Moving body of the counter to be displayed on the mobile itself |
|||||||
申请号 | JP2008313790 | 申请日 | 2008-12-09 | 公开(公告)号 | JP4334608B1 | 公开(公告)日 | 2009-09-30 |
申请人 | 益夫 青山; | 发明人 | 益夫 青山; | ||||
摘要 | 【課題】移動体の重さのみで動作する計数器を提供し、カウントすること自体が楽しく行えるようにする。 【解決手段】移動体が計数器上面の傾斜を重 力 で移動すると、フタ33が開放している最初の桁の空間に落下し、移動体の数が増加して桁送り1つ手前となると、フタ・センサー30でそれを 感知 してフタ33を閉鎖し、これにより、次の桁に移動体が落下可能となる。 次の桁の空間に移動体が落下すると、その桁以前の全ての回転支持板50が開放し、移動体をそれら桁の空間から排出する。 計数器の全面には桁毎に数字が表示されており、これにより、計数が表示される。 移動体の重さのみでそれぞれの構成部品が機能するものであり、自動桁送りの様子を楽しみながら使用することができる。 【選択図】図1 |
||||||
权利要求 | 1個ずつ落下して導入される移動体を最下位桁から順に、自動桁送りしながら配置していき、その配置で落下して導入された移動体の総数を表す計数器であって、 下位桁から上位桁まで、各桁が空間を有し、各空間の天井部には、下位桁から上位桁へと移動体が重力で移動しうる程度の傾斜をつけ、最下位桁の天井部が一番高くなるように設定され、 各桁は、 空間の天井部にフタをする開閉式のフタであって、通常開放状態のフタと、 移動体を納めて数字を表す表示部と、 空間の下端に配置され、移動体を各桁空間に留めておく開閉式の支持部と、 前記フタが開放状態のときに移動体が桁空間に落下し始めると前記支持部を閉鎖し、かつ、一つ上位の桁に移動体が納まる度毎に、それより下位のすべての桁の前記支持部を開放して、それらの桁に納められていた移動体をすべて落下させる支持部開閉手段と、 移動体が桁空間に落下して納まった移動体が増えて桁送りの1つ手前までくると該桁の前記フタを閉鎖して、それにより、次に落下導入される移動体が該桁のフタの上を移動して一つ上位の桁に到着することを可能とし、かつ、それ以外の場合にフタを開放するフタ開閉手段と、 を有することを特徴とする計数器。 請求項1記載の計数器において、桁空間が、それぞれ2つの角柱で2方向から挟まれる格好で形成される桁空間で、2つの角柱の間隔が該移動体の横幅より小さく設定され、2つの角柱の内側の少なくとも片方に天井部から底部まで溝を設け、該移動体の一部がその溝に食い込むことで、該移動体がこの桁空間の横方向から外部に出ないように保持されることを特徴とする計数器。 請求項2記載の計数器において、溝を、片方の角柱に曲線で設けることにより、又は片方の角柱にジグザグに設けることにより、若しくは両方の角柱にまたがってジグザグに設けることにより、又は両方の角柱にまたがって螺旋状に設けることにより、若しくは両方の角柱そのものに傾斜を与えることにより、桁空間に配置される移動体が前記支持部に与える重力を軽減することを特徴とする計数器。 請求項1記載の計数器において、フタ開閉手段は、桁空間に落下導入され配置される移動体の数が桁送りの1つ手前に達する時の一番上に配置された移動体の高さ位置に取り付けられたフタ・センサーを備え、桁送りの1つ手前まで移動体が増えた時にフタ・センサーのスイッチがオンのままになり、天井のフタが閉じたままになることを特徴とする計数器。 請求項1記載の計数器において、 開閉式の支持部が、移動体を直接支える回転支持板を備え、 支持部開閉手段は、前記回転支持板の一方の端を支えて回転支持板の回転を止める支持スイッチと、前記支持スイッチのスイッチを切り替える2つのセンサーである支持センサー及び下位リセット・センサーとからなり、 前記支持センサーは、それぞれの桁空間の上部に配置されて、移動体が前記支持センサーを通過すると、該桁の前記支持スイッチがオンになって、前記回転支持板を空間の下端に保持し、また、前記移動体が前記支持センサーを通過すると、該桁より1つ下位の桁の支持スイッチが、オフになり該桁より1つ下位の桁の前記回転支持板を空間の下端から開放するよう構成されており、 下位リセット・センサーは、それぞれの桁空間の前記回転支持板より下に配置されていて、移動体が回転支持板より下に落下すると、前記移動体が前記下位リセット・センサーを下に押し、該桁より1つ下位の桁の支持スイッチをオフにするよう構成されており、 前述した移動体が該桁の前記支持センサーを通過すると、結果として該桁より2つ下位の桁の支持スイッチもオフになり、該桁より2つ下位の桁の回転支持板が開けられ、そこに留まっていた移動体がすべて回転支持板より下に落下して、この落下の連鎖が該位より下位の桁すべてに起こることを特徴とする計数器。 請求項5記載の計数器において、支持センサーが、移動体の通路に突き出されたテコ棒で、落下する移動体の重力をテコの原理で大きく増やし、その力をワイヤーで該桁の支持スイッチに伝えて該桁のスイッチをオンにすると同時に、最下位桁を除いて、その力をワイヤーで1つ下位の桁の支持スイッチにも伝えてそのスイッチをオフにすることを特徴とする計数器。 