Driver for power generator for small equipment

申请号 JP33070998 申请日 1998-11-20 公开(公告)号 JPH11223677A 公开(公告)日 1999-08-17
申请人 Eta Sa Fab Ebauches; ウーテーアー・エス・アー・ファブリック・デボーシュ; 发明人 ROLAND KERIN;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To prevent damage to a gear train when a power generator for an automatic watch is subjected to more vibration than usual.
SOLUTION: A power generator 1 to supply power to a small equipment is driven by a vibration weight 2 via a gear train, the gear train including plural wheels and pinions 18, 4, 6, 19 arranged in the form of a chain 3. The chain includes a sliding wheel and a pinion 4 arranged to be separated from another wheel and at least one pinion 18 when the vibration weight 2 receives acceleration further exceeding acceleration generated in the normally used condition of the equipment.
COPYRIGHT: (C)1999,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 小型の機器にパワーを供給するパワー発生器(1)用であって、重力で移動する振動おもり(2)から発生器を駆動する歯車列を備え、歯車列は連鎖(3)を成すように配置された複数のホィールとピニオン(18,4,6,19)を含む駆動装置であって、
    振動おもり(2)が前記機器の通常の使用状態で発生する加速度を超える加速度を受けた時に他のホィールとピニオンの少なくとも1つ(18)から切り離され、それによって連鎖(3)を中断するように配置された摺動ホィールとピニオン(4)を連鎖中に含むことを特徴とする駆動装置。
  • 【請求項2】 パワー発生器(1)は、バレル内に取り付けられたぜんまいであることを特徴とする請求項1記載の装置。
  • 【請求項3】 パワー発生器(1)は、電圧を発生する発電機であることを特徴とする請求項1記載の装置。
  • 【請求項4】 前記摺動ホィールとピニオン(4)は、
    振動おもり(2)に取り付けられたホィール(5)によって駆動され、摺動ホィールとピニオンは、パワー発生器(1)と噛み合った中間ホィールとピニオン(6)を駆動することを特徴とする請求項1記載の装置。
  • 【請求項5】 摺動ホィールとピニオン(4)は、振動おもり(2)に取り付けられたホィール(5)と噛み合ったピニオン(7)と、中間ホィールとピニオン(6)
    の一部を形成しているピニオン(9)と噛み合ったホィール(8)を含み、振動おもり(2)が通常の加速度を受けている時、摺動ホィールとピニオン(4)を連鎖(3)内に保持するために位置決めばね(13)の2つのストリップ(11,12)の対向力(A,B)が摺動ホィールとピニオン(4)の軸(10)に加えられており、摺動ホィールとピニオン(4)の軌道は、振動おもり(2)が機器の通常の使用状態で発生する加速度を超える加速度を受けた時にそのピニオン(7)の歯(1
    4)がホィール(5)の歯(15)の軌道から押し出されるように決定されていることを特徴とする請求項4記載の装置。
  • 【請求項6】 摺動ホィールとピニオン(4)は、中間ホィールとピニオン(6)を中心とした衛星として回動し、摺動ホィールとピニオン(4)の軸(10)は、固定ブリッジ(17)に形成されたバナナ形長円開口(1
    6)内を案内されることを特徴とする請求項5記載の装置。
  • 【請求項7】 摺動ホィールとピニオン(4)は、中間ホィールとピニオン(6)を中心とした衛星として回動し、摺動ホィールとピニオン(4)は、中間ホィールとピニオン(6)の回転軸に回転可能に取り付けられたブリッジに設けられたスタッドに回動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項5記載の装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の技術分野】本発明は、小型の機器にパワーを供給するパワー発生器用であって、重で移動する振動おもりから発生器を駆動する歯車列を備え、歯車列は連鎖を成すように配置された複数のホィールとピニオンを含む駆動装置に関する。

    【0002】特に本発明は、機械式ムーブメントを巻くか、電子回路に電力を供給するために腕時計内に配置されたそのような装置に関する。 同様に、本発明は、電磁信号の受信及び送信の両方またはいずれか一方を行う手段と組み合わせた電子装置に関する。

    【0003】

    【従来の技術と課題】以上の包括的定義に答える駆動装置は既知であり、そのような装置は自動巻き形時計または電子時計のいずれにも取り付けられている。

    【0004】自動巻き形時計に関して言うと、振動おもりは歯車列を介してバレルの主ぜんまいを巻く。 巻き作業の最後で主ぜんまいを巻き過ぎないようにするために、主ぜんまいは一般的に滑りばねを備えている。 これを行うために、主ぜんまいの外端部はバレルに引っ掛けられていないで、1巻きよりわずかに多くを占めるバレルドラムの壁を押しつけるストリップに固定されている。 このストリップは滑りばねと呼ばれ、主ぜんまいを通常に巻いた後に滑らせてドラムの壁に当接させることができる。 しかし、何らかの理由から滑りばねがそれに与えられた機能を適切に果たさないか、果たすことができない場合、腕時計が衝撃を受けた時、主ぜんまいか、
    主ぜんまいを巻く歯車列の一部を形成する歯車の歯が破損する可能性があり、最も応力を受ける歯車は、振動おもりに取り付けられているホィールである。

