレームと、キャンバスのようなある強度を備えた可撓性の材料で作った支持表面とで構成される。 生活基準が改善され、医療技術が発展したため、伝統的なストレッチャの機能はますます統合されるように進歩した。 例をとると、中国特許CN1457752A号明細書に開示されたストレッチャにおいては、現場での重傷者を救うことができ、運搬時に彼らを監視できる応急装置や器具及び埋設される動供給器が必要である。 しかし、ますます統合されたストレッチャでは、その体積、重量及びコストがそれに従って増大し、これは、救助及び運搬装置の運搬及び保管を一層困難にし、戦場又は外国での使用を不便にし、同様に居留民に対する保管を不便にすることがある。

    中国特許2547302Y号明細書は日常生活及び戦争において使用するために一層小さなものへと折り畳むことのできる回転式の折り畳み可能なストレッチャを開示している。 しかし、このストレッチャはまたハンドル、ストレッチャロッド、横断方向の支持体、救助及び運搬装置の表面、患者を固定するためのベルト及びガメル(gemels)等のようなある部品を有し、従って、その構造は複雑となり、コストが高くなる。 そのほか、支持ロッドのような剛直な材料があるため、このストレッチャは折り畳みが困難で、保管に不便となることがある。

    中国特許CN2552520Y号明細書は左側のバー、右側のバー及び並列の数個のベルトで構成された、医療に使用するための別のストレッチャを開示している。 しかし、上述した欠点は依然として完全に克服されていない。 その理由は、バーのようなある剛直な材料がこのようなストレッチャ内に依然として含まれているからである。

    上述のストレッチャを運搬するときは、少なくとも二人の人間が必要であり、そのため、人手不足の緊急事態の下で使用することができず、この形式の運搬方法は運搬速度を減少させることがある。

    中国特許CN1457752A号明細書

    中国特許2547302Y号明細書

    中国特許CN2552520Y号明細書

    上述の技術的な問題に関し、本発明は、軽量で、携帯可能であり、労働力を節約できるのみならず、横たわったり座ったりした状態で患者を運搬することのできる、簡単な構造で低コストのストレッチャ形式の救助及び運搬装置を提供することを目的とする。

    上述の目的に対し、本発明は救助及び運搬装置を提供し、この装置は可撓性の材料で作った支持部分と;支持部分に固定された可撓性の材料で作った手持ちベルトと;支持部分に固定された可撓性の材料で作った安全ベルト及び支持部分に固定された可撓性の材料で作った肩ベルトとを有する。 可撓性の材料で作ってあるので、装置は運搬重量を減少させるように軽量となり、一層小さなものへと折り畳むことができる。 さらに、装置は戦場又は家庭で保管及び使用するのに適する。 そして、救助及び運搬装置は不使用時にマットレスの下に保管することができ、安全ベルトを締結することにより緊急時に救助工具として使用することができ、戦場又は地方の病院及びクリニックにとって特に適する。 肩ベルトがあるため、この救助及び運搬装置は運搬者の肩で持ち上げるか又は運搬することができる。 手のみによる操作から由来する、運搬者の腰、背骨及び手の負傷の可能性を大幅に減少させるが、運搬者はその手で他の緊急事態を処理することができる。

    本発明の救助及び運搬装置によれば、支持部分はシート又はバッグの形をしており、そのため、支持部分の随意の形状を提供することができる。

    本発明の救助及び運搬装置によれば、少なくとも2対の手持ちベルトが存在し、各対は互いにある距離だけ離間し、支持部分の側境界部に固定される。 そして、手持ちベルト上には、その位置を調整できるハンドライナーを配置する。 このようにして、救助及び運搬装置は、普通の装置のように救助のために手持ちベルトを上昇させることによって一層多くの人間により持ち上げることができる。 さらに、可能なら、救助及び運搬装置は、硬質ロッド形状の物質を手持ちベルト内へ挿入することによって、普通の救助及び運搬装置のように救助のために伝統的なストレッチャへと変換することができる。

    本発明の救助及び運搬装置によれば、随意には、安全ベルトは肩安全ベルト、胸安全ベルト、腰安全ベルト及び脚安全ベルトを有する。 このようにして、運搬する場合、患者の対応する部位を装置に固定することができ、不必要な負傷を生じさせるか又は傷害を悪化させるような、偶発的に又は粗路面によるゴロゴロ回転運動のために患者が装置から出ることを阻止する。

    本発明の救助及び運搬装置によれば、肩安全ベルトの一端は支持部分に固定され、他端は調整可能な腰安全ベルトの1つの位置で接続される。 これにより、患者の上体は安定的に固定できる。 さらに、座った状態で患者を救助できるように、腰安全ベルトに固定された2つの脚安全ベルトが存在する。 このようにして、患者の着席姿勢を探すことができ、2つの脚は過剰に揺動しない。

