Elastic hinge

申请号 JP52799995 申请日 1995-04-28 公开(公告)号 JP3135578B2 公开(公告)日 2001-02-19
申请人 オーベ・ヴェルク オーンマハト ウント バウムゲルトナー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト; 发明人 オットー レーネルト;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】一方の端面へ向かって開いている縦長のケーシングと、 少なくとも部分的に前記ケーシング内に配置されている、延長部及びヒンジ突起部を有する縦長のヒンジエレメントと、 ヒンジエレメントが引き出されると圧縮されるように、
    ケーシングの内部に配置されている弾性エレメントと、 を有する、眼鏡のつる部分に取り付けるための弾性ヒンジにおいて、 ケーシング(3)にロック可能に挿着できるロック部材であって、且つケーシングの端面側を閉鎖する、ケーシングの開口部の側を向いた端面(38)を有するロック部材(13)と、 案内面(19、21、23)を備え且つロック部材(13)を貫通している空所であって、当該空所内にヒンジエレメントがケーシング(3)の縦方向に案内面によって案内されて移動可能なように配置されている、当該空所と、 が設けられていること、及び 当該弾性ヒンジが眼鏡のつる部分に取り付けられた状態で、ロック部材(13)の前記端面(38)が、眼鏡の中間部分のヒンジにあるカムが転動するための走行面として用いられること を特徴とする弾性ヒンジ。
  • 【請求項2】ケーシングがほぼ一様な壁厚を有することを特徴とする、請求項1に記載の弾性ヒンジ。
  • 【請求項3】ケーシング(3)が底部(55)を備えていることを特徴とする、請求項1あるいは請求項2に記載の弾性ヒンジ。
  • 【請求項4】底部(55)がケーシング(3)と一体的に形成されていることを特徴とする、請求項3に記載の弾性ヒンジ。
  • 【請求項5】ロック部材(13;113;213)と弾性エレメント(7)とヒンジエレメント(11)とから、一つの取付ユニットが組み立てられ得ることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の弾性ヒンジ。
  • 【請求項6】ロック部材がヒンジエレメント(11)のための案内面を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の弾性ヒンジ。
  • 【請求項7】ケーシング(3)の空所(29)が、ロック部材に設けられたロック用突出部(27)のために、ケーシング(3)の底部(55)に設けられている、あるいはケーシング(3)の少なくとも一つの側壁に設けられている、あるいはケーシング(3)の蓋体に設けられていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の弾性ヒンジ。
  • 【請求項8】ロック部材(213)が湾曲部材として形成されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の弾性ヒンジ。
  • 【請求項9】ケーシング、ヒンジエレメント、弾性エレメント、及びロック部材が、予め組み立て可能な部材群であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の弾性ヒンジ。
  • 【請求項10】ロック部材がスナップ式ロックとして形成されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の弾性ヒンジ。
  • 【請求項11】ロック部材の長さがその高さよりも大きく、高さがその幅よりも大きいことを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の弾性ヒンジ。
  • 【請求項12】請求項1に記載の弾性ヒンジの製造のための方法において、ケーシング(3)及びロック部材(13)が金属材料から打ち抜かれる、あるいは成形される、あるいは打ち抜かれて且つ成形されることを特徴とする方法。
  • 【請求項13】請求項1に記載の弾性ヒンジの製造のための方法において、ケーシング(3)及びヒンジエレメント(11)が金属材料から打ち抜かれる、あるいは成形される、あるいは打ち抜かれて且つ成形されることを特徴とする方法。
  • 【請求項14】前記金属材料が、金属製、有利にはチタン製のニッケルを含まない帯状の材料であることを特徴とする、請求項12または請求項13に記載の方法。
  • 【請求項15】ヒンジエレメント(11)がロック部材(13)に組み込まれること、弾性体がヒンジエレメント(11)に差し込まれかつ固定されること、及び、ロック部材とヒンジエレメントとが共にケーシング内へ組み込まれ、それによってケーシング、ロック部材、及びヒンジエレメントから成る部材群が生じることを特徴とする、請求項12〜14のいずれか一項に記載の方法。
  • 【請求項16】ロック部材及びヒンジエレメントを組み込む前に、まずケーシングをつる部分に固定することを特徴とする、請求項15に記載の方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 本発明は、弾性エレメントと、ヒンジエレメントの少なくとも一部分とを収容するケーシングを有する、眼鏡のための弾性ヒンジに関する。