請求項5記載の計数器において、 支持スイッチが、T字の下部に付けられた突起で前記回転支持板を支えるT字形をしていて、その中央部を回転軸で支えることで装置本体と支持スイッチとの摩擦を小さくし、また前記突起が小さいので、前項のテコの原理で大きくなった力をワイヤーで伝えて前記T字形支持スイッチを少し回転させるだけで、前記回転支持板が外れるよう構成されており、 T字の横棒の中央寄りに重りが付けられて、その重りのモーメントが支持スイッチのオンとオフをより確実にするよう構成されていることを特徴とする計数器。 請求項1−7いずれかに記載の計数器において、該計数器はさらに、 移動体を1個のみ受け取って保持することができる受け皿と、 投入された移動体を受け皿で受け取るとゆっくりと斜め横方向へ回転するスプーン回転部と、 その回転止めと、 回転止めで回転が止まった時に前記スプーン回転部から放り出される移動体を受ける導入路と、 移動体より少し大きめの1個の穴が前記スプーン回転部の受け皿の直上に開けられたこれら全体を覆う透明な固形の覆いとからなり、 前記スプーン回転部が、移動体を受け取るとその重力モーメントによって斜め横方向へ回転を始めるように、その回転軸が垂直よりも少し傾斜をつけられており、また、スプーン回転部の受け皿が移動体を受け取る最初の地点では、その受け皿がスプーン回転部の中で高い位置にくるように傾斜がつけられ、また、回転止めで止まって横方向への回転を終えたスプーン回転部が移動体を放り出す最後の地点では、その皿部がスプーン回転部の中で低い位置にくるように前記傾斜が設定されることによって、移動体が皿から放り出されて導入路に移動されるように構成され、 前記受け皿が移動体1個分の大きさしかなくて、人が意図的に続けて移動体を投入しても2個目以降の移動体は皿に載らずに落下して、前記導入路に達しないよう構成され、これにより、移動体を1つずつ受け皿に時間間隔をあけて投入する用途に適していることを特徴とする計数器。 |
||||||
说明书全文 | 落下してくる移動体を、無動力、無電源で自動桁送りして、その移動体自体で数字を表示する計数器に関する。 健康に役立つ行為を実施した回数とか、エコに役立つ行為を実施した回数などをカウントする場合に、カウントすること自体が楽しく行えるような計数器があれば、健康やエコの推進に役立つ。 そしてその際、その計数器は電源や動力を使用しないエコ商品であることが望ましい。 例えば、温暖化防止のためのレジ袋削減を目的にコンビニのレジに設置される場合、レジ袋を削減したい客にはビー玉1個を本装置に投入してもらい、投入されたビー玉そのもので削減されたレジ袋の数が一目でわかるように表示でき、その上、自動桁送りが近づいてくると、どのように桁送りがなされるのか試してみたくなるような、楽しくレジ袋を削減できて集客効果も期待できる計数器が望まれる。 しかし、上記したような計数器はこれまでに知られていない。 また、誤作動を避けるために、続けて2個の移動体が連続して計数器に導入されないようにする手段も必要であるが、この手段も簡単ではない。 上記した目的を達成するために、本発明は、1個ずつ落下して導入される移動体を最下位桁から順に、自動桁送りしながら配置していき、その配置で落下して導入された移動体の総数を表す計数器であって、 上記した本発明の計数器において、桁空間が、それぞれ2つの角柱で2方向から挟まれる格好で形成される桁空間で、2つの角柱の間隔が該移動体の横幅より小さく設定され、2つの角柱の内側の少なくとも片方に天井部から底部まで溝を設け、該移動体の一部がその溝に食い込むことで、該移動体がこの桁空間の横方向から外部に出ないように保持されることが好ましい。 この場合、溝を、片方の角柱に曲線で設けることにより、又は片方の角柱にジグザグに設けることにより、若しくは両方の角柱にまたがってジグザグに設けることにより、又は両方の角柱にまたがって螺旋状に設けることにより、若しくは両方の角柱そのものに傾斜を与えることにより、桁空間に配置される移動体が前記支持部に与える重力を軽減することが好適である。 また、上記した本発明の計数器において、フタ開閉手段は、桁空間に落下導入され配置される移動体の数が桁送りの1つ手前に達する時の一番上に配置された移動体の高さ位置に取り付けられたフタ・センサーを備え、桁送りの1つ手前まで移動体が増えた時にフタ・センサーのスイッチがオンのままになり、天井のフタが閉じたままになることが好ましい。 さらに、開閉式の支持部が、移動体を直接支える回転支持板を備え、支持部開閉手段は、前記回転支持板の一方の端を支えて回転支持板の回転を止める支持スイッチと、前記支持スイッチのスイッチを切り替える2つのセンサーである支持センサー及び下位リセット・センサーとからなり、前記支持センサーは、それぞれの桁空間の上部に配置されて、移動体が前記支持センサーを通過すると、該桁の前記支持スイッチがオンになって、前記回転支持板を空間の下端に保持し、また、前記移動体が前記支持センサーを通過すると、該桁より1つ下位の桁の支持スイッチが、オフになり該桁より1つ下位の桁の前記回転支持板を空間の下端から解放するよう構成されており、下位リセット・センサーは、それぞれの桁空間の前記回転支持板より下に配置されていて、移動体が回転支持板より下に落下すると、前記移動体が前記下位リセット・センサーを下に押し、該桁より1つ下位の桁の支持スイッチをオフにするよう構成されており、前述した移動体が該桁の前記支持センサーを通過すると、結果として該桁より2つ下位の桁の支持スイッチもオフになり、該桁より2つ下位の桁の回転支持板が開けられ、そこに留まっていた移動体がすべて回転支持板より下に落下して、この落下の連鎖が該位より下位の桁すべてに起こるようにすることが好ましい。 