眼鏡レンズへの構造部の固定

申请号 JP2016235073 申请日 2016-12-02 公开(公告)号 JP2017107199A 公开(公告)日 2017-06-15
申请人 ゲッティ スウィッツァーランド ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング; goetti SWITZERLAND GmbH; 发明人 スヴェン ゲッティ;
摘要 【課題】眼鏡レンズ固定構造において、使用中に緩むことのない接続部を有する構造を提供する。 【解決手段】眼鏡レンズ固定構造は、構造部1と、スリーブ2とから成る。スリーブ2は、眼鏡レンズ4の長孔8内へスライド可能であり、前記構造部1の一方の端部は、プレスばめによるラッチ結合が形成されるようにスリーブ2内へスライド可能である。 【選択図】図3
权利要求

眼鏡レンズ固定構造であって、 構造部(1)と、スリーブ(2)とから成り、該スリーブ(2)は、眼鏡レンズ(4)の長孔(8)内へスライド可能であり、前記構造部(1)の一方の端部は、プレスばめによるラッチ結合が形成されるように前記スリーブ(2)内へスライド可能であることを特徴とする、眼鏡レンズ固定構造。前記スリーブ(2)は、前記眼鏡レンズ(4)の外面から前記長孔(8)内へスライド可能であり、前記構造部(1)は、前記外面とは反対側に配置された面から前記スリーブ(2)内へスライド可能である、請求項1記載の眼鏡レンズ固定構造。一方の面において、前記スリーブ(2)は停止頭部(3)を有しており、該停止頭部(3)の寸法は前記長孔(8)の寸法よりも大きく、その結果、前記停止頭部(3)は前記眼鏡レンズ(4)に対して支持される、請求項2記載の眼鏡レンズ固定構造。前記構造部は、鉤状の突出部(7)を備える平行な固定ピン(5)を含む、請求項1から3までのいずれか1項記載の眼鏡レンズ固定構造。前記停止頭部(3)の反対側に配置された面において、前記スリーブ(2)は、ビード状リム(9)を有しており、該ビード状リム(9)は、前記構造部(1)が挿入されたときに前記スリーブ(2)の材料の移動の結果として形成される、請求項3または4記載の眼鏡レンズ固定構造。眼鏡レンズ(4)と、請求項1から5までのいずれか1項記載の眼鏡レンズ固定構造とを有する、眼鏡。眼鏡レンズに構造部を固定する方法において、該方法は、以下のステップ、すなわち a)前記眼鏡レンズ(4)の長孔(8)内にスリーブ(2)をスライドさせるステップと、 b)前記スリーブ(2)内に前記構造部(1)をスライドさせるステップとを含むことを特徴とする、眼鏡レンズに構造部を固定する方法。前記スリーブ(2)を、前記眼鏡レンズ(4)の外面からスライドさせ、前記構造部(1)を、反対側に配置された面から前記スリーブ内へスライドさせる、請求項7記載の方法。前記構造部(1)をスライドさせることが、前記スリーブ(2)の材料を移動させ、前記停止頭部(3)の前記反対側に配置された面にビード状リム(9)が形成される、請求項8記載の方法。

说明书全文

技術範囲 本願は、眼鏡レンズへの構造部の固定に関する。

従来技術 眼鏡のレンズおよびフレームは、通常、ねじ、ねじスリーブおよびナットによって互いに接続される。回転防止保護は、大部分のケースでは、2つのボアにおける固定によって、またはピンとレンズリムにおける切欠とによって達成される。ねじ接続による眼鏡レンズ固定構造の欠点は、締め付けすぎの場合に、眼鏡レンズにおいて強い断続的な張が生ぜしめられ、その結果、破損の大きなリスクが存在するということである。接続が緩すぎると、眼鏡フレームは寸法的に安定せず、その結果、シートフィットと、視覚的快適性とが損なわれる。日常的に使用されると、ねじ接続は永久に応力を受ける。前記摩擦の結果、ねじが、独立して緩み、脱落する恐れさえある。

欧州特許出願公開第0546589号明細書(P.J.Lindberg)に説明された方法は、レンズにおける長孔への、U字形に曲げられたワイヤの挿入を提供している。この接続において、ワイヤの端部は曲げられ、U字形の2つの脚部が、長孔のエッジに対して外方へ張力を加える。しかしながら、前記方法の場合、頻繁に、レンズを破損させるリスクがかなり増大するような大きな張力がレンズに加えられる。

