Curved disk for modifying the frequency of the optical component

申请号 JP2010536520 申请日 2008-12-04 公开(公告)号 JP2011507011A 公开(公告)日 2011-03-03
申请人 エシロール アンテルナシオナル (コンパニー ジェネラレ ドプテイク); 发明人 ブリュノ・フェルミジエ; マテュー・コッシャー;
摘要 光学部品の湾曲凹面に取り付けられて該光学部品の光学度数を修正する円盤は、一般的な球面形状を有する一連のフレネルゾーンから形成されたフレネルレンズを備える。 続したフレネルゾーンの高さの差は、円盤の凹面上に 位置 し、フレネルゾーンは特定の分布で作製される。 この種の円盤は、歪みを誘発することなく屈折の品質が維持される。
权利要求
  • 光学部品(10)の湾曲凹面(S0)に取り付けられて該光学部品(10)の光学度数を修正する円盤(1)であって、
    前記円盤(1)は、
    前記円盤の滑らかな面(S2)に対し互いに平行して内側において重ねられた一連のフレネルゾーン(2)から形成されたフレネルレンズを備え、
    2つの連続した前記フレネルゾーン間において、前記円盤(O)の光学的中心において滑らかな面に垂直な方向(z)に沿って測定される高さの差(3)を有し、
    ・連続したフレネルゾーン間の高さの差(3)に加えて、135mm〜53mmの間の平均曲率半径を有する一般的な球面形状を有し、
    ・前記連続したフレネルゾーンの高さの差(3)は、前記円盤の凹面(S1)に位置しており、該連続したフレネルゾーン間の前記高さの差(3)が、
    ・前記円盤(O)の前記光学的中心(O)を囲むと共に前記円盤の度数の関数として定義された寸法を有する半径円(C)の内側の一定の振幅と、
    ・前記光学中心(O)及び前記半径円(C)の外側から離れて進行するときに、前記円盤の外周部において増加する可変的な振幅と、を有し、
    ・前記半径円(C)が1ジオプタと10ジオプタとの間の度数に対して5mm及び25mmの間の値を有すると共に、5μm以上の第1の中心の高さ差の振幅を有する円盤。
  • 88mmと53mmとの間の平均曲率半径を有し、好ましくは66mmの平均曲率半径を有する、請求項1に記載の円盤。
  • 前記半径円(C)の内側の連続したフレネルゾーン間における高さの差(3)が、5μmと25μmとの間の振幅を有し、前記半径円の外側及び前記円盤の外周部へ連続したフレネルゾーン間における高さの差(3)が5μmと250μmとの間の可変的な振幅を有する、請求項1又は2に記載の円盤。
  • 前記半径円(C)の内側の連続したフレネルゾーン間における高さの差(3)が、10μmと20μmとの間の振幅を有する、請求項3に記載の円盤。
  • 前記フレネルゾーン(2)が前記光学中心(O)を通過する半径方向に沿って100μmと5mmとの間の寸法を有し、前記円盤の光軸に直交する請求項1〜4の何れか一項に記載の円盤。
  • 前記フレネルゾーン(2)は前記半径円(C)の内側において5mmと100μmとの間の可変的な寸法(Δr)を有し、最大寸法が前記半径円(C)の前記光学中心(O)に最も近く位置し、前記フレネルゾーン(2)が前記半径円(C)の外側において500μmと100μmとの間の一定の寸法を有する、請求項5に記載の円盤。
  • 前記フレネルゾーン(2)は前記半径円の内側において2.5mmと250μmとの間の可変的な寸法(Δr)を有し、最大値が前記半径円(C)の前記光学中心(O)に最も近く位置し、前記フレネルゾーン(2)が前記半径円(C)の外側において250μmの一定の寸法を有する、請求項6に記載の円盤。
  • 前記外周ゾーン(A)における前記連続したフレネルゾーン間における前記高さの差(3)が一定の振幅を有し、前記振幅は前記半径円の外側の連続したフレネルゾーン間における最後の高さの差(3)の振幅に対応し、一定の寸法(Δr)が前記半径円の外側の連続したフレネルゾーン間における前記一定の寸法に対応する、請求項1〜7の何れか一項に記載の円盤。
  • 前記円盤の滑らかな面(S2)に対して垂直に測定したとき、2mmと0.5mmとの間の平均厚さ(e)を有する、請求項1〜9の何れか一項に記載の円盤。
  • 前記円盤の滑らかな凸型の前面が円筒面又はトーリック面を有する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の円盤。
  • 70〜95のショアA硬さを有する透明材料を備える、請求項1〜10の何れか一項に記載の円盤。
  • 2.0%と0.4%との間の光散乱パーセンテージ、好ましくは1%未満の光散乱パーセンテージを有する透明材料を備える、請求項1〜11の何れか一項に記載の円盤。
  • ポリマー・ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン・テレフタル酸塩、ポリエステル繊維(メタクリル酸メチル)及びポリカーボネートから成る群から選択される透明な熱可塑性材料を備える、請求項11又は12に記載の円盤。
  • ポリウレタン熱可塑性物質及びポリ塩化ビニル熱可塑性物質から選択される透明材料を備える、請求項13に記載の円盤。
  • ベース光学部品(10)と、前記円盤がその滑らかな凸面によって、前記光学部品の凹型の背面に取り付けられている請求項1〜14の何れか一項に記載の円盤(1)とを備える、光学素子。
  • 前記円盤(1)が前記円盤と前記ベース光学部品との間のベクトルとして位置された水の膜によって、前記ベース光学部品(10)に取り付けられる、請求項15に記載の光学素子。
  • 前記ベース光学部品が眼用レンズである請求項15又は16に記載の光学素子。
  • 前記ベース光学部品が非正視を矯正する眼用レンズである、請求項17に記載の光学素子。
  • 前記眼用レンズが、着色されるか又は部分的に反射する、請求項17又は18に記載の光学素子。
  • 前記ベース光学部品が一対のサングラス(10)に適用させるのに適したレンズである、請求項15〜19の何れか一項に記載の光学素子。
  • 前記ベース光学部品が、太陽保護ゴーグル、スキー・ゴーグル又は潜水マスクのようなマスク又はゴーグルのレンズ、又はヘルメットバイザーのようなバイザーである、請求項15〜19の何れか一項に記載の光学素子。
  • 少なくとも一つのレンズ(10)と、前記レンズに取り付けられる請求項1〜14の何れか一項に記載のび円盤(1)を備える眼鏡。
  • 说明书全文