この場合、支持センサーが、移動体の通路に突き出されたテコ棒で、落下する移動体の重力をテコの原理で大きく増やし、その力をワイヤーで該桁の支持スイッチに伝えて該桁のスイッチをオンにすると同時に、最下位桁を除いて、その力をワイヤーで1つ下位の桁の支持スイッチにも伝えてそのスイッチをオフにするよう構成することが好ましい。 また、支持スイッチが、T字の下部に付けられた突起で前記回転支持板を支えるT字形をしていて、その中央部を回転軸で支えることで装置本体と支持スイッチとの摩擦を小さくし、また前記突起が小さいので、前項のテコの原理で大きくなった力をワイヤーで伝えて前記T字形支持スイッチを少し回転させるだけで、前記回転支持板が外れるよう構成されており、T字の横棒の中央寄りに重りが付けられて、その重りのモーメントが支持スイッチのオンとオフをより確実にするよう構成されていることが好ましい。 上記した本発明の計数器はさらに、 次の実施例1及び実施例2において説明する。 まず、本発明の概略を説明する。 本発明は、図1及び図2のように、一の桁、十の桁・・というそれぞれの桁空間を2本の角柱が挟む形で構成し、少なくとも一方の角柱に溝を付けて、その溝に沿って移動体が落下していく構造にすることが大切な要素であって、そうすることで、桁を構成する空間の上下左右前後6方のうちの左右の2方向以外は、開いた空間を確保することができて、そこに前述した1個で多数の移動体を確実に落下させるための、以下で述べるテコの原理を利用した支持センサー、回転軸を利用したT字形の支持スイッチ、及びフタ・センサーを配置することが可能となる。 本発明によれば、下位桁から上位桁まで、各桁が、空間を有し、天井部にフタをする開閉式のフタと、移動体を貯めて数字を表す表示部と、移動体を留める開閉式の支持部とからなることを特徴とする計数器本体が得られ、さらに移動体を計数器本体に1個ずつ導入するための個数調整部が得られる。 下位桁から上位桁の各空間の天井部には、移動体が重力で移動しうる程度の傾斜をつけ、最下位桁の天井部が一番高くなるようにしておく。 落下してくる移動体は、まず最下位桁の天井部に、1個ずつ導入されるようにする。 1個ずつ導入する手段である個数調整部については、後述する。 前記開閉式のフタは、その桁に納まった移動体の数が自動桁送りの1個手前(十進数の場合は9個)になると、フタ・センサーが働いて、フタを閉じたままにする。 そのため、次にその桁に落下しようとしてきた移動体は、フタが閉じられているため、その桁には落下せずフタの上を転がるか又は滑って、1つ上位の桁に落下して納められる。 前記開閉式の支持部は、2方のうちの一方が回転軸でもう一方が支持スイッチで支えられる回転式の支持板を備えており、支持部開閉手段は、その回転支持板の回転を止めて支える前記支持スイッチと、その支持スイッチを切り替える支持センサー及び下位リセット・センサーとからなる。 該桁に移動体が落下して入ってくると、まず上部に配置された支持センサーが働いて、1つ下位の桁の支持スイッチがオフにされて、支持スイッチによって支えられていた回転支持板が支持を失って回転することで回転支持板が開く。 またそれと同時に、支持センサーは、該桁の支持スイッチをオンにして該桁の回転支持板を支える。 そのため、該桁に落下してきた移動体は該桁に納められるが、該桁より1つ下位の桁に納められていた移動体は回転支持板の下へすべて落下して、桁空間から無くなる。 次にこのように、該桁より1つ下位の回転支持板の下に移動体が落下すると、その回転支持板より下に配置された下位リセット・センサーが働いて、さらに1つ下位の桁の回転支持板を開いて、結果として2つ下位の桁に納められていた移動体もすべて回転支持板より下へ落下する。 そうすると、2つ下位の桁の回転支持板の下に配置された下位リセット・センサーも働いて、3つ下位の桁の回転支持板を開けてそこに納められていたすべての移動体も落下させる。 このような落下の連鎖が起きて、ある該桁に移動体が落下すると、それより下位の桁に納められた移動体がすべて落下して桁空間から無くなる。 以上が自動桁送りの手段であり、簡単に言い直せば、桁送りの1つ手前までその桁に移動体が貯まれば、その次の移動体は、該桁ではなく1つ上位の桁に落下して納められ、該桁より下位の桁に納まっていたすべての移動体は落下して桁空間から無くなる。 次に表示部について説明する。 表示部は、桁空間に落下して入ってきた移動体を納めておく所であり、少なくとも正面から見た場合に桁空間に納められている移動体が見えるような構造にしておく。 十進数の場合で、万の桁以上には移動体が無く、千の桁に3個の移動体、百の桁に0個の移動体、十の桁に9個の移動体、一の桁に9個の移動体が納められていたとすれば、それは3,099という数字を表す。 正面から見て移動体の納められているすぐ横の柱には数字が記されており、各桁の移動体が何個納められているか見てすぐにわかるようにしておく。 