欧州特許出願公開第0561763号明細書(Silhouette International Ges.m.b.H)は、ねじを用いることなく眼鏡レンズに金属構造部分を固定するためのソリューションを説明している。この接続において、2つの突出する平行な固定ピンが、レンズリム上に係合する端部ウェブにろう付けまたは溶接されており、固定ピンには環状ビードが設けられており、環状ビードは、横断面が鉤状であり、かつ眼鏡レンズのエッジに近い2つのボアに保持されている。眼鏡レンズと構造部との間の張力を固定および均等化するために、プラスチックスリーブが使用される。しかしながら、前記方法の場合、構造部とは反対側に位置した側においてプラスチックスリーブが眼鏡レンズから引き出される可能性があるというリスクが存在する。前記概念の別の発展形が、国際公開第2003/083553号(Silhouette International Schmied AG)に説明されており、それによれば、それぞれ、2つのプラスチックスリーブは、ボアエッジ上に係合しかつ接続ウェブとしても機能する頭部を有している。

ここに説明された全ての方法の場合、構造部は、接続を安定させるために眼鏡レンズの表面に直接に接触している。構造部が、眼鏡レンズの材料よりも硬い材料から成ると、眼鏡レンズが損傷されるリスクが存在し得る。

発明の提示 本発明の課題は、使用中にそれ自体が緩むことができないまたは緩くなることができない接続部が形成されるという趣旨で、眼鏡レンズに構造部を固定するための眼鏡レンズ固定構造をさらに発展させることである。

前記課題は、請求項1記載の眼鏡レンズ固定構造、および請求項7に記載の、眼鏡レンズに構造部を固定する方法によって解決される。

眼鏡レンズ固定構造は、構造部、例えばサイドピースと、それに接続されたブリッジまたは固定エレメントと、スリーブとから成り、スリーブは、眼鏡レンズの長孔内へスライド可能であり、構造部の端部は、プレスばめによるラッチ結合が形成されるようにスリーブ内へスライド可能である。

眼鏡レンズは、好適な寸法を備える長孔を有するように製造されるか、またはその趣旨で製造後に機械加工される。前記長孔は、スリーブのための、間接的には構造部の端部のための、収容手段として機能する。

スリーブは、眼鏡レンズの前面から、長孔に挿入される。構造部は、眼鏡レンズの後面からスリーブ内へ挿入される。

好適な形式において、一方の面において、スリーブは停止頭部を有しており、停止頭部の寸法は、長孔の寸法よりも大きく、その結果、停止頭部は眼鏡レンズに対して支持される。

好適な形式において、構造部は、接続されたときにスリーブが材料の様々な特性によって変形させられるように、技術的に準備される。固定ピンの鉤状の突出部は、まずこの場合スリーブに引っ掛けられ、次いで、ビード状のリムが形成される。

スリーブの停止頭部は、眼鏡レンズの前面におけるバリヤとして機能し、ビード状リムは、眼鏡レンズの後面におけるバリヤとして機能する。前記リムは、スリーブがボアから引き出されることができることを防止する。

眼鏡レンズにおけるこのような固定の利点は、適合する構成部材を組み立てることが単純であるということである。それ自体が独立して緩むことができない差込み接続の結果、接続は、非常に耐久性があり、極めて低メンテナンスである。移動の結果として緩むねじ接続は、このようにして扱われる。構造部とスリーブとの間のポジティブロッキング接続、および長孔の特定のジオメトリの結果、構造部がスリーブを介してレンズに加える張力は、全ての方向において均等に分散させられることができる。加えて、ビード状リムは内面において接続を安定させ、これは、構造部が眼鏡レンズと一切直接接触せず、これにより、付加的な張力を防止するという利点を有する。

差込み接続は、平坦な材料から製造された構造部のために最適化されている。構造部は、背後から眼鏡レンズに固定されるので、眼鏡の装着位置は、眼鏡レンズの全ての厚さの場合に同じである。加えて、構造部は、既に組み立てられた眼鏡において、より突出しない。なぜならば、構造部は、前方からレンズの周囲を回り込まなくてよいからである。

