テレスコピックヒンジを備えた眼鏡フレーム及び当該フレームのヒンジ

申请号 JP2011552402 申请日 2010-02-26 公开(公告)号 JP5661654B2 公开(公告)日 2015-01-28
申请人 ドゥラムール、ドミニク; ミクリタリアン、アラン; ロディ、オリヴィエ; シェーヌ、リシャール; 发明人 ドゥラムール、ドミニク; ミクリタリアン、アラン; ロディ、オリヴィエ; シェーヌ、リシャール;
摘要
权利要求
  • 正面部(1)と、正面部を延ばすことで形成された2つの側方湾曲部(4,5)と、2つのテレスコピックヒンジ(6,7)の連結軸により湾曲部(4,5)に連結された2つの側片(2,3)と、を備えた眼鏡フレームであって、
    各テレスコピックヒンジは、湾曲部(5)と一体化された前側要素(8)と、側片(3)と一体化された側片要素(9)と、を備えており、
    ヒンジの側片要素(9)は、前側要素(8)に連結され、スプリング(18)の作動によりまた作動に対抗してシース(13)内にスライド可能に設けられたスライド(12)を備えており、
    前側要素(8)と、側片要素(9)のシース(13)は、側片の開き位置において、ヒンジ(7)の連結軸に実質的に平行する、少なくとも2つの相補的な横断開き停止面(24,36)により協働し、
    各ヒンジの2つの要素(8,9)の開き停止面(24,36,35)は異形であり、前側要素及び側片要素(8,9)の一方の要素の開き停止面(24)は、凹状中間領域(27)を有しており、 前側要素及び側片要素(8,9)の他方の要素の開き停止面(35,36)は、凸状中間領域(37,38)を有しており、
    前側要素(8)は、スライド(12)の連結端(14)によって隔てられた2つの側方部位(21,22)によって側片要素(9)に向かって延びており、前側要素(8)の開き停止面(24)は側方部位(21,22)に形成されている、眼鏡フレーム。
  • 前側要素(8)の開き停止面(24)は、凹状中間領域(27)を備えると共に、当該凹状中間領域から、関連する側片(3)の端部の方向に傾斜しており、前側要素及び側片要素(8,9)の開き停止面(24,36,35)が互いに転動した時にヒンジのスプリング(18)を強くバイアスするようになっている、請求項 に記載の眼鏡フレーム。
  • 側片要素(9)の開き停止面(35,36)は、ヒンジの連結軸(11)及び関連するスライド(12)によって規定される面内に位置する凸状中間領域(37,38)を備えている、請求項 に記載の眼鏡フレーム。
  • 前側要素(8)の横断開き停止面(24)は、異形の側方閉じ停止面(25)によって延長されている、請求項1〜 いずれか1項に記載の眼鏡フレーム。
  • 前側要素(8)の側方閉じ停止面(25)は、側片要素(9)の横断開き停止面(35,36)と相補的である、請求項 に記載の眼鏡フレーム。
  • 前側要素(8)の側方閉じ停止面(25)と横断開き停止面(24)は、ヒンジの連結軸(11)および2つの横断開き停止面(24)と側方閉じ表面(25)の連結領域(28)によって規定される面に対して対称である、請求項 に記載の眼鏡フレーム。
  • 各ヒンジ(6,7)の側片要素(9)は、側片(2)の正面部(1)の背面に対する完全な倒れを許容するように配置された第1閉じ突起(40)と、前側要素(8)の肩部(42)に突き当たり、側片(3)の完全な倒れを妨げるように配置された第2突起(39)と、を備え、2つの突起(39,40)は、連結軸(11)及び対応するスライド(12)によって規定される面に対して実質的に対称状に配置されている、請求項1〜 いずれか1項に記載の眼鏡フレーム。
