Frequency meter hydraulic tool

申请号 JP10657794 申请日 1994-05-20 公开(公告)号 JP3300911B2 公开(公告)日 2002-07-08
申请人 株式会社泉精器製作所; 发明人 喜義 丸山; 昌道 大坂;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 屋内配線、送電及び配電線の端末を圧着、圧縮、切断及び皮はぎの端末処理作業をする油圧工具の使用回数を表示する油圧工具用度数計であって、 油圧源から送出された圧力油を油圧工具本体に有する油圧シリンダへ送る駆動用油路及び該駆動用油路から分岐した圧力検出用油路を内部に有するケースと、前記圧力検出用油路内の圧力が所定圧力以上に達したことを検出する圧力検出機構と、該圧力検出機構が検出した信号を受信して前記圧力検出用油路内の圧力が所定圧力以上に達した回数をカウントして表示する度数表示手段とから成る油圧工具用度数計であって、 前記圧力検出機構は、前記度数表示手段への送信をON
    ・OFFさせるスイッチと、前記圧力検出用油路内の圧力が所定圧力以上に達したときに、前記圧力検出用油路内の圧力を受けて前記スイッチを押圧してON作動させるプランジャーと、前記圧力検出用油路内の圧力が所定圧力未満のときに前記プランジャーに作用する圧力と反対方向へ前記プランジャーを弾性付勢して、前記スイッチをOFF作動させる拘束手段とから成 り、前記スイッ
    チのOFF作動により前記油圧工具用度数計の使用回数
    の1回の動作が完了することを特徴とする油圧工具用度数計。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、屋内配線、送配電線等の端末処理に使用される油圧工具の使用回数を表示する油圧工具用度数計に関し、特に、大きなで送配電線の端末を切断したり、端末若しくは端末処理用の圧着端子、圧着スリーブ等を圧着したりする油圧工具の使用回数が表示される液晶パネル等を備えた油圧工具用度数計に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来、屋内配線、送配電線等の端末処理作業には、大きな荷重が必要のために油圧工具が使用されているが、高出力を発生させる油圧式圧着工具や圧縮工具は、工具の繰り返しの使用によって金属疲労が累積し、最終的には工具が破損してしまう。 このため、屋内配線用電線接続工具については、JIS C 9711
    で一定の回数が規定されている。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、JIS
    規格等で定めのない油圧工具は、破損に至るまでの回数を設計段階でメーカー主導により設定し、さらに、安全率を考慮して耐久回数を設定しているが、この耐久回数を多くすると、必然的に油圧工具の重量が増加して作業性が低下するという問題点があった。 また、一定の耐久回数を基準として設計製造されている油圧工具も、耐久回数を越えて寿命に達すると、破損してしまうので、通常破壊時は、人身等に事故が起きないように安全を考慮して、最弱箇所を設けてあるが、部品交換等で安全サイドである最弱箇所で破壊するとは限らない。 破壊するまでには亀裂等の前兆があるのが普通であるが、使用回数をカウントしていないので、この状態を事前に察知することは不可能に近い。 本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、使用回数を的確に把握することができ、破損する前に部品の交換、工具の取り換えが行え、安全な作業が保証される油圧工具を得るために、油圧工具に取り付けて使用される油圧工具用度数計の提供を目的とする。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明は、屋内配線、送電及び配電線の端末を圧着、
    圧縮、切断及び皮はぎの端末処理作業をする油圧工具の使用回数を表示する油圧工具用度数計であって、油圧源から送出された圧力油を油圧工具本体に有する油圧シリンダへ送る駆動用油路及び該駆動用油路から分岐した圧力検出用油路を内部に有するケースと、前記圧力検出用油路内の圧力が所定圧力以上に達したことを検出する圧力検出機構と、該圧力検出機構が検出した信号を受信して前記圧力検出用油路内の圧力が所定圧力以上に達した回数をカウントして表示する度数表示手段とから成る油圧工具用度数計であって、前記圧力検出機構は、前記度数表示手段への送信をON・OFFさせるスイッチと、
    前記圧力検出用油路内の圧力が所定圧力以上に達したときに、前記圧力検出用油路内の圧力を受けて前記スイッチを押圧してON作動させるプランジャーと、前記圧力検出用油路内の圧力が所定圧力未満のときに前記プランジャーに作用する圧力と反対方向へ前記プランジャーを弾性付勢して、前記スイッチをOFF作動させる拘束手段とから成り、前記スイッチのOFF作動により前記油
    圧工具用度数計の使用回数の1回の動作が完了することを特徴とする。