    本発明の救助及び運搬装置によれば、支持部分の両側部にそれぞれ固定された1対の肩ベルトが存在し、一端は支持部分の頂境界部に装着され、他端は側境界部の中間下方部分に装着される。

    肩ベルトがあるため、本発明の救助及び運搬装置は運搬者の肩で持ち上げるか又は運搬することができる。 手のみによる操作から由来する、運搬者の腰、背骨及び手の負傷の可能性を大幅に減少させるが、また、運搬者はその手で他の緊急事態を処理することができる。 この構造を使用することによって、意識不明の患者を運搬するのが便利になり、意識不明の人体の重量の不平衡のために装置が運搬者により平衡できなくなることが回避される。 さらに、2つの側部からの患者の運搬はまた運搬速度における効果を減少させることがある。

    本発明の救助及び運搬装置によれば、肩ベルト上に配置された肩ガスケットが存在し、この場合、その位置を調整できる。 この構造を使用することにより、運搬者の背中の心地よさを増大させることができ、運搬者の肩の損傷の可能性を減少させることができる。

    本発明の救助及び運搬装置によれば、肩ベルト上に長さ調整可能部材が存在する。 運搬者は患者の背丈に従ってベルトの長さを調整することができ、または、患者に対する不必要な負傷を排除し、できる限り早く患者を救急車に送るように、患者をオフロードせずに運搬する場合でさえ自由に調整することができる。

    本発明の救助及び運搬装置によれば、救助及び運搬装置はまた可撓性の材料で作られ、支持部分に固定された引っ張りベルトを有する。 この構造により、救助及び運搬装置は一人の運搬者により引っ張ることができ、そのため、手不足の状況、特に、人間が逃避したり、できる限り最少の運搬者により災害現場から逃避するように撤退するような状況に対して適する。

    本発明の救助及び運搬装置によれば、引っ張りベルトの2つの端部は、運搬者が装置を異なる方向に引っ張ることができるように、支持部分の上側又は下側に固定される。

    本発明の救助及び運搬装置によれば、装置はまた保護シースを形成するために支持部分に接続された保護カバーを有する。 さらに、シースを開くためにスライドファスナーが保護カバー上に配置され、そのため、死体を運搬するのに特に適する。 比較的気密なため、体臭の流出を減少させることができ、液体が装置から流れ出すのを阻止することができる。 さらに、死体を包むのに必要な材料及び手間を節約することができ、運搬重量を減少させることができる。

    本発明の救助及び運搬装置によれば、保護シース上に窓が配置され、そのため、保護シースを開くことなく死者の身元を確認できる。

    本発明の救助及び運搬装置によれば、安全ベルトは保護カバー及び支持部分により形成される内側部分内に設定される。 このようにして、死体は支持部分及び保護カバーにより形成された保護シース内で固定することができる。

    本発明の救助及び運搬装置によれば、装置はまた支持部分のものよりも小さい長さを持つ保護カバーを有し、カバーの底境界部及び側境界部はそれぞれ支持部分の底境界部及び側境界部に接続される。 そして、カバー及び支持部分の頂境界部間には開口が存在する。 このようにして、支持部分は保護カバーと一緒に人体保護シースを形成することができる。 患者の人体の一部をカバー内に置くことにより、体熱の急速な損失を回避できる。 保護シースがあるので、救助及び運搬装置並びに運搬者のためのブランケットの必要性から由来する不便を克服することができる。 救助及び運搬装置においては、支持部分は矩形の形状をしている。 従って、製造が便利となる。

    本発明の救助及び運搬装置によれば、支持部分は人間の背中及び脚の形状に対応する形状を有する。 さらに、装置はまた背中支持部分と、可撓性の材料で作った脚ファスナーをその上に配置した脚支持部分とを有する。 この構造のため、一人の人間で患者を運搬するのに適する。 それゆえ、緊急時で人手が極めて少ない場合に極めて有用である。

    本発明の救助及び運搬装置によれば、肩ベルトはさらに支持部分上に設定された、肩ファスナーベルト及び腰ファスナーベルトを有する。 この構造のため、運搬者は一人で、背中合わせに担ぐことにより自分の背中で患者を運搬することができ、2つの手はいかなる制限をも受けずにあらゆる事態に対処することができる。 その間、運搬者の後方に向いている患者は周囲を監視でき、その手はいかなる制限をも受けずにあらゆる事態に対処することができる。 特に、装置は一部負傷しているが意識がはっきりした患者を運搬するのに適し、手は戦闘の勃発時に依然として戦うことができる。