    本発明は、光学部品の度数を修正するために光学部品の凹面に取り付けられることを目的とする湾曲円盤に関する。 それは、このような円盤を組み込む光学素子及び眼鏡にも関する。

    これは、特定の使用のために、光学部品の度数を適合させることに有効である。 これは、サングラスレンズをこのレンズの着用者の非正視(ametropia)に適合させる場合であることができる。 本発明の前後関係において、光学部品の度数は、この要素の両眼共同運動(vergence)を示して、一般的にジオプタ(diopters)で表される。

    前記構成要素の度数(power)を修正するために、光学部品の表面に塗布されることを目的とする透明材料から円盤(disc)を製造することは公知である。 円盤は、フレネルレンズを備えている。 フレネルレンズは、円盤の滑らかな表面に対して互いに平行して内側において重ねられた一連のゾーンから形成されている。 これらのゾーンは、2つの連続したゾーンにおいて、可視光の平均波長の5倍より大きい高さの差を有することがある。 このとき、高さの差は、滑らかな表面の接線に対して垂直な方向に沿って測定される。 これらの条件下では、円盤自体は、各フレネルゾーンにおける円盤の2つの表面上の光線の屈折から生じる度数を有する。 円盤のこの度数は、それが適用される光学部品の度数に加えられる。 光学部品に取り付けられる付加的なレンズと比較して、フレネルレンズ形状の使用の場合には、円盤の厚みを減らすことで、固定された強度の変化が得られる。

    これらの円盤は、最初は平坦な形状を有しており、それらが眼用のレンズ又は眼鏡の湾曲面に適用されるときに曲げられなければならない。 このような円盤は、特許文献1に記載されている。 光学収差(optical aberrations)と同様に、一旦、円盤がそれに適用されるならば、それが眼用の眼鏡又はレンズに適用される円盤のこの変形(deformation)は、眼鏡又はレンズによって形成される画像のゆがみを引き起こす。 特に、観察された対象物が視野の中に移動するときに、又は、見られる目的を追随する間、レンズ着用者が頭を回すときに、画像歪みは非常に動的に変化する。 そのとき、これらの画像歪みは、迷惑になる。 更に、散乱及び/又は回折に関連した欠陥は円盤の異なるゾーンに現れることがある。 それに伴って、着用者の不快感は増加し及び/又は対象の美的品質が妨げられる。 この美感(aesthetics)の損失は、着用者の前に現れている観察者によって定義可能である。 円盤によって提供される度数修正が増加するにつれて、このような欠陥はますます重要になる。 度数修正円盤が平坦面から湾曲面に変化するときに、これが屈折欠陥をもたらすことも観察された。 その平坦な形の円盤の最初の度数と、光学部品に適用される円盤の実際の度数とは、互いに異なる。 この差は、着用者に提供される視野の品質に対して、極めて有害である。