  • 眼鏡フレームのテレスコピックヒンジは、第1フレーム部分(5)と一体化された第1要素(8)と、第2フレーム部分(3)と一体化された第2要素(9)と、を備えており、ヒンジの第2要素(9)は、第1要素(8)に連結され、スプリング(18)の作動によりまた作動に対抗してシース(13)内にスライド可能に設けられたスライド(12)を備えており、
    ヒンジ(7)の第1要素(8)と、第2要素(9)のシース(13)は、側片の開き位置において、ヒンジ(7)の連結軸に実質的に平行する、少なくとも2つの相補的な横断開き停止面(24,36)により協働し、
    ヒンジの2つの要素(8,9)の開き停止面(24,36,35)は異形であり、2つの要素(8,9)の一方の要素の開き停止面(24)は、凹状中間領域(27)を有しており、 2つの要素(8,9)の他方の要素の開き停止面(35,36)は、凸状中間領域(37,38)を有しており、
    第1要素(8)は、スライド(12)の連結端(14)によって隔てられた2つの側方部位(21,22)によって第2要素(9)に向かって延びており、第1要素(8)の開き停止面(24)は側方部位(21,22)に形成されている、ヒンジ。
  • 第1要素(8)の開き停止面(24)は、凹状中間領域(27)を備え、当該凹状中間領域から、関連する第2フレーム部分(3)の端部の方向に傾斜しており、前記2つの要素(8,9)の開き停止面(24,36,35)が互いに転動した時にヒンジのスプリング(18)を強くバイアスするようになっている、請求項 に記載のヒンジ。
  • 第2要素(9)の開き停止面(35,36)は、ヒンジの連結軸(11)及び関連するスライド(12)によって規定される面内に位置する凸状中間領域(37,38)を備えている、請求項 に記載のヒンジ。
  • 第1要素(8)の横断開き停止面(24)は、異形の側方閉じ停止面(25)によって延長されている、請求項 8〜10いずれか1項に記載のヒンジ。
  • 第1要素(8)の側方閉じ停止面(25)は、第2要素(9)の横断開き停止面(35,36)と相補的である、請求項 11に記載のヒンジ。
  • 第1要素(8)の側方閉じ停止面(25)と横断開き停止面(24)は、ヒンジの連結軸(11)および2つの横断開き停止面(24)と側方閉じ表面(25)の連結領域(28)によって規定される面に対して対称である、請求項 12に記載のヒンジ。
  • ヒンジ(6,7)の第2要素(9)は、側片(2)の第1フレーム部分(1)の背面に対する完全な倒れを許容するように配置された第1閉じ突起(40)と、第1要素(8)の肩部(42)に突き当たり、第2フレーム部分(3)の完全な倒れを妨げるように配置された第2突起(39)と、を備え、2つの突起(39,40)は、連結軸(11)及び対応するスライド(12)によって規定される面に対して実質的に対称状に配置されている、請求項 8〜13いずれか1項に記載のヒンジ。
  • 2つの要素(108,109)が、2つの直交する軸に対して互いに連結されている、請求項 8〜14いずれか1項に記載のヒンジ。
  • 一方の要素(108)は膝状部(150)を備え、他方の要素(109)は曲がり指状片(151)を備え、曲がり指状片は、直交する2つの軸回りに当該2つの要素の相対的な回動を行うように、膝状部(151)の貫通孔(159)に回動可能に装着されている、請求項 15に記載のヒンジ。
  • 说明书全文