    本発明の救助及び運搬装置によれば、安全ベルトは肩安全ベルト、腰安全ベルト及び脚安全ベルトを有し、この場合、肩安全ベルト及び腰安全ベルトは肩ファスナーベルト及び腰ファスナーベルトとして同時に使用することができる。 この構造のため、運搬者は自分の背中で患者を安定的に運搬することができ、その手は緊急事態を処理することができる。

    本発明の救助及び運搬装置によれば、可撓性の材料は不織布である。 この特徴のため、装置は防で、防黴で、通気性である。
    本願発明に係る救助及び運搬装置の実施例は、例えば以下の通りである。
    [形態1]
    救助及び運搬装置において、
    可撓性の材料で作られた支持部分と;
    可撓性の材料で作られ、上記支持部分に固定された肩ベルトと;
    可撓性の材料で作られ、上記支持部分に固定された手持ちベルトと;
    可撓性の材料で作られ、上記支持部分に固定された安全ベルトと;
    を有することを特徴とする救助及び運搬装置。
    [形態2]
    上記支持部分がシート又はバッグの形をしていることを特徴とする形態1に記載の救助及び運搬装置。
    [形態3]
    少なくとも2対の上記手持ちベルトを設け、各対が互いにある距離だけ離間し、上記支持部分の側境界部に固定され、その位置を調整できるハンドライナーが当該手持ちベルト上に配置されることを特徴とする形態1に記載の救助及び運搬装置。
    [形態4]
    上記安全ベルトが、肩安全ベルト、胸安全ベルト及び脚安全ベルトを有することを特徴とする形態1に記載の救助及び運搬装置。
    [形態5]
    上記肩安全ベルトの一端が上記支持部分に固定され、他端が上記腰安全ベルトに接続され、その接続位置が調整できることを特徴とする形態4に記載の救助及び運搬装置。
    [形態6]
    2つの脚安全ベルトが上記腰安全ベルトにそれぞれ固定され、上記安全ベルト間に接続ベルトが随意に配置されることを特徴とする形態4に記載の救助及び運搬装置。
    [形態7]
    上記支持部分の両方の側部にそれぞれ固定された1対の肩ベルトを設けたことを特徴とする形態1に記載の救助及び運搬装置。
    [形態8]
    上記肩ベルトの一端が上記支持部分の頂境界部の端部に固定され、他端が当該支持部分の側境界部の下方中間部に固定されることを特徴とする形態1に記載の救助及び運搬装置。
    [形態9]
    その位置を調整できる肩ガスケットが上記肩ベルト上に配置されることを特徴とする形態1に記載の救助及び運搬装置。
    [形態10]
    上記肩ベルト上に長さ調整可能部材を設けたことを特徴とする形態1に記載の救助及び運搬装置。
    [形態11]
    可撓性の材料で作られ、上記支持部分に固定された少なくとも1つの引っ張りベルトをさらに有することを特徴とする形態1に記載の救助及び運搬装置。
    [形態12]
    上記引っ張りベルトの2つの端部が上記支持部分の頂境界部又は底境界部に固定されることを特徴とする形態11に記載の救助及び運搬装置。
    [形態13]
    可撓性の材料で作られ、保護シースを形成するように上記支持部分の4つの境界部に接続された保護カバーをさらに有し、上記保護シースが同シースを開くためのスライドファスナー又はボタンを備えることを特徴とする形態1に記載の救助及び運搬装置。
    [形態14]
    上記保護シースに窓を設けたことを特徴とする形態13に記載の救助及び運搬装置。
    [形態15]
    上記安全ベルトが上記保護シースの内側部分内に配置されることを特徴とする形態13に記載の救助及び運搬装置。
    [形態16]
    上記保護カバーが良好な空気透過性を有する可撓性の材料で作られることを特徴とする形態13に記載の救助及び運搬装置。
    [形態17]
    可撓性の材料で作られ、上記支持部分の長さよりも小さい長さを有する保護カバーをさらに有し、同カバーの底境界部及び側境界部がそれぞれ当該支持部分の底境界部及び側境界部に接続され、上記カバー及び該支持部分の頂境界部間に開口が形成されることを特徴とする形態1に記載の救助及び運搬装置。
    [形態18]
    上記支持部分が矩形の形状を有することを特徴とする形態1に記載の救助及び運搬装置。
    [形態19]
    上記支持部分が人間の背中及び脚の形状に対応する形状を有し、上記装置がまた背中支持部分と、可撓性の材料で作った脚ファスナーベルトをその上に配置した脚支持部分とを有することを特徴とする形態1に記載の救助及び運搬装置。
    [形態20]
    上記肩ベルトがさらに上記支持部分上に設定された、肩ファスナーベルト及び腰ファスナーベルトを有することを特徴とする形態18に記載の救助及び運搬装置。
    [形態21]
    上記安全ベルトが肩安全ベルト、腰安全ベルト及び脚安全ベルトを有し、上記肩安全ベルト及び上記腰安全ベルトが上記肩ベルトにおいて肩ファスナーベルト及び腰ファスナーベルトとして同時に使用できることを特徴とする形態18に記載の救助及び運搬装置。

