眼鏡フレーム用伸縮式ヒンジ

申请号 JP2015500895 申请日 2013-03-19 公开(公告)号 JP2015511030A 公开(公告)日 2015-04-13
申请人 デラモア,ドミニク; ロディ,オリビエ; ミクリタリアン,アレイン; シェーン,リチャード; 发明人 デラモア,ドミニク; ロディ,オリビエ; ミクリタリアン,アレイン; シェーン,リチャード;
摘要 伸縮式ヒンジ(7)は、フレームの前面に沿って伸長する側部スタッドと接合されることを意図され、かつ、第1締結手段(12,40)を有する前面要素(10)と、前記フレームの対応する分岐部と接合されることを意図され、かつ、第1締結手段(12,40)と協働して前面要素(10)を分岐要素(20)に 接触 して保持することができる第2締結手段(25)を有する分岐要素(20)とを備える。伸縮式ヒンジ(7)は、前記第1(12,40)および前記第2(25)締結手段それぞれと協働することができる中間締結手段(30)を更に備える。【選択図】図4
权利要求

フレーム(1)の前面(2)の伸長部である横ラグ(3)にしっかりと接続されることを意図され、かつ、第1締結具(12,40)を備える前面要素(10)と、前記フレーム(1)の対応するテンプル(5)にしっかりと接続されることを意図され、かつ、第1締結具と協働して前面要素(10)をテンプル要素(20)に接触して保持することができる第2締結具(25)を備えるテンプル要素(20)と、を備える眼鏡フレーム(1)用伸縮式ヒンジ(7)であって、前記第1締結具(12,40)および前記第2締結具(25)の両方と協働することができる中間締結具(30)を更に備える、眼鏡フレーム(1)用伸縮式ヒンジ(7)。テンプル要素(20)が、前面要素(10)に接合され、かつ、ばね(24)の作用に対しておよびそのもとでスライドするように嵌合されるスライダー(23)を備える、請求項1に記載の伸縮式ヒンジ。中間締結具が少なくとも1つの穴(32)を備えているので、第2締結具(25)は前記穴(32)に挿入可能なフックの形状をなす、請求項1または2に記載の伸縮式ヒンジ。中間締結具が少なくとも1つの穴(34)を備えているので、第1締結具(12,40)は、前記中間締結具(30)の穴(34)と重なり合い、かつ、保持要素(40)の作用のもとで前記穴に接触して保持することができる穴(12)を備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の伸縮式ヒンジ。保持要素(40)がねじ切りされ(threaded)、かつ、中間締結具(30)の穴(34)が少なくとも部分的にねじ切りされる(tapped)ことにより、ねじ込みによって互いに協働することができる、請求項4に記載の伸縮式ヒンジ。保持要素(40)のねじ切り部分(41)が、前記穴(34)に対して非垂直に中間締結具(30)の穴(34)に導入可能であるように構成される、請求項5に記載の伸縮式ヒンジ。中間締結具(30)が、第1締結具(12,40)および第2締結具(25)それぞれと協働可能な2つの穴(32,34)を備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の伸縮式ヒンジ。中間締結具(30)の穴(32,34)が隣接し、かつ、連通している、請求項7に記載の伸縮式ヒンジ。中間締結具(30)が、穴(32,34)を画定する2つの環状部分(31A,31B)を備える一体部(31)の形状をなす、請求項7または8に記載の伸縮式ヒンジ。2つの横ラグ(3,4)によって伸長される前面(2)と、2つのヒンジ(7,8)の旋回軸を中心として横ラグ(3,4)に接合される2つのテンプル(5,6)とを備える眼鏡フレーム(1)であって、2つのヒンジのうち少なくとも1つが請求項1〜9のいずれか一項に記載の伸縮式ヒンジ(7)である、眼鏡フレーム(1)。

说明书全文

本発明は、眼鏡フレームに関するものである。

眼鏡フレームは、一般に、2つの横ラグによって伸長される前面と、2つのヒンジの旋回軸を中心としてラグに接合される2つのテンプルとを備える。各ヒンジは、横ラグにしっかりと接続される前面要素と、対応するテンプルにしっかりと接続されるテンプル要素とを備え、これら2つの要素は前記ヒンジの旋回軸に接合される。

