Patient support equipment to receive the heating

申请号 JP2000556703 申请日 1999-06-25 公开(公告)号 JP2002519100A 公开(公告)日 2002-07-02
申请人 ヒル−ロム,インコーポレイティド; 发明人 エイチ. ハイムブロック,リチャード; ディー. ハンド,バリー; エル. ボーダーズ,リチャード;
摘要 (57)【要約】 患者を加温するための機器は、患者と 接触 するように構成された外側カバー(74)と、外側カバー内に設けられた導電性織物(70)と、導電性織物を選択された値まで加熱するために導電性織物に電気的に結合された制御装置とを有した患者支持表面(26)を含んでいる。
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 患者に接触するように構成された外側カバーと、前記外側カバー内に設けられた導電性織物と、前記導電性織物を選択された値まで加熱するために前記導電性織物に電気的に結合された制御装置とを有した患者支持表面を備える、患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項2】 前記患者支持表面がマットレスである、請求項1に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項3】 前記患者支持表面が担架のマットレスである、請求項1に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項4】 前記患者支持表面が病院ベッドのマットレスである、請求項1に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項5】 前記患者支持表面が手術台のマットレスである、請求項1に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項6】 前記患者支持表面が患者移送背板に位置する、請求項1に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項7】 前記患者支持表面が治療装置である、請求項1に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項8】 前記治療装置が、患者の一部分に圧力を作用させて熱吸収及び患者の体芯への熱伝達を促進させるように構成された圧力付与器である、請求項7に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項9】 前記患者支持表面が椅子の座面クッションである、請求項1
    に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項10】 前記患者支持表面が椅子の背中クッションである、請求項1に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項11】 患者に接触するように構成された第2の外側カバーと、前記第2の外側カバー内に設けられた第2の導電性織物とを有したブランケットをさらに備え、前記第2の導電性織物がさらに前記制御装置に結合され、前記制御装置が前記第1の導電性織物及び前記第2の電気伝導性織物の両方の温度を制御するようになっている、請求項1に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項12】 前記制御装置が患者支持機器の側部レールと一体的に形成されている、請求項1に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項13】 前記制御装置が患者による操作のためにオンオフスイッチと温度上昇下降スイッチとを含んでいる、請求項12に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項14】 前記制御装置が手持ち型制御装置である、請求項1に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項15】 前記制御装置が遠隔制御装置である、請求項1に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項16】 前記制御装置が取り付け部分を含んでいる、請求項1に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項17】 前記制御装置が患者支持機器の足板と一体的に形成されている、請求項1に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項18】 前記導電性織物が複数のビーズで充填された内部区画の表面に結合されている、請求項1に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項19】 前記外側カバーが予め定められた量の時間の間形状を保持する空気漏出制御材料から作成される、請求項18に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項20】 前記導電性織物が前記外側カバーのキルト状部分内に設けられている、請求項1に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項21】 前記キルト状部分が充填材料で充満されている、請求項2
    0に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項22】 前記導電性織物の前記患者とは反対側の前記外側カバー内に設けられた反射材料をさらに備える、請求項1に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項23】 前記導電性織物に結合された少なくと1つのサーミスタをさらに備え、前記少なくとも1つのサーミスタがさらに前記制御装置に結合されている、請求項1に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項24】 前記導電性織物の下方に前記外側カバー内に設けられた複数の空気袋をさらに備える、請求項1に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項25】 前記複数の空気袋が前記患者の体位を調節するために選択的に膨張及び収縮させられる、請求項24に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 【請求項26】 前記外側カバー内に設けられた前記複数の空気袋の下方に設けられた発泡体ベースをさらに備える、請求項24に記載の患者に加温を行うための機器。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】 発明の背景及び開示 本発明は加熱を受ける患者支持機器に関する。 さらに詳細には、本発明は、均一で制御された患者の温度調節を行うように改良された加熱装置を備える患者支持機器又は治療装置に関する。

