Light a / d converter

申请号 JP14304483 申请日 1983-08-03 公开(公告)号 JPH0616145B2 公开(公告)日 1994-03-02
申请人 松下電器産業株式会社; 发明人 SERIZAWA AKIMOTO;
摘要
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】化合物半導体基板上に低屈折率クラッド層ではさまれた第1の光導波路を有し、前記第1の光導波路上に前記クラッド層の一部を共有して第2の光導波路を構成し、前記第1の光導波路、前記第2の光導波路はクラッド層とは組成の異なる化合物半導体で形成され、
    前記第2の光導波路上に、この導波路とは反対導電型の化合物半導体層を形成し、前記化合物半導体層に電圧を印加する電極を設けて光位相変調部を構成し、積層型の光分岐部、前記位相変調部、光結合部とを一体として構成することを特徴とするマッハツェンダ干渉計型の光A
    /D変換装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 急速に発展している光関連技術において今後光回路の集積化が望まれている。 本発明は、その将来的な光回路の集積化への発展が可能な単体光薄膜回路素子の中で光アナログ/ディジタル(A/D)変換素子に関するものである。 本発明はマッハツェンダー干渉計の分岐部を積層導波路で構成するため小型化,低挿入損失化が可能で、
    更に平面電極構成を変えるだけで多ビット化が容易となる。

    これらの特長は、近年のコンピュータの発展とともに信号のディジタル化,高速化が進行していく技術の流れの中で各種の機器およびシステムへの適用が可能となり、
    情報,医療,防災,防犯,交通,通信などあらゆる巾広い産業分野に利用されるものである。

    従来例の構成とその問題点 位相変調器を用いた光A/D変換素子は原理的には既に提案されている。 しかし、実験的にはほんど試みられておらず、わずかにLiNbO 3結晶において2ビットのA/D
    変換器が試作されているにすぎない。 ここで将来光IC
    化が進むにつれこのような素子の小型化,動作電圧の低減化ならびに他の光素子とのモノリシック化は不可避なものとなると考えられるが、従来からの構造のものではそれらの諸性能の改善は困難なものと考えられる。

    発明の目的 上記で述べた問題点を解決すべく本発明は小型,高性能の光A/D変換装置の実現を目的とする。

    発明の構成 本発明は、化合物半導体基板上に低屈折率クラッド層ではさまれた第1の光導波路を有し、前記第1の光導波路上に前記クラッド層の一部を共有して第2の光導波路を構成し、前記第1の光導波路、前記第2の光導波路はクラッド層とは組成の異なる化合物半導体で形成され、前記第2の光導波路上に、この導波路とは反対導電型の化合物半導体層を形成し、前記化合物半導体層に電圧を印加する電極を設けて光位相変調部を構成し、積層型の光分岐部、前記位相変調部、光結合部とを一体として構成することを特徴とするマッハツェンダ干渉計型の光A/
    D変換装置である。

    すなわち、本発明は光A/D変換素子として半導体レーザ,受光素子との一体化を可能にする素子として期待でき、積層導波路構造ので分岐部、位相変化部および結合部によって構成される。

    実施例の説明 まず、本発明における基本原理を第1図に示す。

    第1図はマッハツェンダー干渉計を示し、入射光線1はビームスプリッタ2で2分割される。 分割された光線の1つは反射ミラー3で反射され、位相変換部6を通る。
    一方、分割された他の光線は結合ミラー4で位相変換部を通った光と干渉し出光線7は位相変換部で位相変調された量に対応して出力強度変化として現われる。

    ここで、光入力Poと出力Pnとの間には位相変化部6による位相変化量△φによって Pn/Po∝〔1+cos(△φ)〕……(1) なる関係が成り立つ。 また立方晶系化合物半導体は外部からの電圧印加に対してポッケルス効果を生じ電圧に応じた屈折率変化を起す。 その変化に基づく位相変化量は

    で表わされる。 ここで、λ:媒質中での光の波長,n:


    媒質の屈折率,γ

    41 :ポッケルス定数,E:印加電圧,


    l:結晶の長さである。

    従って、出力PnはCOS(△φ)で振動することになる。 つまり出力Pnは電圧Eと結晶の長さ外部印加電圧Eに対してcos(△φ)で光出力は振動し、その周期は結晶の長さlによって変化する。