    本発明の第1の実施の形態に係る救助及び運搬装置を示す前面図である。

    本発明の第1の実施の形態に従って使用する際の救助及び運搬装置を示す状態図である。

    本発明の第2の実施の形態に係る救助及び運搬装置を示す前面図である。

    本発明の第1の実施の形態に従った、スライドファスナーが開いた状態での、救助及び運搬装置を示す前面図である。

    本発明の第3の実施の形態に係る救助及び運搬装置を示す前面図である。

    本発明の第1の実施の形態に係る救助及び運搬装置を示す後面図である。

    本発明の第4の実施の形態に係る救助及び運搬装置を示す前面図である。

    本発明の第4の実施の形態に係る救助及び運搬装置を示す後面図である。

    本発明の第4の実施の形態に従って使用する際の救助及び運搬装置を示す状態図である。

    本発明の第5の実施の形態に係る救助及び運搬装置を示す前面図である。

    本発明の第5の実施の形態に係る救助及び運搬装置を示す後面図である。

    本発明の第5の実施の形態に従って使用する際の救助及び運搬装置を示す状態図である。

    本発明の第6の実施の形態に係る救助及び運搬装置を示す前面図である。

    本発明の第6の実施の形態に従って使用する際の救助及び運搬装置を示す状態図である。

    添付図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明する。 図面では、同様の符号は同様の部品を示す。

    図1及び図2には、本発明の第1の実施の形態に係る救助及び運搬装置を示す。 この実施の形態の救助及び運搬装置Aは:支持部分1と、この支持部分1に固定された、手持ちベルト2、安全ベルト3、引っ張りベルト4及び肩ベルト5とを有する。

    支持部分1は矩形の形状を有し、頂境界部、底境界部及び2つの側境界部を含む。 支持部分の長さは普通の人間の背丈よりも若干長く、幅は普通の人間のものよりも若干広い。 要求に応じて、支持部分は単一のシート又はバッグとして作ることができる。 単一のシートは薄い布又は代わりに支持部分の使用の心地よさを向上させるように選択することのできる或る厚さを備えた可撓性の材料の単一の層として設計することができる。 材料の選択は実践的な応用に応じて変わる。

    ここでは、3対の手持ちベルト2が存在し、各対は支持部分の2つの境界部の上端部、中間部分及び下端部に固定される。 そして、その位置を調整できるハンドライナーが手持ちベルト2上に配置される。

    安全ベルト3は2つの肩安全ベルト31と、胸安全ベルト32と、腰安全ベルト33と、脚安全ベルト34とを有し、これらの各々の上には、その長さを調整できるようにする調整部材が配置される。 2つの肩安全ベルトの上端は支持部分1の頂境界部にそれぞれ固定され、2つの肩安全ベルトの下端はそれぞれ胸安全ベルトを通過して、腰安全ベルト33に固定され、この場合、固定された部分は調整可能である。 胸安全ベルト32、腰安全ベルト33及び脚安全ベルト34はすべて開閉できるバックルを有する。 ここで、安全ベルト3は、救助及び運搬装置上に患者を締結するように共働する。

    ここでは、装置は2つの引っ張りベルト4を有するように設計され、各ベルトは支持部分1の頂境界部及び底境界部にそれぞれ固定される。 さらに、必要に応じて長さを調整するように調整部材がまた引っ張りベルト上に配置される。 引っ張りベルト4の2つの端部はそれぞれ対応する境界部の異なる位置で固定され、その位置を調整可能なハンドライナーが引っ張りベルト上に配置される。

    ここでは、装置は2つの肩ベルト5を有するように設計され、各ベルトは支持部分1の2つの側境界部上に配置される。 ベルトの上端は頂境界部の端部に固定され、下端は患者の臀部の下方部分に対応する側境界部の下方中間部分に固定される。 さらに、長さ調整部材及び肩ガスケットが肩ベルト5上に配置される。

    上述の各素子はある強さを有する可撓性の材料で作られる。

    装置を使用するとき、安全ベルト3の各バックル3を開き、患者を支持部分1上に水平に置く;次いで、すべてのバックル3をバックル止めして、患者を支持部分1上に安定的に固定させる;次いで、二人の運搬者が肩ベルト5を肩に担いで患者を運搬する;代わりに、二人又はそれ以上の運搬者は運搬のために手持ちベルト2及び(又は)引っ張りベルト4を持つことができる。 手が足りない場合、引っ張りベルト4はまた運搬のために一人の運搬者により持つことができ、次いで、運搬者はその時点での状況に従って頭部分ベルト又は脚部分ベルト4を引っ張ることを決定することができる。