    【0002】 患者管理の重要な面は体温調節である。 患者の体温が一定の正常な状態に維持されているとき、患者はより早く回復し、病院での滞在をより満足であると感じるのである。 例えば、緊急治療室に入る患者の多くは、寒い又は熱い(低下した体芯温度)と感じ、加温される(暖められる)ことを必要とする。 手術室から退出する患者又は回復室にいる患者は、手術室の温度が低くなっているために、冷えていることが多い。 患者は、担架又は処置用椅子に載せられて、緊急治療室内に移送され、手術室を出入りする。

    【0003】 患者に加温を行うために、2つの従来の加熱装置が使用されている。 1つの装置は患者の下に配置される液体が充填されたパッドである。 第2の装置は、患者の上に配置される暖かい空気が充填されたパッドである。 これら従来の装置は両方ともそれらに同伴させなくてはならない制御機械を使用し備えるので扱いにくい。 これら装置はバッテリによって駆動されるのではなく、移送の際に患者を暖かく保つことはできない。

    【0004】 本発明は、抵抗加熱体を提供する改良された電気伝導性織物材料を使用する。
    例示として、本発明において加熱体として使用される材料は。 英国のサウスポート、バークデイル(Birkdale)に所在するゴリックス社(Gorix
    LTD)から入手可能なゴリックス(Gorix)材料である。 他の等価な電気伝導性織物材料を使用できることは理解される。 電気伝導性織物材料は、導電性材料を提供するために低温で加熱された繊維形熊の高分子物質である。 この導電性織物材料が裏材料に結合されている。

    【0005】 12V〜24Vの低電圧が導電性織物材料に印加されると、織物を通って電流が流れ、織物はその抵抗により加熱される。 材料は、薄くて柔軟であり、低電圧を使用し、非常に均一に発熱する。 温度は±25/9℃(±5°F)の範囲内で制御される。 例示として、織物は、拭き取り可能なカバーに接合され、患者支持装置又は他の治療装置の加温表面、又はブランケットを形成する。 織物材料を覆い付けることもできれば、織物材料を患者の下又は上に若しくは上下両方に配置することができる。

    【0006】 さらに、本発明は、患者の上下両方に加温を行うことができるようにするために、患者支持装置の加熱表面及びブランケットの両方のための制御装置を提供する。 快適な加温を行うために、患者の上又は下に1つのパッドのみが使用される。 低体温症の治療のためには、2つのパッドが使用される。 パッドはパッドの熱出を調節する制御装置にプラグで接続する。 パッドに対する設定点が入力され、パッドがその設定点まで加温され設定点温度に維持される。 患者が所望の加熱を受けていることを確実にするために、温度がパッド上の皮膚と接触する位置のサーモスタットによって測定される。 明らかな温度機能不全及びバッテリ充電警報を指示するために警報器が設けられる。 例示として、制御装置はDCバックアップ(直流予備電源装置)を備え交流電力を受ける。 1つの例示としての制御装置は携帯可能であり、点滴柱又はベッドの側部レールに配置され得る。 バッテリバックアップ機能により移送の間も加温を継続することができる。

    【0007】 本発明のさらなる特徴は、現時点で知覚される本発明を実施する最良の形態を示している例示の実施態様に関する以下の詳細な説明を考慮することにより、当業者にとって明らかとなる。 詳細な説明は添付の図面を特に参照している。