    ここで言及される種類の弾性ヒンジは、公知である。
    当該弾性ヒンジはケーシングを有し、ケーシング内にはばねエレメントが組み込み可能である。 当該ばねエレメントは、この弾性ヒンジと連結された眼鏡のつる部分が標準的な着用位置を越えて回動することを可能にし、且つ眼鏡のつる部分を予締め付けによって付勢する。 当該予締め付け力によって、前記つる部分が眼鏡着用者の頭に押しつけられる。 弾性ヒンジの製造にかなりの費用がかかることは、いくつかの場合に不都合であることがわかっている。 すなわち、ばねエレメントのために必要なケーシング内室を形成するために切削加工過程を必要とする。 この切削加工は、特にケーシングの寸法が小さいことにかんがみて、精密な作業を要求し、それ故に経費がかかる。 このようなケーシングの案内特性が常に十分であるとは限らないこともわかっている。 前記つる部分と連結されたヒンジエレメントが確実に保持されず、
    従って不安定であることが、起こり得る。 この不都合を回避するためには、比較的に高い構造上の経費を必要とする。

    さらに、中間部分のヒンジにあるカムがケーシングの端面で転動する、スナップ効果を有する弾性ヒンジの場合に、問題が生じる。 特に、この走行面の材料特性が、
    前記つる部分にケーシングをろう付けする際に大きな熱作用によって損なわれる。 このことによって、比較的に長く使用した後では、走行面がカムの圧力にもはや耐えられず、入り込む。 その時、もはや正確な転動を保障できない。

    それ故に、本発明は、一方でコスト安に製造可能であり、且つ他方でよい案内特性を特徴とする弾性ヒンジを構成することを課題とする。 さらに、比較的に長く使用しても走行面がよい転動特性を失わないことも課題とする。

    前記課題は、請求項1に記載された構成を有する弾性ヒンジによって解決される。 ヒンジエレメントのための案内部であるロック部材にして、ケーシングから独立した走行面を提供するロック部材を収容するためにケーシングが用いられることによって、一方では、ケーシングの構造が簡単になり、他方では、ヒンジエレメントのための安定した案内部と、ケーシング材料に依存せずに材料を選択しかつ特別の要求に適応することができる走行面とが生じる。

    さらに、前記課題は、請求項12に記載の構成を有する製造方法により解決される。 ケーシング、ロック部材及び(あるいは)ヒンジエレメントが単一の非常に格安の金属から打ち抜かれ且つ(あるいは)成形されることによって、製造が非常に簡単で且つコスト安である。 特に、高価な異形材、及びフライス盤での加工のような経費のかかる切削加工措置あるいは穿孔が完全に不要である。

    別の利点は、ケーシングが均等な厚さの材料から製造されるときに生じる。 すなわち、そのときケーシングの壁厚がほぼ等しく、それによって、例えばケーシングが誘導的に暖められる際に、比較的に薄い領域の補償が回避される。

    特に弾性ヒンジの次のような実施形態が有利である。
    すなわち、当該実施形態では、ロック部材が、ケーシングに組み込み可能な弾性エレメントとヒンジエレメントとともに、予め組み立て可能な取付ユニットとして形成されており、当該取付ユニットが、眼鏡のつる部分に取り付け可能なケーシング内に組み込み可能である。 従って、このように形成された弾性ヒンジの最終組み立ては簡単であり、従って低コストで実行可能である。

    弾性ヒンジの別の形態は、別の従属項に記載されている。

    本発明を、以下に図面をもとにして詳細に説明する。

    図1は、弾性ヒンジの第一の実施形態の縦断面図、 図2は、図1に示す弾性ヒンジの平面図、 図3は、図1に示すケーシングに挿着可能なロック部材の縦断面図、 図4は、前記ロック部材の正面図、 図5は、前記ロック部材の平面図、 図6は、弾性ヒンジの第二の実施形態の縦断面図、 図7は、図6に示す弾性ヒンジの下面図、 図8は、ロック部材の斜視図、 図9は、弾性ヒンジの別の実施形態の縦断面図、 図10は、図9に示す弾性ヒンジの下面図、 図11は、図9に示す弾性ヒンジの場合に使用されるロック部材の縦断面図、 図12は、図11に示すロック部材の下面図、 図13は、弾性ヒンジの別の実施形態の縦断面図、 図14は、図13に描かれた線A−Aによる横断面図、 図15は、図13に示す弾性ヒンジとの関連で使用されるロック部材の図式的な斜視図、 である。

    ここで言及される種類の弾性ヒンジは、眼鏡のつる部分を眼鏡の中間部分に固定するために使用される。 その際、通例、弾性ヒンジは前記つる部分に取り付けられており、ヒンジエレメントを有する。 当該ヒンジエレメントは、眼鏡の中間部分に付属するヒンジと協働し、前記つる部分を当該中間部分と枢着結合させる。 前記つる部分は、そのホームポジションから着用位置へ移動することが可能であり、当該着用位置を越えて開くことが可能である。 その際、弾性ヒンジの弾性エレメントによって戻し力が生じる。