    米国特許第3904291号明細書

    本発明の1つの目的は、度数修正円盤を提案することである。 その度数修正円盤は、上記の不利な点を有せず、且つ使用しやすい。 本発明の製品は、任意の光学的機器に対する度数修正円盤の単純な使用によっても、眼用のレンズのような光学部品の度数を適合させるために、着用者の視を矯正するための単純な手段を望む着用者によって使用するのが容易でなければならない。

    この技術的問題の1つの解決案は、球面であって前記円盤を受けることになっている光学部品の球面と実質的に同一の球面を有する円盤の内側にフレネル構造を作製することから成る。 このような構成において、平坦面が湾曲面に変化するときに、本発明の製品は最先端の素子で観察される歪みの課題を解決する。 これは、本発明の特性のうちの1つである。

    度数修正円盤のための最善の適合を得るために、円盤のフレネル構造のプロファイルを設計するときに、円盤を受けることになる光学部品の湾曲を考慮に入れることが必要である。 しかし、円盤のゾーンに応じて、このような度数修正手段は、回折により、又は、散乱により光学欠陥を有することがある。 これらの異なる問題は、本発明の目的のグローバルな解決案を有する。 このように、本発明は、一般に球面形状のフレネルゾーンを有する度数修正円盤を含む。 度数修正円盤において、段差(step)と、フレネルゾーンの振幅分布プロファイルが慎重に選択される。 本発明の製品において、所定の矯正度数と確立した円盤直径とに対するこのような選択は、前述のとおり歪みの除去、特に円盤が光学部品に適用されるとき、ディクスの初期度数の維持を可能にする。 更に、円盤の内側のフレネルゾーンのこの特定の分布は、対象の中央ゾーンにおける回折を最小化して、円盤の非中央ゾーンにおける散乱を最小化することを可能にする。 後者は、おそらくこのような構造の生成を可能にする手段及びツールの解像度の限界によって誘導される。

    これを達成するために、本発明は、上記のタイプであると共に球状凹面上に一連のフレネルゾーンを有する円盤を提案する。 円盤は、光学部品の度数を修正するために光学部品の湾曲凹面に取り付けられることを目的としている。 「修正する」とは、このような度数を有しない光学部品に貢献するか、又はすでにそれ自身の度数を有している光学部品の度数を修正することを意味すると理解される。 このように、本発明において、円盤は、フレネルゾーン間における高さの差に加えて、一般的に球面形状を有する。 フレネルゾーンは、上記円盤の凹面上に位置し、光学部品と接触する円盤の表面は、前記円盤の滑らかな凸面である。 換言すれば、円盤の滑らかな凸面は、実質的に、前記円盤を受けることが意図されている光学部品の湾曲凹面の形状に対応する初期湾曲を有する。 本発明の一実施形態において、円盤のこの滑らかな凸面は、円筒面(cylindrical surface)又はトーリック面(toric surface)を有することができる。 このような実施形態では、本発明の円盤は、着用者のための乱視矯正を組み込むことができる。 実際に、乱視の表面は、2本の主要な経線が同じ曲率半径を有しないという事実によって特徴づけられる。

    更に、高さの差を備える円盤の凹面は、また、光学部品の湾曲面に対応する平均曲率を有する。 この面は、周辺媒体と接触することが意図される。 このように、円盤全体上のフレネル構造の一般的なプロファイルは、球面幾何学(spherical geometry)を有する。