    【0008】 図面の詳細な説明 ここで、図面を参照すると、図1はベース12を有したベッド10を示している。 支持組立体22がベッド10の足側端部24に設けられている。 例示として、支持組立体22は片持ち式に患者支持組立体26を支持する。 したがって、ベッド10の頭側端部25は、患者(不図示)へのアクセスの便宜を図るために開放的になっておりじゃまな物が存在しない。 本発明の他の実施態様では、患者支持組立体26の頭側端部を支持するための支持体がベース12の頭側端部に結合されることが理解される。 したがって、本発明は片持ち構造に限定されるわけではない。 支持組立体22はベース12に結合されている。 ベース12は、例示として、ロック可能になっているキャスタ28によって支持されている。 支持組立体22は患者支持組立体26をその長手方向軸線を中心として両方向に全360
    °回転させることができる。 本発明は、脊椎損傷の患者に対して脊椎の安定化を与えながら患者支持表面上に位置する患者を全180°回転させることを可能とさせる。 患者支持組立体26を回転させる前に、回前表面(proning s
    urface)(不図示)が患者支持組立体26に取り付けられる。 回前ベッド10のさらなる詳細がPCT国際公開第WO99/07320号パンフレット及びPCT国際公開第WO99/ 号パンフレット、発明の名称「回前ベッド」、1999年6月25日出願、に記載されており、これらPCT国際公開パンフレットは共に本願と一体のものとして参照される。

    【0009】 患者支持組立体26は、支持組立体22に支持され平方向に延びる一対の支持アーム42及び44を含んでいる。 示されている実施態様では、支持アーム4
    2及び44は片持ち式に支持組立体22から遠方へ延びている。 患者支持表面5
    0は以下に記載されるように支持アーム42と支持アーム44との間に結合される。

    【0010】 患者支持表面50は、外側フレーム56と、複数のパネル58〜65とを含んでおり、複数のパネル58〜65は旋回接続具によって外側支持フレーム56に旋回可能に結合されている。 示されている実施態様では、パネル58〜65は全て外側フレーム56の両側部を中心として上方又は下方に旋回可能になっている。 パネル58〜65のこの旋回可能な運動により、回前位(腹臥位)になっているときの患者へのアクセスが提供される。

    【0011】 患者支持表面50のパネル58〜65の各々は、図2に示されているように、
    発泡体などのような減圧表面とカバー68とによって覆われている。 図3はスタイロフォームビーズ72又は他の材料を充填されたスパンデックスのような弾性材料70を示している。 例示として、この弾性材料70は外側カバー74の内部に配置されており、外側カバー74は、空気の漏出を制御されていて、予め定められた時間の間その形状を保持する。 外側カバー74により、スタイロフォームビーズ72の内側弾性袋70を患者の形状に順応させることが可能となる。 1つの実施態様では、外側カバー74又は内側弾性袋70は、例えばゴリックス(商標)材料のような抵抗加熱体から作成される加熱体を含んで形成される。 制御装置76は加熱体に電気的に結合されている。 患者支持表面50上の患者を暖めるために、加熱材料が使用される。 織物又は発泡体層に埋封された相変化材料によってビーズ72を置き換え、熱保持能力を数時間まで延長させてもよい。 このような相変化材料はフリスビー社(Frisby)から入手可能である。

    【0012】 本発明の他の実施態様で、手術室112で通常見られるような手術台110が図4に示されている。 図1に示されているように、手術室112は、手術室11
    0と、手術用照明装置114と、制御ステーション(制御局)116と、点滴スタンド118と、医療装置制御装置119とを含んでいる。 図4に示されているように、典型的には、外科医120及び1人又は複数人の助手122が患者12
    4に処置を施す一方で、麻酔医又は看護婦(看護士)のような他の介護人126
    が、制御ステーション116から又は(仮想線で示されているような)制御装置119を使用して遠隔位置から、手術台110を含む手術室装置を制御、監視している。

    【0013】 図4及び図5に示されているように、手術台110は、関節接合されたフレーム130と、ベース132と、関節接合されたフレーム130とベース132とを相互に接続している架台134と、関節接合されたフレーム130の上に配置されたマットレス138とを含んでいる。 関節接合されたフレーム130は、図5に示されているように、頭部分142と、上側背中部分144と、下側背中部分146と、座部分148と、少なくとも1つの脚部分150とを含んでいる。
    フレーム130の各部分は、ピボットを介して長手方向に隣接する部分に結合され、隣接する部分をモータ(不図示)によって互いに対して回転させることができるようになっている。 したがって、手術台110は、制御ステーション116
    及び/又は制御装置119から制御信号を受信して、関節接合されたフレーム1
    30の各部分を移動させ、患者を図1に示されているような予め定められた手術体位に配置することができるように構成されている。