ヒンジの旋回軸は、前面に対して実質的に平行である。故に、対応するヒンジの旋回軸を中心として回転することによって、各テンプルは、それが結合される横ラグに対して連続して2つの位置を取り得る。開放位置として知られている第1の位置において、テンプルはラグの伸長部であり、前面の全面から実質的に直に伸長し、それによりフレームの着用を可能にする。閉鎖位置として知られている第2の位置において、テンプルは前面に対して実質的に平行であり、前記前面にぴったりと付けられ、それにより眼鏡フレームの容積を低減する。

テンプルがその開放位置に対応する直角を超えて開放可能であるために、各ヒンジは伸縮式であってもよい。テンプルのこのような「過剰開放(over−opening)」によって、フレームを鼻の上に置いたときの快適性が大きくなり、更に、フレームおよびテンプルが破損または変形してしまう危険性を防ぐ。

一般的に、このような伸縮式ヒンジは、一方ではヒンジの旋回軸に、他方では対応するテンプルに(またはテンプルが形成されるコアに)しっかりと接続されるスリーブに嵌合されるスライダーを備える。このスライダーは、ばね(一般には圧縮ばね)の作用に対しておよびその作用のもとでスリーブ内にスライドすることができ、また、前記スリーブ内に伸長する。故に、このばねにより、ヒンジの過剰開放を正確に可能にしつつ、テンプルを着用者の顔にぴったりと付けることができる。

このような伸縮式ヒンジの前面要素とテンプル要素とを共に締結するために、テンプル要素(より詳細には前面要素側に位置するスライダー端部)および前面要素の両方に、互いに協働することができる締結具を装備することが既に知られている。これらの締結具は、互いに対して垂直に配置されるフックまたはハトメの形状、またはより一般的にはヒンジの旋回軸を中心として回転することができる任意の形状であってもよい。

しかしながら、このタイプの既知のヒンジの第1締結具は横ラグ側に位置するため、このように装備されるフレームは、閉鎖位置においてかなりのスペースを占有し、かつ、このラグは一般にブランドロゴが位置するフレームの最も目につく部分であるにもかかわらず非常に目立つという欠点を有する。

更に、このようなヒンジの第2締結具が圧縮ばねに直接接続されるため、前記ヒンジを除去するのは特に困難であり、その過程でばねが紛失する危険性がかなりある。

本発明の目的は、上述のような伸縮式ヒンジの除去およびあり得る再装着を容易にし、それと同時に、前記ヒンジがしっかりと接続される横ラグが十分な量のスペースを占有し、かつ、十分に目立ち過ぎないようにするのを助けることである。

この目的のために、本発明によれば、フレームの前面の伸長部である横ラグにしっかりと接続されることを意図されかつ第1締結具を備える前面要素と、前記フレームの対応するテンプルにしっかりと接続されることを意図され、かつ第1締結具と協働して前面要素をテンプル要素に接触して保持することができる第2締結具を備えるテンプル要素と、を備える眼鏡フレーム用伸縮式ヒンジは、前記第1締結具および前記第2締結具の両方と協働することができる中間締結具を更に備えるという点において優れている。

故に、本発明によれば、中間締結具を引き抜くことによってヒンジを容易に除去(再装着)することができ、例えば、この中間締結具を、最初に(前面要素の)第1締結具から引き抜き、次いで(テンプル要素の)第2締結具から引き抜く。このように、ばねに作用する応は、テンプル要素および前面テンプル要素を分離している間中制限され、これにより、ヒンジを容易に除去(または再装着)することができる。

更に、中間締結具によって提供される設計の融通性により、必ずしもフックまたはハトメの形状ではない第1締結具を提供することが可能となり、これにより、ヒンジがしっかりと接続されることを意図した横ラグにより占有されるスペースを制限することができ、かつ、前記ラグを目立たないようにするのに役立ち得る。

本出願において、出願人は、テンプルを眼鏡フレームの前面に接続する装置を示すのに通常使用される用語「ヒンジ」を使用している。明らかに、何らかの種類の制限がこの用語にかからざるを得ない場合、本発明を完全に理解するために、用語「ヒンジ」に代わるのは用語「関節」である。