    この実施の形態の救助及び運搬装置Aは次の利点を有する。

    1. 可撓性の材料で作った支持部分があるため、救助及び運搬装置はマットレスの下に保管することができ、緊急時には、装置はベルトを締結することにより救助器具として使用することができる。

    2. 手持ちベルトがあるため、装置は、手が足りる場合は、手持ちベルトを持つことによって一層多数の運搬者により運搬することができる。

    3. 安全ベルトがあるため、不必要な負傷を生じさせるような、偶発的に又は運搬時の粗路面によるゴロゴロ回転運動のために患者が装置から出ることを阻止するように、患者を装置上で安定的に固定することができる。

    4. 引っ張りベルトがあるため、手不足の場合に引っ張りベルトを牽引することによって一人の運搬者により装置を扱うことができる。

    5. 装置が肩ベルトを有するので、運搬者はベルトを肩で運搬することができ、同時に、他の腕で手持ちベルトを持ち上げることができる。 このようにして、手のみによる操作から由来する、運搬者の腰、背骨及び手の負傷の可能性を大幅に減少させることができるが、また、運搬者はその手で他の緊急事態を処理することができる。 この構造体の使用により、意識不明の患者を運搬することが極めて便利となり、意識不明の人体の重量の不平衡のために装置が運搬者により平衡できなくなることが回避される。 そして、肩シースは運搬の心地よさを向上させることができる。 さらに、肩ベルト上の長さ調整可能な部材はベルトの長さを患者の背丈に適合するように調整することができるか、または、患者に対する不必要な負傷を排除し、できる限り早く患者を救急車に送るように、患者をオフロードせずに運搬する場合でさえ自由に調整することができる。

    この実施の形態は病院又はクリニックにおいて、特に、人間が逃避したり、できる限り最少の運搬者により災害現場から逃避するように撤退するような野戦病院やクリニック及び戦場の救援ステーション等において使用するのに適する。

    次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。

    図3及び図4は本発明の第2の実施の形態に係る救助及び運搬装置を示す。 この実施の形態の救助及び運搬装置Bは:支持部分1と、この支持部分1に固定された、手持ちベルト2、安全ベルト3、引っ張りベルト4及び肩ベルト5とを有する。

    ここでは、支持部分1の構造は第1の実施の形態のものと同じである。

    支持部分の2つの側境界部の中間部分及び下端部に対となって固定された2対の手持ちベルト2が存在する。 そして、その位置を調整できるハンドライナーが手持ちベルト2上に配置される。

    安全ベルト3は胸安全ベルト32、腰安全ベルト33及び脚安全ベルト34を有し、その構造はそれぞれ第1の実施の形態のものと同じである。 2つの肩安全ベルトの上端は支持部分1の頂境界部にそれぞれ固定される。

    ここでは、装置は1つの引っ張りベルト4を有するように設計され、その上には、必要に応じて長さを変更するための調整部材が配置される。 引っ張りベルト4の2つの端部はそれぞれ支持部分1の短い方の境界部の2つの端部に固定される。 代わりに、その位置を調整できるハンドライナーが引っ張りベルト4上に配置される。

    ここでは、肩ベルト5は第1の実施の形態のものと同じである。

    この実施の形態の救助及び運搬装置Bはまた保護カバー6を含み、その長さ及び幅は支持部分1のものに等しいか又はそれよりも幾分大きい。 保護カバーの4つの境界部は閉じた保護シースを形成するために支持部分の境界部に接続される。 また、保護カバーと同じ長さを持つスライドファスナー7がシースを開くために保護カバー6の中間部に配置される。 スライドファスナー7の両側には、2つの窓8が配置され、これらの窓は保護シースを開くことなく死者の身元を確認するために透明な材料又は通気性の絹で覆われる。

    上述の素子の各々はある強さを有する可撓性の材料で作られる。

    装置を使用するとき、安全ベルト3を開き、患者を支持部分1上に水平に置く;次いで、安全ベルト3をバックル止めして、患者を支持部分1上に安定的に固定させる;次いで、スライドファスナーを上方に摺動させることにより、患者を保護シース内に閉じ込める;運搬者は肩ベルト5を肩に載せ、患者を持ち上げるために必要に応じて手持ちベルト3を把持することができる。 患者を横たわった状態で運搬する必要がある場合は、肩ベルト5を使用せず、運搬のために引っ張りベルト4及び手持ちベルト2のみを使用することができる。 手不足で緊急の場合は、引っ張りベルト4はまた運搬のために一人の運搬者により扱うことができる。