    【0014】 マットレス138が図6にさらに詳細に示されている。 マットレス138は、
    頭部分190と、胴部分196と、脚部分198とを含んでいる。 マットレス1
    38の頭部分190は、さらに、外側頭部分192と、内側頭部分194とを含むこともできる。 各部分は、接続具200を使用して隣接する部分に結合されており、制御機器186によって供給される媒体をマットレス138の適切な部分に伝送することを可能とさせている。

    【0015】 マットレス138の各部分は、それぞれの部分の内部領域212を規定する外側カバー210を含んでいる。 マットレス138の各部分の外側カバー210は、上部表面214と、底部表面216と、上部表面214と底部表面216とを相互に接続している周囲表面218とを含んでいる。 外側カバー210の上部表面214は、患者124を受け支えるための患者支持プラットフォーム(患者支持台)を提供するように構成されている。 外側カバー210の底部表面216はフレーム130上に配置されるように構成されている。

    【0016】 マットレス138の各部分は、さらに、発泡体マットレス構造220と、複数の空気袋222と、ビーズ袋位置安定化装置224と、マットレス138のそれぞれの部分の内部領域212内に位置するように構成されている温熱パッド22
    6とを含んでいる。 図7に示されているように、発泡体マットレス構造220は、制御機器186によって供給される媒体が発泡体マットレス構造220を通って空気袋222に通り抜けることを可能とさせるために、一対の流路230を含んで形成されている。 例示として、発泡体マットレス構造220は、スタイロフォーム材料から作成されるが、広範な異なる材料を使用することもできる。

    【0017】 温熱パッド226は、温熱パッド226が外側カバー210の上部表面214
    に隣接して配置されるように、空気袋222の上方に配置される。 温熱パッド2
    26は、マットレス138の上に横たわる患者124に熱を与えるように構成されている。 温熱パッド226は、患者124に対して熱を与える任意のタイプの加熱装置とすることができる。 例示として、温熱パッド226は、低電圧電気が材料に供給されたときに材料全体に均一な熱を与える(ゴリックス(商標)のような)熱伝導性材料から作られる。

    【0018】 マットレス138の温度は制御装置116、119及び/又は219を使用して、調整され、制御機器186が温熱パッド226の温度を変化させるために必要な信号を温熱パッド226に供給するようになっている。 例えば、温熱パッド226が(ゴリックス(商標)のような)導電性材料であるとき、制御機器18
    6は、温熱パッド226に電圧信号を供給して、温熱パッド226の温度を変化させる。 手術台10のさらなる詳細は、本願と一体のものとして参照されるPC
    T国際公開第WO99/23992号パンフレットに記載されている。

    【0019】 本発明の他の実施態様では、調節システムが、図9に示されているように手術室台314上に横たわっている患者312の芯体温(core body te
    mperature)を調節するように構成されている。 調節システム310は、圧力付与器320と、加温冷却装置322と、静脈内装置324と、制御機器326とを含んでいる。 圧力付与器320は、陰圧又は周期的な陽圧を患者31
    2の一部(すなわち、四肢)に作用させ、熱吸収及び四肢から体芯部への熱伝達を促進させるために四肢の血管が拡張するように構成されている。 次に、患者3
    12の四肢に対する加温又は冷却を調節し患者312の芯体温を制御するために、加温冷却装置322を使用する。 静脈内装置324は、予熱された静脈内液剤350を患者312の血管に注入することを可能とさせることによって、患者3
    12の芯体温の減少を防止する。 制御機器326は、圧力付与器320と、加温冷却装置322と、静脈内装置324とを制御して、以下で説明されるように、
    患者312の芯体温を調節する。