    【0005】

    【0006】

    【作用】油圧源から送出された所定の圧力を有する圧力油は、油圧工具用度数計内の駆動用油路を通って油圧工具の油圧シリンダに流入され、油圧シリンダを作動させる。 この油圧シリンダの作動により、油圧工具は、例えば電線の端末に端子を圧着する等の圧着作業をすることができる。

    【0007】一方、この油圧工具の圧着作業と同時に、
    油圧工具用度数計の駆動用油路に流入された圧力油の一部は、駆動用油路から分岐された圧力検出用油路に流入される。 そして、この圧力検出用油路内の圧力が、所定圧力以上に達すると、プランジャーが拘束手段の弾性付勢力に抗して後退し、スイッチを押圧してON作動させる。 このとき、所定の信号が電線を介して度数表示手段に送信され、この信号を受信した度数表示手段は、油圧工具の使用回数(受信回数)をカウントして、油圧工具の使用回数を表示することができる。 そして、圧力検出用油路内の圧力が所定圧力以上に達して油圧工具の圧着作業が完了すると、駆動用油路および圧力検出用油路内の圧力が所定圧力以下に減圧される。 これにより、拘束手段の弾性付勢力によりプランジャーが前進してスイッチから離れ、スイッチがOFF作動する。 このスイッチのOFF作動により、油圧工具用度数計の使用回数1回の動作が完了する。

    【0008】

    【実施例】以下、本実施例を図面に基づいて説明する。
    図1〜図3は、本発明に係る油圧工具用度数計の一実施例を示す。 図3において、油圧工具用度数計31のケース33内部には、前後方向(左右方向)に貫通した駆動用油路35を穿設し、この駆動用油路35の前端部をケース33の前方(左方)へ突出させて、その外周面に雄ねじ35aを設けると共に、駆動用油路35の後端部に雌ねじ35bを設けてある。 また、ケース33内部には、この駆動用油路35から離間してケース33の前端から後方へ向かって所定深さを有するプラグ充填孔37
    を穿設してある。

    【0009】プラグ充填孔37の前端部には雌ねじ37
    aを設け、プラグ充填孔37の後端部周面には駆動用油路35の中間部に連通した圧力検出用油路39を設けてある。 また、プラグ充填孔37の中心線Y−Y上において、プラグ充填孔37の後端面にプラグ充填孔37の径より小径のシール用孔41を穿設し、このシール用孔4
    1に作動油の漏洩を防止するOリング42を嵌装してある。 また、中心線Y−Y上において、シール用孔41の後端面にシール用孔41の径より小径の軸挿通孔43を穿設し、この軸挿通孔43の後端の径を拡大してフランジ挿入孔45を穿設し、このフランジ挿入孔45の後端の径を拡大してスプリング受け充填孔47を穿設し、さらに、このスプリング受け充填孔47の後端部に、雌ねじ47aを設けてある。

    【0010】このような構成のケース33のプラグ充填孔37にはプラグ49を装着してある。 このプラグ49
    の前端部には、プラグ充填孔37の雌ねじ37aと螺合する雄ねじ49aを設け、プラグ49の後端部の外周面には、周溝49bを設け、さらにプラグ充填孔37の中心線Y−Y上にプラグ49の後端面から前方に向かって形成した所定深さの軸挿通孔49cを穿設すると共に、
    周溝49bから軸挿通孔49cに連通した連通孔49d
    を穿設してある。 さらに、プラグ49の雄ねじ49aと周溝49bの間には、作動油の漏洩を防止するOリング48を嵌装したシール用周溝49eを設けてある。 そして、プラグ49をプラグ充填孔37に挿入し、プラグ4
    9の雄ねじ49aをプラグ充填孔37の雌ねじ37aに螺着すると、プラグ49の周溝49bがケース33の圧力検出用油路39に連通するようにしてある。