    図1に示す、弾性エレメント1の第一の実施形態は、
    縦断面図で図示されており、深絞り加工または型押し加工において成形可能な材料、例えば金属から型押し加工によって製造されたケーシング3を有する。 当該方法の詳細な記述は図6との関連で行われる。 ケーシング3
    は、その下側部5が開いている。 ケーシング3内へは、
    コイルばねとして形成された弾性エレメント7が組み込まれており、当該弾性エレメント7は、ヒンジエレメント11の長くのびた延長部9に取り付けられている。 この場合に、当該延長部は長く延びたピンとして形成されており、当該ピンがコイルばねを貫通して突き出ており、
    当該ピンの端部が例えば押しつぶし加工によって、コイルばねのための支持体を形成するように広げられている。 当該コイルばね、つまり弾性エレメント7の反対側の端部は、ケーシング3に組み込まれたロック部材(Ve
    rschluβteil)13に支持される。 当該ロック部材を貫通してヒンジエレメント11が延びている。 ロック部材13はケーシング3によって完全に収容され、一方、ヒンジエレメント11は、ケーシング3の端面から突き出ているヒンジ突起部15を有する。 ヒンジ突起部15は、眼鏡の中間部分に設けられた中間部分のヒンジと協働する。 弾性エレメント7及びロック部材13は次のように寸法を定められている。 すなわち、ケーシング3の下側部5を越えて突き出ている部分はなく、むしろ滑らかな面が形成されるように寸法を定められている。 当該面によってケーシング3がつる部分の表面に支持され、かつ当該表面に固定される。 その際、ろう付けされることが有利である。

    ヒンジ突起部15は、それ以外のヒンジエレメント11と一体的に形成されている。 延長部9もその一部分であり、その結果、弾性ヒンジ1の製造のために必要な部品が最小限度にとどめられる。 コイルばねとして形成された弾性エレメント7が延長部9に嵌められ、且つ前記ばねがもはや簡単に取り外せないように延長部9の端部が広げられることによって、弾性エレメント7及びヒンジエレメント11が一つのユニットを形成する。

    ロック部材13がケーシングの下側部5と滑らかに面一になるので、ケーシング3がつる部分の表面に固定されているときに、ロック部材13の下側部も当該表面に面で支持される。 他方で、ロック部材13は、ケーシング3の端面の近くでケーシング3の内側面17に支持される。 従って、弾性ヒンジ1が組み立てられた状態で、ロック部材13の最善の取り付けが生じる。

    ロック部材は滑らかな内面19を有し、当該内面19にヒンジエレメント11が面で当接する。 この内面19は、ケーシング3の内部で弾性エレメント7の力に抗して移動可能に装着されたヒンジエレメント11のための第一の案内面として用いられる。 第二の案内面21は、ロック部材13
    がケーシング3の内部においてヒンジエレメント11を少なくとも領域的に取り囲み且つそれによって案内することによって、形成される。 第三の案内面23は、ヒンジエレメント11がロック部材13の別の内面に当接することによって形成される。

    ヒンジ突起部15は次のように寸法を定められている。
    すなわち、ヒンジ突起部15がストッパー肩部25によってケーシング3の端面に当接する。 ヒンジエレメント11
    が、初期応力を受けている弾性エレメント7に基づいて、ケーシング3の端面に抗して引っ張られるとき、ロック部材13が同様にストッパー肩部25のストッパー面に当接する大きさになるように、ロック部材13が形成されていることが有利である。

    ヒンジエレメント11がロック部材13を貫通して差し込まれており、且つ弾性エレメント7により初期応力によって付勢され、一方で、弾性エレメント7が延長部9の広げられた端部領域によってヒンジエレメント11に保持されるので、ヒンジエレメント11と弾性エレメント7とロック部材13とから構成される取付ユニットが生じる。

    当該取付ユニットは、図1に示されていない眼鏡のつる部分にケーシング3を例えばろう付けあるいは溶接により固定した後に、押し込まれる。 ロック部材13は、ロック部材の基体に弾性的に枢着されたロック用突出部27
    を有し、当該ロック用突出部27が、ここで図示された実施形態の場合には、ケーシング3の壁部に設けられ且つケーシング3の上側部に配置されている空所29に係合する。 適当な支持体31によって、ロック用突出部がケーシング3から押し出されすぎることが妨げられ、結局、ケーシング3の表面から突き出ることなしに空所29が完全に塞がれる。

    原理的には、空所29が単にケーシング3の壁部におけるくぼみであること、及び、ロック用突出部27がこのくぼみに係止され、それによってロック部材13がケーシング3の内部において保持されることも考え得る。 ここで図示された実施形態の場合には、空所29がケーシング3
    の壁部を完全に貫通している。 その結果、ロック用突出部27に外側から手が届き、ロック用突出部27をロック解除位置へ押しやることができる。 ロック用突出部27は、
    弾性腕部33を介してロック部材13の基体と結合されている。