    【0020】 図9に示されているように、好ましくは、圧力付与器320は、手足を含む脚又は腕の任意の部分のような患者312の四肢上を滑動するように構成されたスリーブである。 (注:2つのスリーブ320、すなわち、各脚に対して1つのスリーブが図9において示されている。)スリーブ20は、制御機器326内に収容された圧力発生装置386から供給される媒体(不図示)を受容し、スリーブ320によって覆われている患者312の部分に陰圧又は周期的陽圧を作用させることができるように構成されている。 スリーブ320は、内部領域(不図示)
    を規定する外殼部分332と、入口部分334とを含んでいる。 入口部分334
    は媒体が内部領域に進入することを許容するように構成されており、外殻部分3
    34が拡張又は収縮して、スリーブ320によって包囲される患者312の部分に陰圧又は周期的陽圧を作用させるようになっている。

    【0021】 加温冷却装置322は、患者312の圧力付与器320によって血管拡張されている部分に加温又は冷却を施すように構成されている。 加温冷却装置322は、図9に示されているように、圧力付与器320と患者312の周期的に圧縮される部分との間に配置された(ゴリックス(商標)のような)熱材料である。 例示として、熱材料322は導電性織物を有した加熱体であり、この導電性織物は、低電圧電気が織物を通過することを許容し、織物の温度を変化させる。 ゴリックス材料322を通過する低電圧電気により、織物は印加される電圧と比例して均一に加熱させられる。

    【0022】 図9に示されているように、制御機器326から熱材料322へ低電圧電気を供給するために、電線339が使用されている。 以下で説明されているように、
    制御機器326は電線339を通じて熱材料322へ適切な量の電圧を供給しており、患者312の芯体温を調節するために適切な熱量が患者312の四肢に付与されるようになっている。

    【0023】 制御機器326は、圧力付与器320と、加温冷却装置322と、静脈内装置324とを制御して、患者312の芯体温を自動的に調節するように構成されている。 図9及び図10に示されているように、制御機器326は、ハウジング3
    60と、ハウジング360の外側表面に取り付けられた入力装置362と、複数の入力ポート364、366、368と、複数の出力ポート374、376、3
    78とを含んでいる。 さらに、図3に示されているように、制御機器326は、
    制御装置384と、圧力発生装置386と、自由選択でありハウジング360内に収容された(点線によって示されている)加温冷却発生装置388とを含んでいる。

    【0024】 ハウジング360は、図9及び図10に示されているように、箱形状に形成されており、把手361を含んでいる。 把手361により、制御機器326が図1
    0に示されているように、介護人316によって片手を用いて持ち運ばれ得るようになっている。 さらに、箱形状のハウジング360の大きさ及び形状は、或る場所から他の場所に制御機器326を容易に移動することを可能にさせる。 ハウジング360は、手術室台314に隣接して床上に配置されることも可能であれば、図9に示されているように搬送車上に配置されることも可能である。

    【0025】 入力装置362は、制御機器326のハウジング360の外側表面に取り付けられている。 入力装置362は押しボタン392と表示スクリーン394とを含んでいる。 押しボタン392により、介護人316は入力装置362に情報を入力でき、その情報が次に制御装置に転送される。 さらに、表示スクリーン394
    は、介護人316に対して、様々な制御機能の状態と、押しボタン392を使用して介護人316によって入力された情報の値とを表示する。 介護人316は基準温度を入力装置362に入力することができ、この基準温度が次に制御装置に伝送される。 基準温度は、次に、制御装置によって、以下で説明されるように加温冷却装置322及び/又は圧力付与器320を制御し、患者312の芯体温を調節するために使用される。 入力装置362は、ハウジング360にコードで係留された別個の入力装置であってもよく、別個の無線遠隔制御装置でもよいことが理解される。 調節装置310のさらなる詳細は本願と一体のものとして参照されるPCT国際公開第WO99/23980号パンフレットに記載されている。