    本発明において、「光学部品」は、例えばヘルメットバイザーのようなバイザー又は眼用レンズを意味するために理解される。 「眼用レンズ」は、目を保護して及び/又は視力を矯正する予定だったゴーグルと同様に、眼鏡フレーム、スキー・ゴーグル、太陽ゴーグルのようなマスク又はゴーグル、又は潜マスクにマウントするレンズを意味すると理解されたい。 そして、レンズは、無限焦点(afocal)、一焦点の(unifocal)、二焦点(bifocal)であるか、プログレッシブな付加レンズ(progressive addition lenses)の中から選択される。 例えば太陽ゴーグルの「マスク又はゴーグル」は、両眼の前に配置されることを目的とする単一の部分からなるレンズを意味すると理解されたい。 このような眼用レンズ又はバイザーは、着色できる。 本発明の意味の範囲内のこれらの光学部品は、一つ以上のコーティングの塗布により提供される一つ以上の機能を選択的に有し得る。 このようなコーティングは、特に光変色性(photochromic)コーティング、反射防止コーティング、汚れ防止(anti−smudge)コーティング、衝撃耐性コーティング、耐傷性コーティング、偏光コーティング及び静電気防止コーティングの中から選択されることができる。 本発明は矯正眼用レンズ又は非矯正眼用レンズに特に適している。 本発明のカーブした度数修正円盤は、それが取り付けられることになっている光学部品との結合をもたらすことが可能な材料で構成され、この結合は自然で材料の本質的な粘着特性によるものであり、粘着又は粘着性としても知られており、或いは円盤と光学部品との間の接触を確立することを開始して、促進する際のベクトルとして作用する水の薄い層を堆積させることにより開始される。

    そのため、本発明は光学部品の湾曲凹面に取り付けられて該光学部品の光学度数を修正する円盤であって、前記円盤は、
    前記円盤の滑らかな面に対し互いに平行して内側において重ねられた一連のフレネルゾーンから形成されたフレネルレンズを備え、
    ・2つの連続した前記フレネルゾーン間において、前記円盤(O)の光学的中心での滑らかな面に垂直な方向(z)に沿って測定される高さの差を有し、連続したフレネルゾーン間の高さの差に加えて、135mm〜53mmの間の平均曲率半径を有する一般な球面形状を有し、
    ・前記連続したフレネルゾーンの高さの差は、前記円盤の凹面に位置しており、該連続したフレネルゾーン間の前記高さの差が、
    ・前記円盤(O)の前記光学的中心(O)を囲むと共に前記円盤の度数の関数として定義された寸法を有する半径円(C)の内側の一定の振幅と、
    ・前記光学中心(O)及び前記半径円(C)の外側から離れて進行するときに、前記円盤の外周部において増加する可変的な振幅と、を有し、
    ・前記半径円(C)が、1ジオプタと10ジオプタとの間の度数に対して5mm及び25mmの間の値を有すると共に、5μm以上の第1の中心の高さ差の振幅を有する円盤を備える。

    本発明の好ましい実施形態において、88mmと53mmとの間の平均曲率半径を有し、最も好ましくは66mmの平均曲率半径を有する。 66mmのこの平均曲率半径は、ベース曲線8の眼用レンズに対応する。 ベースは、フィルタ機能を備えることを意味する太陽保護眼用レンズに優先的に用いられるものである。 これらの太陽保護眼用レンズは、一般的に、88%と6%との間の可視光透過率(visible light transmission rate)を有する。 このような眼用レンズは、太陽保護フィルタを分類するために用いる国際特許分類において、定義したカテゴリ1〜4のフィルタの基準を満たす。

    本発明において、連続したフレネルゾーン間における高さの差は、円盤の光学中心を囲んでいるゾーンの内側において、一定の振幅を有する。 従って、高さの差を有する円盤の凹面は、この表面の中心部において一定のレリーフ高さ(relief height)を有する。 これは、円盤の中心に回折を特に制限するのに関与する。 また、第2の特徴で、光学的中心を囲んでいる前述した中央ゾーンの外側の連続したフレネルゾーン間における高さの差は、前記円盤の外部の端部へ変化する振幅を有する。 そして、このような特定のプロファイルが、度数修正円盤のこのゾーンにおける散乱を制限する。 中央ゾーンにおいて、一定の振幅に調整し、且つ中央ゾーンの外側のゾーンにおいて可変的な振幅にすることは、度数修正円盤の度数及び直径の関数として選択される。 これらの2つのパラメータは、着用者のために成し遂げられる視力の矯正の関数として、また発明の目的に適合されるべき光学部品の選択の関数として調節される。