    【0011】さらに、プラグ49の後方のケース33の内部には、プランジャー51を装着してある。 このプランジャー51は、前後方向へ延設した軸部51aと、この軸部51aの中間部から径方向へ突設したフランジ部51bとから成り、ケース33にプラグ49を装着した状態において、フランジ部51bの前方の軸部51a
    は、ケース33の軸挿通孔43とプラグ49の軸挿通孔49cに嵌合し得ると同時に、フランジ部51bはケース33のフランジ挿入孔45に嵌合し得るようにしてある。 さらに、ケース33にプラグ49とプランジャー5
    1をそれぞれ装着しプランジャー51を前方(左方)へ移動させて、プランジャー51のフランジ部51bがケース33の軸挿通孔43の後端に当接した状態では、プランジャー51の軸部51aの前端がプラグ49の連通孔49dを遮断しないように軸部51aの長さを設定してある。

    【0012】さらに、ケース33のスプリング受け充填孔47には、環状のスプリング受け53を装着してある。 このスプリング受け53は、プラグ充填孔37の中心線Y−Y上において、スプリング受け53の前部に所定深さを有するスプリング装着孔53aを装着し、このスプリング装着孔53aの後端面にスプリング装着孔5
    3aの径より小径の軸挿通孔53bを穿設し、さらに軸挿通孔53bの後端に軸挿通孔53bの径より大径で所定深さを有する開口部53cを設けてある。

    【0013】この開口部53cには、プラグ充填孔37
    の中心線Y−Y上に押し釦スイッチ等のようなスイッチ55を備えてあり、また、スプリング受け53の後方のスプリング受け充填孔47の雌ねじ47aには、スイッチ55とスプリング受け53を固定する押えボルト57
    を螺着してある。

    【0014】ケース33にプランジャー51とスプリング受け53を装着して形成されるスプリング装着孔53
    a内の環状の隙間には、拘束手段としてのコイルスプリング59を装着してあり、プランジャー51、コイルスプリング59、スプリング受け53、スイッチ55、及び押えボルト57を装着した状態では、プランジャー5
    1は、コイルスプリング59の弾性付勢力(ばね圧力)
    により前方へ移動して、プランジャー51のフランジ部51bの前端がケース33の軸挿通孔43に当接すると共に、フランジ部51bの後端とスプリング受け53の前端との間に所定の隙間Sを生じるようにしてある。 さらに、この隙間Sを有しているときには、プランジャー51の軸部51aの後端がスイッチ55を押さないスイッチOFFの状態にしてあり、逆に、コイルスプリング59の弾性付勢力に抗してコイルスプリング59を短縮させ、プランジャー51のフランジ部51bの後端がスプリング受け53の前端に当接して隙間Sが無いときには、プランジャー51の軸部51aの後端がスイッチ5
    5を押しているスイッチONの状態にしてある。

    【0015】さらに油圧工具の使用回数を表示する度数表示手段としての液晶パネル61を、図1及び図3
    (b)に示すように、ケース33の正面に取り付け、スイッチ55と液晶パネル61を電線63で接続して、スイッチ55から発信される信号を液晶パネル61に送信するようにしてある。 なお、プランジャー51、コイルスプリング59、およびスイッチ55が圧力検出機構5
    0を構成している。

    【0016】このような構成の油圧工具用度数計は、例えば、図4に示すような油圧工具に取り付けて使用することができる。 図4において、油圧工具本体71は、電線の端末を圧着する等の端末処理作業を行う油圧シリンダ73を内蔵すると共に、油圧工具本体71の後端75
    から油圧シリンダ73に連通した送油孔77を穿設し、
    さらに、この送油孔77の後端部に油圧工具用度数計3
    1のケース33の雄ねじ35aと螺合する雌ねじ77a
    を穿設してある。 そして図4の使用例では、ケース33
    の前端部の雄ねじ35aに油圧工具本体71の後端部の雌ねじ77aを螺着すると共に、ケース33の後端部の雌ねじ35bにカプラー78を螺着し、このカプラー7
    8に油圧ホース等の配管部材(図示せず)を接続して油圧ポンプ等の油圧源(図示せず)に接続している。 さらに、上記配管部材に減圧弁を備えた作動油戻し管路(図示せず)を連通している。