前記テンプルが過剰開放位置に達するように、横ラグと中心としてテンプルを旋回させるために、テンプル要素は、前面要素に接合され、かつ、ばねの作用に対しておよびそのもとでスライドするように嵌合されるスライダーを備えることができる。

中間締結具が少なくとも1つの穴を備える場合、その特定実施形態による第2締結具は、前記穴に挿入可能なフックの形状である。

更に、中間締結具が少なくとも1つの穴を備える場合、かつ、横ラグにより占有されるスペースを制限するために、第1締結具は、前記中間締結具の穴と重なり合い、かつ、保持要素の作用のもとで前記中間締結具に保持されることができる穴を備えていてもよい。

有利には、ねじ込むことによって互いに協働することができるように保持要素をねじ切りし(threaded)、かつ、中間締結具の穴を少なくとも部分的にねじ切りする(tapped)ことにより、中間締結具の穴に沿って締結具がスライドするのを防ぎ、故に、前記中間締結具によって第1および第2締結具が互いにより強固に保持される。

好ましくは、保持要素のねじ切り部分は、前記穴に対して非垂直に中間締結具の穴に導入可能であるように構成される。保持要素の導入はオフセットであるため、前面要素に接合されるスライダーがスライド式に嵌合される作用に対しておよびそのもとに、ヒンジの伸縮機能を遂行する手段(例えば、ばね)は予応力を受け得る。

好ましい実施形態によれば、中間締結具は、第1締結具および第2締結具それぞれと協働可能な2つの穴を備える。

最初に中間締結具の穴に挿入される締結具の挿入を容易にするために、中間締結具の穴は隣接し、かつ、連通していてもよい。

本発明による中間締結具は、穴を画定する2つの環状部分を備える一体形状であるのが有利であり、それにより、その製造および伸縮式ヒンジの除去および再装着中の取り扱いが容易になる。

本発明はまた、2つの横ラグによって伸長される前面と、2つのヒンジの旋回軸を中心として横ラグに接合される2つのテンプルとを備える眼鏡フレームに関し、これは2つのヒンジのうち少なくとも1つが上記実施形態のいずれかによる伸縮式ヒンジである点において優れている。

添付図面の図は、本発明の実施方法を明確に例証するものである。これらの図において、同一の参照番号は同様の技術要素を示す。

図1は、従来技術によるメガネフレームの斜視図である。

図2は、図1における眼鏡フレームのテンプルおよび伸縮式ヒンジの斜視図である。

図3は、本発明の特定実施形態による伸縮式ヒンジの斜視図である。

図4は、図3における伸縮式ヒンジの分解斜視図である。

図5は、図3における伸縮式ヒンジの長手方向断面図である。

図6は、本発明の特定実施形態による中間締結具の斜視図である。

図7は、図6における中間締結具のプロファイルである。

図8は、本発明による第1締結具を備えた前面要素の斜視図である。

図9は、図8における前面要素のプロファイルである。

図1に概略的に示される眼鏡フレーム1は、従来技術構成の例であり、左横ラグ3および右横ラグ4によって両側において横方向に伸長される光学レンズをおおむね受容するための前面2を備える。フレーム1はまた、左ヒンジ7の旋回軸を中心として左横ラグ3に接合される左テンプル5と、右ヒンジ8の旋回軸を中心として右横ラグ4に接合される右テンプル6とを備える。

左テンプル5は2つの端部、すなわち、着用者の顔に適合するよう成形される自由後端部5Bと、前記左テンプル5がラグ3に接合されることを意図した前関節端部5Aとを含む。右テンプル6も同様に2つの端部、すなわち、左テンプル5の後端部5Bに相補的な、着用者の顔に適合するよう成形される自由後端部6Bと、前記右テンプル6がラグ4に接合されることを意図した前関節端部6Aとを含む。

左ヒンジ7および右ヒンジ8は、同様の形状および組成の伸縮式ヒンジである。故に、以下では、左ヒンジ7のみを説明する。

左ヒンジ7の旋回軸は、左横ラグ3および左テンプル5に対して実質的に垂直である。このように、伸縮式ヒンジ7の旋回軸を中心として回転することによって、テンプル5は、一方では、開放位置(テンプル5が、それと結合される横ラグ3の伸長部であり、前面2の全面から実質的に直角に伸長する)、または、他方では、閉鎖位置(テンプル5が、前面2に対して実質的に平行であり、前記面にぴったりと付けられる)を取り得る。図1に示されるサンプルフレームにおいて、左テンプル5は開放位置にあり、一方、右テンプル6は閉鎖位置にある。2つのテンプルが開放位置にあるとき、フレーム1はその着用者の頭部を包囲することによって着用されるようにセットアップされる。2つのテンプルが閉鎖位置にあるとき、フレーム1はよりコンパクトである。

