Wire bonding method

申请号 JP32496993 申请日 1993-12-22 公开(公告)号 JPH07183323A 公开(公告)日 1995-07-21
申请人 Nec Yamagata Ltd; 山形日本電気株式会社; 发明人 KAIYA YUICHI;
摘要 PURPOSE: To prevent a dedicated electrode from being deformed due to arc heat at the generation of arcs and maintain a constant distance between electrodes with high reproducibility, by producing an inert gas atmosphere in the area between the dedicated electrode and a portion to be bonded, applying voltage across them, and performing bonding immediately thereafter.
CONSTITUTION: A dedicated electrode 11 is positioned above a portion to be bonded of the surface of a lead terminal 4. Inert gas, such as He and Ar, is jetted out of a nozzle 10 to produce an inert gas atmosphere in the area between the dedicated electrode 11 and the lead terminal 4. Then voltage is applied across them by means of a power supply 12 to cause dielectric breakdown and generate arcs 13. The dedicated electrode 11 is moved out of the reach of capillary 5 operation, and then bonding is performed by ultrasonic waves or heat through the capillary 5. Thus a metal wire 6 is not involved in the generation of arcs, which makes it possible to perform bonding by the capillary tip 5.
COPYRIGHT: (C)1995,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 金属ワイヤにて、半導体チップの電極とリード端子を結線するワイヤボンディング方法に於いて、金属ワイヤの被接合部との間にアークを発生させるための専用電極を有し、接合前にこの専用電極と被接合部との間を不活性ガス雰囲気にすると共に両者間に電圧を印加してアークを発生させ、その直後に接合することを特徴とするワイヤボンディング方法。
  • 【請求項2】 不活性ガスとしてHe,Ar等の単原子分子ガスを用いることを特徴とする請求項1記載のワイヤボンディング方法。
  • 【請求項3】 専用電極としてW,Th−W合金等の非消耗電極を用いることを特徴とする請求項1記載のワイヤボンディング方法。
  • 【請求項4】 印加電圧は、直流・交流・パルス流の何れかを用いることを特徴とする請求項1記載のワイヤボンディング方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、ICやトランジスタなどの製造に於いて金属ワイヤによって半導体チップの電極とリード端子を結線するワイヤボンディング方法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来よりワイヤボンディング方法に於ける金属ワイヤと半導体チップ及びリード端子の接合は、
    超音波や熱による圧着接合が一般的に行なわれている。
    この場合、金属ワイヤと被接合部との間に良好な接合強度を得るために、特にリード端子部にメッキや有機物の薄膜を施す方法が用いられてきた。

    【0003】しかし、最近では費用節約のために、このメッキや有機物の薄膜を省略することが行なわれており、この様な被接合部に対し良好な接合を得るために、
    従来は図2に示すようなボンディング方法が提案されている。 図に於いて、1はダイパッド、2はダイパッド1
    の表面に装着された半導体チップ、3は半導体チップ2
    の表面に形成された電極、4はリード端子、5はキャピラリー、6は金属ワイヤ、7はリード端子4を固定するためのリード押えである。 8は金属ワイヤ6とリード端子4とに高電圧を印加するための電源であり、電源8の陽極は金属ワイヤ6に接続され、陰極はリード端子4に接続されている。 9は金属ワイヤ6とリード端子4との間に発生したアーク、10は不活性ガス噴出用ノズルである。 尚、電源8の印加電圧は1.0kV程度であり、
    リード端子4の表面と金属ワイヤ6の表面との間隔は0.2〜0.3mmが適当とされている(例えば特開昭61−105850参照)。

    【0004】次に動作について説明する。 金属ワイヤ6
    の接合すべき部分をリード端子4の接合すべき表面の上方に設置する。 この時の金属ワイヤ6とリード端子4の間隔は例えば0.1mmとする。 次にノズル10から不活性ガスであるArガスを噴出し、その後電源8によって金属ワイヤ6とリード端子4との間に1.0kVの高電圧を印加してアーク9を発生させる。 通常、リード端子4の表面には自然酸化膜が形成されているが、前述したアーク9のクリーニング作用により、この自然酸化膜を破壊分壊し、リード端子4の表面に新生面を形成せしめる。 しかる後に、キャピラリーチップ5で超音波を併用した熱圧着を行なうものである。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】この従来の技術では、
    被接合部及び接合に用いる金属ワイヤにより電極を構成している。 このため被接合部と金属ワイヤの間にアークを発生せしめる場合次の様な問題がある。 すなわち、
    (イ)金属ワイヤがアーク熱により溶融破断するのでキャピラリーにより圧着できない、(ロ)金属ワイヤがジュール熱により不特定位置で溶断する場合があり、連続的な接合が行なえない、(ハ)連続的な接合に於いて、
    金属ワイヤがアーク熱により不特定に溶融変形するため、アーク発生毎に金属ワイヤと接合部の距離が変動して安定したアークが得られず、被接合部に対するクリーニング作用が不安定となり、その結果安定した接合強度が得られない。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】本発明のワイヤボンディング方法は、被接合部との間にアークを発生させるための専用電極を有し、接合前に被接合部とこの専用電極間を不活性ガス雰囲気にすると共に専用電極と被接合部間に電圧を印加してアークを発生させ、その後に金属ワイヤと被接合部を接合するものである。