    【0026】 本発明の他の実施態様が図11〜図13に示されている。 図11は、ベース4
    12とマットレス416を支持するように構成されたフレーム414とを有した担架410を示している。 マットレス416は抵抗加熱材料加温パッド418を含んでおり、この加温パッド418がフレーム414の端部の制御装置420に結合されている。 したがって、加温パッド418はマットレス416と一体的に形成されている。 抵抗加熱材料を含んだ上掛けブランケット420がさらにライン424によって制御装置に結合されている。

    【0027】 図12は、抵抗加熱材料からなり一体的に形成された加温パッド428を有した移動可能なマットレス426を示している。 加温パッド428はライン432
    によって制御装置430に結合されている。 上掛けブランケット434がさらにライン436によって制御装置430に結合されている。 したがって、制御装置430は一体的に形成された加温パッド428と加温ブランケット434との両方を制御する。

    【0028】 図13は、2つの別個の加温ブランケット434及び438に結合された制御装置430を含んでいる。 加温ブランケット438が供給ライン440によって制御装置430に結合されている。 したがって、一方のブランケット438が患者の下に配置され、他方のブランケット434が患者の上に配置される。 制御装置430はブランケット434及び438の各々を選択された温度に制御する。
    したがって、加温ブランケット434及び438を任意の担架又はベッドに移動させることができる。 制御装置430は、制御装置430を任意の担架又はベッドに結合することを可能にさせるために、フック(鉤状留め具)432を含んでいる。 図11〜図13の実施態様では、加温パッドを患者の上、下、又は上と下の両方に配置することができる。

    【0029】 ゴリックス材料のような柔軟な導電性織物又は他の柔軟な導電性性材料が、例示として、2層のペン−ニラダーテックス(Penn−Nyla Dartex
    )のような柔軟な防水亜麻布(ticking)材料の間に接着されている。 これにより、体の接触を最大にするために患者の周囲の輪郭に沿うことができる加温ブランケットを提供する。 加温材料は患者を首から足首まで覆い、幅においては両肩を越えて覆っている。 覆い材料は加温材料の両側部及び加温材料の両端部を越えて延び、ブランケットが両脇を覆い及び足を越えて完全に患者を覆うことができるようになっている。 これにより、患者の中心領域のための中央加熱帯域を備えた等身大のブランケットが生み出される。

    【0030】 図14は、担架マットレス444と、中央加温パッド448と側部分450とを有した取り付け可能な加温表面446とを示しており、側部分450はマットレス444の側部端縁452の周囲に延びるように構成され、両側部450図1
    4に点線で示されているようにマットレス444の下に折り込むことができるようになっている。 加温表面446は、マットレス444の頭側端部を覆って留まる頭側端部分454を含んでいる。 したがって、加温パッド448が患者の下に設けられる。 第1のライン456及びコネクタ458が加温パッド448に結合されている。 加温ブランケット460は、患者の上に配置されるように構成されている。 加温ブランケット460は、ライン464及びコネクタ468によって制御装置に結合されるように構成された中央被加熱部分462を含んでいる。 加熱体448及び462の両方を制御するために、制御装置430のような単一の制御装置が使用される。

    【0031】 加温ブランケット470の他の実施態様が図15に示されている。 加温ブランケット470は、本発明の抵抗加熱織物を含んだキルト状領域472を含んでいる。 キルト状部分472は加熱パッドに重量を付加させ、加温材料を患者474
    の皮膚表面と接触させる手助けをする。

    【0032】 他の加温ブランケット476が図16に示されている。 加温ブランケット47
    6は、患者の周囲に巻くように掛けられることができる柔軟な外側領域478を含んでいる。 加温パッド476はキルト状領域480内に設けられる。 例示では、キルティング部分は図17に示されているようなポリエステル充填剤材料48
    2を含んでいる。