図2は、左テンプル5に接続される左ヒンジ7をより詳細に示している。ヒンジ7は、右横ラグにしっかりと接続されるよう意図した前面要素10と、右テンプル5にしっかりと接続されるテンプル要素20とを備える。故に、右ヒンジ7は、右横ラグの右テンプル5の前端部5Aへの連結を可能にする。

ヒンジ7が伸縮機能を遂行するために、テンプル要素20は、スリーブ22にスライド式に嵌合されるスライダーを備えている。このスライダー23(図3により詳細に示されており、この図には図2のスリーブ22は示されていない)は、旋回軸(図示せず)を中心として前面要素10に接合される。スライダー23は、テンプル5の端部5A側に配置されるばね24の作用に対しておよびそのもとにスリーブ22内部に移動することができる。この圧縮ばね24により、テンプル5は横ラグ3にぴったりと付けられ、一方、前記テンプル5は一定の距離で90°を超える角度で前面2の全面から離れることができる。

別の実施形態によれば、例えば文献FR1002908に教示されるように、ばね24は、スリーブ22の拡大部分において、テンプル5の端部5B(開放端部として知られている)に配置され、それにより、このばね24が離れ、ヒンジ7の重量がテンプル5全体にわたってより良好に分配されて、フレーム1の着用者の快適性を向上させる。

全ての場合、テンプル5の開放位置から始まり、スライダー23は、テンプル5の自由端部5Bの方向にヒンジ7に向かってスリーブ22内に移動させられる。移動させられると、スライダー23はばね24の圧縮を引き起こし、テンプルをその開放位置に対応するテンプル5の角度に対して一方向または他の方向に配向させる。テンプルが閉じたまたは開いた状態で静止しているとき、スライダー22が前記ばね24の作用のもとに他の方向へスライドすると、ばね24は解放される。

この構成により、ヒンジ7は、上述の開放位置および閉鎖位置に加えて、「過剰開放」位置として知られている位置を取ることができ、この位置において、テンプル5は、前面2の全面に対して、実質的に直角(開放位置に対応する角度)を超える角度で伸長する。

本発明によれば、前面要素10は、穴12が上に作成される一体部11を備え、前記穴は保持要素40と協働して第1締結具として作用する。

更に、テンプル要素20は、それ自体が第2締結具として作用するフック25(例えば、スライダー23の伸長部を形成する)からなり、このフック25は、中間締結具30により前述の第1締結具と協働することができる。

更に、前面要素10側に位置する端部21Cがテンプル要素20側に位置する一体部11の端部11Cに対して相補的な形状を有する一体部21をこのテンプル要素20が備えていることに気付くであろう。

中間締結具30は、図6および図7により詳細に示されている。中間締結具30は、まさに一体部31に形成され、おおむね馬型である。この一体部31は、第1穴32を画定する第1環状部分31Aと、第2穴34を画定する第2環状部分31Bとを備える。環状部分31Aおよび31Bは、一方では、穴32および34が第1開口部33により隣接して連通し、他方では、第2穴34が第2開口部35により外側に開いているように配置される。

保持要素40に関しては、前面要素10の穴12および中間締結具30の第2穴34の両方に挿入するのに適する長さおよび直径を有するピンの形状をなす。

更に、前面要素10の一体部11(図8および図9により詳細に示されている)は、第1締結具が配置される第1部分11Aと、横ラグ3側に位置する第2部分11Bとを備える。穴12の軸に実質的に直行する方向に、一体部11は、中間締結具30の2つの分岐部31Dおよび31Eが通るための2つの穴11Dおよび11Eを備えており、前面要素10およびテンプル要素20が接合されるときにフック25の端部が配置され得る空洞11Fを伴う。