    この実施の形態に係る救助及び運搬装置Bはさらに第1の実施の形態の利点のほかに次の利点を有する。

    1. 保護シース内部の安全ベルトは死者を安定的に固定することができ、運搬中の装置の振動による運搬速度の低下を阻止する。

    2. 死者の身元は保護シースを開くことなく透明な窓を直接通して確認することができる。

    3. 構造体は死体を運搬するのに特に適する。 比較的気密なため、人体の臭いの流出を減少させることができ、液体が装置外に流れ出すのを阻止することができる。 さらに、死体を包むために必要な材料及び手間を節約することができ、運搬重量を減少させることができる。 安全ベルトは運搬を容易にするように装置上の重量を平衡させるために死体を固定することができる。 透明な窓は死体を特定するために便利に使用することができる。

    次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。

    図5及び図6は本発明の第3の実施の形態における救助及び運搬装置を示す。 この実施の形態の救助及び運搬装置Cは:支持部分1と、手持ちベルト2と、安全ベルト3と、引っ張りベルト4と、肩ベルト5とを有する;この場合、手持ちベルト2、安全ベルト3、引っ張りベルト4及び肩ベルト5は支持部分1に固定される。

    支持部分1の構造は第2の実施の形態のものと同じである。

    手持ちベルト2の構造は第2の実施の形態のものと同じである。

    ここでは、安全ベルト3は2つの肩安全ベルト31と、腰安全ベルト33と、脚安全ベルト34´とを有し;必要に応じてその長さを調整するために調整部材が安全ベルト3上に配置される。 2つの肩ベルト31の上端はそれぞれ支持部分1の頂境界部に固定され、下端は腰ベルト33の下のある部分に固定される。 腰安全ベルト33は2つのセグメントに分割され、その一端はそれぞれ支持部分1の両方の側境界部に固定され、その他端には、これらのセグメントを一緒にバックル止めするためのバックルが配置される。 2つの脚ベルト34´が存在し、その各々は腰安全ベルト33に固定される。

    引っ張りベルト4の数は1つであり、支持部分1の頂境界部上に配置され、ベルトの2つの端部は頂境界部の端部に固定される。

    肩ベルト5は第2の実施の形態のものと同じである。

    この実施の形態の救助及び運搬装置はまた保護カバー6´を含み、その幅は支持部分1の幅に等しいか又はそれよりも幾分大きく、その長さは人体の脚の長さに実質上等しい。 保護カバー6´の底境界部は支持部分の底境界部に接続され、保護カバー6´の2つの側境界部は波形にされ、支持部分1の底境界部に隣接する部分に接続され、それによって、開口を有し、ある余地を占める閉じた保護シースが形成される。

    保護カバー6´の長さは人体の特定の部位に従って調整することができる。 たとえば、頭以外の人体の他の部分を完全に保護する必要がある場合、保護カバー6´の長さは肩から足までの人体の長さよりも幾分大きくなるように設計することができる。

    上述の素子はある強さを有する可撓性の材料で作られる。

    装置を使用するとき、最初に肩安全ベルト31及び腰安全ベルト32を開き、脚を保護シース内に入れた状態で患者を支持部分1上に水平に置く;次いで、肩安全ベルト31及び腰安全ベルト32をバックル止めして、患者を支持部分上で安定的に固定させる。 その後、運搬者は肩ベルトを背中に載せ、患者を運搬するために必要に応じて手持ちベルト3を把持することができる。 患者を横たわった状態で運搬する必要がある場合は、肩ベルト5を使用せず、運搬のために引っ張りベルト4及び手持ちベルト2のみを使用することができる。 手不足で緊急の場合は、引っ張りベルト4はまた運搬のために一人の運搬者により扱うことができる。 そのほか、患者は脚をその外側に出して保護シースの外で座ることができ、次いで、肩安全ベルト31、腰安全ベルト32及び脚安全ベルト34´は運搬のために締結される。

    この実施の形態に係る救助及び運搬装置Cはさらに第1の実施の形態の利点のほかに次の利点を有する。

    1. 第1の実施の形態のものとは異なる構造のため、脚安全ベルトは2つの脚の揺動を阻止するために患者の着席位置を固定することができ、従って、安定性を向上できる。

    2. 人体のための保護シースがあるため、体熱の損失を阻止するために患者の特定の部位を保護することができる。

    3. この実施の形態の特定の構造のため、脚安全ベルトは2つの脚の揺動を阻止するために患者の着席位置を固定することができ、従って、安定性を向上できる。 患者に対する不必要な負傷を回避することができる。

    4. 特殊に設計された救助及び運搬装置のため、患者の呼吸弁は自由に呼吸するために自然に開くことができる。 その理由は、患者が運搬されるときに頭が後方に持ち上がるからである。 これは救助のための要求に応じる。