    【0033】 本発明の他の実施態様が図18に示されている。 加温ブランケット484は、
    表裏のある両面ペン−ニラのような溶着可能な材料から作成されたキルト状上層486を含んでいる。 ポリエステル合成繊維充填材料488がキルト状部分に配置されている。 反射層490が縁端において電気伝導性織物492に結合されている。 底部表面493が熱伝導性パッドに積層され貼り合わせられている。 反射材料490は患者へ伝達される熱を最大にさせる。 加温ブランケット484上のキルト状部分は使用者に対して加熱領域が位置する場所に関する視覚的な指標を与える。 例示として、各材料は十字のキルトパターンに相互に超音波で溶着される。 上部材料の大きさはブランケット全体に対応しており、その縁端は全ユニットを密封するように相互に接合される。

    【0034】 温度を制御するために、サーミスタ494が加温表面492に結合される。 例示として、加温表面492の異なる領域上の温度を測定し加温表面が均一に加熱していることを確実にするために、少なくとも2つのサーミスタ494が使用されている。 電気導線496がサーミスタ494に結合されている。 低電圧電流を加熱材料に供給するために、付加的な電気導線が加熱体492の両面に延びている。 例示では、制御装置はバッテリバックアップを備えた交流100Vである。
    バッテリは介護人が移送の間患者に加温を行うことを可能とさせる。 例示では、
    制御装置は点滴棒若しくはベッドの足板又は側部レールに掛けられる大きさになっている。 制御装置は、以下に記載するように、ベッド又は担架又に組み込むこともできれば、足板上に設けることもできる。

    【0035】 図19は、加温パッド504を備えたマットレス502を有する担架500を示している。 制御装置506が担架のフレーム508に結合されている。 図20
    に最も良く示されているように、制御装置506はフレーム508上に載置されている。 制御装置506はさらに担架500のデッキ510の下に配置されている。

    【0036】 図21は、ベッド又は担架の側部レール522上の温度操作装置520を示している。 ベッド関節動作操作装置523が温度操作装置520に隣接して設けられている。 例示として、温度操作装置520が患者支持表面上又は患者支持表面の上のブランケット上に位置する単数又は複数の加温パッドに接続されている。
    温度操作装置520はオンオフ指示器526と共にオンオフボタン524を含んでいる。 さらに、温度下降ボタン528及び温度上昇ボタン530が患者による操作のために設けられている。 LED532が温度設定を指示する。 制御装置により患者が予め設定された最大値及び最小値内で加熱体の温度を制御、操作することが可能となる。

    【0037】 本発明の他の実施態様が図22に示されている。 この実施態様では、処置用リクライニング装置すなわち椅子540は、座部分542と背中部分544とを含んでいる。 座部分542は抵抗加熱パッド織物546を含んでおり、背中部分5
    44は第2の抵抗加熱パッド織物548を含んでいる。 制御装置550が椅子5
    40に組み込まれている。 制御装置550は加温パッド546及び548の両方を制御する。 付加的な加温ブランケット552は、抵抗性織物から作成された加温領域554を含んでいる。 加温ブランケット552もまたライン556によって制御装置550に結合されている。 利用可能であれば壁面コンセントに制御装置550のプラグを差し込むこともできれば、椅子540上のバッテリバックアップを移送の間患者を積極的に加温するために使用することもできる。 椅子54
    0を外科的な固定において使用してもよい。 操作装置560が椅子540の腕部分562上に設けられており、患者が介護人によって設定された予設定値に温度を制御することを可能とさせている。 予め定められた範囲内に温度を制御することを可能とさせるために、所望であれば、2つのボタンを設けることができる。
    加温パッド546及び548は、座部分542及び背中部分544のクッションと一体的に形成されることができる。 さらに、加温パッド546及び548は折り返し部分によって既存の椅子の上に装着され、様々な部分に加温パッド546
    及び548を結合させることができる。

    【0038】 所定の例示の実施態様を参照して本発明を詳細に説明したが、特許請求の範囲に記載され規定された本発明の範囲及び精神内に変形態様及び改変態様が存在する。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 回転する支持組立体に結合された第1支持アーム及び第2支持アームから離間して配置された患者支持表面を含んだ本発明の回前ベッドの組立分解斜視図である。