ここで、前記支持センサーが、1つ下位の桁の回転支持板を開放するには、いくつかの手段が不可欠で、少なくともそれらのいくつかを組み合わせる必要があるので、それらについて説明する。 十進数の場合で言えば、桁送りの時の1つ下位の桁には9個の移動体が納まっており、それらの9個を、次の移動体1個がすべて落とさなければならない。 9個の移動体が回転支持板に与える重力は大きく、その重力を支える回転支持板と支持スイッチとの間の摩擦力も当然大きくなるので、まずこの重力を軽減して摩擦力を小さくする手段が必要である。 その手段は、各桁の移動体を納める空間の側壁の溝を例えば図4のようにジグザグ40にして、移動体の重力の多くを側壁に持たせ、回転支持板に働く重力を分散させることである。 また、この手段は、落下してくる移動体が回転支持板に与える落下の衝撃を和らげる働きもする。 さらに、上述の移動体の重力を側壁である角柱に持たせる方法としては、溝を、片方の角注に曲線で設けることにより、又は片方の角柱にジグザグに設けることにより、若しくは両方の角柱にまたがってジグザグに設けることにより、又は両方の角柱にまたがって螺旋状に設けることにより、若しくは両方の角柱そのものに傾斜を与えることなどの方法がある。 次に必要な手段が、テコの原理を利用して、1個の移動体が落下する重力を数倍に増大させて、その増大させた力を9個の移動体を支えている支持スイッチに伝えて、支持スイッチが少しずれるだけで回転支持板が開放され、回転支持板が開くという手段である。 そのためには、例えば、図4のように支持センサー10を移動体が通過する導入路に突き出された長いテコ棒にして、そのテコ棒の外側先端付近にワイヤーを取り付け、ワイヤーのもう一方の端を1つ下位の桁の支持スイッチに取り付ける。 次に必要な手段が、支持スイッチを少しずらすだけで回転支持板を外せるようにするために、支持スイッチと回転支持板とが接している部分を小さくすることである。 前項記載のテコの原理を利用すると、大きな力を得ることができるが、その力の移動距離は小さくなるので、少しの移動で回転支持板を外せるようにすることが必要になるからである。 次に必要な手段が、前記支持スイッチにかかる摩擦力をさらに小さくし、スイッチが動き易くすることである。 例えば図3のように、支持スイッチ20の形状をT字形にして、それを中央部の回転軸22で支え、支持スイッチを動かす時の摩擦を小さくすることである。 次に必要な手段が、前記支持スイッチのオン、オフを確実に切り替えることであり、スイッチがオンとオフの中間位置で止まってしまうような誤作動の原因となる中途半端な動きをさせないことである。 そのためには、例えば図6のように、T字の右中央寄りに重りを付ける。 図6はスイッチがオンの状態で、重りのモーメントは時計回りに働いて、スイッチを確実にオンに保つように働く。 また段落21記載のワイヤーが支持スイッチの右側を引っ張って、支持スイッチがある程度、反時計回りに回転すると、図6Aのように重りの重力モーメントが、その回転を促進する方向に働いて、スイッチを確実にオフにする。 さらに付け加えて、スイッチのオン、オフを確実にする方法として、図7のように、該桁の下位リセット・センサーと該桁の支持スイッチをワイヤーでつなげ、桁送りがなされて該桁の支持スイッチがオフになって移動体が回転支持板より落下してきたら、その落下してきた移動体を利用して該桁の支持スイッチを再度オフにする。 こうすることで、中途半端な支持スイッチのオフを回避することができる。 支持スイッチがオフになっても、中途半端だと前段落記載の重りのモーメントが働かず、オンに戻ってしまうことがあるが、こうすればいったん支持スイッチに対してオフの指示が出されれば、確実にオフにすることができる。 最後に、移動体を1個ずつ本計数器本体に導入するための個数調整部についてであるが、「ししおどし」を斜めにして発展させた「斜めししおどし」を考案した。 図1から図11を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。 この実施例では、移動体はビー玉で、進数は10進数である。 また、この実施例では、重力のみを使用しており、バネ、永久磁石、ぜんまい等の力、及び電源は一切使用していない。 各桁は、2つの角柱02で挟まれていて、図2及び図4を見ればわかるように、柱の一方にジグザグの溝40が掘られている。 2つの角柱の間隔はビー玉の直径より小さく設定され、ビー玉の一部がこの溝に食い込むために、ビー玉は横に飛び出すことなく、2つの柱の間を溝に沿って落下していく。 では、1個目のビー玉が本装置に投入されて、どのような経路をたどるかを、まず述べた後に、2個目から、とりあえず1000個目までの動作を説明する。 本装置に投入された1個目のビー玉は、後で述べる個数調整部を通って、まず一の桁の天井部に導かれる。 最初は一の桁のフタが開いており、ビー玉は天井の開口部から一の桁に落下し入っていく。 そのビー玉が最初に遭遇するのが、図4で代表的に例示する支持センサー10である。 この支持センサーは、ビー玉の通路に突き出された棒であって、回転軸12で支えられ、図4Aのように落下してきたビー玉はこの棒を重力で下へ押し、棒を回転させる。 