    【0005】電子時計に関しては、ヨーロッパ特許第A
    −0,326,312号を引用することができる。 この特許は、スーパーキャパシタに電圧を供給する発電機を駆動する装置を開示している。 これを行うために装置は、発電機のロータを駆動できるように発電機に機械的に連結された振動おもりを備えている。 衝撃の際に歯車の歯に過大な応力を受けないように機構を保護してそれらの歯の破損を回避するために、振動おもりと発電機ロータの間に摩擦連結部が設けられている。 提案されている構造では、中間ホィールとピニオンが振動おもりとロータの間に挿入されている。 おもりはその移動を中間ホィールとピニオンのピニオンに伝達し、この中間ホィールとピニオンに設けられたホィールはホィールとピニオンの軸上に摩擦嵌着されて、発電機ロータのピニオンと噛み合っている。 衝撃がおもりに加わった時、またはロータに加わる偶力が許容値を超えた時、ホィールが軸の上を滑るように摩擦が計算されている。 これによって機構の破損が完全に回避される。 しかし、大量生産では、
    一定値の摩擦を確保することは困難であり、従って時間のかかる取り付け作業が必要である。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】上記不都合または欠点を解決するために、本発明は、振動おもりが機器の通常の使用状態で発生する機械的パワーをはるかに超える機械的パワーを瞬間的に供給した時、特にこのおもりが過大な加速度を受けた時、他のホィールとピニオンの少なくとも1つから切り離され、それによって連鎖を中断するように配置された摺動ホィールとピニオンを連鎖に含むことを特徴としている。

    【0007】

    【発明の実施の形態】次に、実施形態及びそれを図示した図面の以下の説明を参照しながら本発明をさらに詳細に説明する。

    【0008】本発明実施形態に従った小型の機器にパワーを供給するパワー発生器用の駆動装置が、図1に平面図で、図2に断面図で示されている。 この装置は、連鎖3を成すように配置された複数のホィールとピニオン1
    8,4,6及び19を含む歯車列を備えている。 この歯車列は、重力で移動してパワー源を構成している振動おもり2からパワー発生器1(特定の実施形態の1つの構造部材だけが図示されている)を駆動する。 振動おもりの回転移動が両方向矢印Gで示されている。 装置は、小型の機器、例えば腕時計に組み込まれる。 既知のように、腕時計を装着している腕の移動がおもり2に前後移動を与え、機械式腕時計では、これが腕時計のバレルの主ぜんまいを巻き、電子時計では、アキュムレータまたはスーパーキャパシタに電圧を供給する発電機を駆動する。 そのアキュムレータまたはキャパシタに蓄積されたエネルギは電子回路(クオーツ、ディバイダ等)に供給されて、腕時計を適切に作動させることができる。 ここで選択した図面の場合、パワー発生器は、ロータ20で示された発電機であり、このロータはそれと同軸的なピニオン21と共にホィールとピニオン19を形成している。

    【0009】本実施形態によれば、図示のように、振動おもり2(ホィール5と共にホィールとピニオン18の一部を形成している)が機器の通常の使用状態で発生する加速度をはるかに超える加速度を受けた時、他のホィールとピニオンの少なくとも1つから(図示の実施形態ではホィールとピニオン18から)切り離され、それによって連鎖3を中断するように配置された摺動ホィールとピニオン4が連鎖3に含まれている。 この機器が腕時計である場合、通常の使用状態とは、例えばユーザの腕の揺動か、腕の他の日常的な移動であろう。 反対に、時計を地面に落下させることや、物に突き当たる腕の激しい移動はおもりの加速を発生して、装置を破損させる可能性がある。

    【0010】次に、図面に示されている本発明の好適な実施形態を説明する。 特に図1及び図2に示されているように、ホィール5が摺動ホィールとピニオン4を駆動し、この摺動ホィールとピニオン4は中間ホィールとピニオン6を駆動し、この中間ホィールとピニオン6は発電機1と噛み合っている。 このため、連鎖3は順次噛み合った4つのホィールとピニオン18,4,6及び19
    を含む。 しかし、3つのホィールとピニオンを備えた連鎖の使用も考えることができ、その場合には中間ホィールとピニオンが摺動ホィールとピニオンになる。 しかし、この実施形態は製造上の問題を伴う。