    【図2】 患者支持表面のパネル上に設けられるように構成され、本発明の抵抗加熱体を含んだクッションを示している。

    【図3】 患者支持表面のパネル上に設けられるように構成され、本発明の抵抗加熱体を含んだクッションを示している。

    【図4】 手術室環境において使用される本発明の手術台の斜視図であり、手術台上に横たわっている患者と、患者に手術を施している2人の外科医と、照明と手術台と他の手術室装置を制御するように構成された中央制御ステーションに座っている第1の看護婦と遠隔制御装置を保持している第2の看護婦(仮想線で示されている)とを示している。

    【図5】 図4の手術台の斜視図であり、ベースと、ベースから上方へ延びる垂直方向支持部材(すなわち架台)と、支持部材から外向きに延びる関節接合されたフレームとを備える手術台と、フレーム上に配置され外科手術手順の際に患者を支持するように構成されたマットレスとを示している。

    【図6】 図4及び図5のマットレスの斜視図であり、脚部分と胴部分と頭部分とを含むマットレスを示している。

    【図7】 図6のマットレスの胴部分の側断面図であり、下側発泡体マットレス構造と発泡体マットレス構造の上に配置された高拡幅空気袋と、高拡幅空気袋の上に配置されたスタイロフォームビーズ袋位置安定化装置と、スタイロフォームビーズ袋位置安定化装置の上に配置された温熱パッドとを有するマットレスを示している。

    【図8】 図6のマットレスの胴部分の端部断面図であり、一対の流路を備え、発泡体マットレス構造の流路を通してマットレスの底側表面から媒体が供給されることを可能とさせて、空気袋を膨張又は収縮させることができるように形成された発泡体マットレス構造を示している。

    【図9】 本発明による人の芯体温を調節するための例示としてのシステムの斜視図であり、静脈内供給システムをさらに備えたカートに取り付けられた制御機器と、人の各脚に着けられたスリーブ(筒状の覆い)と、各スリーブから制御機器まで延びる管とを備え、制御機器が管を通るスリーブまでの媒体の流れを制御することができるようになっているシステムを示している。

    【図10】 図9の制御機器を片手に保持している看護婦の斜視図である。

    【図11】 一体化された加温表面及び加熱される上掛けを備えた担架の斜視図である。

    【図12】 加温表面と自由選択の上掛けとを有する移動可能なマットレスを示している。

    【図13】 単一の制御装置に結合された第1及び第2の加温ブランケットを示している。

    【図14】 加熱を受ける加温表面と加温表面の上方に配置される加温ブランケットとを有しているマットレス上層の組立分解斜視図である。

    【図15】 本発明のキルト状加温ブランケットの斜視図である。

    【図16】 本発明の加温ブランケットの他の実施態様の斜視図である。

    【図17】 図16の加温ブランケットの断面図である。

    【図18】 他の加温ブランケットのさらなる詳細を示している斜視図である。

    【図19】 加熱を受ける患者支持表面及び担架のフレームに一体化された制御箱の斜視図である。

    【図20】 図19の線20−20に沿った断面図であり、制御箱のさらなる詳細を示している。

    【図21】 ベッド又は担架の側部レールと一体化された加熱用患者操作装置を示している側面図である。

    【図22】 処置用リクライニング装置の斜視図であり、このリクライニング装置はその座部分及び背中部分上の第1及び第2加温帯域と、患者の上に設けられるように構成された補助ブランケットとを備えている。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 09/188,785 (32)優先日 平成10年11月6日(1998.11.6) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 60/127,992 (32)優先日 平成11年4月6日(1999.4.6) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 ハイムブロック,リチャード エイチ. アメリカ合衆国,オハイオ 45238,シン シナティ,パインノット ドライブ 1041

    QQ群二维码
    意见反馈