棒が下へ回転すると、回転軸12より外側に付けられたワイヤー15が上に引っ張られ、図4Bで代表的に例示するように、そのワイヤーの一端が繋がれた一の桁の支持スイッチ20の左側を上に引っ張り、支持スイッチを時計回りに回転させ、スイッチ止め28に当たって、スイッチは回転を止め、一の桁のスイッチはオンの状態になる。 一の桁に落下していく1個目のビー玉が次に遭遇するのが、図4を参照して、フタ・センサー30である。 このセンサーも、ビー玉の通路に突き出された棒であって、回転軸32で支えられ、落下してきたビー玉はこの棒を重力で下へ押し、棒を回転させる。 そしてフタ33が閉じられるが、ビー玉がその棒を通過して、さらに落下していくと、棒は、棒を挟んでフタの反対側に付けられた重り37の重力で、元に戻る方向に回転しフタ・センサーの回転止め38に当たって止まり、元の位置に戻り、フタはまた開いた状態に戻る。 このフタは、後でまた説明するが、一の桁のビー玉の数が桁送りの1つ手前である9個に達すると、その9個目のビー玉がフタ・センサーの棒30の位置に留まる格好になり、フタは閉じたままなるが、8個目までは、フタは閉じても、またすぐに開く動作が繰り返される。 こうして、ビー玉は、支持センサーとフタ・センサーを通過して、さらに落下していく。 この時、片方の柱の側面に掘られたジグザグの溝40に沿って落下していくため、ビー玉の落下速度は押さえられる。 そうして一の桁に落下してきたビー玉は、回転支持板50で止められ、そこに留まることになる。 この実施例での回転支持板は、図4Cのように一方を回転軸52で支えられ、もう一方を支持スイッチ20で支えられる棒のような格好をしている。 この回転支持板50の回転軸より外側には重り57が付けられ、ビー玉が1つも配置されていない時は、その重りの重力で、この回転支持板は、図4のように斜め上を向いて停止している。 そこへ、ビー玉が落下してくると、図4Cのように回転支持板50が押され、下に少し回転していくが、段落29記載のようにスイッチがオンの状態になった一の桁の支持スイッチ20の突起21に突き当たって、回転支持板が回転を止められ、ビー玉はそこに留まり配置される。 以上が最初の1個目のビー玉の動きである。 次に2個目のビー玉は、1個目と同様に一の桁に落下し入っていき、1個目のビー玉に支えられて、1個目のビー玉の上に留まる。 3個目から8個目のビー玉も、同様にして、一の桁に留まっていく。 次に9個目のビー玉が導入されると、同様に一の桁に留まり、一の桁には、計9つのビー玉が縦長に貯まった状態になる。 図4Cを参照して、9個目が貯まると、ちょうどその位置にセットされた前述のフタ・センサーの棒30が押されたままの状態になり、一の桁の天井開口部にフタがなされる。 フタ33が天井開口部を閉じる時、フタ33の先端がフタ・センサーの回転止め39に当たって止まり、フタの閉じる位置が確定されしっかりとフタがなされる。 そうすると、10個目のビー玉は一の桁に落ちないで、十の桁の天井開口部へと移動していき、十の桁に入る。 十の桁にビー玉が入ると、次項で詳しく説明するように、1つ下位の一の桁のビー玉を留めている回転支持板を支える支持スイッチをオフにした後、10個目のビー玉自体は十の桁に留まる。 そのため、一の桁に留まっていた9個のビー玉は回転支持板が開いて、すべて本装置から落下する。 この時、一の桁の天井開口部のフタを閉じていた9個目のビー玉も落下するために、フタ33が開いた状態に戻る。 前項の10個目のビー玉によって一の桁と十の桁の支持スイッチに与えられる動きについて、代表的に例示された図5A及び図5Bを参照しながら詳しく述べる。 十の桁に落ちていく10個目のビー玉が最初に遭遇するのは支持センサー10であるが、10個目のビー玉がその支持センサーである棒10を押すと、棒の回転軸より外側に付けられたワイヤー15とワイヤー16とが上に引っ張られる。 この時、図5Aのようにビー玉から棒の回転軸12までの距離と、回転軸12からワイヤー16が棒10につながれている点までの距離との比が5:1程度にしてあり、テコの原理でビー玉の重力が約5倍に増強されてワイヤー16が引っ張られる。 図5Bを参照して、ワイヤー16のもう一端は1つ下位の桁の支持スイッチ20の右側に繋がれており、このワイヤー16が引っ張られると、1つ下位の桁の支持スイッチ20が反時計回りに回転する。 図5Bの一の桁の支持スイッチ20は反時計回りに回転してオフになった状態を図示している。 そうすると回転支持板50が支持スイッチ20から開放されて、図5C及び図5Dに代表的に例示するように回転支持板50が下に回転するので、そこに貯まっていたビー玉9個すべてが本装置から落下する。 一方、図5Aを参照して、もう一つのワイヤー15の一端は、該桁の支持スイッチ20の左側に繋がれており、このワイヤーが上に引っ張られると、該桁のT字形支持スイッチが時計回りに回転し、回転止め28に当たって止まり、スイッチがオンの状態になる。 図5Bの十の桁の支持スイッチ20は時計回りに回転してオンになった状態を図示している。 そうなると回転支持板50が10個目のビー玉で押されて降りてきても、支持スイッチの突起21に止められて、10個目のビー玉を十の桁に留める。 11個目から19個目のビー玉までは一の桁に落ちて留まるが、19個目がフタ・センサーの棒を押したままの状態になるため、一の桁の天井開口部のフタが閉じられ、20個目は十の桁に落ちて十の桁に留まる。 