    本発明の分野は眼鏡フレームに関する。

    眼鏡フレームは、正面部と、2つの側片と、からなり、側片は、正面部の側方の各湾曲部にヒンジにより連結されている。

    開き姿勢では、眼鏡の側片は、正面部の全体的な面に対して実質的に垂直に延びている。

    テレスコピックヒンジは、側片がこのような直を越えて開くことを可能とする。 テレスコピックヒンジは、このようなオーバー開き(overopening)により、フレームを鼻に装着した時により快適であり、また、フレームや側片が壊れたり変形したりするリスクを無くす。

    眼鏡フレームのテレスコピックヒンジは、一般に側片を頭部に付着させるスプリングを備えるものでありながら、オーバー開きを正確に許容する。

    テレスコピックヒンジは、一般に、連結軸上に組み立てられた2つの要素を備えており、それぞれ、正面部の湾曲部(正面要素)、側片(側片要素)、と一体化されており、側片要素は、より詳しくは、コアがそれ自身により側片を形成しない時には、その上に側片が形成されているコアとしての側片の中子と一体化されている。 また、側片が中子を備えていても、ヒンジを側片に直接固定してもよく、側片湾曲部とも称される側片の端部において固定が行われる。

    眼鏡フレームの側片と一体化された側片要素は、一方で、連結軸に装着され、他方で、コアあるいは側片自体と一体化されているシース内に装着されたスライドを備えている。 スライドのシース内でのスライド移動は、同様にシース内に延設されたスプリング、一般には圧縮スプリング、の作動に対抗してまた当該作動によって行われる。

    ヒンジの正面要素は、側片要素のシースの前方部位、ベースと称される、と協働する。

    現在の眼鏡フレームでは、側片が開き位置での停止において、テレスコピックヒンジの正面要素と側片要素のベースは、実質的に連結軸に平行しており、互いに当接する2つの平坦面(あるいは2対の平坦面)を介して協働する。

    言い換えると、2つのヒンジ要素は、眼鏡フレームの正面部の全体的な面に実質的に平行で、かつ、関連する側片の全体的な面に実質的に垂直の面にしたがって連結さている。

    眼鏡フレームの側片がヒンジの連結軸回りに、開き姿勢から閉じ姿勢へ回動すると、側片要素のベースの連結面が、正面要素の平坦な連結面に隣接するカム表面によって側片が突然倒れるまで、正面要素の連結面の内側領域の回りを回動する。

    このような回動条件では、ヒンジスプリングの圧縮は完全ではなく、戻り機能が幾分ルーズとなる。

    スプリングの全体のの効果を十分に用いることができないため、製造者はスプリングおよび他のヒンジ部分をオーバーサイズとすることとなっていた。

    出願人は、普遍性を備えるべく、多様なフレームデザインを考慮して、同じ性能でありながら、眼鏡ヒンジのサイズを小さくすることを試み、これによって本発明を提供することとなった。

    本発明は、眼鏡フレームに係り、当該眼鏡フレームは、正面部と、正面部を延ばすことで形成された2つの側方湾曲部と、2つのテレスコピックヒンジの連結軸により各湾曲部に連結された2つの側片と、を備え、各テレスコピックヒンジは、湾曲部と一体化された前側要素と、側片と一体化された側片要素と、を備えており、ヒンジの側片要素は、前側要素に連結され、スプリングの作動によりまた作動に対抗してシース内にスライド可能に設けられたスライドを備えており、前側要素と側片要素のシースは、側片の開き位置において、ヒンジの連結軸に実質的に平行する、少なくとも2つの相補的な横断(transversal)開き停止面により協働し、各ヒンジの2つの要素の開き停止面は異形であり、前側要素および側片要素の一方の要素の開き停止面は、凹状中間領域を有している。

    先ず、各ヒンジの2つの前側要素及び側片要素は、眼鏡フレームの側片の開き停止位置(opening
    rest position)において、連結(linking)の形成を通して協働する。 前記要素の一方の面が凹状中間領域を有する場合は、他方の要素の面は凸状中間領域を有する。

    この凹状領域から、前側要素の開き停止面が、それが関連する範囲で、関連する側片の端部に向かって傾き、該側片が閉じ方向へ回動する時に、その間に、2つの表面部分が互いに転動すなわち摺動し、2つの平坦表面の場合に比べて、ヒンジのスプリングが十分にバイアスされる。 スプリングの力の全体を用いることによって、スプリングを従来のものよりも小さくすることが可能となる。

    各ヒンジの正面要素及び側片要素の凹状領域及び凸状領域によって、関連する側片の開き停止位置は予め決定され変わることがない。 これらの領域は側片の中心領域(centring areas)である。