    図2に示す平面図から、ヒンジ突起部15がケーシング3の端面35から突き出ており、且つケーシング3より幅狭に形成されていることがわかる。 当該図面には、ここでは単に模範的に四形に形成されており且つロック用突出部27を受容する空所29も示されている。 当該空所及びロック用突出部27の寸法は、ケーシング3の内部への汚れの侵入がロック用突出部27によって妨げられるように互いに調和させられている。 対応して、ロック部材13
    も、ケーシング3の端面35からの汚れの侵入が妨げられるように寸法を定められている。

    図3は、分解された状態でのロック部材13を示す。 明らかに、ヒンジエレメント11のための第一の案内面として用いられる内面19が認識可能である。 さらに、第二の案内面21及び第三の案内面23が認識可能である。 第二の案内面21及び第三の案内面23は、ヒンジエレメント11が実際的なあそびなしにロック部材13の内部で案内された状態になるように、第一の案内面と協働する。 それによって、ケーシング3の内部におけるヒンジエレメント11
    の最善の案内が生じる。

    図3には、図1をもとにして説明された弾性腕部33、
    ロック用突出部27、及び支持体31も図示されている。

    ロック部材13の内のり寸法は、上述のように、ヒンジエレメント11が実際的なあそびなしに案内された状態になるように、ヒンジエレメント11の寸法に適合させられている。

    図4に示されたロック部材13の正面図から、第二の案内面21と内面19との間に実用的な正方形断面をもつ貫通孔37が与えられていることがわかる。 当該貫通孔37は、
    (この領域において同様に正方形断面をもつように形成されていることが有利である)ヒンジエレメント11によって貫かれる。 図4には、第三の案内面23も示されている。 さらに、図4には、走行面(Laufflche)とも呼ばれる端面38が示されている。

    ロック部材13の形態は、ケーシング3の内部形状に適合させられる。 その結果、(弾性ヒンジ1の組み立てられた状態で)ロック部材13が下側面39によって眼鏡のつる部分の表面に支持される。 その際、ロック部材13の上側面41はケーシング3の内側面17に当接する。 一方で、
    側面43及び45がケーシング3の側壁に当接することが有利である。 従って、ロック部材13は、弾性ヒンジ1の組み立てられた状態で、ケーシング3によって実際的にあそびなしに固く保持される。

    結局、ロック部材13がヒンジエレメント11を全方向から取り囲み、その結果、上述の取付ユニットが形成されることが、図4からわかる。

    図5に示されたロック部材13の上側面14の平面図から、ロック用突出部27の幅をロック部材13の幅より小さくできることがわかる。 ロック用突出部27を保持する弾性腕部33は、一貫した材料ブリッジとして形成することができる。 しかし、少なくとも一つの幅狭の弾性腕部が設けられているか、あるいは、ここで図示された実施形態の場合のように主としてV字形の二つの弾性腕部33がロック用突出部27を柔軟に弾性的にロック部材13の基体と結合していれば、十分である。

    図1または図3に示すように、ストッパー斜面として形成された表面を有するロック用突出部27がいわばスナップ式ロックを形成し、当該スナップ式ロックによって弾性エレメント7とヒンジエレメント11とロック部材13
    とから成る取付ユニットがケーシング3の内部に確実に保持される。 ロック用突出部27は、弾性腕部33の弾性作用に基づいて空所29に保持される。

    ロック部材13と全く同様にヒンジエレメント11は、金属、特にニッケルを含まない金属、有利にはチタンから製造される。 それによって、一方では眼鏡着用者のアレルギー反応が防止され、他方では磨滅現象が最小限度にとどめられる。

    図6は、弾性ヒンジ101の別の実施形態の縦断面図である。 この場合にも、ケーシング3は、ヒンジエレメント11によって貫通されるロック部材13を受容する。 また、当該ヒンジエレメント11は、延長部9によって、この場合にもコイルばねとして形成されている弾性エレメント7を貫通する。 当該コイルばね、一方ではロック部材13に支持されており、他方では取り付けリング47に支持されている。 当該取り付けリング47は、延長部9に嵌められており、且つ例えば押しつぶしによりつくられる延長部9の拡幅部によって保持される。 弾性エレメント7は、初期応力を与えられた状態で延長部に取り付けられている。 その結果、ヒンジエレメント11は、ヒンジ突起部15がケーシング3のまたはロック部材13の端面35に抗して引っ張られるように、ロック部材13内へ引き入れられる。

    ケーシング3は、弾性エレメント7もロック部材13もケーシング3の下側部5から突きでないように形成されている。 従って、ケーシング3が眼鏡のつる部分に取り付けられる、例えばろう付けされると、ロック部材13がその下側面によって前記つる部分の表面と同一平面上で当接する。 他方、ロック部材13は、その上側面によってケーシング3の内側面17に当接する。 その結果、弾性ヒンジ101の組み立てられた状態で、ロック部材13が、ケーシング3の内部に確実に保持され、かつヒンジエレメント11のための案内部を形成する。 ヒンジエレメント11
    は、一方では、第一の案内面を形成するロック部材13の内面19に当接し、他方では、第二の案内面21に当接する。 当該第二の案内面21は、弾性エレメント7の取り付け領域の近傍に始まり、端面35の方へ向かって延在する。 当該端面の近くには第三の案内面23がある。 当該第三の案内面23は、第二の案内面21のように、内面19に対向する位置に配置されている。 第三の案内面23の距離は、第二の案内面21の距離よりも大きい。 なぜならば、
    ヒンジエレメント11が第三の案内面の領域においてより大きな高さをもつからである。