    本発明は、ベース光学部品と上述した円盤とを備える光学素子にも関する。 円盤は、その滑らかな凸面によって、ベース光学部品の凹型の背面に取り付けられる。

    前述したように、ベース光学部品は、眼用レンズでもよい。 好ましくは、このような眼用レンズは、着色されるか、または部分的に反射性を有し、非正視(ametropia)を矯正するための光学特性を有することができる。 円盤はかろうじて見えて、レンズを備える眼鏡の美感を損なわない。 そのとき、円盤は、レンズの凹面又はレンズの背面に取り付けられる。 本発明の円盤のフレネルゾーンの一定の振幅及び可変的な振幅の特定の分布プロファイルによって、光回折及び光散乱の物理的な効果を最小化することで、このように装置の美感を非常に改善することを可能にする。 これらの効果は、逆に、着用者に提供される快適さ及び光学品質に影響を与えるだけでなく、着用者の前に現れている観察者に対する注意をそらすものでもある。

    また、本発明は、少なくとも一つのレンズと、そのレンズに取り付けられる円盤とを備える。 このような眼鏡は、特に非正視の矯正のために着色されているか又は着色されていないメガネ又は非矯正の太陽保護マスク又はメガネ又はゴーグルである。

    本発明の他の特徴及び効果は非限定的な実施形態の以下の説明から明らかである。 そして、それはいずれも添付の図面にゆだねる。

    本発明の円盤の斜視図である、

    本発明の円盤の断面図である、

    図1bに示されているような円盤を備えていると共に眼鏡に載置されることができる眼用レンズの断面図である。

    本発明の円盤に対する高さの差における変化を例示している図である。

    明確にするため、表される要素の寸法は、実際の寸法に比例しておらず又は寸法比率に比例してない。 更に、異なる図の同一のラベルは、同じ要素を示す。

    図1a及び図1bに示すように、本発明の円盤1は、一般に球形又は、カップ形状を有する。 好ましくは、円盤は、球面ドーム形状を有し、例えば66mm(数ミリメートル)のオーダーにあることができる平均曲率半径を有する。 眼鏡用の多くの眼用レンズのうち、このような曲率半径は、後面(posterior face)又は凹面(concave face)の形状に対応する。 本発明において、円盤は、135mmと53mm間の平均曲率半径(mean radius of curvature)を有し、有利には、88mm及び53mm間の平均曲率半径を有する。

    円盤1は、フレネルレンズを構成する。 そのフレネルレンズは、同心、且つ隣接して配列された、例えば100〜200のゾーンの、一連のフレネルゾーンから形成される。 図において2と符号付けられたこれらのゾーンは、zと表記された光軸に合わせられた同軸の円であり、且つzと表記された光軸に中心を有する同軸リングである。 z軸は円盤の光学的中心を通る。 その円盤の光学的中心は、円盤上に位置していると共に、Oと表記されている。 周知の方法において、各フレネルゾーンはレンズ領域に対応し、円盤1の厚みは、軸zに垂直な平面におけるrと表示されている半径方向において、そのゾーンの中で連続的に変化している。 2つの連続するゾーン2の間に、円盤1の表面のうちの1つは、3と表記されており、軸zと平行する高さの差を有する。 その振幅(amplitude)は、Δzによって表記される。 連続したゾーン2の間に存在する高さの差3が一般の形状の円盤1上に重畳されることに注意されたい。 本発明によれば、この円盤1の一般の形状は、丸みを帯びた形状である。

    高さの差3は、S1と表記される円盤1の凹面の高さにおける不連続に対応する。 この表面は、周囲媒体(ambient medium)との接触状態の維持が意図されている。 2つの連続した高さの差3との間に、フレネルゾーン2はΔrによって表記される半径方向の寸法を有する。 Δrは、軸zに対して垂直に測定される。 S2と表記された円盤1の凸面は、滑らかで、本発明の光学素子を形成するために光学部品と接触して配置されることが意図されている。 符号eは、面S1と面S2との間の円盤1の平均厚みを示す。 それは、表面S2に対して垂直に測定される。 好ましくは、符号eの平均厚みは、2mm(数ミリメートル)と0.5mmの間にある。 円盤の薄い厚みは光学素子の厚みを制限することを可能にし、その結果、対象の美感が維持される。 更に、光学部品に加えられる材料の量が低減するにつれて、これは光学素子の総重量を制限する。