    好ましくは、側片要素の開き停止位置は凸状中間領域を備え、この凸状領域は、ヒンジの連結軸および関連するスライドによって規定される面内に位置する。

    本発明の眼鏡フレームの好ましい実施形態では、前側要素の横断開き停止面は、異形の側方(lateral)閉じ停止面によって延長されており、好ましくは、側片要素の横断開き停止面に対して相補的であり、有利には、ヒンジの連結軸及び2つの横断開き停止表面と側方閉じ停止表面の連結領域によって規定される面に対して横断開き停止面と実質的に対称である。

    さらに好ましくは、各ヒンジの側片要素は、側片の正面部の背面に対する完全な倒れを許容するように配置された第1閉じ突起と、正面部の肩部に対して当たると共に側片の完全な倒れを規制する第2閉じ突起と、を有し、2つの突起は、連結軸及び対応するスライドによって規定される面に対して実質的に対称状に配置されており、それによって、一方の側片にヒンジを装着し、これと同一のヒンジを他方の側片に対して上下となるように装着し、閉じ位置(closing position)において、第1側片は正面部に対して倒れ折り畳まれ、第2側片は第1側片に対して折り畳まれる。

    特許請求の範囲に記載された本発明は、2つの側片を備えた眼鏡フレームに係り、各側片はテレスコピックヒンジによって、眼鏡フレームの正面部に連結されている。

    正面部は、他のヒンジ、テレスコピックヒンジであってもよい、の回りで折り畳み可能であってもよい。

    側片は、他のヒンジ、テレスコピックヒンジであってもよい、の回りで折り畳み可能であってもよい。

    眼鏡フレームは、2つから5つのヒンジを備えていてもよい。

    このような条件で、出願人はさらにテレスコピックヒンジについて権利主張する。 眼鏡フレームのテレスコピックヒンジは、第1フレーム部分と一体化された第1要素と、第2フレーム部分と一体化された第2要素と、を備えており、ヒンジの第2要素は、第1要素に連結され、スプリングの作動によりまた作動に対抗してシース内にスライド可能に設けられたスライドを備えており、ヒンジの第1要素と第2要素のシースは、側片の開き姿勢において、ヒンジの連結軸に実質的に平行する、少なくとも2つの相補的な横断開き停止面により協働し、ヒンジの2つの要素の開き停止面は異形であり、2つの要素の一方の要素の開き停止面は、凹状中間領域を有している。

    ヒンジは単一の軸回りで連結された2つの要素を伴うもの、すなわち1自由度のものとして考えられる。 また、本発明のフレームに用いられるヒンジは、2自由度のものとして考えることもでき、2つのヒンジ要素は、2つの直交する軸回りに一方が他方に対して回動できるようになっている。 このような場合、これらのヒンジは、業界においてジョイント(joints)と呼ばれている。 この場合においても、本発明のヒンジの発明的要素は、上記で検討した自由度に関するものとなる。 したがって、ヒンジ連結軸の代わりに、ヒンジは、第1ヒンジ要素と一体化された膝状部を備えてもよく、膝状部には第2要素のスライドが曲がり指片によって連結されており、これによって、第2要素は、2つの直交する軸回りに膝状部に対して回動し、一方の軸は、スライドの曲がり指片を受け入れるように膝状部に形成された孔を通って延びている。

    本発明は、添付図面を参照しながら、本発明に係る眼鏡フレームの幾つかのテレスコピックヒンジについての実施形態に関する以降の説明を読むことでより明らかになる。

    図1は、従来の眼鏡フレームの上方から見た斜視図である。

    図2は、側片の開き姿勢における、側片のコアに装着された、本発明に係るフレームの一方のテレスコピックヒンジの斜視図である。

    図3は、図2のヒンジの長さ方向断面図である。

    図4は、図2のヒンジの側片要素のシースのベースの斜視図である。

    図5は、側片が中間閉じ姿勢にある時の図2のヒンジの斜視図である。

    図6は、ほぼ閉じ姿勢にある時の図2のヒンジの側面図である。

    図7は、本発明に係るフレームのヒンジの他の実施形態の断面図であり、側片は互いに倒れた姿勢にある。

    図8は、ジョイント(joint)と称されるヒンジに係る本発明の実施形態の斜視図であり、中間閉じ姿勢を示す。

    眼鏡フレームについて、図1を参照しつつ説明する。 眼鏡フレームは、一般に光学レンズを受け入れるための正面部1と、右側片2、左側片3と、を備えており、図示の例では、右側片2は正面部1の背面に対して折り畳んだ閉じ姿勢にあり、左側片3は正面部1によって概ね規定される面に対して実質的に垂直の開き姿勢にある。 正面部1は、2つの正面部側方湾曲部4、5によって実質的に垂直に横方向に延出しており、湾曲部において側片2、3が、いわゆるテレスコピックヒンジである2つのヒンジによって連結されている。