    ヒンジエレメント11が湾曲部材として製造されていること、すなわち、延長部9を形成する長く延びた針金部材から製造されており、当該針金部材が、ヒンジ突起部の領域に開口部を形成し、且つ第三の案内面23に当接するためにロック部材13の内部へ戻っていることが有利である。 ここで図示されたヒンジエレメント11は、特に低コストに実現可能である。 ヒンジエレメント11の別の製造方法は、図7に関連して説明される。

    図7に示す下面図により、取り付けリング47が弾性ヒンジ101のケーシング3の内面に当接し、それによって確実に案内されていることがわかる。 ロック部材13の側壁部がケーシング3の内側の側面に当接し、その結果、
    この場合にもケーシング3内でのロック部材13の確実な案内が与えられている。

    ここでは、ロック部材13が2つのロック用突出部27a
    及び27bを有し、これらのロック用突出部27a及び27bが弾性腕部33に柔軟に弾性的に取り付けられかつロック部材13の基体と結合されている。 当該ロック用突出部27a
    及び27bは、この場合にはケーシング3の側壁に設けられているケーシング3の空所29に係合する。 原理的には、この場合にも、ロック用突出部27a及び27bが係合するくぼみで十分である。 ここで図示された実施形態の場合には、空所29は側壁51を貫通している。 ロック用突出部27a及び27bの外面はケーシング3の外側面と面一になり、その結果、弾性ヒンジ101の視覚的な特性は決して損なわれず、かつ、ロック用突出部に手が届くままであり、ロック部材13の取外しが可能である。 ロック用突出部27a及び27bは、スナップ式ロックとして空所29に係合する。 弾性腕部33のロック力の補助のために、弾性エレメント7がロック用突出部27a及び27bの内側にも作用する。 その結果、ロック用突出部27a及び27bが外側へ空所
    29内へ押しやられる。 眼鏡のつる部分を拡げ過ぎた場合には、ケーシング3の縦方向において弾性エレメントの力に抗して移動可能に装着されているヒンジエレメント
    11が、ケーシング3の内部から引き出され、弾性エレメント7が圧縮される。 それによって、ロック用突出部27
    a及び27bのロック位置の方へ向かって作用する弾性力が高まり、その結果、弾性ヒンジ101の負荷にかかわらず、ケーシング3の内部におけるロック部材13の係留が確実に保証されている。

    図7に示す実施形態の場合には、ロック部材13の下側部が実用的に閉じられている。 単に2つのスリット53が設けられており、当該スリット53によって、ロック用突出部27をそれ以外のロック部材13と結合させる弾性腕部
    33が形成される。

    図8に、ロック部材113の軽度の変形例を示す。 当該ロック部材113は、下側部が開いていることを特徴とする。 この場合には、図8に図示されていないヒンジエレメント11は、一方では図6に示されている第二の案内面
    21と第三の案内面23とによって、他方では、眼鏡のつる部分の表面によって案内される。

    ロック部材113の下面の斜視図は、ロック用突出部27a
    及び27bの形態を特によく示している。 当該ロック用突出部27a及び27bの外面はほぼくさび形に形成されており、その結果、ロック用突出部が弾性腕部33によって外側へ押しやられている間じゅう、上述のスナップ式ロックが生じる。

    ロック部材113の下側面39は平坦に形成されており、
    その結果、当該下側面39が眼鏡のつる部分の表面に面で支持され、ヒンジエレメント11の最善の案内部を形成することができる。

    従って、図1及び図6をもとにして説明された弾性ヒンジは、特に以下の点では、すなわち、組み立てられた状態においてもロック部材のロック用突出部に外から手が届くままであるので、眼鏡のつる部分の表面にケーシング3を取り付けた後に、ヒンジエレメントと弾性エレメントとロック部材とからなる提供された取付ユニットをいつでも再び取り外し可能であるという点では、一致している。

    図9は、弾性ヒンジ201の別の実施形態を示す。 当該弾性ヒンジ201もまた、ケーシング3、ケーシングに組み込まれた弾性エレメント7、並びに同様にケーシング3の内部に配置されたヒンジエレメント11を有する。 当該ヒンジエレメント11は、一方では延長部9を有し、他方では延長部9と一体的に結合されたヒンジ突起部15を有する。 当該ヒンジエレメントは、この場合にも、ロック部材13の内部に延在し、当該ロック部材13がヒンジエレメント11を少なくともU字形に取り囲む。