    光散乱(light scattering)及び回折(diffraction)を最小化して、いかなるイリデッセンス(iridescence)も引き起こさないために、これらの現象が認知可能でない場合であっても、高さの差3の振幅Δzが可視光の平均波長の5倍に少なくとも等しくなるように、フレネルゾーン2は大きさを設定される。 更に、これらのフレネルゾーンは、振幅Δzに従って分布される。 振幅Δzは、円盤の光学中心(O)に対するそれらの位置の関数として、一定及び可変的である。 一般的に、高さの差3が、5μmと250μmとの間にある。 このように、自然光の短いコヒーレンス長(short coherence length)のため、異なるゾーン2を横切る(traversing)光線の一部分間において発生する干渉は認知されない。 換言すれば、円盤1は、各ゾーン2における面S2及びS2の形状に関して、純粋な屈折光学効果を有して、いかなる視認可能な回析効果(visible diffractive effect)を発生させない。 上述の通り、連続したフレネルゾーンの高さの差3の振幅は中心部(C)において一定であり、円(C)の外側から外周一部まで延びている円盤の表面の一部の上において変化可能である。 また、表面(S1)において、実質的に球面輪郭が維持される。 この構成において、振幅Δzは、中央ゾーンより、円盤の端部(edges)で大きい。 このように、本発明で、円盤が円(C)の内側において連続したフレネルゾーンの高さの差(3)が5μmと25μmとの間の振幅を有する。 円(C)の外側のフレネルゾーン、及び円盤の外周部に外へ連続したフレネルゾーンの高さの差(3)ゾーンは、5μmと250μmとの間で可変的な振幅を有する。

    有利に、円盤は、円(C)の内側の連続したフレネルゾーンの高さの差(3)が10μmと20μmとの間の振幅を有する。

    本発明の一実施形態において、円盤はその横方向の外部の外周縁(peripheral edge)に図1bの(A)として定義される第3の外周ゾーン(peripheral zone)を有することができる。 第3の外周ゾーンは、一定な高さの差から成る。 この外周ゾーンは、しばしば利用不可能なゾーンと呼ばれる。 実際、光学的に使用可能なゾーンが限られた直径を有するレンズの全体をカバーすることは、当業者において公知である。 しかしながら、場合によっては、外周ゾーンは、眼用レンズの外周部で設けられている。 外周ゾーンは、処方された光学的な矯正条件を満たさず、且つ斜軸欠陥(obliquity defects)を有するので、比較的重要でないと言われている。 外周ゾーンが着用者の視野の外側に位置するので、この外周ゾーンの欠陥は着用者が見ることを妨げない。 従って、この外周ゾーン(A)は、度数修正円盤に設けられてもよく、製造及び/又は美的理由のために設けられてもよい。 それが恒常的な振幅を有するフレネルゾーンを有することは有利であり得る。 このように、本実施形態において、外周ゾーン(A)における連続したフレネルゾーンの高さの差(3)は、一定の振幅を有する。 その一定の振幅は、円(C)の外側における連続したフレネルゾーン間の最後の高さ差(3)の振幅に対応する。 一定の寸法(Δr)は、円(C)の外側の連続したフレネルゾーン間における一定の寸法(Δr)に対応する。

    ゾーン2それぞれの半径方向における寸法Δrは、円盤1の度数と、高さの差3の振幅Δzとに依存する。 上記の条件で、10ジオプタ以下である円盤1の度数に対して、Δrが100μmと5mmとの間であることができる。 本発明において、円盤は、フレネルゾーン(2)が、円(C)の内側において5mmと100μmとの間の可変的な寸法(Δr)を有し、最大の寸法が円(C)の中心(O)に最も近く位置する。 フレネルゾーン(2)は、円(C)の外側において500μmと100μmとの間の一定の寸法(Δr)を有する。 好ましくは、本発明の円盤において、フレネルゾーン(2)は、円(C)の内側において2.5mmと250μmとの間の可変的な寸法(Δr)を有し、最大の寸法が円(C)の中心(O)に最も近く位置する。 フレネルゾーン(2)は、円(C)の外側において250μmの一定の寸法(Δr)を有する。

    その厚みが方向rに沿って変化する方向に応じて、各フレネルゾーン2内において、円盤1は収束性(convergence)又は発散性(divergence)を有することができる。 図1bは、収束性の円盤に対応する。 各ゾーン2の中の円盤の厚みにおける変化は、特に、rの二次関数でもよい。 本発明の円盤はシリンダを備えていることもできる。 シリンダは、必要に応じて着用者の乱視を考慮に入れることを可能にする。 この特定の実施形態では、円盤は、該円盤の滑らかな凸型の前面が円筒面を有するか又はトーリック面である。