    【0011】次に、図示の連鎖3を説明すると、摺動ホィールとピニオン4は、振動おもり2に取り付けられたホィール5と噛み合ったピニオン7と、中間ホィールとピニオン6の一部を形成しているピニオン9と噛み合ったホィール8とを含み、中間ホィールとピニオン6はホィールとピニオン19のピニオン21と噛み合ったホィール22も含む。 位置決めばね13の2つのストリップ11及び12によって、矢印A及びBで示された対向力が摺動ホィールとピニオン4の軸10に加えられている。 おもり2が機器の通常の使用状態に対応した加速度を受けている時、図1及び図3に示されているように、
    摺動ホィールとピニオン4は連鎖3内に保持されている。 反対に、おもり2が通常の使用状態に発生する加速度を超える加速度を受けた時、摺動ホィールとピニオン4は、そのピニオン7の歯14がおもり2に取り付けられたホィール5の歯15の軌道から押し出されるように決められた軌道を進む。 機器が激しい衝撃(例えば地面への落下)を受けた時、発電機1は中間ホィールとピニオン6やそれと噛み合った摺動ホィールとピニオン4と同様に止まると考えることができる。 言い換えると、発電機1の慣性のために、おもり2に取り付けられているホィール5の歯15における応力が非常に増大する。 このため、ホィール5が中間ホィールとピニオン6のピニオン9と直接的に噛み合っていると、ホィール5の歯1
    5が破損するであろう。 しかし、連鎖3から直ちに排除される摺動ホィールとピニオン4の存在によってそうはならないで、衝撃時にホィール5は自在に回転することができる。

    【0012】電子時計では、発電機がそのステータ巻線の端子間に十分な起電力を発生できるようにするために、一般的にほぼ100の歯車比が振動おもりと発電機ロータの間に設けられている。 このことから、衝撃時に発電機ロータが止まると考えられる理由がさらに明らかになり、対策がとられなければ、連鎖のホィールとピニオンの1つの歯が破損するであろう。 しかし、自動巻き式時計では、この歯車比は相当に低い。 しかし、前述したように、滑りばねに故障が発生した場合、バレルの主ぜんまいが止まる危険がある。 ここで、本発明に従った装置を使用することがまったく正しいと認められる。

    【0013】図4に示されている摺動ホィールとピニオン4の状態は、矢印Fの方向の衝撃に対応している。 ばね13のストリップ11及び12はそれぞれ緊張及び弛緩状態にあり、従って図3に示されている平衡位置から移動している。 衝撃が消えた時、ストリップ11は摺動ホィールとピニオンを矢印Aに沿って連鎖3内へ押し戻す。 衝撃が反対方向に発生した場合、緊張するのはストリップ12であり、ストリップ11は弛緩することが理解されるであろう。 また、振動おもり2の加速度が通常の使用状態で発生する加速度を超え、従って一定の限界値を超えると直ぐに、摺動ホィールとピニオン4の排除が起こるように、ばね13のアーム11及び12の弾性定数を選択することもわかるであろう。 限界値として5
    00gのおもり加速度を好適な例として挙げることができる。

    【0014】衝撃の際に連鎖3から後退できるようにするために、摺動ホィールとピニオン4に対して別の軌道を考えることもできる。 図1、図3及び図4に示されているように、摺動ホィールとピニオン4が中間ホィールとピニオン6を中心にした衛星として取り付けられている場合、連鎖3から外れることができる。 これを行うために、摺動ホィールとピニオン4の軸10は固定ブリッジ17に形成されたバナナ形長円開口16内を案内される。 このため、衝撃時に摺動ホィールとピニオン4のピニオン7の歯14が振動おもり2のホィール5の歯15
    から離脱した時も、摺動ホィールとピニオン4のホィールは中間ホィールとピニオン6のピニオン9と噛み合ったままである。

    【0015】摺動ホィールとピニオン4の軸10をバナナ形開口内で案内する代わりに、摺動ホィールとピニオン4を、中間ホィールとピニオン6の回転軸に回転可能に取り付けられたブリッジに設けられたスタッドに回動可能に取り付けることができる。 これによって中間ホィールとピニオンを中心とした摺動ホィールとピニオン4
    の衛星軌道が得られるが、この実施形態は図示されていない。

    【0016】以上の説明はすべて、振動おもりによって駆動される発電機の作動に関するものである。 このおもりがバレルの主ぜんまいを作動させる場合、摺動ホィールとピニオンをおもりと主ぜんまいの間に配置された連鎖内に取り付けることができることは明らかである。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 本発明実施形態に従った装置の平面図であって、歯車列を介して発電機に作用する振動おもりを示している。

    【図2】 図1の断面図である。

    【図3】 機器が通常に作動している時の本発明実施形態に従った歯車列の拡大平面図である。

    【図4】 機器が衝撃を受けた時の本発明実施形態に従った歯車列の拡大平面図である。

    【符号の説明】

    1 発電機、 2 振動おもり、 3 連鎖、4 摺動ホィールとピニオン、 6,18,19 ホィールとピニオン

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