    図10からわかるように、ケーシング3は、上述のケーシングとは異なり、底部55を備えている。 当該底部55
    が、弾性エレメント7とヒンジエレメント11とロック部材13とからなり且つケーシングの内部に組み込まれた取付ユニットを取り囲む。

    この場合にも、ロック部材13は、ケーシング3の空所
    29に係合するロック用突出部27を備えている。 ただし、
    この場合には、空所29が底部55に設けられており、その結果、眼鏡のつる部分に弾性ヒンジ201を取り付けた後は、ロック用突出部27にもはや手が届かない。 それによって、ケーシング3の内部は、塵埃及び、ろう付け過程においても生じる可能性があるその他の汚れから比較的によく守られる。

    この場合にも同様に、弾性エレメント7は、延長部9
    の最終成形により滑ってはずれることが妨げられている取り付けリング47によって、延長部9に確保されている。

    ヒンジエレメント11は、その下側面によって、底部55
    の内側面に面で支持される。 それによって、底部55が第一の案内面を形成する。 第二の案内面21は、弾性エレメント7の近傍に形成されており、第三の案内面23は、ケーシング3の端面の近傍に形成されている。 それによって、これ以外の実施形態の場合と同様に、ヒンジエレメント11が、最善の側方の案内も保証するようにヒンジエレメント11の寸法に適合させられた内側を有するロック部材13によって確実に案内されている。

    この場合には、ケーシング3の端面と、他方またストッパー肩部25を形成するヒンジ突起部15との間に、ケーシングの端面での汚れの侵入を妨げる閉鎖プレート57を設けることが可能である。

    図10に示す下面図より、ヒンジエレメント11がケーシング3より幅狭であることがわかる。 明らかに、ロック用突出部27の周囲を取り囲む空所29がケーシング3の壁部を完全に貫通していることもわかる。

    図11は、ロック部材13の縦断面図を示す。 この場合に、弾性腕部33がロック用突出部27をロック部材の基体と結合させていることが明らかにわかる。 当該弾性腕部は、スリット59によって分割されたロック部材の側壁領域によって形成されている。 当該図面から、ロック部材
    13が周囲を取り囲むパッド61を備え得ることがわかる。
    当該パッド61は、ケーシング3の端面の閉鎖のために用いられ、必要な場合には、図9に示されている閉鎖プレート57の代用をすることができる。 このような形態の場合には、ロック部材13がヒンジエレメント11の下側面に当接する当接面を形成し、且つヒンジエレメント11を特によく案内する。

    弾性腕部33は、その右の端部にストッパー斜面63を備えることが可能であり、当該ストッパー斜面63に対して弾性エレメント7が次のように作用する。 すなわち、付加的にこの場合には下方へ向かって働く、つまりロック用突出部27をロック位置へ押しやる締め付け力によってロック用突出部27が付勢されるように作用する。 (図9
    において左へ向かっての)ヒンジエレメント11の軸方向の運動によって、弾性エレメント7に作用している締め付け力が高められると、ケーシング3に付属の空所29でのロック用突出部27の係留が改善される。

    図12のロック部材13の下面図は、ロック用突出部27の幅をロック部材13のそれ以外の部分の幅よりも小さくできることを示している。 それに対して、パッド61はロック部材13の側方の境界線から突きでている。 その結果、
    ケーシング3の端面の閉鎖部が形成され、その際、それによって、走行面38がケーシングの端面でケーシングの横断面へより大きくなる。

    弾性ヒンジの第二及び第三の実施形態の場合には、同様に、ケーシングが、成形可能な材料、有利には深絞りに適している材料から製造されている。 ロック部材及びヒンジエレメントは、合成物質から製造することができる。 しかし、例えばチタンのように、ニッケルを含まない金属部材が使用されることが有利である。

    最後に、図13は弾性ヒンジ303の第四の実施形態を示す。 当該弾性ヒンジ303もまた、底部55を備えるケーシング3を有する。 ケーシングの内部には、弾性エレメント7、例えばコイルばねがある。 当該コイルばねは、ヒンジエレメント11の延長部9を越えてはめ込まれており、取り付けリング47と延長部の末端にある拡幅部とによって保持される。 取り付けリング47が第一の当接面を形成し、ロック部材213が第二の当接面を形成する。

    ヒンジエレメント11は、延長部9のほかにヒンジ突起部15を有する。 当該ヒンジ突起部15は、ケーシング3から突き出ており、また、ケーシング3の端面に当接するストッパー肩部25を形成するようにその寸法が選ばれている。 弾性エレメント7は、初期応力を与えられた状態にあり、その結果、ヒンジ突起部15がケーシング3の端面へ押しつけられる。