十の桁に20個目が落ちると、10個目の時と同様に、一の桁のビー玉を留めている回転支持板を開けるスイッチが入るために、一の桁に留まっていた11個目から19個目までのビー玉が本装置から落下していく。 そうして、90個目のビー玉が十の桁に落下する時、一の桁の支持スイッチが開いて一の桁のビー玉をすべて落下させると共に、90個目のビー玉は十の桁に留まって、十の桁のビー玉の数が9個になるため、十の桁のフタ・センサーが押されたままになり、十の桁の天井開口部のフタが閉まったままになる。 91個目から99個目までは、一の桁に落ちて留まり、99個目は一の桁の天井開口部のフタを閉める。 100個目のビー玉は、一の桁と十の桁の天井開口部のフタが閉じているためにこれらを通過して、百の桁に落下して留まるが、落下する時に十の桁の支持スイッチを開けて、十の桁に留まっていた10個目、20個目、30個目、40個目、・・90個目の9個のビー玉を本装置より落下させる。 その9個のビー玉が落ちる時に、十の桁の回転支持板よりも下部に配置された後で詳しく説明する下位リセット・センサー70が作動し、一の桁の支持スイッチも開かれ、一の桁に留まっていた91個目から99個目のビー玉も本装置から落下する。 ここで図5C及び図5Dを参照しながら、前記の下位リセット・センサー70について詳しく説明する。 十の桁の回転支持板50が開けられ、ビー玉が回転支持板50より下に落下してくると、回転支持板より下に配置された下位リセット・センサーである棒70にこれらのビー玉が当たる。 棒70は回転軸72で支えられており、ビー玉に押されると、下に回転させられ、この棒70の回転軸72と棒70の内側先端との間の回転軸寄り1/3程度のところに取り付けられたワイヤー76が下に引っ張られる。 このワイヤー76は、図3のように1つ下位の桁の支持スイッチ20の下部に繋がっており、9個のビー玉が落下してくる大きな重力でこのワイヤー76が下に引っ張られるために、一の桁の支持スイッチ20が動かされ、スイッチが開き、一の桁に貯まっていた9個のビー玉も落下する。 このように、下位リセット・センサーが働くと、それより下位のすべての支持スイッチが順次開かれていく落下の連鎖が起こる。 101個目から200個目までは、以上と同じ動作をし、200個目のビー玉は、百の桁に落ちて留まり、それ以下の桁のビー玉はすべて本装置から落下する。 900個目のビー玉が投入される時、一の桁、十の桁の天井開口部のフタが閉じられており、900個目のビー玉は百の桁に落ちていって、百の桁に留まるが、十の桁と一の桁のすべてのビー玉を本装置から落下させると同時に、百の桁の天井部のフタを閉じる。 901個目から999個目までが投入された段階で、一の桁、十の桁、百の桁の天井部のフタが閉じた状態になるので、1000個目が投入されると、そのビー玉は千の桁に落ちて、千の桁に留まると同時に、それより下位の桁のすべてのビー玉を本装置より落下させる。 本装置は、このように落下してくるビー玉を配置することで計数し、各桁に配置されたビー玉の数で、数字を表す。 桁の空間を作る柱を増やせば、いくらでも上位の桁まで計数可能である。 ただ、最高位の桁まで来て、その最高位も移動体で満杯になった後の処理であるが、一方法としては、もう一つ桁空間を増やして、その桁空間には、支持センサー、フタ・センサー、回転支持板、支持スイッチなどは無くし、下位リセット・センサーのみを取り付け、最後の一個の移動体で、すべてをリセットしてしまう。 そして一個目からまたカウントを再開させる。 ここで、ワイヤーについて説明する。 ワイヤーは、ステンワイヤーの径0.25mmを使用した。 太すぎれば、ワイヤーが弛んで欲しい時に、十分に弛まないで、スイッチの誤動作を起こし、細すぎれば、切れる原因になる。 次にワイヤーの張り方について説明する。 ワイヤー16の一端は、支持センサー10の外側先端の重り17の内側辺りに取り付けられ、もう一端は1つ下位の桁の支持スイッチ20のT字の横棒の右側先端付近に取り付けられる。 ワイヤー16の張り具合は、図4Aのように、支持センサーの棒10がビー玉で押されて、最も下がった状態、逆に言えば、ワイヤーが最も上に引っ張られた状態の時に、支持スイッチ20が反時計回りに30度程度回転した状態(回転支持板が確実に外れる角度)になるように張る。 ワイヤー16で引っ張られて回転する角度は30度程度であるが、その後は支持センサーの重り27の重力モーメントが反時計回りの回転を促し、支持スイッチは45度付近まで回転して安定する。 次にワイヤー15の一端は、支持センサー10のワイヤー16が取り付けられた位置か、それより少し内側の位置に取り付けられ、もう一端は同じ桁の支持スイッチのT字の横棒の左側先端付近に取り付けられる。 ワイヤー15の張り具合は、図4Aのように、支持センサーの棒10がビー玉で押されて、最も下がった状態、逆に言えば、ワイヤーが最も上に引っ張られた状態の時に、T字形支持スイッチ20のT字が垂直に立った状態になるように張る。 以上のワイヤーの張り方を簡単にまとめれば、該支持センサーの棒がビー玉の通過で下げられれば、1つ下位桁のT字形支持スイッチが反時計回りに回転してスイッチがオフになり、同じ桁のT字形支持スイッチは時計回りに回転してスイッチがオンになる。 