好適な形式において、構造部は、鉤状の突出部を備える平行な固定ピンを有する。

本発明は、図面および例によって以下により詳細に説明される。図面は以下の通りである。

本発明の眼鏡レンズ固定構造の構成部材を、取り付けられた状態における横断面図で示している。

眼鏡レンズ固定構造の構成部材を、取り付けられた状態における縦断面図で示している。

眼鏡レンズ固定構造の構成部材を、取り付けられた状態における横断面図で示しており、ビード状リムを明確に表示している。

眼鏡レンズ固定構造の構成部材を、取り付けられた状態における縦断面図で示しており、ビード状リムを明確に表示している。

第2の実施の形態による眼鏡レンズ固定構造の構成部材を、取り付けられた状態における横断面図で示している。

第2の実施の形態による眼鏡レンズ固定構造の構成部材を、取り付けられた状態における縦断面図で示している。

発明を実行する方法 眼鏡レンズ固定構造は、構造部1と、スリーブ2とから成る。前記2つの部分は、眼鏡レンズ4における長孔8においてこれらの部分がプレスばめによるラッチ結合を形成するように、互いに食い込まされている。

構造部1の端部は、鉤状の突出部7が設けられた平行な固定ピン5から成る。

スリーブ2は、停止頭部3がそれ以上の挿入を一切阻止するようになるまで、眼鏡レンズの前面からレンズ内へ挿入される。

正確な長さを選択した結果またはスリーブ2を所定の長さに切断した結果、前記スリーブは、長孔8の位置における眼鏡レンズ4の厚さよりも幾分長いままである。

挿入された位置において固定ウェブ6がスリーブ2の後面と直接に閉鎖するように、構造部1は技術的に準備されている。

眼鏡レンズ4の長孔8における構造部1とスリーブ2とのプレスばめの結果、構造部1の鉤状の突出部7は、スリーブ2の材料内へ引っ掛かる。

鉤状の突出部7の技術的準備は、眼鏡レンズ4の前面から後面への引張移動のみを可能にする。反対方向に引っ張られると、構造部1の鉤状の突出部7が、スリーブ2に食い込まされる。

停止頭部3は、眼鏡レンズ4の前面においてスリーブをブロックする。構造部1と、スリーブ2と、眼鏡レンズ4との間のポジティブロッキング接続の結果、スリーブ2が伸長させられ、その結果、プレスばめが生ぜしめられる。

スリーブ2の材料が固定ウェブ6によって移動させられた結果、有利な固定条件を生ぜしめるビード状リム9が、眼鏡レンズ4のエッジよりも上方に突出したスリーブの部分の場合に、生ぜしめられる。

引っ掛けられた状態において、構造部1とスリーブ2とは一緒に、眼鏡レンズ4の長孔8に深く挿入された接続部を形成する。

図5および図6は、第2の実施の形態を示している。これは、図1〜図4による第1の実施の形態にほとんど対応する。

したがって、眼鏡レンズ固定構造は、再び、構造部1’と、スリーブ2’とから成る。前記2つの部分は、眼鏡レンズ4における長孔8においてこれらの部分がプレスばめによるラッチ結合を形成するように、互いに食い込まされている。構造部1’の端部は、鉤状の突出部7’が設けられた平行な固定ピン5’から成る。

スリーブ2’は、停止頭部3’がそれ以上の挿入を一切阻止するようになるまで、眼鏡レンズの前面からレンズ内へ挿入される。正確な長さを選択した結果またはスリーブ2’を所定の長さに切断した結果、前記スリーブは、長孔8の位置における眼鏡レンズ4の厚さよりも幾分長いままである。

挿入された位置において固定ウェブ6’がスリーブ2’の後面と直接に閉鎖するように、構造部1’は技術的に準備されている。

第1の実施の形態の場合と同じ形式において、眼鏡レンズ4の長孔8における構造部1’とスリーブ2’とのプレスばめの結果、構造部1’の鉤状の突出部7’は、スリーブ2’の材料内に引っ掛かる。

スリーブ2’の材料が固定ウェブ6’によって移動させられた結果、ビード状リム9’が、眼鏡レンズ4のエッジの上方に突出するスリーブの部分の場合に、生ぜしめられる。次いで、これは、ここでは構造部1’の固定ウェブ6’の拡開によって補助される。拡開は、平行な固定ピン5’に向かって遠位方向にテーパした構造部1’の幅から生ぜしめられる。取り付けられた状態において、テーパした部分は、ビード状リム9’の領域に配置される。眼鏡レンズ4におけるスリーブ2’の軸方向固定のためのビード状リム9’の実現は、材料のより広い選択と、構造部1’の前記変更されたジオメトリによるスリーブ2’のためのジオメトリとによって、可能である。

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