    ケーシング3の底部55は、この場合には貫通孔として形成されている空所29を有する。 当該空所29に、曲げられた薄板部材として実現されているロック部材213のロック用突出部27が係合する。 当該ロック部材213は、平方向に弾性エレメント7の力に抗して移動可能なヒンジエレメント11のための案内部として用いられ、且つ貫通孔65を有する。 当該貫通孔65の側壁部は、ここでヒンジエレメント11のための案内面を形成するように、延長部9の輪郭に適合させられている。

    ロック部材213はその上側面によってケーシング3の内側面17に面で当接し、且つ他方で底部55に当接する。
    その結果、ロック部材213の最善の取り付けが保証されている。

    図14は、図13に示された線A−Aによる横断面図である。 当該横断面図から、ロック部材213がその外面によって周囲でケーシング3の内面に当接し、従って確実に保持されることがわかる。 ヒンジエレメント11の、底部
    55の側の下側部に、ロック部材213の2つの側方腕部67
    及び69が延在する。 当該側方腕部67及び69の、ヒンジエレメント11の側を向いた内面がヒンジエレメント11のための案内面として用いられる。 ロック部材213の下側面3
    9はケーシング3の底部55に面で当接し、その結果、ここでもヒンジエレメント11の案内部が与えられる。

    最後に、図15は、図13及び図14に示されたロック部材
    213の図式的な原理図である。 側方腕部67及び69の互いの方を向いた内面がヒンジエレメント11の外側面に当接し、且つ案内面を形成することが明らかにわかる。 当該図には貫通孔65も図示されている。 当該貫通孔65を延長部9が貫通し、且つ当該貫通孔65の内面が当該延長部のための案内面を構成する。

    側方腕部67及び69は、ロック部材213をケーシング3
    内へ押し込んだ後に当該ロック部材を確実に保持するためのロック用突出部27のための弾性腕部として用いられる。

    前述の実施形態の場合と同様に、ヒンジエレメント11
    がヒンジ突起部15も延長部9も有しており、延長部9には弾性エレメント7が取り付けられている。 すべての実施形態の場合にヒンジエレメント11がそれぞれのロック部材を貫通するので、弾性エレメントとヒンジエレメントとロック部材とが、容易にケーシング3内へ組み込み可能な取付ユニットを構成する。

    ケーシング3が底部55を備えている実施形態の場合には、眼鏡のつる部分にケーシングを取り付ける前に、取付ユニットを最終的にケーシング3へ組み込むことができる。 その結果、弾性エレメントが予め組み立てられる部材群を構成する。 それから、ケーシング3が適当な方法で眼鏡のつる部分に固定される。 その際、弾性エレメント7の弾性特性に基づいて粘着法が有利である。 ケーシングと眼鏡のつる部分とのろう付けあるいは溶接による結合の場合には、取付ユニットがあとからケーシングへ組み込まれることが有利である。 それによって、ロック部材が、ロック部材の走行面の強度に不利な影響を及ぼす可能性のあるろう付けまたは溶接の熱にさらされないようにすることができる。

    図15に示すロック部材213の実施形態の場合には、側方腕部67及び69とロック用突出部27との間の移行領域に、図15に破線で示されたストッパー斜面71を設けることができる。 ロック部材213の、弾性エレメント7の側の腕部73が弾性力によって付勢されると、当該腕部73がストッパー斜面71の方へ押しやられる。 その結果、一方で、ロック用突出部27が下方へ、従ってそのロック位置へ押される。 従って、眼鏡のつる部分を押し過ぎて弾性エレメント7の締めつけ力が強くなると、ロック用突出部27のロック作用がストッパー斜面71によって強められる。

    図13から図15をもとにして説明された、弾性ヒンジ30
    3の実施形態は、ケーシング3の内部に確実に保持されるロック部材213を特に低コストで製造可能であることを特徴とする。 その際、ロック部材213の上側面41は、
    ケーシング3の内側面17に確実に当接し、一方、側方腕部67及び69の下側面39は、第一の案内面として用いられるケーシング3の内側面に面で当接する(図13参照)。
    ロック部材213がケーシング3内に確実に保持されるので、ロック部材213が薄板部材から形成されている、従って非常に低コストに製造され得るときにも、ヒンジエレメント11の最善の案内を保証することが可能である。

    弾性エレメント、ヒンジエレメント、及びロック部材から成る取付ユニットが、底部を有するケーシングへ組み込まれ、且つ底部にロック部材のロック用突出部のための空所が設けられているならば、取付ユニットは、眼鏡のつる部分にケーシングを取り付けた後にはもはや取り外すことができない。 なぜならば、ロック用突出部にもはや外から手が届かないからである。 弾性ヒンジが予め組み立てられた部材群として使用され、且つ全体として眼鏡のつる部分に取り付けられるならば、弾性ヒンジの組み立ての前には依然としてロック用突出部に手が届くままであり、その結果、そのときには取付ユニットをケーシングから取り外すこともなお可能である。