    【0007】

    【作用】アーク発生過程に於いて、金属ワイヤは電極として全く作用しておらず、従って金属ワイヤに対しアーク熱及びジュール熱による影響が無くなる。 又専用電極として非消耗電極を用いるため、専用電極と被接合部の間隔は再現性良く常に一定に保つことができ、かつ電極表面の形状を安定していることから、安定したクリーニング作用を得ることができる。

    【0008】

    【実施例】次に本発明について図面を参照して説明する。 図1は本発明の一実施例の概略説明図である。 図2
    に示した従来技術に用いられるのと同じ部材については、同一符号を付して重複した説明を省略する。 図に於いて、11は専用電極、12は専用電極11とリード端子4とに電圧を印加するための電源であり、電源12の陽極は専用電極11に接続され、陰極はリード端子4に接続されている。 13は専用電極11とリード端子4との間に発生したアークである。 専用電極としてはW、T
    h−W合金などの非消耗電極を用いる。 尚、電源12の印加電圧及び電流はリード端子4の材質や形状により最適値が異なるため限定しない。 専用電極11とリード端子4との間隔も双方の材質や形状により最適値が異なるため限定しない。

    【0009】次に動作について説明する。 専用電極11
    をリード端子4の接合すべき表面の上方に設置する。 次にノズル10からHe,Ar等の不活性ガスを噴出し、
    専用電極11とリード端子4との間を不活性ガスの雰囲気にし、しかる後に電源12によって両者間に電圧を印加して絶縁破壊を行わせアーク13を発生させる。 印加電圧は、直流・交流・パルス流の何れかを用いる。 リード端子4の表面には酸化被膜が形成されているが、前述したアーク13のクリーニング作用により酸化被膜が破壊分壊し、新生面が露出する。 この時専用電極11はアーク熱に対し充分耐えうる高融点金属であるため、繰り返しアークを発生させた場合でも常に安定したアークが得られることから、前述したクリーニング作用も安定したものとなる。 次に専用電極11をキャピラリー5の動作範囲外に移動し、しかる後にキャピラリーチップ5により超音波や熱による接合を行なう。 この様に従来は金属ワイヤ6とリード端子4の間でアークを生じさせていたが、本実施例では金属ワイヤ6がアークの発生に関与しないためにキャピラリーチップ5による接合を可能にしている。

    【0010】この実施例では、金属ワイヤ6をリード4
    にスイッチボンディングする例を説明したが、金属ワイヤ6を電極3に接合する場合も実施しうる。 又金属ワイヤ6の端域をボール状に成形した後に接合を行なうボールボンディングの場合も実施しうる。 構成上専用電極1
    1とノズル10を一体化することや、金属ワイヤ6の端域をボール状に成形するための電極として専用電極11
    を併用することも可能であり、本発明を実施しうる。

    【0011】

    【発明の効果】以上説明した様に本発明は、ワイヤボンディング方法に於いて、被接合部との間にアークを発生させる専用電極として非消耗電極を有し、接合前に接合部とこの専用電極間を不活性ガス雰囲気にすると共に専用電極と被接合部間に電圧を印加してアークを発生させる。 このためアーク発生時にアーク熱による専用電極の変形は生じず、専用電極と被接合部の間隔、すなわち電極間距離は再現性良く常に一定に保つことができるので再現性の良いアークを得ることが可能となる。 その結果安定したクリーニング作用と共に、接合時に良好な接合強度が得られる。 特にキャピラリーチップによる金属ワイヤの連続接合に於いて有効であり、各接合毎に安定した良好な接合が得られるという効果を有する。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の一実施例の概略説明図である。

    【図2】従来技術の概略説明図である。

    【符号の説明】

    1 ダイパッド 2 半導体チップ 3 電極 4 リード端子 5 キャピラリーチップ 6 金属ワイヤ 7 リード端子 8,12 電源 9,13 アーク 10 不活性ガス噴出用ノズル 11 専用電極

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