    テレスコピックヒンジ、例えば、左側のヒンジ7は、正面部湾曲部5と連結されている前側要素8と、側片3、より正確には、その上に当該側片が形成されている側片のコア10と連結されている側片要素9と、を備えている。

    2つのヒンジ要素は、前側要素8と一体化されている連結軸11に対して連結されている。

    2つの側片2、3のヒンジ6、7は、後に述べる1つの詳細を除いて同一であり、したがって、以下の詳細は単一のヒンジについてのみ言及する。

    側片要素9は、図3に示すように、連結軸11に連結されており、コア10と一体化されたシース13に装着されたスライド12を有している。 スライド12の連結端はリング14の形状を備えており、リングを通して軸11が延びるようになっている。 シース13は、前方において、シース13に装着されたベース15によって、スライドの連結端14にまで延びている。

    リング16をスライドの他端に装着した後で、この端部17は、特にリング16を保持するように変形される。 ベース15の後端19とリング16との間には、スプリング18、ここでは圧縮スプリング、が延びており、当該スプリングの作動によりあるいは作動に対抗してスライド12がシース13内をスライドする。 スプリング18の当てについて、スライドの端部の変形によるリングの停止に代えて、螺子付きスライド端部90(図7)、シース内でこの端部上のネジプラグ41、および、シース13の端部に装着された保持挿入体、例えば、螺子が形成されている、を用いてもよい。

    前側要素8は、当該要素を正面部湾曲部5に固定する固定用突片20を備えており、要素8は、後方に向かって、すなわち側片要素9に向かって延びており、リング14によって離間された2つの側方部位21、22を備えており、リング14は前記2つの側方部位の端縁に対して縮経(shrunk)している円筒状表面を備えている。 リング14には、連結軸11を受け入れるための孔26が穿設されている。

    図5に示すように、各側方部位は、横断(transversal)後側縁面24と上側縁面25を備えており、これらは共に連結軸11に対して実質的かつ全体として平行する特有の形状を有している。 各領域の横断後側縁面24は異形表面を備えており、本実施形態では、中間凹状領域27を備えている。 この凹状領域27から、前記表面は、側片要素9の端部、すなわち、側片3の端部に向かって、後方に傾斜している。 もちろん、2つの領域21、22の横断後側縁面24は、同じ共通の表面上に延びている。 各後側縁面24は、湾曲コーナ28を越えて、上側縁面25によって延長されており、上側縁面25は横断後側縁面24と同様に異形であり、また、連結軸11と、2つの横断縁面24と上側縁面25の連結コーナ28と、によって規定される面に対して縁面24と対称である。 2つの側部21、22の上側縁面25は同じ共通の面上に延びている。

    前側要素8は、当該要素を正面部湾曲部に固定するための形状を備えた突片20を有している。 正面要素は、異なる手段、例えば、接着、溶接、螺子止め等、で前面部湾曲部に一体化されるように設けてもよい。

    図4に示すように、ベース15は、固定平坦部29を備えた管状後側尾部19を介してシース13に装着されている。 尾部19に隣接している、小直方体状のベース30には、前側クラウン31が、前側要素8と協働するように形成されている。 クラウン31は、横断外形プロファイル、すなわち、外面32、及び内方の軸孔33において、概ね方形状を備えており、特有の前側縁面34を有している。 クラウンは、前側要素8の横断後側縁面24の異形に相補するような異形の2つの前側縁面35、36を有している。 よって、前側縁面35、36は、前側要素8の横断後側後方縁面24の凹状中間領域27に適合するための中間凸状領域37、38を備えている。