    【0017】次に、本実施例に係る油圧工具用度数計の作用を図4の使用例によって説明する。 まず、油圧工具の作動用スイッチ(図示せず)を入れると、油圧源(図示せず)から所定の圧力を有する作動油(以下、「圧力油」という)が、油圧ホース等の配管部材(図示せず)、及び図3(a)の矢印Cに示すように、油圧工具用度数計31の駆動用油路35を通って油圧工具本体7
    1内の油圧シリンダ73に流入され、油圧シリンダ73
    を作動させる。 この油圧シリンダ73の作動により、油圧工具は、例えば電線の端末に端子を圧着する等の圧着作業をすることができる。

    【0018】一方、この油圧工具の圧着作業と同時に、
    油圧工具用度数計31の駆動用油路35に流入された圧力油の一部は、図3(a)の矢印Dに示す方向へ駆動用油路35から分岐された圧力検出用油路39、プラグ4
    9の周溝49b、そしてプラグ49の連通孔49dを通ってプラグ49の軸挿通孔49cに流入される。 そして、この軸挿通孔49c(従って、圧力検出用油路3
    9)内の圧力が、所定圧力以上に達すると、プランジャー51がコイルスプリング59の弾性付勢力に抗して後退してスイッチ55を押圧しON作動させる。 このスイッチのON作動により、図3(b)に示すように、信号が電線63を介して度数表示手段61に送信され、この信号を受信した度数表示手段61は、油圧工具の使用回数(受信回数)をカウントして、油圧工具の使用回数を表示することができる。

    【0019】そして、圧力検出用油路39内の圧力が所定圧力以上に達して電線の端末と端子の圧着が完了すると、油圧源と油圧工具用度数計31の間の油圧ホース等の配管部材に連通された減圧弁(図示せず)が開き、駆動用油路35を介して油圧工具本体11の油圧シリンダ73内の圧力、及び圧力検出用油路39、プラグ49の周溝49b、プラグ49の連通孔49dを介してプラグ49の軸挿通孔49c内の圧力が所定の圧力以下に減圧される。 このため、コイルスプリング59の弾性付勢力によりプランジャー51が前進してスイッチ55から離れ、スイッチ55がOFF作動される。 このスイッチ5
    5のOFF作動により、油圧工具の使用回数1回の動作が完了する。

    【0020】このように本実施例では、油圧工具本体7
    1に油圧工具用度数計31を取り付けたので、油圧工具の使用回数を的確に把握することができ、破損前に部品の交換、工具の取り換えが行え、安全な作業を保証することができるという優れた効果を有するものである。

    【0021】また、油圧工具用度数計31を油圧工具と一体的に構成せずに、別個に構成したので、油圧工具用度数計31を油圧ホース等の配管部材を介して油圧工具の適宜箇所に取り付けでき、使用上、極めて便利である。

    【0022】なお、上記実施例では、圧力検出機構は、
    プランジャー51、コイルスプリング59、およびスイッチ55で構成したが、これに限定されるものではなく、圧力検出機構は、圧力検出用油路39または駆動用油路35内の所定の圧力を検出して度数表示手段61へ信号を送信する圧力センサー、圧電スイッチ等(図示せず)で構成することもできる。

    【0023】

    【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、油圧工具本体に油圧工具用度数計を取り付けたので、油圧工具の使用回数を的確に把握することができ、破損前に部品の交換、工具の取り換えが行え、安全な作業を保証することができる。

    【0024】また、油圧工具用度数計を油圧工具と一体的に構成せずに、別個に構成したので、油圧工具用度数計を油圧ホース等の配管部材を介して油圧工具の適宜箇所に取り付けでき、使用上、極めて便利である。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明に係る油圧工具用度数計の一実施例を示す正面図である。

    【図2】図1の油圧工具用度数計の前側面図である。

    【図3】(a)は図2の油圧工具用度数計のA−A線組立断面図であり、(b)は図2の油圧工具用度数計のB
    −B線組立断面図である。

    【図4】図1の油圧工具用度数計を油圧工具に使用した一例を示す図である。

    【符号の説明】

    31 油圧工具用度数計 33 ケース 35 駆動用油路 39 圧力検出用油路 50 圧力検出機構 51 プランジャー 55 スイッチ(押し釦スイッチ) 59 拘束手段(コイルスプリング) 61 度数表示手段(液晶パネル) 71 油圧工具本体 73 油圧シリンダ

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−198772(JP,A) 実開 昭62−163833(JP,U) 実開 平3−109774(JP,U) 実開 平3−65679(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) B23Q 17/00 - 23/00 B25F 5/00

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