該支持センサーの棒は、ビー玉が通過し終わった後は、重り17の重力によって、元に戻るように回転し回転止め39に当たって止まり、元の状態に戻るため、2つのワイヤー15とワイヤー16は弛むが、スイッチのオン・オフはそのままである。 ただし、このスイッチのオン・オフをより確実に保つために、T字形支持スイッチの横棒の中央右寄りに重り27を付ける。 その重り27について説明する。 図6を参照して、この重りの重力モーメント27Mは、支持スイッチがオンになった時は、その動きをさらに促進して確実にオンの状態を保つように働く。 つまり、この重りの重力は支持スイッチがオンの時は時計回りのモーメントとして働く。 しかし、逆に支持スイッチがオフになって、T字形支持スイッチが反時計回りに30度程度以上回転した時には、この重力モーメント27Mは、図6Aで示すように、反時計回りに働くようになり、オフの状態を保つように働く。 以上をまとめると、この重り27は、支持スイッチのオンとオフをより確実にするためのものであり、センサーよりオンの指示が出されれば、確実にオンにするように働き、センサーよりオフの指示が出されれば、確実にオフにするように働く。 ここで、回転止めについて説明する。 この実施例ではセンサー等を元の状態に戻すために重力を利用しているが、各センサーが正しい位置で止まるよう、回転止めで、その動きの範囲を制限している。 支持センサー10は、回転止め18と39で、支持スイッチ20は回転止め28とワイヤー15で、フタ・センサー30は回転止め38と39で、回転支持板は回転止め58と59で、下位リセット・センサーは回転止め78で、それぞれの動きの範囲が制限されている。 ここで、段落13記載の個数調整部について説明する。 本実施例で示す装置は、9個目、19個目、99個目、999個目など、9の付く段階で、フタが閉じたままになるため、2個のビー玉が続いて投入されると、2個とも桁送りされてしまって、計数ミスが起こってしまう。 このため、本実施例では、個数調整部を設けて、ビー玉が1個ずつしか本装置に導入されないようにしている。 個数調整部は、図8のように、「ししおどし」の原理を斜めにして発展させた装置と、本装置全体を覆う透明のポリカーボネートの1箇所にビー玉大の穴91を開けた覆い90とからなる。 覆い90から説明するが、そこに開けられた穴からしか本装置にビー玉を投入できないようにするためのものである。 ビー玉を投入する人が、自由にどこにでもビー玉を投入できる状態にしてしまうと、例えば千の桁の天井開口部にビー玉を投入されればたちまち大きな計数ミスとなってしまうため、これを防ぐために、一箇所からしか投入できないようにするのが、この覆いである。 次に、その一箇所から投入されたとしても、段落53で記載したように続けて2個のビー玉が投入されてしまうと、計数ミスが起こることがあるので、1個ずつしか投入できないようにしたのが、この「斜めししおどし」08である。 図8のように、この装置は、斜めに設置されたスプーン回転部80と、ベル83と、導入路84とからなる。 図9Bの方向から見て、奥を「前」、手前を「後ろ」、左を「左」、右を「右」と前後左右を定義すると、スプーン回転部80の設置台85は、図9Aのように、後ろに傾斜しているだけでなく、図9Bのように右にも傾斜している。 前記傾斜しているため、ビー玉が投入される前のスプーン81は、図9Bを参照して、スプーン81の後ろ側に付けられている重り87及び小さいビー玉89の重力のモーメントである87M及び89Mが、回転軸82を中心にして上から見た場合に、いずれも反時計回りに働くため、反時計回りに回転してスプーン止め88で止まって静止している状態である。 そこへ、ビー玉が、図8の穴91から投入されると、スプーン81の皿に納まった後、スプーン81はゆっくりと時計回りに回転を始める。 それは、図9Bを参照して、投入されるビー玉の重力によるモーメント86Mは時計回りに働くが、そのモーメントが、87Mと89Mの合計より少し大きくなるよう、重り87の重さが調整されているためである。 ただし、スプーン自体の重さによるモーメントはここでは説明から省略している。 また、スプーン81の皿は、中央部81Cに少し窪みを設けてあるが、前方部81Fが開いた形になっていて、ビー玉が皿に納まった時、図9Aのようにスプーンの皿側が上になるように傾斜している時は、ビー玉は安定して落ちないが、図10Aのようにスプーンの皿側が下になるように傾斜すれば、ビー玉は前に転がって落ち易い構造にしておく。 なお、スプーン81の皿は、2個続けて載せようとしても載らないよう、1個のビー玉しか載らない大きさにしておく。 ではビー玉が投入されスプーン81が回転を始め、約90度回転すると、図8Aのようにスプーンの回転軸の反対側の先に取り付けられた小さいビー玉81がベル83に当たって「チーン」と音を鳴らす。 それと同時に、スプーンの回転が止まり、重力と遠心力と慣性力でビー玉は導入路84へ転がる。 転がる原理を説明すると、まず段落58記載の方向定義に従って、設置台85は右にも傾斜しているため、図10Aのように、約90度回転した時のスプーンは、皿側が下になるように傾斜することになるので、ビー玉には導入路の方へ転がっていく力が働く。 従って、ベルに当たってスプーンが急停止すると、ビー玉の慣性力によってビー玉は窪み81Cから飛び出そうとし、そこへ、回転していたために外へ向かう遠心力と、先程説明した導入路の方へ転がる力が重なって、ビー玉は導入路84へ転がる。 