    本発明の第4の実施の形態を説明する。

    図7、図8及び図9は本発明の第4の実施の形態に係る救助及び運搬装置を示す。 この実施の形態の救助及び運搬装置Dは:支持部分1と、手持ちベルト2と、安全ベルト3と、引っ張りベルト4と、肩ベルト5とを有する;この場合、手持ちベルト2、安全ベルト3、引っ張りベルト4及び肩ベルト5は支持部分1に固定される。

    支持部分1は矩形の形状を有し、その長さは頭から足までの人体の長さに等しく、幅は人間の背中の幅よりも幾分大きい。

    ここでは、手持ちベルト2の数は1対であり、支持部分1の2つの側境界部の下方部分にそれぞれ固定される。 手持ちベルト2上には、摺動可能なハンドライナーが配置される。

    そして、安全ベルト3は2つの肩安全ベルト31と、腰安全ベルト33と、脚安全ベルト34´とを有し、その上には、必要に応じてベルトの長さを調整するための調整部材が配置される。 肩安全ベルト31及び腰安全ベルト33は支持部分1上で患者の上体を固定するために患者の腰部分においてバックル止めされる;脚安全ベルト34´は患者の着席位置を固定するために使用される。

    引っ張りベルト4の数は1つであり、支持部分1の頂境界部上に配置され、2つの端部は境界部の両方の端部に固定される。

    2つの肩ベルト5は支持部分1の2つの側境界部上にそれぞれ設定され、その上端は側境界部の上端と頂境界部との合流部に固定され、下端は側境界部の下方中間部に固定される。 さらに、長さ調整部材及び摺動可能な肩ガスケットが肩ベルト5上に配置される。

    上述の素子の各々はある強さを有する可撓性の材料で作られる。

    装置を使用するとき、安全ベルト3を開き、患者を支持部分1上に横たえるか又は座らせる;次いで、すべてのバックル3をバックル止めして、患者を支持部分1上で安定的に固定させる;次いで、二人の運搬者は患者を運搬するために肩ベルト5を肩に担ぐ;代わりに、二人又はそれ以上の運搬者は運搬のために手持ちベルト2及び(又は)引っ張りベルト4を把持することができる。 手不足の場合、引っ張りベルト4はまた運搬のために一人の運搬者により扱うことができる。

    この実施の形態に係る救助及び運搬装置Dはさらに次の利点を有する:
    1. 装置が肩ベルトを有するため、運搬者は肩でベルトを運搬することができ、同時に、他の手で手持ちベルトを持ち上げることができる。 このようにして、手のみによる操作から由来する、運搬者の腰、背骨及び手の負傷の可能性を大幅に減少させることができるが、また、運搬者はその手で他の緊急事態を処理することができる。 この構造の使用により、意識不明の患者を運搬することが極めて便利となり、意識不明の人体の重量の不平衡のために装置が運搬者により平衡できなくなることが回避される。 そして、肩シースは運搬の心地よさを向上させ、背中部位の負傷の可能性を減少させることができる。 さらに、肩ベルト上の長さ調整可能な部材はベルトの長さを患者の背丈に適合するように調整することができるか、または、患者に対する不必要な負傷を排除し、できる限り早く患者を救急車に送るように、患者をオフロードせずに運搬する場合でさえ自由に調整することができる。

    2. この実施の形態における特殊な構造のため、脚安全ベルトは人体の過剰な揺れから由来する背中上での不必要な負荷を阻止するために患者の着席位置を固定することができ、そのため、患者が搬送されるときの着席位置の安定性を増大させ、患者に対するいかなる不必要な負傷をも阻止することができる。

    3. 手持ちベルトがあるため、運搬者は、自分が肩ベルトを背中に装着している場合の運搬中にいかなる揺動をも阻止するように装置を安定させることができる。

    4. 引っ張りベルトがあるため、手不足で緊急の場合、引っ張りベルトはまた運搬のために一人の運搬者により扱うことができる。

    5. 特殊に設計された救助及び運搬装置のため、患者の呼吸弁は自由に呼吸するために自然に開くことができる。 その理由は、患者が運搬されるときに頭が後方に持ち上がるからである。 これは救助のための要求に応じる。

    図10、図11及び図12は本発明の第5の実施の形態の救助及び運搬装置を示す。 この実施の形態の救助及び運搬装置Eは:支持部分1と、手持ちベルト2と、安全ベルト3と、引っ張りベルト4と、肩ベルト5とを有する;この場合、手持ちベルト2、安全ベルト3、引っ張りベルト4及び肩ベルト5は支持部分1に固定される。