    図2aは、背面(posterior face)S0又は凹面上に、図1bによる円盤を備えており、眼鏡に載置され得る眼用レンズを示す。 それが2つの平行表面を有すると想定すれば、図2aにおいて10と表記されたレンズは度数を有しない太陽保護レンズでもよい。 そのとき、円盤1はそれに非ゼロの度数を提供する。 そして、レンズの着用者の非正視(ametropia)及びおそらく乱視を矯正することを可能にする。 このように、円盤1は、任意のる太陽保護レンズも視覚的歪みを有する着用者に適応させることを可能にする。 このようなレンズ10から成る眼鏡は、それから美学、色合い又は付随するフレームの形状に基づいて着用者によって、選ばれることができる。 レンズがその端でよりその中心で薄いので、図2aにおいて10と表記されたレンズは近視のための矯正に対応する。 円盤1は、このように矯正の程度を着用者の近視の程度に適応させることを可能にする。 この場合、円盤1は、レンズ及び円盤のそれぞれの光軸が重畳されるようにレンズ10上に配置される。 同一の機能は、遠視を矯正するレンズに対して得られる。

    円盤1は、滑らかであるレンズ10の背面S0に配置される。 この作業は、専門家又は着用者によって、着用者によって選ばれるフレームにレンズが載置される眼鏡上に対して、直接行われ得る。

    図3は、半径方向に沿った高さの差3の振幅Δzにおける典型的な変化を表す。 rが円Cの半径Rc未満のときに、高さの差3の振幅Δzは一定である。 ゾーン2の半径方向の寸法Δrは、ますますより増加するゾーン2に対して減少する。 円Cの外側の円盤1の外周部を意味する値Rcを越えて、高さの差3は、増加する振幅Δzを有する。

    円盤を形成する材料の固有の接着性によって、又は、おそらく素子間の接触を開始するために、ベクトルとして作用する2つのインタフェース間に水の薄膜を用いることで、円盤1は、レンズ10の面S0に、取り付けられる。 このように、本発明で、円盤を構成する材料は、粘着特性と同様に、円盤を受けることになる光学部品の光学特性を維持させることができる透明度の特性と、円盤が取り付けられる光学部品の曲率半径に適合するために円盤にある柔軟性を与える物理的な特性とを組み合わせなければならない。 有利に、本発明の円盤を形成する材料は、70〜95のショアA硬さと、2.0%と0.4%との間の光散乱パーセンテージ、好ましくは1%未満の光散乱パーセンテージとを有する。 本発明の前後関係において使用可能な材料は、特に、ポリマー・ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン・テレフタル酸塩、ポリエステル繊維(メタクリル酸メチル)及びポリカーボネートの中から選択される透明な熱可塑性材料であることができる。 好ましくは、円盤を構成する材料は、ポリウレタン熱可塑性物質(polyurethane thermoplastics)及びポリ塩化ビニル熱可塑性物質(polyvinyl chloride thermoplastic)の中から選択される。

    眼用レンズの材料は、無機物でもよいか、有機物でもよい。 非限定的な実施形態として、本発明の前後関係において、用いられることが可能である有機材料は、光学において、又は眼科学において従来使用する材料でありえる。 例えば、適当な材料は、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリスルホン、ポリエステル繊維(エチレン・テレフタル酸塩)及びポリカーボネート共重合体、ポリオレフィン、特にポリ・ノルボルネン、ジエチレングリコール・ビス(アリル炭酸塩)ポリマー及び共重合体、(メセドリン)アクリル酸塩ポリマー及び共重合体(ビスフェノール―Aの(メセドリン)アクリル酸塩派生物の特にポリマー及び共重合体)、チオ(メセドリン)アクリル酸塩ポリマー及び共重合体、ウレタン及びチオ・ウレタン・ポリマー及び共重合体、エポキシ・ポリマー及び共重合体及びエピ硫化物ポリマー及び共重合体のような基板である。

    多くの適合性が上で詳述される実施形態によってもたらされることができるものと理解されるが、その一方で、少なくとも本発明の効果のいくつかを保持する。 特に、当業者は、あげられる材料及び値が図示するためだけにあって、変更されることができると理解する。

    QQ群二维码
    意见反馈