ビー玉が導入路へ転がると、スプーンは回転させられていたビー玉の重力によるモーメントを無くし、スプーン反対側の先端に設置された小さいビー玉81及び重り87の重力による逆方向のモーメントによって反回転し、スプーン止め88に当たって止まり、元の位置に戻る。 この斜め「ししおどし」の一連の動きに約1秒かかるようにスプーンの傾き、小さいビー玉の重さや、追加の重りを取り付けるなどの調整を行う。 本実施例の場合は、人がビー玉を投入することが前提であり、コンビニのレジなどに置かれて、レジ袋の削減に寄与することを目的とした実施例であり、コンビニに来た人が意地悪をして、2個のビー玉を続けて投入しようとしても、2個目のビー玉はスプーンの皿の部分に乗らないで、そのまま下に落下させてしまうことで、計数ミスを防ぐことができる。 また、スプーンが戻ってくるまでの間に次のビー玉を投入しようとしても、覆いの穴91しか投入口が無いので、スプーンに載せることができずに下に落下させるだけになる。 ちなみに、スプーンに乗らずに落下してしまったビー玉は、後述する計数器本体の下に設置される傾斜のついた受け皿で受け止められる。 コンビニの店員には、ベルがチーンと鳴る音で、客がレジ袋を不要としていることがわかる。 投入されるビー玉とビー玉の時間間隔が1秒あれば、1万までカウントする装置の場合、1秒程度の時間で自動桁送りの全作業が完了するため段落53記載の計数ミスは発生しない。 1万以上カウントする装置の場合は、その時間間隔がさらに長くなるよう調整すればよい。 なお、コンビニなどで設置する場合の本実施例には、本装置から落下したビー玉を受けて貯めておき、客がその貯まったビー玉を1つずつ取って、本装置に投入するようにする貯留皿が必要である。 斜視図11に、貯留皿94を示す。 この貯留皿94には、手前を低くするように少し傾斜を付け、また左右のどちらかにも少し傾斜を付け、本計数器から桁送りで落下してくるビー玉、及び段落64で説明した落下したビー玉が、手前の左右どちらかに転がってくるようにする。 また、この貯留皿94には、ビー玉がいっぱいになって、桁から落下するビー玉の邪魔とならないような最低限の広さと深さが必要である。 また、装置全体を覆う覆い90は、この受け皿の手前の一部を開けておき、その開いた部分から、落下して貯まっているビー玉を客が取って、投入口91へ入れることができるようにする。 本計数器と、個数調整部である「斜めししおどし」08と、覆い90と、貯留皿94とを組み合わせた一例を、斜視図11に示す。 図12から図13に、本発明の2つ目の実施例を示す。 この実施例でも、移動体はビー玉で、進数は10進数であるが、実施例1の支持センサー、フタ・センサー、下位リセット・センサー、及び回転支持板の重りの働きをバネに置き換え、支持スイッチの重りの働きを永久磁石に置き換えた装置である。 実施例1が重力のみを利用している関係で、水平面に設置されて利用されることが前提となるが、重りをバネや磁石に置き換えれば、少々水平でなくても利用可能となる。 前述の重りをバネに置き換えるためには、図12のように引きバネを設置する。 支持センサーのバネ14,フタ・センサーのバネ34,下位リセット・センサーのバネ74で、いずれも線の細い弱い引きバネを利用する。 また、支持スイッチの重りを永久磁石に置き換えるには、図13のように弱い小さな永久磁石を設置する。 磁石25Nと25Sは、支持スイッチのオフをより確実にするためのもので、磁石25NのN極と磁石25SのS極が向かい合うように設置する。 磁石26Nと26Sは、支持スイッチのオンをより確実にするためのもので、磁石26NのN極と磁石26SのS極が向かい合うように設置する。 本発明の特定の要素、実施例及び応用を図示且つ説明してきたが、本発明はそれに限定されるものではなく、当業者には特に前記の教示内容から様々な修正が可能であることは自明である。 従って、斯かる修正及び本発明の趣旨及び範囲を逸脱しない特徴は、特許請求の範囲から考え得ることである。 楽しくレジ袋を削減するためのエコ商品。 つまり、コンビニのレジに置いて、お客がレジ袋を削減したいと思った時は、ビー玉を1個この装置に投入してもらう。 チーンと音がなって、店員にはすぐにそれがわかる。 また客には、桁送りがどのようになされるのかと、楽しみながら温暖化に貢献でき、ビー玉の数で直ぐに削減された二酸化炭素の量を知ることができる。 例えば、千の位のビー玉一個で20kgのCO 2削減となる。 会社や展示会の受付に置いて、ボールを本装置に入れてもらうことで、来場者のカウントが自動的に行える。 貯金箱の貯金高を表示する装置に応用できる。 硬貨を自動選別した後に、この装置に通してもよいが、最初から百円玉専用の貯金箱としてもよい。 1万円に達する時の桁送りなどを楽しみながら貯金できる。 簡単な投票に応用できる。 立候補者別に装置を用意し、ボールを投入してもらえば、集計の手間が無く、直ぐに結果が判明する。 各種製品の製造工程で、移動体となりうる部品や製品の個数を計数する際に応用できる。 会社などで、取り決めた課題や、ある作業工程が完了する度に、ビー玉を入れてもらって、課題の達成回数や、作業工程数などを計数する。 02 角柱(側壁) |