    支持部分1の長さは頭から足までの人体の長さにほぼ等しく、その幅は人間の背中の幅にほぼ等しい。 支持部分1は人体の背中及び脚の形状に適合する形状を有する。 そして、支持部分1はさらに背中支持部分IA及び脚支持部分IBを有する。 脚支持部分上には、可撓性の材料で作られた脚ファスナーベルト53が配置され、その端部は腰安全ベルト33に接続するために使用するバックルを有する。

    2対の手持ちベルト2が支持部分1の2つの側境界部の上方及び中間部分に対となって固定される。

    安全ベルト3は肩安全ベルト31と、腰安全ベルト33と、脚安全ベルト34´とを有する。 肩安全ベルト31の一端は支持部分1の頂境界部に固定され、他端は腰安全ベルト33に接続され、この場合、接続部の位置を調整できる。 2つの脚安全ベルト34´が存在し、各々は腰安全ベルト33に固定される。 そして、すべての安全ベルト上には、その長さを調整するために調整部材が存在する。

    肩ベルト5は支持部分1の背部に固定された肩ファスナーベルト51及び腰ファスナーベルト52を有する。 肩ファスナーベルト51の一端は支持部分1の頂境界部に固定され、他端は腰ファスナーベルト52に接続される。 その長さを調整するために調整部材が肩ファスナーベルト51及び腰ファスナーベルト52上に設定される。 さらに、腰ファスナーベルト52は2つのセグメントに分割され、その一端はそれぞれ支持部分1の両方の側境界部に固定される。 そして、ベルト上には、開閉できるバックルが配置される。

    上述の素子の各々はある強さを有する可撓性の材料で作られる。 装置を使用するとき、安全ベルト3を開き、その長さを人体の長さに適合するように調整する;次いで、支持部分1を患者の背中上に置き、腰安全ベルト33を締結する;肩安全ベルトを肩のまわりに置き、腰安全ベルト33に固定する;次いで、肩ファスナーベルト51及び腰ファスナーベルト52を開き、運搬者及び患者が背中合わせに立ち、肩が肩ファスナーベルト51により固定される。 腰ファスナーベルト52を締結した後、脚ファスナーベルト53が患者の脚上に置かれ、脚安全ベルト34´がその調整部材の位置を調整することによって患者の着席位置を固定するために置かれる。

    このような装置を使用することにより、運搬者は患者を背中に置くことができ、自分の手で緊急事態を自由に扱うことができる。 同時に、運搬者の背中上の患者は運搬者の背後の状況を観察することができ、自分の手はいかなる緊急状況をも取り扱うのに制限を受けない。 この装置は、一部負傷しているが手は戦場で戦闘できるような患者を運搬するのに特に適する。

    次に、本発明の第6の実施の形態を説明する。

    図13及び図14は本発明の第6の実施の形態に係る救助及び運搬装置を示す。 この実施の形態の救助及び運搬装置Fは:支持部分1と、手持ちベルト2と、安全ベルト3と、引っ張りベルト4と、肩ベルト5とを有する;この場合、手持ちベルト2、安全ベルト3、引っ張りベルト4及び肩ベルト5は支持部分1に固定される。
    支持部分1の構造は第5の実施の形態のものと同じである。

    手持ちベルト2の構造は第5の実施の形態のものと同じである。

    安全ベルト3は肩安全ベルト31及び腰安全ベルト33を有する。 肩安全ベルト31の一端は支持部分1の頂境界部に固定され、他端は腰安全ベルト33に接続され、この場合、接続部の位置は調整できる。 そして、すべての安全ベルト上には、その長さを調整するための調整部材が設定される。

    この実施の形態においては、肩安全ベルト31は肩ベルト5の肩ファスナーベルト51に対応し、腰安全ベルト33は肩ベルト5の腰ファスナーベルト52に対応する。

    上述の素子の各々はある強さを有する可撓性の材料で作られる。

    装置を使用するとき、最初に安全ベルト3を開き、ベルトが患者を束縛できるのを保証するようにベルトの長さを調整する;次いで、支持部分1を患者の背中に置き、患者を運搬者の背中上で腹ばいにさせ、腰安全ベルト33をバックル止めして、患者及び運搬者を一緒に固定する;続いて、患者及び運搬者の肩を横切って肩安全ベルト31を配置することによって、運搬者の腰において肩安全ベルト31を腰安全ベルト33に固定する;その後、腰安全ベルト33上でバックル止めするために脚ファスナーベルト53を引っ張り上げ、運搬者の背中上で患者を運搬するために患者の脚を持ち上げる。

    救助及び運搬装置Fを使用することにより、運搬者はその背中で患者を安定的に運搬することができ、一方、その手はいかなる緊急事態をも自由に処理でき、従って、装置は戦争の使用に特に適する。

    QQ群二维码
    意见反馈