    異形の前側縁面35、36はクラウン31の外縁面にまで延びている。 凸状領域37、38は、全体的にヒンジの連結軸11およびスライド12によって規定される面内に配置されている。

    2つの異形の前側縁面35、36の間、外表面32と孔33との間に位置して、2つの閉じ突起(closing lug)39、40が延出している。 これらの突起は、シース13の軸に平行して延びており、一方の突起40は、前方に向かって先細状(tapered)に形成されている。 上側縁面25の側方の側部21、22の内側面は、内側に湾曲して互いに連結しており、前方に向かって先細となっていない突起39を保持する肩部42を形成する表面の近(nearly)球状部分によって面取りされた近(nearly)円筒状表面41を形成しており、前側突起40は、肩部42には当たらないようになっている。 肩部42は、内方円筒表面41によって湾曲隆起部43を形成している。

    ヒンジの構造について説明したので、次いでヒンジの作用について説明する。

    前側要素8の後側横断表面24と、側片要素9のベース15の前側横断表面35、36は、相補的な開き停止面である。 前側要素8の側方(lateral)上側面25と、ベース15の前側横断表面35、36は、相補的な閉じ停止面である。 開き停止姿勢において、前側要素の凹状領域27から、表面24は、側片の端部に向かって傾斜し、同様に、ベース15の凸状領域37、38から、表面35、36もまた、側片の端部に向かって傾斜する。 側片の閉じ方向への回動時に、表面35、36は、表面24上を転動(摺動)して、スプリング18を強くバイアスする。

    前側要素8、側片要素9の凹状領域25、27及び凸状領域37、38は、予め決定された不変の位置を備えた停止領域である。 開き時には、これらの領域は側片の中心領域(centring areas)である。

    図5〜7に示す例示の実施形態では、非先細閉じ突起(unshrunk closing lug)閉じ突起39が内側位置にある。

    よって、側片3が開き位置(図2、3)から閉じ位置(図6、7)に回動する時には、ヒンジ要素の横断縁面は、非先細突起39が肩部42に突き当たるまで、互いに転動し(図5)、したがって、関連する側片を、正面部に対して完全に畳まれている他の側片に対して、上下位置にあるベース15によって、畳むことを可能とし、先細閉じ突起40が肩部42に当たることがないようになっている。

    図5では、側片要素9は、オーバー開き位置にあり、前側先細閉じ突起40は、その内側面45、あるいはその前縁面44を介して、2つの側部21、22間に位置して、上側縁面25と反対側で延びる停止舌片45(図3)に対して突き当たっている。

    図6、7において、側片要素の閉じ位置では、閉じ突起39は、前側要素8の肩部42に対して当たっているので、正面要素の上側縁面25と、横断前側縁面35、36とは一方が他方にくっつくことがない。

    図8において、ジョイントは、2つの直交する軸の周りで2方向に回転可能な2自由度を備えた特別なヒンジとして表されている。

    フレームの正面に固定されている上述のヒンジ要素に対応する第1ヒンジ要素108は、スライド112とスプリング118とを備え、上述のヒンジの側片要素に対応する第2要素109に固定されている。 2つの要素108、109の連結(Linking)は、第1要素の膝状部(knee)150と、スライド112を延長した曲がり指状片151によって行われる。 この実施形態において、膝状部150は、凸状中間部153を備えた2つの異形側方表面156を有する要素のベース152に一体化される。 スライド112の曲がり指状片151は、2つの領域154、155間で延びており、当該領域は、これらが関する範囲で、凹状中間部位158を備えた異形表面157を有している。

    膝状部150は、中央貫通孔159を備えるように孔開けされており、当該孔には曲がり指状片151が延びている。 このようなジョイントは、2自由度を備えている。 1つは、第2要素109の側部154、155が、膝状部150の周辺を摺動する時に、孔159の軸に沿うものであり、もう1つは、第1のものに直交するものであり、図2〜6のヒンジに示すように、2つの要素の異形表面が一方が他方に対して摺動するものである。

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