図4で分かるように、フック25は、中間締結具30の第1穴32に容易に挿入され、第2開口部35、第2穴32および第1開口部33を連続して通過することができる。次いで、フックは、一体部31の閉鎖端部31Cにより穴32内に固定される。

その後、フック25と協働しない中間締結具30の部分は、2つの分岐部31Dおよび31Eにて、前面要素10の2つの穴11Dおよび11E内部に挿入され、それにより前記フック25が空洞11Fに到達することができる。この位置において、中間締結具30の第2穴34は、前面要素の第1締結具における穴12と重なり合う。

よって、前面要素10およびテンプル要素20は支え合って互いに締結されるので、保持要素40を、まず穴12、次いで第2穴34を通して挿入することができる。この位置において、保持要素40は、中間締結具30と第1締結具(穴12および保持要素40によって形成される)との間の相対位置を維持する。

したがって、中間締結具30は、一方では第1締結具(穴12および保持要素40)に接触して保持され、他方では、第2締結具(フック25)に接触して保持される。その結果、第1締結具および第2締結具それぞれと協働することができるその2つの穴により、中間締結具30が、テンプル要素20に接触して前面要素10を保持することを可能にする。

更に、伸縮式ヒンジ7を適合するための上述の手順が、特にばね24に作用する応力を制限する中間部品として中間締結具3が追加されるために、特に容易であることが判明する場合、前記ヒンジの除去は、まさしく同様に簡単である。実際、この伸縮式ヒンジ7を除去するには、保持要素40を穴12から引き抜き、次いで中間締結具30を穴11Dおよび11Eから引き抜き、次いで、前記中間締結具30をフック25から引き抜くだけでよく、ここでもばね24に作用する応力が制限される。

保持要素40を形成するピンをねじ切りし(threaded)、一方で中間締結具30の穴34も相補的にねじ切りする(tapped)ことによって、保持要素40および中間締結具30の穴34はねじ込みにより互いに協働し、それらの相対位置を固定するという利点を付与することに気付くであろう。この場合、ピン40の本体41に位置する前記ピンのねじ切り部分は、この孔34に対して非垂直に中間締結具30の前記第2穴34に導入され、それにより、伸縮式ヒンジ7が適合されるとすぐにばね24に予応力がかかるように構成されていてもよい。

全ての場合、保持要素40は第2穴34にねじ込まれる必要があるので、前記保持要素40は、前記第2穴34それ自体によって固定される。この手段40を引き抜く唯一の方法は、自発的にスクリュードライバーを使用して前記手段をねじ戻すことであり、ねじ込み力は、前記穴34を緩めるべく、ピン40の本体41上の第2穴34によって発揮される圧力を上回る必要がある。

実質的に円筒形であるピンの本体41が円錐部42で終端してもよいことにも気付くであろう。更に、ピン40の本体41は、より詳細には、倒立円錐状筒体の形状であってもよく、これは基部の直径が、ねじ切り部分と接触している反対端部の直径よりも大きいことを意味する。よって、ピン40が完全にねじ込まれると、第2穴34は、本体41の円錐性質のために前記ピン40の基部42と接触し、前記ピン40をねじ戻そうとする動きに対して反推力を発揮する。故に、この場合、第2穴34が適所にくると、保持要素40(ピン)を紛失する危険性がもはやなくなるため、ピン40を完全にねじ込む必要がないことが理解される。倒立円錐筒体としての本体41の形状が必ずしも強制ではないことが分かるであろう。

中間締結具30の第2穴34の縁部を斜めに機械加工することができ、それにより、ピン40の本体41が、前面要素10におけるそのハウジングの底部に向かって前記中間締結具30を動かし、それによりここでもテンプル側関節のばね24を延伸させることによって前記穴34に入ることができることにも気付くであろう。

図6および図7における中間締結馬蹄形状30は、2つの穴32および34を有し、これらの穴は開放している、つまり、互いから切り離されていない。フック25およびピン40を受容するためのこのような閉鎖した穴を有する馬蹄形状は実現可能であろう。このような実施形態は、作成するのが非常に容易であると共に、非常に効果的である。この場合、ねじ切りはピン40の頭部には形成されず、本体41の頭部に隣接する部分、円錐体の頂部(1つある場合)に形成されることに気付くであろう。

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