    すべての場合に、弾性ヒンジの簡単な構造にもかかわらず、前もって作り上げられた取付ユニットを眼鏡のつる部分に取り付けられたケーシングへ組み込み可能であることが保証されている。 その際、取付ユニットのロック部材は、一方では、ケーシングの内部での確実な保持を生み出し、他方では、ヒンジエレメントの最善の案内を保証する。 さらに、ロック部材は、次のような走行面、すなわち材料特性が最適であり且つその材料特性がろう付けあるいは溶接の際の焼み鈍しによって損なわれていない走行面を提供する。

    すべての場合に、簡単に製造され得る型押し部材をケーシングとして使用することができる。 その結果、弾性ヒンジをコスト安に製造可能である。 ロック部材が少なくとも3つの側でケーシングによって取り囲まれ、一方、第四の側が眼鏡のつる部分の表面によって閉ざされているので、汚れも、ラッカーあるいは研磨材も、弾性ヒンジの内部へ達することができない。 その結果、非常に高い機能性が保障されている。 従って、ケーシングの端面がロック部材によって実際的に気密に閉鎖されているので、また、ケーシングがその他の部分ではつる部分に面で支持されているので、特に大きな構造上の経費を必要とせずに、汚れから保護された弾性ヒンジが与えられる。 また、ヒンジエレメントのための案内部としてのロック部材が、弾性エレメントのための構造上の経費を簡素化し、かつ製造コストを下げる。

    既に述べたように、ケーシング及びヒンジエレメントは、打ち抜き技法及び成形技法によるわずかなプロセス・ステップだけで、単一な帯状金属からコスト安に製造される。 切削加工する製造ステップは、もはや必要ない。

    上述のロック部材13もまた、ケーシング及びヒンジエレメントと同様の方法で、帯状金属から製造することが可能であり、その際、打ち抜き技法及び型押し技法または曲げ技法を用いることが有利である。 この場合も、ニッケルを含まない金属、例えばチタンを使用することが有利である。

    打ち抜き技法及び成形技法の寸法安定性が(従来の切削加工する技法に比べて)小さいことは、ここで取り扱われるケースでは、ロック部材の投入によって効果的に補償可能である。

    以上の記載から明らかなように、上記の部材の製造は、非常に簡単であり、それによってきわめてコスト安に実施可能である。 ケーシングあるいはヒンジエレメントを切り取るための高価な異形材は不要である。 この切り取られた異形材部品のそのあとの切削加工も行わないことが、上記の製造方法によって、可能である。

    さらに、図1から図15をもとにして説明された弾性ヒンジは、弾性エレメント及びロック部材とともに取付ユニットを構成するヒンジエレメントを、全体として容易にケーシングに挿着可能であり、且つ、ロック部材がスナップ式ロックとして形成されているので確実に係留可能であることを特徴とする。 当該取付ユニットの採用によって、弾性ヒンジの組み立てをコスト高にするなんらかの別の固定措置を必要とせずに、ロック部材がケーシングにロックして係止される。

    ヒンジエレメントがロック部材によってあらゆる方向で案内されるので、簡単な組み立てにもかかわらず、ヒンジエレメントの非常に厳密な案内が達成される。 図8
    に示されているロック部材の実施形態の場合にも、ロック部材がヒンジエレメントをU字形に取り囲み、且つ弾性ヒンジが固定されているつる部分の表面にロック部材が面で案内されていることによって、ヒンジエレメントのあらゆる方向の案内が達成されている。 従って、この場合にもロック部材がヒンジエレメントのあらゆる方向での案内をもたらす。

    ロック部材の特別の形態が、特によい案内をもたらす。 すなわち、この部材の長さL、高さH、及び幅Bについて、寸法条件、L>H>B、が有効である。 この寸法設定によって、一方では、取り付けられたケーシングにロック部材を確実に係留することが保証される。 従って、完成した弾性ヒンジにおけるロック部材のあそびのない取り付けが生じる。 他方で、まさに弾性ヒンジにおけるロック部材のこの確実な係留がヒンジエレメントの非常によい案内を生じ、当該ヒンジエレメントが、ロック部材の内部であそびなく案内されている。

    従って、弾性ヒンジが、取付ユニットをカチンと嵌めるだけでよい、非常に低価格で製造可能なケーシングを有するにもかかわらず、他の方法では非常に大きな製造コストをかけなければ達成できない優れた技術的な特性が生じる。

    弾性ヒンジのためのコスト安の製造の可能性は以下の理由から生じる。 すなわち、ロック部材の特別の形態に基づいて弾性ヒンジにおける特有の案内装置を放棄することができる。 また、さらに、ヒンジエレメントをケーシングの内部に保持するまたは固定する慣例のロックエレメントも無くすことができる。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−209719(JP,A) 特開 平2−304415(JP,A) 実開 昭61−201026(JP,U) 実開 平3−127309(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) G02C 5/22

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