    本発明に用いる素子の構成の断面図を第2図に示す。

    基体16上に光導波路12,14がクラッド層11,1
    3,15を介して積層上に構成されている。 10,8は光分岐あるいは結合用電極であり、9は位相変調用電極、17は共通電極を示す。 今、光導波路14に入射した光liは電極10,17間に印加される電圧によって光導波路12及び14にl 1 ,l として分岐される。 分岐された光のうち導波路12あるいは14いずれか一方を進行する光が電極9,17間に印加された電圧によって位相変調を受ける。 変調を受けた光は電極8,17間の電圧によって再度光導波路14に結合されて強度変化を有する出力光l として出射される。

    第3図は本発明の一実施例として4ビットの光A/D変換器を化合物半導体で構成した例を示す。 n型InP基体26上にn型InPクラッド層25、n型In−Ga−As−P光導波層24、n型InPクラッド層23、n型In−Ga−As
    −P光導波層22、p型InPクラッド層21を順次エピタキシャル成長させる。 更にその上に光分岐あるいは結合用電極20,18を各ビットに対応して形成し、位相変調部電極19はその長さが各ビット毎に順次半分の長さになるように形成されている。 電極27は共通電極を示す。 28,29,30,31は各電極下の光導波路を示す。 導波層24に入射された光は第2図に示された原理によって各電極19下で変調されて光導波路28〜31
    に出力強度の変化された光を出力する。 各電極19に同一の電圧が印加されたときに生ずる出力変化を第4図に示す。 第4図a,b,c,dは各光導波路31,30,
    29,28の出力光に対応している。

    第4図において破線を原点とし原点以上の光出力を1、
    破線以下の光出力を0とすると、各電極19に引火される電圧に応じて16階調のディジタル信号として検出される。 このように簡単なデベイス構成で電気的アナログ信号をディジタル信号に変換が可能となる。 電極18および20は積層方向性結合器部の膜厚,長さ,屈折率(組成)を適当に選択することによって、3dB分岐,結合器の構成が可能となるので、構成条件により省くこともできる。 光導波路22と24は電極18および20以外部分では互に結合し合うことのないように、膜厚,組成,屈折率を選択する必要があるとともに、電極19に電圧引火したときに導波路22あるいは24の一方のみに電界が集中するように構成することが必要であり、前記のp型,n型を逆のタイプの配置で構成することも可能である。 また、電極18,20と電極19との間は必要に応じて電気的分離層を配置することが必要となる。

    入力光分岐用としての電極20群は可干渉性の位相のそろった光を光導波路20および24に入射するために置かれているものであり、光源として22,24の層に同時に光を入射できる場合は必ずしも配置する必要はない。 更に、本発明の実施例としてInP/In−Ga−As−P系材料にて説明を加えたがGaAs/In−Ga−As−P,GaAs/A
    l−Ga−As,その他II−VI化合物半導体など他の化合物半導体材料についても同様な効果をもたらすことができる。 また、本発明は光源であるレーザや受光素子と一体化することも可能となる。

    発明の効果 (1) 積層形の導波路を採用することで、分岐部,結合部,位相変調部が同時に一体化されて構成できる。

    (2) 化合物半導体で構成するためにp−n接合を形成することによって積層状導波路であるながら片方の導波路のみ電界印加が可能となり、片側導波路のみの位相変調,分岐,結合の微調が可能となる。

    (3) 各素子間の結合を一度空間のどの外部にとり出すことをしないので挿入損失を小さくすることができる。

    (4) 平面電極数を変えるだけで多ビット化が可能である。

    (5) 光源,受光素子との一体化が可能となり高速で小型なA/D変換器が作製可能となる。

    【図面の簡単な説明】

    第1図は光A/D変換器の基本原理図、第2図は本発明に用いる光A/D変換器の構成断面図、第3図は本発明の一実施例の光A/D変換器の構成概観図、第4図a〜
    dは本発明の光A/D変換器の光出力特性図である。 22,24……光導波路、21,23……クラッド層、
    26……InP基体、18,20……結合用電極、19…
    …位相変調部電極。

    QQ群二维码
    意见反馈